JP2020122591A - 吸引装置及び吸引方法 - Google Patents
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吸引口を有する吸引部と、
前記吸引口の径方向外側に配置され、前記吸引口の周囲にエアカーテンを形成するように空気を吹き出すための第1吐出口を有する第1吐出部と、
前記吸引口と前記第1吐出口との間に配置され、前記吸引口の前記径方向の直交方向に沿って空気を噴射するための第2吐出口を有する第2吐出部と
を備えている。
前記第2吐出部は、前記吸引口の形成面からみて突出した凸部を含み、
前記第2吐出口は、前記凸部において前記吸引部による吸引方向に沿って延在してもよい。
前記凸部は、前記吸引口を中心に環状に形成されており、
前記第2吐出部は、前記凸部の内周の周方向に離散的に配置されるとともに、前記吸引口に向かう空気の流れに同一方向の旋回力を付与するように配置された複数の前記第2吐出口を有していてもよい。
前記第2吐出部は、前記第2吐出口から噴射する空気の少なくとも一部を、前記吸引口の形成面と平行に噴射するように構成されていてもよい。
前記第2吐出部は、前記第2吐出口から噴射する空気の少なくとも一部を、前記吸引口に向かう空気の流れの上流側に向けて斜めに噴射するように構成されていてもよい。
前記第2吐出部は、前記吸引口の周方向の異なる位置に、前記吸引口に向かう空気の流れに同一方向の旋回力を付与するように配置された複数の前記第2吐出口を有していてもよい。
前記第2吐出部は、前記吸引口の形成面に平行且つ前記吸引口の図心を通る仮想一次元座標軸に投影した際に各々が前記図心に向けて空気を噴射するように等間隔に配置された前記第2吐出口を有し、
各々の前記第2吐出口は、前記吸引口の中心に対して点対称に配置されていてもよい。
複数の前記第2吐出口は、各々の前記第2吐出口から噴射される空気の噴流が互いに干渉しないように配置されていてもよい。
前記第1吐出口は、前記吸引口を中心とする旋回成分を前記エアカーテンに与えないように前記空気を吹き出すように構成されていてもよい。
吸引口を介して吸引対象物を含む空気を吸引するステップと、
前記吸引口の径方向外側に配置された第1吐出口から空気を吹き出して、前記吸引口の周囲にエアカーテンを形成するステップと、
前記吸引口と前記第1吐出口との間に配置された第2吐出口から、前記径方向に沿って空気を噴射するステップと、
を備えている。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1及び図2に示すように、本発明の少なくとも一実施形態に係る吸引装置1は、例えば屋内の天井等に配置され、該屋内に存在する吸引対象物(例えばヒューム、油煙又は粉塵など)を吸引して屋外等に排出する場合に好適に用いることができる。
なお、本開示において、吸引口12の径方向とは、例えば図2(A)(後述する図5(A)、図7(A)も同様)に例示するように、吸引口12が円形の場合は当該円の径方向を意味し、吸引口12が円形以外の形状の場合は、吸引口12の図心Cを中心とする仮想円の径方向を意味するものとする。また、第2吐出部30による空気の噴射方向(吸引口12の径方向の直交方向に沿った方向)は、例えば吸引口12の形成面の垂線方向からみて(例えば平面視にて)、吸引口12の接線に沿う方向を含むとともに、例えば接線方向±20°程度の範囲を含む方向であってもよい。
第1吐出口22は、エアカーテン2を形成するための空気を吹き出すポートであってもよいし、空気を圧縮して噴射するノズルであってもよい。例えば第1吐出口22は、吸引口12の周りに環状に形成されたポートであってもよいし、吸引口12の周りに環状に配置された複数のノズルを含んでいてもよい。
なお、第1吐出部20は、第1吐出口22から吐出された空気を、吸引口12の径方向の外側に向けて案内するガイド部を有していてもよい。このようなガイド部は、吸引口12の径方向において第1吐出口22の内側に基端部が設けられ、当該基端部を起点として吸引口12の形成面16から離れるほど該吸引口12の径方向外側に延設される曲面又は傾斜面を含む形状を有していてもよい。このようなガイド部は、例えば吸引口12の周りに連続的に(環状に)形成されたコーン乃至鍔部材であってもよい。
