JP2020134558A - アレイ基板、液晶表示装置及びアレイ基板の製造方法 - Google Patents

アレイ基板、液晶表示装置及びアレイ基板の製造方法 Download PDF

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謙 今村
英夫 屋比久
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Abstract

【課題】可視光線又は紫外線が酸化物半導体層に照射されることに起因する酸化物半導体層の特性の変化を抑制し、酸化物からなる酸化物半導体層を備えるスイッチング素子の特性の変化を抑制する。【解決手段】アレイ基板101は、透明基板120、スイッチング素子150及び偏光子134を備える。透明基板は、第1の主面120a及び第2の主面120bを有する。第2の主面は、第1の主面がある側とは反対の側にある。スイッチング素子は、酸化物半導体層126を備える。スイッチング素子及び偏光子は、第1の主面上に配置される。偏光子は、スイッチング素子より上層にあり、透明基板の厚さ方向から平面視された場合にスイッチング素子と重なり、透明基板の厚さ方向と垂直をなす方向に延びる透過軸を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、アレイ基板、アレイ基板を備える液晶表示装置、及びアレイ基板の製造方法に関する。
液晶表示装置は、液晶表示パネルを備える。液晶表示パネルは、複数の画素を有する。液晶表示装置がアクティブマトリックス方式の液晶表示装置である場合は、液晶表示パネルは、複数の画素に印加される電界を制御する回路を備える。回路は、複数の画素に含まれる各画素に印加される電界を制御するスイッチング素子を備える。スイッチング素子は、多くの場合は、半導体層を備える薄膜トランジスタ(TFT)である。半導体層は、活性層を備え、チャネル層を備える。
従来は、半導体層を構成する材質として、アモルファスシリコン(a−Si)が用いられていた。しかし、近年においては、半導体層を構成する材料として、インジウム(In)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)等を含む酸化物が用いられるようになってきている。酸化物からなる半導体層は、アモルファスシリコンからなる半導体層のキャリア移動度より高いキャリア移動度を有する。また、酸化物からなる半導体層を備えるTFTは、アモルファスシリコンからなる半導体層を備えるTFTを作製するプロセスと同様のプロセスにより作製することができる。このため、酸化物からなる半導体層を備えるTFTは、液晶表示装置を高精細化することが求められる場合に好適に採用される。
また、液晶表示パネルが作製される際には、有機汚染物質の除去、紫外線硬化樹脂の硬化等のために、液晶表示パネルを作製する途上でその中間品に紫外線が照射されることが多い。また、近年においては、配向膜への配向規制力、プレチルト角制御力等の付与のために、配向膜を備える中間品に可視光線、紫外線等の光が照射されることも多くなってきている。配向膜を備える中間品に光を照射することにより配向膜に配向規制力、プレチルト角制御力等を付与する光配向法は、配向膜を布で擦ることにより配向膜に配向規制力、プレチルト角制御力等を付与する一般的なラビング法と比較して、非接触で配向規制力、プレチルト角制御力等を付与することができる、異物による歩留の低下を抑制することができる等の利点を有する。
また、液晶表示装置がアクティブマトリックス方式の液晶表示装置である場合は、回路を構成するTFTの電気特性が重要である。特に、TFTの閾値電圧Vthが重要である。これは、TFTに備えられる半導体層が高いキャリア移動度を有する場合であっても、TFTの閾値電圧Vthが高電圧又は負電圧であるときは、TFTを備える回路により複数の画素に印加される電界を制御することが困難になるためである。
特許文献1に記載された技術においては、各画素に、TFTが形成される(段落0026)。TFTは、半導体層を有する(段落0027)。半導体層は、酸化物半導体で形成される(段落0028)。第1透明基板には、共通電極が形成される(段落0026)。共通電極は、半導体層を覆う(段落0029)。共通電極上には、遮光導体が形成される(段落0029)。遮光導体は、半導体層に光があたることを抑える(段落0031)。
特許文献2に記載された技術においては、液晶表示パネルに周辺回路部が配置される(段落0023)。周辺回路部は、酸化物薄膜トランジスタを用いて構成される(段落0023)。液晶表示パネルには、配向膜が設けられる(段落0025)。配向膜は、周辺回路部を覆う(段落0025)。配向膜は、紫外線を吸収し、酸化物TFTに対して紫外線からの保護層として機能する(段落0025)。
特開2013−122536号公報 特開2015−55767号公報
酸化物からなる半導体層は、短波長可視光線及び紫外線に対して不安定である。このため、配向膜への配向規制力、プレチルト角制御力等の付与のために配向膜を備える中間品に可視光線、紫外線等の光が照射され、酸化物からなる半導体層に可視光線又は紫外線が照射された場合は、酸化物からなる半導体層の特性が変化し、酸化物からなる半導体層を備えるTFTの特性が変化する。例えば、酸化物からなる半導体層を備えるTFTの閾値電圧Vthが負電圧側にシフトする。TFTの閾値電圧Vthが負電圧側にシフトした場合は、液晶表示装置がノーマリオン型の液晶表示装置となってしまう場合が多い。
特許文献1及び2に記載された技術は、この問題をある程度解消することができる。しかし、特許文献1に記載された技術においては、半導体層を覆う共通電極上に遮光導体が形成されるため、TFTより上層に遮光導体が配置される構造しか採用することができず、液晶表示パネルの設計に大きな制約が生じる。また、特許文献2に記載された技術においては、酸化物TFTへの紫外線の入射を充分に防ぐことができない。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされた。本発明が解決しようとする課題は、可視光線又は紫外線が酸化物半導体層に照射されることに起因する酸化物半導体層の特性の変化を抑制することができ、酸化物からなる酸化物半導体層を備えるスイッチング素子の特性の変化を抑制することができるアレイ基板、液晶表示装置及びアレイ基板の製造方法を提供することである。
本発明は、アレイ基板に向けられる。
アレイ基板は、透明基板、スイッチング素子及び偏光子を備える。
アレイ基板は、第1の主面及び第2の主面を有する。第2の主面は、第1の主面がある側とは反対の側にある。
スイッチング素子は、酸化物半導体層を備える。
スイッチング素子及び偏光子は、第1の主面上に配置される。偏光子は、スイッチング素子より上層にあり、透明基板の厚さ方向から平面視された場合にスイッチング素子と重なり、透明基板の厚さ方向と垂直をなす方向に延びる透過軸を有する。
本発明は、当該アレイ基板を備える液晶表示装置、及びアレイ基板の製造方法にも向けられる。
本発明によれば、アレイ基板に可視光線又は紫外線が照射される場合に、偏光子の透過軸が延びる方向と垂直をなす偏光方向を有する偏光可視光線又は偏光紫外線を照射することにより、可視光線又は紫外線が酸化物からなる酸化物半導体層に照射されることを抑制することができる。このため、可視光線又は紫外線が酸化物半導体層に照射されることに起因する酸化物半導体層の特性の変化を抑制することができ、酸化物半導体層を備えるスイッチング素子の特性の変化を抑制することができる。
本発明の目的、特徴、局面及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1及び2の液晶表示装置を模式的に図示する断面図である。 実施の形態1及び2の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルを模式的に図示する平面図である。 実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルを模式的に図示する断面図である。 実施の形態1の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の一部を模式的に図示する拡大断面図である。 実施の形態1の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の一部を模式的に図示する拡大平面図である。 実施の形態1の変形例の液晶表示装置に備えられる偏光子の付近を模式的に図示する拡大断面図である。 実施の形態1の液晶表示装置が製造される途上で作製されるマザーアレイ基板の中間品を模式的に図示する断面図である。 実施の形態1の液晶表示装置が製造される途上で作製されるマザーアレイ基板の中間品を模式的に図示する断面図である。 実施の形態1及び2の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルの組み立ての流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルの組み立ての途上でマザーアレイ基板の中間品に紫外線が照射されている状態を模式的に図示する図である。 実施の形態2の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の断面を模式的に図示する断面図である。
1 序
以下では、図を参照しながら、実施の形態1及び2の液晶表示装置を説明する。参照する図においては、図を見やすくするために、図に描かれる要素の数を液晶表示装置に実際に備えられる要素の数と異ならせている場合がある。また、図に描かれる複数の要素の縮小率を互いに異ならせている場合がある。
2 実施の形態1
2.1 液晶表示装置の概略
図1は、実施の形態1の液晶表示装置を模式的に図示する断面図である。
