JP2020038599A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】部下と上司との相性を判断することができるようにする。【解決手段】業務支援システム1におけるサーバ2は、会社に所属する複数の社員のうち上司側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出し、所定の一の社員について、上司側グループと部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する社員を、当該一の社員に割り当てるべき上司または当該一の社員に任せるべき部下として端末装置3の表示部35に表示させる。【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、会社組織等の団体に所属する人員に関し、氏名、役職、人事考課、人材特性、各種スキルの習熟度といった複数の項目を含む人事情報を情報処理装置の記憶部に記憶させて管理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−53430号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているように、変更不能もしくは変更度合いが小さい人事情報を情報処理装置の記憶部に記憶させて管理するだけでは、例えば、部下と上司との相性を判断することは難しい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、部下と上司との相性を判断することができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
所定の一の人員について、前記上司側グループと前記部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの前記相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する人員を、当該一の人員に割り当てるべき上司または当該一の人員に任せるべき部下として表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る他の情報処理装置は、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
前記導出手段によって導出された前記相性度の各々を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の情報処理装置は、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
所定の一の人員について、当該一の人員が属するグループと当該一の人員の上司または部下が属するグループとの相性度を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、部下と上司との相性を判断することができる。
本発明の実施の形態の業務支援システムを示すブロック図である。 サーバの機能構成を示すブロック図である。 端末装置の機能構成を示すブロック図である。 サーバへのログインを行うためのログイン画面を示す図である。 人事部に所属する社員がサーバにログインした場合のトップ画面を示す図である。 一般の社員がサーバにログインした場合のトップ画面を示す図である。 人事ダッシュボード画面を示す図である。 一覧画面を示す図である。 従業員情報画面を示す図である。 従業員情報画面を示す図である。 相性分析処理の制御手順を示すフローチャートである。 相性レベル表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 マトリクス表(スコア表)の一例を示す図である。 一覧画面を示す図である。 一覧画面を示す図である。 相性分析結果表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 相性分析結果画面を示す図である。 一覧画面を示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<業務支援システム1の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。図1は、本実施形態の業務支援システム1の概略構成図である。
本実施形態の業務支援システム1は、会社組織等の団体に所属する人員の健康の維持・増進と当該団体の業務効率の向上を図る健康経営を支援するシステムである。以下では、業務支援システム1による健康経営の支援の対象として、複数の社員で構成される会社を例に挙げて説明するが、これに限定する趣旨ではなく、業務支援システム1は、複数の人員で構成される団体を健康経営の支援の対象とすることができる。
図1に示すように、業務支援システム1は、サーバ(情報処理装置)2と、複数の端末装置3とを備えている。サーバ2と端末装置3とは通信ネットワークNを介して情報通信可能に接続される。
サーバ2は、例えば、クラウド上のサーバであり、上述の健康経営を支援するための健康経営ソリューションを提供する。
端末装置3は、例えば、業務支援システム1を導入した会社の社員が使用する端末装置である。この端末装置3としては、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC等が挙げられる。なお、これに限定されず、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
通信ネットワークNは、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。
<サーバ2の構成>
次に、図2を参照して、サーバ2の機能構成について説明する。図2は、サーバ2の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21と、RAM(Random Access Memory)22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、サーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU(導出手段、表示制御手段、分類手段、取得手段、生成手段)21は、記憶部23に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種のプログラムを読み出してRAM22のワークエリアに展開し、当該プログラムに従ってサーバ2の各部の動作を制御する。例えば、CPU21は、アプリケーションプログラムの実行結果に応じて、端末装置3の表示部35に当該実行結果に係る表示を行わせるための制御信号を生成し、通信部26を介して端末装置3に送信する。
RAM22は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などにより構成される。
記憶部23には、CPU21で実行されるシステムプログラム、Webサーバプログラム等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
また、記憶部23には、人事データベース、勤怠データベース、健康診断データベース等が記憶されている。
人事データベースは、各社員の人事に関する各種情報(例えば、社員番号、所属、年齢、性別、雇用区分、役職、資格、等級、職種、休職濃厚フラグ、退職濃厚フラグ、思考特性に関する診断結果(例えば、ハーマンモデルによる診断結果)など)が蓄積されているデータ群である。
勤怠データベースは、各社員の勤務状況に関する各種情報(例えば、出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、欠勤日数、休職日数、休職日、退職日など)が蓄積されているデータ群である。
健康診断データベースは、各社員が受診した健康診断の結果に関する各種情報が蓄積されているデータ群である。
なお、人事データベース、勤怠データベース及び健康診断データベースは、通信部26を介して通信可能に接続された他のファイルサーバ等に記憶されていても良い。
操作部24は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部24は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。また、表示部25には、CPU21から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部26は、例えば、ネットワークカード等により構成されている。また、通信部26は、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器(例えば、端末装置3等)との通信を行う。
