JP2020124272A - X線透視撮像装置 - Google Patents

X線透視撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020124272A
JP2020124272A JP2019016777A JP2019016777A JP2020124272A JP 2020124272 A JP2020124272 A JP 2020124272A JP 2019016777 A JP2019016777 A JP 2019016777A JP 2019016777 A JP2019016777 A JP 2019016777A JP 2020124272 A JP2020124272 A JP 2020124272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
irradiation range
ray irradiation
relative position
operation panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019016777A
Other languages
English (en)
Inventor
友美 渡
Tomomi Watari
友美 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2019016777A priority Critical patent/JP2020124272A/ja
Priority to US16/589,703 priority patent/US11185299B2/en
Publication of JP2020124272A publication Critical patent/JP2020124272A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4429Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
    • A61B6/4452Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit and the detector unit being able to move relative to each other
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • A61B6/0487Motor-assisted positioning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • A61B6/0407Supports, e.g. tables or beds, for the body or parts of the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/06Diaphragms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/467Arrangements for interfacing with the operator or the patient characterised by special input means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/486Diagnostic techniques involving generating temporal series of image data
    • A61B6/487Diagnostic techniques involving generating temporal series of image data involving fluoroscopy

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】操作者が把持部を把持した状態において、X線の照射範囲の調整を効率よく行うことが可能なX線透視撮像装置を提供する。【解決手段】このX線透視撮像装置100は、天板1と、X線源20と、検出器21とを含む撮像系2と、操作者81が撮像系2を移動させる際に把持する把持部3と、撮像系2に一体的に設けられ、撮像系2を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部24が設けられた操作パネル部22と、を備え、把持部3は、操作パネル部22と略平行な方向に沿って延びるとともに、操作パネル部22に接続されており、複数の操作入力部24は、少なくとも、X線の照射範囲70を調整するX線照射範囲調整部25を含み、X線照射範囲調整部25は、操作パネル部22の面内のうち、把持部3側の位置に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、X線透視撮像装置に関し、特に、操作者が撮像系を移動させながら撮像を行うX線透視撮像装置に関する。
従来、操作者が撮像系を移動させながら撮像を行うX線透視撮像装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、被検者が載置される天板と、操作パネルと速写装置とイメージインテンシファイアとテレビカメラとを含む撮像系と、を含むX線透視撮影台が開示されている。上記特許文献1に開示されているX線透視撮影台の操作パネルには、撮像系操作ハンドルと撮像スイッチとが設けられている。上記特許文献1に開示されているX線透視撮像装置は、操作スイッチが押下されることにより、被検者に対してX線を照射し、被検者に投与された造影剤によって造影された血管の血流を撮像する。
上記特許文献1のX線透視撮影台では、操作者が撮像系操作ハンドルを操作することにより、撮像系を移動させることが可能に構成されている。また、上記特許文献1では、操作者は、撮像スイッチを押しながら撮像系を移動させることにより、被検者の血流が常にテレビモニタに映るように操作しながら血流を撮像する。
特開2000−166905号公報
ここで、上記特許文献1に開示されているように被検者の血流が常にテレビモニタに映るように撮像系を移動させながら撮像するためには、操作者は、テレビモニタに映る透視画像において、血流(撮像範囲)を確認しながら、撮像系操作ハンドルを把持して撮像系を移動させることが考えられる。また、上記特許文献1には開示されていないが、撮像位置を変更した場合、撮像したい部位(関心領域)に合わせてX線の照射範囲も調整することが好ましい。また、撮像系の移動とX線の照射範囲の調整とを、繰り返し行うため、操作者が把持部を把持した状態において、X線の照射範囲の調整が可能に構成されていることが好ましい。このような場合において、操作者が把持部を把持した状態におけるX線の照射範囲の調整の操作性が低いと、効率よく撮像することができないため、撮像時間が長くなる。撮像時間が長くなると、操作者および被検者の負担となる。そこで、X線の照射範囲の調整を効率よく行うことが可能なX線透視撮像装置が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、操作者が把持部を把持した状態において、X線の照射範囲の調整を効率よく行うことが可能なX線透視撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるX線透視撮像装置は、被検体が載置される天板と、被検体に対してX線を照射するX線源と、X線源から照射され、被検体を透過したX線を検出する検出器とを含む撮像系と、操作者が撮像系を移動させる際に把持する把持部と、撮像系に一体的に設けられ、撮像系を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部が設けられた操作パネル部と、を備え、把持部は、操作パネル部と略平行な方向に沿って延びるとともに、操作パネル部に接続されており、複数の操作入力部は、少なくとも、X線の照射範囲を調整するX線照射範囲調整部を含み、X線照射範囲調整部は、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられている。
この発明の一の局面によるX線透視撮像装置では、上記のように、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられるX線照射範囲調整部を備える。これにより、X線照射範囲調整部を把持部に近い位置に配置することが可能となるので、操作者が把持部を把持した状態において、X線照射範囲調整部を操作することができる。その結果、操作者が把持部を把持した状態において、X線の照射範囲の調整を効率よく行うことができる。
上記一の局面によるX線透視撮像装置において、好ましくは、複数の操作入力部は、天板と撮像系との相対位置を調整するための入力を受け付ける相対位置調整部をさらに備え、X線照射範囲調整部のみならず、相対位置調整部も、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられている。このように構成すれば、X線の照射範囲の調整のみならず、天板と撮像系との相対位置の調整も、把持部を把持した状態において行うことができる。その結果、X線の照射範囲の調整、および、天板と撮像系との相対位置の調整を、操作パネル部を目視することなく効率よく行うことができる。
