JP2020137873A - 放射線画像撮影システム、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

放射線画像撮影システム、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる、放射線画像撮影システム、制御方法、及び制御プログラムを提供する。【解決手段】マンモグラフィ装置10は、圧迫制御部80を備える。圧迫制御部80は、乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫板34により乳房を圧迫する力を第1圧迫力とする制御を行う。また、圧迫制御部80は、一方の撮影の後に、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から第1圧迫力よりも小さい第2圧迫力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫板34により乳房を圧迫する力を第2圧迫力とする制御を行う。【選択図】図9

Description

本開示は、放射線画像撮影システム、制御方法、及び制御プログラムに関する。
放射線源から被検者の乳房等の被写体に向けて放射線を照射させ、被写体を透過した放射線を放射線検出器により検出することにより放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置が知られている。また、マンモグラフィ装置で行われる撮影の種類として、単純撮影及びトモシンセシス撮影が知られている。単純撮影とは、乳房に放射線Rを1回、照射して1枚の2次元画像を取得する撮影のことをいう。また、トモシンセシス撮影とは、被写体に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源により順次放射線を照射して複数の照射角度毎に投影画像を取得する撮影のことをいう。
特許文献1には、圧迫状態の乳房を被写体として、単純撮影及びトモシンセシス撮影を行うマンモグラフィ装置が開示されている。
とこで、一般的にマンモグラフィ装置では、圧迫部材により乳房を圧迫した状態で放射線画像の撮影が行われる。圧迫部材によって乳房を圧迫されることにより、乳房が潰されたり伸ばされたりするため、被検者は痛みを感じることが多く、被検者の負担となっている。
そこで、特許文献2には、圧迫部材により乳房を圧迫されることによる被検者の痛みを緩和する技術が記載されている。
米国特許7831296号公報 特開2017−225633号公報
しかしながら、圧迫部材により乳房を圧迫されることによる被検者の痛みのさらなる緩和が求められている。
本開示は、上記事情を考慮して成されたもので、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる、放射線画像撮影システム、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示の第1の態様の放射線画像撮影システムは、放射線源、放射線検出器、及び放射線源と放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、圧迫状態の乳房に対して、所定の照射角度から放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源により順次放射線を照射して複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置と、マンモグラフィ装置が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力とし、一方の撮影の後に、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力から第1の力よりも小さい第2の力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫部材による乳房を圧迫する力を第2の力とする制御を行う圧迫制御部を含む制御装置と、を備える。
本開示の第2の態様の放射線画像撮影システムは、第1の態様の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、トモシンセシス撮影の後に、乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に第1の力から第1の力よりも大きい第3の力に変更し、トモシンセシス撮影では、乳房を圧迫する力を第3の力とする制御を行う。
本開示の第3の態様の放射線画像撮影システムは、第1の態様の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、トモシンセシス撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う撮影である場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第4の態様の放射線画像撮影システムは、第1の態様の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、他方の撮影がトモシンセシス撮影である場合は、第1のトモシンセシス撮影モードの場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、第1のトモシンセシス撮影モードよりも照射角度の範囲が広い第2のトモシンセシス撮影モードの場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第5の態様の放射線画像撮影システムは、第1の態様の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、マンモグラフィ装置により撮影された放射線画像及び投影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第6の態様の放射線画像撮影システムは、第5の態様の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、一方の画像に基づいて、乳房に人工物が含まれていないと推定される場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、乳房に人工物が含まれていると推定される場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第7の態様の放射線画像撮影システムは、第1の態様から第6の態様のいずれか1態様の放射線画像撮影システムにおいて、一方の撮影の終了後、他方の撮影の前に放射線源を移動させる場合、放射線源の移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第8の態様の制御装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか1態様に記載の放射線画像撮影システムにおいて、マンモグラフィ装置は、散乱線を除去するグリッドと、単純撮影の場合、グリッドを放射線源と放射線検出器との間の位置である第1位置に移動し、トモシンセシス撮影の場合、グリッドを第1位置とは異なる位置でかつ放射線源から見て放射線検出器より退避された位置である第2位置に移動させるグリッド移動部と、をさらに備え、連続撮影において、グリッド移動部がグリッドを第1位置及び第2位置の一方の位置から他方の位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第9の態様の制御装置は、第8の態様の放射線画像撮影システムにおいて、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う撮影である場合、グリッド移動部がグリッドを第1位置から第2位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第10の態様の制御装置は、第8の態様または第9の態様の放射線画像撮影システムにおいて、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、グリッド移動部がグリッドを第2位置から第1位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第11の態様の制御装置は、第1の態様から第10の態様のいずれか1態様に記載の放射線画像撮影システムにおいて、圧迫制御部は、圧迫部材を、圧迫解除方向に移動させることにより、第1の力から第2の力に変更する制御を行う。
本開示の第12の態様の制御装置は、第1の態様から第11の態様のいずれか1態様に記載の放射線画像撮影システムにおいて、乳房を圧迫する力は、乳房全体を圧迫する圧迫力であり、第1の力を第1圧迫力とし、第2の力を第2圧迫力とする。
本開示の第13の態様の制御装置は、第1の態様から第11の態様のいずれか1態様に記載の放射線画像撮影システムにおいて、乳房を圧迫する力は、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力であり、第1の力を第1圧迫圧力とし、第2の力を第2圧迫圧力とする。
また、上記目的を達成するために本開示の第14の態様の制御方法は、放射線源、放射線検出器、及び放射線源と放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、圧迫状態の乳房に対して、所定の照射角度から放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源により順次放射線を照射して複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力とし、一方の撮影の後に、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力から第1の力よりも小さい第2の力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫部材による乳房を圧迫する力を第2の力とする制御を行う、処理をコンピュータが実行する制御方法である。
本開示の第15の態様の制御方法は、第14の態様の制御方法において、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、トモシンセシス撮影の後に、乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に第1の力から第1の力よりも大きい第3の力に変更し、トモシンセシス撮影では、乳房を圧迫する力を第3の力とする制御を行う。
本開示の第16の態様の制御方法は、第14の態様の制御方法において、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、トモシンセシス撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う撮影である場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第17の態様の制御方法は、第14の態様の制御方法において、他方の撮影がトモシンセシス撮影である場合は、第1のトモシンセシス撮影モードの場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、第1のトモシンセシス撮影モードよりも照射角度の範囲が広い第2のトモシンセシス撮影モードの場合、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、単純撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第18の態様の制御方法は、第14の態様の制御方法において、マンモグラフィ装置により撮影された放射線画像及び投影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第19の態様の制御方法は、第18の態様の制御方法において、一方の画像に基づいて、乳房に人工物が含まれていないと推定される場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更する制御を行い、乳房に人工物が含まれていると推定される場合、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力から第2の力に変更するのに代えて、一方の撮影の後に乳房を圧迫する力を第1の力のままとする制御を行う。
