JP2020136721A - スピーカ装置及びエリア再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直方向の不要な音の反射を抑えることができるとともに、水平方向の音の再生性能を向上させることができるスピーカ装置及びエリア再生装置を提供する。【解決手段】スピーカ装置1は、音を出力するスピーカ11と、スピーカ11から出力された音を放出するホーン部12と、ホーン部12の前面に形成され、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口13と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、音を出力するスピーカ装置及び複数のスピーカ装置を並べて配置したスピーカアレイから所定のエリアに音を出力するエリア再生装置に関するものである。
従来から、複数のスピーカを使用して特定の位置だけに音を提示したり、同一空間において別々の位置に異なった音を干渉することなく提示したりするエリア再生技術が知られている。このエリア再生技術を用いることで、各ユーザに対して異なるコンテンツ又は音量の再生音を提示することができるようになる。例えば、特許文献1には、空間フィルタリングに基づくエリア再生技術が開示されている。
特開2015−231087号公報
しかしながら、上記従来の技術では、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができないとともに、水平方向に充分な再生性能を得ることができず、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができるとともに、水平方向の音の再生性能を向上させることができるスピーカ装置及びエリア再生装置を提供することを目的とするものである。
本開示に係るスピーカ装置は、音を出力するスピーカと、前記スピーカから出力された前記音を放出するホーン部と、前記ホーン部の前面に形成され、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口と、を備える。
本開示によれば、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができるとともに、水平方向の音の再生性能を向上させることができる。
本開示の実施の形態1におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図である。 図1に示すスピーカ装置の正面図である。 図2に示すスピーカ装置のIII−III線断面図である。 本実施の形態1においてスリット開口から放出される水平方向の音について説明するための図である。 本実施の形態1においてスリット開口から放出される垂直方向の音について説明するための図である。 従来のスピーカの垂直方向の音の広がりを示す図である。 本実施の形態1のスピーカ装置の垂直方向の音の広がりを示す図である。 本実施の形態1における接続部の音響回路に対応する電気回路を示す図である。 本開示の実施の形態1におけるエリア再生装置の構成を示す図である。 実施の形態1における再生ライン及び非再生ラインの一例を示す図である。 従来のスピーカをスピーカアレイに用いてエリア再生装置で再生したx−y軸平面における音圧分布の実測結果を示す図である。 本実施の形態1のスピーカ装置をスピーカアレイに用いてエリア再生装置で再生したx−y軸平面における音圧分布のシミュレーション結果を示す図である。 本開示の実施の形態2におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図である。 図13に示すスピーカ装置の正面図である。 図14に示すスピーカ装置のXV−XV線断面図である。 本実施の形態2のスピーカ装置を用いたスピーカアレイの構成を示す図である。 本開示の実施の形態3におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図である。 図17に示すスピーカ装置の正面図である。 図18に示すスピーカ装置のXIX−XIX線断面図である。 本開示の実施の形態4におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図である。 図20に示すスピーカ装置の正面図である。 図21に示すスピーカ装置のXXII−XXII線断面図である。
(本開示の基礎となった知見)
従来の空間フィルタリングに基づくエリア再生技術では、まず、再生条件として、スピーカアレイに平行な任意の制御ラインを設定し、当該制御ラインに、再生音を強め合う再生ラインと前記音波が弱め合う非再生ラインとを設定する。次に、設定した再生条件でエリア再生を実現するための制御フィルタを導出する。最終的には、再生音の信号に当該導出した制御フィルタを畳み込んだ信号を各スピーカに出力させることで、設定した再生条件でエリア再生を実現する。なお、制御フィルタと再生条件とは、空間的なフーリエ変換によって関係付けられる。
