JP2020132410A - エレベータ制御システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

エレベータ制御システム、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】待ち時間を短縮すること。
【解決手段】エレベータ制御システムは、建物のエレベータに乗降する乗降候補者を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、乗降候補者を認識する認識手段と、認識手段の認識結果と乗降の時間情報とを対応付けた乗降候補者の各階への移動パターンを、乗降候補者毎に学習する学習手段と、 学習手段により学習された移動パターンに基づいて、エレベータの移動を制御する制御手段と、を備える。学習手段は移動パターンに基づいて、現在時刻前後にエレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定する。制御手段は、学習手段により決定された階に、エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータを制御するエレベータ制御システム、その制御方法及びプログラムに関する。
分単位で忙しく活動している現代社会において、エレベータの待ち時間は非常にストレスになっている。建物によっては、低層階、高層階、奇数/偶数階、VIP用など、複数台のエレベータが設置されている環境で移動可能な行先階を制限することにより、移動時間の短縮が図られている。しかし、移動可能な行先階を制限することで、エレベータの非稼働時間が増え、逆に待ち時間が長くなるという問題が生じている。
このような待ち時間を短縮するために、エレベータの過去の利用状況データに基づいて、最適な場所に移動させ待機されるエレベータ制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−274871号公報
本開示の目的は、上述した課題のいずれかを解決するエレベータ制御システム、その制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
建物のエレベータに乗降する乗降候補者を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識する認識手段と、
前記認識手段の認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習する学習手段と、
前記学習手段により学習された移動パターンに基づいて、前記エレベータの移動を制御する制御手段と、を備え、
前記学習手段は前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定し、
前記制御手段は、前記学習手段により決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行う、
ことを特徴とするエレベータ制御システム
である。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
建物のエレベータに乗降する乗降候補者を撮影するステップと、
前記撮影された撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識するステップと、
前記認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習するステップと、
前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定するステップと、
前記決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行うステップと、
を含む、ことを特徴とするエレベータ制御方法
である。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
建物のエレベータに乗降する乗降候補者の撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識する処理と、
前記認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習する処理と、
前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定する処理と、
前記決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行う処理と、
をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするエレベータ制御システムのプログラム
である。
