JP2020126405A - 診断システム、診断方法、及び診断プログラム - Google Patents

診断システム、診断方法、及び診断プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な事案も適切に診断できる診断システムを提供する。【解決手段】組織を診断対象として診断処理を行う診断システム1であって、組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、目指す姿又は目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、取組み又は施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、第1定義情報と第2定義情報とを関連付ける関連付け情報とを記憶する記憶部2と、目指す姿又は目標に関連した1つ以上の第1質問に対する診断対象からの第1回答を取得するとともに、複数の取組み又は施策及び複数の要素に関連した複数の第2質問に対する診断対象からの第2回答を取得する取得部3と、記憶部2に記憶された4つの情報と、取得部3が取得する第1回答及び第2回答とに基づいて、診断処理を行う診断部4と、診断部4による診断処理の結果を出力する出力部5とを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、組織を診断対象として診断処理を行う診断システム、診断方法、及び診断プログラムに関する。
会社等の組織を診断対象として診断処理を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、診断項目に関する質問を記憶する記憶部と、診断対象から質問に対する回答を取得する取得部と、取得した回答に基づいて診断処理を行う診断部と、診断部による診断結果を出力する出力部と、を備える診断システムが開示されている。
特開2002−109081号公報
しかしながら、従来の診断システムでは、複雑な事案を適切に診断することが難しい。例えば、近年、政府が掲げる働き方改革の成熟度のように、会社組織の中で多くの指標と、その指標を実現するための取組み及び施策と、取組みを成功に導く要素と、が複雑に絡み合う事案の場合、適応が困難であった。
そこで、1つの側面では、本発明は、組織における複雑な事案も適切に診断できる診断システム、診断方法、及び診断プログラムを提供することを目的とする。
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 組織を診断対象として診断処理を行う診断システムであって、
前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報とを記憶する記憶部と、
前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答を取得するとともに、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答を取得する取得部と、
前記記憶部に記憶された前記4つの情報と、前記取得部が取得する前記第1回答及び前記第2回答とに基づいて、前記診断処理を行う診断部と、
前記診断部による前記診断処理の結果を出力する出力部とを含む。
1つの側面では、本発明によれば、組織における複雑な事案も適切に診断できる診断システム、診断方法、及び診断プログラムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る診断システムの機能構成を示すブロック図である。 第1質問及び第1定義情報の具体例を示す説明図である。 第2質問及び第2定義情報の具体例を示す説明図である。 関連付け情報の具体例を示す説明図である。 第1関連情報の具体例を示す説明図である。 第2関連情報の具体例を示す説明図である。 質問票(第1質問及び第2質問と、それに対応する第1回答及び第2回答の具体例)を示す説明図である。 第1診断結果の具体例を示す説明図である。 第2診断結果の具体例を示す説明図である。 第3診断結果の具体例を示す説明図である。 具体的な処理の概略フローチャートである。 診断システムを含む診断支援システムを示す図である。 サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
本発明の診断システムは、組織を診断対象として診断処理を行う。本実施形態では、働き手を有する会社等の組織を診断対象として働き方改革の成熟度に関する診断処理を行う診断システムとして説明するが、診断する事案は、働き方改革の成熟度に限定されない。
図1に示すように、本実施形態の診断システム1は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータなどのハードウェア(図10参照)と、診断プログラムなどのソフトウェアとの協働により実現される機能的な構成として、記憶部2、取得部3、診断部4及び出力部5を備える。
なお、本実施形態では、診断サービス実施会社の担当者が、診断対象組織の働き方改革を推進する責任者に問診形式で質問しつつ(約100問)、その回答をパーソナルコンピュータの診断プログラム入力画面に入力し、その後、パーソナルコンピュータにおいて診断プログラムによる診断処理を実行して診断結果を出力することを想定しているが、質問に対する回答は診断対象組織の働き方改革を推進する責任者が入力するようにしてもよい。また、インターネットなどのネットワークを介してネットワーク端末からサーバコンピュータの診断プログラム入力画面に回答を入力し、その後、サーバコンピュータにおいて診断プログラムによる診断処理を実行して診断結果を出力するようにしてもよい。
