JP2020132568A - 乳化化粧料 - Google Patents

乳化化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2020132568A
JP2020132568A JP2019028046A JP2019028046A JP2020132568A JP 2020132568 A JP2020132568 A JP 2020132568A JP 2019028046 A JP2019028046 A JP 2019028046A JP 2019028046 A JP2019028046 A JP 2019028046A JP 2020132568 A JP2020132568 A JP 2020132568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid ester
ester
poe
oil
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019028046A
Other languages
English (en)
Inventor
まどか 乾
Madoka Inui
まどか 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noevir Co Ltd filed Critical Noevir Co Ltd
Priority to JP2019028046A priority Critical patent/JP2020132568A/ja
Publication of JP2020132568A publication Critical patent/JP2020132568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】しっとり感、肌なじみが良好で、かつべたつかず、とろけるような使用感の乳化化粧料を提供することを課題とする。【解決手段】(A)〜(D)を含有する乳化化粧料を提供する。(A)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体、ジペンタエリトリット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の油剤(B)常温で液状のエステル油(C)エステル型ノニオン界面活性剤(D)水溶性高分子【選択図】なし

Description

本発明は、乳化化粧料に関する。
皮膚に潤いを付与し、のびをよくする等の保湿効果を持つ皮膚外用剤として、一般に乳
液、美容液、クリーム等が挙げられる。これらの皮膚外用剤には、主に多価アルコールが
配合されており、さらに保湿効果を高めるため高級アルコール、流動パラフィン、エステ
ル油等が配合されている。これらの成分が、皮膚に付着することにより、前記記載の保湿
効果が得られることが知られている。
例えば、米発酵液と、20℃でペースト状を示す抱水性油剤を含有する乳化化粧料(特許文献1)が開示されており、保湿効果を与えることが示されている。
またダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体とピロリドンカルボン酸誘導体を含有する皮膚外用剤(特許文献2)が開示されており、保湿効果を与えることが示されている。
特開2011−46653号公報 特開2007−99656号公報
上記従来技術は、いずれも皮膚外用剤として一定の改善がなされているが、しっとり感や肌なじみ、べたつきのなさといった使用感上の効果において、満足できる特性を十分に得られないという課題があった。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、しっとり感、肌なじみが良好で、かつべたつかず、とろけるような使用感の乳化化粧料を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、かかる課題について鋭意検討した結果、本発明を完成するにいたった。すなわち本発明は、
(A)〜(D)を含有する乳化化粧料を提供するものである。
(A)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体、ジペンタエリトリット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上のペースト油
(B)エステル油
(C)エステル型ノニオン界面活性剤
(D)水溶性高分子
本発明の乳化化粧料は、しっとり感、肌なじみが良好で、かつべたつかず、とろけるような使用感であるという効果を発揮する。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明の乳化化粧料に配合する(A)成分の一種であるダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体は、モノ−或いはジ−不飽和脂肪酸を2量体化させた後、必要に応じて水素添加して得られるダイマー酸と種々のアルコールとのエステル体、さらにはダイマー酸を還元して得られるダイマージオールと種々の脂肪酸とのエステル体、ダイマー酸とダイマージオールとのエステル体などを指し、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)などが例示できる。
これらの化合物は日本精化株式会社より、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が「Plandool(登録商標)−H」として、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)が「LUSPLAN(登録商標) PI−DA」として、ダイマージリノール酸ジリノレイルが「LUSPLAN(登録商標) DD−DA5」、「LUSPLAN(登録商標) DD−DA7」として、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN(登録商標) DD−IS」として、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)が「Plandool(登録商標)−G」などとして
市販されており、これらのものを購入して使用することができ、好ましい。
ダイマー酸のジエステルの含有量は、全組成中1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%である。30質量%を超える場合は、肌に塗布した場合の感触がべたつくなど使用感が悪くなるため好ましくなく、1質量%未満の場合は、保湿効果が十分に発揮されない場合があり好ましくない。
本発明の乳化化粧料に配合するジペンタエリトリット脂肪酸エステルは、複数の異なる脂肪酸(例えばヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸とロジン酸の組み合わせやヒドロキシステアリン酸とイソステアリン酸の組み合わせ等)と、多価アルコールであるジペンタエリトリトールとの縮合物でエステル結合を有するエステル油の一種である。
ジペンタエリトリット脂肪酸エステルの具体的なものとしては、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(例えば、「コスモール168ARV」(商品名:日清オイリオ株式会社製))、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル(例えば、「コスモール168EV」(商品名:日清オイリオ株式会社製))、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(例えば、「コスモール168M」(商品名:日清オイリオ株式会社製))等が挙げられる。
