JP2020119352A - マーク選定装置および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】付加的なマークのない画像上から、位置合わせに役立つマークを選定するマーク選定装置および選定されたマークを使って画像の位置合わせを行う画像処理装置を提供する。【解決手段】マークとしての予め定められたパターンの情報を持つことなく、画像Pを上下左右に2分割された合計4つの分割領域の各々について、各分割領域に存在するパターンもしくはパターンの集合からなるマーク候補を抽出する候補抽出手段と、画像の4隅の各角を基点として、各基点からマーク候補までの距離と、マーク候補のマークの寸法を含むマーク適性とに基づいて、マーク候補の中からマークを選定するマーク選定手段とを備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、マーク選定装置および画像処理装置に関する。
画像の位置合せを必要とする場面が存在する。ここでは、画像の位置合わせを必要とする場面の一例として、答案用紙をスキャナで読み取って得た画像上の答案を自動的に採点する場面を取り上げる。スキャナで読み取って得た画像には位置ずれがあったり、場合によっては画像が斜めになっていたりする。このため、このままでは、答案記入欄が正しい位置になく、採点できず、あるいは誤った採点となるおそれがある。そこで、このような場面では、答案記入欄が正しい位置となるように、読み取って得た画像を位置合わせする必要がある。この位置合わせを行うために、答案用紙に位置合わせ用のマークをあらかじめ印刷しておき、そのマークを手掛かりとして位置合わせを行うことが考えられる。
例えば、特許文献1には、バーコード認識のために、画像の4隅にマークを記録しておくことが開示されている。
また、特許文献2には、ユーザが指定した位置に基準マークを記録した画像をプリント出力し、そのプリント出力された画像を読み取ることが開示されている。
さらに、特許文献3には、ひずみ補正用のマークを画像上に記録しておいて、そのマークに基づいて画像のひずみを補正することが開示されている。
特開2003ー271942号公報 特開平10−091752号公報 特開平6−311333号公報
画像の位置合わせのために画像上にあらかじめマークを記録しておくということは、その画像の本来のコンテンツとは無関係なものが記録されていることを意味していて、その画像のデザイン性に問題を生じるおそれがある。また、マークが、その画像のデザイン自体に制約を及ぼすおそれもある。
本発明は、付加的なマークのない画像上から、位置合わせに役立つマークを選定するマーク選定装置および選定されたマークを使って画像の位置合わせを行う画像処理装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
マークとしての予め定められたパターンの情報を持つことなく、第1の画像上に現れているパターンのうちの予め定められた候補領域に存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出する候補抽出手段と、
第1の画像上の予め定められた基点からマーク候補までの距離と、該マーク候補の、予め定められた、少なくともマークの寸法を含むマーク適性とに基づいて、該マーク候補の中からマークを選定するマーク選定手段とを備えたことを特徴とするマーク選定装置である。
請求項2は、
前記候補抽出手段が、
第1の画像上に塊として存在するクラスタを抽出するクラスタ抽出手段と、
隣接する複数のクラスタを、予め定められた寸法を超えない範囲で併合するクラスタ併合手段とを備え、
前記クラスタ併合手段による併合後のクラスタを、前記マーク候補とすることを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置である。
請求項3は、
前記クラスタ抽出手段が、
第1の画像上のパターンに輪郭抽出処理を施す輪郭抽出手段と、
前記輪郭抽出手段により抽出された輪郭から、予め定められた寸法に満たないノイズ成分としての輪郭を除去するノイズ除去手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のマーク選定装置である。
請求項4は、
前記クラスタ併合手段が、2つのクラスタからなる組を互いの間の距離が短い順にサーチして、1つの組を構成する2つのクラスタを1つのクラスタとして併合したときに併合後の1つのクラスタの寸法が予め定められた寸法を超えない1組について該1組を構成する2つのクラスタを1つのクラスタとして併合する処理を、併合により変動する距離の順序を短い順に入れ替えながら繰り返すことを特徴とする請求項2に記載のマーク選定装置である。
請求項5は、
前記候補抽出手段が、折れ線の集合としての前記マーク候補を抽出するものであって、
前記マーク選定手段が、前記マーク候補を構成する折れ線の頂点の数を前記マーク適性の1つとして、前記マークを選定することを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置である。
請求項6は、
前記候補抽出手段が、第1の画像上の少なくとも3つの候補領域のそれぞれに存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出し、