図1に図示される実施の形態1の液晶表示装置1は、透過型の液晶表示装置である。液晶表示装置1が、反射型又は半透過型の液晶表示装置であってもよい。
液晶表示装置1は、図1に図示されるように、バックライトユニット10、光学シート11、液晶表示パネル12及び筐体13を備える。液晶表示装置1がこれらの要素以外の要素を備えてもよい。これらの要素の一部が省略される場合もある。例えば、液晶表示装置1が反射型の液晶表示装置である場合は、バックライトユニット10が省略される。
バックライトユニット10、光学シート11及び液晶表示パネル12は、互いに重ね合わされ、筐体13の内部に収容される。液晶表示パネル12の背面12bは、光学シート11を挟んでバックライトユニット10に対向する。液晶表示パネル12の正面12fの表示面12dは、筐体13に形成された開口部13oに対向する。
液晶表示装置1が画像を表示する場合は、バックライトユニット10が光を発する。発せられた光の一部は、光学シート11及び液晶表示パネル12を順次に透過する。透過した光は、筐体13に形成された開口部13oを通過する。
また、液晶表示装置1が画像を表示する場合は、画像信号が液晶表示パネル12に入力される。液晶表示パネル12は、入力された画像信号に応じて光透過率の面内分布を制御する。これにより、画像信号に応じた画像が液晶表示パネル12の表示面12dに表示される。表示される画像は、筐体13の開口部13oを介して筐体13の外部から視認することができる。
2.2 液晶表示パネルの概略
図2は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルを模式的に図示する平面図である。図3は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルを模式的に図示する断面図である。図3は、図2に描かれた切断線A−Aの位置における断面を図示する。
図2及び図3に図示される液晶表示パネル12は、フリンジ電界スイッチング(FFS)方式の液晶表示パネルである。液晶表示パネル12が面内スイッチング(IPS(登録商標))方式の液晶表示パネルであってもよい。このため、液晶表示パネル12に備えられる配向膜133及び163は、望ましくは、FFS方式及びIPS方式の液晶表示パネルにおいて好適に採用される、光配向法により配向規制力及びプレチルト角制御力が付与された光配向膜である。
また、図2及び図3に図示される液晶表示パネル12に備えられる薄膜トランジスタ(TFT)150は、酸化物半導体層126を備える酸化物半導体TFTである。
液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、液晶表示パネル12の厚さ方向から平面視された場合に、表示領域12p及び額縁領域12qを有する。表示領域12pには、画像が表示される。額縁領域12qは、表示領域12pの外側に配置される。また、液晶表示パネル12は、複数の画素を有する。複数の画素は、表示領域12pに配置される。
液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、アレイ基板101、対向基板102、シールパターン103及び液晶層104を備える。また、液晶表示パネル12は、図示されない柱状スペーサを備える。
アレイ基板101は、対向基板102が配置される側を向く第1のアレイ基板主面101a、及び対向基板102が配置される側と反対の側を向く第2のアレイ基板主面101bを有する。対向基板102は、アレイ基板101が配置される側を向く第1の対向基板主面102a、及びアレイ基板101が配置される側と反対の側を向く第2の対向基板主面102bを有する。
アレイ基板101は、TFT150を備えるTFT基板である。対向基板102は、カラーフィルタ161を備えるカラーフィルタ基板である。
対向基板102は、アレイ基板101に重ね合わされる。このため、対向基板102は、アレイ基板101に対向する。対向基板102は、アレイ基板101に対して位置合わせが行われた状態でアレイ基板101に対向する。
アレイ基板101及び対向基板102は、矩形状の平面形状等を有する。アレイ基板101は、対向基板102の平面形状より大きい平面形状を有する。このため、アレイ基板101は、図2及び図3に図示されるように、対向基板102に重ね合わされる重ね合わせ部110、及び対向基板102の端部から突出する突出部111を備える。
シールパターン103、柱状スペーサ及び液晶層104は、アレイ基板101と対向基板102とに挟まれる。シールパターン103は、額縁領域12qに配置され、表示領域12pを囲む。また、シールパターン103は、アレイ基板101と対向基板102との間にある間隙を密封する。多数の柱状スペーサは、表示領域12pに配置され、アレイ基板101と対向基板102との間にある間隙の幅を維持する。液晶層104は、表示領域12pに配置され、密閉された間隙に収容される。液晶層104は、多数の液晶分子を含む。
アレイ基板101は、図3に図示されるように、偏光子134を備える。液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、偏光板105を備える。また、液晶表示パネル12は、図示されない粘着層を備える。
偏光板105及び粘着層は、第2の対向基板主面102b上に配置される。
偏光板105は、表示領域12pの全体に配置される。偏光板105は、ひとつの光学部材からなる単板であってもよいし、複数の光学部材からなる積層板であってもよい。複数の光学部材は、互いに貼り合わされる。複数の光学部材は、偏光板(偏光フィルム層)を含む。複数の光学部材が保護層(TAC層)、位相差板、視野角補正用(ワイドビュ)フィルム等を含んでもよい。
粘着層は、偏光板105を対向基板102の第2の対向基板主面102bに貼り付け、偏光板105を対向基板102に固定する。
液晶表示装置1が画像を表示する場合は、バックライトユニット10により発せられた光の一部が液晶表示パネル12を透過する。光が液晶表示パネル12を透過する際には、光が偏光子134、液晶層104及び偏光板105を順次に透過する。また、液晶表示装置1が画像を表示する場合は、画像信号が液晶表示パネル12に入力される。液晶表示パネル12は、入力された画像信号に応じて、複数の画素に含まれる各画素において、液晶層104に印加する電界を制御する。また、液晶表示パネル12は、各画素において、印加した電界に応じて液晶層104に含まれる液晶分子の配向方向を制御する。また、液晶表示パネル12は、各画素において、液晶分子の配向方向に応じて各画素を透過する光の偏光方向の変化量を制御する。これにより、液晶表示パネル12は、入力された画像信号に応じて各画素における光透過率を制御する。その結果、液晶表示パネル12は、入力された画像信号に応じて表示領域12pにおける光透過率の面内分布を制御する。
2.3 アレイ基板
アレイ基板101は、図3に図示されるように、透明基板120を備える。
透明基板120は、図3に図示されるように、第1の主面120a及び第2の主面120bを有する。第2の主面120bは、第1の主面120aがある側とは反対の側にある。第1の主面120aは、対向基板102が配置される側を向く。第2の主面120bは、対向基板102が配置される側と反対の側を向く。
透明基板120は、絶縁性を有する。透明基板120は、ガラス基板等である。
アレイ基板101は、図2及び図3に図示されるように、ゲート配線121、ソース配線122、共通配線123、ソース電極124、ドレイン電極125、酸化物半導体層126、画素電極127、共通電極128、コンタクトホール内導体129及びコンタクトホール内導体130を備える。ゲート配線121は、ゲート電極139を備える。
ゲート配線121、ソース配線122、共通配線123、ソース電極124、ドレイン電極125、酸化物半導体層126、画素電極127、共通電極128、コンタクトホール内導体129及びコンタクトホール内導体130は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。
ゲート配線121及びソース配線122は、表示領域12pに配置される。複数のゲート配線121は、同じX軸方向に伸びる。複数のソース配線122は、同じY軸方向に延びる。Y軸方向は、X軸方向と垂直をなす。複数のゲート配線121の各々は、複数のソース配線122の各々と交差する。
複数の画素に含まれる各画素は、隣接するふたつのゲート配線121及び隣接するふたつのソース配線122に囲まれる画素領域に配置される。このため、複数の画素は、それぞれマトリクス状に配列される複数の画素領域に配置される。複数のゲート電極139は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。複数のソース電極124は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。複数のドレイン電極125は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。複数の酸化物半導体層126は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。複数の画素電極127は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。複数の共通電極128は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。
共通配線123は、表示領域12pに配置される。複数の共通配線123に含まれる共通配線の数は、複数のゲート配線121に含まれるゲート配線の数と同じである。複数の共通配線123は、複数のゲート配線121と同様に、同じX軸方向に延び、それぞれ複数のゲート配線121に沿って配置される。
