JP2020114656A - 画像形成装置、文書仕分け装置及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、文書仕分け装置及びプログラム Download PDF

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英剛 岩井
克行 杉田
Katsuyuki Sugita
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Abstract

【課題】廃棄用の文書から、機密情報などの特定の情報が含まれる文書と、特定の情報が含まれない文書とを簡単且つ効率的に仕分けできるようにする。【解決手段】画像形成装置1は、印刷対象データに基づく画像をシートに印刷して出力するプリンタ部5と、印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かを判断する判断部22と、印刷対象データに特定の情報が含まれると判断された場合にプリンタ部5において印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御を行い、印刷対象データに特定の情報が含まれないと判断された場合にプリンタ部5において印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、プリンタ部5から出力される印刷文書において特定の情報が含まれるか否かを明示する印刷制御部24と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、文書仕分け装置及びプログラムに関する。
オフィスなどに設置されるMFP(Multifunction Peripherals)などの画像形成装置は、機密情報を含む文書を印刷出力することがある。この種の画像形成装置において、機密情報を含む文書を印刷出力するとき、後処理ユニットによるステープル機能を利用して文書を袋綴じにした状態で出力することが提案されている(例えば特許文献1)。
ところで、オフィスなどにおいて、画像形成装置から出力された文書が不要になった場合に、廃棄用の文書を所定の場所に一時的に積載保管しておき、一定量の文書が蓄積された時点で廃棄作業を行うことがある。この場合、廃棄用として蓄積された文書の中には、機密情報が含まれる機密文書や機密情報を含まない非機密文書が混在していることがある。機密文書を廃棄するときには、シュレッダーを利用して文書を細断することにより機密情報が外部に漏れないようにすることが望まれる。これに対し、非機密文書を廃棄するときには、細断の必要はなく、そのまま廃棄物として取り扱うことができる。
そのため、蓄積された廃棄用文書の中に機密文書と非機密文書とが混在している場合には、まず蓄積された文書を、機密文書と非機密文書とに仕分けする作業を行わなければならず、作業者にとって面倒である。特に、機密文書がステープルなどで綴じられており、ページを捲らなければ機密文書であることを特定することができない場合には、仕分け作業の効率が著しく低下する。
そのような面倒な作業を省略するために、例えば、機密文書と非機密文書とを仕分けすることなく、全ての文書をシュレッダーに投入して細断することも行われる。しかし、この場合は、シュレッダーで発生する紙屑が増えるため、ごみ袋の交換頻度が上がり、効率的に廃棄作業を進めることができないという問題がある。
特開2009−137728号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、廃棄用の文書から、機密情報などの特定の情報が含まれる文書と、特定の情報が含まれない文書とを簡単且つ効率的に仕分けできるようにした画像形成装置、文書仕分け装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像形成装置であって、印刷対象データに基づく画像をシートに印刷して出力するプリント手段と、前記印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かを判断する判断手段と、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれると判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御を行い、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれないと判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに前記第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、前記プリント手段から出力される印刷文書において前記特定の情報が含まれるか否かを明示する制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像形成装置において、前記特定の情報は、機密情報であることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記判断手段は、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断し、前記制御手段は、前記判断手段による判断結果に基づいてページごとに前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替えることを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含まないことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記特定の情報が含まれると判断されたページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行い、前記特定の情報が含まれると判断されたページの前後のページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記所定の色よりも薄い色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、前記プリント手段は、第1のシートを給紙する第1の給紙手段と、前記第1のシートとは異なる第2のシートを給紙する第2の給紙手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の制御として、前記第1の給紙手段から前記第1のシートを給紙させる制御を行い、前記第2の制御として、前記第2の給紙手段から前記第2のシートを給紙させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかの画像形成装置において、前記判断手段は、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断して前記特定の情報が含まれるページ数の割合を算出し、前記制御手段は、前記第1の制御として、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に前記割合を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項8の画像形成装置において、前記制御手段は、前記割合が所定値以下であるとき、前記割合と共に仕分け作業が必要であることを示す情報を付加して前記プリント手段に印刷させることを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、文書仕分け装置であって、画像が印刷されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シートが所定の読取位置を通過する際に、前記画像を読み取って画像データを生成する画像読取手段と、前記画像読取手段によって生成される画像データを解析し、前記画像に特定の情報が含まれるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づき、前記シートが前記読取位置の下流側の所定位置を通過する際に、前記シートの少なくとも一辺の端部に、所定の色又はマークを付加することが可能なプリント手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、文書仕分け装置であって、画像が印刷された複数のシートを収容して保持するシート収容手段と、前記シート収容手段に保持されるシートを1枚ずつ取り出して第1の排出口又は第2の排出口へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段においてシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されていると判断された場合にシートを前記第1の排出口へ搬送させ、前記判断手段においてシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されていないと判断された場合にシートを前記第2の排出口へ搬送させる制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、印刷対象データに基づく画像をシートに印刷して出力するプリント手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置に、前記印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かを判断する判断ステップと、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれると判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御を行い、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれないと判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに前記第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、前記プリント手段から出力される印刷文書において前記特定の情報が含まれるか否かを明示する制御ステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項12のプログラムにおいて、前記特定の情報は、機密情報であることを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項12又は13のプログラムにおいて、前記判断ステップは、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