<端末装置3の構成>
次に、図3を参照して、端末装置3の機能構成について説明する。図3は、端末装置3の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、無線通信部36とを備えている。また、端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種プログラムを読み出してRAM32のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って端末装置3の各部の動作を制御する。例えば、CPU31は、ブラウザなどの情報表示入力プログラムを実行して、操作部34に対するユーザーの入力操作の内容に基づく情報を無線通信部36によりサーバ2に送信させたり、サーバ2から受信した情報を表示部35に表示させたりする。
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU31により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部33は、例えば、HDD、SSD、EEPROM、フラッシュメモリなどにより構成される。記憶部33には、CPU31で実行されるシステムプログラムやブラウザ等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
操作部34は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部34は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU31に出力する。
表示部(表示手段)35は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等から構成されている。また、表示部35には、CPU31から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
無線通信部36は、例えば、アンテナ、変復調回路、信号処理回路等により構成されている。また、無線通信部36は、通信ネットワークNに接続されている基地局やアクセスポイント等と無線電波により情報の送受信を行い、通信ネットワークN上の機器(例えば、サーバ2等)との通信を行う。
《業務支援システム1の動作》
図4は、サーバ2へのログインを行うためのログイン画面41を示す図である。
ログイン画面41は、端末装置3においてブラウザのプログラムが実行され、サーバ2へのログインを行うための所定のウェブサイトにアクセスした場合に表示部35に表示される画面である。ログイン画面41では、ログインに使用するアカウントのユーザー名を入力するテキストボックスA1と、パスワードを入力するテキストボックスA2と、ログインボタンB1とが表示される。
端末装置3の操作部34に対する入力操作により、テキストボックスA1にユーザー名が入力され、テキストボックスA2にパスワードが入力され、この状態でログインボタンB1を選択する入力操作が行われると、入力された認証情報がサーバ2に送信されて、サーバ2に登録されている認証情報と照合される。入力された認証情報が、登録されているいずれかのアカウントの認証情報と一致した場合には、サーバ2のCPU21により、当該アカウントでのサーバ2へのログイン処理が行われてログインセッションが開始される。ここで、本実施形態の業務支援システム1では、通常のアカウントとは別に、特定の社員(例えば、人事部に所属する社員)に対して発行される特別アカウントが設けられている。
図5は、上述の特別アカウントが発行された人事部に所属する社員(例えば、人事次郎氏)がサーバ2にログインした場合のトップ画面(従業員ダッシュボード画面)42を示す図である。
このトップ画面42では、「お知らせ」、「働き方」及び「当月度状況」の各項目に関する情報が表示される。
トップ画面42の「お知らせ」の項目には、人事部や健康保険組合からの告知(例えば、「健康診断を受信してください」や「2018/04/01 健康診断の受診予定開始」など)が表示される。
また、トップ画面42の「働き方」の項目には、「気分データ」、「働き方スコア」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。さらに、「働き方スコア」の項目の直上には、直近30日間ボタンB2、直近90日間ボタンB3、直近12ヶ月間ボタンB4が表示される。
サーバ2にログインした社員は、これらのボタンB2〜B4のうちいずれかのボタンを選択する入力操作を行うことで、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に表示される情報を直近30日間のデータと、直近90日間のデータと、直近12ヶ月間のデータとに切り替えることができる。
以下、「気分データ」、「働き方スコア」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目の表示内容について詳述する。
「気分データ」の項目には、各出勤日の出勤時と退勤時のそれぞれの気分をアイコン(例えば、顔の表情を示すアイコン)により表した気分データ表が週間形式で表示される。
サーバ2にログインした社員は、サーバ2へのログイン時に出勤時の気分を、例えば、laugh、smile、soso、cryのうちから選択する入力操作を行うことで、選択された気分に対応するアイコンを気分データ表の該当する出勤日の出勤時の表示領域に反映させることができる。また同様に、サーバ2にログインした社員は、サーバ2からのログオフ時に退勤時の気分を選択する入力操作を行うことで、選択された気分に対応するアイコンを気分データ表の該当する出勤日の退勤時の表示領域に反映させることができる。
「働き方スコア」の項目には、社員の働き方を点数化した働き方スコアがメーター表示されるとともに、この働き方スコアのランク(例えば、80点以上の場合はAランク、60点以上80点未満の場合はBランク、40点以上60点未満の場合はCランク、20点以上40点未満の場合はDランク、0点以上20点未満の場合はEランク)が表示される。ここで、働き方スコアは、時間外勤務による負荷を点数化した勤怠スコア、上述の気分データを点数化した気分スコア、及び、休職する可能性を示す休職確率を点数化した休職確率スコアを総合的に評価したスコアであり、次式に基づき導出される。なお、勤怠スコア、気分スコア、休職確率スコアのそれぞれに乗ずる係数は適宜設定変更可能である。
働き方スコア=勤怠スコア×0.3+気分スコア×0.4+休職確率スコア×0.3
なお、勤怠スコアは、次式に基づき導出される。
勤怠スコア=1−(過去30日間(勤怠スコアの導出日を含まない)の残業合計時間/100(残業時間の想定最大値))※残業時間の想定最大値は適宜設定変更可能
また、気分スコアは、上述の「気分データ」の項目において、例えば、laughが選択された場合を3点、smileが選択された場合を2点、sosoが選択された場合を1点、cryが選択された場合を0点として、過去30日間(気分スコアの導出日を含まない)の点数を合算したものである。なお、気分スコアの上限値は100点とする。
また、休職確率スコアは、次式に基づき導出される。
休職確率スコア=100−(休職確率×100)
「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」の項目には、複合グラフによって勤務時間と働き方スコアが表示される。この複合グラフは、勤務時間を棒グラフで表示するとともに、働き方スコアを折れ線グラフで表示するグラフとなっている。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」の項目には、直近12か月間(例えば、2017年7月〜2018年6月)の勤務時間と働き方スコアが表示されている。
「就業時間」の項目には、所定の期間における就業時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「就業時間」の項目には、直近12か月間の就業時間の合計(例えば、1756h)が表示されている。
「残業時間」の項目には、所定の期間における残業時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「残業時間」の項目には、直近12か月間の残業時間の合計(例えば、54h)が表示されている。
