以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置(画像形成装置1)を備えた画像形成システム100の一構成例を表すものである。画像形成システム100は、サーバ9と、画像形成装置1と、情報処理装置2とを備えている。画像形成装置1は、例えば、紙などに記録媒体に画像を形成するプリンタである。情報処理装置2は、例えば画像形成装置1の管理者が操作する、いわゆるパーソナルコンピュータである。サーバ9は、最新のファームウェアFWを画像形成装置1に提供するように構成される。
サーバ9は、インターネットINETに接続される。画像形成装置1および情報処理装置2は、例えば有線LAN(Local Area Network)や無線LANなどのネットワークNETに接続される。このネットワークNETは、図示しないプロキシなどを介してインターネットINETに接続される。この構成により、サーバ9、画像形成装置1、および情報処理装置2は、互いに通信することができるようになっている。
画像形成システム100では、画像形成装置1は、予めスケジュールされた日時にサーバ9にアクセスすることにより、更新すべきファームウェアFW(ファームウェアFWN)があるかどうかを問い合わせる。この問い合わせは、例えば夜間など、画像形成装置1が使用されない時間帯内の時間に行われるとともに、例えば1週間に1回の割合で定期的に行われるようにスケジュールされる。そして、更新すべきファームウェアFWNがある場合には、画像形成装置1は、サーバ9からそのファームウェアFWNをダウンロードする。このファームウェアFWNが、例えば、画像形成装置1における機能の追加や変更についてのファームウェア、およびその機能の管理者設定についてのファームウェアを含む場合には、画像形成装置1は、まず、管理者設定についてのファームウェアに基づいて更新処理を行い、画像形成装置1の管理者が使用する情報処理装置2に対して、ファームウェアを更新した旨の通知を行う。管理者は、その通知に基づいて、情報処理装置2を操作することにより、機能の追加や変更についてのファームウェアを更新すべき日時を設定する。この日時は、例えば夜間など、画像形成装置1が使用されない時間帯内の時間に設定される。また、管理者は、情報処理装置2を操作することにより、更新された、管理者設定についてのファームウェアに基づいて、管理者設定の設定値を予め設定する。管理者設定は、一般ユーザが画像形成装置1を使用する際の、管理者が推奨する設定を含む。管理者設定は、例えば、画像形成装置1がカラープリンタである場合には、カラー印刷およびモノクロ印刷の一方を選択する設定などを含む。画像形成装置1は、設定された、ファームウェアを更新すべき日時が到来したときに、機能の追加や変更についてのファームウェアに基づいて更新処理を行うとともに、管理者設定の設定値を有効にする。これにより、画像形成システム100では、後述するように、ユーザの利便性を高めることができるようになっている。
サーバ9は、画像形成装置1からの要求に応じて、例えば最新のファームウェアFWを画像形成装置1に提供するように構成される。サーバ9は、ファームウェアデータベースDBを有している。ファームウェアデータベースDBでは、ファームウェアFWを構成する様々なファームウェアデータFWDが管理されている。サーバ9は、画像形成装置1からの要求に応じて、ファームウェアデータベースDBを参照することにより、更新すべき1または複数のファームウェアデータFWDを選択する。そして、サーバ9は、選択したファームウェアデータFWDを含むファームウェアFW(ファームウェアFWN)を、インターネットINETを介して画像形成装置1に提供するようになっている。
画像形成装置1は、例えば、ネットワークNETに接続された図示しない情報処理装置から送信された印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成するように構成される。画像形成装置1は、不揮発性の記憶部(後述する記憶部13)に記憶されたファームウェアFWに基づいて動作を行う。また、画像形成装置1は、サーバ9から送信されたファームウェアFWNに基づいて、記憶されたファームウェアFWを更新するようになっている。
図2は、画像形成装置1の一構成例を表すものである。画像形成装置1は、通信部11と、表示操作部12と、記憶部13と、画像形成部14と、制御部15とを有している。
通信部11は、例えばネットワークNETを介して情報処理装置2との間で通信を行うとともに、例えばネットワークNETおよびインターネットINETを介してサーバ9との間で通信を行うように構成される。
表示操作部12は、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置1の動作状態などを表示するように構成される。表示操作部12は、例えば、タッチパネル、各種ボタン、液晶ディスプレイ、各種インジケータなどを含んで構成される。
記憶部13は、ファームウェアFWや、画像形成装置1の各種設定についての情報を記憶するように構成される。記憶部13は、例えば、例えば不揮発性のメモリを含んで構成される。画像形成装置1は、記憶部13に記憶されたファームウェアFWに基づいて動作を行うようになっている。
画像形成部14は、制御部15からの指示に基づいて、紙などの記録媒体に画像を形成するように構成される。
