JP2020136966A - 撮像装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体検出処理の実行の有無をバランスよく設定し、その実行によるレリーズタイムラグの拡大や連写時のコマ速低下が必要以上に大きくなることを防止できる撮像装置及びその制御方法並びにプログラムを提供する。【解決手段】フラッシュ装置3を用いたフラッシュ撮影が可能なカメラ100は、測光用センサ26で取得された複数画素の信号に基づき生成された画像から被写体を検出する検出処理を、撮影モード設定や被写体距離に関する情報等に従って、定常光時に上記生成される画像及びフラッシュ装置3によるプリ発光時に上記生成される画像について実行するか否かを選択し、実行することが選択された検出処理により得られた被写体の領域の輝度情報に基づきフラッシュ装置3による本発光量を演算する。【選択図】図10A

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法並びにプログラムに関し、特に、静止画像のフラッシュ撮影制御を行う撮像装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、フラッシュ撮影を行う場合、本撮影時に先立ってフラッシュの予備発光を行い、予備発光時に被写体から反射される反射光の測光値に基づき本撮影時のフラッシュ発光量が決定される。
特許文献1では予備発光時に被写体から反射される反射光から画像を取得し、その画像に基づく顔検出結果を用いて本撮影時のフラッシュ発光量を決定することで人物撮影時の撮影露出精度を向上する技術が開示されている。
特許文献2では予備発光以前に取得した画像と、予備発光時に取得した画像の2つの画像より顔検出を行い、その検出結果を比較することで顔検出精度を向上させる技術が開示されている。
特開2005−184508号公報 特開2006−074164号公報
デジタルカメラなどの撮像装置において取得画像から特定の被写体としての顔検出を行う場合、その検出処理は画像処理用ASICに内蔵された専用の顔検出用ハードウェアにて実行されるのが一般的である。顔検出用ハードウェアで取得画像からの顔検出を行うには1ms〜10msオーダーの時間を要する。この時間は取得画像の解像度やサイズが大きい程長くなる。通常はコスト等の制約により顔検出用ハードウェアは1製品内には1組しかないので、特許文献2のように2つの画像で顔検出を行う場合、顔検出時間は1つの画像で顔検出を行う場合よりも2倍必要となる。このように顔検出時間に長い時間を要すると、レリーズタイムラグの拡大や、連写のコマ速が低下といった問題が生じる。
一方、顔などの特定の被写体を追尾して撮影する場合などは、かかる問題が生じたとしても高い被写体検出精度が求められる。
そこで、本発明は、被写体検出処理の実行の有無をバランスよく設定し、その実行によるレリーズタイムラグの拡大や連写時のコマ速低下が必要以上に大きくなることを防止できる撮像装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、フラッシュ装置を用いたフラッシュ撮影が可能な撮像装置であって、複数画素の光電変換用の受光部を有するセンサと、前記複数画素からの信号に基づき画像を生成する生成手段と、前記生成された画像から被写体を検出する検出処理を実行する検出手段と、撮影に関する設定又は撮影に関する情報に従って、前記フラッシュ装置による発光が行われていないときの前記センサからの信号に基づいて生成された第1の画像、および、前記フラッシュ装置によるプリ発光が行われているときの前記センサからの信号に基づいて生成された第2の画像について、前記検出処理を実行するか否かを選択する選択手段と、該選択手段により実行することが選択された検出処理により得られた前記被写体の領域の輝度情報に基づき前記フラッシュ装置による本発光量を演算する演算手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、被写体検出処理の実行の有無をバランスよく設定し、その実行によるレリーズタイムラグの拡大や連写時のコマ速低下が必要以上に大きくなることを防止できる。
本発明の実施例1に係る撮像装置としての、カメラ本体、交換レンズ、及びフラッシュ装置からなるカメラの断面図である。 図1における焦点検出用センサの構成を示す図である。 図1における測光用センサの構成を示す図である。 カメラ本体、交換レンズ、及びフラッシュ装置の電気回路の構成を示すブロック図である。 カメラでの撮影にあたってユーザにより設定される設定項目の内容一覧を示す図である。 本発明の実施例1に係るフラッシュ撮影制御処理のフローチャートである。 図6のフローチャートの続きである。 図6のステップS105の撮影開始前顔検出選択処理のフローチャートである。 図7のステップS123の連写駒間顔検出選択処理のフローチャートである。 本発明の実施例1における図8の撮影開始前顔検出選択処理に用いられるテーブルを示す図である。 本発明の実施例1における図9の連写駒間顔検出選択処理に用いられるテーブルを示す図である。 図6のステップS106の撮影開始前の測光、測距及び顔検出の動作処理の動作シークエンスの例を示すタイミングチャートである。 図6のステップS108のプリ発光時の測光及び顔検出の動作処理の動作シークエンスの例を示すタイミングチャートである。 図7のステップS124の連写駒間の測光、測距及び顔検出の動作処理の動作シークエンスの例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2における図8の撮影開始前測光時顔検出選択処理に用いられるテーブルを示す図である。 本発明の実施例2における図9の連写駒間顔検出選択処理に用いられるテーブルを示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る撮像装置としての、カメラ本体1、交換レンズ2、及びフラッシュ装置3からなるカメラ100の断面図である。
図1に示す様に、カメラ100は、レンズ交換可能ないわゆる一眼レフタイプのカメラである。
カメラ本体1は、メカニカルシャッタ10、光学ロウパスフィルタ11、撮像素子12、半透過性の主ミラー13、第1の反射ミラー14、第2の反射ミラー16、赤外カットフィルタ17、絞り18、2次結像レンズ19、及び焦点検出用センサ20を備える。
撮像素子12は、CMOSやCCDといったエリアの蓄積型光電変換素子から構成される。
主ミラー13と第1の反射ミラー14は、非撮影時に図1に示す位置となり、撮影時にはともに上部に跳ね上がる。また、非撮影時において、第1の反射ミラー14により撮像素子12の撮像面と共役な図1の点線で示す近軸的結像面が形成される。
絞り18は、2つの開口部を有する。
焦点検出用センサ20は、例えばCMOSなどのエリアの蓄積型光電変換素子からなり、図2に示すように絞り18の2つの開口部に対応して、多数分割された2対の受光センサ部20A,20Bを有する。また、受光センサ部20A,20Bに加えて、不図示の信号蓄積部や信号処理用の周辺回路などが同一チップ上に集積回路として作り込まれる。
非撮影時における第1の反射ミラー14から焦点検出用センサ20までの構成によれば、撮像素子12の撮影面内の任意の位置での焦点検出を像ずれ方式により可能とする。
カメラ本体1はさらに、ピント板21、ペンタプリズム22、接眼レンズ23、第3の反射ミラー24、集光レンズ25、及び測光用センサ26を備える。
ピント板21は、拡散性を有するピント板である。
測光用センサ26は、被写体(入射画像)の輝度を測光し、その輝度情報を得るために用いるセンサであり、例えばCMOSなどのエリアの蓄積型光電変換素子からなる。
具体的には、測光用センサ26は、図3(a)に示す様に、機能設定回路26A、動作クロック生成回路26B、画素アレイ26C、画素制御回路26D、読出し回路26E、AD変換回路26F、AD変換ゲイン制御回路26G、及び出力回路26Hを備える。
機能設定回路26Aは、後述する制御部41から送信されるデータに従って測光用センサ26の内部の動作クロックや蓄積制御、AD変換制御等の機能設定を行う。
動作クロック生成回路26Bは、測光用センサ26の内部の動作クロックを生成する回路である。
画素アレイ26Cは、複数画素、例えば数万〜数十万画素の光電変換用の受光部が配置される画素アレイである。
本実施例においては、画素アレイ26Cは、図3(b)に例示するような青色透過フィルタB、緑色透過フィルタG1及びG2、赤色透過フィルタRによるベイヤー配列のカラーフィルタを有する1ベイヤーを配列単位とする。但し、画素アレイ26cはベイヤー配列のカラーフィルタを有さず、白黒の信号データを各画素で蓄積するようにしてもよい。
画素制御回路26Dは、画素アレイ26Cの蓄積の制御や読出し時の画素走査の制御を行う回路である。
読出し回路26Eは、画素アレイ26Cの各画素が蓄積したアナログ信号からなる信号データを順次読み出すための回路である。読出し回路26Eから出力された各画素が蓄積したアナログ信号はAD変換回路26Fに入力されて、デジタルデータに変換される。
AD変換ゲイン制御回路26Gは、AD変換回路26Fの変換ゲインを調節する回路である。
出力回路26Hは、AD変換回路26Fでデジタルデータに変換された画素アレイ26Cの各画素から読み出された信号データを、後述する信号処理回路42へ出力する。また、出力回路26Hは、必要に応じてパラレル−シリアル変換や差動信号への変換なども行う。