本開示の第20の態様の制御方法は、第14の態様から第19の態様のいずれか1態様の制御方法において、一方の撮影の終了後、他方の撮影の前に放射線源を移動させる場合、放射線源の移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第21の態様の制御方法は、第14の態様から第20の態様のいずれか1態様の制御方法において、単純撮影の場合、マンモグラフィ装置が備える散乱線を除去するグリッドを放射線源と放射線検出器との間の位置である第1位置に移動し、トモシンセシス撮影の場合、グリッドを第1位置とは異なる位置でかつ放射線源から見て放射線検出器より退避された位置である第2位置に移動させる処理をさらに含み、連続撮影において、グリッドを第1位置及び第2位置の一方の位置から他方の位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第22の態様の制御方法は、第21の態様の制御方法において、連続撮影が、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う撮影である場合、グリッドを第1位置から第2位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第23の態様の制御方法は、第21の態様または第22の態様の制御方法において、連続撮影が、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う撮影である場合、グリッドを第2位置から第1位置へ移動させる移動期間と、一方の撮影の終了後に乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる。
本開示の第24の態様の制御方法は、第14の態様から第23の態様のいずれか1態様の制御方法において、圧迫部材を、圧迫解除方向に移動させることにより、第1の力から第2の力に変更する制御を行う。
本開示の第25の態様の制御方法は、第14の態様から第24の態様のいずれか1態様の制御方法において、乳房を圧迫する力は、乳房全体を圧迫する圧迫力であり、第1の力を第1圧迫力とし、第2の力を第2圧迫力とする。
本開示の第26の態様の制御方法は、第14の態様から第24の態様のいずれか1態様の制御方法において、乳房を圧迫する力は、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力であり、第1の力を第1圧迫圧力とし、第2の力を第2圧迫圧力とする。
また、上記目的を達成するために本開示の第27の態様の制御プログラムは、放射線源、放射線検出器、及び放射線源と放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、圧迫状態の乳房に対して、所定の照射角度から放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源により順次放射線を照射して複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力とし、一方の撮影の後に、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力から第1の力よりも小さい第2の力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫部材による乳房を圧迫する力を第2の力とする制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、本開示の制御装置は、プロセッサを有する制御装置であって、プロセッサが、放射線源、放射線検出器、及び放射線源と放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、圧迫状態の乳房に対して、所定の照射角度から放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源により順次放射線を照射して複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力とし、一方の撮影の後に、圧迫部材により乳房を圧迫する力を第1の力から第1の力よりも小さい第2の力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫部材による乳房を圧迫する力を第2の力とする制御を行う。
本開示によれば、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる。
第1実施形態の医用撮影システムにおける全体の構成の一例を概略的に表した構成図である。 第1実施形態のコンソール及びマンモグラフィ装置の構成の一例を表したブロック図である。 第1実施形態のマンモグラフィ装置の外観の一例を表す側面図である。 第1実施形態のマンモグラフィ装置によるトモシンセシス撮影を説明するための図である。 第1実施形態におけるモータにかかる負荷により圧迫力を検出する場合の構成の一例を説明するための図である。 第1実施形態のマンモグラフィ装置の機能の一例を表す機能ブロック図である。 第1実施形態の画像保存システムの構成の一例を表したブロック図である。 第1実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第1実施形態のマンモグラフィ装置における連続撮影を行う場合の圧迫制御部及び撮影制御部の動作の一例を表すタイムチャートである。 第実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第2実施形態のマンモグラフィ装置における連続撮影を行う場合の圧迫制御部及び撮影制御部の動作の一例を表すタイムチャートである。 第3実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第3実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの他の例を表したフローチャートである。 第4実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第5実施形態のマンモグラフィ装置における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第6実施形態のコンソール及びマンモグラフィ装置の構成の一例を表したブロック図である。 圧力センサを説明するための図である。 第6実施形態のマンモグラフィ装置の機能の一例を表す機能ブロック図である。 第7実施形態のコンソール及びマンモグラフィ装置の構成の一例を表したブロック図である。 第7実施形態のマンモグラフィ装置における連続撮影を行う場合の圧迫制御部及び撮影制御部の動作の一例を表すタイムチャートである。 第7実施形態のマンモグラフィ装置における連続撮影を行う場合の圧迫制御部及び撮影制御部の動作の他の例を表すタイムチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各実施形態は本発明を限定するものではない。また、各実施形態では、一例として本開示の関心物が乳腺である場合について説明する。
[第1実施形態]
本実施形態では、乳房全体を圧迫する圧迫力、を本開示の乳房を圧迫する力の一例とした形態について説明する。
まず、本実施形態の医用撮影システムにおける、全体の構成の一例について説明する。図1には、本実施形態の医用撮影システム1における、全体の構成の一例を表す構成図が示されている。
図1に示すように、本実施形態の医用撮影システム1は、放射線画像撮影システム2、及び画像保存システム18を備える。
まず、放射線画像撮影システム2の構成について説明する。放射線画像撮影システム2は、マンモグラフィ装置10及びコンソール12を含む。図2には、マンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成の一例を表すブロック図が示されている。また、図3には、本実施形態のマンモグラフィ装置10の外観の一例を表す側面図が示されている。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、被検者の乳房を被写体として、乳房に放射線R(例えば、X線)を照射して乳房の放射線画像を撮影する装置である。なお、マンモグラフィ装置10は、被検者が起立している状態(立位状態)のみならず、被検者が椅子(車椅子を含む)等に座った状態(座位状態)において、被検者の乳房を撮影する装置であってもよい。
図2に示すように、本実施形態のマンモグラフィ装置10は、制御部20、記憶部22、I/F(Interface)部24、操作部26、放射線検出器30、圧迫板駆動部32、圧迫力検出センサ33、圧迫板34、放射線照射部36、及び線源移動部37を備える。制御部20、記憶部22、I/F部24、操作部26、放射線検出器30、圧迫板駆動部32、圧迫力検出センサ33、放射線照射部36、及び線源移動部37は、システムバスやコントロールバス等のバス39を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の制御部20は、コンソール12の制御に応じて、マンモグラフィ装置10の全体の動作を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、及びRAM(Random Access Memory)20Cを備える。ROM20Bには、CPU20Aで実行される、放射線画像の撮影に関する制御を行うための撮影処理プログラム21A及び圧迫制御処理プログラム21Bを含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM20Cは、各種データを一時的に記憶する。なお、本実施形態の圧迫制御処理プログラム21Bが、本開示の制御プログラムの一例である。
放射線検出器30は、被写体である乳房を通過した放射線Rを検出する。図3に示すように、放射線検出器30は、撮影台40の内部に配置されている。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、撮影を行う場合、撮影台40の撮影面40A上には、被検者の乳房が医師及び技師等のユーザによってポジショニングされる。被検者の乳房が接する撮影面40A等は、放射線Rの透過性や強度の観点から、例えば、カーボン等で形成されている。
放射線検出器30は、被検体の乳房及び撮影台40を透過した放射線Rを検出し、検出した放射線Rに基づいて放射線画像を生成し、生成した放射線画像を表す画像データを出力する。本実施形態の放射線検出器30の種類は、特に限定されず、例えば、放射線Rを光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出器であってもよいし、放射線Rを直接電荷に変換する直接変換方式の放射線検出器であってもよい。
記憶部22には、放射線検出器30により撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部22の具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が挙げられる。I/F部24は、無線通信または有線通信により、コンソール12との間で各種情報の通信を行う。マンモグラフィ装置10で放射線検出器30により撮影された放射線画像の画像データは、I/F部24を介してコンソール12に無線通信または有線通信によって送信される。
操作部26は、例えば、マンモグラフィ装置10の撮影台40等に複数のスイッチとして設けられている。なお、操作部26は、タッチパネル式のスイッチとして設けられていてもよいし、ユーザが足で操作するフットスイッチとして設けられていてもよい。
放射線照射部36は、放射線源36Rを備えている。図3に示すように放射線照射部36は、撮影台40及び圧迫ユニット46と共にアーム部42に設けられている。なお、図3に示すように本実施形態のマンモグラフィ装置10は、アーム部42と、基台44と、軸部45と、を備えている。アーム部42は、基台44によって、上下方向(Z軸方向)に移動可能に保持される。軸部45は、アーム部42を基台44に連結する。またアーム部42は、線源移動部37によって軸部45を回転軸として、基台44に対して相対的に回転可能となっている。
マンモグラフィ装置10においてトモシンセシス撮影を行う場合、アーム部42が回転することにより放射線照射部36の放射線源36Rが、線源移動部37により連続的に、照射角度が異なる複数の照射位置の各々に移動される。本実施形態では、図4に示すように放射線源36Rは、予め定められた角度θずつ照射角度が異なる照射位置t(t=0、1、・・・T、図4ではT=5)、換言すると放射線検出器30の検出面30Aに対する放射線Rの入射角度が異なる位置に移動される。各照射位置において、コンソール12の指示により放射線源36Rから放射線Rが照射され、放射線検出器30により放射線画像が撮影される。なお、以下では、トモシンセシス撮影において、照射角度が異なる複数の照射位置tの各々において放射線検出器30により撮影された放射線画像を「投影画像」という。放射線画像撮影システム2では、放射線源36Rを照射位置tの各々に移動させて、各照射位置tで投影画像の撮影を行うトモシンセシス撮影を行った場合、T枚の投影画像が得られる。
