JP2010244374A - 組織管理支援装置 - Google Patents

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【課題】組織の成員の能力を共同作業者より受ける影響をも適切に考慮して予測すること。
【解決手段】組織の成員が行った作業について、単独作業の作業時間の割合と、共同作業の作業時間の割合と、共同作業者の識別情報とを判別可能な作業履歴情報を記憶した作業履歴情報記憶手段と、組織の成員及び共同作業者ごとに過去の所定期間ごとに評価された能力値の履歴を記憶した能力値記憶手段と、該成員の共同作業者の能力値の履歴に基づいて算出される該共同作業者の能力値の変化率と共同作業の作業時間の割合とに基づいて該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、成員の能力値の履歴に基づいて算出される該成員の能力値の変化率と単独作業の作業時間の割合とに基づいて予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、第一及び第二の寄与値に基づく予測変化率に基づいて該成員の能力値の予測値を算出する手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、組織管理支援装置に関し、特に組織に属する成員の能力を評価する組織管理支援装置に関する。
企業自体又は企業内の部門等の組織が効率的に機能するためには、組織内の成員の構成が重要である。例えば、上司と部下との相性が悪い場合、上司の指示に従って組織全体が一体となって機能することは難しい。斯かる点に鑑みて、従来、上司と部下との相性を考慮して組織編成を行うことが考えられている(例えば、特許文献1)。
他方において、企業において新たな価値を生み出す源泉として、知識創造が重要であるといわれている。高業績企業においては、従業員が新しい知識を生み出す活動をしていることが知られている。そうすると、新しい知識を生み出すための要件の一つとして、個々の従業員の将来の成長を考慮した人材配置が必要であると考えられる。
特開2003−242339号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、各従業員の将来の成長については考慮されていない。また、各従業員の成長には、他の従業員から受ける影響も寄与すると考えられるが、特許文献1に記載された技術では、他の従業者から受ける影響について十分な考慮がなされていない。すなわち、単に、相性の合う従業員と同じ組織にいるだけでは該従業員から受ける影響は希薄であると考えられる。他の従業員との間に具体的な業務における接触があってこそ他の従業員から受ける影響は個人の成長へ寄与すると考えられる。以上の通り、従来の技術では、従業員の将来の成長を見据えた組織編成を行うことは困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、組織の成員の能力を共同作業者より受ける影響をも適切に考慮して予測することができる組織管理支援装置の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、組織管理支援装置は、組織の成員が行った作業について、単独作業の作業時間の割合と、共同作業の作業時間の割合と、共同作業者の識別情報とを判別可能な作業履歴情報を記憶した作業履歴情報記憶手段と、前記組織の成員及び前記共同作業者ごとに過去の所定期間ごとに評価された能力値の履歴を記憶した能力値記憶手段と、該成員の前記共同作業者の前記能力値の履歴に基づいて算出される該共同作業者の能力値の変化率と前記共同作業の作業時間の割合とに基づいて該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、前記成員の前記能力値の履歴に基づいて算出される該成員の能力値の変化率と前記単独作業の作業時間の割合とに基づいて前記予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、前記第一の寄与値及び前記第二の寄与値に基づく前記予測変化率に基づいて該成員の能力値の予測値を算出する予測値算出手段とを有する。
組織の成員の能力を共同作業者より受ける影響をも適切に考慮して予測することができる。
本発明の実施の形態における組織管理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における組織管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態の組織管理サーバの機能構成例を示す図である。 組織管理システムによる処理手順の概要を説明するためのフローチャートである。 組織情報DBの構成例を示す図である。 入出力端末による入力情報の受け付け処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 入力画面の表示例を示す図である。 組織管理サーバによる従業員の作業時間の割合の算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 作業ログDBの構成例を示す図である。 作業時間の割合の算出処理結果例を示す図である。 