JP2013238903A - 評価システム - Google Patents

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正明 三角
Eiji Kawada
英治 河田
Yoshinobu Shoji
吉信 荘司
Masanari Iwata
政成 岩田
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Abstract

【課題】個人、組織及び組織のメンバーの社会への貢献度を同一基準の下で判定する方法及びツールを提供すること。個人、組織及び組織のメンバーの社会への貢献度を、端末に表示される質問に回答することによって、その結果を他との相対比較判定し端末上に表示して提供すること。
【解決手段】端末に表示される質問に回答することによって、個人または個人が属する組織の社会への貢献度を判定評価し、貢献度を相対比較判定するようにした。
【選択図】図27

Description

本発明は、組織または組織に属する個人が社会へどの程度貢献しているかを判定する評価システムに関するものである。
経済活動のグローバル化に伴い、富の偏在化による人間としてのモラルの低下、地球規模での環境破壊が無視できない段階に至っている。今や、個人や企業人などに一地球人としての意識が求められる、国際的に社会的責任体制の確立が必要な時代であるが、個人としてそのような意識を持つ人はいるものの、その実現に寄与する具体的方法は示されておらず、個人、組織及び組織のメンバーの社会への貢献度を同一基準の下で判定することが出来なかった。
先行技術の特開2007−299356において、人間の能力や実力に得点を付けるものが示されている。同公報では、人間の内面を構成する「精神的強さ」、「能力の長さ」、「方向性の正しさ」、「がんばり具合」等抽象的概念を扱い、各項目毎に複数ランクを具えたセルフアンケートを行い、それを基に評価を行っている。同公報は人間の更生・矯正・教育・出世を支援するツールであった。
また、非特許文献としてISO26000、「社会的責任に関する手引」(国際標準化機構)があるが、こちらも個人や企業人あるいは企業の社会的責任体制の確立に資する具体的手段を提示していない。
本発明の目的は、従来出来なかった個人、組織及び組織のメンバーの社会への貢献度を同一基準の下で判定する方法及びツールを提供しようとするものである。
また、本発明の目的は、個人、組織及び組織のメンバーの社会への貢献度を、端末に表示される質問に回答することによって、その結果を端末上に表示して提供しようとするものであり、貢献度を相対比較できるようにした。
請求項1の発明は、表示入力画面で入力した因子データをデータ入力端末で受信し、このデータ処理装置は因子入力端末からのデータを受信するデータ受信部とこのデータ受信部から制御部にデータが送られ、この制御部からの信号により、制御部とつながった演算部及びデータ保管部によってそれぞれデータの演算とデータ保管が行われ、前記演算部で演算されたデータとデータ保管部に保管されたデータは共に制御部に返され、更に制御部とつながった記憶部には前記制御部から演算されたデータを記憶する演算データ記憶部と受信されたデータを記憶する受信データ記憶部を備え、該記憶部からデータ発信部を介して前記入力表示端末に評価結果を表示することを特徴とする評価システムについてであり、
端末から入力したデータを基に、個人または個人が属する組織の社会への貢献度を判定し、入力者の属性データを統計処理し、入力者が属する母集団の統計データと共に、判定結果を出すことができる。
入力者の属性データに、性別、年齢、職業を含むようにしたものであり、入力者の希望により性別、年齢、職業により評価結果を知ることができる。
入力者の属性データに、組織名、組織目標、組織または個人としての社会への貢献度を知ることを希望して入力すれば、組織名、組織目標、組織または個人としての社会への貢献度の相対比較しレベルを知ることができる。
端末からの入力データが、複数の因子から成るようにしてあるので、組織的理解力と組織的実践力の矛盾をチェックすることができるようにしている。
組織または個人的目標値が設定以上の場合、さらに精査するために組織的理解力と組織的実践力の各因子がそれぞれ複数の構成要素から成るようにしてあり、希望があれば弱点を検出できるようにすることができる。
入力端末上に表示される複数の項目に関する質問への回答を基に、複数の項目それぞれの評価値を算出するようにしたものである。
端末から入力するデータに目標値を設定するようにしたものであり、希望によっては他の同種組織、同種規模の目標値を合わせて表示できる。
端末から入力した母集団の各因子の評価値の平均値およびバラツキを算出し、希望すれば自組織および自個人の各因子の評価値および母集団の構成員の各因子の平均値およびバラツキを併せて表示するようにしたものである。
母集団の構成員の複数の各因子の評価値と目標値との差から、構成員の社会への貢献度が目標値とどのような関係にあるか出力するとともにどのような改善を図ることによって向上が図れるかを理解できるようにしたものである。
構成員の複数の各因子の評価値と母集団の評価値の平均値との差およびバラツキから、構成員の社会への貢献度と母集団の平均値およびバラツキとどのような関係にあるか出力するようにしたものである。
評価因子中の評価項目の評価値が目標値に達しない場合に、目標値に達するのに何が不足しているか、公表しても良いと入力している組織名その他を表示できるようにしている。
端末からデータを入力することによって、入力者個人、及び入力者が属する組織の社会への貢献度を把握することを可能にする。
端末から入力したデータを基に、入力者個人または入力者が属する組織の社会への貢献度を判定するとともに、その結果が入力者または入力者を擁する組織が母集団の中でどのような位置づけとなるか把握することを可能にする。
端末から入力したデータを基に、入力者個人または入力者が属する組織の社会への貢献度を判定するとともに、その結果が入力者または入力者を擁する組織が同性、同年齢、あるいは同一職業という母集団の中でどのような位置づけとなるか把握することを可能にする。
端末からの入力を、端末に表示される質問に回答することによってなされるようにしたので、端末を持つ誰もが容易に回答することを可能にする。
端末からの入力データを複数の因子から成るようにしたので、入力者個人または入力者が属する組織の社会への貢献度を異なる複数の面から判定することを可能にする。
各因子がそれぞれ複数の項目から成るようにしたので、入力者個人または入力者が属する組織の社会への貢献度を異なる複数の面から判定するにあたって、その精度を向上することを可能にする。
入力端末上に表示される複数の項目に関する質問への回答を基に、複数の項目それぞれの評価値を算出するようにしたので、端末を持つ誰もが容易な回答で、異なる複数の面からの精度良い評価を得ることを可能にする。
端末から入力するデータに目標値を設定するようにしたので、回答者である個人、または回答者を擁する組織の評価値が、目標値とどのような関係にあるか把握することを可能にする。
端末から入力した母集団の評価値の平均値を算出し、評価値と母集団の構成員の平均値を併せて表示するようにしたので、回答者である個人と個人が属する組織の平均値との関係、または回答者を擁する組織の評価値と組織が属する母集団の平均値との関係を把握することを可能にする。
母集団の構成員の複数の各因子の評価値と目標値との差から、構成員の社会への貢献度が目標値とどのような関係にあるか出力するようにし、評価を受けた個人、または個人の属する組織が今後目標をクリアするのにどのように対応したら良いか把握することを可能にする。
構成員の複数の各因子の評価値と母集団の評価値の平均値との差から、構成員の社会への貢献度と母集団の平均値とどのような関係にあるか出力するようにしたので、評価を受けた個人、または個人の属する組織が平均値とどのような関係にあるか容易に把握することを可能にする。
評価因子中の評価項目の評価値が規定値に達しない場合に、規定値に達するのに何が不足しているかを表示するようにしたので、評価を受けた個人、または個人の属する組織が今後規定値に達するのにどのように対応したら良いか把握することを可能にする。