本開示により、上述した課題のいずれかを解決するエレベータ制御システム、その制御方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータ制御システムの概略的な構成を示すブロック図である。 各階のEVホール及びエレベータケージ内に設けられた撮影部を示す図である。 各階のエレベータホールに配置された撮影部を示す図である。 エレベータケージ内に配置された撮影部を示す図である。 AIサーバの概略的な学習フローを示すフローチャートである。 移動パターンの情報の取得方法のフローを示すフローチャートである。 移動パターンの情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータ制御システムの制御方法のフローを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明の一実施形態に係るエレベータ制御システムは、所定の建物に設置された、エレベータの乗降候補者の待ち時間を短縮できるシステムである。所定の建物は、例えば、ホテル、マンション、官公庁ビル、オフィスビルなどの入館する人物が限定される場合で、顔認証などの画像認証による入館方法が導入されている建物である。
図1は、本実施形態に係るエレベータ制御システムの概略的な構成を示すブロック図である。本実施形態に係るエレベータ制御システム1は、乗降候補者を撮影する撮影部2と、乗降候補者の画像認証を行う認証サーバ3と、乗降候補者の各階への移動パターンを学習するAIサーバ4と、エレベータケージの昇降を制御するエレベータ制御部5と、を備えている。
撮影部2は、撮影手段の一具体例である。撮影部2は、例えば、静止画又は動画を撮影できるカメラである。なお、撮影部2は、予め登録した音声を流す機能を有していてもよい。
図2に示す如く、撮影部2は、各階のエレベータ(EV)ホール及びエレベータケージ10内に夫々設けられている。図3に示す如く、各階のエレベータホールの撮影部2は、エレベータケージ10の出入口付近に設置され、エレベータケージ10の乗降候補者の顔を撮影することができる。また、図4に示す如く、エレベータケージ10内の撮影部2は、エレベータケージ10の扉付近に設置され、エレベータケージ10内の乗降候補者の顔を撮影することができる。各撮影部2は、撮影した乗降候補者の顔画像を認証サーバ3に送信する。
認証サーバ3は、認識手段の一具体例である。認証サーバ3は、各撮影部2から送信される乗降候補者の顔画像に基づいて、乗降候補者の顔認証を行い、乗降候補者が予め登録された人物であるかを判別する。
認証サーバ3は、各撮影部2から送信される乗降候補者の顔画像に基づいて、乗降候補者がエレベータケージ10に搭乗、および、エレベータケージ10から降車する際に、その顔認証を行う。
認証サーバ3は、認証した乗降候補者の情報(ID情報など)と共に、どの撮影部2で撮影されたのかを示す位置情報及び撮影された時間を示す時間情報をAIサーバ4に送信する。
AI(artificial intelligence)サーバは、学習手段の一具体例である。AIサーバ4は、例えば、ニューラルネットワークなどの学習器によって構成され、深層学習などを行う。AIサーバ4は、乗降候補者の各階への移動パターンを学習する。
AIサーバ4は、認証サーバ3から送信される、乗降候補者の情報、位置情報及び時間情報を乗降候補者毎に記憶する。AIサーバ4は、記憶した乗降候補者毎の乗降候補者の情報、位置情報及び時間情報に基づいて、各乗降候補者がいつ、どの階からどの階へ移動するかを示す各乗降候補者の移動パターンを学習する。AIサーバ4は、例えば、各乗降候補者の搭乗時間が所定時間以上または搭乗回数が所定回数以上になるまで、各乗降候補者の移動パターンを学習する。
AIサーバ4は、学習した各乗降候補者の移動パターンに基づいて、エレベータが呼び出されていない空き時間帯に、どの階でエレベータケージ10を待機させるかを指示するための指示信号をエレベータ制御部5に送信する。AIサーバ4は、各時間にどの候補者がどの階でエレベータに搭乗するかを統計的に示す時間帯の統計情報に基づいて、エレベータ制御部5に指示信号を送信してもよい。
エレベータ制御部5は、制御手段の一具体例である。エレベータ制御部5は、各階のエレベータ扉付近に設けられた呼出ボタン(上行/下行ボタン)の操作に応じて、その呼出された階にエレベータケージ10を昇降させる制御を行う。
エレベータ制御部5は、エレベータケージ10内の扉付近に設けられた行先階ボタンの操作に応じて、その指示された行先階にエレベータケージ10を昇降させる制御を行う。さらに、エレベータ制御部5は、呼出ボタンが押圧されていない空き時間帯に、AIサーバ4から指示信号に応じて、その指示信号に指示された階にエレベータケージ10を昇降させ、その階でエレベータケージ10を待機させる制御を行う。
なお、エレベータ制御部5は、例えば、制御処理、演算処理等を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される制御プログラム、演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)からなるメモリ、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。CPU、メモリ、及びインターフェイス部は、データバスなどを介して相互に接続されている。
ところで、現代社会においてエレベータの待ち時間は非常にストレスになっており、その待ち時間の短縮が望まれている。