「有休・半休時間」の項目には、所定の期間における有休・半休時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「有休・半休時間」の項目には、直近12か月間の有休・半休時間の合計(例えば、100h)が表示されている。
「不就労時間」の項目には、所定の期間における不就労時間(例えば、欠勤や遅刻の時間)の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「不就労時間」の項目には、直近12か月間の不就労時間の合計(例えば、0h)が表示されている。
「連続7日間出勤回数」の項目には、所定の期間における連続7日間出勤回数の合計回数が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「連続7日間出勤回数」の項目には、直近12か月間の連続7日間出勤回数の合計(例えば、0回)が表示されている。
「休日出勤回数」の項目には、所定の期間における休日出勤回数の合計回数が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「休日出勤回数」の項目には、直近12か月間の休日出勤回数の合計(例えば、0回)が表示されている。
また、トップ画面42の「当月度状況」の項目には、「当月度就業時間」、「当月度普通残業時間」、「当月度深夜残業時間」及び「当月度休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。具体的には、「当月度就業時間」の項目には、当月度の就業時間の合計時間が表示される。また、「当月度普通残業時間」の項目には、当月度の普通残業時間の合計時間が表示される。また、「当月度深夜残業時間」の項目には、当月度の深夜残業時間の合計時間が表示される。また、「当月度休日出勤回数」の項目には、当月度の休日出勤回数の合計回数が表示される。
また、トップ画面42の「お知らせ」の項目の直上には、従業員情報確認ボタンB5が表示される。
サーバ2にログインした社員は、従業員情報確認ボタンB5を選択する入力操作を行うことで、当該社員の従業員情報を表示する従業員情報画面に遷移させることができる。
また、トップ画面42では、左側に縦長のサイドバーメニューM1が表示されている。
サイドバーメニューM1には、従業員タブT1のほかに、上述の特別アカウントが発行された人事部に所属する社員がサーバ2にログインした場合にのみ表示される人事タブT2及びシステム設定タブT3が配設されている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、従業員タブT1を選択する入力操作を行うことで、自己の就業状況の表示機能に関する項目や、自己の就業管理機能に関する項目、自己の目標管理機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。また、サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、人事タブT2を選択する入力操作を行うことで、後述する人事ダッシュボードの表示機能に関する項目や、各社員のパフォーマンスに関する分析結果の表示機能に関する項目、従業員検索機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。また、サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、システム設定タブT3を選択する入力操作を行うことで、各種データのアップロード機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。
図6は、通常のアカウントが発行された一般の社員(例えば、鈴木太郎氏)がサーバ2にログインした場合のトップ画面(従業員ダッシュボード画面)43を示す図である。
このトップ画面43では、人事部に所属する社員がサーバ2にログインしたときと同様に、「お知らせ」、「働き方」及び「当月度状況」の各項目に関する情報が表示される。また、トップ画面43では、左側に縦長のサイドバーメニューM2が表示される。サイドバーメニューM2には、人事部に所属する社員がサーバ2にログインしたときとは異なり、従業員タブT1のみが配設されている。
図6の画面表示例では、「働き方」の項目のうち「働き方スコア」及び「不就労時間」の項目の背景が赤色(図中では網掛)で表示されている。これは働き方スコアが当該スコアに係る閾値を下回ったことを示すとともに、不就労時間が当該不就労時間に係る閾値を超えたことを示すものであり、これにより働き方スコアが低いこと、及び、不就労時間が多いことに関してサーバ2にログインした社員に対して注意喚起を行うことができるようになっている。なお、「働き方スコア」や「不就労時間」の項目のほか、「就業時間」、「残業時間」、「連続7日間出勤回数」、「休日出勤回数」の各項目についても当該各項目に係る閾値がそれぞれ設定されており、各項目のデータが当該各項目に係る閾値を超えた場合、該当する項目の背景が赤色で表示されるようになっている(図5に示すトップ画面42も同様)。
図7は、人事ダッシュボード画面44を示す図である。
人事ダッシュボード画面44は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から人事ダッシュボードの表示機能に関する項目が選択された場合に表示される画面である。
人事ダッシュボード画面44には、社員の休職状況が表示される。
具体的には、社員の休職状況として、休職する確率が高い社員(以下、休職濃厚者という)の人数、実際に休職している社員の人数(但し、産休を含まない)、及び、実際に休職している社員のうちメンタルを理由に休職している社員の人数の月別推移(直近6ケ月間の月別推移)を示すグラフが表示される。このグラフの横軸に表示されている各月を示す文字にはリンクが貼られており、当該各文字を選択する入力操作が行われると該当する月に休職濃厚者であると予測された社員の情報を確認可能な一覧画面(後述)に遷移できるようになっている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、例えば、上記グラフの横軸の6月の文字を選択する入力操作を行うことで、6月に休職濃厚者であると予測された社員の情報を確認可能な一覧画面45(図8参照)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44に表示されるグラフの左方には、現在の休職濃厚者の合計人数(例えば、2人)のうち未だ対応処置(フォロー)がなされていない未対応の休職濃厚者の人数(例えば、1人)が表示されるとともに、このグラフの右方には、現在休職中である社員の合計人数(例えば、3人)と、現在休職中である社員のうちメンタルを理由に休職している社員の合計人数(例えば、2人)が表示される。さらに、上述の未対応の休職濃厚者の人数、現在休職中である社員の合計人数、及び、現在休職中である社員のうちメンタルを理由に休職している社員の合計人数のそれぞれの表示の下方には、これらの表示に対応する虫眼鏡ボタンB6がそれぞれ表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、選択された虫眼鏡ボタンB6に対応する表示の人数に該当する社員の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44には、社員の退職状況が表示される。
具体的には、社員の退職状況として、退職する確率が高い社員(以下、退職濃厚者という)の人数、実際に退職した社員の人数(但し、定年退職を含まない)、及び、実際に退職した社員のうち自己都合により退職した社員の人数の月別推移(直近6ケ月間の月別推移)を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の退職濃厚者の合計人数(例えば、1人)のうち未だ対応処置(フォロー)がなされていない未対応の退職濃厚者の人数(例えば、0人)が表示されるとともに、このグラフの右方には、直近6ケ月間に退職した社員の合計人数(例えば、6人)と、直近6ケ月間に退職した社員のうち自己都合により退職した社員の合計人数(例えば、2人)が表示される。さらに、上述の未対応の退職濃厚者の人数の表示の下方には、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6が表示される。ただし、図7に示すように、未対応の退職濃厚者の人数が0人の場合、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6は、選択不可能な態様(図中では破線)で表示される(他の虫眼鏡ボタンB6も同様)。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、未対応の退職濃厚者の人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、未対応の退職濃厚者の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44には、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の合計人数が表示されるとともに、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の合計人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