断し、前記制御ステップは、前記判断ステップによる判断結果に基づいてページごとに前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替えることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項12乃至14のいずれかのプログラムにおいて、前記制御ステップは、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項12乃至15のいずれかのプログラムにおいて、前記制御ステップは、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含まないことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、請求項12乃至15のいずれかのプログラムにおいて、前記制御ステップは、前記特定の情報が含まれると判断されたページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行い、前記特定の情報が含まれると判断されたページの前後のページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記所定の色よりも薄い色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、請求項12乃至14のいずれかのプログラムにおいて、前記プリント手段は、第1のシートを給紙する第1の給紙手段と、前記第1のシートとは異なる第2のシートを給紙する第2の給紙手段と、を備え、前記制御ステップは、前記第1の制御として、前記第1の給紙手段から前記第1のシートを給紙させる制御を行い、前記第2の制御として、前記第2の給紙手段から前記第2のシートを給紙させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項19に係る発明は、請求項12乃至18のいずれかのプログラムにおいて、前記判断ステップは、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断して前記特定の情報が含まれるページ数の割合を算出し、前記制御ステップは、前記第1の制御として、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に前記割合を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする構成である。
請求項20に係る発明は、請求項19のプログラムにおいて、前記制御ステップは、前記割合が所定値以下であるとき、前記割合と共に、仕分け作業が必要であることを示す情報を付加して前記プリント手段に印刷させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、廃棄用の文書から、機密情報などの特定の情報が含まれる文書と、特定の情報が含まれない文書とを簡単且つ効率的に仕分けすることができるようになる。そのため、作業者の作業負担を軽減することができる。
画像形成装置の構成例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 参照情報の一例を示す図である。 印刷設定に含まれる設定情報の一例を示す図である。 印刷設定に含まれる設定情報の一例を示す図である。 印刷設定に含まれる設定情報の一例を示す図である。 分類印刷におけるシートの出力態様を例示する図である。 分類印刷におけるシートの出力態様を例示する図である。 画像形成装置から出力された文書が積載された廃棄用文書の例を示す図である。 割合印刷及び仕分け要否印刷を行った文書の表紙の一例を示す図である。 画像形成装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 分類印刷処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 判断処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 給紙切替印刷の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 目印データ付加処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 文書仕分け装置の構成例を示す図である。 文書仕分け装置の別の構成例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成例を示す図である。この画像形成装置1は、MFPなどによって構成され、プリント機能、スキャン機能、コピー機能などの複数の機能を備えている。画像形成装置1は、装置本体1aの上部に、スキャナ部2を有している。また、画像形成装置1は、装置本体1aの下部に、プリンタ部5を有している。また、画像形成装置1は、装置本体1aの正面側に、ユーザーが画像形成装置1を使用する際にユーザーインタフェースとなる操作パネル8を備えている。さらに、画像形成装置1は、プリント機能によって装置本体1aから出力される印刷用紙などのシートを受け取り、ステープルの打設処理やパンチ孔の穿孔処理などを行う後処理ユニット9を備えている。
スキャナ部2は、自動原稿搬送装置(ADF)3と、画像読取部4とを備えている。スキャナ部2は、ユーザーによって指定されたスキャンジョブを実行するとき、自動原稿搬送装置3にセットされた原稿を1枚ずつ自動搬送し、その原稿が画像読取部4による所定の読取位置を通過する際に原稿の表面に印刷されている画像を光学的に読み取って画像データを生成する。
プリンタ部5は、画像形成部6と、給紙部7とを有している。給紙部7は、複数の給紙部7a,7b,7c,7dを有しており、各給紙部7a〜7dに印刷用紙などのシートを収容しておくことができる。画像形成装置1は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して印刷ジョブを受信すると、プリンタ部5を動作させ、印刷ジョブに含まれる印刷対象データに基づいて印刷出力を行う。すなわち、プリンタ部5は、複数の給紙部7a〜7dのうちから印刷ジョブにおいて指定された給紙部7からシートの給紙を開始し、画像形成部において印刷対象データに含まれる画像データに応じたトナー像を形成する。そしてプリンタ部5は、給紙部7から給紙したシートが所定の転写位置を通過する際に、画像形成部6において形成したトナー像をシートに転写させ、その後、トナー像をシートに定着させてから印刷されたシートを出力する。
後処理ユニット9は、上記のようにしてプリンタ部5から出力されるシートを内部に取り込み、そのシートに対して印刷ジョブで指定された処理を行う。例えば後処理ユニット9は、ステープルの打設処理やパンチ孔の穿孔処理などの後処理を行うことができる。また、後処理ユニット9は、複数の排紙トレイ9a,9b,9c,9dを有しており、印刷ジョブで指定された排紙トレイに画像形成されたシートを排出することができる。後処理ユニット9は、プリンタ部5から出力されるシートに対して後処理を行うことなく、複数の排紙トレイ9a〜9dのうちの一つの排紙トレイにシートを排出することもできる。
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。画像形成装置1は、上述したスキャナ部2、プリンタ部5、操作パネル及び後処理ユニット9に加え、さらに制御部10と、記憶装置11と、ネットワークインタフェース12と、接続インタフェース14とを備え、これらがバス13を介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。
制御部10は、CPU10aとメモリ10bとを備えており、CPU10aが記憶装置11に記憶されているプログラム15を読み出し実行することにより、各部の動作を制御する。また、制御部10は、プログラム15を実行することにより、後述する各種の処理部として機能する。メモリ10bは、CPU10aがプログラム15に基づく処理を実行しているときに一時的なデータなどを記憶しておくためのメモリである。
記憶装置11は、例えばハードディスドライブ(HDD)などで構成される不揮発性の記憶装置である。記憶装置11には、CPU10aによって実行されるプログラム15が予め記憶される。また、記憶装置11には、参照情報16が記憶される。参照情報16は、印刷対象データや画像データに機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを判断するために参照される情報である。この参照情報16の詳細については後述する。
操作パネル8は、表示部8aと操作部8bとを備えている。表示部8aは、例えば液晶ディスプレイによって構成され、ユーザーがジョブに関する設定操作を行うための設定画面などを表示する。操作部8bは、ユーザーによる操作を受け付けるためのものであり、例えば表示部8aの画面上に設けられるタッチパネルキーなどによって構成される。
ネットワークインタフェース12は、画像形成装置1をLANなどのネットワークに接続するためのものである。制御部10は、このネットワークインタフェース12を介して外部の装置と通信を行うことが可能である。また、ネットワークインタフェース12は、外部の装置から送信される印刷ジョブを受信することもできる。
接続インタフェース14は、後処理ユニット9を接続するためのインタフェースである。制御部10は、この接続インタフェース14を介して後処理ユニット9の制御部と通信を行い、後処理ユニット9にプリンタ部5と同期した動作を行わせる。
上記のように構成される画像形成装置1は、印刷ジョブを受信すると、その印刷ジョブに基づく印刷出力を行うとき、印刷ジョブに含まれる印刷対象データに機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを判断する。そして画像形成装置1は、印刷対象データに特定の情報が含まれると判断した場合、プリンタ部5において印刷対象データに基づく印刷出力を行うときに第1の制御を行う。これに対し、画像形成装置1は、印刷対象データに特定の情報が含まれないと判断した場合、プリンタ部5において印刷対象データに基づく印刷出力を行うときに第1の制御とは異なる第2の制御を行う。つまり、画像形成装置1は、印刷対象データに機密情報が含まれるか否かに応じて印刷出力を行うときの制御を切り替えるのである。例えば、第1の制御は、シートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対し、機密情報を含むことを示す所定の色又はマークによる目印を印刷する制御である。また、第2の制御は、シートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対し、機密情報を含まないことを示す所定の色又はマークによる目印であって、第1の制御で印刷される目印とは異なる態様の目印を印刷する制御である。このように画像形成装置1は、印刷対象データに機密情報が含まれる場合に第1の制御を行い、機密情報が含まれない場合に第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、プリンタ部5か出力されるシート(印刷文書)において特定の情報が含まれているか否かを明示することができる。以下、このような画像形成装置1について詳しく説明する。
