JP5672885B2 - 通信装置とプログラム - Google Patents
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Description
特に、インターネットの普及に伴って、インターネット上の様々なサーバ機器による多様なサービスが利用可能になると共に、そのような多様なサービスを業務フローに組み込んで処理を行うクラウドという技術も提供され、インターネットを介して多様なサービスの利用が容易になりつつある。
(1)ネットワーク上に接続された複数のサーバ機器のアプリケーションについて、アプリケーションと自装置とのインターフェース情報を比較して連携の可否を判断し、連携可能と判断されたアプリケーションとデータを交換する通信装置(例えば、特許文献1参照)。
(2)ネットワーク上の複数のリソースから利用可能なリソースを選択し、その各リソースにジョブを分散処理させる通信装置(例えば、特許文献2参照)。
(3)複数の画像形成装置が接続されたネットワーク上で、外部装置からの印刷指示に対応できる画像形成装置を選択し、その選択した画像形成装置へ処理を指示する通信装置(例えば、特許文献3参照)。
また、(2)と(3)の通信装置も、上述と同様に通信プロトコルが互いに異なる機器同士や、扱うコマンドの種類やデータ構造が異なる機器同士を互いに連携させるものではない。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク上の通信インターフェースがそれぞれ異なる複数の外部装置と通信を行い、ある外部装置から受信したデータを別の外部装置に送信して処理させることにより、複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理を容易に実現できるようにすることを目的とする。
さらに、上記ワークフローデータを生成するための部品データとして、実際にアクセスして通信可能であることを確認した外部装置と対応する部品データのみを使用できるようにするとよい。
さらに、上記エミュレータが、所定のパラメータの設定内容に応じて、外部装置が正常状態の場合に送信してくると想定される応答と、外部装置が所定の異常状態の場合に送信してくると想定される応答とを、選択的に生成する手段を備えるようにするとよい。
さらに、通信装置を制御するコンピュータに、上記のような通信装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラムも提供する。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータに通信装置を制御させて、その通信装置に、ネットワーク上の通信インターフェースがそれぞれ異なる複数の外部装置と通信を行い、ある外部装置から受信したデータを別の外部装置に送信して処理させることにより、複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理を容易にできるようにするための機能を実現させることができる。
図2は、発明の一実施例である機器連携装置を含むネットワークシステムの構成を示す図である。
この実施例のネットワークシステムは、インターネット5上に、機器連携装置1と、複数のサーバ機器2〜4とが接続されており、機器連携装置1は各サーバ機器2〜4を利用する通信装置に相当し、各サーバ機器2〜4は、機器連携装置1に対する外部装置に相当する。
機器連携装置1は、各サーバ機器2〜4を連携させて、各サーバ機器2〜4がそれぞれ提供するサービスを複数種類組み合わせたワークフローを実行するコンピュータ装置である。
サーバ機器3は、ウェブ(Web)サービス、クラウド技術によりインターネット5上に画像データのマーキング処理等のサービスを提供する汎用的なパーソナルコンピュータ(PC)である。さらに、サーバ機器4は、機器連携装置1とサーバ機器2と3の利用者について証明処理により署名を発行して利用者認証する認証サーバと、機器連携装置1とサーバ機器2と3の利用者に係る利用者情報をデータベースとして蓄積して管理する利用者データベースサーバと、ユーザに対してインターネット5上のサーバ機器2と3のサービス利用に対する課金処理をする課金管理装置を含む機器である。
しかし、機器連携装置1が、インターネット5上のサーバ機器毎に異なる通信I/Fの差異を吸収して各サーバ機器と連携することにより、複数のサーバ機器2〜4の機能を組み合わせたデータ処理を実現することができる。
なお、各機器の間の接続には、インターネットには限らず、LAN(ローカルエリアネットワーク)、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394をはじめ、有線無線を問わず、任意の規格の通信経路を利用可能である。
図1は、図2に示した機器連携装置1の装置構成とその制御部10の発明に係る機能構成を主に示す機能ブロック図である。
図1に示す機器連携装置1は、CPU、ROM及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、この機器連携装置1の全体の制御を司る制御部10と、ユーザが各種の操作情報を入力するキーボード、ポインティングデバイスを含む入力装置11と、ユーザに対して各種の作業画面と処理結果とメッセージを含む情報を表示するLCDを含む表示装置12を備えている。