図8は、一覧画面45を示す図である。
図8に示すように、一覧画面45では、6月に休職濃厚者であると予測された社員である香川一美氏と木口二朗氏の情報(例えば、所属、年齢、性別、雇用区分、出向中フラグ、役職、資格、等級、職種など)が表示される。
なお、一覧画面45は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から従業員検索機能に関する項目が選択された場合に表示される従業員検索画面(図示省略)において、休職濃厚フラグが立っている社員についての検索がなされた際の検索結果画面に相当する画面である。
図9及び図10は、従業員情報画面46を示す図である。具体的には、図9は、従業員情報画面46のうちの上段部分を示す図であり、図10は、従業員情報画面46のうちの下段部分を示す図である。
従業員情報画面46は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から従業員検索機能に関する項目が選択された場合に表示される従業員検索画面(図示省略)において、蔵樹薫氏についての検索がなされた際に表示される画面である。なお、この従業員情報画面46は、人事ダッシュボード画面44(図7参照)において、現在休職中である社員の合計人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作が行われた場合に表示される当該社員に関する一覧画面(図示省略)から蔵樹薫氏を選択する入力操作が行われることによっても表示されるようになっている。
図9に示すように、従業員情報画面46には、サマリタブT4、基本情報タブT5、評価歴タブT6、所属歴タブT7、家族情報タブT8、給与情報タブT9、前職・休職歴タブT10がそれぞれ配設されている。なお、サマリタブT4は、特別アカウントが発行された人事部に所属する社員がサーバ2にログインした際に表示される従業員情報画面でのみ出現するタブとなっている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、所望のタブT4〜T10を選択する入力操作を行うことで、所望のタブT4〜T10に対応する情報を従業員情報画面46に表示させることができる。
図9及び図10の画面表示例では、サマリタブT4を選択する入力操作が行われ、サマリタブT4に対応する情報が従業員情報画面46に表示されている。以下、サマリタブT4に対応する情報について詳述する。
図9及び図10に示すように、従業員情報画面46には、サマリタブT4に対応する情報として、「アラート状況」、「休職・退職濃厚者該当状況」、「スコア」、「働き方」、「当月度状況」、「コミュニケーション分析」及び「フォロー履歴」の各項目に関する情報が表示される。
従業員情報画面46の「アラート状況」の項目には、総合スコア、働き方スコア、働き方、要通院のそれぞれに関するアラート状況が表示される。
具体的には、総合スコア(後述)及び働き方スコアに関しては、例えば、スコアが35点以上の場合、当該スコアのマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、スコアが35点未満の場合、当該スコアのマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、働き方に関しては、例えば、直近12ヶ月の残業時間が所定時間以下の場合、働き方のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、直近12ヶ月の残業時間が所定時間を超えている場合、働き方のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、要通院に関しては、例えば、健康診断において異常が無かった場合、要通院のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、健康診断において再検査の判定がなされた場合、要通院のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。さらに、要通院のマークが赤色で表示された際に当該マークの下方には、通知ボタンB7が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、通知ボタンB7を選択する入力操作を行うことで、通院を促すメッセージを蔵樹薫氏に対して送信することができる。
また、従業員情報画面46の「休職・退職濃厚者該当状況」の項目には、休職濃厚者及び退職濃厚者の該当状況が表示される。
具体的には、例えば、後述する休職濃厚者予測処理(図11参照)によって蔵樹薫氏が休職濃厚者ではないと判定された場合、休職濃厚者のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、休職濃厚者であると判定された場合、休職濃厚者のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、後述する退職濃厚者予測処理(図12参照)によって蔵樹薫氏が退職濃厚者ではないと判定された場合、退職濃厚者のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、退職濃厚者であると判定された場合、退職濃厚者のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、フォロー不要のマークに関しては、蔵樹薫氏が休職濃厚者及び/又は退職濃厚者であると判定された後、蔵樹薫氏に対するフォローがなされた場合、フォロー不要のマークが赤色で表示されるようになっている。さらに、フォロー不要のマークが赤色で表示された際に当該マークの下方には、開始ボタンB8が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、開始ボタンB8を選択する入力操作を行うことで、休職・退職濃厚者に対するフォローのコメントを入力するための入力フォーム(図示省略)を表示することができる。サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、表示された上記入力フォームにコメントを入力して登録することによって、後述する「フォロー履歴」の項目(図10参照)に当該コメントを反映させることができる。
また、従業員情報画面46の「スコア」の項目には、「総合スコア」、「能力発揮スコア」及び「働き方スコア」の各項目に関する情報が表示される。
具体的には、「総合スコア」の項目には、総合スコアがメーター表示されるとともに、この総合スコアのランク(例えば、80点以上の場合はAランク、60点以上80点未満の場合はBランク、40点以上60点未満の場合はCランク、20点以上40点未満の場合はDランク、0点以上20点未満の場合はEランク)が表示される。ここで、総合スコアは、後述する能力発揮スコア及び働き方スコアを所定の導出式に代入することによって導出されるスコアである。
また、「能力発揮スコア」の項目には、能力発揮スコアの半期ごとの推移(直近2年間の推移)を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の能力発揮スコアとランクが表示される。また、このグラフの右方には、直近の実績ハイパフォーマーランクと予想ハイパフォーマーランクが表示される。
ここで、能力発揮スコアとは、パフォーマンスの発揮度合いを示すスコアである。
また、実績ハイパフォーマーランクとは、社員の能力を例えば5ランク(A〜Eランク)で表すものである。ランクの判定基準は、例えば、各社員の人事考課を点数(100点満点の点数)に換算して、上位5%に入る社員をAランク、上位5〜20%に入る社員をBランク、下位5%に入る社員をEランク、下位5〜20%に入る社員をDランク、上位20%に入らず、且つ、下位20%にも入らない社員をCランクとしている。
また、予想ハイパフォーマーランクとは、今後予想される社員の能力を例えば5ランク(A〜Eランク)で表すものである。この予想は、回帰分析により行われ、社員の実測値又は実績値を所定の予測式の説明変数に代入しパフォーマンス値(目的変数)を導出し、導出されたパフォーマンス値に応じて予想ハイパフォーマーランクを判定している。
また、能力発揮スコアは、次式に基づき導出される。
能力発揮スコア=(実績パフォーマンススコア/予想パフォーマンススコア)×重み係数
ここで、実績パフォーマンススコアとは、上述の実績ハイパフォーマーランクを数値化したものであり、Aランクを5、Bランクを4、Cランクを3、Dランクを2、Eランクを1としたものである。また、予想パフォーマンススコアとは、上述の予想ハイパフォーマーランクを数値化したものであり、Aランクを5、Bランクを4、Cランクを3、Dランクを2、Eランクを1としたものである。また、重み係数は、実績パフォーマンススコアと予想パフォーマンススコアと対応付けられて予め設定された係数である。
また、「働き方スコア」の項目には、働き方スコアの月別推移を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の働き方スコアとランクが表示される。また、このグラフの右方には、今日の出勤時及び退勤時の気分が表示される。
図9の画面表示例では、「働き方スコア」の項目の背景が赤色(図中では網掛)で表示されている。これは働き方スコアが当該スコアに係る閾値を下回ったことを示すものであり、これにより働き方スコアが低いことに関してサーバ2にログインした社員に対して注意喚起を行うことができるようになっている。なお、「働き方スコア」の項目のほか、「総合スコア」及び「能力発揮スコア」の各項目についても当該各項目に係る閾値がそれぞれ設定されており、各項目のデータが当該各項目に係る閾値を下回った場合、該当する項目の背景が赤色で表示されるようになっている。
また、従業員情報画面46の「働き方」の項目には、図10に示すように、「気分データ」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。なお、上記各項目は、上述のトップ画面42(図5参照)の「働き方」の項目に表示されるものと同じであるため、当該各項目についての説明は省略する。
また、従業員情報画面46の「当月度状況」の項目には、「当月度就業時間」、「当月度普通残業時間」、「当月度深夜残業時間」及び「当月度休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。なお、上記各項目は、上述のトップ画面42(図5参照)の「当月度状況」の項目に表示されるものと同じであるため、当該各項目についての説明は省略する。
また、従業員情報画面46の「コミュニケーション分析」の項目には、直属上司(井出賢一氏)との相性レベル(相性度)が所定の記号により表示される。具体的には、直属上司との相性レベルがとても良い場合は◎、当該相性レベルが良い場合は○、当該相性レベルが普通の場合は△、当該相性レベルが悪い場合は×により表示される。また、「コミュニケーション分析」の項目には、参考ボタンB9が表示される。なお、従業員情報画面に表示される表示対象の社員が上司側の社員の場合には、相性レベルは表示されず、参考ボタンB9のみが表示されるようになっている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、例えば、従業員情報画面46が表示されている際に参考ボタンB9を選択する入力操作を行うことで、直属上司(井出賢一氏)の他に相性レベルが◎である上司側の社員の情報を確認可能な一覧画面47(図14参照)を表示させることができる。即ち、部下側の社員(蔵樹薫氏)に割り当てるべき上司側の社員を識別可能に表示させることができる。
なお、上司側の社員(例えば、井出賢一氏)に関する従業員情報画面が表示されている際に参考ボタンB9を選択する入力操作が行われた場合、例えば、上司側の社員と相性レベルが◎である部下側の社員の情報を確認可能な一覧画面48(図15参照)が表示されるようになっている。即ち、上司側の社員に任せるべき部下側の社員を識別可能に表示させることができる。
また、従業員情報画面46の「フォロー履歴」の項目には、休職・退職濃厚者に対するフォローのコメントが表示される。
[相性分析処理]
次に、サーバ2における相性分析処理の制御手順について説明する。
図11は、相性分析処理の制御手順を示すフローチャートである。
相性分析処理が開始されると、CPU21は、所定の調査(例えば、モチベーション調査など)の結果に基づき各社員の性格を数値化する(ステップS1)。ここで、所定の調査の結果は記憶部23の人事データベースに登録されているものとする。
次いで、CPU21は、各社員を上司側と部下側とに分けた状態で、数値化された各社員の性格に関する数値を用いてクラスター分析を行い、上司側と部下側とでそれぞれ5つのグループ(クラスター1〜5)に分類する(ステップS2)。なお、クラスター分析は、公知の分析用ソフトウェアによって行うことができるので、詳しい説明は省略する。
次いで、CPU21は、上司側の5グループと部下側の5グループにより5×5のマトリクス表(図13参照)を作成する(ステップS3)。
次いで、CPU21は、ステップS3で作成されたマトリクス表から一のマスを選択する(ステップS4)。続けて、CPU21は、選択されたマス内において、実績ハイパフォーマーランクがAランクであるHP1の社員、及び、実績ハイパフォーマーランクがBランクであるHP2の社員の占める割合を導出する(ステップS5)。
次いで、CPU21は、ステップS5で導出された割合に基づきスコアを設定する(ステップS6)。具体的には、例えば、上記社員の占める割合が75%以上のマスについては◎、上記社員の占める割合が50%以上、75%未満のマスについては○、上記社員の占める割合が25%以上、50%未満のマスについては△、上記社員の占める割合が25%未満のマスについては×のスコアを付ける。なお、各マスにスコアをつける方法は、特に限定されるものではない。上記のようにマス毎に上記社員の占める割合を絶対評価しても良いし、他のマスの上記社員の占める割合を考慮して相対的にスコアを付ける相対評価であっても良い。
次いで、CPU21は、全てのマスについてスコアを設定したか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、全てのマスについてスコアを設定していないと判定された場合(ステップS7;NO)、CPU21は、処理をステップS4へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS7において、全てのマスについてスコアを設定したと判定された場合(ステップS7;YES)、CPU21は、スコアが設定されたマトリクス表(スコア表)を記憶部23に保存し(ステップS8)、相性分析処理を終了する。
[相性レベル表示制御処理]
次に、サーバ2における相性レベル表示制御処理の制御手順について説明する。
図12は、相性レベル表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この相性レベル表示制御処理は、従業員情報画面(図9及び図10参照)が端末装置3の表示部35に表示される際に実行される。
相性レベル表示制御処理が開始されると、CPU21は、従業員情報画面の表示対象が部下側の社員であるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、従業員情報画面の表示対象が部下側の社員でない、すなわち上司側の社員であると判定された場合(ステップS11;NO)、CPU21は、従業員情報画面の「コミュニケーション」の項目に相性レベルを表示させず、相性レベル表示制御処理を終了する。
一方、ステップS11において、従業員情報画面の表示対象が部下側の社員であると判定された場合(ステップS11;YES)、CPU21は、この部下側の社員が属するグループをスコア表(図13参照)から特定する(ステップS12)。
次いで、CPU21は、上記の部下側の社員の上司(上司側の社員)が属するグループをスコア表(図13参照)から特定する(ステップS13)。
次いで、CPU21は、ステップS12で特定された部下側の社員が属するグループとステップS13で特定された上司側の社員が属するグループとに該当するマスのスコアをスコア表(図13参照)から特定する(ステップS14)。具体的には、例えば、部下側の社員である蔵樹薫氏がクラスター1に属するとともに、上司側の社員である井出賢一氏がクラスター3に属する場合、図13に示すように、部下側のクラスター1と上司側のクラスター3とに該当するマスのスコアとして◎が特定されることとなる。
