JP2020133135A - 排水栓システム - Google Patents

排水栓システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020133135A
JP2020133135A JP2019024063A JP2019024063A JP2020133135A JP 2020133135 A JP2020133135 A JP 2020133135A JP 2019024063 A JP2019024063 A JP 2019024063A JP 2019024063 A JP2019024063 A JP 2019024063A JP 2020133135 A JP2020133135 A JP 2020133135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
open
time information
day
closing
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019024063A
Other languages
English (en)
Inventor
太田 慎一
Shinichi Ota
慎一 太田
浩平 北川
Kohei Kitagawa
浩平 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Alpha Co Ltd
Original Assignee
Japan Alpha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Alpha Co Ltd filed Critical Japan Alpha Co Ltd
Priority to JP2019024063A priority Critical patent/JP2020133135A/ja
Publication of JP2020133135A publication Critical patent/JP2020133135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】排水口の開閉状態の切換えに関し、使用者にとっての利便性を飛躍的に高めることができる排水栓システムを提供する。【解決手段】排水栓システム1は、栓蓋を移動させるためのモータ321の動作を制御可能な制御部53と、開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を記憶する記憶部52と、記憶部52に対し開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を入力して記憶させることが可能な入力装置6とを有する。制御部53は、開放時刻情報に対応する時刻となったときにモータ321を制御して排水口を開状態とすることが可能である一方、閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときにモータ321を制御して排水口を閉状態とすることが可能である。これにより、浴槽への貯水や浴槽からの排水を行う都度、排水口の開閉状態を切換えるための操作を行う必要がなくなる等の作用効果が得られ、利便性を飛躍的に高めることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、槽体の排水口に対応して設けられる栓蓋を動作させる排水栓システムに関する。
浴槽の排水口に対応して設けられた栓蓋と、変位可能な操作部材(例えば往復移動可能な操作ボタンなど)と、当該操作部材の変位による駆動力を栓蓋へと伝達することで栓蓋を上下動させる伝達部材(例えばワイヤ等)とを備えてなる手動式の排水栓装置が知られている。このような排水栓装置では、操作部材に対する手動操作により、栓蓋が上下動され、ひいては排水口の開閉状態が切換えられる。
また、排水栓装置としては、操作部材に代えて又は加えて、通電により動作可能な通電動作部(例えばモータ等)を備え、当該通電動作部の動作により栓蓋を上下動可能に構成された電動式の排水栓装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。このような電動式の排水栓装置では、所定の入力装置(例えば押しボタン)に対する操作に伴い通電動作部へと電力が供給され、その結果、排水口の開閉状態が切換えられることとなる。
特開2014−98236号公報
ところで、排水栓装置が手動式であっても電動式であっても、浴槽へと水を溜めようとしたり浴槽から水を排出しようとしたりすべく、排水口の開閉状態を切換えるときには、使用者による操作部材や入力装置に対する操作が必要となる。操作部材や入力装置に対する1回の操作自体は比較的容易であるかも知れないが、浴槽への貯水や浴槽からの排水などを行う都度このような操作を行わなければならないことは、使用者にとって非常に面倒である。
また、使用者による操作部材等への操作により排水口の開閉状態が切換えられる構成では、使用者が排水口の開閉状態を切換えることを失念していたり見間違いや勘違いにより排水口の開閉状態を誤って認識していたりすることによって、各種不具合が発生してしまう可能性がある。不具合としては、例えば、誤って排水口を開状態としたまま浴槽に水を供給してしまい、多量の水を無駄にしてしまうことや、排水口を開状態とし忘れて既に水が溜まっている浴槽へと水をさらに供給してしまうことなどを挙げることができる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排水口の開閉状態の切換えに関し、使用者にとっての利便性を飛躍的に高めることができる排水栓システムを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.浴槽に形成された排水口を開閉するための栓蓋と、
通電により動作可能な通電動作部を有し、当該通電動作部の動作により前記栓蓋を上下動させて前記排水口の開閉状態を切換可能な駆動部とを備えた排水栓システムであって、
前記通電動作部の動作を制御可能な制御手段と、
