JP2020134051A - 空気調和機制御装置、空気調和機制御方法およびプログラム - Google Patents

空気調和機制御装置、空気調和機制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】空気調和機の設定内容を決定するための予測モデルを適切に更新する。【解決手段】空気調和機制御装置は、事前推定モデル更新部30と、設定内容決定部60と、を備える。事前推定モデル更新部30は、空気調和機の設定内容を変更しない期間が基準期間を超えた場合であって室内気候が定常状態に達しなかった場合に、事後推定モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて事前推定モデルを更新する。設定内容決定部60は、事前推定モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて空気調和機の設定内容を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機制御装置、空気調和機制御方法およびプログラムに関する。
空気調和機の運転実績に基づく機械学習によって予測モデルを構築し、構築した予測モデルを参照して空気調和機の設定内容を決定する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、空気調和機の設定内容を示す制御パターンに対する快適レベルと消費電力削減量を運転実績から学習して空気調和機の設定内容を決定する設備管理装置が開示されている。
特開2017−143650号公報
特許文献1に開示されている技術では、設定内容に対する定常状態でのデータを推定するための予測モデルを更新するために、一定の設定内容に対して実際に定常状態に達したデータを機械学習のための実績データとして使用する。しかし、定常状態に達する前に設定内容が頻繁に変更されてしまうと、定常状態でのデータが測定できないために機械学習のための実績データが十分に得られず、予測モデルを適切に更新できないという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、空気調和機の設定内容を決定するための予測モデルを適切に更新することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の空気調和機制御装置は、モデル記憶手段と、第1モデル更新手段と、設定内容決定手段と、を備える。モデル記憶手段は、空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で空気調和機を運転した場合の空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するための第1モデルと、空気調和機の設定内容と、該設定内容での空気調和機の運転中における基準期間の室内気候の測定値と、に基づいて空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するための第2モデルと、を記憶する。第1モデル更新手段は、空気調和機の設定内容を変更しない期間が基準期間を超えた場合であって室内気候が定常状態に達しなかった場合に、第2モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて第1モデルを更新する。設定内容決定手段は、第1モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて空気調和機の設定内容を決定する。
本発明によれば、空気調和機の設定内容と、該設定内容での空気調和機の運転中における基準期間の室内気候の測定値と、に基づいて空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するための第2モデルを適用することによって、空気調和機の設定内容を決定するための予測モデルである第1モデルを適切に更新することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機制御装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1に係る事前推定モデルの一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る事後推定モデルの一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る空気調和機制御装置のハードウェア構成の一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る設定内容決定処理のフローチャート 本発明の実施の形態1に係る室温予測表示画面の一例を表す図 本発明の実施の形態1に係るモデル更新状況表示画面の一例を表す図 本発明の実施の形態2に係る空気調和機制御装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態2に係る事前推定モデルの一例を表す図 本発明の実施の形態2に係る事後推定モデルの一例を表す図 本発明の実施の形態2に係る設定内容決定処理のフローチャート 本発明の実施の形態2に係る消費電力予測表示画面の一例を表す図 本発明の実施の形態2に係るモデル更新状況表示画面の一例を表す図
(実施の形態1)