制御部15は、画像形成装置1内の各ブロックの動作を制御することにより、画像形成装置1の全体動作を制御するように構成される。制御部15は、例えば、プロセッサやRAM(Random Access Memory)などを含んで構成される。制御部15は、更新処理部16を有している。
更新処理部16は、画像形成装置1におけるファームウェアFWの更新処理を行うように構成される。更新処理部16は、例えば情報処理装置2を操作する管理者からの指示に基づいて、予約日時情報IDTおよび予約設定情報ISEを生成する。予約日時情報IDTは、機能の追加や変更についてのファームウェアを更新すべき日時についての情報を含む。予約設定情報ISEは、管理者設定の設定値についての情報を含む。
更新処理部16は、画像形成装置1がダウンロードしたファームウェアFWNが、画像形成装置1における機能の追加や変更についてのファームウェア、およびその機能の管理者設定についてのファームウェアを含む場合に、まず、管理者設定についてのファームウェアに基づいて更新処理を行い、画像形成装置1の管理者が使用する情報処理装置2に対して、ファームウェアを更新した旨の通知を行う。そして、更新処理部16は、管理者からの指示に基づいて、機能の追加や変更についてのファームウェアを更新すべき日時についての情報を含む予約日時情報IDTを生成するとともに、管理者設定の設定値についての情報を含む予約設定情報ISEを生成する。画像形成装置1は、予約日時情報IDTが示す日時が到来したときに、機能の追加や変更についてのファームウェアに基づいて更新処理を行うとともに、予約設定情報ISEが示す管理者設定の設定値を有効にするようになっている。
情報処理装置2は、この例では、画像形成装置1の管理者が使用する、いわゆるパーソナルコンピュータである。管理者は、情報処理装置2を操作することにより、画像形成装置1から通知された情報を確認し、機能の追加や変更についてのファームウェアを更新すべき日時についての情報や、管理者設定の設定値についての情報を入力する。そして、情報処理装置2は、管理者により入力された情報を更新処理部16に送信するようになっている。
ここで、画像形成部14は、本発明における「画像形成部」の一具体例に対応する。通信部11は、本発明における「通信部」の一具体例に対応する。更新処理部16は、本発明における「処理部」の一具体例に対応する。表示操作部12は、本発明における「操作部」の一具体例に対応する。ファームウェアFWNは、本発明における「ファームウェア」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成システム100の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、画像形成システム100の全体動作概要を説明する。画像形成装置1は、サーバ9にアクセスすることにより、更新すべきファームウェアFWNがあるかどうかを問い合わせる。そして、更新すべきファームウェアFWNがある場合には、画像形成装置1は、サーバ9からそのファームウェアFWNをダウンロードする。そして、画像形成装置1は、このファームウェアFWNに基づいて、画像形成装置1のファームウェアFWを更新する。
(詳細動作)
図3は、画像形成システム100の一動作例を表すものである。この例では、サーバ9のファームウェアデータベースDBには、画像形成装置1が更新すべきファームウェアFW(ファームウェアFWN)が登録されている。このファームウェアFWNは、画像形成装置1における機能の追加や変更についてのファームウェア、およびその機能の管理者設定についてのファームウェアを含んでいる。画像形成装置1は、このファームウェアFWNをサーバ9からダウンロードし、このファームウェアFWNに基づいて、画像形成装置1のファームウェアFWを更新する。以下に、この動作について、詳細に説明する。
まず、画像形成装置1は、予めスケジュールされた日時に、サーバ9に対して、更新すべきファームウェアFW(ファームウェアFWN)があるかどうかを問い合わせる(ステップS11)。サーバ9は、この問い合わせに基づいて、ファームウェアデータベースDBを参照し、画像形成装置1が更新すべきファームウェアFWNがあるかどうかを確認し、その確認結果を、画像形成装置1に対して送信する(ステップS12)。この例では、サーバ9のファームウェアデータベースDBには、画像形成装置1が更新すべきファームウェアFWNが登録されているので、サーバ9は、更新すべきファームウェアFWNがある旨の確認結果を画像形成装置1に対して送信する。
次に、画像形成装置1は、サーバ9に対して、更新すべきファームウェアFWNの送信要求を行う(ステップS13)。サーバ9は、この送信要求に応じて、更新すべきファームウェアFWNを、画像形成装置1に対して送信する(ステップS14)。
次に、画像形成装置1は、1回目の更新処理を行う(ステップS15)。具体的には、画像形成装置1は、ファームウェアFWNに含まれる、管理者設定についてのファームウェアに基づいて、更新処理を行う。
次に、画像形成装置1は、情報処理装置2に対して、1回目の更新処理を行った旨を示す通知情報INF1を生成し、この通知情報INF1を送信する(ステップS16)。なお、この図では、説明の便宜上、画像形成装置1が情報処理装置2に対して通知情報INF1を直接送信するように描いたが、この例では、後述するように、画像形成装置1は、この通知情報INF1が添付された、画像形成装置1の管理者宛ての電子メールを送信する。情報処理装置2は、管理者の操作に基づいて、この電子メールを受信する。これにより、管理者は、この通知情報INF1を確認することができる。
