JP2020116172A - 運動装置 - Google Patents

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JP2020116172A
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雄翔 趙
Xiongxiang Zhao
雄翔 趙
康一 沼田
Koichi Numata
康一 沼田
清水 新策
Shinsaku Shimizu
新策 清水
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Abstract

【課題】コンパクトであり且つ、腹部や腿部の筋肉に対するトレーニング、すなわち「スクワットトレーニング」で得られる効果と同じトレーニング効果を得ることができる運動装置を提供する。【解決手段】本発明の運動装置1は、使用者Uが着座可能な座部2と、床面F上に設置され、座部2を下方から支持する支持部3と、当該支持部3内に格納され、座部2を往復揺動運動させる揺動機構4と、を備えていて、揺動機構4は、座部2の後側を跳ね上げるように、上昇と下降を繰り返す往復揺動運動を行わせる構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、使用者の下肢や腰部などを鍛える際に、スクワットトレーニングの効果と同等の効果を付与する運動装置に関する。
従来、使用者が下肢や腰部などをトレーニングする際、立位姿勢〜中腰姿勢(立ち上がり座り込み)の反復動作を行う「スクワットトレーニング」を行うことがある。この「スクワットトレーニング」を行う際に補助する装置として、特許文献1に開示されたものがある。また他に、側壁に背中を付けて下肢を約90°に曲げて、椅子に着座したかのような姿勢を維持する、所謂「空気椅子トレーニング」などを行うこともある。
特開2018−023678号公報
さて、「スクワットトレーニング」は、屈伸運動(立位姿勢〜中腰姿勢)を繰り返して行うことで、腹部の筋肉(腹筋や背筋など)や、腿部の筋肉(大腿四頭筋など)等を鍛えるトレーニングを効果的に行うことができる。すなわち、「スクワットトレーニング」は、お腹周りの引き締めたり、足腰などの体幹を効果的に鍛えることができる。
ところが、「スクワットトレーニング」では、正しい姿勢で行わないと、下肢や腰部などを痛めてしまう虞がある。特許文献1のスクワットトレーニング装置は、前述の課題を解決することができるものと思われる。
しかしながら、特許文献1の装置には、使用者が握ることができるグリップを備えた支柱が備えられているので、使用者はスクワットトレーニング中にグリップを握ることに頼ってしまう虞がある。また、特許文献1の装置は、パッドの下方にダンパーが備えられ、パッドの部分に座り込むような構造となっているため、スクワットトレーニングを行っているとき、ダンパーの反動を使ってしまう虞がある。
すなわち、特許文献1の装置では、使用者の筋肉に負荷がかからないような状況になる虞があるので、腹部や腿部の筋肉に対するスクワットトレーニングの効果が低いものとなってしまう。
また、特許文献1の装置は、大掛かりな装置であり、トレーニングする際、大きなスペースが必要となる。また、特許文献1の装置は、大きな収納スペースも必要となる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、コンパクトであり且つ、腹部や腿部の筋肉に対するトレーニング、すなわち「スクワットトレーニング」で得られる効果と同じトレーニング効果を得ることができる運動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかる運動装置は、使用者が着座可能な座部と、床面上に設置され、前記座部を下方から支持する支持部と、当該支持部内に格納され、前記座部を往復揺動運動させる揺動機構と、を備えていて、前記揺動機構は、前記座部の後側を跳ね上げるように、上昇と下降を繰り返す往復揺動運動を行わせる構成されている。
好ましくは、前記座部は、側面視で、後方に向かうに連れて上方へ反り返る湾曲形状とされているとよい。
好ましくは、前記座部の後側の表面には、滑動可能なシート材が備えられているとよい。
好ましくは、前記座部は、前記使用者が着座する着座部と、当該着座部から後方へ延設され、前記使用者が非着座となるように構成されている延設部と、を有しているとよい。
好ましくは、前記着座部は、側面視で、前側が上方に反り返る湾曲形状とされているとよい。
好ましくは、前記揺動機構は、前記座部の後側を跳ね上げるように、上昇と下降を繰り返す往復揺動運動を行わせると共に、前記座部の全体に対して左右方向の揺動を繰り返す往復揺動運動を行わせて、うねり運動を発現させる構成されているとよい。
好ましくは、前記揺動機構は、左右方向及び上下方向の往復揺動運動を行う構成とされていて、前記座部の右前側を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部の左後側を上方へ揺動させて、前記座部の右前側と左後側を結ぶ対角線が斜め右側下方を向く右側揺動運動を行い、前記右側揺動運動後、前記座部の左前側を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部の右後側を上方へ揺動させて、前記座部の左前側と右後側を結ぶ対角線が斜め左側下方を向く左側揺動運動を行い、前記右側揺動運動と前記左側揺動運動を繰り返し行うとよい。
好ましくは、前記揺動機構は、回転駆動力を出力する駆動部と、前記駆動部の回転駆動力を伝達する伝達軸と、伝達された前記回転駆動力により回転する第1回転軸と、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、前記座部に伝達するクランク機構と、前記座部を上下方向に揺動自在に枢支する枢支軸と、を有していて、前記クランク機構は、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部と、前記偏心ボス部を摺動自在に外嵌し、前記往復揺動運動を行う連接部材と、前記連接部材と前記座部とを連結し、前記往復揺動運動を前記座部に伝達する連結部と、を有しているとよい。
好ましくは、前記揺動機構は、回転駆動力を出力する駆動部と、前記駆動部の回転駆動力を伝達する伝達軸と、伝達された前記回転駆動力により回転する第1回転軸と、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、前記座部に伝達するクランク機構と、伝達された前記回転駆動力により回転する第2回転軸と、前記第2回転軸の回転駆動力を左右方向の往復揺動運動に変換する変換部と、変換された前記左右方向の往復揺動運動を前記座部に伝達するアーム部材と、を有しているとよい。
好ましくは、前記駆動部は、前記回転駆動力を出力する駆動モータと、所定の速度に減速するギアが内蔵されたギアケースと、を有し、前記ギアケースには、前記伝達軸と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸とが挿入されていて、前記伝達軸は、前記駆動モータより出力された前記回転駆動力を、前記ギアケース内に入力し、前記第1回転軸を回転駆動させ、前記ギアは、前記ギアケース内に入力された前記回転駆動力を所定の速度に減速すると共に、前記第2回転軸を回転させるとよい。
