JP2020121903A - 構造体の製造方法及び構造体 - Google Patents
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図1に本発明の第1実施形態の化粧構造体の製造方法(単に「第1実施形態の製造方法」と記載することがある。)の一例を表すフローチャートを示す。第1実施形態の製造方法は、樹脂結合剤と複数の美麗骨材を混練し、それらの混練物を調製する混合工程S1と、混練物を基体に塗り付けて、塗工物を形成する塗り付け工程S2とを含む。また、この製造方法は、塗工物中の樹脂結合剤を硬化させ、硬化した樹脂結合剤と、複数の美麗骨材間に空隙を有する状態で樹脂結合剤により接着された複数の美麗骨材とを含む美麗骨材層を形成する硬化工程S3を含む。さらに、この製造方法は、美麗骨材層の表面を研磨し、表面側に視認可能に露出する複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有する化粧骨材層を形成する研磨工程S4を含む。
図3に第1実施形態の化粧構造体の一例を表す模式的断面図を示す。第1実施形態の化粧構造体10は、樹脂結合剤(図示せず)と、樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材12とを含む化粧骨材層16を備える。化粧骨材層16における樹脂結合剤は、研磨面12aを除く美麗骨材12の表面に被覆されている状態で存在し、複数の美麗骨材12を互いに接着しており、複数の美麗骨材12と基体1とを接着している。化粧骨材層16は、表面側において、露出した複数の美麗骨材12の表面が平らに削られた研磨面12aを有するとともに、研磨面12aが設けられた複数の美麗骨材12を凸部13とし、かつ、その周囲部分である複数の美麗骨材12間を凹部15とした凹凸構造を有する。そして、この化粧骨材層16は、上記周囲部分である複数の美麗骨材12間に、凹凸構造の凹部15を形成している空隙14を有するものである。
図4に本発明の第2実施形態の化粧構造体の製造方法(単に「第2実施形態の製造方法」と記載することがある。)の一例を表すフローチャートを示す。第2実施形態の製造方法は、前述の第1実施形態の製造方法と比べて、前述の研磨工程S4の後に、さらに目詰め工程S5を含む点で、第1実施形態の製造方法と異なる。
図5に第2実施形態の化粧構造体の一例を表す模式的断面図を示す。第2実施形態の化粧構造体20は、樹脂結合剤と、樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材12とを含む化粧骨材層26を備える。この化粧骨材層26は、表面側において、露出した複数の美麗骨材12の表面が平らに削られた研磨面12aを有するとともに、研磨面12aが設けられた複数の美麗骨材12を凸部13とし、かつ、その周囲部分である複数の美麗骨材12間を凹部29とした凹凸構造を有する。そして、この化粧骨材層26は、上記周囲部分である複数の美麗骨材12間に、凹凸構造の凹部29を形成している目詰め材28をさらに含むものである。このように、第2実施形態の化粧構造体20は、前述の第1実施形態の化粧構造体10と比べて、凹凸構造における凹部15、29を形成している部分が、第1実施形態では空隙14であるのに対し、第2実施形態では目詰め材(硬化した目詰め材)28である点で、構成上相違する。
図6に本発明の第3実施形態の化粧構造体の製造方法(単に「第3実施形態の製造方法」と記載することがある。)の一例を表すフローチャートを示す。第3実施形態の製造方法は、前述の第1実施形態の製造方法と比べて、前述の研磨工程S4の後に、さらに目詰め工程S5を含む点で、第1実施形態の製造方法と異なる。また、第3実施形態の製造方法は、前述の第2実施形態の製造方法と比べて、前述の目詰め工程S5における目詰め材の設け方の点で、第2実施形態の製造方法と異なる。
上述の第3実施形態の製造方法で得られる化粧構造体の一例を、第3実施形態の化粧構造体として図7を参照しながら説明する。図7は、第3実施形態の化粧構造体の一例を表す模式的断面図である。第3実施形態の化粧構造体30は、樹脂結合剤と、樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材12と、その周囲部分である複数の美麗骨材12間を埋める目詰め材38と、を含む化粧骨材層36を備える。そして、この化粧骨材層36は、表面側において、露出した複数の美麗骨材12の表面が平らに削られた研磨面12aを有するとともに、研磨面12aが設けられた複数の美麗骨材12と、周囲部分である複数の美麗骨材12間に設けられた目詰め材38とが面一に形成されているものである。