従来のエリア再生技術では、スピーカを点音源と仮定して制御フィルタを導出しているが、実際のスピーカは点音源ではない。特に、従来のスピーカは、中域から高域の周波数帯域では前方向に指向性を有しているため、横方向(水平方向)の再生性能が劣化するおそれがある。
また、従来の制御方法では、水平方向(スピーカアレイが並ぶ方向)の音は制御されるが、垂直方向の音は制御されない。そのため、スピーカアレイから出力された音は、空間内の天井及び床で反射し、反射音により再生性能が劣化するおそれがある。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係るスピーカ装置は、音を出力するスピーカと、前記スピーカから出力された前記音を放出するホーン部と、前記ホーン部の前面に形成され、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口と、を備える。
この構成によれば、スピーカから出力された音を放出するホーン部の前面に、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口が形成されている。したがって、ホーン部のホーン効果により、スリット開口から放出される音の垂直方向の広がりを抑えることができ、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができる。また、スリット開口の回折効果により、スリット開口から放出される音の水平方向の指向性を点音源に近づけることができ、水平方向の音の再生性能を向上させることができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記スピーカ装置は、所定のエリアに前記音を再生するスピーカアレイに用いられ、前記スピーカアレイは、複数のスピーカ装置を並べて配置してもよい。
この構成によれば、スピーカ装置は、所定のエリアに音を再生するスピーカアレイに用いられ、複数のスピーカ装置が並べて配置されるので、所定のエリアで再生される音の垂直方向の不要な反射を抑えることができるとともに、所定のエリアで再生される音の水平方向の再生性能を向上させることができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記スリット開口は、前記ホーン部の前面の外縁よりも内側に形成されていてもよい。
この構成によれば、ホーン部の前面の外縁よりも内側に形成されているスリット開口から音を放出することができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記スリット開口の外縁は、前記ホーン部の前面の外縁と一致してもよい。
この構成によれば、ホーン部の前面の外縁と一致する外縁を有するスリット開口から音を放出することができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記スピーカと前記ホーン部とを接続するとともに、内部に空間を有する接続部をさらに備え、前記接続部は、前記スピーカから出力された前記音から所定の周波数帯域の音を除去してもよい。
この構成によれば、スピーカとホーン部とを接続するとともに、内部に空間を有する接続部により、スピーカから出力された音から所定の周波数帯域の音を除去することができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記接続部は、前記音の出力方向に設けられた前面パネルと、前記前面パネルを貫通するとともに、前記ホーン部の後端部に接続された音導管とを含み、前記音導管の後端部と前記スピーカの前面との間には間隙が形成されていてもよい。
この構成によれば、前面パネルを貫通するとともに、ホーン部の後端部に接続された音導管を介して、スピーカから出力された音をホーン部に伝達することができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記接続部は、前記スピーカの中心と前記ホーン部の中心とが一致した状態で前記スピーカと前記ホーン部とを接続してもよい。
この構成によれば、スピーカの中心とホーン部の中心とが一致した状態でスピーカとホーン部とが接続部を介して接続されるので、スピーカから出力された音を直接ホーン部に伝達することができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記接続部は、前記スピーカの中心と前記ホーン部の中心とがずれた状態で前記スピーカと前記ホーン部とを接続してもよい。
この構成によれば、スピーカの中心とホーン部の中心とがずれた状態でスピーカとホーン部とが接続部を介して接続されるので、複数のスピーカ装置が並べて配置される場合、隣接するスピーカ装置の間隔を、スピーカの水平方向の長さに依存することなく、ホーン部の水平方向の長さに依存して決めることができる。その結果、ホーン部の水平方向の長さをスピーカの水平方向の長さよりも短くすることにより、複数のスピーカ装置で構成されるスピーカアレイを小型化することができるとともに、制御可能な周波数帯域をより広げることができる。