これに対し、本実施形態に係るエレベータ制御システム1は、上述の如く、乗降候補者を撮影する撮影部2と、 撮影画像に基づいて乗降候補者の顔認証を行うことで該乗降候補者を画像認識する認証サーバ3と、認証サーバ3の認識結果と乗降候補者の乗降の時間情報とを対応付けた移動パターンを、乗降候補者毎に学習するAIサーバ4と、学習された移動パターンに基づいて、エレベータの移動を制御するエレベータ制御部5と、を備える。AIサーバ4は移動パターンに基づいて、所定時刻前後にエレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージ10を待機させる階に決定する。エレベータ制御部5は、AIサーバ4により決定された階に、エレベータケージ10を移動させ、待機させる制御を行う。
これにより、乗降候補者が搭乗すると予測される時間帯に、タイムリーにエレベータケージ10を待機させることができる。従って、エレベータの待ち時間を短縮することができ、多くの人の貴重な時間を節約できる。塵も積もれば山となると言われるように、利用者数×移動回数×日数を年間で考えると大きな時間の節約が出来る。
図5は、AIサーバの概略的な学習フローを示すフローチャートである。
AIサーバ4は、エレベータの通常運転モードで学習を行う(ステップS501)。AIサーバ4は乗降候補者の移動パターンのデータを蓄積する(ステップS502)。AIサーバ4は学習した移動パターンのデータを用いてエレベータケージ10を待機させる階を予測する(ステップS503)。AIサーバ4は、予測した階の情報を蓄積し、その結果を評価する(ステップS504)。
AIサーバ4は、予測が外れる場合、その予測が外れた結果を蓄積し、分析する。AIサーバ4は、例えば、予測が当たらなかった場合と予測が当たった場合のデータで差分を検出し、そのデータに基づいて、データの特異性がないか分析する。AIサーバ4は、条件の見直しを行い再度違った方法で、エレベータケージ10を待機させる階の予測を実施する。
AIサーバ4は、変更可能なパラメータを変更し、あるいは、データの蓄積から新たな視点を見つけ出し、条件に追加することで、PDCAサイクルを回し、予測精度を向上させる。そして、AIサーバ4は、よりその建物にあったエレベータ制御アルゴリズムになるように最適化される。
図6は、移動パターンの情報の取得方法のフローを示すフローチャートである。前提条件として、エレベータを利用可能な人物はすべて乗降候補者として認証サーバ3に、予め登録されているものとする。認証サーバ3に登録されていない人物は、セキュリティリスクありと判断され、フロア移動が禁止された状況であると仮定して説明する。
例えば、1階の撮影部2が人物Aを撮影し、その撮影画像を認証サーバ3に送信する(ステップS601)。
認証サーバ3は、撮影部2から送信された撮影画像から、顔データを検出し、登録済みの乗降候補者であるか否かを判定する(ステップS602)。
認証サーバ3は、登録済みの顔データと、撮影画像の顔データが不一致で、登録済みの乗降候補者でないと判定した場合(ステップS602のNO)、セキュリティリスクありと判断する(ステップS603)。
認証サーバ3は、エレベータ制御部5に対して、セキュリティリスクの判定結果をエレベータ制御部5に送信する。エレベータ制御部5は、人物Aがエレベータの扉前にいる場合、扉を開かないよう制御を行う。さらに、認証サーバ3は、撮影部2に対して警告信号を送信する。撮影部2は、認証サーバ3からの警告信号に応じて、例えば、「許可者以外、このエレベータに乗ることは出来ません」などの音声を人物Aに対して出力する。
認証サーバ3は、登録済みの顔データと、撮影画像の顔データが一致し、登録済みの乗降候補者であると判定した場合(ステップS602のYES)、認証した人物Aの情報、位置情報(エレベータホールの乗込み階)及び時間情報をAIサーバ4に送信する(ステップS604)。AIサーバ4は、認証サーバ3から送信された人物Aの情報、位置情報及び時間情報を記憶する。
人物Aは、呼出ボタンを操作してエレベータケージ10を呼び、エレベータケージ10に乗る(ステップS605)。
エレベータケージ10内の撮影部2は、人物Aを撮影し、認証サーバ3はその撮影画像に基づいて、人物Aがエレベータケージ10内に入室した時間情報をAIサーバ4に送信する。AIサーバ4は、その人物Aがエレベータケージ10内に入室した時間情報は記憶する(ステップS606)。
人物Aが行先階のボタンを操作すると、エレベータ制御部5は、エレベータケージ10がその行先階に昇降するように制御を行う(ステップS607)。
人物Aがエレベータケージ10から降車すると、AIサーバ4は、エレベータケージ10内の撮影部2による撮影画像と、エレベータ制御部5によるエレベータケージ10の制御情報と、に基づいて、人物Aの到着した階と時間情報とを記憶する(ステップS608)。
図6に示す処理により、AIサーバ4は、例えば、図7に示すような移動パターンの情報を収集することが出来る。なお、図7に示す移動パターンは、ある一日のエレベータの利用情報の一例である。縦の列は人物A、B、Cの3名についての情報を記載しており、人物毎に収集されている。
認証サーバ3が、各階のエレベータホールの撮影部2により撮影された撮影画像に基づいて、搭乗前の乗降候補者の顔認証を行った時間を移動元のエレベータ(EV)ホール到着時刻とする。
EVホール到着時刻と、EVケージに搭乗しているEVケージ搭乗時刻と、の差が、EVホールでのEV待ち時間(オ)となる。EVケージ搭乗時刻と、EVケージから降車するEVケージ降車時刻との差がEVケージでの滞在時間(カ)となる。
移動元階と移動先階より1階移動するのにかかったEVの移動時間も計算できる。EV待ち時間(オ)とEVケージでの滞在時間(カ)とを加算すると、EV移動での総移動時間(キ)が得られる。なお、EVが複数台ある場合は、EV1号機、EV2号機のようにEV毎にデータを取得する。
