JP2020137908A - 吊金具 - Google Patents

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朋宏 小河原
Tomohiro Ogawara
朋宏 小河原
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】壁などに吊り下げる対象物品の脱落の抑制を簡便な構造で安価な吊金具により図ること。【解決手段】対象物品に取り付けられる取付片11と、取付片11を取り付けた状態で対象物品から離れて配置されるように取付片11に連結され、壁などに設けられたショルダスクリュを係止する係止片12と、係止片12に形成され、ショルダスクリュの頭部を挿通状態として、頭部よりも小さな寸法の首部に上下方向に係止して、頭部と軸方向に係止する係止穴と、を備え、係止穴120は、ショルダスクリュの頭部の直径よりも大きな寸法の挿通用穴部121と、挿通用穴部121の上方に配置され係止用穴部123と、上下方向で挿通用穴部121と係止用穴部123とを連通する連通用穴部122と、連通用穴部122と並列に設けられ、上下方向で挿通用穴部121と係止用穴部1223を区画する区画片124と、を備える吊金具10とした。【選択図】図3A

Description

本開示は、吊金具に関するものである。
吊金具により壁に吊り下げた額縁などが壁から外れないようにすることは重要である。そこで、従来、額縁などに取り付けた吊金具が、壁側の引っかけネジから容易に外れないようにした吊金具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の吊金具は、引っかけ金具に板状のロックスプリングが付加され、引っかけネジを、引っかけ金具に一旦引っかけると、引っかけネジから外れる方向に引っ掛け金具が移動するのがロックスプリングで規制される構造となっている。
特開2000−245602号公報
しかしながら、上述の従来技術では、吊金具としての引っかけ金具の他にロックスプリングが必要であり、部品点数が多くなり、コストアップを招く。
本開示は、上述の問題点に着目したもので、壁などに吊り下げた物品の脱落の抑制を簡便な構造で安価な吊金具により図ることを目的としている。
前記目的を達成するために、本開示の吊金具は、吊り下げる対象物品に取り付けられる取付部と、前記対象物品に前記取付部を取り付けた状態で前記対象物品から離れて配置されるように前記取付部に連結され、前記対象物品を吊り下げる部位に設けられた係止部材を係止する係止部と、前記係止部に形成され、前記係止部材の先端部を挿通状態として、前記係止部材の先端部よりも小さな寸法の軸部に上下方向に係止して、前記先端部と前記係止部材の軸方向に係止する係止穴と、を備える。
さらに、前記係止穴は、前記係止部材の前記先端部の直径よりも大きな寸法の挿通用穴部と、前記挿通用穴部の上方に配置され係止用穴部と、上下方向で前記挿通用穴部と前記係止用穴部とを連通する連通用穴部と、前記連通用穴部と並列に設けられ、上下方向で前記挿通用穴部と前記係止用穴部とを区画する区画部と、を備える。
そして、前記係止用穴部の上縁は、左右方向で前記区画部と重なって配置されて前記上縁の最も高い位置の頂点部と、この頂点部を挟んで前記頂点部から離れるほど低くなる傾斜部と備え、かつ、前記頂点部と前記区画部との上下方向の間隔は、前記軸部よりも大きく前記先端部よりも小さい寸法に形成されている。
本開示の吊金具では、簡便な構造で安価な吊金具により壁に吊り下げた物品の壁からの脱落の抑制が可能である。
実施の形態1の吊金具10により吊り下げる姿見20の背面図である。 図1のS2−S2線の位置での吊金具10および姿見20の断面図である。 実施の形態1の吊金具10の正面図である。 実施の形態1の吊金具10の側面図である。 実施の形態1の吊金具10を引っ掛けるショルダスクリュ30の側面図である。 実施の形態1の吊金具10により姿見20を壁WOに吊り下げた状態を示す縦断面である。 実施の形態1の吊金具10により姿見20を壁WOに吊り下げた状態を示す横断面である。 実施の形態1の吊金具10をショルダスクリュ30に引っ掛ける手順を示す作用説明図である。 