JP2020120935A - 遊技機 - Google Patents

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Shintaro Sato
慎太朗 佐藤
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祐介 工藤
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Abstract

【課題】可動役物を駆動させるための駆動体が発した熱を効率よく放散する。【解決手段】本実施形態例に係るパチンコ機Pは、遊技の進行に応じて動作可能な可動役物54と、モータ(駆動体)560を駆動源として可動役物54を動作させる駆動機構56と、駆動機構56を支持するベース部材570と、ベース部材570に搭載されてモータ560が発した熱を放散するための放熱板(放熱部材)561と、モータ560に接触する熱伝導部材562と、を備え、熱伝導部材562を放熱板561に接触させている。また、熱伝導部材562は、モータ560の金属部(発熱部)560bの外周と面接触する第1接触部と、放熱板561と面接触する第2接触部と、を含んでいる。【選択図】図9

Description

本発明は、可動役物を動作させて遊技を演出する遊技機に関する。
従来、例えば大当たりに当選したとき等に遊技に関する演出を盛り上げるために、演出表示装置の前面で種々の動作を行う可動役物を備えた遊技機が知られている。通常、このような可動役物は、モータを駆動源とする駆動装置によって種々の動作を行えるようになっている。例えば特許文献1に記載の遊技機は、可動役物(回転板)を動作させるための駆動源としてモータを用いており、このモータの回転を減速ギア列等からなる動力伝達機構を介して可動役物に伝達するようになっている。
特開2014−12152号公報
ところで、昨今、遊技に関する演出を従来よりもさらに盛り上げるために、可動役物を動作させる頻度を高めたり、可動役物自体を大型化させる傾向がある。そのため、このような可動役物を動作させるためには、モータ(駆動体)に必要となる電気的エネルギーが従来よりも増大し、それに応じてモータが発する熱も増大するという問題が生じている。特に、モータや動力伝達機構を含む駆動装置は、遊技盤の背面と遊技機の外枠の背面板との間に挟まれた狭いスペースに配置されるので、熱が籠りやすくなっている。そのため、モータから発せられる熱が増大すると、大量の熱が駆動装置の周辺に籠ってしまい、このような熱の籠りを起因としてモータの性能が低下してしまう虞がある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動体が発した熱を効率よく放散することができる遊技機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、遊技の進行に応じて動作可能な可動役物と、駆動体を駆動源として前記可動役物を動作させる駆動機構と、放熱部材と、前記駆動体に接触する熱伝導部材と、を備え、前記熱伝導部材を前記放熱部材に接触させた、ことを特徴とする。
また、上記構成において、本発明は、前記熱伝導部材は、前記駆動体の発熱部と面接触する第1接触部と、前記放熱部材と面接触する第2接触部と、を含んでいる、ことを特徴とする。
本発明によると、駆動体が発した熱を効率よく放散することができる。
本実施形態例に係るパチンコ機の外観を示す正面図である。 図1に示すパチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図1に示すパチンコ機が備えている可動役物が突出位置にある状態を示す正面図である。 図4に示す遊技盤を取り除いた状態における可動役物を示す正面図である。 図5に示す可動役物が没入位置にある状態を示す正面図である。 図6に示す可動役物の前面に遊技盤を取り付けた状態を示す正面図である。 図5および図6に示す駆動装置とベース部材を示す斜視図である。 図8に示す駆動装置のモータ周辺の構成を示す斜視図である。 図9の分解斜視図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1と図2に示すように、本発明の実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠1と、外枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた内枠2と、内枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられた前面扉3等を備えている。外枠1と内枠2によって、本体枠4が構成されており、この本体枠4は後述する遊技盤を保持している。