以下では、図4に示すように、トモシンセシス撮影における照射角度の範囲を「照射角度範囲」という。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、トモシンセシス撮影を行う場合、標準(ST:Standard)モードと、高鮮鋭(HR:High Resolution)モードと二つのモードがある。図4に示すように、標準モードの照射角度範囲STよりも、高鮮鋭モードの照射角度範囲HRのほうが、照射角度範囲が広い。なお、一例として、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、標準モードの場合と、高鮮鋭モードの場合とで、照射位置tの数を同一、換言すると撮影される投影画像の枚数を同一としている。そのため、標準モードでは、照射位置t毎の照射角度の差が小さく、また、高鮮鋭モードに比べて撮影時間が短くなる。一方、高鮮鋭モードでは、照射位置t毎の照射角度の差が大きく、また、標準モードに比べて深さ方向の分解能に優れる。なお、標準モードが、本開示の第1のトモシンセシス撮影モードの一例であり、高鮮鋭モードが、本開示の第2のトモシンセシス撮影モードの一例である。
一方、マンモグラフィ装置10において単純撮影を行う場合、放射線照射部36の放射線源36Rは、放射線検出器30の法線CLに沿った照射位置t(照射角度0度)のままとされる。なお、「単純撮影」とは、乳房に放射線Rを1回、照射して1枚の2次元画像を取得する撮影のことをいう。以下では、単純撮影において放射線検出器30により撮影された放射線画像を「2次元画像」という。また、投影画像及び2次元画像の各々を区別せずに総称する場合は、単に「放射線画像」という。
また、図3及び図5に示すように、圧迫板駆動部32、圧迫力検出センサ33、及び圧迫板34は、圧迫ユニット46に設けられている。圧迫ユニット46と、アーム部42とは、軸部45を回転軸として、別々に、基台44に対して相対的に回転可能となっている。本実施形態では、軸部45、アーム部42、及び圧迫ユニット46にそれぞれギア(図示省略)が設けられ、このギア同士の噛合状態及び非噛合状態を切替えることにより、アーム部42及び圧迫ユニット46の各々が軸部45に連結される。軸部45に連結されたアーム部42及び圧迫ユニット46の一方または両方が、軸部45と一体に回転する。
本実施形態の圧迫板34は、板状の圧迫部材であり、圧迫板駆動部32により上下方向(Z軸方向)に移動し、撮影台40との間で被検者の乳房を圧迫する。図3に示すように、圧迫板34の移動方向について、また、乳房を圧迫する方向、換言すると、撮影面40Aに近付く方向を「圧迫方向」といい、乳房への圧迫を解除する方向、換言すると、放射線照射部36に近付く方向を「圧迫解除方向」という。
図5に示すように、圧迫ユニット46内には、モータ31及びボールネジ38を含む圧迫板駆動部32と、圧迫力検出センサ33と、が備えられている。圧迫力検出センサ33は、圧迫板34により乳房全体を圧迫する圧迫力を検出する機能を有する。図5に示した一例では、圧迫力検出センサ33が、圧迫板34の駆動源としてのモータ31にかかる負荷に基づいて圧迫力を検出する場合の構成を示している。圧迫板34は、ボールネジ38に支持されており、モータ31が駆動することにより、撮影台40と放射線源36Rとの間でスライド移動する。本実施形態の圧迫力検出センサ33はロードセル等の歪ゲージであり、圧迫力検出センサ33が、圧迫板34による圧迫力の反力を検出することにより、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を検出する。
なお、圧迫力を検出する方法は、これに限らず、例えば、圧迫力検出センサ33は、半導体式圧力センサ、及び静電容量式圧力センサ等であってもよい。また例えば、圧迫板34に圧迫力検出センサ33を設けておいてもよい。
圧迫板34は、乳房の圧迫において位置合わせや圧迫状態の確認を行うために光学的に透明であることが好ましく、また、放射線Rの透過性に優れた材料によって形成される。圧迫板34の材料としては、例えば、ポリメチルペンテン、ポリカーボネート、アクリル、及びポリエチレンテレフタレート等の樹脂を用いることができる。なお、圧迫板34を構成する部材は、本実施形態に限定されない。例えば、圧迫板34を構成する部材は、フィルム状の部材であってもよい。なお、本実施形態の圧迫板34が、本開示の圧迫部材の一例である。
さらに、図6には、本実施形態のマンモグラフィ装置10の構成の一例の機能ブロック図を示す。図6に示すように本実施形態のマンモグラフィ装置10は、圧迫制御部80及び撮影制御部82を備える。一例として本実施形態のマンモグラフィ装置10は、制御部20のCPU20AがROM20Bに記憶されている圧迫制御処理プログラム21Bを実行することにより、制御部20が、圧迫制御部80として機能する。本実施形態のマンモグラフィ装置10は、本開示の制御装置の一例である。また、一例として本実施形態のマンモグラフィ装置10は、制御部20のCPU20AがROM20Bに記憶されている撮影処理プログラム21Aを実行することにより、制御部20が、撮影制御部82として機能する。
マンモグラフィ装置10の撮影制御部82には、放射線検出器30、線源移動部37、及び放射線源36Rが接続されている。撮影制御部82は、放射線検出器30による放射線画像の撮影の制御、線源移動部37による、放射線源36R(放射線照射部36)の移動、及び放射線源36Rからの放射線Rの照射の制御を行う。
一方、マンモグラフィ装置10の圧迫制御部80には、圧迫力検出センサ33の検出結果である圧迫力を表す情報が入力される。また、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32に、圧迫板34の移動に関する指示を出力する。
圧迫制御部80は、マンモグラフィ装置10が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫力を第1圧迫力とする制御を行う。また、圧迫制御部80は、一方の撮影の後に、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から第1圧迫力よりも小さい第2圧迫力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫力を第2圧迫力とする制御を行う。
本実施形態のマンモグラフィ装置10では、乳房を圧迫板34により圧迫した圧迫状態のままで連続撮影を行う場合がある。圧迫制御部80は、連続撮影の場合、圧迫板34により乳房を圧迫し続ける影時間が長くなるため、トモシンセシス撮影及び単純撮影のうち、後に行う撮影における圧迫力を、先に行う撮影における圧迫力よりも小さくすることで、乳房を圧迫されていることにより生じる被検者の痛みを緩和する。
一方、本実施形態のコンソール12は、無線通信LAN(Local Area Network)等を介してRIS(Radiology Information System)5等から取得した撮影オーダ及び各種情報と、操作部56等によりユーザにより行われた指示等とを用いて、マンモグラフィ装置10の制御を行う機能を有している。
本実施形態のコンソール12は、一例として、サーバーコンピュータである。図2に示すように、コンソール12は、制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58を備えている。制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58はシステムバスやコントロールバス等のバス59を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の制御部50は、コンソール12の全体の動作を制御する。制御部50は、CPU50A、ROM50B、及びRAM50Cを備える。ROM50Bには、CPU50Aで実行される、後述する制御処理プログラム51を含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM50Cは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部52には、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部52の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。
操作部56は、放射線Rの照射指示を含む放射線画像の撮影等に関する指示や各種情報等をユーザが入力するために用いられる。そのため、本実施形態の操作部56は、放射線Rの照射を指示する場合に、ユーザが押圧する照射指示ボタンが少なくとも含まれる。なお、操作部56は特に限定されるものではなく、例えば、各種スイッチ、タッチパネル、タッチペン、及びマウス等が挙げられる。表示部58は、各種情報を表示する。なお、操作部56と表示部58とを一体化してタッチパネルディスプレイとしてもよい。
I/F部54は、無線通信または有線通信により、マンモグラフィ装置10、RIS5、及び画像保存システム18との間で各種情報の通信を行う。本実施形態の放射線画像撮影システム2では、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データは、コンソール12が、I/F部54を介して無線通信または有線通信によりマンモグラフィ装置10から受信する。
次に、画像保存システム18の構成について説明する。図7には、画像保存システム18の構成の一例を表すブロック図が示されている。画像保存システム18は、放射線画像撮影システム2により撮影された放射線画像の画像データを保存するシステムである。画像保存システム18は、保存している放射線画像から、コンソール12及びその他の読影装置(図示省略)等からの要求に応じた画像を取り出して、要求元の装置に送信する。画像保存システム18の具体例としては、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)が挙げられる。
図7に示すように、画像保存システム18は、制御部70、記憶部72、及びI/F部74を備えている。制御部70、記憶部72、及びI/F部74はシステムバスやコントロールバス等のバス79を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の制御部70は、画像保存システム18の全体の動作を制御する。制御部70は、CPU70A、ROM70B、及びRAM70Cを備える。ROM70Bには、CPU70Aで実行される、各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM70Cは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部72は、放射線画像の画像データを、撮影オーダや被検者に関する情報等と関連付けて記憶する、いわゆるデータベースである。
I/F部74は、無線通信または有線通信により、コンソール12との間で各種情報の通信を行う機能を有している。
次に、本実施形態のマンモグラフィ装置10の作用について図面を参照して説明する。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、一例として、コンソール12から撮影オーダと、撮影開始の指示とを受信した場合、制御部20のCPU20Aが、ROM20Bに記憶されている圧迫制御処理プログラム21Bを実行することにより、図8に一例を示した圧迫制御処理を実行する。図8には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。また、図9には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における連続撮影を行う場合の圧迫制御部80及び撮影制御部82の動作の一例を表すタイムチャートが示されている。以下、図9に示したタイムチャートを参照しつつ、圧迫制御部80における圧迫制御処理の流れを説明する。
まず、図8のステップS100で圧迫制御部80は、ユーザによって操作部26により圧迫の指示が行われたか否かを判定する。本実施形態のマンモグラフィ装置10において放射線画像の撮影を行う場合、まず、ユーザは、マンモグラフィ装置10の撮影台40の撮影面40A上に、被検者の乳房をポジショニングする。ポジショニングが完了すると、ユーザは、操作部26により圧迫を指示する。圧迫の指示が未だ行われていない場合、ステップS100の判定が否定判定となる。一方、圧迫の指示が行われると、ステップS100の判定が肯定判定となり、ステップS102へ移行する。
次のステップS102で圧迫制御部80は、圧迫の指示に応じて、圧迫板駆動部32によって圧迫方向へ圧迫板34を移動させて、圧迫板34により撮影台40の撮影面40Aとの間で乳房を第1圧迫力で圧迫する。図9のタイムチャートに示すように、タイミングt100で圧迫方向へ圧迫板34の移動を開始させると、圧迫板34による圧迫力が第1圧迫力になったタイミングt102までの圧迫期間中、圧迫制御部80が圧迫板駆動部32によって圧迫方向へ圧迫板34を移動させる。