実施の形態1の吊金具10をショルダスクリュ30に引っ掛ける手順を示す作用説明図である。 実施の形態1の吊金具10をショルダスクリュ30に引っ掛ける手順を示す作用説明図である。 実施の形態1の吊金具10を備える姿見20を壁WOに吊り下げる手順を示す作用説明図。 実施の形態1の吊金具10を備える姿見20を壁WOに吊り下げる手順を示す作用説明図。 実施の形態2の吊金具200の正面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の吊金具10が取り付けられた姿見20の背面図であり、姿見20は、図示のように縦長の長方形形状に形成され、木材性の本体枠21と、合板などによる板状の裏板22とを有する。この姿見20は、例えば、幅が500mm、高さが1300mm程度の寸法に形成されている。また、本体枠21は、背面に表れている幅寸法が25〜30mm程度、正面に表れている幅寸法が50mm程度とする。
また、図1のS2−S2線の位置の断面を表す図2の断面図や図6Aの正面図に示すように、裏板22の前面で縦長長方形の形状の鏡23の背面が支持されている。そして、鏡23の外周縁は、図2に示すように本体枠21と裏板22とにより形成された溝に嵌め込まれて固定されている。なお、以下の説明において、方向については姿見20を正面から見た場合の方向を基準とする。すなわち、図6Aに示すように、姿見20を正面から見た場合の矢印Lの方向を左、矢印Rの方向を右、矢印UPの方向を上方、矢印DNの方向を下方とする。また、姿見20を正面から見て手前(図2の矢印FRの方向)を前方とし、奥の方向(矢印RRの方向)を後方と称する。さらに、吊金具10については、その方向は、姿見20に取り付けられた状態での方向に基づいて表す。したがって、姿見20の背面側から吊金具10を見た状態を図示した場合は、表現上の左右方向(姿見20の正面から見た方向)は図示の左右方向とは逆方向になる。
吊金具10は、図1に示すように、姿見20の背面の上部の左右2か所に設けられている。以下に、吊金具10について説明する。
図3Aは吊金具10の正面図、図3Bは吊金具10の側面図である。吊金具10は、長方形の金属製の板を、プレス加工などにより図3Bに示すようにクランク状に折り曲げて形成したもので、取付片11および係止片12と、両片11,12を一体に連結する連結部13とを備える。
取付片11は、取付用ねじ14(図2参照)により姿見20の本体枠21に固定されるもので、図3Aに示すように、左右の2か所に取付用ねじ14を挿通させるねじ挿通穴11a、11aが開口されている。
ねじ挿通穴11aは、穴本体11bと長穴11cとを備える。穴本体11bは、取付用ねじ14の軸よりもわずかに大径の円形に形成されている。長穴11cは、穴本体11bに連続して、穴本体11bの左右方向中央から上方に延びて形成されている。長穴11cは、取付用ねじ14を締結する際に、本体枠21の取り付け位置を視認するのに用いることができる。
係止片12は、係止穴120が開口されている。この係止穴120は、図4A、図4Bに示す壁WOに締結されたショルダスクリュ30と係合するもので、詳細は後述するが、図3Cに示すショルダスクリュ30の首部31に対して上下方向に係合し、頭部32に対して前後方向に係合する。なお、ショルダスクリュ30の壁WOから突き出た先端部には、図3Cに示すように、小径の首部31を間に挟んで、首部31よりも大径の先端の頭部32と、その反対側で頭部32よりも大径のフランジ33を備える。
以下に、係止片12に開口された係止穴120について詳細に説明する。
係止穴120は、図3Aに示すように、挿通用穴部121と連通用穴部122と係止用穴部123とを備える。
挿通用穴部121は、係止片12の下部に設けられ、横長の略矩形状に形成されている。また、挿通用穴部121の上下方向寸法は、ショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも大きな寸法に形成されており、この挿通用穴部121に対しショルダスクリュ30の頭部32を出入可能としている。
係止用穴部123は、挿通用穴部121の上方に配置されている。そして、係止用穴部123は、姿見20の正面から見て右側(図3Aでは左側)の端部に設けられた連通用穴部122により挿通用穴部121と上下方向に連通され、連通用穴部122に左右方向に並列に設けられた区画片124により挿通用穴部121と上下方向に区画されている。