次に、AIサーバ4の収集情報の活用方について説明する。簡単に説明する為、図6は極端に利用者が少ない情報ではあるが、仮にこれがすべての移動記録であるとする。AIサーバ4は、人物A、B、Cの移動パターンを学習することで、移動傾向を分析できる。
例えば、分析の結果、人物A、B、Cは出社の時間がA>B>Cの順番で早いとする。1階がエントランス階で人物Aの自席は3階の事務フロアにある。また、同様に、人物Bの自席は11階の事務フロアにあり、人物Cの自席は25階の事務フロアにある。8階に食堂があり、人物Aは昼食時、その建物外で食事をする。人物Bは8階の会社食堂を利用、人物Cはお弁当を持参している。
出社と同じ順番A>B>Cで帰宅するとする。エレベータの待ち時間を削減する為に、各階のエレベータホールの呼出ボタンが操作される前に、分析結果を元に、例えば、以下のように、エレベータケージ10を予め移動させ待機させておけばよい。
朝時間帯のエレベータケージ10は、1階で待機⇒3階に移動、1階で待機⇒11階に移動、1階で待機⇒25階に移動する。昼時間帯のエレベータケージ10は、11階で待機⇒8階に移動、3階で待機⇒1階に移動、8階で待機⇒11階に移動、1階で待機⇒8階に移動する。夕方時間帯のエレベータケージ10は、3階で待機⇒1階に移動、11階で待機⇒1階に移動、25階で待機⇒1階に移動する。
上記のように、エレベータ制御部5は、エレベータケージ10を予め移動させ待機させることで、図6に示すEV待ち時間(オ)を、すべて0分にすることができ、3人合計の総EV待ち時間38分を減らすことができる。
続いて、本実施形態に係るエレベータ制御システムの制御方法について、説明する。図8は、本実施形態に係るエレベータ制御システムの制御方法のフローを示すフローチャートである。
エレベータ制御部5は、各階の撮影部2により撮影された撮影画像に基づいて、各階のエレベータホールに人がいるか否かを判断する(ステップS801)。
エレベータ制御部5は、各階のエレベータホールに人がいると判断した場合(ステップS801のYES)、各階の呼出ボタンの操作に応じて、その呼出された階にエレベータケージ10を昇降させる制御を行う(ステップS802)。
エレベータ制御部5は、各階のエレベータホールに人がいないと判断した場合(ステップS801のNO)、AIサーバ4による予測を開始する(ステップS803)。
AIサーバ4は、記憶している各乗降候補者の移動パターンに基づいて、現在時刻の前後5分において、エレベータに搭乗する乗降候補者を検索する(ステップS804)。
なお、AIサーバ4は、現在時刻の前後5分において、エレベータに搭乗する乗降候補者を検索できなかった場合、さらに、現在時刻の前後10分において、エレベータに搭乗する乗降候補者を再検索してもよい。また、AIサーバ4は、認証サーバ3から送信される認証データに基づいて、検索した乗降候補者が、例えば、休暇、外出などで本日、建物内にいない場合、別パターンの動作でいつもと異なる階にいる場合、などを確認してもよい。
AIサーバ4は、エレベータに搭乗する乗降候補者を検索できた場合、検索した乗降候補者が1人であるか否かを判断する(ステップS805)。
AIサーバ4は、検索した乗降候補者が1人であると判断した場合(ステップS805のYES)、その検索した乗降候補者の階をエレベータケージ10が待機する階(以下、エレベータケージ待機階)に決定し、決定したエレベータケージ待機階をエレベータ制御部5に出力する(ステップS806)。
一方、AIサーバ4は、検索した乗降候補者が複数人であると判断した場合(ステップS805のNO)、エレベータに搭乗する乗降候補者の数が多い順に乗降候補者が搭乗する階を並べ、エレベータに搭乗する乗降候補者の数が最も多い階を、エレベータケージ待機階に決定し、エレベータ制御部5に出力する(ステップS807)。
なお、AIサーバ4は、エレベータに搭乗する乗降候補者の数が最も多い階が複数、存在する場合、過去にその時間帯で最も移動先として多かった階をエレベータケージ待機階に決定してもよい。
エレベータ制御部5は、AIサーバ4からの出力されたエレベータケージ待機階にエレベータケージ10を移動させ待機される制御を行う(ステップS808)。
以上、本実施形態に係るエレベータ制御システムの制御方法によれば、乗降候補者が搭乗すると予測される時間帯に、タイムリーにエレベータケージ10を待機させることができるため、エレベータの待ち時間を短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態において、例えば、エレベータが複数台設けられていてもよい。この場合、例えば、認証サーバ3に、社長や重要なゲストなどの特定の乗降候補者を予め顔登録してもよい。一時的に複数台のエレベータのうちの1つを特定の乗降候補者専用として使用し、別の時間帯に、そのエレベータを特定の乗降候補者以外の乗降候補者に解放し、専用のエレベータを用意しない。これにより、全体の運用効率を向上させることができる。
上記実施形態において、例えば、認証サーバ3には、乗降候補者の顔と階とが対応付けて登録されていてもよい。これにより、例えば、高層階用、低層階用など物理的に分ける必要がなく、誰がどの階で乗降するかが容易に分かるため、エレベータを柔軟に運用できる。例えば、高層階の人が圧倒的に多い場合、高層階へ行きのエレベータを増やすことが想定される。専用エレベータを併用して運用するようにしてもよい。
