JP2020119859A - 複合ケーブル及びワイヤハーネス - Google Patents

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【課題】ワイヤハーネス組み立て時のケーブルの動きを減らす。【解決手段】一方が車輪側に他方が車体側に接続される複合ケーブル(10)は、第1ケーブル(20)と、第2ケーブル(30)と、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の集合体の周囲にらせん状に巻き付けられて、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)を一体に束ねるテープ(12)と、前記テープ(12)で束ねられた前記集合体の周囲を被覆するアウタージャケット(11)と、を備え、前記集合体に巻き付けられた前記テープ(12)間にギャップ(121)が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、複合ケーブル及びワイヤハーネスに関する。
従来、車両に設けられた車輪速度センサにより車輪の回転速度を検出して、車輪の回転を制動するブレーキ装置を電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)によって制御するアンチロックブレーキシステムが知られている。また、ECUによってブレーキ装置の作動を制御することにより、パーキングブレーキを実現する電動パーキングブレーキも知られている。
ECUと車輪速度センサを接続するケーブルと、ECUと電動パーキングブレーキとして作動させるブレーキ装置を接続するケーブルは、いずれも一方が車輪側に配線され、配線の位置が近い。ケーブルの占有スペースを減らし、配線作業を簡易化する観点から、各ケーブルを一体にまとめた複合ケーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−91731号公報
複合ケーブルは、例えば各ケーブルの周囲をテープで覆い、さらにテープ上をアウタージャケットで被覆することで各ケーブルが一体に束ねられている。車輪付近で複合ケーブルからアウタージャケットを剥がしてEPB用とセンサ用のケーブルに分岐させるが、テープによってケーブルとアウタージャケット間の密着性が低くなっているため、アウタージャケットの剥離が容易である。
しかしながら、ワイヤハーネス組み立て時の引張力によっては、各ケーブルが長手方向に動くことがある。動いた時にケーブル同士が擦れると、ケーブルの損傷の要因になり得る。
本発明は、ワイヤハーネス組み立て時の複合ケーブルの動きを減らすことを目的とする。
本発明の一態様によれば、一方が車輪側に他方が車体側に接続される複合ケーブル(10)であって、第1ケーブル(20)と、第2ケーブル(30)と、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の集合体の周囲にらせん状に巻き付けられて、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)を一体に束ねるテープ(12)と、前記テープ(12)で束ねられた前記集合体の周囲を被覆するアウタージャケット(11)と、を備え、前記集合体に巻き付けられた前記テープ(12)間にギャップ(121)が設けられる、複合ケーブル(10)が提供される。
本発明の他の一態様によれば、上記複合ケーブル(10)を備えるワイヤハーネス(100)が提供される。
本発明によれば、ワイヤハーネス組み立て時のケーブルの動きを減らすことができる。
本発明の一実施形態のワイヤハーネスを示す正面図である。 図1中のA−A線における断面図である。 テープが巻き付けられた撚り線を示す正面図である。
以下、本発明の複合ケーブル及びワイヤハーネスの実施の形態について、図面を参照して説明する。以下に説明する構成は、本発明の一実施態様としての一例(代表例)であり、本発明は以下に説明する構成に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態のワイヤハーネスを示す。図2は、図1中のA−A線における断面図である。
図1に示すように、ワイヤハーネス100は、複合ケーブル10を備える。複合ケーブル10は、第1ケーブル20と第2ケーブル30の集合体であり、一方が車両の車輪側に他方が車体側に配線される。複合ケーブル10の長さは、通常50cm〜1m程度であるが、車両のサイズによって長さは調整される。