また、連通用穴部122の幅寸法は、ショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも小さく、首部31の直径よりも大きな寸法に形成されている。
区画片124は、係止穴120の左側の端部(図3Aでは右端)から左右方向中央(一点鎖線CE)を越える範囲まで形成されている。さらに、区画片124は、その先端部の下側に上側よりも緩やかな湾曲形状のガイド縁部124aが形成され、ショルダスクリュ30の首部31が、下方から連通用穴部122を上方に移動し易く、逆に、上方から下方へは移動し難くなっている。そして、挿通用穴部121の上縁の右側(図3Aでは左側)の端部にも、ガイド縁部124aと左右方向で対称の湾曲形状のガイド縁部121aが形成され、ショルダスクリュ30の首部31が、下方から連通用穴部121を上方に移動し易くなっている。
さらに、係止用穴部123は、上縁が最も高く位置する頂点部123aと、この頂点部123aを挟んで左右方向に離れるほど低くなるように湾曲状に傾斜した湾曲傾斜部123b、123bとを有した形状に形成されている。そして、頂点部123aは、左右方向の中央であって、左右方向で区画片124と重なる位置に配置されている。また、頂点部123aと区画片124との上下方向の間隔は、ショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも小さな寸法に形成されている。
連結部13は、前述のように取付片11と係止片12とを連結し、かつ、取付片11を姿見20に取り付けた際に、係止片12を姿見20から、少なくともショルダスクリュ30の頭部32の軸方向に沿う方向の寸法よりも離すよう階段状に形成されている。
次に、実施の形態1の吊金具10の姿見20への取付手順および姿見20の壁WOへの取付手順を説明する。
まず、吊金具10を姿見20に取り付ける手順を説明する。
吊金具10は、図1に示すように、姿見20の背面の上部の左右に取り付ける。この場合、例えば、取付予定位置の僅か情報の位置に取付片11を当接させた状態で穴本体11b、11bを通して姿見20の裏面の2か所に印をつける。その後、取付片11の位置を下方にずらし、長穴11cを通して印を確認できる位置に配置して、穴本体11b、11bに取付用ねじ14、14を挿通して姿見20の本体枠21に締結し、取り付ける。このように、印を確認しながら取付用ねじ14の締結ができるため、締結作業中に吊金具10の位置がずれる不具合を防止できる。
また、古い吊金具(例えば、吊金具10とは異なる吊金具)から、新しい吊金具10を交換する場合であれば、前に取り付けられていた吊金具(不図示)を締結していたねじ(不図示)による穴(不図示)を目印として、長穴11cから確認し位置決めすることができる。これらの目印となる古い穴(不図示)を、長穴11cを通して確認して位置決めを行って取り付けることができる。この場合、長穴11cが無い場合は、位置決めできないか、あるいは、穴本体11bを、古い穴の位置に配置して位置決めを行い、古い穴に取付用ねじ14を締結することもできるが、その場合、十分な締結強度を得ることができない恐れがある。
上記の吊金具10の姿見20への取り付けと並行して一対のショルダスクリュ30を壁WOの左右に取り付ける。この際、図4A,図4Bに示すように、フランジ33が壁WOの表面に当接するまで、ショルダスクリュ30をねじ込む。また、その際の一対のショルダスクリュ30、30の左右方向の間隔は、姿見20に取り付けられた一対の吊金具10,10の頂点部123a、123a同士の間隔とする。
次に、姿見20を壁WOに取り付ける。
この場合、姿見20を両手で持ち、姿見20の裏面を壁WOに対向させ、さらに姿見20を壁WOに接近させてショルダスクリュ30の頭部32が、吊金具10の係止穴120の挿通用穴部121に挿通状態となるように姿見20を配置する。
ここで、挿通用穴部121は、ショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも大きな寸法にしているため、ショルダスクリュ30が姿見20に隠れていても、頭部32の位置に挿通用穴部121を配置させ、頭部32を挿通状態とする作業を行い易い。