組織管理サーバによるコンピテンシー予測値の算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 コンピテンシーDBの構成例を示す図である。 コンピテンシーDBより取得されたカレント従業員及び共同作業者のコンピテンシー実績値の履歴を示す図である。 従業員Aのコンピテンシー平均値の履歴の近似直線の例を示す図である。 成長度の算出結果例を示す図である。 コンピテンシー値と経験年数との関係を示す図である。 予測成長度の算出式を示す図である。 試算結果DBの構成例を示す図である。 組織管理サーバによる調査単位ごとのコンピテンシー予測値の分布のばらつきの算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 予測値分布DBの構成例を示す図である。 本実施の形態において理想的であると考えるコンピテンシー値の分布例を示す図である。 ローテーションが必要な組織の判定結果の表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における組織管理システムの構成例を示す図である。同図において、組織管理システム1は、一台以上の入出力端末20と組織管理サーバ10とを有する。各入出力端末20と組織管理サーバ10とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク30(有線又は無線の別は問わない。)によって接続されている。
組織管理サーバ10は、企業内の部門(事業部、本部、部、又は課)等の組織に属する従業員(成員)について、業務に関するコンピテンシー値(能力値)の成長度(変化率)を推測又は予測するための処理を実行するコンピュータである。コンピテンシー値とは、業務に必要とされるスキルのレベルを示す指標である。本実施の形態において、組織管理サーバ10は、推測又は予測(以下、「予測」で統一する。)されたコンピテンシー値の成長度を利用して、組織の活性化のために従業員の異動(ローテーション)が必要とされる組織を判定する。
入出力端末20は、組織管理サーバ10が実行する処理に対する入力情報の入力や、該処理の実行結果の出力(表示)等に利用されるコンピュータである。
図2は、本発明の実施の形態における組織管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。図2の組織管理サーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105とを有する。
組織管理サーバ10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って組織管理サーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、入出力端末20は、図2に示されるハードウェア構成に加え、組織管理サーバ10には、キーボードやマウス等の入力装置や、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示装置等を備えていればよい。但し、組織管理サーバ10が入出力端末20の機能を兼ねてもよい。すなわち、組織管理サーバ10が入力装置及び表示装置を備えていてもよい。この場合、入出力端末20は、必ずしも必要ではない。したがって、以下において、入出力端末20が実行する処理手順は、組織管理サーバ10において実行されてもよい。
図3は、本発明の実施の形態の組織管理サーバの機能構成例を示す図である。同図において、組織管理サーバ10は、入力情報受信部111、コンピテンシー予測部112、予測値分布解析部113、対象組織判定部114、及び処理結果送信部115等を有する。これら各部は、組織管理サーバ10にインストールされたプログラムがCPU104に実行させる処理によって実現されるソフトウェアである。組織管理サーバ10は、また、組織情報DB116、コンピテンシーDB117、作業ログDB118、試算結果DB119、及び予測値分布DB120等を有する。これらDB(Data Base)は、組織管理サーバ10の補助記憶装置102を利用して各種の情報を管理(記憶)する。但し、これらDBは、組織管理サーバ10とネットワークを介して接続された記憶装置上に形成されてもよい。
入力情報受信部111は、入力端末20より入力情報を受信する。入力情報とは、組織の成員(従業員)のコンピテンシー値の予測処理の対象を特定する情報である。コンピテンシー予測部112は、入力情報、組織情報DB116、及びコンピテンシーDB117等を利用して従業員のコンピテンシー値の予測値(コンピテンシー予測値)を算出し、算出結果を試算結果DB119に記録する。組織情報DB116は、各従業員が所属する組織を示す情報を記憶している。コンピテンシーDB117は、各従業員のコンピテンシー値の実績値(コンピテンシー実績値)の履歴を記憶している。コンピテンシー実績値は、例えば、所定時期(一年ごと又は半年ごと等。以下、「評価時期」という。)に行われる上司との業務評価に関する面談によって確定され、コンピテンシーDB117に登録される。予測値分布解析部113は、試算結果DB119に記録された各従業員のコンピテンシー予測値のばらつきを示す指標を組織単位で算出し、算出結果を予測値分布DB120に記録する。対象組織判定部114は、予測値分布DB120に記録された情報に基づいて、ローテーションの必要な組織を判定する。処理結果送信部115は、対象組織判定部114による判定結果を示す情報を入出力端末20に送信する。
