JP2020125250A - 油性固形毛髪化粧料 - Google Patents

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【課題】べた付きやギラギラした油感の少ない優れた感触(使用感)をもち、伸びが良く、崩れや白浮きが少ない、高いセットとホールド力と良好な離形性を有する油性固形毛髪化粧料を提供する。【解決手段】下記成分A〜成分Cを含有し、かつ成分B1,成分B2,成分B3の合計質量(B1+B2+B3)が20〜50質量%であり、かつ成分B3に対する成分B2の質量比(B2/B3)が1.2以下、かつ成分Cに対する成分B1とB2の合計質量の比((B1+B2)/C)が11.0以下であることを特徴とする油性固形毛髪化粧料。A)抱水性を有する油剤B1)融点が75℃以上の油剤B2)融点が70℃以上75℃未満の油剤B3)融点が65℃以上70℃未満の油剤%C)液状のエステル油【選択図】なし

Description

本発明は固形化粧料に関し、更に詳細には、製剤の伸びが良く、べた付きやギラギラした油感の少ない優れた感触(使用感)をもち、浮き毛を抑える高いホールド力を有しながらも、収容容器からの良好な離形性を有する油性固形毛髪化粧料に関する。
女性が毛髪を整えるスタイルには、今時の、崩れたかのように見せかけるスタイル、ゆるくフワっとさせた巻髪風なアレンジ、ポニテールのように髪を縛るスタイル、髪の一部または全部をくくって綺麗にまとめる「まとめ髪」スタイルなどさまざまである。女性たちは、それぞれのスタイルに合わせ、スタイリング剤等駆使しながら、スタイリングしており、例えば、セット樹脂等を使用したスプレーやウォーター等で巻き髪風なアレンジをしたり、ワックス等の固形の油分が入った製剤で毛先を崩しながらアレンジしたり、まとめ髪のように浮き毛が立たないようにスティック状の固形毛髪化粧料をぬったりと、アレンジしたいスタイルに合わせ、使い分けている。
まとめ髪での浮き毛防止によく使用される固形毛髪化粧料には、浮き毛の部分に塗布しやすいようにスティックタイプの商品が一般的だが、浮き毛を抑えるホールド力の高い商品は、髪への塗布時に製剤の伸びが悪かったり、使用時に油分でギラギラした質感になって塗布後も髪がべたついたり、容器との離型性が悪く使用の際に折れや欠けが生じたりするような、様々な使用上の不具合を内包している商品が多かった。
特許第5536356号公報
本発明は、上記状況を鑑みてなされたもので、その目的は、製剤の伸びが良く、べた付きやギラギラした油感の少ない優れた感触(使用感)をもち、浮き毛を抑える高いホールド力を有しながらも、収容容器からの良好な離形性を有する油性固形毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、抱水性を有する油剤、および融点75℃以上の油剤を少なくとも1種以上、融点が70℃以上75℃未満の油剤を少なくとも1種以上、融点が65℃以上70℃未満の油剤を少なくとも1種以上、および液状のエステル油を特定の比率で組み合わせることにより上記問題が解決されることを見出した。
本願第一の発明は、下記成分A〜成分Cを含有し、かつ成分B1,成分B2,成分B3の合計質量(B1+B2+B3)が20〜50質量%であり、かつ成分B3に対する成分B2の質量比(B2/B3)が1.2以下、かつ成分Cに対する成分B1とB2の合計質量の比((B1+B2)/C)が11.0以下であることを特徴とする油性固形毛髪化粧料である。
A)抱水性を有する油剤 0.1〜30質量%
B1)融点が75℃以上の油剤 0.1〜30質量%
B2)融点が70℃以上75℃未満の油剤 0.1〜30質量%
B3)融点が65℃以上70℃未満の油剤 0.1〜30質量%
C)液状のエステル油 1〜20質量%
本願第二の発明は、成分Aがヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、イソステアリン酸水添ヒマシ油の中から選択される1種以上である本願第一の発明に記載の油性固形毛髪化粧料である。
本発明によれば、製剤の伸びが良く、べた付きやギラギラした油感の少ない優れた感触(使用感)をもち、浮き毛を抑える高いホールド力を有しながらも、収容容器からの良好な離形性を有する油性固形毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明のA成分である抱水性を有する油剤とは、高い極性を有し、水分を水素結合等により抱水することができる性質の油剤であり、一般的に実施する、水を油剤に徐々に添加し、水が分離しない最大量を算出し抱水力をもとめる試験法において自重の等量以上の水分を抱水できる油剤を指す。 このような抱水性成分には、保湿性を付与するものが多く、外観特徴として粘稠性、もしくはペースト状のものが多い。 例えば、限定されるものではないが、ラノリン系のラノリンやその誘導体が有名であり、その他に、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸グリセリル、テトライソステアリン酸スクロース、ヘキサイソステアリン酸スクロース、ヒドロキシアルキル(C16-18)ヒドロキシダイマージリノレイルエーテル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、イソステアリン酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、等を挙げることができ、特にヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、イソステアリン酸水添ヒマシ油を好ましく使用することが出来る。