以下、本発明に係る空気調和機制御装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る空気調和機制御装置1は、図1に示すように、予測モデルを記憶するモデル記憶部10と、気候情報を取得する気候情報取得部20と、事前推定モデルを更新する事前推定モデル更新部30と、事後推定モデルを更新する事後推定モデル更新部40と、居住者情報を取得する居住者情報取得部50と、設定内容を決定する設定内容決定部60と、室温推定情報を表示する室温推定情報表示部70と、モデル更新情報表示部80と、を備える。
モデル記憶部10は、予測モデルを格納する。モデル記憶部10は、事前推定モデル記憶部11と、事後推定モデル記憶部12と、を備える。事前推定モデル記憶部11は、事前推定モデルを格納する。また、事後推定モデル記憶部12は、事後推定モデルを格納する。モデル記憶部10は、特許請求の範囲に記載されたモデル記憶手段の一例である。
事前推定モデルは、空気調和機の設定を変更する前に、外気温と、空気調和機の設定内容と、に基づいて空気調和機の定常状態の室温を推定するための予測モデルである。具体的には、図2に示すように、事前推定モデルMaは、外気温と空気調和機の設定内容とによって定常状態の室温が得られる関連テーブルによって表される。空気調和機の設定内容は、設定温度と室外機の出力上限との組み合わせのパターンである。例えば、事前推定モデルMaには、外気温として25℃から35℃までの1℃刻みの値が設定されている。図2に示す事前推定モデルMaによれば、外気温が33℃であり、設定温度26℃、出力60パーセントの設定内容で空気調和機を運転した場合、定常状態での室温は28℃になると推定される。事前推定モデルMaは、特許請求の範囲に記載された第1モデルの一例である。
事後推定モデルは、空気調和機の設定内容を変更した後であって定常状態に達する前に、外気温と、空気調和機の設定内容と、空気調和機の設定変更後の室温と、に基づいて空気調和機の定常状態の室温を推定するための予測モデルである。事後推定モデルMbは、具体的には、図3に示すように、空気調和機の設定内容と、外気温と、空気調和機の設定変更後5分間の室温と、を入力要素とし、定常状態の室温を出力要素とするニューラルネットワークによって表される。空気調和機の設定内容は、複数の要素を含んでいても良く、例えば、設定温度と室外機の出力上限の2つの要素を含む。また、空気調和機の設定変更後5分間の室温は、室温の推移を表すデータとして、例えば、設定変更時の室温と、設定変更1分後の室温と、設定変更3分後の室温と、設定変更5分後の室温と、の4つの要素を含む。事後推定モデルMbは、特許請求の範囲に記載された第2モデルの一例である。また、設定変更後の室温を取得する対象期間は、5分間とする例を示したが、特許請求の範囲に記載された基準期間の一例であり、適宜変更しても良い。
図1に戻り、気候情報取得部20は、室内温度計3および室外温度計4から気候情報を取得する。具体的には、気候情報取得部20は、室内温度計3から送信された室内温度を表す情報を受信する。室内温度計3は、空気調和機2の吸い込み口に設置され、定期的に、例えば1分ごとに、測定した温度を表す情報を空気調和機制御装置1に送信する。また、気候情報取得部20は、室外温度計4から送信された外気温を表す情報を受信する。室外温度計4は、図示しない室外機の吸い込み口に設置され、定期的に、例えば1分ごとに、測定した温度を表す情報を空気調和機制御装置1に送信する。気候情報取得部20は、特許請求の範囲に記載された室内気候情報取得手段の一例である。
事前推定モデル更新部30は、事前推定モデル記憶部11に格納された事前推定モデルMaを更新する。具体的には、事前推定モデル更新部30は、ある設定内容で空気調和機を運転して定常状態になった場合には、当該設定内容と設定時の外気温とに該当する室内温度を、測定された定常状態の室内温度で事前推定モデルMaを更新する。また、定常状態にならなかった場合でも、設定変更後5分間の室内温度が取得できた場合には、事後推定モデルMbを参照して推定した室内温度で事前推定モデルMaを更新する。事前推定モデル更新部30は、特許請求の範囲に記載された第1モデル更新手段の一例である。
事後推定モデル更新部40は、事後推定モデル記憶部12に格納された事後推定モデルMbを更新する。具体的には、事後推定モデル更新部40は、ある設定内容で空気調和機を運転して定常状態になった場合に、当該設定内容と設定時の外気温と設定変更後5分間の室内温度とに基づいて、事後推定モデルMbを更新する。例えば、事後推定モデル更新部40は、測定された定常状態の室内温度と推定結果の室内温度との誤差を小さくするために、誤差逆伝播法によって事後推定モデルMbを更新する。事後推定モデル更新部40は、特許請求の範囲に記載された第2モデル更新手段の一例である。
居住者情報取得部50は、居住者情報を取得する。具体的には、居住者情報取得部50は、端末5から居住者の気候の好みを表す情報を受信する。また、居住者情報取得部50は、入退室管理装置6から居住者の在室状況を表す情報を受信する。端末5は、居住者の操作を受ける端末である。居住者は、気候の好みを表す情報として、例えば、「暑がり」、「寒がり」、「どちらでもない」のいずれかを選択して、端末5に入力する。そして、端末5は、入力された気候の好みを表す情報を空気調和機制御装置1に送信する。また、入退室管理装置6は、居住者の在室状況を管理する装置である。居住者は、空気調和機2による空気調和の対象となる室内に入退室する際に、入退室管理装置6を操作して在室状況を更新する。そして、入退室管理装置6は、更新された在室状況を表す情報を空気調和機制御装置1に送信する。
