JP3118248U - 身体鍛錬器 - Google Patents

身体鍛錬器 Download PDF

Info

Publication number
JP3118248U
JP3118248U JP2005009190U JP2005009190U JP3118248U JP 3118248 U JP3118248 U JP 3118248U JP 2005009190 U JP2005009190 U JP 2005009190U JP 2005009190 U JP2005009190 U JP 2005009190U JP 3118248 U JP3118248 U JP 3118248U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
handle
shaft
base frame
cam wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005009190U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 原島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATECS CORP
Original Assignee
ATECS CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATECS CORP filed Critical ATECS CORP
Priority to JP2005009190U priority Critical patent/JP3118248U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118248U publication Critical patent/JP3118248U/ja
Priority to US11/486,026 priority patent/US20070099767A1/en
Priority to KR1020060071902A priority patent/KR100730734B1/ko
Priority to DE102006049306A priority patent/DE102006049306A1/de
Priority to FR0654693A priority patent/FR2892637A1/fr
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】大きなトレーニング効果が得られるとともに単調なトレーニングの中に適度な刺激を感じることができ、かつコンパクトに構成しうる身体鍛錬器を提供する。
【解決手段】垂直に支持可能な基枠部2と、該基枠部の前部で昇降しうるハンドル軸3にハンドル4を設けたハンドル部5と、前記基枠部の後部で昇降可能に支持されるサドル軸6上端にサドル7を設けたサドル部8と、枢支軸にペダルを先端に有するクランクアームを設けた回転手段12と、該回転手段の駆動により、前記ハンドル又はサドルを昇降する昇降手段13とを具えるとともに、前記昇降手段は、前記枢支軸に取り付けられかつ前記ハンドル軸が下端部で摺接するカム輪と、揺動可能に軸支された揺動アームとからなり、しかも該揺動アームの後部は、前記サドル軸の下部と接して、該揺動アームの上向き揺動とともに前記サドル軸を押し上げることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、上下動による心地好い刺激を受けながら楽しくペダリング運動でき、しかも優れたトレーニング効果が得られる身体鍛錬器に関する。
健康志向の風潮が強まる中、運動不足解消のため、手軽に屋内でトレーニングできる身体鍛錬器が多く提案されいる。そのなかでも、設置台にサドル部と、ペダルクランク部と、ハンドル部と、ペダルの重さを調節できる負荷装置とを設けて、ペダリング運動によってトレーングする自転車タイプの身体鍛錬器が普及している。
この種の身体鍛錬器を利用すれば、屋内で手軽に各個人の体力に合わせたサイクリング運動を行うことができる。しかしながら同じ運動姿勢を続けながら、ペダルを漕ぐ単純動作を繰り返すトレーニングであるため、鍛錬される箇所が限定されて鍛錬の効果に限界があるとともに、自転車で屋外を実走する時のような爽快感が得られず、長続きしないという問題がある。
