JP2020119569A - 機器管理システムおよびプログラム - Google Patents

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西川 幸一郎
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Abstract

【課題】電子機器の設定情報の入出力を自動で行うための新規な技術を提供する。【解決手段】本発明によれば、複数の電子機器のパラメータを管理し、各電子機器に対してパラメータを設定するための機器管理システムであって、各前記電子機器に固有の固有パラメータと、各該固有パラメータと同じ意味を持つ共通パラメータとを対応付けて記憶する記憶手段と、パラメータの参照先である第1の電子機器の指定と、パラメータの設定先である第2の電子機器の指定とを受け付ける手段と、指定された前記第1の電子機器で設定された固有パラメータを取得する設定情報取得手段と、指定された前記第2の電子機器に設定すべきパラメータとして、取得された前記第1の電子機器の固有パラメータに前記共通パラメータを介して対応付けられている該第2の電子機器の固有パラメータを特定する設定情報生成手段とを含む機器管理システムが提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、機器管理システムおよびプログラムに関する。
従来、印刷機器の入れ替えの際に、入れ替え前の機器の設定情報を入れ替え先の機器に反映させたいという要望がある。
この点につき、特許文献1は、同機種の印刷機器の機器入れ替えの際に、入れ替え前の機器の設定情報を出力する処理(Export)と、出力した設定情報を入れ替え先の機器に入力する処理(Import)を自動で行う技術を開示する。
しかし、特許文献1に代表される従来の技術は、同機種間の設定情報の入出力(Import/Export)に限定されており、同じ設定項目に対して異なるパラメータが定義される場合のある異機種間のそれには対応していないため、異機種間の設定情報の移行は、専ら手動で行うより他なかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電子機器の設定情報の入出力を自動で行うための新規な技術を提供することを目的とする。
本発明者は、電子機器の設定情報の入出力を自動で行うための新規な技術につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、複数の電子機器のパラメータを管理し、各電子機器に対してパラメータを設定するための機器管理システムであって、各前記電子機器に固有の固有パラメータと、各該固有パラメータと同じ意味を持つ共通パラメータとを対応付けて記憶する記憶手段と、パラメータの参照先である第1の電子機器の指定と、パラメータの設定先である第2の電子機器の指定とを受け付ける手段と、指定された前記第1の電子機器で設定された固有パラメータを取得する設定情報取得手段と、指定された前記第2の電子機器に設定すべきパラメータとして、取得された前記第1の電子機器の固有パラメータに前記共通パラメータを介して対応付けられている該第2の電子機器の固有パラメータを特定する設定情報生成手段とを含む機器管理システムが提供される。
上述したように、本発明によれば、電子機器の設定情報の入出力を自動で行うための新規な技術が提供される。
本実施形態の機器管理サーバを含むネットワークシステムの構成図。 本実施形態の機器管理サーバの機能ブロック図。 パラメータ管理テーブルおよびデフォルト値管理テーブルを示す図。 本実施形態のネットワークシステムが実行する処理を示すシーケンス図。 本実施形態の機器管理サーバが提供するUI画面を示す図。 設定情報生成処理を示すフローチャート。 設定情報生成処理を説明するための図。 パラメータ管理テーブルおよびデフォルト値管理テーブルを示す図。 他の実施形態の機器管理サーバの機能ブロック図。 他の実施形態において設定可能情報からパラメータ管理テーブルを生成する処理を説明する図。 他の実施形態によるネットワークシステムが実行する処理を示すシーケンス図。 他の実施形態において蓄積されるエラー履歴テーブルを示す図。 他の実施形態における適用エラー判定結果を表示するカスタマイズ画面を示す図。 本実施形態の機器管理サーバのハードウェア構成図。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態である機器管理サーバ10を含むネットワークシステム100のシステム構成を示す。本実施形態のネットワークシステム100は、図1に示すように、機器管理サーバ10と、PC20と、複数のMFP(Multi-Function Peripheral)30とを含んで構成されており、機器管理サーバ10とその他の装置は、ネットワーク50を介して相互通信可能に接続されている。以下では、便宜的に、ネットワーク50に3台のMFP30a、30b、30cが接続されている場合を例にとって説明を行う。
MFP30a、30b、30cは、いずれもネットワーク対応の画像形成装置である。MFP30a、30b、30cは、いずれ「コピー」、「ファックス」、「スキャン」といった共通する機能を搭載しており、各機器においては、共通する機能(例えば、「コピー」)に関連して、共通する設定項目(例えば、「着色印刷」、「ステープル」など)が定義されている。ただし、MFP30a、30b、30cは、それぞれの機種が異なっており、共通する設定項目に対応するそれぞれのパラメータは必ずしも同じとは限らない。なお、以下では、MFP30a、MFP30b、MFP30cのことを、それぞれ、機器A、機器B、機器Cと呼ぶこととする。ここで、A、BまたはCは、特定の機種を表す。
PC20は、ユーザ(例えば、システム管理者)が操作するパーソナルコンピューターである。
本実施形態の機器管理サーバ10は、ネットワーク50上の機器A、機器B、機器Cについて、上述した共通する設定項目のパラメータを管理し、ネットワーク50を介して各機器にパラメータを遠隔設定する情報処理装置である。