設定内容決定部60は、空気調和機2の設定内容を決定する。具体的には、設定内容決定部60は、気候情報取得部20が取得した気候情報と、居住者情報取得部50が取得した居住者情報と、に基づいて、事前推定モデル記憶部11に格納された事前推定モデルMaを参照して室温を推定することによって、空気調和機2の設定内容を決定する。そして、空気調和機制御装置1は、設定内容決定部60が決定した設定内容を表す情報を空気調和機2に送信する。設定内容決定部60は、特許請求の範囲に記載された設定内容決定手段の一例である。
室温推定情報表示部70は、設定内容決定部60が推定した室温を含む情報を室温予測表示画面に表示する。室温推定情報表示部70は、特許請求の範囲に記載された推定値表示手段の一例である。
モデル更新情報表示部80は、事前推定モデル更新部30による事前推定モデルMaの更新と、事後推定モデル更新部40による事後推定モデルMbの更新とを含む情報をモデル更新状況表示画面に表示する。モデル更新情報表示部80は、特許請求の範囲に記載された更新状況表示手段の一例である。
次に、空気調和機制御装置1のハードウェア構成について、図4を参照して説明する。空気調和機制御装置1は、各種の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)101と、揮発性メモリであるRAM(Random Access Memory)102と、不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)103と、各種情報を記憶するハードディスクドライブ104と、情報を表示して操作を受けるタッチパネル105と、情報を送受信するネットワークカード106と、を備える。
CPU101は、ハードディスクドライブ104に記憶されているプログラムをRAM102に読み出して実行することにより、後述する各種処理を実行する。
RAM102は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として用いられる。
ROM103は、不揮発性メモリであり、空気調和機制御装置1の基本動作のためにCPU101が実行する制御プログラム、BIOS(Basic Input Output System)等を記憶する。
CPU101、RAM102およびROM103は、協働して、前述の事前推定モデル更新部30、事後推定モデル更新部40および設定内容決定部60として機能する。
ハードディスクドライブ104は、情報を記憶する媒体である。ハードディスクドライブ104には、前述の事前推定モデルMa、事後推定モデルMb等の各種情報および各種処理をCPU101に実行させるためのプログラムが格納される。ハードディスクドライブ104は、前述のモデル記憶部10として機能する。
タッチパネル105は、画面に表示する機能と画面上のポインタを操作するポインティングデバイスとしての機能を併せ持つ機器である。例えば、タッチパネル105は、ユーザの操作を受けて、室温予測表示画面とモデル更新状況表示画面とを切り替えて表示する。タッチパネル105は、前述の室温推定情報表示部70およびモデル更新情報表示部80として機能する。
ネットワークカード106は、外部機器と情報を通信する通信機器である。ネットワークカード106は、空気調和機2、室内温度計3、室外温度計4、端末5および入退室管理装置6と通信可能に接続されている。ネットワークカード106は、前述の気候情報取得部20および居住者情報取得部50として機能する。
次に、空気調和機制御装置1の動作について、図面を参照して説明する。
前提として、空気調和機制御装置1の設計者は、機械学習による学習済みモデルとして、事前推定モデルMaおよび事後推定モデルMbを構築する。そして、設計者は、事前推定モデル記憶部11に事前推定モデルMaを格納し、事後推定モデル記憶部12に事後推定モデルMbを格納しておく。また、空気調和機2のユーザは、あらかじめ端末5を操作して、気候の好みを表す情報を入力しておく。さらに、空気調和機2が設置された建物の管理者は、空気調和機制御装置1のタッチパネル105を操作して、標準室温をあらかじめ設定しておく。標準室温を表すデータは、空気調和機制御装置1のハードディスクドライブ104に格納される。
空気調和機制御装置1は、定期的に、例えば1分ごとに、空気調和機2の設定内容を決定する設定内容決定処理を実行する。また、空気調和機制御装置1の気候情報取得部20は、定期的に、例えば1分ごとに、室内温度計3が測定した室内温度を表す情報と、室外温度計4が測定した外気温を表す情報と、を取得して、ハードディスクドライブ104に格納する。
空気調和機制御装置1が設定内容決定処理を開始すると、空気調和機制御装置1の居住者情報取得部50は、居住者情報を取得する(ステップS1)。具体的には、居住者情報取得部50は、居住者ごとの気候の好みを表す情報を端末5から受信する。気候の好みは、「暑がり」、「寒がり」、「どちらでもない」のいずれかから選択される。また、居住者情報取得部50は、居住者の入退室の状況を表す情報を入退室管理装置6から受信する。すなわち、居住者情報は、居住者の入退室の状況と、居住者の気候の好みと、を含む情報である。
次に、設定内容決定部60は、目標となる室温を算出する(ステップS2)。具体的には、設定内容決定部60は、次の式によって目標となる室温を算出する。
(a)在室者が居ない場合
To=Ts+2(℃)
(b)在室者が1人以上である場合
(b−1)気候の好みが「暑がり」である人数が最も多い場合
To=Ts−1(℃)
(b−2)気候の好みが「寒がり」である人数が最も多い場合
To=Ts+1(℃)
(b−3)上記以外の場合
To=Ts
ここで、Toは目標となる室温、Tsはあらかじめ設定された標準室温である。