開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に対し前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報を入力して記憶させることが可能な入力手段とを有し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を開状態とすることが可能である一方、前記記憶手段に記憶された前記閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を閉状態とすることが可能に構成されていることを特徴とする排水栓システム。
上記手段1によれば、開放時刻情報に対応する時刻となったときに排水口を自動的に開状態とすることができるとともに、閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときに排水口を自動的に閉状態とすることができる。従って、浴槽への貯水や浴槽からの排水を行う都度、排水口の開閉状態を切換えるための操作を使用者が行う必要がなくなる。また、時刻に応じて排水口の開閉状態を設定可能となるため、浴槽に対する水の供給予定時や入浴予定時に対応する時間では排水口を閉状態とし、一方、これら以外の時間では排水口を開状態として浴槽から水を排出可能な状態とするといったことが可能となる。つまり、排水口の開閉状態を使用者にとって適切な(都合のよい)状態に自動的に切換えることができる。さらに、人為的なミスによって排水口の開閉状態が不適切な状態となってしまうこと(例えば、浴槽に対する水の供給時に排水口が開状態となっていること等)をより確実に防止できる。これらの結果、使用者にとっての利便性を飛躍的に高めることができる。
手段2.前記浴槽又は前記浴槽の設置される浴室に対し所定の動作を行うシステムとは別に独立して設けられることを特徴とする手段1に記載の排水栓システム。
尚、「浴槽又は浴槽の配置される浴室に対し動作を行うシステム」としては、例えば、給湯器システムや、浴室暖房、浴室乾燥又は浴槽洗浄などを行うためのシステム、これら動作を行うための複数の装置を包括して制御するためのHAコントロールシステムなどを挙げることができる。
上記手段2によれば、排水栓システムは、給湯器システム等のシステムとは別に独立して設けられる。そのため、給湯器システム等のシステムを交換することなく、既存の浴槽に対応して排水栓システムを追加設置することが容易に可能となる。また、排水栓システムに異常が生じた場合に、給湯器システム等のシステムをそのままにしつつ、排水栓システムに対し交換や修理などのメンテナンスを行うことができるため、非常に都合がよい。
手段3.前記記憶手段は、複数の曜日情報と、各曜日情報に対応する前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報とを関連付けて記憶可能であり、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記曜日情報に対応する曜日において、当該曜日情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を開状態とすることが可能である一方、当該曜日情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された前記閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を閉状態とすることが可能に構成されていることを特徴とする手段1又は2に記載の排水栓システム。
上記手段3によれば、曜日ごとに異なる時刻で排水口を自動開閉させることができる。従って、使用者の生活スタイルにより合わせた適切な時刻に排水口の開閉を行うことが可能となる。例えば、比較的早い時刻に帰宅する曜日では、排水口の自動開閉が行われる時刻(開放時刻情報及び閉鎖時刻情報に対応する時刻)を比較的早いものとし、一方、比較的遅い時刻に帰宅する曜日では、排水口の自動開閉が行われる時刻を比較的遅いものとするといったことなどが可能となる。これにより、使用者にとっての利便性をより向上させることができる。
手段4.前記入力手段は、前記制御手段によって、前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報に基づき前記通電動作部を制御する機能の有効又は無効を切換えるための切換入力部を備えることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の排水栓システム。
上記手段4によれば、切換入力部に対する操作により、制御手段によって、記憶手段に記憶された開放時刻情報及び閉鎖時刻情報に基づき通電動作部を制御する機能の有効又は無効を切換えることができる。つまり、切換入力部に対する操作により、任意で排水口の自動開閉機能をオン又はオフとすることができる。従って、使用者の都合に応じて排水口の自動開閉機能を一時的に停止させること等が可能となり、利便性の更なる向上を図ることができる。
排水栓システムなどを簡略化して示す模式図である。 排水栓装置の一部破断正面図である。 電動操作装置の断面図である。 排水栓システムの概略構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶された曜日情報並びに曜日情報に関連付けられた開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を示す表である。 入力装置の模式図である。 自動開放時刻にて排水口が開状態となり、自動閉鎖時刻にて排水口が閉状態となることを示すためのタイミングチャートである。 手動により排水口の開閉状態を切換えることが可能であることを示すためのタイミングチャートである。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、浴室ユニット100、浴室以外の部屋120(例えば、台所など)、及び、浴室ユニット100及び部屋120などに対応して設けられる排水栓システム1等を簡略化して模式的に示す図である。排水栓システム1の説明に先立って、まず、浴室ユニット100、及び、当該浴室ユニット100に配置される浴槽110の概略構成について説明する。
浴室ユニット100は、四方を囲む複数の側壁101及び各側壁101の上部に設けられた天井102を備えており、これらによって浴室103が形成されている。浴室103には、浴槽110や図示しないカウンタなどが配置されている。また、天井102には、天井102の裏側に配置された各種装置(例えば後述する開閉制御装置5)などを点検するための点検口(図示せず)が設けられており、当該点検口は、通常、所定のカバー(図示せず)で塞がれた状態となっている。但し、カバーを上へと押し上げることで、点検口からカバーを取外可能である。