図1に戻り、カメラ本体1において、ピント板21、ペンタプリズム22、及び接眼レンズ23によってファインダー光学系が構成される。すなわち、測光用センサ26には主ミラー13によって反射されてピント板21によって拡散された光線のうち光軸外の一部が入射する。
また、カメラ本体1は、マウント部27、接点部28、及び接続部29を備える。
マウント部27は、カメラ本体1に交換レンズ2を取り付けるためのマウント部である。
接点部28は、カメラ本体1が交換レンズ2との間で情報通信を行うための接点部である。
接続部29は、フラッシュ装置3を取り付けるための接続部である。
交換レンズ2は、光学レンズ群30、絞り31、及び接点部32を備える。
光学レンズ群30及び絞り31は、交換レンズ2内の光学系を構成する。
接点部32は、交換レンズ2がカメラ本体1との間で情報通信を行うための接点部である。
マウント部33は、交換レンズ2がカメラ本体1に取り付けられるためのマウント部である。
フラッシュ装置3は、キセノン管34、反射笠35、集光用のフレネルレンズ36、モニターセンサ37、及び取り付け部38を備える。
モニターセンサ37は、キセノン管34の発光量をモニターするためのセンサである。
取り付け部38は、カメラ本体1にフラッシュ装置3を取り付けるための取り付け部である。
図4は、カメラ本体1、交換レンズ2、及びフラッシュ装置3の電気回路の構成を示すブロック図である。
カメラ本体1は、制御部41、信号処理回路42、メモリ43、表示器44、及び記憶部45を備える。
制御部41は、例えば内部にALU、ROM、RAMやADコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによる制御手段でありカメラ本体1の全体制御を行う。制御部41の具体的な制御フローについては後述する。
尚、図1に記載の焦点検出用センサ20及び測光用センサ26からの出力信号は、制御部41のADコンバータ入力端子に接続される。
信号処理回路42は、制御部41の指示に従って撮像素子12を制御して撮像素子12が出力する撮像信号をAD変換しながら入力して信号処理を行い、画像信号を得る。また、得られた画像信号を記憶部45に記録するにあたって、圧縮やシェーディング等の必要な画像処理を行う。また、信号処理回路42には入力画像から特定の被写体としての人物の顔領域(顔画像)を検出する顔検出処理を実行するハードウェアである顔検出部42aが備えられている。信号処理回路42は測光用センサ26の信号も入力されて、その信号処理も行う。
メモリ43は、DRAM等のメモリであり、信号処理回路42が種々の信号処理を行う際のワーク用メモリとして使われたり、後述する表示器44に画像を表示する際のVRAMとして使われたりする。
表示器44は、液晶パネルや有機ELパネル等で構成されて各種撮影情報や撮像画像を表示する表示器であり、制御部41からの指示により点灯制御される。また、ライブビューが表示器44に表示されている際に顔検出部42aによる顔検出がされた場合はその顔検出結果が顔検出部42aから表示器44に送信される。この場合、表示器44は、その顔検出結果を示す枠をライブビュー画像に重畳して表示する。
記憶部45は、フラッシュメモリ又は光ディスク等からなる記憶部である。
カメラ本体1はさらに、第1のモータードライバ46、第1のモーター47、操作スイッチ部材48、及びシャッタ駆動部49を備える。
第1のモータードライバ46は、制御部41の出力端子に接続されており、制御部41の制御により第1のモーター47を駆動する。
第1のモーター47は、主ミラー13及び第1の反射ミラー14のアップ・ダウンやメカニカルシャッタ10のチャージを行う。
操作スイッチ部材48は、撮影開始を指示するためのレリーズスイッチや各種のモード設定等を行うための操作スイッチ部材である。
尚、図1に記載した交換レンズ2との接点部28は、交換レンズ2との通信を可能とするため制御部41のシリアル通信ポートの入出力信号に接続される。同様に、図1に記載したフラッシュ装置との接続部29は、フラッシュ装置3との通信を可能とするため制御部41のシリアル通信ポートの入出力信号に接続される。
シャッタ駆動部49は、制御部41の出力端子に接続されて図1記載のメカニカルシャッタ10を駆動する。
交換レンズ2は、レンズ制御部51、第2のモータードライバ52、第2のモーター53、第3のモータードライバ54、第3のモーター55、距離エンコーダ56、及びズームエンコーダ57を備える。
レンズ制御部51は、例えば内部にALU、ROM、RAMやタイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによる制御手段である。
第2のモータードライバ52は、レンズ制御部51の出力端子に接続されており、レンズ制御部51の制御により第2のモーター53を駆動する。
第2のモーター53は、交換レンズ2の光学レンズ群30のうちの焦点調節レンズ30dによる焦点調節を行うためのモーターである。
第3のモータードライバ54は、レンズ制御部51の出力端子に接続されており、レンズ制御部51の制御により第3のモーター55を駆動する。
第3のモーター55は、絞り31の制御を行うためのモーターである。
距離エンコーダ56は、焦点調節レンズの繰り出し量すなわち被写体距離に関する情報を得るための距離エンコーダであり、レンズ制御部51の入力端子に接続される。
ズームエンコーダ57は、交換レンズ2がズームレンズである場合に撮影時の焦点距離情報を得るためのズームエンコーダであり、レンズ制御部51の入力端子に接続される。
尚、図1に記載した接点部32は、レンズ制御部51のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。すなわち、交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると夫々の接点部28,32が接続され、レンズ制御部51はカメラ本体1の制御部41とのデータ通信が可能となる。
かかるデータ通信を用いて、カメラ本体1の制御部41による焦点検出や露出演算のために必要なレンズ固有の光学的な情報は、レンズ制御部51からカメラ本体1の制御部41へとデータ通信によって出力される。また、距離エンコーダ56やズームエンコーダ57に基づいた被写体距離に関する情報または焦点距離情報もレンズ制御部51からカメラ本体1の制御部41へとデータ通信によって出力される。さらに、カメラ本体1の制御部41が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報はカメラ本体1の制御部41からレンズ制御部51へとデータ通信によって出力される。レンズ制御部51は、カメラ本体1の制御部41から出力された焦点調節情報や絞り情報に従って、第2のモータードライバ52や第3のモータードライバ54を制御する。
フラッシュ装置3は、フラッシュ制御部61、及び昇圧部62を備える。
フラッシュ制御部61は、例えば内部にALU、ROM、RAMやADコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータによるフラッシュ制御手段である。
昇圧部62は、キセノン管34の発光に必要な300V程度の高圧電圧を作りその高圧電圧を充電する機能を有する。
尚、図1に記載した取り付け部38には、フラッシュ制御部61のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。すなわち、フラッシュ装置3がカメラ本体1に装着されると、カメラ本体1の接続部29及びフラッシュ装置3の取り付け部38を介して、フラッシュ制御部61はカメラ本体1の制御部41とのデータ通信が可能となる。
かかるデータ通信を用いて、フラッシュ制御部61はカメラ本体の制御部41からの通信内容に従って昇圧部62を制御してキセノン管34の発光開始や発光停止を行うとともに、モニターセンサ37の検出量をカメラ本体1の制御部41に対して出力する。またフラッシュ制御部61は、発光に際して発光光量或いは発光時充電電圧といった発光条件に依存して変化する発光光の発光色情報データもカメラ本体1の制御部41に対して送信可能である。
図5は、カメラ100での撮影にあたって操作スイッチ部材48等を使ってユーザにより設定される撮影モードなどの設定項目の内容一覧を示す図である。
設定項目(1)は撮影モード設定である。また設定可能な選択肢として、ポートレートモードや子供モードなどの人物撮影用モード、風景モードや料理モードなどの非人物撮影用モード、撮影対象を特に限定しないプログラムモードや絞り優先モードなどの汎用モードの3分類がある。
設定項目(2)は連写速度設定であり、設定可能な選択肢は高速連写モードと低速連写モードとがある。
設定項目(3)はAFモード設定であり、設定可能な選択肢は合焦するまで一度だけピント合わせを行うワンショットAFモードとピント合わせを連続して行うサーボAFモードとがある。
設定項目(4)はAFモード設定がサーボAFモードとなっている場合の最初の1駒目の撮影に関する設定である。また、設定可能な選択肢として、ピントを合わせてから撮影するピント優先とピントを合わせずに即撮影するレリーズ優先、ピント精度と即写性のバランスをとったバランス設定の3種がある。
設定項目(5)はAFモード設定がサーボAFモードとなっている場合の連写2駒目以降の撮影に関する設定である。また、設定可能な選択肢として、連写速度よりもピント精度を優先するピント優先と、ピント精度よりも連写速度を優先する駒速優先と、ピントと駒速のバランスをとるバランス設定の3種がある。