圧迫板34により乳房を圧迫することにより、乳腺組織の重なりを展開し、良性病変及び悪性病変のいずれであるかの判断等を行いやすくすることができる。また、圧迫板34により圧迫することで、乳房を撮影台40に固定することにより、被検者の体動を抑制するため、体動により生じる放射線画像のボケを抑制することができる。さらに、圧迫板34により乳房を圧迫することで乳房の厚みが薄くなるため、乳房の被曝を低減することができる。
次のステップS104で圧迫制御部80は、連続撮影を行うか否かを判定する。一例として、本実施形態の撮影制御部82は、撮影オーダに、連続撮影が指示されていた場合、連続撮影を行うと判定する。なお、本実施形態では、連続撮影を行う場合、単純撮影を行った後、トモシンセシス撮影を行う。連続撮影を行う場合、ステップS104の判定が肯定判定となり、ステップS106へ移行する。
一方、圧迫板34により乳房が固定されると、ユーザは、コンソール12の操作部56に含まれる照射指示ボタンを押圧し、放射線Rの照射指示を行う。照射指示が行われると、コンソール12の制御に応じて撮影制御部82は、図9のタイミングチャートに示すように、タイミングt203で単純撮影を行う。具体的には、撮影制御部82は、放射線源36Rから放射線Rを、圧迫板34により圧迫された状態の乳房に向けて照射させる。そして、放射線検出器30により乳房を透過した放射線Rに応じて2次元画像を生成する。撮影された2次元画像の画像データは、コンソール12に送信される。
そこで、ステップS106で圧迫制御部80は、単純撮影が終了したか否かを判定する。一例として本実施形態の圧迫制御部80は、放射線検出器30により撮影された2次元画像を表す画像データがコンソール12に送信された場合、単純撮影が終了したと判定するが、単純撮影の終了を判定する方法は本実施形態に限定されない。例えば、コンソール12の操作部56により指示した、単純撮影の終了指示を受け付ける形態としてもよい。
単純撮影が終了するまで、ステップS106の判定が否定判定となる。一方、単純撮影が終了するとステップS106の判定が肯定判定となり、ステップS108へ移行する。
ステップS108で圧迫制御部80は、圧迫板34により第2圧迫力で乳房を圧迫する。具体的には、図9のタイムチャートに示すように、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32によって、タイミングt104で圧迫解除方向へ圧迫板34の移動を開始させると、圧迫力検出センサ33により検出された圧迫力が第2圧迫力となったタイミングt106で圧迫板34の移動を停止させる。本実施形態では、圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する期間、図9に示した例では、タイミングt104からタイミングt106までの期間を「変更期間」という。
乳房を一旦、第1圧迫力で圧迫した後、圧迫力を小さくして第2圧迫力としても、乳腺組織の展開具合がほとんど変わらない場合があることが、例えば、特開2017−225633号公報、特開2017−225634号公報、及び特開2017−225635号公報等に開示されている。これらの公報によれば、第1圧迫力で乳房を圧迫した後、圧迫板34を圧迫解除方向に動かして圧迫力を低下させても、乳房の弾性効果により乳房の厚みが戻りにくいことが開示されている。乳房の厚みが戻り難く、乳房の厚みを維持することができるため、乳腺組織の展開具合は、維持される、またはほとんど変わらない。
第2圧迫力は、被検者の痛みを緩和する観点から第1圧迫力よりも小さければよい。一方、乳房の圧迫力が小さすぎると、やはり乳房の厚みが戻ってしまい乳腺組織の展開具合が異なってしまう場合がある。単純撮影(2次元画像)と、トモシンセシス撮影(投影画像)とで、乳腺組織の展開具合が異なると、例えば、石灰化等の写っている位置が変化等してしまうため、好ましくない。また乳房の圧迫力が小さすぎると、被検者の体動が生じ易くなる場合がある。
上記公報によれば、第2圧迫力は、第1圧迫力の40%〜70%であることが好ましく、第1圧迫力の50%であることがより好ましい。もしくは、第2圧迫力は、第1圧迫力よりも40N〜100N少ないことが好ましく、第1圧迫力よりも50N少ないことがより好ましい。換言すると、第1圧迫力は、第2圧迫力の143%〜250%であることが好ましく、第2圧迫力の200%であることがより好ましい。もしくは、第1圧迫力は、第2圧迫力よりも40N〜100N大きいことが好ましく、第2圧迫力よりも50N大きいことがより好ましい。また、上記公報によれば、被検者の痛みを効果的に緩和し、かつ被検者の体動を抑制する観点から、第2圧迫力は、40N〜100Nであることが好ましい。
一方、図9に示した一例のように撮影制御部82は、タイミングt205で、線源移動部37により、放射線照射部36の放射線源36Rを、単純撮影の撮影位置にあたる照射位置tから、トモシンセシス撮影の開始位置にあたる照射位置tに移動させる。なお、上述したようにトモシンセシス撮影には、標準モードと、高鮮鋭モードとがあり、各々の開始位置にあたる照射位置tが異なるため、撮影制御部82は、各モードに応じた開始位置にあたる照射位置tに放射線源36Rを移動させる。撮影制御部82は、放射線源36Rが開始位置にあたる照射位置tに達したタイミングt207で放射線源36Rの移動を停止させる。図9に示すように、本実施形態では、タイミングt205からタイミングt207の期間を放射線源36Rの「移動期間」という。
図9に示すように、この単純撮影の終了後の放射線源36Rの移動期間と、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する変更期間は重なっている。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、このように、放射線源36Rの移動期間と、圧迫力の変更期間との少なくとも一部が重なることにより、乳房を圧迫し続けている期間を短縮することができる。
圧迫板34により乳房が第2圧迫力で圧迫された状態になり、また、放射線源36Rがトモシンセシス撮影における照射位置tまで移動すると、図9に示した一例のように、撮影制御部82は、タイミングt209でトモシンセシス撮影を行う。具体的には、線源移動部37により、各照射位置tに放射線源36Rを移動させ、各照射位置において放射線源36Rから放射線Rを圧迫板34により圧迫された状態の乳房に向けて照射させる。そして、各照射位置tに応じて、放射線検出器30により乳房を透過した放射線Rに応じて投影画像を生成する。撮影された複数の投影画像の画像データは、コンソール12に送信される。
そこで、次のステップS110で圧迫制御部80は、トモシンセシス撮影が終了したか否かを判定する。一例として本実施形態の放射線画像撮影システム2では、撮影が終了すると、ユーザがマンモグラフィ装置10の操作部26により圧迫の解除を指示する。そこで、圧迫制御部80は、操作部26により、圧迫の解除が指示された場合、トモシンセシス撮影を終了すると判定する。
トモシンセシス撮影が終了していない場合、換言すると、圧迫の解除が指示されていない場合、ステップS110の判定が否定判定となる。一方、トモシンセシス撮影が終了した場合、換言すると、圧迫の解除が指示された場合、ステップS110の判定が肯定判定となり、ステップS118へ移行する。
ステップS118で圧迫制御部80は、圧迫板34による乳房の圧迫を解除することにより、本圧迫制御処理を終了する。具体的には、図9のタイムチャートに示すように、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32によって、タイミングt108で圧迫解除方向へ圧迫板34の移動を開始させると、予め定められた初期位置まで移動したタイミングt110で圧迫板34の移動を停止させる。予め定められた位置とは、乳房の圧迫が完全に解除される位置である。本実施形態では、乳房の圧迫の解除に要する期間、図9に示した例では、タイミングt108からタイミングt110までの期間を「解除期間」という。
一方、撮影オーダに、連続撮影が指示されてなかった場合、換言すると、単純撮影のみ、またはトモシンセシス撮影のみが指示されていた場合、上記ステップS104の判定が否定判定となり、ステップS112へ移行する。なお、以下では、連続撮影に対し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のいずれか一方のみを行う撮影を「単独撮影」という。
ステップS112で圧迫制御部80は、撮影オーダに、トモシンセシス撮影が指示されているか否かを判定する。撮影オーダにトモシンセシス撮影が指示されている場合、ステップS112の判定が肯定判定となり、ステップS114へ移行する。ステップS114で圧迫制御部80は、上記ステップS110と同様に、トモシンセシス撮影が終了したか否かを判定する。トモシンセシス撮影が終了するまで、ステップS114の判定が否定判定となる。一方、トモシンセシス撮影が終了すると、ステップS114の判定が肯定判定となり、上記ステップS118へ移行する。
一方、撮影オーダにトモシンセシス撮影が指示されていなかった場合、換言すると、単純撮影が指示されていた場合、ステップS112の判定が否定判定となり、ステップS116へ移行する。ステップS116で圧迫制御部80は、上記ステップS106と同様に、単純撮影が終了したか否かを判定する。単純撮影が終了するまで、ステップS116の判定が否定判定となる。一方、単純撮影が終了すると、ステップS116の判定が肯定判定となり、上記ステップS118へ移行する。
このように、本実施形態のマンモグラフィ装置10の圧迫制御処理では、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う連続撮影において、圧迫板34により乳房を第1圧迫力で圧迫して単純撮影を行った後、圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に小さくする。そして、乳房を第2圧迫力で圧迫して状態でトモシンセシス撮影を行う。従って、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる。また、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、単純撮影に比べて、撮影時間が長くなる場合が多いトモシンセシス撮影における圧迫力を小さくすることができるため、被検者の痛みをより効果的に緩和することができる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について詳細に説明する。
第1実施形態では、マンモグラフィ装置10が連続撮影を行う場合、先に単純撮影を行い、後からトモシンセシス撮影を行う形態について説明した。これに対して本実施形態では、連続撮影を行う場合、先にトモシンセシス撮影を行い、後から単純撮影を行う形態について説明する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)と、マンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成(図2及び図3参照)は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の圧迫制御部80及び撮影制御部82の動作の一部、及び圧迫制御部80が実行する圧迫制御処理の一部が第1実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる動作及び処理について説明する。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、一例として、コンソール12から撮影オーダと、撮影開始の指示とを受信した場合、制御部20のCPU20Aが、ROM20Bに記憶されている圧迫制御処理プログラム21Bを実行することにより、図10に一例を示した圧迫制御処理を実行する。図10には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。また、図11には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における連続撮影を行う場合の圧迫制御部80及び撮影制御部82の動作の一例を表すタイムチャートが示されている。以下、図11に示したタイムチャートを参照しつつ、圧迫制御部80における圧迫制御処理の流れを説明する。
図10に示すように、本実施形態の圧迫制御処理は、第1実施形態の圧迫制御処理(図8参照)のステップS106に代わりステップS107の処理を備え、ステップS110の代わりにステップS117の処理を備える点が、異なっている。
図10に示すように、本実施形態の圧迫制御処理では、連続撮影を行う場合、換言するとステップS104の判定が肯定判定となった場合、ステップS107へ移行する。