そこで、図8に示すように、ハンドルa及びサドルbを支持した横コ字状のフレームdを枢支軸eに軸着するとともに、ベルトgを介してペダルクランクfの運動に連係して回転するホイールhを設け、このホイールhと、前記フレームbとの間にリンクiを架け渡すことによって、クランクレバー機構jを構成し、ペダルクランクfの回転に連動してハンドルa及びサドルbを前後に揺動させるトレーニング器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このトレーニング器は、ペダリング運動とともに体が前後に揺れるため、乗馬感覚の動きが感じられ、この変化を体で楽しみながらトレーニングできる。しかしながら、脚を回転する運動に、上半身を前後に揺らす動きが伴うため、腰、脊椎などに無理な負担がかかり易く、同時に脚の運動リズムが崩れて、トレーニング効果を低下させることもある。
また、図9に示すように、クランク軸kに取り付けた偏芯カムmの上面に摺接するローラーnを設け、このローラーnの上下動に連動してサドルtが昇降する健康増進装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−210037号公報 実開平7−43344号公報
前記の健康増進装置では、ペダルの回動に連動してサドルtが連続して昇降するため、体を上下動させる変化が生まれて、使用者は一定の刺激を感じることができる。しかしトレーニング効果を得るには、一定時間以上運動を続ける必要があり、単調なサドルtの昇降だけの変化では、体が直ぐに慣れてしまい、その刺激が薄れるという問題がある。さらには、サドルtの昇降によって、全体重が繰り返し曲げ荷重としてクランク軸kに負荷するため、その軸受け機構と共に装置が大型化して、取扱い性を低下させるという問題がある。
本考案は、ハンドル軸が下端部で摺接するカム輪と、基枠部に垂直面内で揺動可能に軸支された揺動アームを具えた昇降手段を設けること基本とし、大きな鍛錬効果が得られるとともに単調なペダリング運動の中で適度な刺激を感じつつ楽しくトレーニングでき、かつコンパクトに構成しうる身体鍛錬器の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る考案では、垂直に支持可能な基枠部と、該基枠部の前部で昇降しうるハンドル軸にハンドルを設けたハンドル部と、前記基枠部の後部で昇降可能に支持されるサドル軸上端にサドルを設けたサドル部と、前記基枠部に回転可能に支持された枢支軸に、前記サドルに着座する使用者が足駆動するペダルを先端に有するクランクアームを前記基枠部両側に設けた回転手段と、該回転手段の駆動により、前記ハンドル又はサドルを昇降する昇降手段とを具えるとともに、前記昇降手段は、前記枢支軸に取り付けられかつ前記ハンドル軸が下端部で摺接するカム輪と、前記基枠部に垂直面内で揺動可能に軸支された揺動アームとからなり、しかも、前記ハンドル軸は前記カム輪の上向き面で摺接するとともに、前記揺動アームは下向き面で摺接し、かつ該揺動アームの後部は、前記サドル軸の下部と接して、該揺動アームの上向き揺動とともに前記サドル軸を押し上げることを特徴とする。
請求項2に係る考案では、前記基枠部は、前記カム輪に押し上げられて昇降するハンドル軸に外挿してこれを支持するハンドル支持筒、及び揺動アームに押し上げられて昇降するサドル軸に外挿してこれを支持し、かつサドル軸の軸方向にのびる縦のスリットを設けたサドル支持筒を有し、前記サドル軸は、前記縦のスリットからサドル支持筒の外へ突出し、前記揺動アームに係合する突片を有し、また請求項3に係る考案においては、前記ハンドル部、及びサドル部は、前記昇降手段との連係を解除して、ハンドル及びサドルの上下動を停止しうる解除手段が個々に形成され、ハンドル及びサドルがともに上下動する共動モード、サドルのみが上下動するサドル振動モード、ハンドルのみが上下動するハンドル振動モード、ハンドル及びサドルがともに静止する静止モードを選択してペダル漕ぎ運動できることを特徴とする。
請求項4に係る考案では、前記解除手段は、ハンドル支持筒内のハンドル軸を、カム輪に接触しえない高さに保持するハンドル軸保持手段からなり、また請求項5に係る考案においては、前記解除手段は、サドル支持筒内のサドル軸を、前記突片に揺動アームが接触しえない高さに保持するサドル軸保持手段からなることを特徴とする。
