JP7333295B2 - 無線システム及び当該無線システムの装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レディオ・オーバ・ファイバ(RoF)を利用し、かつ、多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムに関する。
RoFを利用した無線システムが使用されている。図1は、RoFで伝送される信号光の一例の説明図である。図1に示す様に、信号光は変調光と光トーン信号とを含む。変調光は、情報を搬送する変調信号に対応し、光トーン信号は無変調の連続光である。RoFシステムにおいては、図1に示す様な信号光を光ファイバにより伝送する。光ファイバを伝送後、信号光を直接検波、つまり、光電変換することで、変調光に対応する変調信号が出力される。なお、この変調信号の中心周波数は、光トーン信号の周波数と変調光の中心周波数との差であるfdとなる。この差fdを、無線周波数帯の周波数(例えば、28GHz)とすることで、周波数変換処理を行うことなく、アンテナから無線信号を送信することができる。
例えば、移動通信システムは、そのサービス領域を複数のセルに分割し、基地局装置をセル毎に配置することでサービス領域の全体に対して通信サービスを提供している。つまり、移動通信システムにおいては、基地局装置を、多数のセルそれぞれに対応する多数の場所に設置しなければならない。このセルに応じた多数の場所それぞれに設置する装置の構成を簡略化するためにRoFを使用することができる。具体的には、基地局装置を、変調処理を主に行う第1装置と、無線信号の送受信を主に行う第2装置と、に分離する。そして、セルに応じた多数の場所(アンテナサイト)それぞれには、第2装置を設置し、第1装置を、例えば、地域の拠点となる場所(制御サイト)に集中して設置する。アンテナサイトにおいては変調等の処理は行わず、光電変換する機能と、光電変換により得た無線周波数帯の変調信号の増幅処理等を行うのみとなり、多数のアンテンササイトの構成を簡略化できる。
また、近年、無線システムでは、多入力多出力(MIMO)と呼ばれる複数のアンテナを用いた信号の送受信技術が利用されている。MIMOにおいては、各アンテナに入力する変調信号の位相、或いは、振幅及び位相の両方を制御することが必要となる。例えば、同じ変調信号の位相、或いは、振幅と位相の両方を調整して複数のアンテナに入力することで、所望の方向へのゲインを増加させるビームフォーミングが実現される。ここで、基地局装置を第1装置と第2装置に分離する構成においては、アンテナサイトの構成を複雑にしないため、アンテンナサイトに各変調信号の位相や振幅を個別に調整するデバイスを設けることなく、制御サイトから各変調信号の位相、或いは、振幅と位相の両方を調整することが求められる。
非特許文献1は、ビームフォーミングを目的としたMIMO伝送のためのRoFに関し、複数のアンテナそれぞれに入力する変調信号に対応する複数の信号光を波長多重(WDM)して送信する構成を開示している。非特許文献1によると、WDMの各チャネルの光路長の差により、アンテナサイトにおいて光電変換することで生成する各変調信号の位相関係がズレるため、光路長の差により生じる位相変化を補償している。
Mizuki Suga,et.al.,"Fiber length estimation method for beamforming at millimeter wave band RoF-FWA system",IEICE Communications Express/8巻(2019)11号,p.428-433
例えば、図1に示す信号光を光電変換することで得られる変調信号の振幅は、光電変換直前の光トーン信号の振幅と変調光の振幅により決定される。したがって、制御サイトにおいて光トーン信号又は変調光の振幅を制御することで、アンテナサイトで得られる変調信号の振幅を制御することができる。同様に、図1に示す信号光を光電変換することで得られる変調信号の位相は、光電変換直前の光トーン信号の位相と変調光の位相により決定される。例えば、光ファイバによる伝送において、光トーン信号と変調光の相対的な位相(位相差)が変化せず、制御サイトで光ファイバに送信する際の位相差が保持されるものとすると、制御サイトにおいて光トーン信号又は変調光の位相を制御することで、アンテナサイトで得られる変調信号の位相を制御することができる。
しかしながら、光ファイバによる伝送においては、波長分散の影響により、光トーン信号と変調光の相対的な位相(位相差)が変化する。したがって、各アンテナに入力する変調信号の位相が適切ではなくなり得る。なお、非特許文献1は、光路長差を補正するものであり、波長分散による光トーン信号と変調光の位相差の変化を補償することを開示してはいない。
