JP2020129027A - 吸音構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一態様では、多孔体の厚みは、1〜100mmの範囲内で、好ましくは1〜50mmの範囲内、より好ましくは1〜25mmの範囲内である。多孔体が厚すぎると重量が大きくなり、気泡緩衝材で支えることができなくなる。多孔体が薄すぎると吸音性能が悪くなる。また、本発明の一態様では、多孔体の目付量は10〜10000g/m2の範囲内で、好ましくは50〜5000g/m2の範囲内、より好ましくは50〜3000g/m2の範囲内、特に好ましくは100〜1000g/m2の範囲内である。多孔体の目付量が大きすぎると気泡緩衝材で支えることができなくなる。多孔体の目付量が小さすぎると吸音性能が悪くなる。
個々の粒状部の面積が小さすぎる場合や、単位面積当たりの粒状部の数が多すぎる場合には、吸音性能を効率良く向上させることが難しくなり、個々の粒状部の面積が大きすぎる場合や、単位面積当たりの粒状部の数が少なすぎる場合には、多孔体を気泡緩衝材で安定的に支えることが難しくなることが考えられる。従って、前述したように、個々の粒状部の最大面積も、単位面積当たりの粒状部の数も、より好ましい条件を求めるほど数値範囲は狭くなる。結果的に、より好ましい条件になるほど、数値範囲の下限値は高く上限値は低くなっている。
樹脂発泡体の例としては発泡ポリエチレン、発泡ポリプレプレン、発泡エチレン−酢酸ビニル共重合体、メラミンフォームなどが挙げられる。発泡ゴムの原料例としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴムなどが挙げられる。
多孔体が不織布であり、不織布が熱可塑性樹脂を原料とする場合、熱可塑性樹脂としては、不織布を形成し得る熱可塑性樹脂であれば、特に限定はされず、種々公知のものを用いることができる。このような熱可塑性樹脂としては、具体的には、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテン等のα−オレフィンの単独重合体若しくは共重合体であるポリオレフィン〔高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(所謂LLDPE)、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・1−ブテンランダム共重合体等のエチレンの単独重合体あるいはエチレン・α−オレフィン共重合体等のエチレン系重合体;プロピレンの単独重合体(所謂ポリプロピレン)、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体(所謂ランダムポリプロピレン)、プロピレンブロック共重合体、プロピレン・1−ブテンランダム共重合体等のプロピレン系重合体;1−ブテン単独重合体、1−ブテン・エチレン共重合体、1−ブテン・プロピレン共重合体等の1−ブテン系重合体;ポリ4−メチル−1−ペンテン単独重合体、4−メチル−1−ペンテン・プロピレン共重合体あるいは4−メチル−1−ペンテン・α−オレフィン共重合体等の4−メチル−1−ペンテン系重合体〕などのポリオレフィン系重合体が挙げられる。また、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66、ポリメタキシレンアジパミド等)、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アイオノマーあるいはこれらの混合物等を例示することができる。これらの熱可塑性樹脂の中でも、成形時の紡糸安定性や不織布の加工性及び通気性、柔軟性、軽量性、耐熱性の観点から、ポリオレフィン系重合体が好ましく、ポリオレフィン系重合体の中でも、耐熱性、軽量性の面から、プロピレン系重合体が好ましく、プロピレン系重合体としては、プロピレン単独重合体またはプロピレン・α−オレフィン共重合体が好ましい。本発明において、熱可塑性樹脂として好適なプロピレン系重合体としては、通常、融点(Tm)が125℃以上、好ましくは130〜165℃の範囲にあるプロピレンの単独重合体、もしくはプロピレンと極少量のエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等の炭素数2以上(但し、プロピレンを除く)、好ましくは2〜8の1種または2種以上のα−オレフィンとの共重合体が好ましい。
図1に本発明の吸音構造体1を示している。この吸音構造体1は、多孔体2と気泡緩衝材(エアパッキン)3との積層体である。多孔体2は、厚さが1〜100mmで目付量が10〜10000g/m2である。多孔体2は、不織布、樹脂発泡体、発泡ゴム、ポリウレタンフォームおよびフェルトのうちの1種以上の材料を含む。多孔体2が不織布からなる場合には、平均繊維径が0.1〜10μmの熱可塑性樹脂からなることが好ましく、メルトブローン不織布であってもよい。
2 多孔体
3 気泡緩衝材
3a 粒状部
4,5,9 樹脂フィルム
6 接着剤層
7 対象物
8 補助層
Claims (9)
- 多孔体と、前記多孔体に積層された気泡緩衝材と、を有し、
前記多孔体は、厚さが1〜100mmで目付量が10〜10000g/m2であり、前記気泡緩衝材は、1枚または複数枚の気泡緩衝材シートで構成され、前記気泡緩衝材が1枚の気泡緩衝材シートで構成されている場合の当該気泡緩衝材シートの空気を内包する粒状部の高さが1〜50mmで目付量が10〜1000g/m2であり、前記気泡緩衝材が複数枚の気泡緩衝材シートで構成されている場合の、重なり合う全ての気泡緩衝材シートの前記粒状部の高さの合計が1〜50mmで、個々の気泡緩衝材シートの目付量がそれぞれ10〜1000g/m2であることを特徴とする、吸音構造体。 - 前記気泡緩衝材が、吸音性を付与すべき対象物に接するように取り付けられ、前記多孔体が音の入射面になることを特徴とする、請求項1に記載の吸音構造体。
- 前記気泡緩衝材の、前記多孔体との接合面と反対側の面に補助層が積層され、前記補助層が、吸音性を付与すべき対象物に接するように取り付けられ、前記多孔体が音の入射面になることを特徴とする、請求項1に記載の吸音構造体。
- 前記気泡緩衝材の、前記多孔体との接合面と反対側の面に補助層が積層され、前記多孔体が、吸音性を付与すべき対象物に接するように取り付けられ、前記補助層が音の入射面になることを特徴とする、請求項1に記載の吸音構造体。
- 前記気泡緩衝材の面方向における、個々の前記粒状部の最大面積は10〜5000mm2であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸音構造体。
- 前記気泡緩衝材の1m2あたりの前記粒状部の数は10〜100000個であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸音構造体。
- 前記多孔体は、不織布、樹脂発泡体、発泡ゴム、ポリウレタンフォームおよびフェルトのうちの1種以上の材料を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の吸音構造体。
- 前記多孔体は、平均繊維径が0.1〜10μmの熱可塑性樹脂からなる不織布であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の吸音構造体。
- 前記多孔体はメルトブローン不織布であることを特徴とする、請求項8に記載の吸音構造体。
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JP2009019495A (ja) * | 2002-03-26 | 2009-01-29 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 吸音構造板 |
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JP2012245834A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Howa Textile Industry Co Ltd | 自動車用吸音シート及びこの吸音シートを用いた自動車用エンジンアンダーカバー |
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