請求項6に係る考案では、前記解除手段は、ハンドル支持筒及びこれに挿通したハンドル軸、又はサドル支持筒及びこれに挿通したサドル軸を連続して貫通することにより、ハンドル軸、又はサドル軸を一定高さに維持しうる支持ピンを用いて形成され、また請求項7に係る考案においては、前記ハンドル軸の下端部には、カム輪に摺接するローラーが設けられるとともに、このローラーをカム輪に向けて押圧するバネを有する押圧手段を有することを特徴とする。
請求項1に係る考案においては、サドルに着座した使用者がペダルを足漕ぎしてトレーニングする動作に駆動されて、ハンドル又はサドルが上下動するため、使用者のペダルに対する姿勢が、一定のサイクルで変化を繰り返す。その結果、屋内のトレーニングであっても、その姿勢の変化に伴い、異なる筋肉に対して負荷が作用するとともに同じ筋肉に対しても微妙に変化した負荷が繰り返し作用して、バランスの良いトレーニング効果が得られる。同時に、一定周期で繰り返される上下動によって、ペダリング運動に軽快なリズム感が生まれ、単調になりがちな屋内トレーニングに躍動感が加わり、長時間の運動を飽きることなく楽しむことができる。
ペダルの足漕ぎの駆動力によりハンドル又はサドルを昇降させるため、上昇時にペダルの回転負荷が増加して運動量を高め、トレーニング効果を向上しうる。しかも前記回転負荷は周期的に増減を繰り返すため、筋肉に対して波状に増減する負荷が働いてこれを有効に刺激し、その結果筋力アップ効果が高まる。また、昇降手段のカム輪は、その上向き面でハンドル軸を押し上げ、他方揺動アームには下向き面で摺接して押し下げるため、上下双方から受ける負荷が相殺される。その結果カム輪を支持する枢支軸に対する負荷が低減して、滑らかなペダルの回動が得られるとともに機器を小型化できて屋内運動機器として便利に使用しうる。
請求項2に係る考案のように、上下動するハンドル軸、及びサドル軸を、ハンドル支持筒、及びサドル支持筒が外挿して支持すると、両軸がスムースに昇降動作できるため、ペダルが滑らかに回動できて、膝、足首などへの過度な負担を防止できる。
請求項3に係る考案のように、ハンドル及びサドルの上下動を停止しうる解除手段を個々に形成すると、その組み合わせ使用により、ハンドル及びサドルがともに上下動する共動モード、サドルのみが上下動するサドル振動モード、ハンドルのみが上下動するハンドル振動モード、ハンドル及びサドルがともに静止する静止モードを含む4種類の動作モードを選択してペダル漕ぎ運動できる。そのため、運動に種々の変化を与えることができ、これらを使い分けすることにより気分転換して楽しくトレーニングを行なえ、個人の好みによるモードの選択も自在である。しかも、その切り替えによる運動負荷の増減によって、使用者の体力、疲労度などに応じた運動量を選択できる。
請求項4に係る考案のように、カム輪に接触しえない高さに、ハンドル軸を保持するハンドル軸保持手段によって解除手段を構成すると、ハンドルの昇降動作を簡単な構造でしかも確実に解除でき、また請求項5に係る考案のように、突片が揺動アームに接触しえない高さにサドル軸を保持するハンドル軸保持手段によって解除手段を構成すると、サドルの昇降動作を簡単な構造でしかも確実に解除できる。
請求項6に係る考案のように、ハンドル支持筒及びこれに挿通したハンドル軸、又はサドル支持筒及びこれに挿通したサドル軸を連続して貫通する支持ピンを用いて解除手段を構成すると、支持ピンを挿通するだけの簡単な操作によって、ハンドル又はサドルの昇降動作を確実に解除でき、また請求項7に係る考案のように、ハンドル軸の下端部にカム輪に摺接するローラーを設け、このローラーをカム輪に押圧する押圧手段を設けると、ハンドル軸は跳ね上げられることがないとともに、ローラーがカム輪表面に沿って転動でき、その結果ハンドル軸はガタつくことなくスムースに上下動できる。
以下、本考案の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、身体鍛錬器1は、基枠部2と、この基枠部2の前部のハンドル部5と、後部のサドル部8と、ペダリング運動を行なう回転手段12と、ハンドル4又はサドル7を上下動させる昇降手段13とを具える。さらに本形態では、前記昇降手段13の作用を解除してハンドル又はサドルの上下動を停止させうる解除手段20を有する。
