JP2020112729A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透過率の低下を抑制するとともに、明るい反射表示を実現する反射/透過型液晶表示装置を提供する。【解決手段】直交する2つの直線偏光のうちの一方の直線偏光を反射する反射軸25aと他方の直線偏光を透過させる透過軸25bとを有し、液晶表示素子1と面光源16との間において、一方の偏光板14の吸収軸14aに対して反射軸25aが平行となるように配置された第1光学部材25と、一方の直線偏光を反射する反射軸26aと他方の直線偏光を透過させる透過軸26bとを有し、第1光学部材と面光源との間において、第1光学部材の反射軸25aに対して反射軸26aが0°から90°の範囲の角度で交差するように配置された第2光学部材26と、第1光学部材と液晶表示素子との間に配置され、特定の方位から特定の範囲角度で入射する成分の光を、それ以外の成分の光よりも強く拡散する光学異方性を有する光学異方性拡散層24と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、透過表示と反射表示とが可能な液晶表示装置に関する。
観察側から入射した外光を利用する反射表示と、観察側とは反対側に配置された面光源からの照明光を利用する透過表示とを行う反射/透過型液晶表示装置が、様々な機器に搭載されている。
反射/透過型液晶表示装置は、例えば、液晶表示素子の観察側とは反対側に面光源を配置し、且つ液晶表示素子の複数の画素をそれぞれ2つの領域に区分し、その一方の領域の液晶層よりも後側に反射膜を設けることにより、前記複数の画素毎に反射表示部と透過表示部とを形成したものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、反射/透過型液晶表示装置は、例えば、液晶表示素子の観察側とは反対側に面光源を配置し、前記液晶表示素子の液晶層よりも後側(面光源側)に半透過反射膜を配置したものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
また、上記方式による反射/透過型液晶表示装置において、例えば液晶表示素子と面光源との間に反射偏光フィルムを配置することで、反射表示を明るくするという方法が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2004− 93715号公報 特開2002−107725号公報 特開2010−122386号公報
しかしながら、液晶表示素子と面光源との間に反射偏光フィルムを配置すると、反射表示が明るくなる一方で、透過率が低下して透過表示が暗くなる可能性があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、透過率の低下を抑制するとともに、明るい反射表示を実現する反射/透過型液晶表示装置を提供することを目的とする。
第1態様による液晶表示装置は、間隙を設けて対向配置されるとともに互いに向き合う面の少なくとも一方に複数の電極が形成された一対の基板と、前記一対の基板間の間隙に封入された液晶層と、前記一対の基板を互いの間に挟むように配置された一対の偏光板とを有する液晶表示素子と、前記液晶表示素子の一方の前記偏光板に対向して配置され、前記液晶表示素子へ向けて照明光を照射するとともに、前記液晶表示素子を介して入射された光を前記液晶表示素子へ向けて反射させる面光源と、光の振動面が互いに直交する2つの直線偏光のうちの一方の直線偏光を反射する反射軸と他方の直線偏光を透過させる透過軸とを有し、前記液晶表示素子と前記面光源との間において、一方の前記偏光板の吸収軸に対して前記反射軸が平行となるように配置された第1光学部材と、光の振動面が互いに直交する2つの直線偏光のうちの一方の直線偏光を反射する反射軸と他方の直線偏光を透過させる透過軸とを有し、前記第1光学部材と前記面光源との間において、前記第1光学部材の前記反射軸に対して前記反射軸が0°から90°の範囲の角度で交差するように配置された第2光学部材と、前記第1光学部材と前記液晶表示素子との間に配置され、所定の方位から所定の範囲角度で入射する成分の光を、前記所定の方位および前記所定の範囲角度以外で入射する成分の光よりも強く拡散する光学異方性を有する光学異方性拡散層と、を備える。
また、上記第1態様による液晶表示装置において、前記光学異方性拡散層は、前記液晶表示素子の他方の前記偏光板側からの入射光に対して弱く拡散し、前記第2光学部材および前記面光源にて反射された光に対しては強く拡散するように光学異方性を備えている。