実施形態のマンモグラフィ装置10における撮影制御部82は、コンソール12から受信した撮影オーダに連続撮影が指示されていた場合、撮影の開始指示に応じて、図11に一例を示したタイムチャートのタイミングt200で、線源移動部37により、放射線照射部36の放射線源36Rを、トモシンセシス撮影の開始位置にあたる照射位置tに移動させる。なお、上述したようにトモシンセシス撮影には、標準モードと、高鮮鋭モードとがあり、各々の開始位置にあたる照射位置tが異なるため、撮影制御部82は、各モードに応じた開始位置にあたる照射位置tに放射線源36Rを移動させる。撮影制御部82は、放射線源36Rが開始位置にあたる照射位置tに達したタイミングt202で放射線源36Rの移動を停止させる。図11に示すように、本実施形態では、タイミングt200からタイミングt202の期間を放射線源36Rの「移動期間」という。
コンソール12の制御に応じて撮影制御部82は、図11のタイミングチャートに示すように、タイミングt204で上述のようにトモシンセシス撮影を行う。
そこでステップS107で圧迫制御部80は、トモシンセシス撮影が終了したか否かを判定する。トモシンセシス撮影が終了するまでステップS107の判定が否定判定となる。一方、トモシンセシス撮影が終了すると、ステップS107の判定が肯定判定となり、ステップS108へ移行する。
ステップS108で圧迫制御部80は、第1実施形態で上述したように、圧迫板34により第2圧迫力で乳房を圧迫する。具体的には、図11のタイムチャートに示すように、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32によって、タイミングt104で圧迫解除方向へ圧迫板34の移動を開始させると、圧迫力検出センサ33により検出された圧迫力が第2圧迫力となったタイミングt106で圧迫板34の移動を停止させる。
一方、図11に示した一例のように撮影制御部82は、タイミングt204のトモシンセシス撮影が終了すると、直ちに、タイミングt206で、線源移動部37により、放射線照射部36の放射線源36Rを、トモシンセシス撮影の終了位置にあたる照射位置tから、単純撮影における照射位置tに移動させる。撮影制御部82は、放射線源36Rが単純撮影における照射位置tに達したタイミングt208で放射線源36Rの移動を停止させる。図11に示すように、本実施形態では、タイミングt206からタイミングt208の期間を放射線源36Rの「移動期間」という。
図11に示すように、このトモシンセシス撮影の終了後の放射線源36Rの移動期間と、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する変更期間は重なっている。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、このように、放射線源36Rの移動期間と、圧迫力の変更期間との少なくとも一部が重なることにより、乳房を圧迫し続けている期間を短縮することができる。
放射線源36Rが単純撮影における照射位置tまで移動すると、コンソール12の制御に応じて撮影制御部82は、図11のタイミングチャートに示すように、タイミングt210で上述のように単純撮影を行う。
そこで、ステップS117で圧迫制御部80は、単純撮影が終了したか否かを判定する。単純撮影が終了するまでステップS117の判定が否定判定となる。一方、単純撮影が終了すると、ステップS117の判定が肯定判定となり、ステップS118へ移行する。
このように、本実施形態のマンモグラフィ装置10の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う連続撮影において、圧迫板34により乳房を第1圧迫力で圧迫してトモシンセシス撮影を行った後、圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に小さくする。そして、乳房を第2圧迫力で圧迫して状態で単純撮影を行う。従って、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる。
また、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、トモシンセシス撮影の後、単純撮影を行うために撮影制御部82が放射線源36Rを移動させる移動期間中に、圧迫制御部80が、圧迫板34による乳房の圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する。換言すると、放射線源36Rの移動期間と、圧迫力の変更期間との少なくとも一部が重なる。従って、より多くの期間が重なることにより乳房を圧迫し続けている期間を短縮することができるため、被検者の痛みをより効果的に緩和することができる。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、連続撮影を行う場合、後に行う撮影が単純撮影及びトモシンセシス撮影のいずれかに応じて、先に行った撮影の後に行う、圧迫力の制御方法を異ならせる形態について説明する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)と、マンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成(図2及び図3参照)は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の圧迫制御部80が実行する圧迫制御処理の一部が第1及び第2実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる動作及び処理について説明する。
図12には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。図12に示すように本実施形態の圧迫制御処理は、第1実施形態の圧迫制御処理(図8参照)と、第2実施形態の圧迫制御処理(図10参照)とを組み合わせた形態である。なお、本実施形態の圧迫制御処理では、ステップS104とステップS106との間にステップS105の処理を行う点が異なっている。
図12に示したステップS105で圧迫制御部80は、連続撮影における先に行う撮影が、単純撮影であるか否かを判定する。一例として本実施形態の医用撮影システム1では、撮影オーダに、トモシンセシス撮影及び単純撮影のいずれを先に行うかが指示されている。圧迫制御部80は、撮影オーダの指示に基づいて、単純撮影を先に行うか否かを判定する。
先に行う撮影が単純撮影ではない場合、換言すると、先に行う撮影がトモシンセシス撮影である場合、ステップS105の判定が否定判定となり、ステップS107へ移行し、第2実施形態の圧迫制御処理と同様に連続撮影を行う。一方、先に行う撮影が単純撮影の場合、ステップS105の判定が肯定判定となり、ステップS106へ移行する。
また、本実施形態の圧迫制御処理は、ステップS106とステップS110との間で、ステップS108に代わりステップS109の処理を行う点が異なっている。
単純撮影が終了するとステップS109で圧迫制御部80は、圧迫板34により第1圧迫力よりも大きな第3圧迫力で乳房を圧迫する。具体的には、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32により圧迫板34を圧迫方向に移動させて、圧迫板34により乳房を第3圧迫力で圧迫する。
トモシンセシス撮影の場合、複数の投影画像の撮影開始から終了までの間に、被検者の体動が生じると、投影画像の画質が低下する場合があるため、好ましくない。また、トモシンセシス撮影は、比較的撮影時間が長くなることが多く、単純撮影の撮影時間よりも長くなる場合が多いため、体動が生じ易い傾向がある。そのため、本実施形態の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影を行う場合、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から小さくしないことで、乳房を圧迫板34により固定し、被検者の体動を抑制する。そのため、図12に示した圧迫制御処理のステップS109では、圧迫板34により第1圧迫力よりも大きな第3圧迫力で乳房を圧迫する。
また、本実施形態の圧迫制御処理では、ステップS112で肯定判定となった場合、換言すると、単独撮影がトモシンセシス撮影である場合、ステップS109へ移行する。
このように本実施形態の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影を行う場合、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力よりも大きい第3圧迫力とする。従って、本実施形態の圧迫制御処理によれば、被検者の体動を抑制することができる。
なお、図12に示した圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影を行う場合、圧迫板34により第1圧迫力よりも大きな第3圧迫力で乳房を圧迫する形態について説明したが、本形態に限定されない。図13には、変形例の圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
図13に示した変形例の圧迫制御処理では、上記本実施形態の圧迫制御処理(図12参照)のステップS109の処理が設けられていない。
そのため、ステップS106で肯定判定となった場合、換言すると単純撮影が終了した場合、ステップS110へ移行する。また、ステップS112で肯定判定となった場合、換言すると、単独撮影がトモシンセシス撮影である場合も、ステップS110へ移行する。
このように変形例の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影を行う場合、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力のままとする。この場合の圧迫制御処理も、第2圧迫力よりも大きな第1圧迫力で乳房を圧迫したままとするため、被検者の体動を抑制することができる。
また、被検者の体動を抑制するため、圧迫板34により乳房を第1圧迫力で圧迫したままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影の連続撮影を行う場合、全体の撮影時間が長くなるため、被検者の負担が大きくなる。そのため、連続撮影を行う場合、少なくとも単純撮影では、トモシンセシス撮影よりも小さい圧迫力で圧迫板34により乳房を圧迫することで被検者の負担を軽減することができる。
[第4実施形態]
以下、第4実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、単純撮影の後にトモシンセシス撮影を行う連続撮影を行う場合、標準モード及び高鮮鋭モードのいずれであるかに応じて、先に行った撮影の後に行う、圧迫力の制御方法を異ならせる形態について説明する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)と、マンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成(図2及び図3参照)は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の圧迫制御部80が実行する圧迫制御処理の一部が第1及び第2実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる動作及び処理について説明する。
図14には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。図14に示すように本実施形態の圧迫制御処理は、第1実施形態の圧迫制御処理(図8参照)のステップS106とステップS108との間にステップS107Aの処理を行う点が異なっている。
図14に示したステップS107Aで圧迫制御部80は、連続撮影における後に行う撮影であるトモシンセシス撮影のモードが、標準モードであるか否かを判定する。一例として本実施形態の医用撮影システム1では、撮影オーダに、トモシンセシス撮影のモードが標準モード及び高鮮鋭モードのいずれであるかが指示されている。圧迫制御部80は、撮影オーダの指示に基づいて、トモシンセシス撮影のモードが標準モードであるか否かを判定する。
上述したように、トモシンセシス撮影において標準モードは、高鮮鋭モードに比べて複数の投影画像の全てを撮影し終わるまでの撮影時間が短い。換言すると、高鮮鋭モードは、標準モードに比べて、複数の投影画像の全てを撮影し終わるまでの撮影時間が長い。従って、高鮮鋭モードの場合、標準モードの場合に比べて、撮影中に被検者の体動が生じやすい。そこで、本実施形態の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影のモードが高鮮鋭モードの場合、被検者の体動を抑制するために、圧迫板34による乳房の圧迫力を第1圧迫力のままとする。
そのため、トモシンセシス撮影のモードが標準モードの場合、ステップS107Aの判定が肯定判定となり、ステップS108へ移行する。一方、トモシンセシス撮影のモードが高鮮鋭モードの場合、ステップS107Aの判定が否定判定となり、ステップS110へ移行する。