設定項目(6)はAFモード設定がワンショットAFモードとなっている場合の撮影に関する設定である。また、設定可能な選択肢として、ピントを合わせてから撮影するピント優先、ピントを合わせずに即撮影するレリーズ優先、ピント精度と即写性のバランスをとったバランス設定の3種がある。
設定項目(7)は被写体追尾に関する設定で、人の顔を追尾してピントを合わせる顔追尾モードと、顔追尾を行わない顔以外追尾モードとがある。
続いて図6のフローチャートに従ってカメラ本体1の制御部41により実行される、本実施例に係るフラッシュ撮影制御処理の具体的な動作シーケンスについて説明する。
本処理は、不図示の電源スイッチがオンされて制御部41が動作可能となると、図6のステップS101より実行する。
ステップS101において、操作スイッチ部材48のうちレリーズスイッチの第1ストロークがオンされて測光開始となるのを待つ。測光開始が検知されるとステップS102へ進む。
ステップS102において、レンズ制御部51と通信を行ない測距や測光に必要な光学レンズ群30の情報を得る。さらに、フラッシュ制御部61に通信して、昇圧部62を動作させてフラッシュの発光に十分となるよう高圧電圧を充電するように指示するとともに、フラッシュ側の情報を得る。
ステップS103において、図5にて説明した各種のモード設定等の情報を入力する。
ステップS104において、予備測光を行う。具体的には、まず、測光用センサ26の所定の蓄積制御及び信号読み出し制御を行うように指示する。この指示に応じて測光用センサ26は所定時間の電荷蓄積を行い、続いてAD変換された複数画素の信号が信号処理回路42に順次入力される。信号処理回路42はこの順次入力された測光用センサ26の信号を、画素アレイ26Cのベイヤー配列の各ブロック(配列単位)に含まれるR、G1、G2、Bの比率が等しくなるようにブロック積分するなどして被写体の予備測光値(被写体輝度情報)を得る。この予備測光値は現在の被写体の概略の明るさ情報として次回の蓄積制御における蓄積時間の設定等に用いられる。
尚、ステップS104は電源スイッチがオンとなって初めて本ステップに進んだ場合のみ実行すれば良く、被写体の概略の明るさ情報が取得済となった2回目以降は省略して構わない。
ステップS105において、ステップS103で入力された各種の設定情報に応じた撮影開始前顔検出選択処理を行う。詳細は図8のフローチャートに従って説明する。
図8ではまず、ステップS151において、撮影モード設定が非人物撮影用モードかそれ以外かを判定する。判定の結果、非人物撮影用モードである場合はステップS160に進み、それ以外の場合はステップS152へ進む。
ステップS152において、AFモード設定がサーボAFモードであって、かつサーボAFモード時の最初の1駒目の撮影に関する設定がレリーズ優先であるという条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、かかる条件に該当する場合はステップS160に進み、それ以外の場合はステップS153に進む。
ステップS153において、AFモード設定がワンショットAFモードであって、かつワンショットAFモード時の撮影に関する設定がレリーズ優先であるという条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、かかる条件に該当する場合はステップS160に進み、それ以外の場合はステップS154に進む。
ステップS154において、被写体追尾に関する設定が顔追尾モードと顔以外追尾モードのどちらであるかを判定する。判定の結果、顔追尾モードである場合はステップS155へ進み、顔以外追尾モードである場合はステップS160に進む。
ステップS155において、ステップS102で入手したレンズ情報に基づき超遠距離被写体撮影の可能性が大きいか低いかの判定を行う。ここで、ピント合わせ後にこのステップを実行する場合は、交換レンズ2の距離エンコーダ56からの情報より被写体距離を求め、その被写体距離が予め設定された閾値より大きい場合、超遠距離被写体撮影の可能性が大きいと判定すると良い。一方、ピント合わせが行われずにこのステップを実行する場合がある。この場合は、交換レンズ2のズームエンコーダ57からの焦点距離情報と人物撮影時に想定される撮影倍率より推定撮影距離を演算し、その推定撮影距離が予め設定された閾値より大きい場合、超遠距離被写体撮影の可能性が大きいと判定すると良い。超遠距離被写体撮影の可能性が低い場合はステップS156へ進み、超遠距離被写体撮影の可能性が高い場合はステップS159に進む。
ステップS156において、ステップS104又は後述するステップS106で得られた被写体輝度情報が所定値に満たない超低輝度かどうかを判定する。超低輝度ではない場合はステップS157へ進み、超低輝度ではある場合はステップS158に進む。
ステップS157において、撮影開始前の顔検出として、定常光測光時に取得した画像(定常光時生成画像)、及びプリ発光測光時に取得した画像(プリ発光時生成取得画像)の両画像についての顔検出を行うことを選択する。ここで、定常光とは、フラッシュ装置3による発光がない状態を指す。以下、定常光測光時を単に定常光時といい、プリ発光測光時を単にプリ発光時という。
ステップS158において、撮影開始前の顔検出として、定常光時に取得した画像についての顔検出は行わず、プリ発光時に取得した画像についてのみの顔検出を行うことを選択する。これは超低輝度条件で取得した画像からの顔検出が困難であるからである。
ステップS159において、撮影開始前の顔検出として、定常光時に取得した画像についてのみの顔検出を行い、プリ発光時に取得した画像についての顔検出は行わないことを選択する。これは超遠距離撮影ではプリ発光時の被写体反射光が殆ど検出できないことによる。
ステップS160において、撮影開始前の顔検出として、定常光時に取得した画像及びプリ発光測光時に取得した画像の両画像いずれについても顔検出は行わないことを選択する。ここで、ステップS151にて撮影モード設定が非人物撮影用モード設定であった場合や、ステップS154にて被写体追尾に関する設定が顔以外追尾モードである場合がステップS160へ進むのは、これらの場合顔検出情報を必要としないからである。また、ステップS152にてAFモード設定がサーボAFモードでありかつ最初の1駒目の撮影に関する設定がレリーズ優先であった場合、ステップS160へ進む。顔検出に要する時間よりも撮影開始までのタイムラグ短縮を優先したいからである。同様に、ステップS153にてAFモード設定がワンショットAFモードであってかつその撮影に関する設定がレリーズ優先である場合もステップS160へ進む。この場合も顔検出に要する時間よりも撮影開始までのタイムラグ短縮を優先したいからである。
以上説明した図8の撮影開始前顔検出選択処理に用いられる、記憶部45に保持されるテーブルが図10Aとなる。図10Aではカメラ100のモード設定の条件や撮影条件などを示す条件(1)〜(7)の夫々に対する定常光時の顔検出とプリ発光時の顔検出について、顔検出を行う場合は1で顔検出を行わない場合は0で表している。
図8のステップS157,S158,S159,160のいずれかが終了し撮影開始前顔検出選択処理が完了すると、図6のステップS106へ進む。
ステップS106において、ステップS105にて選択された顔検出動作に従って撮影開始前の測光、測距及び顔検出の動作処理を行う。ステップS106の具体的な動作シーケンスの例について図11のタイミングチャートを使って説明する。
ステップS157,S159のいずれかにおいて、定常光時に取得した画像による顔検出を行うことが選択された場合、制御部41は図11(a)に記載のシーケンスを実行する。
図11(a)では横軸が時間経過を表していて、ステップS106の処理を開始するタイミングを時刻tm0とする。すなわち、時刻tm0にて焦点検出用センサ20の信号蓄積を開始するとともに、測光用センサ26の定常光測光用の信号蓄積も開始する。
その後、焦点検出用センサ20における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は焦点検出用センサ20からその蓄積された信号を順次読み出しながらAD変換を行い、焦点検出用デジタルデータとして信号処理回路42に出力する。信号処理回路42は、制御部41から出力された各焦点検出用デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
一方、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読み出しながらAD変換を行う。これにより生成された複数画素のデジタルデータ(画像)は、制御部41(生成手段)から信号処理回路42に順次出力する。
ここで上記蓄積時間は前回蓄積で得た測光値(被写体輝度情報)もしくはステップS104で得た予備測光値(被写体輝度情報)に基づいて決定する。
信号処理回路42は、その後、制御部41から出力された複数画素のデジタルデータから顔検出用の画像を生成し、信号処理回路42の内部にある顔検出部42aに入力し、顔検出処理1を実行する。具体的には、ベイヤー配列のデジタルデータに対して補間処理を行って、各画素にRGBの全ての色の対応するデータを生成してから、このRGBの各データの信号レベルを重み付け加算することで、輝度信号からなる顔検出用の画像を生成する。また、信号処理回路42は、測光用センサ26より直接信号を読み出し、読み出した信号から数百程度に分割されたブロック毎の各部輝度信号を算出する。この各部輝度信号は、制御部41において撮影露出を決めるための測光値を得るために用いられる。
