JP2016099970A - 人材評価システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】人材評価システム100は、通信制御部41と、作成者抽出部42と、キーワード抽出部43と、ポイント算出部44と、を備える。通信制御部41は、文書データDCを取得する。作成者抽出部42は、取得された文書データDCの作成者(業務スタッフST)を抽出する。キーワード抽出部43は、作成者を評価する指標となる業務ポイントPTの算出のベースとなる情報であるキーワードを、作成者が抽出された文書データDCから抽出する。ポイント算出部44は、抽出されたキーワードに関連して、作成者に付与される業務ポイントPTを算出する。ポイント算出部44は、抽出されたキーワードと業務ポイントPTとの対応関係を定義するポイントテーブルTBに基づき、業務ポイントPTを算出する。
【選択図】図7
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る人材評価システム100の概略構成図である。人材評価システム100は、「ゲーミフィケーション」を採用した人材評価システムであって、会社等の組織における人材評価を支援するシステムである。人材評価システム100は、組織の構成員であるユーザによって使用される。なお、ここでいうユーザには、評価をされる被評価者及び評価を行う評価者の双方が含まれる。
(2−1)クライアント端末10
クライアント端末10は、デスクトップパソコン、ラップトップパソコン又はタブレットパソコン等のコンピュータである。クライアント端末10は、企業200の業務において、各ユーザによって用いられる。
図2は、サーバ20の概略構成図である。サーバ20は、格納されているプログラムに沿って所定の処理を実行するコンピュータである。サーバ20は、通信インターフェース(図示省略)を有しており、ネットワークNWを介して各クライアント端末10と信号やデータの送受信を行う。
サーバ記憶部30は、ハードディスクやフラッシュメモリ等で構成され、大容量の記憶領域を有する。具体的に、サーバ記憶部30は、プログラム記憶部31と、文書データ記憶部32と、キーワード記憶部33と、ポイントテーブル記憶部34と、ステータス記憶部35と、を含んでいる。
プログラム記憶部31には、サーバ20において実行する処理が記述されたプログラムが格納されている。
文書データ記憶部32には、ネットワークNWを介してクライアント端末10から送信された文書データDCが蓄積されている。文書データ記憶部32において、各文書データDCは、格納された年月日に関連付けられて蓄積されている。
キーワード記憶部33には、業務ポイントPT算出の基礎となる情報であるキーワードを定義したキーワードテーブルKTが格納されている。キーワードは、業務ポイントPTの算出のベースとなる情報である。具体的には、キーワードは、業務スタッフSTの業務に関連する文言を含む情報であり、部署毎に予め定義されている。キーワード記憶部33には、部署別にキーワードテーブルKTが格納されている。キーワードテーブルKTは、アクセス権限を有する管理者MNにより必要に応じて更新される。なお、業務スタッフSTは、アクセス権限を有さず、キーワードテーブルKTを閲覧できない。
ポイントテーブル記憶部34には、各キーワードと業務ポイントPTとの対応関係を定義したポイントテーブルTBが格納されている。ポイントテーブルTBは、ポイント算出部44(後述)の業務ポイントPTの算出に係る処理において用いられる。ポイントテーブルTBには、キーワードと業務ポイントPTとの対応関係を決定するキーワード相関情報が定義されている。
ステータス記憶部35には、各業務スタッフSTのステータスデータSDが格納されている。業務スタッフSTのステータスデータSDは、業務スタッフSTの識別番号、氏名、所属部署、付与された業務ポイントPTの合計値、及び業務ポイントPT付与の年月日、部署内でのランキング等の情報を含むデータである。また、ステータス記憶部35には、部署別のステータスデータSDが格納されている。部署別のステータスデータSDは、所属する業務スタッフSTに付与された業務ポイントPTの合計値の総計を部署別に示すデータである。
プログラム実行部40は、CPU等の演算制御部、及びRAM及びROM等のワーキングメモリを含む。プログラム実行部40は、プログラム記憶部31に格納されているプログラムを取得し、これに沿って処理を実行する。プログラム実行部40は、通信制御部41と、作成者抽出部42と、キーワード抽出部43と、ポイント算出部44と、表示データ生成部45と、を含んでいる。
通信制御部41(特許請求の範囲記載の「文書データ取得部」に相当)は、ネットワークNWから文書データDCを取得し、文書データ記憶部32に格納する。また、通信制御部41は、ネットワークNWを介して表示データ送信要求信号を受信した場合には、表示データ生成部45に表示データの生成を依頼する。また、通信制御部41は、表示データ生成部45によって生成された表示データをネットワークNWに送信する。
