JP2020124999A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチの耐久性の低下を抑制する。【解決手段】エンジンと、モータジェネレータと、モータジェネレータを駆動するインバータと、インバータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、エンジンの出力軸とモータジェネレータの回転軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第1クラッチと、モータジェネレータの回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第2クラッチと、を備えるハイブリッド車両において、車速が所定車速以下で且つモータジェネレータのトルクが所定トルク以上のときには、第2クラッチをスリップさせる。そして、第2クラッチをスリップさせているときに、第2クラッチの温度が所定温度以上に至ると、第1クラッチを解放させると共に第2クラッチを係合させる。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関する。
従来、この種のハイブリッド車両としては、エンジンと、エンジンの動力を用いて発電する発電機と、モータと、発電機およびモータに電力ラインを介して接続されたバッテリと、モータから駆動輪までのトルク伝達経路に介装されたクラッチと、を備えるハイブリッド車両において、モータのモータロックの発生を検出し且つインバータの温度が温度判定用閾値以上の場合、クラッチを滑らせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車両では、こうした制御により、モータロックが発生した場合のインバータの温度上昇を抑制している。
特開2008−126867号公報
上述のハイブリッド車両において、クラッチのスリップが継続すると、クラッチの温度が上昇し、クラッチの耐久性が低下する懸念がある。
本発明のハイブリッド車両は、クラッチの耐久性の低下を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車両は、
エンジンと、
モータジェネレータと、
前記モータジェネレータを駆動するインバータと、
前記インバータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、
前記エンジンの出力軸と前記モータジェネレータの回転軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第1クラッチと、
前記モータジェネレータの回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第2クラッチと、
前記エンジンと前記モータジェネレータと前記第1クラッチと前記第2クラッチとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド車両であって、
前記制御装置は、
車速が所定車速以下で且つ前記モータジェネレータのトルクが所定トルク以上のときには、前記第2クラッチをスリップさせ、
前記第2クラッチをスリップさせているときに、前記第2クラッチの温度が所定温度以上に至ると、前記第1クラッチを解放させると共に前記第2クラッチを係合させる、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車両では、車速が所定車速以下で且つモータジェネレータのトルクが所定トルク以上のときには、第2クラッチをスリップさせる。これにより、モータジェネレータを回転させることができるから、モータジェネレータの特定の相やインバータの特定の素子に電流が流れ続けるのを抑制することができ、モータジェネレータやインバータの温度上昇を抑制することができる。そして、第2クラッチをスリップさせているときに、第2クラッチの温度が所定温度以上に至ると、第1クラッチを解放させると共に第2クラッチを係合させる。これにより、第2クラッチの更なる温度上昇を抑制することができ、第2クラッチの耐久性が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行されるクラッチ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、第1クラッチ24と、モータジェネレータ26と、インバータ28と、蓄電装置としてのバッテリ30と、第2クラッチ32と、変速機34と、電子制御ユニット50とを備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。第1クラッチ24は、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、エンジン22のクランクシャフトとモータジェネレータ26の回転軸との動力の伝達およびその解除を行なう。
モータジェネレータ26は、同期発電電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを有する。インバータ28は、モータジェネレータ26の駆動に用いられると共に電力ラインを介してバッテリ30に接続されている。モータジェネレータ26は、電子制御ユニット50によってインバータ28の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。バッテリ30は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素バッテリとして構成されている。
