JP2020136818A - 導出方法、通信システム及び収容局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号処理部を張出局装置が備えることなく、収容局装置及び張出局装置の間の光ファイバ長を推定することが可能である導出方法、通信システム及び収容局装置を提供する。【解決手段】導出方法は、通信システムが実行する導出方法であって、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信ステップと、第1通信開始時刻の情報と第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得ステップと、第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得ステップと、第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出ステップとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、導出方法、通信システム及び収容局装置に関する。
近年、無線通信の需要の増加に応えるため、マイクロ波帯よりも広い帯域を利用可能であるミリ波帯通信が注目されている。しかしながら、無線区間では無線信号の周波数に応じて伝搬損失が増大するので、ミリ波帯通信の伝送距離は、マイクロ波帯通信の伝送距離に比べて短い。このため、ミリ波帯通信の通信システムは、より限られたエリアでしか通信できない。
アンテナが信号処理部から張り出して配置されることによってエリアを拡張する方法が提案されている。この方法では、信号処理部を有する収容局装置とアンテナとが、光ファイバ無線(radio on fiber: RoF)の技術を用いて分離される。アンテナが張出局装置として配置されることによって、見かけ上のカバーエリアが拡張される。
この方法では、1台の信号処理部に複数のアンテナが接続されるポイント・トゥー・マルチポイント(point to multi point: P2MP)によって、カバーエリアはさらに拡張される。信号処理部とアンテナとが分離されることによって、張出局装置の構成の簡易化と省電力化とコスト面でのメリットとが期待できる。1台の信号処理部に複数のアンテナを接続する方法として、受動光ネットワーク(passive optical network : PON)技術を用いる方法が検討されている。
無線区間では伝搬損失が大きいので、ミリ波帯通信ではビームフォーミング(Beamforming : BF)が用いられることがある。ビームフォーミングによって特定の方向に集中的に電波が放射されることによって、伝搬損失として失われる電力が補償される。ビームフォーミングが適切に実行されるためには、通信システムが複数のアンテナ素子を用いて電波の指向性を制御(指向性制御)する必要がある。
信号処理部を張出局装置が備えていなくても、収容局装置の信号処理部が光制御ビームフォーミングを実行する必要がある。光制御ビームフォーミングの代表的な方法として、光ファイバ内で波長分散によって波長ごとに生じる位相遅延に応じて信号処理部がビームを形成する方法がある(特許文献1、非特許文献1参照)。
この方法では、収容局装置は、指向性を適切に制御するために、光ファイバ内で生じる位相遅延を導出する。位相遅延を導出するためには、信号処理部が光ファイバの長さ(以下「光ファイバ長」という。)を推定する必要がある。
光ファイバ長の推定方法として、オプティカル・タイム・ドメイン・リフレクトメータ(Optical Time Domain Reflectometry : OTDR)が用いられる方法と(非特許文献2参照)、ラウンド・トリップ時間(Round Trip Time : RTT)が用いられる方法とがある(非特許文献3参照)。
特許第4246724号公報
Dennis T. K. Tong and Ming C. Wu, "A Novel Multiwavelength Optically Controlled Phased Array Antenna with a Programmable Dispersion Matrix, "IEEE Photonics Technology Letters, vol.8, no.6, pp.812-814, June 1996. Recommendation ITU-T G.650.3:"Test methods for installed single-mode optical fibre cable links," 2017. IEEE Std 802.3ah-2004.
オプティカル・タイム・ドメイン・リフレクトメータが用いられる方法では、収容局装置は、張出局装置にパルス信号を送信してから、張出局装置で反射されたパルス信号が収容局装置に戻るまでの時間に基づいて、光ファイバ長を推定する。しかしながら、光ファイバが受動光ネットワーク(PON)を構成している場合、複数の張出局装置から反射された複数のパルス信号が混ざってしまうので、どの張出局装置で反射されたパルス信号であるかを収容局装置は識別できない。このため、収容局装置は光ファイバ長を推定することができない。
ラウンド・トリップ時間が用いられる方法では、収容局装置は、収容局装置及び張出局装置の間を信号が往復する時間(ラウンド・トリップ時間)を、P2MPディスカバリと呼ばれるシーケンスによって測定する。収容局装置は、測定されたラウンド・トリップ時間に基づいて、光ファイバ長を推定する。張出局装置は、自張出局装置の識別子が埋め込まれたフレームを、収容局装置に送信する。収容局装置は、収容局装置及び各張出局装置の間の各ラウンド・トリップ時間を、張出局装置から受信されたフレームに埋め込まれた識別子に基づいて測定する。しかしながら、ラウンド・トリップ時間が用いられる方法では、自張出局装置の識別子を張出局装置がフレームに埋め込む必要があるので、信号処理部を張出局装置が備える必要がある。このように、従来の収容局装置は、信号処理部を張出局装置が備えなければ、光ファイバ長を推定することができない場合がある。
上記事情に鑑み、本発明は、信号処理部を張出局装置が備えることなく、収容局装置及び張出局装置の間の光ファイバ長を推定することが可能である導出方法、通信システム及び収容局装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムが実行する導出方法であって、前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信ステップと、第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得ステップと、第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得ステップと、第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出ステップとを含む導出方法である。