浴槽110は、底壁部111と、当該底壁部111に立設された側壁部112と、当該側壁部112の上端から外側に向けて突出するフランジ部113とを備えている。フランジ部113には、取付孔114(図3参照)が貫通形成されており、当該取付孔114に対応して後述する電動操作装置3が設けられている。また、底壁部111には、排水口115が貫通形成されており、当該排水口115に対応して後述する排水栓装置2が設けられている。
次いで、排水栓システム1について説明する。排水栓システム1は、曜日ごとに設定された時刻で排水口115の開閉状態を自動的に切換える機能を有しており、排水栓装置2、電動操作装置3、伝達部材4、開閉制御装置5及び入力手段としての入力装置6を備えている。尚、本実施形態において、排水栓システム1は、浴槽110に対し水(湯)を供給する動作を行う給湯器システム121とは別に独立して設けられている。給湯器システム121は、所定のコントロールパネル122を有しており、当該コントロールパネル122に対する操作によって浴槽110に対する水(湯)の供給を制御可能である。
まず、排水栓装置2について説明する。排水栓装置2は、図2に示すように、排水口115に挿設された筒状の排水口部材21と、排水口部材21と接続され浴槽110からの排水の流路を構成する排水管22と、上下動可能な支持軸231を有する支持軸機構23と、支持軸231の先端部に取付けられた栓蓋24とを備えている。
支持軸機構23は、例えばばねにより構成され、支持軸231に対し下方(支持軸231の復動方向)に向けた付勢力を付与する戻り力付与部(図示せず)を備えている。また、支持軸231は、伝達部材4の他端部と接触可能となっており、伝達部材4の往動(電動操作装置3から排水栓装置2側への移動)に伴い、伝達部材4により持ち上げられることで往動(上動)する。
次に、電動操作装置3について説明する。電動操作装置3は、図3に示すように、ケース31、駆動部としての駆動機構32、操作軸機構33、駆動力伝達部34、操作ボタン35及び開閉状態検知装置36を備えている。
ケース31は、駆動機構32や操作軸機構33等を収容するとともに、フランジ部113に対する電動操作装置3の取付部として機能する。ケース31は、複数の筒状部品が直列的に連結されることで構成されており、中間に位置する筒状部品には、駆動機構32の収容空間を形成する収容部311が設けられている。ケース31は、その一端側外周に設けられた雄ねじ部312に対し所定のナット部材(図示せず)が螺着され、その一端に位置する鍔部313及び前記ナット部材によりフランジ部113を挟み込んだ状態とすることで、フランジ部113に取付けられている。
また、ケース31の他端側には、長尺円筒状をなすガイドチューブ7の一端部が接続されている。ガイドチューブ7は、他端部が前記排水管22に接続されており(図2参照)、伝達部材4を電動操作装置3側から排水栓装置2側に案内したり、ケース31内に浸入した水を排水管22側へと流したりするといった役割を有する。
駆動機構32は、排水口115を電動開閉するための動力を発生させる機構である。駆動機構32は、通電により動作可能なモータ321と、回転可能な回転体322と、当該回転体322の端面に設けられた押圧突起323とを備えている。本実施形態では、モータ321が通電動作部に相当する。また、本実施形態において、駆動機構32は、回転体322の位置(回転角度)を検知するための位置検知センサ(図示せず)を備えており、当該位置検知センサによる検知結果が開閉制御装置5へと出力されるようになっている。
モータ321は、排水口115を電動開閉するための駆動源であり、開閉制御装置5からの電力供給により自身のモータ軸(図示せず)が回転する。回転体322は、モータ321の動作(前記モータ軸の回転)により回転する。尚、図3では、モータ321の動作による駆動力を回転体322へと伝達するための歯車などの図示を省略している。
押圧突起323は、回転体322の端面であって当該回転体322の回転軸からずれた位置に突出形成されている。押圧突起323は、回転体322の回転により上下方向に往復移動する。本実施形態では、往動(下動)する押圧突起323により駆動力伝達部34の後述する被押圧部341が押圧され、後述する操作軸331が往動(下動)することで、排水口115の開閉状態が切換えられる。
また、本実施形態では、排水口115を開状態から閉状態へと切換える場合であっても、排水口115を閉状態から開状態へと切換える場合であっても、押圧突起323は同一方向にちょうど一回転するように構成されている。より詳しくは、押圧突起323は、常には(モータ321の非動作時には)上下方向に沿った移動範囲内における最上方位置である初期位置に配置されており、排水口115の開閉状態を切換える際には、回転体322の回転に伴い、前記初期位置から往動(下動)した後に前記初期位置まで復動(上動)するといった往復移動を行う。このような押圧突起323の動作は、開閉制御装置5により、前記位置検知センサからの出力に基づくモータ321の制御が行われることでなされる。
操作軸機構33は、往復移動可能な操作軸331と、当該操作軸331をロックするためのロック機構332と、操作軸331に対し復動(上動)方向の付勢力を付与する付勢部333とを備えている。操作軸331の下端部は、伝達部材4の一端部と接触可能とされており、操作軸331の下動(往動)に伴い伝達部材4が往動(電動操作装置3側から排水栓装置2側に移動)する。付勢部333は、例えばばねにより構成されており、付勢部333から操作軸331へと付与された付勢力は、操作軸331を介して駆動力伝達部34や操作ボタン35へと伝達される。
駆動力伝達部34は、電動操作(モータ321の動作)又は手動操作(操作ボタン35に対する押圧操作)による駆動力を操作軸331へと伝達する。駆動力伝達部34は、操作軸331及び操作ボタン35間において両者と直列的に接続されている。また、駆動力伝達部34の後端側(下端側)外周には、押圧突起323が回転しつつ往動(下動)するときに、当該押圧突起323によって押圧される被押圧部341が設けられている。