入出力端末20は、入力制御部21及び出力制御部22等を有する。これら各部は、入出力端末20にインストールされたプログラムがCPUに実行させることにより実現されるソフトウェアである。入力制御部21は、入力情報をユーザに入力させ、該入力情報を組織管理サーバ10の入力情報受信部111に送信する。出力制御部22は、処理結果送信部115より送信される情報を入出力端末20の表示装置に表示させる。
以下、組織管理システム1の処理手順について説明する。図4は、組織管理システムによる処理手順の概要を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、入出力端末20の入力制御部21は、ユーザより入力情報の入力を受け付ける。入力制御部21は、受け付けた入力情報を組織管理サーバ10の入力情報受信部111に送信する。入力情報受信部111は、受信した入力情報を、以降の処理ステップにおいて利用可能なようにメモリ装置103に記録する。
入力情報には、調査範囲、調査単位、及び予測時期等が含まれる。調査範囲とは、ローテーションの必要な組織の探索対象とする特定の上位組織(例えば、「XXX研究部」等)をいう。調査単位とは、調査範囲内の組織階層のどのレベル(例えば、本部、部、チーム等のレベル)を単位としてローテーションの必要な組織を探し出すかを示す情報である。予測時期とは、コンピテンシー値の予測の対象とする時期を示す情報である。
続いて、組織管理サーバ10のコンピテンシー予測部112は、調査範囲とされた組織に属する全ての従業員のうちの一人を処理対象とする(S102)。調査範囲とされた組織に属する従業員は、組織情報DB116に基づいて判定される。
図5は、組織情報DBの構成例を示す図である。組織情報DB116には、従業員ごとに、グループ名、本部名、部名、チーム名、及び従業員番号等が登録(記録)されている。本実施の形態では、グループの下に複数の本部が有り、本部の下に複数の部が有り、部の下に複数のチームが有るといった組織階層を例とする。組織情報DB116における、グループ名、本部名、部名、チーム名は、従業員が属するグループ、本部、部、チームの名前である。従業員番号は、従業員ごとに一意な番号(識別情報)である。なお、本実施の形態において、従業員番号は、便宜上、アルファベットによって表現されている。
コンピテンシー予測部112は、調査範囲とされた組織(グループ、本部、又は部)に属する全従業員の内の一人をステップS102において処理対象とする。以下、処理対象とされた従業員を「カレント従業員」という。続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業員が行った過去の作業(業務)について、単独作業及び共同作業それぞれの作業時間の割合を算出する(S103)。単独作業とは一人で行った作業をいう。共同作業とは他の従業員と共同して行った作業をいう。続いて、コンピテンシー予測部112は、単独作業及び共同作業の作業時間の割合等に基づいて、予測時期経過後のカレント従業員のコンピテンシー予測値を算出する(S104)。
ステップS103及びS104の処理が調査範囲の全ての従業員について完了すると(S102でNo)、予測値分布解析部113は、調査単位の組織ごとの従業員のコンピテンシー予測値の分布のばらつきを示す指標値を算出する。対象組織判定部114は、算出された指標値に基づいてローテーションが必要な組織を判定する(S105)。判定結果は、処理結果送信部115によって入出力端末20の出力制御部22に送信される。出力制御部22は、受信した判定結果を入出力端末の表示装置に表示させる(S106)。
続いて、ステップS101の詳細について説明する。図6は、入出力端末による入力情報の受け付け処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、入力制御部21は、入力情報の入力画面を入出力端末20の表示装置に表示させる。
図7は、入力画面の表示例を示す図である。入力画面510は、調査範囲入力領域511、調査単位入力領域512、及び予測時期入力領域513等を有する。入力制御部21は、調査範囲入力領域511を介して調査範囲の入力を受け付ける(S202)。また、入力制御部21は、調査単位入力領域512を介して調査単位の入力(選択)を受け付ける(S203)。更に、入力制御部21は、予測時期入力領域513を介して予測時期の入力を受け付ける(S204)。図7では、調査範囲として「研究所AA研究本部A研究部」が指定され、調査単位としてチームが指定され、予測時期として1年後が指定された例が示されている。
ユーザによる入力装置の操作によってOKボタン514がクリックされると、入力制御部21は、入力画面510を介して入力された入力情報を組織管理サーバ10の入力情報受信部111に送信する(S205)。
続いて、図4のステップS103の詳細について説明する。図8は、組織管理サーバによる従業員の作業時間の割合の算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、コンピテンシー予測部112は、作業ログDB118に登録されている情報(作業ログ情報)に基づいて、カレント従業員の過去の所定期間における総作業時間を算出する。