本発明の一態様は、上記の導出方法であって、第1通信開始時刻から第1受信時刻までの時間である第1伝送時間を導出し、第2通信開始時刻から第2受信時刻までの時間である第2伝送時間を導出する伝送時間導出ステップを更に含み、前記光ファイバ長導出ステップでは、第1伝送時間及び第2伝送時間の差と、第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と、第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する。
本発明の一態様は、上記の導出方法であって、前記伝送時間導出ステップでは、受信された前記第1電波信号に応じた電気信号から、前記第1伝送時間の情報が取得され、受信された前記第2電波信号に応じた電気信号から、前記第2伝送時間の情報が取得される。
本発明の一態様は、上記の導出方法であって、前記受信時刻情報取得ステップでは、受信された前記第1電波信号に応じた電気信号から、前記第1受信時刻の情報が取得され、受信された前記第2電波信号に応じた電気信号から、前記第2受信時刻の情報が取得される。
本発明の一態様は、光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムであって、前記収容局装置は、前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信部と、第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得部と、第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得部と、第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出部とを備える、通信システムである。
本発明の一態様は、光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムの前記収容局装置であって、前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信部と、第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得部と、第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得部と、第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出部とを備える収容局装置である。
本発明により、信号処理部を張出局装置が備えることなく、収容局装置及び張出局装置の間の光ファイバ長を推定することが可能である。
第1実施形態における、通信システムの構成例を示す図である。 第1実施形態における、通信システムの一部の構成例を示す図である。 第1実施形態における、収容局装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における、無線端末の構成例を示す図である。 第1実施形態における、通信システムの動作の第1例を示すシーケンス図である。 第1実施形態における、通信システムの動作の第2例を示すシーケンス図である。 第5実施形態における、通信システムの一部の構成例を示す図である。 第6実施形態における、通信システムの一部の構成例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、通信システム1aの構成例を示す図である。通信システム1aは、受動光ネットワーク(PON)の構成の光ファイバ無線(ROF)システムである。通信システム1aは、アクセスポイント2aと、無線端末3−1〜3−N(Nは1以上の整数)とを備える。
アクセスポイント2aは、収容局装置20aと、光ファイバ21と、光スプリッタ22と、張出局装置23a−1〜23a−M(Mは2以上の整数)とを備える。張出局装置23aは、収容局装置20aから張り出して配置される。収容局装置20aと張出局装置23aとが、光ファイバ無線の技術を用いて分離される。
収容局装置20aは、時刻取得部200と、信号処理部201と、多波長光源202と、光変調器203とを備える。張出局装置23a−m(mは1からMまでのいずれかの整数)は、光分波器230a−mと、光検波器231−m−1〜231−m−P(Pは2以上の整数)とを備える。各光検波器231は、アンテナ(送信部)を備える。
アクセスポイント2aは、無線通信によって1台以上の無線端末3を所定のネットワークに接続する通信装置である。収容局装置20aは、複数の無線端末3の信号を無線通信によって収容する装置である。光ファイバ21は、収容局装置20a及び各張出局装置23aの間の光信号を伝送する。光スプリッタ22は、光ファイバ21を伝送されているダウンリンク(下り通信)の光信号を分岐する。光スプリッタ22は、光ファイバ21を伝送されているアップリンク(上り通信)の複数の光信号を合波する。張出局装置23aは、無線端末3との無線通信を実行する。無線端末3は、無線通信を実行する端末である。
通信システム1aが光制御ビームフォーミングを実行するために、アクセスポイント2aの全ての張出局装置23aと収容局装置20aとの間の各光ファイバ長が推定される必要はない。収容局装置20aは、収容局装置20aの通信先となった無線端末3(station)が無線通信によって接続している張出局装置23aと収容局装置20aとの間の光ファイバ長を推定する。収容局装置20aが無線端末3−nと通信する際に光信号が伝送される光ファイバ21の光ファイバ長の推定値に基づいて、光制御ビームフォーミングを実行する。
そこで、収容局装置20aと無線端末3とは、互いの絶対時刻情報を同期させる。収容局装置20aは、互いに異なる波長の光信号を用いて、収容局装置20a及び無線端末3の間における信号(光信号、電波信号等)の伝送時間「Δt」を、絶対時刻情報に基づいて光信号の波長ごとに導出する。収容局装置20aが伝送時間を導出する代わりに、無線端末3が伝送時間「Δt」を光信号の波長ごとに導出してもよい。収容局装置20aは、第1波長の光信号を用いた通信の伝送時間「Δt」と第2波長の光信号を用いた通信の伝送時間「Δt」との差に基づいて光ファイバ長を推定する。
