JP2020136590A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化を実現することができる光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュール1は、光形成部30を備える。光形成部30は、第1レーザダイオード81と、第1入射面91Aと、第1出射面91Bと、を含む第1レンズ91と、第2レーザダイオード82と、第2入射面92Aと、第2出射面92Bと、を含む第2レンズ92と、第3入射面93Aと、第3出射面93Bと、を含む第3レンズ93と、を含む。第1レンズ91は、第3入射面93A上において第1の光を第1の形状95Aに整形する第1メタサーフェス構造91Cを含む。第2レンズ92は、第3入射面93A上において第2の光を第1の形状95Aに整形する第2メタサーフェス構造92Cを含む。第3レンズ93は、第3出射面93Bから出射する第1の光の光軸と第3出射面93Bから出射する第2の光の光軸とを一致させる第3メタサーフェス構造93Cを含む。【選択図】図10

Description

本開示は、光モジュールに関するものである。
パッケージ内に半導体発光素子を配置した光モジュールが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。このような光モジュールは、表示装置、光ピックアップ装置、光通信装置など、種々の装置の光源として用いられる。
特開2009−93101号公報 特開2007−328895号公報 特開2007−17925号公報 特開2007−65600号公報
光モジュールについては、その用途を広げる観点から小型化が求められている。また、光モジュールにおいては、波長の異なる複数の光を合波する構造を採用することにより、広い用途に使用することができる。そこで、波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化を実現することができる光モジュールを提供することを目的の1つとする。
本開示に従った光モジュールは、光を形成する光形成部と、光形成部により形成された光を出射する出射窓を有し、光形成部を取り囲む保護部材とを備える。光形成部は、ベース部材と、ベース部材上に配置され、第1の光を出射する第1レーザダイオードと、ベース部材上に配置され、第1の光が入射する第1入射面と、第1入射面から入射した光が出射する第1出射面と、を含む第1レンズと、ベース部材上に配置され、第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2レーザダイオードと、ベース部材上に配置され、第2の光が入射する第2入射面と、第2入射面から入射した光が出射する第2出射面と、を含む第2レンズと、ベース部材上に配置され、第1出射面から出射した第1の光および第2出射面から出射した第2の光が入射する第3入射面と、第3入射面から入射した第1の光および第2の光が合波されて出射する第3出射面と、を含む第3レンズと、を含む。第1レンズは、第3入射面上において第1の光を第1の形状に整形する第1メタサーフェス構造を含む。第2レンズは、第3入射面上において第2の光を第1の形状に整形する第2メタサーフェス構造を含む。第3レンズは、第3出射面から出射する第1の光の光軸と第3出射面から出射する第2の光の光軸とを一致させる第3メタサーフェス構造を含む。
上記光モジュールによれば、波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化を実現することができる。
実施の形態1における光モジュールの構造を示す外観斜視図である。 キャップを取り外した状態の実施の形態1における光モジュールの構造を示す外観斜視図である。 キャップを取り外した状態の実施の形態1における光モジュールの構造を示す外観斜視図である。 図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールを側面から見た図である。 図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールを側面から見た図である。 図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールの概略平面図である。 図6中のVIIで示す第1レンズの第1出射面を含む一部の領域の拡大断面図である。 図6中のVIIIで示す第2レンズの第2出射面を含む一部の領域の拡大断面図である。 図6中のIXで示す第4レンズの第4出射面を含む一部の領域の拡大断面図である。 図6中のXで示す第3レンズの第3出射面を含む一部の領域の拡大断面図である。 自動車に搭載されるHUD(Head Up Display(ヘッドアップディスプレイ))システムの一例を示す概略図である。 実施の形態2における光モジュールの一部を示す概略側面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示の光モジュールは、光を形成する光形成部と、光形成部により形成された光を出射する出射窓を有し、光形成部を取り囲む保護部材とを備える。光形成部は、ベース部材と、ベース部材上に配置され、第1の光を出射する第1レーザダイオードと、ベース部材上に配置され、第1の光が入射する第1入射面と、第1入射面から入射した第1の光が出射する第1出射面と、を含む第1レンズと、ベース部材上に配置され、第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2レーザダイオードと、ベース部材上に配置され、第2の光が入射する第2入射面と、第2入射面から入射した第2の光が出射する第2出射面と、を含む第2レンズと、ベース部材上に配置され、第1出射面から出射した第1の光および第2出射面から出射した第2の光が入射する第3入射面と、第3入射面から入射した第1の光および第2の光が合波されて出射する第3出射面と、を含む第3レンズと、を含む。第1レンズは、第3入射面上において第1の光を第1の形状に整形する第1メタサーフェス構造を含む。第2レンズは、第3入射面上において第2の光を第1の形状に整形する第2メタサーフェス構造を含む。第3レンズは、第3出射面から出射する第1の光の光軸と第3出射面から出射する第2の光の光軸とを一致させる第3メタサーフェス構造を含む。ここで、メタサーフェス構造とは、光の波長よりも小さい構造であって、複数の微小な凸部および複数の微小な凹部のうちの少なくともいずれか一方から構成されている構造をいう。