次に、画像形成装置1および情報処理装置2は、2回目の更新処理の設定を行う(ステップS17)。具体的には、この例では、画像形成装置1が、管理者が操作する情報処理装置2からの要求に基づいて、情報処理装置2に対して、2回目の更新処理を行うべき日時を入力するためのWEB(World Wide Web)ページや、管理者設定の設定値を入力するためのWEBページを送信する。管理者は、情報処理装置2を操作することにより、2回目の更新処理を行うべき日時や、管理者設定の設定値を入力する。画像形成装置1は、管理者により入力されたこれらの情報を受け取る。
次に、画像形成装置1は、ステップS17において入力された、2回目の更新処理を行うべき日時についての情報に基づいて予約日時情報IDTを生成するとともに、管理者設定の設定値についての情報に基づいて予約設定情報ISEを生成する(ステップS18)。
そして、画像形成装置1は、予約日時情報IDTが示す日時が到来したときに、2回目の更新処理を行う(ステップS19)。具体的には、画像形成装置1は、ファームウェアFWNに含まれる、機能の追加や変更についてのファームウェアに基づいて、更新処理を行うとともに、予約設定情報ISEが示す管理者設定の設定値を有効にする。
そして、画像形成装置1は、情報処理装置2に対して、2回目の更新処理を行った旨を示す通知情報INF2を生成し、この通知情報INF2を送信する(ステップS20)。
以上で、このシーケンスは終了する。以下、この図3に示した動作について、より具体的に説明する。
(ステップS11〜S16について)
図4は、図3のステップS11〜S16における画像形成装置1の動作の一例を表すものである。画像形成装置1の更新処理部16は、サーバ9からダウンロードされた更新すべきファームウェアFW(ファームウェアFWN)に含まれる、データ種別が“機能の追加・変更”ではないファームウェアデータFWDに基づいて更新処理を行うことにより、1回目の更新処理を行う。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、画像形成装置1の更新処理部16は、予めスケジュールされた日時が到来したかどうかを確認する(ステップS101)。この動作は、例えばタイマ処理のような既知の方法を用いることができる。日時には、例えば毎週日曜日の21時のように、曜日及び時刻が設定される。予めスケジュールされた日時がまだ到来していない場合(ステップS101において“N”)には、その日時が到来するまで、このステップS101を繰り返す。
ステップS101において、予めスケジュールされた日時が到来した場合(ステップS101において“Y”)には、通信部11は、更新処理部16からの指示に基づいて、サーバ9に対して、更新すべきファームウェアFW(ファームウェアFWN)があるかどうかを問い合わせる(ステップS102)。サーバ9は、この問い合わせに基づいて、ファームウェアデータベースDBを参照し、画像形成装置1が更新すべきファームウェアFWNがあるかどうかを確認し、確認結果を画像形成装置1に対して送信する。通信部11は、この確認結果を受信し、更新処理部16は、この確認結果を受け取る。更新すべきファームウェアFWNがない場合(ステップS103において“N”)には、ステップS101に戻る。
ステップS103において、更新すべきファームウェアFWNがある場合(ステップS103において“Y”)には、通信部11は、更新処理部16からの指示に基づいて、サーバ9に対して、更新すべきファームウェアFWNの送信要求を行う(ステップS104)。サーバ9は、この送信要求に応じて、更新すべきファームウェアFWNを、画像形成装置1に対して送信する。通信部11は、このファームウェアFWNを受信する(ステップS105)。そして、記憶部13は、更新処理部16からの指示に基づいて、このファームウェアFWNを記憶する(ステップS106)。
図5は、ファームウェアFWNの一例を表すものである。ファームウェアFWNは、ファームウェアヘッダFWHと、2つのファームウェアデータFWD(ファームウェアデータFWD1,FWD2)とを含んでいる。図6は、ファームウェアヘッダFWHの一例を示し、図7は、ファームウェアデータFWD1,FWD2の一例を示す。ファームウェアデータFWD2は、画像形成装置1における機能の追加や変更についてのファームウェアのデータであり、ファームウェアデータFWD1は、その機能の管理者設定についてのファームウェアのデータである。
ファームウェアヘッダFWHは、このファームウェアFWNについての情報を含む。この例では、ファームウェアヘッダFWHは、ファームウェアデータ数についての情報を含む。ファームウェアデータ数は、このファームウェアFWNに含まれるファームウェアデータFWDの数である。この例では、ファームウェアFWNは2つのファームウェアデータFWD1,FWD2を含んでいるので、ファームウェアデータ数は“2”である。なお、ファームウェアヘッダFWHは、この情報の他に、例えば、チェックサムなどの情報を含んでいてもよい。
ファームウェアデータFWDは、データ番号、データ種別、データサイズ、データ本体についての情報を含んでいる。データ番号は、そのファームウェアデータFWDに割り当てられた番号である。データ種別は、そのファームウェアデータFWDの種別である。データサイズは、そのファームウェアデータFWDのデータ本体のデータサイズである。各ファームウェアデータFWDは、データ本体として、バイナリデータを含んでいる。
ファームウェアデータFWD1には、データ番号“1”が割り当てられている。ファームウェアデータFWD1のデータ種別は“管理者設定”である。