図5A〜図5Cは、それぞれ、姿見20の正面方向から見た場合の、吊金具10とショルダスクリュ30との位置関係を、姿見20を省略して示している。また、図5A〜図5Cは、一つの吊金具10のみを図示しているが、図示していないもう一方の吊金具10およびショルダスクリュ30も、同様とする。
ここで、図5Aは、上記のように、壁WOのショルダスクリュ30の頭部32が、挿通用穴部121に挿通状態とし、姿見20をショルダスクリュ30に仮保持した状態を示す。すなわち、このようにショルダスクリュ30の頭部32を挿通用穴部121に挿通状態とすると、挿通用穴部121の上縁に配置された区画片124の下縁がショルダスクリュ30の首部31の上側に引っ掛かり、姿見20の重量を支えることができる。
次に、ショルダスクリュ30の首部31をおよび頭部32が、係止用穴部123の頂点部123aの位置に来るように姿見20を移動させる。この場合、まず、姿見20(吊金具10)を、矢印H1の方向である左下方向に移動させて、頭部32および首部31(図5A〜図5Cでは不図示)が、図5Aにおいて矢印S1の方向である係止穴120の連通用穴部122に向かうようにする。
ここで、連通用穴部122を挟んで、ガイド縁部124aおよびガイド縁部121aが設けられている。このため、首部31がストレートに連通用穴部122の位置に相対移動しない場合も、各ガイド縁部124a、121aにガイドされて円滑に連通用穴部122の位置に相対移動する。
その後、姿見20(吊金具10)を、図5Bの矢印H2の方向である右下方向に移動させ、ショルダスクリュ30の頭部32が、矢印S2の方向である係止用穴部123の頂点部123aの位置に来るように吊金具10を移動させる。
このときも、頂点部123aが真っすぐに首部31の位置に移動しない場合であっても、湾曲傾斜部123b、123bが首部31に接触すると、姿見20の重量により首部31が湾曲傾斜部123bに沿って相対移動し、頂点部123aが首部31の位置に達する。そして、吊金具10は、図5Cに示すように頂点部123aが、ショルダスクリュ30の首部31(図5Cでは図示省略)に引っ掛かって吊り下げ状態となる。
最後に、姿見20を上下左右に揺らして、左右の吊金具10、10が頂点部123aの位置でショルダスクリュ30、30に引っ掛かっているか確認する。
この図5Cに示す吊り下げ状態では、ショルダスクリュ30の頭部32と、吊金具10の係止用穴部123の上縁および区画片124とが前後方向に引っ掛かった状態となる。したがって、姿見20を手前に引っ張っても、吊金具10は頭部32に引っ掛かり、姿見20が外れることはない。
次に、姿見20を壁WOから取り外す手順を説明する。
姿見20を外す場合は、2つの吊金具10、10を一つずつショルダスクリュ30から外す。この場合、まず、姿見20を図6Aにおいて矢印M1に示すように、左方向に移動させる。これにより、係止片12がショルダスクリュ30の頭部32に対して左方向に移動し、頭部32が係止穴120の右端に位置した状態となる。この状態で、さらに、姿見20の右側を図6Bにおいて矢印M2に示すように上方に持ち上げると、右側の吊金具10において係止片12が矢印M2の方向に回転しショルダスクリュ30の頭部32および首部31が、連通用穴部122を通って挿通用穴部121の位置に相対移動する。そして、この状態で、姿見20の右側を手前に引くと、姿見20の右側に取り付けた吊金具10を、ショルダスクリュ30から外すことができる。
次に、姿見20の左側の吊金具10についても、矢印M2と左右対称に、上方に持ち上げて、手前に引いてショルダスクリュ30から外すことができる。
このように、姿見20を取り外す際には、姿見20を異なる2方向(左方向および上方向)に移動させる必要があるため、誤って体や物を引っ掛けたり、地震により揺れたりしても姿見20が壁WOから外れにくい。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の吊金具10の効果を列挙する。