制御部10は、CPUがRAMを作業領域としてROM又は図示を省略した記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、発明に係る機能及びこの機器連携装置1における各種の処理を実行する。
そのサーバ機器A固有実装部30とサーバ機器C固有実装部40は、機器連携装置1がサーバ機器A2とサーバ機器C4をそれぞれ利用するために、機器連携フレームワーク部20を継承して作成したパッケージであり、それぞれ制御部10内にインストールしたものである。図1では、サーバ機器A2とサーバ機器C4を接続した場合を示したが、その他のサーバ機器2〜4についてもそれぞれに対応するサーバ機器固有実装部を作成してインストールすることにより、それらのサーバ機器2〜4についても機器連携装置1で利用可能になる。
なお、図1には、図示を省略したが、制御部10は、サーバ機器A固有実装部30とサーバ機器C固有実装部40の他に、インターネット5上の利用するサーバ機器毎の固有実装部を備えているが、それらの固有実装部についてもサーバ機器A固有実装部30とサーバ機器C固有実装部40と同様に動作するので、以下の説明ではそれらの詳細な説明は省略する。
すなわち、このワークフロー処理部14はワークフロー実行手段と実行結果記憶手段の機能を果たす。
サーバ機器A固有実装部30は、機器連携フレームワーク部20から機器連携装置1で処理可能なプロトコル、コマンド、データ種類のデータが供給されると、それらをサーバ機器A2(ここでは画像データDBの機能を備えた画像形成装置とする)が処理可能なプロトコル、コマンド、データ種類のデータに変換してサーバ機器A2へ送信し、サーバ機器A2からサーバ機器A2で処理可能なプロトコル、コマンド、データ種類のデータを受信すると、それらを機器連携装置1で処理可能なプロトコル、コマンド、データ種類のデータに変換して機器連携フレームワーク部20へ供給するための機能部である。
共通登録処理部24は、サーバ機器A固有実装部30(又はサーバ機器C固有実装部40)のサーバ機器A登録処理部34(又はサーバ機器C登録処理部44)に、サーバ機器A2(又はサーバ機器C4)から取得した機器情報と、サーバ機器A2(又はサーバ機器C4)を利用するワークフローの構築時に使用する情報とを登録する。
サーバ機器A通信プロトコル処理部31は、通信先のサーバ機器A2と対応させており、機器連携フレームワーク部20の共通通信プロトコル処理部21から所定のプロトコルに従った通信接続要求を受け付け、サーバ機器A2が処理可能なプロトコルの通信接続要求に変換してサーバ機器A2に送信すると共に、その通信接続要求に対する応答をサーバ機器A2から受信して、共通通信プロトコル処理部21から受け付けた通信接続要求に対する応答に変換して、共通通信プロトコル処理部21に返す。
すなわち、このサーバ機器A通信プロトコル処理部31とサーバ機器C通信プロトコル処理部41は装置対応接続処理手段の機能を果たす。
すなわち、このサーバ機器A_API処理部32とサーバ機器C_API処理部42は装置対応コマンド処理手段の機能を果たす。
また、サーバ機器Cデータ変換処理部43は、共通データ変換処理部23からの共通のコマンドである第2のデータ変換コマンドに応じて、上記記憶手段が記憶している所定のフォーマットのデータ(共通データ)を、サーバ機器C4が取扱い可能なフォーマットのデータ(固有データ)に変換する。すなわち、このサーバ機器Cデータ変換処理部43は第2のデータ変換手段の機能を果たす。
サーバ機器C登録処理部44は、サーバ機器C4の機器情報と、サーバ機器C4を利用するワークフローの構築時に使用する情報とを登録する記憶手段である。
図1の機器連携装置1は、制御部10に新たなサーバ機器固有実装部がインストールされたとき、そのインストールされたサーバ機器固有実装部について、それに対応するサーバ機器と通信接続を実行し、そのサーバ機器に対して機器内部の初期化をさせると共に、サーバ機器から機器情報を取得して自装置内に登録する一連の処理を行う。
この一連の処理を行うことによって、機器連携装置1は機器連携フレームワーク部20とサーバ機器固有実装部を介してインターネット5上の所望のサーバ機器2〜4に対して通信し、処理の実行を開始することができるようになる。
図3は、図1に示した機器連携装置1にサーバ機器固有実装部がインストールされたときの登録処理を示すシーケンス図である。
図1の機器連携装置1の制御部10は、機器連携フレームワーク部20から継承して作成されたサーバ機器A固有実装部30がインストールされたとき、機器連携フレームワーク部20の共通登録処理部24を起動し、共通登録処理部24は、サーバ機器A2にアクセスするための通信接続要求コマンドを共通通信プロトコル処理部21へ供給する(ステップ(図中「S」で示す)1)。この通信接続要求コマンドにはアクセス先を示すサーバ機器A2に対応するサーバ機器A固有実装部30を示す情報(例えば、アドレス情報)が含まれている。
また、サーバ機器A固有実装部30には、機器連携フレームワーク部20の共通通信プロトコル処理部21を継承して開発されたサーバ機器A通信プロトコル処理部31が実装されているため、サーバ機器A通信プロトコル処理部31は、共通通信プロトコル処理部21を介して共通登録処理部24から発行された通信接続要求コマンドをそのまま受け取ることができる。上記の継承元の共通通信プロトコル処理部21を親クラスと呼び、共通通信プロトコル処理部21から継承で作成されたサーバ機器A通信プロトコル処理部31を子クラスと呼ぶ。