本発明は、RoFを使用し、MIMO伝送を行う無線システムにおいて、各アンテナに入力する変調信号の位相を適切に設定する技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムは、複数の第1変調信号に含まれる第1変調信号それぞれについて、前記MIMO伝送のための当該第1変調信号のプリコーディング重みと、当該第1変調信号の位相補償量と、に基づき、当該第1変調信号をプリコーディングすることで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第2変調信号を生成するプリコーディング手段と、前記複数の第2変調信号に含まれる第2変調信号それぞれについて、当該第2変調信号での光変調により、光トーン信号と当該第2変調信号に基づく変調光とを含む信号光を生成することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の信号光を生成する変調手段と、光伝送路を介して受信する、前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第3変調信号を出力する第1光電変換手段と、を備え、前記第1変調信号の位相補償量は、当該第1変調信号に対応する信号光に含まれる光トーン信号の前記光伝送路での位相回転量と、当該第1変調信号に対応する前記信号光に含まれる変調光の前記光伝送路での位相回転量と、の差に基づき決定されることを特徴とする。
本発明によると、RoFを使用し、MIMO伝送を行う無線システムにおいて、各アンテナに入力する変調信号の位相を適切に設定することができる。
RoFで伝送される信号光の一例を示す図。 一実施形態による無線システムの構成図。 一実施形態によるプリコーディング部の構成図。 一実施形態による無線システムの構成図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図2は、本実施形態による無線システムの構成図である。制御サイトとアンテナサイトとは光伝送路により接続される。制御サイトの第1装置は、プリコーディング部11と、光変調部12と、送信部13と、制御部14と、を備えている。また、アンテナサイトの第2装置は、受信部21と、光電変換部22と、N個のアンテナ23(Nは、2以上の整数)と、位相検出部24と、を備えている。なお、N個のアンテナ23の各々を区別するため、個々のアンテナ23を、アンテナ#1~アンテナ#Nとも表記する。
プリコーディング部11には、アンテナ数と同じ数の変調信号#1~#Nが入力される。変調信号#1~変調信号#Nは、情報を搬送する信号であり、それぞれ、アンテナ#1~アンテナ#Nより無線信号として送信される信号に対応する。制御部14は、変調信号#k(kは、1からNまでの整数)のプリコーディング重みと、位相補償量と、をプリコーディング部11に設定する。プリコーディング重みとは、ビームフォーミングや空間多重化等といったMIMO伝送のために、変調信号#kに乗ずる重みであり、変調信号の位相、或いは、位相と振幅の両方を制御する制御パラメータである。プリコーディング重みは、目的とするMIMO伝送に応じて決定される。例えば、図1の無線システムが、移動通信システムにおける基地局装置であるものとすると、変調信号#1~変調信号#Nそれぞれのプリコーディング重みは、基地局装置と無線により通信する、図示しない無線デバイス(WD)からPMI(プリコーディング行列インジケータ)の形式で、基地局装置にフィードバックされる。なお、位相補償量の詳細については後述する。
図3は、プリコーディング部11の構成を示している。重み付け部110は、変調信号#kに、変調信号#kのプリコーディング重みを乗じて(位相や、位相及び振幅を調整して)、重み付けされた変調信号#kを位相補償部111に出力する。位相補償部111は、重み付けされた変調信号#kの位相を、変調信号#kの位相補償量だけ変化(回転)させて、位相補償後の変調信号#kを出力する。なお、変調信号#1~変調信号#Nの位相補償量の初期値は0とする。つまり、初期的には、位相補償部111は、変調信号#kの位相を変化させず、重み付け部110からの変調信号#kをそのまま出力する。
なお、図3においては、まず、変調信号#kをプリコーディング重みにより重み付けし、その後、位相補償部111により位相補償を行っているが、位相補償部111により位相補償を行った後、プリコーディング重みにより重み付けする構成であっても良い。さらには、重み付け部110と位相補償部111は、共に、変調信号#kの位相を調整するため、例えば、制御部14が、変調信号#kのプリコーディング重みと、位相補償量と、に基づき、これらを合成した(纏めた)合成重みを求め、プリコーディング部11が合成重みにより変調信号#kのプリコーディングを行う構成とすることもできる。纏めると、プリコーディング部11は、変調信号#kのプリコーディング重み及び位相補償量に基づき、変調信号#kのプリコーディングを行って、プリコーディング後の変調信号#kを光変調部12に出力する。
