JP2020125393A - インクセット、印刷装置、及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、シアンインキ、マゼンタインキ、及びイエローインキ中の顔料の含有量がそれぞれ1.5〜6重量%であり、その顔料含有比がシアン:マゼンタ:イエロー=1:1〜2:1〜3である水性インクジェット用インキセットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2)
本発明のインクセットは、ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクを含むインクセットであって、下記式(1)及び(2)を満たし、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2)
特許文献2に記載の従来技術は、一般の印刷基材、特にコート紙、アート紙や塩化ビニルシート等の吸水性の低い基材への印刷適性に優れ、高い耐候性と色域を有する印刷物を得ることを課題としており、色ムラの発生を抑制できることを課題としていない。また、特許文献2では、インキセットにおけるシアンインキ中のシアン顔料の含有量が1.5質量%以上と多く含まれているので、非浸透性記録媒体に対する色ムラの発生を抑制できないという問題がある。
本発明においては、次式、ブラック顔料含有量=マゼンタ顔料含有量、を満たすこと色ムラの発生を抑制する点から好ましく、前記ブラック顔料含有量及び前記マゼンタ顔料含有量が2質量%以上4質量%以下であり、マゼンタ顔料含有量Cと前記シアン顔料含有量Bとの差(C−B)が、絶対値で0.8質量%以上3質量%以下であることが、色ムラの発生を更に抑制する点からより好ましい。
インクセットの各インクは、水、有機溶剤、及び樹脂を含有することが好ましく、界面活性剤を含有することがより好ましい。
インクジェットに用いるインクとしては、水、有機溶剤を含む水系インク、液体成分として主に有機溶剤を含む溶剤インクがある。
本発明の効果を得るためには、水系インクであり、更にウレタン樹脂を含有することが好ましい。
ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の非浸透性記録媒体に対しては顔料が定着しづらいだけでなく、色間の付着量が異なる際に画像表面に微細な凹凸が生じ、色ムラが生じる要因となる。インク中にウレタン樹脂を含むことで、非浸透性記録媒体への定着性の向上と、画像表面の均一性の向上を両立させることができる。
[遠心分離]
・装置:日立工機株式会社製himac CS150GX
・回転速度:150,000rpm
・回転時間:1hour
[GC−MS]
・装置:株式会社島津製作所製QP5000
・カラム:Ultra ALLOY−5L=30m、ID=0.25mm Film=0.25μm
・カラム昇温:50℃〜330℃
・カラム流量:1.0mL/min
・Split:1:100
・イオン化法:EI法(70eV)
・測定質量範囲:m/z33〜600
・データ解析、解析ソフト:株式会社島津製作所製GCMSsolution
例えば、シアン顔料を含有するインクには、シアンインク、ライトシアンインクが含まれ、シアン顔料を含有するインクで、シアン顔料の濃度を変更したインクが含まれる。
以下、インクに用いる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類等のエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類などが挙げられる。
水溶性有機溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
炭素数8以上のポリオール化合物としては、例えば、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、混晶を使用してもよい。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
有機顔料としては、例えば、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどが挙げられる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性のよいものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、又は銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられる。
更に、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加することで、水中に分散可能とする方法が挙げられる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能とする方法が挙げられる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂株式会社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を混合、分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いるとよい。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度は20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、アクリル−シリコーン系樹脂などが挙げられる。これらの中でも、非浸透性記録媒体への密着性の観点からウレタン樹脂が特に好ましい。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いてもよい。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、及び高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インクの全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、3質量%以上10質量%以下がより好ましく、更に好ましくは3質量%以上5質量%以下が更に好ましい。