第2クラッチ32は、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、モータジェネレータ26の回転軸と変速機34の入力軸との動力の伝達およびその解除を行なう。変速機34は、例えば4段変速や6段変速、8段変速、10段変速などの自動変速機として構成されており、入力軸や出力軸、複数の遊星歯車、油圧駆動の複数の摩擦係合要素(クラッチやブレーキ)を有する。この変速機34の出力軸は、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36に接続されている。
電子制御ユニット50は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポートを備える。電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフトのクランク角を検出するクランク角センサからのエンジン22のクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからのエンジン22の冷却水温Twを挙げることができる。また、モータジェネレータ26の回転子の回転位置を検出する回転位置センサからのモータジェネレータ26の回転位置θmや、モータジェネレータ26の各相に流れる電流を検出する電流センサからのモータジェネレータ26のV相およびW相の電流Iv,Iw、モータジェネレータ26に取り付けられた温度センサ26aからのモータジェネレータ26の温度Tmotも挙げることができる。さらに、インバータ28に取り付けられた温度センサ28aからのインバータ28の温度Tinvや、バッテリ30の端子間に取り付けられた電圧センサからのバッテリ30の電圧Vb、バッテリ30の出力端子に取り付けられた電流センサからのバッテリ30の電流Ib、バッテリ30に取り付けられた温度センサからのバッテリ30の温度Tbも挙げることができる。加えて、第2クラッチ32に取り付けられた温度センサ32aからの第2クラッチ32の温度Tclt、変速機34の入力軸の回転数を検出する回転数センサからの変速機34の入力軸の回転数Nin、変速機34の出力軸の回転数を検出する回転数センサからの変速機34の出力軸の回転数Noutも挙げることができる。イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ68からの車速Vも挙げることができる。
電子制御ユニット50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット50から出力される信号としては、例えば、エンジン22や、第1クラッチ24、インバータ28、第2クラッチ32、変速機34への制御信号を挙げることができる。電子制御ユニット50は、クランク角センサからのエンジン22のクランクシャフトのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、回転位置センサからのモータジェネレータ26の回転子の回転位置θmに基づいてモータジェネレータ26の電気角θeや回転数Nmを演算したり、電流センサからのバッテリ30の電流Ibに基づいてバッテリ30の蓄電割合SOCを演算したりしている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、電子制御ユニット50は、エンジン22の回転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)やエンジン22を回転停止して走行する電動走行モード(EV走行モード)で走行するように、エンジン22と第1クラッチ24とモータジェネレータ26(インバータ28)と第2クラッチ32と変速機34とを制御する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、登坂路でアクセルペダル63踏み込まれて且つ車両が略停止しているときの第1,第2クラッチ24,32の制御について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行されるクラッチ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図2のクラッチ制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、最初に、車速Vや、モータジェネレータ26のトルクTm、モータジェネレータ26の温度Tmot、インバータ28の温度Tinv、第2クラッチ32の温度Tcltなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、車速Vは、車速センサ68により検出された値を入力するものとした。モータジェネレータ26のトルクTmは、直前にモータジェネレータ26の駆動に用いたトルク指令Tm*、または、d軸およびq軸の電流Id,Iqに基づいて推定した値を入力するものとした。なお、d軸およびq軸の電流Id,Iqは、モータジェネレータ26の電気角θeを用いてV相およびW相の電流Iv,Iwを座標変換(3相−2相変換)することにより得られる。モータジェネレータ26の温度Tmotは、温度センサ26aにより検出された値を入力するものとした。インバータ28の温度Tinvは、温度センサ28aにより検出された値を入力するものとした。第2クラッチ32の温度Tcltは、温度センサ32aにより検出された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した車速Vを閾値Vrefと比較すると共に(ステップS110)、モータジェネレータ26のトルクTmを閾値Tmrefと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Vrefは、車両が停止している(第2クラッチ32を係合させているときにモータジェネレータ26がロック状態になる)か否かを判定するのに用いられる閾値であり、車速センサ68の仕様(検出精度)に基づいて定められ、例えば、0.5km/h〜1.5km/h程度が用いられる。閾値Tmrefは、モータジェネレータ26からある程度のトルクが出力されているか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、モータジェネレータ26の定格トルクの40%〜60%程度のトルクが用いられる。ステップS110,S120の処理は、第2クラッチ32を係合させているときにモータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れてモータジェネレータ26の温度Tmotやインバータ28の温度Tinvが急上昇する可能性があるか否かを判定する処理である。
