JP2020125841A - 多軸ヒンジ装置、並びにこの多軸ヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

多軸ヒンジ装置、並びにこの多軸ヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの筐体に跨って二つ折り可能に取り付けたフレキシブルディスプレイシートが連結個所で折れてしまわないようにした多軸ヒンジ装置を提供する。【解決手段】ベースプレートの前後側にそれぞれ第1、第2ヒンジピンを介して回転可能に取り付けられたフロントサイドプレート及びリアサイドプレートと、ベースプレートに対し第1、第2軸支ピン部を介して回転可能に取り付けられ、さらにフロントサイドプレート及び前記リアサイドプレートの各自由端側に第3、4ヒンジピンを介してスライド回転可能に取り付けられたところのそれぞれの自由端側に第1筐体と第2筐体の各後端部を取り付ける第1取付プレート及び第2取付プレートと、フロントサイドプレートとリアサイドプレートの間に設置された同期回転機構と、ベースプレートに対するフロントサイドプレートとリアサイドプレートの間の回転位置に設けられたフリクションクリック停止機構とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、第1筐体と第2筐体の両表面に渡って、例えば有機EL製のフレキシブルディスプレイシートを取り付けて成る、例えば携帯電話機、電子手帳、PDA、ネットブック、さらにはノートパソコンなどの電子機器に用いて好適な多軸ヒンジ装置、並びにこの多軸ヒンジ装置を用いた電子機器に関する。
近年、第1筐体と第2筐体の両表面に渡って1枚の有機EL製のフレキシブルディスプレイシートを取り付けて成る、例えば携帯電話機が開発され、世の中に出回りつつある。このような携帯電話機の第1筐体と第2筐体を互いに開閉可能に連結するヒンジ装置として、複数のヒンジピンを用いた多軸ヒンジ装置が下記特許文献1において知られている。この公知の多軸ヒンジ装置は、第1筐体と第2筐体を閉じた際にはフレキシブルディスプレイシートが折れてしまったり、故障してしまったりしないように一定の曲率半径を保つことができるように構成されると共に、第1筐体と第2筐体を最大角度まで開く際に、第1筐体と第2筐体の互いの後部が当たって干渉してしまわないように構成する必要があることから、複数のヒンジピンの軸間距離を調節することができるように構成してある。
特開平2017−215012号公報
上記公知の多軸ヒンジ装置は、第1筐体と第2筐体を閉じた際に、フレキシブルディスプレイシートに対し必要な曲率半径を形成させるために、各ヒンジピンの間にその軸間距離を調節する機構を設けていたため、構成が複雑となり製造コストが高くつくという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決しようとするもので、その課題は、上記のように1枚のフレキシブルディスプレイシートを取り付けた第1筐体と第2筐体を開閉可能に連結するヒンジ装置が必要とする、第1筐体と第2筐体を閉じた際にはフレキシブルディスプレイシートが折れてしまったり、故障してしまったりしないように一定の曲率半径を保つことができるように構成すると共に、第1筐体と第2筐体を最大角度まで開く際に、第1筐体と第2筐体の互いの後部の角部が当たって干渉し合わないように構成する必要があるという技術的要請を、より簡単な構成で実現できる操作性の良い多軸ヒンジ装置を提供せんとするにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、第1筐体と第2筐体の両表面に跨ってフレキシブルディスプレイシートを取り付けて成る電子機器の前記フレキシブルディスプレイシートの下側に設けられ、前記第1筐体と前記第2筐体を互いに開閉可能に連結する多軸ヒンジ装置であって、前記第1筐体と前記第2筐体の互いに向き合う各各端部側に左右方向に渡って設けられたベースプレートと、このベースプレートの前後位置にそれぞれ第1ヒンジピンと第2ヒンジピンを介して回転可能に取り付けられたフロントサイドプレート及びリアサイドプレートと、前記ベースプレートに対し第3ヒンジピンと第4ヒンジピンを前記フロントサイドプレート及び前記リアサイドプレートの各自由端側に第5ヒンジピンと第6ヒンジピンを介して回転可能に取り付けられたところのそれぞれの自由端側に前記第1筐体と前記第2筐体を取り付けた第1取付プレート及び第2取付プレートと、前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートの間に設置された同期回転機構と、前記ベースプレートに対する前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートの間の回転位置と前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートに対する前記第1取付プレートと前記第2取付プレートの間に設けられたフリクションクリック停止機構と、を有し、前記ベースプレートと前記フロントサイドプレート及び前記リアサイドプレートとの間に前記第1筐体と前記第2筐体の閉成時に折り畳まれる前記前記フレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分を収容できる空間部が形成できるように成したことを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記同期回転機構と前記フリクションクリック停止機構を、第1同期回転機構と第2同期回転機構及び第1フリクションクリック停止機構と第2フリクションクリック停止機構で構成し、前記第1同期回転機構と前記第1フリクションクリック停止機構を、前記ベースプレートの長手方向の一方の側に、前記第2同期回転機構と前記第2フリクションクリック停止機構を、前記ベースプレートの長手方向の他方の側に設けられていることを特徴とする。
さらに請求項3に記載の発明は、前記同期回転機構を、外周にスクリュウ溝を有し、前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートに前記スクリュウ溝部を対向させて取り付けられ、前記第1ヒンジピンと前記第2ヒンジピンの軸周りに回転可能に設けられたスクリュウカムと、前記ベースプレートの下面側に設けられた一対のガイドピンに左右方向へスライド可能に設けられ、その前部と後部に前記各スクリュウ溝部にスライド可能に嵌入されるガイド突起を有するカムフォロワーと、で構成したことを特徴とする、請求項1に記載の多軸ヒンジ装置