図1は、本発明の実施の形態の立上画面(初期画面)を示した図である。 図2は、本発明の実施の形態の利用方法選択画面(第2画面)を示した図である。 図3は、本発明の実施の形態の組織目標値入力画面を示した図である。 図4は、本発明の実施の形態の評価対象組織選択画面を示した図である。 図5は、本発明の実施の形態の属性入力画面(第3画面)を示したものである。 図6は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)入力画面(第一レベル)を示した図である。 図7は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)入力画面(第一レベル)を示した図である。 図8は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)第一因子入力画面を示した図である。 図9は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)第二因子入力画面を示した図である。 図10は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)第三因子入力画面を示した図である。 図11は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)第四因子入力画面を示した図である。 図12は、本発明の実施の形態のA因子(組織的理解力)第五因子入力画面を示した図である。 図13は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)第一因子入力画面を示した図である。 図14は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)第二因子入力画面を示した図である。 図15は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)第三因子入力画面を示した図である。 図16は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)第四因子入力画面を示した図である。 図17は、本発明の実施の形態のB因子(組織的実践力)第五因子入力画面を示した図である。 図18は、本発明の実施の形態の(評価結果)出力選択画面を示した図である。 図19は、本発明の実施の形態におけるA因子(組織的理解力)の評価結果表示画面1を示した図である。 図20は、本発明の実施の形態におけるA因子(組織的理解力)の評価結果表示画面2を示した図である。 図21は、本発明の実施の形態におけるB因子(組織的実践力)の評価結果表示画面1を示した図である。 図22は、本発明の実施の形態におけるB因子(組織的実践力)の評価結果表示画面2を示した図である。 図23は、本発明の実施の形態におけるA因子−B因子2次元平面での表示を示した図である。 図24は、本発明の実施の形態における各メンバーの評価値(ΣVAi×ΣVBj)の分布を示した図である。 図25は、本発明の実施の形態におけるA因子−B因子の2次元平面での職業別評価値の分布を示した図である。 図26は、本発明の実施の形態における評価値(ΣVAi×ΣVBj)の職業別評価値分布を示した図である。 図27は、本発明の実施の形態における各種端末とのデータ通信を示した図である。 図28は、本発明の実施の形態におけるデータ処理ブロック図を示した図である。 図29は、本発明の実施の形態におけるデータ保管部の構成を示した図である。 図30は、本発明の実施の形態におけるデータ処理のフローチャートを示したものである。 図31は、本発明の実施の形態における組織メンバーによる入力から評価結果出力に至るフローチャートを示したものである。 図32は、本発明の実施の形態における組織メンバーによる入力から評価結果出力に至るフローを示したものである。 図33は、本発明の実施の形態におけるA1因子が2以下のメンバーにコメント表示するフローを示したものである。 図34は、本発明の実施の形態におけるB1因子が2以下のメンバーにコメント表示するフローを示したものである。 図35は、本発明の実施の形態における第3者による評価値の分布(A-B平面)を示した図である。 図36は、本発明の実施の形態における第3者による評価値の分布 (ΣVAi×ΣVBj)を示した図である。
以下、本発明の実施の形態1として図を用いて説明する。図1〜図26は本発明の画面表示の移り変わりを示したものである。図1は本ツールを利用者の端末上に呼び出したとき最初に表示される画面である。図2は本ツールの利用方法の選択画面。図3は組織として本ツールを利用する場合で、組織目標値を設定する場合の入力画面である。図4は評価対象公的機関選択画面であり、図2で「公的機関の社会貢献度を判定」を選択した場合に、どの公的機関の評価に参加するかを選択する画面である。本実施例では公的機関A〜公的機関Eの何れかを選択することが出来る。
図5は利用者の属性入力画面。図6は分析のA因子である、組織的理解力の入力画面であり、A1〜A5の5因子から成っている。図7は分析のB因子である、組織的実践力の入力画面であり、B1〜B5の5因子から成っている。図8〜図12は上記組織的理解力の詳細入力画面であり、それぞれはA1〜A5の5因子の入力画面を表している。この実施の形態では図から明らかなように、それぞれ各5つの項目で構成されている。
図13〜図17は組織的実践力の詳細入力画面であり、それぞれはB1〜B5の5因子の入力画面を表している。このB因子A因子と同様、この実施の形態においては図から明らかなように、それぞれ各5つの項目で構成されている。図18は(評価結果)出力選択画面であり、上記で入力したデータを基に分析した結果に関し、どのような出力をするかを選択するものである。
図19は、A因子、すなわち組織的理解力の分析結果を表示したものであり、図で棒グラフは評価値を示し、茶色の折れ線は目標値、緑の折れ線は平均値を表している。
図20は、図19と同じ結果をレーダーチャートで表したものであり、図で青線が評価値、茶線が目標値、緑線が平均値を表している。図21は、B因子、すなわち組織的実践力の分析結果を表示したものであり、図で棒グラフは評価値を示し、茶色の折れ線は目標値、緑の折れ線は平均値を表している。図22は、図23と同じ結果をレーダーチャートで表したものであり、図で青線が評価値、茶線が目標値、緑線が平均値を表している。図23は同一組織に属する5人の評価結果をA因子-B因子の2次元画面で表示した図であり、図24は同一組織に属する5人の評価結果をA因子評価値とB因子評価値との積を横軸に、人数を縦軸にとって表したものである。
図25は大勢の評価結果をA因子-B因子の2次元画面で表示した図であり、図中の円または楕円の1〜4はそれぞれが図3で入力した同一の属性に属する被評価者の分布、例えば1は20歳代男性の分布、4は60歳代男性の分布などを示す。図26は大勢の評価結果をA因子評価値とB因子評価値との積を横軸に、人数を縦軸にとって表したものであり、この場合も曲線1〜4はそれぞれが図5で入力した同一の属性に属する被評価者の分布を示している。
次に、図1〜図26を用いて、本実施の形態における端末画面上の操作とその移り変わりについて説明する。図1の初期画面においては、本ツールの利用方法が3通りであることが記載されており、画面下には本ツールを利用するか否かの選択ボタンが配置されている。この画面に記載のある3通りの何れかの利用をする場合は利用する方のボタンスイッチを押すことによって画面は図2で示す画面に移る。利用しないを押した場合はログアウトする。
図2では、上記利用方法の三つにボタンスイッチがあるので、利用しようとする
方法のボタンスイッチを選択して、画面下の「利用する」ボタン、あるいは「利用しない」の何れかを選択する。「組織および組織構成員の社会貢献度判定」を選んだ時は、更に組織名を記入し、組織目標値を設定するか否か何れかのボタンスイッチを選択した後、「利用する」方のボタンスイッチを選択すれば、画面は図3の画面に移り、組織目標値を設定する画面となる。「組織および組織構成員の社会貢献度判定」を選び組織目標値を設定しない場合、または「一社会人として個人としての社会貢献度判定」を選び「利用する」方のボタンスイッチを選択した場合は、画面は図5の属性入力画面に切り替わる。「公的機関の社会貢献度判定」を選び「利用する」方のボタンスイッチを選択した場合は、画面は図4の評価対象公的機関の選択画面に切り替わる。
何れも選択せず、「利用しない」方のボタンスイッチを選択すればログアウトする。