好ましくは、前記クランク機構は、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部と、前記偏心ボス部を摺動自在に外嵌し、前記往復揺動運動を行う連接部材と、前記連接部材と前記アーム部材とを連結し、前記往復揺動運動を前記座部に伝達する連結部と、を有していて、前記変換部は、第2回転軸に取り付けられていて、当該第2回転軸の回転に伴い傾斜回転する傾斜ボス部と、前記アーム部材の基端に備えられていて、前記傾斜ボス部に対し摺動自在に外嵌する環状嵌合部と、を有していて、前記連接部材の基端には、前記偏心ボス部に対して、当該連接部材を回動自在に支持する第1ジョイント部が設けられていて、前記連接部材の先端には、前記連結部が設けられていて、前記連結部は、前記連接部材と前記アーム部材とをフレキシブルな状態で連結すると共に、互いに前後方向及び左右方向に摺動自在に支持する第2ジョイント部が設けられていて、前記第1ジョイント部と、前記第2ジョイント部により、前記上下方向の往復揺動運動を行う前記連接部材が、前記左右方向の往復揺動運動を行う前記アーム部材と連動するとよい。
本発明によれば、コンパクトであり且つ、腹部や腿部の筋肉に対するトレーニング、すなわち「スクワットトレーニング」で得られる効果と同じトレーニング効果を得ることができる。
本発明の運動装置(スクワット運動装置)の第1実施形態の概略を示した図である(座部が下がった状態)。 本発明の運動装置(スクワット運動装置)の第1実施形態の概略を示した図である(座部が跳ね上がった状態)。 第1実施形態の運動装置(スクワット運動装置)を斜め後方から見た図である。 第1実施形態の揺動機構の概略を示した図である(座部が下がった状態)。 第1実施形態の揺動機構の概略を示した図である(座部が跳ね上がった状態)。 第1実施形態の揺動機構の構成を示した分解図である。 第1実施形態の運動装置(スクワット運動装置)の使用態様を示した側面図である。 第1実施形態の運動装置(スクワット運動装置)の動作状況を側方から見た図である。 本発明の運動装置(スクワット運動装置)の第2実施形態の概略を示した図である。 第2実施形態の揺動機構の概略を示した図である。 第2実施形態の揺動機構の構成を示した分解図である。 第2実施形態の運動装置(スクワット運動装置)の動作状況を正面から見た図である。 第2実施形態の運動装置(スクワット運動装置)の動作状況を上方から見た図である。
以下、本発明にかかる運動装置1の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。
また、図面に関して、見やすくするため、構成部品の一部を省略して描いている。また、運動装置1の前後及び左右等の方向については、図面に示す通りである。これは運動装置1の座部2に着座した使用者Uから見た方向と一致する。以降の説明においては、図面において示す方向を、本発明の運動装置1を説明する際の方向とする。
本発明にかかる運動装置1は、屈伸運動(立位姿勢〜中腰姿勢)の反復動作を行って身体を鍛える「スクワットトレーニング」や、側壁に背中を付けて膝(下肢)を約90°に曲げて、椅子に着座したかのような姿勢を維持して身体を鍛える、所謂「空気椅子トレーニング」などで得られる効果と、同じトレーニング効果を得ることができる装置である。
それ故、以降の説明においては、スクワット運動装置1と呼ぶこととする。
[第1実施形態]
図1〜図8に、本発明にかかるスクワット運動装置1の第1実施形態を示す。
図1〜図3などに示すように、本実施形態のスクワット運動装置1は、使用者Uが着座可能な座部2と、床面F上に設置され、座部2を下方から支持する支持部3と、当該支持部3内に格納され、座部2を往復運動させる揺動機構4と、を有している。
また、本実施形態のスクワット運動装置1は、座部2の後側が上下方向に往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)するものである。
支持部3は、上部に座部2が配備される大きさ(面積)とされ、下方に向かうに連れて拡張する形状となっている。すなわち、支持部3は、側面視で末広がりの台形形状とされている。また、支持部3は、床面Fに載置したときの高さが、使用者Uが屈んだ状態で座部2に着座することができる高さとされている。
支持部3の上部には、上方に配備された座部2を往復揺動運動させる揺動機構4が配設されている。また、支持部3の上部には、揺動機構4を側方から覆い隠す側壁部材5が設けられている。側壁部材5は、座部2が往復揺動運動を行っているときに、揺動機構4を隠して外観をよくするものである。一方、支持部3の下部の後側には、電源コード7を差し込む差し込み口6が設けられている。
支持部3の上方には、使用者Uが着座可能な座部2が配備されている。
図1〜図3、図7などに示すように、座部2は、使用者Uが着座可能な大きさで且つ、前後方向に長い形状のものとされている。この座部2は、後述するクランク機構22により、前側を回転中心として、後側が略水平方向から上方へ跳ね上げられ、その後下降する動作が繰り返し行われるものである。すなわち、座部2は、後側が前側に対して上下方向に往復揺動運動が行われるものとなっている。
座部2は、側面視で、後方に向かうに連れて上方へ反り返る湾曲形状とされている。
座部2は、使用者Uの臀部Bを載置することが可能な着座部2a(載置面)と、当該着座部2aより後方へ延設され、使用者Uが非着座となるように構成されている延設部2b(揺動面)と、を有している。延設部2bは、後述するクランク機構22と揺動機構4により、上下方向に上昇と下降を繰り返す往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)を行うものとされている。
着座部2aは、側面視で、前側が上方に反り返る湾曲形状とされている。着座部2aは、前後方向において、座部2の座面中央から前端まで延びるように配備されている。また、着座部2aは、左右方向において、座部2の座面中央から座部2の両側の外縁まで延びるように配備されている。
一方で、延設部2bは、前後方向において、座部2の座面中央から後端まで延びるように配備されている。また、延設部2bは、左右方向において、座部2の座面中央から座部2の両側の外縁まで延びるように配備されている。
本実施形態においては、座部2の座面が略水平方向となっている状態のとき、着座部2aは、側面視で、前側が上方に湾曲した形状とされている。また、延設部2bは、側面視で、後方に向かうに連れて上方へ反り返る形状とされている。
すなわち、本実施形態の座部2は、側面視で、下方に湾曲した形状とされている。
一方で、座部2の下側には、垂下状に延設され、座部2の外縁を周回するスカート部2cが設けられている。スカート部2cは、支持部3の上部に設けられた側壁部材5を外側から覆い隠すものとなっている。このスカート部2cと側壁部材5により、揺動機構4が覆い隠されるので、座部2が往復揺動運動を行っているときにおいても、外観がよくなる。
座部2は、後側の延設部2b側が跳ね上げられたとき、その延設部2bは起立状態になると共に、前側の着座部2aが斜め下方を向くものとされている。また、延設部2bが跳ね上がって起立状態となったとき、使用者Uは臀部Bが着座部2aに引っかかるような状態で着座する。