図3は、画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。この図3は、画像形成装置1において印刷ジョブ又はコピージョブに基づく印刷出力が行われる場合の機能を例示している。画像形成装置1の制御部10は、CPU10aがプログラム15を実行することにより、データ取得部21、判断部22、印刷設定解析部23及び印刷制御部24として機能する。
データ取得部21は、印刷対象データを取得する処理部である。例えばネットワークインタフェース12を介して印刷ジョブを受信した場合、データ取得部21は、その印刷ジョブから印刷対象データを抽出して取得する。また、コピージョブの場合、データ取得部21は、スキャナ部2から出力されるデータを印刷対象データとして取得する。データ取得部21において取得される印刷対象データは、少なくとも1つの印刷対象画像を含んでいる。1つの印刷対象画像は、1枚のシートに印刷される1ページ分の画像である。印刷ジョブやコピージョブには、複数のシートに対して連続的に画像を形成して印刷出力を行うジョブもある。そのため、印刷対象データには、複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像が含まれることもある。データ取得部21は、印刷対象データを取得すると、その印刷対象データを判断部22へ出力する。
またデータ取得部21は、印刷対象データを取得すると、その印刷対象データに基づいて印刷出力を行うときの印刷設定を取得する。例えば、印刷ジョブの場合、印刷設定は印刷ジョブに付加されている。そのため、データ取得部21は、印刷ジョブから印刷設定を抽出することにより取得する。また、コピージョブの場合、印刷設定は予めユーザーが操作パネル8を操作することによって指定されており、例えばメモリ10bなどに記憶されている。そのため、データ取得部21は、ユーザーによって予め指定された印刷設定をメモリ10bなどから取得する。そしてデータ取得部21は、取得した印刷設定を印刷設定解析部23へ出力する。
判断部22は、印刷対象データに機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを判断する処理部である。判断部22は、印刷対象データを取得すると、その印刷対象データに含まれる印刷対象画像を抽出し、その印刷対象画像に特定の情報が含まれるか否かを判断する。このとき、判断部22は、記憶装置11から参照情報16を読み出し、参照情報16を参照することにより印刷対象画像から検出すべき特定の情報を認識する。そして判断部22は、参照情報16において指定されている特定の情報が印刷対象画像に含まれているか否かを判断する。
図4は、参照情報16の一例を示す図である。図4に示すように、参照情報16は、印刷対象画像から検出すべきキーワードが予め登録された情報である。図4の例では、特定の情報が機密情報である場合を例示しており、参照情報16には、検出すべきキーワードとして、「社外秘」、「秘密」、「Confidential」などの複数の文字列(又は画像)が予め登録されている。判断部22は、参照情報16に登録されているキーワードに一致する画像要素(文字列など)が印刷対象画像に含まれているか否かを判定することにより、印刷対象画像に特定の情報が含まれているか否かを判断する。
また、判断部22は、印刷対象データに複数ページ分の印刷対象画像が含まれる場合、それら複数の印刷対象画像のそれぞれに対して参照情報16のキーワードが含まれているか否かを判定する処理を行う。すなわち、判断部22は、ページごとに、特定の情報が含まれるか否かを判断するのである。判断部22は、複数のページのそれぞれに対して特定の情報が含まれるか否かを判断すると、メモリ11bの所定の記憶領域に、その判断結果をページごとに格納する。
また、判断部22は、複数のページのそれぞれに対して特定の情報が含まれるか否かを判断すると、その判断結果に基づき、特定の情報が含まれるページ数の割合を算出する。例えば、全てのページに特定の情報が含まれている場合、判断部22は、特定の情報が含まれるページ数の割合を100%として算出する。また、複数のページのいずれにも特定の情報が含まれていない場合、判断部22は、特定の情報が含まれるページ数の割合を0%として算出する。さらに、複数のページのうちの一部のページに特定の情報が含まれている場合、判断部22は、全体のページ数に対する一部のページの割合を算出する。判断部22は、特定の情報が含まれるページ数の割合を算出すると、その割合をメモリ11bの所定の記憶領域に格納する。
印刷設定解析部23は、データ取得部21から出力される印刷設定を解析する処理部である。印刷設定解析部23は、印刷設定に含まれる設定情報に基づき、特定の情報が含まれている文書(以下、「機密文書」という。)と、特定の情報が含まれていない文書(以下、「非機密文書」という。)とを識別可能な態様で明示して出力する分類印刷を行うか否かを決定する。分類印刷を行うことを決定した場合、印刷設定解析部23は、更に、印刷設定に含まれる設定情報に基づき、分類印刷を行うときの具体的な出力態様を決定する。すなわち、印刷設定解析部23は、機密文書を印刷出力するときの第1の制御と、非機密文書を印刷出力するときの第2の制御とを決定するのである。
図5乃至図7は、印刷設定に含まれる設定情報D1の一例を示す図である。設定情報D1は、複数の設定項目が含まれている。それら複数の設定項目は、階層構造となっており、上位の設定項目が有効に設定されると、下位の設定項目を有効又は無効に設定できるようになっている。図5に示すように、設定情報D1は、例えば最上位の設定項目として、分類印刷をオン又はオフに設定する項目を有している。分類印刷がオフであれば、機密文書と非機密文書とを明示した態様で印刷出力する機能が無効となり、通常の印刷出力が行われる。これに対し、分類印刷がオンであれば、機密文書と非機密文書とを明示した態様で印刷出力する機能が有効となる。この分類印刷の項目の下位には、目印印刷と、給紙切替と、割合印刷と、仕分け要否印刷との4つの設定項目が設けられている。
目印印刷は、機密文書を印刷するときに、シートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対し、機密情報を含むことを示す所定の色又はマークによる目印を印刷する第1の制御を行い、非機密文書を印刷するときに、シートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対し、機密情報を含まないことを示す所定の色又はマークによる目印であって、第1の制御で印刷される目印とは異なる態様の目印を印刷する第2の制御を行うことを指定する設定項目である。また、第1の制御においてシートの少なくとも一辺に目印が印刷される場合には、第2の制御において目印を印刷しないように設定することも可能である。尚、第2の制御においてシートの少なくとも一辺に目印が印刷される場合には、第1の制御において目印を印刷しないような設定を可能にしても良い。目印印刷がオンである場合、印刷対象データに基づく印刷出力時に、機密文書であるか否かに応じてシートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に目印が印刷されて出力される。
目印印刷の項目の下位には、文書単位と、ページ単位との2つの設定項目が設けられている。文書単位は、複数ページからなる文書の一部のページにだけに特定の情報が含まれる場合であってもその文書を構成する全てのページに対して同じ目印を印刷することを指定する設定項目である。ページ単位は、複数ページからなる文書の一部のページにだけに特定の情報が含まれる場合、特定の情報を含むページだけに目印を印刷することを指定する設定項目である。
給紙切替は、機密文書と非機密文書とで、シートを給紙する給紙部7を切り替えることを指定する設定項目である。すなわち、給紙切替は、機密文書を印刷するときに、複数の給紙部7a〜7dのうちのいずれかの給紙部を第1の給紙部とし、その第1の給紙部から第1のシートを給紙させる第1の制御を行い、非機密文書を印刷するときに、複数の給紙部7a〜7dのうちの第1の給紙部とは異なる給紙部を第2の給紙部とし、第2の給紙部から第2のシートを給紙させる第2の制御を行うことを指定する設定項目である。例えば、第1の給紙部に予め収容しておく第1のシートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対して機密情報を含むことを示す所定の色又はマークによる目印を予め付加しておくと共に、第2の給紙部に予め収容しておく第2のシートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対して機密情報を含まないことを示す所定の色又はマークによる目印を予め付加しておく。これにより、印刷出力時にシートを給紙する給紙部7を切り替えることにより、機密文書であるか否かを明示することができる。尚、第1の給紙部に収容しておく第1のシートの色と異なる色の第2のシートを第2の給紙部に収容しておくことでも同様の作用効果を得ることができる。
給紙切替の項目の下位には、目印印刷と同様に、文書単位と、ページ単位との2つの設定項目が設けられている。文書単位は、複数ページからなる文書の一部のページにだけに特定の情報が含まれる場合であってもその文書を構成する全てのページを印刷するときに、第1の給紙部から第1のシートを給紙することを指定する設定項目である。ページ単位は、複数ページからなる文書の一部のページにだけに特定の情報が含まれる場合、特定の情報を含むページを印刷するときにのみ、第1の給紙部から第1のシートを給紙することを指定する設定項目である。