前面扉3には、ガラスやプラスチック等からなる透明板6が取り付けられているとともに、この透明板6の周囲には、前面ユニット30が設けられている。この前面ユニット30は、透明板6の下方に位置して遊技球を収容可能な上段受皿13および下段受皿14と、下段受皿14の右側方に取り付けられて遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル16とを有している。また、この前面ユニット30は前面扉3に設けられる各種演出装置の基台となるものであり、前面ユニット30の所定位置に各種演出装置が設けられている。具体的には、透明板6の上方から左側方にかかる部位を囲むように装飾レンズ10が設けられ、透明板6の右上方に回転灯ユニット11が設けられ、回転灯ユニット11の真下であって透明板6の右側方にサイドパネルユニット12が設けられ、上段受皿13の前面中央に演出操作ユニット15が設けられ、透明板6の左右下方と上方に複数(例えば4つ)のスピーカ17a〜17dが設けられている。
装飾レンズ10の内部には複数のLED(図示せず)が設けられており、これらLEDが遊技の進行に伴って種々の色や発光パターンで発光するという演出が行われるようになっている。回転灯ユニット11には環状に配置した複数のLED(図示せず)が設けられており、各LEDが配置順に点灯と消灯を繰り返すことにより、恰も回転灯が発光しているような演出を実行できるようになっている。サイドパネルユニット12は前方に向けて突出するように形成された略長方形薄板状の装飾用装置であって、この装置に内装されたデザインシート(図示せず)の視認性を高めるためのものである。
上段受皿13には、パチンコ機の側方に設置された図示せぬ遊技球貸出装置により貸し出される遊技球や、パチンコ機の賞球払出装置から払い出される賞球が導かれるようになっており、この上段受皿13が遊技球で一杯になると、その後に貸し出されたり払い出されたりする遊技球は下段受皿14に導かれるようになっている。操作ハンドル16は遊技者が所定方向へ向けて回転操作できるように形成されており、遊技者が操作ハンドル16を回転操作すると、上段受皿13に収容されている遊技球が遊技盤の下方に配設された発射装置(図示せず)に送られる。そして、この発射装置により操作ハンドル16の回転角度に応じた強度で遊技球が発射されるようになっている。演出操作ユニット15は、遊技の進行に伴って実行される演出の切り替え等を行えるようになっている。スピーカ17a〜17dは、遊技の進行に応じて遊技に関する様々な音を出力するようになっている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板18と、主制御基板18からの指令を受けて上記した回転灯ユニット11やスピーカ17a〜17d等の各種演出装置を制御する副制御基板19と、前述した賞球払出装置20と、主制御基板18からの指令を受けて賞球払出装置20を制御する払出制御基板21と、操作ハンドル16の回転操作量に応じて発射装置の作動を制御する発射制御基板22と、大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板23等が設けられている。主制御基板18には、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装されており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
図4に示す遊技盤5は内枠2に収納・保持されており、この遊技盤5の前面には、ガイドレール50等によって囲まれた遊技領域51が形成されている。遊技盤5の遊技領域51は透明板6を透して目視可能となっており、この遊技領域51には、始動入賞口51a、一般入賞口51b、遊技釘51c、風車51d等が設けられている。操作ハンドル16が遊技者によって任意角度に回転操作されると、上記した発射装置が上段受皿13に貯留された遊技球を遊技領域51に向けて連続的に打ち出すようになっている。そして、発射装置により発射されて遊技盤5の遊技領域51を流下する遊技球が、一般入賞口51bまたは始動入賞口51aに入球すると、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球が始動入賞口51aに入球した場合には、特別遊技を実行させるか否かを決定する大当たりの電子抽選が行われる。
遊技盤5の遊技領域51の略中央には、所定形状に切り抜かれた窓52が設けられている。遊技者がこの窓52から臨める位置であって遊技盤5の背面側に、遊技に関する各種演出を表示する演出表示装置53と、この演出表示装置53よりも前面側に位置する可動役物54とが設けられている。