次いで、CPU21は、ステップS14で特定されたスコアを、従業員情報画面の「コミュニケーション分析」の項目に、直属上司との相性レベルとして表示させる(ステップS15)。具体的には、図10に示すように、従業員情報画面46の「コミュニケーション分析」の項目には、部下側の社員である蔵樹薫氏と直属上司(上司側の社員)である井出賢一氏との相性レベルとして◎が表示される。そして、ステップS15の処理が実行されると、CPU21は、相性レベル表示制御処理を終了する。
[相性分析結果表示制御処理]
次に、サーバ2における相性分析結果表示制御処理の制御手順について説明する。
図16は、相性分析結果表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この相性分析結果表示制御処理は、人事ダッシュボード画面(図7参照)が表示されている状態において、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)からコミュニケーション分析結果(相性分析結果)の表示機能に関する項目が選択されたことを契機として実行される。
相性分析結果表示制御処理が開始されると、CPU21は、相性分析結果画面に相性分析の結果をマトリクス表形式で表示させる(ステップS21)。
図17は、相性分析結果画面49を示す図である。
図17に示すように、相性分析結果画面49の左側半分の領域に相性分析の結果がマトリクス表形式で表示される。
具体的には、相性分析の結果として、上司側の5つのクラスターI〜Vを横軸にとるとともに、部下側の5つのクラスターI〜Vを縦軸にとった5×5のマトリクス表において、上司側と部下側との各組み合わせについての相性度が当該マトリクス表の各マス内に表示されるようになっている。各マス内に表示される相性度は、当該各マス内において、実績ハイパフォーマーランクがAランクであるHP1の社員、及び、実績ハイパフォーマーランクがBランクであるHP2の社員の占める割合(%)により表している。ここで、上記相性分析の結果として表示されるマトリクス表は、上述した相性分析処理(図11参照)で作成されたマトリクス表に基づくものであり、各マス内に表示される割合(%)は、相性分析処理のステップS5で導出されたものである。
図17に示すように、例えば、上司クラスターIIと部下クラスターIIIとの組み合わせについての相性度は21.2であることを表している。ここで、相性度が75以上の各マスについては、マス内の背景色を特定の色(例えば、桃色(図中では右下がりの斜線で代用))で表示することにより、相性が良い組み合わせを一見して識別できるようにしている。一方、相性度が25未満の各マスについては、マス内の背景色を特定の色(例えば、水色(図中では左下がりの斜線で代用))で表示することにより、相性があまり良くない組み合わせを一見して識別できるようにしている。また、各マス内の相性度の下に表示されている人数は、当該各マスに該当する部下側の社員の人数を表している。また、各マスは、当該各マスに該当する上司側の社員の思考特性の傾向と部下側の社員の思考特性の傾向とをそれぞれグラフで表示させるための操作ボタンとしての機能を有している。
相性分析結果表示制御処理の説明に戻り、CPU21は、端末装置3の操作部34を介して、一のマスが指定操作されたか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、いずれのマスも指定操作されていないと判定された場合(ステップS22;NO)、CPU21は、処理をステップS26へ進める。
一方、ステップS22において、一のマスが指定操作されたと判定された場合(ステップS22;YES)、CPU21は、指定操作されたマスに該当する各社員の思考特性の診断結果情報を記憶部23の人事データベースから取得する(ステップS23)。
次いで、CPU21は、ステップS22において指定操作されたマスに該当する各社員の思考特性の診断結果情報に基づいて、当該マスに該当する上司側の社員と部下側の社員についての思考特性の傾向を示すグラフを生成する(ステップS24)。
具体的には、上記思考特性の診断結果情報は、例えば、ハーマンモデルによる思考特性の診断結果を示すものであり、4つの思考タイプ(A〜Dタイプ)のそれぞれに当てはまる度合いを点数で示したものとなっている。CPU21は、この思考特性の診断結果情報に基づいて、指定操作されたマスに該当する上司側の社員を対象とした4つの思考タイプそれぞれの平均点を導出し、思考特性の傾向を示すグラフとして、導出された各平均点を表すレーダーチャートを生成する。また、CPU21は、同様にして、指定操作されたマスに該当する部下側の社員を対象とした4つの思考タイプそれぞれの平均点を導出し、思考特性の傾向を示すグラフとして、導出された各平均点を表すレーダーチャート(グラフ)を生成する。
次いで、CPU21は、ステップS24で生成された上司側の社員を対象としたレーダーチャートと、部下側の社員を対象としたレーダーチャートとを相性分析結果画面に表示させる(ステップS25)。
例えば、図17の相性分析結果画面49では、当該画面の右側半分の領域に、上司クラスターIIと部下クラスターIIIとの組み合わせに該当するマス内の上司側の社員を対象としたレーダーチャート(実線)と、当該マス内の部下側の社員を対象としたレーダーチャート(破線)と、が識別可能な状態で重畳表示されている。
次いで、CPU21は、操作部34を介して、相性分析結果画面の表示を終了させる操作がなされたか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26において、相性分析結果画面の表示を終了させる操作がなされていないと判定された場合(ステップS26;NO)、CPU21は、処理をステップS22へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS26において、相性分析結果画面の表示を終了させる操作がなされたと判定された場合(ステップS26;YES)、CPU21は、相性分析結果表示制御処理を終了する。
例えば、図17の相性分析結果画面49には、上述のレーダーチャートの右上に「該当者を確認する」と表記された確認ボタンB10が表示されている。サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、確認ボタンB10を選択する入力操作、すなわち相性分析結果画面の表示を終了させる操作を行うことで、CPU21による相性分析結果表示制御処理を終了させ、上司クラスターIIと部下クラスターIIIとの組み合わせに該当するマス内の部下側の社員のリストを確認可能な一覧画面50を表示させることができる。
図18は、一覧画面50を示す図である。
図18に示すように、一覧画面50では、上司クラスターIIと部下クラスターIIIとの組み合わせに該当するマス内の部下側の社員である野口一郎氏、沢井研二氏など合計6人の情報(部下側の社員の直属の上司の情報を含む)が表示される。
以上、本実施の形態によれば、業務支援システム1におけるサーバ2は、会社に所属する複数の社員のうち上司側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出し、所定の一の社員について、上司側グループと部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する社員を、当該一の社員に割り当てるべき上司または当該一の社員に任せるべき部下として端末装置3の表示部35に表示させたこととなる。
これにより、部下と上司との相性を判断することができるので、例えば、一の社員が部下側の社員である場合、当該一の社員を配置転換する際に当該一の社員を当該一の社員と相性の良い上司のもとへ配置することができ、組織を活性化させることができるようになる。一方、一の社員が上司側の社員である場合、当該上司側の社員が統括する組織を再編する際に当該上司側の社員と相性の良い部下を集めることができ、組織を活性化させることができるようになる。
また、サーバ2は、上司側の社員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該上司側の人員を複数の上司側グループに分類するとともに、部下側の人員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該部下側の人員を複数の部下側グループに分類するので、上司側と部下側のそれぞれにおいて性格的に似かよった社員同士を同じグループに振り分けることができ、上述の組み合わせの各々について導出される相性度の信頼度を向上させることができる。