割合印刷は、特定の情報が含まれるページ数の割合を最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に印刷して出力することを指定する設定項目である。例えば、画像形成装置1から出力される機密文書において特定の情報が含まれるページ数の割合が所定の割合よりも少ない場合、文書全体をシュレッダーに投入してしまうと、無駄な紙屑が増えるため、廃棄作業を効率的に進めることができなくなる。そのため、廃棄作業において特定の情報を含むページと特定の情報を含まないページとを事前に仕分けして特定の情報を含むページだけをシュレッダーに投入することが好ましい。これに対し、機密文書において特定の情報が含まれるページ数の割合が所定の割合以上であれば、事前に仕分け作業を行うよりも寧ろ文書全体をシュレッダーに投入して廃棄した方が効率的に廃棄作業を進めることができる。割合印刷がオンに設定されている場合、廃棄作業を行う作業者に仕分け作業の必要性を把握させるために、特定の情報が含まれるページ数の割合が最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に印刷される。割合印刷の項目の下位には、割合の表示種類として、インジケータ表示と、パーセント表示とのいずれか一方若しくは双方を選択することができる2つの設定項目が設けられている。
仕分け要否印刷は、上述した割合に基づき、事前に仕分け作業を行う必要がある場合に、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に対して仕分け作業が必要であることを示す表示の印刷出力を指定する設定項目である。仕分け要否印刷がオンに設定されている場合、特定の情報が含まれるページ数の割合が予め指定された割合以下であると、仕分け作業が必要であることを示す表示が最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に印刷される。仕分け要否印刷の項目の下位には、仕分け作業を必要と判断する閾値となる割合を任意に設定可能な項目が設けられる。
図6は、目印印刷の下位の設定項目を示す図である。目印印刷において文書単位の項目の下位には、目印種類と、機密文書と、非機密文書と、印刷位置との4つの設定項目が設けられている。目印種類は、シートに印刷する目印の種類を指定する設定項目であり、色と、マークとのいずれか一方を選択することができる項目となっている。また、機密文書は、機密文書であることを示す目印の色を指定する設定項目であり、複数の色からひとつの色を指定することができる項目となっている。また、非機密文書は、非機密文書であることを示す目印として特定の色を付加するか否かを指定することができる設定項目である。例えば、非機密文書の設定項目において「色無し」が指定されると、非機密文書の印刷時にはシートに目印が印刷されない。さらに、印刷位置は、目印を印刷するシートの位置を指定する設定項目であり、シート上端、シート右端、シート左端及びシート下端のうちから少なくとも1つを選択することができる項目である。
また、目印印刷においてページ単位の項目の下位には、文書単位と同様に、目印種類と、機密文書と、非機密文書と、印刷位置との4つの設定項目が設けられている。目印種類は、シートに印刷する目印の種類を指定する設定項目である。また、機密文書は、特定の情報を含むページであることを示す目印の色を指定する設定項目であり、複数の色からひとつの色を指定することができる項目となっている。また、非機密文書は、特定の情報を含まないページであることを示す目印として特定の色を付加するか否かを指定することができる設定項目である。また、非機密文書の設定項目では、グラデーションを選択することもできる。グラデーションは、特定の情報を含むページの前後のページにおいて機密文書であることを示す色が次第に薄くなっていく態様の色を印刷する設定である。さらに、印刷位置は、文書単位と同様に、目印を印刷するシートの位置を指定する設定項目であり、シート上端、シート右端、シート左端及びシート下端のうちから少なくとも1つを選択することができる項目である。
図7は、給紙切替の下位の設定項目を示す図である。給紙切替において文書単位の項目の下位には、機密文書と、非機密文書との2つの設定項目が設けられている。機密文書は、機密文書であるときにシートの給紙を行う第1の給紙部を選択する設定項目である。画像形成装置1には、4つの給紙部7a〜7dが設けられている。そのため、機密文書であるときにシートの給紙を行う第1の給紙部は、それら4つの給紙部7a〜7dから選択可能である。また、非機密文書は、非機密文書であるときにシートの給紙を行う第2の給紙部を選択する設定項目である。この非機密文書の設定項目においても、第2の給紙部を4つの給紙部7a〜7dから選択することができる。ただし、第2の給紙部は、第1の給紙部とは異なる給紙を選択することが必要となる。
また、給紙切替においてページ単位の項目の下位にも、上記と同様、機密文書と、非機密文書との2つの設定項目が設けられている。機密文書は、特定の情報を含むページであるときにシートの給紙を行う第1の給紙部を選択する設定項目である。機密文書の設定項目は、第1の給紙部を4つの給紙部7a〜7dから選択することができる。また、非機密文書は、特定の情報を含まないページであるときにシートの給紙を行う第2の給紙部を選択する設定項目である。非機密文書の設定項目もまた、第2の給紙部を4つの給紙部7a〜7dから選択することができる。ただし、この場合においても第2の給紙部は、第1の給紙部とは異なる給紙を選択することが必要となる。
図3に戻り、印刷設定解析部23は、分類印刷を行うことを決定した場合、上記のような各設定項目の設定値に基づき、印刷対象データに特定の情報が含まれる場合と含まれない場合とで、具体的にどのような印刷出力を行うかを決定する。そして印刷設定解析部23は、その決定した出力形態を印刷制御部24へ指示する。すなわち、印刷設定解析部23は、印刷制御部24に対し、機密文書を印刷出力するときに行うべき第1の制御と、非機密文書を印刷出力するときに行うべき第2の制御とを指示するのである。
印刷制御部24は、プリンタ部5及び後処理ユニット9を動作させることにより、印刷対象データに基づく印刷出力を制御する。判断部22によって印刷対象データに特定の情報が含まれると判断された場合、印刷制御部24は、印刷設定解析部23からの指示に基づいて分類印刷を行うか否かを判断する。分類印刷を行う場合、印刷制御部24は、印刷設定解析部23において決定された出力形態で印刷出力が行われるように制御する。
印刷制御部24は、データ付加部25と、給紙切替部26とを備えている。データ付加部25は、目印印刷、割合印刷及び仕分け要否印刷のうちの少なくとも1つの設定項目がオンに設定されている場合に機能する。これに対し、給紙切替部26は、給紙切替の設定項目がオンに設定されている場合に機能する。
データ付加部25は、目印印刷の設定項目がオンである場合、判断部22によってメモリ11bの所定の記憶領域に記憶されている情報を読み出す。そしてデータ付加部25は、判断部22における判断結果に基づき、シートに印刷される印刷対象画像の周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に対して、特定の情報を含むことを示す目印の画像、又は、特定の情報を含まないことを示す目印の画像を付加する。
例えば、文書単位で目印を付加することが指定されている場合、データ付加部25は、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のうち、少なくとも1つの印刷対象画像に特定の情報が含まれていれば、複数ページ分の全ての印刷対象画像に対し、特定の情報を含むことを示す目印の画像を付加する。これに対し、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のいずれにも特定の情報が含まれていない場合、データ付加部25は、複数ページ分の全ての印刷対象画像に対し、特定の情報を含まないことを示す目印の画像を付加する。ただしこれに限らず、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のいずれにも特定の情報が含まれていない場合、データ付加部25は、目印を付加しないようにしても良い。
また例えば、ページ単位で目印を付加することが指定されている場合、データ付加部25は、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のうち、少なくとも1つの印刷対象画像に特定の情報が含まれていれば、特定の情報が含まれるページの印刷対象画像に対し、特定の情報を含むことを示す目印の画像を付加する。また、特定の情報が含まれないページがあれば、データ付加部25は、特定の情報を含まないページの印刷対象画像に対し、特定の情報を含まないことを示す目印の画像を付加する。ただしこれに限らず、データ付加部25は、特定の情報を含まないページの印刷対象画像に対して目印を付加しないようにしても良い。また、グラデーションの設定がオンである場合、データ付加部25は、特定の情報が含まれるページの前後の数ページ分の印刷対象画像に対し、特定の情報を含むことを示す目印の色が次第に薄くなるようにした目印の画像を付加する。
また、データ付加部25は、割合印刷の設定項目がオンである場合、判断部22によってメモリ11bの所定の記憶領域に記憶されている割合を読み出す。そしてデータ付加部25は、印刷対象データに含まれる最初(1ページ目)の印刷対象画像の所定位置に、特定の情報が含まれるページ数の割合を示す画像を付加する。また、データ付加部25は、最後に出力されるシートの裏面に割合を示す画像を印刷させるべく、割合を示す画像のみで構成される印刷対象画像を生成し、その印刷対象画像を印刷対象データの最後に付加することもできる。割合を示す画像は、インジケータ表示で割合を表示するものであっても良いし、パーセント表示で割合を表示するものであっても良い。
また、データ付加部25は、仕分け要否印刷の設定項目がオンである場合、特定の情報を含むページ数の割合が所定値(上述した閾値)以下であるか否かを判断する。その結果、特定の情報を含むページ数の割合が所定値以下である場合、データ付加部25は、印刷対象データに含まれる最初(1ページ目)の印刷対象画像の所定位置に、仕分け作業が必要であることを示す画像を付加する。
上記のようなデータ付加部25による付加処理は、印刷対象データに基づく印刷出力が開始される前に行われる。したがって、印刷出力を開始するときには、既に印刷対象データに目印などが付加されている状態となる。そのため、印刷制御部24は、データ付加部25による付加処理が終了した後に、通常の印刷出力と同様の制御を行うことにより、目印などが付加されたシートを出力することができるようになる。
給紙切替部26は、給紙切替の設定項目がオンである場合、判断部22によってメモリ11bの所定の記憶領域に記憶されている情報を読み出す。そして給紙切替部26は、判断部22における判断結果に基づき、第1の給紙部と第2の給紙部とのいずれからシートを給紙するかを決定し、シートの給紙制御を行う。このような給紙制御は、印刷対象データに基づく印刷出力が開始された後に行われる。