この場合、好ましくは、複数の操作入力部は、操作パネル部の面内の把持部と交差する方向において、複数列となるように配置されており、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、複数の操作入力部が配置されている複数列のうち、最も把持部側の列に配置されている。このように構成すれば、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を、他の操作入力部よりも把持部に近い位置に配置することができる。その結果、把持部を配置した状態において、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を容易に操作することができる。したがって、X線の照射範囲の調整および天板と撮像系との相対位置の調整を、より効率よく行うことができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が最も把持部側の列に配置されている構成において、好ましくは、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が配置されている列は、操作パネル部の面内において、複数の操作入力部が配置されている複数列のうち、操作パネル部に対する把持部の接続部に最も近い位置の列である。このように構成すれば、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を、他の操作入力部よりも、より把持部に近い位置に配置することができる。その結果、把持部を配置した状態において、X線照射範囲調整部および相対位置調整部をより容易に操作することができる。したがって、X線の照射範囲の調整および天板と撮像系との相対位置の調整を、より一層効率よく行うことができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が最も把持部側の列に配置されている構成において、好ましくは、操作パネル部は、切り欠き部を有しており、把持部は、切り欠き部の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、それぞれ、操作パネル部の面内において、切り欠き部の角部に対応する位置に設けられている。このように構成すれば、切り欠き部を有していない操作パネル部の側面に対して、U字形状の把持部を取り付ける構成と異なり、操作パネル部の側面から把持部が突出することを抑制することができる。その結果、他の装置または操作者が把持部と衝突することを抑制することができる。また、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が切り欠き部の開口端部側に設けられている構成と比較して、把持部と、X線照射範囲調整部および相対位置調整部とを、ある程度互いに離間した位置に配置することができる。したがって、ユーザが把持部を把持した状態において、人の手指の中で最も器用に動かすことが可能な指である人差し指(第2指)によって操作しやすい位置(離間距離)にX線照射範囲調整部および相対位置調整部を配置することができる。これらの結果、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を、把持部から近い位置で、かつ、人差し指によって操作しやすい位置に配置することができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が最も把持部側の列に配置されている構成において、好ましくは、操作パネル部は、切り欠き部を有しており、把持部は、切り欠き部の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、それぞれ、操作パネル部の面内において、把持部が設けられている切り欠き部の開口端部側とは反対側の位置に設けられている。このように構成しても、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が、それぞれ、操作パネル部の面内において、切り欠き部の角部に対応する位置に設けられている構成と同様に、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を、把持部から近い位置で、かつ、人差し指によって操作しやすい位置に配置することができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられている構成において、好ましくは、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、それぞれ、操作パネル部の表面から突出する方向の大きさが、他の操作入力部よりも大きくなるように構成されている。このように構成すれば、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が操作パネル部の表面から突出しているため、操作パネル部表面の上方に手指を移動させるだけで、目視しないでも自然にX線照射範囲調整および相対位置調整部にアクセスすることができる。したがって、操作パネル部を目視で確認することなくX線の照射範囲および天板の相対位置を調整することができる。その結果、X線の照射範囲および天板の相対位置の調整時における操作性をより一層向上させることができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられている構成において、好ましくは、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、それぞれ、操作者の指が載置される載置部と、軸部とを有しており、操作者が載置部に指を載置したままの状態において、軸部を中心とする半径方向に移動可能に構成されているとともに、軸部の移動方向に基づいて、X線の照射範囲を調整するための入力、および、天板と撮像系との相対位置を調整するための入力を受け付けるように構成されている。このように構成すれば、載置部に指を載置した状態において、載置部の重心を移動させることにより、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を移動させることができる。したがって、十字キーなどの各方向に対応する入力部を用いてX線の照射範囲の調整および天板の相対位置の調整を行う構成と比較して、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を直感的に操作することができる。その結果、操作パネル部を目視せずにX線照射範囲調整部および相対位置調整部を操作する場合でも、X線の照射範囲の調整および天板の相対位置の調整を容易に行うことができる。
上記X線照射範囲調整部および相対位置調整部が、操作パネル部の面内のうち、把持部側の位置に設けられている構成において、好ましくは、X線照射範囲調整部および相対位置調整部は、それぞれ、操作パネル部において、把持部を中心として、把持部が延びる方向の両側に設けられている。このように構成すれば、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が、把持部を中心として、把持部が延びる方向の両側に設けられているので、ユーザがどちらの手によって把持部を把持したとしても、把持部を把持した状態において、X線照射範囲調整部および相対位置調整部を操作することができる。したがって、X線照射範囲調整部および相対位置調整部が操作パネル部のどちらか一方にしかない構成と比較して、X線照射範囲調整部および相対位置調整部の操作性を向上させることができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明によれば、上記のように、操作者が把持部を把持した状態において、X線の照射範囲の調整を効率よく行うことが可能なX線透視撮像装置を提供することができる。
一実施形態によるX線透視撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 一実施形態によるX線透視撮像装置をY方向から見た模式図である。 一実施形態によるX線透視撮像装置をX方向から見た模式図である。 一実施形態によるX線透視撮像装置によってX線透視撮像を撮像する際の撮像系の位置調整を説明するための模式図である。 一実施形態によるX線透視撮像装置の操作パネル部の模式図である。 一実施形態によるX線照射範囲調整部および相対位置調整部が配置される領域を説明するための模式図である。 一実施形態によるX線透視撮像装置の把持部を、操作者が把持した際の模式図である。 一実施形態におけるX線照射範囲調整部および相対位置調整部と、他の操作入力部との、操作パネル部の表面から突出する方向の大きさの違いを説明するための模式図である。 一実施形態におけるX線照射範囲調整部および相対位置調整部の移動方向を説明するための模式図である。 一実施形態におけるX線照射範囲調整部によるX線の照射範囲の調整を説明するための模式図である。 一実施形態における相対位置調整部による天板の相対位置の調整を説明するための模式図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11を参照して、一実施形態によるX線透視撮像装置100の構成について説明する。
(X線透視撮像装置の構成)
図1に示すように、本実施形態のX線透視撮像装置100は、天板1と、撮像系2と、把持部3と、撮像系移動機構4と、天板移動機構5と、制御部6と、画像処理部7と、記憶部8と、を備えている。また、図1に示す例では、X線透視撮像装置100の制御部6は、表示部9と接続されている。