操作ボタン35は、円板状の押しボタンによって構成されており、手動により排水口115の開閉状態を切換える際に押圧操作される。操作ボタン35に対する押圧操作により、駆動力伝達部34や操作軸331などが往動(下動)する。
開閉状態検知装置36は、排水口115の開閉状態を検知するとともに、検知結果を開閉制御装置5へと出力する。開閉状態検知装置36は、駆動力伝達部34に取付けられた磁石361と、例えばホール素子等からなり、磁石361による磁気を検知するための第一磁気センサ362及び第二磁気センサ363とを備えている。尚、磁石361は、排水口115の開閉状態に応じて変位する部位に設けられていればよい。従って、磁石361を、例えば操作軸331や操作ボタン35などに設けてもよい。
第一磁気センサ362及び第二磁気センサ363は、図示しない信号線を介して開閉制御装置5に接続されており、開閉制御装置5に対し、排水口115が開状態であることを示す開放信号と、排水口115が閉状態であることを示す閉鎖信号とを出力可能である。第一磁気センサ362及び第二磁気センサ363は、磁気の検知結果に応じて、一定の短時間毎に、開放信号又は閉鎖信号を開閉制御装置5へと出力する。
次に、伝達部材4について説明する。伝達部材4は、電動操作(モータ321の動作)又は手動操作(操作ボタン35に対する押圧操作)により生じた、操作軸331の変位による駆動力を栓蓋24側へと伝達するためのものである。伝達部材4は、例えば金属製のコアコイルや撚り線などによって構成されており、長尺筒状のチューブ部材8の内周に往復移動可能な状態で挿設されている。伝達部材4は、上記の通り、電動操作や手動操作に伴い、操作軸331が往動(下動)することで往動する。
本実施形態では、電動操作(モータ321の動作)又は手動操作(操作ボタン35に対する押圧操作)により駆動力伝達部34及び操作軸331が往動(下動)することで、伝達部材4が往動し、ひいては支持軸231が上動する。そして、支持軸231の上動に伴い、栓蓋24が排水口部材21から離間した状態となることで、排水口115が開状態となる。また、操作軸331が所定位置を越える位置まで往動すると、前記ロック機構332により、操作軸331が往動した状態でロックされる。その結果、支持軸231が上動した状態でロックされ、排水口115が開状態で維持される。尚、操作軸331のロックに伴い、操作ボタン35や駆動力伝達部34は往動(下動)した状態で維持される。
一方、この状態で電動操作又は手動操作により操作軸331を前記所定位置を越える位置まで往動(下動)させると、前記ロック機構による操作軸331のロックが解除されるとともに、支持軸機構23の前記戻り力付与部からの付勢力によって支持軸231が復動(下動)する。そして、支持軸231の復動(下動)に伴い栓蓋24が排水口部材21へと接触することで、排水口115が閉状態とされる。また、前記戻り力付与部や前記付勢部333からの付勢力によって、伝達部材4や操作軸331、操作ボタン35などが復動する。
次いで、開閉制御装置5について説明する。開閉制御装置5は、例えばCPUやメモリ、入出力端子などを備えたマイコン等により構成されており、自身に入力された各種情報に応じてモータ321の動作を制御する。また、開閉制御装置5は、所定の電源(不図示)と接続されており、当該電源からの供給電力を利用して、図示しない給電線を介して電動操作装置3(特にモータ321)へと電力を供給可能である。開閉制御装置5は、天井102の上面に配置されており(図1参照)、図4に示すように、時計部51、記憶手段としての記憶部52及び制御手段としての制御部53を備えている。
時計部51は、現在の時刻及び曜日を把握するための時計として機能するものであり、本実施形態では開閉制御装置5に内蔵された時計機能を実現するためのICによって構成されている。尚、時計部51における時刻及び曜日を、入力装置6等によって調節・設定可能としてもよい。
記憶部52は、複数の曜日情報と、各曜日情報に対応する開放時刻情報及び閉鎖時刻情報とを関連付けて記憶する(図5参照)。曜日情報は、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日及び土曜日の計7種類である。開放時刻情報及び閉鎖時刻情報は、各曜日情報に対しそれぞれ1つずつ設定記憶されている。開放時刻情報は、電動操作装置3(特にモータ321)を制御して、排水口115を自動的に開状態とする動作を制御部53によって実行する時刻を示す情報である。閉鎖時刻情報は、電動操作装置3(特にモータ321)を制御して、排水口115を自動的に閉状態とする動作を制御部53によって実行する時刻を示す情報である。
さらに、記憶部52は、有効・無効フラグ情報を記憶可能とされている。有効・無効フラグ情報は、制御部53によって行われる、記憶部52に記憶された曜日情報並びに開放時刻情報及び閉鎖時刻情報に基づき、モータ321の動作を制御して排水口115の開閉状態を自動的に切換える機能が有効であるか無効であるかを示すための識別情報である。つまり、有効・無効フラグ情報は、制御部53による、曜日及び時刻に応じた排水口115の自動開閉機能が有効であるか無効であるかを示すための識別情報である。有効・無効フラグ情報としてオン情報が記憶部52に記憶されている場合、制御部53による排水口115の自動開閉機能は有効とされる。一方、有効・無効フラグ情報としてオフ情報が記憶部52に記憶されている場合、制御部53による排水口115の自動開閉機能は無効とされる。
尚、本実施形態では、入力装置6から開閉制御装置5へと後述する機能有効信号が入力されると、有効・無効フラグ情報としてオン情報が記憶部52に記憶される。一方、入力装置6から開閉制御装置5へと後述する機能無効信号が入力されると、有効・無効フラグ情報として記憶部52にオフ情報が記憶される。
制御部53は、各種制御処理を行うものであり、例えば、電力の供給制御によりモータ321の動作を制御すること、時計部51に基づき現在の曜日及び時刻を把握すること、記憶部52における記憶内容を参照すること、及び、開閉状態検知装置36から入力された閉鎖信号又は開放信号に基づき排水口115の開閉状態を把握すること等が可能である。また、制御部53は、時計部51から把握した現在の曜日及び時刻と、記憶部52における曜日情報に対応する曜日及び当該曜日情報に関連付けられた開放時刻情報又は閉鎖時刻情報に対応する時刻とが一致するか否かを判断する機能を備えている。