本開示の光モジュールによると、第1レーザダイオードから出射された第1の光は、第1メタサーフェス構造により、第3レンズの第3入射面上において第1の形状となるよう整形される。第2レーザダイオードから出射された第2の光は、第2メタサーフェス構造により、第3レンズの第3入射面上において第1の形状となるよう整形される。すなわち、第1メタサーフェス構造および第2メタサーフェス構造は、第1レーザダイオードから出射された第1の光および第2レーザダイオードから出射された第2の光を、第3入射面上において同じ形状に整形する。
第3入射面上において第1の形状に整形された第1の光と第2の光とは、第3出射面から出射する。この時、第3メタサーフェス構造は、第1の光の光軸と第2の光の光軸とを一致させる。よって、光モジュールは、第3出射面から第1の光の光軸と第2の光の光軸とを一致させて第1の光と第2の光を合波して出射することができる。
第1メタサーフェス構造、第2メタサーフェス構造および第3メタサーフェス構造はそれぞれ、光の屈折を利用して整形する構造ではないため、レンズを小型化することができる。また、このような光モジュールは、光を合波する際に用いられるフィルタが不要となるため、部品点数を削減することができる。したがって、このような光モジュールによれば、波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化を実現することができる。
上記光モジュールにおいて、第3メタサーフェス構造は、第3出射面から出射する第1の光および第3出射面から出射する第2の光をコリメート光に変換してもよい。このようにすることにより、光モジュールからコリメート光を出射することができる。
上記光モジュールにおいて、第3メタサーフェス構造は、第3出射面に対する第1の光の光軸の角度を調整する第1の要素構造と、第3出射面に対する第2の光の光軸の角度を調整する第2の要素構造と、を含んでもよい。このようにすることにより、第1の光の光軸と第2の光の光軸とを一致させることが容易になる。
上記光モジュールにおいて、第1の要素構造と第2の要素構造とは、第3出射面から出射する第1の光および第2の光の光軸に沿う方向に離れて配置されてもよい。このようにすることにより、第1の要素構造と第2の要素構造とを形成することが容易になる。
上記光モジュールにおいて、第1の要素構造および第2の要素構造の少なくともいずれか一方は、第3入射面および第3出射面の少なくともいずれか一方に形成されてもよい。このようにすることにより、第3メタサーフェス構造を形成することが容易となる。
上記光モジュールにおいて、ベース部材は、第1レーザダイオードを搭載する第1平面と、第2レーザダイオードを搭載する第2平面と、を含んでもよい。第1平面を含む仮想平面から第1レーザダイオードまでの距離と、仮想平面から第2レーザダイオードまでの距離とは、異なってもよい。このようにすることにより、第1レーザダイオードと第2レーザダイオードとを熱的に分離しやすくなる。よって、それぞれのレーザダイオードにおける出力を安定させることができる。また、第1レーザダイオードおよび第2レーザダイオードの配置の自由度を高くすることができ、より小型化の実現が容易になる。
上記光モジュールにおいて、光形成部は、ベース部材上に配置され、第1の光および第2の光の双方とは波長の異なる第3の光を出射する第3レーザダイオードと、ベース部材上に配置され、第3の光が入射する第4入射面と、第4入射面から入射した光が出射する第4出射面と、を含む第4レンズとを、さらに含んでもよい。第4レンズは、第3入射面上において第3の光を第1の形状に整形する第4メタサーフェス構造を含んでもよい。第3メタサーフェス構造は、第3出射面から出射する第1の光の光軸と第3出射面から出射する第4の光の光軸とを一致させてもよい。このようにすることにより、3つの波長の異なる光を合波して光モジュールから出力することができる。特に例えば第1の光を赤色の光とし、第2の光を緑色の光とし、第3の光を青色の光とすることにより、所望の色の光を形成して出力することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の光モジュールの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1における光モジュールの構成について説明する。図1、図2および図3は、実施の形態1における光モジュールの構造を示す外観斜視図である。図2および図3は、図1に示す光モジュールにおいて、図1に示すキャップを取り外した状態に対応する図である。図2および図3は、異なる角度から光モジュールを見た状態を示している。図4および図5は、図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールを側面から見た図である。図4は、X軸方向に見た図であり、図5は、Y軸方向に見た図である。図6は、図2に示すキャップを取り外した状態における光モジュールの概略平面図である。図6は、Z軸方向に見た図であり、光モジュールを後述するベース板の板厚方向に見た図である。
図1〜図6を参照して、実施の形態1における光モジュール1は、光を形成する光形成部30と、光形成部30を取り囲む保護部材2と、を備える。保護部材2は、ベース体としての基部10と、基部10に対して溶接された蓋部であるキャップ40と、を含む。キャップ40には、フランジ部43が形成されている。フランジ部43と基部10とが、溶接により接合されている。光形成部30は、保護部材2によりハーメチックシールされている。すなわち、光形成部30は、保護部材2により封止されている。基部10は、平板状の形状を有する。キャップ40は、光形成部30を覆うように基部10の一方の主面10A上に接触して配置される。なお、基部10の他方の主面10B側において、光モジュール1の電気的な導通等が確保される。