図9は、作業ログDBの構成例を示す図である。作業ログDB118には、従業員が行った過去の作業ごとに(作業項目ごとに)、日付、開始時刻、終了時刻、作業時間、作業概要、共同作業者等の項目に関する値が登録されている。日付は、作業が行われた日付である。開始時刻及び終了時刻は、作業の開始時刻又は終了時刻である。作業時間は、作業の所要時間である。すなわち、開始時刻と終了時刻とによって区切られる時間である。作業概要は、作業の内容を示す情報である。共同作業者は、共同作業者の識別情報であり、本実施の形態では当該識別情報として従業員番号が利用されている。共同作業者の値は、共同作業に関して登録され、単独作業に関しては登録されない。換言すれば、共同作業者に値が登録されている作業は共同作業であり、値が登録されていない作業は単独作業である。なお、図9は、或る一人の従業員に関する作業ログ情報を示す。すなわち、作業ログDB118には、従業員ごとに図9に示されるような作業ログ情報が登録されている。
したがって、コンピテンシー予測部112は、作業ログDB118に登録されているカレント従業員の作業ログ情報に基づいて、所定期間における作業時間の総和を算出する。ここで、所定期間(以下、「作業期間」という。)とは、前回のコンピテンシー実績値が確定されたときから現時点までである。厳密には、作業期間は、前回のコンピテンシー実績値がコンピテンシーDB117に入力されたときから現時点となる。前回のコンピテンシー実績値がコンピテンシーDB117に入力されたときを示す情報は、例えば、コンピテンシーDB117に記録されていてもよいし、他のテーブル等に記録されていてもよい。但し、作業期間は、ユーザによって指定可能としてもよい。例えば、入力情報の一部に作業期間を含めてもよい。
続いて、コンピテンシー予測部112は、カンレント従業員の作業ログ情報より、作業期間における共同作業に関する共同作業者の従業員番号を抽出する(S302)。この際、共同作業者(従業員番号)の重複は排除される。
続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業者の作業ログ情報に基づいて、カレント従業者の作業期間内の共同作業について、共同作業者別に作業時間(共同作業時間)の総和を算出する(S303)。続いて、コンピテンシー予測部112は、共同作業時間の割合を共同作業者別に算出する(S304)。具体的には、コンピテンシー予測部112は、共同作業者別の共同作業時間の総和のそれぞれをカレント従業者の作業期間内の作業時間の総和によって除する。続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業者の作業ログ情報に基づいて、カレント従業者の作業期間内の単独作業の作業時間(単独作業時間)の総和を算出する(S305)。続いて、コンピテンシー予測部112は、単独作業時間の割合を算出する(S306)。具体的には、コンピテンシー予測部112は、単独作業時間の総和をカレント従業者の作業期間内の作業時間の総和によって除する。
図8の処理の結果、図10に示されるような情報がメモリ装置103に記録される。図10は、作業時間の割合の算出処理結果例を示す図である。同図に示されるように、共同作業者ごとの共同作業時間の割合と、カレント従業員の単独作業時間の割合とがメモリ装置103に記録される。なお、従業員Aがカレント従業員であるとする。したがって、共同作業時間の割合は、従業員Aと他の従業員との共同作業時間の割合である。また、単独作業時間の割合は、従業員Aの単独作業の作業時間の割合である。
続いて、図4のステップS104の詳細について説明する。図11は、組織管理サーバによるコンピテンシー予測値の算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS401において、コンピテンシー予測部112は、カレント従業者及び各共同作業者のコンピテンシー実績値の履歴をコンピテンシーDB117より取得し、以降の処理ステップにおいて利用可能なようにメモリ装置103に記録する。
図12は、コンピテンシーDBの構成例を示す図である。同図には、コンピテンシーDB117を構成するコンピテンシー実績テーブル1171及びコンピテンシーカテゴリテーブル1172が示されている。
コンピテンシー実績テーブル1171には、コンピテンシー項目(コンピテンシー1〜N)ごとに従業員のコンピテンシー実績値の履歴が登録されている。コンピテンシー実績値は、上記したように上司との面談等によって評価された結果である。コンピテンシー実績テーブル1171には、また、評価時期ごとに全コンピテンシー項目に対するコンピテンシー値の平均値(コンピテンシー平均値)も登録されている。同図では、2001年〜2004年の1年ごとにコンピテンシー実績値が評価された例が示されている。なお、図12のコンピテンシー実績テーブル1171は、或る一人の従業員に関するコンピテンシー実績値の履歴を示す。すなわち、コンピテンシーDB117には、従業員ごとにコンピテンシー実績テーブル1171が登録されている。
コンピテンシーカテゴリテーブル1172には、各コンピテンシー項目の意味が組織ごとに登録されている。すなわち、各コンピテンシー項目の意味は、組織ごとに異なるものとすることができる。同図の例では本部ごとに定義された例が示されているが、組織階層における他のレベルを単位としてコンピテンシー項目の意味が定義されてもよい。