天板1には、被検体80が載置される。天板1は、平面視において、長方形の平板状に形成されている。被検体80は、被検体80の頭足方向が長方形の長辺に沿う方向、かつ、被検体80の左右方向が長方形の短辺に沿う方向となるように、天板1上に載置される。なお、本明細書において、鉛直方向をZ方向とし、上方向をZ1方向、下方向をZ2方向とする。水平方向で互いに直交する2方向をX方向およびY方向とする。X方向のうち、一方側をX1方向とし、他方側をX2方向とする。また、Y方向のうち、一方側をY1方向とし、他方側をY2方向とする。図1に示す例では、被検体80の頭部がX1方向に向くように被検体80が載置されている。また、被検体80の頭足方向とは、被検体80の頭部と足部とを結ぶ直線に沿う方向である。すなわち、X方向が天板1の長手方向である。また、Y方向が天板1の短手方向である。
撮像系2は、X線源20と検出器21と操作パネル部22とを含む。また、撮像系2は、X線源20から被検体80に照射されたX線を検出器21によって検出することにより、X線透視画像を撮像するように構成されている。X線源20は、図示しないX線管駆動部によって電圧が印加されることにより、被検体80に対してX線を照射するように構成されている。また、X線源20は、Z2方向に設けられている。また、検出器21は、Z1方向側に設けられている。すなわち、X線源20と検出器21とは、天板1を挟んで互いに対向する位置に設けられている。また、X線源20は、X線の照射範囲70(図10参照)であるX線照射野を調整可能なコリメータ23を有している。
コリメータ23は、X線源20と検出器21との間に配置されている。コリメータ23は、X線を遮蔽可能に構成されている。コリメータ23は、X線源20から照射されたX線の一部を遮蔽することにより、X線の照射範囲70を調整することが可能に構成されている。コリメータ23は、たとえば、鉛、金、タングステンなどの重金属を含む。
検出器21は、X線源20から照射され、被検体80を透過したX線を検出するように構成されている。検出器21は、たとえば、FPD(Flat Panel Detector:フラットパネルディテクタ)または、II(Image Intensifier:イメージインテンシファイア)を含む。検出器21は、複数の変換素子(図示せず)と複数の変換素子上に配置された画素電極(図示せず)とにより構成されている。複数の変換素子および画素電極は、所定の周期(画素ピッチ)で、検出面上においてアレイ状に配列されている。また、検出器21は、取得した画像信号を、画像処理部7に出力するように構成されている。
把持部3は、操作者81(図4参照)が撮像系2を移動させる際に把持される。すなわち、操作者81は、把持部3を把持した状態において、撮像系2を移動させたい方向に力を加えることにより、撮像系2を移動させる。把持部3は、操作パネル部22と略平行な方向(X方向)に沿って延びるとともに、操作パネル部22に取り付けられている。把持部3は、たとえば、樹脂などにより構成されている。なお、本実施形態において、操作者81は、たとえば、医師または技師である。
操作パネル部22は、撮像系2に一体的に設けられている。また、操作パネル部22には、撮像系2を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部24が設けられている。複数の操作入力部24は、少なくとも、X線の照射範囲70を調整するX線照射範囲調整部25を含む。X線照射範囲調整部25の詳細な構成については、後述する。
撮像系移動機構4は、撮像系2を移動可能に保持している。撮像系移動機構4は、制御部6の制御の下、操作者81が把持部3に加えた力の方向に、撮像系2を移動させるように構成されている。撮像系移動機構4は、たとえば、操作者81によって撮像系2を移動させる際には、パワーアシスト機構として機能する。また、撮像系2を、操作入力部24、または、X線透視撮像装置100とは異なる位置に設けられたコンソール(図示せず)によって操作(遠隔操作)する場合には、操作入力部24からの入力信号、または、コンソールの制御部(図示せず)の制御に基づいて撮像系2を移動させる移動機構として機能する。撮像系移動機構4は、X方向直動機構41(図3参照)、Y方向直動機構42(図3参照)、および、Z方向直動機構43(図3参照)を含んでいる。撮像系移動機構4の詳細な構成については、後述する。
天板移動機構5は、制御部6の制御の下、撮像系2に対する天板1の相対位置を変更するように移動するように構成されている。具体的には、天板移動機構5は、天板1を、X方向およびY方向に移動させて、天板1と撮像系2との相対位置を変えることが可能に構成されている。天板移動機構5は、X方向直動機構50と、Y方向直動機構51とを含む。天板移動機構5の詳細な構成については、後述する。
制御部6は、撮像系移動機構4を制御して、操作者81が撮像系2を移動させる際のパワーアシストを行うように構成されている。また、制御部6は、天板移動機構5を制御して、天板1と撮像系2とを相対移動させるように構成されている。また、制御部6は、コリメータ23を制御して、X線の照射範囲70を調整するように構成されている。制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されたコンピュータである。
画像処理部7は、撮像系2によって取得された画像情報に基づいて、X線透視画像を生成するように構成されている。具体的には、画像処理部7は、動画像としてX線透視画像を生成するように構成されている。画像処理部7において生成されたX線透視画像は、表示部9に表示される。したがって、操作者81は、画像処理部7によって生成されたX線透視画像を確認しながら、リアルタイムで撮像位置の変更、および/または、X線の照射範囲70の変更を行うことができる。画像処理部7は、たとえば、GPU(Graphics Processing Unit)または画像処理用に構成されたFPGA(Field−Programmable Gate Array)などのプロセッサを含む。
表示部9は、たとえば、液晶ディスプレイとして構成されている。表示部9は、撮像系2により撮像された画像情報に基づいて画像処理部7により生成されたX線透視画像を表示するように構成されている。
記憶部8は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発メモリを含む。記憶部8は、撮像系2により撮像された画像情報、画像処理部7により生成されたX線透視画像などを記憶できるように構成されている。
図2に示すように、X線透視撮像装置100は、天板1に被検体80を載置した状態において、X線透視画像の撮像を行う。操作者81は、撮像系2を移動させながら撮像を行うことにより、確認したい領域(関心領域)のX線透視画像を撮像することができる。
(撮像系移動機構および天板移動機構)
次に、図3を参照して、撮像系移動機構4および天板移動機構5の構成について説明する。
図3に示すように、撮像系移動機構4は、力検出部40と、X方向直動機構41と、Y方向直動機構42と、Z方向直動機構43と、ベース部44と、支柱45と、受像系保持部46と、X線源保持部47とを含む。
力検出部40は、操作パネル部22に加えられた力の方向を検出する。具体的には、力検出部40は、把持部3に加えられた水平および垂直の各並進方向(X、Y、Z方向)の力を検出するように構成されている。
ベース部44は、X方向直動機構41に設けられている。また、ベース部44には、支柱45が設けられている。支柱45には、Z方向直動機構43が設けられている。支柱45は、Z方向直動機構43を介してY方向直動機構42を保持している。Y方向直動機構42は、受像系保持部46を保持している。受像系保持部46は、操作パネル部22と、検出器21とを保持している。また、図3に示すように、操作パネル部22は、鉛直方向(Z方向)に対して傾斜した状態で受像系保持部46に保持されている。
X方向直動機構41は、たとえば、駆動モータ(図示せず)、一対のローラ(図示せず)およびタイミングベルト(図示せず)を含むベルト―プーリ機構である。X方向直動機構41は、X方向に沿って延びるように構成されており、ベース部44をX方向に移動可能に構成されている。すなわち、撮像系移動機構4は、操作者81が把持部3に加えたX方向の力に基づいて、ベース部44をX方向に移動可能に構成されている。
Z方向直動機構43は、たとえば、駆動モータ(図示せず)、一対のローラ(図示せず)およびタイミングベルト(図示せず)を含むベルト―プーリ機構である。Z方向直動機構43は、支柱45に沿ってZ方向に移動することにより、受像系保持部46をZ方向に移動可能に構成されている。すなわち、撮像系移動機構4は、操作者81が把持部3に加えたZ方向の力に基づいて、ベース部44をZ方向に移動可能に構成されている。
Y方向直動機構42は、たとえば、駆動モータ(図示せず)、一対のローラ(図示せず)およびタイミングベルト(図示せず)を含むベルト―プーリ機構である。Y方向直動機構42は、操作パネル部22および検出器21をY方向に移動可能に構成されている。すなわち、撮像系移動機構4は、操作者81が把持部3に加えたY方向の力に基づいて、操作パネル部22および検出器21をY方向に移動可能に構成されている。