図5は、図4において遊技盤5を取り除いた状態を示している。この図に示すように、遊技盤5の下半分(図4参照)と対向するように、可動役物54を駆動させる可動役物駆動ユニット55が設けられている。可動役物駆動ユニット55は門構え状に形成された枠部材60に取り付けられた状態で、遊技盤5の背面と外枠1の背面板との間に挟まれた狭いスペースに配置されている。可動役物駆動ユニット55は、可動役物54と、可動役物54を昇降動作させる駆動装置(駆動機構)56と、可動役物54の昇降動作を補助する支持部材57と、駆動装置56および支持部材57の双方に連結している連結板58と、可動役物54の昇降動作を安定させる一対のアーム部材59a,59bとを備えている。駆動装置56は後述するベース部材を介して枠部材60の左側部に沿って取り付けられており、支持部材57は枠部材60の右側部に沿って取り付けられており、連結板58は枠部材60の左側部と右側部とを支持している。
可動役物54は横長方形状に形成された液晶表示装置からなり、可動役物54の左側部に第1連結片54aが設けられている。この第1連結片54aの左側部は、駆動装置56の後述する昇降部材に連結されている。また、可動役物54の右側部に第2連結片54bが設けられている。この第2連結片54bの右側部は、支持部材57の後述するガイド部にスライド可能に連結されている。なお、可動役物54の左下部から第1連結片54aの下部に亘って、左右方向に延びる上部横孔540aが設けられている。
図8に示すように、駆動装置56は、駆動源としてのモータ(駆動体)560と、モータ560の回転力を伝達する動力伝達機構(図示せず)とを備えており、これらモータ560と動力伝達機構は、ベース部材570に支持されている。モータ560はその出力軸を背面側に向けてベース部材570の前面に配置されており、動力伝達機構はモータ560よりも背面側のベース部材570に設けられている。動力伝達機構は、モータ560の出力軸に固着されたギアに噛合する減速歯車列や、減速歯車列の最終段ギアに噛合するラックや、ラックに連動して上下方向に移動する昇降部材等から構成されており、モータ560の回転運動をラック等を介して昇降部材の上下方向に沿った直線運動に変換できる。そのため、モータ560が回転すると、その回転方向に応じて上記した減速歯車列およびラックを介して昇降部材が昇降動作するので、この昇降部材に連結された第1連結片54aとともに可動役物54が昇降動作するようになっている。なお、詳細は後述するが、この駆動装置56には、モータ560から発せられた熱を放散できるようにするために、放熱板561や熱伝導部材562が設けられている。
図5に戻り、支持部材57は上下方向に延びるように形成されたガイド部57aを有し、第2連結片54bの右側部はガイド部57aに対してスライド可能に連結されている。そのため、可動役物54が昇降動作すると、この昇降動作を補助するように第2連結片54bがガイド部57aに沿って上下方向にスライドする。
連結板58の左下周辺には、左右方向に延びる下部横孔580が設けられている。アーム部材59a,59bは連結板58の前面に配置されており、これらアーム部材59a,59bは互いの中央部で軸59cを介してX字状に連結されている。一方のアーム部材59aの一端部は連結板58の右下周辺に回転可能に支持されており、このアーム部材59aの他端部は上部横孔540aに摺動可能に係合されている。他方のアーム部材59bの一端部は可動役物54の右下方に回転可能に支持されており、このアーム部材59bの他端部は下部横孔580に摺動可能に係合されている。
本実施形態例では、可動役物54が連結板58よりも上方の突出位置に保持されているとき、駆動装置56のモータ560は駆動されずに停止している。このとき、図4に示すように、可動役物54は窓52の内側における下方領域に位置しており、遊技者は透明板6を通して可動役物54を目視できるようになっている。
一方で、演出表示装置53において特殊な演出(例えばリーチ発生時や大当たり当選時の演出等)が行われているとき、駆動装置56のモータ560が一方向に回転し、モータ560の回転が動力伝達機構を介して昇降部材の直線運動に変換され、この昇降部材に連結された第1連結片54aと可動役物54が下降し、この下降動作を補助するように第2連結片54bも下方に移動する。その際、アーム部材59aの他端部が上部横孔540a内を左方向に移動するとともに、アーム部材59bの他端部が下部横孔580内を左方向に移動することにより、一対のアーム部材59a,59bが互いの交差角度を小さくするように折り畳まれるため、可動役物54を安定した姿勢で下方に移動させることができる。そして、最終的には、図6に示すように、昇降部材が枠部材60の左側部の下方位置まで下降した状態で、モータ560は再び停止する。このとき、第1連結片54aと可動役物54は、枠部材60の枠内における下方位置まで下降して静止し、第2連結片54bもまたこの可動役物54を支持するように枠部材60の枠内における下方位置まで下降して静止する。図7は、図6において遊技盤5を取り付けた状態を示している。この図に示すように、可動役物54は遊技盤5の下方領域の背面側に隠れた没入位置に保持されており、遊技者は透明板6を通して可動役物54の液晶表示画面を目視できないようになっている。