また、図13は、コンピテンシーDBより取得されたカレント従業員及び共同作業者のコンピテンシー実績値の履歴を示す図である。すなわち、ステップS401の実行の結果、図13に示されるようなコンピテンシー履歴情報がメモリ装置103に記録される。同図のコンピテンシー履歴情報には、カレント従業員及び共同作業者ごとに各年のコンピテンシー平均値(コンピテンシー平均値の履歴)が含まれている。すなわち、A〜Eは、従業員番号を示す。ところで、従業員Aについては、4年目のコンピテンシー平均値は無い。これは、従業員Aについては、3年分の記録しか無いことを示す。
続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業者のコンピテンシー平均値の履歴に基づいて、当該履歴の近似直線(近似式)を求める(S402)。
図14は、従業員Aのコンピテンシー平均値の履歴の近似直線の例を示す図である。同図において、折れ線L1は、従業員Aのコンピテンシー平均値の履歴を連結して形成される折れ線である。直線L2は、折れ線L1に対する近似直線である。近似直線が求まることにより、近似直線の傾き及びy切片が求まる。同図の例では、近似直線の式(近似式)は、y=1.5x+0.333となる。ここで、近似直線の傾き(1.5)は、従業員Aのコンピテンシー平均値の時間の経過に対する変化率、すなわち、従業員の成長度を示す。なお、近似直線の導出は、周知の方法を用いて行えばよい。
続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業員と同様の処理内容によって各共同作業者の成長度を算出する(S403)。すなわち、共同作業者ごとに、コンピテンシー平均値の履歴に対する近似直線が求められ、当該近似直線の傾きが成長度として算出される。
ステップS402及びS403の実行により、図15に示されるような情報がメモリ装置103に記録される。図15は、成長度の算出結果例を示す図である。同図に示されるようにカレント従業員と共同作業者ごとに成長度(近似直線の傾き)が記録される。また、少なくともカレント従業員については、近似直線のy切片が記録される。
続いて、コンピテンシー予測部112は、カレント従業者の予測成長度を次のような考え方に基づいて算出する(S404)。
第一に、各従業員の成長は、共同作業者の成長の影響を受けるということ考慮する。例えば、周囲の従業員の成長が著しい組織では、周囲に影響されて各個人の成長も促進されると考えられるからである。一方、周囲の成長が鈍い組織では、周囲に影響されて各個人の成長も鈍化していくと考えられるからである。
第二に、個人の成長度に応じて周囲から受ける影響の度合いが異なりうることを考慮する。コンピテンシーが熟達し、自己の考えが確立されてくると、周囲からの吸収力が弱くなっていくと考えられるからである。一方、コンピテンシーが低く、自己の考えが確立されていない場合、周囲からの吸収力は強いと考えられるからである。なお、一般的に、コンピテンシー値と経験年数とは、図16に示されるような関係にあると考えられる。すなわち、経験年数が少ない場合成長度(傾き)は高く、経験を積むに従って成長度(傾き)は低くなると考えられる。そこで、本実施の形態では、成長度が低い状態Aは、周囲からの影響を受にくい状態とし、成長度が高い状態Bは、周囲からの影響を受け安い状態であるとする。
以上の考え方を実現すべく、コンピテンシー予測部112は、図17に示される式(1)に基づいてカレント従業員の予測成長度を算出する。
図17は、予測成長度の算出式を示す図である。式(1)において、項1は、カレント従業員の予測成長度のうち、共同作業の影響による寄与値を算出するための項である。項1の中で、項1−1は、各共同作業者の成長度について共同作業時間の割合によって重み付けしたものの総和を算出する項である。この際、(共同作業者の成長度)/(自分の成長度)の項によって、共同作業者の成長度が正規化されている。また、項1−2をは、カレント従業員の成長度に応じて変化する共同作業者から受ける影響の度合いを算出する項である。すなわち、項1−2では、カレント従業員の成長度と共同作業の割合の総和(全共同作業の割合)とを乗ずることにより、共同作業者から受ける影響の度合いが算出される。項1−2は、項1−1に乗ぜられる。したがって、項1の値は、項1−2の値に比例する。すなわち、カレント従業員の成長度が低ければ(すなわち、周囲の影響を受けにくい状態にあれば)、項1の値は小さくなる。
一方、項2は、カレント従業員の予測成長度のうち、単独作業の影響による寄与値を算出するための項である。単独作業によっても個人の能力は向上すると考えられるからである。
例えば、図10及び図15を式(1)に当てはめた場合、カレント従業員(従業員A)の予測成長度は以下のように算出される。
{(2/1.5×0.1/0.7)+(3/1.5×0.2/0.7)+(1/1.5×0.2/0.7)+(2/1.5×0.2/0.7)}×1.5×0.7+(1.5×0.3)=1.85
なお、業務の内容等に応じて、式(1)に当てはめる対象を変更してもよい。例えば、コンピテンシー値の低い従業員からの影響は受けづらい場合、カレント従業員よりもコンピテンシー値の低い共同作業者に関するパラメータ(成長度や共同作業の割合等)は除外してカレント従業員の予測成長度を算出してもよい。