[記憶部]
記憶部2は、第1定義情報、第2定義情報、第3定義情報、第1質問、第2質問、関連付け情報などを記憶する。
(第1定義情報)
第1定義情報は、働き方改革で組織が目指す姿又は目標を定義する情報であり、例えば、下記の9つの指標が定義される。なお、図2では、これらの9つの指標のそれぞれについての意義が、表の“説明”の欄で説明されている。このような“説明”は、第1質問に対応付けられる形で定義され、提示されてよい。
(A1)社員のワークライフバランス向上
(A2)働き方に囚われない、ITリスク管理とIT活用力
(A3)働く時間や場所に囚われないコミュニケーション力
(A4)社員のヘルスマネジメントサポート
(A5)イノベーションに向けた取組みの推進
(A6)働く社員の多様性を受け入れ、活躍を推進
(A7)企業価値を生む社員の多様な活躍を推進
(A8)生産性向上への効果的な取組み
(A9)会社ぐるみで働き方を改革する推進力
(第2定義情報)
第2定義情報は、働き方改革で組織が目指す姿又は目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する情報であり、例えば、下記の13つの取組み又は施策が定義される。なお、第2質問と対応付けて、これらの13つの取組み又は施策のそれぞれについての分類や意義などの追加情報が定義され、提示されてもよい。例えば、図3では、代表例として、(B1)制約のない勤務形態についての追加情報を、表の“方針”及び“具体例”の欄で提示している。
(B1)制約のない勤務形態
(B2)制約のない勤務環境
(B3)労務管理
(B4)ITリテラシー
(B5)働き方のポリシー明確化
(B6)評価方法
(B7)社内コミュニケーション
(B8)新しいことへのチャレンジ
(B9)業務改善
(B10)業務の自動化(RPA)
(B11)健康ケア
(B12)ダイバーシティ&インクルージョン
(B13)所属緩和
(第3定義情報)
第3定義情報は、上記の取組み又は施策を成功に導く複数の要素を定義する情報であり、例えば、下記の4つの要素が定義される。
(C1)制度
(C2)環境
(C3)社員の意識
(C4)マネジメントの行動
(第1質問)
第1質問は、働き方改革で組織が目指す姿又は目標に関連した1つ以上の質問であり、例えば、図2に示すように、第1定義情報で定義された9つの指標について、それぞれの優先度を3段階(低、中、高)で問う。
(第2質問)
第2質問は、複数の取組み又は施策及び複数の要素に関連した複数の質問であり、例えば、図3に示すように、複数の取組み又は施策ごとに、関連する具体的な質問項目を複数用意し、各質問項目ごとに取組み又は施策の状態を5段階(あてはまらない、ややあてはまらない、どちらともいえない、ややあてはまる、あてはまる)で問う。なお、図3には、複数の取組み又は施策のうち、「(B1)制約の無い勤務形態」に関する質問のみを示しているが、他の取組み又は施策についても、それぞれ複数の質問項目が用意される。なお、取組み又は施策と第2質問との関係は、後述する第2関連情報(図4C参照)によって示される。
(関連付け情報)
関連付け情報は、第1定義情報と第2定義情報とを関連付ける情報であり、例えば、図4Aに示すように、第2定義情報に含まれる13つの取組み又は施策の評価値と、第1定義情報に含まれる9つの指標の評価値との関係を示す。
具体的に説明すると、図4Aの表の行列の交差するセルに数字が入っているところが関連があることを示しており、「(A1)社員のワークライフバランス向上」の評価値は、「(B1)制約のない勤務形態」、「(B2)制約のない勤務環境」及び「(B3)労務管理」の評価値に基づいて導出され、「(A2)働き方に囚われない、ITリスク管理とIT活用力」の評価値は、「(B2)制約のない勤務環境」及び「(B4)ITリテラシー」の評価値に基づいて導出され、「(A3)働く時間や場所に囚われないコミュニケーション力」の評価値は、「(B1)制約のない勤務形態」、「(B2)制約のない勤務環境」及び「(B7)社内コミュニケーション」の評価値に基づいて導出され、「(A4)社員のヘルスマネジメントサポート」の評価値は、「(B1)制約のない勤務形態」、「(B2)制約のない勤務環境」及び「(B11)健康ケア」の評価値に基づいて導出され、「(A5)イノベーションに向けた取組みの推進」の評価値は、「(B6)評価方法」及び「(B8)新しいことへのチャレンジ」の評価値に基づいて導出され、「(A6)働く社員の多様性を受け入れ、活躍を推進」の評価値は、「(B6)評価方法」及び「(B12)ダイバーシティ&インクルージョン」の評価値に基づいて導出され、「(A7)企業価値を生む社員の多様な活躍を推進」の評価値は、「(B6)評価方法」及び「(B13)所属緩和」の評価値に基づいて導出され、「(A8)生産性向上への効果的な取組み」の評価値は、「(B9)業務改善」及び「(B10)業務の自動化(RPA)」の評価値に基づいて導出され、「(A9)会社ぐるみで働き方を改革する推進力」の評価値は、「(B3)労務管理」及び「(B5)働き方のポリシー明確化」の評価値に基づいて導出される。