また、上記第1態様による液晶表示装置において、前記光学異方性拡散層へ光が入射する角度と透過率との関係は、前記液晶表示素子の他方の前記偏光板から前記光学異方性拡散層の法線方向と略平行に入射する光の入射角を0°としたときに、0°に対して一方側から入射する光に対して最大透過率のピークを持ち、0°に対して他方側から入射する光に対して最小透過率のピークを持つ。
また、上記第1態様による液晶表示装置は、前記光学異方性拡散層と前記第1光学部材との間に配置された第1粘着層を備え、前記第1光学部材と前記光学異方性拡散層とは、前記第1粘着層を介して互いに貼り付けられている。
また、上記第1態様による液晶表示装置は、前記液晶表示素子と前記光学異方性拡散層との間に配置された第2粘着層を備え、前記光学異方性拡散層と前記液晶表示素子とは、前記第2粘着層を介して互いに貼り付けられている。
また、上記第1態様による液晶表示装置は、前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に配置された第3粘着層を備え、前記第1光学部材と前記第2光学部材とは、前記第3粘着層を介して互いに貼り付けられている。さらに、前記第3粘着層は、拡散機能を有する拡散粘着層である。
本発明の液晶表示装置によれば、透過率の低下を抑制するとともに、明るい反射表示を実現することができる。
図1は、第1実施形態の液晶表示装置の一構成例を概略的に示す分解斜視図である。 図2は、第1実施形態の液晶表示装置の一構成例を概略的に示す側面図である。 図3は、第1実施形態の液晶表示装置が備える液晶表示素子の一構成例を概略的に示す断面図である。 図4は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と反射率相対比との関係の一例を示す図である。 図5は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と透過率相対比との関係の一例を示す図である。 図6は、液晶表示装置の透過率相対比と反射率相対比との関係の例を示す図である。 図7Aは、光学異方性のない拡散層を備えた液晶表示装置における反射光について説明するための図である。 図7Bは、実施形態の液晶表示装置における反射光について説明するための図である。 図8は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と反射率相対比との関係の他の例を示す図である。 図9は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と透過率相対比との関係の他の例を示す図である。 図10は、液晶表示装置の透過率相対比と反射率相対比との関係の他の例を示す図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らないことに留意すべきである。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の液晶表示装置の一構成例を概略的に示す分解斜視図である。
図2は、第1実施形態の液晶表示装置の一構成例を概略的に示す側面図である。
本実施形態の液晶表示装置は、観察側から入射した外光を利用する反射表示と、観察側とは反対側に配置された面光源からの照明光を利用する透過表示とを行う反射/透過型液晶表示装置であって、液晶表示素子1と、面光源16と、光学異方性拡散層24と、第1光学部材25と、第2光学部材26と、を備えている。上記液晶表示装置の構成は、利用者の観察側から、液晶表示素子1、光学異方性拡散層24、第1光学部材25、第2光学部材26、面光源16の順に配置されている。
面光源16は、液晶表示素子1の観察側とは反対側に配置され、液晶表示素子1に向けて照明光を照射し、観察側から入射して液晶表示素子1を透過した光を液晶表示素子1へ向けて反射する。
面光源16は、導光板17と、反射膜20と、光源21と、拡散シート22と、プリズムアレイ23と、を備えている。
導光板17は、液晶表示素子1の画面エリアの全体に対応する面積を有する透明な板状部材であって、例えば矩形形状の入射端面18と出射面19とを含む板状部材である。
入射端面18は、面光源16と液晶表示素子1とが積層される方向と略平行な導光板17の一端面である。
出射面19は、面光源16と液晶表示素子1とが積層される方向と略直交する方向に延びた導光板17の端面のうち、液晶表示素子1側に位置する面である。
光源21は、入射端面18の近傍にて入射端面18と対向するように配置されている。本実施形態の液晶表示装置は複数の光源21を含み、複数の光源21から、導光板17の入射端面18に向かって光が出射される。光源21は、例えばLED(発光ダイオード)等の発光素子を備える。