その後、制御部41は信号処理回路42における顔検出処理1が終了するのを待つ。
顔検出部42aが顔検出処理1の動作を完了した時刻がtfdである。信号処理回路42はこの時点で顔検出処理1により定常光測光信号から顔検出できた場合の顔位置や顔大きさなどの顔検出情報を得て、制御部41に出力する。制御部41は、信号処理回路42から出力された顔検出情報を反映して焦点を合わせるべき測距点位置を選択し、上記焦点検出用デジタルデータに基づくその測距点位置における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出する。その後、算出されたレンズ移動量はレンズ制御部51に出力される。出力されたレンズ駆動量に従ってレンズ制御部51は焦点調節レンズ30dを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。こうした処理の結果、顔検出処理1により顔が検出された場合、交換レンズ2はその検出された顔に対して合焦状態となる。尚、焦点調節レンズ30dを駆動することで距離エンコーダ56の情報が変化するので、制御部41は光学レンズ群30の情報の更新も併せて行う。
一方で、制御部41は、信号処理回路42で算出されたブロック毎の各部輝度信号のうち、顔検出処理1で検出された顔位置及び顔大きさに対応したブロックの輝度信号に対して重み付けを高くした加重平均処理等を行って撮影露出算出用の測光値を演算する。制御部41は、さらにその演算された測光値に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッタ速度)と絞り値を所定のプログラム線図及び所定の撮像感度より決定する。この決定されたシャッタ速度と絞り値は表示器44に表示される。尚、シャッタ速度又は絞り値の一方の因子が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
以上のシーケンスが全て完了した時刻がtmeである。
ステップS158,S160のいずれかのステップにおいて、定常光時に取得した画像による顔検出を行わないことが選択された場合、制御部41は図11(b)に記載のシーケンスを実行する。
図11(a)と同様に、図11(b)も横軸が時間経過を表していて、ステップS106の処理を開始するタイミングを時刻tm0とする。すなわち、時刻tm0にて焦点検出用センサ20の信号蓄積を開始するとともに、測光用センサ26の定常光測光用の信号蓄積も開始する。
その後、焦点検出用センサ20における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は焦点検出用センサ20からその蓄積された信号を順次読み出しながらAD変換を行い焦点検出用デジタルデータとして信号処理回路42に出力する。信号処理回路42は、制御部41から出力された各焦点検出用デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
一方、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読み出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
ここで上記蓄積時間は前回蓄積で得た測光値もしくはステップS104で得た予備測光値に基づいて決定する。
信号処理回路42は、その後、測光用センサ26より直接信号を読み出し、撮影露出を決めるための測光値を得るために、数百程度に分割されたブロック毎の各部輝度信号を算出する。
図11(b)に示すシーケンスでは図11(a)に示すシーケンスと異なり顔検出を行わない。よって、制御部41は、各焦点検出用デジタルデータに対する上記各種のデータ補正が終わると、直ちに焦点を合わせるべき測距点位置を選択する。その後、制御部41は、上記焦点検出用デジタルデータに基づくその測距点位置における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出する。尚、焦点を合わせるべき測距点位置は予め操作スイッチ部材48によって指定されていてもよい。その後、算出されたレンズ移動量はレンズ制御部51に出力される。出力されたレンズ駆動量に従ってレンズ制御部51は焦点調節レンズ30dを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。尚、焦点調節レンズ30dを駆動することで距離エンコーダ56の情報が変化するので、制御部41は光学レンズ群30の情報の更新も併せて行う。
一方で、制御部41は、所定のアルゴリズムに従って信号処理回路42で算出された各ブロックの各部輝度信号に対して加重平均処理等を行って撮影露出算出用の測光値を演算する。制御部41は、さらにその演算された測光値に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッタ速度)と絞り値を所定のプログラム線図及び所定の撮像感度より決定する。この決定されたシャッタ速度と絞り値は表示器44に表示される。尚、シャッタ速度又は絞り値の一方の因子が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
以上のシーケンスが全て完了した時刻がtmeであるが、顔検出処理1を実行する図11(a)の場合と比べて、顔検出処理1を実行しない図11(b)の場合は時刻tm0からtmeまでの時間が短くなっている。
尚、図11(a),(b)のいずれでも、AFモード設定がワンショットAFモードの場合は、焦点検出用センサ20による信号蓄積から焦点調節レンズ30dの駆動までの動作、すなわち、両図夫々の上段に示す動作は合焦するまでの一度だけ行われる。
図11(a)又は図11(b)のシーケンスが終了すると図6に戻り、ステップS107において、操作スイッチ部材48のうちのレリーズスイッチがオンされているかどうかを判定する。オンされていなければステップS101に戻るが、オンされていると判断された場合にはステップS108へ進む。
ステップS108において、プリ発光処理を行なう。また、ステップS105の撮影開始前顔検出選択処理における顔検出の選択結果に基づき測光だけでなく必要に応じて顔検出も行う。ステップS108の具体的な動作シーケンスについて図12のタイミングチャートを使って説明する。
ステップS157,S158のいずれかにおいて、プリ発光時に取得した画像による顔検出を行うことが選択された場合、制御部41は図12(a)に記載のシーケンスを実行する。
図12(a)では横軸が時間経過を表していて、ステップS108の処理を開始するタイミングを時刻tp0とする。すなわち、時刻tp0より測光用センサ26のプリ発光直前測光用の信号蓄積を開始する。
その後、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
続いて、制御部41はプリ発光時の測光を行うためにフラッシュ制御部61に対してフラッシュのプリ発光指示を与えるとともに、測光用センサ26のプリ発光測光用の信号蓄積も開始する。フラッシュ制御部61はこのプリ発光指示に従って予め定められたプリ発光量となるようにモニターセンサ37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。この際、測光用センサ26は、プリ発光時の被写体輝度に対応した信号蓄積を行う。制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
制御部41はプリ発光が終了すると、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いてステップS106にて演算された絞り値情報をレンズ制御部51に対して出力する。制御部41から出力された絞り値情報に従って、レンズ制御部51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより交換レンズ2は絞り込み状態となる。
ミラーアップ及び絞り込みの動作と並行して、信号処理回路42は、制御部41から出力されたプリ発光時の複数画素のデジタルデータから顔検出用の画像を生成し、信号処理回路42の内部にある顔検出部42aに入力し、顔検出処理2を実行する。また、信号処理回路42は、測光用センサ26より直接プリ発光直前測光信号及びプリ発光時測光信号を読み出し、これらから数百程度に分割されたブロック毎の各部プリ発光輝度信号を算出する。この各部プリ発光輝度信号は、制御部41においてフラッシュ撮影時のフラッシュ装置3による本発光量を決めるための被写体各部のプリ発光成分による測光値を得るために用いられる。
その後、制御部41は信号処理回路42における顔検出処理2が終了するのを待つ。
顔検出部42aが顔検出処理2の動作を完了した時刻がtpfdである。信号処理回路42はこの時点で顔検出処理2によりプリ発光測光信号から顔検出できた場合の顔位置や顔大きさなどの顔検出情報を得て、制御部41に出力する。
制御部41は、信号処理回路42で算出されたブロック毎の各部プリ発光輝度信号のうち、顔検出処理2で検出された顔位置及び顔大きさに対応したブロックのプリ発光輝度信号に対して重み付けを高くした加重平均処理等を行って本発光量を演算する。
