JP2020117254A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】被収容物の取り出しが容易であり、且つ、比較的部品点数が少なく、容易に製造され得る包装体を提供することを課題とする。【解決手段】被収容物を取り出すための取出用開口が形成された収容部を備え、前記収容部は、前記被収容物を被覆する被覆面部であって前記被収容物を前記取出用開口に向かってスライドさせるために指を前記被収容物に接触可能にするスライド用開口が形成された被覆面部と、前記被収容物がスライド方向前方で当接し得る当接面部とを有し、前記当接面部は、スライドする前記被収容物を前記取出用開口に誘導し得るように傾斜した誘導部を有している、包装体。【選択図】図1

Description

本発明は、包装体に関する。
従来、被収容物を取り出すための取出用開口が形成された収容部を備え、取り出される前記被収容物を前記取出用開口に向かって誘導し得るように構成された包装体が提案されている。
例えば、特許文献1には、
複数の被収容物を積層するように収容し且つ該被収容物を取り出すための取出用開口が形成された収容部を備え、
前記収容部は、積層方向の一方側から前記被収容物と共に積層するように配されて前記被収容物を前記取出用開口に向かって搬送するための板状の搬送部材を有し、
前記搬送部材は、搬送方向において、前記被収容物を介在させて前記取出用開口に対向する位置に配された押出片を含み、前記押出片が前記取出用開口との対向位置を保ちつつ移動するように構成されており、
前記収容部がさらに、前記複数の被収容物を介在させて積層方向の他方側に配されており且つ前記搬送部材に向かって前記被収容物を付勢し得る弾性部材を有している、包装体が記載されている。
このような包装体によれば、搬送部材を移動させると、取出用開口と押出片との間に配された被収容物は、押出片により押し出されるようにして取出用開口に向かって搬送され、収容部の外部に排出される。また、被収容物の収容数が少なくなった場合であっても、弾性部材が搬送部材に向かって被収容物を付勢することによって、被収容物が取出用開口と押出片との間に配されるため、上記のように被収容物が排出され得る。
特開平7−41062号公報
しかしながら、特許文献1に記載の包装体は、被収容物の取り出しが容易ではあるものの、被収容物を取出用開口に向かって誘導するために、収容部が少なくとも搬送部材を有している必要がある。よって、部品点数が多くなり、製造に手間がかかるという問題点を有している。
本発明は、上記問題点に鑑み、被収容物の取り出しが容易であり、且つ、比較的部品点数が少なく、容易に製造され得る包装体を提供することを課題とする。
本発明に係る包装体は、
被収容物を取り出すための取出用開口が形成された収容部を備え、
前記収容部は、前記被収容物を被覆する被覆面部であって前記被収容物を前記取出用開口に向かってスライドさせるために指を前記被収容物に接触可能にするスライド用開口が形成された被覆面部と、前記被収容物がスライド方向前方で当接し得る当接面部とを有し、
前記当接面部は、スライドする前記被収容物を前記取出用開口に誘導し得るように傾斜した誘導部を有している。
斯かる構成によれば、被覆面部に形成されたスライド用開口に指を挿通させて、指により被収容物を当接面部に向かってスライドさせると、被収容物は当接面部に当接しつつ、傾斜した誘導部に沿って取出用開口に向かって誘導され、収容部から取り出される。また、本発明の包装体は、被収容物を取出用開口に向かって誘導するための従来技術の包装体に組み込まれているような搬送部材を必要としないため、比較的部品点数が少なく、容易に製造され得る。
また、本発明に係る包装体は、
前記当接面部には、前記被収容物の取り出しを補助するための取出補助開口が形成されていてもよい。
斯かる構成によれば、被収容物を取り出す際、被収容物をスライドさせる指とは別の指を取出補助開口に添えておくことにより、被収容物の先端をそれぞれの指により把持し易くなるため、より取り出し易くなる。
また、本発明に係る包装体は、
前記被収容物が、扁平状であり、
前記取出用開口は、スリット状に且つ幅が前記被収容物の厚みよりも小さくなるように形成されており、開口の周縁部が弾性変形することによって拡幅するように構成されていてもよい。
斯かる構成によれば、スリット状の取出用開口の幅が、扁平状の被収容物の厚みよりも小さいため、被収容物の不用意な取出用開口からの排出が防止され得る。また、取出用開口の周縁部が弾性変形することによって取出用開口が拡幅するように構成されているため、上記のような大きさのスリット状の取出用開口であっても、スライドする被収容物によって周縁部が内側から押圧されて弾性変形すると、取出用開口が拡幅して被収容物が通過可能となる。
また、本発明に係る包装体は、一枚のシート材料によって作製されていてもよい。
斯かる構成によれば、従来技術の包装体と比較して、さらに部品点数が少なく、容易に製造され得る。