また、上記のスピーカ装置において、前記ホーン部は、前記音の出力方向とは逆方向に前記音を反射させる折り返し部と、前記折り返し部によって反射された前記音を前記出力方向へ再度反射させる反射部とを含んでもよい。
この構成によれば、折り返し部により、音の出力方向とは逆方向に音が反射され、反射部により、折り返し部によって反射された音が出力方向へ再度反射されるので、ホーン部の音の出力方向の長さをより短くすることができ、スピーカ装置を小型化することができる。
本開示の他の態様に係るエリア再生装置は、複数のスピーカ装置を並べて配置したスピーカアレイと、前記スピーカアレイから放射された音波が強め合う再生ラインと前記音波が弱め合う非再生ラインとを含む制御ラインに基づいて、前記複数のスピーカ装置のそれぞれに出力させる音の音圧を調整し、所定のエリアに前記音を再生させる出力制御部と、を備え、前記複数のスピーカ装置のそれぞれは、上記のいずれかに記載のスピーカ装置である。
この構成によれば、複数のスピーカ装置のそれぞれにおいて、スピーカから出力された音を放出するホーン部の前面に、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口が形成されている。したがって、ホーン部のホーン効果により、スリット開口から放出される音の垂直方向の広がりを抑えることができ、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができる。また、スリット開口の回折効果により、スリット開口から放出される音の水平方向の指向性を点音源に近づけることができ、水平方向の音の再生性能を向上させることができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示すスピーカ装置の正面図であり、図3は、図2に示すスピーカ装置のIII−III線断面図である。
図1、図2及び図3に示すスピーカ装置1は、スピーカ11、ホーン部12、スリット開口13及び接続部14を備える。
スピーカ11は、音を出力する。ホーン部12は、スピーカ11から出力された音を放出する。スリット開口13は、ホーン部12の前面に形成される。スリット開口13は、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長い長方形状である。スリット開口13の外縁は、ホーン部12の前面の外縁と一致する。
接続部14は、スピーカ11とホーン部12とを接続するとともに、内部に空間を有する。接続部14は、スピーカ11から出力された音から所定の周波数帯域の音を除去する。接続部14は、前面パネル141及び音導管142を含む。前面パネル141は、音の出力方向に設けられる。音導管142は、前面パネル141を貫通するとともに、ホーン部12の後端部に接続される。音導管142の後端部とスピーカ11の前面との間には間隙が形成されている。接続部14は、円筒形状である。接続部14の側面の後端が、スピーカ11の円形状の前面の外縁に接続されている。接続部14は、スピーカ11の中心とホーン部12の中心とが一致した状態でスピーカ11とホーン部12とを接続する。
なお、本実施の形態1における接続部14は、円筒形状であるが、本開示は特にこれに限定されず、四角形などの多角形を底面とする角柱形状であってもよい。
スピーカ11から出力された音は、接続部14の内部空間を進行し、音導管142を通過し、ホーン部12に進入する。ホーン部12に進入した音は、ホーン部12の前面のスリット開口13から放出される。
ホーン部12の後端部は、円形状であり、円筒形状の音導管142に接続されている。ホーン部12の後端部の直径は、音導管142の直径と同じである。ホーン部12の上部及び下部は、音導管142に接続されている後端部から前端部に向かって指数関数的に湾曲している。ホーン部12の前端部は、水平方向の長さが垂直方向の長さよりも短い長方形状である。ホーン部12と音導管142とは、一体に形成されていてもよいし、別々の部材として形成されていてもよい。
スリット開口13の垂直方向の辺の長さは、スピーカ11の前面の直径よりも長く、スリット開口13の水平方向の辺の長さは、スピーカ11の前面の直径よりも短い。スリット開口13の水平方向の辺の長さは、音導管142の直径と略同じである。スリット開口13の水平方向の辺の長さは、点音源としての回折効果が得られる長さであればよい。
図4は、本実施の形態1においてスリット開口から放出される水平方向の音について説明するための図である。図4は、スリット開口13を上方から見た図である。
図4に示すように、スリット開口13に進入した音波は、スリット開口13により回折される。スリット開口13の回折効果により、スリット開口13から放出される音の水平方向の指向性を点音源に近づけることができ、水平方向の音の再生性能を向上させることができる。
図5は、本実施の形態1においてスリット開口から放出される垂直方向の音について説明するための図である。図5は、スリット開口13から放出される垂直方向の音の指向性を示しており、図5の中心から右方に向かって音が放出されている。