なお、図12(a)に記載のシーケンスは測光用センサ26から読み出されたプリ発光時の複数画素のデジタルデータからの顔検出用画像の生成が完了した時点で、信号処理回路42内の顔検出部42aが顔検出処理1を実行中ではない場合のシーケンスである。図11(a)で説明した定常光時の顔検出処理1が完了していなかった場合などにおいては、その完了を待ってからプリ発光時の顔検出処理2が実行可能なので図12(b)に例示するシーケンスとなる。図12(b)に例示するシーケンスは図12(a)に例示するシーケンスと比べて顔検出部42aが顔検出処理2の動作を完了した時刻tpfdが遅くなることによりシーケンスが全て完了する時刻tpeも遅くなる。
ステップS159,S160のいずれかにおいて、プリ発光時に取得した画像による顔検出を行わないことが選択された場合、制御部41は図12(c)に記載のシーケンスを実行する。
図12(a)と同様に、図12(c)も横軸が時間経過を表していて、ステップS108の処理を開始するタイミングを時刻tp0とする。すなわち、時刻tp0にて測光用センサ26のプリ発光直前測光用の信号蓄積も開始する。
その後、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
続いて、制御部41はプリ発光時の測光を行うためにフラッシュ制御部61に対してフラッシュのプリ発光指示を与えるとともに、測光用センサ26のプリ発光測光用の信号蓄積も開始する。フラッシュ制御部61はこのプリ発光指示に従って予め定められたプリ発光量となるようにモニターセンサ37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。この際、測光用センサ26は、プリ発光時の被写体輝度に対応した信号蓄積を行う。制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
制御部41はプリ発光が終了すると、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14を跳ね上げる。続いてステップS106にて演算された絞り値情報をレンズ制御部51に対して出力する。制御部41から出力された絞り値情報に従って、レンズ制御部51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより交換レンズ2は絞り込み状態となる。
ミラーアップ及び絞り込みの動作と並行して、信号処理回路42は、測光用センサ26より直接プリ発光直前測光信号及びプリ発光時測光信号を読み出し、これらから数百程度に分割されたブロック毎の各部プリ発光輝度信号を算出する。この各部プリ発光輝度信号は、制御部41においてフラッシュ撮影時のフラッシュ装置3による本発光量を決めるための被写体各部のプリ発光成分による測光値を得るために用いられる。
制御部41は、信号処理回路42で算出されたブロック毎の各部プリ発光輝度信号に対して、所定のアルゴリズムにより加重平均処理等を行って本発光量を演算する。尚、ステップS106或いは後述する図7のステップS124で行う定常光での測光信号から顔検出を行っていて顔位置等の情報が得られている場合がある。この場合は、検知された顔の位置及び大きさに対応したブロックのプリ発光輝度信号に対して重み付けを高くした加重平均処理等を行って本発光量が演算される。
以上のシーケンスが全て完了した時刻がtpeであるが、顔検出処理2を実行する図12(a)の場合と比べて、顔検出処理2を実行しない図12(c)の場合は時刻tp0からtpeまでの時間が同等以下となる。
図12(a)〜(c)のいずれかのシーケンスが終了すると図6に戻り、ステップS109において、シャッタ駆動部49に対して信号出力を行い、メカニカルシャッタ10を開放状態とする。これにより撮像素子12には交換レンズ2からの光線が入射して撮像が可能となる。その後、ステップS106にて演算されたシャッタ時間に従った蓄積時間と所定の撮像感度に従った読み出しゲインとに撮像素子12が設定されて信号蓄積が行われるように信号処理回路42に対して指示を出す。またこの撮像タイミングに同期してフラッシュ制御部61に対してフラッシュの発光指示を与える。フラッシュ制御部61は発光指示に従って、ステップS108にて演算された本発光量となるようにモニターセンサ37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。これによってフラッシュ発光を伴った撮像が行われる。
撮像が終了するとシャッタ駆動部49に対して信号出力を行い、メカニカルシャッタ10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する交換レンズ2からの光線が遮断される。
ステップS110において、レンズ制御部51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御部51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより交換レンズ2は絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
ステップS111において、撮像画像情報を撮像素子12からAD変換しながら読み出して、必要な補正処理や補間処理を行うように信号処理回路42に対して指示を出す。
ステップS112において、信号処理回路42に対して指示を出して撮像画像情報に対してホワイトバランス調整を行う。具体的には撮像画像情報において、1画面内を複数分割し、各領域の色差信号より被写体の白色領域を抽出する。さらに抽出された領域の信号に基づいて画面全体の赤チャンネル及び青チャンネルのゲイン補正を行うことでホワイトバランス調整を行う。
ステップS113において、ホワイトバランス調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換して記憶部45に記憶するように信号処理回路42に対して指示を出す。
ステップS114において、連続撮影モードが設定されていて、操作スイッチ部材48のうちのレリーズスイッチのオン状態が継続されているかどうかを判定する。連続撮影モードが設定されていてレリーズスイッチのオン状態が継続されている場合は、連続撮影処理をするために図7で後述する連写処理を開始する。そうでない場合は本処理を終了する。
図7の連写処理では、まず、ステップS121において、レンズ制御部51と通信を行ない測距や測光に必要な光学レンズ群30の情報を更新する。さらに、フラッシュ制御部61に通信して、フラッシュ装置3側の情報も更新する。
ステップS122において、図5にて説明した各種のモード設定等の情報を入力する。
ステップS123において、ステップS122で入力された各種の設定情報に応じた連写駒間顔検出選択処理を行う。詳細は図9のフローチャートに従って説明する。
図9ではまず、ステップS171において、撮影モード設定が非人物撮影用モードかそれ以外かを判定する。判定の結果、非人物撮影用モードである場合はステップS182に進み、それ以外の場合はステップS172へ進む。
ステップS172において、被写体追尾に関する設定が顔追尾モードと顔以外追尾モードのどちらであるかを判定する。判定の結果、顔追尾モードである場合はステップS173へ進み、顔以外追尾モードである場合はステップS182に進む。
ステップS173において、撮影モード設定が人物撮影用モードかつAFモード設定がサーボAFモードであり連写2駒目以降の撮影設定がピント優先であるという条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、かかる条件に該当する場合はステップS181に進み、それ以外の場合はステップS174へ進む。
ステップS174において、被写体追尾に関する設定が顔追尾モードかつAFモード設定がサーボAFモードであり連写2駒目以降の撮影設定がピント優先であるという条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、かかる条件に該当する場合はステップS181に進み、それ以外の場合はステップS175へ進む。
ステップS175において、連写速度設定が低速連写モードでありAFモード設定がサーボAFモードであり連写2駒目以降の撮影設定がピント優先であるという条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、かかる条件に該当する場合はステップS181に進み、それ以外の場合はステップS176へ進む。
ステップS176において、本ステップへ進む以前に実行された直近の測光処理ステップすなわち先述した図6のステップS106または後述する図7のステップS124にて顔検出処理行い顔検出ができたか否かを判定する。判定の結果、直近の測光処理ステップにて顔検出処理を行い顔検出ができた場合はステップS178へ進む。一方、直近の測光処理ステップにて顔検出処理を行ったにもかかわらず顔検出ができなかった場合はステップS177へ進む。
ステップS177において、連写駒間にて行う顔検出として、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像の両画像についての顔検出を行うことを選択する。ステップS177へ進む場合とは、顔検出の必要性があるにも拘らず、撮影開始前或いは連続撮影途中で顔検出ができなかった場合であるからである。