X線源保持部47は、X線源20を保持している。X線源保持部47は、保持部47aと、接続部47bとを含む。保持部47aは、X線源20を保持している。接続部47bは、ベース部44と、保持部47aとを接続している。すなわち、X線源20は、保持部47aおよび接続部47bを介して、ベース部44と接続している。したがって、X線源20は、撮像系2の移動に伴って、撮像系2と一体的に移動するように構成されている。
天板移動機構5は、X方向に延びるX方向直動機構50と、Y方向に延びるY方向直動機構51とを含む。X方向直動機構50は、たとえば、駆動モータ(図示せず)、一対のローラ(図示せず)およびタイミングベルト(図示せず)を含むベルト―プーリ機構である。X方向直動機構50は、相対位置調整部26の入力に基づいて、天板1をX方向に移動可能に構成されている。Y方向直動機構51は、たとえば、駆動モータ(図示せず)、一対のローラ(図示せず)およびタイミングベルト(図示せず)を含むベルト―プーリ機構である。Y方向直動機構51は、相対位置調整部26の入力に基づいて、天板1をY方向に移動可能に構成されている。
(撮像時の撮像系の調整)
図4に示すように、X線透視画像を撮像する際に、操作者81は、被検体80が天板1に載置された状態において、撮像系2の移動を行い、X線の照射範囲70を調整する。具体的には、操作者81は、把持部3を把持した状態において、撮像系2を移動させながら、被検体80の撮像を行う。また、撮像系2の移動に伴って、関心領域に適した範囲となるように、X線の照射範囲70の調整を行う。撮像系2の移動およびX線の照射範囲70の調整は、操作者81が表示部9に表示されるX線透視画像を見ながら行う。操作者81は、撮像系2の移動、X線の照射範囲70の調整および撮像を繰り返し行い、所定の関心領域を撮像する。
操作者81が表示部9に表示されるX線透視画像を見ながら撮像系2の移動およびX線の照射範囲70の調整を行う。そのため、操作者81が操作パネル部22に設けられた把持部3を把持し、移動させたい方向に力を加えることによって、撮像系2を移動させることが可能なように構成されている。また、操作パネル部22は、X線照射範囲調整部25を有しており、X線照射範囲調整部25を操作することにより、X線の照射範囲70の調整が可能なように構成されている。
(操作パネル部)
具体的には、図5に示すように、操作パネル部22は、パネル部22aと、筐体22bとを含む。パネル部22aは、筐体22bを介して撮像系移動機構4(受像系保持部46)に保持されている。パネル部22aは、平面視において、長方形形状を有している。図5に示す例では、パネル部22aは、角が丸い形状の長方形形状を有している。パネル部22aには、撮像系2を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部24が設けられている。複数の操作入力部24は、撮像時において操作者81が入力操作を行うために用いられる。本実施形態では、複数の操作入力部24は、少なくとも、X線の照射範囲70を調整するX線照射範囲調整部25を含む。X線照射範囲調整部25は、操作パネル部22の面内のうち、把持部3側の位置に設けられている。また、複数の操作入力部24は、天板1と撮像系2との相対位置を調整するための入力を受け付ける相対位置調整部26を備えている。図5に示すように、X線照射範囲調整部25のみならず、相対位置調整部26も、操作パネル部22の面内のうち、把持部3側の位置に設けられている。
本実施形態では、複数の操作入力部24は、操作パネル部22の面内の把持部3と交差する方向において、複数列30となるように配置されている。本実施形態では、たとえば、複数の操作入力部24は、外側から、列30a、列30b、列30c、および、列30dの順に4列となるように配置されている。また、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、複数の操作入力部24が配置されている複数列30のうち、最も把持部3側の列30dに配置されている。また、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が配置されている列30dは、操作パネル部22の面内において、複数の操作入力部24が配置されている複数列30のうち、操作パネル部22に対する把持部3の接続部3bに最も近い位置の列30dである。
図5に示すように、把持部3は、操作者81によって把持される本体部3aと、操作パネル部22と接続する接続部3bとを含む。接続部3bは、把持部3が延びる方向において、本体部3aの両側に設けられている。また、パネル部22aは、切り欠き部27を有している。図5に示す例では、パネル部22aは、X方向の略中央の位置で、かつ、Z2方向側に切り欠き部27を有している。切り欠き部27は、平面視において、U字形状を有している。切り欠き部27は、開口端部27aと、角部27bとを有している。
把持部3は、筐体22bに設けられている。具体的には、把持部3は、切り欠き部27の開口端部27a側の対向する内表面220同士を互いに接続するように設けられている。X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の面内において、切り欠き部27の角部27bに対応する位置に設けられている。言い換えると、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の面内において、把持部3が設けられている切り欠き部27の開口端部27a側とは反対側の位置に設けられている。
また、図5に示すように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22において、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向(X方向)の両側に設けられている。具体的には、複数の操作入力部24は、パネル部22aの第1配置領域10および第2配置領域11に設けられている。すなわち、図5に示すように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22において、把持部3を中心として、左右対称となる位置に設けられている。
図6に示すように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、第1配置領域10と第3配置領域12とが重なる領域13、および第2配置領域11と第3配置領域12とが重なる領域14に配置されている。なお、第3配置領域12とは、パネル部22aの切り欠き部27に沿う領域のうち、切り欠き部27の内表面220からの距離62が、把持部3のZ方向の大きさ60と略等しくなる領域のことである。
また、図6に示すように、切り欠き部27のうち、開口端部27a側とは反対側の領域27cのZ方向の大きさ61は、操作者81が把持部3を把持することが可能な大きさに構成すればよい。具体的には、開口端部27a側とは反対側の領域27cのZ方向の大きさ61が、把持部3の本体部3aのZ方向の大きさと略等しい大きさとなるように構成すればよい。領域27cのZ方向の大きさ61が、把持部3の本体部3aのZ方向の大きさと略等しい大きさとなるように構成することにより、図7に示すように、操作パネル部22は、操作者81が手82によって把持部3を把持した状態において、人差し指82aによって、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を操作することができるように構成される。
(X線照射範囲調整部および相対位置調整部)
次に、図8および図9を参照して、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26の構成について説明する。図8は、操作パネル部22をZ方向から見た模式図である。図8に示すように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の表面から突出する方向の大きさが、他の操作入力部24よりも大きくなるように構成されている。具体的には、X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ65が、他の操作入力部24の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ63の大きさよりも大きくなるように構成されている。なお、X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64高さ65は、操作者81が把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25または相対位置調整部26に向けて手指82aをのばした際に、X線照射範囲調整部25または相対位置調整部26に対してアクセス可能なように、他の操作入力部24よりも大きいことが好ましい。また、図8に示す例は、便宜上、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、X方向に並ぶように図示している。
図8に示すように、X線照射範囲調整部25は、操作者81の手指82aが載置される載置部25aと、軸部25bとを有している。載置部25aの表面には、操作者81の手指82aが載置される載置面25cが設けられている。また、載置部25aのうち、載置面25cと反対側に軸部25bが設けられている。軸部25bは、一方側が載置部25aと接続されており、他方側がパネル部22aと接続されている。また、相対位置調整部26は操作者81の手指82aが載置される載置部26aと、軸部26bとを有している。載置部26aも、載置部25aと同様に、操作者81の手指82aが載置される載置面26cが設けられている。相対位置調整部26の構成は、X線照射範囲調整部25の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、いわゆるジョイスティックである。