反射膜20は、導光板17の出射面19とは反対側に設けられ、入射端面18から導光板17に入射した光、及び、出射面19から導光板17に入射した光を、出射面19へ向けて反射する。
拡散シート22は、例えば散乱粒子が分散された樹脂フィルムを備え、導光板17の出射面19とプリズムアレイ23との間に配置されている。
プリズムアレイ23は、導光板17(又は拡散シート22)と対向する側の面が平坦面に形成され、その反対側の面が出射面19から出射した光を集光するプリズム形状に形成された透明部材である。すなわち、プリズムアレイ23の液晶表示素子1と対向する側の面には、導光板17の出射面19から出射した光を集光して液晶表示素子1へ照射するための細長形状の微小プリズムがその長手方向と直交する方向に複数並び、複数の微小プリズムは互いに平行に配列されている。
プリズムアレイ23は、複数の微小プリズムの長手方向を予め定めた方向、例えば導光板17の入射端面18の法線方向と実質的に平行にして配置される。
液晶表示装置が透過表示を行うときには、光源21から出射し、導光板17にその入射端面18から入射した光は、反射膜20による反射と導光板17の出射面19による内面反射とを繰り返しながら導光板17内をその全域に導かれ、導光板17の出射面19の全体から出射される。導光板17の出射面19から出射された光は、拡散シート22によって拡散され、さらにプリズムアレイ23により集光される。これにより、正面輝度(液晶表示素子1の法線付近の方向に出射する光の輝度)の高い輝度分布の照明光が、液晶表示素子1へ向けて出射される。
また、面光源16は、液晶表示素子1にその観察側から入射し、液晶表示素子1を透過した光を液晶表示素子1へ向けて反射する機能を有している。液晶表示素子1を透過し、光学異方性拡散層、プリズムアレイ23及び拡散シート22を観察側に反射されずに透過して導光板17にその出射面19から入射した光は、反射膜20により反射され、導光板17の出射面19の全体から出射する。導光板17の出射面19から出射された光は、拡散シート22によって拡散され、プリズムアレイ23により集光されて、正面輝度の高い輝度分布の反射光が液晶表示素子1へ向けて出射される。
なお、図1および図2に示す例では、面光源16の反射膜20は、導光板17の出射面19と対向した面と接触するように配置されているが、反射膜20を導光板17との間に間隙を設けて配置してもよい。この場合、導光板17の入射端面18から入射した光は、導光板17の出射面19とは反対側の板面で出射面19へ向けて内面反射され、反対側の板面と間隙内の空気層との界面を透過した漏れ光が反射膜20により反射され、導光板17内に戻される。
図3は、第1実施形態の液晶表示装置が備える液晶表示素子の一構成例を概略的に示す断面図である。なお、図3では、液晶表示素子1の一部分を拡大して示している。
液晶表示素子1は、一対の基板(第1基板3および第2基板2)と、液晶層12と、偏光板13、14と、表示ドライバ15と、を備えている。
第1基板3と第2基板2とは、所定の間隙を置いて対向して配置されている。第1基板3と第2基板2とは、観察側および面光源16側からの光を透過する透明基板であり、例えばガラスなどの透明な絶縁材料により形成されている。
液晶表示素子1は、例えばアクティブマトリクス液晶表示素子であり、第1基板3と第2基板2との一方、例えば、観察側とは反対側の第1基板3は、行及び列方向にマトリクス状に配列された複数の第1画素電極4と、複数の第1画素電極4にそれぞれ対応させて配置された複数のTFT(薄膜トランジスタ)と、各行の複数のTFTにゲート信号を供給する複数の走査線及び各列の複数のTFTにデータ信号を供給する複数の信号線(いずれも図示せず)と、絶縁層を介して画素電極4上層に形成された複数の細長電極部6aを含む第2画素電極6と、を備えている。
なお、図3ではTFTが図示されていないが、TFTは、走査線と信号線とが交差する位置近傍に配置され、第1基板3の基板面上に形成されたゲート電極と、基板面上の略全体にゲート電極を覆って設けられた透明なゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極と対向させて形成されたi型半導体膜と、i型半導体膜の両側部の上にそれぞれn型半導体膜を介して形成されたドレイン電極及びソース電極と、を備える。