図5に示すように、ホーン部12の垂直方向の広がりにより、スリット開口13から放出された音の垂直方向の指向性は狭くなっている。
図6は、従来のスピーカの垂直方向の音の広がりを示す図であり、図7は、本実施の形態1のスピーカ装置の垂直方向の音の広がりを示す図である。図6及び図7は、従来のスピーカ101及び本実施の形態1のスピーカ装置1を水平方向から見た図である。
図6に示すように、従来のスピーカ101から出力された音は、垂直方向に拡散し、天井及び床によって反射される。天井及び床からの反射音により、本来の音が聞き取りにくくなるおそれがある。
一方、図7に示すように、本実施の形態1のスピーカ装置1は、前方に指向性を有しているので、スピーカ装置1から出力された音は、垂直方向の拡散が抑制される。したがって、ホーン部12のホーン効果により、スリット開口13から放出される音の垂直方向の広がりを抑えることができ、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができる。
また、接続部14の構造は、音響回路で表される。音響回路は、接続部14内を伝搬する音波の挙動を電気回路で表すことができる。
図8は、本実施の形態1における接続部の音響回路に対応する電気回路を示す図である。
電気回路21における電流は、体積速度Uで表され、電気回路21における電圧は、音圧Pで表される。接続部14は、電気回路21におけるハイカットフィルタの機能を有する。以下、接続部14のカットオフ周波数について説明する。
まず、接続部14内の空洞の容積は、電気回路21における容量に置換することができる。そのため、容量Cは、接続部14の容積Vと、空気の密度ρと、音速cとを用いて、以下の式(1)で表される。
C=V/ρc・・・(1)
また、接続部14の音導管142のイナータンスは、電気回路21におけるインダクタに置換することができる。そのため、インダクタンスMは、空気の密度ρと、音導管142の長さlと、音導管142の断面積Sとを用いて、以下の式(2)で表される。
M=ρl/S・・・(2)
そして、接続部14のカットオフ周波数Fは、容量Cと、インダクタンスMとを用いて、以下の(3)式で表される。
F=1/(2πsqrt(MC))・・・(3)
上記のように、接続部14の容積及び音導管142の長さ及び断面積が調節されることにより、所望のカットオフ周波数を実現することができ、接続部14により不要な周波数帯域の音を除去することができる。
続いて、本実施の形態1におけるスピーカ装置1を用いたエリア再生装置について説明する。
図9は、本開示の実施の形態1におけるエリア再生装置の構成を示すブロック図である。エリア再生装置30は、入力部31、データ部32、処理部33、オーディオIF(インターフェース)34、DAコンバータ35、アンプ36及び複数のスピーカ装置1を備える。
入力部31は、例えば、タッチパネルであり、スピーカ装置1に再生させる再生音の音源データ321、後述する再生条件、及び再生音量等の各種指定操作を受け付ける。なお、入力部31は、タッチパネルに限らず、物理的なスイッチ、キーボード、マウス及び表示装置であってもよい。
また、入力部31は、エリア再生装置30のユーザが使用するスマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータ等の端末装置であってもよいし、エリア再生装置30によるエリア再生の対象とする室内に設けられた、複数のユーザで共用するパーソナルコンピュータ等の端末装置であってもよい。
データ部32は、半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。データ部32は、音源データ321を記憶している。音源データ321は、例えば、インターネット等のネットワークを経由してデータ部32に格納される。なお、データ部32は、後述する処理部33と同一の装置内に設けられてもよいし、処理部33とは異なる装置に設けられてもよい。
処理部33は、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びHDD等を備えた情報処理装置である。
処理部33は、ユーザが入力部31を用いて指定した再生条件でエリア再生を実現するための制御フィルタを生成する。処理部33は、ユーザが入力部31を用いて指定した音源データ321をアナログ信号に変換した再生音信号(以下、音源データ321に対応する再生音信号)に、生成した制御フィルタを畳み込んだ駆動信号を生成する。
オーディオIF34は、処理部33によって生成された駆動信号をDAコンバータ35へ出力する。
DAコンバータ35は、オーディオIF34から入力された駆動信号をアナログ信号に変換する。
アンプ36は、DAコンバータ35により変換されたアナログ信号(以下、再生音信号)を増幅する。
スピーカ装置1は、アンプ36により増幅された再生音信号が示す再生音を出力する。スピーカ装置1は、所定のエリアに音を再生するスピーカアレイに用いられる。スピーカアレイは、複数のスピーカ装置1を並べて配置する。