以上の通り、本発明によれば、被収容物の取り出しが容易であり、且つ、比較的部品点数が少なく、容易に製造され得る包装体を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る包装体の斜視図である。 図2は、本実施形態に係る包装体の側面図である。 図3は、本実施形態に係る包装体の正面図である。 図4は、本実施形態に係る包装体の図3におけるIV−IV線断面図である。 図5は、本実施形態に係る保持部材の斜視図である。 図6は、本実施形態に係る保持部材の正面図である。 図7は、本実施形態に係る保持部材の背面図である。 図8は、本実施形態に係る収容部を作製するための収容部ブランクの展開図である。 図9は、本実施形態に係る保持部材を作製するための保持部材ブランクの展開図である。 図10は、本実施形態に係る収容部に保持部材及び被収容物を収容する方法を示す図である。 図11は、本実施形態に係る包装体から指により被収容物を排出させる方法を示す図である。
以下、図1〜図7を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る包装体について説明する。
図1〜4に示すように、本実施形態の包装体1は、複数の扁平状の被収容物Pを積層するように収容可能な収容空間を形成し、且つ、被収容物Pを外部へ取り出すための取出用開口20が形成された六面体状の収容部10を備えている。
収容部10は、被収容物Pを被覆する被覆面部11であって被収容物Pを取出用開口20に向かってスライドさせるために指を被収容物Pに接触可能にするスライド用開口30が形成された被覆面部11と、被覆面部11に接続しており被収容物Pがスライド方向前方で当接し得る当接面部12とを有している。また、収容部10は、被覆面部11に対向するように配された矩形状の下方被覆面部13と、互いに位置ずれすることなく対向する一対の台形状の側方被覆面部14及び側方被覆面部15と、矩形状の後方被覆面部16とを有している。被覆面部11と当接面部12とは、それぞれの隣り合う端縁の両端部のみが接続されており、それによって、該両端部の間にスリット状の取出用開口20を形成している。また、図2に示すように、当接面部12は、側方被覆面部14(又は側方被覆面部15)側から見たときに、下方被覆面部13から被覆面部11に向かって突き出すように傾斜している。
尚、本実施形態では、スライド用開口30が形成された被覆面部11側を上側とし、その対向面側を下側とする。
収容部10は、複数の被収容物Pを、被覆面部11及び下方被覆面部13と共に層を形成するように収容する。このような被収容物Pとしては、例えば、平面視において矩形状に形成されており、周端縁部が連続して接着されて該周端縁部の内側に内容物が充填されたシート状のパウチが挙げられる。
取出用開口20は、一つの被収容物Pが通過可能となるように構成されている。より具体的には、取出用開口20は、幅が一つの被収容物Pの厚みよりも小さくなるように形成されている。また、取出用開口20は、開口の周縁部が内側から押圧されると(具体的には、スライドする被収容物Pが内側から該周縁部を押圧すると)、該周縁部が弾性変形することによって拡幅するように構成されている。これによって、スライドする被収容物Pは、取出用開口20を通過可能になる。本実施形態では、取出用開口20は、当接面部12と隣り合うように配されている。
スライド用開口30は、指が被収容物Pを積層方向の一方側から接触可能な位置に形成されている。より具体的には、スライド用開口30は、複数の被収容物Pのうち被覆面部11に隣り合うように配された被収容物Pに指を積層方向の一方側(被覆面部11側)から接触させて、指が被収容物Pを取出用開口20に向かってスライドさせ得る位置に形成されている。本実施形態では、スライド用開口30は、被覆面部11に配されており、中央部から当接面部12との接続部分まで延在するように形成されている。また、スライド用開口30は、被収容物Pにおけるスライド方向に直交する方向の中間部と重なるように配されている。これによって、スライドする被収容物Pのスライド方向に直交する方向における位置ずれが抑制されるため、被収容物Pを取出用開口20からより排出させ易くなる。また、スライド用開口30は、取出用開口20と連続するように形成されている。スライド用開口30は、指が挿通可能であり且つ挿通させた指を内側でスライド可能な大きさに形成されることが好ましい。
尚、スライド用開口30は、指が被収容物Pを取出用開口20に向かってスライドさせ得る位置に配されていればよく、上記のように取出用開口20と連続して形成されていなくてもよい。
当接面部12は、スライドする被収容物Pを取出用開口20に誘導し得るように傾斜した誘導部を有している。より具体的には、当接面部12における、下方被覆面部13との接続側を基端側とし、被覆面部11との接続側を先端側とすると、当接面部12は、先端側が基端側よりも外側に配されることによって傾斜するように配されており、それによって誘導部を形成している。また、取出用開口20は、当接面部12の基端側から先端側に向かう傾斜方向における下流側に、且つ、収容部10における被収容物Pのスライド方向先端に配されている。これによって、スライドして当接面部12に当接した被収容物Pは、誘導部における基端側から先端側に向かう傾斜方向に沿って移動し、傾斜方向の下流側に配された取出用開口20に向かって誘導される。被収容物Pの誘導をスムーズにさせるという観点から、当接面部12の下方被覆面部13とのなす角度は、100〜170°であることが好ましく、110〜160°であることがより好ましく、120〜150°であることがさらに好ましい。特に、被収容物Pが比較的硬いものである場合、該角度は120〜150°であることが好ましい。