複数の第1画素電極4は、ゲート絶縁膜の上に形成され、これらの第1画素電極4にそれぞれ対応するTFT5のドレイン電極に接続されている。複数の走査線は、第1基板3の基板面上に、第1画素電極4の行毎にその一側に沿わせて形成され、各行に配置された複数のTFT5のゲート電極にそれぞれ電気的に接続されている。複数の信号線は、ゲート絶縁膜の上に、第1画素電極4の列毎にその一側に沿わせて形成され、各列の複数のTFTのソース電極にそれぞれ電気的に接続されている。
液晶表示素子1は、前記複数の第1の画素電極4および第2の画素電極6と対向する領域からなる複数の画素にそれぞれ対応させて設けられた赤、緑、青の3色のカラーフィルタ7R,7G,7Bを備えている。このカラーフィルタ7R,7G,7Bは、一対の基板2、3のいずれか一方、例えば第2基板2の内面に設けられている。
第1基板3と第2基板2とが互いに対向した内面にはそれぞれ、第1画素電極4、第2画素電極6およびカラーフィルタ7R、7G、7Bを覆って一対の配向膜8、9が形成されており、第1基板3および第2基板3の内面は、配向膜8、9の膜面をそれぞれ予め定めた方向にラビングすることによって配向処理されている。
本実施形態において、液晶表示素子1は、例えば横電界制御型液晶表示素子であり、液晶層12に誘電異方性が正のネマティック液晶を用いた場合、配向膜8,9は、それぞれの膜面を、各画素電極6の複数の細長電極部6aの長さ方向に沿った方向、つまり画面エリアの上下方向と平行な方向にラビング処理されている。
一方、誘電異方性が負のネマティック液晶を用いた場合は、配向膜8、9それぞれの膜面を、各画素電極6の複数の細長電極部6aの長さ方向に沿った方向に対して直交する方向(画面エリアのうち左右方向と平行な方向)にラビング処理すれば良い。
第1基板3および第2基板2は、複数の画素がマトリクス状に配列した画面エリアを囲む枠状のシール材10(図1及び図2参照)を介して接合されており、第1基板3および第2基板2間の間隙においてシール材10で囲まれた領域に液晶層12が封入されている。
液晶層12は、第1基板3と第2基板2との間において配向膜8、9と接触するように配置され、液晶層12の液晶分子は、配向膜8、9の配向処理によって規定される配向状態に配向する。
一対の偏光板13、14はそれぞれ、互いに直交する透過軸(図示せず)と吸収軸13a,14aとを有し、透過軸に平行な光の振動面を有する直線偏光を透過し、吸収軸13a,14aに平行な光の振動面を有する直線偏光を吸収する吸収偏光板であり、これらの偏光板13,14のうちの観察側の偏光板13は、その外面に外光の反射防止処理が施されたアンチグレア偏光板からなっていてもよい。
一対の偏光板13、14は、第1基板3および第2基板2を挟むように配置されている。偏光板13、14は、第1画素電極4および第2画素電極6間に電界を印加しない無電界時と電界印加時との表示のコントラストが充分に高くすることができる方向となるように吸収軸13a、14aの向きを位置合わせして固定されている。偏光板13、14は、例えば、その一方の偏光板の透過軸を、配向膜8、9のラビング方向(図示せず)と平行にするか或いは直交させ、他方の偏光板の透過軸を一方の偏光板の透過軸に対して直交させるか或いは平行にして配置されている。
なお、液晶表示素子1は、基板の内面に複数の画素を形成するための第1画素電極4および第2画素電極6を形成したものに限らず、第1基板3の内面(液晶層12側の面)に行及び列方向にマトリクス状に配列され、それぞれに対応させて配置された複数のTFTに接続された複数の画素電極と、第2基板2の内面(液晶層12側の面)に、複数の画素電極と対向する一枚膜状の対向電極が設けられているものであってもよい。具体的には、液晶表示素子1はTN型液晶表示素子であり、一対の基板(第1基板3および第2基板2)ぞれぞれの内面に形成された配向膜8、9は、互いに直交する方向に配向処理され、液晶層12の液晶分子が、一対の基板間において実質的に90°の捩れ角でツイスト配向しているものでもよい。
また、液晶表示素子1は、液晶分子を一対の基板間において180°〜270°の範囲の捩れ角でツイスト配向させたSTN型、液晶分子を一対の基板の基板面に対して実質的に垂直に配向させた垂直配向型、液晶分子の分子長軸を一方向に揃えて一対の基板の基板面と実質的に平行に配向させた非ツイストの水平配向型、液晶分子をベンド配向させるベンド配向型、あるいは強誘電性または反強誘電性液晶表示素子のいずれでもよい。
液晶表示素子1の第1基板3は、第2基板2の端部から外方に突出した張出部3a(図1および図2に示す)を有している。第1基板3の内面に設けられた複数の走査線及び信号線は、張出部3aに搭載された表示ドライバ15と電気的に接続されている。