光変調部12は、プリコーディングされた変調信号#kで連続光を光変調し、変調光と光トーン信号を含む、図1に示す様な信号光#kを出力する。光変調部12は、信号光#kを送信部13に出力し、送信部13は、例えば、信号光#kの光増幅等、光伝送路を介する送信に必要な処理を行って、処理後の信号光#kを光伝送路に送信する。なお、送信部13は、光伝送路を介して、N個の信号光#1~信号光#Nをアンテナサイトに送信するが、N個の信号光#1~信号光#Nをアンテナサイトに送信する態様については任意である。例えば、送信部13は、光伝送路の異なるN個のコアそれぞれでN個の信号光#1~信号光#Nを個別に伝送しても、N個の信号光#1~信号光#Nを波長多重して、光伝送路の1つのコアでN個の信号光#1~信号光#Nを伝送しても良い。
上述した様に、光伝送路の波長分散により変調光及び光トーン信号の位相は、光伝送路を伝送される過程で変化する。この位相の変化量は、光の波長(周波数)に依存し、よって、光伝送路を伝搬することによる変調光の位相回転量と、光トーン信号の位相回転量は異なる。つまり、光伝送路を伝送される過程で信号光に含まれる変調光と光トーン信号の位相差が変化する。
アンテナサイトに設置された第2装置の受信部21は、光伝送路を介して受信するN個の信号光#1~信号光#Nに対して光増幅等の必要な処理を行って、処理後の信号光#1~信号光#Nを光電変換部22に出力する。なお、例えば、N個の信号光#1~信号光#Nが波長多重されている場合、受信部21は、波長分離を行う。
光電変換部22は、N個の信号光#1~信号光#Nそれぞれを直接検波、つまり、N個の信号光#1~信号光#Nそれぞれを個別に光電変換し、信号光#1~信号光#Nそれぞれに含まれる変調光に対応する変調信号#1~変調信号#Nを、アンテナ#1~アンテナ#Nに出力する。変調信号#kは、アンテナ#kより無線信号として送信される。また、変調信号#kは、位相検出部24にも入力される。位相検出部24は、光電変換部22が出力する変調信号#1~変調信号#Nそれぞれの位相を検出し、検出したN個の位相を制御信号により制御部14にフィードバックする。制御部14は、位相検出部24からフィードバックされた変調信号#kの位相が、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みのみによる重み付け後の位相に一致しているか否かを判定する。
例えば、プリコーディング部11に変調信号#kの位相補償量として初期値である0を設定した場合、変調信号#kについて位相検出部24からフィードバックされた位相と、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みのみに基づく変調信号#kの位相との差は、光伝送路の分散による変調光の位相回転量と光トーン信号の位相回転量が異なることにより生じたものである。したがって、制御部14は、変調信号#kについて位相検出部24からフィードバックされた位相と、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相との差を補償する位相補償量を決定し、これを、変調信号#kの位相補償量としてプリコーディング部11に設定する。例えば、変調信号#kについて位相検出部24からフィードバックされた位相が、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相に対して値Aだけ進んでいる場合、制御部14は、変調信号#kの位相補償量として"-A"をプリコーディング部11に設定する。
上記構成により、アンテナ#kから送信する変調信号#kの位相をプリコーディグ重みに応じた値に制御することが可能になる。なお、プリコーディング部11に設定されている変調信号#kの位相補償量が初期値である"0"でない場合も同様である。例えば、変調信号#kについて位相検出部24からフィードバックされた位相が、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相に対して値Aだけ進んでおり、プリコーディング部11に現在設定している変調信号#kの位相補償量が"+B"である場合、制御部14は、変調信号#kの位相補償量を"B-A"に更新する。
なお、位相検出部24は、アンテナサイトから制御サイトの方向に信号を伝送する図示しない光伝送路に制御信号を送信することで、制御部14に検出した位相をフィードバックする。なお、当該光伝送路は、制御信号専用の光伝送路であっても、ユーザデータと制御信号を多重して搬送する光伝送路であっても良い。また、本実施形態では、位相検出部24が検出した位相を制御部14にフィードバックしていたが、例えば、制御部14が、制御信号により、プリコーディング部11に設定した変調信号#1~変調信号#Nのプリコーディング重みを、例えば、PMIの形式で位相検出部24に通知する構成とすることもできる。この場合、位相検出部24は、変調信号#kの検出した位相と、制御部14がプリコーディング部11に通知した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相との差を判定し、判定した差を制御部14にフィードバックする。そして、制御部14は、位相検出部24から通知された差に基づきプリコーディング部11に設定されている位相補償量を更新する。なお、位相検出部24は、位相検出部24が判定した差に基づき、変調信号#kの位相補償量をさらに決定する構成とすることもできる。上述した様に、変調信号#kの位相補償量の初期値は、位相検出部24にも既知の0であるため、位相検出部24は、判定した差に基づき変調信号#kの位相補償量を決定することができる。この場合、位相検出部24は、制御信号により、変調信号#kの位相補償量を制御部14にフィードバックし、制御部14は、位相検出部24から通知された位相補償量でプリコーディング部11に設定されている位相補償量を更新する。