本発明の成分Aは、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。その配合量は、特に限定するものではないが、好ましくは0.1〜30質量%である。 配合量が0.1%以下だと、浮き毛を抑えるホールド力が不十分であり、30%を超えると塗布時に毛髪化粧料が欠けたり、塗布後の髪にべたつきが生じたりする場合がある。
本発明のB1成分は融点が75℃以上の油剤、B2成分は融点が70℃以上75℃未満の油剤、B3成分は融点が65℃以上70℃未満の油剤である。 B1,B2,およびB3として、常温で固形状の油性化合物を挙げることができ、特に限定するものではないが、主にワックス類、ロウ類、エステル類、油脂類等があり、その中で特にロウ類やワックス類を好ましく使用することができる。
例えば、B1として、コメヌカロウ(融点75℃)、カルナウバロウ(融点80℃)、硬
化ヒマシ油(融点80℃)、サトウキビロウ(融点77℃)、パームロウ(融点85℃)、イボタロウ(融点81℃)、オーリキュリーロウ(融点81℃)、合成炭化水素ワックス(融点105℃)、ヒマワリ種子ロウ(融点76℃)等が挙げられ、B2としては、マイクロクリスタリンワックス(融点72℃)が挙げられ、B3としては、ミツロウ(融点62℃)、水添ナタネ種子油(融点67℃)、水添大豆油(融点67℃)、キャンデリラロウ(融点68℃)、モンタンロウ(融点65℃)、ホホバワックス(融点66℃)、サラシミツロウ(融点60℃)等を挙げることができる。
本発明の成分B1は、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。 その配合量は、特に限定するものではないが、0.1%〜30%質量%であり、好ましくは3%〜25%質量%である。
本発明の成分B2は、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。 その配合量は、特に限定するものではないが、0.1%〜30%質量%であり、好ましくは3%〜25%質量%である。
本発明の成分B3は、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。 その配合量は、特に限定するものではないが、0.1%〜30%質量%であり、好ましくは3%〜25%質量%である。
本発明の成分B1,B2,B3の合計質量(B1+B2+B3)は、20〜50質量%であることが好ましい。 20質量%より少ないと使用時に毛髪化粧料に欠けが発生する場合があり、50質量%より多いと剤の伸びや浮き毛のホールド力が低下する。
また、本発明の成分B3に対する成分B2の質量比(B2/B3)は1.2以下であることが好ましい。成分B3に対する成分B2の質量比 (B2/B3)が1.2より多くなると、剤の安定性が悪くなり、崩れやすさ、離形性に問題が生じる場合がある。
本発明のC成分の液状エステル油とは、脂肪酸とアルコールとの脱水反応によって得られる化合物であり、室温で液状の性質を示す油性成分である。特に限定するものではないが、例えば、直鎖脂肪酸と低級アルコールとのエステルとして、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸イソプロピル等;直鎖脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステルとして、例えば、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル等;直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステルとして、例えば、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル等;分岐脂肪酸と低級アルコールとのエステルとして、例えば、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル等;分岐脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステルとして、例えば、エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸ヘキシル等;脂肪酸と多価アルコールとのエステルとして、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール等;分岐脂肪酸と分岐アルコールとのエステルとして、例えば、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソパルミチン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸オクチルドデシル等を挙げることができる。
本発明の成分Cは、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。その好ましい配合量は、1〜20重量%であり、配合量が1質量%未満の場合には、毛髪毛容量の伸びが悪くなるとともに、ホールド力も低下し、20質量%より大きい場合には、容器か
らの離形性が悪くなるとともに、塗布後の髪にべたつきが生じる場合がある。
また成分Cの質量に対する成分B1とB2の合計質量の比(B1+B2)/Cは11.0以下であることが好ましく、11.0以上の場合、容器からの離形性が悪くなるとともに、塗布後の髪にべたつきが生じる場合がある。