なお、図4Aでは、第1定義情報の9つの指標(A1)〜(A9)のそれぞれに対して、第2定義情報の13つの取組み又は施策のうちの、2つまたは3つの取組み又は施策が対応付けられているが、これに限られない。例えば、第1定義情報の9つの指標(A1)〜(A9)のうちのいずれか又はそれぞれに、4つ以上の取組み又は施策が対応付けられてもよいし、9つの指標(A1)〜(A9)のうちのいずれかに、1つだけの取組み又は施策が対応付けられてもよい。
また、図4Aでは、第1定義情報の9つの指標(A1)〜(A9)のそれぞれに対して、第2定義情報の13つの取組み又は施策のうちの、互いに異なる組み合わせの取組み又は施策が対応付けられているが、これに限られない。例えば、9つの指標(A1)〜(A9)のうちのいずれかに対応付けられる取組み又は施策の組み合わせは、9つの指標(A1)〜(A9)のうちの他のいずれかに対応付けられる取組み又は施策の組み合わせと同じであってもよい。
また、関連付け情報は、各第1定義情報の指標における各第2定義情報の取組み又は施策毎の重み情報を持つものとして定義してもよい。例えば、図4Aでは関連があることをすべて“1”で示しているが、これを重みを示す係数として定義してもよい。重み情報は、診断対象のとなる組織の規模、業種、特性などに合わせて設定することができるものであり、過去の診断の統計的分析結果、組織の特徴を考慮した演繹的な指標、評価者の経験などに基づいたものであってよい。
[取得部]
取得部3は、第1回答及び第2回答を診断対象からの入力を受け付けることにより取得する。
(第1回答)
第1回答は、働き方改革で組織が目指す姿又は目標に関連した1つ以上の第1質問に対する診断対象の回答であり、例えば、取得部3は、診断サービス実施会社の担当者が、診断対象組織の働き方改革を推進する責任者に問診形式で第1質問をしつつ、その回答をパーソナルコンピュータの診断プログラム入力画面に入力することを要求し、該入力データに基づいて第1回答を取得する。図5では、上段の表の質問No.1−9が第1質問に対応し、第1回答は、“○”が付与された箇所となる。
(第2回答)
第2回答は、複数の取組み又は施策及び複数の要素に関連した複数の第2質問に対する診断対象の回答であり、例えば、取得部3は、診断サービス実施会社の担当者が、診断対象組織の働き方改革を推進する責任者に問診形式で第2質問をしつつ、その回答をパーソナルコンピュータの診断プログラム入力画面に入力することを要求し、該入力データに基づいて第2回答を取得する。図5では、下段の表の質問No.11−19が第2質問に対応し、第2回答は、“○”が付与された箇所となる。なお、図5では、第2質問の一部のみが示されている。
[診断部]
診断部4は、記憶部2に記憶された複数の情報と、取得部3が取得する第1回答及び第2回答とに基づいて、働き方改革の熟成度に関する第1診断処理(第1評価値算出処理の一例)、第2診断処理(第2評価値算出処理の一例)及び第3診断処理(目標値算出処理及び第3評価値算出処理の一例)を行う。
(第1診断処理)
第1診断処理は、図6に示す第1診断結果を導出するための診断処理であり、第3定義情報と、第2回答と、後述する第1関連情報(図4B参照)とに基づいて、4つの要素ごとの評価値を導出する。例えば、複数の第2質問に対する第2回答の評価値(5段階)(以下、「ベース評価値」とも称する)を第1関連情報に基づいて各第2質問に関連する要素に振り分けるとともに、振り分けられたベース評価値の平均値を各要素の評価値(以下、「第1評価値」とも称する)とする。あるいは、第1関連情報に各要素における各第2質問の重みが定義されている場合は、各第2質問に対する第2回答のベース評価値に該当する重みをかけて各要素の評価値を算出してもよい。このような第1診断処理によれば、第3定義情報で定義された4つの要素について、それぞれ5段階基準の具体的な第1評価値(成熟度)が得られる。
(第2診断処理)
第2診断処理は、図7に示す第2診断結果を導出するための診断処理であり、第2定義情報と、第3定義情報と、第2回答と、後述する第1関連情報及び第2関連情報とに基づいて、取組み又は施策ごとの、複数の要素に関する評価値を導出する。例えば、複数の第2質問に係るベース評価値を、第1関連情報及び第2関連情報に基づいて各第2質問に関連する取組み(施策)及び要素の組み合わせからなる複数の診断項目(52項目=13×4)に振り分けるとともに、振り分けられたベース評価値の平均値を各診断項目の評価値(以下、「第2評価値」とも称する)とする。あるいは、第1関連情報に各要素における各第2質問の重みが定義されている場合は、また、第2関連情報に各取組み又は施策における各第2質問の重みが定義されている場合は、各第2質問に対する第2回答のベース評価値に該当する重みをかけて各要素の評価値を算出してもよい。このような第2診断処理によれば、第2定義情報で定義された13の取組み又は施策と、第3定義情報で定義された4つの要素との組み合わせからなる複数の診断項目について、それぞれ5段階基準の具体的な第2評価値(成熟度)が得られる。
(第3診断処理)