次に、設定内容決定部60は、事前推定モデルMaを参照して空気調和機2の設定内容を決定する(ステップS3)。具体的には、設定内容決定部60は、ハードディスクドライブ104に格納された外気温において、ステップS2で算出した目標となる室温Toとの差が0.5℃以内と推定される設定内容を取得する。そして、取得した設定内容が複数ある場合は、設定内容決定部60は、出力上限の最も低い設定内容に決定する。また、室温Toとの差が0.5℃以内と推定される設定内容が無い場合は、室温Toに最も近い室温となると推定される設定内容に決定する。そして、設定内容決定部60は、決定した設定内容をハードディスクドライブ104に格納するとともに、空気調和機2に送信する。このステップS3は、特許請求の範囲に記載された設定内容決定ステップの一例である。
次に、空気調和機制御装置1は、空気調和機2の設定内容が変更されたか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、空気調和機制御装置1は、前回実行した設定内容決定処理において決定された設定内容をハードディスクドライブ104から取得して、取得した設定内容と、ステップS3で決定された設定内容とを比較する。そして、空気調和機制御装置1は、空気調和機2の設定内容が変更されていないと判定すると(ステップS4:No)、設定内容決定処理を終了する。
一方、空気調和機制御装置1は、空気調和機2の設定内容が変更されたと判定すると(ステップS4:Yes)、変更前の設定内容で定常状態となったか否かをさらに判定する(ステップS5)。具体的には、空気調和機制御装置1は、変更前の設定内容が10分以上継続していた場合には、定常状態になったと判定する。
空気調和機制御装置1が、変更前の設定内容で定常状態となったと判定すると(ステップS5:Yes)、空気調和機制御装置1の事前推定モデル更新部30は、直近の5分間の平均室温を算出する(ステップS6)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、気候情報取得部20が取得してハードディスクドライブ104に格納した室温のうち、直近の5分間の室温を取得して、取得した室温の平均値を算出する。ただし、定常状態となってから5分間が経過していない場合には、事前推定モデル更新部30は、定常状態となってから取得した室温から平均値を算出する。
次に、事前推定モデル更新部30は、事前推定モデルMaを更新する(ステップS7)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、ステップS6で算出された室温の平均値で、設定変更時の外気温と変更前の設定内容とに該当する定常状態の室温の値を更新する。
次に、事後推定モデル更新部40は、変更前の設定内容で制御開始後5分間の室温を取得する(ステップS8)。具体的には、事後推定モデル更新部40は、気候情報取得部20が取得してハードディスクドライブ104に格納した室温のうち、変更前の設定内容で制御開始後5分間の室温を取得する。
次に、事後推定モデル更新部40は、事後推定モデルMbを更新する(ステップS9)。具体的には、事後推定モデル更新部40は、設定変更時の外気温、変更前の設定内容およびステップS8で取得した室温に基づいて、事後推定モデルMbを使用して定常状態の室温を推定する。そして、事後推定モデル更新部40は、推定した室温と、ステップS6で算出された室温の平均値との誤差を入力として、誤差逆伝播法によって事後推定モデルMbを更新する。そして、空気調和機制御装置1は設定内容決定処理を終了する。
一方、空気調和機制御装置1は、ステップS5の処理において、変更前の設定内容で定常状態となっていないと判定すると(ステップS5:No)、変更前の設定内容で制御開始後5以上経過したか否かを判定する(ステップS10)。そして、空気調和機制御装置1は、変更前の設定内容で制御開始後5以上経過していないと判定すると(ステップS10:No)、設定内容決定処理を終了する。
空気調和機制御装置1は、変更前の設定内容で制御開始後5以上経過したと判定すると(ステップS10:Yes)、事前推定モデル更新部30は、変更前の設定内容で制御開始後5分間の室温を取得する(ステップS11)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、気候情報取得部20が取得してハードディスクドライブ104に格納した室温のうち、変更前の設定内容で制御開始後5分間の室温を取得する。
次に、事前推定モデル更新部30は、事後推定モデルMbを参照して事前推定モデルMaを更新する(ステップS12)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、設定変更時の外気温、変更前の設定内容およびステップS11で取得した室温に基づいて、事後推定モデルMbを使用して定常状態の室温を推定する。そして、事前推定モデル更新部30は、推定した室温で、設定変更時の外気温と変更前の設定内容とに該当する定常状態の室温の値を更新する。そして、空気調和機制御装置1は設定内容決定処理を終了する。このステップS12は、特許請求の範囲に記載された第1モデル更新ステップの一例である。
空気調和機2が設置された建物の管理者は、空気調和機制御装置1のタッチパネル105を操作して、室温予測表示画面の表示を要求する。空気調和機制御装置1の室温推定情報表示部70は、室温予測表示画面の表示要求を受けると、ハードディスクドライブ104に格納された室温の推定結果を取得して、図6に示す室温予測表示画面を表示する。室温予測表示画面には、要求を受けた時点までに測定された室温がグラフ形式で表示される。また、最後に実行した設定内容決定処理のステップS3において推定した室温を予測室温として表示する。また、室温予測表示画面は、事前推定モデルMaを更新した時刻と、その前後の設定内容とを含む。また、室温予測表示画面は、モデル更新状況表示画面に遷移するためのボタンを含む。