複合ケーブル10の両端部では、第1ケーブル20と第2ケーブル30が分岐して延出する。ワイヤハーネス100は、第1ケーブル20の両端にそれぞれ装着されたコネクタ61及び62と、第2ケーブル30の両端にそれぞれ装着されたコネクタ63及び64を備える。また、ワイヤハーネス100は、複合ケーブル10に装着されたグロメット65を備える。グロメット65が車体への固定部材と嵌合し、複合ケーブル10が車両に固定される。
複合ケーブル10の耐振動性及び屈曲性を高める観点から、第1ケーブル20と第2ケーブル30の集合体は撚り線である。複合ケーブル10は、図2に示すように、第1ケーブル20と第2ケーブル30の撚り線40と、撚り線40を束ねるテープ12と、テープ12上から撚り線40の周囲を被覆するアウタージャケット11とを備える。複合ケーブル10の両端部のアウタージャケット11を剥がして第1ケーブル20と第2ケーブル30を露出させることにより、各ケーブル20及び30を分岐させることができる。
(第1ケーブル)
第1ケーブル20は、一方がコネクタ61によって電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)として作動させる電動ブレーキ装置300に接続され、他方がコネクタ62によってECU201に接続される電源線である。EPBとして作動する電動ブレーキ装置300は、液圧により車輪のディスクロータにブレーキパッドを押し当てて車輪の回転を制動する制動機構と、液圧によらずブレーキパッドの位置を移動させるモータと、を備える。第1ケーブル20によって車体に搭載されるECU201から電動ブレーキ装置300へモータの駆動電流が供給され、この駆動電流によってモータの駆動が制御される。なお、電動ブレーキ装置300は、液圧ではなくモータでブレーキパッドを移動させる電気機械式ブレーキ(EMB:Electro-Mechanical Brake)であってもよい。
第1ケーブル20は、図2に示すように、1対のワイヤ21を備える。ワイヤ21は、導線22と、導線22の周囲を被覆する絶縁体23とを備える。導線22としては、例えば銅、銅合金等の電導性の金属線を使用できる。絶縁体23としては特に限定されないが、絶縁性及び耐熱性の観点から樹脂が好ましい。好ましく使用できる樹脂としては、例えば架橋性ポリエチレンであるXLPE(Cross Linked PolyEthylene)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE:Ethylene-TetraFluoroEthylene)等が挙げられる。
(第2ケーブル)
第2ケーブル30は、一方がコネクタ63によって車輪速度センサ(WSS:Wheel Speed Sensor)400に接続され、他方がコネクタ64によってECU202に接続される信号線である。第2ケーブル30によってセンサ400からECU202へ信号が送信され、ECU202が当該信号に基づいて各車輪のブレーキ液圧を制御することにより、アンチロックブレーキシステム(ABS:Anti-lock Brake System)を実現する。なお、図1においてECU201及び202は別体であるが、同一のECUであってもよい。また、第2ケーブル30は、コネクタ63を介さずWSS400に直接接続してもよい。
第2ケーブル30は、図2に示すように、1対のワイヤ31と、各ワイヤ31の周囲を被覆するインナージャケット34とを備える。外部ノイズを減らすことを目的として、ワイヤ31とインナージャケット34間には金属シールドが設けられてもよい。同じ目的から、インナージャケット34の外側、すなわち第2ケーブル30の外周面が金属シールドで被覆されていることが好ましい。金属シールドとしては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の導電性を有する金属を用いた金属箔、これら金属箔と樹脂フィルムの積層体(例えば、アルミニウム箔とポリエステル樹脂フィルムの積層体)、編組線、金属メッシュ等が挙げられる。複合ケーブル10の端部において分岐し、延出する第2ケーブル30の各ワイヤ31は、インナージャケット34により保護される。ワイヤ31は、導線32と、導線32の周囲を被覆する絶縁体33とを備える。導線32及び絶縁体33としては、第1ケーブル20の導線22及び絶縁体23と同様の材料を使用できる。