続いて、コンピテンシー予測部112は、ステップS402において導出された近似式(y=1.5x+0.333)の傾きをカレント従業員の予測成長度(1.85)と入れ替えることにより、コンピテンシー予測値算出式を導出する(S405)。したがって、導出されるコンピテンシー予測値算出式は、y=1.85x+0.333となる。
続いて、コンピテンシー予測部112は、コンピテンシー予測値算出式に予測時期を当てはめることにより、予測時期におけるコンピテンシー予測値を算出する(S406)。図7に示されるように1年後が予測時期とされている場合、xの値は、3+1=4となる。図13に示されるように、カレント従業員である従業員Aのコンピテンシー値は3年目まで実績値が確定しており、予測時期の1年後とは、4年目に相当するからである。したがって、カレント従業員の4年目のコンピテンシー予測値は、1.85×4+0.333=7.067となる。
続いて、コンピテンシー予測部112は、算出されたコンピテンシー予測値を試算結果DB119に記録する(S407)。調査範囲に属する各従業員についてコンピテンシー予測値が算出されることにより、試算結果DB119の内容は図18に示されるようになる。
図18は、試算結果DBの構成例を示す図である。同図に示されるように、試算結果DB119には、調査範囲に属する従業員ごとにコンピテンシー予測値(試算値)が記録される。
続いて、図4のステップS105の詳細について説明する。図19は、組織管理サーバによる調査単位ごとのコンピテンシー予測値の分布のばらつきの算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS501において、予測値分布解析部113は、調査範囲に属する組織について調査単位ごとに一つの組織(本実施の形態ではチーム)を処理対象とする(S501)。以下、処理対象とされた組織を「カレント組織」という。続いて、予測値分布解析部113は、カレント組織に属する従業員のコンピテンシー予測値を試算結果DB119より取得する(S502)。続いて、予測値分布解析部113は、取得されたコンピテンシー予測値の分散を算出する(S503)。分散は、標本分散であてもよいし、不偏分散であってもよい。また、ばらつきを判定可能指標であれば、分散の代わりに他の指標を用いてもよい。例えば、標準偏差を用いてもよい。続いて、予測値分布解析部113は分散の算出結果をカレント組織の組織階層情報に関連付けて予測値分布DB120に記録する(S504)。ステップS502〜S504の処理が調査範囲に属する調査単位の全ての組織について完了すると(S501でYes)、予測値分布DB120は、図20に示されるような状態となる。
図20は、予測値分布DBの構成例を示す図である。同図に示されるように、予測値分布DB120には、調査単位の組織ごと(チームごと)にコンピテンシー予測値の分散が記録される。なお、予測値分布DB120における、ビジネスグループ名、本部名、部名、及びチーム名は、組織階層情報に相当する。
続いて、対象組織判定部114は、分散に基づいてローテーションの必要な組織(ローテーションの対象とする組織)を判定する(S505)。具体的には、分散が相対的に小さい組織(例えば、分散が最小の若しくは下位N番目までの組織)、又は分散が閾値より小さい組織はローテーションが必要であると判定される。すなわち、コンピテンシー予測値のばらつきが小さい組織がローテーションの必要な組織であると判定される。
当該判定の意義について説明する。図21は、本実施の形態において理想的であると考えるコンピテンシー値の分布例を示す図である。同図に示されるように、本実施の形態では、コンピテンシー値と人数との関係が正規分布を示す状態が理想的であると考える。このような分布を示す組織においては、コンピテンシー値の高いベテランと、当該ベテランの後継者となりうる中堅と、更に、将来の人材である新人とがバランス良く存在すると考えられるからである。すなわち、このような組織では、中堅又は新人の従業員は、自らよりもコンピテンシー値の高い従業員と共同作業を行える可能性が高く、斯かる共同作業者からの影響により効率的な成長が期待できるからである。そして、コンピテンシー値と人数との関係が正規分布を示す場合、コンピテンシー値のばらつきは大きくなる。
一方、ベテラン、中堅、又は新人のいずれかに偏っている組織は、コンピテンシー値のばらつきは小さくなる。斯かる組織においては、共同作業者が同レベルである可能性が高く、各従業員の効率的な成長を期待しづらい。
以上のような考えに基づいて、本実施の形態では、コンピテンシー予測値のばらつきが小さい組織は、ローテーションの必要があると判定するのである。したがって、例えば、図20に示されるような予測値分布DB120に基づけば、Bチームがローテーションの必要な組織であると判定される。
続いて、処理結果送信部115は、対象組織判定部114による判定結果を入出力端末20の出力制御部22に送信する(S506)。例えば、Bチームの識別情報(例えば、チーム名)が送信される。
出力制御部22は、当該判定結果を受信すると、図4のステップS106において、入出力端末20の表示装置に当該判定結果を表示させる。