第3診断処理は、図8に示す第3診断結果を導出するための診断処理であり、第1定義情報と、第2定義情報と、第1回答及び第2回答と、関連付け情報と、後述する第1関連情報及び第2関連情報とに基づいて、働き方改革で組織が目指す姿又は目標と現状との関係を導出する。具体的には、目指す姿又は目標に関する目標値を、第1回答に基づいて算出するとともに、目指す姿又は目標に関する現状の評価値(以下、「第3評価値」とも称する)を、第2回答に基づいて算出する。例えば、複数の第2質問に係るベース評価値と、図4Aに示した関連付け情報に基づいて、目指す姿又は目標に関する第3評価値を算出する。その際、関連付け情報に各目指す姿又は目標における各取組み又は施策の重みが定義されている場合は、各第2質問に対する第2回答のベース評価値に該当する重みをかけて目指す姿又は目標に関する第3評価値を算出してもよい。そして、算出した目標値及び第3評価値に基づいて、働き方改革で組織が目指す姿又は目標と現状との関係を導出する。このような第3診断処理によれば、第1定義情報で定義された9つの指標について、目標と現状との関係(ギャップ)を5段階基準の具体的な目標値及び第3評価値(成熟度)で示すことができる。
[出力部]
出力部5は、診断部4による診断処理の結果に基づいて、3つの診断結果を出力する。
(第1診断結果)
第1診断結果は、第1診断処理の結果を示す。例えば、図6に示すように、第1診断処理による4つの要素の第1評価値をレーダーチャートで出力する。このような第1診断結果によれば、第3定義情報で定義された4つの要素について、それぞれ5段階基準の具体的な第1評価値(成熟度)を示すことができる。
(第2診断結果)
第2診断結果は、第2診断処理の結果を示す。例えば、図7に示すように、第2診断処理による取組み又は施策ごとの、要素ごとの第2評価値を、マトリックス形式で出力する。このような第2診断結果によれば、第2定義情報で定義された13の取組み又は施策と、第3定義情報で定義された4つの要素との組み合わせからなる複数の診断項目について、それぞれ5段階基準の具体的な第2評価値(成熟度)を示すことができる。
また、本実施形態の第2診断結果は、第2診断処理による取組み又は施策ごとの、要素ごとの第2評価値を出力するにあたり、第2評価値の高低を色の種類や濃淡で可視化する、いわゆるヒートマップ形態で第2評価値を出力する。このような第2診断結果によれば、第2評価値(成熟度)の視覚的な理解が容易になる。なお、図7では、第2評価値の高低を黒色の濃淡で示しているが、例えば、第2評価値5を高濃度の青色、第2評価値4を低濃度の青色、第2評価値3を白色、第2評価値2を低濃度の赤色、第2評価値1を高濃度の赤色で示すようにすれば、第2評価値(成熟度)の視覚的な理解がさらに容易になる。
(第3診断結果)
第3診断結果は、第3診断処理の結果を示す。例えば、図8に示すように、第3診断処理による9つの指標に関する目標値及び第3評価値をレーダーチャートで出力する。このような第3診断結果によれば、第1定義情報で定義された9つの指標について、目標と現状との関係(ギャップ)を5段階基準の具体的な目標値及び第3評価値(成熟度)で示すことができる。
次に、図9を参照して具体的な処理について説明する。
図9は、具体的な処理例を示す概略フローチャートである。以降の処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
ステップS100では、取得部3は、第1回答及び第2回答を取得する。
ステップS102では、診断部4は、1つ以上の第1質問ごとに、それぞれに対する第1回答に応じた目標値を算出する。なお、目標値は、上述した第3診断処理が導出する目標値に対応する。目標値は、所定のルールに従って、第1回答から導出される。
ステップS104では、診断部4は、複数の第2質問ごとに、それぞれに対する第2回答に応じた評価値(5段階)(すなわち上述したベース評価値)を導出する。ベース評価値は、所定のルールに従って、第2回答から導出される。
ステップS106では、診断部4は、複数の第2質問及び複数の要素の間の関連を表す第1関連情報と、ステップS104で得たベース評価値とに基づいて、複数の要素に関する第1評価値を導出する。第1評価値は、上述したように、第1診断処理が導出する評価値に対応する。
第1関連情報は、複数の第2質問及び複数の要素の間の関連を表す情報であり、例えば、図4Bに示すように、複数の第2質問(図4Bの質問No.11−19は、図3の質問No.11−19に対応)において、1、2問目(No.11−12)及び5〜9問目(No.15−19)は、「(C1)制度」に関連することを表し、3問目(No.13)は、「(C3)社員の意識」に関連することを表し、4問目(No.14)は、「(C4)マネジメントの行動」に関連することを表している。例えば、ある要素に関連する第2質問に対する第2回答に係るベース評価値は、当該要素に関する第1評価値に反映される。すなわち、複数の第2質問に係るベース評価値は、第1関連情報に従った要素に振り分けられ、各要素において振り分けられた評価値の平均値が第1評価値とされる。あるいは、第1関連情報は、上記関連付け情報において述べたのと同様に、各要素に関連する第2質問毎に重み情報を持つものとして定義してもよい。この場合、第2質問に対する第2回答に係るベース評価値の単なる平均値ではなく、第2質問に対する第2回答に係るベース評価値に上記重みをかけたものに基づき第1評価値を算出することができる。
ステップS108では、診断部4は、第1関連情報と、複数の第2質問及び複数の取組み又は施策の間の関連を表す第2関連情報と、ステップS104で得たベース評価値とに基づいて、複数の要素のそれぞれごとに、複数の取組み又は施策に関する第2評価値を導出する。第2評価値は、上述したように、第2診断処理が導出する評価値に対応する。