以上、本実施形態のネットワークシステム100のシステム構成を説明してきたが、続いて、図2に示す機能ブロック図に基づいて、機器管理サーバ10の機能構成を説明する。
機器管理サーバ10は、UI部12と、設定情報取得部13と、設定情報生成部14と、設定情報送信部15と、設定情報登録部16と、記憶領域17とを含んで構成される。なお、本実施形態では、機器管理サーバ10に搭載されるコンピュータが、所定のプログラムを実行することにより、上述した各手段として機能する。
UI部12は、ユーザが操作するPC20からパラメータの参照先である第1の電子機器の指定と、パラメータの設定先である第2の電子機器の指定とを受け付ける手段である。
設定情報取得部13は、パラメータの参照先である第1の電子機器に設定されている当該機器に固有のパラメータ(以下、固有パラメータという)を取得する手段である。
設定情報生成部14は、設定情報取得部13が取得した第1の電子機器の固有パラメータに基づいて、設定先として指定された第2の電子機器に設定すべき固有パラメータを特定し、当該固有パラメータを含む設定情報を生成する手段である。
設定情報送信部15は、設定情報生成部14が生成した固有パラメータを含む設定情報を、ネットワーク50を介してパラメータの設定先である第2の電子機器に送信する手段である。
設定情報登録部16は、電子機器の設定情報を新規に登録する手段である。
一方、記憶領域17は、「パラメータ管理テーブル」と「デフォルト値管理テーブル」を保持する。
最初に、「パラメータ管理テーブル」について説明する。パラメータ管理テーブルは、ネットワーク50に接続されている機器A、機器B、機器Cのぞれぞれの固有パラメータを管理するテーブルであり、設定項目毎に用意される。
図3(a)は、「printColor」という設定項目のパラメータ管理テーブルを例示し、図3(b)は、「printStaple」という設定項目のパラメータ管理テーブルを例示する。図3(a)、(b)に示すように、パラメータ管理テーブルは、「共通パラメータ」を格納するためのカラムと、各機器の固有パラメータを格納するためのカラムを備えており、各レコードにおいて、共通パラメータと、各機器の固有パラメータとが対応付けて記憶されている。
ここで、「共通パラメータ」は、各機器の固有パラメータと同じ意味を持つ便宜上のパラメータであり、システム管理者は、その値を任意に定義することができる。
図3(a)に示す例では、設定項目「printColor」について、「color」と「monochrome」という2つの共通パラメータが定義されており、各共通パラメータが格納されたレコードの各機器のフィールドには、各共通パラメータに対応する各機器の固有パラメータが格納されている。具体的には、共通パラメータ「color」が格納されたレコードには、機器Aの固有パラメータ「fullcolor」と機器Bの固有パラメータ「color」が格納されており、共通パラメータ「monochrome」が格納されたレコードには、機器Aの固有パラメータ「monochrome」と、機器Bの固有パラメータ「monochrome」と、機器Cの固有パラメータ「monochrome」が格納されている。ここで、共通パラメータ「color」が格納されるレコードの機器Cのフィールドはブランクになっているが、これは、共通パラメータ「color」に対応する機器Cの固有パラメータが存在しないことを意味している(以下、同様。)
同様に、図3(b)に示す例では、設定項目「printStaple」について、「top_left」、「top_right」、「binding_left」および「binding_right」という4つの共通パラメータが定義されており、各共通パラメータが格納されたレコードの各機器のフィールドには、対応する固有パラメータが存在するものについては、当該固有パラメータが格納され、それが存在しないものについては、該当するフィールドがブランクとなっている。
以上、「パラメータ管理テーブル」を2つの設定項目(「printColor」、「printStaple」)を例にとって説明したが、本実施形態においては、他の設定項目についても、上述したのと同様のテーブルが記憶領域17に保持される。
次に、「デフォルト値管理テーブル」について説明する。デフォルト値管理テーブルは、各機器の設定項目毎のデフォルト値を記憶するテーブルである。
図3(c)は、デフォルト値管理テーブルを例示する。図3(c)に示すように、デフォルト値管理テーブルは、設定項目を格納するためのカラムと、各機器の設定項目に対応する固有パラメータのデフォルト値を格納するためのカラムを備えており、各レコードにおいて、設定項目と機器のデフォルト値とが対応付けて記憶されている。
図3(c)に示す例では、設定項目「printColor」が格納されたレコードに、機器Aの固有パラメータ「fullcolor」と、機器Bの固有パラメータ「color」と、機器Cの固有パラメータ「monochrome」がデフォルト値として格納されており、設定項目「printStaple」が格納されたレコードに、機器Aの固有パラメータ「top_left」と、機器Bの固有パラメータ「top_left」がデフォルト値として格納されている。ここで、設定項目「printStaple」が格納されたレコードの機器Cのフィールドはブランクになっているが、これは、設定項目「printStaple」に対応する機器Cのデフォルト値が存在しないことを意味している(以下、同様。)
以上、「デフォルト値管理テーブル」を2つの設定項目(「printColor」、「printStaple」)を例にとって説明したが、他の設定項目についても同様のレコードが用意され、そこに対応する各機器のデフォルト値が格納される。
以上、機器管理サーバ10の機能構成について説明してきたが、続いて、本実施形態のネットワークシステム100が実行する処理の内容を図4に示すシーケンス図に基づいて説明する。なお、以下では、機器Aの設定内容を機器Bおよび機器Cに反映させるケースを例にとって説明を行う。
最初に、ユーザがPC20のウェブブラウザ(以下、単に、PC20という場合がある)を操作して機器管理サーバ10が提供する専用のウェブサイトにアクセスして、設定受付画面を選択すると(S1)、PC20が設定受付画面リクエストを機器管理サーバ10に送信する(S2)。これを受けて、機器管理サーバ10のUI部12が設定受付画面をPC20に送信し、PC20が受信した設定受付画面をディスプレイに表示する(S3)。