また、本実施形態の圧迫制御処理では、ステップS112で肯定判定となった場合、換言すると、単独撮影がトモシンセシス撮影である場合、ステップS107Aへ移行する。
このように本実施形態の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影を行う場合、標準モードならば、撮影時間が短いため、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更し、第2圧迫力で乳房を圧迫した状態でトモシンセシス撮影を行う。一方、高鮮鋭モードならば、撮影時間が長いため、被検者の体動を抑制するために圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力のままとし、第1圧迫力で乳房を圧迫した状態でトモシンセシス撮影を行う。
[第5実施形態]
以下、第5実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、連続撮影を行う場合、乳房にインプラント等の人工物が含まれている場合と、含まれていない場合とで、圧迫力の制御方法を異ならせる形態について説明する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)と、マンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成(図2及び図3参照)は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の圧迫制御部80が実行する圧迫制御処理の一部が第1実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる動作及び処理について説明する。
図15には、本実施形態のマンモグラフィ装置10における圧迫制御処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。図15に示すように本実施形態の圧迫制御処理は、第1実施形態の圧迫制御処理(図8参照)のステップS106とステップS108との間にステップS107B及びステップS107Cの処理を行う点が異なっている。
図15に示したステップS107Bで圧迫制御部80は、放射線検出器30から放射線画像を取得する。本実施形態では、連続撮影における先の撮影として、単純撮影を行っている。そのため、ステップS107Bで圧迫制御部80は、放射線検出器30から2次元画像を取得する。
次のステップS107Cで圧迫制御部80は、取得した放射線画像(2次元画像)に基づいて、乳房にインプラント等の人工物が含まれているか否か判定する。圧迫制御部80は、例えば、公知のCAD(Computer Aided Diagnosis)を適用することで、2次元画像から乳房に含まれる人工物の有無を推定することができる。
乳房に人工物が含まれていない場合、ステップS107Cの判定が否定判定となり、ステップS108へ移行する。一方、乳房に人工物が含まれている場合、ステップS107Cの判定が肯定判定となり、ステップS110へ移行する。
なお、本実施形態では、連続撮影の先に行う撮影が単純撮影であるため、単純撮影により得られた2次元画像に基づいて、人工物の有無を判定する形態について説明したが、先に行う撮影がトモシンセシス撮影である場合、2次元画像に代わり、トモシンセシス撮影により得られた投影画像のうちの少なくとも1つの画像を用いればよい。
このように本実施形態の圧迫制御処理では、連続撮影を行う場合、先の撮影により得られた放射線画像に基づいて乳房に人工物が含まれていると推定される場合、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力のままとし、第1圧迫力で乳房を圧迫した状態で連続撮影における後の撮影を行う。一方、乳房に人工物が含まれていないと推定される場合、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更し、第2圧迫力で乳房を圧迫した状態で、連続撮影における後の撮影を行う。
[第6実施形態]
以下、第6実施形態について詳細に説明する。
上記各実施形態では、乳房全体を圧迫する圧迫力を本開示の乳房を圧迫する力の一例とした形態について説明したが、本実施形態では、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力を本開示の乳房を圧迫する力の一例とした形態について説明する。上記各実施形態の圧迫制御部80は、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫力を制御するが、本実施形態の圧迫制御部80は、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫圧力を制御する。
乳房が大きい方が同じ圧迫力で圧迫しても力が分散するため、乳房が、より小さい場合に比べて被検者が感じる痛みが軽減される傾向がある。従って、乳房の大きさに応じてきめ細かく、圧迫板34の移動を制御することが好ましい。そのため本実施形態のマンモグラフィ装置10では、圧迫板34が乳房全体を圧迫する圧迫力ではなく、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力に基づいて、圧迫板34による乳房の圧迫を制御する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の構成の一部について、第1実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる構成について説明する。
図16には、本実施形態のマンモグラフィ装置10及びコンソール12の構成の一例を表すブロック図が示されている。図16に示すように、本実施形態のマンモグラフィ装置10は、第1実施形態のマンモグラフィ装置10が備えていた圧迫力検出センサ33に代えて、圧力センサ35を備えている点が異なっている。
撮影台40の撮影面40Aには、図17に示すように、n個(本実施形態では50個)の圧力センサ35が2次元状に配列されており、圧迫板34により乳房が圧迫されて撮影台40に押しつけられることにより発生した圧力を、各圧力センサ35が検出する。本実施形態の各圧力センサ35は、圧力を検出する領域の大きさ(撮影面40Aの面積、以下「圧力検出面積」という)が予め定められている。
圧力センサ35は、放射線Rを透過する材料によって形成することが好ましいが、放射線Rの一部を吸収する材料によって形成される場合、取得した放射線画像の画像データを、圧力センサ35の放射線の透過率に従って補正する。
図18には、本実施形態のマンモグラフィ装置10の構成の一例の機能ブロック図を示す。図18に示すように本実施形態のマンモグラフィ装置10は、第1実施形態のマンモグラフィ装置10(図6参照)と同様に、圧迫制御部80を備える。
本実施形態の圧迫制御部80には、圧力センサ35の検出結果である圧力を表す情報が入力される。また、圧迫制御部80は、圧迫板駆動部32に、圧迫板34の移動に関する指示を出力する。
圧迫制御部80は、マンモグラフィ装置10が乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫板34による単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力を第1圧迫圧力とする制御を行う。また、圧迫制御部80は、一方の撮影の後に、圧迫板34による圧迫圧力を第1圧迫圧力から第1圧迫圧力よりも小さい第2圧迫圧力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫圧力を第2圧迫圧力とする制御を行う。
本実施形態の圧迫制御部80は、各圧力センサ35から取得した検出結果に基づいて、圧迫圧力を導出する。なお、圧迫圧力の導出方法は特に限定されない。例えば、圧迫制御部80は、n個の圧力センサ35の検出結果の中から最大値を選択し、選択した最大値と圧力検出面積とに基づいて圧迫圧力を導出してもよい。また、例えば、圧迫制御部80は、n個の圧力センサ35の検出結果のうち、大きい順に所定数の検出結果を選択し、選択した検出結果の平均値と圧力検出面積とに基づいて圧迫圧力を導出してもよい。また例えば、乳房が接触していない部分の撮影面40Aに設けられた圧力センサ35は検出結果が0N/mmからほとんど変化しないため、圧迫制御部80は、0N/mmまたは、誤差を考慮して0N/mmから所定の範囲内である検出結果を除いた他の検出結果の平均値と圧力検出面積とに基づいて圧迫圧力を導出してもよい。このように、圧迫圧力の導出には、乳房が接触している部分の撮影面40Aに設けられた圧力センサ35の検出結果を用いることが好ましい。
本実施形態の圧迫制御部80は、圧力センサ35による検出結果を所定の間隔(本実施形態では、0.1秒)で繰り返し取得し、圧力センサ35の検出結果に基づいて導出した圧迫圧力が第1圧迫圧力または第2圧迫圧力に達するまで、圧迫板駆動部32により圧迫板34を圧迫方向または圧迫解除方向へ移動させる。
本実施形態のマンモグラフィ装置10の圧迫制御部80が行う圧迫制御処理は、上記各実施形態の圧迫制御部80が行う圧迫制御処理(図8等参照)における圧迫力を、圧迫圧力に変更すればよく、全体の流れ、及び各ステップにおける処理は同様であるため、説明を省略する。
[第7実施形態]
以下、第7実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、グリッドを備えるマンモグラフィ装置10において、グリッドの移動期間と、圧迫力の変更期間との関係について説明する。
本実施形態の医用撮影システム1の全体構成(図1参照)は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、マンモグラフィ装置10の構成の一部について、第1実施形態のマンモグラフィ装置10と異なるため、異なる構成について説明する。
図19には、本実施形態のマンモグラフィ装置及びコンソール12の構成の一例を表すブロック図が示されている。図19に示したように、本実施形態のマンモグラフィ装置10は、グリッド41及びグリッド移動部43を備える点で第1実施形態のマンモグラフィ装置10(図2参照)と異なっている。
グリッド41は、被写体である乳房を透過した放射線Rに含まれる散乱線を除去するものであり、撮影台40の中に備えられている。グリッド移動部43は、撮影制御部82(図6及び図18参照)の制御により、グリッド41を、退避位置と所定位置との間で移動させる。本実施形態の所定位置が、本開示の第1位置の一例であり、退避位置が、本開示の第2位置の一例である。
本実施形態のマンモグラフィ装置10では、単純撮影を行う場合、グリッド41を放射線源36Rと、放射線検出器30との間の所定位置に配置する。所定位置にグリッド41を配置することにより、乳房を透過した放射線Rに含まれる散乱線が除去され、散乱線が除去された状態の放射線Rが、放射線検出器30によって検出される。このように所定位置とは、放射線源36Rと、放射線検出器30との間の位置である。
一方、マンモグラフィ装置10では、トモシンセシス撮影では、複数の照射位置tの各々における照射角度が異なるため、撮影においてグリッド41を用いない。そのため、マンモグラフィ装置10では、トモシンセシス撮影を行う場合、グリッド41を放射線源36Rから照射された放射線Rと放射線検出器30との間を遮らない退避位置に配置する。このように、退避位置とは、放射線源36Rから見て、放射線検出器30より退避された位置である。
以下では、撮影制御部82によるよりグリッド41の位置の制御と、圧迫制御部80による圧迫力の制御との関係について説明する。
まず、単独撮影を先に行った後、トモシンセシス撮影を行う連続撮影の場合について説明する。この連続撮影の場合の圧迫制御部80による圧迫制御処理は第1実施形態の圧迫制御処理(図8参照)と同様になる。一方、図20には、この連続撮影の場合における、撮影制御部82によるよりグリッド41の位置の制御と、圧迫制御部80による圧迫力の制御とを表すタイムチャートが示されている。
撮影の開始指示に応じて、図20に一例を示したタイムチャートのタイミングt201Aで、撮影制御部82は、グリッド移動部43により、グリッド41の移動を開始させる。グリッド41は、グリッド移動部43により、退避位置から所定位置に向けて移動を開始する。タイミングt201Bでグリッド41が所定位置に到達すると、撮影制御部82は、グリッド41の移動を停止する。
このタイミングt201Aからタイミングt201Bまでのグリッドの移動期間に、図20に示すように、圧迫制御部80は、圧迫方向へ圧迫板34の移動を開始させ、圧迫板34により乳房を第1圧迫力で圧迫する。タイミングt100からタイミングt102までの圧迫期間の少なくとも一部が、所定位置まで移動させるためのグリッド41の移動期間と重なる。