さらに請求項4に記載の発明は、前記フリクションクリック停止機構を、前記第1ヒンジピン及び前記第2ヒンジピンと前記前記ベースプレートの下面側に設けられた一対のガイドピンに左右方向へスライド可能に設けられた複数のスライドフリクション部材と、この各スライドフリクション部材の側面に設けられたところのスライドカム部と、このスライドカム部と当接するべく前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレート側に設けた回転カム部と、前記各スライドカム部が前記各回転カム部と圧接すべく前記各スライドカム部を前記固定カム部に圧接させるために前記各スライドフリクション部材の間に設けた弾性部材とで構成されていることを特徴とする。
そして、請求項5に記載した発明は、請求項1〜4に各記載の多軸ヒンジ装置を用いた電子機器である。
請求項1のように構成すると、ベースプレートを有し、このベースプレートの前後方向に回転可能に連結したフロントサイドプレートとリアサイドプレートが、ベースプレートに対して回転可能に連結され、かつ、フロントサイドプレートとリアサイドプレートをスライド回転可能に連結した第1筐体を取り付ける第1取付プレートと第2筐体を取り付けた第2取付プレートによって、第1筐体と第2筐体の閉成操作時に、ベースプレートに対して直立状態となることから、ベースプレートの上部に折り畳まれるフレキシブルディスプレイシートが折れ曲がらない曲率半径を構成できる空間部Xが形成されるものである。また、同期回転機構とフリクションクリック停止機構により、第1筐体と第2筐体が同時に開閉され、開閉操作時にフリーストップに停止でき、さらに所定開閉角度でクリック停止することができることにより、操作性が向上するものである。
請求項2のように構成すると、ベースプレートの中央部を挟んで左右に設けた第1同期回転機構と第2同期回転機構で同期回転機構を構成し、同じくベースプレートを挟んで第1フリクションクリック停止機構と第2フリクションクリック停止機構とでフリクションクリック停止機構を構成したので、第1筐体と第2筐体の開閉動作が安定するという効果がある。
請求項3のように構成すると、比較的に簡単な構成で、第1筐体と第2筐体を同期して開閉させることができるものである。
請求項4のように構成すると、第1筐体と第2筐体の開閉操作時にフリーストップで停止でき、さらに第1筐体と第2筐体の所定の閉成角度と開成角度において、クリック停止させることができることから、操作性を向上できるものである。
請求項5のように構成すると、請求項1〜4に記載した多軸ヒンジ装置を備えた電子機器を提供できるものである。
本発明に係る多軸ヒンジを用いたフレキシブルディスプレイシートを有する携帯電話機を示し、(a)は第1筐体と第2筐体を閉じてみた斜視図、(b)は第1筐体と第2筐体を半開きにして閉じてみた斜視図、(c)は第1筐体と第2筐体を開いてみた斜視図である。 図1に示した携帯電話機を開いた状態で、フレキシブルディスプレイシートと保護シートを取り外してみた一部分解斜視図である。 図1に示した携帯電話機の多軸ヒンジ装置を平面方向から見た拡大斜視図である。 図3に示した携帯電話機の多軸ヒンジ装置の分解斜視図である。 図4に示した多軸ヒンジ装置を下側から見た拡大斜視図である。 図4に示した多軸ヒンジ装置からの底部カバーを取り外してみた拡大斜視図である。 図6に示した多軸ヒンジ装置から、第1筐体と第2筐体を閉じた状態における底面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置において、第1筐体と第2筐体を閉じた状態における同期回転機構とフリクションクリック停止機構の部分の斜視図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置の同期回転機構の動作を説明するもので、(a)は第1筐体と第2筐体を閉じた状態を示し、(b)は第1筐体と第2筐体を90度まで開いた状態を示し、(c)は第1筐体と第2筐体を180度開いた状態を示している。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置のベースプレートを示し、(a)その表面側から見た斜視図、(b)はその正面図、(c)はその底面側から見た斜視図、(d)はその側面図、(e)は(b)のA−A線断面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置のフロントとリアのサイドプレートを示し、(a)はその表面側から見た斜視図、(b)はその底面側から見た斜視図、(c)はその正面図、(d)はその側面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置の第1取付プレートと第2取付プレートを示し、(a)はその平面図、(b)はその斜視図、(c)はさらに見る方向を変えてみた斜視図、(d)はその側面図、(e)はその側断面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置の連結部材を示し、この連結部材が取り付けられる位置によってカム凸部を設ける側が異なることを示すもので、(a)はカム凸部が右側にあるものの斜視図、(b)はその平面図であり、(c)カム凸部が左側にあるもの祖斜視図、(d)その平面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置のフリクションクリック停止部材を示し、このフリクションクリック停止部材が用いられる位置によってカム凸部を設ける側が異なることを示すもので、(a)はカム凸部が右側にあるものの斜視図、(b)はその平面図であり、(c)はカム凸部が左側にあるものの平面図、(d)はその平面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置のスクリュウカムを示し、このスクリュウカムが用いられる位置によってスクリュウ溝の傾斜方向が異なることを示すもので、(a)はスクリュウ溝が右傾斜のものの斜視図、(b)はその横断面図であり、(c)はスクリュウ溝が左傾斜のものの斜視図、(d)はその横断面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジ装置のガイド部材を示し、ガイド部材が取り付けられる位置によってガイド突起の位置が異なることを示すもので、(a)はガイド突起が右側に寄った位置にあるものの斜視図、(b)はその正面図であり、(c)はガイド突起が左側にあるものの斜視図、(d)はその正面図である。 本発明に係る多軸ヒンジ装置の弾性片を示し、(a)はその斜視図、(b)は見る方向を変えてみた斜視図、(c)は底面図である。 本願発明に係る多軸ヒンジの動作を説明するためのもので、第1筐体と第2筐体が閉じられた状態を示している。 本願発明に係る多軸ヒンジの動作を説明するためのもので、第1筐体と第2筐体が90度まで開かれた状態を示している。 本願発明に係る多軸ヒンジの動作を説明するためのもので、第1筐体と第2筐体が180度まで開かれた状態を示している。