第2関連情報は、複数の第2質問及び複数の取組み又は施策の間の関連を表す情報であり、例えば、図4Cは、図に示された複数の第2質問(図4Cの質問No.11−19は、図3の質問No.11−19に対応)が「(B1)制約の無い勤務形態」に関連することを表している。また、上記関連付け情報において述べたのと同様に、ここに取組み又は施策に関連する第2質問毎の重み情報を定義してもよい。
すなわち、ある取組み又は施策に関連する第2質問に対する第2回答に係るベース評価値は、当該取組み又は施策に関する第2評価値に反映される。この際、第1関連情報に基づいて、第2評価値は、要素ごとに振り分けられる。
ステップS110では、診断部4は、関連付け情報と、第2関連情報と、ステップS104で得たベース評価値とに基づいて、目指す姿又は目標に関する現状の評価値(すなわち第3評価値)を導出する。第3評価値は、上述したように、第3診断処理が導出する現状の評価値に対応する。
すなわち、第2関連情報に基づきある取組み又は施策に関連する第2質問に対する第2回答に係るベース評価値は、関連付け情報に基づき当該取組み又は施策に関連付けられる目指す姿又は目標に係る第3評価値に反映される。なお、関連付け情報では、1つの目指す姿又は目標には、図4Aに示すように、2つ以上の取組み又は施策が対応付けることができる。この場合、ある1つの目指す姿又は目標に係る第3評価値は、対応付けられる2つ以上の取組み又は施策のそれぞれに係るベース評価値の平均値のうちの、最も小さい値とされてもよい。あるいは、ある1つの目指す姿又は目標に係る第3評価値は、対応付けられる2つ以上の取組み又は施策のそれぞれに係るベース評価値の平均値の平均値のような、他の値であってもよい。あるいは、関連付け情報に目指す姿又は目標における取組み又は施策毎の重みが定義されている場合は、ある1つの目指す姿又は目標に係る第3評価値は、対応付けられる2つ以上の取組み又は施策のそれぞれに係るベース評価値に重みをかけて算出されたものであってもよい。
ステップS112では、出力部5は、ステップS106で得た第1評価値に基づいて、第1診断結果(図6)を生成する。なお、このようにして生成される第1診断結果は、ユーザからの要求等に応じて、ユーザの端末等に出力されてよい。
ステップS114では、出力部5は、ステップS108で得た第2評価値に基づいて、第2診断結果(図7)を生成する。なお、このようにして生成される第2診断結果は、ユーザからの要求等に応じて、ユーザの端末等に出力されてよい。
ステップS116では、出力部5は、ステップS110で得た第3評価値に基づいて、第3診断結果(図8)を生成する。なお、このようにして生成される第3診断結果は、ユーザからの要求等に応じて、ユーザの端末等に出力されてよい。
このように、上記の第1診断処理、第2診断処理及び第3診断処理は、診断部4に含まれる機能構成としても表現できる。具体的に説明すると、診断部4には、1つ以上の第1質問ごとに、それぞれに対する第1回答に応じた目標値(第3診断処理が導出する目標値と同等)を導出する目標値導出部41と、複数の第2質問ごとに、それぞれに対する第2回答に応じたベース評価値を導出するベース評価値導出部42と、複数の第2質問及び複数の要素の間の関連を表す第1関連情報と、ベース評価値とに基づいて、複数の要素に関する第1評価値(第1診断処理が導出する評価値と同等)を導出する第1評価値導出部43と、第1関連情報と、複数の第2質問及び複数の取組み又は施策の間の関連を表す第2関連情報と、ベース評価値とに基づいて、複数の要素のそれぞれごとに、複数の取組み又は施策に関する第2評価値(第2診断処理が導出する評価値と同等)を導出する第2評価値導出部44と、関連付け情報と、第2関連情報と、ベース評価値とに基づいて、目指す姿又は目標に関する現状の評価値(第3診断処理が導出する現状の評価値と同等)を算出する第3評価値導出部45とを含む。
次に、診断システム1の実現例について概説する。
図10は、診断システム1を含む診断支援システム7を示す図である。
診断支援システム7は、ユーザ端末である携帯端末21と、サーバ100とを含む。サーバ100は、携帯端末21及びサーバ100は、ネットワーク30を介して接続される。携帯端末21及びサーバ100は、ネットワーク30を介して通信が可能である。以下では、特に言及しない限り、ユーザとは、携帯端末21のユーザを指す。
ネットワーク30は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、無線通信網、有線ネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
携帯端末21は、例えばスマートフォンや携帯電話であるが、ウェアラブル端末(例えばスマートウオッチ等)等であってもよい。なお、携帯端末21に代えて、パーソナルコンピュータ等の固定端末が利用されてもよい。
サーバ100は、例えばサーバコンピュータにより形成される。サーバ100は、複数のサーバコンピュータにより実現されてもよい。例えば、サーバ100は、互いに異なる場所に配置された複数のサーバコンピュータが協動することで実現されてもよい。なお、サーバコンピュータに代えて、パーソナルコンピュータ等が利用されてもよい。
図10では、診断システム1は、サーバ100により実現される。この場合、ユーザは、診断対象の組織に属し、携帯端末21を利用して、上述した第1質問及び第2質問に対して回答する。なお、第1質問及び第2質問は、サーバ100から送信されてよい。この場合、携帯端末21は、ユーザからの回答(入力)に応じて第1回答及び第2回答を生成し、サーバ100に送信する。