[1]樹脂結合剤と複数の美麗骨材を混練し、それらの混練物を調製する混合工程と、前記混練物を基体に塗り付けて、塗工物を形成する塗り付け工程と、前記塗工物中の前記樹脂結合剤を硬化させ、硬化した前記樹脂結合剤と、前記複数の美麗骨材間に空隙を有する状態で前記樹脂結合剤により接着された前記複数の美麗骨材とを含む美麗骨材層を形成する硬化工程と、前記美麗骨材層の表面を研磨し、表面側に視認可能に露出する前記複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有する化粧骨材層を形成する研磨工程と、を含む化粧構造体の製造方法。
[2]前記研磨工程後、前記化粧骨材層における前記複数の美麗骨材間の前記空隙に、目詰め材を設ける目詰め工程をさらに含む上記[1]に記載の化粧構造体の製造方法。
[3]前記目詰め工程は、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材を凸部とし、かつ、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を凹部とした凹凸構造を形成するように、前記複数の美麗骨材間の前記空隙に前記目詰め材を設ける工程を含む、上記[2]に記載の化粧構造体の製造方法。
[4]前記目詰め工程は、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材と前記複数の美麗骨材間とが面一に形成されるように、前記複数の美麗骨材間の前記空隙に前記目詰め材を設ける工程を含む上記[2]に記載の化粧構造体の製造方法。
[5]前記目詰め工程は、前記目詰め材を前記空隙にすり込んだ又は流し込んだ後、前記研磨面が前記周囲部分の前記目詰め材の表面よりも前記表面側に高く出るように、前記周囲部分の前記目詰め材を掻き出す工程と、前記美麗骨材の前記研磨面を含む表面に付着した前記目詰め材を拭き取る工程と、を含む上記[3]に記載の化粧構造体の製造方法。
[6]前記目詰め工程は、前記目詰め材を前記空隙にすり込み又は流し込みながら、前記複数の美麗骨材の前記研磨面を含む表面にも前記目詰め材を被せた後、前記目詰め材を硬化させる工程と、その工程後、前記美麗骨材を被覆している硬化した前記目詰め材を研磨する工程と、を含む上記[4]に記載の化粧構造体の製造方法。
[7]樹脂結合剤と、前記樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材とを含む化粧骨材層を備え、前記化粧骨材層は、前記表面側において、前記露出した複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有するとともに、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材を凸部とし、かつ、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を凹部とした凹凸構造を有する化粧構造体。
[8]前記化粧骨材層は、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に、前記凹凸構造の前記凹部を形成している空隙を有する上記[7]に記載の化粧構造体。
[9]前記化粧骨材層は、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に、前記凹凸構造の前記凹部を形成している目詰め材をさらに含む上記[7]に記載の化粧構造体。
[10]前記化粧骨材層は、前記表面側において、振り子式スキッド・レジスタンス・テスターによる滑り抵抗値が湿潤状態で40BPN以上である上記[7]〜[9]のいずれかに記載の化粧構造体。
[11]樹脂結合剤と、前記樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材と、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を埋める目詰め材と、を含む化粧骨材層を備え、前記化粧骨材層は、前記表面側において、前記露出した複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有するとともに、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材と、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に設けられた前記目詰め材とが面一に形成されている化粧構造体。