図2は、通信システム1aの一部の構成例を示す図である。時刻取得部200及び信号処理部201の一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)であるメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、ソフトウェアとして実現される。時刻取得部200及び信号処理部201の一部又は全部は、例えば、LSI(Large Scale Integration)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
張出局装置23a−mは、収容局装置20aの通信先である無線端末3−nと通信接続している。収容局装置20aは、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送時間「t」と、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送時間「t」と、無線区間における伝送時間「t」とに基づいて、収容局装置20a及び張出局装置23a−mの間の光ファイバ長「l」を推定する。
収容局装置20aは、波長「λ」の光信号を用いてダウンリンクの通信を開始した場合、絶対時刻情報を通信開始時刻「t1_tx」の情報として取得する。光ファイバ21を伝送された波長「λ」の光信号は、可変光分波器である光分波器230a−mを介して、光検波器231−mに伝送される。光検波器231−mは、波長「λ」の光信号に応じた電波信号を、所定周波数で光検波器231−mのアンテナから送信する。無線端末3−nのアンテナは、光検波器231−mのアンテナから送信された電波信号を、無線区間を介して受信する。無線端末3−nのアンテナがアレーアンテナである場合、アレーアンテナを構成している1個のアンテナ素子が、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信してもよい。無線端末3−nは、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻「t1_rx」の情報として取得する。
収容局装置20aは、波長「λ」の光信号を用いてダウンリンクの通信を開始した場合、絶対時刻情報を通信開始時刻「t2_tx」の情報として取得する。光ファイバ21を伝送された波長「λ」の光信号は、可変光分波器である光分波器230a−mを介して、光検波器231−mに伝送される。光検波器231−mは、波長「λ」の光信号に応じた電波信号を、所定周波数で光検波器231−mのアンテナから送信する。無線端末3−nのアンテナは、光検波器231−mのアンテナから送信された電波信号を、無線区間を介して受信する。無線端末3−nのアンテナがアレーアンテナである場合、アレーアンテナを構成している1個のアンテナ素子が、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信してもよい。無線端末3−nは、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻「t2_rx」の情報として取得する。
波長「λ」の光信号を用いてダウンリンクの通信を開始した場合における伝送時間「Δt」は、通信開始時刻「t1_tx」と受信時刻「t1_rx」とを用いて表される。波長「λ」の光信号を用いてダウンリンクの通信を開始した場合における伝送時間「Δt」は、通信開始時刻「t2_tx」と受信時刻「t2_rx」とを用いて表される。伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」は、式(1)のように表される。
Figure 2020136818
張出局装置23a−mは、伝送時間「Δt」の測定と伝送時間「Δt」の測定とにおいて、張出局装置23a−mにおける同じアンテナを使用する。無線端末3−nは、伝送時間「Δt」の測定と伝送時間「Δt」の測定とにおいて、無線端末3−nにおける同じアンテナを使用する。これらの場合、伝送時間「Δt」の測定と伝送時間「Δt」の測定とにおいて、無線区間における電波信号の伝送距離は同じである。すなわち、光検波器231−m及び無線端末3−nの間の無線区間における電波信号の伝送時間「t」は、伝送時間「Δt」の測定と伝送時間「Δt」の測定とにおいて一定である。伝送時間「Δt」と伝送時間「Δt」とは、式(2)のように表される。
Figure 2020136818
ここで、「t」は、光ファイバ21を含む光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送時間を表す。「t」は、光ファイバ21を含む光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送時間を表す。無線区間における電波信号の伝送時間「t」が打ち消され、光ファイバ区間の伝送時間の差が残ることによって、伝送時間「Δt」と伝送時間「Δt」との差は、式(3)のように表される。
Figure 2020136818
光ファイバ区間における光信号の伝送速度(群速度)は、光ファイバ21の種類(材質等)と光信号の波長とに応じて定まる。伝送時間「Δt」と伝送時間「Δt」との差は、式(3)に基づいて、式(4)のように表される。
Figure 2020136818
ここで、「l」は、光ファイバ長を表す。「v」は、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送速度(群速度)を表す。「v」は、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の伝送速度(群速度)を表す。光ファイバ長「l」は、式(5)のように表される。
Figure 2020136818
収容局装置20aは、既知の伝送速度「v」及び伝送速度「v」と、取得された絶対時刻情報に基づく伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」とに基づいて、式(5)のように光ファイバ長「l」を導出する。
次に、収容局装置20a及び無線端末3の詳細を説明する。
伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」は、収容局装置20a又は無線端末3によって導出される。
(収容局装置20aが伝送時間を導出する場合)