以下に本発明に係る多軸ヒンジ装置と、この多軸ヒンジ装置を用いた電子機器の一例としての携帯電話機を例に挙げて説明するが、本発明に係る多軸ヒンジ装置は、携帯電話機だけに用いられるものではなく、上記したように、電子手帳、PDA、ネットブック、さらにはノートパソコンなどのように、表面に1枚のフレキシブルディスプレイシートを取り付けた第1筐体と第2筐体を互いに開閉可能に連結する構成の電子機器にも広く用いることができるものである。
図1〜図2は、本発明に係る多軸ヒンジ装置を用いた携帯電話機を概略的に示す。尚、図中、第1筐体2と第2筐体3が開かれる側を前端部側とし、多軸ヒンジ装置6で連結される側を後端部側とする。また、前端部側から見て左右の方向を左側部と右側部といい、上下の方向を上部側と下部側とする。
以下に説明するように、本発明に係る携帯電話機1は、第1筐体2及び第2筐体3と、これらの第1筐体2と第2筐体3の両上部側の表面に跨ってフレキシブルな保護シート4を介して取り付けたところの、例えば有機EL製のフレキシブルディスプレイシート5と、第1筐体2と第2筐体3の各後端部側を連結する多軸ヒンジ装置6とで構成されている。この多軸ヒンジ装置6は、とくに図2に示したように、保護シート4しかしてフレキシブルディスプレイシート5の下側において、第1筐体2と第2筐体3を開閉可能に連結している。しかしながら、後述するように、同期回転機構19とフリクションクリック停機構20は、ベースプレート7を挟んで左右方向の両側に第1同期回転機構19a、第2同期回転機構19b及び第1フリクションクリック停止機構20aと第2フリクショとクリック停止機構20bというように一対ずつ設けられているので、本願発明に係る多軸ヒンジ装置6は、ベースプレート7をその中央部から分割してそれぞれ別体に構成することも可能である。また、第1筐体2と第2筐体3の各後端部側に位置し、多軸ヒンジ装置6で開閉可能に連結される側には、外部へ露出するベースプレート7の同期回転機構19とフリクションクリック停止機構20の部分を覆うベースカバー8が設けられ、同期回転機構19とフリクションクリック停止機構20の内部構造を保護し、内部が外側からから見えないように工夫されている。
本発明に係る多軸ヒンジ装置6は、図3〜図17に示し、また、本願特許請求の範囲の請求項1に記載されているように、第1筐体2と第2筐体3の両表面に跨ってフレキシブルディスプレイシート5を取り付けて成る電子機器の一例としての携帯電話機1の、前記第1筐体2と第2筐体3の上側とフレキシブルディスプレイシート5の下側との間に設けられ、前記第1筐体2と前記第2筐体3を互いに開閉可能に連結する多軸ヒンジ装置6である。この多軸ヒンジ装置6は、前記第1筐体2と前記第2筐体3の互いに向き合う各後端部側に左右方向に渡って位置するベースプレート7と、このベースプレート7の前後側にそれぞれ第1Aヒンジピン11a及び第1Bヒンジピン11bと第2Aヒンジピン12a及び第2Bヒンジピン12bを介して回転可能に取り付けられたフロントサイドプレート9及びリアサイドプレート10と¥、このフロントサイドプレート9とリアサイドプレート10に対し第3Aヒンジピン13aと第3Bヒンジピン13b及び第4Aヒンジピン14aと第4Bヒンジピン14bを介して回転可能に取り付けられ、さらに前記フロントサイドプレート9及び前記リアサイドプレート10の各自由端側に第1A軸支ピン部7oと第1B軸支ピン部7p及び第2A軸支ピン部7rと第2B軸支ピン部7sとを介してスライド回転可能に取り付けられたところのそれぞれの自由端側に前記第1筐体2と前記第2筐体3の前記各後端部を取り付けた第1取付プレート17及び第2取付プレート18と、前記フロントサイドプレート9と前記リアサイドプレート10の間に設置された同期回転機構19と、前記ベースプレート7に対する前記フロントサイドプレート9と前記リアサイドプレート10の間の回転位置に設けられたフリクションクリック停止機構20と、を有し、とくに図17に示したように、前記ベースプレート7と前記フロントサイドプレート9及び前記リアサイドプレート10との間に前記第1筐体2と前記第2筐体3の閉成時に折り畳まれる前記前記フレキシブルディスプレイシート5の折り畳み部分を収容できる空間部Xが形成できるように構成されている
次に、上述した多軸ヒンジ装置6の各構成部材についてさらに詳しく説明する。まず、ベースプレート7は、とくに図4と図10に示したように、合成樹脂製の縦長の成型品で、中央部の幅広部7aを挟んでその右側に所定間隔でその前部側と後部側に第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11bの挿通孔7b、7b、7b・・・を設けたところの取付部7c、7c、7c・・・が合計で6個設けられ、左側に所定間隔でその前部側と後部側に第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12bの挿通孔7d、7d、7d・・・を設けたところの取付部7e、7e、7e・・・が合計で6個設けられると共に、各取付部7c、7c、7c・・・と各取付部7e、7e、7e・・・の間には凹部7f、7f、7f・・・と凹部7g、7g、7g・・・が設けられている。
また、ベースプレート7の平面部分には中心部長手方向に所定間隔を空けて合計で4個の取付孔7h、7h・・・が設けられると共に、その両側端部には、後述する第1取付プレート17と第2取付プレート18の各取付片部17a、17aと18a、18aを回転可能に連結する一対の第1A軸支ピン部7o及び第1B軸支ピン部7pと第2A軸支ピン部7r及び第2B軸支ピン部7sを有する軸受部7i、7iが設けられている。第1A軸支ピン部7o及び第1B軸支ピン部7pと第2A軸支ピン部7r及び第2B軸支ピン部7sの下方にはそれぞれ半円形状を呈したガイド部7k、7kと7l、7lが設けられている。ベースプレート7の下面側には、各取付孔7h、7h・・・の位置に合わせて所定間隔を空けて半円形状のガイドピン取付溝部7m、7m・・・を設けたベースカバー取付部7n、7n・・・が4個設けられている。さらに図4に示したように、指示記号7t、7t‥のものは、ベースプレート7にべースカバー8を取り付ける際に用いる取付ネジであり、図10に指示記号7uで示したものは、ケーブル挿通部である。