基枠部2は、機器の基盤を構成するもので、載置面に設置される座部2Aと、この座部2Aから立ち上がる立上部2Bとを含み構成される。前記座部2Aは、本形態では、図1、3に示すように、中央で前後に伸びる幹軸部31と、この幹軸部31の前後端部から各々側方にのびる前腕部32と、後腕部33とからなり、略エ字状をなす。そして幹軸部31は、扁平鋼管を用い、前腕部32、及び後腕部33は丸鋼管を用いて構成されるとともに幹軸部31の前後端部に溶着される。更に前腕部32、及び後腕部33の端部には、滑り止め用のキャップ34が冠着される。なお本明細書においては、ハンドル4が配されるとともに使用者が向く側を前とする。
前記立上部2Bは、前記幹軸部31の前寄りで立ち上がるクランク支持部35と、その前側に並んで立設されるホイル支持部36と、クランク支持部35の後側で少し後側へ傾いて幹軸部31から立ち上がるサドル支持筒18と、前記クランク支持部35の上方に配置され少し前側へ傾いた立ち上がるハンドル支持筒16と、前記サドル支持筒18及びクランク支持部35の中間で小高さで立ち上がるアーム支持部40とを含み構成されたものを例示している。なお前記ハンドル支持筒16は、前記サドル支持筒18の中間から前に伸びるダウンチューブ37の先端部に固着して支持されるとともに、前記クランク支持部35の上端部との間に補助支持材(図示せず)を架け渡すことにより幹軸部31に強固に取り付けられている。
前記サドル支持筒18は、前後に長い角筒状をなし、例えば10〜25°程度、本形態では、15°後へ傾いて取り付けられる。そしてその左側面下部には、縦長のスリット17が形成され、また上部には、左右に貫通する後の支持孔38が穿設されている。
前記ハンドル支持筒16は、サドル支持筒18と同様に、前後に長い角筒状をなし、例えば5〜20°程度、本形態では、10°前へ傾いて取り付けられる。そしてその上部には、左右に貫通する前の支持孔39が穿設されている。
前記ハンドル部5は、縦長のハンドル軸3と、その上端部から左右にのびるハンドル4とを含み、本形態のハンドル4は、両側が上に向けて湾曲して、両腕を安定して支持しうるタイプのものが使用される。また本形態のハンドル軸3の下端には、ローラー24が軸着されている。
また本形態のハンドル軸3は、図1、4に示すように、筒状のハンドル上軸3Uと、このハンドル上軸3Uよりも小径のハンドル下軸3Dとからなり、ハンドル下軸3Dの上部をハンドル上軸3Uの下部に挿入するとともに止めネジ41で螺着一体化して構成される。なおハンドル上軸3U内で、ハンドル下軸3D上部をスライドさせることによりハンドル軸3の長さを増減でき、体格に応じて適合するハンドル高さに調整しうる点で好ましい。なおハンドル下軸3D上寄りに、左右に貫通する前の保持孔42が穿設される。そしてこのハンドル軸3は、ハンドル下軸3Dをハンドル支持筒16内に挿入することにより、基枠部2に上下スライド可能に支持される。
前記サドル部8は、図1、2に示すように、縦長のサドル軸6と、その上端部に取り付けられるサドル7とからなる。本形態のサドル軸6は、サドル上軸6Uと、このサドル上軸6Uよりも大径筒状のサドル下軸6Dとからなり、サドル上軸6Uの下部をサドル下軸6Dの上部に挿入するとともに止めボルト具43を用いて緊結して構成される。止めボルト具43を緩めるとともに、サドル下軸6D内でサドル上軸6Uの下部をスライドさせてサドル軸6の長さを増減した後、再度止めボルト具43で固定すると、体格に応じて適合するサドル高さに調整しうる点で好ましい。
本形態のサドル下軸6Dは、その上部に左右に貫通する後の保持孔44が穿設されるとともに、その下部に左側へのびる丸棒状の突片19が形成される。そしてサドル軸6は、前記突片19を前記スリット17を通して外側へ突出させた状態で、前記サドル下軸6Dをサドル支持筒18に挿入することにより、基枠部2に上下スライド可能に支持される。
前記回転手段12は、図4に示すように、枢支軸9と、この枢支軸9に軸着されたクランクアーム11と、ペダル10とを含み、さらに本形態では、ペダリング回転運動に慣性モーメントを付加する惰性手段45を有する。前記枢支軸9は、図示されないベアリング軸受を介して前記クランク支持部35に軸支され、その両側に枢支軸9の軸方向に直角、かつ互いに反対方向へのびる左右のクランクアーム11、11を取り付けている。このクランクアーム11の先端部にペダル10が取り付けられ、通常の自転車同様、前記サドル7に着座した使用者が、足駆動によりペダル10を漕いでサイクル運動できるよう構成される。