前記マーク選定手段が、前記候補領域に対応した基点から該基点に対応した候補領域内のマーク候補までの距離と予め定められたマーク適性とに基づいて、第1の画像上の少なくとも3か所における各マークを選定することを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置である。
請求項7は、
前記候補抽出手段が、矩形の第1の画像の4隅の頂点の各々を基点としたときの該基点のそれぞれに対応してあらかじめ定められた4つの候補領域のそれぞれに存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出し、
前記マーク選定手段が、前記候補領域に対応した基点から該基点に対応した候補領域内のマーク候補までの距離と予め定められたマーク適性とに基づいて、第1の画像上の4か所における各マークを選定することを特徴とする請求項1記載のマーク選定装置である。
請求項8は、前記第1の画像が、画像を読み取る読取手段で読み取られた画像であることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置である。
請求項9は、
請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置により選定された前記マークの形状データおよび該マークの前記第1の画像上の位置データを記憶しておくマーク記憶手段と、
第2の画像上の、前記位置データにより表わされる位置の周りの予め定められた探索領域内を探索して、前記形状データにより表わされる前記マークの形状に対応する形状を検出する形状検出手段と、
前記マーク記憶手段に記憶されている前記形状データにより表わされる形状と、前記形状検出手段により検出された、前記マークの形状に対応する形状とが互いに重なり合うように、前記第1の画像と前記第2の画像の位置合わせを行なう位置合わせ手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項10は、前記第2の画像が、画像を読み取る読取手段で読み取られた画像であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置である。
請求項11は、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置を備えたことを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置である。
請求項12は、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置として動作させることを特徴とするマーク選定プログラムである。
請求項13は、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を請求項9から11のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置として動作させることを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項1のマーク選定装置および請求項12のマーク選定プログラムによれば、予め定められたパターンからなるマークが存在しない画像から、例えば位置合わせに役立つマークが選定される。
請求項2のマーク選定装置によれば、クラスタ併合手段を備えない場合と比べ、寸法が調整されたマーク候補が得られる。
請求項3のマーク選定装置によれば、ノイズ除去手段を備えない場合と比べ、マーク候補の基になる良質のクラスタが抽出される。
請求項4のマーク選定装置によれば、互いの間の距離が短い順にサーチしない場合と比べ、マーク候補として適切なクラスタが得られる。
請求項5のマーク選定装置によれば、折れ線の頂点の数をマーク適性としない場合と比べ、適正なマークが選定される。
請求項6のマーク選定装置によれば、2つ以下のマークを選定する場合と比べ、位置合わせに一層役立つマークが選定される。
請求項7のマーク選定装置によれば、矩形の画像の場合において3つ以下のマークを選定する場合と比べ、位置合わせに一層役立つマークが選定される。
請求項8のように、本発明のマーク選定装置は、読取手段で読み取った画像からマークを選定する場面でも有効である。
請求項9の画像処理装置および請求項13の画像処理プログラムによれば、本発明のマーク選定装置により選定されたマークに基づいて画像の位置合わせが行われる。
請求項10のように、本発明の画像処理装置は、読取手段で読み取った画像について位置合わせする場面でも有効である。
請求項11の画像処理装置によれば、マークの選定からその選定されたマークを使った位置合わせまで、一貫した処理を実行することができる。
パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する)と複合機とを繋いだ画像処理システムを示した模式図である。 本発明の一実施形態としてのマーク選定装置および画像処理装置の概要を示したブロック図である。 答案が未記入の答案用紙である未記入答案用紙の一例を示した図である。 図3に示した未記入答案用紙上に、選定されたマークを示した図である。 記入済答案用紙を示した図である。 メインプログラムのフローチャートを示した図である。 図6のステップS03におけるマーク候補抽出処理のフローチャートを示した図である。 図7のステップS13におけるクラスタ併合処理のフローチャートを示した図である。 図8のステップS22における、1組のクラスタの併合処理のフローチャートを示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、複合機とパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する)とを繋いだ画像処理システムを示した模式図である。
複合機1は、PC2から画像信号を受信してその画像信号に基づく画像を用紙上にプリント出力するプリンタとしての機能、用紙上の画像を読み取って画像信号を生成し、その画像信号をPC2に送信するスキャナとしての機能、および、用紙上の画像を読み取って画像信号を生成し、その画像信号に基づく画像を用紙上にプリント出力するコピー機としての機能を有する。複合機1に+は、ファクシミリ送受信機能など、その他の機能が含まれていてもよい。ここでは、複合機1のそれらの機能のうちの、スキャナとしての機能に着目している。
PC2は、その内部で実行されるプログラムに応じた様々な機能を実現する。ここでは、以下に説明する、複合機から送信されてきた画像信号を処理する機能に着目している。なお、以下では、用紙上の画像であるか信号上の画像であるかを特に区別する必要のない場合、および、文脈等から用紙上の画像であるか信号上の画像であるかが明らかな場合は、これらを区別することなく、「画像」と表現するすることがある。また、この後に出てくる「答案用紙」についても同様である。ここでは、物理的な用紙と、その用紙上に表現されている画像と、その用紙上の画像を読み取って得た、信号上の画像とを区別することなく、「答案用紙」と称することがある。
図2は、本発明の一実施形態としてのマーク選定装置および画像処理装置の概要を示したブロック図である。これらのマーク選定装置10および画像処理装置20は、PC2のハードウェアとソフトウェアとの複合により実現する、PC2の内部に構築される機能としての装置である。
マーク選定装置10は、複合機1で読み取られて送信されてきた画像上の4隅近傍に、画像どうしの位置合せ用として使うためのマークを選定する装置である。また、画像処理装置20は、マーク選定装置10で選定されたマークを使って画像どうしを位置合わせする装置である。
ここでは、答案が未記入の答案用紙である未記入答案用紙と、答案記入後の答案用紙である記入済答案用紙との位置合せを例に挙げて説明する。
図3は、答案が未記入の答案用紙である未記入答案用紙の一例を示した図である。
以下では、未記入答案用紙を未記入答案用紙P1あるいは答案用紙P1と称し、後述する記入済答案用紙を記入済答案用紙P2あるいは答案用紙P2と称する。また、未記入答案用紙P1であるか記入済答案用紙P2であるかを区別する必要がないときは、答案用紙Pと称する。
複合機1では、図3に示す未記入答案用紙P1が読み取られてPC2に送信され、PC2内に構築されたマーク選定装置10に入力される。マーク選定装置10では、この未記入答案用紙P1の4隅近傍に、位置合せ用として使うためのマークを選定する。ただし、この答案用紙P1には、位置合せ用のマークとして使うことを予定したパターンは印刷されていない。この答案用紙P1の本来の印刷内容の中から、マークが選定される。
ここで、複合機1で読み込まれた答案用紙Pの画像には、用紙の矩形の縁が写り込んでいることも多い。ただし、用紙の矩形の縁が常にくっきりと写り込んでいるとは限らず、矩形の縁あるいは縁どうしの接点である矩形の角をある程度は推測できるという程度の写り込みの場合も多く、矩形の縁あるいは角を位置合せ用のマークにしようとすると大きな誤差を生む場合があり、ここでは、矩形の縁あるいは角をマークとすることは避けている。
図4は、図3に示した未記入答案用紙上に、選定されたマークを示した図である。
この図4には、ハッチングを付した矩形で囲むことで、選定されたマーク30が示されている。
上記の通り、答案用紙P1には、位置合せ用のマークとして使うことを予定したパターンは印刷されていない。これに対応して、マーク選定装置10は、マークとしての予め定められたパターンの情報は持ち合わせていない。このマーク選定装置10は、この答案用紙P1の本来の印刷内容の中から、位置合せ用としてのマークを選定する。
ここで、この答案用紙P1の場合、4隅近傍のマーク30のうちの左上のマーク31としては、数字の「1」と「0」の組み合わせからなるマーク31が選定されている。また右上のマーク32としては数字の「1」と「8」と、その下に並ぶ数字の「4」との組み合わせからなるマーク32が選定されている。また、左下のマーク33としては、記号「(」と、数字「5」と、記号「)」との組み合わせからなるマーク33が選定されている。さらに、右下のマーク34としては、文字「進」と、文字「め」との組み合わせからなるマーク34が選定されている。
図5は、記入済答案用紙を示した図である。ただし、この記入済答案用紙P2上に示されている破線の矩形領域D1〜D4は、位置合せのためのマークのサーチ範囲を示したものであって、記入済答案用紙P2上の印刷内容ではない。