(1)実施の形態1の吊金具10は、吊り下げる対象物品としての姿見20に取り付けられる取付部としての取付片11と、姿見20に取付片11を取り付けた状態で姿見20から離れて配置されるように取付片11に連結され、姿見20を吊り下げる壁WOに設けられた係止部材としてのショルダスクリュ30を係止する係止片12と、係止片12に形成され、ショルダスクリュ30の先端部の頭部32を挿通状態として、頭部32よりも小さな寸法の軸部としての首部31に上下方向に係止して、頭部32とショルダスクリュ30の軸方向に係止する係止穴120と、を備える。
そして、係止穴120は、ショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも大きな寸法の挿通用穴部121と、挿通用穴部121の上方に配置され係止用穴部123と、上下方向で挿通用穴部121と係止用穴部123とを連通する連通用穴部122と、連通用穴部122と並列に設けられ、上下方向で挿通用穴部121と係止用穴部123を区画する区画片124と、を備える。
さらに、係止用穴部123の上縁は、左右方向で区画片124と重なって配置されて上縁の最も高い位置の頂点部123aと、この頂点部123aを挟んで頂点部123aから左右方向に離れるほど低くなるよう傾斜した湾曲傾斜部123bとを備え、頂点部123aと区画片124との上下方向の間隔は、首部31よりも大きく頭部32よりも小さな寸法に形成されている。
したがって、姿見20を吊り下げる際には、壁WOに固定したショルダスクリュ30の首部31を、吊金具10の係止穴120の係止用穴部123の上縁の頂点部123aに配置させて吊り下げる。この吊下状態では、ショルダスクリュ30に対して吊金具10の軸方向の変位および上下方向の変位は、頭部32および首部31と、係止用穴部123の上縁および区画片124と、が係り合って規制し、姿見20が壁WOから脱落するのを規制する。
このように、単一部材の簡便な構造の吊金具10でありながら、姿見20の脱落を抑制できる。
(2)実施の形態1の吊金具10は、頂点部123aが、係止穴120の左右方向の中央に設けられ、区画片124は、係止穴120の一端側から係止穴120の左右方向中央を越える範囲に形成されている。
したがって、頂点部123aをショルダスクリュ30の首部31に引っ掛けた際に、吊金具10に回転方向のモーメントが生じにくく、モーメントが生じる場合と比較して、安定性、耐久性に優れる。
(3)実施の形態1の吊金具10は、区画片124の先端部の下側に、先端に近付くほど上方に位置するよう湾曲傾斜したガイド縁部124aを備える。
したがって、ショルダスクリュ30に吊金具10を吊り下げる際に、首部31を連通用穴部122に円滑に相対移動でき、吊り下げ時の作業性に優れる。
(4)実施の形態1の吊金具10は、取付片11には、取付用ねじ14を挿通するためのねじ挿通穴11aが左右一対設けられ、ねじ挿通穴11aは、取付用ねじ14を挿通可能な穴本体11bと、この穴本体11bに連続して上方に延び、穴本体11bよりも小さな幅寸法の長穴11cと、を備える。
したがって、長穴11cを通して姿見20の取り付け位置の確認ができ、作業性に優れる。特に、古い吊金具と交換する場合、古い吊金具の取り付け位置を目印として、古い吊金具で使用した穴とは異なる位置に取り付けることができる。
(他の実施の形態)
以下に、他の実施の形態について説明する。なお、他の実施の形態の説明するにあたり、相互に共通する構成には共通する符号を付して、説明を省略し相違点についてのみ説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の変形例であり、図7に示すように、実施の形態2の吊金具200は、係止穴220における係止穴部223の上縁の形状が実施の形態1の係止用穴部123と異なる。
実施の形態2の吊金具200の吊金具200の係止穴部223は、上縁が、左右方向中央の頂点部223aを挟んで左右に直線状に傾斜した傾斜部223b、223bを有した山形形状に形成されている。また、頂点部223aと区画片124との上下方向の間隔は、実施の形態1と同様にショルダスクリュ30の頭部32の直径よりも大きな寸法に形成されている。
したがって、実施の形態2の吊金具200にあっても、上記(1)〜(4)の効果を奏する。