図3は組織目標値設定画面であり、組織として本実施例のツールを使用する時に組織管理者が設定して入力する画面である。あるいは組織管理者が組織員に本実施例のツールを使用する時に目標値として設定し入力させる画面である。本実施例の本画面においては、端末画面上から五つのA因子、すなわちA1〜A5、および五つのB因子、すなわちB1〜B5のそれぞれについて、画面上の該当欄に5点満点で1〜5のいずれかの数値を入力する。これらすべてを入力し、入力完了ボタンを選択すれば、画面は図5の属性入力画面に移り変わる。
図4は評価対象公的機関選択画面であり、図2で公的機関の社会貢献度判定を選んだ場合に表示される画面である。本実施例では評価対象としては五つの公的機関、すなわち公的機関A〜公的機関Eがしめされており、そのいずれかの評価に参加することが出来る。いずれかの公的機関を選んだ後、「入力完了」ボタンスイッチを選択すれば、画面は図6の組織的理解力入力画面に移る。「前画面に戻る」ボタンを選択すれば画面は前画面、すなわち図2の利用方法選択画面に戻る。
図5では、利用者の属性を入力する。本実施の形態では、性別、年齢、職業、職種、従業員数の各項目につき利用者の該当する箇所を選択入力する。この属性入力は、本発明における分析結果を、利用者が属するグループで分類し統計処理するためのデータとして利用するために必要なものである。例えば、男性、女性別の分析結果の表示、年齢別分析結果の表示、職業別分析結果の表示等をすることを可能にしている。全項目の該当箇所選択の後、画面下のボタン、「次へ」または「前に戻る」を選択する。
「次へ」のボタンスイッチを選択した場合、画面は図6に示すA因子入力画面すなわちこの実施例では「組織的理解力」入力画面に切り替わる。
図6に示すA因子すなわち「組織的理解力」は五つの因子から成り、それぞれの因子に関し5点満点として0点〜5点の該当するボタンスイッチを選択するようになっている。これら五つの因子に関し該当するボタンスイッチを選択した後、入力完了ボタンスイッチを選択することによって、図7に示すB因子入力画面すなわち本実施例では「組織的実践力」入力画面に切り替わる。また、図4の入力をより詳細に行いたい時には、上記五つの因子の入力をすることなく、「組織的理解力の詳細入力をする」のボタンスイッチを選択することによって、図8に示す「組織的理解力第一因子入力画面」へ画面が切り替わる。
図7に示すB因子すなわち「組織的実践力」は五つの因子から成り、それぞれの因子に関し5点満点として0点〜5点の該当するボタンスイッチを選択するようになっている。これら五つの因子に関し該当するボタンスイッチを選択した後、入力完了ボタンスイッチを選択することによって、図18〜図21の評価結果表示画面に移り変わる。また、図7の入力をより詳細に行いたい時には、上記五つの因子の入力をすることなく、「組織的実践力の詳細入力をする」のボタンスイッチを選択することによって、図13に示す「組織的実践力第一因子入力画面」へ画面が切り替わる。
図8では、組織的理解力第一因子が五つの項目で示されており、それぞれの項目の問いに対し、「はい」または「いいえ」の何れかのボタンスイッチを選択するようになっている。全ての項目の該当する方のボタンスイッチを選択した後、入力完了ボタンスイッチを選択することによって、画面は組織的理解力第2因子入力画面(図9)に切り替わる。また、詳細入力を止めたい時は、「前画面に戻る」のボタンスイッチを選択することによって画面は図6のA因子すなわち組織的理解力入力画面(第一レベル)に戻る。
以下、図9〜図12はそれぞれ組織的理解力第二因子〜第五因子の入力画面に相当し、何れの因子も本実施例では五つの項目から成り、全ての項目は「はい」または「いいえ」の何れかを選択するようになっているのは第一因子の場合と同じである。また、前画面の入力をし直したい時は、何れの画面においても前画面に戻る」のボタンスイッチを選択することによって前画面に戻るようになっている。図12に示す組織的理解力第5因子の入力完了後、同画面の入力完了ボタンを押すことによって、画面は図7の組織的実践力入力画面に切り替わる。さらに図7の画面で、「組織的実践力の詳細入力をする」ボタンを選択すると、画面は図13の組織的実践力第一因子入力画面に切り替わる。
図13では組織的実践力第一因子が五つの項目で示されており、それぞれの項目の問いに対し、「はい」または「いいえ」の何れかのボタンスイッチを選択するようになっている。全ての項目の該当する方のボタンスイッチを選択した後、入力完了ボタンスイッチを選択することによって、画面は組織的実践力第2因子入力画面(図14)に切り替わる。また、詳細入力を止めたい時は、「前画面に戻る」のボタンスイッチを選択することによって画面は図5のB因子すなわち組織的実践力入力画面(第一レベル)に戻る。
以下、図14〜図17はそれぞれ組織的実践力第二因子〜第五因子の入力画面に相当し、何れの因子も本実施例では五つの項目から成り、全ての項目は「はい」または「いいえ」の何れかを選択するようになっているのは第一因子の場合と同じである。また、前画面の入力をし直したい時は、何れの画面においても前画面に戻る」のボタンスイッチを選択することによって前画面に戻るようになっている。図17に示す組織的実践力第5因子の入力完了後、同画面の入力完了ボタンを押すことによって、画面は図18の(評価結果)出力選択画面に切り替わる。
図18の(評価結果)出力選択画面では、図5〜図17で入力したデータを基に分析した結果をどのように表示するか端末から選択する。即ち(1)自分一人だけの評価結果を表示する、(2)自分および所属組織メンバーの評価結果を表示する、(3)自分、所属組織メンバーおよび同一属性の母集団の分布を表示するの何れかを選択し、入力完了ボタンをクリックする。
図18で上記(1)の「自分一人だけの評価結果を表示する」を選択した場合の出力は、図19〜図22で表され、上記(2)の「自分および所属組織メンバーの評価結果を表示する」を選択した場合の出力は、図19〜図24で表され、上記(3)の「自分、所属組織メンバーおよび同一属性の母集団の分布を表示する」を選択した場合の出力は、図19〜図26で表される。
図19、図20はA因子、すなわち組織的理解力に関する被評価者の評価結果が、被評価者の属する組織が指定した目標値および被評価者が属する組織メンバー全員の平均値と共に表示されている。図19では、A1因子からA5因子までの5因子に関する被評価者の評価結果を5点満点の棒グラフで、組織目標値を茶色の折れ線で、組織全員の平均値を緑の折れ線で示している。図20は図19の内容をレーダーチャートで表示したものであり、表示内容は図19と全く同じである。
図21、図22はB因子、すなわち組織的実践力に関する被評価者の評価結果が、被評価者の属する組織が指定した目標値および被評価者が属する組織メンバー全員の平均値と共に表示されている。図21では、B1因子からB5因子までの5因子に関する被評価者の評価結果を5点満点の棒グラフで、組織目標値を茶色の折れ線で、組織全員の平均値を緑の折れ線で示している。図22は図21の内容をレーダーチャートで表示したものであり、表示内容は図21と全く同じである。
図18の画面で「自分および所属組織メンバーの評価結果を表示する」を選択した場合、上記図19〜図22の出力画面に加え、図23および図24の出力画面を見ることが出来る。本実施例の被評価者(以下メンバー1、M1と記載)が属する組織は5人のメンバー(M1以外にM2、M3、M4、M5)から成っているが、図23はそれら5人のメンバーの評価結果を、A因子の評価値(A1因子からA5因子までの評価値の合計値ΣVAi)を横軸に、B因子の評価値(B1因子からB5因子までの評価値の合計値ΣVBj)を縦軸とした直交座標上に記載したものである。即ち右に行くほどA因子の評価値が高く、上に行くほどB因子の評価値が高い。
図24は上記組織のメンバー(M1,M2、M3、M4、M5)の評価を、A因子の評価値(A1因子からA5因子までの評価値の合計値ΣVAi)とB因子の評価値(B1因子からB5因子までの評価値の合計値ΣVBj)の積を横軸に、該当評価者の人数を縦軸とした直交座標上に記載したものである。即ち右に行くほど「A因子の評価値×B因子の評価値」の値が大きく、上に行くほど対応する評価者の人数が多いことを示している。