なお、この特殊な演出が終了すると、駆動装置56のモータ560が他方向に回転し、このモータ560の回転が動力伝達機構を介して昇降部材の直線運動に変換され、この昇降部材に連結された第1連結片54aと可動役物54が上昇するとともに、この上昇動作を補助するように第2連結片54bが上方に移動する。そして、可動役物54を安定した姿勢に保ちながらアーム部材59a,59bが立ち上がっていき、最終的に可動役物54は再び連結板58よりも上方の突出位置に保持されるようになる(図5参照)。
図9と図10に示すように、駆動装置56のモータ560の周辺には、ベース部材570と、このベース部材570上に配置される放熱板561と、放熱板561上に配置されるモータ560と、モータ560と放熱板561の双方に接触させた熱伝導部材562と、が設けられている。
ベース部材570は例えば合成樹脂材料からなり、放熱板561を配置するための凹部570aを有している。この凹部570aは放熱板561の形状に合わせて放熱板561よりも若干大きくなるように形成されているとともに、放熱板561の厚みと同程度の深さになるように形成されている。また、この凹部570aはモータ560の出力軸を挿通させて動力伝達機構と連結させるための第1開口部570bを有している。
放熱板561は、例えばステンレスのような放熱性に優れた略平板状の金属板からなり、ベース部材570の凹部570a内に配置されており、ベース部材570の前方に突出しないようになっている。また、放熱板561の下方部分はモータ560が配置される領域S1を含んでおり、放熱板561の右下側部にモータ560の出力軸を挿通させるための第2開口部561aが設けられている。放熱板561の上方部分は、熱伝導部材562と接触する領域S2と、熱伝導部材562と接触することなく放熱板561の表面を露出させた領域S3とを含んでいる。
モータ560は、放熱板561上に取り付けられるブラケット560aと、ブラケット560a上に設けられる金属部(発熱部)560bとを有している。このように、ブラケット560a上に金属部560bが配置されることにより、放熱板561と金属部560bとが離れて配置されている。
ブラケット560aは例えば合成樹脂材料からなり、略円板状に形成されている。ブラケット560aの中心部には、モータ560の出力軸を挿通するための挿通孔(図示せず)が設けられている。また、ブラケット560aの放熱板561側の周端には、モータ560を放熱板561に取り付けるための一対の取付部560c,560dが設けられている。
金属部560bは略円筒状に形成されており、その外周における左下部分にモータ560を駆動させるための電源供給用のコネクタ560eを有している。また、金属部560bはその内部にコイルや磁石等を収納している。モータ560がコネクタ560eを介して電力供給されると、コイルに電流が流れ、次第にそのコイルは熱を発生するようになる。この発生した熱によって、コイルの周りの金属部560bが熱せられ、金属部560bの温度が上昇することになる。なお、金属部560bからはモータ560の出力軸が突出しており、この出力軸はブラケット560a内の挿通孔、放熱板561の第2開口部561aおよびベース部材570の第1開口部570bを通って動力伝達機構に連結されている。
熱伝導部材562は例えばアルミニウムのような熱伝導性に優れた金属板からなり、モータ560の金属部560bの外周と面接触する第1接触部562a,562bと、放熱板561と面接触する第2接触部562cと、第1接触部562a,562bと第2接触部562cとを連結する連結部562dとを有する。なお、熱伝導部材562の材料としては、アルミニウムの代わりに例えば銅等を用いてもよい。
第1接触部562aは、モータ560の金属部560bの外周に沿って略円弧状に形成されている。具体的には、駆動装置56を正面視したときに、第1接触部562aは金属部560bの外周における左部分から時計回りに左上部分に至るまでの部分を覆うように形成されている。また、第1接触部562bは、金属部560bの外周に沿って略半円状に形成されている。具体的には、駆動装置56を正面視したときに、第1接触部562bは金属部560bの外周における右上部分から時計回りに略左下部分に至るまでの部分を覆うように形成されている。
第1接触部562a,562bの周方向における一端は、コネクタ560eとの衝突を避けるように金属部560bの外側に向かって折れ曲がっている。また、第1接触部562a,562bの周方向における他端は、連結部562dと連結するように金属部560bの外側に向かって折れ曲がっている。第1接触部562a,562bが連結部562dに連結された状態において、これら第1接触部562a,562bは、金属部560bの内側に向かって弾性力を有し、金属部560bの外径よりも若干小さい外径を有するようになっている。