使用者Uは、座部2の着座部2aのみに着座して中腰の姿勢を維持し、延設部2b側が跳ね上がるように往復揺動揺動することにより、バランス運動(スクワット運動)を効果的に行うことができる。
さて、本実施形態では、座部2の上面(搭乗側)に、滑動可能なシート材8が備えられている。
詳しくは、座部2の後側(延設部2b)の表面には、低摩擦である滑動可能なシート材8が備えられている。
滑動可能なシート材8は、延設部2bと同様に、前後方向において、座部2の座面中央から前端まで延びるように配備されている。また、滑動可能なシート材8は、左右方向において、座部2の座面中央から座部2の両側の外縁まで延びるように配備されている。
すなわち、座部2は、平面視で、座部中央から後端の延設部2bに滑止可能なシート材を備えている。
この滑動可能なシート材8は、使用者Uが延設部2bに着座したとしても、座部2が跳ね上げられたとき、臀部Bが着座部2a側に滑り落ちるようにするためのものである。すなわち、滑動可能なシート材8は、使用者Uの臀部Bが延設部2bに接触した場合、互いに滑り合い可能となる素材とされている。
この滑動可能なシート材8に採用する素材としては、延設部2bが略垂直に跳ね上げられたときに、滑りやすくなる素材が好ましい。
滑動可能なシート材8としては、延設部2bの表面に対して摩擦力を低下させるようなコーティング加工を施したり、シート材の素材の表面模様や形状などを変更することで、使用者Uの臀部B(例えば、使用者Uの衣服など)との摩擦を可及的に少なくするようにしている。
このように、滑動可能なシート材8を、座部2の延設部2bの表面に備えて滑りやすくしておくことで、使用者Uが延設部2bに着座したとしても、座部2の後側が跳ね上げられたとき、臀部Bが下方に滑り落ちて着座部2aに位置するようになるので、バランス運動(スクワット運動)を効果的に行うことができる。
ところで、座部2の下方には、座部2の後側の延設部2bを上下方向に往復揺動運動を行わせる揺動機構4が設けられている。
図3〜図6などに示すように、揺動機構4は、回転駆動力を出力する駆動部9と、駆動部9の回転駆動力を伝達する伝達軸15と、伝達された回転駆動力により回転する第1回転軸19と、第1回転軸19の回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、座部2に伝達するクランク機構22と、座部2を上下方向に揺動自在に枢支する枢支軸32と、を有している。
駆動部9は、回転駆動力を出力する駆動モータ10と、その回転駆動力を所定の速度に減速するギアケース11と、を有している。この駆動部9は、支持部3内の基台12に配設されている。基台12は、支持部3内であって、その上部に設けられている。基台12は、上方と下方のそれぞれに空間を有する棚状状の部材である。
基台12の上面であって、その中央には、第1回転軸19を回転自在に支持する支持部材12aが設けられている。また、基台12の上面であって、その前側には、枢支軸32を支持する支持部材12bが一対設けられている。
駆動モータ10は、支持部3内の右側であって、基台12の下方の空間に横たわるように配備されている。なお、基台12の下方の空間であって、駆動モータ10の前方には、座部2の上下方向の往復揺動運動(座部後側の跳ね上げ運動)を制御する制御部13が配備されている。
駆動モータ10の出力軸(図示せず)は、左方向に向くように配備されている。この出力軸は、駆動モータ10の前方(支持部3内の左側)に配備されたギアケース11内に挿入されている。出力軸の先端には、ウォームギア(図示せず)が取り付けられている。そのウォームギアは、ギアケース11内の下部に配備されたウォームホイール14に歯合されている。
そのウォームホイール14には、伝達軸15が嵌入されている。この伝達軸15は、ギアケース11内において、軸心が上下方向を向いて配備されている。また、伝達軸15は、ギアケース11内に配備されたベアリング16を介して、回転自在に支持されている。
伝達軸15は、駆動モータ10から出力された回転駆動力を第1回転軸19に伝達する部材である。伝達軸15の先端(上端)側には、ウォームギア17が取り付けられている。そのウォームギア17は、ギアケース11内の上部に配備されたウォームホイール18に歯合されている。
そのウォームホイール18には、第1回転軸19が嵌入されている。この第1回転軸19は、軸心が左右方向を向いて配備されている。
第1回転軸19は、左端側がギアケース11に挿入されていて、その左端にウォームホイール18が取り付けられている。また、第1回転軸19は、ギアケース11に配備されたベアリング20を介して、回転自在に支持されている。
一方、第1回転軸19の右端側は、ベアリング20を介して、基台12の上面から突設された支持部材12aに回転自在に支持されている。つまり、第1回転軸19は、左右両端がベアリング20を介して、回転自在に支持されている。なお、第1回転軸19の右端には、第1回転軸19の回転角度を検出する軸角度検出部21は設けられている。
第1回転軸19の長手方向中途部には、クランク機構22が配備されている。
図4〜図6などに示すように、クランク機構22は、第1回転軸19の回転駆動力を、座部2の上下方向の往復揺動運動(座部後側の跳ね上げ運動)に変換する機構である。
クランク機構22は、第1回転軸19の回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部23と、偏心ボス部23を摺動自在に外嵌し、往復揺動運動を行う連接部材24(コネクティングロッド)と、連接部材24と座部2とを連結し、往復揺動運動を座部2に伝達する連結部25と、を有している。
偏心ボス部23は、円柱状の部材であって、軸心L1が左右方向を向くように配備される。また、偏心ボス部23には、軸心L2が左右方向を向く貫通孔26が一つ形成されている。この貫通孔26は、偏心ボス部23の外周側に形成されていて、第1回転軸19が嵌入される。
すなわち、偏心ボス部23の軸心L1と、貫通孔26の軸心L2は、同一軸心上ではなく、一定の間隔を開けて平行に設けられている。一方、貫通孔26と第1回転軸19の軸心L2は、同一軸線上となっている。
また、偏心ボス部23は、分割体であって、連接部材24を左右方向から挟み込むように配備される。偏心ボス部23の円柱体23aは、連接部材24に摺動自在に外嵌される。また、偏心ボス部23(円柱体23a)は、軸心L2に沿って平行なカム面を有している。
偏心ボス部23は、第1回転軸19が回転すると、軸心L2回りに偏心回転する。つまり、偏心ボス部23の軸心L1は、軸心L2に対して、一定の間隔を空けて周回する。なお、この偏心ボス部23は、クランクスローに相当するものといえる。また、偏心ボス部23と第1回転軸19は、一体回転するように固定されているものであり、クランク軸に相当するものとなる。
連接部材24(コネクティングロッド)は、偏心ボス部23を摺動自在に外嵌するものであり、偏心ボス部23の偏心回転を、上下方向の往復揺動運動に変換するものである。
コネクティングロッド24は、長手方向(上下方向)に短い部材である。コネクティングロッド24の基端側(下端側)には、偏心ボス部23(円柱体23a)を摺動自在に外嵌する環状嵌合部27が設けられている。一方で、コネクティングロッド24の先端側(上端側)には、軸心が左右方向を向き、環状嵌合部27よりも外径が小さい貫通孔28が形成されている。この貫通孔28には、連結部25の連結軸29が嵌入される。