なお、エリア再生装置30は、複数のスピーカ装置1を備える。複数のスピーカ装置1が所定の間隔で直線状に並べて配置されることにより、スピーカアレイが構成される。後述するように、各スピーカ装置1の配置間隔、及びスピーカアレイの全長等によって、エリア再生の性能は変化する。なお、本実施の形態1において、複数のスピーカ装置1は直線状に配置されるが、本開示は特にこれに限定されず、複数のスピーカ装置1は円弧状に配置されてもよい。
図10は、実施の形態1における再生ライン及び非再生ラインの一例を示す図である。エリア再生を実現するためには、図10に示すように、スピーカアレイ100と実質的に平行であって、スピーカアレイ100から距離yref離間した位置に設定された制御ラインCL上に、スピーカアレイ100から放射された音波が強め合う再生ラインBLと音波が弱め合う非再生ラインDLとを定めればよい。なお、本実施の形態1では、制御ラインCLは直線状であるが、本開示は特にこれに限定されず、制御ラインCLは円弧状であってもよい。
処理部33は、スピーカアレイ100から放射された音波が強め合う再生ラインBLと音波が弱め合う非再生ラインDLとを含む制御ラインCLに基づいて、複数のスピーカ装置1のそれぞれに出力させる音の音圧を調整し、所定のエリアに音を再生させる。なお、本実施の形態1におけるエリア再生方法については、公知技術であるので詳細な説明は省略する。
スピーカアレイ100が制御可能な周波数帯域は、スピーカ装置1の間隔Δxにより決まる。間隔Δxは、隣接するスピーカ装置1の中心間の距離である。間隔Δxが狭くなると、スピーカアレイ100が制御可能な周波数帯域を広げることが可能になる。スピーカアレイ100が、例えば8kHzまでの音を制御することが可能であれば、カットオフ周波数Fが8kHzになるように接続部14が設計される。
図11は、従来のスピーカをスピーカアレイに用いてエリア再生装置で再生したx−y軸平面における音圧分布の実測結果を示す図であり、図12は、本実施の形態1のスピーカ装置をスピーカアレイに用いてエリア再生装置で再生したx−y軸平面における音圧分布のシミュレーション結果を示す図である。
なお、図11において、スピーカ101をx軸上に64個(N=64)並べて配置することでスピーカアレイ100が構成されているとする。また、各スピーカ101の配置間隔Δxは、例えば35mmであるとする。また、スピーカアレイ100に沿ったアレイラインのx軸方向の中心に直交するラインをy軸とし、スピーカアレイ100と制御ラインCLまでの距離yrefは2mであるとする。また、制御ラインCLにおける再生ラインBLの幅は1mであり、再生ラインBLのx軸方向の中心は、−1mの位置である。すなわち、エリア再生装置は、スピーカアレイ100の中心から右側のエリアのみに音を再生する。図11及び図12は、2000Hzの音の音圧分布を示している。また、図12は、図11に示す従来のスピーカをスピーカアレイに用いてエリア再生した際の条件と同じ条件で、スピーカを点音源であると仮定してエリア再生した際のシミュレーション結果を表している。
図11の従来のスピーカでは、スピーカアレイから放射された再生音は、制御ラインCL上の再生ラインBLで適切なエリア再生が行われているが、制御ラインCLから後方に離れるに従って、音圧が低くなり、エリア再生性能が劣化している。一方、図12の本実施の形態1のスピーカ装置1では、スピーカアレイ100から放射された再生音は、制御ラインCL上だけでなく、制御ラインCLの後方でも音圧が一定であり、制御ラインCLより後方のエリア再生性能の劣化を改善することができる。
(実施の形態2)
図13は、本開示の実施の形態2におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図であり、図14は、図13に示すスピーカ装置の正面図であり、図15は、図14に示すスピーカ装置のXV−XV線断面図である。
図13、図14及び図15に示すスピーカ装置1Aは、スピーカ11、ホーン部12、スリット開口13及び接続部14Aを備える。なお、本実施の形態2において、実施の形態1のスピーカ装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
接続部14Aは、スピーカ11とホーン部12とを接続するとともに、内部に空間を有する。接続部14Aは、スピーカ11から出力された音から所定の周波数帯域の音を除去する。接続部14Aは、前面パネル141及び音導管142を含む。前面パネル141は、音の出力方向に設けられる。音導管142は、前面パネル141を貫通するとともに、ホーン部12の後端部に接続される。音導管142の後端部とスピーカ11の前面を含む接続部14Aの背面との間には間隙が形成されている。
実施の形態2の接続部14Aは、スピーカ11の中心111とホーン部12の中心121とがずれた状態でスピーカ11とホーン部12とを接続する。接続部14Aは、直方体の一部を切り欠いた形状である。接続部14Aの正面形状は、正方形と、正方形の一辺を垂直方向に延伸させた辺を一辺とする長方形とを組み合わせたL字形状である。