ファームウェアデータFWD2には、データ番号“2”が割り当てられている。ファームウェアデータFWD2のデータ種別は“機能の追加・変更”である。
図8は、ファームウェアデータFWD1のデータ本体に含まれる情報の一例を表すものである。ファームウェアデータFWD1のデータ本体は、データ数および3つの設定データについての情報を含む。各設定データは、番号、種別、名称、型、仕様サイズ、仕様、デフォルト値についての情報を含む。
データ数は、データ本体に含まれる設定データの数である。この例では、データ本体は3つの設定データを含んでいるので、データ数は“3”である。
1つ目の設定データには、番号“1”が割り当てられている。この設定データの種別は“新規追加”であり、名称は“A補正値”であり、型は“整数型”であり、仕様サイズは“32”であり、仕様は“−10〜10”であり、デフォルト値は“0”である。すなわち、この設定データは、“A補正値”を設定する機能を新たに追加するためのデータである。管理者は、−10以上であり10以下である整数を設定することができる。この設定値のデフォルト値は“0”である。この情報を入力する欄(例えばテキストボックス)のデータサイズは、この例では“32”バイトである。
2つ目の設定データには、番号“2”が割り当てられている。この設定データの種別は“変更”であり、名称は“Bモード”であり、型は“列挙型”であり、仕様サイズは“512”であり、仕様は“MODE1,MODE2,MODE3”であり、デフォルト値は“MODE1”である。すなわち、この設定データは、“Bモード”を設定する機能を変更するためのデータである。管理者は、“MODE1,MODE2,MODE3”のうちのいずれか1つを選択することができる。この設定値のデフォルト値は“MODE1”である。この情報を入力する欄(例えばプルダウンボックス)のデータサイズは、この例では“512”バイトである。
3つ目の設定データには、番号“3”が割り当てられている。この設定データの種別は“新規追加”であり、名称は“C制御”であり、型は“列挙型”であり、仕様サイズは“64”であり、仕様は“OFF,ON”であり、デフォルト値は“OFF”である。すなわち、この設定データは、“C制御”を設定する機能を新たに追加するためのデータである。管理者は、“OFF,ON”のうちのいずれか1つを選択することができる。この設定値のデフォルト値は“OFF”である。この情報を入力する欄(例えばプルダウンボックス)のデータサイズは、この例では“64”バイトである。
次に、図4に示したように、更新処理部16は、受信したファームウェアFWNのファームウェアヘッダFWHに含まれる情報(図6)に基づいて、受信したファームウェアFWNに含まれるファームウェアデータFWDの数を取得する(ステップS107)。この例では、ファームウェアデータFWDの数は“2”である。
次に、更新処理部16は、ファームウェアFWNに含まれる1番目のファームウェアデータFWDを選択する(ステップS108)。
次に、更新処理部16は、選択されたファームウェアデータFWDのデータ種別が“機能の追加・変更”であるかどうかを確認する(ステップS109)。選択されたファームウェアデータFWDのデータ種別が“機能の追加・変更”である場合(ステップS109において“Y”)には、ステップS111に進む。
ステップS109において、選択されたファームウェアデータFWDのデータ種別が“機能の追加・変更”ではない場合(ステップS109において“N”)には、更新処理部16は、選択されたファームウェアデータFWDに基づいて更新処理を行う(ステップS110)
次に、更新処理部16は、通知情報INF1を更新する(ステップS111)。具体的には、更新処理部16は、選択されたファームウェアデータFWDが1番目のファームウェアデータFWDである場合には、この選択されたファームウェアデータFWDについて通知すべき情報を含む通知情報INF1を生成し、選択されたファームウェアデータFWDが1番目のファームウェアデータFWDではない場合には、すでに生成された通知情報INF1に、選択されたファームウェアデータFWDについて通知すべき情報を追加することにより、通知情報INF1を更新する。
次に、更新処理部16は、ファームウェアFWNに含まれる全てのファームウェアデータFWDを選択したかどうかを確認する(ステップS112)。全てのファームウェアデータFWDをまだ選択していない場合(ステップS112において“N”)には、更新処理部16は、ファームウェアFWNに含まれる次のファームウェアデータFWDを選択し(ステップS113)、ステップS109に戻る。そして、更新処理部16は、ファームウェアFWNに含まれる全てのファームウェアデータFWDを選択するまで、ステップS109〜S113の動作を繰り返す。
ステップS112において、ファームウェアFWNに含まれる全てのファームウェアデータFWDを選択した場合(ステップS112において“Y”)には、通信部11は、更新処理部16からの指示に基づいて、通知情報INF1を情報処理装置2に対して送信する(ステップS114)。この例では、画像形成装置1は、この通知情報INF1が添付された、画像形成装置1の管理者宛ての電子メールを送信する。情報処理装置2は、管理者の操作に基づいて、この電子メールを受信する。これにより、管理者は、この通知情報INF1を確認することができる。
以上で、このフローは終了する。