基部10とキャップ40とにより取り囲まれる空間には、例えば乾燥空気などの水分が低減(除去)された気体が封入されている。キャップ40には、出射窓42が形成されている。出射窓42には、例えば平行平板状のガラス部材41が嵌め込まれている。本実施の形態において、保護部材2は、内部を気密状態とする気密部材である。これにより、光形成部30に含まれる各部材が外部環境から有効に保護され、高い信頼性を確保することができる。
光形成部30は、ベース部材4を含む。ベース部材4は、ベース板20と、ベースブロック60とを含む。ベースブロック60は、ベース板20の一方の主面20A上に配置される。ベース板20は、ベース板20の他方の主面20Bが基部10の一方の主面10Aに接触するように配置される。一方の主面20A上に、複数のパッド電極51が設置されている。パッド電極51は、光モジュール1の駆動電力の供給等に利用される。
光形成部30は、第1レーザダイオードである赤色レーザダイオード81を含む。赤色レーザダイオード81は、第1の光として赤色の光を出射する。光形成部30は、第2レーザダイオードである緑色レーザダイオード82を含む。緑色レーザダイオード82は、第2の光として緑色の光を出射する。光形成部30は、第3レーザダイオードである青色レーザダイオード83を含む。青色レーザダイオード83は、第3の光として青色の光を出射する。図4に一部示すように、赤色の光、緑色の光および青色の光の出射方向に見て、赤色レーザダイオード81から出射される赤色の光81A、緑色レーザダイオード82から出射される緑色の光82Aおよび青色レーザダイオード83から出射される青色の光83Aはそれぞれ、Z軸方向を長軸とし、Y軸方向を短軸とする楕円形状である。光形成部30は、それぞれ板状である第1レンズ91と、第2レンズ92と、第3レンズ93と、第4レンズ94と、を含む。
ベースブロック60は、ベース板20の板厚方向に見て長方形形状を有する。ベースブロック60は、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83を搭載するチップ搭載領域61と、第1レンズ91,第2レンズ92,第4レンズ94を搭載するレンズ搭載領域62とを含む。チップ搭載領域61は、ベース板20の板厚方向に見て長方形形状を有する。チップ搭載領域61は、ベース板20の板厚方向に見てベースブロック60の一の長辺を含む領域に、当該一の長辺に沿って形成されている。レンズ搭載領域62は、ベース板20の板厚方向に見て長方形形状を有する。レンズ搭載領域62は、チップ搭載領域61に隣接し、かつチップ搭載領域61に沿って配置されている。レンズ搭載領域62は、ベース板20の板厚方向に見てベースブロック60の上記一の長辺と向かい合う他の長辺を含む領域に、当該他の長辺に沿って配置されている。
チップ搭載領域61上には、青色レーザダイオード83、緑色レーザダイオード82、赤色レーザダイオード81がY軸方向に並べて搭載されている。チップ搭載領域61において、赤色レーザダイオード81が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みと、緑色レーザダイオード82が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みと、青色レーザダイオード83が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みとは、それぞれ異なる。具体的には、赤色レーザダイオード81が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みが最も薄い。緑色レーザダイオード82が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みが最も厚い。
光形成部30は、平板状の第1サブマウント71、第2サブマウント72および第3サブマウント73を含む。チップ搭載領域61上には、平板状の第1サブマウント71、第2サブマウント72および第3サブマウント73が、Y軸方向に並べて配置されている。第1サブマウント71と第3サブマウント73とに挟まれるように、第2サブマウント72が配置されている。第1サブマウント71は、赤色レーザダイオード81を搭載する第1平面71Aを含む。第1平面71A上に、赤色レーザダイオード81が配置されている。第2サブマウント72は、緑色レーザダイオード82を搭載する第2平面72Aを含む。第2平面72A上に、緑色レーザダイオード82が配置されている。第3サブマウント73は、青色レーザダイオード83を搭載する第3平面73Aを含む。第3平面73A上に、青色レーザダイオード83が配置されている。
ここで、赤色レーザダイオード81と緑色レーザダイオード82とのZ軸方向の位置関係について説明する。本実施形態において、Z軸に垂直な方向に延び、第1平面71Aを含む平面を仮想平面74として規定する。第1平面71Aを含む仮想平面74から赤色レーザダイオード81までの距離と、仮想平面74から緑色レーザダイオード82までの距離Hとは、異なる。仮想平面74は、図6中において一点鎖線で示されている。なお、仮想平面74から赤色レーザダイオード81までの距離は0である。このようにすることにより、赤色レーザダイオード81と緑色レーザダイオード82とを熱的に分離しやすくなる。よって、赤色レーザダイオード81および緑色レーザダイオード82のそれぞれに対する熱の影響を低減することができる。また、赤色レーザダイオード81および緑色レーザダイオード82の配置の自由度を高くすることができる。例えば、第1サブマウント71と第2サブマウント72とがZ軸方向において互いに干渉する位置にある場合、第1サブマウント71と第2サブマウント72とのZ軸方向の位置を変えて干渉を避けることができる。よって、より小型化の実現が容易になる。
なお、仮想平面74から赤色レーザダイオード81までの距離と、仮想平面74から青色レーザダイオード83までの距離とは、同じである。したがって、青色レーザダイオード83と緑色レーザダイオード82とを熱的に分離しやすくなる。よって、青色レーザダイオード83および緑色レーザダイオード82のそれぞれに対する熱の影響を低減することができる。また、青色レーザダイオード83および緑色レーザダイオード82の配置の自由度を高くすることができ、より小型化の実現が容易になる。特に本実施形態においては、発熱量の多い緑色レーザダイオード82の位置と、赤色レーザダイオード81および青色レーザダイオード83の位置とを変えているため、赤色レーザダイオード81および青色レーザダイオード83への緑色レーザダイオード82からの熱の影響をより低減することができる。