基体として、準両面シナベニヤ合板(290mm×220mm×厚さ5.5mm)を用いた。この基体に、幅10mm及び高さ10mmのバックアップ材により枠(27cm×20cm=540cm2)を作製した。一方、美麗骨材として天然石(グラベル名「オレンジソルト」で3分石(粒径約7〜9mm)を40%及び1分石(粒径約3〜5mm)を60%混合したもの)100部と、樹脂結合剤(ウレタン系樹脂;ヤブ原産業社製、商品名「彩洗い出しバインダー」)4.5部(固形分換算)とを混練し、混練物を調製した。作製した基体の枠内に、調製した混練物を金鏝で平滑に塗り付け、塗工物を形成した。この塗工物の塗り付け完了後、20℃で3日間養生し、樹脂結合剤を硬化させた。これにより、硬化した樹脂結合剤と、天然石間に空隙を有する状態で樹脂結合剤により接着された複数の上記天然石とを含む美麗骨材層を形成した。
試験例A1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を変更したこと以外は、試験例A1と同様の作業にて、試験例A2〜A8の化粧構造体を得た。試験例A2では、天然石として、グラベル名「伏見」の3分石(粒径約7〜9mm)を40%及び1分石(粒径約3〜5mm)を60%混合したものを用いた。また、天然石として、試験例A3では「オレンジソルト」の3分石(粒径約7〜9mm)、試験例A4では「オレンジソルト」の2分石(粒径約5〜7mm)、試験例A5では「オレンジソルト」の1分石(粒径約3〜5mm)を用いた。さらに、天然石として、試験例A6では「伏見」の3分石(粒径約7〜9mm)、試験例A7では「伏見」の2分石(粒径約5〜7mm)、試験例A8では「伏見」の1分石(粒径約3〜5mm)を用いた。
試験例A1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を後記表1に示すものに変更したこと、及び美麗骨材層の表面に対する研磨を「研磨作業1」で終了したこと以外は、試験例A1と同様の作業にて、試験例A9〜A14の化粧構造体を得た。
試験例A1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を後記表1に示すものに変更したこと、及び美麗骨材層の表面に対する研磨作業を変更したこと以外は、試験例A1と同様の作業にて、試験例A15〜A20の化粧構造体を得た。研磨作業としては、試験例A15及びA18では、美麗骨材層の表面に対して上述の「研磨作業1」を行った後、「研磨作業2」を行わずに、ワックスを塗布し、バフで研磨して、化粧骨材層を仕上げた。以下、この研磨作業(「研磨作業1」+ワックス+バフがけ)を「研磨作業3」という。また、試験例A16、A17、A19、及びA20では、美麗骨材層の表面に対して上述の「研磨作業2」(「研磨作業1」を含む)を行った後、研磨材の粒度がさらに細かいレジンパッド#1500及び#3000の順で研磨して、化粧骨材層を仕上げた。以下、この研磨作業を「研磨作業4」という。
基体として、準両面シナベニヤ合板(290mm×220mm×厚さ5.5mm)を用いた。この基体に、幅10mm及び高さ10mmのバックアップ材により枠(27cm×20cm=540cm2)を作製した。一方、美麗骨材として天然石(グラベル名「オレンジソルト」で3分石(粒径約7〜9mm)を40%及び1分石(粒径約3〜5mm)を60%混合したもの)100部と、樹脂結合剤(ウレタン系樹脂;ヤブ原産業社製、商品名「彩洗い出しバインダー」)4.5部(固形分換算)とを混練し、混練物を調製した。作製した基体の枠内に、調製した混練物を金鏝で平滑に塗り付け、塗工物を形成した。この塗工物の塗り付け完了後、20℃で3日間養生し、樹脂結合剤を硬化させた。これにより、硬化した樹脂結合剤と、天然石間に空隙を有する状態で樹脂結合剤により接着された複数の上記天然石とを含む美麗骨材層を形成した。
試験例B1と比較して、研磨面が設けられた天然石の周囲部分のセメント結合剤を掻き出す作業を、試験例B1よりも少ないかき出し量にて行ったこと以外は、試験例B1と同様にして、化粧骨材層を仕上げた。このようにして、研磨面を有するとともに、その研磨面が設けられた天然石を凸部とし、かつ、その周囲部分に設けられた目詰め材を凹部とした浅目地構成の凹凸構造を有する化粧骨材層を備える試験例B2の化粧構造体を得た。研磨面からの凹部の深さは、約0.5mmであった。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を、グラベル名「伏見」で3分石(粒径約7〜9mm)を40%及び1分石(粒径約3〜5mm)を60%混合したものに変更したこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B3の化粧構造体を得た。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を、試験例B3で用いたものと同じものに変更したこと、及び研磨面が設けられた天然石の周囲部分のセメント結合剤を掻き出す作業を、試験例B2で行った条件と同じとしたこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B4の化粧構造体を得た。