図9は、操作パネル部22におけるX線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が配置されている部分を拡大した模式図である。図9に示すように、X線照射範囲調整部25は、操作者81が載置部25a(載置面25c)に手指82aを載置したままの状態において、軸部25bを中心とする半径方向に移動可能に構成されている。また、相対位置調整部26も、操作者81が載置部26a(載置面26c)に手指82aを載置したままの状態において、軸部26bを中心とする半径方向に移動可能に構成されている。本実施形態では、X線照射範囲調整部25は、軸部25bを中心とする半径方向のうち、上下左右方向に対して移動可能に構成されている。また、相対位置調整部26についても、X線照射範囲調整部25と同様に、軸部26bを中心とする半径方向のうち、上下左右方向に対して移動可能に構成されている。なお、軸部25b(軸部26b)を中心とする半径方向の移動とは、軸部25b(軸部26b)を半径方向に傾けることにより、載置部25a(載置部26a)が半径方向へ移動することと、軸部25b(軸部26b)を傾けず、軸部25b(軸部26b)とともに載置部25a(載置部26a)が半径方向へ移動することを含む。なお、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、半径方向のうち、全ての方向に移動可能に構成されていてもよい。
X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、軸部25bおよび軸部26bの移動方向に基づいて、X線の照射範囲70を調整するための入力、および、天板1と撮像系2との相対位置を調整するための入力を受け付けるように構成されている。X線照射範囲調整部25によるX線の照射範囲70の調整、および、相対位置調整部26による天板1と撮像系2との相対位置の調整の詳細については、後述する。なお、本実施形態では、他の操作入力部24は、押し込み式のボタンにより構成されており、操作者81によって押下されることにより、各操作入力部24への入力を受け付け可能に構成されている。また、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、パネル部22a方向に対して押し込むことにより、所定の入力を受け付けることが可能に構成されている。
(X線の照射範囲の調整)
次に、図10を参照して、X線の照射範囲70の調整について説明する。操作者81がX線照射範囲調整部25を操作することにより、コリメータ23が調整される。すなわち、操作者81によってコリメータ23が調整されることにより、X線の照射範囲70が調整される。
図10に示すように、コリメータ23は、Y方向に沿って並ぶ1対の第1リーフ部23aと、X方向に沿って並ぶ1対の第2リーフ部23bとを含む。コリメータ23は、X線照射範囲調整部25の入力に基づいて、第1リーフ部23aおよび第2リーフ部23bを移動させることにより、X線の照射範囲70の調整を行うことができるように構成されている。具体的には、コリメータ23は、X線照射範囲調整部25の入力に基づいて、第1リーフ部23aをY方向に移動させることおよび第2リーフ部23bをX方向に移動させることにより、X線の照射範囲70の調整を行うことができるように構成されている。
第1リーフ部23aは、操作者81が、X線照射範囲調整部25を操作パネル部22の面内において左右方向に移動させることによる入力に基づいて、Y方向に移動可能に構成されている。具体的には、第1リーフ部23aは、右方向の入力があった場合に、第1リーフ部23aの間の距離66が小さくなるように移動するように構成されている。また、第1リーフ部23aは、左方向の入力があった場合に、第1リーフ部23aの間の距離66が大きくなるように移動するように構成されている。なお、第1リーフ部23aを移動させる方向は、左右逆方向であってもよい。すなわち、右方向の入力で第1リーフ部23aの間の距離66が大きくなるように移動し、左方向の入力で第1リーフ部23aの間の距離66が小さくなるように移動してもよい。
また、第2リーフ部23bは、X線照射範囲調整部25からの入力に基づいて、移動可能に構成されている。具体的には、第2リーフ部23bは、操作パネル部22の面内の上下方向におけるX線照射範囲調整部25の移動に基づいて、X方向に移動可能に構成されている。X線照射範囲調整部25から上方向の入力があった場合には、第2リーフ部23bは、第2リーフ部23bの間の距離67が小さくなるように移動するように構成されている。また、X線照射範囲調整部25から下方向の入力があった場合には、第2リーフ部23bは、第2リーフ部23bの間の距離67が大きくなるように移動するように構成されている。すなわち、操作者81は、操作パネル部22の面内において、X線照射範囲調整部25を上下方向および左右方向に移動させることによって、第1リーフ部23aおよび第2リーフ部23bを移動させることにより、X線の照射範囲70を調整することができる。なお、第2リーフ部23bを移動させる方向は、上下逆方向であってもよい。すなわち、上方向の入力で第2リーフ部23bの間の距離67が大きくなるように移動し、下方向の入力で第2リーフ部23bの間の距離67が小さくなるように移動してもよい。
(天板の相対位置の調整)
次に、図11を参照して、相対位置調整部26における天板1の相対位置の調整について説明する。天板移動機構5は、相対位置調整部26による入力に基づいて、天板1を移動させる。具体的には、天板移動機構5は、操作パネル部22の面内における相対位置調整部26の移動方向に基づいて、天板1を移動させる。すなわち、天板移動機構5は、相対位置調整部26が操作パネル部22の面内において上方向に移動した場合には、天板1をX1方向に移動させる。また、天板移動機構5は、相対位置調整部26が操作パネル部22の面内において下方向に移動した場合には、天板1をX2方向に移動させる。また、天板移動機構5は、相対位置調整部26が操作パネル部22の面内において右方向に移動した場合には、天板1をY2方向に移動させる。また、天板移動機構5は、相対位置調整部26が操作パネル部22の面内において左方向に移動した場合には、天板1をY1方向に移動させる。したがって、操作者81は、天板1を移動させたい方向に相対位置調整部26を移動させることにより、任意の位置に天板1を移動させることができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、X線透視撮像装置100は、被検体80が載置される天板1と、被検体80に対してX線を照射するX線源20と、X線源20から照射され、被検体80を透過したX線を検出する検出器21とを含む撮像系2と、操作者81が撮像系2を移動させる際に把持する把持部3と、撮像系2に一体的に設けられ、撮像系2を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部24が設けられた操作パネル部22と、を備え、把持部3は、操作パネル部22と略平行な方向に沿って延びるとともに、操作パネル部22に接続されており、複数の操作入力部24は、少なくとも、X線の照射範囲70を調整するX線照射範囲調整部25を含み、X線照射範囲調整部25は、操作パネル部22の面内のうち、把持部3側の位置に設けられている。これにより、X線照射範囲調整部25を把持部3に近い位置に配置することが可能となるので、操作者81が把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25を操作することができる。その結果、操作者81が把持部3を把持した状態において、X線の照射範囲70の調整を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の操作入力部24は、天板1と撮像系2との相対位置を調整するための入力を受け付ける相対位置調整部26をさらに備え、X線照射範囲調整部25のみならず、相対位置調整部26も、操作パネル部22の面内のうち、把持部3側の位置に設けられている。これにより、X線の照射範囲70の調整のみならず、天板1と撮像系2との相対位置の調整も、把持部3を把持した状態において行うことができる。その結果、X線の照射範囲70の調整、および、天板1と撮像系2との相対位置の調整を、操作パネル部22を目視することなく効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の操作入力部24は、操作パネル部22の面内の把持部3と交差する方向において、複数列30となるように配置されており、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、複数の操作入力部24が配置されている複数列30のうち、最も把持部3側の列30dに配置されている。これにより、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、他の操作入力部24よりも把持部3に近い位置に配置することができる。その結果、把持部3を配置した状態において、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を容易に操作することができる。