ステップS110で車速Vが閾値Vrefよりも高いときや、ステップS120でモータジェネレータ26のトルクTmが閾値Tmref未満のときには、第2クラッチ32を係合させているときにモータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れる可能性が低く、モータジェネレータ26の温度Tmotやインバータ28の温度Tinvが急上昇する可能性は低いと判断し、フラグFに値0を設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。この場合、通常走行を行なう。
通常走行におけるHV走行モードでは、第1クラッチ24および第2クラッチ32を係合(完全係合)させる(係合で保持させる場合を含む)。また、変速段Grがアクセル開度Accと車速Vとに基づいて変速機34の目標変速段Gr*を設定し、変速機34の変速段Grが目標変速段Gr*となるように変速機34を制御する。さらに、アクセル開度Accと車速Vと変速機34の変速段Grとに基づいて変速機34の入力軸に要求される要求トルクTin*を設定し、第2クラッチ32を係合させているときに要求トルクTin*が変速機34の入力軸に出力されるようにエンジン22およびモータジェネレータ26(インバータ28)を制御する。
通常走行におけるEV走行モードでは、第1クラッチ24を解放させる(解放で保持させる場合を含む)と共に第2クラッチ32を係合(完全係合)させる(係合で保持させる場合を含む)。また、変速段Grがアクセル開度Accと車速Vとに基づいて変速機34の目標変速段Gr*を設定し、変速機34の変速段Grが目標変速段Gr*となるように変速機34を制御する。さらに、HV走行モードと同様に要求トルクTin*を設定し、第2クラッチ32を係合させているときに要求トルクTin*が変速機34の入力軸に出力されるようにモータジェネレータ26(インバータ28)を制御する。
ステップS110で車速Vが閾値Vref以下で且つステップS120でモータジェネレータ26のトルクTmが閾値Tmref以上のときには、第2クラッチ32を係合させているときにモータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れてモータジェネレータ26の温度Tmotやインバータ28の温度Tinvが急上昇する可能性があると判断し、フラグFの値を調べる(ステップS140)。そして、フラグFが値0のときには、第1クラッチ24を係合または解放で保持させると共に第2クラッチ32をスリップさせ(ステップS150)、フラグFに値1を設定して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。
第2クラッチ32をスリップさせることにより、車両が停止しているときでもモータジェネレータ26が回転するから、モータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れる続けるのを抑制することができ、モータジェネレータ26やインバータ28の温度上昇を抑制することができる。ただし、第2クラッチ32をスリップさせると、第2クラッチ32により伝達されるトルクが小さくなる。実施例では、これを踏まえて、車両のずり下がりを抑制するためのずり下がり抑制制御を実行するものとした。詳細には、HV走行モードのときには、第2クラッチ32をスリップさせているときに要求トルクTin*が変速機34の入力軸に出力されるようにエンジン22およびモータジェネレータ26(インバータ28)を制御する。また、EV走行モードのときには、第2クラッチ32をスリップさせているときに要求トルクTin*が変速機34の入力軸に出力されるようにモータジェネレータ26(インバータ28)を制御する。こうした制御により、車両のずり下がりを抑制しつつ、モータジェネレータ26を回転させることができる。
こうしてフラグFに値1を設定すると、次回にステップS140を実行するときには、フラグFが値1であると判定し、第2クラッチ32をスリップさせているか否かを判定する(ステップS170)。そして、第2クラッチ32をスリップさせていると判定したときには、第2クラッチ32の温度Tcltを閾値Tcltrefと比較する(ステップS180)。ここで、閾値Tcltrefは、第2クラッチ32の過熱温度よりもある程度低い温度として定められ、例えば、230℃〜270℃程度が用いられる。第2クラッチ32の温度Tcltが閾値Tcltref未満のときには、第1クラッチ24を係合または解放で保持させると共に第2クラッチ32をスリップで保持させ(ステップS150)、フラグFに値1を設定して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。
ステップS180で温度Tcltが閾値Tcltref以上のときには、第1クラッチ24を解放させる(解放で保持させる場合を含む)と共に第2クラッチ32を係合(完全係合)させ(ステップS190)、フラグFに値1を設定して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。この場合、エンジン22を運転している場合には運転停止し、通常走行モードにおけるEV走行モードと同様の制御を行なうものとした。こうした制御により、第2クラッチ32の更なる温度上昇を抑制することができ、第2クラッチ32の耐久性が低下するのを抑制することができる。なお、実施例では、第2クラッチ32を係合させているときに第2クラッチ32の温度Tcltが閾値Tcltref未満で安定する程度に第2クラッチ32に十分な作動油が冷却用として供給されるものとした。また、第2クラッチ32を係合すると、モータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れてモータジェネレータ26の温度Tmotやインバータ28の温度Tinvが急上昇する可能性がある。