アレイ基板101は、図3に図示されるように、絶縁体膜131及び132を備える。絶縁体膜131は、ゲート絶縁膜140を含む。
絶縁体膜131及び132は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。ゲート絶縁膜140は、ゲート電極139を覆う。絶縁体膜132は、絶縁体膜131上に配置される。絶縁体膜132は、ソース電極124、ドレイン電極125及び酸化物半導体層126を覆う。
絶縁体膜131及び132の各々は、ひとつの膜であってもよいし、複数の膜を備える積層膜であってもよい。
ゲート絶縁膜140は、ゲート配線121をソース電極124、ドレイン電極125及び酸化物半導体層126から透明基板120の厚さ方向に隔て、ゲート配線121をソース電極124、ドレイン電極125及び酸化物半導体層126から電気的に絶縁する。
絶縁体膜132は、画素電極127を共通電極128から透明基板120の厚さ方向に隔て、画素電極127を共通電極128から電気的に絶縁する。
ゲート電極139は、ゲート絶縁膜140を介して酸化物半導体層126に接触する。ソース電極124及びドレイン電極125は、酸化物半導体層126に接触する。酸化物半導体層126は、チャネル層を備える。これにより、ゲート電極139、ソース電極124、ドレイン電極125、酸化物半導体層126及びゲート絶縁膜140は、スイッチング素子150を構成する。このため、アレイ基板101は、透明基板120の第1の主面120a上に配置され酸化物半導体層126を備えるスイッチング素子150を備える。スイッチング素子150は、TFTである。複数のTFT150は、それぞれ複数の画素領域に配置され、マトリクス状に配列される。
ゲート電極139は、ゲート配線121の一部である。ソース電極124は、ソース配線122から連続する。これにより、ソース電極124は、ソース配線122に電気的に接続される。画素電極127は、それが配置される画素領域に配置されるコンタクトホール内導体129を介して、当該画素領域に配置されるドレイン電極125に接触する。これにより、画素電極127は、それが配置される画素領域に配置されるコンタクトホール内導体129を介して、それが配置される画素領域に配置されるドレイン電極125に電気的に接続される。共通電極128は、それが配置される画素領域に配置されるコンタクトホール内導体130を介して、それが配置される画素領域において共通配線123に接触する。これにより、共通電極128は、それが配置される画素領域に配置されるコンタクトホール内導体130を介して共通配線123に電気的に接続される。
ゲート配線121は、ゲート信号を伝送し、ゲート電極139にゲート電位を与える。伝送されるゲート信号及び与えられるゲート電位は、液晶表示パネル12に入力された画像信号に応じて制御される。ソース配線122は、ソース信号を伝送し、ソース電極124にソース電位を与える。伝送されるソース信号及び与えられるソース電位は、液晶表示パネル12に入力された画像信号に応じて制御される。TFT150は、与えられたゲート電位に応じてソース電極124とドレイン電極125との間の導通状態を制御する。これにより、与えられたゲート電位及びソース電位に応じてドレイン電極125に与えられるドレイン電位が制御され、与えられたゲート電位及びソース電位に応じて画素電極127に与えられる画素電位が制御される。共通配線123は、共通電極128に共通電位を与える。画素電極127に画素電位が与えられ、共通電極128に共通電位が与えられることにより、画素電極127と共通電極128との間に画素電位と共通電位との差に一致する電位差が印加される。また、画素電極127及び共通電極128が配置される画素領域に配置される画素において液晶層104にフリンジ電界が印加される。印加されるフリンジ電界は、主に、アレイ基板101の広がり方向と平行をなす方向の電界を含む。これらにより、液晶表示パネル12に入力された画像信号に応じて、画素電極127と共通電極128との間に印加される電位差が制御される。また、画素電極127及び共通電極128が配置される画素領域に配置される画素において液晶層104に印加されるフリンジ電界が制御される。
アレイ基板101は、図3に図示されるように、配向膜133を備える。
配向膜133は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。配向膜133は、最上層にある。このため、配向膜133の配向膜主面133aは、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101aを構成し、液晶層104に接触する。
配向膜133は、表示領域12pの全体に配置される。
配向膜133は、望ましくは、光配向膜材料からなり光配向法により配向規制力及びプレチルト角制御力が付与された光配向膜である。配向膜133は、その配向規制力により、配向膜133に接触する液晶層104に含まれる液晶分子を配向させる。また、配向膜133は、そのプレチルト角制御力により、当該液晶分子の配向方向がプレチルト角を有するようにする。
アレイ基板101は、図3に図示されるように、偏光子134を備える。
偏光子134は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。偏光子134は、絶縁体膜132に埋設される。
偏光子134及び絶縁体膜132は、偏光子層151を構成する。
2.4 対向基板
対向基板102は、図3に図示されるように、透明基板160を備える。
透明基板160は、第1の主面160a及び第2の主面160bを有する。第2の主面160bは、第1の主面160aがある側とは反対の側にある。第1の主面160aは、アレイ基板101が配置される側を向く。第2の主面160bは、アレイ基板101が配置される側と反対の側を向く。
透明基板160は、絶縁性を有する。透明基板160は、ガラス基板等である。
対向基板102は、図3に図示されるように、カラーフィルタ161及び遮光層162を備える。
カラーフィルタ161及び遮光層162は、透明基板160の第1の主面160a上に配置される。
カラーフィルタ161は、複数の色材層を備える。複数の色材層は、規則的に配列される。複数の色材層は、赤色、緑色、青色等からなる複数の色に含まれる各色の色材層を含む。各色の色材層は、各色に応じた波長範囲に属する波長を有する光を選択的に透過させるフィルタである。色材層は、樹脂、顔料等を含む。顔料は、樹脂中に分散している。
遮光層162は、ふたつのカラーフィルタ161が配置される領域の間の領域に配置され、ふたつのカラーフィルタ161が配置される領域の間の領域を遮光する。また、遮光層162は、額縁領域12qにも配置され、額縁領域12qを遮光する。遮光層162は、金属系の材料、樹脂系の材料等からなる。金属系の材料は、酸化クロム等を含む。樹脂系の材料は、樹脂、黒色粒子等を含む。黒色粒子は、樹脂中に分散している。
対向基板102は、図3に図示されるように、配向膜163を備える。
配向膜163は、透明基板160の第1の主面160a上に配置される。配向膜163は、最上層にある。このため、配向膜163の配向膜主面163aは、対向基板102の第1の対向基板主面102aを構成し、液晶層104に接触する。
配向膜163は、表示領域12pの全体に配置される。
配向膜163は、望ましくは、光配向膜材料からなり光配向法により配向規制力及びプレチルト角制御力が付与された光配向膜である。配向膜163は、その配向規制力により、配向膜163に接触する液晶層104に含まれる液晶分子を配向させる。また、配向膜163は、そのプレチルト角制御力により、当該液晶分子の配向方向がプレチルト角を有するようにする。
対向基板102がオーバコート層を備えてもよい。オーバコート層は、透明基板160の第1の主面160a上に配置され、カラーフィルタ161及び遮光層162より上層にあり、配向膜163より下層にある。オーバコート層は、カラーフィルタ161及び遮光層162を覆う。オーバコート層は、透明樹脂膜からなる。
対向基板102は、図3に図示されるように、透明導電層164を備える。
透明導電層164は、透明基板160の第2の主面160b上に配置される。
透明導電層164は、表示領域12pの全体に配置される。透明導電層164は、FFS方式の液晶表示パネル12において問題となる静電気による帯電、外部電界による表示不良等を抑制する静電気防止用の透明導電層である。静電気防止用の透明導電層は、FFS方式の液晶表示パネル12以外の横電界方式の液晶表示装置においても用いられる。
上述した偏光板105は、透明導電層164より上層にある。
2.5 ゲート信号及びソース信号を生成するための構成
液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、制御基板106及びフレキシブルフラットケーブル(FFC)107を備える。制御基板106は、図示されない制御集積回路(IC)チップを備える。
アレイ基板101は、図2及び図3に図示されるように、信号端子135及び駆動ICチップ136を備える。また、アレイ基板101は、図示されない引き出し配線を備える。信号端子135は、複数のパッドを備える。複数のパッドは、互いに分離されている。ただし、図を見やすくするために、図2には、複数のパッドがひとつの矩形で描かれている。複数のパッドは、X軸方向及びY軸方向の一方の方向に配列される。複数のパッドの各々の長手方向は、X軸方向及びY軸方向の他方の方向である。
信号端子135及び引き出し配線は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。信号端子135は、額縁領域12qに配置される。信号端子135は、突出部111に備えられる。
信号端子135に備えられる複数のパッドは、FFC107を介して制御基板106に電気的に接続される。FFC107が他の種類の接続配線に置き換えられてもよい。
制御基板106に備えられる制御ICチップは、互いに異なる複数の信号を含む制御信号を生成する。FFC107は、生成された制御信号を制御基板106から信号端子135まで伝送する。これにより、複数の信号が、信号端子135に備えられる複数のパッドまでぞれぞれ伝送される。
駆動ICチップ136は、伝送されてきた制御信号により制御され、出力信号を生成する。
多数の引き出し配線は、生成された出力信号を駆動ICチップ136からゲート配線121及びソース配線122まで伝送する。これにより、ゲート配線121が、ゲート信号を伝送し、ゲート電極139にゲート電位を与える。また、ソース配線122が、ソース信号を伝送し、ソース電極124にソース電位を与える。
2.6 透明導電層を接地するための構成
アレイ基板101は、図2及び図3に図示されるように、アースパッド137を備える。
アースパッド137は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。アースパッド137は、突出部111に備えられる。
アースパッド137は、信号端子135及びFFC107を順次に経由して接地される。
透明導電層164の大部分は、偏光板105に覆われる。しかし、透明導電層164は、図3に図示されるように、偏光板105に覆われずに露出する露出部170を備える。露出部170は、対向基板102の端部に備えられる。
液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、導電テープ108を備える。
導電テープ108の一端は、アースパッド137に貼り付けられる。導電テープ108の他端は、露出部170に貼り付けられる。これにより、透明導電層164は、導電テープ108を介してアースパッド137に電気的に接続される。これにより、透明導電層164が接地される。
導電テープ108は、アルミニウム(Al)箔、銅(Cu)箔等の金属箔からなる母材、及び導電接着剤層を備える。導電接着剤層は、母材上に配置される。導電接着剤層は、導電接着剤を母材上に塗布することにより形成される。導電テープ108は、市販されている一般的な導電テープであってもよい。
導電テープ108が、導電ペースト膜に置き換えられてもよい。導電ペースト膜は、透明導電層164及びアースパッド137に跨って設置される。導電ペースト膜は、銀ペースト等の導電ペーストを透明導電層164からアースパッド137に渡って塗布することにより形成される。
2.7 偏光子層及び偏光板
アレイ基板101は、図3に図示されるように、偏光子134を備える。液晶表示パネル12は、図2及び図3に図示されるように、偏光板105を備える。
偏光子134は、透明基板120の厚さ方向と垂直をなす透過軸を有する。偏光板105は、対向基板102の厚さ方向と垂直をなす偏光板透過軸を有する。
偏光子134は、一般的な液晶表示パネルにおいて採用される、アレイ基板101の第2のアレイ基板主面101b上に配置される偏光板の機能と同様の機能を有し、当該偏光板に代えて採用されている。このため、液晶表示パネル12は、アレイ基板101の第2のアレイ基板主面101b上に配置される偏光板を備えない。
液晶表示パネル12は、ノーマリブラック型の液晶表示パネルである。このため、偏光子134及び偏光板105は、クロスニコル配置される。すなわち、偏光子134の透過軸と偏光板105の偏光板透過軸とは、互いに垂直をなす。また、配向膜133は、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に偏光子134の透過軸と垂直をなす配向方向に液晶分子を配向させる配向規制力を有する。配向膜163は、透明基板160の厚さ方向から平面視された場合に偏光板105の偏光板透過軸と垂直をなす配向方向に液晶分子を配向させる配向規制力を有する。これにより、液晶層104にフリンジ電界が印加されないオフ状態においては、バックライトユニット10により発せられた光が、偏光子134及び偏光板105により遮断され、液晶表示パネル12を透過しない。一方、液晶層104にフリンジ電界が印加されるオン状態においては、バックライトユニット10により発せられた光に含まれる一部の偏光成分が、偏光子134及び偏光板105により遮断されずに液晶表示パネル12を透過する。
2.8 アレイ基板の詳細
図4は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の一部を模式的に図示する拡大断面図である。図5は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の一部を模式的に図示する拡大平面図である。図4は、図5に描かれた切断線B−Bの位置におけるアレイ基板の断面を図示する。図4は、ひとつの画素が配置されるひとつの画素領域を図示する。図を見やすくするために、図5には、偏光子の一部が描かれていない。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、TFT領域101r及び透過領域101sを有する。ひとつの画素領域は、TFT領域101r及び透過領域101sの両方を有する。TFT領域101rには、TFT150が配置される。透過領域101sは、透明基板120の厚さ方向に光を透過させる。
アレイ基板101は、図4に図示されるように、透明基板120を備える。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、ゲート配線121及び共通配線123を備える。ゲート電極139は、ゲート配線121の一部であり、TFT150を構成する。ゲート配線121及び共通配線123は、透明基板120の第1の主面120a上に配置される。ゲート配線121及び共通配線123は、同じX軸方向に延びる。ゲート配線121の一部であるゲート電極139の幅は、ゲート配線121の残余部の幅より太い。
アレイ基板101は、図4に図示されるように、第1の絶縁体膜171を備える。
第1の絶縁体膜171は、透明基板120の第1の主面120a上に配置され、ゲート配線121及び共通配線123を覆う。第1の絶縁体膜171は、図3に図示される絶縁体膜131を構成する。第1の絶縁体膜171は、ゲート絶縁膜140を備える。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、酸化物半導体層126を備える。
酸化物半導体層126は、第1の絶縁体膜171上に配置される。酸化物半導体層126は、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に、ゲート電極139に重なる。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、ソース配線122、ソース電極124及びドレイン電極125を備える。
ソース配線122、ソース電極124及びドレイン電極125は、第1の絶縁体膜171上に配置される。ソース電極124及びドレイン電極125の一部は、酸化物半導体層126上に配置される。
アレイ基板101は、図4に図示されるように、偏光子層151を備える。
偏光子層151は、第1の絶縁体膜171上に配置され、TFT150を覆う。
偏光子層151は、図4に図示されるように第1の平坦化膜172、偏光子134及び第2の平坦化膜173を備える。第1の平坦化膜172及び第2の平坦化膜173は、図3に図示される絶縁体膜132を構成する。
第1の平坦化膜172、偏光子134及び第2の平坦化膜173は、積層されている。
第1の平坦化膜172は、TFT150を覆い、TFT150により形成される凹凸を解消し、第1の平坦面172aを有する。
第1の平坦化膜172は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って配置される。
偏光子134は、第1の平坦化膜172の第1の平坦面172a上に配置される。これにより、偏光子134に凹凸が形成されることが抑制され、偏光子134の光学特性を均一化することができる。
偏光子134は、TFT領域101r及び透過領域101sのいずれにもに配置される。
偏光子134は、TFT150より上層にある。
偏光子134がTFT領域101rに配置されることにより、偏光子134は、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に、TFT150に重なる。このこと、及び偏光子134がTFT150より上層にあることにより、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101aの側からアレイ基板101に光が照射された場合であっても、照射された光が偏光子134の透過軸が延びるY軸方向と垂直をなす偏光方向を有する場合は、照射された光は、偏光子134により反射され、TFT150に当たらない。
偏光子層151は、画素電極127及び共通電極128より下層にある。これにより、画素電極127と共通電極128との間に電位差が与えられた場合に液晶層104に与えられるフリンジ電界が偏光子134により遮蔽されることが抑制される。
偏光子134は、望ましくは、コンタクトホール190及び191が配置される領域以外の領域に配置される。これにより、アレイ基板101を作製するプロセスが複雑になることを回避することができる。
偏光子134は、Y軸方向に延びる透過軸を有する。また、偏光子134は、図4及び図5に図示されるように、ワイヤグリッド偏光子からなる。ワイヤグリッド偏光子134は、複数のワイヤ181を備える。複数のワイヤ181は、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に、ワイヤグリッド偏光子134の透過軸が延びるY軸方向と垂直をなすX軸方向に延びる。複数のワイヤ181のピッチは、液晶表示パネル12を透過させる光の波長より小さく、望ましくは当該波長の1/2以下である。当該ピッチは、例えば、50nmから300nmである。複数のワイヤ181の各々の幅は、例えば25nmから150nmである。