サーバ100は、携帯端末21から第1回答及び第2回答を受信して、上述した第1診断処理、第2診断処理及び第3診断処理を行う。そして、サーバ100は、第1診断処理、第2診断処理及び第3診断処理の各結果を、携帯端末21に送信する。第1診断処理、第2診断処理及び第3診断処理の各結果は、ユーザからの要求(例えば携帯端末21から送信されてくる要求信号)に応じて携帯端末21に送信されてもよいし、上述した第1回答及び第2回答に応答する態様で自動的に携帯端末21に送信されてもよい。
図11は、サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、携帯端末21のハードウェア構成は、表示装置(図示せず)を含む点以外は、サーバ100のハードウェア構成と同様であってよい。
図11に示す例では、サーバ100は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、及び入力部107を含む。
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。主記憶部102は、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介してサーバ100にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、サーバ100により実行可能となる。
ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器とサーバ100とのインターフェースである。
なお、この場合、図1に示した取得部3、診断部4、及び出力部5は、制御部101が、主記憶部102内の1つ以上のプログラムを実行することで、それぞれ実現できる。また、記憶部2は、主記憶部102又は補助記憶部103により実現できる。同様に、図9を参照して上述した目標値導出部41、ベース評価値導出部42、第1評価値導出部43、第2評価値導出部44、及び第3評価値導出部45についても、制御部101が、主記憶部102内の1つ以上のプログラムを実行することで、それぞれ実現できる。
なお、図10及び図11に示す例では、サーバ100により診断システム1が実現されるが、診断システム1は、携帯端末21とサーバ100とにより協動して実現されてもよい。例えば、診断部4の一部の機能(例えば、目標値導出部41、ベース評価値導出部42、第1評価値導出部43、第2評価値導出部44、及び第3評価値導出部45のうちの、少なくともいずれか1つの一部又は全部)は、携帯端末21により実現されてもよい。あるいは、診断システム1は、携帯端末21単独により実現されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
組織を診断対象として診断処理を行う診断システムであって、
前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報とを記憶する記憶部と、
前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答を取得するとともに、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答を取得する取得部と、
前記記憶部に記憶された前記4つの情報と、前記取得部が取得する前記第1回答及び前記第2回答とに基づいて、前記診断処理を行う診断部と、
前記診断部による前記診断処理の結果を出力する出力部とを含む、診断システム。
(付記2)
前記診断部は、前記第3定義情報と、前記第2回答とに基づいて、前記要素ごとの評価値を導出する第1診断処理を行う、付記1に記載の診断システム。
付記2によれば、第3定義情報で定義された複数の要素ごとの評価値を提示することができる。
(付記3)
前記診断部は、前記第2定義情報と、前記第3定義情報と、前記第2回答とに基づいて、前記取組み又は前記施策ごとの、前記複数の要素に関する評価値を導出する第2診断処理を行う、付記1又は2に記載の診断システム。
付記3によれば、第2定義情報で定義された複数の取組み又は施策ごとに、第3定義情報で定義された複数の要素に関する評価値を提示することができる。
(付記4)
前記出力部は、前記第2診断処理による前記取組み又は前記施策ごとの、前記要素ごとの評価値を、マトリックス形式で出力する、付記3に記載の診断システム。
付記4によれば、第2定義情報で定義された複数の取組み又は施策ごとに、第3定義情報で定義された複数の要素に関する評価値を明確に提示することができる。
(付記5)
前記出力部は、前記第2診断処理による前記取組み又は前記施策ごとの、前記要素ごとの評価値の高低を、色の種類及び濃淡の少なくとも一方で示す、付記4に記載の診断システム。
付記5によれば、第2定義情報で定義された複数の取組み又は施策ごとに、第3定義情報で定義された複数の要素に関する評価値を、視覚で直感的に理解しやすい態様で提示することができる。
(付記6)
前記診断部は、前記第1定義情報と、前記第2定義情報と、前記第1回答及び前記第2回答と、前記関連付け情報とに基づいて、前記目指す姿又は前記目標と現状との関係を導出する第3診断処理を行う、付記1〜5のうちのいずれか1つに記載の診断システム。