したがって、共通登録処理部24は、共通通信プロトコル処理部21との間の処理のみを行えばよく、その先のサーバ機器A2との通信接続処理はサーバ機器A通信プロトコル処理部31が行うので、機器連携フレームワーク部20の処理対象からサーバ機器A2を完全に分離することができる。
一方、サーバ機器A2は、通信プロトコル制御部51が、機器連携装置1からIPV4による通信接続要求コマンドを受信すると、機器連携装置1との接続を確立し、IPV4によって通信接続完了コマンドを機器連携装置1へ送信する(S5)。
機器連携装置1では、サーバ機器A通信プロトコル処理部31が、サーバ機器A2からIPV4による通信接続完了コマンドを受信すると、その通信接続完了コマンドを上記通信接続要求コマンドの応答に変換し(S6)、上記通信接続要求コマンドの供給元である共通通信プロトコル処理部21に返す(S7)。
共通登録処理部24は、通信接続完了コマンドが返されたことによってサーバ機器A2との通信接続が正常に完了したことを認識し、次に、上述と同様にしてサーバ機器A2の初期化を行う。
一方、サーバ機器A2は、API定義部50が、機器連携装置1から初期化手続き用コマンドを受信すると、自機器の各部を初期化し、その初期化が終了すると、初期化を完了したことを示すと共に、サーバ機器A2の機器情報を含めた初期化完了コマンドを発行して機器連携装置1へ送信する(S13)。
上記機器情報は、サーバ機器A2の機器名称やサーバ機器A2が扱うデータ種類を含む情報である。
共通API処理部22は、サーバ機器A_API処理部32からの初期化完了コマンドを受け取ると、共通登録処理部24へ初期化完了コマンドを供給する(S16)。
共通登録処理部24へは、共通API処理部22から初期化完了コマンドを受け取ると、サーバ機器A登録処理部34へ登録処理開始コマンドを供給する(S17)。
サーバ機器A登録処理部34は、サーバ機器A_API処理部32がサーバ機器A2から受信した初期化完了コマンドに含まれる機器情報と、図1の制御部10で作成した機器連携装置1の利用者にサーバ機器A2を指定させるためのGUI用のアイコン部品を含む情報とを登録し(S18)、共通登録処理部24に登録処理完了コマンドを供給する(S19)。
こうして、上記登録された情報は、ワークフロー構築時に利用される。
上述した処理は、図1に示した制御部10にインストールされている全てのサーバ機器固有実装部について実施するが、その際、各サーバ機器固有実装部毎に順次行うようにしても良いし、各サーバ機器固有実装部についての処理を同時に進行させるようにしても良い。
さらに、電源がオンにされる度に制御部10にインストールされている各サーバ機器固有実装部に対応するサーバ機器が接続(又は起動)されているか否かを確認することもできる。
次に、機器連携装置1が実行するワークフローデータの内容について説明する。
このワークフローデータは、機器連携装置1がインターネット5上の複数のサーバ機器2〜4の機能を組み合わせたデータ処理を行うために、各サーバ機器2〜4に対する入出力と、各サーバ機器2〜4に実行させる処理の内容を示す手順である。
まず、ワークフローデータの基本構成要素について説明する。
図4はワークフローデータの基本構成要素の説明図である。
さらに、基本構成要素では、サーバ処理91に入力される各入力データと、サーバ処理91が出力する各出力データと、サーバ処理91に入力データ90を入力するのに使うコマンド(API)と、サーバ処理91が出力データ92を出力するのに使うコマンド(API)とは全て共通フォーマットで定義しておく。
図5に示した各部品データは、ユーザに対してグラフィカルに表示する際の態様を示している。
図5の(a)は、データを蓄積したDBの機能を備えた画像形成装置であるサーバ機器A2から取得した機器情報に基づいて構成した部品データの一例を示しており、入力データは無く、サーバ処理の内容は画像データの読み出し、出力データの内容は画像データと課金データである。
この部品データでは、入力データは0個であり、出力データが2個定義されている。
この部品データでは、入力データは0個であり、出力データが1個定義されている。
図5の(c)は、データに対してマーキング処理を行う機能を備えたPCであるサーバ機器C4から取得した機器情報に基づいて構成した部品データの一例を示しており、入力データの内容は画像データ、サーバ処理の内容はマーキング処理、出力データの内容は画像データである。
この部品データでは、入力データと出力データがそれぞれ1個定義されている。
この部品データでは、入力データが2個定義されており、出力データが0個である。
図5の(e)は、画像形成装置であるサーバ機器Eから取得した機器情報に基づいて構成した部品データの一例を示しており、入力データの内容は画像データ、サーバ処理の内容は印刷処理、出力データは無しである。
さらに、図5の(a)〜(e)に示した同じデータ種類の入力データと出力データとのフォーマットは共通フォーマットで定義する。例えば、図5の(a)の出力データの画像データと、図5の(c)の入力データと出力データのそれぞれの画像データと、図5の(e)の入力データの画像データはいずれも共通フォーマットで定義する。また、図5の(a)のサーバ処理への入力に使うコマンドとサーバ処理からの出力に使うコマンドは共通APIで定義する。
ワークフロー記憶部15に記憶される部品データのフォーマットは、サーバ機器毎に、入力元と出力先のサーバ機器(無し、開始又は終了も含む)と、そのデータの種類とを対応させて記憶するものである。