作成者抽出部42は、文書データ記憶部32に新たな文書データDCが格納されると、これを取得する。作成者抽出部42は、取得した当該文書データDCから作成者を示す情報を抽出する。
キーワード抽出部43は、作成者抽出部42によって作成者を示す情報が抽出されると、当該作成者(業務スタッフST)が所属する部署に対応するキーワードテーブルKTを、キーワード記憶部33から取得する。キーワード抽出部43は、文書データDC内に含まれる文字(文字コード)を検索し、取得したキーワードテーブルKTに定義されているキーワードと一致する文字配列が存在すれば、当該キーワードを文書データDCから全て抽出する。
ポイント算出部44は、キーワード抽出部43によってキーワードが抽出されると、文書データDCの種別を示す情報及び文書データDCのカテゴリーを示す情報を抽出し、これらの情報と、抽出されたキーワードと、ポイントテーブル記憶部34に格納されているポイントテーブルTBと、に基づいて、登録された文書データDCに係る業務ポイントPTを算出する。例えば、図5に示す態様でキーワードが抽出された場合には、A(n)に2が代入されるとともに重み付け係数aに10が代入され、B(n)に2が代入されるとともに重み付け係数bに5が代入され、C(n)に6が代入されるとともに重み付け係数cに1が代入され、補正係数Xに0.8が代入される。その結果、
(2×10+2×5+6×1)×0.8
=(20+10+6)×0.8
=28.8≒28
(10≧A(n)+B(n)+C(n))
という計算式により、業務ポイントPTが28ptと算出される。
表示データ生成部45は、所定のタイミングで表示データを生成する。具体的に、表示データ生成部45は、ポイント算出部44によってステータスデータSDが更新されると、更新後の内容に基づき表示データを生成する。また、表示データ生成部45は、通信制御部41からの依頼に応じて表示データを生成する。
以下、図6を参照して、プログラム実行部40の処理の流れの一例を説明する。図6は、プログラム実行部40の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
以下、図7及び図8を参照して、人材評価システム100の動作の一例を説明する。図7は、文書データDCの登録を契機とした人材評価システム100の動作の一例を示したシーケンス図である。図8は、クライアント端末10の表示部12に表示される画像の一例を示した模式図である。
(5−1)
上記実施形態では、作成者抽出部42が各文書データDCの作成者を抽出し、キーワード抽出部43が作成者(業務スタッフST)を評価する指標となる業務ポイントPTの算出のベースとなる情報であるキーワードを文書データDCから抽出し、ポイント算出部44がキーワードと業務ポイントPTとの対応関係を定義するポイントテーブルTBに基づき作成者に付与される業務ポイントPTを算出している。これにより、「ゲーミフィケーション」を採用した人材評価システム100において、人材評価の指標となる業務ポイントPTの算出に関し、文書データDCの品質又は作成者の能力に応じた高精度な算出が可能となっている。
上記実施形態では、キーワード抽出部43は、キーワードテーブルKTに従って、文書データDCからキーワードを抽出しており、キーワードテーブルKTにおいては、キーワードが作成者(業務スタッフST)の所属部署に基づいて定義されている。換言すると、キーワードテーブルKTにおいては、キーワードが作成者(業務スタッフST)毎に定義されているともいえる。すなわち、キーワード抽出部43は、「キーワードを作成者(業務スタッフST)に基づき決定するプログラム」に従って、文書データDCからキーワードを抽出している。これにより、業務ポイントPT算出のベースとなるキーワードの抽出に関し、文書データDCの品質及び作成者の能力に応じた高精度な抽出が可能となっている。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBにおいて、業務ポイントPTの計算式が、文書データDCに含まれるキーワードの個数に基づいて定義されている。これにより、人材評価の指標となる業務ポイントPTの算出に関し、文書データDCの品質又は作成者の能力を示すキーワードの使用頻度に応じた高精度な算出が可能となっている。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBにおいて、キーワードに含まれる文言の種類に基づく業務ポイントPTの計算式が、定義されている。これにより、人材評価の指標となる業務ポイントPTの算出に関し、文書データDCの品質又は作成者の能力を示す文言の種類に応じた高精度な算出が可能となっている。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBにおいて、キーワード及び文書データDCのランクに基づいて重み付けされた業務ポイントPTの計算式が定義されている。これにより、人材評価の指標となる業務ポイントPTの算出に関し、キーワードのランク及び文書データDCのランクに応じた高精度な算出が可能となっている。