尚、本実施形態では、当接面部12は、平面状に形成されているが、スライドする被収容物Pを取出用開口20に向かって誘導し得る形状であれば特に限定されず、例えば、内側から外側に膨らんだ球面状に形成されていてもよい。
本実施形態では、当接面部12には、被収容物Pの取り出しを補助するための取出補助開口22が形成されている。取出補助開口22は、当接面部12の中央部から取出用開口20まで延在するように形成されている。取出補助開口22は、被収容物Pが通過できない大きさに形成されている。このような取出補助開口22が形成されている場合、指により被収容物Pを取り出す際、被収容物Pをスライドさせる指とは別の指を取出補助開口22に添えておくことにより、当接面部12の誘導部によって誘導されている被収容物Pの先端をそれぞれの指により把持し易くなるため、より取り出し易くなる。
図4〜7に示すように、本実施形態の包装体1は、さらに、収容部10の内側において被収容物Pを取出用開口20の対向位置に保持するための保持部材50を備えている。保持部材50は、収納状態において、収容部10の被覆面部11に対向するように配された上部51と、下方被覆面部13に対向するように配された下部53と、側方被覆面部14及び側方被覆面部15それぞれに対向するように配された台形状の側部54及び側部55と、後方被覆面部16に対向するように配された後部56とを有している。保持部材50は、上部51、下部53、側部54、側部55及び後部56によって内側に被収容物Pを囲うようにして収容する。また、保持部材50は、収容部10の当接面部12に対向する位置において開口しており、該開口は被収容物Pが通過可能な大きさに形成されている。上部51、下部53及び後部56は、収容部10のそれぞれが対向する面部に接触するように配されている。また、保持部材50の上部51には、収容部10のスライド用開口30に対向する位置に開口60が形成されており、開口60は、収納状態においてスライド用開口30と重なるように形成されている。開口60は、スライド用開口30よりも大きく形成されている。
保持部材50は、複数の被収容物Pを積層方向の両側から保持するための対をなす保持部57及び保持部58を有している。保持部57及び保持部58は、複数の被収容物Pを積層方向両側から挟持するように配されている。本実施形態では、保持部57は、上部51の中央部から内側に且つ被収容物Pのスライド方向後方に向かって延出するように配されており、保持部58は、下部53の中央部から内側に且つ被収容物Pのスライド方向後方に向かって延出するように配されている。
保持部材50は、スライドする被収容物Pが取出用開口20の長さ方向における位置ずれを抑制するために、側部54と側部55との間隔がスライド用開口30のスリットの長さに対応している。このため、保持部材50及び収容部10は、側部54及び側方被覆面部14並びに側部55及び側方被覆面部15それぞれの間に隙間を形成している。このような隙間が形成されているため、保持部材50は、収容部10内における側方被覆面部14及び側方被覆面部15との間の位置ずれを規制するための位置ずれ規制部59を有している。位置ずれ規制部59は、側方被覆面部14及び側方被覆面部15それぞれの間に延出するように配されており、延出方向における両端が側方被覆面部14及び側方被覆面部15に接触している。
本実施形態の包装体1は、収容部10が収容部ブランク100により作製され、保持部材50が保持部材ブランク500により作製され、収容部10に保持部材50が収容されて作製される。
図8に示すように、収容部ブランク100は、一枚のシート材料により作製されている。収容部ブランク100は、被覆面部11を形成するための被覆板111と、被覆板111と隣り合うように配された当接面部12を形成するための当接板112とを備えている。
被覆板111及び当接板112は、折り曲げ易く加工された折曲加工線であって同一直線上に離間するように配された第1折曲加工線L1及び第2折曲加工線L2を介在させて、隣り合うように配されている。また、第1折曲加工線L1及び第2折曲加工線L2の間には、取出用開口20を形成するための切込み120が形成されている。被覆板111には、中央部から当接板112まで延在するように、スライド用開口30を形成するための第1切欠き130が形成されている。また、当接板112には、中央部から被覆板111まで延在するように、取出補助開口22を形成するための第2切欠き122が形成されている。切込み120、第1切欠き130及び第2切欠き122は、連続するように形成されている。