そして、制御部53は、有効・無効フラグ情報としてオン情報が記憶部52に記憶されているときにおいて、時計部51から把握される現在の曜日及び時刻が、記憶部52に記憶された曜日情報に対応する曜日及び当該曜日情報に関連付けられた開放時刻情報に対応する時刻(「自動開放時刻」という)と一致すると判断した場合、所定の開放用動作を実行することで、排水口115を自動で開状態へと切換可能である。
開放用動作では、まず、開閉状態検知装置36から入力される信号に基づき、排水口115の現在の開閉状態が把握される。具体的には、開閉状態検知装置36から開放信号が入力されている場合、排水口115が開状態であると把握され、開閉状態検知装置36から閉鎖信号が入力されている場合、排水口115が閉状態であると把握される。そして、排水口115が閉状態であるときには、前記位置検知センサからの出力を利用して、回転体322がちょうど1回転するようにモータ321へと電力が供給される。これにより、押圧突起323が上下方向に往復移動し、当該押圧突起323により被押圧部341が押圧されることで、排水口115が閉状態から開状態へと自動で切換えられる。一方、排水口115が既に開状態であるときには、モータ321に対する電力の供給は行われず、排水口115は開状態のままで維持される。尚、本実施形態では、前記位置検知センサからの出力に基づきモータ321に対する電力供給が制御されているが、モータ321に対し常に所定量の電力を供給する構成としてもよい。
また、制御部53は、入力装置6の後述する開放用入力部621に対する操作に伴い、入力装置6から開閉制御装置5へと後述する開放要求信号が入力された場合、記憶部52に記憶された有効・無効フラグ情報の種別によることなく、上記の開放用動作を実行する。すなわち、制御部53は、開放用入力部621への操作があった場合、制御部53による排水口115の自動開閉機能が有効であっても無効であっても、上記の開放用動作を実行する。
さらに、制御部53は、有効・無効フラグ情報としてオン情報が記憶部52に記憶されているときにおいて、時計部51から把握される現在の曜日及び時刻が、記憶部52に記憶された曜日情報に対応する曜日及び当該曜日情報に関連付けられた閉鎖時刻情報に対応する時刻(「自動閉鎖時刻」という)と一致すると判定した場合、所定の閉鎖用動作を実行することで、排水口115を自動で閉状態に切換可能である。
閉鎖用動作では、まず、開閉状態検知装置36から入力される信号に基づき、排水口115の現在の開閉状態が把握される。そして、排水口115が開状態であるときには、前記位置検知センサからの出力を利用して、回転体322がちょうど1回転するようにモータ321へと電力が供給される。押圧突起323が上下方向に往復移動し、当該押圧突起323により被押圧部341が押圧されることで、排水口115が開状態から閉状態へと自動で切換えられる。一方、排水口115が既に閉状態であるときには、モータ321に対する電力の供給が行われず、排水口115は閉状態のままで維持される。
また、制御部53は、入力装置6の後述する閉鎖用入力部622に対する操作に伴い、入力装置6から開閉制御装置5へと後述する閉鎖要求信号が入力された場合、記憶部52に記憶された有効・無効フラグ情報の種別によることなく、上記の閉鎖用動作を実行する。すなわち、制御部53は、閉鎖用入力部622への操作があった場合、制御部53による排水口115の自動開閉機能が有効であっても無効であっても、上記の閉鎖用動作を実行する。
一方、有効・無効フラグ情報としてオフ情報が記憶部52に記憶されているとき、制御部53は、時計部51から把握される現在の曜日及び時刻が、記憶部52に記憶された曜日情報に対応する曜日及び当該曜日情報に関連付けられた自動開放時刻又は自動閉鎖時刻と一致する場合であっても、上述した開放用動作や閉鎖用動作を行わず、排水口115をそのままの開閉状態で維持する。
次いで、入力装置6について説明する。入力装置6は、開閉制御装置5に対し各種情報を入力するためのものであり、本実施形態では前記部屋120に設置されている。尚、入力装置6の設置場所は特に限定されるものではない。また、入力装置6を、複数設けてもよいし、持ち運び可能な装置としてもよい。さらに、入力装置6を、表示画面や入力手段(勿論、表示画面をタッチパネルにより構成することで、表示画面が入力手段を兼ねるものであってもよい)を有する通信可能な端末装置(例えばスマートフォンなど)によって構成してもよく、この場合、前記表示画面を次述する表示部61として、前記入力手段を次述する入力部62としてそれぞれ利用してもよい。
入力装置6は、図6に示すように、例えば液晶等からなる情報表示用の表示部61と、複数の押しボタンを有してなる入力部62とを備えている。入力装置6は、図示しない信号線によって開閉制御装置5との間で通信可能に構成されており、記憶部52に記憶された各種情報を開閉制御装置5から受信したり、入力部62への入力による信号を開閉制御装置5へと出力したりすることが可能となっている。尚、入力装置6及び開閉制御装置5間において無線通信可能に構成してもよい。
表示部61は、開閉制御装置5から入力された各種情報を表示可能であり、本実施形態では、使用者の操作により、記憶部52に記憶された曜日情報のうち選択された曜日情報に対応する曜日と、この選択された曜日情報に関連付けられた開放時刻情報及び閉鎖時刻情報に対応する各時刻(自動開放時刻及び自動閉鎖時刻)とを表示することができるようになっている。例えば、表示部61では、「月曜日」といった複数の曜日情報のうちの選択された曜日情報に対応する曜日と、「6:00」といった当該曜日情報に関連付けられた開放時刻情報に対応する時刻(自動開放時刻)と、「19:00」といった当該曜日情報に関連付けられた閉鎖時刻情報に対応する時刻(自動閉鎖時刻)とを表示することが可能である。尚、表示部61において、全ての曜日情報に対応する曜日と、各曜日情報に関連付けられた全ての自動開放時刻及び自動閉鎖時刻とを表示可能としてもよい。また、表示部61において、開閉制御装置5により把握された排水口115の現在の開閉状態に関する情報を表示可能に構成してもよい。
また、表示部61では、記憶部52における有効・無効フラグ情報に基づき、制御部53による排水口115の自動開閉機能が有効であるか無効であるかについての情報(例えば、「有効」や「無効」といった文字等)も表示可能とされている。
入力部62は、開放用入力部621、閉鎖用入力部622、開閉時刻入力部623及び切換入力部624を備えている。
開放用入力部621は、排水口115を開状態とする際に使用者によって操作(例えば押圧等)される入力部である。開放用入力部621は、例えば、「開」といった文字や排水口115が開状態となることを示す図形などの付された押しボタン等により構成されている。開放用入力部621が操作されると、入力装置6から開閉制御装置5に対し所定の開放要求信号が出力される。
閉鎖用入力部622は、排水口115を閉状態とする際に使用者によって操作(例えば押圧等)される入力部である。閉鎖用入力部622は、例えば、「閉」といった文字や排水口115が閉状態となることを示す図形などの付された押しボタン等により構成されている。閉鎖用入力部622が操作されると、入力装置6から開閉制御装置5に対し、所定の閉鎖要求信号が出力される。
開閉時刻入力部623は、記憶部52に対し開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を入力して記憶させるための入力部である。開閉時刻入力部623は、例えば「開閉時刻設定」といった文字などが付され、開放時刻情報及び閉鎖時刻情報の入力設定を開始する際に操作(例えば、押圧等)される入力部、例えば「+」や「−」といった記号などが付され、開放時刻情報や閉鎖時刻情報を調節する(自動開放時刻や自動閉鎖時刻を変更する)際に操作される入力部、及び、例えば「決定」といった文字などが付され、調節(変更)した開放時刻情報や閉鎖時刻情報を記憶部52に更新して記憶させる際に操作される入力部などを有している。使用者は、開閉時刻入力部623を操作し、各曜日情報に関連付けられた開放時刻情報及び閉鎖時刻情報をそれぞれ調節することで、排水口115の自動開閉が実行される時刻を曜日ごとに適宜設定することができる。
切換入力部624は、制御部53によって、記憶部52に記憶された開放時刻情報及び閉鎖時刻情報に基づきモータ321を制御する機能の有効又は無効を切換えるための入力部である。すなわち、切換入力部624は、制御部53による排水口115の自動開閉機能の有効又は無効を切換えるための入力部である。切換入力部624は、例えば「自動開閉ON/OFF切換」といった、入力により排水口115の自動開閉機能の有効・無効が切換えられることを示す文字などが付された押しボタン等により構成されている。本実施形態では、切換入力部624が操作(例えば押圧等)される度に、入力装置6から開閉制御装置5に対し、所定の機能有効信号及び所定の機能無効信号が交互に出力される。
次に、上記のように構成された排水栓システム1の動作について説明する。上記排水栓システム1においては、排水口115の自動開閉機能が有効であれば、ある曜日では、この曜日を示す曜日情報と関連付けられた開放時刻情報に対応する時刻(自動開放時刻)になると、制御部53によってモータ321が制御され、排水口115が開状態に自動で切換えられる(但し、排水口115が既に開状態である場合には、制御部53によるモータ321の制御は行われず、排水口115は開状態のままで維持される)。例えば、図7に示すように、日曜日では、日曜日を示す曜日情報に関連付けられた自動開放時刻(例えば、「8:00」)になると、排水口115が閉状態である場合、制御部53によってモータ321に電力が供給され、排水口115が閉状態から開状態へと自動で切換えられる。
また、排水口115の自動開閉機能が有効であれば、ある曜日では、この曜日を示す曜日情報と関連付けられた閉鎖時刻情報に対応する時刻(自動閉鎖時刻)になると、制御部53によってモータ321が制御され、排水口115が閉状態に自動で切換えられる(但し、排水口115が既に閉状態である場合には、排水口115は閉状態で維持される)。例えば、日曜日では、日曜日を示す曜日情報に関連付けられた自動閉鎖時刻(例えば、「17:00」)になると、排水口115が開状態である場合、制御部53によってモータ321に電力が供給され、排水口115が開状態から閉状態へと自動で切換えられる。
さらに、その他の曜日では、その曜日を示す曜日情報と関連付けられた自動開放時刻になると、閉状態であった排水口115は自動で開状態に切換えられ、その曜日を示す曜日情報と関連付けられた自動閉鎖時刻になると、開状態であった排水口115は自動で閉状態に切換えられる。例えば、月曜日では、月曜日を示す曜日情報に関連付けられた自動開放時刻(例えば、「6:00」)になると、閉状態であった排水口115は開状態に自動で切換えられ、月曜日を示す曜日情報に関連付けられた自動閉鎖時刻(例えば、「19:00」)になると、開状態であった排水口115は閉状態に自動で切換えられる。
尚、上記排水栓システム1では、上記のような排水口115の自動開閉とは別に、図8に示すように、操作ボタン35に対する押圧操作により、排水口115の開閉状態を手動で切換えることも可能である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、開放時刻情報に対応する時刻(自動開放時刻)となったときに排水口115を自動的に開状態とすることができるとともに、閉鎖時刻情報に対応する時刻(自動閉鎖時刻)となったときに排水口115を自動的に閉状態とすることができる。従って、浴槽110への貯水や浴槽110からの排水を行う都度、排水口115の開閉状態を切換えるための操作を使用者が行う必要がなくなる。また、時刻に応じて排水口115の開閉状態を設定可能となるため、浴槽110に対する水の供給予定時や入浴予定時に対応する時間では排水口115を閉状態とし、一方、これら以外の時間では排水口115を開状態として浴槽110から水を排出可能な状態とするといったことが可能となる。つまり、排水口115の開閉状態を使用者にとって適切な(都合のよい)状態に自動的に切換えることができる。さらに、人為的なミスによって排水口115の開閉状態が不適切な状態となってしまうこと(例えば、浴槽110に対する水の供給時に排水口115が開状態となっていること等)をより確実に防止できる。これらの結果、使用者にとっての利便性を飛躍的に高めることができる。
また、排水栓システム1は、給湯器システム121とは別に独立して設けられている。そのため、給湯器システム121を交換することなく、既存の浴槽110に対応して排水栓システム1を追加設置することが容易に可能となる。また、排水栓システム1に異常が生じた場合に、給湯器システム121をそのままにしつつ、排水栓システム1に対し交換や修理などのメンテナンスを行うことができるため、非常に都合がよい。