ベースカバー8は、ベースプレート7の下側に設置した同期回転機構19とフリクションクリック停止機構20の部分を覆うもので、とくに図4に示したように、横断面が湾曲させたボート状を呈している。その両端部に第1A軸支ピン部7oと第1B軸支ピン部7p及び第2A軸支ピン部7rと第2B軸支ピン部7sの部分を覆うカバー部8a、8aが設けられると共に、内側両端部と中央寄りに第1Aガイドピン受部8bと第1Bガイドピン受部8c及び第2Aガイドピ受部8dと第2Bガイドピン受部8eが設けられている。各第1Aガイドピン受部8bと第1Bガイドピン受部8c及び第2Aガイドピ受部8dと第2Bガイドピン受部8eの上部には、それぞれ所定間隔を空けて半円形状の支承部8f、8f・8g、8g及び支承部8h、8h・8i、8iが設けられており、ベースカバー8をベースプレート7へ取付ネジ7t、7t、7t、7tを介して取り付けた際に、ベースプレート7の下面側に設けたベースカバー取付部7n、7n、7n、7nとの間で、第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21b及び第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bの各両端部の軸部21g、21g・21h、21hと軸部22g、22g・22h、22hを挟持するものである。尚、指示記号8k、8k、8k、8kで示したものは、取付ネジ7t、7t、7t、7tでベースプレート7を取り付けるための雌ネジ孔である。また、各第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21b、さらには第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bの各周溝21c、21d及び22c、22dを係止して軸方向移動規制を行う上下一対の係合部材40、41、42、43が設けられている。この係合部材は上部係合部材40a、41a、42a、43aと下部係合部材40b、41b、42b、43bからなり、各周溝21c、21d及び22c、22dを上下方向から挟んで締め付けビス40c、41c、42c、43cで固定して軸方向移動を規制している。
フロントサイドプレー9とリアサイドプレート10は、とくに図3と図4及び図11示したように、同じ形状を呈した合成樹脂製の縦長の成型品である。このうちフロントサイドプレート9には、ベースプレート7の前部側に向けて所定間隔を空けて合計で4個の連結部材9a、9a・9b、9bが取付ビス9m、9m・9i、9iを用いて取り付けられている。この各連結部材9a、9a・9b、9bは、とくに図13に示したように、筒部9d、9d・・とこの筒部9d、9d・・より突設した取付片部9e、9e・・と、筒部9d、9d・・の軸方向に設けたヒンジピン挿通孔9f、9f・・と、筒部9d、9d・・・の一側部に180℃間隔設けられた後述するフリクションクリック停止機構20の第1フリクショントルク停止機構20aを構成するところの180度間隔で設けられた一対のカム凸部9g、9g・・と、このカム凸部9g、9g・・の間に設けられたカム凹部9h、9h・・が設けられている。尚、指示記号9rと10rは取付孔であり、指示記号9s、10sで示したものはケーブル挿通部である。。フロントサイドプレート9にはさらに、幅広の部分を挟んで左右位置にそれぞれ第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24が配置され取り付けられている。フロントサイドプレート9には、第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24に隣接してその両側に、とくに図17に示したように、二つ割部35a、35a・・を有する弾性片35A、35A・・が取り付けられている。そして、フロントサイドプレート9の各連結部材9a、9a・9b、9bと第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24と各弾性片35A、35A・・を取り付ける部分には凹部9k、9k、・・・・が設けられており、この各凹部9k、9k・・・に各連結部材9a、9a・9b、9bと第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24と弾性片35A、35A・・の各取付片部9e、9e・・・と取付片部23a、23a、及び各取付片部35c、35c・・を嵌入させて取付ビス33b、34b・・と取付ビス10m、10m・10j、10jと取付ビス9j・9m、9mと取付ビス23b、23bと24b、24b・・及び取付ビス35d、35d・・・で取り付けることにより、フロントサイドプレート9の上面に凸凹が形成されないように工夫されている。さらに、フロントサイドプレート9は、このフロントサイドプレート9に取り付けた各連結部材9a、9a・9b、9bと第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24と弾性片35A、35A・・に設けた各挿通孔9f、9f・・と24e、24eと35b、35bへ第1Aヒンジピン11aを通すことにより、ベースプレート7に対して回転可能に取り付けられている。その他フロントサイドプレート9にはさらにその前部側に複数のガイド溝部9n、9n・・が設けられ、中央部の下側にハーネス挿通部9mが設けられている。
リアサイドプレート10には、ベースプレート7の後部側に向けて所定間隔を空けて合計で4個の連結部材10a、10aと10b、10bが取付ビス10m、10mと10j、10jを用いて取り付けられている。この各連結部材10a、10aと10b、10は、とくに図13に示したように、筒部10d、10d・・とこの筒部10d、10d・・より突設した取付片部10e、10e・・と、筒部10d、10d・・の軸方向に設けたヒンジピン挿通孔10f、10f・・と、筒部10d、10d・・・の一側部に180℃間隔設けられた後述するフリクションクリック停止機構20の第2フリクショントルク停止機構20bを構成する一対のカム凸部10g、10g・・と10g、10g・・の間に設けられたカム凹部10h、10h・・が設けられている。フロントサイドプレート9にはさらに、幅広の部分を挟んで左右位置にそれぞれ第2Aスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34が配置され取り付けられている。リアサイドプレート10には、第2Aスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34に隣接してその両側に、とくに図17に示したように、二つ割部35a、35a・・を有する弾性片35A、35A・・が取り付けられている。そして、リアサイドプレート10の各連結部材10a、10bと10a、10bと第2Aスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34と各弾性片35A、35A・・を取り付ける部分には、凹部10K、10k…が設けられており、この各凹部10k、10k・・・に各連結部材10a、10bと10a、10bと第2Aスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34及び各弾性片35A・35A・・の各取付片部10e、10e・・と取付片部33e、34e・・と35c、35c・・を嵌入させて取付ビス10m、10jと取付ビス33b、34b・・と取付ビス10j、10j・10m、1mと取付ビス33b、34b・・及び取付ビス35d、35d・・・で取り付けることにより、リアサイドプレート10の上面に凸凹が形成されないように工夫されている。さらに、リアサイドプレート10は、取り付けた連結部材10b・10a、10b、第2Aスクリュウカム33、第2Bスクリュウカム34、弾性片35A、35A・・・とベースプレート7の各取付部7c、7cと7e・7eとを組み合わせて、それぞれの各挿通孔10f、10f・・と33e、34eと35b、35bへ第2Aヒンジピン12bと第2Bヒンジピン14bを通すことにより、ベースプレート7に対して回転可能に取り付けられている。その他リアサイドプレート10には、さらにその前部側に複数のガイド溝10n、10n・・が設けられ、中央部の下側にハーネス挿通凹部10mが設けられている。