収容部ブランク100はさらに、側方被覆面部14及び側方被覆面部15を形成するための台形状の側面板114及び側面板115と、後方被覆面部16を形成するための矩形状の後面板116と、下方被覆面部13を形成するための矩形状の下面板113とを備えている。
側面板114は、第1折曲加工線L1に直交するように配された第3折曲加工線L3を介在させて、被覆板111と隣り合うように配されている。また、側面板115は、第2折曲加工線L2に直交するように配された第4折曲加工線L4を介在させて、被覆板111と隣り合うように配されている。側面板114及び側面板115は、被覆板111を介在させてそれぞれが対称に且つ上辺(台形の互いに対向する辺のうちの短い方)が被覆板111から離れて位置するように配されている。
後面板116は、第3折曲加工線L3及び第4折曲加工線L4それぞれに直交するように配された第5折曲加工線L5を介在させて、被覆板111と隣り合うように配されている。後面板116は、被覆板111を介在させて、当接板112の反対側に配されている。
下面板113は、第3折曲加工線L3と平行に配された第6折曲加工線L6を介在させて、側面板114と隣り合うように配されている。
収容部ブランク100は、組み立てられた時に各面部同士を固定するために内側に延出するように配される延出板151〜157を有している。延出板151は、第1折曲加工線L1及び第2折曲加工線L2に平行に配された第7折曲加工線L7を介在させて、当接板112と隣り合うように配されている。延出板152は、第6折曲加工線L6と鈍角をなすように配された第8折曲加工線L8を介在させて、側面板114と隣り合うように配されている。また、延出板153は、第6折曲加工線L6と直交するように配された第9折曲加工線L9を介在させて、側面板114と隣り合うように配されている。延出板154は、第4折曲加工線L4と平行に配された第10折曲加工線L10を介在させて、側面板115と隣り合うように配されている。延出板155は、第10折曲加工線L10と鈍角をなすように配された第11折曲加工線L11を介在させて、側面板115と隣り合うように配されている。また、延出板156は、第10折曲加工線L10と直交するように配された第12折曲加工線L12を介在させて、側面板115と隣り合うように配されている。延出板157は、第5折曲加工線L5と平行に配された第13折曲加工線L13を介在させて、後面板116と隣り合うように配されている。
図9に示すように、保持部材ブランク500は、一枚のシート材料により作製されている。保持部材ブランク500は、上部51を形成するための上板510と、上板510の両側に上板510と隣り合うように配された側部54及び側部55を形成するための台形状の側板540及び側板550と、側板550を介在させて上板510の反対側に側板550と隣り合うように配された下部53を形成するための下板530とを備えている。
上板510と側板540及び側板550とは、互いに位置ずれすることなく対向するように配された第14折曲加工線L14及び第15折曲加工線L15を介在させて、互いに隣り合うように配されている。また、下板530と側板550とは、第15折曲加工線L15と平行に配された第16折曲加工線L16を介在させて、互いに隣り合うように配されている。
上板510は、第14折曲加工線L14及び第15折曲加工線L15それぞれの一端をつなぐ一端縁であってそれらの間に凹入するように配された凹入端縁を有している。これによって、第14折曲加工線L14及び第15折曲加工線L15それぞれの前記一端を結ぶ仮想直線と該凹入端縁との内側に、開口60を形成するための第3切欠き506が形成されている。
側板540及び側板550は、上板510を介在させて互いに対称に且つ上辺(台形の互いに対向する辺のうちの短い方)が上板510から離れて位置するように配されている。
保持部材ブランク500は、保持部57及び保持部58を形成するための保持板570及び保持板580を備えている。保持板570は、上板510の凹入端縁に囲まれるように上板510と隣り合うように配されている。また、保持板570は、第14折曲加工線L14及び第15折曲加工線L15に直交するように配された第17折曲加工線L17を介在させて、上板510と隣り合うように配されている。保持板570は、第17折曲加工線L17を軸として回動可能になっている。保持板580は、下板530の内側に配されている。保持板580は、第16折曲加工線L16と直交するように配された第18折曲加工線L18と、第18折曲加工線L18の両端を湾曲するようにつなぐ(C字状の)切込み508とにより区画形成されている。保持板580は、第18折曲加工線L18を軸として回動可能になっている。第17折曲加工線L17及び第18折曲加工線L18は、同一直線上に配されている。
保持部材ブランク500はさらに、下板530に隣り合うように配された、後部56を形成するための後板560と、位置ずれ規制部59を形成するための位置ずれ規制板590とを備えている。後板560及び位置ずれ規制板590それぞれは、第16折曲加工線L16に直交するように配された第19折曲加工線L19及び第20折曲加工線L20を介在させて、下板530に隣り合うように配されている。