この記入済答案用紙P2も、未記入答案用紙P1と同様に、複合機1で読み取られて送信されてきた答案用紙である。この読み取られた後の記入済答案用紙P2は、未記入答案用紙P1に対し、位置ずれや傾きを持っている可能性がある。
この記入済答案用紙P2は、図2に示した画像処理装置20に入力される。そして、この画像処理装置20では、各矩形領域D1〜D4内をサーチし、パターンマッチングにより、各矩形領域D1〜D4内から図4に示した各マーク31〜34と同じ形状のパターンを探し出す。そして、探し出した各パターンが図4に示した各マーク31〜34と同じ位置となるように、記入済答案用紙P2を未記入答案用紙R1に位置を合わせる。記入済答案用紙P2は、多数枚存在し、複合機1ではそれら多数枚の記入済答案用紙P2が順次に読み取られ、画像処理装置20では、それら多数の記入済答案用紙P2が順次に位置合せされる。
図2に戻り、図4に示すようなマーク30を選定するマーク選定装置10およびその選定されたマーク30を使って答案用紙を位置合わせする画像処理装置20の構成について説明する。ここでは、この図2を参照して、先ずはマーク選定装置10および画像処理装置20の構成の概要を説明する。
マーク選定装置10は、候補抽出手段11と、マーク選定手段12とから構成されている。
候補抽出手段11は、マークとしての予め定められたパターンの情報を持つことなく、未記入答案用紙P1上に現れているパターンのうちの予め定められた候補領域に存在するパターンもしくはパターンの集合からなるマーク候補を抽出する。この未記入答案用紙P1は、本発明にいう第1の画像の一例に相当する。
ここでは、一例として、未記入答案用紙P1上下に2等分するとともに左右にも2等分して合計4つの候補領域を作り、各候補領域内に存在するパターンもしくはパターンの集合からなるマーク候補を抽出する。答案用紙Pの縁は明瞭には写り込んでいない場合も多いものの縁の概略は推測することができ、答案用紙Pを4分割するにあたっては、この推測程度の精度で十分である。
ここで、候補抽出手段11は、クラスタ抽出手段111とクラスタ併合手段112とで構成されている。
クラスタ抽出手段111は、未記入答案用紙P1上に塊として存在するクラスタを抽出する。塊として存在するとは、初期的には、例えば、文字や記号あるいはそれらの部分からなる、一筆書きのように繋がっていることを意味している。ただし、1つに繋がっていればよく、一筆で書くことができることは必要ではない。次のクラスタ併合手段112では、隣接するクラスタどうしが併合されることがあり、併合された1つのクラスタの場合は、1つには繋がっていない。
クラスタ併合手段112は、隣接する複数のクラスタを、予め定められた寸法を超えない範囲内で併合する。このクラスタ併合手段112による処理は、このマーク選定装置10では、マークとしてふさわしい寸法が予め定められており、このクラスタ併合手段112における処理は、隣接するクラスタ併合することによって、マークとしてふさわしい寸法のクラスタとする処理である。
そして、クラスタ併合手段112からは、このクラスタ併合手段112により併合されたクラスタが、マーク候補として、マーク選定手段12に送られる。
さらに、クラスタ抽出手段111は、輪郭抽出手段1111とノイズ除去手段1112とから構成されている。
輪郭抽出手段1111は、未記入答案用紙P1上の、文字や記号などからなるパターンに輪郭抽出処理を施す。また、ノイズ除去手段1112は、輪郭抽出手段1111により抽出された輪郭から、予め定められた寸法に満たないノイズ成分としての輪郭を除去する。また、本実施形態におけるノイズ除去手段1112では、寸法が大き過ぎる輪郭も不要なノイズとして除去している。
また、マーク選定手段12は、未記入答案用紙P1上の予め定められた基点からマーク候補までの距離と、マーク候補の、予め定められた、少なくともマークの寸法を含むマーク適性とに基づいて、マーク候補の中からマークを選定する。
ここでは、一例として、答案用紙Pの、4つの角の各々を基点とし、答案用紙P1の4分割により得られた4つの候補領域の各々からマークが選定される。
上述の通り、答案用紙Pの縁は明瞭には写り込んでいない場合も多いものの縁や角の概略は推測することができる。マーク選定の基点となる推測された4つの角は、位置誤差を持っていても、基点としては十分に機能する。
画像処理装置20は、マーク記憶手段21と、形状検出手段22と、位置合わせ手段23とを有する。この画像処理装置20には、複合機1で読み込まれた多数枚の記入済答案用紙P2が順次に入力される。ここでは、そのうちの1枚の記入済答案用紙P2について説明する。
マーク記憶手段21には、マーク選定装置10により選定されたマーク30(図4参照)の形状データおよびマーク30の答案用紙P1上の位置データが記憶される。マークの形状データとしては、例えば図4の左下のマーク33の場合の、「(5)」という、寸法の情報を含むパターンを表わすデータである。答案用紙P1上の位置データとしては、基点(例えば図4の左下のマーク33の場合は答案用紙Pの左下隅の角)からの距離や方向を表わすデータである。