ジペンタエリトリット脂肪酸エステルの含有量は、特に限定されないが、乳化化粧料全体に占める割合で5質量%以下(0質量%を含まない)であることが好ましい。5質量%よりも多くなると、仕上がりが重くなり、べたつきを感じる虞がある。より好ましくは3質量%以下であり、更に好ましくは2質量%以下である。上記の効果を発揮させるためには、0.05質量%以上含有させることが好ましく、より好ましくは0.1質量%以上である。
本発明の乳化化粧料には、ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体、ジペンタエリトリット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上のペースト油を配合するが、ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体とジペンタエリトリット脂肪酸エステルを併用して用いることにより、さらにしっとり感とべたつきのなさを両立させることが可能となる。
ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体と、ジペンタエリトリット脂肪酸エステルを併用して配合する場合その配合量は、前者を1質量部に対し後者を0.05〜1質量部とすることが好ましい。
本発明の乳化化粧料は、(B)エステル油を必須成分として配合する。本発明におけるエステル油は、エステル結合を有する常温で液状の油性成分である。かかるエステル油は、炭化水素油やシリコーン油と比較して(A)成分のペースト油分との相溶性が良好であるためである。エステル油としては化粧料に配合し得るものであれば特に限定されない。具体的には、動物油、植物油、合成油等の起源は問わず、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、オレイン酸エチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリベヘン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、p−アミノ安息香酸エチルヘキシルジメチル、サリチル酸エチルヘキシル、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、酢酸トコフェロール、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油、コメヌカ油、アボカド油等を例示することができる。本発明においては、これらのエステル油の中でも、使用感の点から2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール及びオレイン酸エチルから選択される1種又は2種以上を用いることが好ましく、さらには、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール及びオレイン酸エチルを併用して用いることが好ましい。
本発明の乳化化粧料に配合する(C)エステル型ノニオン界面活性剤は、(A)、(B)の油分を安定に乳化させる乳化剤として配合する。エステル型ノニオン界面活性剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を併用して用いる。エステル型ノニオン界面活性剤としては、水中油型乳化組成物に配合し得るものであれば特に限定されない。具体的には、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類(以下ポリオキシエチレンをPOEと略す場合があります)、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビトール脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類などが挙げられる。
POEグリセリン脂肪酸エステル類としては、POE(5)グリセリルモノオレイン酸エステル、POE(10)グリセリルモノオレイン酸エステル、POE(15)グリセリルモノオレイン酸エステル、POE(20)グリセリルモノオレイン酸エステル、POE(5)グリセリルモノステアリン酸エステル、POE(10)グリセリルモノステアリン酸エステル、POE(15)グリセリルモノステアリン酸エステル等が例示される。
POEソルビタン脂肪酸エステル類としては、POE(2)ソルビタンモノラウリン酸エステル、POE(20)ソルビタンモノパルミチン酸エステル、POE(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル、POE(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル、POE(20)ソルビタントリステアリン酸エステル、POE(6)ソルビタンモノステアリン酸エステル、POE(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル、POE(20)ソルビタントリオレイン酸エステル、POE(6)ソルビタンモノオレイン酸エステル、POE(60)ソルビタンモノオレイン酸エステル、POE(20)ソルビタンモノイソステアリン酸エステル等が例示される。
POEソルビトール脂肪酸エステル類としては、POE(20)ソルビトールモノラウリン酸エステル、POE(6)ソルビトールモノパルミチン酸エステル、POE(6)ソルビトールヘキサステアリン酸エステル、POE(6)ソルビトールテトラオレイン酸エステル、POE(60)ソルビトールテトラオレイン酸エステル等が例示される。
POE脂肪酸エステル類としては、POE(6)モノラウリン酸エステル、POE(10)モノラウリン酸エステル、POE(30)モノラウリン酸エステル、POE(1)モノステアリン酸エステル、POE(2)モノステアリン酸エステル、POE(4)モノステアリン酸エステル、POE(10)モノステアリン酸エステル、POE(25)モノステアリン酸エステル、POE(40)モノステアリン酸エステル、POE(45)モノステアリン酸エステル、POE(55)モノステアリン酸エステル、POE(2)モノオレイン酸エステル、POE(6)モノオレイン酸エステル、POE(10)モノオレイン酸エステル等が例示される。
グリセリン脂肪酸エステル類としては、グリセリンヤシ油脂肪酸エステル、グリセリルモノミリスチン酸エステル、グリセリルモノパルミチン酸エステル、グリセリルモノステアリン酸エステル、グリセリルモノイソステアリン酸エステル、グリセリルモノオレイン酸エステル、グリセリンヒマシ油脂肪酸エステル、グリセリン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル等が例示される。
ポリグリセリン脂肪酸エステル類としては、ジグリセリンモノラウリン酸エステル、ジグリセリンモノミリスチン酸エステル、ジグリセリンモノパルミチン酸エステル、ジグリセリンモノステアリン酸エステル、ジグリセリンモノイソステアリン酸エステル、ジグリセリンモノオレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノパルミチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノイソステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンモノイソステアリン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル等が例示される。