図5(a)は、S3で表示される設定受付画面500を例示する。図5(a)に示すように、設定受付画面500は、パラメータの参照先とする機器を指定するためのドロップダウンリスト501と、パラメータの設定先とする機器を指定するための複数のドロップダウンリスト502を含む。
設定受付画面500が表示されたことを受けて、ユーザが、ドロップダウンリスト501を介して機器Aを指定し、ドロップダウンリスト502を介して機器Bと機器Cを指定して、「OK」をクリックすると、PC20は、その指定内容(参照先:機器A/設定先:機器B,機器C)を含むパラメータ設定要求を機器管理サーバ10に送信する(S5)。
これを受けて、機器管理サーバ10の設定情報取得部13が、PC20から受信したパラメータ設定要求においてパラメータの参照先として指定されている機器Aにアクセスし、機器Aに現在設定されている各設定項目(「printColor」、「printStaple」…)の固有パラメータを含む設定情報を取得する(S6)。
続いて、設定情報生成部14が、S6で取得した機器Aの設定情報に基づいて設定情報生成処理を実行する(S7)。
以下、S7で実行される設定情報生成処理を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下では、説明の便宜上、S6で取得した機器Aの設定情報に、設定項目「printColor」に対応する「fullcolor」と、設定項目「printStaple」に対応する「top_left」という2つの固有パラメータのみが含まれていたと仮定して説明を行う。
ステップ101では、機器Aの設定情報に含まれる設定項目毎の固有パラメータを、対応する共通パラメータに変換する。具体的には、まず、図3(a)に示す「printColor」のパラメータ管理テーブルにおいて、機器Aのフィールドに「fullcolor」が格納されたレコードの共通パラメータのフィールドに格納されている「color」を共通パラメータとして特定する。同様に、図3(b)に示す「printStaple」のパラメータ管理テーブルにおいて、機器Aのフィールドに「top_left」が格納されたレコードの共通パラメータのフィールドに格納されている「top_left」を共通パラメータとして特定する。
続くステップ102では、ステップ101で特定した2つの共通パラメータを統合して共通設定情報を生成する。
ここで、図7(a)は、ステップ101→ステップ102の一連の処理を概念的に示す。図7(a)に示すように、ステップ102で生成される共通設定情報においては、設定項目「printColor」に共通パラメータ「color」が対応付けられ、設定項目「printStaple」に共通パラメータ「top_left」が対応付けられている。
続くステップ103では、設定先として指定された2つの機器の中から機器Bに注目し、ステップ102で生成された共通設定情報の設定項目「printColor」に対応付けられた共通パラメータ「color」に対応付けられた機器Bの固有パラメータを特定する。具体的には、図3(a)に示す「printColor」のパラメータ管理テーブルにおいて、共通パラメータのフィールドに「color」が格納されたレコードの機器Bのフィールドに格納されている「color」を機器Bの固有パラメータとして特定する。同様に、図3(b)に示す「printStaple」のパラメータ管理テーブルにおいて、共通パラメータのフィールドに「top_left」が格納されたレコードの機器Bのフィールドに格納されている「top_left」を機器Bの固有パラメータとして特定する。
続くステップ104では、共通設定情報の全ての設定項目に対応する機器Bの固有パラメータを特定できたか否かを判断する。この場合、機器Bの固有パラメータは全て特定できたので(ステップ104、Yes)、処理はステップ105に進む。
続くステップ105では、先のステップ103で特定した2つの固有パラメータを統合して、機器Bの設定情報を生成する。
ここで、図7(b)は、ステップ103→ステップ104→ステップ105の一連の処理を概念的に示す。図7(b)に示すように、ステップ105で生成される機器Bの設定情報においては、設定項目「printColor」に機器Bの固有パラメータ「color」が対応付けられ、設定項目「printStaple」に機器Bの固有パラメータ「top_left」が対応付けられている。
続くステップ106では、設定先として指定された全ての機器の設定情報が生成されたか否かを判断する。この場合、機器Cの設定情報がまだ生成されていないので(ステップ106、No)、処理はステップ103に戻る。
続くステップ103では、今度は機器Cに注目し、ステップ102で生成された共通設定情報の設定項目「printColor」に対応付けられた共通パラメータ「color」に対応付けられた機器Cの固有パラメータを特定する。しかし、この場合、図3(a)に示す「printColor」のパラメータ管理テーブルにおいて、共通パラメータのフィールドに「color」が格納されたレコードの機器Cのフィールドはブランクである。同様に、図3(b)に示す「printStaple」のパラメータ管理テーブルにおいて、共通パラメータのフィールドに「top_left」が格納されたレコードの機器Cのフィールドもブランクである。
したがって、この場合、続くステップ104において、共通設定情報の全ての設定項目に対応する機器Cの固有パラメータが特定できなかったと判断され(ステップ104、No)、処理はステップ107に進む。
続くステップ107では、固有パラメータを特定できなかった設定項目に対応するパラメータとして、当該設定項目のデフォルト値を特定する。具体的には、図3(c)に示すデフォルト値管理テーブルにおいて、設定項目のフィールドに「printColor」が格納されたレコードの機器Cのフィールドに格納されているデフォルト値「monochrome」を特定する。一方、同じデフォルト値管理テーブルにおいて、設定項目のフィールドに「printStaple」が格納されたレコードの機器Cのフィールドがブランクであることを特定する。