収容局装置20aは、通信開始時刻「t1_tx」の情報と、通信開始時刻「t2_tx」の情報とを記憶する。無線端末3−nは、受信時刻「t1_rx」の情報を含む電波信号を、収容局装置20aにフィードバックする。無線端末3−nは、受信時刻「t2_rx」の情報を含む電波信号を、収容局装置20aにフィードバックする。収容局装置20aは、通信開始時刻「t1_tx」と、フィードバックされた受信時刻「t1_rx」に基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。収容局装置20aは、通信開始時刻「t2_tx」と、フィードバックされた受信時刻「t2_rx」に基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。
図3は、収容局装置20aが伝送時間を導出する場合における、収容局装置20aの構成例を示す図である。収容局装置20aは、時刻取得部200と、信号処理部201と、多波長光源202と、光変調器203と、分波器204と、検波器205と、伝送時間導出部206と、光ファイバ長導出部207と、制御部208と、ファイバ情報保持部209とを備える。
時刻取得部200は、時刻情報を電波時計等から取得する。時刻取得部200は、取得された時刻情報が表す絶対時刻情報を、信号処理部201に出力する。信号処理部201は、絶対時刻情報を時刻取得部200から取得する。信号処理部201は、推定された光ファイバ長に基づいた光制御ビームフォーミングの制御情報を、制御部208から取得する。制御情報は、例えば、各アンテナ素子から送信される無線信号の位相の重み付け情報である。多波長光源202は、制御部208から指定された波長「λ」の光を、光変調器203に出力する。
光変調器203は、多波長光源202から受信する。光変調器203は、電波信号に対応付けられた電気信号(以下「RF(Radio Frequency)信号」という。)を、信号処理部201から取得する。光変調器203は、互いに異なる波長の光に対して、ダウンリンクのRF信号に応じた変調処理を実行する。光変調器203は、変調処理の結果であるダウンリンクの光信号を、送信信号として張出局装置23a−mに送信する。
分波器204は、アップリンクの複数の光信号を、受信信号として張出局装置23a−mから受信する。分波器204は、アップリンクの複数の光信号を分波する。分波器204は、分波された各光信号を、検波器205に出力する。検波器205は、各光信号に対して所定の検波処理を実行する。検波器205は、検波処理の結果であるアップリンクのRF信号を、信号処理部201に出力する。
伝送時間導出部206は、光信号を用いて収容局装置20aがダウンリンクの通信を開始した場合、通信開始時刻の情報を信号処理部201から取得する。伝送時間導出部206は、アップリンクの光信号を収容局装置20aが受信した場合、受信時刻の情報を信号処理部201から取得する。伝送時間導出部206は、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、式(1)及び(2)のように光信号の伝送時間を導出する。伝送時間導出部206は、式(3)のように伝送時間の差を導出してもよい。
光ファイバ長導出部207は、群速度の情報をファイバ情報保持部209から取得する。光ファイバ長導出部207は、導出された伝送時間と群速度とに基づいて、式(3)、式(4)及び式(5)のように光ファイバ長を導出する。
制御部208は、導出された光ファイバ長と光制御ビームフォーミングの制御情報とに基づいて、光制御ビームフォーミングに用いられる光信号の波長「λ」を、多波長光源202に指定する。ファイバ情報保持部209は、波長「λ」の情報と群速度とが対応付けられたデータテーブルを予め記憶する。ファイバ情報保持部209は、多波長光源202に制御部208が指定した波長「λ」に対応付けられた群速度の情報を、光ファイバ長導出部207に出力する。
図4は、収容局装置20aが伝送時間を導出する場合における、無線端末3の構成例を示す図である。無線端末3は、時刻取得部30と、信号処理部31とを備える。時刻取得部30は、時刻情報を電波時計等から取得する。時刻取得部30は、取得された時刻情報が表す絶対時刻情報を、信号処理部31に出力する。信号処理部31は、ダウンリンクの光信号に基づく電波信号(受信信号)を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻の情報として取得する。信号処理部31は、受信時刻の情報を含む電波信号を、アップリンクの送信信号として収容局装置20aにフィードバックする。
(無線端末3が伝送時間を導出する場合)
張出局装置23a−mは、通信開始時刻「t1_tx」の情報を含む電波信号と、通信開始時刻「t2_tx」の情報を含む電波信号とを、無線端末3−nに送信する。無線端末3−nは、収容局装置20aから送信された電波信号を用いて通知された通信開始時刻「t1_tx」と、受信時刻「t1_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。無線端末3−nは、収容局装置20aから送信された電波信号を用いて通知された通信開始時刻「t2_tx」と、受信時刻「t2_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。無線端末3−nは、伝送時間「Δt」の情報を、張出局装置23a−mにフィードバックする。無線端末3−nは、伝送時間「Δt」の情報を、張出局装置23a−mにフィードバックする。フィードバックの際、無線端末3−nは、無線端末3−nの所定のアンテナを用いる。無線端末3−nがアレーアンテナを備えている場合、無線端末3−nは、ビームフォーミングを実行してもよい。
次に、通信システム1aの動作例を説明する。
図5は、通信システム1aの動作の第1例(アクセスポイント2aが伝送時間を導出する例)を示すシーケンス図である。光変調器203は、波長「λ」の光信号を生成する(ステップS101)。光分波器230aは、光ファイバ21を介して、光信号を取得する(ステップS102)。光検波器231は、アンテナを用いて、ダウンリンクの電波信号を送信する(ステップS103)。
光検波器231は、ダウンリンクの電波信号を送信したアンテナを用いて、アップリンクの電波信号を受信する(ステップS104)。伝送時間導出部206は、アップリンクのRF信号を信号処理部201が取得した場合、受信時刻の情報を取得する(ステップS105)。伝送時間導出部206は、通信開始時刻の情報を取得する(ステップS106)。伝送時間導出部206は、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、伝送時間「Δt」を導出する(ステップS107)。光ファイバ長導出部207は、ダウンリンクの電波信号を送信したアンテナの張出局装置23aと収容局装置20aとの間の光ファイバ長を、光信号の伝送時間「Δt」に基づいて導出する(ステップS108)。