光学異方性拡散層24は、特定の方位から特定の範囲角度で入射する成分の光を強く拡散し、それ以外の成分の光を弱く拡散する光学異方性を有し、例えば、指向性散乱フィルムを備える。具体的には、光学異方性拡散層24は、例えば、観察側からの入射光に対して弱く拡散し、第2光学部材26および面光源16での反射光(第1光学部材25側からの入射光)に対しては強く拡散するように光学異方性を持たせることで、液晶表示装置に観察側から入射した光の損失を少なくすることができる。
本実施形態の液晶表示装置では、光学異方性拡散層24へ光が入射する角度と透過率との関係は、例えば、液晶表示素子1の偏光板13側から正面方向(光学異方性拡散層24の法線方向と平行な方向)に入射する光の入射角を0°としたときに、0°に対して一方側(例えばマイナス側)から入射する光に対して最大透過率のピークを持ち、0°に対して他方側(例えばプラス側)から入射する光に対して最小透過率のピークを持つ特性を有している。
また、光学異方性拡散層24は、液晶表示素子1と第1光学部材25との間において、面光源16側から照射され、第2光学部材26および第1光学部材25を透過した光、及び、観察側から入射し、面光源16、第2光学部材26および第1光学部材25により反射された光をそれぞれ拡散し、液晶表示素子1の偏光板14に入射させる。このことにより、偏光板14を透過する光の輝度を高くすることが可能であり、視野角が広く且つ輝度むらの無い画像を表示が可能な液晶表示装置を提供することができる。
なお、本実施形態の液晶表示装置は、液晶表示素子1と光学異方性拡散層24との間に配置された粘着層(第2粘着層)をさらに備えていてもよい。すなわち、液晶表示素子1の偏光板14と光学異方性拡散層24とは、粘着層を介して互いに貼り付けられて固定されてもよい。このことにより、液晶表示素子1と光学異方性拡散層24との位置合わせをする必要がなくなる。
第1光学部材25は、互いに直交する反射軸25aと透過軸25bとを有している。第1光学部材25は、反射軸25aに平行な光の振動面を有する直線偏光を反射し、透過軸25bに平行な光の振動面を有する直線偏光を透過する。第1光学部材25は、液晶表示素子1と面光源16との間において、その反射軸25aが、液晶表示素子1の面光源16側の偏光板(つまり後側偏光板)14の吸収軸14aに対して平行になるように配置されている。
本実施形態の液晶表示装置は、光学異方性拡散層24と第1光学部材25との間に配置された粘着層(第1粘着層)をさらに備えていてもよい。すなわち、光学異方性拡散層24と第1光学部材25とは、粘着層を介して互いに貼り付けられて固定されてもよい。このことにより、光学異方性拡散層24と第1光学部材25との位置合わせをする必要がなくなる。
第2光学部材26は、互いに直交する反射軸26aと透過軸26bとを有している。第2光学部材26は、反射軸26aに平行な光の振動面を有する直線偏光を反射し、透過軸26bに平行な光の振動面を有する直線偏光を透過する。第2光学部材26は、液晶表示素子1と面光源16との間において、その反射軸26aが、液晶表示素子1の面光源16側の偏光板、つまり偏光板14の吸収軸14aに対して予め定めた角度で交差する方向に位置するように位置合わせされる。
第2光学部材26は、例えば反射偏光フィルムを備えている。第2光学部材26は、その反射軸26aが、液晶表示素子1の面光源16側の偏光板14、つまり偏光板14の吸収軸14aに対して0°〜90°の範囲の角度で交差する方向に位置するように位置合わせされる。第2光学部材26は、液晶表示装置の観察側からの入射光を反射する機能を備え、第2光学部材26にて反射された光は、液晶表示装置の反射表示に利用される。
なお、液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対する第2光学部材26の反射軸26aの交差角(以下、交差角αという)は、0°〜90°の範囲、より好ましくは0°〜60°の範囲の角度に設定するのが望ましい。
本実施形態の液晶表示装置では、第2光学部材26を、その反射軸26aが液晶表示装置の画面の横軸xに対して観察側から見て左回り(反時計回り)に45°の角度方向に向けて配置し、液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対する第2光学部材26の反射軸26aの交差角αを45°に設定している。