保持部材ブランク500は、組み立てられた状態を固定するために内側に延出するように配される延出板505を備えている。延出板505は、第14折曲加工線L14に対向するように配された第21折曲加工線L21を介在させて、側板540と隣り合うように配されている。延出板505は、組み立て時に下板530の内側に接着される。
上記の通り、本実施形態の収容部ブランク100及び保持部材ブランク500それぞれは、一枚のシート材料により比較的容易に製造され得る。これらのブランクの製造に用いられ得るシート材料としては、紙シート材料又はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリ塩化ビニル等の樹脂シート材料が挙げられる。
次に、図10を参照しつつ、本実施形態に係る収容部10に被収容物P及び保持部材50を収容する方法について説明する。図10に示すように、保持部材50の各部が収容部10内の各面部に対応するように、保持部材50を収容部10に収容する。次に、保持部材50の内側に複数の被収容物Pを積層するように収容する。このように、包装体1には被収容物Pを比較的容易に収容することができる。
次に、図11を参照しつつ、本実施形態に係る包装体1の使用例について説明する。
図11に示すように、被覆面部11に形成されたスライド用開口30に親指を挿通させて親指の腹で被収容物Pを取出用開口20に向かってスライドさせると、被収容物Pは当接面部12に当接し、傾斜している当接面部12の誘導部に沿うようにして取出用開口20に向かって誘導され、収容部10の外部へ排出されて取り出される。この時、親指とは別の指を取出補助開口22に添えておき、被収容物Pが排出されると同時に、親指と別の指とにより被収容物Pを把持してもよい。また、被収容物Pの収容数が少なくなった場合であっても、上記と同様にして、被収容物Pを取り出すことができる。
本発明に係る包装体は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。また、本発明に係る包装体は、上記した作用効果により限定されるものでもない。本発明に係る包装体は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、当接面部12の全面に誘導部が形成されているが、これに限られず、当接面部12の一部に誘導部が形成されていてもよい。
また、本実施形態では、収容部ブランク100は一枚のシート材料により作製されているが、これに限られず、例えば、当接面部12が別のシート材料により作製されて、他の面部に接着等されていてもよい。
1:包装体
10:収容部、11:被覆面部、12:当接面部、13:下方被覆面部、
14:側方被覆面部、15:側方被覆面部、16:後方被覆面部、
20:取出用開口、22:取出補助開口、
30:スライド用開口、
50:保持部材、51:上部、53:下部、54:側部、55:側部、56:後部、
57:保持部、58:保持部、59:位置ずれ規制部、60:開口、
100:収容部ブランク、
111:被覆板、112:当接板、113:下面板、
114:側面板、115:側面板、
116:後面板、120:切込み、122:第2切欠き、130:第1切欠き、
151〜157:延出板、
500:保持部材ブランク、
505:延出板、506:第3切欠き、508:切込み、
510:上板、530:下板、540:側板、550:側板、560:後板、
570:保持板、580:保持板、590:位置ずれ規制板、
L1〜L21:第1折曲加工線〜第21折曲加工線、
P:被収容物

Claims (4)

  1. 被収容物を取り出すための取出用開口が形成された収容部を備え、
    前記収容部は、前記被収容物を被覆する被覆面部であって前記被収容物を前記取出用開口に向かってスライドさせるために指を前記被収容物に接触可能にするスライド用開口が形成された被覆面部と、前記被収容物がスライド方向前方で当接し得る当接面部とを有し、
    前記当接面部は、スライドする前記被収容物を前記取出用開口に誘導し得るように傾斜した誘導部を有している、包装体。
  2. 前記当接面部には、前記被収容物の取り出しを補助するための取出補助開口が形成されている、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記被収容物が、扁平状であり、
    前記取出用開口は、スリット状に且つ幅が前記被収容物の厚みよりも小さくなるように形成されており、開口の周縁部が弾性変形することによって拡幅するように構成されている、請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 一枚のシート材料によって作製されている、請求項1乃至3いずれか1項に記載の包装体。
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