インナージャケット34の材料は、可撓性及び屈曲性の観点からは熱可塑性樹脂が好ましく、柔軟性の観点からは架橋処理していない熱可塑性樹脂が好ましい。好ましく使用できる熱可塑性樹脂としては、例えばポリウレタン樹脂等が挙げられる。ポリウレタン樹脂を用いたインナージャケット34は柔らかく弾性があり、耐振動性及び耐衝撃性に優れるため、飛び石等の異物との接触及び振動が多い車輪付近に配置されるワイヤ31の保護に適している。インナージャケット34に熱可塑性樹脂を用いる場合、1対のワイヤ31の周囲に熱可塑性樹脂を溶融押出しすることにより、インナージャケット34を形成することができる。
第2ケーブル30の外周面は、滑剤13をまぶす等の処理によって、滑剤13で被覆される。使用できる滑剤13としては、例えばタルクパウダー等が挙げられる。滑剤13により、第1ケーブル20と第2ケーブル30間の摩擦、屈曲時に第2ケーブル30に加わるストレス等を減らすことができる。特に、タルクの融点はアウタージャケット11に用いられる樹脂の融点よりも高いことが一般的である。溶融押出しによりアウタージャケット11を形成するとき、インナージャケット34の表面は高温に晒されるが、その温度より融点が高いタルクがインナージャケット34の表面の溶融を抑えてテープ12への溶着を減らすことができる。なお、第2ケーブル30だけでなく、第1ケーブル20の周囲も滑剤13で被覆されていてもよい。
(テープ)
図3は、撚り線40を束ねるテープ12を示す。
テープ12は、図3に示すように、第1ケーブル20と第2ケーブル30の撚り線40の周囲にらせん状に巻き付けられて、第1ケーブル20と第2ケーブル30を一体に束ねる。テープ12により第1ケーブル20と第2ケーブル30の撚られた状態を安定化できるとともに、溶融押出しによるアウタージャケット11の形成時にアウタージャケット11と撚り線40が融着することを防ぐことができる。また、テープ12はインナージャケット34等と比べて滑り性が高いため、アウタージャケット11を剥がす作業が容易となる。
テープ12の材料としては、滑り性が良好であり、テープ12とアウタージャケット11間の摩擦係数(例えば、静摩擦係数)が、アウタージャケット11と、撚り線40すなわちワイヤ21の絶縁体23及びインナージャケット34との間の摩擦係数よりも小さい材料が用いられる。そのようなテープ12の具体例としては、例えば紙、不織布、樹脂フィルム等が挙げられる。なかでも、紙は低コストで切れやすくアウタージャケット11とともに剥がしやすいため、好ましい。
テープ12は、複合ケーブルの長手方向yにおいて隣接するテープ12間にギャップ121を設けて巻き付けられる。したがって、撚り線40に巻き付けられたテープ12間にはギャップ121が設けられる。テープ12と撚り線40間は密着性が低く、テープ12は滑り性が良好であるため、ワイヤハーネス100にコネクタやグロメット等を実装する作業で加わる引張力によって、撚り線40が動きやすい。しかし、ギャップ121が設けられた場合、ギャップ121において撚り線40は露出してアウタージャケット11と接触する。アウタージャケット11と接触する撚り線40の表面は、テープ12に比べて滑り性が低い樹脂製の絶縁体23及びインナージャケット34であり、材料が同じ樹脂製であるアウタージャケット11との密着性が高い。そのため、撚り線40に引張力が加えられても、アウタージャケット11の部分と絶縁体23及びインナージャケット34との密着性によって、撚り線40が動くことを抑えることができる。動きを抑制することにより、ケーブル同士の擦れによる損傷を減らすことができる。
テープ12の巻き方向は、撚り線40の撚り方向と同じであることが好ましい。これにより、撚り線40の撚りを維持しやすく、撚り線40のたるみを抑えることができる。図3において、テープ12の巻き方向と撚り線40の撚り方向は、複合ケーブル10の長手方向yに対していずれも時計回りの方向cである。
テープ12の巻きピッチZtは、撚り線40の撚りピッチZcよりも小さいと、複合ケーブル10の屈曲性が高まりやすく、第1ケーブル20と第2ケーブル30の位置関係を安定させやすい。なお、巻きピッチZtは、テープ12が1回転するまでの複合ケーブル10の長手方向yにおける長さをいう。撚りピッチZcは、第1ケーブル20及び第2ケーブル30が1回転するまでの複合ケーブル10の長手方向yにおける長さをいう。撚りピッチZcは、第1ケーブル20と第2ケーブル30の外径に応じて選択することができる。巻きピッチZtは、撚り線40の外径及び目的のギャップ121の長さdに応じて選択することができる。