タイミングt203における単純撮影が終了すると、続くトモシンセシス撮影のために図20に一例を示したタイムチャートのタイミングt205Aで、撮影制御部82は、グリッド移動部43により、グリッド41の移動を開始させる。グリッド41は、グリッド移動部43により、所定位置から退避位置に向けて移動を開始する。タイミングt205Bでグリッド41が退避位置に到達すると、撮影制御部82は、グリッド41の移動を停止する。
このタイミングt205Aからタイミングt205Bまでのグリッドの移動期間に、図20に示すように、圧迫制御部80は、圧迫解除方向へ圧迫板34の移動を開始させ、圧迫板34による圧迫力を、第1圧迫力から第2圧迫力に変更する。タイミングt104からタイミングt106までの変更期間の少なくとも一部が、退避位置まで移動させるためのグリッド41の移動期間と重なる。
次に、トモシンセシス撮影を先に行った後、単純撮影を行う連続撮影の場合について説明する。この連続撮影の場合の圧迫制御部80による圧迫制御処理は第2実施形態の圧迫制御処理(図10参照)と同様になる。一方、図21には、この連続撮影の場合における、撮影制御部82によるよりグリッド41の位置の制御と、圧迫制御部80による圧迫力の制御とを表すタイムチャートが示されている。
本連続撮影の場合、タイミングt204におけるトモシンセシス撮影が終了すると、続く単純撮影のために図21に一例を示したタイムチャートのタイミングt205Cで、撮影制御部82は、グリッド移動部43により、グリッド41の移動を開始させる。グリッド41は、グリッド移動部43により、退避位置から所定位置に向けて移動を開始する。タイミングt205Dでグリッド41が所定位置に到達すると、撮影制御部82は、グリッド41の移動を停止する。
このタイミングt205Cからタイミングt205Dまでのグリッドの移動期間に、図21に示すように、圧迫制御部80は、圧迫解除方向へ圧迫板34の移動を開始させ、圧迫板34による圧迫力を、第1圧迫力から第2圧迫力に変更する。タイミングt104からタイミングt106までの変更期間の少なくとも一部が、退避位置まで移動させるためのグリッド41の移動期間と重なる。
このように、本実施形態のマンモグラフィ装置10では、連続撮影を行う場合、グリッド41が所定位置と退避位置との間を移動する移動期間と、圧迫制御部80が、圧迫板34により乳房を圧迫する圧迫期間、及び乳房の圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する変更期間の少なくとも一部が重なる。従って、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、グリッド41の移動期間と、乳房を圧迫板34により圧迫する圧迫期間及び圧迫力の変更期間とが重なることにより、乳房を圧迫し続けている期間を短縮することができる。
以上説明したように、上記各実施形態の放射線画像撮影システム2は、マンモグラフィ装置10を備える。マンモグラフィ装置10は、放射線源36R、放射線検出器30、及び放射線源36Rと放射線検出器30との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫板34を含み、圧迫状態の乳房に対して、所定の照射角度から放射線源36Rにより放射線Rを照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、放射線源36Rにより順次放射線Rを照射して複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能である。
またマンモグラフィ装置10は、圧迫制御部80を備える。圧迫制御部80は、乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫力を第1圧迫力とする制御を行う。また、圧迫制御部80は、一方の撮影の後に、圧迫板34による圧迫力を第1圧迫力から第1圧迫力よりも小さい第2圧迫力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫力を第2圧迫力とする制御を行う。
もしくは、圧迫制御部80は、乳房を圧迫状態としたままで、単純撮影及びトモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、圧迫板34による単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力を第1圧迫力とする制御を行う。また、圧迫制御部80は、一方の撮影の後に、圧迫板34による圧迫圧力を第1圧迫圧力から第1圧迫圧力よりも小さい第2圧迫圧力に変更し、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、圧迫板34による乳房の圧迫圧力を第2圧迫圧力とする制御を行う。
上記構成を有することにより上記実施形態のマンモグラフィ装置10では、単純撮影及びトモシンセシス撮影の連続撮影を行う場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうち先に行う一方の撮影の後、圧迫板34による乳房の圧迫力または圧迫圧力を小さくし、圧迫力または圧迫圧力を小さくした状態で、単純撮影及びトモシンセシス撮影のうちの他方の撮影を行う。従って、上記マンモグラフィ装置10によれば、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる、
また、上記各実施形態のマンモグラフィ装置10では、連続撮影における先の撮影において、圧迫板34により乳房を第1圧迫力または第1圧迫圧力で圧迫するため、第2圧迫力または第2圧迫圧力まで圧迫を小さくしても、上述の乳房の弾性効果により、乳腺組織の展開具合を維持することができる。これにより、上記各実施形態のマンモグラフィ装置10における連続撮影の単純撮影により得られた2次元画像と、トモシンセシス撮影により得られた複数の投影画像に基づく断層画像と、の乳腺領域が同様となり、診断等を行い易くすることができる。
このように、本実施形態のマンモグラフィ装置10の圧迫制御処理では、トモシンセシス撮影の後に単純撮影を行う連続撮影において、圧迫板34により乳房を第1圧迫力で圧迫してトモシンセシス撮影を行った後、圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に小さくする。そして、乳房を第2圧迫力で圧迫して状態で単純撮影を行う。従って、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、被検者の痛みをさらに効果的に緩和することができる。
また、本実施形態のマンモグラフィ装置10によれば、トモシンセシス撮影の後、単純撮影を行うために撮影制御部82が放射線源36Rを移動させる移動期間中に、圧迫制御部80が、圧迫板34による乳房の圧迫力を第1圧迫力から第2圧迫力に変更する。換言すると、放射線源36Rの移動期間と、圧迫力の変更期間との少なくとも一部が重なる。従って、より多くの期間が重なることにより乳房を圧迫し続けている期間を短縮することができるため、被検者の痛みをより効果的に緩和することができる。
なお、上記各実施形態の圧迫制御部80による圧迫制御処理に限定されず、例えば、被検者の指示に応じて、連続撮影を行う場合に、先の撮影の後に圧迫力または圧迫圧力を、第1圧迫力または第1圧迫圧力から第2圧迫力または第2圧迫力に変更する形態としてもよい。被検者によって、乳房の圧迫され具合が異なり、痛みの感じ方も異なる。そこで、被検者自身により、圧迫力または圧迫圧力を小さくするかどうか指示する形態としてもよい。例えば、被検者がマンモグラフィ装置10の操作部26を操作することにより、第2圧迫力または第2圧迫圧力に変更することを指示した場合、指示に従い、連続撮影の先の撮影の後に、後の撮影が始まる前に上述のように、圧迫板34による乳房の圧迫力または圧迫圧力を、第1圧迫力または第1圧迫圧力から第2圧迫力または第2圧迫力に変更すればよい。なお、この場合、単純撮影及びトモシンセシス撮影、各々の撮影中は、被検者が操作部26を操作することにより、圧迫を小さくすることを指示した場合でも、圧迫制御部80は、実行中の撮影が終了するまで、第2圧迫力または第2圧迫圧力への変更を行わないことが好ましい。
なお、上記各実施形態の圧迫制御部80は、圧迫板34による圧迫力または圧迫圧力を第1圧迫力または第1圧迫圧力から第2圧迫力または第2圧迫圧力に変更する場合、圧迫力または圧迫圧力を減少させ続ける形態について説明したが、上記各実施形態に限定されない。上述したように乳房を圧迫することにより、乳腺組織の重なりを展開する。そのため、圧迫制御部80では、乳腺組織の重なり具合、換言すると乳腺組織の展開具合が変化しない程度、または変化してもその変化量が許容範囲内である程度ならば、圧迫力または圧迫圧力を変化させることが可能である。一例として、連続撮影の開始から終了するまで乳房の圧迫状態として、撮影台40の撮影面40Aに接する乳房の面積が変化しない程度に乳房を圧迫し続ければよい。従って、マンモグラフィ装置10では、撮影面40Aに接する乳房の面積に応じて、連続撮影における先の撮影の後、後の撮影を行う前に乳房の圧迫をさらに小さくしてもよい。
また、上記各実施形態では、マンモグラフィ装置10が圧迫制御部80を備え、本開示の制御装置として機能する形態について説明したが、圧迫制御部80の機能の全部または一部を備える装置は、上記各実施形態に限定されない。例えば、コンソール12等、医用撮影システム1内の他の装置が圧迫制御部80の機能の全部または一部を備え、本開示の制御装置として機能してもよい。
なお、上記各実施形態のマンモグラフィ装置10では、放射線照射部36を移動させることにより、放射線源36Rを、照射位置tに移動させる形態について説明したが、マンモグラフィ装置10は上記各実施形態に限定されない。例えば、マンモグラフィ装置10は、照射位置tの各々に対応する複数の放射線源36Rを備える形態であってもよい。
なお、上記各実施形態のマンモグラフィ装置10の放射線検出器30は、AEC(Automatic Exposure Control)と呼ばれる、放射線Rの照射に応じてセンサ部で発生した電荷(電気信号)に基づいて放射線を検知して、放射線検出器30の各画素における電荷の蓄積の開始または停止等を行わせる機能を有する放射線検出器を用いてもよい。この場合、例えば、連続撮影において放射線検出器30がAECの機能を用いる場合、連続撮影において先に行う撮影の間にAECの機能を用いた動作を行い、その結果を、連続撮影における後の撮影に反映させる形態としてもよい。
上記各実施形態において、例えば圧迫制御部80及び撮影制御部82といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態が挙げられる。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態が挙げられる。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記各実施形態では、撮影処理プログラム21A及び圧迫制御処理プログラム21BがROM20Bに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。撮影処理プログラム21A及び圧迫制御処理プログラム21Bの各々は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、撮影処理プログラム21A及び圧迫制御処理プログラム21Bの各々は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
その他、上記各実施形態で説明した医用撮影システム1、放射線画像撮影システム2、及びマンモグラフィ装置10等の構成及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよいこともいうまでもない。
1 医用撮影システム
2 放射線画像撮影システム
5 RIS
10 マンモグラフィ装置
12 コンソール
18 画像保存システム
20、50、70 制御部
20A、50A、70A CPU
20B、50B、70B ROM
20C、50C、70C RAM
21A 撮影処理プログラム、21B 圧迫制御処理プログラム
22、52、72 記憶部
24、54、74 I/F部
26、56、 操作部
30 放射線検出器、30A 検出面
31 モータ
32 圧迫板駆動部
33 圧迫力検出センサ
34 圧迫板、34A 上面
36 放射線照射部、36R 放射線源
37 線源移動部
38 ボールネジ
39、59、79 バス
40 撮影台、40A 撮影面
41 グリッド
42 アーム部
43 グリッド移動部
44 基台
45 軸部
46 圧迫ユニット
58 表示部
51 制御処理プログラム
80 圧迫制御部
82 撮影制御部
CL 法線
R 放射線
t 照射位置
θ 角度
HR 高鮮鋭モードの照射角度範囲
ST 標準モードの照射角度範囲

Claims (27)