ステップS178において、直近の測光処理ステップにおいて顔検出できたのは定常光時に取得した画像からか、或いはプリ発光時に取得した画像からかを判定する。直近の測光処理ステップにおいて顔検出できたのは定常光時に取得した画像からである場合はステップS179へ進む。一方、直近の測光処理ステップにおいて顔検出できたのはプリ発光時に取得した画像からである場合はステップS180に進む。
ステップS179において、連写駒間にて行う顔検出として、定常光時に取得した画像についてのみの顔検出を行い、プリ発光時に取得した画像についての顔検出は行わないことを選択する。すなわち、直近の測光処理ステップにおいて顔検出できている定常光時の画像のみを連写駒間にて行う顔検出に選択することで顔検出処理時間を必要最低限にできる。
ステップS180において、連写駒間にて行う顔検出として、定常光時に取得した画像についての顔検出は行わず、プリ発光時に取得した画像についてののみの顔検出を行うことを選択する。すなわち、直近の測光処理ステップにおいて顔検出できているプリ発光時の画像のみを連写駒間にて行う顔検出に選択することで顔検出処理時間を必要最低限にできる。
ステップS181において、連写駒間にて行う顔検出として、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像の両画像についての顔検出を行うことを選択する。
ステップS182において、連写駒間にて行う顔検出として、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像の両画像のいずれについても顔検出は行わないことを選択する。
以上説明した図9の連写駒間顔検出選択処理に用いられる、記憶部45に保持されるテーブルが図10Bとなる。図10Bではモード設定の条件や撮影条件などを示す条件(1)〜(8)の夫々に対する定常光時の顔検出とプリ発光時の顔検出について、顔検出を行う場合は1で顔検出を行わない場合は0で表している。
図9のステップS177,S179,S180,S181のいずれかが終了し連写駒間顔検出選択処理が完了すると、図7のステップS124へ進む。
ステップS124において、ステップS123にて選択された顔検出動作に従って連写駒間の測光、測距及び顔検出の動作処理を行う。ステップS124の具体的な動作シーケンスの例について図13のタイミングチャートを使って説明する。
ステップS177,S179,S181のいずれかにおいて、定常光時に取得した画像による顔検出を行うことが選択された場合、制御部41は図13(a)に記載のシーケンスを実行する。
図13(a)では横軸が時間経過を表していて、ステップS124の処理を開始するタイミングを時刻tcm0とする。すなわち、時刻tcm0にて焦点検出用センサ20の信号蓄積を開始するとともに、測光用センサ26の定常光測光用の信号蓄積も開始する。
その後、焦点検出用センサ20における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は焦点検出用センサ20からその蓄積された信号を順次読み出しながらAD変換を行い、焦点検出用デジタルデータとして信号処理回路42に出力する。信号処理回路42は、制御部41から出力された各焦点検出用デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
一方、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読み出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
ここで上記蓄積時間は前回蓄積で得た測光値に基づいて決定するが、連写駒間のシーケンスでは連写速度の維持の為に焦点検出用センサ20及び測光用センサ26の信号蓄積時間を撮影開始前のシーケンスよりも短時間に制限する場合がある。
信号処理回路42は、その後、制御部41から出力された複数画素のデジタルデータから顔検出用の画像を生成し、信号処理回路42の内部にある顔検出部42aに入力し、顔検出処理1を実行する。また、信号処理回路42は、測光用センサ26より直接信号を読み出し、読み出した信号から数百程度に分割されたブロック毎の各部輝度信号を算出する。この各部輝度信号は、制御部41において撮影露出を決めるための測光値を得るために用いられる。
その後、制御部41は信号処理回路42における顔検出処理1が終了するのを待つ。
顔検出部42aが顔検出処理1の動作を完了した時刻がtcfdである。信号処理回路42はこの時点で顔検出処理1により定常光測光信号から顔検出できた場合の顔位置や顔大きさなどの顔検出情報を得て、制御部41に出力する。制御部41は、信号処理回路42から出力された顔検出情報を反映して焦点を合わせるべき測距点位置を選択し、上記焦点検出用デジタルデータに基づくその測距点位置における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出する。その後、算出されたレンズ移動量はレンズ制御部51に出力される。出力されたレンズ駆動量に従ってレンズ制御部51は焦点調節レンズ30dを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。こうした処理の結果、顔検出処理1により顔が検出された場合、交換レンズ2はその検出された顔に対して合焦状態となる。尚、焦点調節レンズ30dを駆動することで距離エンコーダ56の情報が変化するので、制御部41は光学レンズ群30各種レンズの情報の更新も併せて行う。
一方で、制御部41は、信号処理回路42で算出されたブロック毎の各部輝度信号のうち、顔検出処理1で検出された顔位置及び顔大きさに対応したブロックの輝度信号に対して重み付けを高くした加重平均処理等を行って撮影露出算出用の測光値を演算する。制御部41は、さらにその演算された測光値に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッタ速度)と絞り値を所定のプログラム線図及び所定の撮像感度より決定する。この決定されたシャッタ速度と絞り値は表示器44に表示される。尚、シャッタ速度又は絞り値の一方の因子が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
以上のシーケンスが全て完了した時刻がtcmeである。
ステップS180,S182のいずれかにおいて、定常光時に取得した画像による顔検出を行わないことが選択された場合は、制御部41は図13(b)に記載のシーケンスを実行する。
図13(a)と同様に、図13(b)も横軸が時間経過を表していて、ステップS124の処理を開始するタイミングを時刻tcm0とする。すなわち、時刻tcm0にて焦点検出用センサ20の信号蓄積を開始するとともに、測光用センサ26の定常光測光用の信号蓄積も開始する。
その後、焦点検出用センサ20における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は焦点検出用センサ20からその蓄積された信号を順次読み出しながらAD変換を行い焦点検出用デジタルデータとして信号処理回路42に出力する。信号処理回路42は、制御部41から出力された各焦点検出用デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行う。
一方、測光用センサ26における所定の蓄積時間の信号蓄積が完了すると、制御部41は測光用センサ26からその蓄積された複数画素の信号を順次読み出しながらAD変換を行い、複数画素のデジタルデータとして信号処理回路42に順次出力する。
ここで上記蓄積時間は前回蓄積で得た測光値に基づいて決定するが、連写駒間のシーケンスでは連写速度の維持の為に焦点検出用センサ20及び測光用センサ26の信号蓄積時間を撮影開始前のシーケンスよりも短時間に制限する場合がある。
信号処理回路42は、その後、測光用センサ26より直接信号を読み出し、撮影露出を決めるための測光値を得るために、数百程度に分割されたブロック毎の各部輝度信号を算出する。
図13(b)に示すシーケンスでは図12(a)に示すシーケンスと異なり顔検出を行わない。よって、制御部41は、各焦点検出用デジタルデータに対する上記各種のデータ補正処理が終わると、直ちに焦点を合わせるべき測距点位置を選択する。その後、制御部41は、上記焦点検出用デジタルデータに基づくその測距点位置における焦点状態に従って合焦となるためのレンズ移動量を算出する。尚、焦点を合わせるべき測距点位置は予め操作スイッチ部材48によって指定されていてもよい。その後、算出されたレンズ移動量はレンズ制御部51に出力される。出力されたレンズ駆動量に従ってレンズ制御部51は焦点調節レンズ30dを駆動するように第2のモータードライバ52に信号出力して、第2のモーター53を駆動する。尚、焦点調節レンズ30dを駆動することで距離エンコーダ56の情報が変化するので、制御部41は光学レンズ群30の情報の更新も併せて行う。
一方で、制御部41は、所定のアルゴリズムに従って信号処理回路42で算出された各ブロックの各部輝度信号に対して加重平均処理等を行って撮影露出算出用の測光値を演算する。制御部41は、さらにその演算された測光値に基づいて撮影に最適な撮像素子12の蓄積時間(すなわちシャッタ速度)と絞り値を所定のプログラム線図及び所定の撮像感度より決定する。この決定されたシャッタ速度と絞り値は表示器44に表示される。尚、シャッタ速度又は絞り値の一方の因子が予めプリセットされている場合は、そのプリセット値と組み合わせて最適な露出となる他方の因子を決定する。