なお、本実施形態の液晶表示装置は、第1光学部材25と第2光学部材26との間に配置された粘着層(第3粘着層)をさらに備えていてもよい。すなわち、第1光学部材25と第2光学部材26とは、粘着層を介して互いに貼り付けられて固定されてもよい。このことにより、第1光学部材25と第2光学部材26との位置合わせをする必要がなくなる。また、第1光学部材25と第2光学部材26との間の粘着層は、光を拡散する機能を有する拡散粘着層であってもよい。第1光学部材25と第2光学部材26との間の粘着層が光拡散機能を有することにより、第1光学部材25と第2の光学部材26との間での光の利用効率の低下を回避することができる。その結果として、前記粘着層を配置したことにより光の透過率および反射率が低下することを抑制できる。
本実施形態の液晶表示装置において反射表示を行うときには、観察側から入射し、液晶表示素子1を透過した光、つまり液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対して直交する直線偏光が、第2光学部材26に入射する。第2光学部材26の反射軸26aは、液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対して予め定めた角度で交差しているため、液晶表示素子1を透過した光(偏光板14の吸収軸14aに対して直交する直線偏光)のうちの第2光学部材26の反射軸26aと平行な直線偏光成分が、第2光学部材26にて反射される。この反射光は、光学異方性拡散層24によって一部が拡散され、その光のうちの液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対して直交する直線偏光成分が、液晶表示素子1を透過して観察側に出射され、反射表示が実現される。
一方、観察側から入射し、液晶表示素子1を透過した光のうちの第2光学部材26の透過軸26bと平行な直線偏光成分は、第2光学部材26を透過して面光源16側へ出射される。第2光学部材26を透過して面光源16側へ出射された光は、面光源16のプリズムアレイ23によりその光の一部が観察側に反射される。プリズムアレイ23を透過した光は、さらに拡散シート22により拡散され、その光の一部が反射され、拡散シート22を透過した光は、出射面19から導光板17に入射し、導光板17の出射面19とは反対側に設けられた反射膜20により反射される。上記のように面光源16の各構成にて反射された反射光は、導光板17の出射面19から出射して拡散シート22により拡散され、プリズムアレイ23により集光されて、第2光学部材26に入射し、その光のうちの第2光学部材26の透過軸26bと平行な直線偏光成分が、第2光学部材26を透過する。第2光学部材26を透過した光は、光学異方性拡散層24によって一部が拡散され、この拡散された光のうちの液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対して直交する直線偏光が、液晶表示素子1を透過して観察側に出射され、反射表示が実現される。
上記のように、本実施形態の液晶表示装置では、液晶表示素子1の観察側とは反対側に、液晶表示素子1へ向けて照明光を照射するとともに観察側から入射して液晶表示素子1を透過した光を液晶表示素子1へ向けて反射する面光源16を配置し、さらに、液晶表示素子1と面光源16との間に、観察側から入射して液晶表示素子1を透過した光の一部を液晶表示素子1へ向けて反射する第2光学部材26を、その反射軸26aが液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対して予め定めた角度(この実施形態では0°〜60°の範囲の角度)で交差する方向に向けて配置しているため、観察側から入射した外光を利用する反射表示と、面光源16からの照明光を利用する透過表示とを行い、しかも反射表示を明るくすることが可能となる。
また、本実施形態の液晶表示装置では、光学異方性拡散層24が、特定の方位から特定の範囲角度で入射する成分の光を強く拡散し、それ以外の成分の光を弱く拡散する光学異方性を有している。光学異方性拡散層24は、例えば、観察側からの入射光に対して弱く拡散し、第2光学部材26および面光源16での反射光に対しては強く拡散するように光学異方性を持たせることで、液晶表示装置に観察側から入射した光の損失を少なくすることができ、効率的に明るい反射表示を実現することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置において透過表示を行うときは、面光源16から照射された照明光、つまり導光板17の出射面19から出射して拡散シート22により拡散され、さらにプリズムアレイ23により集光された光が、第2光学部材26に入射し、その光のうちの第2光学部材26の透過軸26bと平行な直線偏光成分が、第2光学部材26を透過し、光学異方性拡散層24によって一部が拡散されて液晶表示素子1へ出射される。