とくに図4に示したように、第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11b、及び第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12b、さらには第3Aヒンジピン13aと第3Bヒンジピン13b、及び第4Aヒンジピン14aと第4Bヒンジピン14bは、長さは異なるが同じ構成であり、その両端部側に軸方向移動規制をするEリング11c、11c・・と12c、12c・・及び13c、13c・・と14c、14c・・を係止する際に用いる周溝11d、11d・・と12d、12d・・及び周溝13d、13d・・と14d、14dが設けられている。
フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10の各自由端には、同じく合成樹脂製の細長い第1付プレート17と第2取付プレート18が配置されている。このうち第1取付プレート17は、その両端部にベースプレート7側に突出した取付片部17a、17aが設けられると共に、その中央部前後方向の下面側に設けたケーブル挿通孔17bを挟んで、左右に各一対の傾斜ガイド部17c、17cと17d、17dが設けられている。各取付片17a、17aの先端には、軸支孔17e、17eが設けられ、この軸支孔17e、17eがベースプレート7の両端部に設けた第1A軸支ピン部7oと第2A軸支ピン部7rへ回転可能に連結されている。取付片17a、17aの中間部と各傾斜ガイド部17c、17cと17d、17dには、位置を同じくして傾斜ガイド長孔17f、17fと17g、17gと17h、17hが設けられ、この傾斜ガイド長孔17f、17fと17g、17gと17h、17hを通した第3Aヒンジピン13aによりフロントサイドプレート9に連結されている。第1取付プレート17の取付部17iには、とくに図2に示したように、第1筐体2が取付ネジ2a、2a、2a・・を介してその表面が第1取付プレート17と面一になるように取り付けられている。
もう一方の第2取付プレート18には、その両端部にベースプレート7側に突出した取付片18a、18aが設けられると共に、その中央部前後方向の下面側に設けたケーブル挿通孔18bを挟んで、左右に各一対の傾斜ガイド部18c、18cと18d、18dが設けられている。各取付片18a、18aの先端には、軸支孔18e、18eが設けられ、この軸支孔18e、18eがベースプレート7の両端部に設けた第1A軸支ピン部7pと第2A軸支ピン部7sへ回転可能に連結されている。取付片18a、18aの中間部と各傾斜ガイド部18c、18cと18d、18dに設置位置を同じくして傾斜ガイド長孔18f、18fと18g、18gと18h、18hが設けられ、この傾斜ガイド長孔18f、18fと18g、18gと18h、18hを通した第3Bヒンジピン13bによりリアサイドプレート10が連結されている。第2取付プレート18の取付部18iには、とくに図2に示したように、第2筐体3が取付ネジ3a、3a、3a・・・を介してその表面と面一になるように取り付けられている。
以上のベースプレート7に対するフロントサイドプレート8とリアサイドプレート9の第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11b及び第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12bによる回転可能な連結と、ベースプレート7に対する第1取付プレート17と第2取付プレート18の第1A軸支ピン部7oと第1B軸支ピン部7p及び第2A軸支ピン部7rと第2B軸支ピン部7sによる回転可能な連結、さらに第1取付プレート17と第2取付プレート18の各傾斜ガイド長孔17f、17f・17g、17g・17h、17hと18f、18f・18g、18g・18h、18hに対するフロントサイドプレートとリアサイドプレートの第3Aヒンジピンと第3Bヒンジピン及び第4Aヒンジピンと第4Bヒンジピンヒンジピンによるスライド回転可能な連結により、第1取付プレート17と第2取付プレート18に取り付けた第1筐体2と第2筐体3をその開成位置から閉成位置に閉じた際に、フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10がベースプレート7に対し直立状態となり、図18に示したように、ベースプレート7の上部にフレキシブルディスプレイシート5の折り畳み部分が必要な曲率半径を保持する空間部Xが形成されるものである。
同期回転機構19は、ベースプレート7の右側の第1同期回転機構19aと、左側の第2同期回転機構19bから成り、両者は同じ構成である。即ち、右側の第1同期回転機構19aは、フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10の前後方向の自由端側に取付ネジ23b、23bと取付ネジ33b、33bを用いてその取付片部23a、33aを取り付けた一対の第1Aスクリュウカム23及び第2Aスクリュウカム33と、この各第1Aスクリュウカム23と第2Aスクリュウカム33の筒部23d、33dにそれぞれ設けられた第1Aスクリュウ溝23c及び第2Aスクリュウ溝33cと、この各第1Aスクリュウ溝23c及び第2Aスクリュウ溝33cにその両端部に設けた一対のガイド突起25c、25cを嵌入させ、ベースプレート7の下側に設けられた一対の第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21bに軸方向へスライド可能に取り付けられた第1カムフォロワー25とで構成されている。尚、各第1Aスクリュウ溝23c及び第2Aスクリュウ溝33cは、各取付片部23a、33aの片側に設けた筒部23d、33dの外周に設けられている。各筒部23d、33dには第1Aヒンジピン22aと第1Bヒンジピン22bを挿通させる挿通孔23e、33eが設けられている。尚、指示記号23f、33fは取付孔である。