以上のシーケンスが全て完了した時刻がtcmeであるが、顔検出処理2を実行する図13(a)の場合と比べて、顔検出処理1を実行しない図13(b)の場合は時刻tcm0からtcmeまでの時間が短くなっている。
尚、図13(a),(b)のどちらの場合でも、AFモード設定がワンショットAFモードの場合は、焦点検出用センサ20による信号蓄積から焦点調節レンズ30dの駆動までの動作、すなわち、両図夫々の上段に示す動作は連写駒間では実行しない。
図13(a)又は図13(b)のシーケンスが終了すると図7に戻り、ステップS125において、プリ発光処理を行なう。また、ステップS123の連写駒間の顔検出選択処理における顔検出の選択結果に基づき測光だけでなく必要に応じて顔検出も行う。ステップS125の具体的な動作シーケンスは前述したステップS108の場合と同様に図12(a)又は図12(b)のどちらかになる。
ステップS177,S180,S181のいずれかにおいて、プリ発光時に取得した画像による顔検出を行うことが選択された場合、制御部41は図12(a)に記載のシーケンスを実行する。但し、図13(a)で説明した定常光時の顔検出処理1が完了していなかった場合などにおいては、その完了を待ってからプリ発光時の顔検出処理2が実行可能なので図12(b)に例示するシーケンスとなる。
一方で、ステップS179,S182のいずれかにおいて、プリ発光時に取得した画像による顔検出を行なわないことが選択された場合、制御部41は図12(c)に記載のシーケンスを実行する。その他の点は前述したステップS108の場合と同じである。
図12(a)〜(c)のいずれかのシーケンスが終了すると図6に戻り、ステップS126において、シャッタ駆動部49に対して信号出力を行い、メカニカルシャッタ10を開放状態とする。これにより撮像素子12には交換レンズ2からの光線が入射して撮像が可能となる。その後、ステップS124にて演算されたシャッタ時間に従った蓄積時間と所定の撮像感度に従った読み出しゲインとに撮像素子12が設定されて信号蓄積が行われるように信号処理回路42に対して指示を出す。またこの撮像タイミングに同期してフラッシュ制御部61に対してフラッシュの発光指示を与える。フラッシュ制御部61は発光指示に従って、ステップS125にて演算された本発光量となるようにモニターセンサ37の出力信号に基づきキセノン管34を発光させる。これによってフラッシュ発光を伴った撮像が行われる。
撮像が終了するとシャッタ駆動部49に対して信号出力を行い、メカニカルシャッタ10を遮光状態とする。これにより撮像素子12に対する交換レンズ2からの光線が遮断される。
ステップS127において、レンズ制御部51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御部51は絞り31を駆動するように第3のモータードライバ54に信号出力して、第3のモーター55を駆動する。これにより交換レンズ2は絞り開放状態となる。さらに、第1のモータードライバ46に制御信号を出力して、第1のモーター47を駆動して主ミラー13及び第1の反射ミラー14をダウンさせる。
ステップS128において、撮像画像情報を撮像素子12からAD変換しながら読み出して、必要な補正処理や補間処理を行うように信号処理回路42に対して指示を出す。
ステップS129において、信号処理回路42に対して指示を出して撮像画像情報に対してホワイトバランス調整を行う。具体的には撮像画像情報において、1画面内を複数分割し、各領域の色差信号より被写体の白色領域を抽出する。さらに抽出された領域の信号に基づいて画面全体の赤チャンネル及び青チャンネルのゲイン補正を行うことでホワイトバランス調整を行う。
ステップS130において、ホワイトバランス調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換して記憶部45に記憶するように信号処理回路42に対して指示を出す。
ステップS131において、連続撮影モードが設定されていて、操作スイッチ部材48のうちのレリーズスイッチのオン状態が継続されているかどうかを判定する。連続撮影モードが設定されていてレリーズスイッチのオン状態が継続されている場合は、連続撮影処理を継続するためにステップS121へ戻る。レリーズスイッチのオン状態が解除された場合は本処理を終了する。
なお、図8および図9にて説明した顔選択処理は一つの例であって、図8または図9に示す判定条件の全てを実施する必要はなく、これら判定条件の中の一部のみを実施するようにしてもよい。例えば、撮影モード設定のみを判定するものとし、人物撮影モードであれば定常光時に取得した画像とプリ発光時に取得した画像について顔検出を行い、人物撮影モードでなければ、いずれの画像においても顔検出を行わないようにしてもよい。あるいは、図8および図9に示していない別の判定条件を実施してもよい。例えば、フラッシュの調光機能の顔優先モードをユーザ選択できる場合、かかるモードであれば定常光時に取得した画像とプリ発光時に取得した画像について顔検出を行い、かかるモードでなければ、いずれの画像においても顔検出を行わないようにしてもよい。
また、本実施形態では、顔検出を例に挙げて説明を行ったが、画像から特定の被写体を検出する処理であれば、人間の頭部や上半身、あるいは、特定の個人や特定の動物などを検出対象としても構わない。
以上、本実施例によれば、ユーザはカメラ100のモード設定の条件や撮影条件を設定するだけで、被写体の検出の方法やその実行の有無をバランスよく設定することができる。ひいては、被写体検出の実行によるレリーズタイムラグの拡大や連写時のコマ速低下が必要以上に大きくなることを防止できる。
実施例1では図10A及び図10のテーブルで示したように、ユーザにより設定されたカメラ100のモード設定の条件や撮影条件に応じて、定常光時の顔検出及びプリ発光時の顔検出の夫々を行うか否かが選択される。これにより、顔検出実行によるレリーズタイムラグの拡大や連写時のコマ速低下を必要以上に大きくなることを防止した。しかし、カメラ100のモード設定の条件や撮影条件によっては定常光時及びプリ発光時のいずれにおいても顔検出が行われる。本実施例では、このように定常光時及びプリ発光時のいずれにおいても顔検出が行われる場合の顔検出時間を短縮させる。
尚、本実施例では、実施例1と同一のハードウェア構成、すなわち1つの顔検出部42aを用いて顔検出処理を行なう。そこで、以下の時短処理1〜3の少なくとも1つを実行することにより定常光時及びプリ発光時のいずれにおいても顔検出が行われる場合の顔検出処理時間を一定量短縮させる。ここで、時短処理1とは、顔検出用画像をリサイズ(縮小)して検出元の画像サイズを小さくする処理であり、時短処理2とは、顔検出用画像から部分切り出し(トリミング)して検出元の画像サイズを小さくする処理である。また、時短処理3とは、検出元の画像サイズは変更せずに検出する顔サイズを制限する処理である。
但し、これらの時短処理には夫々デメリットが存在する。具体的には、時短処理1は検出可能な最小顔サイズが結果的に大きくなるというデメリットがある。時短処理2は切り出し範囲外に存在した顔については検出できないというデメリットがある。時短処理3は検出顔サイズの最小側を制限した場合であれば検出可能な最小顔サイズが結果的に大きくなることである。こうしたデメリットが許容できる条件判定を行い、定常光時及びプリ発光時のいずれにおいても顔検出を行う場合に、顔検出時間をできるだけ短縮する必要がある。
そこで、本実施例では、実施例1とは異なり、図10Aのテーブルの代わりに図14のテーブルを撮影開始前顔検出選択処理に用い、図10Bのテーブルの代わりに図15のテーブルを連写駒間顔検出選択処理に用いる。尚、図14、図15のテーブルも図10A、図10Bのテーブルと同様、記憶部45に保持される。
まず、撮影開始前顔検出選択処理における実施例1との違いについて説明する。実施例1における図10Aの条件(7)の部分を、実施例2では図14に示すように条件(7)−1,(7)−2,(7)−3の3条件に細分化する。
図10Aの条件(7)は図8のフローチャートでステップS157に進む条件であるが、実施例2ではこの条件下でさらに3つの条件に分ける。具体的には、撮影モードが人物撮影用に限定されない汎用モードに設定されている場合を条件(7)−1とする。一方、レンズ情報により人物が所定以上の大きさに撮影される撮影倍率であることが推定可能な撮影条件である場合を条件(7)−2とする。条件(7)−1及び(7)−2のいずれかに該当する場合は、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに、リサイズを行う時短処理1又は検出する顔サイズを制限する時短処理3を採用して顔検出時間を短縮する。図14ではリサイズ動作をRで表し、顔サイズの制限動作をLで表している。一方、条件(7)−1,(7)−2のいずれにも該当しない場合、すなわち条件(7)−3に該当する場合、実施例1の場合と同じ方法で撮影開始前の測光時に取得した画像及びプリ発光時の測光時に取得した画像ともに顔検出を行う。それ以外の条件下では実施例1と全て同様の撮影開始前顔検出選択処理が実施例2において実行される。
次に、連写駒間顔検出選択処理における実施例1との違いについて説明する。実施例1における図10Bの条件(3),(4),(8)の部分を、実施例2では図15に示すように夫々2条件に細分化して、条件(3)−1,(3)−2、条件(4)−1,(4)−2、及び条件(8)−1,(8)−2へと変更されている。