画像処理装置20に入力された記入済答案用紙P2は、形状検出手段22で参照される。この形状検出手段22では、記入済答案用紙P2上の、マーク記憶手段21に記憶されているマークの位置データにより表わされる位置の周りの予め定められた探索領域(図5に示す探索領域D1〜D4)内を探索し、パターンマッチング処理により、マーク記憶手段21に記憶されている形状データにより表わされるマークの形状に対応する形状のパターンを検出する。これらの探索領域D1〜D4は、複合機1で答案用紙Pを読み込む際の位置ずれや用紙の角の位置の推定に伴う角の位置誤差等が勘案されて、その探索領域D1〜D4内を探索すればマークの形状に対応する形状のパターンを検出することができるとして予め定められた領域である。パターンマッチング処理は、広く知られた処理であり、ここでの説明は割愛する。
また、位置合わせ手段23は、マーク記憶手段21に記憶されている形状データにより表わされる形状のマークと、形状検出手段22により検出された、マークの形状に対応する形状のパターンとが互いに重なり合うように、記入済答案用紙P2を未記入答案用紙P1に位置合せする。
この位置合せ後の記入済答案用紙P2は、図2に示した画像処理装置20の後段に置かれた不図示の自動採点装置に入力されて、図5に示した記入枠A内に記入された答案が採点される。この自動採点装置は、本実施形態の対象ではなく、ここでのこれ以上の説明は割愛する。
なお、ここでは、マークを選定するマーク選定装置10と位置合せを行なう画像処理装置20とに分けて説明したが、マークを選定して位置合せを行なう機能全体を1つの画像処理装置として捉えてもよい。
以下では、フローチャートを参照しながら、図2に示したマーク選定装置10についてさらに説明を続ける。以下で説明するフローチャートは、図1に示したPC2内で実行されるプログラムによる処理を表わしており、この処理の実行により、PC2内に図2に示したマーク選定装置10の機能が構築される。
図6は、メインプログラムのフローチャートを示した図である。
ここでは、画像、すなわち、複合機1で読み込まれた未記入答案用紙P1が、このプログラムからの参照が可能となるように取り込まれる(ステップS01)。そして、その取り込んだ画像(未記入答案用紙P1)が4分割される(ステップS02)。ここでは、前述の通り、縦の中央で2分割するとともに横の中央で2分割することにより、画像が4分割される。次に、各分割画像毎にマーク候補が抽出される(ステップS03)。マーク候補の抽出処理の詳細は後述する。そして、マーク候補が抽出されると、4分割された各分割画像内のマーク候補の中から各分割画像毎のマークが選定される(ステップS04)。このステップS04におけるマーク選定処理については、後で再度言及する。
図7は、図6のステップS03におけるマーク候補抽出処理のフローチャートを示した図である。
ここでは先ず、画像内の文字や記号等からなる画像上のパターンの輪郭を抽出する(ステップS11)。輪郭抽出は、例えば輪郭抽出用のフィルタリング処理などにより行われる既知の処理であり、ここでの詳細説明は省略する。ここでは、1つに繋がっている輪郭を1つの輪郭としている。
次に、抽出された輪郭の中から、不要な輪郭を除去する(ステップS12)。輪郭抽出処理は、微分処理そのものあるいは微分処理に近似した処理であり、細かなノイズを強調してそのノイズも輪郭として抽出することも多い。そこで、ここでは先ず細かなノイズが除去される。また、大きすぎる輪郭もマークとしては不適切である。そこで、ここでは、大きすぎる輪郭も除去される。輪郭の大きさを測る尺度としては、例えば、輪郭の周囲長、輪郭面積、輪郭に外接する外接矩形の面積、外接矩形の長辺/短辺の長さなどのうちの1つあるいは複数の組み合わせが用いられる。ここでは、用いる尺度に最小値/最大値の閾値を設定し、それらの閾値から外れる輪郭が除去される。ここでは、不要な輪郭を除去した残りの輪郭の1つずつ、すなわち1つに繋がった輪郭の1つずつを「クラスタ」と称する。
次に、クラスタの併合処理が行われる(ステップS13)。これは、複数のクラスタを併合し、その併合した複数のクラスタを新たな1つのクラスタとみなす処理である。このクラスタ併合処理により、マークの候補が抽出されることになる。クラスタ併合処理の詳細については後述するが、マーク候補として抽出されるクラスタは、クラスタ併合処理後の、lつには繋がっていないクラスタである。ただし、そのクラスタの寸法等に応じ、併合されずに1つに繋がったままのクラスタも存在し得る。
クラスタ併合処理が終了すると、通常は複数存在するクラスタの中からマークが選出される(ステップS14)。このマーク選出処理では、1つの分割領域について、マークとしての評価が格段に高いマーク候補があれば唯一のマークに絞ってもよいが、そうでなければ必ずしも唯一のマークに絞る必要はなく、マーク候補の中から複数個のマークを選出してもよい。複数個のマークを選出したときは、この段階では、この選出されたマークは未だマーク候補の段階に留まることになる。
このステップS14では、各分割領域ごとの基点、すなわち、用紙の、その分割領域に含まれる角を基点とした、マーク候補までの距離が最大閾値距離と最小閾値距離の範囲内にあることをマーク選出の1つの基準としてマークが選出される。最小閾値距離を設けるのは、基点、すなわち用紙の角の位置は推測の域を出ない場合があり、基点に近すぎるマーク候補は例えば実際の用紙からは外れた位置にあるノイズ等の可能性もあるからである。また、最大閾値距離を設けるのは、用紙のできるだけ隅に存在するマークの方が、画像どうしの位置合せの精度が期待できるからである。また、用紙の縦横比が1:1ではないときは、縦と横の距離を別々に測定し、縦横比に応じて、縦方向の距離と横方向の距離のそれぞれに対し互いに異なる最大閾値距離と互いに異なる最小閾値距離を設けてもよい。