また、サーバ2は、会社に所属する複数の社員のうち上司側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出し、所定の一の社員について、当該一の社員が属するグループと当該一の社員の上司または部下が属するグループとの相性度を端末装置3の表示部35に表示させるので、部下と上司との相性を判断することができるようになる。
また、サーバ2は、会社に所属する複数の社員のうち上司側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の社員が同種の社員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出し、導出された相性度の各々を表示部35に表示させるので、上司側グループと部下側グループの相性を判断することができるようになる。
また、サーバ2は、複数の上司側グループを縦軸にとるとともに、複数の部下側グループを横軸にとったマトリクス表形式により相性度の各々を表示させるので、上司側グループと部下側グループとの各組み合わせの相性を一見して判断することができるようになる。
また、サーバ2は、複数の組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、当該組み合わせに属する部下側の社員の思考特性に関する診断結果情報を取得し、当該診断結果情報に基づいて、部下側の社員の思考特性の傾向を示すレーダーチャート(グラフ)を生成し、当該レーダーチャートを表示部35に表示させるので、上司側グループと部下側グループとの各組み合わせの相性を一見して判断することができるとともに、各組み合わせに属する部下側の社員の思考特性の傾向を把握することができる。これにより、相性の良い組み合わせに属する部下側の社員の思考特性の傾向や相性のあまり良くない組み合わせに属する部下側の社員の思考特性の傾向を把握することができるので、当該思考特性の傾向から相性の良し悪しを分析することができる。
また、サーバ2は、複数の組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、更に、当該組み合わせに属する上司側の社員の診断結果情報を取得し、当該診断結果情報に基づいて、上司側の社員の思考特性の傾向を示すレーダーチャートを生成し、部下側の社員のレーダーチャートととともに、上司側の社員のレーダーチャートを表示35に表示させるので、各組み合わせに属する上司側の社員の思考特性の傾向も把握することができるようになる。これにより、各組み合わせについて上司側の社員と部下側の社員のそれぞれの思考特性の傾向を比較することができるので、当該思考特性の傾向から相性の良し悪しをより深く分析することができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部23のHDD、SSD、EEPROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、従業員情報画面に表示される表示対象の社員が上司側の社員の場合には、当該従業員情報画面の「コミュニケーション分析」の項目には、相性レベルは表示されず、参考ボタンB9のみが表示されるようにしたが、当該表示の態様は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上司側の社員を表示対象とした従業員情報画面では、「コミュニケーション分析」の項目に当該上司側の社員の部下との相性レベルを表示させるようにしても良い。
また、上記実施形態では、相性レベルを◎、○、△、×の4段階で表示するようにしたが、相性レベルの等級は4段階以上であっても良いし2段階又は3段階であっても良い。また、相性レベルは、当該レベルを識別可能であれば良く、例えば、数値や顔文字等で表示するようにしても良い。
また、上記実施形態では、スコア表を作成するにあたり、上司側の社員を5グループに分類するとともに部下側の社員を5グループに分類したが、上司側の社員も部下側の社員も複数のグループに分類されていれば良く、例えば、上司側の社員を10グループに分類するとともに部下側の社員を10グループに分類するようにしても良い。また、例えば、上司側の社員を5グループに分類するとともに部下側の社員を10グループに分類する等、上司側の社員と部下側の社員とで分類数を異ならせるようにしても良い。
また、上記実施形態では、図12に示す相性レベル表示処理において、表示対象が上司側の社員である(部下側の社員でない)場合には、スコアを表示しない構成としていたが、これに限定されるものではなく、表示対象が上司側の社員である場合には、その上司の部下全員との相性レベルを表示させるようにしても良い。
さらには、実際の会社組織に所属する社員には、部下と上司を両方持つ社員、即ち、上司側でもあり、部下側でもある社員が存在する。このような社員については、当該社員の部下及び上司との相性レベルを各々導出し、それらを並べて表示させることとしても良い。
また、上記実施形態では、図11に示す相性分析処理において、各マスについてスコアを設定する際には、HP1の社員、及び、HP2の社員の占める割合に基づきスコアを設定していたが、これに限定されるものではない。例えば、各マスにおいて、休職や退職をしている社員の占める割合に基づきスコアを設定しても良い。この際には、当該割合が少ない方が相性レベルが良いとされるスコアを付けると好ましい。他にも、モチベーションを示す値が所定の基準値以上である社員の占める割合に基づきスコアを設定しても良いし、各マスの社員による残業時間の合計に基づきスコアを設定しても良い。即ち、スコアの設定には、勤怠実績または健康診断に係る任意の情報を用いることができる。
また、上記実施形態では、図11に示す相性分析処理において、各マスについてスコアを設定する際には、そのマスに対応する上司側のグループに含まれるHP1の社員、HP2の社員と、部下側のグループに含まれるHP1の社員、HP2の社員をどちらもカウントして割合を導出していたが、これに限定されるものではない。一般的に部下の方が上司の影響を受け易いことを鑑みて、部下側のグループに含まれるHP1の社員、HP2の社員だけをカウントして割合を導出することとしても良い。一方で、上司側のグループに含まれるHP1の社員、HP2の社員だけをカウントして割合を導出しても良い。
また、上記実施形態では、相性分析結果画面(図17参照)において、ユーザー所望の組み合わせに該当するマス内の上司側の社員を対象とした思考特性の傾向を示すレーダーチャートと、当該マス内の部下側の社員を対象とした思考特性の傾向を示すレーダーチャートとを表示させるようにしたが、当該レーダーチャートは、思考特性の傾向を示すものに限らず、例えば、行動特性の傾向を示すものとしても良い。かかる場合、各社員を対象として、行動特性に関する所定の診断を予め行い、当該診断の結果情報を記憶部23の人事データベースに記憶しておく。
また、上記実施形態における業務支援システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
所定の一の人員について、前記上司側グループと前記部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの前記相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する人員を、当該一の人員に割り当てるべき上司または当該一の人員に任せるべき部下として表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
前記導出手段によって導出された前記相性度の各々を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項3>
前記表示制御手段は、前記複数の上司側グループを縦軸と横軸とのうちのいずれか一方の軸にとるとともに、前記複数の部下側グループを他方の軸にとったマトリクス表形式により前記相性度の各々を表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
複数の前記組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、当該組み合わせに属する前記部下側の人員の所定の特性に関する診断結果情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記診断結果情報に基づいて、前記部下側の人員の前記所定の特性の傾向を示すグラフを生成する生成手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記生成手段によって生成された前記グラフを表示手段に表示させることを特徴とする請求項2又3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記取得手段は、複数の前記組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、更に、当該組み合わせに属する前記上司側の人員の前記診断結果情報を取得し、