以上の構成により、RoFを使用し、かつ、MIMO伝送を行う無線システムにおいて、各アンテナに入力する変調信号の位相を適切に設定することができる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。図4は、本実施形態による無線システムの構成図である。なお、図4においては、図の簡略化のため、変調信号#1~変調信号#Nを変調信号#kとして纏めて表示している。本実施形態において第1装置の送信部13は、光サーキュレータ15を介して、信号光#kを光伝送路に送信する。また、第2装置は、信号光#kをカップラ26で分岐し、一方を第一実施形態と同様に受信部21を介して光電変換部22に出力し、他方を反射部25に出力する。反射部25は、ミラーを有し、入力された信号光#kを反射し、カップラ26を介して、再度、光伝送路に送信する。光サーキュレータ15は、光伝送路を介してアンテナサイトから反射された信号光#kを光電変換部16に出力する。光電変換部16は、信号光#kを光電変換し、光電変換により生成される変調信号#kを位相検出部17に出力する。位相検出部17は、変調信号#kの位相を検出して制御部14に通知する。
制御部14は、第一実施形態と同様に、位相検出部17が検出した位相と、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相と、に基づき変調信号#kの位相補償量を決定する。但し、本実施形態において、信号光#kは、光伝送路を往復しているため、光伝送路における位相回転量が2倍となっている。したがって、制御部14は、位相検出部17が検出した位相と、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相との差の1/2の値に基づき変調信号#kの位相補償量を決定する。具体的には、例えば、変調信号#kについて位相検出部17が検出した位相が、プリコーディング部11に設定した変調信号#kのプリコーディング重みに基づく位相に対して値Aだけ進んでおり、プリコーディング部11に現在設定している変調信号#kの位相補償量が"+B"である場合、制御部14は、変調信号#kの位相補償量を"B-A/2"に更新する。
以上の構成により、RoFを使用し、MIMO伝送を行う無線システムにおいて、各アンテナに入力する変調信号の位相を適切に設定することができる。また、本実施形態では、アンテナサイトにおいて位相を検出し、アンテナサイトから制御サイトに検出した位相をフィードバックしないため、アンテナサイトの構成を簡略化でき、かつ、検出した位相をフィードバックするための制御信号を省略することができる。
なお、第一実施形態及び第二実施形態において、制御部14は、位相検出部24や位相検出部17が検出した位相に基づき、プリコーディング部11に設定する変調信号#kの位相補償量を動的に制御していた。しかしながら、光伝送路における変調光及び光トーン信号の位相回転量が短期間の間に変動しない場合、予めアウトオブサービス状態で位相検出部24や位相検出部17が検出した位相に基づき、プリコーディング部11に変調信号#kの位相補償量を設定し、インサービス、つまり、サービス提供中は、プリコーディング部11に設定された変調信号#kの位相補償量を維持する構成とすることもできる。
なお、制御部14、プリコーディング部11、位相検出部24及び17の1つ以上は、任意のプロセッサに適切なプログラムを実行することで実現され得る。つまり、制御部14、プリコーディング部11、位相検出部24及び17の1つ以上は、ソフトウェアにより実現され得る。さらに、制御部14、プリコーディング部11、位相検出部24及び17の1つ以上は、適切なプログラムを実行する任意のプロセッサとASIC等を組み合わせることにより、つまり、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現することができる。なお、プロセッサが実行するプログラムは、装置の図示しない記憶媒体に格納される。さらに、制御部14、プリコーディング部11、位相検出部24及び17の1つ以上は、ハードウェアのみでも実現され得る。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
11:プリコーディング部、12:光変調部、22:光電変換部

Claims (10)