付記6によれば、第1定義情報で定義された目指す姿又は目標と現状との関係を提示することができる。
(付記7)
前記診断部は、前記目指す姿又は前記目標に関する目標値を、前記第1回答に基づいて算出するとともに、前記目指す姿又は前記目標に関する現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出し、算出した前記目標値及び前記評価値に基づいて、前記関係を導出する、付記6に記載の診断システム。
付記6によれば、第1定義情報で定義された目指す姿又は目標と現状との関係を精度良く導出することができる。
(付記8)
前記診断部は、
前記1つ以上の第1質問ごとに、それぞれに対する前記第1回答に応じた目標値を導出する目標値導出部と、
前記複数の第2質問ごとに、それぞれに対する前記第2回答に応じたベース評価値を導出するベース評価値導出部と、
前記複数の第2質問及び前記複数の要素の間の関連を表す第1関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記複数の要素に関する第1評価値を導出する第1評価値導出部と、
前記第1関連情報と、複数の第2質問及び前記複数の取組み又は施策の間の関連を表す第2関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記複数の要素のそれぞれごとに、前記複数の取組み又は施策に関する第2評価値を導出する第2評価値導出部と、
前記関連付け情報と、前記第2関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記目指す姿又は前記目標に関する現状の評価値を算出する第3評価値導出部とを含む、付記1に記載の診断システム。
付記8によれば、第1定義情報で定義された目指す姿又は目標に関する目標値、第3定義情報で定義された複数の要素ごとの評価値、第2定義情報で定義された複数の取組み又は施策ごとの複数の要素に関する評価値、第1定義情報で定義された目指す姿又は目標に関する現状の評価値などを提示することができる。
(付記9)
組織を診断対象として診断処理を行う診断方法であって、
前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報と、前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答と、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答と、に基づいて、前記診断処理を行い、
前記診断処理の結果を出力する、コンピュータにより実行される診断方法。
(付記10)
組織を診断対象として診断処理を行う診断プログラムであって、
前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報と、前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答と、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答と、に基づいて、前記診断処理を行い、
前記診断処理の結果を出力する、
処理をコンピュータに実行させる診断プログラム。
(付記11)
組織を診断対象として診断処理を行う診断システムであって、
前記組織が目指す姿又は目標に関する前記診断対象の目標値を、前記診断対象から取得した第1質問に対する第1回答に基づいて算出する目標値算出処理、
前記目指す姿又は前記目標に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記診断対象から取得した第2質問に対する第2回答に基づいて算出する第1評価値算出処理、
前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出する第2評価値算出処理、及び
前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出する第3評価値算出処理、のうちの少なくともいずれか1つの算出処理を行う、診断システム。
(付記12)
前記目標値算出処理、前記第1評価値算出処理、前記第2評価値算出処理、前記第3評価値算出処理、のうちの少なくともいずれか2つの算出処理を行う、付記11に記載の診断システム。
付記11によれば、より複雑な事案に対応することができる。
1 診断システム
2 記憶部
3 取得部
4 診断部
5 出力部

Claims (12)

  1. 組織を診断対象として診断処理を行う診断システムであって、
    前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報とを記憶する記憶部と、
    前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答を取得するとともに、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答を取得する取得部と、
    前記記憶部に記憶された前記4つの情報と、前記取得部が取得する前記第1回答及び前記第2回答とに基づいて、前記診断処理を行う診断部と、
    前記診断部による前記診断処理の結果を出力する出力部とを含む、診断システム。