ベースプレート7の左側の第2同期回転機構19bは、フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10の前後方向の自由端側に、取付ネジ24b、24bと取付ネジ34b、34bを用いてその取付片部24a、34aを取り付けた一対の第2Bスクリュウカム24及び第2Bスクリュウカム34と、この各第2Aスクリュウカム24と第2Bスクリュウ34の外周にそれぞれ設けられた各第1Bスクリュウ溝24c及び第2Bスクリュウ溝34cにその両端部に設けた一対のガイド突起30c、30cを嵌入させ、ベースプレート7の下側に設けられた一対の第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bに軸方向へスライド可能に取り付けられた第2カムフォロワー30とで構成されている。尚、各第1Aスクリュウ溝24c及び第1Bスクリュウ溝34cは、各取付片部24a、34aの片側に設けた筒部24d、34dの外周に設けられている。各筒部24d、34dには第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12bを挿通させる挿通孔24e、34eが設けられている。尚、指示記号24f、34fは取付孔である。
第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24及び第2Aスクリュウカム332Bスクリュウカム34は、スクリュウ溝23c、24cとスクリュウ溝33c、34cを設けた方向以外は同じ構成であり、とくに図15に示したように、第1Aスクリュウカム23と第1Bスクリュウカム24及び第2Aスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34の各筒部23d、24dと筒部33d、34dの各両側部には、後述する第1フリクションクリック停止機構20aと第2フリクションクリック停止機構20bを構成するそれぞれ一対のカム凸部23d、23dとカム凹部24d、24d及びカム凸部33h、33hとカム凹部34h、34hがそれぞれ180℃間隔で設けられている。
第1カムフォロワー25と第2カムフォロワー30は、とくに図16に示したように、所定間隔を空けてガイドピン挿通孔25b、25bと30b、30bとを設けた本体部25aと30aと、この本体部25a、30aの前後方向に突設させた一対のガイド突起25c、25c及び30c、30cとで構成されており、各ガイド突起25c、25c及びガイド突起30c、30c同士の突出方向がスクリュウ溝の方向に合わせて逆になっている。尚、この第1カムフォロワー25及び第2カムフォロワー30の数に限定はない。それぞれ2個ずつ併設させても良い。
フリクションクリック停止機構20は、ベースプレート7の右側の第1フリクションクリック停止機構20Aと、左側の第2フリクションクリック停止機構20Bから成り、両者は同じ構成である。右側の第1フリクションクリック停止機構20Aは、第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11b及び第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21bに軸方向へスライド可能に取り付けられた実施例では4個のフリクションクリック部材31、32、33A、34と、各フリクションクリック部材31、32、33A、34の間に第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21bを挿通させて弾設したコイルスプリングから成る複数の弾性部材35a、35bと弾性部材36a、36bとで構成されている。フリクションクリック部材31、32、33A、34は、とくに図14に示したように、本体部31a、32a、33a、34aと、各本体部31a、32a、33a、34aに、併設した第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21bをスライド可能に挿通させる各一対の挿通孔31b、31b・32b、32b・33b、33b・34b、34bと、本体部31a、32a、33a、34aの前後部から外側へ突設させたところの第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11bを挿通させた各一対の挿通孔31c、31c・32c、32c・33c、33c・34c、34cを有するところの180℃間隔で設けた各一対のカム凸部31d、31d・32d、32d・33d、33d・34d、34dとカム凹部31e、31e・3e、32e・33e、33e・34e、34eとで構成されている。
左側の第1フリクションクリック停止機構20bは、第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12b及び第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bに軸方向へスライド可能に取り付けられた実施例では4個のフリクションクリック部材35、36、37、38と、各フリクションクリック部材35、36、37、38の間に第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bを挿通させて弾設させたコイルスプリングから成る複数の弾性部材35a、35bと弾性部材35a、35bとで構成されている。フリクションクリック部材35、36、37、38は、とくに図14に示したように、本体部35a、36a、37a、38aと、各本体部35a、36a、37a、38aに、併設した第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bをスライド可能に挿通させる各一対の挿通孔35b、35b・36b、36b・37b、37b・38b、38bと、本体部35a、36a、37a、38aの前後部から外側へ突設させたところの第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12bを挿通させた各一対の挿通孔35c、35c・36c、36c・37c、37c・38c、38cを有するところの180℃間隔で設けた各一対のカム凸部35d、35d・36d、36d・37d、37d・38d、38dとカム凹部35e、35e・36e、36e・37e、37e・38e、38eとで構成されている。
第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21b及び第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bは構成が同じである。とくに図9に示したものは、第1Aガイドピン21aと第1Bガイドピン21bを図示してあるが、指示記号は第2Aガイドピン22aと第2Bガイドピン22bのものもカッコ書きで記載してある。それぞれ各両端部に係止用の周溝21c、21cと21d、21d及び22c、22cと22d、22dと、この各周溝21c、21cと21d、21d及び22c、22cと22d、22dに続いて設けられたフランジ部21e、21eと21f、21f及び22e、22eと22f、22fと、このフランジ部21e、21eと21f、21f及び22e、22eと22f、22fに続いて設けられた軸部21g、22gと21h、21h及び22g、22gと22h、22hとで構成されており、各周溝21c、21c、21d、21dと各周溝22c、22c、22d、22dの部分を、図9に示したように、係止部材40、41、42、43で挟持して軸方向の移動規制を行うと共に、軸部21g、21g、21h、21hと軸部22g、22g、22h、22hを固定している。
次に、本発明に係る多軸ヒンジ装置6の動作について説明する。まず、第1筐体2と第2筐体3の図1の(a)に示したような閉成状態においては、図18に示したように、フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10は、ベースプレート7に対して直立状態にあることから、ベースプレート7の上部両側に空間部Xが形成される。この空間部Xが形成される仕組みについては前述したが詳しくは後述する。そして、この空間部Xの中にフレキシブルディスプレイシート5が折れてしまわないために必要な曲率半径Y維持した状態で折り畳まれて収容されている。
この第1筐体2と第2筐体3が折り畳まれた状態から、一方の例えば第2筐体3を第1筐体2に対して開いて行くと、第1同期回転機構19a及び第2同期回転機構19bを介して第1筐体2も同時に開かれてゆく。即ち、第2筐体3を開くと、共に第2取付プレー
ト18がベースプレート7に設けた軸受ピン部7p、7sを支点に第2筐体3と同一方向へ回転し、リアサイドプレート10が第1Bヒンジピン11bと第2Bヒンジピン12bを支点に第2取付プレート18と共に回転する。すると、このリアサイドプレート10側に取り付けられた第1Bスクリュウカム33と第2Bスクリュウカ34ムがそれぞれのスクリュウ溝33c、34cを介して第1カムフォロワーワー25と第2カムフォロワー30を軸方向へスライドさせて回転することになるので、この第2カムフォロワー25と第22カムフォロワー30により、第1筐体2側の第1Aスクリュウカム23と第2Aスクリュウカム24が第1Bスクリュウカム33及び第2Bスクリュウカム34とは反対方向へ回転し、フロントサイドプレート9が逆方向へ回転する。そうすると、第1取付プレート17がフロントサイドプレート9と共に回転することから、第1筐体2が自動的に第2筐体3と同じ角度回転することになり、第2筐体3と第1筐体2は同期して開かれる。このようにして第1筐体2と第2筐体3が90度まで開かれた状態が図19に示されている。
さらに、図20に示したように、第1筐体2と第2筐体3が180℃まで開かれると、第1カムフォロワー25と第2カムフォロワー30の各ガイド突起25c、30cがスクリュウ溝23c、24cと33c、34cの終端部に達することと、第3Aヒンジピン13aと第3Bヒンジピン13b及び第4Aヒンジピン14aと第4Bヒンジピン14bが第1取付プレート17と第2取付プレート18の各傾斜ガイド溝17c、17d、17fと18c、18d、18fの終端部に達することから、それ以上開かれることなくフレキシブルディスプレイシート5の上面は各取付部材9a、9a・9b、9bと10a、10a・10b、10bの各カム凸部9g、9gと9g、9及びカム凸部10g、10gと10g、10g、隣接している各フリクションクリック部材31、34と35,38の各カム凸部31d、31d・34d、34dと35d、35d・38d、38dと第1A,第1B・第2A、第2Bの各スクュウカム23,24・33,34のカム凸部23d、23d・24d、24d・33d、33d・34d、34dと各フリクションクリック部材32、33A・36、37の各カム凸部32d、32d・33d、33d・36d、36d・37d、37dが互いに噛み合うことによってフラットな状態で安定するので、大画面となり、フレキシブルディスプレイシート5上の画像を楽しみ、また画面に現れた画像の操作を行くことができる。
使用者が携帯電話機1の使用をやめて、第1筐体2と第2筐体3を閉じ始めると、フレキシブルディスプレイシート5はフラットな状態から折り畳まれて行き、図20に示したような2つ折りの折り畳み状態となる。即ち、第1筐体2か第2筐体3のどちらかを他方に対して閉じて行くと、他方も同期回転機構19を介して同じように反対方向へ回転して閉じられることになる。その際にリアサイドプレート10と、フロントサイドプレート9はベースプレート7に対して第1Aヒンジピン11aと第1Bヒンジピン11b及び第2Aヒンジピン12aと第2Bヒンジピン12bを支点に第1取付プレート17と第2取付プレート18と共に互いに対向状態で閉じられて行くが、フロントサイドプレート9とリアサイドプレート10は、第3Aヒンジピン13aと第3Bヒンジピン13bと第4Aヒンジピン14aと第4Bヒンジピン14b及び第1取付プレート17と第2取付プレート18に設けた各傾斜ガイド溝傾斜ガイド溝17c、17d、17fと18c、18d、18fによって回転しつつ次第に起き上がり、閉成時に直立状態となるので、第1筐体2と第2筐体3の多軸ヒンジ装置6のベースプレート7上に空間部Xが形成され、図18に示したように、フレキシブルディスプレイシート5が折れてしまわない曲率半径を維持した湾曲部Yが形成されることになる。
また、第1筐体2と第2筐体3が折り畳まれた状態においては、フリクションクリック停止機構20の第1フリクションクリック停止機構20aと第2フリクションクリック停止機構20bの連結部材9a、9a・9b、9bと連結部材10a、10a、10b、10bの互いのカム凸部9g、9g・10g、10g、及び第1Aスクリュウカム23、第1Bスクリュウカム24と第1Bスクリュウカム33と第2Bスクリュウカム34の各カム凸部23g、23g・33g、33g、さらにはフリクションクリック部材31、32、33A、34、35、36、37、38のカム凸部31d、31d・32d、32d・33d、33d・34d・34d・35d・35d・36d、36d・37d、37d・38d、38dが、お互いを乗り越えたところで停止されるので、この閉成状態が安定し、ちょっとした衝撃によって、或は自然に第1筐体2と第2筐体3が開いてしまうことを防止している。また、この互いのカム凸部9g、9g・10g、10g・各カム凸部23g、23g・33g、33g、カム凸部31d、31d・32d、32d・33d、33d・34d・34d・35d・35d・36d、36d・37d、37d・38d、38dは、第1筐体2と第2筐体3の中間開閉角度において互いのカム凹部9h、9h・10h、10h・23h、23h・24h、24h・31e、31e・32e、32e・33e、33e・34e、34e、・35e、35e・36e、46e・37e、37e・38e、38eをフリクション回転することから、フリクショントルクが発生し、フリーストップに開閉でき、自然に開いてしまったり、また、閉じてしまったりすることない。さらに、第1筐体2と第2筐体3が180度まで開いた状態においては、お互いのカム凸部9g、9g・10g、10g・23g、23g・33g、33g・31d、31d・32d、32d・33d、33d・34d・34d・35d・35d・36d、36d・37d、37d・38d、38d同士が乗り越えた状態でクリック停止し、自然に閉じられてしまうことなない。