接続部14Aは、スピーカ11の前面の形状に合わせて形成された開口部を有する第1接続部143と、第1接続部143内の空間と繋がっており、音導管142の断面形状に合わせて形成された開口部を有する第2接続部144とを含む。第2接続部144の開口部は、第1接続部143の開口部が形成された面に対向する面に形成される。第1接続部143の開口部には、スピーカ11の前面が接続される。第2接続部144の開口部には、音導管142とホーン部12とが接続される。第2接続部144の水平方向の長さは、第1接続部143の水平方向の長さよりも短く、第1接続部143の水平方向の長さの1/2である。
図16は、本実施の形態2のスピーカ装置を用いたスピーカアレイの構成を示す図である。図16は、スピーカアレイ100を正面から見た図である。
図16に示すように、スピーカアレイ100は、垂直方向の向きを互い違いに反転させて並べた複数のスピーカ装置1Aを含む。1のスピーカ装置1Aと、1のスピーカ装置1Aに隣接する他のスピーカ装置1Aとは、互いの第2接続部144が接するとともに、互いのホーン部12の中心が直線上に並ぶように配置される。他のスピーカ装置1Aは、1のスピーカ装置1Aに対して垂直方向の向きを反転させた状態で配置される。
なお、スピーカアレイ100を構成する複数のスピーカ装置1Aの数は、図16に示す数に限定されない。
このように、スピーカ11の中心とホーン部12の中心とがずれた状態でスピーカ11とホーン部12とが接続部14Aを介して接続されるので、複数のスピーカ装置1Aが並べて配置される場合、隣接するスピーカ装置1Aの間隔を、スピーカ11の水平方向の長さに依存することなく、ホーン部12の水平方向の長さに依存して決めることができる。
また、L字形状の複数のスピーカ装置1Aが垂直方向の向きを互い違いに反転させた状態で並べて配置され、水平方向の長さがスピーカ11より短いホーン部12が隣接して配置されるので、隣接するスピーカ装置1Aのホーン部12の中心の間隔を、隣接するスピーカ装置1Aのスピーカ11の中心の間隔より短くすることができ、スピーカアレイを小型化することができる。また、隣接するスピーカ装置1Aのホーン部12の中心の間隔が、隣接するスピーカ装置1Aのスピーカ11の中心の間隔より短くなることにより、制御可能な周波数帯域をより広げることができる。
(実施の形態3)
図17は、本開示の実施の形態3におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図であり、図18は、図17に示すスピーカ装置の正面図であり、図19は、図18に示すスピーカ装置のXIX−XIX線断面図である。
図17、図18及び図19に示すスピーカ装置1Bは、スピーカ11、ホーン部12B、スリット開口13及び接続部14を備える。なお、本実施の形態3において、実施の形態1のスピーカ装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
ホーン部12Bは、音の出力方向とは逆方向に音を反射させる折り返し部122と、折り返し部122によって反射された音を出力方向へ再度反射させる反射部123とを含む。反射部123は、接続部14の前面パネル141のホーン部12Bで覆われた部分である。本実施の形態3におけるホーン部12Bの音の出力方向の長さLBは、実施の形態1におけるホーン部12の音の出力方向の長さよりも短い。
図19に示すように、音導管142を通過した音は、折り返し部122により、音の出力方向とは逆方向に反射される。折り返し部122によって反射された音は、反射部123により、音の出力方向へ再度反射される。反射部123によって反射された音は、折り返し部122の上端とホーン部12Bの上面との間の間隙及び折り返し部122の下端とホーン部12Bの下面との間の間隙を通過し、スリット開口13から放出される。
このように、ホーン部12Bは、音の出力方向とは逆方向に音を反射させる折り返し部122と、折り返し部122によって反射された音を出力方向へ再度反射させる反射部123とを含むので、ホーン部12Bの音の出力方向の長さLBをより短くすることができ、スピーカ装置1Bを小型化することができる。
(実施の形態4)
図20は、本開示の実施の形態4におけるスピーカ装置の外観を示す斜視図であり、図21は、図20に示すスピーカ装置の正面図であり、図22は、図21に示すスピーカ装置のXXII−XXII線断面図である。
図20、図21及び図22に示すスピーカ装置1Cは、スピーカ11、ホーン部12C、スリット開口13C及び格納ケース15を備える。なお、本実施の形態4において、実施の形態1のスピーカ装置1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態4におけるスピーカ装置1Cは、実施の形態1のスピーカ装置1とは異なり、接続部14を備えていない。
格納ケース15は、直方体形状であり、スピーカ11を格納する。格納ケース15の前端部は、ホーン部12Cの後端部に接続される。格納ケース15の前面の各辺の長さは、スピーカ11の直径に略一致する。なお、格納ケース15の形状は、直方体形状に限定されず、円筒形状であってもよい。