したがって、X線の照射範囲70の調整および天板1と撮像系2との相対位置の調整を、より効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が配置されている列30dは、操作パネル部22の面内において、複数の操作入力部24が配置されている複数列30のうち、把持部3の接続部3bに最も近い位置の列である。これにより、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、他の操作入力部24よりも、より把持部3に近い位置に配置することができる。その結果、把持部3を配置した状態において、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26をより容易に操作することができる。したがって、X線の照射範囲70の調整および天板1と撮像系2との相対位置の調整を、より一層効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル部22は、切り欠き部27を有しており、把持部3は、切り欠き部27の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の面内において、切り欠き部27の角部27bに対応する位置に設けられている。これにより、切り欠き部27を有していない操作パネル部22の側面に対して、U字状形状の把持部3を取り付ける構成と異なり、操作パネル部22の側面から把持部3が突出することを抑制することができる。その結果、他の装置または操作者81が把持部3と衝突することを抑制することができる。また、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が切り欠き部27の開口端部側に設けられている構成と比較して、把持部3と、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26とを、ある程度互いに離間した位置に配置することができる。したがって、ユーザが把持部3を把持した状態において、人の手指の中で最も器用に動かすことが可能な指である人差し指82a(第2指)によって操作しやすい位置(離間距離)にX線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を配置することができる。これらの結果、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、把持部3から近い位置で、かつ、人差し指82aによって操作しやすい位置に配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル部22は、切り欠き部27を有しており、把持部3は、切り欠き部27の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の面内において、把持部3が設けられている切り欠き部27の開口端部側とは反対側の位置に設けられている。このように構成することによっても、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、それぞれ、操作パネル部22の面内において、切り欠き部27の角部27bに対応する位置に設けられている構成と同様に、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、把持部3から近い位置で、かつ、人差し指82aによって操作しやすい位置に配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22の表面から突出する方向の大きさが、他の操作入力部24よりも大きくなるように構成されている。これにより、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が操作パネル部22の表面から突出しているため、操作パネル部22表面の上方に手指82aを移動させるだけで、目視しないでも自然にX線照射範囲調整部25および相対位置調整部26にアクセスすることができる。したがって、操作パネル部22を目視で確認することなくX線の照射範囲70および天板1の相対位置を調整することができる。その結果、X線の照射範囲70および天板1の相対位置の調整時における操作性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作者81の手指82aが載置される載置部(載置部25aおよび載置部26a)と、軸部(軸部25bおよび軸部26b)とを有しており、操作者81が載置部(載置部25aおよび載置部26a)に手指82aを載置したままの状態において、軸部(軸部25bおよび軸部26b)を中心とする半径方向に移動可能に構成されているとともに、軸部(軸部25bおよび軸部26b)の移動方向に基づいて、X線の照射範囲70を調整するための入力、および、天板1と撮像系2との相対位置を調整するための入力を受け付けるように構成されている。これにより、載置部(載置部25aおよび載置部26a)に手指82aを載置した状態において、載置部(載置部25aおよび載置部26a)の重心を移動させることにより、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を移動させることができる。したがって、十字キーなどの各方向に対応する入力部を用いてX線の照射範囲70の調整および天板1の相対位置の調整を行う構成と比較して、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を直感的に操作することができる。その結果、操作パネル部22を目視せずにX線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を操作する場合でも、X線の照射範囲70の調整および天板1の相対位置の調整を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、操作パネル部22において、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向の両側に設けられている。これにより、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向の両側に設けられているので、ユーザがどちらの手によって把持部3を把持したとしても、把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を操作することができる。したがって、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が操作パネル部22のどちらか一方にしかない構成と比較して、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26の操作性を向上させることができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、操作入力部24が、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を含む構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。X線照射範囲調整部25を含んでいれば、操作入力部24は、相対位置調整部26を含んでいなくてもよい。しかし、把持部3による撮像系2の移動のみでは、撮像位置の微調整を行うことが困難であるため、操作入力部24は、相対位置調整部26を含むことが好ましい。なお、複数の操作入力部24が相対位置調整部26を含む場合、相対位置調整部26は、どの位置に配置されてもよい。しかし、操作性を向上させるためには、相対位置調整部26は、操作者81が把持部3を把持した状態において操作可能な位置に配置されることが好ましい。
また、上記実施形態では、複数の操作入力部24が複数列30となり、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が最も把持部3側の列30dに配置される構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。X線照射範囲調整部25は、操作者81が把持部3を把持した状態において操作可能な位置に配置されていれば、他の操作入力部24はどのように配置されてもよい。しかし、X線照射範囲調整部25と把持部3との間に、他の操作入力部24が配置された場合、把持部3とX線照射範囲調整部25との間の距離が大きくなるため、操作者81によるX線照射範囲調整部25の操作性が低下する。したがって、X線照射範囲調整部25と把持部3との間には、他の操作入力部24が配置されないほうが好ましい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が配置されている列30dが、把持部3の接続部3bに最も近い位置の列である構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。把持部3の接続部3bの位置に応じては、X線照射範囲調整部25が配置されている列30dは、接続部3bに最も近い位置の列でなくてもよい。X線照射範囲調整部25が、操作者81が把持部3を把持した状態において操作可能な位置に配置されていれば、接続部3bに最も近い位置の列30dでなくてもよい。