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えてもよい。
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、及びアニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば、回転式粘度計(東機産業株式会社製、RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
記録媒体としては、特に制限はなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布などを用いることもできるが、非浸透性基材を用いても良好な画像形成が可能である。
前記非浸透性基材とは、水透過性、吸収性が低い表面を有する基材であり、内部に多数の空洞があっても外部に開口していない材質も含まれ、より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m2以下である基材をいう。
前記非浸透性基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを、好適に使用することができる。
本発明のインク記録物は、記録媒体上に、本発明のインクセットを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
図1は、インクジェット記録装置1の構成を示す模式図である。印刷装置であるインクジェット記録装置1は、シリアル型のインクジェット記録装置である。図1に示すように、インクジェット記録装置1は、所要の画像を印字する画像形成部2と、乾燥装置3と、ロールメディア収納部4と、搬送機構5と、を備えている。ロールメディア収納部4は、ロールメディア(記録用メディア)40を収納する。なお、ロールメディア収納部4は、幅方向のサイズが異なる記録用メディア40を収納可能である。記録用メディア40は、PVC(塩化ビニル)やPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の非浸透性メディア、布や合成紙等の浸透性メディアでもよい。
本発明のインクセットは、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク及びイエロー顔料を含有するインクの少なくとも1種のインクを吐出するノズル孔を、主走査方向に直交する副走査方向に3つ以上配列したノズル列を備えた液体吐出ヘッドに好適に用いることができる。
ここで、図2は記録ヘッド20のノズル構成を示す平面図である。図2は、記録ヘッド20のノズル列を上面から透過的に示したものである。図2に示すように、記録ヘッド20は、第1ノズル群20aと、第2ノズル群20bと、第3ノズル群20cとを備えている。
ノズル番号No.192の192個のノズル孔を有する4列のノズル列を有している。第
2ノズル群20bも、第1ノズル群20aと同様に、ノズル孔間のピッチPは、150d
piとした例である。
一であることから、各ノズル群20a、20b、20cを同一の部品で構成することがで
きることにより、部品種類を少なくすることができるので、装置の低コスト化を図ること
ができる。
ィア40の搬送方向Aに沿って配設されていたが、ノズル列を搬送方向Aに対して斜めに
配設してもよい。
図2は、第1ノズル群20a、第2ノズル群20b、第3ノズル群20cにはそれぞれ、シアン(C)のインク滴を吐出するシアン顔料を含有するインクノズル列NCと、マゼンタ(M)のインク滴を吐出するマゼンタ顔料を含有するインクノズル列NMと、イエロー(Y)のインク滴を吐出するイエロー顔料を含有するインクノズル列NYと、ブラック(K)のインク滴を吐出するブラック顔料を含有するインクノズル列NKとを有する構成としてもよいが、これに限られず、第1ノズル群20a、第2ノズル群20b、第3ノズル群20cのうち、第1ノズル群20aの全てのノズルがマゼンタ顔料を含有するインクノズル、第2ノズル群20bの全てのノズルがイエロー顔料を含有するインクノズル、第3ノズル群20cの全てのノズルがシアン顔料を含有するインクノズルであってもよい。
本発明のインクセットとすることで、本発明の課題、色ムラを解消することができる。
本発明のインクセットに用いるインクは、顔料の含有率が低いが、吐出する滴数を増やすことで付着量を増やし、色ムラ解消につながる。
また、図2のようなノズル群を、2セット組み合わせ、ノズル列を6以上としてもよい。ノズル列を6以上とすることで、更なる高速化が可能となる。
記録媒体、メディア、被印刷物は、いずれも同義語とする。
<シアン顔料分散体の作製>
特開2012−207202号公報の「〔顔料表面改質処理〕の−方法A−」に記載の方法と同様にして、シアン顔料分散体を得た。
具体的には、C.I.ピグメントブルー15:3(商品名:クロモファインブルー、大日精化工業株式会社製)20g、下記構造式(1)の化合物20mmol、及びイオン交換水200mLを、室温(25℃)環境下、Silversonミキサー(6,000rpm(0.6質量%))で混合し、スラリーを得た。得られたスラリーのpHが4より高い場合は、硝酸20mmolを添加した。30分間後に、少量のイオン交換水に溶解された亜硝酸ナトリウム(20mmol)を上記スラリーにゆっくりと添加した。更に、撹拌しながら60℃に加温し、1時間反応させた。前記C.I.ピグメントブルー15:3表面に下記構造式(1)の化合物を付加した改質顔料を得た。
次に、NaOH水溶液によりpH10に調整することにより、30分間後に改質顔料分散体を得た。前記改質顔料分散体とイオン交換水とを用いて透析膜を用いた限外濾過を行い、更に超音波分散を行って顔料濃度が15質量%となる親水性官能基としてビスホスホン酸基を有するシアン顔料分散体(自己分散型)を得た。
<マゼンタ顔料分散体の作製>
顔料分散体の製造例1において、C.I.ピグメントブルー15:3(商品名:クロモファインブルー、大日精化工業株式会社製)20gを、C.I.ピグメントレッド122(商品名:トナーマゼンタEO02、クラリアントジャパン株式会社製)20gに変更した以外は、顔料分散体の製造例1と同様にして、顔料濃度が15質量%であるマゼンタ顔料分散体を作製した。