図18の画面で「自分、所属組織メンバーおよび同一属性の母集団の分布を表示する」を選択した場合、上記図19〜図24の出力画面に加え、更に図25および図26の出力画面を見ることが出来る。図25は、評価者が職業別にどのように分布するかを、A因子の評価値を横軸、B因子の評価値を縦軸とした直交座標上に示した図である。図から職業Aに属する集団はA因子、B因子とも評価点が低く、職業Bに属する集団はA因子の評価値は高いがB因子の評価値が低く、職業Cに属する集団はA因子の評価値が低いがB因子の評価値が高く、職業Dに属する集団はA因子、B因子何れの評価値も高いことが分かる。
図26は、評価者が職業別にどのように分布するかを、A因子評価値とB因子評価値の積(ΣVAi×ΣVBj)を横軸、人数を縦軸とした直交座標上に示した図である。図25と同様、この図からも、それぞれの職業に属する集団の評価値がどのように分布するかを容易に知ることが出来る。
次に、上記の端末からの操作に対する端末の表示を実現するための本実施例の構成と作用を図27〜図34、および表1〜表15を用いて説明する。図27は本実施例における信号のやり取りの概略を示したものであり、図で1は本発明において、個人または個人が属する組織の社会への貢献度を判定する基となるデータを入力するとともに、評価結果を表示する入力端末の一つであるディスクトップ型のパソコンで、1aはその本体、1bは表示画面、1cはキーボード、1dはマウスである。2は本発明において、端末から入力されたデータを取り込み、そのデータを分析して個人または個人が属する組織の社会への貢献度を判定し、その結果を分類整理して保管するとともに、その結果を入力者の表示端末に出力するデータ処理装置である。1sは上記パソコン1とデータ処理装置2を結ぶ信号伝送ケーブルである。10は入力/出力端末の一つであるノート型パソコン、11は入力/出力端末の一つである携帯電話、12は入力/出力端末の一つであるゲーム機である。図において、ノート型パソコン10、携帯電話11、ゲーム機12はいずれも移動可能なモバイル端末であり、データ処理装置2との間の信号の送受信は無線で行われている。
図28は図27におけるデータ処理装置2内部における信号処理の様子を表したデータ処理ブロック図で、図において3はデータ入出部であり、データ受信部3aとデータ送信部3bとから成っている。5はデータ演算部であり、入力端末1から入力されたデータを基に、各種の演算を行っている。6は記憶部であり、端末から入力されたデータを一時記憶する受信データ記憶部6aとそれらデータを基に演算して得られたデータを一時記憶する演算データ記憶部6bとから成っている。7はデータ保管部であり、端末から入力されたデータを基に分析したデータを、入力者の属性データとリンクして保管する。4は制御部であり、データ入出部3にデータの送受信を指令したり、演算部5にデータの演算指令をしたり、記憶部6にデータの一時記憶を指令したり、データ保管部7にデータの保管を指令したりしている。また1および100は何れも個人または組織に属する個人の入力/表示端末である。
図29はデータ保管部7におけるデータの構成を示した図であり、端末から入力された数多くの入力者の分析データを、入力者の属性の様々な面ごとに分類整理して保管していることを示している。図29の例では、性別による区分、年代別区分、職業別区分、従業員数別区分にて分析データを分類して保管している。
図30はデータ処理のフローチャートであり、端末からのデータ入力から始まって、演算結果を端末に表示するまでのデータ処理の手順を示している。まず、データ入力端末(図28の1)から入力者個人の性別、年代、職業、職種等、入力者の属性データとともに組織の社会への貢献度を判定するための分析データを入力する[STEP1]。このデータ入力の形態はさまざまのものが考えられるが、よりデータ入力を容易にする点からは、入力端末上に表示される質問にYES/NOなどの選択肢で回答する形が好ましい。
次に、STEP1で端末から入力したデータを、データ入出部のデータ受信部(図28の3a)でデータを受信する[STEP2]。次に制御部(図28の4)の指令で、データ受信部で受診した上記データを受信データ記憶部(図28の6a)に転送する[STEP3]。データを転送された上記受信データ記憶部はそのデータを一時記憶する[STEP4]。次いで制御部(図28の4)は一時記憶された上記データ中の評価因子データを演算部(図28の5)に転送する[STEP5]。
評価因子データを受け取った上記演算部は、そのデータを基に種々の評価演算を実施する。この評価演算には、端末から入力した複数の因子に関する演算、上記各因子の複数の項目に関する演算に関わる種々の演算を含んでいる[STEP6]。この演算結果は、制御部の指令で演算データ記憶部(6b)に転送され[STEP7]、転送された演算データは演算データ記憶部で一時記憶される[STEP8]。
演算データ記憶部(図28の6b)に一時記憶されたこの演算データは、制御部(図28の6a)からの指令でSTEP4で受信データ記憶部(図28の6a)に一時記憶した受信データの入力者の属性データと合わせてデータ保管部(図28の7)に転送され、同保管部にて保管される[STEP9]。次いで、上記演算データのみは、上記制御部の指令でデータ発信部(図28の3b)へと転送される[STEP10]。こうしてデータ発信部に転送されたデータは、制御部(図28の4)の指令で表示端末(図28の1)に転送され[STEP11]、端末表示画面上に表示される[STEP12]。
図30のステップ1で入力されるデータは、入力者の属性データと組織の社会への貢献度を判定するための分析データで構成される。表1はその属性データの例を示したものであり、この場合の属性データは、性別、年齢、職業、職種、従業員数で構成されており、何れも回答欄の中から該当するものを選択する形で回答することになっている。
Figure 2013238903
表2は個人または組織の社会への貢献度を判定するための分析データを示した例であり、この場合の分析データはA因子とB因子の二つから成り、更にA因子はA1からA5の5因子から成り、B因子はB1からB5の5因子の分析データで構成されている。
Figure 2013238903
Figure 2013238903
更にA1からA5の5因子の各因子は、表3に示すように評価項目1から評価項目5迄の5項目に対する回答(各項目は達成した場合がポイント1、未達成の場合がポイント0)の合計が判定結果の得点として出るようになっている。
表4は5人からなる組織のメンバーの一人(М1)のA1からA5の5因子の評価結果(評価値VA1〜VA5)を、その組織のA1からA5の5因子目標値、組織全員のA5の5因子の平均値と共にメンバー(М1)の端末上に示された評価結果の例である。
Figure 2013238903
Figure 2013238903
表4から、メンバーМ1の評価値はVA1=3、VA2=2、VA3=4、VA4=2、VA5=5であり、組織の目標値はVAG1=4、VAG2=4、VAG3=4、VAG4=4、VAG5=4であり、組織の平均値はVAM1=3、VAM2=4、VAM3=3、VAM4=2、VAM5=3である。組織のメンバーМ1は目標値に関しては、A因子ではA3、A5の2因子が目標値に達しており、組織の平均値との関係では、A1、A3、A4、A5の4因子が平均値に達していることが分かる。
同様にB1からB5の5因子の各因子も、表5に示すように評価項目1から評価項目5迄の5項目に対する回答(各項目は達成した場合がポイント1、未達成の場合がポイント0)の合計が判定結果の特典として出るようになっている。
表6は、上記5人からなる組織のメンバーの一人(М1)のB1からB5の5因子の評価結果(評価値VB1〜VB5)を、その組織のA1からB1からB5因子目標値、組織全員のB1からB5因子の平均値と共にメンバー(М1)の端末上に示された評価結果の例である。
Figure 2013238903
表6から、メンバーМ1の評価値はVB1=2、VB2=1、VB3=2、VB4=3、VB5=2であり、組織の目標値はVBG1=3、VBG2=3、VBG3=3、VBG4=3、VBG5=3であり、組織の平均値はVBM1=3、VBM2=4、VBM3=2、VBM4=2、VBM5=2である。組織のメンバーМ1は目標値に関しては、B因子では、B4の1因子のみが目標値に達しており、組織の平均値との関係では、B3、B4、B5の3因子が平均値に達していることが分かる。