第2接触部562cは略L字平板状に形成されており、駆動装置56を正面視したときに、主としてモータ560よりも上方の放熱板561の所定部分(領域S2)と面接触している。第2接触部562cの左右方向における両端は、剛性を高めるために前方に向かってリブ状に折れ曲がっている。また、第2接触部562cの下方部分はブラケット560aの上側の取付部560cとの干渉を避けるために、所定形状の第3開口部562eを有している。また、第2接触部562cは、この第3開口部562eの左上に熱伝導部材562を放熱板561に取り付けるためのネジ穴562fを有している。
連結部562dは略平板状に形成されており、第2接触部562cに対して垂直な姿勢でモータ560に近接して配置されている。連結部562dの前方の両端部は、第1接触部562a,562bの他端と略垂直に連結している。また、連結部562dの後方の両端部は、第2接触部562cの第3開口部562eを除いた下方の両端部と連結している。このように、放熱板561とモータ560の金属部560bとが互いに離れた位置に設けられたとしても、放熱板561に第2接触部562cを接触させ、金属部560bに第1接触部562a,562bを接触させ、第1接触部562a,562bと第2接触部562cとを連結部562dを介して互いに連結させるようにしている。
このように構成された駆動装置56においては、モータ560のコイルの発熱によって、金属部560bの温度が上昇すると、この温度上昇に起因している熱が金属部560bの外周から第1接触部562a,562bに伝導する。そして、第1接触部562a,562bに伝導した熱は、連結部562dを経由して第2接触部562cに伝導する。さらに、第2接触部562cに伝導した熱は、放熱板561に伝導してその表面(領域S3)から放散される。つまり、金属部560bから発せられた熱が、第1接触部562a,562b、連結部562d、第2接触部562cおよび放熱板561へと伝導していき、最終的に放熱板561の表面から放散されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機Pは、遊技の進行に応じて動作可能な可動役物54と、モータ(駆動体)560を駆動源として可動役物54を動作させる駆動装置56と、モータ560が取り付けられる放熱板(放熱部材)561と、モータ560に接触する熱伝導部材562と、を備え、熱伝導部材562を放熱板561に接触させている。この構成によれば、モータ560と放熱板561とが熱伝導部材562を介して接触しているので、モータ560から発せられた熱が熱伝導部材562を経由して放熱板561に伝導してその表面から放散される。したがって、モータ560が発した熱を効率よく放散することができる。
ここで、遊技に関する演出を盛り上げるという昨今の傾向に合わせて、可動役物54の動作頻度を高めたり、可動役物54自体を大型化させると、それに伴ってモータ560から発せられる熱が増大することになるが、本実施形態例のようにすれば、モータ560から発せられる熱が増大しても、この増大した熱を効率よく放散させることができる。また、可動役物54を駆動させる駆動装置56は、遊技盤5の背面と外枠1の背面板との間に挟まれた狭いスペースに配置されており、熱が籠り易くなっているが、本実施形態例のようにすれば、駆動装置56の周辺に熱が籠り難くなり、熱の籠りを起因としてモータ560の性能が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、熱伝導部材562は、モータ560の金属部560bの外周と面接触する第1接触部562a,562bと、放熱板561と面接触する第2接触部562cと、を含んでいる。この構成によれば、金属部560bから第1接触部562a,562bに熱が伝導し易くなるとともに、第2接触部562cから放熱板561に熱が伝導し易くなる。したがって、モータ560が発した熱を熱伝導部材562を介して放熱板561に効率よく伝導させることができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、放熱板561上にモータ560のブラケット560aが取り付けられており、モータ560の金属部560bと放熱板561とは直接接触していない。そこで、放熱板561に熱伝導部材562の第2接触部562cを接触させ、金属部560bに熱伝導部材562の第1接触部562a,562bを接触させ、これら第1接触部562a,562bと第2接触部562cとを連結部562dによって連結させる構成が採用されている。