例えば、文書単位で給紙切替を行うことが指定されている場合、給紙切替部26は、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のうち、少なくとも1つの印刷対象画像に特定の情報が含まれていれば、複数ページ分の全ての印刷対象画像が印刷されるときに第1の給紙部から第1のシートを給紙させる。これに対し、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のいずれにも特定の情報が含まれていない場合、給紙切替部26は、複数ページ分の全ての印刷対象画像が印刷されるときに第2の給紙部から第2のシートを給紙させる。
また例えば、ページ単位で給紙切替を行うことが指定されている場合、給紙切替部26は、印刷対象データに含まれる複数ページ分の印刷対象画像のうち、少なくとも1つの印刷対象画像に特定の情報が含まれていれば、特定の情報が含まれるページの印刷対象画像が印刷されるときに第1の給紙部から第1のシートを給紙させる。また、特定の情報が含まれないページがある場合、給紙切替部26は、特定の情報を含まないページの印刷対象画像が印刷されるときに第2の給紙部から第2のシートを給紙させる。
したがって、印刷制御部24が給紙切替部26を作動させた状態で印刷出力を開始すると、印刷対象画像に特定の情報が含まれるか否かに応じて異なるシートが給紙されるようになる。
また、印刷制御部24は、機密文書を出力するときと、非機密文書を出力するときとで、後処理ユニット9に対して異なる排紙トレイ9a,9b,9c,9dに排出することを指示するようにしても良い。例えば、機密文書を第1の排紙トレイ9aに排出させ、非機密文書を第2の排紙トレイ9bに排出させるのである。これにより、ユーザーは、画像形成装置1から印刷出力される文書を受け取りに行くと、第1の排紙トレイ9aと第2の排紙トレイ9bのいずれに排出されているかで機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを把握することができるようになる。尚、排紙トレイの切替は、文書単位で行うようにすることが好ましい。
次に図8及び図9は、画像形成装置1から出力されるシート30の出力態様を例示する図である。まず図8(a)に示すように、シート30に印刷される印刷対象画像38には、機密情報であることを示す文字列(又は画像)39が含まれている。この場合、目印印刷がオンに設定されていると、画像形成装置1は、印刷設定の設定情報D1に基づき、シート30の周囲四辺31,32,33,34に対して特定の情報を含むことを示す目印35を印刷する。例えば、文書単位で目印を印刷することが指定されている場合、画像形成装置1は、図8(b)に示すように印刷対象データに基づいて出力される全てのシート30の周囲四辺31,32,33,34に対して特定の情報を含むことを示す目印35を印刷する。ただし、これに限らず、シート30の周囲四辺31,32,33,34のうち、少なくとも一辺に目印35を印刷すれば良い。
また、ページ単位で目印を印刷することが指定されている場合、画像形成装置1は、図9(a)に示すように、特定の情報を含むページのみのシート30に対して特定の情報を含むことを示す目印35を印刷し、特定の情報を含まないページのシート30に対して目印を印刷しないようにしても良い。またこの場合、画像形成装置1は、図9(b)に示すように、特定の情報を含むページのみのシート30に対して特定の情報を含むことを示す目印35を印刷し、特定の情報を含まないページのシート30に対して特定の情報を含まないことを示す目印36を印刷するようにしても良い。この場合、例えば目印36の色として、目印35の色と補色の関係にある色を採用することにより、特定の情報を含むページと特定の情報を含まないページとの見分けがつきやすくなるという利点がある。
また、特定の情報を含まないシート30に対してグラデーションが設定されている場合、画像形成装置1は、図9(c)に示すように、特定の情報をページの前後のページのシート30に対して目印35の色を次第に薄くしていくような目印36を印刷することもできる。例えば、多数の廃棄用文書が積載保管されているとき、1枚のシートのみに特定の情報が含まれることを示す目印35が印刷されていたとしても、目印35が目立たずに、廃棄作業時に見逃されてしまう可能性がある。これに対し、その1枚のシートの前後のシートに対して目印35の色を次第に薄くしていくような目印36を印刷しておけば、多数の廃棄用文書が積載されたときに特定の情報を含むシートの前後のシートにも薄い目印36が付与されるため、廃棄用文書が積載されている状態で特定の情報を含むシートを判別しやすくすることができる。
上記のように目印印刷を行うと、画像形成装置1から出力された文書が廃棄用文書として積載されたとき、特定の情報を含む文書又はシートを容易に見分けることができるようになる。また、給紙切替を行う場合においても、第1の給紙部に収容されるシート30に特定の情報が含まれることを示す目印35を予め付与しておけば、目印印刷の場合と同様に、特定の情報を含む文書又はシートを積載された文書の中から容易に見つけ出すことができるようになる。
図10は、画像形成装置1から出力された文書が積載された廃棄用文書37の一例を示す図である。例えば、目印印刷において特定の情報を含む文書に対して目印35が印刷され、特定の情報を含まない文書に対して何も印刷されなかった場合、廃棄用文書37は、図10(a)に示すような態様となる。すなわち、廃棄用文書37に機密文書と非機密文書とが混在している場合、図10(a)に示すように、廃棄用文書37の側面に、機密文書の周囲四辺のうちの少なくとも一辺に印刷された目印35が現れる。そのため、廃棄作業を行う作業者は、一見して機密文書が積載されている位置を特定することができ、簡単に機密文書と非機密文書とを仕分けすることができる。
また例えば、目印印刷において特定の情報を含む文書に対して目印35が印刷され、特定の情報を含まない文書に対して目印36が印刷された場合、廃棄用文書37は、図10(b)に示すような態様となる。この場合も、図10(a)に示すように、廃棄用文書37の側面に、機密文書の周囲四辺のうちの少なくとも一辺に印刷された目印35が現れると共に、非機密文書の周囲四辺のうちの少なくとも一辺に印刷された目印36が現れる。そのため、廃棄作業を行う作業者は、一見して、機密文書が積載されている位置と、非機密文書が積載されている位置とを識別することができ、簡単に機密文書と非機密文書とを仕分けすることができる。
また、画像形成装置1から出力される文書が後処理ユニット9においてステープルで綴じられている場合、ステープルで綴じられた状態のまま廃棄用文書37として積載されることがある。そのような場合、画像形成装置1が割合印刷又は仕分け要否印刷を行っておくことにより、作業者の負担を軽減することができる。図11は、割合印刷及び仕分け要否印刷を行った文書40の表紙の一例を示す図である。図11に示す文書40は、シートの左側がステープル41によって綴じられている。このような文書40に特定の情報が含まれる場合、作業者にとっては、ステープル41を文書40から外して特定の情報を含むページとそれ以外のページとを仕分けする必要があるか否かを容易に判断することが難しい。そこで、図11に示すように、例えば文書40の表紙に、特定の情報を含むページ数の割合を示す表示42と、仕分け作業を行う必要があることを示す表示43とを印刷しておくことにより、作業者は、これらの表示42,43を確認することにより、仕分けする必要があるか否かを容易に判断することができるようになる。すなわち、特定の情報を含むページ数の割合が所定値よりも高く、仕分けの必要がない場合、作業者は、文書40からステープル41を外すことなく、そのままシュレッダーに投入して文書40を細断すれば良いことを簡単に把握することができる。
次に画像形成装置1において行われる具体的な処理手順について説明する。図12乃至図16は、画像形成装置1において印刷ジョブに基づく印刷出力が行われるときの具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。尚、図16では、印刷ジョブの場合を例示しているが、これに限られず、コピージョブに基づく印刷出力を行う場合も同様の処理手順を適用することができる。また、図12乃至図16に示す処理は、制御部10のCPU10aがプログラム15を実行することによって行われる処理である。
画像形成装置1は、この処理を開始すると、印刷ジョブを受信するまで待機する(ステップS1)。印刷ジョブを受信すると(ステップS1でYES)、画像形成装置1は、印刷設定に含まれる設定情報D1を取得し(ステップS2)、分類印刷がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS3)。分類印刷がオフに設定されている場合(ステップS3でNO)、画像形成装置1は、通常印刷処理を行う(ステップS4)。すなわち、通常印刷処理では、目印印刷や給紙切替などを行うことなく、印刷対象データに基づく通常の印刷出力が行われる。これに対し、分類印刷がオンに設定されている場合(ステップS3でYES)、画像形成装置1は、分類印刷処理を実行する(ステップS5)。分類印刷処理では、上述した目印印刷や給紙切替などの印刷制御が行われる。
図13は、分類印刷処理(ステップS5)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1は、分類印刷処理を開始すると、まず印刷ジョブに含まれる印刷対象データを取得する(ステップS10)。印刷対象データを取得すると、画像形成装置1は、判断処理を行う(ステップS11)。この判断処理では、印刷対象データに機密情報などの特定の情報が含まれるか否かが判断される。
図14は、その判断処理(ステップS11)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1は、判断処理を開始すると、記憶装置11から参照情報16を読み出し(ステップS30)、さらに印刷対象データから1ページ目の印刷対象画像のデータを読み出す(ステップS31)。そして画像形成装置1は、参照情報16に基づいて印刷対象データから読み出した印刷対象画像のデータを解析し(ステップS32)、機密情報が含まれるか否かを判断する(ステップS33)。印刷対象画像のデータに機密情報が含まれている場合(ステップS33でYES)、画像形成装置1は、そのページを、機密情報を含むページとして記憶する(ステップS34)。これに対し、印刷対象画像のデータに機密情報が含まれない場合(ステップS33でNO)、画像形成装置1は、そのページを、機密情報を含まないページとして記憶する(ステップS35)。その後、画像形成装置1は、印刷対象データに次のページが含まれているか否かを判断し(ステップS36)、次のページが含まれていれば(ステップS36でYES)、次のページの印刷対象画像のデータを読み出し(ステップS37)、ステップS32以降の処理を繰り返す。これにより、印刷対象データに含まれる全てのページの印刷対象画像について機密情報が含まれているか否かを判断することができる。そして最終のページに対する判断が終了し、次のページがなくなれば(ステップS36でNO)、判断処理が終了する。