表7は5人からなる組織のメンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれのA因子、A1〜A5の評価値VA1,VA2,VA3,VA4,VA5の値とVA1からVA5までの和、およびA1〜A5の評価値の平均値VAM1,VAM2,VAM3,VAM4,VAM5を示したものである。表から、A1因子ではメンバー中М5の評価値が5と最も高く、A2因子ではメンバー中М4とМ5が何れも評価値が5と最も高く、A3因子ではメンバー中М1の評価値が4と最も高い。また、A4因子ではメンバー中М3の評価値が3と最も高く、A5因子ではメンバー中М1の評価値が5とが最も高いことが分かる。また、メンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれのVA1からVA5までの和ΣVAiは、16、12、16、12、19となっている。
Figure 2013238903
表8は上記メンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれのB因子、B1〜B5の評価値VB1,VB2,VB3、VB4、VB5の値と組織のB1〜B5の平均値、VBM1、VBM2、VBM3、VBM4、VBM5を示したものである。表から、B1因子ではメンバー中М5の評価値が5と最も高く、B2因子ではメンバー中М3、М4、М5が何れも評価値が5と高く、B3因子ではメンバー中М4の評価値が3と最も高く、B4因子ではメンバー中М1とМ5の評価値が3最も評価が高く、B5因子ではメンバー中М3の評価値が3と最も評価が高いことが分かる。また、メンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれのVB1からVB5までの和ΣVBjは、10、11、14、13、17となっている。
Figure 2013238903
Figure 2013238903
表9は上記メンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれのVA1からVA5までの和ΣVAiとVB1からVB5までの和ΣVBjとの積ΣVAi×ΣVBjを示したものである。表では桁数を減らすためその1/10の値(ΣVAi×ΣVBj)/10で示している。表からМ1、М2、М3、М4、М5それぞれの値は、16.1、13.2、22.4、15.6、32.3となっている。
図31は、組織メンバーによる端末への入力から評価結果を端末に出力するまでのフローチャートである。まず、ステップ1(ST1)で入力者の属性データを入力する。
属性データとは表1に示したものであり、入力は画面に表示された複数のものの中か
ら該当するものを選択する形で行うことが出来るものである。この属性データは、分
析結果とリンクして図2の7のデータ保管部に分類して保管され、性別、年代別、職業別などでデータを統計処理する時に利用される。
Figure 2013238903
ステップ2(ST2)ではA因子(A1〜A5)のデータ入力、B因子(B1〜B5)のデータ入力を行う。表10はA因子(A1〜A5)のデータ入力の例を示したもので、評価因子A1は社会的責任の理解を評価する因子であり、1〜5の五つの評価項目それぞれに表3で示したように達成/未達成の何れかを選択する形で回答するようになっている。この場合は、何れの項目も達成の場合が1、未達成の場合が0であり、5項目すべてが達成の場合評価因子A1の評価結果は5となり、5項目すべてが未達成の場合評価因子A1の評価結果は0となる。以下の、A2からA5においても、5項目の質問内容はそれぞれに変わるが、達成/未達成の何れかを選択する形で回答すること、5項目すべてが達成の場合評価因子の評価結果は5となり、5項目すべてが未達成の場合評価因子の評価結果は0となる点は同じである。
Figure 2013238903
表11はB因子(B1〜B5)のデータ入力の例を示したもので、評価因子B1はリーダーシップを評価する因子であり、A因子(A1〜A5)の場合と同様、1〜5の五つの評価項目それぞれに表5で示したように達成/未達成の何れかを選択する形で回答するようになっている。この場合も、何れの項目も達成の場合が1、未達成の場合が0であり、5項目すべてが達成の場合評価因子B1の評価結果は5となり、5項目すべてが未達成の場合評価因子B1の評価結果は0となる。以下の、B2からB5においても、5項目の質問内容はそれぞれに変わるが、達成/未達成の何れかを選択する形で回答すること、5項目すべてが達成の場合評価因子の評価結果は5となり、5項目すべてが未達成の場合評価因子の評価結果は0となる点は同じである。
ステップ3(ST3)ではステップ2でA(A1〜A5)因子、B(B1〜B5)因子の項目に回答(入力)したデータ(入力データ)を基に、この場合では、組織のメンバーM1〜M5それぞれのA1〜A5の評価結果VA1、VA2、VA3、VA4、VA5、B1〜B5の評価結果VB1、VB2、VB3、VB4、VB5の演算が行われる。また、ステップ3においては、上記メンバー5人のA1〜A5因子、B1〜B5因子それぞれの合計値を計算した後、上記メンバー5人のA1〜A5因子の平均値VAM1、VAM2、VAM3、VAM4、VAM5、B1〜B5因子の平均値VBM1、VBM2、VBM3、VBM4、VBM5を演算する。
更に、このステップにおいては、評価を受けようとする組織の管理者が、組織目標値VAG1〜VAG5およびVBG1〜VBG5を入力することも出来る。
次にステップ4(ST4)では、A因子に関する上記演算結果VA1、VA2、VA3、VA4、VA5とVAM1、VAM2、VAM3、VAM4、VAM5及びB因子に関する上記演算結果VB1、VB2、VB3、VB4、VB5とVB1、VB2、VB3、B4、VB5を端末上に必要な解説と共に図表示する。
図19、図20は上記フローのステップ4(ST4)でメンバーМ1の端末上に図示されたメンバーМ1のA因子の評価結果であり、図中には評価結果VA1、VA2、VA3、VA4、VA5と共に組織の平均値VAM1、VAM2、VAM3、VAM4、VAM5及び目標値VAG1、VAG2、VAG3、VAG4、VAG5が表示されている。図19は評価結果、VA1、VA2、VA3、VA4、VA5を棒グラフで、組織の平均値VAM1、VAM2、VAM3、VAM4、VAM5は緑の折れ線で、目標値VAG1、VAG2、VAG3、VAG4、VAG5は赤の折れ線で示している。図20はこれらをレーダーチャートで示したものであり、評価結果VA1、VA2、VA3、VA4、VA5を青線で、平均値VAM1、VAM2、VAM3、VAM4、VAM5を緑線で、目標値VAG1、VAG2、VAG3、VAG4、VAG5を赤線で示している。
図19、図20は、表4の内容を図示したものであり、メンバーМ1の評価値はVA1=3、VA2=2、VA3=4、VA4=2、VA5=5であり、組織の目標値はVAG1=4、VAG2=4、VAG3=4、VAG4=4、VAG5=4であり、組織の平均値はVAM1=3、VAM2=4、VAM3=3、VAM4=2、VAM5=3であること。組織のメンバーМ1は目標値に関しては、A因子ではA3、A5の2因子が目標値に達しており、組織の平均値との関係では、A1、A3、A4、A5の4因子が平均値に達していることが何れの図からも容易に見て取れる。
図21、図22はメンバーМ1の端末上に図示されたB因子の評価結果であり、図中には 評価結果VB1、VB2、VB3、VB4、VB5と共に組織の平均値VBM1、VBM2、VBM3、VBM4、VBM5が表示されている。図21は評価結果VB1、VB2、VB3、VB4、VB5を棒グラフで、組織の平均値VBM1、VBM2、VBM3、VBM4、VBM5及び目標値VBG1、VBG2、VBG3、VBG4、VBG5を折れ線グラフで示している。図22はこれをレーダーチャートで示したものである。
図21、図22は表6の内容を図示したものであり、メンバーМ1の評価値はVB1=2、VB2=1、VB3=2、VB4=3、VB5=2であり、組織の目標値はVBG1=3、VBG2=3、VBG3=3、VBG4=3、VBG5=3であり、組織の平均値はVBM1=3、VBM2=4、VBM3=2、VBM4=2、VBM5=2である。組織のメンバーМ1は目標値に関しては、B因子では、B4の1因子のみが目標値に達しており、組織の平均値との関係では、BA3、B4、B5の3因子が平均値に達していることが何れの図からも容易に見て取れる。