<イエロー顔料分散体の作製>
顔料分散体の製造例1において、C.I.ピグメントブルー15:3(商品名:クロモファインブルー、大日精化工業株式会社製)20gを、C.I.ピグメントイエロー74(商品名:ファーストイエロー531、大日精化工業株式会社製)20gに変更した以外は、顔料分散体の製造例1と同様にして、顔料濃度が15質量%であるイエロー顔料分散体を作製した。
<ブラック顔料分散体の作製>
顔料分散体の製造例1において、C.I.ピグメントブルー15:3(商品名:クロモファインブルー、大日精化工業株式会社製)20gを、カーボンブラック(NIPEX160、degussa社製)20gに変更した以外は、顔料分散体の製造例1と同様にして、顔料濃度が15質量%であるブラック顔料分散体を作製した。
<インクセット1の作製>
以下のようにして作製した、シアン顔料を含有するインク1、マゼンタ顔料を含有するインク1、イエロー顔料を含有するインク1、及びブラック顔料を含有するインク1を組み合わせてインクセット1とした。
シアン顔料分散体6.7質量%、1,3−ブタンジオール(商品名:1,3−ブタンジオール、ダイセル化学株式会社製)20質量%、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド(商品名:エクアミドM−100、出光興産株式会社製)10質量%、ジエチレングリコールジエチルエーテル(商品名:ハイソルブEDE、東邦化学工業株式会社製)5質量%、トリエチレングリコールブチルメチルエーテル(商品名:ハイソルブBTM、東邦化学工業株式会社製)5質量%、ポリカーボネートウレタン樹脂粒子液(タケラックW6110、三井化学株式会社製、固形分濃度:30質量%)10質量%、シロキサン化合物(商品名:FZ2110、東レ・ダウ株式会社製、有効成分濃度100質量%)1質量%、及び合計100質量%となるようにイオン交換水を残量添加し、混合撹拌した後、平均孔径が0.8μmのメンブレンフィルター(商品名:DISMIC−25cs、アドバンテック社製)で濾過して、シアン顔料を含有するインク1を得た。
シアン顔料を含有するインクの作製において、シアン顔料分散体6.7質量%を、マゼンタ顔料分散体20.0質量%に変更した以外は、シアン顔料を含有するインクの作製と同様にして、マゼンタ顔料を含有するインク1を得た。
シアン顔料を含有するインクの作製において、シアン顔料分散体6.7質量%を、イエロー顔料分散体13.3質量%に変更した以外は、シアン顔料を含有するインクの作製と同様にして、イエロー顔料を含有するインク1を得た。
シアン顔料を含有するインクの作製において、シアン顔料分散体6.7質量%を、ブラック顔料分散体20.0質量%に変更した以外は、シアン顔料を含有するインクの作製と同様にして、ブラック顔料を含有するインク1を得た。
−インクセット2〜29の作製−
実施例1において、シアン顔料を含有するインク1、マゼンタ顔料を含有するインク1、イエロー顔料を含有するインク1、及びブラック顔料を含有するインク1の組成及び含有量を表1から表15に示す組成及び含有量に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜23及び比較例1〜6のインクセット2〜29を得た。なお、実施例18及び19では、ポリカーボネートウレタン樹脂粒子液(タケラックW6110、三井化学株式会社製、固形分濃度:30質量%)の代わりにアクリル樹脂エマルション(ボンコートCF−6140、DIC株式会社製、固形分濃度:48質量%)を用いた。
得られた各インクセットを用いて、図2に示す液体吐出ユニットを有する図1に示す印刷装置により、表1〜表15に示すように、ポリ塩化ビニル(PVC)(商品名:GIY−11Z5,リンテック株式会社製)、及び布(商品名:SS8000、セーレン株式会社製)のいずれかを用い、印字速度25m2/hで印刷を行った。
なお、図2に示す液体吐出ユニットにおいて、第1ノズル群20a〜第3ノズル群20cの「NK」、「NC」、「NM」、「NY」では、各インクセットのブラック顔料を含有するインク」、「シアン顔料を含有するインク」、「マゼンタ顔料を含有するインク」、「イエロー顔料を含有するインク」を用いた。
次に、作成した各画像について、以下のようにして「画像の色ムラ」を評価した。結果を表1から表15に示した。
出力画像は100%ベタチャートから0%まで階調を変化させた4Cコンポジット画像であり、この4Cコンポジット画像を目視観察し、以下の基準に基づき、画像の色ムラを評価した。なお、2以上が実使用可能レベルである。
[評価基準]
5:画像から30cm未満の距離で色ムラが認識されない
4:画像から30cm以上1m未満の距離で色ムラが認識されない
3:画像から1m以上2m未満の距離で色ムラが認識されない
2:画像から2m以上3m未満の距離で色ムラが認識されない
1:画像から3m以上の距離で色ムラが認識できる
<1> ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクを含むインクセットであって、
下記式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするインクセットである。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2)
<2> 次式、ブラック顔料含有量=マゼンタ顔料含有量、を満たす前記<1>に記載のインクセットである。
<3> 前記ブラック顔料含有量及び前記マゼンタ顔料含有量が2質量%以上4質量%以下である前記<1>から<2>のいずれかに記載のインクセットである。
<4> 前記マゼンタ顔料含有量Cと前記シアン顔料含有量Bとの差(C−B)が、絶対値で0.8質量%以上3質量%以下である前記<1>から<3>のいずれかに記載のインクセットである。
<5> 前記インクセットの各インクが水、有機溶剤、及び樹脂を含有する前記<1>から<4>のいずれかに記載のインクセットである。
<6> 前記樹脂がウレタン樹脂を含む前記<5>に記載のインクセットである。