また、モデル更新情報表示部80は、モデル更新状況表示画面の表示要求を受けると、ハードディスクドライブ104に格納された事前推定モデルMaの更新履歴を取得して、図7に示すモデル更新状況表示画面を表示する。モデル更新状況表示画面は、設定内容を変更した日時、変更後の設定内容、運転結果、モデル更新を行ったか否か等の情報を含む。運転結果は、定常状態となったか否か、定常状態となった際の測定された室温、定常状態とならなかった場合における事後推定モデルMbを参照して推定された室温等を含む。
本実施の形態に係る空気調和機制御装置1によれば、設定変更後に定常状態にならない場合であっても、事後推定モデルMbを参照して事前推定モデルMaを更新することができる。したがって、自動制御によって設定変更が頻繁に行われる場合でも、事前推定モデルMaを適切に更新し、高い精度での室温の推定が可能となる。
また、事後推定モデルMbを適切に更新することによって、事前推定モデルMaの更新処理を高い精度で行うことができる。
さらに、室温の推定結果およびモデル更新状況を画面に表示することによって、空気調和機2の精度が高まっていることがわかるため、空気調和機制御装置1を操作する建物の管理者の満足度を上げることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、室温に基づいて設定内容を決定する例を示した。本実施の形態では、消費電力に基づいて設定内容を決定する例を示す。以下、本実施の形態については、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態に係る空気調和機制御装置1は、図8に示すように、電力情報取得部21と、消費電力推定情報表示部71と、を備える。
事前推定モデル記憶部11は、図9に示す事前推定モデルMcを格納する。事前推定モデルMcは、外気温と空気調和機の設定内容とによって定常状態の消費電力が得られる関連テーブルによって表される。例えば、図9に示す事前推定モデルMcによれば、外気温が33℃であり、設定温度26℃、出力60パーセントの設定内容で空気調和機を運転した場合、定常状態での消費電力は16kWになると推定される。事前推定モデルMcは、特許請求の範囲に記載された第1モデルの一例である。
事後推定モデル記憶部12は、図10に示す事後推定モデルMdを格納する。事後推定モデルMdは、空気調和機の設定内容と、外気温と、空気調和機の設定変更後5分間の消費電力と、を入力要素とし、定常状態の消費電力を出力要素とするニューラルネットワークによって表される。空気調和機の設定内容は、設定温度と室外機の出力上限の2つの要素を含む。また、空気調和機の設定変更後5分間の消費電力は、設定変更時の消費電力と、設定変更1分後の消費電力と、設定変更3分後の消費電力と、設定変更5分後の消費電力と、の4つの要素を含む。事後推定モデルMdは、特許請求の範囲に記載された第2モデルの一例である。
電力情報取得部21は、電力計7から電力情報を取得する。具体的には、電力情報取得部21は、電力計7から送信され消費電力を表す情報を受信する。電力計7は、空気調和機2の図示しない室外機に設置され、定期的に、例えば1分ごとに、測定した室外機の消費電力を表す情報を空気調和機制御装置1に送信する。
設定内容決定部60は、気候情報取得部20が取得した気候情報と、居住者情報取得部50が取得した居住者情報と、に基づいて、事前推定モデル記憶部11に格納された事前推定モデルMcを参照して消費電力を推定することによって、空気調和機2の設定内容を決定する。
消費電力推定情報表示部71は、設定内容決定部60が推定した消費電力を含む情報を消費電力予測表示画面に表示する。
次に、本実施の形態に係る空気調和機制御装置1の動作について、図面を参照して説明する。
前提として、空気調和機制御装置1の設計者は、機械学習による学習済みモデルとして、事前推定モデルMcおよび事後推定モデルMdを構築する。そして、設計者は、事前推定モデル記憶部11に事前推定モデルMcを格納し、事後推定モデル記憶部12に事後推定モデルMdを格納しておく。また、空気調和機制御装置1の電力情報取得部21は、定期的に、例えば1分ごとに、電力計7が測定した消費電力を表す情報を取得して、ハードディスクドライブ104に格納する。
図11に示すように、設定内容決定処理のステップS2の処理に続いて、設定内容決定部60は、事前推定モデルMaおよび事前推定モデルMcを参照して空気調和機2の設定内容を決定する(ステップS20)。具体的には、設定内容決定部60は、事前推定モデルMaを参照して、ハードディスクドライブ104に格納された外気温において、ステップS2で算出した目標となる室温Toとの差が0.5℃以内と推定される設定内容を取得する。そして、取得した設定内容が複数ある場合は、設定内容決定部60は、事前推定モデルMcを参照して、推定される消費電力が最も低い設定内容に決定する。また、室温Toとの差が0.5℃以内と推定される設定内容が無い場合は、室温Toに最も近い室温となると推定される設定内容に決定する。このステップS20は、特許請求の範囲に記載された設定内容決定ステップの一例である。
また、設定内容決定処理のステップS9の処理に続いて、事前推定モデル更新部30は、直近の5分間の平均消費電力を算出する(ステップS21)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、電力情報取得部21が取得してハードディスクドライブ104に格納した消費電力のうち、直近の5分間の消費電力を取得して、取得した消費電力の平均値を算出する。ただし、定常状態となってから5分間が経過していない場合には、事前推定モデル更新部30は、定常状態となってから取得した消費電力から平均値を算出する。