図23は、5人のメンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれの評価値を、横軸をA因子の評価値の和(ΣVAi)、縦軸をB因子の評価値の和(ΣVBj)とした直交平面上の点(小丸)で表したものである。すなわち、М1、М2、М3、М4、М5の横座標(括弧内の左側の数値)は、М1、М2、М3、М4、М5それぞれのA因子の評価値の和(ΣVAi)を、縦座標(括弧内の右側の数値)は、М1、М2、М3、М4、М5それぞれのB因子の評価値の和(ΣVBj)を表している。メンバーМ1について見れば、ΣVAi=16、ΣVBj=10であることを示しており、メンバーМ5ではΣVAi=19、ΣVBj=17であることを示している。
図24は、5人のメンバーМ1、М2、М3、М4、М5それぞれの評価値を、A因子の評価値の和とB因子の評価値の和の積値(ΣVAi×ΣVBj÷10)を横軸に、被評価者の人数を縦軸とした直交平面上の点で表したものである。この図ではメンバー数が5人と少ないため、何れの点も縦軸は1(1人)である。図23から既に明らかであるが、メンバーM5の座標が最も右に位置し、メンバーM2の座標が最も左に位置しているのが分かる。
図32は、図31で示したフローにさらなる機能を追加したものであり、ステップ1(ST1)、ステップ2(ST2)のデータ入力およびステップ4(ST4)のデータ出力に関しては図5と同じである。図32のステップ3(ST3)においては、図31で行ったメンバーM1〜M5それぞれのVA1〜VA5、VB1〜VB5演算、VA1〜VA5、VB1〜VB5のM1〜M5の合計演算およびVA1〜VA5、VB1〜VB5のM1〜M5の平均値(VAM1〜VAM5)、(VBM1〜VBM5)の演算に加え、組織目標値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VAG1−VA1)〜(VAG5−VA5)および(VBG1−VB1)〜(VBG5−VB5)の演算、組織平均値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VAM1−VA1)〜(VAM5−VA5)および(VBM1−VB1) 〜 (VBM5−VB5)を演算する。
また、図13で追加されたステップ5(ST5)では、ステップ3(ST3)において演算されたA因子(A1〜A5)に関する組織平均値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VAM1−VA1)〜(VAM5−VA5)、およびB因子(B1〜B5)に関する組織平均値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VBM1−VB1) 〜 (VBM5−VB5) を基に、平均値に満たないA因子(A1〜A5)およびB因子(B1〜B5)に関し、表10および表11の該当箇所を画面上に表示し、組織の平均に対し何が不足しているかを被評価者の端末上に表示する。
また、ステップ6(ST6)では、ステップ3(ST3)において演算されたA因子(A1〜A5)に関する組織目標値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VAG1−VA1)〜(VAG5−VA5) およびB因子(B1〜B5)に関する組織目標値とメンバーM1〜M5それぞれの評価値との差(VBG1−VB1)〜(VBG5−VB5) を基に、表12から表15に示したデータを用いて被評価者に組織目標値との関係を表示する。例えばA1因子に関し、目標値と評価値の差が3(VAG1―VA1 =3)の場合、表の12の該当欄A13から、表14のA13の欄の内容「目標に及びません。「社会的責任の理解」に何が足りないか見直して下さい」を呼び出し、被評価者の端末に表示する。また、B5因子に関し、目標値と評価値の差が0(VBG5−VB5=0)の場合、表13の該当欄B50から、表15のB50の欄の内容「目標達成。物事の本質を見る目を更に養いましょう。」を呼び出し、被評価者の端末に表示する。
Figure 2013238903
Figure 2013238903
Figure 2013238903
Figure 2013238903
被評価者は自らのA因子(A1〜A5)のうちで評価値ΣVAiが低い因子Ai、および(または)B因子のうちで評価値ΣVBjが低い因子Bjがある場合に、その評価値が低い因子Aiおよび(または)Bjの評価値を上げるためどのような対策をしたらよいかを知りたいものである。この場合、被評価者が端末から「評価値向上の対策出力」希望を入力した時に上記端末に表示されるようにするのが好ましい。
図33はA1因子の評価値が2以下の場合で、被評価者が「評価値向上の対策出力」を希望した場合に図28のデータ処理装置2の演算部5で行う処理のフローを示したものであり、ステップ1(ST1)ではA1の評価値VA1が2以下であるかどうかを判断し、2以下でない場合には端末に「評価値向上の対策を出力出来ません」と表示して処理を終了する。
次にステップ2(ST2)ではA1因子の第1の評価項目の得点が0であるか否かを判別し、0でない場合は何もせずステップ4に進む。また0である場合はステップ3(ST3)で表10のA1の評価項目1に対応し、「社会に対して人が果たすべき責任を学ぶ必要があります」と出力内容を出力し、次のステップ4(ST4)へ進む。
ステップ4(ST4)からステップ11(ST11)にかけては、A1因子の第2の評価項目から第5の評価項目に関してステップ2(ST2)およびステップ3(ST3)と同様の判別と処理を行い、何れも表10のA1の評価項目2〜5に対応したコメントを出力し、フローを終了する。なお、ここでA1の評価項目1〜5のそれぞれの判定後における出力とは、図28のデータ処理装置のデータ保管部7から出力内容として抽出することを言い、データ発信部3bを経由した被評価者の端末への出力は抽出した出力内容をまとめて行うものとする。
図33はA1因子の評価値が低い(2以下の)場合の対策出力のフローに関するものであるが、A2〜A5因子が低い(2以下の)場合においても出力内容のコメントが変わる点を除けば処理フローは同じである。
図34はB1因子の評価値が2以下の場合で、被評価者が「評価値向上の対策出力」を希望した場合に図28のデータ処理装置2の演算部5で行う処理のフローを示したものであり、ステップ1(ST1)ではB1の評価値VB1が2以下であるかどうかを判断し、2以下でない場合には端末に「評価値向上の対策を出力出来ません」と表示して処理を終了する。
次にステップ2(ST2)ではB1因子の第1の評価項目の得点が0であるか否かを判別し、0でない場合は何もせずステップ4に進む。また0である場合はステップ3(ST3)で表11のB1の評価項目1に対応し、「リーダーは構成員に平等に接する必要があります」と出力内容を出力し、次のステップ4(ST4)へ進む。
ステップ4(ST4)からステップ11(ST11)にかけては、B1因子の第2の評価項目から第5の評価項目に関してステップ2(ST2)およびステップ3(ST3)と同様の判別と処理を行い、何れも表10のB1の評価項目2〜5に対応したコメントを出力し、フローを終了する。なお、ここでB1の評価項目1〜5のそれぞれの判定後における出力とは、図28のデータ処理装置のデータ保管部7から出力内容として抽出することを言い、データ発信部3bを経由した被評価者の端末への出力は抽出した出力内容をまとめて行うものとする点は。A1因子の場合と同じである。
図34はB1因子の評価値が低い(2以下の)場合の対策出力のフローに関するものであるが、B2〜B5因子の評価値が低い(2以下の)場合においても出力内容のコメントが変わる点を除けば処理フローは同じである。
以上のように本実施の形態によれば、組織および組織構成員の社会的貢献度、一社会人としての社会的貢献度または公的機関の社会的貢献度の判定を、パソコン、移動可能なモバイル機器であるノート型パソコン、携帯電話、ゲーム機などの端末から、表示された質問に答えることによって出来るようにしたので、社会的貢献度に関する専門知識を要しない老若男女誰もが容易に行うことが出来る。また、本実施例では社会的貢献度の評価をA因子、B因子という二つの異なる評価因子で評価することとしたので、被評価者を異なる二つの因子から評価することが出来る。
また、本実施の形態では個人の社会的貢献度の判定結果を、その個人が属する組織の目標値および組織の平均値と比較して表示するようにしたので、被評価者自分が属する組織内でどのような位置付けになるかを容易に把握することが出来る。また、本実施例によれば、被評価者の社会的貢献度の評価結果を、被評価者の属性で統計処理して表示するので、属性毎の社会的貢献度の分布の違いを把握することが出来る。また、本実施例では被評価者の評価をA因子、B因子という二つの異なる評価因子で評価することとしたので、被評価者を異なる二つの因子から評価することが出来る。