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を、グラベル名「桂林」で3分石(粒径約7〜9mm)を50%及び1分石(粒径約3〜5mm)を50%混合したものに変更したこと、常温硬化性の目詰め結合材として、白色ポルトランドセメント(太平洋セメント社製)100部と水30〜32部とを混合したセメントペーストを用いたこと、及びこの目詰め結合材の養生期間を5日間としたこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B5の化粧構造体を得た。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を、グラベル名「木目石」で2分石(粒径約5〜7mm)を40%及び1分石(粒径約3〜5mm)を60%混合したものに変更したこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B6の化粧構造体を得た。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を変更したこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B7〜B12の化粧構造体を得た。天然石としては、試験例B7では「オレンジソルト」の3分石(粒径約7〜9mm)、試験例B8では「オレンジソルト」の2分石(粒径約5〜7mm)、試験例B9では「オレンジソルト」の1分石(粒径約3〜5mm)を用いた。また、試験例B10では「伏見」の3分石(粒径約7〜9mm)、試験例B11では「伏見」の2分石(粒径約5〜7mm)、試験例B12では「伏見」の1分石(粒径約3〜5mm)を用いた。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を後記表2に示すものに変更したこと、及び美麗骨材層の表面に対する研磨を「研磨作業1」で終了したこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B13〜B18の化粧構造体を得た。
試験例B1と比較して、美麗骨材として用いた天然石を後記表2に示すものに変更したこと、及び美麗骨材層の表面に対する研磨を「研磨作業4」にて行ったこと以外は、試験例B1と同様の作業にて、試験例B19〜B24の化粧構造体を得た。
基体として、準両面シナベニヤ合板(290mm×220mm×厚さ5.5mm)を用いた。この基体に、幅10mm及び高さ10mmのバックアップ材により枠(27cm×20cm=540cm2)を作製した。一方、美麗骨材として天然石(グラベル名「桂林」で3分石(粒径約7〜9mm)を50%及び1分石(粒径約3〜5mm)を50%混合したもの)100部と、樹脂結合剤(ウレタン系樹脂;ヤブ原産業社製、商品名「彩洗い出しバインダー」)4.5部(固形分換算)とを混練し、混練物を調製した。作製した基体の枠内に、調製した混練物を金鏝で平滑に塗り付け、塗工物を形成した。この塗工物の塗り付け完了後、20℃で3日間養生し、樹脂結合剤を硬化させた。これにより、硬化した樹脂結合剤と、天然石間に空隙を有する状態で樹脂結合剤により接着された複数の上記天然石とを含む美麗骨材層を形成した。
基体として、準両面シナベニヤ合板(290mm×220mm×厚さ5.5mm)を用いた。この基体に、幅10mm及び高さ10mmのバックアップ材により枠(27cm×20cm=540cm2)を作製した。一方、美麗骨材として天然石(グラベル名「桂林」で3分石(粒径約7〜9mm)を50%及び1分石(粒径約3〜5mm)を50%混合したもの)200部と、セメントペースト(ヤブ原産業社製のテラゾーパウダー100部と水32〜35部との混練物)とを混合し、混練物を調製した。作製した基体の枠内に、調製した混練物を金鏝で平滑に塗り付け、セメントペースト中に天然石が埋没した塗工物を形成した。この塗工物の塗り付け完了後、20℃で5日間養生し、セメントペーストを硬化させた。これにより、天然石が埋没したセメント硬化物を得た。
参考例1と比較して、使用した天然石を、グラベル名「御影石(72)」の1分石(粒径約3〜5mm)に変更したこと以外は、参考例1と同様の作業にて、参考例2の化粧構造体を得た。
各試験例及び参考例で得られた各化粧構造体における表面側を測定対象(試験体)として、振り子式スキッド・レジスタンス・テスターを使用して、乾燥状態及び湿潤状態の滑り抵抗値(BPN)を測定した。滑り抵抗値が高い程滑り難いことを表し、滑り抵抗値が低い程滑りやすいことを表す。上記「湿潤状態」としては、霧吹きスプレーを用いて、試験体に水を噴霧して、試験体の全体が水で十分に濡れ、水が溜まるまで噴霧した状態とした。滑り抵抗値の測定方法としては、滑り片の接触距離が125±1.6mmとなるように振り子を上下に微調整し、試験体に振り子を振り降ろし、振り子が試験体を通過して振り上がった位置の数値(BPN)を読み取った。連続した5回の測定値のばらつきが3BPN未満になるまで測定を行い、この5回の中央値をその試験体の滑り抵抗値とした。