幾つかの実施形態では、例えば図3に示すように、第2吐出部30は、吸引口12の形成面16からみて突出した凸部40を含み、第2吐出口32は、凸部40において吸引部10による吸引方向Sに沿って延在してもよい。このような凸部40は、例えば屋内の天井面から下方に向けて突出した形態の凸部40であってもよい。この場合、第2吐出口32の数や配置に応じて、それぞれに一又は複数の第2吐出口32が配置された複数の凸部40を含んでいてもよい。
例えば複数の第2吐出口32は、各々の位置からみて吸引口12乃至該吸引口12に向かう空気の流れの右側又は左側いずれか一方に向けて空気を噴射するように配向され得る。
上記の凸部40を有する形態において、幾つかの実施形態では、例えば図2〜図5に示すように、凸部40に配置された第2吐出部30は、第2吐出口32から噴射する空気の少なくとも一部を、吸引口12の形成面16と平行に噴射するように構成されていてもよい。
すなわち、第2吐出口32は、吸引口12の形成面16に沿って空気を噴射するように配置されたノズルを含んでいてもよい。
幾つかの実施形態では、例えば図1、図6及び図7に示すように、第2吐出部30は、第2吐出口32から噴射する空気の少なくとも一部を、吸引口12に向かう空気の流れの上流側に向けて斜めに噴射するように構成されていてもよい。
例えば吸引装置1が屋内の天井面に配置される場合、第2吐出口32は、吸引方向Sに沿って吸引口12に向けて上昇する空気の流れの上流側、すなわち下方に向けて斜めに空気を噴射するように構成されていてもよい。この場合、第2吐出口32は、例えば吸引口12の径方向に沿って、或いは吸引方向Sに沿って延在するスリット状に形成されることにより、吸引口12に向かう空気の流れに対して平面状の噴流を噴射できるように構成されていてもよい。
例えば複数の第2吐出口32は、上述した場合と同様に、各々の位置からみて吸引口12乃至該吸引口12に向かう空気の流れの右側又は左側いずれか一方に向けて空気を噴射するように配向され得る。
例えば第2吐出口32は、吸引口12の接線方向に沿って配列された複数のノズルを含んでいてもよい(図2(A)、図5(A)又は図7(A)参照)。これらの第2吐出口32は、例えば吸引口12の開口部端が円形の場合は、各々の接線上から当該接線と上記開口部端との接点が存在する方向に向けて空気を噴射するように配置されていてもよい。なお、図示した例ではそれぞれ複数対(つまり4つ以上)の第2吐出口32を含む構成を開示しているが、一対(すなわち2つ)の第2吐出口32のみを有する構成であってもよい。また、第2吐出口32は、例えば吸引口12の中心(又は図心C)を中心として周方向に等間隔に配置された奇数個(例えば3個)のノズルを含んでいてもよい。
このような第2吐出口32の一例としては、例えば上述した吸引口12の中心に対して点対称に配置された第2吐出口32の対を一つのみ含む構成であってもよい。
例えば第1吐出口22は、吸引口12の図心Cを中心とする仮想円の径方向と交差する方向には向けられずに、鉛直下方、又は吸引口12の図心Cを中心とする仮想円の径方向に向けて配置された吐出口であってもよい。
本発明の少なくとも一実施形態に係る吸引方法は、吸引口12を介して吸引対象物3を含む空気を吸引し、吸引口12の径方向外側に配置された第1吐出口22から空気を吹き出して吸引口の周囲にエアカーテンを形成し、吸引口12と第1吐出口22との間に配置された第2吐出口32から、径方向に沿って空気を噴射する。
2 エアカーテン
3 吸引対象物
4 旋回流
5 噴流
10 吸引部
12 吸引口
14 吸気ダクト
16 吸引口の形成面
20 第1吐出部
22 第1吐出口
30 第2吐出部
32 第2吐出口
40 凸部
C 吸引口の図心
S 吸引方向
X 仮想一次元座標軸
Claims (10)
- 吸引口を有する吸引部と、