図22は、ローテーションが必要な組織の判定結果の表示例を示す図である。同図の判定結果表示画面520には、ローテーションが必要なチームのチーム名として「Bチーム」が表示されている。
なお、上記では、複数の組織の中からローテーションが必要な組織を探し出す処理について説明したが、特定の組織の妥当性等の検証に組織管理システム1を用いてもよい。例えば、ユーザに検証対象とする組織(例えば、Bチーム)を指定させ、当該組織について上記の処理を実行し、ばらつきを示す指標値を出力するようにしてもよい。この際、指標値そのものではなく指標値に対応させて記憶されているアドバイス等を表示させてもよい。ユーザ、表示内容を参照し、当該組織の妥当性等を検討することができる。
上述したように、本実施の形態における組織管理システム1によれば、共同作業者から受ける影響を考慮して従業員(組織の成員)の成長度及びコンピテンシー予測値が算出することができる。すなわち、共同作業者から受ける影響を考慮して、各従業員の将来の能力を予測することができる。
また、本実施の形態における組織管理システム1は、以上のように算出されるコンピテンシー予測値のばらつきに基づいて組織のローテーションの必要性が判定される。したがって、将来の従業員の成長を考慮して組織の編成を行うことができる。
なお、各従業員について算出されるコンピテンシー予測値は、組織のローテーションの必要性の判定のみならず、各従業員の育成方針の検討等、多種多様な用途に適用されもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
組織の成員が行った作業について、単独作業の作業時間の割合と、共同作業の作業時間の割合と、共同作業者の識別情報とを判別可能な作業履歴情報を記憶した作業履歴情報記憶手段と、
前記組織の成員及び前記共同作業者ごとに過去の所定期間ごとに評価された能力値の履歴を記憶した能力値記憶手段と、
該成員の前記共同作業者の前記能力値の履歴に基づいて算出される該共同作業者の能力値の変化率と前記共同作業の作業時間の割合とに基づいて該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、前記成員の前記能力値の履歴に基づいて算出される該成員の能力値の変化率と前記単独作業の作業時間の割合とに基づいて前記予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、前記第一の寄与値及び前記第二の寄与値に基づく前記予測変化率に基づいて該成員の能力値の予測値を算出する予測値算出手段とを有する組織管理支援定装置。
(付記2)
前記予測値算出手段は、前記成員の能力値の変化率に応じて前記第一の寄与値を変化させる付記1記載の組織管理支援装置。
(付記3)
前記作業履歴情報記憶手段は、前記組織の成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記予測値算出手段は、前記成員ごとに前記予測値を算出し、
複数の前記予測値のばらつきを示す指標値を算出する指標値算出手段と、
前記指標値を出力する指標値出力手段とを有する付記1又は2記載の組織管理支援装置。
(付記4)
前記作業履歴情報記憶手段は、複数の組織について成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記指標値算出手段は、前記組織ごとに前記指標値を算出し、
前記指標値に基づいて、前記複数の組織の中で前記予測値のばらつきが相対的に大きい組織を判定する判定手段と、
判定された組織の識別情報を出力する組織出力手段とを有する付記3記載の組織管理支援装置。
(付記5)
コンピュータが実行する組織管理支援方法であって、
能力値記憶手段に記憶された、組織の成員について過去の所定時間ごとに評価された能力値の履歴に基づいて該成員の能力値の変換率を算出する第一の能力変化率算出手順と、
前記能力値記憶手段に記憶された、前記成員の共同作業者について前記所定期間ごとに評価された能力値の履歴に基づいて前記共同作業者の能力値の変化率を算出する第二の能力変化率算出手順と、
前記成員の行った作業について作業履歴情報記憶手段に記憶された、共同作業の作業時間の割合と前記共同作業者の能力値の変化率とに基づいて、該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、前記作業履歴情報記憶手段に記憶された、該成員の単独作業の作業時間の割合と該成員の能力値の変化率とに基づいて前記予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、前記第一の寄与値及び前記第二の寄与値に基づいて前記予測変化率を算出する予測変化率算出手順と、
前記予測変化率に基づいて前記成員の能力値の予測値を算出する予測値算出手順とを有する組織管理支援定方法。
(付記6)
前記予測変化率算出手順は、前記成員の能力値の変化率に応じて前記第一の寄与値を変化させる付記5記載の組織管理支援方法。
(付記7)
前記作業履歴情報記憶手段は、前記組織の成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記予測値算出手順は、前記成員ごとに前記予測値を算出し、
複数の前記予測値のばらつきを示す指標値を算出する指標値算出手順と、
前記指標値を出力する指標値出力手順とを有する付記5又は6記載の組織管理支援方法。
(付記8)