本発明の油性固形毛髪化粧料は、常法に従い、加熱・溶融した油性成分を充分に攪拌混合し、溶融状態で、容器、樹脂又は金属等のモールド等に充填し、放冷して製造されるもので、円柱状または多角柱状等の任意の立体形状等に成形されて用いられる。
さらに、本発明における同効果を損なわない範囲であれば、抽出エキス類、天然油類、抗菌剤類、紫外線吸収剤類、酸化防止剤類、ビタミン類、香料類、精油類、活性剤類、シリコーン類、粉末類、ポリマー類から選ばれる成分を含有することが出来、必要に応じて一種または二種以上を併用して用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の各種試験(官能評価、離型性評価、および保存安定性)に関する試験法を下記に示す。また、以下の表に示す油性固形毛髪化粧料の配合量は、それぞれ質量%で示す。
(1)塗布後のべたつき感評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の油性固形毛髪化粧料を使用し、塗布後の髪のべたつき感について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 べたつかないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 べたつかないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い べたつかないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い べたつかないと答えた被験者の数が4人未満
(2)塗布後の髪の見た目(外観)評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の油性固形毛髪化粧料を使用し、塗布後の髪に過剰な光沢が付与されていないか(ぎらつきがない)について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 塗布後の髪に過剰な光沢はないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 塗布後の髪に過剰な光沢はないと答えた被験者の数が
6人以上、8人未満
△:やや悪い 塗布後の髪に過剰な光沢はないと答えた被験者の数が
4以上、6人未満
×:悪い 塗布後の髪に過剰な光沢はないと答えた被験者の数が4人未満
(3)塗布時の製剤の伸びやすさ評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の油性固形毛髪化粧料を使用し、塗布時の製剤の伸びやすさについて官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 伸びやすいと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 伸びやすいと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 伸びやすいと答えた被験者の数が4以上、6人未満
×:悪い 伸びやすいと答えた被験者の数が4人未満
(4)塗布時の製剤の欠けにくさ評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の油性固形毛髪化粧料を使用し、毛髪に塗布する際に製剤が欠けたかについて官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 製剤が欠けたと答えた被験者の数が4人未満
○:良好 製剤が欠けたと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
△:やや悪い 製剤が欠けたと答えた被験者の数が6以上、8人未満
×:悪い 製剤が欠けたと答えた被験者の数が8人以上
(5)浮き毛のホールド力評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の油性固形毛髪化粧料を使用し、塗布時に浮き毛が抑えられたかについて官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 浮き毛が抑えられたと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 浮き毛が抑えられたと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 浮き毛が抑えられたと答えた被験者の数が4以上、6人未満
×:悪い 浮き毛が抑えられたと答えた被験者の数が4人未満
(6)容器からの離形性評価
実施例及び比較例で示す組成の油性固形毛髪化粧料の原料を加熱・溶融させ、充分に攪拌混合させたのち、本体部と蓋部からなるPP製の容器に充填し、放冷・固化させて油性毛髪化粧料を得る。 上記油性固形毛髪化粧料を充填したPP製容器の蓋を、各実施例および比較例につき10個ずつ開け、その際に油性固形毛髪化粧料に折れが発生しなかったかを観察し、下記基準で離形性の評価を行った。
<評価基準>
◎:すべての油性固形毛髪化粧料に折れが発生しなかった
〇:すべての油性固形毛髪化粧料に折れは発生していないが、
外観に僅かな変形が見られる
×:1個以上の油性固形毛髪化粧料に折れが発生した
実施例1〜15及び比較例1〜11
表1および表2に示す油性固形毛髪化粧料を常法により調整し、塗布後のべたつき感、塗布後の髪の見た目(外観)、塗布時の製剤の伸びやすさ、塗布時の製剤の欠けにくさ、浮き毛のホールド力、容器からの離型性について評価を行いその結果を併せて表1および表2に示した。
Figure 2020125250