信号処理部31は、ダウンリンクの電波信号を受信する(ステップS201)。信号処理部31は、絶対時刻情報を、受信時刻の情報として時刻取得部30から取得する(ステップS202)。信号処理部31は、受信時刻の情報を含む電波信号を生成する(ステップS203)。信号処理部31は、アップリンクの電波信号を送信する(ステップS204)。
図6は、通信システム1aの動作の第2例(無線端末3が伝送時間を導出する例)を示すシーケンス図である。無線端末3が伝送時間を導出する場合、収容局装置20aは伝送時間導出部206を備えていなくてもよい。信号処理部201は、通信開始時刻の情報を取得する(ステップS301)。信号処理部201は、通信開始時刻の情報を含むRF信号を生成する(ステップS302)。光変調器203は、波長「λ」の光信号を生成する(ステップS303)。光分波器230aは、光ファイバ21を介して、光信号を取得する(ステップS304)。光検波器231は、アンテナを用いて、ダウンリンクの電波信号を送信する(ステップS305)。
光検波器231は、ダウンリンクの電波信号を送信したアンテナを用いて、アップリンクの電波信号を受信する(ステップS306)。光ファイバ長導出部207は、伝送時間「Δt」の情報を信号処理部201から取得する(ステップS307)。光ファイバ長導出部207は、ダウンリンクの電波信号を送信したアンテナの張出局装置23aと収容局装置20aとの間の光ファイバ長を、光信号の伝送時間に基づいて導出する(ステップS308)。
信号処理部31は、ダウンリンクの電波信号を受信する(ステップS401)。信号処理部31は、絶対時刻情報を、受信時刻の情報として時刻取得部30から取得する(ステップS402)。信号処理部31は、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、伝送時間「Δt」を導出する(ステップS403)。信号処理部31は、伝送時間「Δt」の情報を含む電波信号を生成する(ステップS404)。信号処理部31は、アップリンクの電波信号を送信する(ステップS405)。
以上のように、第1実施形態の通信システム1aは、アクセスポイント2aと、1台以上の無線端末3とを備える。アクセスポイント2aは、収容局装置20a及び張出局装置23aを有する。収容局装置20a及び張出局装置23aは、光ファイバ21で互いに接続される。無線端末3は、電波信号を用いて張出局装置23aと通信する。収容局装置20aは、光検波器231のアンテナ(送信部)と、信号処理部201(通信開始時刻情報取得部、受信時刻情報取得部)と、光ファイバ長導出部207とを備える。光検波器231のアンテナは、収容局装置20aの時刻と無線端末3の時刻とが同期している場合、第1波長「λ」の光信号に応じた第1電波信号と、第2波長「λ」の光信号に応じた第2電波信号とを送信する。信号処理部201は、第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と、第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する。信号処理部201は、第1電波信号を無線端末が受信した時刻である第1受信時刻の情報と、第2電波信号を無線端末が受信した時刻である第2受信時刻の情報とを取得する。光ファイバ長導出部207は、第1通信開始時刻「t1_tx」と、第1受信時刻「t1_rx」と、第2通信開始時刻「t2_tx」と、第2受信時刻「t2_rx」と、第1波長の光信号の群速度「v」と、第2波長の光信号の群速度「v」とに基づいて、光ファイバの長さ「l」を導出する。
これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、収容局装置20a及び張出局装置23aの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。
伝送時間導出部206又は信号処理部31は、第1通信開始時刻「t1_tx」から第1受信時刻「t1_rx」までの時間である第1伝送時間「Δt」を導出する。伝送時間導出部206又は信号処理部31は、第2通信開始時刻「t2_tx」から第2受信時刻「t2_rx」までの時間である第2伝送時間「Δt」を導出する。光ファイバ長導出部207は、第1伝送時間「Δt」及び第2伝送時間「Δt」の差と、第1波長の光信号の群速度「v」と、第2波長の光信号の群速度「v」とに基づいて、式(5)のように光ファイバの長さ「l」を導出する。
第1伝送時間「Δt」の情報と第2伝送時間「Δt」の情報とは、受信された電波信号に対応付けられた電気信号(RF信号)から取得されてもよい。第1受信時刻の情報と第2受信時刻の情報とは、受信された電波信号に対応付けられた電気信号(RF信号)から取得されてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、光ファイバ長の推定に、群速度の代わりに群遅延時間が用いられる点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
光ファイバ長「l」の推定には、群速度の代わりに群遅延時間が用いられてもよい。群遅延時間は、単位長さ当たりの伝送時間であり、群速度の逆数で表される。光ファイバ区間における光信号の群遅延時間は、光ファイバ21の種類と光信号の波長とに応じて定まる。式(4)は、式(6)のように表される。
Figure 2020136818
ここで、「τ」は、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の群遅延時間を表す。「τ」は、光ファイバ区間における波長「λ」の光信号の群遅延時間を表す。光ファイバ長「l」は、式(7)のように表される。
Figure 2020136818
ファイバ情報保持部209は、群遅延時間の情報を記憶する。収容局装置20aは、既知の群遅延時間「τ」及び群遅延時間「τ」と、取得された絶対時刻情報に基づく伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」とに基づいて、式(7)のように光ファイバ長「l」を導出する。伝送時間導出部206は、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、式(1)及び(2)のように光信号の伝送時間を導出する。
光ファイバ長導出部207は、群遅延時間の情報をファイバ情報保持部209から取得する。光ファイバ長導出部207は、導出された伝送時間と群遅延時間とに基づいて、式(3)、式(6)及び式(7)のように光ファイバ長を導出する。