上記実施形態では、クライアント端末10の表示部12が、作成者(業務スタッフST)に付与された業務ポイントPTを表示している。これにより、人材評価の指標となる業務ポイントPTを作成者又は評価者が容易に確認できるようになっている。
上記実施形態では、作成者抽出部42が作成者(業務スタッフST)の所属部署(グループ)を抽出し、表示部12は、作成者に付与された業務ポイントPTを、所属部署に関連させて表示している。これにより、所属部署又は企業200内における作成者の位置付けを容易に把握できるようになっている。
上記実施形態では、表示部12は、作成者(業務スタッフST)に付与された業務ポイントPTの時系列を表示している。これにより、獲得した業務ポイントPTの推移を容易に把握できるようになっている。
上記実施形態では、通信制御部41は、作成者が文書データDCを登録したことに応じて、登録された文書データDCをリアルタイムに取得している。作成者抽出部42は、文書データDCが取得されたことに応じて、リアルタイムに作成者(業務スタッフST)を抽出している。キーワード抽出部43は、作成者が抽出されたことに応じて、リアルタイムにキーワードを抽出している。ポイント算出部44は、キーワードが抽出されたことに応じて、リアルタイムに業務ポイントPTを算出している。表示部12は、業務ポイントPTが算出されたことに応じて、リアルタイムに業務ポイントPTを表示している。これにより、作成者が、文書データDCを登録した際に、新たに獲得した業務ポイントPTの有無及びその詳細をリアルタイムに把握できるようになっている。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、文書データDCの例として、メールや、企画書、提案書、仕様書及び鑑定書が挙げられた。しかし、文書データDCは、特にこれらに限定されず、業務スタッフSTの業務において使用される他のデータであってもよい。
上記実施形態では、キーワードテーブルKTに定義されるキーワードの例として、IT関連の用語を挙げた。しかし、キーワードは、これに限定されず、業務に関連する他の用語であってもよい。例えば、電気や熱関連の用語等がキーワードとして定義されてもよい。
上記実施形態では、キーワードテーブルKTは、部署別に定義されていた。しかし、キーワードテーブルKTは、例えば業務スタッフST毎に個別に定義されてもよい。係る場合、キーワードテーブルKTは、「文書データDCから抽出するキーワードを業務スタッフSTに基づき決定するプログラム」に相当する。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBにおいて、キーワードAには重み付け係数a:10が設定されており、キーワードBには重み付け係数b:5が設定されており、キーワードCには重み付け係数c:1が設定されていた。しかし、ポイントテーブルTBにおいて定義される重み付け係数は、適宜変更が可能である。例えば、キーワードAには重み付け係数a:5又はa:15を設定し、キーワードBには重み付け係数b:3又はb:8を設定し、キーワードCには重み付け係数c:0.5又はc:2を設定してもよい。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBにおいて補正係数Xが設定されており、補正係数Xには、文書データDCのランクが第1ランクである場合には1が代入され、第2ランクである場合には0.8が代入され、第3ランクである場合には0.5が代入されていた。しかし、補正係数Xに代入する値は、これに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、補正係数Xに、文書データDCのランクが第1ランクである場合には0.9又は1.2を代入し、第2ランクである場合には0.7又は0.85を代入し、第3ランクである場合には0.4又は0.6を代入するようにしてもよい。
上記実施形態では、ポイントテーブルTBに定義される業務ポイントPTの算出条件において、計算式に代入するキーワードの個数の上限値は、キーワードA、B及びCを含めて10個に設定されていた。しかし、これに限定されず、計算式に代入するキーワードの個数の上限値は、適宜変更が可能であり、例えば15個に設定されてもよく、又は5個に設定されてもよい。
上記実施形態では、表示部12において図8に示すような画像が表示されたが、表示画像の態様についてはこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、部署別のステータスデータSDに基づいて、所属部署における全業務スタッフSTの獲得業務ポイントPTの合計値の総計を、表示部12において表示するように変更してもよい。また、当該総計に関して、全部署中のランキングを表示するように変更してもよい。
上記実施形態では、サーバ記憶部30は文書データ記憶部32を有していた。しかし、サーバ記憶部30は、必ずしも文書データ記憶部32を有している必要はなく、省略可能である。係る場合、通信制御部41は、ネットワークNWから文書データDCを取得した場合、取得した文書データDCをプログラム実行部40内のワーキングメモリに格納する。