第2の平坦化膜173は、偏光子134を覆い、偏光子134により形成される凹凸を解消し、第2の平坦面173aを有する。
第2の平坦化膜173は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って配置される。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、画素電極127を備える。
画素電極127は、第2の平坦化膜173の第2の平坦面173a上に配置される。これにより、画素電極127に凹凸が形成されることが抑制される。
画素電極127は、透過領域101sに配置される。
画素電極127は、透明導電体からなる。
画素電極127は、平板状の形状を有する平板電極である。
アレイ基板101は、図4に図示されるように、第2の絶縁体膜174を備える。第2の絶縁体膜174は、図3に図示される絶縁体膜132を構成する。
第2の絶縁体膜174は、第2の平坦化膜173上に配置され、画素電極127を覆う。
アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、共通電極128を備える。
共通電極128は、第2の絶縁体膜174上に配置される。
共通電極128は、透過領域101sに配置され、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に画素電極127に重なる。
共通電極128は、透明導電体からなる。
共通電極128は、格子状又は櫛歯状の平面形状を有しスリットを有するスリット電極である。このため、共通電極128は、図4及び図5に図示されるように、複数の線状部180を備える。複数の線状部180は、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に、偏光子134の透過軸が延びるY軸方向と垂直をなすX軸方向となす角が20°以下である方向に延び、例えば、X軸方向、又はX軸方向となす角が5°以上20°以下である方向に延びる。5°以上20°以下という角度は、約10°のKE傾斜を考慮して定められている。これにより、FFS方式及びIPS方式の液晶表示パネルにおけるノーマリブラック型の所望の透過特性が得られるために必要となる共通電極128と画素電極127間の電界によって制御される液晶分子の方向と偏光子134及び偏光板105の各透過軸の方向との関係性が実現される。
第1の平坦化膜172及び第2の平坦化膜173には、コンタクトホール190が形成されている。コンタクトホール190は、第1の平坦化膜172及び第2の平坦化膜173をそれらの厚さ方向に貫通する。アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、コンタクトホール内導体129を備える。コンタクトホール内導体129は、コンタクトホール190の内部にあり、画素電極127からドレイン電極125に至る。これにより、画素電極127がコンタクトホール内導体129を介してドレイン電極125に電気的に接続される。
第1の絶縁体膜171、第1の平坦化膜172、第2の平坦化膜173及び第2の絶縁体膜174には、コンタクトホール191が形成されている。コンタクトホール191は、第1の絶縁体膜171、第1の平坦化膜172、第2の平坦化膜173及び第2の絶縁体膜174をそれらの厚さ方向に貫通する。アレイ基板101は、図4及び図5に図示されるように、コンタクトホール内導体130を備える。コンタクトホール内導体130は、コンタクトホール191の内部にあり、共通電極128から共通配線123に至る。これにより、共通電極128がコンタクトホール内導体130を介して共通配線123に電気的に接続される。
図6は、実施の形態1の変形例の液晶表示装置に備えられる偏光子の付近を模式的に図示する断面図である。
アレイ基板101が、図6に図示されるように、反射防止層又は吸収層の少なくとも一方を備える層138を備えてもよい。反射防止層は、光の反射を防止する。吸収層は、光を吸収する。層138は、偏光子134より上層にあり、望ましくは偏光子134の表面に接触する。これにより、偏光子134により反射される光が視認されることを抑制することができ、液晶表示装置1により表示される画像の品位を向上することができる。
2.9 マザーアレイ基板の作製
図7及び図8は、実施の形態1の液晶表示装置が製造される途上で作製されるマザーアレイ基板の中間品を模式的に図示する断面図である。
マザーアレイ基板は、互いに結合された複数のアレイ基板101を備える。このため、マザーアレイ基板の中間品は、互いに結合された複数のアレイ基板101の中間品を備える。
マザーアレイ基板が製造される際には、まず、図7(a)に図示されるように、透明基板120の第1の主面120a上にゲート配線121及び共通配線123が形成される。また、透明基板120の第1の主面120a上に図示されないゲート端子が形成される。ゲート配線121は、ゲート電極139を備える。
ゲート配線121、共通配線123及びゲート端子が形成される際には、まず、透明基板120が洗浄される。透明基板120は、洗浄液、純水等により洗浄される。透明基板120は、例えば0.5mmの厚さを有する。
また、透明基板120の第1の主面120a上に第1の導電体膜が形成される。第1の導電体膜は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って形成される。第1の導電体膜は、金属又は合金からなる。金属は、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)等である。合金は、クロム合金、モリブデン合金、チタン合金、銅合金、タンタル合金、タングステン合金、アルミニウム合金等である。合金は、主成分及び副成分からなる。副成分は、主成分を構成する元素以外の少なくとも1種の元素により構成される。第1の導電体膜は、望ましくはアルミニウム合金からなる。第1の導電体膜が複数の膜を備える積層膜であってもよい。複数の膜の各々も、上述した金属又は合金からなる。第1の導電体膜は、スパッタリング等により形成される。スパッタリングに用いられるスパッタリングガスは、アルゴンガス等である。第1の導電体膜は、例えば200nmの厚さを有する。
また、第1の導電体膜がパターニングされ、ゲート配線121、共通配線123及びゲート端子が形成される。第1の導電体膜がパターニングされる際には、第1の導電体膜上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして第1の導電体膜に対してエッチングが行われる。また、第1の導電体膜に対してエッチングが行われた後にフォトレジストパターンが除去される。エッチングは、ウエットエッチング等である。ウエットエッチングに用いられるエッチング液は、リン酸、酢酸及び硝酸を含むPAN薬液等である。
続いて、図7(b)に図示されるように、ゲート配線121及び共通配線123に重ねて透明基板120の第1の主面120a上に第1の絶縁体膜171が形成される。第1の絶縁体膜171は、ゲート絶縁膜140を備える。また、第1の絶縁体膜171上に酸化物半導体層126が形成される。
第1の絶縁体膜171は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って形成される。第1の絶縁体膜171は、酸化シリコン(SiO)膜及び窒化シリコン(SiN)膜を備える積層膜等である。第1の絶縁体膜171は、化学的気相成長(CVD)等により形成される。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜より下層に形成される。酸化シリコン膜は、TFT150の特性に悪影響を及ぼす水(HO)、水素(H)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)等の不純物に対して高いバリア性を有しない。しかし、窒化シリコン膜は、当該不純物に対して高いバリア性を有する。このため、窒化シリコン膜を備える第1の絶縁体膜171は、高いバリア性を有する。酸化シリコン膜は、例えば50nmの厚さを有する。窒化シリコン膜は、例えば400nmの厚さを有する。
酸化物半導体層126が形成される際には、まず、第1の絶縁体膜171上に酸化物半導体膜が形成される。酸化物半導体膜は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って形成される。酸化物半導体膜は、インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)を含む酸化物等からなる。インジウム、ガリウム及び亜鉛を含む酸化物は、酸化インジウムガリウム亜鉛(InGaZnO)等である。酸化物半導体膜は、スパッタリング等により形成される。スパッタリングに用いられるターゲットは、インジウム、ガリウム、亜鉛及び酸素の原子組成比In:Ga:Zn:Oが1:1:1:4であり、化学式In・Ga・(ZnO)で表される組成を有するIn−Ga−Zn−Oターゲット等である。
また、酸化物半導体膜がパターニングされ、酸化物半導体層126が形成される。酸化物半導体膜がパターニングされる際には、酸化物半導体膜上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして酸化物半導体膜に対してエッチングが行われる。また、酸化物半導体膜に対してエッチングが行われた後にフォトレジストパターンが除去される。エッチングは、ウエットエッチング等である。ウエットエッチングに用いられるエッチング液は、5重量%のシュウ酸及び水を含むシュウ酸系薬液等である。
続いて、図7(c)に図示されるように、酸化物半導体層126に重ねて第1の絶縁体膜171上にソース配線123、ソース電極124及びドレイン電極125が形成される。