赤色レーザダイオード81および青色レーザダイオード83の光軸の高さ(一方の主面20Aを基準面とした場合の基準面と光軸との距離;Z軸方向における基準面との距離)は、第1サブマウント71および第3サブマウント73により調整されて一致している。緑色レーザダイオード82の光軸は、赤色レーザダイオード81および青色レーザダイオード83の光軸よりも高く設定されている。すなわち、基準面と緑色レーザダイオード82の光軸との距離は、基準面と赤色レーザダイオード81および青色レーザダイオード83の光軸との距離よりも長く設定されている。
赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83は、それぞれ同じ方向、具体的にはX軸方向に光を出射する。赤色レーザダイオード81から出射される赤色の光の光軸L、緑色レーザダイオード82から出射される緑色の光の光軸Lおよび青色レーザダイオード83から出射される青色の光の光軸Lは、互いに平行である。
レンズ搭載領域62上には、第4レンズ94、第2レンズ92、第1レンズ91がY軸方向に並べて搭載されている。レンズ搭載領域62において、第1レンズ91が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みと、第2レンズ92が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みと、第4レンズ94が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みとは、それぞれ異なる。具体的には、第4レンズ94が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みが最も薄い。第2レンズ92が搭載される領域のベースブロック60のZ軸方向における厚みが最も厚い。
第1レンズ91は、第1の光としての赤色の光が入射する平面状の第1入射面91Aと、第1入射面91Aから入射した赤色の光が出射する平面状の第1出射面91Bと、を含む。第1レンズ91は、第1入射面91Aと赤色レーザダイオード81とがX軸方向に間隔をあけて対向するように配置される。第2レンズ92は、第2の光としての緑色の光が入射する平面状の第2入射面92Aと、第2入射面92Aから入射した緑色の光が出射する平面状の第2出射面92Bと、を含む。第2レンズ92は、第2入射面92Aと緑色レーザダイオード82とがX軸方向に間隔をあけて対向するように配置される。第4レンズ94は、第3の光としての青色の光が入射する平面状の第4入射面94Aと、第4入射面94Aから入射した青色の光が出射する平面状の第4出射面94Bと、を含む。第4レンズ94は、第4入射面94Aと青色レーザダイオード83とがX軸方向に間隔をあけて対向するように配置される。
第3レンズ93は、板状であって、第3レンズ93の板厚方向に見て長方形形状を有する。第3レンズ93は、ベース板20の一方の主面20A上に配置される。第3レンズ93は、ベースブロック60と、X軸方向に間隔をあけて配置される。第3レンズ93は、第1レンズ91、第2レンズ92および第4レンズ94のそれぞれと、X軸方向に間隔をあけて配置される。第3レンズ93は、平面状の第3入射面93Aと、平面状の第3出射面93Bと、を含む。第3レンズ93は、第3入射面93Aと、第1出射面91B、第2出射面92Bおよび第4出射面94Bとがそれぞれ対向するように配置される。第3レンズ93は、第3入射面93Aが、第1出射面91B、第2出射面92Bおよび第4出射面94Bのそれぞれと平行になるように配置される。第3入射面93Aには、第1出射面91Bから出射された赤色の光、第2出射面92Bから出射された緑色の光および第4出射面94Bから出射された青色の光が入射する。第1出射面91Bから出射された赤色の光、第2出射面92Bから出射された緑色の光および第4出射面94Bから出射された青色の光は、合波されて第3出射面93Bから出射する。
次に、図7〜図10を併せて参照して、第1メタサーフェス構造91C、第2メタサーフェス構造92C、第4メタサーフェス構造94Cおよび第3メタサーフェス構造93Cを説明する。図7〜図10は、XY平面で切断した場合の概略断面図である。なお、理解の容易の観点から、図7〜図10において後述する凸部91D等の形状を誇張して大きく図示している。
図7は、図6中のVIIで示す第1レンズ91の第1出射面91Bを含む一部の領域の拡大断面図である。図7を併せて参照して、第1レンズ91は、第3入射面93A上において赤色レーザダイオード81から出射される赤色の光を第1の形状95Aに整形する第1メタサーフェス構造91Cを含む。ここで、第1メタサーフェス構造91Cについて説明する。第1出射面91Bには、複数の微小の凸部91Dから構成される第1メタサーフェス構造91Cが形成されている。凸部91D同士の間隔DR1は、赤色の光の波長以下である。凸部91Dの基準平面91Eからの突出の高さDR2は、赤色の光の波長以下である。第1の形状95Aは、図3および図4によって示されるように、第3入射面93A上において外縁が円となる形状である。なお、上記において第1出射面91Bは平面状であるとしたが、これは巨視的に見て第1出射面91Bは平面状であるという意味であり、微視的に見た場合、第1メタサーフェス構造91Cが形成される第1出射面91Bには、図7に現れるような凸部91Dが形成されている。以下図8〜図10に示す場合も同様である。
なお、凸部91Dの形状については、例えば第1レンズ91の板厚方向に見て(X軸方向に見た場合に)、各凸部91Dの外縁が円形状であってもよいし、多角形状であってもよいし、筋状に所定の長さ分だけ連なっていてもよい。以下に示す凸部92D、凸部94D、凸部93G、凸部93Hについても同様である。また、凸部91D同士の間隔についても、整形する光の形状等に応じて定められる。以下に示す凸部92D等についても同様である。第1メタサーフェス構造91Cは、図6に示すベース板20の板厚方向に見て、緑色レーザダイオード82に近い側の端に位置する赤色の光の光路Rが、第1の形状95Aを有する円の外縁の一方の端95Bに至り、緑色レーザダイオード82から遠い側の端に位置する赤色の光の光路Rが、第1の形状95Aを有する円の外縁の他方の端95Cに至るよう、赤色の光を整形する。この場合、第1メタサーフェス構造91Cは、第3レンズ93の板厚方向に見て、楕円形状の赤色の光を丸い円形状の赤色の光に変換する。