続くステップ105では、先のステップ107で特定したデフォルト値「monochrome」とブランク情報を統合して、機器Cの設定情報を生成する。
ここで、図7(c)は、ステップ103→ステップ104→ステップ107→ステップ105の一連の処理を概念的に示す。図7(c)に示すように、ステップ105で生成される機器Cの設定情報においては、設定項目「printColor」に機器Cのデフォルト値「monochrome」が対応付けられ、設定項目「printStaple」に対応する値はブランクとなる。
以上、説明したように、設定情報生成部14が実行する設定情報生成処理においては、設定先の機器に設定すべきパラメータとして、パラメータ管理テーブルにおいて、参照先の機器の固有パラメータに共通パラメータを介して対応付けられている設定先の機器の固有パラメータが特定される。
再び、図4に戻って説明を続ける。
S7で2台の機器B、Cの設定情報が生成されたことを受けて、設定情報送信部15は、生成された機器Bの設定情報を機器Bに送信し(S8)、生成された機器Cの設定情報を機器Cに送信する(S9)。これを受けて、機器Bおよび機器Cは、受信した設定情報に基づいてパラメータを設定する。
以上、説明したように、本実施形態によれば、機種の異なる機器間であっても、一方の機器の設定内容を他方の機器にできる限り反映させる形で、そのパラメータを自動的に設定することが可能になる。
続いて、本実施形態の機器管理サーバ10の設定情報登録部16が実行する処理について説明する。
ユーザがPC20を操作して機器管理サーバ10が提供する専用のウェブサイトのパラメータ登録画面を選択すると、機器管理サーバ10のUI部12がパラメータ登録画面をPC20に送信し、PC20が受信したパラメータ登録画面をディスプレイに表示する。
図5(b)は、パラメータ登録画面600を例示する。図5(b)に示すように、パラメータ登録画面600は、新規にパラメータの登録を行おうとする機器の機器名を入力するためのテキストボックス601と、複数の入力フィールド602を含み、各入力フィールド602は、共通パラメータを入力するための複数のコンボボックス603と、共通パラメータに対応する固有パラメータを入力するための複数のコンボボックス603と、入力した固有パラメータをデフォルト値として指定するための複数のラジオボタン605とを含む。なお、パラメータ登録画面600においては、設定項目毎に入力フィールド602が用意されており、タブの選択によりフィールドを切り換えることができるようになっている。
新たな機器の登録を行うにあたり、ユーザは、まず、テキストボックス601を介して登録対象の機器の機器名を入力し、パラメータを設定したい設定項目の入力フィールド602を表示させる。続いて、ユーザは、表示した入力フィールド602のコンボボックス603を介して共通パラメータを入力し、そのコンボボックス603に対応付けられたコンボボックス604を介して設定したい固有パラメータを入力する。なお、パラメータ登録画面600においては、各パラメータの入力は、コンボボックス603のプルダウンリストに所望の値がある場合は、それを選択することで、所望の値が無い場合は、テキストボックスに値を直接入力することで、それを行うことができるようになっている。
必要な情報の入力を終えたユーザが、「OK」をクリックすると、PC20は、入力された設定情報(設定項目毎の、共通パラメータと固有パラメータの組、デフォルト値として選択された固有パラメータ)を機器管理サーバ10に送信する。これを受けて、機器管理サーバ10の設定情報登録部16は、受信した設定情報に含まれるパラメータを記憶領域17に保持される各テーブルに格納する。具体的には、各設定項目に係る共通パラメータと固有パラメータの組を、当該設定項目のパラメータ管理テーブルに格納し、各設定項目に係るデフォルト値(固有パラメータ)を、当該設定項目のデフォルト値管理テーブルに格納する。
図8は、ユーザが、パラメータ登録画面600を介して、新たに「機器D」の設定情報を登録した後の更新後のテーブルを例示する。具体的には、図8(a)は、設定項目「printColor」の更新後のパラメータ管理テーブルを示し、図8(b)は、設定項目「printStaple」の更新後のパラメータ管理テーブルを示し、図8(c)は、更新後のデフォルト値管理テーブルを示す。
以上、図1〜図8を参照ながら説明した実施形態においては、パラメータ管理テーブルおよびデフォルト値管理テーブルの内容は、機器管理サーバ10の提供者側で事前に定義されるか、あるいは、ユーザ(例えばシステム管理者)がパラメータ登録画面上で定義するものであった。
したがって、提供者やユーザの設計者は、各機種間での設定可能な項目の情報を確認した上で、どのようにマッピングするかを考え、管理テーブルを事前に作成する必要があった。また、新たな機種が提供される場合にも、その機種を含む異機種間での設定項目の変換を行うためには、管理テーブルの更新の完了を待つ必要があった。
さらに、条件によっては、設定先の機器(例えば機器Bや機器C)に対し、変換後の設定情報に基づく設定を適用した際に、適用エラーが発生する場合も想定されるところ、このような適用エラーが同じ条件で繰り返し発生することを防止することも望まれる。
以下、図9〜図13を参照しながら、機器から取得した情報に基づいて管理テーブルを自動生成するとともに、設定先の機器に設定情報を適用する際の適用エラーの発生に対処することが可能な、好ましい実施形態について説明する。
まず、図9に示す機能ブロック図に基づいて、好ましい実施形態による機器管理サーバ10の機能構成を説明する。なお、以下、図1〜図8を参照ながら説明した実施形態との相違点を中心に説明するものとし、特段の説明がない場合は、同様の共通した構成を備えるものとする。
機器管理サーバ10は、図2を参照して説明した実施形態と同様に、UI部12と、設定情報取得部13と、設定情報生成部14と、設定情報送信部15と、設定情報登録部16と、記憶領域17とを含んで構成される。図9に示す機器管理サーバ10は、さらに、設定可能情報取得部18と、管理テーブル生成部19と、エラー条件判定部22とを含んで構成される。