連結部25は、コネクティングロッド24の先端に取り付けられる連結軸29と、その連結軸29を回転自在に支持する連結部材30と、を有している。連結部材30は、左右一対配備されていて、座部2の延設部2b(後側)の下面に取り付けられる。連結部材30は、コネクティングロッド24を左右方向から挟み込むように配備され、連結軸29の左右両端を回転自在に支持する。すなわち、連結部25は、コネクティングロッド24と座部2とを連結し、座部2に上下方向の往復揺動運動を伝達する。
ところで、基台12には、コネクティングロッド24の下方となる位置に溝部31が形成されている。溝部31は、コネクティングロッド24が回転したときに、基台12と干渉しないようにする逃げ部分となるものである。
また、基台12の上方の空間であって、クランク機構22の前方には、枢支軸32が配備されている。枢支軸32は、軸心が左右方向を向いて配備されている。枢支軸32の左右両端は、基台12の前側の上面から突設された支持部材12bに支持されている。
枢支軸32の長手方向中途部には、連結部材33が取り付けられている。連結部材33は、枢支軸32の軸心回りに回動自在に取り付けられている。連結部材33は、左右一対配備されていて、座部2の着座部2a(前側)の下面に取り付けられる。すなわち、座部2は、連結部材33を介して、枢支軸32の軸心回りに回動自在に配備されている。
[作動態様]
次いで、本実施形態のスクワット運動装置1の作動態様について、図3〜図8などを参照しながら説明する。
図7、図8などに示すように、使用者Uは、スクワット運動装置1を床面Fに設置して、座部2の着座部2aに軽く腰掛けるように着座する。使用者Uは、中腰の姿勢を維持しつつ、スクワット運動装置1の電源をONにする。
図3、図4などに示すように、駆動部9の駆動モータ10が、回転駆動力を出力する。回転駆動力は、出力軸よりギアケース11内に入力される。その回転駆動力は、ギアケース11内の下部に配備されたウォームホイール14を介して、伝達軸15に伝達される。ギアケース11内では、回転駆動力を所定の速度に減速する。
伝達軸15は、ウォームギア17とギアケース11内の上部に配備されたウォームホイール18を介して、第1回転軸19に回転駆動力を伝達する。その回転駆動力により、第1回転軸19が回転する。
図3、図5などに示すように、第1回転軸19の回転により偏心ボス部23が偏心回転する。偏心ボス部23が偏心回転により、コネクティングロッド24が上方向に揺動運動する。コネクティングロッド24は、その先端に配備された連結部25を上昇させることにより、座部2の延設部2b(後側)を上昇させる。
すなわち、座部2は、枢支軸32の軸心回りに、延設部2b(後側)を上方向に揺動させる運動(跳ね上げ動作)を行う。
このとき、使用者Uは、着座部2aに着座して中腰の姿勢を維持している状態であるので、腹部や腿部の筋肉等に対して高い負荷が掛かる。
さらに、第1回転軸19の回転により偏心ボス部23が偏心回転すると、コネクティングロッド24が下方向に揺動運動する。コネクティングロッド24は、その先端に配備された連結部25を下降させることにより、座部2の延設部2b(後側)を下降させる。
すなわち、座部2は、枢支軸32の軸心回りに、延設部2b(後側)を下方向に揺動させる運動(引き下ろし動作)を行う。
このように、第1回転軸19の回転により偏心ボス部23が偏心回転し続けると、コネクティングロッド24が第1回転軸19の軸心L2の回りを周回するので、連結部25の連結軸29も軸心L2の回りを周回するようになる。
コネクティングロッド24は、軸心L2の回りを回転することにより、上下方向に往復揺動運動を繰り返すこととなる。コネクティングロッド24の往復揺動運動は、連結部25を介して、座部2に伝達される。その座部2は、枢支軸32の軸心回りに、延設部2b(後側)の上昇と下降を繰り返す往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)を行う。
以上、本実施形態のスクワット運動装置1によれば、スクワット運動装置1を床面Fに設置しておき、使用者Uが座部2の着座部2aに軽く腰掛けて中腰の姿勢を維持している状態で、座部2の延設部2b(後側)を上昇させたときに、腹部や腿部の筋肉等に対して高負荷が掛かるバランス運動が行える構成とされているので、腹部や腿部の筋肉等に対するトレーニング、すなわち「スクワットトレーニング」で得られる効果と同じトレーニング効果を得ることができる。
[第2実施形態]
図9〜図13に、本発明にかかるスクワット運動装置1の第2実施形態を示す。
図9〜図13などに示すように、本実施形態のスクワット運動装置1は、第1実施形態と同様に、使用者Uが着座可能な座部2と、床面F上に設置され、座部2を下方から支持する支持部3と、当該支持部3内に格納され、座部2を往復運動させる揺動機構4と、を有している。
しかしながら、本実施形態のスクワット運動装置1は、座部2の後側が上下方向に往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)に加え、座部2が左右方向に往復揺動運動する点が、第1実施形態と異なる。
すなわち、本実施形態のスクワット運動装置1は、揺動機構4により、座部2全体を左右方向に揺動させると共に、座部2の後側を上下方向に往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)させて、座部2に対して滑らかなうねり運動を行う構成とされている。
なお以降の説明において、第1実施形態と同様の機構や部材については、簡単に述べることとする。
図9に示すように、支持部3は、前側に二つの脚34を備え、間隔を空けて、後側に二つの脚34を備えた部材とされている。また、支持部3は、上部に揺動機構4を収容する収容部35を備えている。すなわち、支持部3は、収容部35の四隅から脚34を垂下状に設けたアーチ形状の部材とされている。支持部3は、床面Fに載置したときの高さが、使用者Uが屈んだ状態で座部2に着座することができる高さとされている。
また、支持部3には、揺動機構4を収容する収容部35を上方から覆い隠すカバー体36が設けられている。カバー体36には、収容部35の上方の位置に、開口部36aが設けられている。その開口部36aより、揺動機構4を構成するアーム部材39が突出する。カバー体36により揺動機構4が隠れるので、支持部3の外観がよくなる。なお図示はしないが、収容部35には、電源コードを差し込む差し込み口が設けられている。
支持部3の上方には、使用者Uが着座可能な座部2が配備されている。
座部2は、使用者Uが着座可能な大きさで且つ、前後方向に長い形状のものとされている。座部2は、使用者Uの臀部Bを載置することが可能な着座部2aと、当該着座部2aより後方へ延設され、使用者Uが非着座となるように構成されている延設部2bと、を有している。
延設部2bは、側面視で、後方に向かうに連れて上方へ反り返る湾曲形状とされている。また、着座部2aは、側面視で、前側が上方に反り返る湾曲形状とされている。
座部2は、左右方向(幅方向)において、左右両端より中央が高い凸形状とされている。すなわち、本実施形態の座部2は、側面視で下方に湾曲し、正面視で上方に湾曲した鞍形状に形成されている。