また、上記実施形態では、操作パネル部22が切り欠き部27を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。操作パネル部22は、切り欠き部27を有していなくてもよい。操作パネル部22が切り欠き部27を有していない場合、U字形状の把持部3を操作パネル部22に取り付ければよい。しかし、操作パネル部22にU字形状の把持部3を取り付ける場合、把持部3が操作パネル部22から突出するため、操作パネル部22は切り欠き部27を有していることが好ましい。
また、上記実施形態では、把持部3が、切り欠き部27の開口端部27a側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。操作者81が把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25を操作可能であれば、把持部3はどのような位置に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、切り欠き部27の角部27bに対応する位置に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。操作者81が把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25を操作可能であれば、X線照射範囲調整部25は、切り欠き部27の角部27bに対応する位置以外の位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、把持部3が設けられている切り欠き部27の開口端部27a側とは反対側の位置に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。操作者81が把持部3を把持した状態において、X線照射範囲調整部25を操作可能であれば、X線照射範囲調整部25は、把持部3が設けられている切り欠き部27の開口端部27a側とは反対側の位置以外の位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ65が、他の操作入力部24の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ63の大きさよりも大きくなる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ65は、他の操作入力部24の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ63の大きさと同じであってもよい。しかし、X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ65が、他の操作入力部24の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ63の大きさと同じである場合、X線照射範囲調整部25と他の操作入力部24との区別がつかないため、操作者81が操作パネル部22を目視することなく操作することが困難となり、操作性が低下する。したがって、X線照射範囲調整部25の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ64、および、相対位置調整部26の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ65は、他の操作入力部24の操作パネル部22の表面から突出する方向の高さ63の大きさよりも大きいほうが好ましい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、それぞれ、操作者81の手指82aが載置される載置部(載置部25aおよび載置部26a)と、軸部(軸部25bおよび軸部26b)とを有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、他の操作入力部24と同様に、押し込み式のボタンであってもよい。しかしながら、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、それぞれ、押し込み式のボタンによって構成する場合、各方向に対するボタンを設ける必要がある。X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が各方向に対するボタンを含む構成の場合、操作者81は、手指82aをそれぞれのボタンに移動させなければならず、誤操作の可能性がある。したがって、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、それぞれ、載置部(載置部25aおよび載置部26a)と、軸部(軸部25bおよび軸部26b)とを有しているほうが好ましい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向(X方向)の両側に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向(X方向)のどちらか一方側に設けられてもよい。しかし、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26が、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向(X方向)のどちらか一方側に設けられる構成の場合、操作者81がどちらの手によって把持部3を把持したかによって、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26を、操作しにくい場合がある。そのため、X線照射範囲調整部25および相対位置調整部26は、把持部3を中心として、把持部3が延びる方向(X方向)の両側に設けられる構成のほうが好ましい。
また、上記実施形態では、X線源20が保持部47aおよび接続部47bを介してベース部44に設けられ、ベース部44とともにX方向およびY方向に移動させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、X線源20を移動可能なX線源移動機構をさらに備え、撮像系2の移動に合わせてX線源移動機構によって、X線源20を移動させるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、X線照射範囲調整部25の形状および相対位置調整部26が略同一の形状を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。X線照射範囲調整部25の形状および相対位置調整部26の形状は、それぞれ異なるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、Z1方向側に検出器21が設けられ、Z2方向側にX線源20が設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。Z1方向側にX線源20が設けられ、Z2方向側に検出器21が設けられるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、操作パネル部22の面内において、相対位置調整部26の上側にX線照射範囲調整部25が設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。相対位置調整部26の下側に、X線照射範囲調整部25が設けられてもよい。
1 天板
2 撮像系
3 把持部
20 X線源
21 検出器
22 操作パネル部
24 操作入力部
25 X線照射範囲調整部
25a 載置部(X線照射範囲調整部の載置部)
25b 軸部(X線照射範囲調整部の軸部)
26 相対位置調整部
26a 載置部(相対位置調整部の載置部)
26b 軸部(相対位置囲調整部の軸部)
27 切り欠き部
70 X線の照射範囲
80 被検体
81 操作者
82a 操作者の指
100 X線透視撮像装置

Claims (9)

  1. 被検体が載置される天板と、
    被検体に対してX線を照射するX線源と、前記X線源から照射され、被検体を透過したX線を検出する検出器とを含む撮像系と、
    操作者が前記撮像系を移動させる際に把持する把持部と、
    前記撮像系に一体的に設けられ、前記撮像系を操作する操作入力を受け付ける複数の操作入力部が設けられた操作パネル部と、を備え、
    前記把持部は、前記操作パネル部と略平行な方向に沿って延びるとともに、前記操作パネル部に接続されており、
    前記複数の操作入力部は、少なくとも、X線の照射範囲を調整するX線照射範囲調整部を含み、
    前記X線照射範囲調整部は、前記操作パネル部の面内のうち、前記把持部側の位置に設けられている、X線透視撮像装置。
  2. 前記複数の操作入力部は、前記天板と前記撮像系との相対位置を調整するための入力を受け付ける相対位置調整部をさらに備え、
    前記X線照射範囲調整部のみならず、前記相対位置調整部も、前記操作パネル部の面内のうち、前記把持部側の位置に設けられている、請求項1に記載の、X線透視撮像装置。
  3. 前記複数の操作入力部は、前記操作パネル部の面内の前記把持部と交差する方向において、複数列となるように配置されており、
    前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、前記複数の操作入力部が配置されている複数列のうち、最も前記把持部側の列に配置されている、請求項2に記載のX線透視撮像装置。
  4. 前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部が配置されている列は、前記操作パネル部の面内において、前記複数の操作入力部が配置されている複数列のうち、前記操作パネル部に対する前記把持部の接続部に最も近い位置の列である、請求項3に記載のX線透視撮像装置。
  5. 前記操作パネル部は、切り欠き部を有しており、
    前記把持部は、前記切り欠き部の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、
    前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、それぞれ、前記操作パネル部の面内において、前記切り欠き部の角部に対応する位置に設けられている、請求項3または4に記載のX線透視撮像装置。
  6. 前記操作パネル部は、切り欠き部を有しており、
    前記把持部は、前記切り欠き部の開口端部側の対向する内表面同士を互いに接続するように設けられており、
    前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、それぞれ、前記操作パネル部の面内において、前記把持部が設けられている前記切り欠き部の開口端部側とは反対側の位置に設けられている、請求項3または4に記載のX線透視撮像装置。
  7. 前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、それぞれ、前記操作パネル部の表面から突出する方向の大きさが、他の操作入力部よりも大きくなるように構成されている、請求項2〜6のいずれか1項に記載のX線透視撮像装置。
  8. 前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、それぞれ、操作者の指が載置される載置部と、軸部とを有しており、操作者が前記載置部に指を載置したままの状態において、前記軸部を中心とする半径方向に移動可能に構成されているとともに、前記軸部の移動方向に基づいて、X線の照射範囲を調整するための入力、および、前記天板と前記撮像系との相対位置を調整するための入力を受け付けるように構成されている、請求項2〜7のいずれか1項に記載のX線透視撮像装置。
  9. 前記X線照射範囲調整部および前記相対位置調整部は、それぞれ、前記操作パネル部において、前記把持部を中心として、前記把持部が延びる方向の両側に設けられている、請求項2〜8のいずれか1項に記載のX線透視撮像装置。
JP2019016777A 2019-02-01 2019-02-01 X線透視撮像装置 Pending JP2020124272A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019016777A JP2020124272A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 X線透視撮像装置
US16/589,703 US11185299B2 (en) 2019-02-01 2019-10-01 X-ray fluoroscopic imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019016777A JP2020124272A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 X線透視撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020124272A true JP2020124272A (ja) 2020-08-20

Family

ID=71837245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019016777A Pending JP2020124272A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 X線透視撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11185299B2 (ja)
JP (1) JP2020124272A (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000166905A (ja) 1998-12-04 2000-06-20 Shimadzu Corp X線透視撮影台
US7177393B2 (en) * 2004-07-21 2007-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray imaging apparatus
US8755492B2 (en) * 2010-10-06 2014-06-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Radiographic apparatus and control method thereof
US9693437B2 (en) * 2012-04-13 2017-06-27 General Electric Company Systems and methods for controlling X-ray imaging systems
WO2015167174A1 (en) * 2014-05-02 2015-11-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Radiographic imaging apparatus and method of controlling the same
WO2016208155A1 (ja) * 2015-06-22 2016-12-29 富士フイルム株式会社 放射線照射装置、並びに放射線照射装置の制御方法およびプログラム
CN107708564B (zh) * 2015-07-07 2021-11-05 富士胶片株式会社 放射线图像摄影装置、放射线图像摄影装置的控制方法以及记录介质
KR20170011340A (ko) * 2015-07-22 2017-02-02 삼성전자주식회사 엑스선 디텍터 및 엑스선 촬영장치
KR20170029732A (ko) * 2015-09-08 2017-03-16 삼성전자주식회사 엑스선 디텍터, 엑스선 촬영 장치 및 그 제어 방법
US11064961B2 (en) * 2018-07-25 2021-07-20 General Electric Company Systems and method for a mobile imaging unit

Also Published As

Publication number Publication date
US20200245959A1 (en) 2020-08-06
US11185299B2 (en) 2021-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7300204B2 (en) X-ray diagnostic apparatus
US10064588B2 (en) Mobile x-ray diagnostic apparatus
US10898155B2 (en) X-ray diagnostic apparatus
US11219421B2 (en) X-ray CT imaging apparatus
JP4724760B2 (ja) X線撮影装置
JP2007144137A (ja) スカウトビュー機能を備えた医療用x線撮影装置
CN103841892A (zh) X射线摄像装置
JP2002028155A (ja) X線透視撮影台
JP2020124272A (ja) X線透視撮像装置
US20080031421A1 (en) Method for displacing a superimposed measuring surface on a sensor surface of an x-ray detector and x-ray system for implementing said method
US10835191B2 (en) X-ray imaging apparatus
US11172899B2 (en) X-ray fluoroscopic imaging apparatus
EP3552549B1 (en) X-ray fluoroscopic radiography apparatus
JP7080633B2 (ja) X線診断装置
US10939880B2 (en) X-ray fluoroscopic imaging apparatus
US11241206B2 (en) X-ray imaging apparatus
JP5541242B2 (ja) X線撮影装置
JP7224203B2 (ja) 医用画像診断装置、及び医用寝台装置
JP6366898B2 (ja) 医用装置
US20230248324A1 (en) X-ray diagnostic apparatus and medical couch apparatus
JP7238813B2 (ja) 放射線撮影装置
WO2021033370A1 (ja) X線撮影装置
JP2007192776A (ja) X線検査装置
JP2023073627A (ja) X線診断装置およびx線画像収集方法
JP2002224096A (ja) X線透視撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200731