前記惰性手段45は、前記枢支軸9に固定されてクランクアーム11と一体に回動する大径のプーリ46と、前記ホイル支持部36に軸着されて一体に回動するフライホイル47と、小径のプーリ48と、大径、小径のプーリ46、48間に架け渡される伝動ベルト49とを含み構成されたものを例示している。しかしてペダル10の回動は、伝動ベルト49を介して回転比率を高めつつフライホイル47に伝えられ、このフライホイル47の回転による慣性モーメントが、実走する自転車の惰性と類似した感覚でペダル10に伝わり、その結果有効なトレーニング効果が得られる。
前記フライホイル47は、少なくともその周面が鉄、マルテンサイト系或いはフェライト系ステンレス、ニッケル、コバルトなどの強磁性体で形成され、フライホイル47の周面に沿って磁石片を帯状に並べた磁石ベルト50を取り付けることにより、負荷手段53を装備している。そしてこの負荷手段53の磁力作用によって、フライホイル47の回転に一定の制動を加え、その結果ペダル10の回動動作に一定の負荷が与えられる。なお、前記磁石ベルト50の一端を引くワイヤ51をハンドル軸3に取り付けた調整ノブ52の操作によって、磁石ベルト50とフライホイル47との間隙を調整すると、磁力強さを加減してペダル10にかかる負荷を調整できる。
前記昇降手段13は、前記回転手段12の回転駆動を用いて、前記ハンドル4及びサドル7を昇降させるものであり、ペダリングに連動して回動するカム輪14と、揺動アーム15とを含む。前記カム輪14は、図5に示すように、本形態では楕円形をなし、前記枢支軸9に軸着される。そのため、ペダル10を足漕ぎしてクランクアーム11を回動させると、カム輪14は、これに一体となって回動する。そして、このカム輪14の上向き面には、前記ハンドル軸3下端のローラー24が摺接している。尚、略三角形状、略四角形状などのカム輪14を用いて、ペダル動作に対する昇降のピッチを速めることもでき、或いは偏心カムを用いることも良い。
前記揺動アーム15は、図5に示すように、前後に長く配置されるとともに、その略中央部をアーム支持部40の上端部で軸着し、天秤状に揺動可能に支持される。この揺動アーム15の前端部には、第2のローラー54が軸着され、この第2のローラー54が、前記カム輪14の下向き面に摺接している。他方揺動アーム15の後端部は、前記サドル軸6の下部から横に突設した突片19の下側へのびている。
しかして、前記サドル7に着座した使用者がペダル10を足漕ぎするトレーニングにより前記カム輪14が回動すると、図6に示すように、カム輪14の上向き面に摺接するローラー24を介して支持されるハンドル軸3は、カム輪14によって押し上げられ、更にカム輪14が90度回動すると、図5に示す元の高さに戻る。このようにしてハンドル軸3は、カム輪14の回動に連動した上下動を繰り返す。他方後端部が突片19を介して、使用者の体重及びサドル部8の荷重により押圧されることにより、前端部が第2のローラー54を介してカム輪14の下向き面に摺接する揺動アーム15は、カム輪14の回動に伴いシーソー状の揺動を繰り返す。そして図6に示すように、後端部が前記突片19を介してサドル軸6を押し上げ、更にカム輪14が90度回動すると、図5に示す元の高さに戻る。このようにしてサドル軸6は、カム輪14の回動に連動して、前記ハンドル軸3と共に上下動を繰り返す。その結果使用者のペダル10に対する姿勢が、一定サイクルで変化を繰り返すため、狭い屋内における単純動作の運動であっても、前記姿勢の変化によって、異なる部位の筋肉に対して負荷が加わるとともに、同じ筋肉に対しても負荷が微妙に変化して、バランスのとれたトレーニング効果が得られる。更に、単純なペダリング運動であっても、一定周期で繰り返される上下動によって、軽快なリズム感が生まれ、単調になりがちな屋内トレーニングに躍動感が加わり、運動を飽きることなく楽しむことができる。
またペダル10の足漕ぎの力によって、ハンドル又はサドルを押し上げるため、その上昇時にペダルの回転負荷が増加して運動量を高め、トレーニング効果を向上させている。しかも前記回転負荷は周期的に増減が繰り返されるため、波状負荷を受ける筋肉を有効に刺激でき、筋力アップの効果が高まる。
しかも昇降手段13のカム輪14に対しては、その上向き面で摺接するハンドル軸3を押し上げることにより下向きの負荷がかかり、他方揺動アーム15には下向き面で摺接するため、上向きの負荷がかかる。そのため上下方向にかかる負荷が相殺し合って、その結果カム輪14を支持する枢支軸9に対する曲げ負荷が低減されて、滑らかなペダル10の回動が得られるとともに機器が小型化できて屋内運動機器として便利に使用しうる。