また、制御部10は、これらの部品データについて、上述の登録処理によって実際にアクセスして通信可能であることを確認したサーバ機器と対応する部品データのみを使用できるように制御する。
ユーザがワークフローデータを作成する場合、機器連携装置1の制御部10が、ワークフローデータ作成処理において、ワークフロー記憶部15に記憶されている図5に示した各部品データを読み出して図1の表示装置12に表示し、ユーザは、図1の入力装置11の操作によってドラッグ&ドロップで任意の部品データを組み合わせてワークフローデータを簡単に構築することができる。
このワークフローデータの各部品データの組み合わせに際しては、入力データのデータ種類と出力データのデータ種類とが一致する者同士を組み合わせる必要がある。
また、図6に破線枠93で示す部品データのもう一方の出力データの課金データに対しては、一点鎖線枠96で示す部品データの一方の入力データの課金データが一致しており、破線枠94で示す部品データの出力データの利用者データに対しては、一点鎖線枠96で示す部品データのもう一方の入力データの利用者データが一致している。
このように、ワークフローデータの作成の際には、部品データの入力データと出力データのデータ種類が一致する者同士を組み合わせる。
こうして構築されたワークフローデータは、5種類のサーバ機器を共通フォーマットと共通APIで接続して一連の処理を実行させることができる。
図7に示すように、ワークフローデータのフォーマットは、上段の行から下段の行の順に、図6に示したワークフローデータの前段から次段の部品データのデータを一覧にしており、図7の第1行に、図6の破線枠93の部品データについて、利用するサーバ機器である構成要素として「サーバ機器A」、そのサーバ機器Aへの入力の接続先として「開始」、その入力データの種類「なし」、サーバ機器Aからの出力の接続先として「サーバ機器C」と「サーバ機器D」、そのサーバ機器Cへの出力データの種類「画像データ」とサーバ機器Dへの出力データの種類「課金データ」を対応させて記憶し、以下同様にして、図6の破線枠94と一点鎖線枠95と96と破線枠97の各部品データについて、それぞれ図7の第2行〜第5行に記憶している。
図1に示した機器連携装置1の制御部10のワークフロー処理部14は、図7に示したようなワークフローデータを参照し、そのワークフローデータの各部品データ毎に処理を実行する。
図8は、機器連携装置1がワークフローデータに基づいてサーバ機器A2に処理を実行させたときの機器連携装置1とサーバ機器A2との処理を示すシーケンス図である。ここでは、サーバ機器A2に蓄積されたデータを読み出して返送させ、その返送されたデータをサーバ機器C4へ送ってマーキング処理をして返送させる場合について説明する。
この送信されたデータについては、サーバ機器A2で処理可能なデータ構造を持つ固有データのまま機器連携装置1へ送信される。
共通データ変換処理部23は、そのデータ変換要求コマンドに含まれているデータ変換要求先のサーバ機器Aデータ変換処理部33を示す情報に基いて、データ変換要求コマンドをサーバ機器Aデータ変換処理部33へ供給する(S32)。
このようにして、ワークフロー処理部14はサーバ機器A2から所望のデータを取得できたことを確認できる。
こうして、機器連携装置1は、サーバ機器A2からデータを読み出して取得した後、そのデータにサーバ機器C4でマーキング処理を施して再び受け取ることができる。
また、ワークフローデータの、その他の利用者認証やデータの印刷の処理に関しても、上述と同様にして、それぞれの処理を行わせるサーバ機器に対して送信して受け取ることにより、機器連携装置1は、インターネット5上の各サーバ機器2〜4の機能を組み合わせた一連の処理を行わせることができる。
また、ワークフローデータのAPIが統一されているので、ワークフローデータにサーバ機器の追加やサーバ機器の利用する機能の拡張を容易にできる。
したがって、ワークフローデータを効率よく作成して実行することができる。
図9は、図1に示した機器連携装置1における固有データから供給データの変換処理例の説明図である。
図9の(a)は、サーバ機器A2から読み出した固有データを機器連携装置1で扱う共通データに変換する場合のデータ種類を示す一例であり、例えば、サーバ機器A2から読み出した固有データのデータ種類には、RGBデータ、CMYKデータ、PDFデータ、JPEGデータ、TIFFデータ、ビットマップデータを含む各種のデータ種類であるが、上記S33での変換処理により、機器連携装置1で扱う共有データのデータ種類である、例えば、JPEGデータに変換される。
さらにまた、図9の(d)は、課金サーバの機能を備えたサーバ機器から受信した固有データを、機器連携装置1で扱う共有データに変換する場合のデータ種類を示す一例であり、課金サーバから受信した金額と口座番号のデータを、サーバ機器データ変換処理部の処理により、金額を単位金額で割った値のカウンタ値と、課金先とに変換される。
図10は、機器連携装置1にワークフローデータのテスト機能を設けた場合の装置構成とその制御部の発明に係る機能構成を主に示す機能ブロック図である。図1と共通する部分については同一符号を付し、図1で説明した部分と共通する部分についてはその説明を省略する。