前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記診断結果情報に基づいて、前記上司側の人員の前記所定の特性の傾向を示すグラフを生成し、
前記表示制御手段は、前記部下側の人員の前記グラフととともに、前記上司側の人員の前記グラフを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記導出手段は、前記相性度を前記組み合わせの各々における人員の成果実績値が所定の閾値以上である人員の占める割合に基づいて導出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記上司側の人員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該上司側の人員を前記複数の上司側グループに分類するとともに、前記部下側の人員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該部下側の人員を前記複数の部下側グループに分類する分類手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項8>
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
所定の一の人員について、当該一の人員が属するグループと当該一の人員の上司または部下が属するグループとの相性度を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項9>
コンピュータを、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
所定の一の人員について、前記上司側グループと前記部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの前記相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する人員を、当該一の人員に割り当てるべき上司または当該一の人員に任せるべき部下として表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項10>
コンピュータを、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
前記導出手段によって導出された前記相性度の各々を表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項11>
コンピュータを、
団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
所定の一の人員について、当該一の人員が属するグループと当該一の人員の上司または部下が属するグループとの相性度を表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 業務支援システム
2 サーバ
21 CPU(導出手段、表示制御手段、分類手段、取得手段、生成手段)
3 端末装置
35 表示部(表示手段)

Claims (11)

  1. 団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
    所定の一の人員について、前記上司側グループと前記部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの前記相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する人員を、当該一の人員に割り当てるべき上司または当該一の人員に任せるべき部下として表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
    前記導出手段によって導出された前記相性度の各々を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記複数の上司側グループを縦軸と横軸とのうちのいずれか一方の軸にとるとともに、前記複数の部下側グループを他方の軸にとったマトリクス表形式により前記相性度の各々を表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の前記組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、当該組み合わせに属する前記部下側の人員の所定の特性に関する診断結果情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記診断結果情報に基づいて、前記部下側の人員の前記所定の特性の傾向を示すグラフを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記生成手段によって生成された前記グラフを表示手段に表示させることを特徴とする請求項2又3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、複数の前記組み合わせのうちからユーザー操作に基づき一の組み合わせが選択された場合、更に、当該組み合わせに属する前記上司側の人員の前記診断結果情報を取得し、
    前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記診断結果情報に基づいて、前記上司側の人員の前記所定の特性の傾向を示すグラフを生成し、
    前記表示制御手段は、前記部下側の人員の前記グラフととともに、前記上司側の人員の前記グラフを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記導出手段は、前記相性度を前記組み合わせの各々における人員の成果実績値が所定の閾値以上である人員の占める割合に基づいて導出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記上司側の人員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該上司側の人員を前記複数の上司側グループに分類するとともに、前記部下側の人員の性格を示す数値に対してクラスター分析を行うことにより、当該部下側の人員を前記複数の部下側グループに分類する分類手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段と、
    所定の一の人員について、当該一の人員が属するグループと当該一の人員の上司または部下が属するグループとの相性度を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
    所定の一の人員について、前記上司側グループと前記部下側グループのうち当該一の人員が属する方のグループとの前記相性度が所定の基準を満たす他方のグループに属する人員を、当該一の人員に割り当てるべき上司または当該一の人員に任せるべき部下として表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. コンピュータを、
    団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
    前記導出手段によって導出された前記相性度の各々を表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータを、
    団体に所属する複数の人員のうち上司側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の上司側グループのいずれかと、部下側の人員が同種の人員ごとに分類された複数の部下側グループのいずれかと、の組み合わせの各々について相性度を導出する導出手段、
    所定の一の人員について、当該一の人員が属するグループと当該一の人員の上司または部下が属するグループとの相性度を表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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