図8は、図6中のVIIIで示す第2レンズ92の第2出射面92Bを含む一部の領域の拡大断面図である。図8を併せて参照して、第2レンズ92は、第3入射面93A上において緑色レーザダイオード82から出射される緑色の光の形状を第1の形状95Aに整形する第2メタサーフェス構造92Cを含む。第2出射面92Bには、複数の微小の凸部92Dから構成される第2メタサーフェス構造92Cが形成されている。凸部92D同士の間隔DG1は、緑色の光の波長以下である。凸部92Dの基準平面92Eからの突出の高さDG2は、緑色の光の波長以下である。第2メタサーフェス構造92Cは、図6に示すベース板20の板厚方向に見て、青色レーザダイオード83に近い側の端に位置する緑色の光の光路Gが、第1の形状95Aを有する円の外縁の一方の端95Bに至り、赤色レーザダイオード81に近い側の端に位置する緑色の光の光路Gが、第1の形状95Aを有する円の外縁の他方の端95Cに至るよう、緑色の光を整形する。この場合、第2メタサーフェス構造92Cは、第3レンズ93の板厚方向に見て、楕円形状の緑色の光を丸い円形状の緑色の光に変換する。
図9は、図6中のIXで示す第4レンズ94の第4出射面94Bを含む一部の領域の拡大断面図である。図9を併せて参照して、第4レンズ94は、第3入射面93A上において青色レーザダイオード83から出射される青色の光の形状を第1の形状95Aに整形する第4メタサーフェス構造94Cを含む。第4出射面94Bには、複数の微小の凸部94Dから構成される第4メタサーフェス構造94Cが形成されている。凸部94D同士の間隔DB1は、青色の光の波長以下である。凸部94Dの基準平面94Eからの突出の高さDB2は、青色の光の波長以下である。第4メタサーフェス構造94Cは、図6に示すベース板20の板厚方向に見て、緑色レーザダイオード82から遠い側の端に位置する青色の光の光路Bが、第1の形状95Aを有する円の外縁の一方の端95Bに至り、緑色レーザダイオード82に近い側の端に位置する赤色の光の光路Bが、第1の形状95Aを有する円の外縁の他方の端95Cに至るよう、青色の光を整形する。この場合、第4メタサーフェス構造94Cは、第3レンズ93の板厚方向に見て、楕円形状の青色の光を丸い円形状の青色の光に変換する。
図10は、図6中のXで示す第3レンズ93の第3出射面93Bを含む一部の領域の拡大断面図である。図10を併せて参照して、第3レンズ93は、第3出射面93Bから出射する第1の光の光軸と第3出射面93Bから出射する第2の光の光軸と第3出射面93Bから出射する第3の光の光軸とを一致させる第3メタサーフェス構造93Cを含む。一致した光軸は、図6に示す光軸Lである。第3メタサーフェス構造93Cは、第3出射面93Bから出射する赤色の光、第3出射面93Bから出射する緑色の光および第3出射面93Bから出射する青色の光を全てコリメート光に変換する。コリメート光のY軸方向の両端は、図6中においてそれぞれ光路の端Lおよび光路の端Lによって示される。第3メタサーフェス構造93Cは、第3出射面93Bに対する赤色の光の光軸の角度を調整する第1の要素構造93Dと、第3出射面93Bに対する緑色の光の光軸の角度を調整する第2の要素構造93Eと、第3出射面93Bに対する青色の光の光軸の角度を調整する第3の要素構造93Fと、を含む。
第3レンズ93には、複数の微小の凸部93G、複数の微小の凸部93H、複数の微小の凹部93Jが形成されている。第1の要素構造93Dは,複数の微小の凸部93Gから構成されており、第3出射面93Bに対する赤色の光の光軸の角度を調整する。凸部93G同士の間隔DR3は、赤色の光の波長以下である。第1の要素構造93Dは,第3入射面93Aに形成されている。凸部93Gの基準平面93Kからの突出の高さDR4は、赤色の光の波長以下である。第2の要素構造93Eは、複数の微小の凸部93Hから構成されており、第3出射面93Bに対する緑色の光の光軸の角度を調整する。凸部93H同士の間隔DG3は、緑色の光の波長以下である。第2の要素構造93Eは、第3レンズ93の内部に形成されている。凸部93Hの基準平面93Lからの突出の高さDG4は、緑色の光の波長以下である。第3の要素構造93Fは、複数の微小の凹部93Jから構成されており、第3出射面93Bに対する青色の光の光軸の角度を調整する。凹部93J同士の間隔DB3は、青色の光の波長以下である。凹部93Jの基準平面93Mからの凹みの深さDB4は、青色の光の波長以下である。第3の要素構造93Fは,第3出射面93Bに形成されている。凹部93Jの形状については、例えば第3レンズ93の板厚方向に見て(X軸方向に見た場合に)、各凹部93Jの外縁が円形状であってもよいし、多角形状であってもよいし、溝状に所定の長さ分だけ連なっていてもよい。
なお、上記した第3メタサーフェス構造93Cを有する第3レンズ93は、例えば以下のようにして製造される。まず、所定の板厚を有するガラス基板93Nを準備し、ガラス基板93Nの板厚方向の一方の面である基準平面93K上にTiOからなる複数の微小の凸部93Gを形成する。また、ガラス基板93Nの板厚方向の他方の面である基準平面93L上にTiOからなる複数の微小の凸部93Hを形成する。次に、形成した凸部93Hを埋め込むようにして、ガラス基板93Nの他方の基準平面93L上にTaO層93Pを形成する。TaO層93Pのうちのガラス基板93Nが位置する側と板厚方向の反対側となる基準平面93Mにドライエッチングを施し、複数の微小の凹部93Jを形成する。このようにして、第3レンズ93に第3メタサーフェス構造93Cを形成する。なお、上記した図7に示す第1レンズ91、図8に示す第2レンズ92および図9に示す第4レンズ94については、例えば準備したガラス基板の板厚方向の一方の面にTiOからなる複数の微小の凸部を配置するようにして製造される。