  2. 前記診断部は、前記第3定義情報と、前記第2回答とに基づいて、前記要素ごとの評価値を導出する第1診断処理を行う、請求項1に記載の診断システム。
  3. 前記診断部は、前記第2定義情報と、前記第3定義情報と、前記第2回答とに基づいて、前記取組み又は前記施策ごとの、前記複数の要素に関する評価値を導出する第2診断処理を行う、請求項1又は2に記載の診断システム。
  4. 前記出力部は、前記第2診断処理による前記取組み又は前記施策ごとの、前記要素ごとの評価値を、マトリックス形式で出力する、請求項3に記載の診断システム。
  5. 前記出力部は、前記第2診断処理による前記取組み又は前記施策ごとの、前記要素ごとの評価値の高低を、色の種類及び濃淡の少なくとも一方で示す、請求項4に記載の診断システム。
  6. 前記診断部は、前記第1定義情報と、前記第2定義情報と、前記第1回答及び前記第2回答と、前記関連付け情報とに基づいて、前記目指す姿又は前記目標と現状との関係を導出する第3診断処理を行う、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の診断システム。
  7. 前記診断部は、前記目指す姿又は前記目標に関する目標値を、前記第1回答に基づいて算出するとともに、前記目指す姿又は前記目標に関する現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出し、算出した前記目標値及び前記評価値に基づいて、前記関係を導出する、請求項6に記載の診断システム。
  8. 前記診断部は、
    前記1つ以上の第1質問ごとに、それぞれに対する前記第1回答に応じた目標値を導出する目標値導出部と、
    前記複数の第2質問ごとに、それぞれに対する前記第2回答に応じたベース評価値を導出するベース評価値導出部と、
    前記複数の第2質問及び前記複数の要素の間の関連を表す第1関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記複数の要素に関する第1評価値を導出する第1評価値導出部と、
    前記第1関連情報と、複数の第2質問及び前記複数の取組み又は施策の間の関連を表す第2関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記複数の要素のそれぞれごとに、前記複数の取組み又は施策に関する第2評価値を導出する第2評価値導出部と、
    前記関連付け情報と、前記第2関連情報と、前記ベース評価値とに基づいて、前記目指す姿又は前記目標に関する現状の評価値を算出する第3評価値導出部とを含む、請求項1に記載の診断システム。
  9. 組織を診断対象として診断処理を行う診断方法であって、
    前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報と、前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答と、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答と、に基づいて、前記診断処理を行い、
    前記診断処理の結果を出力する、コンピュータにより実行される診断方法。
  10. 組織を診断対象として診断処理を行う診断プログラムであって、
    前記組織が目指す姿又は目標を定義する第1定義情報と、前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策を定義する第2定義情報と、前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素を定義する第3定義情報と、前記第1定義情報と前記第2定義情報とを関連付ける関連付け情報と、前記目指す姿又は前記目標に関連した1つ以上の第1質問に対する前記診断対象からの第1回答と、前記複数の取組み又は施策及び前記複数の要素に関連した複数の第2質問に対する前記診断対象からの第2回答と、に基づいて、前記診断処理を行い、
    前記診断処理の結果を出力する、
    処理をコンピュータに実行させる診断プログラム。
  11. 組織を診断対象として診断処理を行う診断システムであって、
    前記組織が目指す姿又は目標に関する前記診断対象の目標値を、前記診断対象から取得した第1質問に対する第1回答に基づいて算出する目標値算出処理、
    前記目指す姿又は前記目標に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記診断対象から取得した第2質問に対する第2回答に基づいて算出する第1評価値算出処理、
    前記目指す姿又は前記目標を実現するための複数の取組み又は施策に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出する第2評価値算出処理、及び
    前記取組み又は前記施策を成功に導く複数の要素に関する前記診断対象の現状の評価値を、前記第2回答に基づいて算出する第3評価値算出処理、のうちの少なくともいずれか1つの算出処理を行う、診断システム。
  12. 前記目標値算出処理、前記第1評価値算出処理、前記第2評価値算出処理、前記第3評価値算出処理、のうちの少なくともいずれか2つの算出処理を行う、請求項11に記載の診断システム。
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