他の実施形態によるUI部12は、参照先および設定先の電子機器の指定を受け付けるUI画面を提供するとともに、設定先の電子機器へ反映する設定情報を確認し、またカスタマイズするためのUI画面を提供する。
設定可能情報取得部18は、当該機器管理サーバ10と通信可能な1または複数の機器(図9に示す機器A〜機器Cなど)に問い合わせて、各機器から設定可能情報を取得する手段である。取得された設定可能情報は、各機器において設定可能な機能を記述したものであり、記憶領域17などの適切な記憶領域に保存される。
管理テーブル生成部19は、設定可能情報取得部18により取得された複数の機器各々の設定可能情報に基づいて、機器各々を登録対象として、「パラメータ管理テーブル」および「デフォルト値管理テーブル」の追加内容を生成し、記憶領域17に記憶させる。生成されたパラメータ管理テーブルおよびデフォルト値管理テーブルの追加内容は、記憶領域17に保存される。
パラメータ管理テーブルは、上述したように、設定項目ごとに用意され、「共通パラメータ」を格納するためのカラムと、各機器の固有パラメータを格納するためのカラムを備えており、各レコードにおいて、共通パラメータと、各機器の固有パラメータとが対応付けて記憶されている。新たな機器の検出に応答して、既存の設定項目のテーブルにおいて新たなカラムが追加され、新たな機器の設定可能情報に基づいた内容が格納され、パラメータ管理テーブルが更新される。あるいは、検出された新たな機器が、新規な設定項目を有する場合は、当該設定項目のための新規なテーブルが生成される。
図10は、他の実施形態における、設定可能情報からパラメータ管理テーブルを生成する処理を説明する。図10(a),(b)は、機器Aおよび機器Bから取得される「給紙トレイ」の設定項目の設定可能情報を例示する。図10(a),(b)に示すように設定可能情報は、設定名と、それに対応した設定値との組を複数有する。図10(c)は、機器Aおよび機器Bの設定可能情報から生成される、「給紙トレイ」の設定項目のパラメータ管理テーブルである。図10(c)の例では、パラメータ管理テーブルは、設定名を格納するためのカラムと、各機器の対応する固有の設定値を格納するためのカラムを備えている。
図10(a),(B)に示すように、「給紙トレイ」の設定可能情報を機器Aおよび機器Bから取得した場合、機器Aおよび機器B間で、その設定名に対応する値(ここでは機器設定値)が異なる場合がある。そこで、管理テーブル生成部19は、設定名に対する各機器の機器設定値を元に、設定名を基準として、これに対応付けて、各機器毎のカラムを生成して、設定値を格納し、これらを対応付けるようにパラメータ管理テーブルを生成または更新する。設定名は、上述した共通パラメータに対応し、設定値は、固有パラメータに対応する。
このように、機器毎の設定可能情報に基づいて機器管理サーバ10内部でマッピング情報としてのパラメータ管理テーブルを自動で作成することで、提供者やユーザ型の設計者の管理テーブルの作成にかかる労力を削減することができる。
以上、「パラメータ管理テーブル」を1つの設定項目(給紙トレイ)を例にとって、各機器の設定可能情報からパラメータ管理テーブルを生成ないし更新する処理を説明したが、他の設定項目についても、上述したのと同様のテーブルが生成ないし更新される。
また、図10を参照しながら、設定可能情報に基づきパラメータ管理テーブルを生成ないし更新する処理を説明したが、デフォルト値管理テーブルについても、同様に、設定可能情報に基づいて更新ないし生成することができる。例えば、取得した設定可能情報における任意の設定値(1番目の設定値やデフォルトとして明示された設定値)をデフォルトのものとして決定することができる。
再び、図9に戻って説明を続ける。上述したように、設定情報送信部15は、設定情報生成部14が生成した固有パラメータを含む設定情報を、ネットワーク50を介してパラメータの設定先である第2の電子機器に送信する。これを受けて、第2の電子機器(例えば機器Bおよび機器C)は、受信した設定情報に基づいてパラメータを設定する。設定情報送信部15は、本実施形態において、指定された設定先の機器に対し設定内容を適用する適用手段を構成する。
このとき、通常、設定情報は、設定先機器に適したものとなっているが、設定項目と設定値によっては、設定先の機器に対応する値が存在せず、設定適用時に適用エラーが発生する場合がある。
本実施形態による設定情報送信部15は、適用の結果、設定先の機器から適用エラーの発生が返答された場合に、適用エラーになった設定項目について、適用エラーの情報を記憶領域17にエラー履歴情報として蓄積させる。図9に示す実施形態において、記憶領域17には、「パラメータ管理テーブル」および「デフォルト値管理テーブル」に加えて、「エラー履歴テーブル」が記憶される。エラー履歴テーブルは、適用エラーの情報(例えば、適用した設定値、適用した機種など)を保持するものである。記憶領域17は、本実施形態において、設定内容の適用時に発生した適用エラーの条件を履歴として蓄積する蓄積手段を構成する。なお、エラー履歴テーブルが、管理テーブルを格納する記憶領域17とは別の記憶領域に記憶されるこは妨げられない。
UI部12は、上述したように、設定先の機器へ適用させる設定内容を編集可能に表示、ユーザがカスタマイズするためのUI画面を提供する提供手段としてもはたらく。
エラー条件判定部22は、設定先の機器への設定適用時に適用エラーとなった場合に、次回以降(例えば同じ機種の別の機器)に設定適用時に同じ条件で再度適用されようとした際に、設定の適用を行う前にブロックするために用いられる。エラー条件判定部22は、本実施形態において、蓄積されたエラー履歴テーブルに基づいて、UI画面上に表示する選択肢に関し、ブロックするか否かを判断する判断手段を構成する。エラー条件判定部22は、エラー履歴テーブルに基づいて、設定先の機器に対応した情報を取得し、UI部12へ適用エラーとなる条件の内容を通知する。
UI部12は、エラー条件判定部22からの通知に基づいて、カスタマイズ用のUI画面において、適用エラーの条件と一致する選択肢を選択できないように、グレイアウトや非表示として、設定適用をブロックする。