次に、実施の形態1における光モジュール1の動作について説明する。特に図6を参照して、赤色レーザダイオード81から出射された赤色の光81Aは、光路Lに沿って進行する。この赤色の光は、第1レンズ91の第1入射面91Aに入射する。そして、第1出射面91Bから出射する。ここで、第1レンズ91の第1出射面91Bに形成された第1メタサーフェス構造91Cにより、第1出射面91Bから出射された赤色の光は、上記したように第3入射面93A上において第1の形状95Aに整形される。
第1の形状95Aに整形された赤色の光は、第3入射面93Aから第3レンズ93に入射する。赤色の光は、第3出射面93Bから出射する。この時、第3出射面93Bから出射される赤色の光は、第3メタサーフェス構造93Cに含まれる第1の要素構造93Dにより、第3出射面93Bから出射される赤色の光の光軸が、光軸Lとなるように整形される。また、第1の要素構造93Dにより、第3出射面93Bから出射される赤色の光がコリメート光となるように整形される。このようにして、赤色の光が第3出射面93Bから出射される。
緑色レーザダイオード82から出射された緑色の光82Aは、光路Lに沿って進行する。この緑色の光は、第2レンズ92の第2入射面92Aに入射する。そして、第2出射面92Bから出射する。ここで、第2レンズ92の第2出射面92Bに形成された第2メタサーフェス構造92Cにより、第2出射面92Bから出射された緑色の光は、上記したように第3入射面93A上において第1の形状95Aに整形される。
第1の形状95Aに整形された緑色の光は、第3入射面93Aから第3レンズ93に入射する。このようにして、緑色の光は、赤色の光と合波される。緑色の光は、第3出射面93Bから出射する。この時、第3出射面93Bから出射される緑色の光は、第3メタサーフェス構造93Cに含まれる第2の要素構造93Eにより、第3出射面93Bから出射される緑色の光の光軸が、光軸Lとなるように整形される。すなわち、第3出射面93Bから出射する赤色の光の光軸と第3出射面93Bから出射する緑色の光の光軸とを一致させる。また、第2の要素構造93Eは、第3出射面93Bから出射される緑色の光がコリメート光となるように整形する。このようにして、緑色の光が第3出射面93Bから出射する。
青色レーザダイオード83から出射された青色の光83Aは、光路Lに沿って進行する。この青色の光は、第4レンズ94の第4入射面94Aに入射する。そして、第4出射面94Bから出射する。ここで、第4レンズ94の第4出射面94Bに形成された第4メタサーフェス構造94Cにより、第4出射面94Bから出射された青色の光は、上記したように第3入射面93A上において第1の形状95Aに整形される。
第1の形状95Aに整形された青色の光は、第3入射面93Aから第3レンズ93に入射する。このようにして、青色の光は、赤色の光および青色の光と合波される。青色の光は、第3出射面93Bから出射する。この時、第3出射面93Bから出射される青色の光は、第3メタサーフェス構造93Cに含まれる第3の要素構造93Fにより、第3出射面93Bから出射される緑色の光の光軸が、光軸Lとなるように整形される。すなわち、第3出射面93Bから出射する赤色の光の光軸および緑色の光の光軸と第3出射面93Bから出射する青色の光の光軸とを一致させる。また、第3の要素構造93Fは、第3出射面93Bから出射される青色の光がコリメート光となるように整形する。このようにして、青色の光が第3出射面93Bから出射する。
このようにして、赤色、緑色および青色の光が合波されて形成された光(合波光)が光モジュール1から出射される。出射された光は、例えば、光モジュール1外に配置されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)に入射する。MEMSでは、一の方向(水平方向)および一の方向に垂直な方向(垂直方向)に高速で周期的に揺動するミラーに光を反射させて走査する。揺動するミラーによる反射により光モジュール1から出射された合波光が走査され、文字や図形が描画される。
上記光モジュール1によると、赤色レーザダイオード81から出射された赤色の光は、第1メタサーフェス構造91Cにより、第3レンズ93の第3入射面93A上において第1の形状95Aとなるよう整形される。緑色レーザダイオード82から出射された緑色の光は、第2メタサーフェス構造92Cにより、第3レンズ93の第3入射面93A上において第1の形状95Aとなるよう整形される。青色レーザダイオード83から出射された緑色の光は、第4メタサーフェス構造94Cにより、第3レンズ93の第3入射面93A上において第1の形状95Aとなるよう整形される。すなわち、第1メタサーフェス構造91C、第2メタサーフェス構造92Cおよび第4メタサーフェス構造94Cは、赤色レーザダイオード81から出射された赤色の光、緑色レーザダイオード82から出射された緑色の光および青色レーザダイオード83から出射された青色の光を、第3入射面93A上において同じ形状である第1の形状95Aに整形する。
第3入射面93A上において第1の形状95Aに整形された赤色の光と緑色の光と青色の光とは、第3出射面93Bから出射する。この時、第3メタサーフェス構造93Cは、赤色の光の光軸と緑色の光の光軸と青色の光の光軸とを一致させる。よって、光モジュール1は、第3出射面93Bから赤色の光の光軸と緑色の光の光軸と青色の光の光軸とを一致させて、赤色の光と緑色の光と青色の光とを合波して出射することができる。
第1メタサーフェス構造91C、第2メタサーフェス構造92C、第4メタサーフェス構造94Cおよび第3メタサーフェス構造93Cはそれぞれ、光の屈折を利用して整形する構造ではないため、第1レンズ91、第2レンズ92、第3レンズ93および第4レンズ94をそれぞれ小型化することができる。また、このような光モジュール1は、光を合波する際に用いられるフィルタが不要となるため、部品点数を削減することができる。したがって、このような光モジュール1によれば、波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化を実現することができる。
本実施形態においては、第3メタサーフェス構造93Cは、第3出射面93Bから出射する赤色の光、第3出射面93Bから出射する緑色の光および第3出射面93Bから出射する青色の光をそれぞれコリメート光に変換する。したがって、光モジュール1から各色のコリメート光を出射することができる。