<7> 前記インクセットの各インクが更に界面活性剤を含有する前記<5>から<6>のいずれかに記載のインクセットである。
<8> 非吸収性又は低吸収性記録媒体に対して用いられる前記<1>から<7>のいずれかに記載のインクセットである。
<9> インクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置に用いられるインクセットであって、
ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクを有し、
下記式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするインクセットである。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2)
<10> 次式、ブラック顔料含有量=マゼンタ顔料含有量、を満たす前記<9>に記載のインクセットである。
<11> 前記ブラック顔料含有量及び前記マゼンタ顔料含有量が2質量%以上4質量%以下である前記<9>から<10>のいずれかに記載のインクセットである。
<12> 前記マゼンタ顔料含有量Cと前記シアン顔料含有量Bとの差(C−B)が、絶対値で0.8質量%以上3質量%以下である前記<9>から<11>のいずれかに記載のインクセットである。
<13> 前記インクセットの各インクが水、有機溶剤、及び樹脂を含有する前記<9>から<12>のいずれかに記載のインクセットである。
<14> 前記樹脂がウレタン樹脂を含む前記<13>に記載のインクセットである。
<15> 前記インクセットの各インクが更に界面活性剤を含有する前記<13>から<14>のいずれかに記載のインクセットである。
<16> 非吸収性又は低吸収性記録媒体に対して用いられる前記<9>から<15>のいずれかに記載のインクセットである。
<17> ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクの少なくとも1種類のインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置であって、
前記インクが、前記<1>から<8>のいずれかに記載のインクセットにおける各インクであることを特徴とする印刷装置である。
<18> 前記吐出手段がインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を8以上有する前記<17>に記載の印刷装置である。
<19> ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクの少なくとも1種類のインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置を用いる印刷方法であって、
前記インクが、前記<1>から<8>のいずれかに記載のインクセットにおける各インクであることを特徴とする印刷方法である。
10 制御部
20 記録ヘッド
20a、20b、20c ノズル群
Claims (12)
- ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクを含むインクセットであって、
下記式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするインクセット。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2) - 次式、ブラック顔料含有量=マゼンタ顔料含有量、を満たす請求項1に記載のインクセット。
- 前記ブラック顔料含有量及び前記マゼンタ顔料含有量が2質量%以上4質量%以下である請求項1から2のいずれかに記載のインクセット。
- 前記マゼンタ顔料含有量Cと前記シアン顔料含有量Bとの差(C−B)が、絶対値で0.8質量%以上3質量%以下である請求項1から3のいずれかに記載のインクセット。
- 前記インクセットの各インクが水、有機溶剤、及び樹脂を含有する請求項1から4のいずれかに記載のインクセット。
- 前記樹脂がウレタン樹脂を含む請求項5に記載のインクセット。
- 前記インクセットの各インクが更に界面活性剤を含有する請求項5から6のいずれかに記載のインクセット。
- 非吸収性又は低吸収性記録媒体に対して用いられる請求項1から7のいずれかに記載のインクセット。
- インクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置に用いられるインクセットであって、
ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクを有し、
下記式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするインクセット。
ブラック顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(1)
マゼンタ顔料含有量>イエロー顔料含有量>シアン顔料含有量・・・式(2) - ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクの少なくとも1種類のインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置であって、
前記インクが、請求項1から8のいずれかに記載のインクセットにおける各インクであることを特徴とする印刷装置。 - 前記吐出手段がインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を8以上有する請求項10に記載の印刷装置。
- ブラック顔料を含有するインク、シアン顔料を含有するインク、マゼンタ顔料を含有するインク、及びイエロー顔料を含有するインクの少なくとも1種類のインクを吐出するノズル孔を主走査方向に直交する副走査方向に複数配列したノズル列を4以上有する吐出手段を備えた印刷装置を用いる印刷方法であって、
前記インクが、請求項1から8のいずれかに記載のインクセットにおける各インクであることを特徴とする印刷方法。
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