Figure 2020125250

表1および表2より明らかなように、本発明による実施例の油性固形毛髪化粧料は比較例に比べて、優れた性能を示していた。
以下、本発明の油性固形毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の化粧料についても、上記の油性固形毛髪化粧料の塗布後のべたつき感、塗布後の髪の見た目(外観)、塗布時の製剤の伸びやすさ、塗布時の製剤の欠けやすさ、浮き毛のホールド力、離型性について各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例16 固形化粧料 質量%(1)ミツロウ 16%(2)水添菜種種子油 1%(3)コメヌカロウ 7%
(4)ツバキ油 1%(5)マイクロワックス 8%(6)ミリスチン酸オクチルドデシル 10%(7)ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル
12%(8)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/
ベヘニル) 0.5%(9)コメヌカ油 5%(10)抗酸化剤 0.05%(11)液状シアバター 0.5%(12)ヒマシ油 残余
(製法)(1)〜(12)を均一に混合溶解し、容器に充填・冷却硬化し固形化粧料を調整した。
実施例17 固形化粧料 質量%(1)ミツロウ 10%(2)マイクロワックス 5%(3)ワセリン 5%(4)キャンデリラロウ 3%(5)オレイン酸フィトステリル 1%(6)コメ胚芽油 5%(7)コメヌカロウ 8%(8)ジパルミチン酸アスコルビル 0.1%(9)オーガニックアルガンオイル 3%(10)ツバキ油 0.1%(11)ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/
ベヘニル) 3%(12)セテス−6 5%(13)精油 0.1%(14)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.5%(15)香料 微量(16)コメヌカ油 残余
(製法)(1)〜(16)を均一に混合溶解し原液とし、容器に充填・冷却硬化し固形化粧料を調整した。












Claims (2)

  1. 下記成分A〜成分Cを含有し、かつ成分B1,成分B2,成分B3の合計質量(B1+B2+B3)が20〜50質量%であり、かつ成分B3に対する成分B2の質量比(B2/B3)が1.2以下、かつ成分Cに対する成分B1とB2の合計質量の比((B1+B2)/C)が11.0以下であることを特徴とする油性固形毛髪化粧料。
    A)抱水性を有する油剤 0.1〜30質量%
    B1)融点が75℃以上の油剤 0.1〜30質量%
    B2)融点が70℃以上75℃未満の油剤 0.1〜30質量%
    B3)融点が65℃以上70℃未満の油剤 0.1〜30質量%
    C)液状のエステル油 1〜20質量%
  2. 成分Aがヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、イソステアリン酸水添ヒマシ油の中から選択される1種以上である請求項1に記載の油性固形毛髪化粧料。


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