この座部2は、後述するクランク機構22により、着座部2aの右側を斜め下方へ揺動すると同時に、延設部2bの左側を上方へ揺動させて、着座部2aの右側と延設部2bの左側を結ぶ対角線が斜め右側下方を向く右側揺動運動を行う。
右側揺動運動は、延設部2bの左側を跳ね上げて起立状態にすると共に、着座部2aの右側を下方に落とし込んで、座部2全体を右側に傾斜させる。このとき、使用者Uの右脚側に対して、高い負荷がかかるようになる。
また、座部2は、右側揺動運動後、着座部2aの左側を斜め下方へ揺動させると同時に、延設部2bの右側を上方へ揺動させて、着座部2aの左側と延設部2bの右側を結ぶ対角線が斜め左側下方を向く左側揺動運動を行う。
左側揺動運動は、延設部2bの右側を跳ね上げて起立状態にすると共に、着座部2aの左側を下方に落とし込んで、座部2全体を左側に傾斜させる。このとき、使用者Uの左脚側に対して、高い負荷がかかるようになる。
座部2は、右側揺動運動と左側揺動運動を繰り返し行う。
使用者Uは、座部2の着座部2aのみに着座して中腰の姿勢を維持し、延設部2b側が跳ね上がると共に、着座部2a側が降下して座部2全体が左右方向に揺動する往復揺動揺動することにより、バランス運動(スクワット運動)を効果的に行うことができる。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、延設部2bの表面に、低摩擦の滑動可能なシート材8が備えられている。
本実施形態の揺動機構4は、座部2の後側の延設部2bを上下方向に往復揺動運動を行わせると共に、座部2全体を左右方向に往復揺動運動を行わせる機構である。そのため、本実施形態の揺動機構4は、クランク機構22に加えて、変換部38を有していることに特徴がある。
図10、図11などに示すように、揺動機構4は、回転駆動力を出力する駆動部9と、駆動部9の回転駆動力を伝達する伝達軸15と、伝達された回転駆動力により回転する第1回転軸19と、第1回転軸19の回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、座部2に伝達するクランク機構22と、伝達された回転駆動力により回転する第2回転軸37と、第2回転軸37の回転駆動力を左右方向の往復揺動運動に変換する変換部38と、変換された左右方向の往復揺動運動を座部に伝達するアーム部材39と、を有している。この揺動機構4は、収容部35内に載置された基台12に配設されている。
駆動部9は、回転駆動力を出力する駆動モータ10と、所定の速度に減速するギアが内蔵されたギアケース11と、を有している。
駆動モータ10は、支持部3内の後側であって、基台12上に横たわるように配備されている。駆動モータ10の出力軸10aは、右方向に向くように配備されている。この出力軸10aは、駆動モータ10の前方(支持部3内の右側)に配備されたギアケース11内に挿入されている。出力軸10aの先端には、ウォームギア40が取り付けられている。そのウォームギア40は、ギアケース11内の下部に配備され、伝達軸15の後端側のウォームギア41に歯合されている。
伝達軸15は、軸心が前後方向を向き、ベアリング16を介して回転自在に支持されている。伝達軸15は、駆動モータ10より出力された回転駆動力を、ギアケース11内に入力し、第1回転軸19を回転駆動させる部材である。
第1回転軸19は、軸心が左右方向を向き、右端側がギアケース11に挿入されている。第1回転軸19の右端側には、後述する第1ウォームホイール44が取り付けられている。また、第1回転軸19は、ベアリング20を介して、ギアケース11内において回転自在に支持されている。第1回転軸19の左端側は、ベアリング20を介して、基台12の上面から突設された支持部材12aに回転自在に支持されている。
なお、第1回転軸19の左端には、第1回転軸19の回転角度を検出する軸角度検出部21は設けられている。また、第1回転軸19の長手方向中途部には、クランク機構22が配備されている。また、基台12の前側の下方には、座部2の上下方向及び左右方向の往復揺動運動(座部後側の跳ね上げ運動及び座部全体の揺動運動)を制御する制御部13が配備されている。
さて、本実施形態のギアケース11は、回転駆動力を、クランク機構22に加えて変換部38にも伝達するため、第1実施形態の構成と異なっている。
詳しくは、本実施形態のギアケース11は、支持部3内の右側に配備され、前後方向に長尺な部材とされている。そのギアケース11には、伝達軸15と複数のギアが収容されていて、第1回転軸19と第2回転軸37とが挿入されている。ギアは、ギアケース11内に入力された回転駆動力を所定の速度に減速すると共に、第2回転軸37を回転させる。
本実施形態においては、ギアは、ウォームホイール44〜46とされていて、ギアケース11内に三個収容されている。そのウォームホイール44〜46は、それぞれが互いに歯合している。
第1ウォームホイール44は、ギアケース11の長手方向中央に配備されていて、軸心が左右方向を向く第1回転軸19が嵌入されている。第1ウォームホイール44は、伝達軸15の前端側に取り付けられたウォームギア42と歯合している。第1ウォームホイール44は、伝達軸15により回転し、第1回転軸19を回転駆動させる。
第1ウォームホイール44の前方には、第2ウォームホイール45が配備されている。第2ウォームホイール45には、軸心が左右方向を向く従動軸43が嵌入されている。従動軸43は、ベアリング20を介して、ギアケース11内において回転自在に支持されている。第2ウォームホイール45は、第1ウォームホイール44と歯合している。第1ウォームホイール44が回転すると、第2ウォームホイール45が従動回転する。
第2ウォームホイール45の前方には、第3ウォームホイール46が配備されている。第3ウォームホイール46には、軸心が左右方向を向く第2回転軸37が嵌入されている。第2回転軸37は、ベアリング20を介して、ギアケース11内において回転自在に支持されている。第3ウォームホイール46は、第2ウォームホイール45と歯合している。第2ウォームホイール45が回転すると、第3ウォームホイール46が従動回転する。第3ウォームホイール46は、第2ウォームホイール45により回転し、第2回転軸37を従動回転させる。
第2回転軸37は、軸心が左右方向を向き、右端側がギアケース11に挿入されている。第2回転軸37の右端側には、第3ウォームホイール46が取り付けられている。また、第2回転軸37は、ベアリング20を介して、ギアケース11内において回転自在に支持されている。第2回転軸37の左端側は、ベアリング20を介して、基台12の上面から突設された支持部材12bに回転自在に支持されている。
図10、図11などに示すように、クランク機構22は、第1回転軸19の回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部23と、偏心ボス部23を摺動自在に外嵌し、往復揺動運動を行う連接部材24(コネクティングロッド)と、コネクティングロッド24とアーム部材39とを連結し、往復揺動運動を座部に伝達する連結部25と、を有している。
偏心ボス部23は、軸心L1が左右方向を向くように配備される。また、偏心ボス部23には、軸心L2が左右方向を向く貫通孔26が一つ形成されている。この貫通孔26は、偏心ボス部23の外周側に形成されていて、第1回転軸19が嵌入される。すなわち、偏心ボス部23の軸心L1と、貫通孔26の軸心L2は、同一軸心上ではなく、一定の間隔を開けて平行に設けられている。