さらに、本実施形態では、曜日ごとに異なる時刻で排水口115を開閉させることができる。従って、使用者の生活スタイルにより合わせた適切な時刻に排水口115の開閉を行うことが可能となる。これにより、使用者にとっての利便性をより向上させることができる。
加えて、切換入力部624に対する操作により、任意で排水口115の自動開閉機能をオン又はオフとすることができる。従って、使用者の都合に応じて排水口115の自動開閉機能を一時的に停止させること等が可能となり、利便性の更なる向上を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、排水栓システム1は、給湯器システム121とは別に独立して設けられているが、給湯器システム121以外の浴槽110又は浴室103に対し所定の動作を行うシステムとは別に独立して設けられるように構成してもよい。このようなシステムとしては、浴室暖房、浴室乾燥又は浴槽洗浄などを行うためのシステム、給湯、浴室暖房、浴室乾燥又は浴槽洗浄などを行うための複数の装置を包括して制御するHAコントロールシステム等を挙げることができる。
(b)上記実施形態において、開放時刻情報及び閉鎖時刻情報は、各曜日情報に対しそれぞれ1つずつ設定記憶されているが、各曜日情報に対しそれぞれ複数の開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を設定記憶可能に構成してもよい。このように構成した場合には、排水口115の自動開閉を1日の間に複数回行うことが可能となり、使用者にとっての利便性をより高めることができる。
(c)上記実施形態では、各曜日情報に対応して開放時刻情報及び閉鎖時刻情報がそれぞれ設定記憶され、排水口115の自動開閉を曜日ごとに異なる時刻で実行可能に構成されているが、曜日情報とは無関係に開放時刻情報及び閉鎖時刻情報が設定記憶され、常に一定の時刻で排水口115の自動開閉が行われるように構成してもよい。勿論、この場合においても、それぞれ複数の開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を設定記憶可能とし、排水口115の自動開閉を1日の間に複数回行うことが可能となるように構成してもよい。
(d)上記実施形態における排水栓装置2の構成はあくまで一例であって、排水栓装置は、通電動作部に対する通電により上下動して排水口を開閉可能な栓蓋を有するものであればよい。例えば、排水栓装置は、伝達部材4の往復移動により回動可能な回動体と、当該回動体の回転により上下動可能であるとともに栓蓋を直接又は間接的に支持する支持部とを備えるものであってもよい。
また、上記実施形態における電動操作装置3の構成もあくまで一例であり、電動操作装置は、通電動作部に対する通電により栓蓋を上下動させることが可能なものであればよい。例えば、電動操作装置は、通電動作部としてのモータと、当該モータの動作により回転可能な歯車と、当該歯車に噛合され当該歯車の回転により往復移動可能なラックとを備え、当該ラックの往復移動により伝達部材4が往復移動するものであってもよい。
さらに、上記実施形態では、通電動作部としてモータ321を挙げているが、通電動作部として、モータ以外の通電により動作する製品(例えばソレノイドなど)を採用してもよい。
(e)電動操作装置の配置位置に関しては特に限定されるものではない。従って、例えば、電動操作装置を、天井102の上面や側壁101の裏面(浴槽110の配置空間とは反対側に位置する面)、フランジ部113よりも下方位置などに配置してもよい。
また、上記実施形態において、開閉制御装置5は天井102の上面に配置されているが、開閉制御装置5の配置位置は特に限定されるものではない。従って、側壁101の裏面(浴槽110の配置空間とは反対側に位置する面)などに開閉制御装置5を配置してもよい。
(f)上記実施形態における排水栓システム1は、操作ボタン35を具備しており、排水口115の開閉状態を手動で切換可能に構成されているが、手動による開閉状態の切換え機能を備えないものであってもよい。
(g)上記実施形態では、栓蓋24が排水口部材21に接触することで、排水口115が閉状態となるように構成されているが、栓蓋24が底壁部111と接触することで、排水口115が閉状態となるように構成してもよい。
1…排水栓システム、6…入力装置(入力手段)、24…栓蓋、32…駆動機構(駆動部)、52…記憶部(記憶手段)、53…制御部(制御手段)、103…浴室、110…浴槽、115…排水口、121…給湯器システム(システム)、321…モータ(通電動作部)、624…切換入力部。

Claims (4)

  1. 浴槽に形成された排水口を開閉するための栓蓋と、
    通電により動作可能な通電動作部を有し、当該通電動作部の動作により前記栓蓋を上下動させて前記排水口の開閉状態を切換可能な駆動部とを備えた排水栓システムであって、
    前記通電動作部の動作を制御可能な制御手段と、
    開放時刻情報及び閉鎖時刻情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に対し前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報を入力して記憶させることが可能な入力手段とを有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を開状態とすることが可能である一方、前記記憶手段に記憶された前記閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を閉状態とすることが可能に構成されていることを特徴とする排水栓システム。
  2. 前記浴槽又は前記浴槽の設置される浴室に対し所定の動作を行うシステムとは別に独立して設けられることを特徴とする請求項1に記載の排水栓システム。