尚、ベースプレート7と、フロントサイドプレート9及びリアサイドプレート10と、第1取付プレート17及び第2取付プレート18に、それぞれ指示記号7u、9s、10s、及び指示記号17b、18bで示されたものは、ケーブル挿通部乃至ケーブル挿通孔であり、この各ケーブル挿通部7u、9s、10sとケーブル挿通孔17b、18bを介して、図示を省略してあるが、ケーブルが第1筐体2と第2筐体3同士を電気的に接続させている。
本発明は以上のように構成したので、開閉可能に連結した第1筐体と第2筐体を同期して開閉でき、開閉時にフリクショントルクを創出してフリーストップに停止でき、さらに、特定の開閉角度でクリック停止できる機能を持ち、さらに、第1筐体と第2筐体の両表面に渡って設けたフレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分に必要な曲率半径を形成できる多軸ヒンジ装置、並びにこの多軸ヒンジ装置を用いた電子機器として好適に用いられるものである。
1 携帯電話機(電子機器)
2 第1筐体
3 第2筐体
4 保護シート
5 フレキシブルディスプレイシート
6 多軸ヒンジ装置
7 ベースプレート
8 ベースカバー
9 フロントサイドプレート
10 リアサイドプレート
11a 第1Aヒンジピン
11b 第1Bヒンジピン
12a 第2Aヒンジピン
12b 第2Bヒンジピン
13a 第3Aヒンジピン
13b 第3Bヒンジピン
14a 第4Aヒンジピン
14b 第4Bヒンジピン
7o 第1A軸支ピン
7p 第1B軸支ピン部
7r 第2A軸支ピン部
7s 第2B軸支ピン部
17 第1取付プレート
17i 取付部
18 第2取付プレート
18i 取付部
19 同期回転機構
19a 第1同期回転機構
19b 第2同期回転機構
20 フリクションクリック停止機構
20a 第1フリクションクリック停止機構
20b 第2フリクションクリック停止機構
21a 第1Aガイドピン
21b 第1Bガイドピン
22a 第2Aガイドピン
22b 第2Bガイドピン
23 第1Aスクリュウカム
33 第1Bスクリュウカム
24 第2Aスクリュウカム
34 第2Bスクリュウカム
25 第1カムフォロワー
30 第2カムフォロワー

Claims (5)

  1. 第1筐体と第2筐体の両表面に跨ってフレキシブルディスプレイシートを取り付けて成る電子機器の、前記フレキシブルディスプレイシートの下側に設けられ、前記第1筐体と前記第2筐体を互いに開閉可能に連結する多軸ヒンジ装置であって、
    前記第1筐体と前記第2筐体の互いに向き合う各後端部側に左右方向に渡って設けられたベースプレートと、
    このベースプレートの前後側にそれぞれ第1ヒンジピンと第2ヒンジピンを介して回転可能に取り付けられたフロントサイドプレート及びリアサイドプレートと、
    前記ベースプレートに対し第1軸支ピン部及び第2軸支ピン部を介して回転可能に取り付けられ、さらに前記フロントサイドプレート及び前記リアサイドプレートの各自由端側に第3ヒンジピン及び第4ヒンジピンを介してスライド回転可能に取り付けられたところのそれぞれの自由端側に前記第1筐体と前記第2筐体の前記各後端部を取り付ける第1取付プレート及び第2取付プレートと、
    前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートの間に設置された同期回転機構と、
    前記ベースプレートに対する前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートの間の回転位置に設けられたフリクションクリック停止機構と、を有し、
    前記ベースプレートと前記フロントサイドプレート及び前記リアサイドプレートとの間に前記第1筐体と前記第2筐体の閉成時に折り畳まれる前記前記フレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分を収容できる空間部が形成できるように成したことを特徴とする、多軸ヒンジ装置。
  2. 前記同期回転機構及び前記フリクションクッリク停止機構は、第1同期回転機構と第2同期回転機構及び第1フリクションクリック停止機構と第2フリクションクリック停止機構から成り、前記第1同期回転機構と前記第1フリクションクリック停止機構は、前記ベースプレートの長手方向の一方の側に、前記第2同期回転機構と前記第2フリクションクリック停止機構は、前記ベースプレートの長手方向の他方の側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の多軸ヒンジ装置。
  3. 前記同期回転機構は、スクリュウ溝を有し、前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレートに前記スクリュウ溝部を対向させて取り付けられ、前記第1ヒンジピンと前記第2ヒンジピンの軸周りに回転可能に設けられたスクリュウカムと、前記ベースプレートの下面側に設けられた一対のガイドピンに左右方向へスライド可能に設けられ、その前部と後部に前記各スクリュウ溝部にスライド可能に嵌入されるガイド突起を有するカムフォロワーと、で構成したことを特徴とする、請求項1に記載の多軸ヒンジ装置。
  4. フリクションクリック停止機構は、前記第1ヒンジピン及び前記第2ヒンジピンと前記前記ベースプレートの下面側に設けられた一対のガイドピンに左右方向へスライド可能に設けられた複数のスライドフリクション部材と、この各スライドフリクション部材の側面に設けられたところのスライドカム部と、このスライドカム部と当接するべく前記フロントサイドプレートと前記リアサイドプレート側に設けた回転カム部と、前記各スライドカム部が前記各回転カム部と圧接すべく前記各スライドカム部を前記固定カム部に圧接させるために前記各スライドフリクション部材の間に設けた弾性部材とで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の多軸ヒンジ装置。
  5. 請求項1〜4に各記載の多軸ヒンジ装置を用いたことを特徴とする、電子機器。
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