図13のフローチャートに戻り、画像形成装置1は、判断処理が終了すると、設定情報D1において給紙切替がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS12)。給紙切替がオンに設定されている場合(ステップS12でYES)、画像形成装置1は、給紙切替印刷を実行する(ステップS13)。この給紙切替印刷では、機密文書の印刷が行われるときには第1の給紙部から第1のシートを給紙し、非機密文書の印刷が行われるときには第2の給紙部から第2のシートを給紙する制御が行われる。
図15は、その給紙切替印刷(ステップS13)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1は、給紙切替印刷を開始すると、まず設定情報D1において文書単位がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS40)。文書単位がオンに設定されている場合(ステップS40でYES)、画像形成装置1は、判断処理(ステップS11)において記憶されたデータを読み出し、印刷対象データに機密情報が検出されたページが含まれているか否かを判断する(ステップS41)。機密情報が検出されたページが含まれている場合(ステップS41でYES)、画像形成装置1は、第1の給紙部から第1のシートを給紙することを指定して印刷対象データに基づく印刷出力を開始する(ステップS42)。これに対し、機密情報が検出されたページが含まれていない場合(ステップS41でNO)、画像形成装置1は、第2の給紙部から第2のシートを給紙することを指定して印刷対象データに基づく印刷出力を開始する(ステップS43)。
一方、文書単位がオフに設定されている場合(ステップS40でNO)、ページ単位で給紙切替を行うことになる。この場合、画像形成装置1は、判断処理(ステップS11)において記憶された1ページのデータを読み出し(ステップS44)、そのページに機密情報が含まれているか否かを判断する(ステップS45)。機密情報が含まれるページである場合(ステップS45でYES)、画像形成装置1は、第1の給紙部から第1のシートを給紙することを指定して現在のページの印刷対象画像に基づく印刷出力を開始する(ステップS46)。これに対し、機密情報が含まれないページである場合(ステップS45でNO)、画像形成装置1は、第2の給紙部から第2のシートを給紙することを指定して現在のページの印刷対象画像に基づく印刷出力を開始する(ステップS47)。そして画像形成装置1は、印刷対象データに次のページが含まれているか否かを判断し(ステップS48)、次のページが含まれていれば(ステップS48でYES)、判断処理(ステップS11)において記憶された次のページのデータを読み出し(ステップS49)、ステップS45以降の処理を繰り返す。これにより、印刷対象となるページに機密情報が含まれているか否かに応じて給紙されるシートを切り替えることができる。そして最終のページに対する印刷出力が開始され、次のページがなくなれば(ステップS48でNO)、給紙切替印刷が終了する。
再び図13のフローチャートに戻る。画像形成装置1は、設定情報D1において給紙切替がオフであると判断した場合(ステップS12でNO)、目印印刷がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS14)。目印印刷がオンに設定されている場合(ステップS14でYES)、画像形成装置1は、目印データ付加処理を実行する(ステップS15)。この目印データ付加処理では、印刷対象画像の周囲四辺の少なくとも一辺に対し、特定の情報を含むことを示す目印35のデータ、又は、特定の情報を含まないことを示す目印36のデータを付加する処理が行われる。
図16は、その目印データ付加処理(ステップS15)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1は、目印データ付加処理を開始すると、まず設定情報D1において文書単位がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS50)。文書単位がオンに設定されている場合(ステップS50でYES)、画像形成装置1は、判断処理(ステップS11)において記憶されたデータを読み出し、印刷対象データに機密情報が検出されたページが含まれているか否かを判断する(ステップS51)。機密情報が検出されたページが含まれている場合(ステップS51でYES)、画像形成装置1は、印刷対象データに含まれる全ての印刷対象画像の周囲四辺のうち、設定情報D1で指定された辺に対して目印35に対応する目印データを付加する(ステップS52)。これに対し、機密情報が検出されたページが含まれていない場合(ステップS51でNO)、画像形成装置1は、印刷対象データに含まれる全ての印刷対象画像の周囲四辺のうち、設定情報D1で指定された辺に対して目印36に対応する目印データを付加する(ステップS53)。ただし、設定情報D1において目印36を付加しないことが指定されている場合、ステップS52の処理はスキップしても良い。
一方、文書単位がオフに設定されている場合(ステップS50でNO)、ページ単位で目印データを付加することになる。この場合、画像形成装置1は、判断処理(ステップS11)において記憶された1ページのデータを読み出し(ステップS54)、そのページに機密情報が含まれているか否かを判断する(ステップS55)。機密情報が含まれるページである場合(ステップS55でYES)、画像形成装置1は、現在のページの印刷対象画像の周囲四辺のうち、設定情報D1で指定された辺に対して目印35に対応する目印データを付加する(ステップS56)。これに対し、機密情報が含まれないページである場合(ステップS55でNO)、画像形成装置1は、現在のページの印刷対象画像の周囲四辺のうち、設定情報D1で指定された辺に対して目印36に対応する目印データを付加する(ステップS57)。ただし、設定情報D1において目印36を付加しないことが指定されている場合、ステップS52の処理はスキップしても良い。また、設定情報D1においてグラデーションが設定されている場合、ステップS57では、機密情報を含むページの前後のページにおいて目印35の色を薄くした目印36となるような目印データが付加される。そして画像形成装置1は、印刷対象データに次のページが含まれているか否かを判断し(ステップS58)、次のページが含まれている場合(ステップS58でYES)、判断処理(ステップS11)において記憶された次のページのデータを読み出し(ステップS59)、ステップS55以降の処理を繰り返す。これにより、印刷対象となるページに機密情報が含まれているか否かに応じて印刷対象画像に目印データを付加することができる。そして最終のページの印刷対象画像に対する処理が終了し、次のページがなくなれば(ステップS58でNO)、目印データ付加処理が終了する。
再び図13のフローチャートに戻る。続いて画像形成装置1は、割合印刷がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS16)。割合印刷がオンに設定されている場合(ステップS16でYES)、画像形成装置1は、機密情報を含むページ数の割合を算出し(ステップS17)、印刷対象データに含まれる所定の印刷対象画像に対して割合を表示する画像を付加する処理を行う(ステップS18)。尚、割合印刷がオフである場合、ステップS17,S18の処理はスキップしても良い。
また、画像形成装置1は、仕分け要否印刷がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS19)。仕分け要否印刷がオンに設定されている場合(ステップS19でYES)、画像形成装置1は、設定情報D1から所定値(閾値)を読み出し、機密情報を含むページ数の割合と所定値とを比較することにより、仕分け要否の判断を行う(ステップS20)。その結果、仕分けを行うことが必要である場合、画像形成装置1は、印刷対象データに含まれる所定の印刷対象画像に対して仕分けを行うことが必要であることを示す画像を付加する処理を行う(ステップS21)。尚、仕分け要否印刷がオフである場合、ステップS20,S21の処理はスキップしても良い。
続いて画像形成装置1は、印刷対象データに基づく印刷出力を開始する(ステップS22)。このとき、ステップS14〜S21において目印データや割合などの画像が付加された印刷対象データに基づく印刷出力が行われる。そのため、画像形成装置1から出力されるシートの周縁部には目印35や目印36が印刷されると共に、シートの所定位置には割合を示す画像や仕分けを行うことが必要であることを示す画像なども印刷される。以上で、画像形成装置1による処理が終了する。
以上のように本実施形態の画像形成装置1は、印刷対象データに機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを判断し、特定の情報が含まれると判断した場合には印刷対象データに基づく印刷出力を行うときに第1の制御を行い、特定の情報が含まれないと判断した場合には印刷対象データに基づく印刷出力を行うときに第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、プリンタ部5から出力される印刷文書において特定の情報が含まれるか否かを明示するようにしている。そのため、印刷文書がその後に廃棄用文書として積載されたときには、一見して特定の情報を含む文書であるか特定の情報を含まない文書であるかを特定することができ、文書の仕分け作業を効率的に行うことができるようになる。
また画像形成装置1は、第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、特定の情報を含むことを示す目印35を付加して印刷出力を行う制御を行うようにしており、第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、特定の情報を含まないことを示す目印36を付加して印刷出力を行う制御を行うようにしている。このように第1の制御と第2の制御とで、シートの少なくとも一辺の端部に印刷する目印を異なる態様に変えることにより、廃棄用文書の側面に、特定の情報を含む文書の目印35と、特定の情報を含まない文書の目印36とを出現させることができる。そのため、作業者は、廃棄用文書が積載された状態のままで文書の仕分け位置を特定することができ、廃棄作業を効率的に行うことができる。