テストプログラム実行部16は、図10では図示を省略したテストプログラム記憶部(例えば、RAM又は記憶装置)に記憶されたテストプログラムを実行し、GUI部13からの入力情報に基づいてワークフロー記憶部15に記憶されているワークフローデータのテストをワークフロー処理部14に要求し、ワークフロー処理部14から受け取った実行結果をテスト結果としてテスト結果記憶部17に記憶する処理を行う。
すなわち、ワークフローデータのテスト機能に関して、ワークフロー処理部14とテストプログラム実行部16がワークフロー実行手段の機能を果たし、テストプログラム実行部16とテスト結果記憶部17が実行結果記憶手段の機能を果たす。
図11は、図10に示した機器連携装置1がワークフローデータをテストするときの機器連携装置1とサーバ機器A2との処理を示すシーケンス図である。ここでも、サーバ機器A2に蓄積されたデータを読み出す処理のワークフローについて説明する。
まず、テストプログラム実行部16は、図10のワークフロー記憶部15からテスト対象のワークフローデータからサーバ機器A2から指定したデータを読み出す処理を実行させるための部品データを読み出し(S41)、その部品データの実行を示すワークフロー実行要求をワークフロー処理部14へ供給する(S42)。
この送信されたデータについては、サーバ機器A2で処理可能なデータ構造を持つ固有データのまま機器連携装置1へ送信される。
機器連携装置1では、サーバ機器A_API処理部32が、サーバ機器A2から受信した実行結果のデータ(固有データ)を、図10の制御部10の記憶手段(例えば、RAM)に記憶し(S49)、共通API処理部22へデータ読み出しの実行結果応答コマンドを供給する(S50)。
共通データ変換処理部23は、そのデータ変換要求コマンドに含まれている要求先のサーバ機器A固有実装部30を示す情報に基いて、そのデータ変換要求コマンドをサーバ機器Aデータ変換処理部33へ供給する(S53)。
このようにして、ワークフロー処理部14はサーバ機器A2から所望のデータを取得できたことを確認できる。
ワークフロー処理部14は、共通データ変換処理部23から受け取ったデータ(共通データ)をワークフロー実行結果としてテストプログラム実行部16へ供給し(S57)、テストプログラム実行部16は、ワークフロー処理部14から受け取ったデータをテスト結果記憶部17に書き出して記憶する(S58)。
このようにして、得られたテスト結果を参照することにより、ワークフローデータに基づく処理で所望の結果を得られるか否かを検証することができる。
このテストには、機器連携装置1に接続するサーバ機器毎にそれぞれ正常時又は異常時についてテストを実施できるようにするため、機器連携装置1の上述したサーバ機器固有実装部に代えて、サーバ機器固有実装部のエミュレータを設けて動作させることにより、インターネット5上のサーバ機器2〜4に実際に接続しなくても、接続した場合と同様にワークフロー処理部14と機器連携フレームワーク部20を動作させることができ、その動作結果に基づいてワークフロー処理部14と機器連携フレームワーク部20のテストを行える。
図1又は図10と共通する部分については同一符号を付し、図1又は図10での説明と共通する部分についてはその説明を省略する。
図12の機器連携装置1には、上述した制御部10のサーバ機器A固有実装部30とサーバ機器C固有実装部40とに代えて、それぞれサーバ機器A固有実装エミュレータ部70とサーバ機器C固有実装エミュレータ部80を設けている。また、テストシナリオ記憶部18の新たな機能部を設けている。
このサーバ機器A固有実装エミュレータ部70とサーバ機器C固有実装エミュレータ部80は、機器連携フレームワーク部20を継承してエミュレータの機能を含めて作成されたパッケージをインストールする。
このようにして、サーバ機器A固有実装エミュレータ部70とサーバ機器C固有実装エミュレータ部80を、正常テストの場合は正常な状態のサーバ機器A2からの応答が得られた場合の動作を行わせ、異常テストの場合は異常な状態のサーバ機器A2からの応答が得られた場合の動作を行わせることができる。
図13に示すように、テストシナリオデータには、図7に示したようなワークフローデータに、各サーバ機器の機能毎にそれぞれ通信が接続できた場合と接続できなかった場合の通信状態と、サーバ機器が要求を受け付けられるか否かを示す機器状態との設定情報が含まれている。
以下同様にして、図6の破線枠94と一点鎖線枠95と96と破線枠97の各部品データについても、それぞれ図13の第2行〜第5行に記憶している。
図12に示した機器連携装置1の制御部10のワークフロー処理部14は、図13に示したようなテストシナリオデータを参照してテスト処理を実行する。
図14は、図12の機器連携装置1がワークフローデータをテストするときの機器連携装置1の処理を示すシーケンス図である。
上記パラメータの設定を終えると、テストプログラム実行部16は、図12では図示を省略したテストプログラム記憶部(例えば、RAM又は記憶装置)に記憶されたテストプログラムを実行し、そのプログラムの手順に従ってテスト対象のワークフローデータの前段から部品データを読み出し、その各部品データのテストをワークフロー処理部14へ要求する。この要求では、サーバ機器A2が正常時のテストを行うことになる。
まず、テストプログラム実行部16は、図12のワークフロー記憶部15からテスト対象のワークフローデータからサーバ機器A2から指定したデータを読み出す処理を実行させるための部品データを読み出し、その部品データの実行を示すワークフロー実行要求をワークフロー処理部14へ供給する(S64)。