ソルビタン脂肪酸エステル類としては、ソルビタンモノラウリン酸エステル、ソルビタンモノパルミチン酸エステル、ソルビタンモノステアリン酸エステル、ソルビタンセスキステアリン酸エステル、ソルビタントリステアリン酸エステル、ソルビタンモノイソステアリン酸エステル、ソルビタンセスキイソステアリン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸エステル、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、ソルビタントリオレイン酸エステル等が例示される。
ショ糖脂肪酸エステルとしては、ショ糖ラウリン酸モノエステル、ショ糖ミリスチン酸モノエステル、ショ糖パルミチン酸モノエステル、ショ糖ステアリン酸モノエステル、ショ糖オレイン酸モノエステル等が例示される。
本発明においては、POEソルビタン脂肪酸エステル類及びソルビタン脂肪酸エステル類から選択される1種又は2種以上を用いることが好ましく、その中でも特にPOE(20)ソルビタンオレイン酸エステルとセスキオレイン酸ソルビタンを併用して用いることが好ましい。
エステル型ノニオン界面活性剤の配合量は、併用する油相の配合量などによって異なり、油相1に対し質量比で0.02〜1質量部配合する。0.02質量部未満の配合では安定な乳化化粧料を得ることができない場合がある。
本発明の乳化化粧料に配合する(D)水溶性高分子は、通常化粧料に配合し得る水溶性高分子であれば特に限定されない。例えばアラビヤガム、トラガカントガム、カラヤガム、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ローカストビーンガム、クインスシード、ジェランガム、ネイティブジェランガム、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリルアミドや、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−iso−ブトキシアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸、ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド、またはこれら重合性モノマー原料と他の重合性モノマーとの共重合体、あるいは、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、カラギーナン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、コラーゲン、キチン誘導体、ペクチン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体およびこれらの塩等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
中でも特に好ましいものは、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリルアミドであり、乳化安定性と使用感の点からアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を用いることが最も好ましい。
水溶性高分子の配合量は、乳化化粧料全量に対し0.001〜5質量%であり、適度な粘性を付与するには、0.01〜1質量%が好ましい。0.001質量%未満では、十分な粘性付与効果が得られない場合があり、5質量%を超えると、粘性が高くなりすぎて使用性を損ない、べたつきを感じて使用感を損なう場合がある。
本発明の乳化化粧料には、リン脂質を配合することが好ましい。リン脂質を配合することにより、使用感にコクを付与することができるためである。リン脂質としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸やこれらを水素添加したもの等を挙げることができる。
本発明の乳化化粧料には、多価アルコールを配合することができる。多価アルコールを配合することにより、さらに保湿効果を向上させることができるためである。かかる多価アルコールとしては、化粧料に配合し得るものであれば特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。 具体的な多価アルコールとしては、1,2−プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール(イソプレングリコール)、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、グリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリン等のほか、スクロース、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、グリコシルトレハロース等の糖類が挙げられる。この中でも、グリセリン、1,3−ブタンジオール、グリコシルトレハロース及びジプロピレングリコールから選択される1種又は2種以上を含有することが好ましい。
本発明の乳化化粧料は、乳化形態は特に限定されず、水中油型、油中水型、水中油中水型、油中水中油型のいずれでもよいが、特に水中油型乳化化粧料が好ましい。
乳化化粧料の剤形は、特に限定されず、液状、クリーム状、ジェル状等の様々なものに利用することができる。
本発明の乳化化粧料には上述の必須成分の他に、必要に応じて通常乳化化粧料に配合される、水性成分、油性成分、保湿剤、色素、界面活性剤、紫外線吸収剤、増粘剤、美容成分、香料、高分子物質、防菌防微剤、アルコール類、粉体、スクラブ剤、生体由来成分等を適宜配合することができる。
以下、実施例を挙げて本発明についてより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例の評価方法について述べる。
[乳化状態]
乳化化粧料調製1日後の状態を観察し、目視により下記の基準で評価した。
「◎」:表面につやがあり、均質である
「○」:均質である
「△」:一部不均質である
「×」:分離が認められる
[使用感評価]
乳化化粧料調製1日後の化粧料を基礎化粧品官能評価員3名が実際に使用し、合議により下記の基準で評価した。
[しっとり感][肌なじみ]
「◎」:非常に良好である
「○」:良好である
「△」:あまり良好でない
「×」:良好でない
[べたつき]
「◎」:べたつきが非常に少ない
「○」:べたつきが少ない
「△」:少しべたつく
「×」:べたつく
表1に示した処方で乳化化粧料を調製した。乳化化粧料は油相、水相、香料相をそれぞれ均一に溶解する。油相に水相を添加して乳化した後、香料相を添加して乳化化粧料を得た。
Figure 2020132568
表1に示した通り、本発明の乳化化粧料は乳化状態が良好で、かつしっとり感、肌なじみが良好でべたつきの少ない使用感であった。これに対しエステル油をシリコーン油に代替した比較例1は、乳化状態があまり良好ではなく、しっとり感、肌なじみの点で劣っていた。ペースト油を配合していない比較例2は、しっとり感に欠ける使用感であった。水溶性高分子を配合していない比較例3は、乳化状態が悪く、使用感評価を行うことができなかった。