したがって、放熱板561と金属部560bとが離れて位置する構成であっても、放熱板561を金属部560bと接触させるために放熱板561の折り曲げ成形を行うことなく、金属部560bが発した熱を放熱板561に効率よく伝導することが実現できる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、駆動装置56自体が上記したような狭いスペースに配置されることを考慮して、熱伝導部材562は、ベース部材570に配置された放熱板561とモータ560の双方に沿った形状となっている。具体的には、熱伝導部材562の第1接触部562a,562bがモータ560の金属部560bの外周に沿って設けられ、第2接触部562cが放熱板561に沿って設けられ、連結部562dがモータ560に近接して設けられている。したがって、熱伝導部材562を配置するために大きなスペースが新たに必要とならず、上記のように制限されたスペース内であっても、熱伝導部材562を設けてモータ560から発せられた熱の効率のよい放散を実現できるようになっている。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、放熱板561はベース部材570の前方に突出しないように、ベース部材570の凹部570a内に配置されている。したがって、例えばベース部材570の周辺に様々な配線やハーネス等が配置されたとしても、これらと放熱板561との接触を避けることができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、熱伝導部材562の第1接触部562a,562bは、モータ560の金属部560bの外径よりも若干小さい外径を有するようになっている。これにより、熱伝導部材562がモータ560に取り付けられた状態において、第1接触部562a,562bから金属部560bにかかる圧力を増大させることができるので、第1接触部562a,562bと金属部560bの外周との密着を確保し易くすることができる。
なお、上記実施形態例において、熱伝導部材562の第1接触部562a,562bと連結部562dの周りを囲むバンド部材を取り付けて、第1接触部562a,562bの弾性力を補完するようにしてもよい。こうすれば、第1接触部562a,562b自体の弾性力が弱くなってきたとしても、第1接触部562a,562bと金属部560bとの密着を確保することができる。
また、上記実施形態例では、モータ560は放熱板561上に直接配置されていたが、これに限られない。例えば、モータ560はベース部材570上に直接配置され、このモータ560とベース部材570上に配置された放熱板561とを熱伝導部材562を介して接触させるようすれば、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態例では、可動役物駆動ユニット55の一例として、モータ560を駆動源とする駆動装置56によって液晶表示装置からなる可動役物54を昇降動作させるものを挙げて説明をしたが、これに限られない。例えば可動役物駆動ユニット55は、リーチ発生時や大当たり当選時等に、モータ560を駆動源とする駆動装置56によって所定の可動役物を演出表示装置53の前面で回転させたり、水平方向に移動させたり、または斜め方向に移動させたりするものであってもよい。この場合においても、モータ560が発した熱を効率よく放散するために、上記実施形態例と同様な構成を採用することができる。
また、上記実施形態例では、放熱部材の例として、放熱板561を挙げて説明をしたが、これに限られない。例えば、放熱効果を有する放熱シート(例えばグラファイトシートやシリコンシート等)であってもよい。
また、上記実施形態例では、可動役物54を駆動させる駆動部の例として、モータ560を挙げて説明をしたが、これに限られない。例えば、小型の可動役物を駆動させるような場合には、モータの代わりに、ソレノイドを用いてもよい。この場合においても、ソレノイドが発した熱を放散するために、上記実施形態例と同様な構成を採用することができる。
P パチンコ機(遊技機)
54 可動役物
56 駆動装置(駆動機構)
560 モータ(駆動体)
561 放熱板(放熱部材)
562 熱伝導部材

Claims (2)

  1. 遊技の進行に応じて動作可能な可動役物と、
    駆動体を駆動源として前記可動役物を動作させる駆動機構と、
    放熱部材と、
    前記駆動体に接触する熱伝導部材と、を備え、
    前記熱伝導部材を前記放熱部材に接触させた、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記熱伝導部材は、前記駆動体の発熱部と面接触する第1接触部と、前記放熱部材と面接触する第2接触部と、を含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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