前記作業履歴情報記憶手段は、複数の組織について成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記指標値算出手順は、前記組織ごとに前記指標値を算出し、
前記指標値に基づいて、前記複数の組織の中で前記予測値のばらつきが相対的に大きい組織を判定する判定手順と、
判定された組織の識別情報を出力する組織出力手順とを有する付記7記載の組織管理支援方法。
(付記9)
コンピュータに、
能力値記憶手段に記憶された、組織の成員について過去の所定時間ごとに評価された能力値の履歴に基づいて該成員の能力値の変換率を算出する第一の能力変化率算出手順と、
前記能力値記憶手段に記憶された、前記成員の共同作業者について前記所定期間ごとに評価された能力値の履歴に基づいて前記共同作業者の能力値の変化率を算出する第二の能力変化率算出手順と、
前記成員の行った作業について作業履歴情報記憶手段に記憶された、共同作業の作業時間の割合と前記共同作業者の能力値の変化率とに基づいて、該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、前記作業履歴情報記憶手段に記憶された、該成員の単独作業の作業時間の割合と該成員の能力値の変化率とに基づいて前記予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、前記第一の寄与値及び前記第二の寄与値に基づいて前記予測変化率を算出する予測変化率算出手順と、
前記予測変化率に基づいて前記成員の能力値の予測値を算出する予測値算出手順とを実行させるためのプログラム。
(付記10)
前記予測変化率算出手順は、前記成員の能力値の変化率に応じて前記第一の寄与値を変化させる付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記作業履歴情報記憶手段は、前記組織の成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記予測値算出手順は、前記成員ごとに前記予測値を算出し、
複数の前記予測値のばらつきを示す指標値を算出する指標値算出手順と、
前記指標値を出力する指標値出力手順とを有する付記9又は10記載のプログラム。
(付記12)
前記作業履歴情報記憶手段は、複数の組織について成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
前記指標値算出手順は、前記組織ごとに前記指標値を算出し、
前記指標値に基づいて、前記複数の組織の中で前記予測値のばらつきが相対的に大きい組織を判定する判定手順と、
判定された組織の識別情報を出力する組織出力手順とを有する付記11記載のプログラム。
1 組織管理システム
10 組織管理サーバ
20 入出力端末
21 入力制御部
22 出力制御部
30 ネットワーク
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
111 入力情報受信部
112 コンピテンシー予測部
113 予測値分布解析部
114 対象組織判定部
115 処理結果送信部
116 組織情報DB
117 コンピテンシーDB
118 作業ログDB
119 試算結果DB
120 予測値分布DB
B バス

Claims (4)

  1. 組織の成員が行った作業について、単独作業の作業時間の割合と、共同作業の作業時間の割合と、共同作業者の識別情報とを判別可能な作業履歴情報を記憶した作業履歴情報記憶手段と、
    前記組織の成員及び前記共同作業者ごとに過去の所定期間ごとに評価された能力値の履歴を記憶した能力値記憶手段と、
    該成員の前記共同作業者の前記能力値の履歴に基づいて算出される該共同作業者の能力値の変化率と前記共同作業の作業時間の割合とに基づいて該成員の能力値の予測変化率に対する第一の寄与値を算出し、前記成員の前記能力値の履歴に基づいて算出される該成員の能力値の変化率と前記単独作業の作業時間の割合とに基づいて前記予測変化率に対する第二の寄与値を算出し、前記第一の寄与値及び前記第二の寄与値に基づく前記予測変化率に基づいて該成員の能力値の予測値を算出する予測値算出手段とを有する組織管理支援定装置。
  2. 前記予測値算出手段は、前記成員の能力値の変化率に応じて前記第一の寄与値を変化させる請求項1記載の組織管理支援装置。
  3. 前記作業履歴情報記憶手段は、前記組織の成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
    前記予測値算出手段は、前記成員ごとに前記予測値を算出し、
    複数の前記予測値のばらつきを示す指標値を算出する指標値算出手段と、
    前記指標値を出力する指標値出力手段とを有する請求項1又は2記載の組織管理支援装置。
  4. 前記作業履歴情報記憶手段は、複数の組織について成員ごとに前記作業履歴情報を記憶し、
    前記指標値算出手段は、前記組織ごとに前記指標値を算出し、
    前記指標値に基づいて、前記複数の組織の中で前記予測値のばらつきが相対的に大きい組織を判定する判定手段と、
    判定された組織の識別情報を出力する組織出力手段とを有する請求項3記載の組織管理支援装置。
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