上記実施形態では、キーワードテーブルKTにおいては、業務スタッフSTの業務に関連する文言を含む情報がキーワードとして定義されていた。しかし、キーワードは、必ずしも、業務スタッフSTの業務に関連する文言を含む情報である必要はない。例えば、キーワードテーブルKTにおいて、業務スタッフSTの業務とは直接関係しない情報をキーワードとして定義することで、業務スタッフSTが保有する業務外の知識を評価することも可能である。
上記実施形態では、キーワードテーブルKTは、図3に示すように構成された。しかし、これに限定されず、キーワードテーブルKTは、図9に示すキーワードテーブルKTaのように構成してもよい。
上記実施形態では、キーワードテーブルKTは、図3に示すように構成された。しかし、これに限定されず、キーワードテーブルKTは、図10に示すキーワードテーブルKTbのように構成してもよい。
12 :表示部
20 :サーバ
30 :サーバ記憶部
31 :プログラム記憶部
32 :文書データ記憶部
33 :キーワード記憶部
34 :ポイントテーブル記憶部
35 :ステータス記憶部
40 :プログラム実行部
41 :通信制御部(文書データ取得部)
42 :作成者抽出部
43 :キーワード抽出部
44 :ポイント算出部
45 :表示データ生成部
100 :人材評価システム
DC :文書データ
G1 :第1部署(グループ)
G2 :第2部署(グループ)
KT、KTa、KTb :キーワードテーブル
MN :管理者
NW :ネットワーク
PT :業務ポイント(ポイント)
SD :ステータスデータ
ST :業務スタッフ(作成者)
TB :ポイントテーブル(キーワード相関情報)
X :補正係数
a、b、c :重み付け係数
Claims (10)
- 文書データ(DC)を取得する文書データ取得部(41)と、
前記文書データ取得部が取得した前記文書データの作成者(ST)を抽出する作成者抽出部(42)と、
抽出された前記作成者を評価する指標となるポイント(PT)の算出のベースとなる情報であるキーワードを、前記作成者が抽出された前記文書データから抽出するキーワード抽出部(43)と、
抽出された前記キーワードに関連して、抽出された前記作成者に付与される前記ポイントを算出するポイント算出部(44)と、
を備え、
前記ポイント算出部は、抽出された前記キーワードと前記ポイントとの対応関係を定義するキーワード相関情報(TB)に基づき、前記ポイントを算出する、
人材評価システム(100)。 - 前記キーワード抽出部は、抽出する前記キーワードを前記作成者に基づき決定するプログラム、又は抽出する前記キーワードを前記文書データの内容に基づき決定するプログラム、に従って前記キーワードを抽出する、
請求項1に記載の人材評価システム(100)。 - 前記キーワード相関情報は、前記キーワードの個数に基づく前記ポイントの計算式が定義された情報である、
請求項1又は2に記載の人材評価システム(100)。 - 前記キーワード相関情報は、前記キーワードに含まれる文言の種類に基づく前記ポイントの計算式が定義された情報である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の人材評価システム(100)。 - 前記キーワード相関情報は、前記キーワード及び/又は前記キーワードを抽出された前記文書データのランクが定義されるとともに前記ランクに基づいて重み付けされた前記ポイントの計算式が定義された情報である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の人材評価システム(100)。 - 前記キーワード相関情報は、前記文書データに含まれる前記キーワードの共起情報に応じて、前記ポイントの計算式が定義された情報である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の人材評価システム(100)。 - 前記作成者に付与された前記ポイントを表示する表示部(12)をさらに備える、
請求項1から6のいずれか1項に記載の人材評価システム(100)。 - 前記作成者抽出部は、抽出した前記作成者が所属するグループ(G1、G2)をさらに抽出し、
前記表示部は、前記作成者に付与された前記ポイントを、前記作成者が所属する前記グループに関連させて表示する、
請求項7に記載の人材評価システム(100)。 - 前記表示部は、前記作成者に付与された前記ポイントの時系列を表示する、
請求項7又は8に記載の人材評価システム(100)。 - 前記作成者抽出部は、前記文書データが取得されたことに応じて、リアルタイムに前記作成者を抽出し、
前記キーワード抽出部は、前記作成者が抽出されたことに応じて、リアルタイムに前記キーワードを抽出し、
前記ポイント算出部は、前記キーワードが抽出されたことに応じて、リアルタイムに前記ポイントを算出し、
前記表示部は、前記ポイントが算出されたことに応じて、リアルタイムに前記ポイントを表示する、
請求項7から9のいずれか1項に記載の人材評価システム(100)。
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