光学異方性拡散層24から液晶表示素子1側に出射した光は、液晶表示素子1の偏光板14に入射し、その光のうちの偏光板14の吸収軸14aに対して直交する直線偏光が、偏光板14を透過して液晶表示素子1内に入射する。偏光板14を透過した光のうちの液晶表示素子1を透過した光が観察側へ出射される。
本実施形態の液晶表示装置において、観察側から入射した光に対する、第1光学部材25、第2光学部材26及び面光源16により反射され、液晶表示素子1を透過して観察側に出射される光の比率(以下、反射率という)と、面光源16から照射された光に対する、第2光学部材26、第1光学部材25及び液晶表示素子1を透過して観察側に出射される光の比率(以下、透過率という)とは、液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aに対する第2光学部材26の反射軸26aの交差角αに依存する。
図4は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と反射率相対比との関係の一例を示す図である。
図5は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と透過率相対比との関係の一例を示す図である。
ここで、第2光学部材26の反射軸26aを液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aと平行(偏光板14の吸収軸14aに対する交差角αを0°)にしたときの反射率に対する、任意の交差角αにおける反射率の比を反射率相対比とする。
また、第2光学部材26の反射軸26aを液晶表示素子1の偏光板14の吸収軸14aと平行(交差角αが0゜)にしたときの透過率に対する、任意の交差角αにおける透過率の比を透過率相対比とする。
図4および図5では、光学異方性拡散層24、第1光学部材25、第2光学部材26を用いた本実施形態の液晶表示装置における、反射率相対比と透過率相対比との交差角αに対する変化(○)と、光学異方性拡散層24に代えて光学異方性のない拡散層を用いた液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との交差角αに対する変化(◇)と、光学異方性拡散層24を備えず、第1光学部材25と第2光学部材26とを備えた液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との交差角αに対する変化(△)と、を示している。
図5に示した透過率相対比によれば、いずれの例においても交差角αが増加するにしたがって透過率が減少する傾向がみられる。
これに対し、図4に示す反射率相対比によれば、本実施形態の液晶表示装置において、交差角αが増加するにともない大きく反射率の増加する傾向がみられた。また、光学異方性のない拡散層を用いた液晶表示装置においては、拡散層を備えない液晶表示装置より反射率が大きく増加する傾向があった。
図6は、液晶表示装置の透過率相対比と反射率相対比との関係の例を示す図である。
図6は、光学異方性拡散層24、第1光学部材25、第2光学部材26を用いた本実施形態の液晶表示装置における、反射率相対比と透過率相対比との関係(○)と、光学異方性拡散層24に代えて光学異方性のない拡散層を用いた液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との関係(◇)と、光学異方性拡散層24を備えず、第1光学部材25と第2光学部材26とを備えた液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との関係(△)と、を示している。
図6によれば、例えば透過率相対比が同じときには、本実施形態の液晶表示装置における反射率相対比が、他の例よりも高い反射率相対比が得られている。すなわち、本実施形態の液晶表示装置では、第2光学部材26および面光源16からの反射光が、光学異方性拡散層24の有する光学異方性により効率的に観察面側に出射されているものと考えられる。
図7Aは、光学異方性のない拡散層を備えた液晶表示装置における反射光について説明するための図である。
ここでは、光学異方性拡散層24に代えて光学異方性のない拡散層27を備える点以外は上述の実施形態の液晶表示装置と同様である液晶表示装置を比較例として説明する。