ソース配線123、ソース電極124及びドレイン電極125が形成される際には、まず、酸化物半導体層126に重ねて第1の絶縁体膜171上に第2の導電体膜が形成される。第2の導電体膜は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って形成される。第2の導電体膜は、モリブデン(Mo)からなる膜及びアルミニウム(Al)からなる膜を備える積層膜である。モリブデンからなる膜が、モリブデン合金からなる膜に置き換えられてもよい。モリブデン合金は、微量の副成分を含む。アルミニウムからなる膜が、アルミニウム合金からなる膜に置き換えられてもよい。アルミニウム合金は、微量の副成分を含む。
また、第2の導電体膜がパターニングされ、ソース配線123、ソース電極124及びドレイン電極125が形成される。第2の導電体膜がパターニングされる際には、第2の導電体膜上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして第2の導電体膜に対してエッチングが行われされる。また、第2の導電体膜に対してエッチングが行われされた後にフォトレジストパターンが除去される。
続いて、図7(d)に図示されるように、酸化物半導体層126、ソース配線123、ソース電極124及びドレイン電極125に重ねて第1の絶縁体膜171上に偏光子層151が形成される。
偏光子層151が形成される際には、まず、酸化物半導体層126、ソース配線123、ソース電極124及びドレイン電極125に重ねて第1の絶縁体膜171上に第1の平坦化膜172が形成される。第1の平坦化膜172は、有機絶縁材料からなる膜等である。有機絶縁材料からなる膜は、例えば500nmの厚さを有する。有機絶縁材料からなる膜は、有機絶縁材料を含む塗布液をスリットコータにより塗布して塗布膜を形成し、形成した塗布膜を乾燥させること等により形成される。第1の平坦化膜172が、有機絶縁材料からなる膜に加えて酸化シリコン膜、窒化シリコン膜等を備える積層膜等であってもよい。
また、第1の平坦化膜172上に偏光子134が形成される。偏光子134が形成される際には、まず、第3の導電体膜が形成される。第3の導電体膜は、スパッタリングにより形成される。第3の導電体膜は、金属等からなる。金属は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、鉄(Fe)等であり、望ましくはアルミニウムである。また、第3の導電体膜がパターニングされ、偏光子134が形成される。第3の導電体膜がパターニングされる際には、ナノインプリント、フォトリソグラフィー等によりマスクパターンが形成される。また、マスクパターンをマスクにして第3の導電体膜に対してエッチングが行われる。また、第3の導電体膜に対してエッチングが行われた後にマスクパターンが除去される。エッチングは、ドライエッチング等である。ドライエッチングに用いられるエッチングガスは、塩素(Cl)ガス及び三塩化ホウ素(BCl)ガスの混合ガス等である。
アレイ基板101が反射防止層等の層138を備える場合は、第3の導電体膜上に薄膜が形成され、第3の導電体膜がパターニングされるのと同時に薄膜がパターニングされる。層138は、金属、半導体等の窒化物、酸化物等からなる。金属の窒化物は、窒化アルミニウム(AlN)等である。半導体の窒化物は、窒化シリコン(SiN)等である。金属の酸化物は、酸化アルミニウム(AlO)等である。半導体の酸化物は、酸化シリコン(SiO)等である。この場合は、エッチングガスは、第3の導電体膜及び薄膜の両方に対してエッチングを行うことができるエッチングガスである。
また、偏光子134に重ねて第1の平坦化膜172上に第2の平坦化膜173が形成される。第2の平坦化膜173は、有機絶縁材料からなる膜等である。有機絶縁材料からなる膜は、有機絶縁材料を含む塗布液をスリットコータにより塗布して塗布膜を形成し、形成した塗布膜を乾燥させること等により形成される。有機絶縁材料からなる膜は、例えば1μmの厚さを有する。第2の平坦化膜173が、有機絶縁材料からなる膜に加えて酸化シリコン膜、窒化シリコン膜等を備える積層膜等であってもよい。
続いて、図8(a)に図示されるように、コンタクトホール190及び191が形成される。
コンタクトホール190及び191が形成される際には、第2の平坦化膜173上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして第1の絶縁体膜171、第1の平坦化膜172及び第2の平坦化膜173に対してエッチングが行われる。また、第1の絶縁体膜171、第1の平坦化膜172及び第2の平坦化膜173に対してエッチングが行われた後にフォトレジストパターンが除去される。エッチングは、ドライエッチング等である。ドライエッチングに用いられるエッチングガスは、フッ素(F)を含むガス等である。フッ素を含むガスは、六フッ化硫黄(SF)ガス及び酸素(O)の混合ガス等である。
続いて、図8(b)に図示されるように、偏光子層151上に画素電極127が形成され、コンタクトホール190の内部にコンタクトホール内導体129が形成される。
画素電極127及びコンタクトホール内導体129が形成される際には、まず、第1の透明導電体膜が形成される。第1の透明導電体膜は、第2の平坦化膜173上に形成される第1の部分、及びコンタクトホール190の内部に形成される第2の部分を備える。第1の透明導電体膜は、透光性を有する。第1の透明導電体膜は、酸化インジウムスズ(ITO)等からなる。酸化インジウムスズからなる第1の透明導電体膜が形成される際の酸化インジウム(In)及び酸化スズ(SnO)の混合比In:SnOは、例えば重量比で90:10である。第1の透明導電体膜は、スパッタリング等により形成される。スパッタリングに用いられるスパッタリングガスは、アルゴン(Ar)ガス、及び水素(H)を含むガスの混合ガス等である。水素を含むガスは、水素(H)ガス、水蒸気(HO)等である。スパッタリングにより形成される第1の透明導電体膜は、非晶質膜である。第1の透明導電体膜は、例えば100nmの厚さを有する。
また、第1の部分がパターニングされ、画素電極127が形成される。第1の部分がパターニングされる際は、第1の部分上にフォトレジスト材が塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして第1の部分に対してエッチングが行われされる。また、第1の部分に対してエッチングが行われされた後にフォトレジストパターンが除去される。エッチングは、ウエットエッチング等である。ウエットエッチングに用いられるエッチング液は、5重量%のシュウ酸及び水を含むシュウ酸系薬液である。第2の部分は、コンタクトホール内導体129になる。
続いて、図8(c)に図示されるように、画素電極127に重ねて第2の平坦化膜173上に第2の絶縁体膜174が形成される。第2の絶縁体膜174が形成される際には、コンタクトホール191の内部にも不要な絶縁体膜が形成される。
第2の絶縁体膜174は、透明基板120の第1の主面120aの全面に渡って形成される。第2の絶縁体膜174は、酸化シリコン(SiO)膜及び窒化シリコン(SiN)を備える積層膜等である。第2の絶縁体膜174は、CVD等により形成される。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜より下層に形成される。酸化シリコン膜は、例えば200nmの厚さを有する。また、窒化シリコン膜は、例えば100nmの厚さを有する。
また、不要な絶縁体膜が除去され、コンタクトホール191が再形成される。コンタクトホール191が再形成される際には、第2の絶縁体膜174上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして不要な絶縁体膜に対してエッチングが行われる。また、不要な絶縁体膜に対してエッチングが行われた後にフォトレジストパターンが除去される。エッチングは、ドライエッチング等である。
続いて、図8(d)に図示されるように、第2の絶縁体膜174上に共通電極128が形成され、コンタクトホール191内にコンタクトホール内導体130が形成される。
共通電極128及びコンタクトホール内導体130が形成される際には、まず、第2の透明導電体膜が形成される。第2の透明導電体膜は、第2の絶縁体膜174上に形成される第3の部分、及びコンタクトホール191の内部に形成される第4の部分を備える。第2の透明導電体膜は、酸化インジウムスズ(ITO)等からなる。第2の透明導電体膜は、スパッタリング等により形成される。第2の透明導電体膜は、例えば100nmの厚さを有する。
また、第3の部分がパターニングされ、共通電極128が形成される。第3の部分がパターニングされる際は、第3の部分上にフォトレジストが塗布されてフォトレジスト膜が形成される。また、フォトレジスト膜が写真製版工程においてパターニングされてフォトレジストパターンが形成される。また、フォトレジストパターンをマスクにして第3の部分に対してエッチングが行われる。また、第3の部分に対してエッチングが行われた後にフォトレジストパターンが除去される。第4の部分は、コンタクトホール内導体130になる。
2.10 液晶表示パネルの組み立て
図9は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルの組み立ての流れを示すフローチャートである。
図8(d)に図示されるマザーアレイ基板の中間品が作製された後には、図9に図示されるステップS101からS103までが順次に実行されてマザーアレイ基板が完成させられる。また、図9に図示されるステップS104が実行されてマザー対向基板が完成させられる。また、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が完成させられた後に、ステップS105からS111までが実行され、液晶表示パネル12が完成させられる。