更に本形態では、小刻みな上下動を繰り返すハンドル軸3、及びサドル軸6は、ハンドル支持筒16、及びサドル支持筒18内に挿入して支持されるため、摩擦を低減してスムースに昇降できる。その結果ペダル10の回動動作が滑らかとなり、使用者の膝、足首などに無理な負担がかかることがない。
図4に示すように、ハンドル軸3の下部には、前記クランク支持部35との間にバネ25を架け渡し、前記ローラー24をカム輪14に向けて押し付ける押圧手段26を設けている。この押圧手段26により、例えカム輪14の回転スピードが高速になっても、ハンドル軸3が跳ね上がることなく、ローラー24がカム輪14表面に沿って滑らかに転動できる。そしてその結果ハンドル軸3はガタつくことなく、滑らかに上下動しうる。
前記解除手段20は、ハンドル4、及びサドル7の上下動を、各々選択して個別に停止できるものであって、ハンドル部5に設けるハンドル軸保持手段21と、サドル部8に設けるサドル軸保持手段22とからなる。
前記ハンドル軸保持手段21は、図4に示すように、ハンドル支持筒16に形成された前の支持孔39と、図5に示すように、ハンドル軸3の前の保持孔42と、これらを連続して貫通する前の支持ピン23Fとにより形成される。図7に示すように、ハンドル軸3を少し持上げると、前の支持孔39と前の保持孔42とは高さが一致して連通し、前記前の支持ピン23Fが、前の支持孔39及び前の保持孔42内に連続して挿入される。しかしてハンドル軸3は、前の支持ピン23Fに支持されてこの高さ位置で固定されるため、その下端に設けた前記ローラー24が、回動するカム輪14の周面から上へ離れる。その結果ハンドル4は、ペダリング運動により回動するカム輪14に押し上げられることがなくなり、上下動が止まって静止する。なお、前の支持ピン23Fが使用されない時には、図1に示すように、ハンドル軸3前面のクリップ状のホルダ55に弾性係合して仮置きされる。
また前記サドル軸保持手段22は、図4に示すように、サドル支持筒18に形成された後の支持孔38と、図5に示すように、サドル軸6の後の保持孔44と、チェーン56を介してサドル支持筒18に取り付けられた後の支持ピン23Bとにより形成される。図7に示すように、サドル軸6を少し持上げると、後の支持孔39と後の保持孔42とは高さが一致して連通し、前記後の支持ピン23Bが、後の支持孔39及び後前の保持孔42内に連続して挿入される。しかしてサドル軸6は、後の支持ピン23Bに支持されてこの高さ位置で固定されるため、その下端に設けた前記突片19は、回動するカム輪14に連係して揺動する揺動アーム15の後端部から上へ離れて位置する。その結果サドル7は、ペダリング運動によって揺動する揺動アーム15に押し上げられることがなくなり、上下動が止まって静止する。
このように、ハンドル4、サドル7の上下動を停止しうるハンドル軸保持手段21、サドル軸保持手段22を個別に設けて、上下動の停止を別々に選択できる解除手段20を有するため、その組み合わせによって、ハンドル4及びサドル7がともに上下動する共動モード、サドル7のみが上下動するサドル振動モード、ハンドル4のみが上下動するハンドル振動モード、ハンドル4及びサドル7がともに静止する静止モードを含む4種類の動作モードを選択してペダル漕ぎ運動できる。これらを切り替えて運動負荷を増減することにより、疲労度、体力に応じた運動量を選択できる。さらには各モードの変更により、トレーニングに種々の変化が生まれ、気分転換を図りながら楽しくトレーニングでき、或いは個人の好みによるモード選択も自由に行なえる。
更に本形態の解除手段20は、ハンドル支持筒16及びこれに挿通したハンドル軸3、又はサドル支持筒18及びこれに挿通したサドル軸6を連続して貫通する支持ピン23によって、カム輪14との連係動作を切り離す簡単な構造を用いるため、簡単な操作によってハンドル4、サドル7の昇降動作を確実に解除できる点で好ましい。
尚、叙上の説明は本考案の実施の形態を例示したものである。従って本考案の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本考案の一実施の形態を例示する正面図である。 その側面図である。 その平面図である。 その要部拡大図である。 その動作状態を説明する要部拡大図である。 他の動作状態を説明する要部拡大図である。 更に他の動作状態を説明する要部拡大図である。 従来例の正面図である。 他の従来例の略図である。