基点からマーク候補までの距離を測定する際のマーク候補の位置の決め方には任意性があり、例えばそのマーク候補としてのクラスタの重心位置であってもよく、あるいはそのマーク候補としてのクラスタに外接する矩形の中心点の位置であってもよい。ここで、マーク候補は輪郭抽出処理(ステップS11)を経て抽出されたものであり、本実施形態における輪郭抽出処理では、複数の折れ線の集合としての輪郭が抽出される。したがってマーク候補も折れ線の集合で表現されている。そこで、これを利用し、マーク候補としての折れ線の頂点の各々と基点との間の複数の距離の平均値をそのマーク候補までの距離としてもよい。
あるいは、距離に閾値を設けるのではく、距離の基準値を設定しておき、その基準値に近い順にいくつかのマーク候補を選出してもよい。
また、マーク候補の選出の基準は、距離だけではなく、他の基準も存在する。本実施形態では、距離以外に、寸法と頂点数が基準として採用されている。寸法が小さすぎても大きすぎてもマークとしては不向きである。そこでここでは、寸法を基準の1つとしてマーク候補を選出している。マークの寸法としては、例えば外接する矩形の周囲長や面積を採用することができる。あるいは、その外接する矩形の長辺の長さや、そのマークの中の最も離れた2点間の距離を、そのマークの寸法としてもよい。寸法を基準としてマーク候補を選出するにあたり、寸法の上限の閾値と下限の閾値を設定して、それらの閾値の間にあるマーク候補を選出してもよく、あるいは、寸法の基準値を設けておいて、寸法がその基準値に近い順にあらかじめ定めた数のマーク候補を選出してもよい。
また、頂点数を基準として採用するのは、頂点数が少ないということは、単純な形状であることが多く、パターンマッチングの際に、そのマークの形状と近似した形状が近くにあり、パターンマッチングの際に誤認識するおそれがあるからである。一方、頂点数が多過ぎるということはそのマークの形状が複雑すぎる場合が多く、この場合も誤認識に繋がる恐れがあるからである。この頂点数に関しても、閾値を設定してマーク候補を選出してもよく、あるいは基準値を設定して、その基準値に近い順にマーク候補を選出してもよい。
ここでは、頂点数を採用しているが、頂点数以外に、例えばマーク候補の周囲長を採用してもよい。寸法が基準値に近い場合において周囲長が短いということは、単純な形状であることを意味し、周囲長が長いということは複雑な形状であることを意味していて、頂点数と同様な、マーク候補の複雑度に指標という意味合いを持つからである。複雑度の指標として、周囲長に代わり、(周囲長÷寸法)を採用してもよい。あるいは、複雑度を表わす他のパラメータを基準として採用してもよい。ただし、頂点数や周囲長といった複雑度の指標を採用することなく、距離の他は、マーク候補の寸法のみを選定の基準としてもよい。
本実施形態におけるステップS14では、先ずは距離でマーク候補を選定し、その選定されたマーク候補の中からに寸法で選定し、さらに残った候補の中から頂点数で選定している。ただし、頂点数で選定したときに1つのマークも選定されなかったときは、頂点数による選定は止めて、距離と寸法でマーク候補が選定される。
このようにして選定されたマーク候補は、図6のステップS04において、再び評価されて、4分割された各分割領域ごとに1つのマークが選定される。
図6のステップS04に進むときは、4分割された各分割領域のマーク候補が出揃うことになる。そこで、このステップS04では、出揃ったマーク候補を総合的に眺めて、各分割領域ごとに1つずつの、合計4つのマークが選定される。このステップS04におけるマーク選定の基準としては、例えば、4つの各領域のマーク候補を4つの頂点とする4辺形の周長が最も長いマーク候補をマークとして選定すること、あるいは、その4辺形の面積が最大となるマーク候補をマークとして選定すること、あるいはその4辺形の4隅の角度のうちの90°からの偏差が最も小さくなるマーク候補(すなわち、できるだけ長方形に近い4辺形が得られるマーク候補)をマークとして選定することなどを採用することができる。
なお、ステップS14において各分割領域について唯一のマークを選定することとして、ステップS04のステップを削除してもよく、あるいは、ステップS14の方を削除し、ステップS04において各分割領域のマークを選定してもよい。
図8は、図7のステップS13におけるクラスタ併合処理のフローチャートを示した図である。
ここでは、図7のステップS12での不要な輪郭を除去した残りの輪郭からなるクラスタを併合する処理が行われる。なお、以下において説明するクラスタ併合処理自体は一例であって、クラスタ併合処理に関する公知の各種のアルゴリズムを採用することができる。