こうして第2クラッチ32を係合すると、次回にステップS170を実行するときには、第2クラッチ32をスリップさせていないと判定し、モータジェネレータ26の温度Tmotを閾値Tmotrefと比較すると共に(ステップS210)、インバータ28の温度Tinvを閾値Tinvrefと比較する(ステップS220)。ここで、閾値Tmotrefは、モータジェネレータ26の過熱温度よりもある程度低い温度として定められ、例えば、150℃〜190℃程度が用いられる。閾値Tinvrefは、インバータ28の過熱温度よりもある程度低い温度として定められ、例えば、150℃〜190℃程度が用いられる。
ステップS210でモータジェネレータ26の温度Tmotが閾値Tmotref未満で且つステップS220でインバータ28の温度Tinvが閾値Tinvref未満のときには、第1クラッチ24を解放で保持させると共に第2クラッチ32を係合で保持させ(ステップS190)、フラグFに値1を設定して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。
ステップS210でモータジェネレータ26の温度Tmotが閾値Tmotref以上のときや、ステップS220でインバータ28の温度Tinvが閾値Tinvref以上のときには、第1クラッチ24が解放で保持させると共に第2クラッチ32をスリップさせ(ステップS150)、フラグFに値1を設定して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。これにより、モータジェネレータ26やインバータ28の更なる温度上昇を抑制することができる。なお、実施例では、モータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れていないときにモータジェネレータ26の温度Tmotが閾値Tmotref未満で且つインバータ28の温度Tinvが閾値Tinvref未満で安定する程度に図示しない冷却装置によりモータジェネレータ26やインバータ28が冷却されるものとした。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、車速Vが閾値Vref以下で且つモータジェネレータ26のトルクTmが閾値Tmref以上のときには、第2クラッチ32をスリップさせる。これにより、モータジェネレータ26の特定の相やインバータ28の特定の素子に大きい電流が流れる続けるのを抑制することができ、モータジェネレータ26やインバータ28の温度上昇を抑制することができる。そして、第2クラッチ32をスリップさせているときに、第2クラッチ32の温度Tcltが閾値Tcltref以上に至ると、第1クラッチ24を解放させると共に第2クラッチ32を係合(完全係合)させる。これにより、第2クラッチ32の更なる温度上昇を抑制することができ、第2クラッチ32の耐久性が低下するのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、蓄電装置として、バッテリ30を用いるものとしたが、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータジェネレータ26が「モータジェネレータ」に相当し、インバータ28が「インバータ」に相当し、バッテリ30が「蓄電装置」に相当し、第1クラッチ24が「第1クラッチ」に相当し、第2クラッチ32が「第2クラッチ」に相当し、電子制御ユニット50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 第1クラッチ、26 モータジェネレータ、26a,28a,32a 温度センサ、28 インバータ、30 バッテリ、32 第2クラッチ、34 変速機、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、50 電子制御ユニット、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    モータジェネレータと、
    前記モータジェネレータを駆動するインバータと、
    前記インバータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、
    前記エンジンの出力軸と前記モータジェネレータの回転軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第1クラッチと、
    前記モータジェネレータの回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との動力の伝達および伝達の解除を行なう第2クラッチと、
    前記エンジンと前記モータジェネレータと前記第1クラッチと前記第2クラッチとを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド車両であって、
    前記制御装置は、
    車速が所定車速以下で且つ前記モータジェネレータのトルクが所定トルク以上のときには、前記第2クラッチをスリップさせ、
    前記第2クラッチをスリップさせているときに、前記第2クラッチの温度が所定温度以上に至ると、前記第1クラッチを解放させると共に前記第2クラッチを係合させる、
    ハイブリッド車両。
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