図10Bの条件(3)は図9のフローチャートでステップS173からステップS181へ進む条件であるが、実施例2ではこの条件下でさらに2つの条件に分ける。具体的には、前回測光時に検出した顔サイズが所定よりも大きい場合を条件(3)−2とする。一方、条件(3)−2に該当しない場合を条件(3)−1とする。条件(3)−1に該当する場合は、実施例1と同じ方法で定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに顔検出を行う。一方、条件(3)−2に該当する場合は、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに、リサイズを行う時短処理1又は検出する顔サイズを制限する時短処理3を採用して顔検出時間を短縮する。
図10Bの条件(4)は図9のフローチャートでステップS174からステップS181へ進む条件であるが、実施例2ではこの条件下でさらに2つの条件に分ける。具体的には、前回測光時に検出した顔サイズが所定よりも大きい場合を条件(4)−2する。一方、条件(4)−2に該当しない場合を条件(4)−1とする。条件(4)−1に該当する場合は、実施例1と同じ方法で定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに顔検出を行う。一方、条件(4)−2に該当する場合は、定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに、リサイズを行う時短処理1又は検出する顔サイズを制限する時短処理3を採用して顔検出時間を短縮する。図15ではリサイズ動作をRで表し、顔サイズの制限動作をLで表している。
図10Bの条件(8)は図9のフローチャートでステップS176からステップS177へ進む条件であり、これは先述したように1回前の測光時に顔検出処理を行ったにもかかわらず顔検出ができなかったことが条件となっている。実施例2ではこの条件下でさらにもう1回前の測光時に顔検出処理を行い顔検出できていた場合を条件(8)−2とし、条件(8)−2に該当しない場合を条件(8)−1に分ける。条件(8)−1に該当する場合は、実施例1と同じ方法で定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに顔検出を行う。一方、条件(8)−2では前前回測光時に得ている顔位置情報を基に顔検出に用いる画像より顔の存在可能性が高い領域のトリミング画像を作成する時短処理2を使い定常光時に取得した画像及びプリ発光時に取得した画像ともに顔検出を行う。図15ではトリミング動作をTで表しており、この条件下での顔検出時間の短縮を可能としている。それ以外の条件下では実施例1と全て同様の連写駒間顔検出選択処理が実施例2において実行される。
以上で実施例2の説明を終了する。
尚、実施例1,2で説明した以外にも、図5で説明した設定項目(4)〜(6)がバランス設定となっている場合にリサイズを行う時短処理1又は検出する顔サイズを制限する時短処理3を採用して顔検出時間を短縮するようにしてもよい。また、焦点検出用センサ20により焦点検出を行う範囲がユーザ指定により所定の範囲内に限定されているような場合にその領域をカバーするようなトリミング画像を作成する時短処理2を用いて顔検出時間を短縮するようにしても良い。
本実施例は撮像素子12とは別に備えられた測光用センサ26によってフラッシュの予備発光時の測光を行うものであるが、撮像素子12にてフラッシュの予備発光時の測光を行うものでも同様な技術が適用可能である。
以上、本発明に係る撮像装置は、上記実施例1,2のカメラ100に限定されず、デジタルカメラ、フィルムカメラなどでフラッシュ装置を組み合わせて静止画を撮影する装置に適用可能である。
[その他の実施例]
本発明の目的は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。このとき、供給された装置の制御部を含むコンピュータ(またはCPUやMPU)は、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、上述のプログラムコードの指示に基づき、装置上で稼動しているOS(基本システムやオペレーティングシステム)などが処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、装置に挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれ、前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。このとき、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。
1 カメラ本体
2 交換レンズ
3 フラッシュ装置
12 撮像素子
20 焦点検出用センサ
26 測光用センサ
34 キセノン管
41 制御部
42 信号処理回路
42a 顔検出部
48 操作スイッチ部材
51 レンズ制御部
61 フラッシュ制御部
100 カメラ

Claims (9)

  1. フラッシュ装置を用いたフラッシュ撮影が可能な撮像装置であって、
    複数画素の光電変換用の受光部を有するセンサと、
    前記複数画素からの信号に基づき画像を生成する生成手段と、
    前記生成された画像から被写体を検出する検出処理を実行する検出手段と、
    撮影に関する設定又は撮影に関する情報に従って、前記フラッシュ装置による発光が行われていないときの前記センサからの信号に基づいて生成された第1の画像、および、前記フラッシュ装置によるプリ発光が行われているときの前記センサからの信号に基づいて生成された第2の画像について、前記検出処理を実行するか否かを選択する選択手段と、
    該選択手段により実行することが選択された検出処理により得られた前記被写体の領域の輝度情報に基づき前記フラッシュ装置による本発光量を演算する演算手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影に関する設定は、撮影モード設定、連写速度設定、AFモード設定、ピント精度と即写性に関する設定、ピント精度と連写速度に関する設定、及び被写体追尾に関する設定の少なくとも1つであるであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮影に関する情報は、被写体距離に関する情報、被写体輝度に関する情報、及び前回の被写体の検出の情報の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、撮影開始前に実行される前記検出処理として、前記第1の画像及び前記第2の画像の夫々についての前記検出処理を実行するか否かを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記選択手段は、連写駒間に実行される前記検出処理として、前記第1の画像及び前記第2の画像の夫々についての前記検出処理を実行するか否かを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記選択手段が前記撮影に関する設定又は前記撮影に関する情報に従って前記第1の画像及び前記第2の画像の夫々についての前記検出処理を実行するか否かを選択するために用いられるテーブルを保持することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記選択手段は、前記第1の画像及び前記第2の画像の両画像についての前記検出処理を実行することを選択した場合、前記検出処理を行なう際、前記生成された画像の縮小、前記生成された画像の部分切り出し、及び前記生成された画像から検出する被写体のサイズの制限の少なくとも1つの時短処理を前記撮影に関する設定又は前記撮影に関する情報に従ってさらに実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. フラッシュ装置を用いたフラッシュ撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、
    複数画素の光電変換用の受光部を有するセンサからの信号を取得する取得ステップと、
    前記取得した信号に基づき画像を生成する生成ステップと、
    前記生成された画像から被写体を検出する検出処理を実行する検出ステップと、
    撮影に関する設定又は撮影に関する情報に従って、前記フラッシュ装置による発光が行われていないときの前記センサからの信号に基づいて生成された第1の画像、および、前記フラッシュ装置によるプリ発光が行われているときの前記センサからの信号に基づいて生成された第2の画像について、前記検出処理を実行するか否かを選択する選択ステップと、
    該選択ステップにおいて実行することが選択された検出処理により得られた前記被写体の領域の輝度情報に基づき前記フラッシュ装置による本発光量を演算する演算ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  9. 請求項8記載の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
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