図7のステップS13の処理、すなわち図8に示す処理に進んできたときのクラスタは、その1つ1つが、繋がった輪郭からなるクラスタである。ここでは先ず、距離行列が作成される。この距離行列は、全てのクラスタの組み合わせについて互いの2つのクラスタ間の距離が計算され、その距離が短い順に2つのクラスタからなる組を並べたものである。2つのクラスタ間の距離は、前述の基点とクラスタとの間の距離の計算におけるクラスタの代表点を2つのクラスタの双方に適用して計算される。
すなわち、クラスタの重心位置どうしの距離を計算してもよく、あるいはクラスタに外接する矩形の中心点の位置どうしの距離を計算してもよい。あるいは、折れ線としてのクラスタの頂点どうしの距離の平均値を2つのクラスタ間の距離としてもよい。
距離行列が作成されると、次に、1組のクラスタの併合処理が行われる(ステップS22)。そして、このステップS22において、クラスタが併合された場合は(ステップS23)、再度、そのステップS22における1組のクラスタの併合処理が行われ、これがクラスタが併合されなくなるまで(ステップS23)、繰り返される。ここで、ステップS21で作成された距離行列は、最初の距離行列であって、この距離行列は、ステップS22を1回実行するごとに更新される(図9のステップS33参照)。
図9は、図8のステップS22における、1組のクラスタの併合処理のフローチャートを示した図である。
ここでは、ステップS21で作成された距離行列に基づき、距離の短い順にサーチして、その距離行列に並ぶ2つのクラスタの併合が可能かどうかが判定される(ステップS31)。ここでの判定基準は、併合後のクラスタの寸法である。クラスタの寸法としては、例えば外接する矩形の周囲長や面積、その矩形の長さ、などを採用することができる。あるいは、そのクラスタの中の最も離れた2点間の距離をそのクラスタの寸法としてもよい。このステップS31では、併合後のクラスタの寸法が予め定められた最大寸法を超えない場合に、併合が可能であると判定される。そして、併合が可能と判定される中の距離が最も短い1組を構成する2つのクラスタが1つのクラスタに併合される(ステップS22)。そして、その1組のクラスタが併合された後の全てのクラスタの組み合わせについて互いの2つのクラスタ間の距離が再計算されて、図8のステップS21で作成された距離行列が更新される(ステップS33)。この距離行列の更新の後は、図8に戻り、ステップS23において、クラスタが併合されたことが認識され、再び、ステップS22すなわち図9に示す1組のクラスタの併合処理に進む。
この処理が、距離行列に並ぶいずれの2つのクラスタも併合不可であると判定されるまで繰り返される(ステップS31)。そして、ステップS31においていずれの2つのクラスタの併合も不可であると判定されると、図8の処理に戻り、ステップS23においてクラスタが併合されなかったことが認識される。そして、このステップS23においてクラスタが併合されなかったことが認識されると、図7のステップS13のクラスタ併合処理が終了したこととなり、ステップS14のマーク選出処理が行われる。このマーク選出処理については説明済みであり、重複説明は省略する。ステップS14のマーク選出処理が終わると、図6のステップS03における、1つの分割画像についてのマーク候補抽出処理が終了したことになる。以上のマーク候補抽出処理が4分割された分割画像の1つずつについて順次に繰り返される。そして、4つの分割画像の全てについてステップS03のマーク選出処理が終了すると、ステップS04のマーク選定処理が行われる。このマーク選定処理についても説明済みであり、ここでの重複説明は省略する。
以上において説明した実施形態では、複合機1で読み取って得た答案用紙Pを4分割して各分割領域ごとにマークを選定する例を示したが、一直線上にはない3か所についてマークを選定すれば、答案用紙Pどうしの、傾きや伸縮を含む位置合わせを行うことができる。一直線上にはない3か所についてマークを選定した場合は、アフィン変換(Affine変換:回転、平行四辺形、移動変換)により位置合わせを行うことができる。また、上記の答案用紙の例のように一直線上にはない4か所についてマークを選定した場合は、射影変換(台形変換:3次元物体を2次元に投影)により位置合わせを行うことができる。あるいは、答案用紙Pを6分割あるいは8分割して各分割領域についてマークを選定して、位置合わせの精度を向上させてもよい。あるいは、傾きや伸縮については無視して構わない用途の場合は、例えば対角の2点、あるいはほぼ中心の1点にのみマークを選定してもよい。
また、上記の実施形態では、複合機1のスキャナ機能を利用して読み取った答案用紙Pからマークを選定する例であるが、複合機1以外の、例えば単独機能のスキャナで読み取った答案用紙Pを対象としてもよい。さらには、スキャナではなく、例えばカメラで撮影した答案用紙Pを対象としてもよい。
また、以上において説明した実施形態では、答案用紙P上の印刷パターンからマークを選定することを例に挙げて説明したが、答案用紙Pは一例にすぎず、本発明は、位置合わせが必要にもかかわらず位置合わせ用のマークが印刷されていない印刷物の位置合わせに広く適用することができる。
1 複合機
2 PC(パーソナルコンピュータ)
10 マーク選定装置
11 候補抽出手段
111 クラスタ抽出手段
1111 輪郭抽出手段
1112 ノイズ除去手段
112 クラスタ併合手段
12 マーク選定手段
20 画像処理装置
21 マーク記憶手段
22 形状検出手段
23 位置合せ手段