ステップS101においては、マザーアレイ基板の中間品が洗浄される。
マザーアレイ基板の中間品が洗浄される際には、マザーアレイ基板の中間品上の有機物汚染を除去し、マザーアレイ基板の中間品に対する配向膜133の濡れ性を向上するために、マザーアレイ基板の中間品に紫外線が照射される。
ステップS102においては、共通電極128に重ねて第2の絶縁体膜174上に配向膜133が形成される。
配向膜133が形成される際には、共通電極128に重ねて第2の絶縁体膜174上に配向膜133を構成する材料を含む塗布液が塗布されて塗布膜が形成され、塗布膜が乾燥させられる。配向膜133を構成する材料は、偏光光線に対して光化学的感度を有する光反応性基を有する高分子化合物等である。塗布液は、印刷法等により塗布される。塗布膜は、ホットプレート等による焼成処理等により乾燥させられる。
ステップS103においては、配向膜133に対して光配向処理が行われる。これにより、配向膜133に配向規制力及びプレチルト角制御力が付与される。
光配向処理が行われる際には、マザーアレイ基板の中間品に偏光紫外線が照射される。
ステップS103までが実行されることにより、マザーアレイ基板が完成する。
図10は、実施の形態1の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルの組み立ての途上でマザーアレイ基板の中間品に紫外線が照射されている状態を模式的に図示する図である。
図10には、マザーアレイ基板の中間品195及び紫外線照射装置196が図示される。図10においては、図を見やすくするために、マザーアレイ基板の中間品195については、透明基板120及び偏光子134以外の要素が描かれていない。
紫外線照射装置196は、図示されない紫外線ランプを備える。また、紫外線照射装置196は、図10に図示されるように、偏光子197を備える。
紫外線ランプは、紫外線UVを発する。
偏光子197は、X軸方向に延びる偏光軸を有する。このため、偏光子197は、紫外線UVに含まれるX軸方向と平行をなす偏光方向を有する偏光成分を選択的に透過させる。透過した偏光成分からなる偏光紫外線PUVは、直線偏光されX軸方向と平行をなす偏光方向を有する。偏光紫外線PUVは、マザーアレイ基板の中間品195に照射される。これにより、偏光紫外線PUVが配向膜133の配向膜主面133aに照射され、配向膜133に対して光配向処理が行われる。これにより、X軸方向と平行をなす配向方向に液晶分子を配向させる配向規制力が配向膜133に付与される。
処理の内容によっては、紫外線UVに代えて可視光線が用いられる場合もあり、偏光紫外線PUVに代えて偏光可視光線が用いられる場合もある。
マザーアレイ基板の中間品195は、偏光子134の透過軸がX軸方向と垂直をなすY軸方向に延びるように配置される。このため、偏光紫外線PUVは、偏光子134に反射され、透明基板120の厚さ方向から平面視された場合に偏光子134と重なり偏光子134より下層に配置されるTFT150に照射されない。これにより、偏光紫外線PUVが酸化物半導体層126に照射されることに起因する酸化物半導体層126の特性の変化を抑制することができ、酸化物半導体層126を備えるTFT150の特性の変化を抑制することができる。
また、ステップS101のマザーアレイ基板の中間品を洗浄する際に照射される紫外線において、この偏光紫外線PUVを用いてもよい。これにより、酸化物半導体層126を備えるTFT150の特性の変化を抑制しつつ、マザーアレイ基板の中間品195上の有機物汚染を除去し、マザーアレイ基板の中間品195に対する配向膜133の濡れ性を向上することができる。
図9に戻って説明を続ける。
ステップS104においては、マザー対向基板が作製される。マザー対向基板は、互いに結合された複数の対向基板102を備える。
マザー対向基板が作製される場合も、マザーアレイ基板が作製される場合と同様に、マザー対向基板の中間品が洗浄され、配向膜163が形成され、配向膜163に対して光配向処理が行われる。
ステップS105においては、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101a上又は対向基板102の第1の対向基板主面102a上にシールパターン103が形成される。
シールパターン103が形成される際には、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101a上又は対向基板102の第1の対向基板主面102a上にペースト状のシール剤が塗布される。シール剤は、シールディスペンサ装置等により塗布される。シール剤がシールディスペンサ装置により塗布される場合は、シールディスペンサ装置のディスペンサノズルからアレイ基板101の第1のアレイ基板主面101a又は対向基板102の第1の対向基板主面102aに向かってシール剤が吐出される。
液晶表示パネル12の製造においては、滴下注入法により間隙に液晶が注入される。このため、ステップS106において、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101a上又は対向基板102の第1の対向基板主面102a上に液晶の多数の液滴が滴下される。液滴は、シールパターン103に囲まれる領域に滴下される。液滴が滴下される際には、希望の平面形状及び厚さを有する液晶層104が形成されるように滴下される液滴の量が調整される。
真空注入法により間隙に液晶が注入されてもよい。真空注入法により間隙に液晶が注入される場合は、ステップS105において、完全に閉じておらず液晶注入口が形成されたシールパターン103が形成される。また、ステップS106に代えて、マザーアレイ基板とマザー対向基板とが互いに貼り合わされた後に、液晶注入口から間隙に液晶を注入するステップが実行される。
ステップS107においては、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに貼り合わされてセル基板が形成される。
マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに貼り合わされる際には、アレイ基板101の第1のアレイ基板主面101a上又は対向基板102の第1の対向基板主面102a上に液晶の液滴が載せられた状態のままマザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに近づけられる。また、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに位置合わせされる。また、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに貼り合わされる。
マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに貼り合わされることにより、滴下された液晶の液滴がマザーアレイ基板とマザー対向基板との間の間隙に均一に広がり、液晶層104が形成される。液晶層104は、シールパターン103に囲まれる領域内に満たされる。
ステップS108においては、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに貼り合わされた状態のまま、シールパターン103を構成するシール剤が完全に硬化させられる。これにより、マザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに位置合わせされた状態でマザーアレイ基板及びマザー対向基板が互いに固定される。
シール剤は、その材質に応じた熱をシール剤に加えること、シール剤に紫外線を照射すること等により硬化させられ、望ましくはシール剤に紫外線を照射することにより硬化させられる。シール剤に紫外線を照射することによりシール剤を硬化させることが望まれるのは、それが液晶の注入に用いられる滴下注入法と相性がよいためである。シール剤に紫外線が照射される場合は、表示領域12pがマスクにより遮光される。このため、シール剤に紫外線が照射される際にTFT150に紫外線が照射されることはない。
ステップS109においては、セル基板が多数の個別セルに分断される。
真空注入法により間隙に液晶が注入される場合は、液晶注入口が形成されたシールパターン103が形成される。また、セル基板が多数の個別セルに分断された後に、多数の個別セルの各々について、液晶注入口から間隙に液晶を真空注入し液晶層104を形成するステップが実行される。また、多数の個別セルの各々について、当該ステップが実行された後に、液晶注入口を封止するステップが実行される。液晶注入口の封止は、液晶注入口を光硬化型樹脂で覆い、光硬化型樹脂に光を照射して光硬化型樹脂を硬化させること等により行われる。
ステップS110においては、多数の個別セルの各々について、対向基板102の第2の対向基板主面102b上に偏光板105が貼り付けられる。
ステップS111においては、多数の個別セルの各々について、制御基板106が実装される。
制御基板106が実装される際には、FFC107に制御基板106が取り付けられ、制御基板106が取り付けられたFFC107が信号端子135に導通可能に貼り付けられる。
また、制御基板106が実装される際には、併せて、導電テープ108が対向基板102上からアレイ基板101上に跨って貼り付けられる。これにより、透明導電層164とアースパッド137との間が導通させられる。
ステップS111までが実行されることにより、液晶表示パネル12が完成する。
完成した液晶表示パネル12は、光学シート11を介してバックライトユニット10に対向させられた状態で筐体13の内部に収容される。これにより、実施の形態1の液晶表示装置1が完成する。
2.11 実施の形態1の発明の効果