上記構成により、繰り返し同じ条件で設定適用がエラーになってしまう事を防ぐことができる。
図9に示す機器管理サーバ10は、さらに、情報入出力部21を含んで構成される。また、図9においては、ユーザPC20、ネットワーク50、複数の機器30a〜30cおよび機器管理サーバ10を含み構成されるユーザ環境110−1,110−2,...、110−nが、複数存在し、これらの複数のユーザ環境110がインターネット60に接続されている。ここで、それぞれのユーザ環境110におけるネットワーク50は、それぞれ、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)およびVPN(仮想プライベート・ネットワーク)や専用線を介して接続された複数のLANを含み得る。
上述までの説明では、管理テーブルやエラー履歴テーブルなどの情報は、機器管理サーバ10が設置されるユーザ環境110内で閉じていた。一方で、あるユーザ環境で用いられている情報が、他のユーザ環境においても有用である場合もある。情報入出力部21は、上述した管理テーブルやエラー履歴テーブルを、許可される場合に、ユーザ環境110間で共有するための手段である。
インターネット60上には、例えば、クラウド基盤上に配置された集約管理装置70などの集約管理手段が接続されている。集約管理装置70は、各ネットワーク環境110の機器管理サーバ10と通信し、複数のユーザ環境での設定に関する情報(パラメータの対応付けや適用エラー条件)を集約し、複数の環境間での情報の共有を仲介するはたらきをする。
例えば、ユーザが、パラメータ登録画面600を用いて定義した管理テーブルや、自身の環境で生成された管理テーブル、自身の環境で蓄積されたエラー履歴テーブルなどの情報を他のユーザ環境へ提供することを許可している場合は、情報入出力部21は、これらの情報を、インターネット60を介して集約管理装置70へ送信する。また、情報入出力部21は、他のユーザ環境から許可の下、集約管理装置70へ集約された情報を、インターネット60を介して取得し、自身の管理テーブルや履歴テーブルの内容を更新することができる。情報入出力部21は、本実施形態において、設定に関する情報を、集約管理装置70へ出力するか、集約管理装置70から入力を受けて記憶領域に記憶するか、または両方を行う情報入出力手段を構成する。
以上、主に、他の実施形態による機器管理サーバ10の機能構成について説明してきたが、続いて、他の実施形態のネットワークシステム100が実行する処理の内容を図11に示すシーケンス図に基づいて説明する。なお、以下では、機器Aの設定内容を、カスタマイズした上で、機器Bに反映させるケースを例にとって説明を行う。
図4を参照して説明したケースと同様に、最初に、ユーザがPC20のウェブブラウザを操作して機器管理サーバ10が提供する専用のウェブサイトにアクセスして、設定受付画面を選択すると(S1)、PC20が設定受付画面リクエストを機器管理サーバ10に送信する(S2)。これを受けて、機器管理サーバ10のUI部12が設定受付画面をPC20に送信し、PC20が受信した設定受付画面をディスプレイに表示する(S3)。
設定受付画面が表示されたことを受けて、ユーザが、機器Aを参照先として指定し、機器Bを設定先として指定して、パラメータ設定を求めると、PC20は、その指定内容(参照先:機器A/設定先:機器B)を含むパラメータ設定要求を機器管理サーバ10に送信する(S5)。
これを受けて、機器管理サーバ10の設定情報取得部13が、PC20から受信したパラメータ設定要求においてパラメータの参照先として指定されている機器Aにアクセスし、機器Aに現在設定されている各設定項目の固有パラメータを含む設定情報を取得する(S6)。
続いて、設定情報生成部14が、S6で取得した機器Aの設定情報に基づいて設定情報生成処理を実行する(S7)。上述したように、設定情報生成部14が実行する設定情報生成処理においては、設定先の機器に設定すべきパラメータとして、パラメータ管理テーブルにおいて、参照先の機器の固有パラメータに共通パラメータを介して対応付けられている設定先の機器の固有パラメータが特定される。この際に、パラメータ管理テーブルに、指定された設定先の機器に対応したカラムが無い場合は、適宜、集約管理装置70に問い合わせて、指定された設定先の機器のための情報を取得することができる。
S7で機器Bの設定情報が生成された後、エラー条件判定部22が、その時点までに蓄積されたエラー履歴テーブルの内容に基づいて、設定先の機器の設定情報に関連して発生し得る適用エラーを判定する(S10)。これを受けて、機器管理サーバ10のUI部12は、生成された設定情報および判定された適用エラー条件を含むカスタマイズ用のUI画面をPC20に送信し、PC20が受信した設定受付画面をディスプレイに表示する(S11)。カスタマイズ用のUI画面では、適用エラーが発生すると予測された設定値の選択肢が、選択できないようにブロックした上で、表示される。
カスタマイズ用のUI画面が表示されたことを受けて、ユーザが、変更可能な選択肢の中から、所定の設定項目についてカスタマイズ後の設定値を選択して、設定反映の指示を行うと(S12)、PC20は、その変更内容(変更する設定項目/変更後の設定値)を含む設定変更・反映要求を機器管理サーバ10に送信する(S13)。
続いて、設定情報生成部14が、S13で取得した変更内容に基づいて、設定先の機器の設定情報を変更する(S14)。設定情報送信部15は、変更が反映された設定先の機器Bの設定情報を機器Bに送信する(S15)。これを受けて、機器Bは、受信した設定情報に基づいてパラメータを設定する。ここで、機器Bが設定情報の適用時に適用エラーを発生させると、機器Bは、機器管理サーバ10に対し、設定値が不正である旨を示すエラー(設定値不正エラー)を返答する。
続いて、設定情報送信部15は、設定値不正エラーを受け取った場合は、発生した適用エラーを、記憶領域17のエラー履歴テーブルに蓄積させる(S16)。
図12は、他の実施形態において蓄積される適用エラー履歴テーブルを示す。図12(A)は、注目するユーザ環境110において蓄積されたエラー履歴テーブルを例示する。