図5,7に示した例では、ファームウェアデータFWD1のデータ種別は“管理者設定”であり、ファームウェアデータFWD2のデータ種別は“機能の追加・変更”である。更新処理部16は、ステップS108において、まず、ファームウェアデータFWD1を選択する。この場合、データ種別は“管理者設定”であるので(ステップS109において“N”)、更新処理部16は、このファームウェアデータFWD1に基づいて更新処理を行う(ステップS110)。そして、次に、ステップS113において、ファームウェアデータFWD2を選択する。この場合、データ種別は“機能の追加・変更”であるので(ステップS109において“Y”)、更新処理部16は、このファームウェアデータFWD2に基づく更新処理をスキップする。このようにして、更新処理部16は、1回目の更新処理を行う。1回目の更新処理においてスキップされたファームウェアデータFWD2に基づく更新処理は、後述するように、2回目の更新処理において行われる。
ここで、ファームウェアデータFWD1は、本発明における「第1のファームウェア」の一具体例に対応する。ファームウェアデータFWD2は、本発明における「第2のファームウェア」の一具体例に対応する。
(ステップS17,S18について)
図9は、図3のステップS17,S18における画像形成システム100の動作の一例を表すものである。
まず、情報処理装置2は、管理者の操作に基づいて、通知情報INF1を表示する(ステップS121)。
図10は、通知情報INF1の一例を表すものである。通知情報INF1は、情報W1,W2を含む。情報W1は、ファームウェアデータFWD1について管理者に通知すべき情報を含み、図4において、ファームウェアデータFWD1が選択されたときのステップS111において生成される。情報W2は、ファームウェアデータFWD2について管理者に通知すべき情報を含み、図4において、ファームウェアデータFWD2が選択されたときのステップS111において生成される。
次に、画像形成システム100は、管理者による、更新処理の実行承認操作を受け付けるとともに(ステップS122)、更新日時の予約操作を受け付ける(ステップS123)。具体的には、まず、管理者は、例えば、情報処理装置2を操作することにより、通知情報INF1(図10)の情報W2に含まれるリンクを操作する。これにより、画像形成装置1の更新処理部16は、更新処理の実行承認操作および更新日時の予約操作を受け付けるWEBページWP1を生成する。画像形成装置1の通信部11は、このWEBページWP1を情報処理装置2に送信し、情報処理装置2は、このWEBページWP1を表示する。
図11は、WEBページWP1の一例を表すものである。WEBページWP1は、“承認”ボタンW11と、日時入力フィールドW12と、“予約”ボタンW13とを含んでいる。“承認”ボタンW11は、管理者が、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を実行することを承認する際に操作するものである。日時入力フィールドW12は、管理者が、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を実行する日時を入力する際に用いるものであり、この例では複数のテキストボックスを用いて構成される。“予約”ボタンW13は、管理者が、日時入力フィールドW12に入力した日時を決定する際に操作するものである。
画像形成システム100は、このWEBページWP1における“承認”ボタンW11の管理者による操作を受け付けることにより、更新処理の実行承認操作を受け付ける。また、画像形成システム100は、日時入力フィールドW12および“予約”ボタンW13の管理者による操作を受け付けることにより、更新日時の予約操作を受け付ける。
次に、画像形成装置1の更新処理部16は、ステップS122,S123において受け付けた操作に基づいて、予約日時情報IDTを生成する(ステップS124)。予約日時情報IDTは、例えば、管理者により日時入力フィールドW12を用いて入力された、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を実行する日時についての情報を含む。そして、記憶部13は、更新処理部16からの指示に基づいて、この予約日時情報IDTを記憶する。
次に、画像形成システム100は、管理者による、管理者設定の予約操作を受け付ける(ステップS125)。具体的には、まず、管理者は、例えば、情報処理装置2を操作することにより、通知情報INF1(図10)の情報W1に含まれるリンクを操作する。これにより、画像形成装置1の更新処理部16は、すでに更新処理が行われたファームウェアデータFWD1(図8)に基づいて、管理者設定の予約操作を受け付けるWEBページWP2を生成する。画像形成装置1の通信部11は、このWEBページWP2を情報処理装置2に送信し、情報処理装置2は、このWEBページWP2を表示する。
図12は、WEBページWP2の一例を表すものである。WEBページWP2は、入力フィールドW21〜W23と、“設定予約”ボタンW24とを含んでいる。入力フィールドW21は、管理者が、A補正値の設定値を入力する際に用いるものであり、この例ではテキストボックスを用いて構成される。この例では、管理者は、A補正値の設定値を“0”に設定している。入力フィールドW22は、管理者が、Bモードの設定値を入力する際に用いるものであり、この例ではプルダウンボックスを用いて構成される。この例では、管理者は、Bモードの設定値を、デフォルト値である“MODE1”ではなく、“MODE2”に設定している。入力フィールドW23は、管理者が、C制御の設定値を入力する際に用いるものであり、この例ではプルダウンボックスを用いて構成される。この例では、管理者は、C制御の設定値を、デフォルト値である“OFF”ではなく、“ON”に設定している。“設定予約”ボタンW24は、管理者が、入力フィールドW21〜W23に入力した設定値を決定する際に操作するものである。