また、本実施の形態ではA因子、B因子という二つの異なる評価因子の入力の何れにおいても、第一レベル、第二レベルの何れでも入力出来るようにしたので、被評価者が自分が利用し易い方を選択して利用することが出来る。また、本実施例では評価因子中の評価項目の評価値が規定値に達しない場合に、規定値に達するのに何が不足しているかを表示するようにしたので、評価を受けた個人、または個人の属する組織が今後規定値に達するのにどのように対応したら良いか把握することを可能にする。
発明の実施の形態2として以下に説明する。
実施の形態1においては、A因子はA1〜A5の五つの因子から成り、B因子はB1〜B5の五つの因子から成っているが、このA1〜A5およびB1〜B5の何れの因子もそれぞれ五つの評価項目から成り、それぞれの項目への回答が達成時1、未達成時0と規定されており、各評価項目の評価因子への寄与率(重み)は同率である。実施の形態2においては、A因子(A1〜A5)、B因子(B1〜B5)の何れにも重み係数を導入し、各評価項目各因子に寄与する重みを被評価者が端末から設定できるようにした。
Figure 2013238903
表16は実施の形態2におけるA因子の評価項目と評価値の算出テーブルを示している。表16において、表中上欄の「A因子の評価項目」、「評価点」までは実施の形態1の場合の表3と同じである。しかし、表3の各A因子においては、「評価点」の総和を計算して「評価値」を出していたのに対し、表16では、各評価項目毎に重み係数(Wik) を設定し、評価点(Pik)と重み係数(Wik)の積の総和(ΣPik・Wik) を計算して「評価値」を出すようにしている。
表17は実施の形態2におけるB因子の評価項目と評価値の算出テーブルを示している。表16において、表中上欄の「B因子の評価項目」、「評価点」までは実施の形態1の場合の表5と同じである。しかし、表5の各B因子においては、「評価点」の総和を計算して「評価値」を出していたのに対し、表17では、各評価項目毎に重み係数(Wjl) を設定し、評価点(Pjl)と重み係数(Wjl)の積の総和(VBj=ΣPjl・Wjl)を計算して「評価値」を出すようにしている。
本実施の形態においては、実施の形態1のA因子を入力する画面(図8〜図12)およびB因子を入力する画面(図13〜図17)に相当する画面で、入力画面を図示
しないが、各項目に「はい」、「いいえ」のボタンスイッチと共に、重み係数を設定するところが設けてある。そして、重み係数が1以外の項目を持つ因子がある場合で、組織目標値を設定した場合は、再度、実施の形態1の図3に相当する図面が示され、組織入力値を画面に指定された数値の範囲内で再指定するが、この画面も図示しない。
Figure 2013238903
また、実施の形態1の表12〜表15に相当する表、およびそれに関係するデータ処理のフローチャート図33および図34も、評価因子を構成する項目の一部に最大値が5を超えるものがあるため、実施の形態1とは異なったものになるが、この表もフローチャートも様々なものが作成出来るので、煩雑となるため示さないこととする。
本実施の形態においては、以上のように、本実施の形態においては、被評価者または被評価者の管理者等が、評価される組織に適するように端末上から各評価項目の重みを設定できるようにしたので、組織により適した評価結果を得ることが出来る。また、本実施の形態においては、評価される組織の成長度に合わせて、評価項目の重みを変えることが出来るので、重み係数を変えながら本ツールを使用して行くことによって、組織のメンバーの意識を向上して行くことが出来る。
発明の実施の形態3として、以下に説明する。
実施の形態2においては、A因子(A1〜A5)、B因子(B1〜B5)の何れにも重み係数を導入したが、実施の形態3においては、重み係数に代わって、A因子(A1〜A5)、B因子(B1〜B5)の各評価項目のそれぞれに選択係数を導入し、被評価者が端末から各因子の評価に利用する評価項目を自由に選択できるようにした。
表18は実施の形態3におけるA因子の評価項目と評価値の算出テーブルを示し
ている。表18において、表中上欄の「A因子の評価項目」、「評価点」までは実施の
形態1の場合の表3と同じである。表3の各A因子においては、「評価点」の総和を計算して「評価値」を出していたのに対し、表18では、各評価項目毎に選択係数(Xik)を設定し、評価点(Pik)と選択係数(Xik)の積の総和(ΣPik・Xik) を計算して「評価値」を出すようにしている。ここで、選択係数は1または0を選択できるようになっており、0を選択した評価項目はその項目が属するA因子の評価上考慮せず、選択係数1を選択した評価項目のみを用いて、その項目が属するA因子の評価値が算出される。
Figure 2013238903
実施の形態3の場合では、表18に示すように、A因子はA1、A2の2因子から成っており、A1因子は評価項目1〜評価項目8の8項目から成り、A2因子は評価項目1〜評価項目9の9因子から成っている。そしてA1因子は評価項目1、評価項目2、評価項目4、評価項目6および評価項目7の選択係数が1となっており、その他の評価項目の選択係数は0となっており、A1因子の評価値は、評価項目1、評価項目2、評価項目4、評価項目6および評価項目7で行われる。A2因子は評価項目1、評価項目2、評価項目3、評価項目5および評価項目9の選択係数が1となっており、その他の評価項目の選択係数は0となっており、A2因子の評価値は評価項目1、評価項目2、評価項目3、評価項目5および評価項目9で算出される。
表19は実施の形態3におけるB因子の評価項目と評価値の算出テーブルを示している。表19において、表中上欄の「B因子の評価項目」、「評価点」までは実施の
形態1の場合の表5と同じである。表5の各B因子においては、「評価点」の総和を計算して「評価値」を出していたのに対し、表19では、各評価項目毎に選択係数(Xik)を設定し、評価点(Pjl)と選択係数(Xjl)の積の総和(ΣPjl・Xjl)を計算して「評価値」を出すようにしている。ここで、選択係数は1または0を選択できるようになっており、0を選択した評価項目はその項目が属するB因子の評価上考慮せず、選択係数1を選択した評価項目のみを用いて、その項目が属するB因子の評価値が算出される。
Figure 2013238903
実施の形態3の場合では、表19に示すように、B因子はB1、B2の2因子から成っており、B1因子は評価項目1〜10の10項目から成り、B2因子は評価項目1〜9の9因子から成っている。そしてB1因子は評価項目1、評価項目3、評価項目4、評価項目8および評価項目10の選択係数が1となっており、その他の評価項目の選択係数は0となっており、B1因子の評価値は評価項目1、評価項目3、評価項目4、評価項目8および評価項目10で行われる。B2因子は評価項目3、評価項目4、評価項目5、評価項目7および評価項目8の選択係数が1となっており、その他の評価項目の選択係数は0となっており、B2因子の評価値は評価項目3、評価項目4、評価項目5、評価項目7および評価項目8で算出される。
本実施の形態においては、実施の形態1のA因子を入力する画面(図8〜図12)およびB因子を入力する画面(図13〜図17)に相当する画面で、入力画面を図示しないが、各項目に「はい」、「いいえ」のボタンスイッチと共に、選択係数を設定するところが設けてある。また、本実施の形態では、組織目標値を設定する画面は、実施の形態1の場合の図3のように、目標値1〜5の範囲に限定されず、表18および表19に示す構成項目数と、設定した選択係数から算出される決定される範囲に限定される。また、実施の形態1の表12〜表15に相当する表、およびそれに関係するデータ処理のフローチャート図33および図34も、実施の形態1とは異なったものになるが、この表もフローチャートも様々なものが作成出来るので、煩雑となるため示さないこととする。
以上のように、本実施の形態においては、被評価者または被評価者の管理者等が、評価される組織に適するように端末上から評価値算出に利用する評価項目を選択できるようにしたので、組織評価により適した評価値を算出することが出来る。また、本実施の形態においては、評価される組織の成長度に合わせて、評価値算出に利用する項目を順次増やして行くことが出来るので、初歩的段階から容易に取り組むことが出来る。
発明の実施の形態4として以下に説明する。