図12に示すエラー履歴テーブルは、設定項目名、設定名、設定値および対象機種のカラムを含み、各レコードにおいて、発生した適用エラーの情報を履歴として蓄積する。そして、このエラー履歴テーブルは、次回以降、S10で適用エラーを判定する際に、同様の条件で設定適用ができないようブロックするために参照される。図12(a)に示す例では、履歴として、「設定項目名:印刷カラー」、「設定名:カラー」、「設定値:1」、「対象機種:B−0001(ここでは、機器Bの機種を「B−001」としている。)」のエラーになった際の条件が、新しく履歴として追加されている。
図13は、他の実施形態における適用エラー判定結果を表示するカスタマイズ画面700を示す。図13(a)は、1回目に表示される機器設定カスタマイズ画面を示し、図13(b)は、一度適用エラーが発生した後の2回目以降に表示される機器設定カスタマイズ用画面を示す。
図13(a)に示すように、機器設定カスタマイズ画面700は、対象の機器名を示すラベル701と、各設定項目710,720について、設定項目名を示すラベル712,722と、1または複数の選択肢から1つの設定値を選択するためのドロップダウンリスト714,724とを含む。
機器設定カスタマイズ画面700では、選択肢の一覧を表示するリスト716が示されており、図13(a)に示す画面においては、「印刷カラー(printColor)」の設定項目について、「白黒」および「カラー」の2つの選択肢が選択可能に示されている。一方、図13(b)に示す画面では、選択肢「カラー」がグレイアウト表示718されている。図13の例では、1回目の設定適用時に、設定項目「印刷カラー」について、設定値を「カラー」とした場合に、設定値不正エラーが発生したものとしている。
このように、ユーザが2回目以降も、一度エラーになった設定値を繰り返し同じ機種に対して適用しようとした場合に、同様のエラーが繰り返し発生することを防止することができる。
図11に戻ると、エラー履歴テーブルに新規なレコードが追加された場合、情報入出力部21は、集約管理装置70に対し、追加したエラー履歴テーブルの新規なレコードを送信する(S17)。
図12(b)は、注目するユーザ環境(例えば110−1)の他のユーザ環境(例えば110−2)において、注目するユーザ環境(110−1)での新たなレコードの蓄積に応答して更新されたエラー履歴テーブルを例示する。
注目する環境110−1でのエラー履歴テーブルのレコードが集約管理装置70上に蓄積され、他の環境110−2のエラー履歴テーブルに新しいレコードとして追加され、適用エラー条件が共有される。図12(b)に示す例では、「設定項目名:印刷カラー」、「設定名:カラー」、「設定値:1」、「対象機種:B−001」と、「設定項目名:給紙トレイ」、「設定名:トレイ4」、「設定値:4」、「対象機種:A−001」の2つのエラーレコードが、共有された情報として追加されている。
環境110−2においては、機器設定カスタマイズ画面700では、図12(b)に示すエラー履歴テーブルに基づいて、その環境では初回から、図13(b)に示すように、適用エラーになる条件の設定値がグレイアウト表示718される。これにより、一度エラーとなった設定の適用が再度実行され、エラーになってしまうことを防ぐことができる。
上述したように、蓄積した適用エラーの条件は、機器管理サーバ10が稼働している環境以外でも、同じ条件であれば発生する。このため、蓄積したエラー履歴テーブルを集約管理手段に集約し、別の環境で稼働している機器管理サーバ10に提供することで、他環境のユーザが、エラーが発生する条件で設定適用してしまう事を防ぐことができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、機種の異なる機器間であっても、一方の機器の設定内容を他方の機器にできる限り反映させる形で、そのパラメータを自動的に設定することが可能になる。その際に、適用エラーが発生すると、その適用エラーを履歴情報として蓄積し、次回以降の設定適用時に同じ条件で再度適用されようとした際に、設定の適用をする前にブロックすることができる。
また、上記構成によれば、適用エラーとなった条件の情報を履歴として蓄積していき、蓄積した履歴をクラウドなどのユーザ環境外に集約し、他のユーザ環境上にある機器管理サーバ10に対して、他環境での蓄積した履歴などの情報を提供することができる。これにより、その環境ではまだ適用エラーになっていない条件について、設定適用時に事前にブロックすることができる。また、上記構成によれば、さらに、管理テーブルをユーザ環境外に集約し、他のユーザ環境上にある機器管理サーバ10に対して、他環境での管理テーブルを提供することで、その環境でまだ手動で定義されていない、あるいは、設定可能情報が取得できない機器についても変換可能とすることができる。
最後に、本実施形態の機器管理サーバ10のハードウェア構成について説明する図14に示すように、本実施形態の機器管理サーバ10に搭載されるコンピュータは、装置全体の動作を制御するプロセッサ101と、ブートプログラムやファームウェアプログラムなどを保存するROM102と、プログラムの実行空間を提供するRAM103と、当該コンピュータを上述した各手段として機能させるためのプログラムなどを保存するための補助記憶装置104と、外部装置を接続するための入出力インタフェース105と、ネットワーク50に接続するためのネットワーク・インターフェース106とを備えている。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、機器管理サーバ10を1台の情報処理装置として説明したが、他の実施形態では、機器管理サーバ10が備える上述した各機能をネットワーク上の2以上の情報処理装置に分散配置してもよく、その場合、そのような2以上の情報処理装置からなるネットワークシステムを「機器管理システム」として参照することができる。
また、上述した実施形態では、パラメータの設定対象がMFPである場合を例にとって説明を行ったが、機器管理サーバ10は、ネットワーク対応の電子機器全般をパラメータの設定対象とすることができ、そのような設定対象には、MFP以外の画像形成装置や、画像形成装置以外の他の電子機器が含まれることはいうまでもない。