また、偏心ボス部23(円柱体23a)は、リング体47に摺動自在に外嵌される。偏心ボス部23は、第1回転軸19が回転すると、軸心L2回りに偏心回転する。つまり、偏心ボス部23の軸心L1は、軸心L2に対して、一定の間隔を空けて周回する。
リング体47は、偏心ボス部23を摺動自在に外嵌すると共に、コネクティングロッド24に摺動自在に外嵌されるものである。リング体47の外周面には、側壁面48が二つ設けられている。側壁面48は、対面する位置に一対設けられている。側壁面48には、第1ジョイント部49を構成する係合ピン50が設けられている。
係合ピン50は、コネクティングロッド24に設けられ、第1ジョイント部49を構成する係合凹部51に回転自在に嵌り込む。係合ピン50は、円盤状の部材で形成され、側壁面48から外方向に突設されている。係合ピン50も側壁面48と同様に、対面する位置に一対設けられている。係合ピン50は、軸心L1に対して交差する方向(略直交する方向)に、軸心が向いている。
すなわち、第1ジョイント部49は、リング体47の係合ピン50と、コネクティングロッド24の係合凹部51と、を有している。
コネクティングロッド24は、リング体47を介して、偏心ボス部23を摺動自在に外嵌するものであり、偏心ボス部23の偏心回転を、上下方向の往復揺動運動に変換するものである。
コネクティングロッド24の基端側(下端側)には、垂下状に一対の脚部材52が設けられている。コネクティングロッド24は、一対の脚部材52により、リング体47を摺動自在に外嵌する。
すなわち、コネクティングロッド24の基端には、偏心ボス部23に対して、当該コネクティングロッド24を回動自在に支持する第1ジョイント部49が設けられている。また、コネクティングロッド24の一対の脚部材52とリング体47が、偏心ボス部23(円柱体23a)を摺動自在に外嵌する第1環状嵌合部27となる。
つまり、コネクティングロッド24は、基端の係合凹部51に、偏心ボス部23を外嵌するリング体47の係合ピン50が嵌り込むので、係合ピン50の軸心回り(軸心L1に対して略直交する方向)に揺動自在となる。つまり、コネクティングロッド24は、第1ジョイント部49において、左右方向に揺動する。
一方で、コネクティングロッド24の先端側(上端側)は、連結部25により、アーム部材39と連結されている。
ところで、基台12には、コネクティングロッド24の下方となる位置に、コネクティングロッド24が基台12と干渉しないようにするための溝部31が形成されている。
連結部25は、コネクティングロッド24の上端に設けられ、上方が開口された球状凹部54と、アーム部材39の上側後方に設けられ、球状凹部54に摺動自在に嵌り込むボール部55と、を有している。
球状凹部54は、分割体とされ、ボール部55を左右方向から挟み込むように嵌め込み、摺動自在に支持する。ボール部55は、アーム部材39の上部から下方に突出するように形成された球状の突起である。
この連結部25における嵌込部分は、第2ジョイント部53とされている。すなわち、連結部25は、コネクティングロッド24とアーム部材39とをフレキシブルな状態で連結すると共に、互いに前後方向及び左右方向に摺動自在に支持する第2ジョイント部53が設けられている。第2ジョイント部53は、コネクティングロッド24の球状凹部54と、アーム部材39のボール部55と、を有している。
連結部25においては、コネクティングロッド24とアーム部材39とを、球状の第2ジョイント部53を介して、前後及び左右方向に摺動自在に連結する。すなわち、第2ジョイント部53は、ボールジョイント機構とされている。
このように、コネクティングロッド24は、上端の球状凹部54に、アーム部材39のボール部55が前後方向及び左右方向に摺動自在に嵌り込むので、球体回りに揺動自在となる。つまり、コネクティングロッド24は、第2ジョイント部53(連結部25)において、ピボット揺動可能とされたボールジョイント機構で、アーム部材39と連結される。
すなわち、コネクティングロッド24は、基端が第1ジョイント部49により左右方向に揺動自在となり、上端が第2ジョイント部53により球体回りに揺動自在に、アーム部材39と連結されていることにより、アーム部材39(座部2)の滑らかなうねり運動(往復揺動運動)に追従させることが可能となっている。
そのため、クランク機構22で生成された上下方向の往復揺動運動は、変換部38により生成される左右方向の往復揺動運動を妨げることにはならず、両揺動運動は互いに協働しあって作用し、座部2に上下、左右、前後の揺動が混じり合った複雑な往復運動を実現するようになる。
アーム部材39は、座部2を下方から揺動自在に支持する部材である。アーム部材39は、長尺とされた板状の部材であって、上部が後方に向かって延設されている。すなわち、アーム部材39は、略L字形状に形成されている部材である。アーム部材39の延設された部位より、下方に突出するようにボール部55が設けられている。
一方で、アーム部材39の基端には、ベアリング61を介して傾斜ボス部56を外嵌する第2環状嵌合部57が設けられている。
さて、クランク機構22の前方には、回転駆動力を左右方向の往復揺動運動に変換して、アーム部材39を揺動させる変換部38が配備されている。
すなわち、図10、図11に示すように、変換部38は、第2回転軸37に取り付けられていて、当該第2回転軸37の回転に伴い傾斜回転する傾斜ボス部56と、アーム部材39の基端に備えられていて、傾斜ボス部56に対し摺動自在に外嵌する第2環状嵌合部57と、を有している。
傾斜ボス部56は、軸心L3が左右方向を向くように、第2回転軸37の軸心方向略中央部に配備されている。また、傾斜ボス部56には、軸心L3と同一軸心の貫通孔58が形成されている。その貫通孔58には、内歯車59が形成されている。内歯車59は、第2回転軸37の外周面に形成されている外歯車60に歯合する。すなわち、傾斜ボス部56は、スプライン軸である第2回転軸37に嵌入されるようになっているので、この傾斜ボス部56は第2回転軸37に相対回転できないように固定される。
傾斜ボス部56は、第2回転軸37に対して傾斜した略円形であって無端状の軌道(カム面56a)を有するものとなっている。カム面56aは、第2回転軸37の軸心に対して所定の角度で傾斜するように備えられる。そのカム面56aには、ベアリング61が摺動自在に嵌合されている。
第2環状嵌合部57は、アーム部材39の基端に設けられ、傾斜ボス部56のカム面56a上に嵌り込んだベアリング61を外嵌し、傾斜ボス部56の傾斜回転を、左右方向の往復揺動運動に変換するものである。第2環状嵌合部57は、ベアリング61の外径より少し大きいリング状の開口部であり、開口部にベアリング61が回動自在に嵌り込む。そのため、第2環状嵌合部57と傾斜ボス部56とは、ベアリング61を介して相対回動自在になっている。
[作動態様]
次いで、本実施形態のスクワット運動装置1の作動態様について、図を参照しながら説明する。
図9〜図13などに示すように、使用者Uは、スクワット運動装置1を床面Fに設置して、座部2の着座部2aに軽く腰掛けるように着座する。使用者Uは、中腰の姿勢を維持しつつ、スクワット運動装置1の電源をONにする。
駆動部9の駆動モータ10が、回転駆動力を出力する。回転駆動力は、出力軸10aよりギアケース11内に入力される。その回転駆動力は、出力軸10aと歯合するウォームギア41を介して、伝達軸15に伝達される。ギアケース11内では、回転駆動力を所定の速度に減速する。