10a:化粧面
1:基体
11:美麗骨材層
12:美麗骨材
12a:研磨面
13:凸部
14:空隙
15:凹部
16:化粧骨材層
20:化粧構造体
20a:化粧面
26:化粧骨材層
28:目詰め材
29:凹部
30:化粧構造体
30a:化粧面
36:化粧骨材層
38:目詰め材
Claims (11)
- 樹脂結合剤と複数の美麗骨材を混練し、それらの混練物を調製する混合工程と、
前記混練物を基体に塗り付けて、塗工物を形成する塗り付け工程と、
前記塗工物中の前記樹脂結合剤を硬化させ、硬化した前記樹脂結合剤と、前記複数の美麗骨材間に空隙を有する状態で前記樹脂結合剤により接着された前記複数の美麗骨材とを含む美麗骨材層を形成する硬化工程と、
前記美麗骨材層の表面を研磨し、表面側に視認可能に露出する前記複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有する化粧骨材層を形成する研磨工程と、
を含む化粧構造体の製造方法。 - 前記研磨工程後、前記化粧骨材層における前記複数の美麗骨材間の前記空隙に、目詰め材を設ける目詰め工程をさらに含む請求項1に記載の化粧構造体の製造方法。
- 前記目詰め工程は、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材を凸部とし、かつ、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を凹部とした凹凸構造を形成するように、前記複数の美麗骨材間の前記空隙に前記目詰め材を設ける工程を含む、請求項2に記載の化粧構造体の製造方法。
- 前記目詰め工程は、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材と前記複数の美麗骨材間とが面一に形成されるように、前記複数の美麗骨材間の前記空隙に前記目詰め材を設ける工程を含む請求項2に記載の化粧構造体の製造方法。
- 前記目詰め工程は、前記目詰め材を前記空隙にすり込んだ又は流し込んだ後、前記研磨面が前記周囲部分の前記目詰め材の表面よりも前記表面側に高く出るように、前記周囲部分の前記目詰め材を掻き出す工程と、
前記美麗骨材の前記研磨面を含む表面に付着した前記目詰め材を拭き取る工程と、を含む請求項3に記載の化粧構造体の製造方法。 - 前記目詰め工程は、前記目詰め材を前記空隙にすり込み又は流し込みながら、前記複数の美麗骨材の前記研磨面を含む表面にも前記目詰め材を被せた後、前記目詰め材を硬化させる工程と、
その工程後、前記美麗骨材を被覆している硬化した前記目詰め材を研磨する工程と、を含む請求項4に記載の化粧構造体の製造方法。 - 樹脂結合剤と、前記樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材とを含む化粧骨材層を備え、
前記化粧骨材層は、前記表面側において、前記露出した複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有するとともに、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材を凸部とし、かつ、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を凹部とした凹凸構造を有する化粧構造体。 - 前記化粧骨材層は、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に、前記凹凸構造の前記凹部を形成している空隙を有する請求項7に記載の化粧構造体。
- 前記化粧骨材層は、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に、前記凹凸構造の前記凹部を形成している目詰め材をさらに含む請求項7に記載の化粧構造体。
- 前記化粧骨材層は、前記表面側において、振り子式スキッド・レジスタンス・テスターによる滑り抵抗値が湿潤状態で40BPN以上である請求項7〜9のいずれか1項に記載の化粧構造体。
- 樹脂結合剤と、前記樹脂結合剤で接着されているとともに表面側に視認可能に露出した複数の美麗骨材と、その周囲部分である前記複数の美麗骨材間を埋める目詰め材と、を含む化粧骨材層を備え、
前記化粧骨材層は、前記表面側において、前記露出した複数の美麗骨材の表面が平らに削られた研磨面を有するとともに、前記研磨面が設けられた前記複数の美麗骨材と、前記周囲部分である前記複数の美麗骨材間に設けられた前記目詰め材とが面一に形成されている化粧構造体。
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