  1. 放射線源、放射線検出器、及び前記放射線源と前記放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、前記圧迫状態の前記乳房に対して、所定の照射角度から前記放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、前記圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、前記放射線源により順次放射線を照射して前記複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置と、
    前記マンモグラフィ装置が前記乳房を前記圧迫状態としたままで、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を第1の力とし、前記一方の撮影の後に、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第1の力よりも小さい第2の力に変更し、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、前記圧迫部材による前記乳房を圧迫する力を前記第2の力とする制御を行う圧迫制御部を含む制御装置と、
    を備えた放射線画像撮影システム。
  2. 前記圧迫制御部は、前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記トモシンセシス撮影の後に、前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記第1の力から前記第1の力よりも大きい第3の力に変更し、前記トモシンセシス撮影では、前記乳房を圧迫する力を前記第3の力とする制御を行う、
    請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記圧迫制御部は、前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記トモシンセシス撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う撮影である場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記圧迫制御部は、前記他方の撮影がトモシンセシス撮影である場合は、
    第1のトモシンセシス撮影モードの場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記第1のトモシンセシス撮影モードよりも照射角度の範囲が広い第2のトモシンセシス撮影モードの場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記圧迫制御部は、前記マンモグラフィ装置により撮影された前記放射線画像及び投影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記圧迫制御部は、前記一方の画像に基づいて、前記乳房に人工物が含まれていないと推定される場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記乳房に人工物が含まれていると推定される場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項5に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記一方の撮影の終了後、前記他方の撮影の前に前記放射線源を移動させる場合、前記放射線源の移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記マンモグラフィ装置は、散乱線を除去するグリッドと、
    前記単純撮影の場合、前記グリッドを前記放射線源と前記放射線検出器との間の位置である第1位置に移動し、前記トモシンセシス撮影の場合、前記グリッドを前記第1位置とは異なる位置でかつ前記放射線源から見て前記放射線検出器より退避された位置である第2位置に移動させるグリッド移動部と、をさらに備え、
    前記連続撮影において、前記グリッド移動部が前記グリッドを前記第1位置及び前記第2位置の一方の位置から他方の位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う撮影である場合、前記グリッド移動部が前記グリッドを前記第1位置から前記第2位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項8に記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記グリッド移動部が前記グリッドを前記第2位置から前記第1位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項8または請求項9に記載の放射線画像撮影システム。
  11. 前記圧迫制御部は、前記圧迫部材を、圧迫解除方向に移動させることにより、前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行う、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  12. 前記乳房を圧迫する力は、前記乳房全体を圧迫する圧迫力であり、前記第1の力を第1圧迫力とし、前記第2の力を第2圧迫力とする、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  13. 前記乳房を圧迫する力は、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力であり、前記第1の力を第1圧迫圧力とし、前記第2の力を第2圧迫圧力とする、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  14. 放射線源、放射線検出器、及び前記放射線源と前記放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、前記圧迫状態の前記乳房に対して、所定の照射角度から前記放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、前記圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、前記放射線源により順次放射線を照射して前記複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置が前記乳房を前記圧迫状態としたままで、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を第1の力とし、
    前記一方の撮影の後に、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第1の力よりも小さい第2の力に変更し、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、前記圧迫部材による前記乳房を圧迫する力を前記第2の力とする制御を行う、
    処理をコンピュータが実行する制御方法。
  15. 前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記トモシンセシス撮影の後に、前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記第1の力から前記第1の力よりも大きい第3の力に変更し、前記トモシンセシス撮影では、前記乳房を圧迫する力を前記第3の力とする制御を行う、
    請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記トモシンセシス撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う撮影である場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項14に記載の制御方法。
  17. 前記他方の撮影がトモシンセシス撮影である場合は、
    第1のトモシンセシス撮影モードの場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記第1のトモシンセシス撮影モードよりも照射角度の範囲が広い第2のトモシンセシス撮影モードの場合、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記単純撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項14に記載の制御方法。
  18. 前記マンモグラフィ装置により撮影された前記放射線画像及び投影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項14に記載の制御方法。
  19. 前記一方の画像に基づいて、前記乳房に人工物が含まれていないと推定される場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行い、
    前記乳房に人工物が含まれていると推定される場合、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第2の力に変更するのに代えて、前記一方の撮影の後に前記乳房を圧迫する力を前記第1の力のままとする制御を行う、
    請求項18に記載の制御方法。
  20. 前記一方の撮影の終了後、前記他方の撮影の前に前記放射線源を移動させる場合、前記放射線源の移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項14から請求項19のいずれか1項に記載の制御方法。
  21. 前記単純撮影の場合、前記マンモグラフィ装置が備える散乱線を除去するグリッドを前記放射線源と前記放射線検出器との間の位置である第1位置に移動し、前記トモシンセシス撮影の場合、前記グリッドを前記第1位置とは異なる位置でかつ前記放射線源から見て前記放射線検出器より退避された位置である第2位置に移動させる処理をさらに含み、
    前記連続撮影において、前記グリッドを前記第1位置及び前記第2位置の一方の位置から他方の位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項14から請求項20のいずれか1項に記載の制御方法。
  22. 前記連続撮影が、前記単純撮影の後に前記トモシンセシス撮影を行う撮影である場合、前記グリッドを前記第1位置から前記第2位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項21に記載の制御方法。
  23. 前記連続撮影が、前記トモシンセシス撮影の後に前記単純撮影を行う撮影である場合、前記グリッドを前記第2位置から前記第1位置へ移動させる移動期間と、前記一方の撮影の終了後に前記乳房を圧迫する力を変更する変更期間とが重なる、
    請求項21または請求項22に記載の制御方法。
  24. 前記圧迫部材を、圧迫解除方向に移動させることにより、前記第1の力から前記第2の力に変更する制御を行う、
    請求項14から請求項23のいずれか1項に記載の制御方法。
  25. 前記乳房を圧迫する力は、前記乳房全体を圧迫する圧迫力であり、前記第1の力を第1圧迫力とし、前記第2の力を第2圧迫力とする、
    請求項14から請求項24のいずれか1項に記載の制御方法。
  26. 前記乳房を圧迫する力は、単位面積当たりの圧迫力である圧迫圧力であり、前記第1の力を第1圧迫圧力とし、前記第2の力を第2圧迫圧力とする、
    請求項14から請求項24のいずれか1項に記載の制御方法。
  27. 放射線源、放射線検出器、及び前記放射線源と前記放射線検出器との間に配置された乳房を圧迫状態にする圧迫部材を含み、前記圧迫状態の前記乳房に対して、所定の照射角度から前記放射線源により放射線を照射して放射線画像を撮影する単純撮影と、前記圧迫状態の乳房に対して異なる複数の照射角度の各々から、前記放射線源により順次放射線を照射して前記複数の照射角度毎に投影画像を撮影するトモシンセシス撮影と、が可能なマンモグラフィ装置が前記乳房を前記圧迫状態としたままで、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影を連続して行う連続撮影の場合、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの先に行う一方の撮影では、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を第1の力とし、
    前記一方の撮影の後に、前記圧迫部材により前記乳房を圧迫する力を前記第1の力から前記第1の力よりも小さい第2の力に変更し、前記単純撮影及び前記トモシンセシス撮影のうちの後に行う他方の撮影では、前記圧迫部材による前記乳房を圧迫する力を前記第2の力とする制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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