テープ12の両面の粗さは異なっていてもよい。例えば、テープ12の撚り線40と接する表面の方がテープ12のアウタージャケット11と接する表面より粗いと、テープ12と撚り線40の間の摩擦力が大きくなるため、ワイヤハーネス100組み立て時の撚り線40の移動を減らすことができる。表面の粗さは、例えばレーザ顕微鏡を用いて非接触で測定される算術平均粗さRaである。
(アウタージャケット)
アウタージャケット11は、テープ12が巻き付けられた撚り線40の周囲を被覆する。アウタージャケット11は、例えば材料としてインナージャケット34と同様に熱可塑性樹脂を使用し、撚り線40の周囲に熱可塑性樹脂を溶融押出しすることにより形成することができる。なかでも、ポリウレタン樹脂を用いたアウタージャケット11は、柔らかく弾性があり、耐振動性及び耐衝撃性に優れるため、飛び石等の異物との接触及び振動が多い複合ケーブル10の保護に適している。
アウタージャケット11とインナージャケット34には同種の熱可塑性樹脂が用いられることが好ましい。例えば、アウタージャケット11とインナージャケット34のいずれにもポリウレタン樹脂が用いられていると、両者の密着性が高まり、アウタージャケット11を剥がす力が加えられた場合でも撚り線40が動きにくく、ケーブル同士の摩擦による損傷を減らすことができる。
アウタージャケット11に用いられる熱可塑性樹脂の融点(又は軟化点)は、インナージャケット34に用いられる熱可塑性樹脂の融点(又は軟化点)よりも低いことが好ましい。溶融押出しによるアウタージャケット11の成形温度をインナージャケット34の融点より低くできるため、インナージャケット34の溶融を避けることができる。これにより、インナージャケット34として架橋性ではない熱可塑性樹脂を選択してインナージャケット34の屈曲性を高めることができる。熱可塑性樹脂の融点は、例えば結晶度の異なる熱可塑性樹脂を選択することにより調整することができる。なお、融点は示差走査熱量分析(DSC:Differential scanning calorimetry)により測定することができ、軟化点は熱機械分析(TMA:Thermomechanical Analysis)により測定することができる。
アウタージャケット11は、耐衝撃性を高める観点から、インナージャケット34よりも柔軟性が高いことが好ましい。一例として、アウタージャケット11の柔軟性の指標値の1つであるショアA硬度は80〜95の範囲内で、インナージャケット34のショアA硬度は83〜98の範囲内で選択でき、各範囲内でアウタージャケット11のショアA硬度がインナージャケット34のショアA硬度よりも3〜11程度低いことが好ましい。インナージャケット34とアウタージャケット11とで同種の熱可塑性樹脂を使用する場合、例えばポリウレタン樹脂を使用する場合、リン酸エステル等の可塑剤の配合量を変えることで柔軟性を調整できる。
以上のように、本実施形態の複合ケーブル10によれば、撚り線40に巻き付けられたテープ12間にギャップ121が設けられ、ギャップ121部分において撚り線40とアウタージャケット11が接する。ワイヤハーネス100組み立て時に引張力が加わっても、アウタージャケット11の部分と撚り線40との高い密着性によって、撚り線40が動くことを抑制できる。
ギャップ121の長さdが、長いほどギャップ121部分におけるアウタージャケット11と撚り線40の密着性によって撚り線40の移動の抑制効果が高まりやすく、短いほどアウタージャケット11を剥がしやすい。すなわち、アウタージャケット11の剥がしやすさと撚り線40の移動の抑制効果を、ギャップ121の長さdを変更することによって容易に調整できる。
試験的に、ギャップ121無しでテープ12を巻いた撚り線40A、テープ12を巻いていない撚り線40に所定分量のタルクパウダーを塗布した撚り線40B、ギャップ121の長さdが巻きピッチZtの1/2となるようにテープ12を巻いた後に所定分量のタルクパウダーを塗布した撚り線40Cを準備し、それらにアウタージャケット11を押出成形した。その結果、複合ケーブル10からアウタージャケット11を剥がすストリップ力は、撚り線40Aは約10N/50mm、撚り線40Bは約80N/50mm、撚り線40Cは約40N/50mmであった。この結果から、例えば20N/50mmを目標値とする場合、ギャップ121の長さdを巻きピッチの1/4とすればよい。