また画像形成装置1は、特定の情報が含まれるページ数の割合を算出し、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面にその割合を付加して印刷出力することが可能である。そのため、作業者は、例えばステープルで綴じられた文書をページごとに仕分けする必要があるか否かをその印刷された割合に基づいて容易に判断することができるようになる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、シートに対して既に画像が印刷されている場合に、スキャナ部2がそのシートの画像を読み取って機密情報などの特定の情報が含まれるか否かを判断し、その判断結果に基づいてシートの少なくとも一辺の端部に、所定の色又はマークなどの目印を付加する実施形態について説明する。
図17は、本実施形態におけるスキャナ部2の構成例を示す図である。本実施形態におけるスキャナ部2は、機密情報などの特定の情報を含む画像が印刷されたシートと、特定の情報を含まない画像が印刷されたシートとを仕分けする文書仕分け装置100として機能する。そのため、以下においては、スキャナ部2を文書仕分け装置100として説明する。
図17に示すように、文書仕分け装置100は、画像が印刷されたシート101を載置するシート載置部102と、自動原稿搬送装置3と、画像読取部4と、判断部130とを備えている。自動原稿搬送装置3は、シート載置部102に載置されたシート101を所定の搬送路110に沿って矢印F1で示す方向に搬送して排出口113から排出する複数の搬送ローラー111を備えている。また自動原稿搬送装置3には、搬送路110の所定位置に、シート101に印刷された画像を読み取るための読取位置120が設定されている。自動原稿搬送装置3は、その読取位置120に光を透過するガラス板121が嵌め込まれ、そのガラス板121を挟んで搬送路110と対向する位置に撮像素子122が配置されている。さらに、自動原稿搬送装置3の搬送路110には、読取位置120の下流側の所定位置(例えば排出口113の近傍位置)に、プリンタ部140が配置されている。プリンタ部140としては、例えばインクジェット式のプリンタを用いることができる。
上記のような構成において、ユーザーによって文書仕分けジョブの実行が指示されると、文書仕分け装置100は、搬送ローラー111を駆動し、シート載置部102に載置されたシート101の搬送を開始する。そして文書仕分け装置100は、シート101が読取位置120を通過する際に撮像素子122と画像読取部4とを同期させて駆動し、シート101の表面に印刷されている画像の読み取りを行う。画像読取部4は、シート101から読み取って生成した画像データを判断部130へ出力する。
判断部130は、第1実施形態で説明した判断部22と同様の処理を行うことにより、画像読取部4から出力される画像データに機密情報などの特定の情報が含まれているか否かを判断する。判断部130は、画像データに特定の情報が含まれていると判断すると、搬送中であるシート101の後端部が排出口113から排出される直前に、プリンタ部140を駆動することにより、そのシート101の後端部に対して特定の情報が含まれることを示す所定の色やマークなどの目印35を印刷する。また、判断部130は、画像データに特定の情報が含まれていないと判断すると、搬送中であるシート101の後端部が排出口113から排出される直前に、プリンタ部140を駆動することにより、そのシート101の後端部に対して特定の情報が含まれていないことを示す所定の色やマークなどの目印36を印刷する。
つまり、本実施形態の文書仕分け装置100は、既に画像が印刷されているシート101を読み取り、事後的に第1実施形態で説明した目印35又は目印36をシート101に対して付加することができる。そのため、例えば廃棄用文書に目印35,36が付加されていない場合、本実施形態の文書仕分け装置100を用いて文書仕分けジョブを実行させることにより、図10に示したような廃棄用文書37を作成することができる。
また、上述した文書仕分け装置100の機能を、第1実施形態で説明した画像形成装置1のスキャナ部2に搭載することにより、画像形成装置1の利便性をより一層高めることができるようになる。ただし、上述した文書仕分け装置100の機能は、画像形成装置1に搭載されるものに限られない。上述した文書仕分け装置100は、それ単体でも実現することが可能であることは勿論である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態において目印35,36が付加されたシートを自動的に仕分けする文書仕分け装置200について説明する。
図18は、本実施形態における文書仕分け装置200の構成概念を示す図である。この文書仕分け装置200は、例えば第1実施形態で説明した画像形成装置1によって構成される。すなわち、画像形成装置1において文書仕分けジョブが実行されるとき、画像形成装置1が文書仕分け装置200として動作する。
文書仕分け装置200は、画像形成装置1の給紙部7に廃棄用文書37を予め収容した状態で文書仕分けジョブを実行する。廃棄用文書37は、図10で示したように第1実施形態又は第2実施形態において目印35,36が印刷されたシートの束である。したがって、本実施形態における画像形成装置1の給紙部7は、画像が印刷された複数のシートを収容して保持するシート収容手段として機能する。尚、給紙部7に収容される廃棄用文書37にステープルで綴じられた文書が含まれる場合、そのような文書からステープルを予め取り外しておくことが好ましい。
文書仕分け装置200は、文書仕分けジョブの実行を開始すると、給紙部7に保持される廃棄用文書37から1枚ずつシートを取り出して搬送する。文書仕分け装置200において文書仕分けジョブが実行されるとき、画像形成装置1の画像形成部6は動作しない。そのため、給紙部7から給紙されるシートは、画像形成装置1の装置本体1aの内部において何も処理を施されることなく、そのまま後処理ユニット9へと搬送される。
後処理ユニット9は、画像形成装置1の装置本体1aから排出されるシートを受け入れて搬送し、複数の排紙トレイ9a,9b,9c,9dのうちのいずれかに排出することが可能である。後処理ユニット9の内部には、シートを搬送するための複数の搬送ローラー68が設けられている。搬送ローラー68は、所定方向に回転駆動され、装置本体1aから受け入れたシートを所定の搬送路70に沿って下流側へ搬送する。シートの搬送路70は、下流側において複数の搬送路71,72,73,74に分岐しており、それぞれの搬送路71,72,73,74が排紙トレイ9a,9b,9c,9dへシートを排出する構成である。
また、後処理ユニット9は、装置本体1aからシートを受け入れた直後の搬送路70の所定位置に画像読取部65が設けられている。画像読取部65は、搬送路70に沿って搬送されるシートが所定位置を通過する際に、そのシートに印刷されている画像を読み取るためのものである。
また、後処理ユニット9は、文書仕分けジョブの動作を制御する制御部60を有している。この制御部60は、画像読取部65が搬送中のシートから読み取って生成した画像データに基づいてシートの所定位置に所定の色やマークなどの目印35が印刷されているか否かを判断する判断部61と、その判断部61の判断結果に基づいて複数の排紙トレイ9a,9b,9c,9dのうちからシートの排出先を切り替える搬送制御部62とを有している。
上記のような構成を有する文書仕分け装置200は、文書仕分けジョブの実行開始に伴って搬送されるシートの画像を1枚ずつ読み取り、シートの周囲四辺のうちの少なくとも一辺の端部に特定の情報が含まれることを示す目印35が印刷されていれば、そのシートの排出先を第1の排紙トレイ(例えば排紙トレイ9a)に決定する。そして文書仕分け装置200は、そのシートが搬送路70の分岐点に到達する前に下流側の経路を搬送路71に切り替える。これにより、目印35が印刷されているシートは、第1の排紙トレイ9aに排出される。
また、シートの周囲四辺のうちのいずれの辺にも目印35が印刷されていない場合、文書仕分け装置200は、そのシートの排出先を第2の排紙トレイ(例えば排紙トレイ9b)に決定する。そして文書仕分け装置200は、そのシートが搬送路70の分岐点に到達する前に下流側の経路を搬送路72に切り替える。これにより、目印35が印刷されていないシートは、第2の排紙トレイ9bに排出される。
上記のような動作を行うことにより、文書仕分け装置200は、第1実施形態又は第2実施形態において目印35が印刷されたシートを自動仕分けすることができるようになり、作業者による作業負担を軽減することができる。したがって、作業者にとっては、廃棄用文書37から、機密情報などの特定の情報が含まれる文書と、特定の情報が含まれない文書とを簡単且つ効率的に仕分けすることができるという利点がある。
尚、上述した文書仕分け装置200は、第1実施形態で説明した画像形成装置1の構成を利用して実現される場合を例示したが、これに限られるものではない。
(変形例)
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記実施形態では、印刷対象データに機密情報などの特定の情報が含まれる場合に、シートの所定位置に対して特定の情報が含まれることを示す目印35を印刷する場合を例示した。しかし、これに限られるものではない。例えば後処理ユニット9においてシートの4つの角のうちの少なくとも1つの角をカットする機能を有する場合、印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かに応じてシートの角をカットしておくようにしても良い。具体的に説明すると、画像形成装置1の制御部10は、印刷ジョブに基づいて分類印刷を行うとき、印刷対象データに特定の情報が含まれていれば、第1の制御として、後処理ユニット9に対してシートの角をカットさせるためのカット指令を出力する。これにより、特定の情報を含むシートは、少なくとも1つの角がカットされた状態で出力されるようになる。これに対し、印刷対象データに特定の情報が含まれていない場合、制御部10は、第2の制御として、後処理ユニット9に対してカット指令を出力しない。これにより、特定の情報を含まないシートは、全ての角が残った状態で出力されるようになるため、特定の情報を含むシートとの識別が容易である。尚、特定の情報を含むシートの角を残し、特定の情報を含まないシートの角をカットするようにしても良い。
また、上記実施形態では、特定の情報が機密情報である場合を例示した。しかし、特定の情報は、必ずしも機密情報に限られない。例えば、第1実施形態で説明したようにシートに対して目印35を印刷して出力する技術は、ユーザーの所属するグループごとに異なる目印を付加して印刷出力したい場合にも適用可能である。
また上記実施形態では、画像形成装置1に後処理ユニット9が設けられる場合を例示した。しかし、上述した第1実施形態又は第2実施形態では、画像形成装置1に後処理ユニット9が設けられていないものであっても構わない。