実施の形態1の発明によれば、アレイ基板101に可視光線又は紫外線が照射される場合に、偏光子134の透過軸が延びる方向と垂直をなす偏光方向を有する偏光可視光線又は偏光紫外線を照射することにより、可視光線又は紫外線が酸化物半導体層126に照射されることを抑制することができる。このため、可視光線又は紫外線が酸化物半導体層126に照射されることに起因する酸化物半導体層126の特性の変化を抑制することができ、酸化物半導体層126を備えるTFT150の特性の変化を抑制することができる。例えば、TFT150の閾値電圧Vthのシフトを抑制することができる。したがって、実施の形態1の発明によれば、良好な回路動作を実現することができ、高い信頼性を有する液晶表示装置1を提供することができる。
また、実施の形態1の発明によれば、アレイ基板101の第2のアレイ基板主面101b上に偏光板が設けられない。このため、アレイ基板101の部材コストを低下させることができる。
3 実施の形態2
3.1 実施の形態1と実施の形態2との相違
図1は、実施の形態2の液晶表示装置を模式的に図示する断面図でもある。図2は、実施の形態2の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルを模式的に図示する平面図でもある。図9は、実施の形態2の液晶表示装置に備えられる液晶表示パネルの組み立ての流れを示すフローチャートでもある。図11は、実施の形態2の液晶表示装置に備えられるアレイ基板の断面を模式的に図示する断面図である。
図11(a)は、アレイ基板の第1の構造例を図示する。図11(b)は、アレイ基板の第2の構造例を図示する。
実施の形態2の液晶表示装置2は、主に下記の相違点で実施の形態1の液晶表示装置1と相違する。
実施の形態1の液晶表示装置1においては、偏光子134が、金属からなるワイヤグリッド偏光子である。また、偏光子134が、画素電極127及び共通電極128より下層に配置される。実施の形態1の液晶表示装置1においては、偏光子134が画素電極127及び共通電極128より下層に配置されることにより、フリンジ電界が偏光子134により遮蔽されることが抑制される。
これに対して、実施の形態2の液晶表示装置2においては、偏光子134が、樹脂からなる偏光子層からなる。また、アレイ基板101の第1の構造例においては、実施の形態1の液晶表示装置1と同様に、偏光子134が、画素電極127及び共通電極128より下層に配置されるが、アレイ基板101の第2の構造例においては、偏光子134が、画素電極127及び共通電極128より下層に配置されない。実施の形態2の液晶表示装置2においては、偏光子134が樹脂からなる偏光子層からなることにより、フリンジ電界が偏光子134により遮蔽されることが抑制される。これにより、偏光子134が配置される層の制約を減らすことができ、液晶表示パネル12の設計及び製造上の制約を減らすことができる。
アレイ基板101の第1の構造例においては、図11(a)に図示されるように、ソース電極124及びドレイン電極125を覆うように第1の絶縁体膜171上に第1の平坦化膜172が配置される。また、第1の平坦化膜172上に偏光子134が配置される。
アレイ基板101の第2の構造例においては、図11(b)に図示されるように、共通電極128を覆うように第2の絶縁体膜174上に偏光子134が配置される。アレイ基板101の第2の構造例においては、コンタクトホール190及びコンタクトホール内導体129が省略される。
偏光子134は、樹脂からなる偏光子層からなる。樹脂は、液晶ポリマ等である。液晶ポリマからなる偏光子層は、スリットコータ等を用いて形成される。液晶ポリマからなる偏光子層がスリットコータを用いて形成される場合は、スリットコータが、液晶ポリマを供給しながら液晶ポリマに圧力をかけ、液晶ポリマの塗布方向に液晶ポリマを延伸する。これにより、液晶ポリマの塗布方向と平行をなす透過軸を有する偏光子層が形成される。偏光子134は、TFT領域101r及び透過領域101sに配置されるが、透明基板120の第1の主面120aの全体に渡って配置されてもよい。
説明されない点については、実施の形態1の液晶表示装置1において採用された構成がそのまま又は変形されてから実施の形態2の液晶表示装置2においても採用される。
3.2 実施の形態2の発明の効果
実施の形態2の発明は、実施の形態1の発明の効果と同様の効果を有する。
加えて、実施の形態2の発明によれば、偏光子134が配置される層の制約を減らすことができ、液晶表示パネル12の設計及び製造上の制約を減らすことができる。
3.3 変形例
実施の形態1の液晶表示装置1及び実施の形態2の液晶表示装置2においては、画素電極127が平板電極であり、共通電極128がスリット電極であり、共通電極128が画素電極127より上層に配置される。しかし、画素電極127がスリット電極であってもよく、共通電極128が平板電極であってもよく、画素電極127が共通電極128より上層に配置されてもよい。
また、実施の形態1の液晶表示装置1及び実施の形態2の液晶表示装置2においては、液晶表示パネル12がFFS方式の液晶表示パネルであり、画素電極127が平板電極であり、共通電極128がスリット電極である。しかし、液晶表示パネル12がIPS方式の液晶表示パネルであってもよく、画素電極127及び共通電極128の両方がスリット電極であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 液晶表示装置、12 液晶表示パネル、101 アレイ基板、102 対向基板、104 液晶層、105 偏光板、120 透明基板、126 酸化物半導体層、127 画素電極、128 共通電極、133 配向膜、134 偏光子、150 薄膜トランジスタ(TFT)、172 第1の平坦化膜、173 第2の平坦化膜、180 複数の線状部、181 複数のワイヤ、PUV 偏光紫外線。

Claims (13)

  1. 第1の主面、及び前記第1の主面がある側とは反対の側にある第2の主面を有する透明基板と、
    前記第1の主面上に配置され、酸化物半導体層を備えるスイッチング素子と、
    前記第1の主面上に配置され、前記スイッチング素子より上層にあり、前記透明基板の厚さ方向から平面視された場合に前記スイッチング素子と重なり、前記透明基板の厚さ方向と垂直をなす透過軸を有する偏光子と、
    を備えるアレイ基板。
  2. 前記透明基板の厚さ方向に光を透過させる透過領域を有し、
    前記偏光子は、前記透過領域にも配置される
    請求項1のアレイ基板。
  3. アレイ基板主面を有し、
    前記第1の主面上に配置され、前記アレイ基板主面を構成する配向膜主面を有し、前記透明基板の厚さ方向から平面視された場合に前記透過軸が延びる方向と垂直をなす配向方向に液晶分子を配向させる配向規制力を有する配向膜をさらに備える
    請求項1又は2のアレイ基板。
  4. 前記第1の主面上に配置され、前記透明基板の厚さ方向から平面視された場合に前記透過軸が延びる方向と垂直をなす方向となす角が20°以下である方向に延びる複数の線状部を備えるスリット電極をさらに備える
    請求項1から3までのいずれかのアレイ基板。
  5. 前記第1の主面上に配置される画素電極、及び前記第1の主面上に配置される共通電極をさらに備え、
    前記偏光子は、前記画素電極及び前記共通電極より下層にある
    請求項1から4までのいずれかのアレイ基板。
  6. 前記スイッチング素子を覆い第1の平坦面を有する第1の平坦化膜をさらに備え、
    前記偏光子は、前記第1の平坦面上に配置される
    請求項1から5までのいずれかアレイ基板。
  7. 前記偏光子を覆い第2の平坦面を有する第2の平坦化膜、及び前記第2の平坦面上に配置される電極をさらに備える
    請求項1から6までのいずれかのアレイ基板。
  8. 前記偏光子は、前記透明基板の厚さ方向から平面視された場合に前記透過軸が延びる方向と垂直をなす方向に延びる複数のワイヤを備えるワイヤグリッド偏光子からなる
    請求項1から7までのいずれかのアレイ基板。
  9. 前記ワイヤグリッド偏光子より上層にあり、光の反射を防止する反射防止層、及び光を吸収する吸収層の少なくとも一方を備える層をさらに備える
    請求項8のアレイ基板。
  10. 前記偏光子は、樹脂からなる偏光子層からなる
    請求項1から7までのいずれかのアレイ基板。
  11. 前記スイッチング素子は、薄膜トランジスタである
    請求項1から10までのいずれかのアレイ基板。
  12. 請求項1から11までのいずれかのアレイ基板と、
    前記アレイ基板に対向し、前記アレイ基板が配置される側を向く第1の対向基板主面、及び前記アレイ基板が配置される側と反対の側を向く第2の対向基板主面を有する対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板とに挟まれる液晶層と、
    前記第2の対向基板主面上に配置され、前記対向基板の厚さ方向と垂直をなし前記透過軸が延びる方向と垂直をなす方向に延びる偏光板透過軸を有する偏光板と、
    を備える液晶表示装置。
  13. a)第1の主面、及び前記第1の主面がある側とは反対の側にある第2の主面を有する透明基板の前記第1の主面上に、酸化物半導体層を備えるスイッチング素子を形成する工程と、
    b)前記第1の主面上に、前記透明基板の厚さ方向から平面視された場合に前記スイッチング素子と重なり前記透明基板の厚さ方向と垂直をなす方向に延びる透過軸を有する偏光子を前記スイッチング素子より上層に形成し、前記透明基板、前記スイッチング素子及び前記偏光子を備える中間品を得る工程と、
    c)前記中間品に前記透過軸と垂直をなす偏光方向を有する偏光可視光線又は偏光紫外線を照射する工程と、
    を備えるアレイ基板の製造方法。
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