前記吸引口の径方向外側に配置され、前記吸引口の周囲にエアカーテンを形成するように空気を吹き出すための第1吐出口を有する第1吐出部と、
前記吸引口と前記第1吐出口との間に配置され、前記径方向の直交方向に沿って空気を噴射するための第2吐出口を有する第2吐出部と
を備えた吸引装置。 - 前記第2吐出部は、前記吸引口の形成面からみて突出した凸部を含み、
前記第2吐出口は、前記凸部において前記吸引部による吸引方向に沿って延在する
請求項1に記載の吸引装置。 - 前記凸部は、前記吸引口を中心に環状に形成されており、
前記第2吐出部は、前記凸部の内周の周方向に離散的に配置されるとともに、前記吸引口に向かう空気の流れに同一方向の旋回力を付与するように配置された複数の前記第2吐出口を有する
請求項2に記載の吸引装置。 - 前記第2吐出部は、前記第2吐出口から噴射する空気の少なくとも一部を、前記吸引口の形成面と平行に噴射するように構成されている
請求項3に記載の吸引装置。 - 前記第2吐出部は、前記第2吐出口から噴射する空気の少なくとも一部を、前記吸引口に向かう空気の流れの上流側に向けて斜めに噴射するように構成されている
請求項1〜4の何れか一項に記載の吸引装置。 - 前記第2吐出部は、前記吸引口の周方向の異なる位置に、前記吸引口に向かう空気の流れに同一方向の旋回力を付与するように配置された複数の前記第2吐出口を有する
請求項1〜5の何れか一項に記載の吸引装置。 - 前記第2吐出部は、前記吸引口の形成面に平行且つ前記吸引口の図心を通る仮想一次元座標軸に投影した際に各々が前記図心に向けて空気を噴射可能にするように等間隔に配置された前記第2吐出口を有し、
各々の前記第2吐出口は、前記吸引口の中心に対して点対称に配置されている
請求項6に記載の吸引装置。 - 複数の前記第2吐出口は、各々の前記第2吐出口から噴射される空気の噴流が互いに干渉しないように配置されている
請求項6又は7に記載の吸引装置。 - 前記第1吐出口は、前記吸引口を中心とする旋回成分を前記エアカーテンに与えないように前記空気を吹き出すように構成されている
請求項1〜8の何れか一項に記載の吸引装置。 - 吸引口を介して吸引対象物を含む空気を吸引するステップと、
前記吸引口の径方向外側に配置された第1吐出口から空気を吹き出して、前記吸引口の周囲にエアカーテンを形成するステップと、
前記吸引口と前記第1吐出口との間に配置された第2吐出口から、前記径方向の直交方向に沿って空気を噴射するステップと、
を備えた吸引方法。
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JP2019013051A JP7169211B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 吸引装置及び吸引方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2011518306A (ja) * | 2008-04-18 | 2011-06-23 | オーワイ ハルトン グループ リミテッド | 増強捕捉及び封じ込め用排気装置、システム及び方法 |
JP2012511685A (ja) * | 2008-12-10 | 2012-05-24 | エレクトロラクス ホーム プロダクツ コーポレーション エヌ ヴィ | 吸入フード |
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2019
- 2019-01-29 JP JP2019013051A patent/JP7169211B2/ja active Active
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JP2012511685A (ja) * | 2008-12-10 | 2012-05-24 | エレクトロラクス ホーム プロダクツ コーポレーション エヌ ヴィ | 吸入フード |
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