さらに上記実施形態では、制御部10のCPU10aによって実行されるプログラム15が予め記憶装置11に格納されている場合を例示した。しかし、プログラム15は、例えばネットワークインタフェース12などを介して画像形成装置1にインストールされたり、或いは、アップデートされたりするものであっても構わない。この場合、プログラム15は、インターネットなどを介してダウンロード可能な態様で提供される。また、これに限らず、プログラム15は、CD−ROMやUSBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された態様で提供されるものであっても構わない。
1 画像形成装置
4 画像読取部(画像読取手段)
5 プリンタ部(プリント手段)
7(7a,7b,7c,7d) 給紙部(給紙手段、シート収容手段)
10 制御部
21 データ取得部
22 判断部(判断手段)
23 印刷設定解析部
24 印刷制御部(制御手段)
61 判断部(判断手段)
62 搬送制御部(制御手段)
65 画像読取部(画像読取手段)
68 搬送ローラー(搬送手段)
100,200 文書仕分け装置
111 搬送ローラー(搬送手段)
130 判断部(判断手段)
140 プリンタ部(プリント手段)

Claims (20)

  1. 印刷対象データに基づく画像をシートに印刷して出力するプリント手段と、
    前記印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かを判断する判断手段と、
    前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれると判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御を行い、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれないと判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに前記第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、前記プリント手段から出力される印刷文書において前記特定の情報が含まれるか否かを明示する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特定の情報は、機密情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断手段は、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断し、
    前記制御手段は、前記判断手段による判断結果に基づいてページごとに前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含まないことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記特定の情報が含まれると判断されたページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行い、前記特定の情報が含まれると判断されたページの前後のページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記所定の色よりも薄い色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記プリント手段は、
    第1のシートを給紙する第1の給紙手段と、
    前記第1のシートとは異なる第2のシートを給紙する第2の給紙手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の制御として、前記第1の給紙手段から前記第1のシートを給紙させる制御を行い、前記第2の制御として、前記第2の給紙手段から前記第2のシートを給紙させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記判断手段は、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断して前記特定の情報が含まれるページ数の割合を算出し、
    前記制御手段は、前記第1の制御として、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に前記割合を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記割合が所定値以下であるとき、前記割合と共に仕分け作業が必要であることを示す情報を付加して前記プリント手段に印刷させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 画像が印刷されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シートが所定の読取位置を通過する際に、前記画像を読み取って画像データを生成する画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって生成される画像データを解析し、前記画像に特定の情報が含まれるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づき、前記シートが前記読取位置の下流側の所定位置を通過する際に、前記シートの少なくとも一辺の端部に、所定の色又はマークを付加することが可能なプリント手段と、
    を備えることを特徴とする文書仕分け装置。
  11. 画像が印刷された複数のシートを収容して保持するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に保持されるシートを1枚ずつ取り出して第1の排出口又は第2の排出口へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段においてシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されていると判断された場合にシートを前記第1の排出口へ搬送させ、前記判断手段においてシートの所定位置に所定の色又はマークが付与されていないと判断された場合にシートを前記第2の排出口へ搬送させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする文書仕分け装置。
  12. 印刷対象データに基づく画像をシートに印刷して出力するプリント手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置に、
    前記印刷対象データに特定の情報が含まれるか否かを判断する判断ステップと、
    前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれると判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに第1の制御を行い、前記印刷対象データに前記特定の情報が含まれないと判断された場合に前記プリント手段において前記印刷対象データに基づく印刷出力が行われるときに前記第1の制御とは異なる第2の制御を行うことにより、前記プリント手段から出力される印刷文書において前記特定の情報が含まれるか否かを明示する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 前記特定の情報は、機密情報であることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記判断ステップは、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断し、
    前記制御ステップは、前記判断ステップによる判断結果に基づいてページごとに前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替えることを特徴とする請求項12又は13に記載のプログラム。
  15. 前記制御ステップは、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか記載のプログラム。
  16. 前記制御ステップは、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含まないことを示す所定の色又はマークを付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載のプログラム。
  17. 前記制御ステップは、前記特定の情報が含まれると判断されたページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第1の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記特定の情報を含むことを示す所定の色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行い、前記特定の情報が含まれると判断されたページの前後のページが前記プリント手段において印刷出力されるときには、前記第2の制御として、シートの少なくとも一辺の端部に、前記所定の色よりも薄い色を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載のプログラム。
  18. 前記プリント手段は、
    第1のシートを給紙する第1の給紙手段と、
    前記第1のシートとは異なる第2のシートを給紙する第2の給紙手段と、
    を備え、
    前記制御ステップは、前記第1の制御として、前記第1の給紙手段から前記第1のシートを給紙させる制御を行い、前記第2の制御として、前記第2の給紙手段から前記第2のシートを給紙させる制御を行うことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載のプログラム。
  19. 前記判断ステップは、前記印刷対象データが複数のシートに印刷される複数ページ分の印刷対象画像を含む場合、各ページの印刷対象画像に前記特定の情報が含まれるか否かを判断して前記特定の情報が含まれるページ数の割合を算出し、
    前記制御ステップは、前記第1の制御として、最初のシートの表面又は最後のシートの裏面に前記割合を付加して前記プリント手段に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項12乃至18のいずれかに記載のプログラム。
  20. 前記制御ステップは、前記割合が所定値以下であるとき、前記割合と共に、仕分け作業が必要であることを示す情報を付加して前記プリント手段に印刷させることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
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