ワークフロー処理部14は、テストプログラム実行部16から実行を要求された部品データをワークフロー記憶部15から読み出し、その部品データに従い、所定のコマンドセットに含まれる実行要求コマンドを生成して機器連携フレームワーク部20の共通API処理部22に供給する(S65)。
サーバ機器A_APIエミュレータ部72は、共通API処理部22から所定のコマンドセットに含まれるデータ読み出しの実行要求コマンドを受け付けると、上記設定されたパラメータによって自部内で、上記実行要求コマンドに対して正常な状態のサーバ機器A2が送信してくると想定される実行結果応答コマンドを作成して共通API処理部22へ供給する(S67)。
このようにして、サーバ機器A2を実際に接続しなくても、サーバ機器A2と通信接続した場合に得られる応答を得ることができる。
ワークフロー処理部14は、共通API処理部22から実行結果応答コマンドを受け取ると、共通データ変換処理部23にサーバ機器A2から受信したものと想定したデータに対して機器連携装置1で扱えるフォーマットに変換するデータ変換要求コマンド(第1のデータ変換コマンド)を供給し(S69)、その共通データ変換処理部23は、そのデータ変換要求コマンドをサーバ機器Aデータ変換エミュレータ部73へ供給する(S70)。
そして、共通データ変換処理部23は、データ変換不可コマンドをワークフロー処理部14に供給する(S73)。
このようにして、得られたテスト結果を参照することにより、サーバ機器A2を実際に接続しなくても、機器連携装置1単体でワークフローデータに基づくサーバ機器A2への処理で所望の結果を得られるか否かを検証することができる。
機器連携装置1におけるワークフローデータの構築作業を実施している段階で、既に稼動しているサーバ機器を直接使ってのテストは、サーバダウンを引き起こすなどリスクが大きいので、機器連携装置1に上述のようなエミュレータを導入することにより、ワークフローデータの動作確認時に、サーバ機器を直接使わずに安全なテストが可能になる。
この実施例の機器連携装置1は、ネットワークシステムで発生する異常状態を忠実に模擬したテストを実施することができるので、そのテストによるネットワーク上の複数のサーバ機器を連携させる際の事前検証効果を高めることができる。
図15は、図2に示す機器連携装置1に実際に一部のサーバ機器を接続し、他はサーバ機器固有実装部のエミュレータを設けた場合の装置構成とその制御部の発明に係る機能構成を主に示す機能ブロック図である。図1、図10、図12と共通する部分は同一符号を付してその説明を省略する。
このようにすれば、例えば、使用しても安全であることが確認できたサーバ機器から部分的に実際に接続するようにすれば、さらに安全なテストができる。
なお、上述の実施例では、PCによって機器連携装置1を実現した場合について説明したが、発明に係るプログラムを、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、複合機を含む画像形成装置、又はサーバ装置にインストールして上述の各手段の動作を実行させるようにすれば、画像形成装置、又はサーバ装置に機器連携装置1の機能を持たせることができる。
また、以上説明してきた変形及び実施形態の説明において述べた変形は、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて適用可能である。また逆に、この発明の通信装置やプログラムが、実施形態の説明において述べた特徴を全て有している必要もない。
Claims (18)
- 複数の外部装置と通信を行い、ある外部装置から受信したデータを別の外部装置に送信して処理させることにより、前記複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理を実現する通信装置であって、
通信先の各外部装置と対応させて、所定のコマンドセットに含まれるコマンドを受け付け、そのコマンドを対応する外部装置が処理可能なコマンドに変換して該対応する外部装置に送信すると共に、該コマンドに対する応答を該外部装置から受信して、前記受け付けたコマンドに対する応答に変換して、該受け付けたコマンドの供給元に返す装置対応コマンド処理手段を設け、
さらに、前記外部装置に対する処理の要求を、前記所定のコマンドセットに含まれるコマンドとして受け付けると共に、該処理を実行させるべき外部装置と対応する前記装置対応コマンド処理手段に、前記受け付けたコマンドを供給する共通コマンド処理手段を設け、
さらに、通信先の各外部装置と対応させて、
対応する外部装置から受信したデータを記憶手段に記憶させると共に、第1のデータ変換コマンドに応じて、該記憶させたデータを該データの種類に応じた所定のフォーマットに変換する第1のデータ変換手段を設け、
全ての前記第1のデータ変換手段について前記第1のデータ変換コマンドは共通のコマンドであり、
前記第1のデータ変換コマンドを受け付けて、該コマンドに係るデータ変換を行わせるべき前記第1のデータ変換手段に該コマンドを渡す第2の共通コマンド処理手段を設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
通信先の各外部装置と対応させて、
第2のデータ変換コマンドに応じて、前記記憶手段が記憶している前記所定のフォーマットのデータを、前記外部装置が取扱い可能なフォーマットに変換する第2のデータ変換手段とを設け、