画像形成システム100は、このWEBページWP2における入力フィールドW21〜W23の管理者による操作を受け付けることにより、管理者設定の予約操作を受け付ける。
次に、画像形成装置1の更新処理部16は、ステップS125において受け付けた操作に基づいて、予約設定情報ISEを生成する(ステップS126)。
図13は、予約設定情報ISEの一例を表すものである。予約設定情報ISEは、データ数および3つの設定データについての情報を含む。各設定データは、番号、名称、設定値についての情報を含む。
データ数は、予約設定情報ISEに含まれる設定データの数である。この例では、データ本体は3つの設定データを含んでいるので、データ数は“3”である。
1つ目の設定データには、番号“1”が割り当てられている。この設定データの名称は“A補正値”であり、設定値は“0”である。この設定値は、図12に示したように、管理者により入力フィールドW21を用いて入力された設定値である。
2つ目の設定データには、番号“2”が割り当てられている。この設定データの名称は“Bモード”であり、設定値は“MODE2”である。この設定値は、図12に示したように、管理者により入力フィールドW22を用いて入力された設定値である。
3つ目の設定データには、番号“3”が割り当てられている。この設定データの名称は“C制御”であり、設定値は“ON”である。この設定値は、図12に示したように、管理者により入力フィールドW23を用いて入力された設定値である。
このようにして、更新処理部16は、予約設定情報ISEを生成する。そして、記憶部13は、更新処理部16からの指示に基づいて、この予約設定情報ISEを記憶する。この時点では、予約設定情報ISEが示す管理者設定の設定値は、まだ適用されておらず、無効である。更新処理部16は、後述するように、2回目の更新処理において、この予約設定情報ISEに基づいて、管理者設定の設定値を適用することにより、管理者設定の設定値を有効にする。
以上で、このフローは終了する。
ここで、予約日時情報IDTは、本発明における「日時情報」の一具体例に対応する。予約設定情報ISEは、本発明における「設定情報」の一具体例に対応する。
(ステップS19,S20について)
図14は、図3のステップS19,S20における画像形成装置1の動作の一例を表すものである。画像形成装置1の更新処理部16は、予約日時情報IDTが示す日時に、更新対象であるファームウェアデータFWDに基づいて更新処理を行うとともに、予約設定情報ISEに基づいて管理者設定の設定値を適用することにより、2回目の更新処理を行う。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、画像形成装置1の更新処理部16は、記憶部13に記憶された予約日時情報IDTに基づいて、予約された日時が到来したかどうかを確認する(ステップS131)。予約された日時がまだ到来していない場合(ステップS131において“N”)には、その日時が到来するまで、このステップS131を繰り返す。
ステップS131において、予約された日時が到来した場合(ステップS131において“Y”)には、更新処理部16は、記憶部13に記憶されたファームウェアFWNに含まれる、更新処理の対象であるファームウェアデータFWDを読み出し(ステップS132)、読み出したファームウェアデータFWDに基づいて更新処理を行う(ステップS133)。
図5に示した例では、1回目の更新処理において、ファームウェアデータFWD1に基づく更新処理を行っているので、ファームウェアデータFWD2が、この2回目の更新処理の対象である。よって、更新処理部16は、記憶部13から、ファームウェアデータFWD2を読み出し、このファームウェアデータFWD2に基づいて更新処理を行う。
次に、更新処理部16は、記憶部13に記憶された予約設定情報ISEに基づいて、管理者設定の設定値を適用する(ステップS134)。図13に示した例では、“A補正値”が“0”に設定され、“Bモード”が“MODE2”に設定され、“C制御”が“ON”に設定される。このようにして、更新処理部16は、管理者設定の設定値を有効にする。
次に、更新処理部16は、通知情報INF2を生成し(ステップS135)、通信部11は、更新処理部16からの指示に基づいて、この通知情報INF2を情報処理装置2に対して送信する(ステップS136)。この例では、画像形成装置1は、この通知情報INF2が添付された、画像形成装置1の管理者宛ての電子メールを送信する。情報処理装置2は、管理者の操作に基づいて、この電子メールを受信する。これにより、管理者は、この通知情報INF2を確認することができる。
図15は、通知情報INF2の一例を表すものである。通知情報INF2は、“機能の追加・変更”に係る更新処理が行われた旨の情報を含んでいる。管理者は、例えば、情報処理装置2を操作することにより、この情報に含まれるリンクを操作する。これにより、画像形成装置1の更新処理部16は、更新内容の詳細についての情報を含むWEBページを生成し、通信部11は、このWEBページを情報処理装置2に送信する。そして、情報処理装置2は、このWEBページを表示する。これにより、管理者は、更新内容の詳細を確認することができる。
以上で、このフローは終了する。
このように、画像形成装置1では、ダウンロードした、更新すべきファームウェアFWNが、画像形成装置1における機能の管理者設定についてのファームウェアデータFWD1、およびその機能についてのファームウェアデータFWD2を含む場合に、まず、ファームウェアデータFWD1に基づいて更新処理を行うようにした。そして、管理者からの指示に基づいて、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理の日時を設定するとともに、ファームウェアデータFWD1に基づいて管理者設定の設定値を予め設定するようにした。そして、画像形成装置1では、設定された日時が到来したときに、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を行うとともに、管理者設定の設定値を有効にするようにした。これにより、画像形成装置1では、管理者の利便性を高めることができる。
すなわち、画像形成装置1の管理者は、一般ユーザが画像形成装置1を使用する際に、一般ユーザに対して機能設定を推奨する場合がある。具体的には、管理者は、例えばコストの観点から、一般ユーザに、カラー印刷ではなくモノクロ印刷を推奨する場合がある。この場合には、例えば、管理者は、管理者設定により、カラー印刷およびモノクロ印刷のうちのモノクロ印刷をデフォルト設定として選択することができる。しかしながら、仮に、夜間などに、ファームウェアデータFWD1,FWD2に基づいてまとめて更新処理を行う場合には、管理者は、その翌日の日中に、そのような管理者設定を行うこととなる。よって、画像形成装置1が更新処理を行ってから管理者が設定を行うまでの間では、一般ユーザは、特に意識することなく、管理者が推奨しない処理(この例ではカラー印刷)を指示してしまうおそれがある。
一方、画像形成装置1では、夜間などに、まずファームウェアデータFWD1に基づいて更新処理を行うようにした。そして、例えば、翌日の日中に、管理者が情報処理装置2を操作することにより、画像形成装置1は、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理の日時を設定するとともに、ファームウェアデータFWD1に基づいて管理者設定の設定値を予め設定するようにした。ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理は、例えばその日の夜に行うように設定することができる。そして、画像形成装置1は、設定された日時が到来したときに、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を行うとともに、管理者設定の設定値を有効にする。このように、画像形成装置1では、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理と、管理者設定の有効化とを順次行うので、一般ユーザが、管理者が推奨しない処理を指示することがない。よって、画像形成装置1では、管理者の利便性を高めることができる。
また、画像形成装置1では、予めスケジュールされた日時に、更新すべきファームウェアFWNをダウンロードし、1回目の更新処理を行うとともに、通知情報INF1を送信するようにした。そして、管理者が、例えば日中に、その通知情報INF1に基づいて、更新処理の実行承認操作、更新日時の予約操作、管理者設定の予約操作などを行い、画像形成装置1は、設定された日時に、2回目の更新処理を行うようにした。これにより、管理者は、更新処理のために、夜間や休日に作業を行わずに済むので、管理者の負担を軽減することができる。その結果、画像形成装置1では、管理者の利便性を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、ダウンロードした、更新すべきファームウェアが、画像形成装置における機能の管理者設定についてのファームウェアデータFWD1、およびその機能についてのファームウェアデータFWD2を含む場合に、まず、ファームウェアデータFWD1に基づいて更新処理を行うようにした。そして、管理者からの指示に基づいて、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理の日時を設定するとともに、ファームウェアデータFWD1に基づいて管理者設定の設定値を予め設定するようにした。そして、設定された日時が到来したときに、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を行うとともに、管理者設定の設定値を有効にするようにした。これにより、管理者の利便性を高めることができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、図5〜7に示したように、ファームウェアFWNは2つのファームウェアデータFWDを含むようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、ファームウェアFWNは、3つ以上のファームウェアデータFWDを含んでもよい。以下に、ファームウェアFWNが3つのファームウェアデータFWD(ファームウェアデータFWD1〜FWD3)を含む場合を例に挙げて説明する。