  3. 前記記憶手段は、複数の曜日情報と、各曜日情報に対応する前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報とを関連付けて記憶可能であり、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記曜日情報に対応する曜日において、当該曜日情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を開状態とすることが可能である一方、当該曜日情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶された前記閉鎖時刻情報に対応する時刻となったときに、前記通電動作部を制御して前記排水口を閉状態とすることが可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水栓システム。
  4. 前記入力手段は、前記制御手段によって、前記記憶手段に記憶された前記開放時刻情報及び前記閉鎖時刻情報に基づき前記通電動作部を制御する機能の有効又は無効を切換えるための切換入力部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排水栓システム。
JP2019024063A 2019-02-14 2019-02-14 排水栓システム Pending JP2020133135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019024063A JP2020133135A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 排水栓システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019024063A JP2020133135A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 排水栓システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020133135A true JP2020133135A (ja) 2020-08-31

Family

ID=72277935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019024063A Pending JP2020133135A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 排水栓システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020133135A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02129473U (ja) * 1989-03-29 1990-10-25
JP2018105608A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 三菱電機株式会社 給湯装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02129473U (ja) * 1989-03-29 1990-10-25
JP2018105608A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 三菱電機株式会社 給湯装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8267328B2 (en) Electronically controlled fitting
US4042984A (en) Automatic bathtub water level control system
CN106958269B (zh) 用于运行卫生龙头的方法
KR20180063657A (ko) 언더씽크용 정수기 파우셋 및 제어방법
JP5706133B2 (ja) 電子的に制御された分注システムにおける停止状態のポンプをリセットする方法
US9234664B1 (en) Backward-compatible, programmable, and on-demand water heater and recirculation pump control unit and method of using
BRPI1010671B1 (pt) Dispositivo para controlar o suprimento de gás para um queimador
JP2014529698A (ja) 電子的に制御された定量供給システムにおいて稼動不能になったポンプをリセットするための方法
JP2014529698A5 (ja)
TR201816089T4 (tr) Bir gazlı pişirme alanı için zaman kontrolü.
US20090103907A1 (en) Method and device for water dispensers on sabbath
CN104807194A (zh) 电热水器内胆的清洗方法及电热水器
JP7212931B2 (ja) 電動式操作装置
JP2020133135A (ja) 排水栓システム
KR100980239B1 (ko) 정전용량 터치센서를 이용한 자동 급수 조절 장치
DK2990653T3 (en) A DEVICE FOR CONTROLING A START AND STOP OF AN ELECTRIC MOTOR OF A MOTOR POWER PUMP
EP1910904A1 (en) Control apparatus for a heating and/or cooling system
US8022647B1 (en) Gas water heater actuator
ES2902994T3 (es) Aparato de cocción a gas
CN116964285A (zh) 水龙头和用于操作水龙头的方法
JP7112719B2 (ja) 排水栓装置
EP2103749A2 (en) Spout, particularly for washbasins and the like, with device for automatic activation of a valve body
JP2023013617A (ja) 排水栓装置
JP2020029997A (ja) 給湯装置
JP2006214636A (ja) 給湯システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606