伝達軸15は、先端に取り付けられたウォームギア42と歯合する第1ウォームホイール44を介して、第1回転軸19に回転駆動力を伝達する。その回転駆動力により、第1回転軸19が回転する。
第1回転軸19の回転により偏心ボス部23が偏心回転する。コネクティングロッド24は、第1回転軸19の軸心L2の回りを周回する。
コネクティングロッド24は、偏心ボス部23が軸心L2の回りを偏心回転することにより、上下方向に往復揺動運動を繰り返す。
このとき同時に、コネクティングロッド24は、係合ピン50の軸心回り(軸心L1に対して略直交する方向)に回転するので、第1ジョイント部49において左右方向に往復揺動運動する。また同時に、コネクティングロッド24は、ボール部55の回りを摺動するので、第2ジョイント部53において左右方向に往復揺動運動する。
コネクティングロッド24の上下方向及び左右方向の往復揺動運動は、連結部25を介して、アーム部材39に伝達される。
さらに、第1ウォームホイール44は、歯合する第2ウォームホイール45を回転させる。第2ウォームホイール45は、従動軸43回りに従動回転すると共に、歯合する第3ウォームホイール46を回転させる。第3ウォームホイール46が従動回転することにより、第2回転軸37が従動回転する。すなわち、回転駆動力は、第1ウォームホイール44〜第2ウォームホイール45〜第3ウォームホイール46を経て、第2回転軸37に伝達される。第2回転軸37が従動回転すると、変換部38に伝達される。変換部38では、第2回転軸37に相対回転できないように固定された傾斜ボス部56が、その第2回転軸37の軸心回りに傾斜回転する。
そうすると、傾斜ボス部56に外嵌するベアリング61が、第2環状嵌合部57内を摺動するようになる。第2環状嵌合部57は、摺動するベアリング61を介して、傾斜ボス部56に対して摺動するようになる。この第2環状嵌合部57の摺動運動により、アーム部材39は左右方向の往復揺動運動を行うようになる。
つまり、アーム部材39は、傾斜ボス部56の傾斜回転により、左右方向に往復揺動運動する。コネクティングロッド24は、偏心ボス部23の偏心回転により、上下方向に往復揺動運動すると共に、第1ジョイント部49と第2ジョイント部53により、アーム部材39の左右方向の往復揺動運動に追従する。
コネクティングロッド24の上下方向の揺動により、座部2の延設部2b(後側)を上昇と下降を繰り返す往復揺動運動(跳ね上げ反復運動)させると共に、アーム部材39の左右方向の揺動により、座部2全体を左右方向に往復揺動運動させる。
図12中の(1)、図13中の(1)に示すように、例えば、コネクティングロッド24が上下方向に往復揺動運動すると共に、アーム部材39の左右方向の往復揺動運動に追従すると、座部2の右前側(着座部2aの右側)を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部2の左後側(延設部2bの左側)を上方へ揺動させる。座部2は、全体が右前方向に向かって傾きながら、左後側が上昇する。揺動機構4は、座部2の右前側と左後側を結ぶ対角線が斜め右側下方を向く右側揺動運動を行う。
その後、図12中の(2)、図13中の(2)に示すように、座部2の後側(延設部2b)を下方へ揺動させて、座部2全体を右方向に揺動させる。続いて、座部2全体を左方向に揺動させる(図中の破線)。
図12中の(3)、図13中の(3)に示すように、座部2の左前側(着座部2aの左側)を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部2の右後側(延設部2bの右側)を上方へ揺動させる。座部2は、全体が左前方向に向かって傾きながら、右後側が上昇する。揺動機構4は、右側揺動運動後、座部2の左前側と右後側を結ぶ対角線が斜め左側下方を向く左側揺動運動を行う。
図12中の(4)、図13中の(4)に示すように、座部2の後側(延設部2b)を下方へ揺動させて、座部2全体を左方向に揺動させる。続いて、座部2全体を右方向に揺動させる(図中の破線)。
図12中の(1)〜(4)、図13中の(1)〜(4)に示すように、揺動機構4は、上述した座部2の右側揺動運動と左側揺動運動が組み合わされた往復揺動運動を繰り返し行う。
すなわち、座部2は、揺動機構4によってコネクティングロッド24とアーム部材39の往復揺動運動することにより、後側の延設部2bを上下方向に跳ね上げる動作を繰り返すと共に座部2全体を左右方向に振る「滑らかなうねり動作」を繰り返す。
以上、本実施形態のスクワット運動装置1によれば、座部2の後側の延設部2bを上下方向に跳ね上げ、且つ、座部2全体を左右方向に揺動させる「滑らかなうねり動作」を繰り返し行うので、右側の下肢と左側の下肢に対して交互に、より高い負荷が掛かる構成とされているので、腹部や腿部の筋肉等に対して、より効果的なバランス運動が行え、腹部や腿部の筋肉等に対するトレーニング、すなわち「スクワットトレーニング」で得られる効果と同じトレーニング効果をさらに得ることができる。
以上、本発明のスクワット運動装置1によれば、座部2の後側の延設部2bを跳ね上げたとき、使用者Uが着座部2aで腹部や腿部などの筋肉を使って踏ん張ろうとするため、腹部や腿部や脹ら脛などの筋肉に対して、高い負荷が掛けられるようになっている。
すなわち、本発明のスクワット運動装置1を使用すれば、屈伸運動(立位姿勢〜中腰姿勢、立ち上がり座り込み)の反復動作を行う「スクワットトレーニング」や、側壁に背中を付けて下肢を約90°に曲げて、椅子に着座したかのような姿勢を維持する、所謂「空気椅子トレーニング」などで得られる効果と、同等の効果が得られる。
つまり、本発明のスクワット運動装置1を使用すれば、「スクワットトレーニング」で鍛えられる、腹部の筋肉(腹筋、背筋等)、腿部の筋肉(大腿四頭筋、ハムストリング、大臀筋、腸腰筋等)、脹ら脛の筋肉(腓腹筋、平目筋等)など、体幹(インナーマッスル)のトレーニングを効果的に行うことができる。
言い換えれば、本発明のスクワット運動装置1を使用すれば、腹部の筋肉などを鍛えるといった「お腹周りの引き締め」や、腿部の筋肉、脹ら脛の筋肉などを鍛えるといった「足腰のトレーニング」などを効果的に行うことができる。
また、本発明のスクワット運動装置1は、中腰の姿勢を維持しながらトレーニングするので、立ち上がり座り込みを行うときに腰部などを痛めてしまう心配が無く、腹部、腿部などに対する筋力トレーニングを非常に効果的に行えるものである。
本発明のスクワット運動装置1は、コンパクトな装置であるので、使用者が簡単に、床面などに設置したり、小さなスペースに収納することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、座部2の後側(延設部2b)の表面には、低摩擦である滑動可能なシート材8が備えられていると説明したが、逆に考え、座部2の着座部2aの表面(座部2の前部表面)に、高摩擦である滑止可能なシート材を設けるようにしてもよい。
1 運動装置(スクワット運動装置)
2 座部
2a 着座部
2b 延設部
2c スカート部
3 支持部
4 揺動機構
5 側壁部材
6 差し込み口
7 電源コード
8 滑動可能なシート材
9 駆動部
10 駆動モータ
10a 出力軸
11 ギアケース
12 基台