符号の説明
1 身体鍛錬器
2 基枠部
3 ハンドル軸
4 ハンドル
5 ハンドル部
6 サドル軸
7 サドル
8 サドル部
9 枢支軸
10 ペダル
11 クランクアーム
12 回転手段
13 昇降手段
14 カム輪
15 揺動アーム
16 ハンドル支持筒
17 スリット
18 サドル支持筒
19 突片
20 解除手段
21 ハンドル軸保持手段
22 サドル軸保持手段
23 支持ピン
24 ローラー
25 バネ
26 押圧手段

Claims (7)

  1. 垂直に支持可能な基枠部と、該基枠部の前部で昇降しうるハンドル軸にハンドルを設けたハンドル部と、前記基枠部の後部で昇降可能に支持されるサドル軸上端にサドルを設けたサドル部と、前記基枠部に回転可能に支持された枢支軸に、前記サドルに着座する使用者が足駆動するペダルを先端に有するクランクアームを前記基枠部両側に設けた回転手段と、該回転手段の駆動により、前記ハンドル又はサドルを昇降する昇降手段とを具えるとともに、
    前記昇降手段は、前記枢支軸に取り付けられかつ前記ハンドル軸が下端部で摺接するカム輪と、前記基枠部に垂直面内で揺動可能に軸支された揺動アームとからなり、
    しかも、前記ハンドル軸は前記カム輪の上向き面で摺接するとともに、前記揺動アームは下向き面で摺接し、かつ該揺動アームの後部は、前記サドル軸の下部と接して、該揺動アームの上向き揺動とともに前記サドル軸を押し上げることを特徴とする身体鍛錬器。
  2. 前記基枠部は、前記カム輪に押し上げられて昇降するハンドル軸に外挿してこれを支持するハンドル支持筒、及び揺動アームに押し上げられて昇降するサドル軸に外挿してこれを支持し、かつサドル軸の軸方向にのびる縦のスリットを設けたサドル支持筒を有し、
    前記サドル軸は、前記縦のスリットからサドル支持筒の外へ突出し、前記揺動アームに係合する突片を有することを特徴とする請求項1記載の身体鍛錬器。
  3. 前記ハンドル部、及びサドル部は、前記昇降手段との連係を解除して、ハンドル及びサドルの上下動を停止しうる解除手段が個々に形成され、ハンドル及びサドルがともに上下動する共動モード、サドルのみが上下動するサドル振動モード、ハンドルのみが上下動するハンドル振動モード、ハンドル及びサドルがともに静止する静止モードを選択してペダル漕ぎ運動できることを特徴とする請求項1又は2記載の身体鍛錬器。
  4. 前記解除手段は、ハンドル支持筒内のハンドル軸を、カム輪に接触しえない高さに保持するハンドル軸保持手段からなることを特徴とする請求項3記載の身体鍛錬器。
  5. 前記解除手段は、サドル支持筒内のサドル軸を、前記突片に揺動アームが接触しえない高さに保持するサドル軸保持手段からなることを特徴とする請求項3又は4記載の身体鍛錬器。
  6. 前記解除手段は、ハンドル支持筒及びこれに挿通したハンドル軸、又はサドル支持筒及びこれに挿通したサドル軸を連続して貫通することにより、ハンドル軸、又はサドル軸を一定高さに維持しうる支持ピンを用いて形成されることを特徴とする請求項4又は5記載の身体鍛錬器。
  7. 前記ハンドル軸の下端部には、カム輪に摺接するローラーが設けられるとともに、このローラーをカム輪に向けて押圧するバネを有する押圧手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の身体鍛錬器。
JP2005009190U 2005-11-02 2005-11-02 身体鍛錬器 Expired - Fee Related JP3118248U (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009190U JP3118248U (ja) 2005-11-02 2005-11-02 身体鍛錬器
US11/486,026 US20070099767A1 (en) 2005-11-02 2006-07-14 Body training machine
KR1020060071902A KR100730734B1 (ko) 2005-11-02 2006-07-31 신체 단련 기구
DE102006049306A DE102006049306A1 (de) 2005-11-02 2006-10-19 Körpertrainingsmaschine