以上の実施の形態においては、社会への貢献度を判定する公的機関はツール供給者が掲載したものに限り判定できるものを示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明のツール利用者の多くが、社会への貢献度の判定を希望する公的機関を判定出来るツールも含むことは言うまでもない。また、以上の実施の形態においては、被評価者の属性入力データとして、性別、年齢、職業、職種、従業員数の五種の属性データで構成されるものを示したが、五種に限るものでなく、また属性データの種類も、都道府県別・都市別など地域別区分や、年収別区分や、家族構成別区分等、他の属性データも含むことは言うまでもない。
また、以上の実施の形態においては、評価分析をA因子、B因子の二つの因子で行う方法を示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、分析因子は二以外のいずれでもよいことは言うまでもない。また、以上の実施の形態においては、A因子が五つの因子から成るものと二つの因子から成るもの、B因子が五つの因子から成るものと二つの因子から成るものを示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、A因子を構成する因子はいくつでもよく、また、B因子を構成する因子もいくつでもよいことは言うまでもない。
また、以上の実施の形態においては、分析結果の表示を、棒グラフと折れ線グラフの混在したグラフ、レーダーチャート、A因子とB因子で構成される2次元平面での分布図、評価値と被評価者人数で構成される2次元平面での分布図で示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、他の図や表で表現するものも含むことは言うまでもない。
また、以上の実施の形態においては、データ処理のブロック図を図28で示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、以上説明した端末から入力したデータを処理し、必要データを保管し、分析結果を端末に表示する機能があればよく、データの処理や記憶する構成は様々のものを含むことは言うまでもない。またデータ処理のステップ区分においても以上の説明で用いたフローチャートに限定されるものでなく、処理を取りまとめたり、分散したりして変形したものも含むことは言うまでもない。
また、以上の実施の形態においては、公的機関の評価以外は、評価を希望する個人、または組織に属する個人その人自身しか評価データを入力することが出来ない例を示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、被評価者が希望すれば自分に対する他人の評価も受けることが出来る。図28の入力端末100は、他の評価を希望する入力/表示端末1を所有する個人を評価する他人の入力端末を表し、入力100sはその他人の入力を表している。この場合、個人1が他の評価を希望することによって、個人1が許可した範囲の人が評価をすることが出来るようになっている。
図35、図36はこの場合の第3者の評価値の分布を示したものである。図35はA−B平面による分布で、第3者の評価は範囲U内に分布し、その平均値はA因子(横軸の座標値)がa、B因子(縦軸の座標値)がbであることを示している。図36はΣVAi×ΣVBjの分布で、第3者の評価値は範囲V内に分布し、その平均値(横座標)は(ab)であることを示している。これらa、b、abを自己の評価値と比較することによって、第3者がどのように自分を評価しているかを知ることが出来る。
評価の方法には、第1者評価(自己評価)、第2者評価(関係他者による評価)、第3者評価(評価機関による評価)の3つの評価方法があり、個人評価は組織や社会における本人自身の貢献度を評価対象として自己評価するものであり、第2者評価は評価対象と何らかの関係がある関係他者が評価対象の貢献度を評価するものである。第3者評価は、評価対象から独立した組織が公平な観点から、評価対象の社会への貢献度を公平に評価するものである。
入力結果は、演算され、端末に表示され、たとえば企業や組織の中の構成員のギャップや、企業間のギャップや、公務員と企業人のギャップや、年齢・男女間のギャップや、議員と市民の意識ギャップを瞬時に端末に表示する。
第3者評価においては、ギャップの原因を検討し、対策を検討し表示することができる。この時、評価機関名を表示する。これらの対策内容を集約した結果を、第1者・第2者評価にも適用し各種ギャップの対策の参考に供することができる。ただし、この時「参考意見」と表示する。
社会への貢献度評価結果と、各人の人生に対する目的・目標の關係を入力することにより、社会教育の効果を明らかにし、年齢別教育の方向性を明らかにする。また、自己実現状況を判定すると同時に、対象個人の社会的人生的満足度を評価する。
企業間に置いて、同業、同規模または異業、同規模などで条件を設定し、社会への貢献度と企業収益などの署条件とともに検討し、企業の方向性を検討する経営者に提供する。また、産業上の利用の可能性としてさらに様々な要因を調査し、企業活性化の方法を明らかにする。
また企業内での経営者と社員の意識を比較し、経営者の意識をどのように社員へ徹底するかの方策を検討する機会とする。部課により意識ギャップのある場合、その原因が管理者の手腕にあるのか、組織的育成結果によるものかを明らかにし、企業組織運営の方法の示唆を得る。
企業社員、NPO社員、公務員などの社会的貢献度を明らかにし、公務員、NPO社員、企業社員のどの社員が良い結果を示しているかの検討を進め、如何なる組織社員を育てて行くべきかを明らかにする。
年齢、男女、職業内容において、社会への貢献度と周辺条件を含めて明らかにし、各ギャップを公平にし、人生における負荷を公平にするための施策を明らかにし、年齢、男女、職業間の社会的負担を適切に公平化するための示唆を提供する。ひいては社会構成員の能力が最大になり社会の活性化に寄与する方法を提案する。
議員と市民の社会的貢献度ギャップを追究し、議員の社会貢献度がある一定以上であるには、どのような経歴、実績を有する議員が有意であるかを明らかにし、議員の存在価値を意味有らしめる実績から議員数を明らかにし、税金に相応しい公務員数(立法・司法・行政)及び市民の政策関与の検討するための、議員の総数、議員の意識目標設定を明らかにし、民主主義社会における首相、首長、議員の選挙方法、議員数、報酬の適正化、さらに公務員組織の効率化・適正化及び市民の政策関与の在り方を検討するデータを提供する。
1 入力/表示端末(パソコン、ノート型パソコン、スマートホーン、ゲーム機)
2 データ処理装置、3 データ入手部、4 制御部
5 演算部、6 記憶部、7 データ保管部
10 ノート型パソコン、11 携帯電話、スマートホーン、12 ゲーム機
100 入力端末、 100sその他必要情報

Claims (1)

  1. 表示入力画面で入力した因子データをデータ入力端末で受信し、このデータ処理装置は因子入力端末からのデータを受信するデータ受信部とこのデータ受信部から制御部にデータが送られ、この制御部からの信号により、制御部とつながった演算部及びデータ保管部によってそれぞれデータの演算とデータ保管が行われ、前記演算部で演算されたデータとデータ保管部に保管されたデータは共に制御部に返され、更に制御部とつながった記憶部には前記制御部から演算されたデータを記憶する演算データ記憶部と受信されたデータを記憶する受信データ記憶部を備え、該記憶部からデータ発信部を介して前記入力表示端末に評価結果を表示することを特徴とする評価システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016099970A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 ダイキン工業株式会社 人材評価システム
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WO2021140634A1 (ja) * 2020-01-10 2021-07-15 曜 小野 労役情報管理システムおよび労役情報管理方法
JP7443908B2 (ja) 2020-04-20 2024-03-06 トヨタ紡織株式会社 制御装置、情報処理システム、および制御方法

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