12a 支持部材
12b 支持部材
13 制御部
14 ウォームホイール
15 伝達軸
16 ベアリング
17 ウォームギア
18 ウォームホイール
19 第1回転軸
20 ベアリング
21 軸角度検出部
22 クランク機構
23 偏心ボス部
23a 円柱体
24 連接部材(コネクティングロッド)
25 連結部
26 貫通孔
27 環状嵌合部(第1環状嵌合部)
28 貫通孔
29 連結軸
30 連結部材
31 溝部
32 枢支軸
33 連結部材
34 脚
35 収容部
36 カバー体
36a 開口部
37 第2回転軸
38 変換部
39 アーム部材
40 ウォームギア(出力軸)
41 ウォームギア(伝達軸の後端)
42 ウォームギア(伝達軸の前端)
43 従動軸
44 第1ウォームホイール
45 第2ウォームホイール
46 第3ウォームホイール
47 リング体
48 側壁面
49 第1ジョイント部
50 係合ピン
51 係合凹部
52 脚部材
53 第2ジョイント部
54 球状凹部
55 ボール部
56 傾斜ボス部
56a カム面
57 第2環状嵌合部
58 貫通孔
59 内歯車
60 外歯車(第2回転軸)
61 ベアリング
L1 軸心
L2 軸心
L3 軸心
U 使用者
B 臀部
F 床面

Claims (11)

  1. 使用者が着座可能な座部と、床面上に設置され、前記座部を下方から支持する支持部と、当該支持部内に格納され、前記座部を往復揺動運動させる揺動機構と、を備えていて、
    前記揺動機構は、前記座部の後側を跳ね上げるように、上昇と下降を繰り返す往復揺動運動を行わせる構成されている
    ことを特徴とする運動装置。
  2. 前記座部は、側面視で、後方に向かうに連れて上方へ反り返る湾曲形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の運動装置。
  3. 前記座部の後側の表面には、滑動可能なシート材が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動装置。
  4. 前記座部は、前記使用者が着座する着座部と、当該着座部から後方へ延設され、前記使用者が非着座となるように構成されている延設部と、を有している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の運動装置。
  5. 前記着座部は、側面視で、前側が上方に反り返る湾曲形状とされていることを特徴とする請求項4に記載の運動装置。
  6. 前記揺動機構は、前記座部の後側を跳ね上げるように、上昇と下降を繰り返す往復揺動運動を行わせると共に、前記座部の全体に対して左右方向の揺動を繰り返す往復揺動運動を行わせて、うねり運動を発現させる構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の運動装置。
  7. 前記揺動機構は、左右方向及び上下方向の往復揺動運動を行う構成とされていて、
    前記座部の右前側を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部の左後側を上方へ揺動させて、前記座部の右前側と左後側を結ぶ対角線が斜め右側下方を向く右側揺動運動を行い、
    前記右側揺動運動後、前記座部の左前側を斜め下方へ揺動させると同時に、当該座部の右後側を上方へ揺動させて、前記座部の左前側と右後側を結ぶ対角線が斜め左側下方を向く左側揺動運動を行い、
    前記右側揺動運動と前記左側揺動運動を繰り返し行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の運動装置。
  8. 前記揺動機構は、
    回転駆動力を出力する駆動部と、
    前記駆動部の回転駆動力を伝達する伝達軸と、
    伝達された前記回転駆動力により回転する第1回転軸と、
    前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、前記座部に伝達するクランク機構と、
    前記座部を上下方向に揺動自在に枢支する枢支軸と、を有していて、
    前記クランク機構は、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部と、前記偏心ボス部を摺動自在に外嵌し、前記往復揺動運動を行う連接部材と、前記連接部材と前記座部とを連結し、前記往復揺動運動を前記座部に伝達する連結部と、を有している
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の運動装置。
  9. 前記揺動機構は、
    回転駆動力を出力する駆動部と、
    前記駆動部の回転駆動力を伝達する伝達軸と、
    伝達された前記回転駆動力により回転する第1回転軸と、
    前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換して、前記座部に伝達するクランク機構と、
    伝達された前記回転駆動力により回転する第2回転軸と、
    前記第2回転軸の回転駆動力を左右方向の往復揺動運動に変換する変換部と、
    変換された前記左右方向の往復揺動運動を前記座部に伝達するアーム部材と、を有している
    ことを特徴とする請求項6に記載の運動装置。
  10. 前記駆動部は、前記回転駆動力を出力する駆動モータと、所定の速度に減速するギアが内蔵されたギアケースと、を有し、
    前記ギアケースには、前記伝達軸と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸とが挿入されていて、
    前記伝達軸は、前記駆動モータより出力された前記回転駆動力を、前記ギアケース内に入力し、前記第1回転軸を回転駆動させ、
    前記ギアは、前記ギアケース内に入力された前記回転駆動力を所定の速度に減速すると共に、前記第2回転軸を回転させる
    ことを特徴とする請求項6又は9に記載の運動装置。
  11. 前記クランク機構は、前記第1回転軸の前記回転駆動力を上下方向の往復揺動運動に変換する偏心ボス部と、前記偏心ボス部を摺動自在に外嵌し、前記往復揺動運動を行う連接部材と、前記連接部材と前記アーム部材とを連結し、前記往復揺動運動を前記座部に伝達する連結部と、を有していて、
    前記変換部は、第2回転軸に取り付けられていて、当該第2回転軸の回転に伴い傾斜回転する傾斜ボス部と、前記アーム部材の基端に備えられていて、前記傾斜ボス部に対し摺動自在に外嵌する環状嵌合部と、を有していて、
    前記連接部材の基端には、前記偏心ボス部に対して、当該連接部材を回動自在に支持する第1ジョイント部が設けられていて、
    前記連接部材の先端には、前記連結部が設けられていて、
    前記連結部は、前記連接部材と前記アーム部材とをフレキシブルな状態で連結すると共に、互いに前後方向及び左右方向に摺動自在に支持する第2ジョイント部が設けられていて、
    前記第1ジョイント部と、前記第2ジョイント部により、前記上下方向の往復揺動運動を行う前記連接部材が、前記左右方向の往復揺動運動を行う前記アーム部材と連動する
    ことを特徴とする請求項6、9、10のいずれかに記載の運動装置。
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