以上のように、第2実施形態の光ファイバ長導出部207は、第1通信開始時刻「t1_tx」と、第1受信時刻「t1_rx」と、第2通信開始時刻「t2_tx」と、第2受信時刻「t2_rx」と、第1波長の光信号の群遅延時間「τ」と、第2波長の光信号の群遅延時間「τ」とに基づいて、光ファイバの長さ「l」を導出する。
これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、群遅延時間に基づいて、収容局装置20a及び張出局装置23aの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。
伝送時間導出部206又は信号処理部31は、第1通信開始時刻「t1_tx」から第1受信時刻「t1_rx」までの時間である第1伝送時間「Δt」を導出する。伝送時間導出部206又は信号処理部31は、第2通信開始時刻「t2_tx」から第2受信時刻「t2_rx」までの時間である第2伝送時間「Δt」を導出する。光ファイバ長導出部207は、第1伝送時間「Δt」及び第2伝送時間「Δt」の差と、第1波長の光信号の延時間「τ」と、第2波長の光信号の延時間「τ」とに基づいて、式(7)のように光ファイバの長さ「l」を導出する。
(第3実施形態)
第3実施形態では、アップリンクの光信号に基づいて光ファイバ長が推定される点が、第1実施形態及び第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、収容局装置20a又は無線端末3は、収容局装置20a及び無線端末3の間のダウンリンクにおける、互いに異なる波長の光信号の伝送時間を導出している。第3実施形態では、収容局装置20a又は無線端末3は、収容局装置20a及び無線端末3の間のアップリンクにおける、互いに異なる波長の光信号の伝送時間を導出する。
無線端末3−nは、波長「λ」の光信号を用いてアップリンクの通信を開始した場合、絶対時刻情報を通信開始時刻「t1_tx」の情報として取得する。収容局装置20aは、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻「t1_rx」の情報として取得する。ここで、受信時刻とは、張出局装置23aのアンテナに電波信号が受信された時刻ではなく、張出局装置23aから光ファイバ21を伝送された光信号が収容局装置20aに受信された時刻(電波信号に関する受信時刻)である。
無線端末3−nは、波長「λ」の光信号を用いてアップリンクの通信を開始した場合、絶対時刻情報を通信開始時刻「t2_tx」の情報として取得する。収容局装置20aは、波長「λ」の光信号に基づく電波信号を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻「t2_rx」の情報として取得する。第1実施形態と同様に、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、光ファイバ長の推定が可能である。
第3実施形態では、伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、フィードバックが不要であるので、第1実施形態と比較して光ファイバ長「l」を効率的に推定することが可能である。
伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、無線端末3−nは、通信開始時刻「t1_tx」の情報を含む電波信号と、通信開始時刻「t2_tx」の情報を含む電波信号とを、張出局装置23a−mに送信する。収容局装置20aは、無線端末3−nから送信された電波信号を用いて通知された通信開始時刻「t1_tx」と、受信時刻「t1_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。収容局装置20aは、無線端末3−nから送信された電波信号を用いて通知された通信開始時刻「t2_tx」と、受信時刻「t2_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。
以上のように、第3実施形態の光ファイバ長導出部207は、アップリンクの光信号に基づいて、光ファイバ長を導出する。これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、アップリンクにおける光信号を用いて、収容局装置20a及び張出局装置23aの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、フィードバックが不要であるので、第1実施形態と比較して光ファイバ長「l」を効率的に推定することが可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態では、ダウンリンクの光信号とアップリンクの光信号とに基づいて光ファイバ長が推定される点が、第1実施形態及び第2実施形態と相違する。第4実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、収容局装置20a又は無線端末3は、収容局装置20a及び無線端末3の間のダウンリンクにおける、互いに異なる波長の光信号の伝送時間を導出している。第4実施形態では、収容局装置20a又は無線端末3は、収容局装置20a及び無線端末3の間における互いに異なる波長の光信号を用いて、ダウンリンクの光信号の伝送時間とアップリンクの光信号の伝送時間との差を導出する。収容局装置20a又は無線端末3は、導出された伝送時間の差に基づいて、光ファイバ長を推定する。
収容局装置20aは、ダウンリンクの光信号の通信開始時刻の情報を取得する。収容局装置20aは、ダウンリンクの光信号の受信時刻を、無線端末3−nから取得する。収容局装置20aは、アップリンクの光信号の通信開始時刻の情報を、無線端末3−nから取得する。収容局装置20aは、アップリンクの光信号の受信時刻を取得する。
アップリンクとダウンリンクとで電波信号の周波数が異なる場合でも、無線区間の伝送時間「t」は一定である。このため、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、通信開始時刻及び受信時刻に基づいて、光ファイバ長の推定が可能である。
第4実施形態では、伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、ダウンリンクとアップリンクとの順に通信が実行されることによって、フィードバックが不要になるので、第1実施形態と比較して光ファイバ長「l」を効率的に推定することが可能である。
伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、収容局装置20aは、波長「λ」の光信号を用いてダウンリンクの通信を開始する。収容局装置20aは、通信開始時刻「t1_tx」の情報を記憶する。無線端末3−nは、受信時刻「t1_rx」の情報を記憶する。無線端末3−nは、電波信号を用いてアップリンクの通信を開始する。無線端末3−nは、通信開始時刻「t2_tx」の情報と受信時刻「t1_rx」の情報とを含む電波信号を、張出局装置23a−mに送信する。張出局装置23a−mは、受信時刻「t1_rx」の情報を、波長「λ」の光信号を用いて収容局装置20aに送信する。収容局装置20aは、波長「λ」の光信号を受信した場合、絶対時刻情報を受信時刻「t2_rx」の情報として取得する。
収容局装置20aは、通信開始時刻「t1_tx」と、無線端末3−nから送信された電波信号を用いて通知された受信時刻「t1_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。収容局装置20aは、無線端末3−nから送信された電波信号を用いて通知された通信開始時刻「t2_tx」と、受信時刻「t2_rx」とに基づいて、伝送時間「Δt」を導出する。
以上のように、第4実施形態の光ファイバ長導出部207は、ダウンリンクの光信号とアップリンクの光信号とに基づいて、光ファイバ長を導出する。これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、ダウンリンクにおける光信号とアップリンクにおける光信号とを用いて、収容局装置20a及び張出局装置23aの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。伝送時間「Δt」及び伝送時間「Δt」を収容局装置20aが導出する場合、ダウンリンクとアップリンクとの順に通信が実行されることによって、フィードバックが不要になるので、第1実施形態と比較して光ファイバ長「l」を効率的に推定することが可能である。
(第5実施形態)
第5実施形態では、多波長光源の代わりに固定波長の複数の光源を収容局装置が備える点が、第1実施形態と相違する。第5実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
図7は、通信システム1bの一部の構成例を示す図である。通信システム1bは、受動光ネットワーク(PON)の構成の光ファイバ無線(ROF)システムである。通信システム1bは、アクセスポイント2bと、無線端末3−1〜3−Nとを備える。アクセスポイント2bは、無線通信によって1台以上の無線端末3を所定のネットワークに接続する通信装置である。
アクセスポイント2bは、収容局装置20bと、光ファイバ21と、光スプリッタ22と、張出局装置23b−1〜23b−Mとを備える。収容局装置20bは、時刻取得部200と、信号処理部201と、光変調器203−1〜203−W(Wは2以上の整数)と、光源210−1〜210−Wと、光合波器211とを備える。
光源210−w(wは2からWまでのいずれかの整数)は、固定波長の光源である。光源210−wは、光変調器203−wに接続される。光源210−wは、信号処理部201から出力された信号に応じて、光信号を生成する。
光合波器211は、光源210−1〜210−Wによって生成された各光信号を合成する。光合波器211は、各光信号の合成結果に応じて、波長「λ」の光信号を張出局装置23a−mに送信する。光合波器211は、合成結果に応じて、波長「λ」の光信号を張出局装置23a−mに送信する。
以上のように、第5実施形態の収容局装置20bは、光源210−1〜210−Wを備える。複数の光源210は、波長「λ」から波長「λ」までの固定波長の光を、光源210に対応付けられた複数の光変調器203に出力する。これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、収容局装置20b及び張出局装置23bの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。
(第6実施形態)
第6実施形態では、可変光分波器の代わりに固定波長の光分波器を張出局装置が備える点が、第5実施形態と相違する。第6実施形態では、第5実施形態との相違点を説明する。
図8は、通信システム1cの一部の構成例を示す図である。通信システム1cは、受動光ネットワーク(PON)の構成の光ファイバ無線(ROF)システムである。通信システム1cは、アクセスポイント2cと、無線端末3−1〜3−Nとを備える。アクセスポイント2cは、無線通信によって1台以上の無線端末3を所定のネットワークに接続する通信装置である。
アクセスポイント2cは、収容局装置20cと、光ファイバ21と、光スプリッタ22と、張出局装置23c−1〜23c−Mとを備える。張出局装置23cは、光分波器230cと、1以上の光スイッチ232と、1以上の光検波器231とを備える。
光分波器230cは、固定波長の光分波器である。光分波器230cは、波長「λ」の光信号と波長「λ」の光信号とを、光スイッチ232に出力する。光スイッチ232は、波長「λ」又は波長「λ」のうちから選択された波長の光信号を、光検波器231に出力する。光検波器231は、選択された波長の光信号に応じた電波信号を、所定周波数で光検波器231−mのアンテナから送信する。なお、光分波器230c及び光スイッチ232の間の光ファイバの長さは、全て同じである。
以上のように、第6実施形態の張出局装置23cは、1以上の光スイッチ232と、1以上の光検波器231とを備える。光検波器231は、選択された波長の光信号に応じた電波信号を、所定周波数で光検波器231−mのアンテナから送信する。これによって、信号処理部201を張出局装置23cが備えることなく、収容局装置20c及び張出局装置23cの間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。
(第7実施形態)
第7実施形態では、無線区間における電波信号の伝送時間「t」が一定ではない点が、第1実施形態と相違する。第7実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
無線端末3が移動することによって、無線区間における電波信号の伝送時間「t」が一定ではない場合、無線端末3の移動距離に応じて、光ファイバ長「l」の推定誤差が生じる。そのため、通信システム1aが許容する推定誤差に応じて、無線端末3の移動距離又は移動速度の許容量が設定される。無線端末3は、移動距離又は移動速度の許容量の範囲で移動する。収容局装置20aは、許容量の範囲で移動している無線端末3と通信している張出局装置23aから受信された光信号に基づいて、光ファイバ長「l」を推定する。