Claims (13)

  1. マークとしてのパターンの情報を持つことなく、第1の画像上に現れているパターンのうちの候補領域に存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出する候補抽出手段と、
    第1の画像上の予め定められた基点からマーク候補までの距離と、該マーク候補の、少なくともマークの寸法を含むマーク適性とに基づいて、該マーク候補の中からマークを選定するマーク選定手段とを備えたことを特徴とするマーク選定装置。
  2. 前記候補抽出手段が、
    第1の画像上に塊として存在するクラスタを抽出するクラスタ抽出手段と、
    隣接する複数のクラスタを、予め定められた寸法を超えない範囲で併合するクラスタ併合手段とを備え、
    前記クラスタ併合手段による併合後のクラスタを、前記マーク候補とすることを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置。
  3. 前記クラスタ抽出手段が、
    第1の画像上のパターンに輪郭抽出処理を施す輪郭抽出手段と、
    前記輪郭抽出手段により抽出された輪郭から、予め定められた寸法に満たないノイズ成分としての輪郭を除去するノイズ除去手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のマーク選定装置。
  4. 前記クラスタ併合手段が、2つのクラスタからなる組を互いの間の距離が短い順にサーチして、1つの組を構成する2つのクラスタを1つのクラスタとして併合したときに併合後の1つのクラスタの寸法が予め定められた寸法を超えない1組について該1組を構成する2つのクラスタを1つのクラスタとして併合する処理を、併合により変動する距離の順序を短い順に入れ替えながら繰り返すことを特徴とする請求項2に記載のマーク選定装置。
  5. 前記候補抽出手段が、折れ線の集合としての前記マーク候補を抽出するものであって、
    前記マーク選定手段が、前記マーク候補を構成する折れ線の頂点の数を前記マーク適性の1つとして、前記マークを選定することを特徴とする請求項1記載のマーク選定装置。
  6. 前記候補抽出手段が、第1の画像上の少なくとも3つの候補領域のそれぞれに存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出し、
    前記マーク選定手段が、前記候補領域に対応した基点から該基点に対応した候補領域内のマーク候補までの距離と予め定められたマーク適性とに基づいて、第1の画像上の少なくとも3か所における各マークを選定することを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置。
  7. 前記候補抽出手段が、矩形の第1の画像の4隅の頂点の各々を基点としたときの該基点のそれぞれに対応してあらかじめ定められた4つの候補領域のそれぞれに存在するパターンもしくは該パターンの集合からなるマーク候補を抽出し、
    前記マーク選定手段が、前記候補領域に対応した基点から該基点に対応した候補領域内のマーク候補までの距離と予め定められたマーク適性とに基づいて、第1の画像上の4か所における各マークを選定することを特徴とする請求項1に記載のマーク選定装置。
  8. 前記第1の画像が、画像を読み取る読取手段で読み取られた画像であることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置により選定された前記マークの形状データおよび該マークの前記第1の画像上の位置データを記憶しておくマーク記憶手段と、
    第2の画像上の、前記位置データにより表わされる位置の周りの予め定められた探索領域内を探索して、前記形状データにより表わされる前記マークの形状に対応する形状を検出する形状検出手段と、
    前記マーク記憶手段に記憶されている前記形状データにより表わされる形状と、前記形状検出手段により検出された、前記マークの形状に対応する形状とが互いに重なり合うように、前記第1の画像と前記第2の画像の位置合わせを行なう位置合わせ手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記第2の画像が、画像を読み取る読取手段で読み取られた画像であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置を備えたことを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置。
  12. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のマーク選定装置として動作させることを特徴とするマーク選定プログラム。
  13. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を請求項9から11のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置として動作させることを特徴とする画像処理プログラム。
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