上記実施形態において、例えば、所定の建物がオフィスビルの場合、AIサーバ4は、Outlook(登録商標)などのスケジュール情報を取得し、そのスケジュール情報に基づいて、その乗降候補者の階の移動を予測してもよい。これにより、より正確な情報に基づいて、エレベータを制御し、エレベータの待ち時間を短縮できる。
上記実施形態において、例えば、所定の建物がホテルの場合、チェックイン時に認証サーバ3に乗降候補者の顔が登録されてもよい。これにより、エレベータでの顔認証を用いることで、指定の階しか止まらないようにでき、防犯性を確保できる。現在、多くのホテルにおいて、各部屋の鍵には、カードが用いられている為、偽造などにより、不正に各部屋に侵入できる虞がある。エレベータで入館を制限できることで、防犯性を向上させることができる。
上記実施形態において、AIサーバ4は、記憶している各乗降候補者の移動パターンに基づいて、現在時刻の前後において、エレベータに搭乗する乗降候補者を検索する。したがって、AIサーバ4は、その検索結果に基づいて、エレベータを呼び出す各階の乗降候補者の数を予測し、上行/下行ボタンの操作無しで自動的に各エレベータケージ10を移動させてもよい。
上記実施形態において、エレベータケージ10内の行先階ボタンを操作すること無しに、自動で、エレベータケージ10を移動させている。このとき、行先階ボタンを自動的に点灯させてもよい。
本発明は、例えば、図8に示す処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 エレベータ制御システム
2 撮影部
3 認証サーバ
4 AIサーバ
5 エレベータ制御部
10 エレベータケージ

Claims (5)

  1. 建物のエレベータに乗降する乗降候補者を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識する認識手段と、
    前記認識手段の認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習する学習手段と、
    前記学習手段により学習された移動パターンに基づいて、前記エレベータの移動を制御する制御手段と、を備え、
    前記学習手段は前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定し、
    前記制御手段は、前記学習手段により決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行う、
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 請求項1記載のエレベータ制御システムであって、
    前記学習手段は、検索した乗降候補者が複数人であると判断した場合、前記エレベータケージに搭乗する乗降候補者の数が最も多い階を、該エレベータケージを待機させる階に決定する、
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  3. 請求項1又は2記載のエレベータ制御システムであって、
    前記認識手段は、前記撮影手段から送信された撮影画像から顔データを検出し、登録済みの乗降候補者でないと判定した場合、セキュリティリスクの判定結果を前記制御手段に対して送信し、
    前記制御手段は、前記セキュリティリスクの判定結果に応じて、前記乗降候補者がエレベータの扉前にいる場合、扉を開かないよう制御を行う、
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  4. 建物のエレベータに乗降する乗降候補者を撮影するステップと、
    前記撮影された撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識するステップと、
    前記認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習するステップと、
    前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定するステップと、
    前記決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行うステップと、
    を含む、ことを特徴とするエレベータ制御方法。
  5. 建物のエレベータに乗降する乗降候補者の撮影画像に基づいて乗降候補者の画像認証を行うことで、該乗降候補者を認識する処理と、
    前記認識結果と前記乗降の時間情報とを対応付けた前記乗降候補者の各階への移動パターンを、前記乗降候補者毎に学習する処理と、
    前記移動パターンに基づいて、現在時刻前後に前記エレベータに搭乗する乗降候補者を検索し、該検索した乗降候補者が搭乗する階を、エレベータケージを待機させる階に決定する処理と、
    前記決定された階に、前記エレベータケージを移動させ、待機させる制御を行う処理と、
    をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするエレベータ制御システムのプログラム。
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