全ての前記第2のデータ変換手段について前記第2のデータ変換コマンドは共通のコマンドであり、
前記第2の共通コマンド処理手段は、前記第2のデータ変換コマンドを受け付けて、該コマンドに係るデータ変換を行わせるべき前記第2のデータ変換手段に該コマンドを渡す手段を備えることを特徴とする通信装置。 - 請求項1又は2に記載の通信装置であって、
通信先の各外部装置と対応させて、所定のプロトコルに従った通信接続要求を受け付け、その通信接続要求を対応する外部装置が処理可能なプロトコルの通信接続要求に変換して該対応する外部装置に送信すると共に、該通信接続要求に対する応答を該外部装置から受信して、前記受け付けた通信接続要求に対する応答に変換して、該受け付けた通信接続要求の供給元に返す装置対応接続処理手段を設け、
さらに、前記外部装置にアクセスするための通信接続要求を、前記所定のプロトコルの通信接続要求として受け付けると共に、アクセスすべき外部装置と対応する前記装置対応接続処理手段に、前記受け付けた通信接続要求を供給する共通接続処理手段とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
通信可能な前記各外部装置について、該外部装置に入力すべきデータの種類と、該外部装置が入力されたデータに対して実行する処理の種類と、該外部装置が該処理の結果として出力するデータの種類とを示すデータを、該外部装置と対応する部品データとして記憶する記憶手段と、
前記複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理の内容を規定するワークフローデータを、前記記憶手段が記憶する複数の前記部品データを、ある部品データにおける出力データの種類と、次段の部品データにおける入力データの種類とが一致するように複数段に亘って組み合わせて生成するワークフローデータ生成手段とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項4に記載の通信装置であって、
前記ワークフローデータを生成するための部品データとして、実際にアクセスして通信可能であることを確認した外部装置と対応する部品データのみを使用できるようにしたことを特徴とする通信装置。 - 請求項4又は5に記載の通信装置であって、
前記ワークフローデータを記憶するワークフロー記憶手段と、
前記ワークフロー記憶手段に記憶されているワークフローデータに従い、前段に配置された部品データから順に、該部品データにより規定される処理を、該部品データと対応する外部装置に実行させるための、前記所定のコマンドセットに含まれるコマンドを生成して前記共通コマンド処理手段に供給するワークフロー実行手段と、
前記共通コマンド処理手段に供給した各コマンドに対する応答を前記共通コマンド処理手段から受け取って記憶する実行結果記憶手段とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項6に記載の通信装置であって、
少なくとも1つの前記装置対応コマンド処理手段について、該装置対応コマンド処理手段が前記外部装置に送信すべきコマンドに対して該外部装置が送信してくると想定される応答を生成するエミュレータを設け、コマンドを前記外部装置に送信して該外部装置から該コマンドに対する応答を受信することに代えて、前記外部装置に送信すべきコマンドに対する応答を前記エミュレータにより生成できるようにしたことを特徴とする通信装置。 - 請求項7に記載の通信装置であって、
前記エミュレータが、所定のパラメータの設定内容に応じて、前記外部装置が正常状態の場合に送信してくると想定される応答と、該外部装置が所定の異常状態の場合に送信してくると想定される応答とを、選択的に生成する手段を備えることを特徴とする通信装置。 - 請求項4乃至8のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記部品データに含まれる、前記外部装置に入力すべきデータの種類及び前記外部装置が出力するデータの種類は、画像データ、課金データ、利用者データ及び認証データのいずれかであることを特徴とする通信装置。 - コンピュータに通信装置を制御させて、複数の外部装置と通信を行い、ある外部装置から受信したデータを別の外部装置に送信して処理させることにより、前記複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理を実現させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
通信先の各外部装置と対応づけて設けられた、所定のコマンドセットに含まれるコマンドを受け付け、そのコマンドを対応する外部装置が処理可能なコマンドに変換して該対応する外部装置に送信すると共に、該コマンドに対する応答を該外部装置から受信して、前記受け付けたコマンドに対する応答に変換して、該受け付けたコマンドの供給元に返す装置対応コマンド処理手段と、
前記外部装置に対する処理の要求を、前記所定のコマンドセットに含まれるコマンドとして受け付けると共に、該処理を実行させるべき外部装置と対応する前記装置対応コマンド処理手段に、前記受け付けたコマンドを供給する共通コマンド処理手段と、
通信先の各外部装置と対応付けて設けられた、対応する外部装置から受信したデータを記憶手段に記憶させると共に、第1のデータ変換コマンドに応じて、該記憶させたデータを該データの種類に応じた所定のフォーマットに変換する第1のデータ変換手段として機能させるためのプログラムを含み、