次に、事前推定モデル更新部30は、事前推定モデルMcを更新する(ステップS22)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、ステップS21で算出された消費電力の平均値で、設定変更時の外気温と変更前の設定内容とに該当する定常状態の消費電力の値を更新する。
次に、事後推定モデル更新部40は、変更前の設定内容で制御開始後5分間の消費電力を取得する(ステップS23)。具体的には、事後推定モデル更新部40は、電力情報取得部21が取得してハードディスクドライブ104に格納した消費電力のうち、変更前の設定内容で制御開始後5分間の消費電力を取得する。
次に、事後推定モデル更新部40は、事後推定モデルMdを更新する(ステップS24)。具体的には、事後推定モデル更新部40は、設定変更時の外気温、変更前の設定内容およびステップS23で取得した消費電力に基づいて、事後推定モデルMdを使用して定常状態の消費電力を推定する。そして、事後推定モデル更新部40は、推定した消費電力と、ステップS21で算出された消費電力の平均値との誤差を入力として、誤差逆伝播法によって事後推定モデルMdを更新する。そして、空気調和機制御装置1は設定内容決定処理を終了する。
また、設定内容決定処理のステップS12の処理に続いて、事前推定モデル更新部30は、変更前の設定内容で制御開始後5分間の消費電力を取得する(ステップS25)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、電力情報取得部21が取得してハードディスクドライブ104に格納した消費電力のうち、変更前の設定内容で制御開始後5分間の消費電力を取得する。
次に、事前推定モデル更新部30は、事後推定モデルMdを参照して事前推定モデルMcを更新する(ステップS26)。具体的には、事前推定モデル更新部30は、設定変更時の外気温、変更前の設定内容およびステップS25で取得した消費電力に基づいて、事後推定モデルMdを使用して定常状態の消費電力を推定する。そして、事前推定モデル更新部30は、推定した消費電力で、設定変更時の外気温と変更前の設定内容とに該当する定常状態の消費電力の値を更新する。そして、空気調和機制御装置1は設定内容決定処理を終了する。このステップS26は、特許請求の範囲に記載された第1モデル更新ステップの一例である。
空気調和機2が設置された建物の管理者は、空気調和機制御装置1のタッチパネル105を操作して、消費電力予測表示画面の表示を要求する。空気調和機制御装置1の消費電力推定情報表示部71は、消費電力予測表示画面の表示要求を受けると、ハードディスクドライブ104に格納された消費電力の推定結果を取得して、図12に示す消費電力予測表示画面を表示する。消費電力予測表示画面には、要求を受けた時点までに測定された消費電力がグラフ形式で表示される。また、最後に実行した設定内容決定処理のステップS3において推定した消費電力を予測消費電力として表示する。また、消費電力予測表示画面は、事前推定モデルMcを更新した時刻と、その前後の設定内容とを含む。また、消費電力予測表示画面は、モデル更新状況表示画面に遷移するためのボタンを含む。
また、モデル更新情報表示部80は、モデル更新状況表示画面の表示要求を受けると、ハードディスクドライブ104に格納された事前推定モデルMcの更新履歴を取得して、図13に示すモデル更新状況表示画面を表示する。モデル更新状況表示画面は、設定内容を変更した日時、変更後の設定内容、運転結果、モデル更新を行ったか否か等の情報を含む。運転結果は、定常状態となったか否か、定常状態となった際の測定された消費電力、定常状態とならなかった場合における事後推定モデルMdを参照して推定された消費電力等を含む。
本実施の形態に係る空気調和機制御装置1によれば、室温だけでなく消費電力にも基づいて設定内容を決定するため、より実用性の高い設定内容を決定することができる。また、設定変更後に定常状態にならない場合であっても、事後推定モデルMdを参照して事前推定モデルMcを更新することができる。したがって、自動制御によって設定変更が頻繁に行われる場合でも、事前推定モデルMcを適切に更新し、高い精度での消費電力の推定が可能となる。
また、事後推定モデルMdを適切に更新することによって、事前推定モデルMcの更新処理を高い精度で行うことができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他の種々の変更が可能である。
上述した実施の形態において、気候情報取得部20が室内温度計3によって室温を取得する例を示した。しかし、気候情報は室内気候を表す情報であれば、室温以外であっても良い。例えば、室温の代わりに室内の湿度を使用しても良い。その場合、事前推定モデルMaの推定値は、室内の湿度となる。また、外気温の代わりに外気の湿度を使用しても良い。
上述した実施の形態においては、空気調和機2の設定内容を空気調和機制御装置1が決定した後に予測モデルを更新する例を示した。しかし、空気調和機2の設定内容を人の操作によって決定した後に予測モデルを更新しても良い。その場合、図5または図9に示したステップS5以降の処理を人の操作を受けた後に実行する。このようにすれば、人の操作によって設定変更された後にも予測モデルを更新することができる。また、同様に、空気調和機2の電源OFFの操作を受けた後に予測モデルを更新しても良い。
図5または図9に示した設定内容決定処理における事前推定モデルMaまたは事前推定モデルMcの更新処理において、変更前の設定内容と設定変更時の外気温とに該当する室温または消費電力の値を更新する例を示した。しかし、設定内容が近いか、または外気温が近い推定値についても、あわせて更新しても良い。例えば、以下の(a)から(d)までのステップで更新しても良い。
(a)設定変更時の外気温+1(℃)の推定値を、更新する値と設定変更時の外気温+2(℃)の推定値の平均値で更新する。
(b)以下、N=2から順に実施する。設定変更時の外気温+N(℃)の推定値を、設定変更時の外気温+N−1(℃)の推定値と設定変更時の外気温+N+1(℃)の推定値の平均値で更新する。Nを1加算する。
(c)設定変更時の外気温−1(℃)の推定値を、更新する値と設定変更時の外気温−2(℃)の推定値の平均値で更新する。
(d)以下、N=2から順に実施する。設定変更時の外気温−N(℃)の推定値を、設定変更時の外気温−N+1(℃)の推定値と設定変更時の外気温+N−1(℃)の推定値の平均値で更新する。Nを1加算する。
このようにすれば、事前推定モデルMaまたは事前推定モデルMcの更新がより実効的になるため、予測モデルの更新の効果が早く発揮されやすい。
上述した実施の形態において、事前推定モデルMaおよび事前推定モデルMcがテーブル形式で表されるモデルであり、事後推定モデルMbおよび事後推定モデルMdがニューラルネットワークで表されるモデルである例を示した。しかし、これに限らず、事前推定モデルMaまたは事前推定モデルMcがニューラルネットワークで表されるモデルであっても良い。また、事前推定モデルMa、事後推定モデルMb、事前推定モデルMcまたは事後推定モデルMdは、学習済みモデルとして知られている他の予測モデル、例えば決定木、サポートベクターマシン、隠れマルコフモデル等を適用しても良い。
また、事前推定モデルMa、事後推定モデルMb、事前推定モデルMcまたは事後推定モデルMdの入力要素として、外気温と空気調和機2の設定内容とを使用する例を示した。他の要素を入力要素としても良い。例えば、複数の部屋がある建物であれば、各部屋の室温、各部屋の空気調和機の設定内容等を入力要素としても良い。また、推定結果の出力要素として、室温または消費電力の例を示したが、これに限らず、例えば定常状態に達するまでの時間を予測対象に加えても良い。
上述した実施の形態に係る空気調和機制御装置1は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する空気調和機制御装置1を構成してもよい。また、複数のサーバ、コンピュータ等が協働して動作するか、または専用の装置とサーバ、コンピュータ等が協働して動作することによって、空気調和機制御装置1を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。
また、上述の機能の一部をOS(Operating System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すればよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1 空気調和機制御装置、2 空気調和機、3 室内温度計、4 室外温度計、5 端末、6 入退室管理装置、7 電力計、10 モデル記憶部、11 事前推定モデル記憶部、12 事後推定モデル記憶部、20 気候情報取得部、21 電力情報取得部、30 事前推定モデル更新部、40 事後推定モデル更新部、50 居住者情報取得部、60 設定内容決定部、70 室温推定情報表示部、80 モデル更新情報表示部、101 CPU、102 RAM、103 ROM、104 ハードディスクドライブ、105 タッチパネル、106 ネットワークカード。

Claims (9)

  1. 空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するための第1モデルと、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の室内気候の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するための第2モデルと、を記憶するモデル記憶手段と、
    前記空気調和機の設定内容を変更しない期間が前記基準期間を超えた場合であって室内気候が定常状態に達しなかった場合に、前記第2モデルを適用して前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて前記第1モデルを更新する第1モデル更新手段と、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定手段と、を備える、
    空気調和機制御装置。
  2. 室内気候を表す情報を取得する室内気候情報取得手段と、
    前記空気調和機の設定内容を変更しない期間に室内気候が定常状態に達した場合に、前記第2モデルを適用して前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値と、前記室内気候情報取得手段が取得した室内気候を表す情報と、に基づいて前記第2モデルを更新する第2モデル更新手段と、をさらに備える、
    請求項1に記載の空気調和機制御装置。
  3. 前記第1モデル更新手段は、さらに、前記空気調和機の設定内容を変更しない期間に室内気候が定常状態に達した場合に、前記室内気候情報取得手段が取得した室内気候を表す情報に基づいて前記第1モデルを更新する、
    請求項2に記載の空気調和機制御装置。
  4. 前記第1モデル更新手段による前記第1モデルの更新状況を表示する更新状況表示手段と、
    前記設定内容決定手段が前記第1モデルを適用して、推定した前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を表示する推定値表示手段と、をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機制御装置。
  5. 空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するための第1モデルと、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の消費電力の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するための第2モデルと、を記憶するモデル記憶手段と、
    前記空気調和機の設定内容を変更しない期間に前記基準期間を超えた場合であって消費電力が定常状態に達しなかった場合に、前記第2モデルを適用して前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定し、推定した消費電力を表す値に基づいて前記第1モデルを更新する第1モデル更新手段と、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定し、推定した消費電力を表す値に基づいて前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定手段と、を備える、
    空気調和機制御装置。
  6. 第2モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて第1モデルを更新する第1モデル更新ステップと、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定ステップと、を備え、
    前記第1モデルは、前記空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するためのモデルであり、
    前記第2モデルは、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の室内気候の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するためのモデルである、
    空気調和機制御方法。
  7. 第2モデルを適用して空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定し、推定した消費電力を表す値に基づいて第1モデルを更新する第1モデル更新ステップと、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定ステップと、を備え、
    前記第1モデルは、前記空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するためのモデルであり、
    前記第2モデルは、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の消費電力の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するためのモデルである、
    空気調和機制御方法。
  8. コンピュータに、
    第2モデルを適用して空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定し、推定した室内気候を表す値に基づいて第1モデルを更新する第1モデル更新ステップと、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
    前記第1モデルは、前記空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するためのモデルであり、
    前記第2モデルは、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の室内気候の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における室内気候を表す値を推定するためのモデルである、
    プログラム。
  9. コンピュータに、
    第2モデルを適用して空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定し、推定した消費電力を表す値に基づいて第1モデルを更新する第1モデル更新ステップと、
    前記第1モデルを適用して前記空気調和機の設定内容を決定する設定内容決定ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
    前記第1モデルは、前記空気調和機の設定内容に基づいて、該設定内容で前記空気調和機を運転した場合の前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するためのモデルであり、
    前記第2モデルは、前記空気調和機の設定内容と、該設定内容での前記空気調和機の運転中における基準期間の消費電力の測定値と、に基づいて前記空気調和機の定常状態における消費電力を表す値を推定するためのモデルである、
    プログラム。
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