なお、ギャップ121の長さdの最適値は、アウタージャケット11のストリップ力の目標値、タルクパウダー分量、その他ケーブル材料及びケーブル製造条件に依存する。例えば、インナージャケット34の外側に金属シールドを設ける場合、アウタージャケット11と金属シールドの間の密着力を考慮して、ギャップ長さdを設計すればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、第2ケーブル30がWSS400に接続された例を説明したが、第2ケーブル30の接続先は車輪又は車輪付近に設けられる空気圧センサ、温度センサ、ブレーキパッドの摩耗を検出するセンサ(BPWS:Break Pad Wear Sensor)等であってもよい。
また、複合ケーブル10は、EPB用の第1ケーブル20とWSS400用の第2ケーブル30が撚られた4芯ケーブルであったが、さらに他のケーブルを加えた6芯ケーブル等のケーブル集合体であってもよい。他のケーブルとしては、例えばアクティブダンパシステムに用いられるケーブル等が挙げられる。アクティブダンパシステム用のケーブルは、一方が車輪のダンパに接続され、他方がECUに接続され、ECUから車輪のダンパの減衰制御の信号をダンパに送信する信号線である。
また、第1ケーブル20及び第2ケーブル30が2対以上のワイヤ21又は31を備えてもよい。
100・・・ワイヤハーネス、10・・・複合ケーブル、20・・・第1ケーブル、21・・・ワイヤ、30・・・第2ケーブル、34・・・インナージャケット、12・・・テープ、121・・・ギャップ、40・・・撚り線、11・・・アウタージャケット

Claims (9)

  1. 一方が車輪側に他方が車体側に接続される複合ケーブル(10)であって、
    第1ケーブル(20)と、
    第2ケーブル(30)と、
    前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の集合体の周囲にらせん状に巻き付けられて、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)を一体に束ねるテープ(12)と、
    前記テープ(12)で束ねられた前記集合体の周囲を被覆するアウタージャケット(11)と、を備え、
    前記集合体に巻き付けられた前記テープ(12)間にギャップ(121)が設けられる、
    複合ケーブル(10)。
  2. 前記第2ケーブル(30)は、導線の周囲が絶縁体で被覆された複数のワイヤ(31)と、前記複数のワイヤ(31)の周囲を被覆するインナージャケット(34)と、を備え、
    前記アウタージャケット(11)と前記インナージャケット(34)には、同種の樹脂が用いられる、
    請求項1に記載の複合ケーブル(10)。
  3. 前記アウタージャケット(11)に用いられる樹脂の融点は、前記インナージャケット(34)に用いられる樹脂の融点よりも低い、
    請求項2に記載の複合ケーブル(10)。
  4. 前記第2ケーブル(30)の外周面は、滑剤(13)で被覆されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)。
  5. 前記第2ケーブル(30)の外周面は、金属シールドで被覆されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)。
  6. 前記集合体は、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の撚り線(40)であり、
    前記テープ(12)の巻き方向は、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の撚り方向と同じである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)。
  7. 前記集合体は、前記第1ケーブル(20)と前記第2ケーブル(30)の撚り線(40)であり、
    前記テープ(12)の巻きピッチは、前記撚り線の撚りピッチよりも小さい、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)。
  8. 前記テープ(12)の前記撚り線(40)と接する表面は、前記アウタージャケット(11)と接する表面よりも粗い、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の複合ケーブル(10)を備えるワイヤハーネス(100)。

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