以上、図面を参照して、本開示の吊金具を実施するための形態を図面に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本開示の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本開示に含まれる。
例えば、実施の形態では、吊り下げる対象物品として姿見20を示したが、これに限定されるものではなく、額縁など他の物品の吊り下げに用いることができる。また、吊り下げ対象物品を吊り下げる部位として、壁WOを示したが、この部位も壁WOに限定されるものではなく、柱や扉などの壁以外の部位とすることができる。
また、実施の形態では、吊金具10は、全体に一定の厚みの金属製の板により形成した例を示したがこれに限定されることは無い。例えば、取付部として厚みを厚く形成して、その一部から係止片12を立ち上げたものなど、他の形状に形成することができる。
また、実施の形態では、頂点部123aは、係止穴120の左右方向の中央に設けた例を示したが、個の位置は、これに限定されず、左右方向で区画部としての区画片124と重なる位置であればよい。例えば、頂点部123aを、左右方向で連通用穴部122から離れる方向の位置に配置してもよい。このようにすることで、首部31が、連通用穴部122に向かい難くすることができる。
また、区画部も、実施の形態では、1枚の区画片124により形成した例を示したが、要は、挿通用穴部121と係止用穴部123とを区画するものであれば、2つの部材により形成してもよい。
10 吊金具
11 取付片(取付部)
11a ねじ挿通穴
11b 穴本体
11c 長穴
12 係止片
13 連結部
20 姿見(対象物品)
30 ショルダスクリュ(係止部材)
31 首部
32 頭部
120 係止穴
121 挿通用穴部
122 連通用穴部
123 係止用穴部
123a 頂点部
123b 湾曲傾斜部(傾斜部)
124 区画片(区画部)
124a ガイド縁部(ガイド部)
WO 壁(吊り下げる部位)

Claims (4)

  1. 吊り下げる対象物品に取り付けられる取付部と、
    前記対象物品に前記取付部を取り付けた状態で前記対象物品から離れて配置されるように前記取付部に連結され、前記対象物品を吊り下げる部位に設けられた係止部材を係止する係止部と、
    前記係止部に形成され、前記係止部材の先端部を挿通状態として、前記先端部よりも小さな寸法の軸部に上下方向に係止して、前記先端部と前記係止部材の軸方向に係止する係止穴と、
    を備える吊金具であって、
    前記係止穴は、
    前記係止部材の前記先端部の直径よりも大きな寸法の挿通用穴部と、
    前記挿通用穴部の上方に配置され係止用穴部と、
    上下方向で前記挿通用穴部と前記係止用穴部とを連通する連通用穴部と、
    前記連通用穴部と並列に設けられ、上下方向で前記挿通用穴部と前記係止用穴部とを区画する区画部と、
    を備え、
    前記係止用穴部の上縁は、左右方向で前記区画部と重なって配置されて前記上縁の最も高い位置の頂点部と、この頂点部を挟んで前記頂点部から離れるほど低くなる傾斜部と備え、かつ、前記頂点部と前記区画部との上下方向の間隔は、前記軸部よりも大きく前記先端部よりも小さい寸法に形成されている吊金具。
  2. 請求項1に記載の吊金具において、
    前記頂点部は、前記係止穴の左右方向の中央に設けられ、
    前記区画部は、前記係止穴の一端側から前記係止穴の左右方向中央を越える範囲に形成されている吊金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吊金具において、
    前記区画部の先端部の下側に、先端に近付くほど上方に位置するよう傾斜したガイド部を備える吊金具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の吊金具において、
    前記取付部には、ねじを挿通するためのねじ挿通穴が左右一対設けられ、
    前記ねじ挿通穴は、前記ねじを挿通可能な穴本体と、この穴本体に連続して上方と下方との少なくとも一方に延び、前記穴本体よりも小さな幅寸法の長穴と、を備える吊金具。
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