  1. 多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムであって、
    複数の第1変調信号に含まれる第1変調信号それぞれについて、前記MIMO伝送のための当該第1変調信号のプリコーディング重みと、当該第1変調信号の位相補償量と、に基づき、当該第1変調信号をプリコーディングすることで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第2変調信号を生成するプリコーディング手段と、
    前記複数の第2変調信号に含まれる第2変調信号それぞれについて、当該第2変調信号での光変調により、光トーン信号と当該第2変調信号に基づく変調光と、を含む信号光を生成することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の信号光を生成する変調手段と、
    光伝送路を介して受信する、前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第3変調信号を出力する第1光電変換手段と、
    を備え、
    前記第1変調信号の位相補償量は、当該第1変調信号に対応する信号光に含まれる光トーン信号の前記光伝送路での位相回転量と、当該第1変調信号に対応する前記信号光に含まれる変調光の前記光伝送路での位相回転量と、の差に基づき決定されることを特徴とする無線システム。
  2. 多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムであって、
    複数の第1変調信号に含まれる第1変調信号それぞれについて、前記MIMO伝送のための当該第1変調信号のプリコーディング重みと、当該第1変調信号の位相補償量と、に基づき、当該第1変調信号をプリコーディングすることで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第2変調信号を生成するプリコーディング手段と、
    前記複数の第2変調信号に含まれる第2変調信号それぞれについて、当該第2変調信号での光変調により、光トーン信号と当該第2変調信号に基づく変調光と、を含む信号光を生成することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の信号光を生成する変調手段と、
    光伝送路を介して受信する、前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第3変調信号を出力する第1光電変換手段と、
    前記複数の第3変調信号それぞれの位相を検出する第1検出手段と、
    前記複数の第3変調信号それぞれについて、前記第1検出手段が検出した第3変調信号の位相と、当該第3変調信号に対応する第1変調信号を当該第1変調信号のプリコーディング重みのみによりプリコーディングしたときのプリコーディング後の当該第1変調信号の位相と、の差に基づき当該第1変調信号の位相補償量を決定する第1決定手段と、
    を備えていることを特徴とする無線システム。
  3. 前記プリコーディング手段と、前記変調手段と、前記第1決定手段は、第1装置に含まれ、
    前記第1光電変換手段と、前記第1検出手段は、前記第1装置と前記光伝送路を介して接続される第2装置に含まれ、
    前記第1検出手段は、検出した前記複数の第3変調信号それぞれの位相を制御信号により前記第1装置に通知することを特徴とする請求項2に記載の無線システム。
  4. 前記プリコーディング手段と、前記変調手段は、第1装置に含まれ、
    前記第1光電変換手段と、前記第1検出手段と、前記第1決定手段は、前記第1装置と前記光伝送路を介して接続される第2装置に含まれ、
    前記第1決定手段は、前記複数の第1変調信号それぞれについて決定した位相補償量を制御信号により前記第1装置に通知することを特徴とする請求項2に記載の無線システム。
  5. 前記プリコーディング手段は、前記第1変調信号のプリコーディング重みを前記第2装置に通知することを特徴とする請求項4に記載の無線システム。
  6. 多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムであって、
    複数の第1変調信号に含まれる第1変調信号それぞれについて、前記MIMO伝送のための当該第1変調信号のプリコーディング重みと、当該第1変調信号の位相補償量と、に基づき、当該第1変調信号をプリコーディングすることで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第2変調信号を生成するプリコーディング手段と、
    前記複数の第2変調信号に含まれる第2変調信号それぞれについて、当該第2変調信号での光変調により、光トーン信号と当該第2変調信号に基づく変調光と、を含む信号光を生成することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の信号光を生成する変調手段と、