その他、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…機器管理サーバ
12…UI部
13…設定情報取得部
14…設定情報生成部
15…設定情報送信部
16…設定情報登録部
17…記憶領域
18…設定可能情報取得部
19…管理テーブル生成部
21…情報入出力部
22…エラー条件判定部
30a,30b,30c…MFP
50…ネットワーク
100…ネットワークシステム
101…プロセッサ
102…ROM
103…RAM
104…補助記憶装置
105…入出力インタフェース
106…ネットワーク・インターフェース
110…ユーザ環境
500…設定受付画面
501、502…ドロップダウンリスト
600…パラメータ登録画面
601…テキストボックス
602…入力フィールド
603,604…コンボボックス
605…ラジオボタン
700…機器設定カスタマイズ画面
701,712,722…ラベル
710,720…設定項目
714,724…ドロップダウンメニュー
716…リスト
718…グレイアウト項目
特開2017‐081017号公報

Claims (10)

  1. 複数の電子機器のパラメータを管理し、各電子機器に対してパラメータを設定するための機器管理システムであって、
    各前記電子機器に固有の固有パラメータと、各該固有パラメータと同じ意味を持つ共通パラメータとを対応付けて記憶する記憶手段と、
    パラメータの参照先である第1の電子機器の指定と、パラメータの設定先である第2の電子機器の指定とを受け付ける手段と、
    指定された前記第1の電子機器で設定された固有パラメータを取得する設定情報取得手段と、
    指定された前記第2の電子機器に設定すべきパラメータとして、取得された前記第1の電子機器の固有パラメータに前記共通パラメータを介して対応付けられている該第2の電子機器の固有パラメータを特定する設定情報生成手段と
    を含む機器管理システム。
  2. 前記記憶手段は、
    各前記電子機器のパラメータのデフォルト値を記憶し、
    前記設定情報生成手段は、
    取得された前記第1の電子機器の固有パラメータに前記共通パラメータを介して前記第2の電子機器の固有パラメータが対応付けられていない場合に、該第2の電子機器に設定すべきパラメータとして、該第2の電子機器の前記デフォルト値を特定する、
    請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 電子機器の設定情報を登録する手段であって、登録対象の電子機器の固有パラメータと、該固有パラメータと同じ意味を持つ共通パラメータとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる設定情報登録手段を含む、
    請求項1または2に記載の機器管理システム。
  4. 前記設定情報登録手段は、
    登録対象の電子機器のパラメータのデフォルト値を前記記憶手段に記憶させる、
    請求項3に記載の機器管理システム。
  5. 前記複数の電子機器各々から、各電子機器で設定可能な機能を記述した設定可能情報を取得する手段と、
    前記複数の電子機器各々の前記設定可能情報に基づいて、前記複数の電子機器各々を登録対象として、固有パラメータと、共通パラメータとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる手段と
    を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  6. 前記機器管理システムは、
    複数の環境での設定に関する情報を集約する集約管理手段と、
    前記記憶手段に記憶される各前記電子機器の前記固有パラメータと前記共通パラメータとの対応付けを、前記集約管理手段へ出力するか、前記集約管理手段から入力を受けて記憶するか、または両方を行う情報入出力手段と
    をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  7. 指定された前記第2の電子機器に対し設定内容を適用する適用手段と、
    前記設定内容の適用時に発生した適用エラーの条件を履歴として蓄積する蓄積手段と
    をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  8. 前記第2の電子機器に適用する設定内容を表示する画面を提供する提供手段と、
    蓄積された前記適用エラーの条件に基づいて、前記画面上に表示する選択肢に関し、ブロックするか否かを判断する判断手段と
    を含む、請求項7に記載の機器管理システム。
  9. 前記機器管理システムは、
    複数の環境での設定に関する情報を集約する集約管理手段と、
    前記蓄積手段に蓄積される前記適用エラーの条件を、前記集約管理手段へ出力するか、前記集約管理手段から入力を受けて蓄積するか、または両方を行う情報入出力手段と
    をさらに含む、請求項7また8に記載の機器管理システム。
  10. 複数の電子機器のパラメータを管理し、各電子機器に対してパラメータを設定するためのコンピュータを、
    各前記電子機器に固有の固有パラメータと、各該固有パラメータと同じ意味を持つ共通パラメータとを対応付けて記憶する記憶手段、
    パラメータの参照先である第1の電子機器の指定と、パラメータの設定先である第2の電子機器の指定とを受け付ける手段、
    指定された前記第1の電子機器で設定された固有パラメータを取得する設定情報取得手段、
    指定された前記第2の電子機器に設定すべきパラメータとして、取得された前記第1の電子機器の固有パラメータに前記共通パラメータを介して対応付けられている該第2の電子機器の固有パラメータを特定する設定情報生成手段、
    として機能させるためのプログラム。
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