Claims (1)

  1. (A)〜(D)を含有する乳化化粧料。
    (A)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体、ジペンタエリトリット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の油剤
    (B)常温で液状のエステル油
    (C)エステル型ノニオン界面活性剤
    (D)水溶性高分子
JP2019028046A 2019-02-20 2019-02-20 乳化化粧料 Pending JP2020132568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028046A JP2020132568A (ja) 2019-02-20 2019-02-20 乳化化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028046A JP2020132568A (ja) 2019-02-20 2019-02-20 乳化化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020132568A true JP2020132568A (ja) 2020-08-31

Family

ID=72277613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019028046A Pending JP2020132568A (ja) 2019-02-20 2019-02-20 乳化化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020132568A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348214A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kose Corp 毛穴隠し用水中油型乳化化粧料
JP2012144466A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd エマルジョン
JP2016145197A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 株式会社コーセー デオドラント剤
JP2016147824A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社コーセー 化粧料及びその化粧料を用いた肌の美容方法
JP2016166187A (ja) * 2015-03-03 2016-09-15 株式会社コーセー 水中油型乳化化粧料
WO2016143663A1 (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 日清オイリオグループ株式会社 水系化粧料
JP2017178892A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社コーセー 水中油型乳化組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348214A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kose Corp 毛穴隠し用水中油型乳化化粧料
JP2012144466A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd エマルジョン
JP2016145197A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 株式会社コーセー デオドラント剤
JP2016147824A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社コーセー 化粧料及びその化粧料を用いた肌の美容方法
JP2016166187A (ja) * 2015-03-03 2016-09-15 株式会社コーセー 水中油型乳化化粧料
WO2016143663A1 (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 日清オイリオグループ株式会社 水系化粧料
JP2017178892A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社コーセー 水中油型乳化組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5507803B2 (ja) 皮膚外用剤
KR20170025647A (ko) 입술용 화장료 조성물
US10342755B2 (en) Cosmetic composition comprising specific combination of surfactants
JP7071830B2 (ja) 皮膚外用剤または化粧料
JP2018016613A (ja) クレンジング化粧料
JP6530236B2 (ja) 皮膚用クリーム
EP2617410B1 (en) Oil-in-water type cosmetic
JP5328090B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP6792353B2 (ja) 油中水型乳化組成物
KR20200144490A (ko) 수중유형 화장료 조성물
JP5142621B2 (ja) 皮膚外用剤
JP6687809B2 (ja) 乳化化粧料
JP6868588B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3996488B2 (ja) 乳化化粧料
WO2019188119A1 (ja) 毛髪化粧料
WO2019188795A1 (ja) ジェル状化粧料
JP2020132568A (ja) 乳化化粧料
JP2022086863A (ja) 水中油型乳化化粧料
KR20230115336A (ko) 중합체와 멘톨 및 이의 유도체로부터 선택되는 화합물을포함하는 수분 공급 조성물
JP6277307B1 (ja) 油中水型液状乳化組成物
JP5777859B2 (ja) 乳化組成物
JP7500193B2 (ja) 乳化組成物
JP2005053865A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2016204341A (ja) 親水性基剤中油型乳化組成物及びそれを含有する乳化組成物
JP2021031434A (ja) 皮膚化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220921