    光伝送路を介して受信する、前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第3変調信号を出力する第1光電変換手段と、
    を備え、
    前記プリコーディング手段と、前記変調手段は、第1装置に含まれ、
    前記第1光電変換手段は、前記第1装置と前記光伝送路を介して接続される第2装置に含まれ、
    前記第2装置は、
    反射手段と、
    前記光伝送路を介して受信する前記複数の信号光を分岐して、前記第1光電変換手段と、前記反射手段に出力する分岐手段と、
    をさらに備え、
    前記第1装置は、
    前記反射手段により反射され、前記光伝送路を介して前記第1装置に入力された前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第4変調信号を出力する第2光電変換手段と、
    前記複数の第4変調信号それぞれの位相を検出する第2検出手段と、
    前記複数の第4変調信号それぞれについて、前記第2検出手段が検出した第4変調信号の位相と、当該第4変調信号に対応する第1変調信号を当該第1変調信号のプリコーディング重みのみによりプリコーディングしたときのプリコーディング後の当該第1変調信号の位相と、の差に基づき当該第1変調信号の位相補償量を決定する第2決定手段と、
    を備えていることを特徴とする無線システム。
  7. 前記第2決定手段は、前記第2検出手段が検出した第4変調信号の位相と、当該第4変調信号に対応する第1変調信号を当該第1変調信号のプリコーディング重みのみによりプリコーディングしたときのプリコーディング後の当該第1変調信号の位相と、の差の半分の値に基づき当該第1変調信号の位相補償量を決定することを特徴とする請求項6に記載の無線システム。
  8. 光伝送路を介して第2装置に接続され、多入力多出力(MIMO)伝送を行う無線システムで使用される第1装置であって、
    複数の第1変調信号に含まれる第1変調信号それぞれについて、前記MIMO伝送のための当該第1変調信号のプリコーディング重みと、当該第1変調信号の位相補償量と、に基づき、当該第1変調信号をプリコーディングすることで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第2変調信号を生成するプリコーディング手段と、
    前記複数の第2変調信号に含まれる第2変調信号それぞれについて、当該第2変調信号での光変調により、光トーン信号と当該第2変調信号に基づく変調光と、を含む信号光を生成することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の信号光を生成する変調手段と、
    前記複数の信号光を前記光伝送路に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記第1変調信号の位相補償量は、当該第1変調信号に対応する信号光に含まれる光トーン信号の前記光伝送路での位相回転量と、当該第1変調信号に対応する前記信号光に含まれる変調光の前記光伝送路での位相回転量と、の差に基づき決定されていることを特徴とする第1装置。
  9. 前記第2装置が、前記光伝送路を介して受信した前記複数の信号光それぞれを光電変換することで生成した前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第3変調信号の位相を、前記第2装置から制御信号により受信し、前記複数の第3変調信号それぞれについて、受信した第3変調信号の位相と、当該第3変調信号に対応する第1変調信号を当該第1変調信号のプリコーディング重みのみによりプリコーディングしたときのプリコーディング後の当該第1変調信号の位相と、の差に基づき当該第1変調信号の位相補償量を決定する決定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の第1装置。
  10. 前記第2装置が、前記光伝送路を介して受信した前記複数の信号光を前記光伝送路に向けて反射することにより受信した前記複数の信号光それぞれを光電変換することで、前記複数の第1変調信号それぞれに対応する複数の第4変調信号を出力する光電変換手段と、
    前記複数の第4変調信号それぞれの位相を検出する検出手段と、
    前記複数の第4変調信号それぞれについて、前記検出手段が検出した第4変調信号の位相と、当該第4変調信号に対応する第1変調信号を当該第1変調信号のプリコーディング重みのみによりプリコーディングしたときのプリコーディング後の当該第1変調信号の位相と、の差に基づき当該第1変調信号の位相補償量を決定する決定手段と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の第1装置。
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