本実施形態において、第3メタサーフェス構造93Cは、第3出射面93Bに対する赤色の光の光軸の角度を調整する第1の要素構造93Dと、第3出射面93Bに対する緑色の光の光軸の角度を調整する第2の要素構造93Eと、第3出射面93Bに対する青色の光の光軸の角度を調整する第3の要素構造93Fと、を含む。したがって、赤色の光の光軸と緑色の光の光軸と青色の光の光軸とを一致させることが容易になる。
本実施形態において、第1の要素構造93Dと第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fとは、第3出射面93Bから出射する赤色の光、緑色の光および青色の光の光軸に沿う方向に離れて配置されている。したがって、第1の要素構造93Dと第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fとを形成することが容易になる。
本実施形態において、第1の要素構造93Dは、第3入射面93Aに形成されている。すなわち、第1の要素構造93Dは、第3レンズ93のうちの露出した第3入射面93Aに形成されている。また、第3の要素構造93Fは、第3出射面93Bに形成されている。すなわち、第3要素構造93Fは、第3レンズ93のうちの露出した第3出射面93Bに形成されている。したがって、第1の要素構造93D、第2の要素構造93Eおよび第3の要素構造93Fを全て第3レンズ93の内部に形成するよりも容易に形成することができる。その結果、第3メタサーフェス構造93Cを容易に形成することができる。なお、第1の要素構造93D、第2の要素構造93Eおよび第3の要素構造93Fの配置について、光の光軸に沿う方向の順序を変えてもよい。具体的には、例えば第2の要素構造93Eと第1の要素構造93Dの配置を入れ替えて、第2の要素構造93Eを第3入射面93Aに形成してもよい。また、例えば第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fの配置を入れ替えて、第2の要素構造93Eを第3出射面93Bに形成してもよい。すなわち、第1の要素構造93Dおよび第2の要素構造93Eの少なくともいずれか一方は、第3入射面93Aおよび第3出射面93Bの少なくともいずれか一方に形成されてもよい。第3入射面93Aおよび第3出射面93Bは共に露出した面であるため、このようにすることにより、第3メタサーフェス構造93Cを形成することが容易となる。
本実施形態においては、光モジュール1は、赤色の光を出射する赤色レーザダイオード81と、緑色の光を出射する緑色レーザダイオード82と、青色の光を出射する青色レーザダイオード83とを含む。このようにすることにより、これらの光を合波し、所望の色の光を形成することができる。
このような光モジュール1は、例えば投影距離が1m程度のプロジェクタや、光源ビームを0.1mm以下に集光させることが求められる車載用のHUD(Head Up Display(ヘッドアップディスプレイ))に用いる際に有効に利用される。次に、本実施の形態における光モジュール1を自動車に搭載されるHUDシステムの光源として用いた場合について説明する。図11は、自動車に搭載されるHUDシステムの一例を示す概略図である。
図11を参照して、HUDシステム3は、光モジュール1と、MEMS5と、拡散板211と、拡大鏡213と、フロントガラス214と、を含む。MEMS5は、一の方向(水平方向)および一の方向に垂直な方向(垂直方向)に高速で周期的に揺動するミラーを含む。光モジュール1から出射された合波光、すなわち、赤色の光と緑色の光と青色の光とが合波された合波光を、一の方向(水平方向)および一の方向に垂直な方向(垂直方向)に高速で周期的に揺動するミラーに反射させて走査し、画像を投影する。MEMS5から投影される画像は、中間像として拡散板211の表面に結像される。中間像は、拡大鏡213によって拡大され、フロントガラス214の表示領域214aに投影される。表示領域214aに投影された画像は、フロントガラス214で反射されるとともに、フロントガラス214の運転者Pから見て奥側に虚像215が結像される。運転者Pは、虚像215を目視することで、フロントガラス214の虚像215が位置する側に画像が表示されているように見ることができる。
ここで、実施の形態1における光モジュール1を備えるHUDシステム3では、光モジュール1の小型化が図られているため、車内スペースの有効利用を図ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2の光モジュールは、基本的には実施の形態1の場合と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2における光モジュールは、赤色レーザダイオード、緑色レーザダイオードおよび青色レーザダイオードの配置において実施の形態1の場合とは異なっている。
図12は、実施の形態2における光モジュールの一部を示す概略側面図である。図12は、X軸方向に見た図である。図12を参照して、実施の形態2における光モジュールにおいて、赤色レーザダイオード81、緑色レーザダイオード82および青色レーザダイオード83は、X軸方向に見て、光軸Lを中心とした円C上にそれぞれの出射部が配置されている。このようにすることによっても、波長の異なる複数の光を合波する構造において光モジュールの小型化を実現することができる。
(他の実施の形態)
上記の実施の形態においては、第3メタサーフェス構造93Cにおいて、第1の要素構造93Dと第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fとは、第3出射面93Bから出射する赤色の光、緑色の光および青色の光の光軸に沿う方向に離れて配置されていることにしたが、これに限らない。すなわち、第1の要素構造93Dと第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fとは、第3出射面93Bから出射する赤色の光、緑色の光および青色の光の光軸に沿う方向に一致するよう配置されていてもよい。例えば、第3入射面93Aや第3出射面93Bに、第1の要素構造93Dと第2の要素構造93Eと第3の要素構造93Fとを纏めて形成することにしてもよい。
上記の実施の形態においては、第1メタサーフェス構造91Cは、第1出射面91Bに形成することとしたが、これに限らず、第1入射面91Aに形成することにしてもよく、さらには、第1レンズ91の内部に形成することにしてもよい。第2メタサーフェス構造92Cおよび第4メタサーフェス構造94Cについても同様である。