FR0654693A FR2892637A1 (fr) 2005-11-02 2006-11-02 Appareil d'entrainement physique

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009190U JP3118248U (ja) 2005-11-02 2005-11-02 身体鍛錬器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3118248U true JP3118248U (ja) 2006-01-26

Family

ID=43468540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005009190U Expired - Fee Related JP3118248U (ja) 2005-11-02 2005-11-02 身体鍛錬器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118248U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524601A (ja) * 2007-04-28 2010-07-22 リーチュン・フー トレーニング自転車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524601A (ja) * 2007-04-28 2010-07-22 リーチュン・フー トレーニング自転車
JP2013063284A (ja) * 2007-04-28 2013-04-11 Liqun Hu トレーニング自転車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100730734B1 (ko) 신체 단련 기구
US10625114B2 (en) Elliptical and stationary bicycle apparatus including row functionality
US6793609B1 (en) Stationary exercise cycle
JP5351392B2 (ja) 振り子式運動装置
US5788610A (en) Elliptical exercise machine with arm exercise
US5823919A (en) Standup exercise machine with arm exercise
US7507186B2 (en) Exercise methods and apparatus with elliptical foot motion
EP2188022B1 (en) Seated exercise apparatus
US7494448B2 (en) Recumbent elliptical exercise apparatus
TWI401103B (zh) Sports device
US20050187073A1 (en) Rowing machine with elliptical seat motion
US20070117683A1 (en) Exercising apparatus with varying length arms
JP2006218287A (ja) 収容可能なアームを備えたエリプティカルエクササイズ機器
WO2009122479A1 (ja) 運動装置
US20150045190A1 (en) Eccentric idler
WO2007055584A1 (en) Indoor exercise cycle with tilt function
WO2013124930A1 (ja) 運動補助装置
WO2006004430A2 (en) Training apparatus
JPH0284970A (ja) 自転車運動器具
JP2007296080A (ja) 身体鍛錬器
JP4478208B1 (ja) 運動補助装置
JP3118248U (ja) 身体鍛錬器
JP5213086B1 (ja) 運動補助装置
KR101879435B1 (ko) 다목적 자전거형 운동기구
TW202308730A (zh) 腿部訓練機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees