JP2020133932A - アフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置 - Google Patents

アフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部分的な改造のみで、直進性の高い噴流及び水平方向に拡散する噴流の火炉内への供給を可能とするアフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置を提供する。【解決手段】同心軸上の多重管構造に形成されて、二段燃焼用の一次空気を直進流(ST)で火炉(11)内に噴出する直進流路(31)と、直進流路(31)の外周に設けられて二段燃焼用の二次空気を旋回流(SW)で火炉(11)内に噴出する旋回流路(32,33,34)と、を備えるアフタエアポート(3,3A)であって、旋回流路(32,33,34)の噴出口(32A,33A,34A)には、直進流路(31)を鉛直方向に挟んで配置され、旋回流(SW)を堰き止めて直進方向に変える一対の旋回止め部材(41A,41B)と、直進流路(31)を水平方向に挟んで配置され、旋回流(SW)を水平方向の両外側に偏向する一対のガイドベーン(42A,42B)と、が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、アフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置に関する。
バーナで燃料を空気不足の状態で燃焼させ、完全燃焼に必要な残りの空気をアフタエアポートから供給する、いわゆる二段燃焼方式を採用した燃焼装置が知られている。
この二段燃焼方式の燃焼装置では、バーナの配置やバーナからの燃料及び空気の供給方法によって、アフタエアポートの設置領域に上昇していく燃焼ガス(未燃分を含む)の流量分布が変化する。火炉出口における未燃カーボンや一酸化炭素(CO)等の可燃分の残存を抑えるためには、アフタエアポートの設置領域に上昇していく燃焼ガスの流量分布に応じて適切に二段燃焼用の空気を供給することが重要になる。
例えば、特許文献1に開示された微粉炭焚きボイラでは、同心軸上の多重円管構造に形成され、中心部の円管からは直進流を噴出し、その外周部からはレジスタにより旋回流を噴出する複合型のアフタエアポートが用いられており、旋回流の作用によって燃焼ガスとの混合を促進すると共に、直進流の作用によって火炉の中央領域におけるバーナ側からの燃焼ガスのすり抜けを防止している。
しかしながら、この複合型のアフタエアポートでは、火炉中央領域への噴流の直進性が十分に確保できないことがあり、その場合、バーナ側から上昇してくる燃焼ガスにより上向きに押しのけられて燃焼ガスと空気との混合が不十分となってしまう。また、隣り合うアフタエアポートの間の空隙に空気が供給されにくく、バーナ側から上昇してくる燃焼ガスのすり抜けが発生しやすい。
そこで、特許文献2及び特許文献3に開示されたアフタエアポートは、噴出口を水平方向に分割して、中央部分に形成された鉛直方向に細長い噴出口からは直進流を噴出し、水平方向の左右外側の噴出口からは案内羽根を介して水平方向に拡散する水平拡散流を噴出する構成としている。これにより、直進性の高い噴流が噴出されると共に、隣り合うアフタエアポートの間の空隙へも空気が十分に供給されるようにしている。
国際公開第2007/080873号 特許第6025983号公報 国際公開第2017/126240号
しかしながら、既存のボイラに設置された複合型のアフタエアポートを特許文献2及び特許文献3に開示された構成のアフタエアポートに丸ごと取り替えることとなると大幅な改造工事となり、コストも高額となってしまう。
そこで、本発明は、部分的な改造のみで、直進性の高い噴流及び水平方向に拡散する噴流の火炉内への供給を可能とするアフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、同心軸上の多重管構造に形成されて、二段燃焼用の一次空気を直進流で火炉内に噴出する直進流路と、前記直進流路の外周に設けられて二段燃焼用の二次空気を旋回流で前記火炉内に噴出する旋回流路と、を備えるアフタエアポートであって、前記旋回流路の噴出口には、前記直進流路を鉛直方向に挟んで配置され、前記旋回流を堰き止めて直進方向に変える一対の旋回止め部材と、前記直進流路を水平方向に挟んで配置され、前記旋回流を水平方向の両外側に偏向する一対のガイドベーンと、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、部分的な改造を行うだけで、直進性の高い噴流と水平方向に拡散する噴流とを火炉内へ供給することが可能となる。なお、上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の各実施形態に係る燃焼装置(ボイラの一部)の一構成例を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るアフタエアポートを火炉側から見た正面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 旋回止め部材を鉛直方向から見た模式図である。 本発明の各変形例に係る旋回止め部材の構成を示し、(a)は変形例1に係る旋回止め部材を火炉側から見た正面図、(b)は変形例2に係る旋回止め部材を火炉側から見た正面図、(c)は変形例3に係る旋回止め部材を鉛直方向から見た模式図である。 本発明の第2実施形態に係るアフタエアポートの鉛直方向に沿った断面図である。 第2実施形態に係るアフタエアポートの水平方向に沿った断面図である。
以下、本発明の各実施形態に係るアフタエアポート及びこれを備えた燃焼装置の構成について、図1〜図8を参照して説明する。
<燃焼装置10の全体構成>
まず、燃焼装置10の全体構成について、図1を参照して説明する。
図1は、各実施形態に係る燃焼装置10(ボイラ100の一部)の一構成例を示す概略斜視図である。
燃焼装置10は、火力発電プラント等で使用される微粉炭焚きのボイラ100に搭載される。ボイラ100は、例えば瀝青炭や亜瀝青炭等の石炭から生成された微粉炭を固体燃料として燃焼し、燃焼により発生した熱を回収する。
ボイラ100の火炉11は、地面に対して鉛直方向に沿って設置され、水冷管で構成された水冷壁で囲まれた筐体構造を有している。火炉11の内部には、燃料である微粉炭が燃焼される燃焼空間が形成されている。燃焼空間で発生した燃焼ガスは、図1において太線矢印で示すように、火炉11の鉛直方向の下側から上側に向かって流れる。
火炉11内において、鉛直方向の下側が燃焼ガスの流れの「上流側」であり、鉛直方向の上側が燃焼ガスの流れの「下流側」である。したがって、火炉11の出口は、燃焼ガスの流れの下流側である鉛直方向の上側に位置している。
火炉11の上部(出口)には、火炉11に対して交差(直交)する方向に沿って延びる煙道12が連結されている。火炉11において燃焼により発生した熱は、主に水冷壁への輻射による伝熱で水冷管内を流れる水を加熱蒸発させる。そして、発生した水蒸気は、煙道12の内部に設けられた過熱器や再熱器等の熱交換器(図略)による熱交換で過熱され、タービンに送られて発電に供される。また、ボイラ100から排出された燃焼ガスは、脱硝装置や空気予熱器等(不図示)を通った後、処理済の排ガスとして外部に排出される。
なお、図1において、煙道12が延びる方向を「奥行方向」とし、奥行方向における火炉11側を「前側」、その反対側を「後側」とする。また、鉛直方向及び奥行方向に交差(直交)する方向を「幅方向」とする。
燃焼装置10は、微粉炭を燃焼させるための燃焼用の空気を二段階に分けて火炉11内に供給する二段燃焼方式を採用しており、理論空気量以下の空気量で微粉炭を燃焼させる複数のバーナ2と、不足している空気を供給する複数のアフタエアポート3と、を備えている。
本実施形態では、ボイラ100は対向燃焼型のボイラであり、複数のバーナ2及び複数のアフタエアポート3は、奥行方向に対向して配置された火炉11の前壁110Aと後壁110Bとに分かれて設けられている。
具体的には、前壁110A及び後壁110Bのそれぞれにおいて、12個のバーナ2と4個のアフタエアポート3とが設けられている。前壁110A側の12個のバーナ2と後壁110B側のバーナ2とは、互いに対向する位置に配置されており、いずれの構成も同一である。同様に、前壁110A側の4個のアフタエアポート3と後壁110B側の4個のアフタエアポート3とは、互いに対向する位置に配置されており、いずれの構成も同一である。そこで、前壁110A側の12個のバーナ2及び4個のアフタエアポート3の構成を例に挙げて説明する。
12個のバーナ2は、鉛直方向に3段に分かれており、各段には幅方向に沿って4個ずつ並んでいる。4個のアフタエアポート3は、12個のバーナ2よりも鉛直方向の上側であって火炉11の出口の位置よりも下側において、幅方向に並んでいる。なお、火炉11の壁面における複数のバーナ2及び複数のアフタエアポート3それぞれの配置や鉛直方向の員数及び幅方向の員数については、必ずしも例示したものに限らない。以下、アフタエアポート3の具体的な構成について実施形態ごとに説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るアフタエアポート3の構成について、図2〜図5を参照して説明する。
図2は、第1実施形態に係るアフタエアポート3を火炉11側から見た正面図である。図3は、図2におけるA−A線断面図である。図4は、図2におけるB−B線断面図である。図5は、旋回止め部材41Aを鉛直方向から見た模式図である。
アフタエアポート3は、同心軸上の断面円形の多重管構造に形成されて、二段燃焼用の一次空気を直進流STで火炉11内に噴出する直進流路31と、直進流路31の外周に設けられて二段燃焼用の二次空気を旋回流SWで火炉11内に噴出する旋回流路32と、を備える。なお、図3及び図4において、アフタエアポート3の中心軸Cを一点鎖線で示す。
本実施形態では、アフタエアポート3は、第1配管301及び第2配管302の2つの配管により二重管構造に形成されている。第1配管301は第2配管302の内側(すなわち、第2配管302は第1配管301の外側)に配置されており、したがって、第1配管301が内管に、第2配管302が外管に、それぞれ相当する。
そして、第1配管301の内部に直進流路31が、第1配管301と第2配管302との間に旋回流路32が形成されている。また、旋回流路32の噴出口32Aには、レジスタ40によって調整された旋回流SWを堰き止めて直進方向に変える一対の旋回止め部材41A,41Bと、旋回流SWを水平方向(火炉11の幅方向)の両外側に偏向する一対のガイドベーン42A,42Bと、が設けられている。
図2及び図3に示すように、一対の旋回止め部材41A,41Bは、第1配管301、すなわち直進流路31を鉛直方向に挟んで配置されている。中心軸Cを中心として旋回流路32内を旋回する旋回流SWは、噴出口32Aにおける鉛直方向の上下2箇所で一対の旋回止め部材41A,41Bにそれぞれ衝突してまっすぐ火炉11内に噴出することになる。したがって、火炉11内に直進する噴流は、直進流路31内を流れる直進流STの他に、直進流路31の鉛直方向の上下から噴出される噴流、すなわち旋回流SWのうち一対の旋回止め部材41A,41Bにより旋回が堰き止められた噴流が加わる(図3において白抜き矢印で示す)。これにより、アフタエアポート3から噴出された空気(噴流)の火炉11の中央領域への直進性を高めることができる。
一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ、第1配管301の外周面に沿って所定の間隔を空けて立設された一対の縦板411A,411Bと、一対の縦板411A,411Bの間を接続する横板412と、を備える。一対の縦板411A,411B及び横板412はいずれも、図5に示すように、第1配管301の軸方向(中心軸Cに沿った方向)に長辺を有する長方形の板状部材により形成されている。なお、一対の旋回止め部材41A,41Bは同様の構成であるため、図5では、一対の旋回止め部材41A,41Bのうち鉛直方向の上側に配置された旋回止め部材41Aを例に挙げて示している。
このように、一対の縦板411A,411Bは長辺が中心軸Cに沿うように立設されているため、旋回流SWの衝突面積が大きくなり、一対の旋回止め部材41A,41Bによる旋回流SWの堰き止め力が増す。
また、本実施形態では、図2に示すように、一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ、一対の縦板411A,411Bが第1配管301の外周面にそれぞれ溶接されることで第1配管301に固定され、第2配管302との間には隙間が形成されている。第2配管302は第1配管301と比べて冷水管に近く熱延びが生じやすいため、一対の旋回止め部材41A,41Bは第1配管301及び第2配管302の両方に固定しない方が望ましい。
そして、一対の旋回止め部材41A,41Bをより強固に固定させるには、一対の旋回止め部材41A,41Bを第2配管302よりも第1配管301に固定した方が好ましいが、少なくとも第1配管301及び第2配管302のうちいずれか一方の管に固定されていればよい。
なお、このように、一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ、一対の縦板411A,411Bの短辺方向の一端のみが固定された状態となるため、安定した固定状態を確保すべく、一対の縦板411A,411Bの間を横板412で接続することにより補強している。
図2及び図4に示すように、一対のガイドベーン42A,42Bは、第1配管301、すなわち直進流路31を水平方向に挟んで配置されている。図4に示すように、一対のガイドベーン42A,42Bはそれぞれ、2枚の羽根421,422を備えている。これら2枚の羽根421,422はそれぞれ、火炉11側の先端が中心軸Cに対して水平方向の外側に向くように傾斜している。
これにより、旋回流路32内を流れてきた旋回流SWは、噴出口32Aにおける水平方向の左右2箇所で2枚の羽根421,422により水平方向の外側に偏向されて火炉11内に噴出することになる(図4において白抜き矢印で示す)。したがって、所定のアフタエアポート3から噴出した空気は隣り合うアフタエアポート3側にも拡散するため、隣り合うアフタエアポート3の間の空隙に空気が供給されて、バーナ2側から上昇してくる燃焼ガスのすり抜けを抑制することができる。
なお、2枚の羽根421,422の中心軸Cに対する傾斜角度はそれぞれ適宜設定可能であり、火炉11内における燃料の燃焼状況や燃焼装置10の仕様等に応じて自由に調整することができる。
以上のように、同心軸上の断面円形の多重管構造に形成されて、直進流STと旋回流SWとを火炉11内に噴出するアフタエアポートに対しても、旋回流路32の噴出口32Aに一対の旋回止め部材41A,41B及び一対のガイドベーン42A,42Bを設けるといった部分的な改造を行うだけで、直進性の高い噴流及び水平方向に拡散する噴流の火炉11内への供給を可能としている。
(変形例)
次に、一対の旋回止め部材41A,41Bの変形例について、図6(a)〜(c)を参照して説明する。
図6(a)〜(c)は、本発明の各変形例に係る旋回止め部材41Aの構成を示し、図6(a)は変形例1に係る旋回止め部材41Aを火炉11側から見た正面図、図6(b)は変形例2に係る旋回止め部材41Aを火炉11側から見た正面図、図6(c)は変形例3に係る旋回止め部材41Aを鉛直方向から見た模式図である。
図6(a)に示すように、変形例1に係る旋回止め部材41Aは、第1配管301の外周面に沿って所定の間隔を空けて立設された3つの第1〜第3縦板411A,411B,411Cと、隣り合う第1縦板411Aと第2縦板411Bとの間を接続する上下一対の横板412A,412Bと、隣り合う第2縦板411Bと第3縦板411Cとの間を接続する上下一対の横板412C,412Dと、を備える。
このように、第1実施形態に係る旋回止め部材41Aの構成に対して、縦板及び横板の数を増やすことにより、旋回流SWの旋回を堰き止める力が増すと共に、旋回止め部材41Aの安定性が向上する。
図6(b)に示すように、変形例2に係る旋回止め部材41Aは、一対の縦板411A,411Bがそれぞれ、第1配管301の外周面の法線方向に立設されている。すなわち、旋回止め部材41Aは、一対の縦板411A,411Bそれぞれの上端部が下端部(溶接部分)よりも水平方向の外側に位置するように鉛直方向に対し傾斜した状態で第1配管301の外周面に固定されている。
これにより、旋回流SWは、一対の縦板411A,411Bのそれぞれに対して垂直に衝突しやすくなるため、旋回止め部材41Aにおける旋回流SWの旋回を堰き止める力が増す。
図6(c)に示すように、変形例3に係る旋回止め部材41Aは、一対の縦板411A,411B及び横板412それぞれの長辺方向が旋回流SWの旋回方向に対して逆の旋回方向に沿うように固定されている。
これにより、旋回流SWは一対の縦板411A,411Bのそれぞれに衝突しやすくなるため、旋回止め部材41Aにおける旋回流SWの旋回を堰き止める力が増す。
なお、一対の旋回止め部材41A,41Bのうち、鉛直方向の上側に配置された旋回止め部材41Aを例に挙げて各変形例について説明したが、鉛直方向の下側に配置された旋回止め部材41Bについても同様とする。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るアフタエアポート3Aの構成について、図7及び図8を参照して説明する。図7及び図8において、第1実施形態に係るアフタエアポート3について説明したものと共通する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係るアフタエアポート3Aの鉛直方向に沿った断面図である。図8は、第2実施形態に係るアフタエアポート3Aの水平方向に沿った断面図である。
本実施形態に係るアフタエアポート3Aは、第1実施形態に係るアフタエアポート3と異なり、第1配管301、第2配管302、及び第3配管303の3つの配管により三重管構造に形成されており、第1配管301の外周に2つの第1旋回流路33及び第2旋回流路34が設けられている。
具体的には、第1配管301が最も内側に配置され、第1配管301の外側に第2配管302が、第2配管302の外側に第3配管303が、それぞれ配置されている。したがって、第1配管301が最内管に、第3配管303が最外管に、それぞれ相当する。
第1旋回流路33は第1配管301と第2配管302との間に、第2旋回流路34は第2配管302と第3配管303との間に、それぞれ形成されている。図7に示すように、一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ、第1旋回流路33の噴出口33Aから第2旋回流路34の噴出口34Aに亘って設けられている。
本実施形態においても第1実施形態と同様に、一対の縦板411A,411Bが第1配管301の外周面にそれぞれ溶接されることで最内管の第1配管301に固定され、最外管の第3配管303との間には隙間が形成されている。また、横板412は、第2配管302の延長上に位置するように設けられている。
なお、一対の縦板411A,411Bはそれぞれ、必ずしも第1配管301のみに固定されている必要はなく、例えば、第1配管301及び第3配管303の両方に固定されて第2配管302とは切り離された状態であってもよいし、第2配管302のみに固定されて第1配管301及び第3配管303のそれぞれとは切り離された状態であってもよい。
図8に示すように、本実施形態における一対のガイドベーン42A,42Bはそれぞれ、3枚の羽根421〜423を備えている。3枚の羽根421〜423のうち2枚の羽根421,422が第1旋回流路33の噴出口33Aに、残り1枚の羽根423が第2旋回流路34の噴出口34Aに、それぞれ設けられている。第1実施形態と同様に、3枚の羽根421〜423はそれぞれ、火炉11側の先端が中心軸Cに対して水平方向の外側に向くように傾斜している。
このように、2つの第1旋回流路33及び第2旋回流路34を備えるアフタエアポート3A、すなわち三流路を備えるアフタエアポート3Aに対しても一対の旋回止め部材41A,41B及び一対のガイドベーン42A,42Bを設けることは可能であり、本実施形態においても第1実施形態における作用及び効果と同様の作用及び効果を奏する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、二流路のアフタエアポート3及び三流路のアフタエアポート3Aに対して一対の旋回止め部材41A,41B及び一対のガイドベーン42A,42Bを設けた構成についてそれぞれ説明したが、直進流ST及び旋回流SWを噴出する複合型のアフタエアポートであれば流路の数については特に制限はない。
また、上記実施形態では、第2配管302における熱延びの影響を考慮すべく、一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ第1配管301固定されていたが、旋回流SWの旋回が堰き止められれば一対の旋回止め部材41A,41Bそれぞれの固定方法については特に制限はない。
また、上記実施形態では、一対の旋回止め部材41A,41Bはそれぞれ、縦板及び横板を備えていたが、これに限らず、旋回流SWの旋回が堰き止められる形状であれば構成については特に制限はない。
また、上記実施形態では、複数のバーナ2から火炉11内に供給される燃料は微粉炭を用いていたが、燃料種は特に限定されず、微粉炭のほかバイオマスや油等の液体、およびガス等であってもよい。
2 バーナ
3,3A アフタエアポート
10 燃焼装置
11 火炉
31 直進流路
32,33,34 旋回流路
32A,33A,34A 噴出口
41A,42A 一対の旋回止め部材
42A,42B 一対のガイドベーン
110A 前壁
110B 後壁
301 第1配管(内管)
302 第2配管(内管、外管)
303 第3配管(外管)
411A,411B,411C 縦板
412,412A,412B,412C,412D 横板
C 中心軸
ST 直進流
SW 旋回流

Claims (5)

  1. 同心軸上の多重管構造に形成されて、二段燃焼用の一次空気を直進流で火炉内に噴出する直進流路と、前記直進流路の外周に設けられて二段燃焼用の二次空気を旋回流で前記火炉内に噴出する旋回流路と、を備えるアフタエアポートであって、
    前記旋回流路の噴出口には、
    前記直進流路を鉛直方向に挟んで配置され、前記旋回流を堰き止めて直進方向に変える一対の旋回止め部材と、
    前記直進流路を水平方向に挟んで配置され、前記旋回流を水平方向の両外側に偏向する一対のガイドベーンと、が設けられている
    ことを特徴とするアフタエアポート。
  2. 請求項1に記載のアフタエアポートであって、
    前記一対の旋回止め部材はそれぞれ、前記旋回流路を間に形成する内管及び外管のうちいずれか一方の管に固定されている
    ことを特徴とするアフタエアポート。
  3. 請求項2に記載のアフタエアポートであって、
    前記一対の旋回止め部材はそれぞれ、
    前記内管の外周面に沿って所定の間隔を空けて立設された複数の縦板と、
    隣り合う縦板の間を接続する横板と、を備え、
    前記複数の縦板及び前記横板はいずれも、前記内管の軸方向に長辺を有する
    ことを特徴とするアフタエアポート。
  4. 請求項3に記載のアフタエアポートであって、
    前記複数の縦板はそれぞれ、
    前記内管の前記外周面の法線方向に立設されている
    ことを特徴とするアフタエアポート。
  5. 鉛直方向に沿って設置される火炉の壁に設けられ、理論空気量以下の空気量で燃料を燃焼させるバーナと、
    前記火炉の壁において前記バーナよりも鉛直方向の上側に設けられた請求項1〜4のいずれか1項に記載のアフタエアポートと、を備えた
    ことを特徴とする燃焼装置。
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