上記の実施の形態においては、赤色レーザダイオード、緑色レーザダイオードおよび青色のレーザダイオードの光が合波される場合について説明したが、これに限らず、レーザダイオードは2個であってもよく、4個以上であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の光モジュールは、波長の異なる複数の光を合波する構造において小型化が求められる場合に、特に有利に適用され得る。
1 光モジュール
2 保護部材
3 HUDシステム
4 ベース部材
5 MEMS
10 基部
10A,10B,20A,20B,60A 主面
20 ベース板
30 光形成部
40 キャップ
41 ガラス部材
42 出射窓
43 フランジ部
51 パッド電極
60 ベースブロック
61 チップ搭載領域
62 レンズ搭載領域
71 第1サブマウント
72 第2サブマウント
73 第3サブマウント
74 仮想平面
81 赤色レーザダイオード
81A 赤色の光
82 緑色レーザダイオード
82A 緑色の光
83 青色レーザダイオード
83A 青色の光
91 第1レンズ
91A 第1入射面
91B 第1出射面
91C 第1メタサーフェス構造
91D,92D,94D,93G,93H 凸部
91E,92E,93K,93L,93M,94E 基準平面
92 第2レンズ
92A 第2入射面
92B 第2出射面
92C 第2メタサーフェス構造
93 第3レンズ
93A 第3入射面
93B 第3出射面
93C 第3メタサーフェス構造
93D 第1の要素構造
93E 第2の要素構造
93F 第3の要素構造
93J 凹部
93N ガラス基板
93P TiO
94 第4レンズ
94A 第4入射面
94B 第4出射面
94C 第4メタサーフェス構造
95A 第1の形状
95B,95C 端
211 拡散板
213 拡大鏡
214 フロントガラス
214a 表示領域

Claims (7)

  1. 光を形成する光形成部と、
    前記光形成部により形成された光を出射する出射窓を有し、前記光形成部を取り囲む保護部材とを備え、
    前記光形成部は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材上に配置され、第1の光を出射する第1レーザダイオードと、
    前記ベース部材上に配置され、前記第1の光が入射する第1入射面と、前記第1入射面から入射した前記第1の光が出射する第1出射面と、を含む第1レンズと、
    前記ベース部材上に配置され、前記第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2レーザダイオードと、
    前記ベース部材上に配置され、前記第2の光が入射する第2入射面と、前記第2入射面から入射した前記第2の光が出射する第2出射面と、を含む第2レンズと、
    前記ベース部材上に配置され、前記第1出射面から出射した前記第1の光および前記第2出射面から出射した前記第2の光が入射する第3入射面と、前記第3入射面から入射した前記第1の光および前記第2の光が合波されて出射する第3出射面と、を含む第3レンズと、を含み、
    前記第1レンズは、前記第3入射面上において前記第1の光を第1の形状に整形する第1メタサーフェス構造を含み、
    前記第2レンズは、前記第3入射面上において前記第2の光を前記第1の形状に整形する第2メタサーフェス構造を含み、
    前記第3レンズは、前記第3出射面から出射する前記第1の光の光軸と前記第3出射面から出射する前記第2の光の光軸とを一致させる第3メタサーフェス構造を含む、光モジュール。
  2. 前記第3メタサーフェス構造は、
    前記第3出射面から出射する前記第1の光および前記第3出射面から出射する前記第2の光をコリメート光に変換する、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記第3メタサーフェス構造は、
    前記第3出射面に対する前記第1の光の光軸の角度を調整する第1の要素構造と、
    前記第3出射面に対する前記第2の光の光軸の角度を調整する第2の要素構造と、を含む、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記第1の要素構造と前記第2の要素構造とは、前記第3出射面から出射する前記第1の光および前記第2の光の光軸に沿う方向に離れて配置される、請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記第1の要素構造および前記第2の要素構造の少なくともいずれか一方は、前記第3入射面および前記第3出射面の少なくともいずれか一方に形成される、請求項3または請求項4に記載の光モジュール。
  6. 前記ベース部材は、
    前記第1レーザダイオードを搭載する第1平面と、
    前記第2レーザダイオードを搭載する第2平面と、を含み、
    前記第1平面を含む仮想平面から前記第1レーザダイオードまでの距離と、前記仮想平面から前記第2レーザダイオードまでの距離とは、異なる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光モジュール。
  7. 前記光形成部は、
    前記ベース部材上に配置され、前記第1の光および前記第2の光の双方とは波長の異なる第3の光を出射する第3レーザダイオードと、
    前記ベース部材上に配置され、前記第3の光が入射する第4入射面と、前記第4入射面から入射した前記第3の光が出射する第4出射面と、を含む第4レンズとを、さらに含み、
    前記第4レンズは、前記第3入射面上において前記第3の光を前記第1の形状に整形する第4メタサーフェス構造を含み、
    前記第3メタサーフェス構造は、前記第3出射面から出射する前記第1の光の光軸と前記第3出射面から出射する前記第3の光の光軸とを一致させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光モジュール。
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