スリット開口13Cは、ホーン部12Cの前面に形成される。スリット開口13Cは、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長い長方形状である。スリット開口13Cは、ホーン部12Cの前面の外縁よりも内側に形成されている。
ホーン部12Cは、音の出力方向に設けられた前面パネル124を含む。スリット開口13Cは、前面パネル124に形成される。ホーン部12Cの前面の面積は、ホーン部12Cの後端部の外縁内の面積よりも大きい。
スピーカ11から出力された音は、ホーン部12Cの内部空間を進行し、ホーン部12Cの前面のスリット開口13Cから放出される。
このように、ホーン部12Cの前面にスリット開口13Cが形成されているので、スリット開口13Cの回折効果により、スリット開口13Cから放出される音の水平方向の指向性を点音源に近づけることができ、水平方向の音の再生性能を向上させることができる。また、ホーン部12Cのホーン効果により、スリット開口13Cから放出される音は、前方に指向性を有しているので、垂直方向の拡散が抑制され、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができる。
なお、本実施の形態4において、スリット開口13Cは、ホーン部12Cの前面の外縁よりも内側に形成されているが、本開示は特にこれに限定されず、スリット開口13Cの外縁は、ホーン部12Cの前面の外縁と一致してもよい。この場合、ホーン部12Cの形状は、ホーン部12Cの後端部の外縁からスリット開口13Cに向かって徐々に細くなる形状となる。
本開示に係るスピーカ装置及びエリア再生装置は、垂直方向の不要な音の反射を抑えることができるとともに、水平方向の音の再生性能を向上させることができるので、音を出力するスピーカ装置及び複数のスピーカ装置を並べて配置したスピーカアレイから所定のエリアに音を出力するエリア再生装置として有用である。
1,1A,1B,1C スピーカ装置
11 スピーカ
12,12B,12C ホーン部
13,13C スリット開口
14,14A 接続部
15 格納ケース
21 電気回路
30 エリア再生装置
31 入力部
32 データ部
33 処理部
34 オーディオIF
35 コンバータ
36 アンプ
100 スピーカアレイ
122 折り返し部
123 反射部
124 前面パネル
141 前面パネル
142 音導管
143 第1接続部
144 第2接続部
321 音源データ

Claims (10)

  1. 音を出力するスピーカと、
    前記スピーカから出力された前記音を放出するホーン部と、
    前記ホーン部の前面に形成され、垂直方向の辺が水平方向の辺よりも長いスリット開口と、
    を備えるスピーカ装置。
  2. 前記スピーカ装置は、所定のエリアに前記音を再生するスピーカアレイに用いられ、
    前記スピーカアレイは、複数のスピーカ装置を並べて配置する、
    請求項1記載のスピーカ装置。
  3. 前記スリット開口は、前記ホーン部の前面の外縁よりも内側に形成されている、
    請求項1又は2記載のスピーカ装置。
  4. 前記スリット開口の外縁は、前記ホーン部の前面の外縁と一致する、
    請求項1又は2記載のスピーカ装置。
  5. 前記スピーカと前記ホーン部とを接続するとともに、内部に空間を有する接続部をさらに備え、
    前記接続部は、前記スピーカから出力された前記音から所定の周波数帯域の音を除去する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
  6. 前記接続部は、前記音の出力方向に設けられた前面パネルと、前記前面パネルを貫通するとともに、前記ホーン部の後端部に接続された音導管とを含み、
    前記音導管の後端部と前記スピーカの前面との間には間隙が形成されている、
    請求項5記載のスピーカ装置。
  7. 前記接続部は、前記スピーカの中心と前記ホーン部の中心とが一致した状態で前記スピーカと前記ホーン部とを接続する、
    請求項5又は6記載のスピーカ装置。
  8. 前記接続部は、前記スピーカの中心と前記ホーン部の中心とがずれた状態で前記スピーカと前記ホーン部とを接続する、
    請求項5又は6記載のスピーカ装置。
  9. 前記ホーン部は、前記音の出力方向とは逆方向に前記音を反射させる折り返し部と、前記折り返し部によって反射された前記音を前記出力方向へ再度反射させる反射部とを含む、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
  10. 複数のスピーカ装置を並べて配置したスピーカアレイと、
    前記スピーカアレイから放射された音波が強め合う再生ラインと前記音波が弱め合う非再生ラインとを含む制御ラインに基づいて、前記複数のスピーカ装置のそれぞれに出力させる音の音圧を調整し、所定のエリアに前記音を再生させる出力制御部と、
    を備え、
    前記複数のスピーカ装置のそれぞれは、請求項1〜9のいずれか1項に記載のスピーカ装置である、
    エリア再生装置。
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