図16〜18に示すように、この例では、ファームウェアFWNは、ファームウェアデータFWD1〜FWD3を含んでいる。この場合には、ファームウェアヘッダFWHに含まれる、ファームウェアデータ数は、図17に示したように、“3”である。図18に示したように、ファームウェアデータFWD1,FWD2は、上記実施の形態の場合と同様である。ファームウェアデータFWD3には、データ番号“3”が割り当てられている。ファームウェアデータFWD3のデータ種別は“不具合修正”である。
この例では、ファームウェアデータFWD1のデータ種別は“管理者設定”であり、ファームウェアデータFWD2のデータ種別は“機能の追加・変更”であり、ファームウェアデータFWD3のデータ種別は“不具合修正”である。よって、更新処理部16は、1回目の更新処理において、ファームウェアデータFWD1に基づく更新処理、およびファームウェアデータFWD3に基づく更新処理を行う。
すなわち、更新処理部16は、図4のステップS108において、まず、ファームウェアデータFWD1を選択する。この場合、データ種別は“管理者設定”であるので(ステップS109において“N”)、更新処理部16は、このファームウェアデータFWD1に基づいて更新処理を行う(ステップS110)。そして、次に、ステップS113において、ファームウェアデータFWD2を選択する。この場合、データ種別は“機能の追加・変更”であるので(ステップS109において“Y”)、更新処理部16は、このファームウェアデータFWD2に基づく更新処理をスキップする。そして、次に、ステップS113において、ファームウェアデータFWD3を選択する。この場合、データ種別は“不具合修正”であるので(ステップS109において“N”)、更新処理部16は、このファームウェアデータFWD3に基づいて更新処理を行う(ステップS110)。
そして、更新処理部16は、2回目の更新処理において、ファームウェアデータFWD2に基づく更新処理を行うとともに、予約設定情報ISEに基づいて、管理者設定の設定値を適用することにより、管理者設定の設定値を有効にする。
ここで、ファームウェアデータFWD3は、本発明における「第3のファームウェア」の一具体例に対応する。
このように、画像形成装置1では、データ種別が“機能の追加・変更”以外であるファームウェアデータFWDに基づいて、1回目の更新処理を行う。これにより、例えば、不具合修正に係るファームウェアデータFWDに基づいて、すぐに更新処理を行うことができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
[変形例2]
上記実施の形態では、通知情報INF1を添付した電子メールを送信したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、通知情報INF1をメール本文とする電子メールを送信してもよいし、SNS(Social Networking Service)など、電子メール以外の方法を用いて通知情報INF1を送信してもよい。また、情報処理装置2に、専用のアプリケーションソフトウェアをあらかじめインストールしておき、このアプリケーションソフトウェアが通知情報INF1に基づいて表示を行うようにしてもよい。同様に、上記実施の形態では、通知情報INF2を添付した電子メールを送信したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、通知情報INF1を情報処理装置2に送信したが、これに限定されるものではない。これに代えて、通知情報INF1を印刷してもよい。この場合でも、管理者は、印刷された通知情報INF1を確認し、例えば、情報処理装置2を操作することにより、更新処理の実行承認操作、更新日時の予約操作、管理者設定の予約操作などを行うことができる。同様に、上記実施の形態では、通知情報INF2を情報処理装置2に送信したが、これに限定されるものではない。
[変形例3]
上記実施の形態では、WEBページを用いて、管理者による、更新処理の実行承認操作、更新日時の予約操作、および管理者設定の予約操作を受け付けるようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、情報処理装置2に、専用のアプリケーションソフトウェアをあらかじめインストールしておき、このアプリケーションソフトウェアが、これらの管理者の操作を受け付けるようにしてもよい。また、例えば、画像形成装置1の表示操作部12が、これらの管理者の操作を受け付けるようにしてもよい。
[変形例4]
上記実施の形態では、図11に示したように、1つのWEBページWP1を用いて、更新処理の実行承認操作および更新日時の予約操作を受け付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、別々のWEBページを用いて、更新処理の実行承認操作および更新日時の予約操作を受け付けるようにしてもよい。
[変形例5]
上記実施の形態では、図11に示したように、更新日時を入力できるようにしたが、これに加え、例えば、即時に更新処理を実行するように指示することができるようにしてもよい。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態等では、本技術を単機能のプリンタに適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、コピー機能、ファックス機能、スキャン機能、プリント機能などを有する、いわゆる多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)に適用してもよい。