以上のように、第7実施形態の光ファイバ長導出部207は、許容量の範囲で移動している無線端末3と通信している張出局装置23aから受信された光信号に基づいて、光ファイバ長「l」を導出する。光ファイバ長導出部207は、許容量の範囲で無線端末3が移動しているか否かを、例えば人工衛星から送信された電波を用いる測位システムによる測位結果に基づいて判定する。これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、収容局装置及び張出局装置の間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。
(第8実施形態)
第8実施形態では、収容局装置及び無線端末の時刻同期に、人工衛星等からの電波が用いられる点が、第1実施形態と相違する。第8実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
収容局装置20a及び無線端末3は、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System : GPS)等の人工衛星から送信された電波を用いる測位システムの時計、原子時計又は電波時計等から、絶対時刻情報を取得する。収容局装置20a及び無線端末3の時刻同期誤差に応じて、光ファイバ長「l」の推定誤差が発生する。そのため、通信システム1aが許容する推定誤差を満たす精度の時計が選択される。
以上のように、第8実施形態の時刻取得部200及び時刻取得部30は、電波時計等から、絶対時刻情報を取得する。これによって、信号処理部201を張出局装置23aが備えることなく、収容局装置及び張出局装置の間の光ファイバ長「l」を推定することが可能である。なお、各実施形態は組み合わされてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、光無線通信システムに適用可能である。
1a,1b,1c…通信システム、2a,2b…アクセスポイント、3…無線端末、20a,20b,20c…収容局装置、21…光ファイバ、22…光スプリッタ、23a,23b,23c…張出局装置、30…時刻取得部、31…信号処理部、200…時刻取得部、201…信号処理部、202…多波長光源、203…光変調器、204…分波器、205…検波器、206…伝送時間導出部、207…光ファイバ長導出部、208…制御部、209…ファイバ情報保持部、210…光源、211…光合波器、230a,230b,230c…光分波器、231…光検波器、232…光スイッチ

Claims (6)

  1. 光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムが実行する導出方法であって、
    前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信ステップと、
    第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得ステップと、
    第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得ステップと、
    第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出ステップと
    を含む導出方法。
  2. 第1通信開始時刻から第1受信時刻までの時間である第1伝送時間を導出し、第2通信開始時刻から第2受信時刻までの時間である第2伝送時間を導出する伝送時間導出ステップを更に含み、
    前記光ファイバ長導出ステップでは、第1伝送時間及び第2伝送時間の差と、第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と、第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する、
    請求項1に記載の導出方法。
  3. 前記伝送時間導出ステップでは、受信された前記第1電波信号に応じた電気信号から、前記第1伝送時間の情報が取得され、受信された前記第2電波信号に応じた電気信号から、前記第2伝送時間の情報が取得される、
    請求項2に記載の導出方法。
  4. 前記受信時刻情報取得ステップでは、受信された前記第1電波信号に応じた電気信号から、前記第1受信時刻の情報が取得され、受信された前記第2電波信号に応じた電気信号から、前記第2受信時刻の情報が取得される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の導出方法。
  5. 光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムであって、
    前記収容局装置は、
    前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信部と、
    第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得部と、
    第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得部と、
    第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出部とを備える、
    通信システム。
  6. 光信号を伝送する光ファイバで互いに接続された収容局装置及び張出局装置を有するアクセスポイントと、電波信号を用いて前記張出局装置と通信する無線端末とを備える通信システムの前記収容局装置であって、
    前記収容局装置の時刻と前記無線端末の時刻とが同期している場合、第1波長の光信号に応じた第1電波信号と第2波長の光信号に応じた第2電波信号とを送信する送信部と、
    第1波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第1通信開始時刻の情報と第2波長の光信号が用いられる通信の開始時刻である第2通信開始時刻の情報とを取得する通信開始時刻情報取得部と、
    第1電波信号に関する受信時刻である第1受信時刻の情報と第2電波信号に関する受信時刻である第2受信時刻の情報とを取得する受信時刻情報取得部と、
    第1通信開始時刻と第1受信時刻と第2通信開始時刻と第2受信時刻と第1波長の光信号の群速度又は群遅延時間と第2波長の光信号の群速度又は群遅延時間とに基づいて前記光ファイバの長さを導出する光ファイバ長導出部と
    を備える収容局装置。
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