全ての前記第1のデータ変換手段について前記第1のデータ変換コマンドは共通のコマンドであり、
さらに、前記コンピュータを、
前記第1のデータ変換コマンドを受け付けて、該コマンドに係るデータ変換を行わせるべき前記第1のデータ変換手段に該コマンドを渡す第2の共通コマンド処理手段として機能させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、
通信先の各外部装置と対応づけて設けられた、第2のデータ変換コマンドに応じて、前記記憶手段が記憶している前記所定のフォーマットのデータを、前記外部装置が取扱い可能なフォーマットに変換する第2のデータ変換手段として機能させるためのプログラムを含み、
全ての前記第2のデータ変換手段について前記第2のデータ変換コマンドは共通のコマンドであり、
前記第2のコマンド処理手段が、第2のデータ変換コマンドを受け付けて、該コマンドに係るデータ変換を行わせるべき前記第2のデータ変換手段に該コマンドを渡す機能を備えることを特徴とするプログラム。 - 請求項10又は11に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、
通信先の各外部装置と対応づけて設けられた、所定のプロトコルに従った通信接続要求を受け付け、その通信接続要求を対応する外部装置が処理可能なプロトコルの通信接続要求に変換して該対応する外部装置に送信すると共に、該通信接続要求に対する応答を該外部装置から受信して、前記受け付けた通信接続要求に対する応答に変換して、該受け付けた通信接続要求の供給元に返す装置対応接続処理手段と、
前記外部装置にアクセスするための通信接続要求を、前記所定のプロトコルの通信接続要求として受け付けると共に、アクセスすべき外部装置と対応する前記装置対応接続処理手段に、前記受け付けた通信接続要求を供給する共通接続処理手段として機能させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。 - 請求項10乃至12のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、
通信可能な前記各外部装置について、該外部装置に入力すべきデータの種類と、該外部装置が入力されたデータに対して実行する処理の種類と、該外部装置が該処理の結果として出力するデータの種類とを示すデータを、該外部装置と対応する部品データとして記憶する記憶手段と、
前記複数の外部装置の機能を組み合わせたデータ処理の内容を規定するワークフローデータを、前記記憶手段が記憶する複数の前記部品データを、ある部品データにおける出力データの種類と、次段の部品データにおける入力データの種類とが一致するように複数段に亘って組み合わせて生成するワークフローデータ生成手段として機能させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。 - 請求項13に記載のプログラムであって、
前記ワークフローデータを生成するための部品データとして、実際にアクセスして通信可能であることを確認した外部装置と対応する部品データのみを使用できるようにしたことを特徴とするプログラム。 - 請求項13又は14に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記ワークフローデータを記憶するワークフロー記憶手段と、
前記ワークフロー記憶手段に記憶されているワークフローデータに従い、前段に配置された部品データから順に、該部品データにより規定される処理を、該部品データと対応する外部装置に実行させるための、前記所定のコマンドセットに含まれるコマンドを生成して前記共通コマンド処理手段に供給するワークフロー実行手段と、
前記共通コマンド処理手段に供給した各コマンドに対する応答を前記共通コマンド処理手段から受け取って記憶する実行結果記憶手段として機能させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。 - 請求項15に記載のプログラムであって、
前記コンピュータを、少なくとも1つの前記装置対応コマンド処理手段について、該装置対応コマンド処理手段が前記外部装置に送信すべきコマンドに対して該外部装置が送信してくると想定される応答を生成するエミュレータとして機能させるためのプログラムを含み、
コマンドを前記外部装置に送信して該外部装置から該コマンドに対する応答を受信することに代えて、前記外部装置に送信すべきコマンドに対する応答を前記エミュレータにより生成できるようにしたことを特徴とするプログラム。 - 請求項16に記載のプログラムであって、
前記エミュレータが、所定のパラメータの設定内容に応じて、前記外部装置が正常状態の場合に送信してくると想定される応答と、該外部装置が所定の異常状態の場合に送信してくると想定される応答とを、選択的に生成する手段を備えることを特徴とするプログラム。 - 請求項13乃至17のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記部品データに含まれる、前記外部装置に入力すべきデータの種類及び前記外部装置が出力するデータの種類は、画像データ、課金データ、利用者データ及び認証データのいずれかであることを特徴とするプログラム。
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