図7Aに示すように、拡散層27を用いた構成では、観察側から液晶表示装置へ入射した光が、第2光学部材26および面光源16で反射され、その反射光を拡散層27により拡散することにより、反射表示を実現している。このとき、比較例の液晶表示装置では、拡散層27は光学異方性を備えないことから、観察側から光が拡散層27に入射する際にも光が拡散するため、一部の光が損失となる。また、拡散層27を透過した反射光が偏光板14で再反射され、拡散層27に再入射する場合も同様に、拡散層27に入射した際に光が拡散され、一部の光が損失となる。
図7Bは、実施形態の液晶表示装置における反射光について説明するための図である。
本実施形態の液晶表示装置では、上述の比較例と同様に、観察側から液晶表示装置へ入射した光が、第2光学部材26および面光源16で反射され、その反射光を光学異方性拡散層24により拡散することにより、反射表示を実現している。このとき、本実施形態の液晶表示装置では、観察側から光学異方性拡散層24へ光が入射すると、光学異方性拡散層24の光学異方性により入射光に対する拡散が比較例よりも少なくなる。このことにより、観察側から入射した光の損失が少なくなり、効率的な反射表示を実現することができる。また、光学異方性拡散層24を透過した反射光が、偏光板14で再反射され、光学異方性拡散層24に再入射するときにも、光学異方性拡散層24における光の損失が少ないため、光を効率的に回生することが可能である。このことにより、本実施形態の液晶表示装置によれば、比較例よりも明るい反射表示を実現することが可能となる。
図8は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と反射率相対比との関係の他の例を示す図である。
図9は、偏光板の吸収軸と第2光学部材の反射軸との交差角と透過率相対比との関係の他の例を示す図である。
図8および図9では、光学異方性拡散層24、第1光学部材25、第2光学部材26を用いた本実施形態の液晶表示装置における、反射率相対比と透過率相対比との交差角αに対する変化(○)と、光学異方性拡散層24と第2光学部材26とを備え第1光学部材25を備えない液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との交差角αに対する変化(△)とを示している。
図9によれば、交差角αの値全体にわたって第1光学部材25を備えない液晶表示装置において本実施形態の液晶表示装置よりも透過率相対比が低い傾向がみられた。また、第1光学部材25を備えた液晶表示装置および第1光学部材25を備えない液晶表示装置のいずれも、交差角αが大きくなると透過率相対比が小さくなる傾向がみられた。
図8によれば、交差角αの値全体にわたって第1光学部材25を備えない液晶表示装置において本実施形態の液晶表示装置よりも反射率相対比が低い傾向がみられた。また、第1光学部材25を備えない液晶表示装置では、交差角αが略30°であるときに反射率相対比が低くなるピークがみられたが、本実施形態の液晶表示装置では、交差角αが大きくなると反射率相対比も大きくなる傾向がみられた。
すなわち、第1光学部材25を備えない液晶表示装置では、反射率相対比、透過率相対比ともに本実施形態の液晶表示装置より低い結果となっており、第1光学部材25が、面光源16および第2光学部材26からの反射光および面光源からの出射光が偏光板14で反射された光を、効率的にリサイクルさせる機能を有していると考えられる。
図10は、液晶表示装置の透過率相対比と反射率相対比との関係の他の例を示す図である。
図10は、光学異方性拡散層24、第1光学部材25、第2光学部材26を用いた本実施形態の液晶表示装置における、反射率相対比と透過率相対比との関係(○)と、第1光学部材25を備えない液晶表示装置における反射率相対比と透過率相対比との関係(△)と、を示している。
図10によれば、透過率相対比が同じときには、第1光学部材25を備えない液晶表示装置よりも本実施形態の液晶表示装置において高い反射率相対比が得られている。すなわち、本実施形態の液晶表示装置では、偏光板14での反射光の第1光学部材25によるリサイクルが光学異方性拡散層24の光学異方性による光の損失が抑制されることにより、効率的に高められていると考えられる。
上記図4乃至図10によれば、光学異方性拡散層24と第1光学部材25と第2光学部材26とを、液晶表示素子1と面光源16との間に配置することにより、表示に利用される光の損失を低く抑え、明るい透過表示を維持しつつ反射表示の明るさを改善することができるものである。
すなわち、本実施形態の液晶表示装置によれば、透過率の低下を抑制するとともに、明るい反射表示を実現する反射/透過型液晶表示装置を提供することができる。
なお、本実施形態の液晶表示装置では、交差角αの増加に伴い透過率が低下するものの、透過表示の明るさは面光源16からの照明光の輝度と透過率相対比とに対応するため、透過率相対比に応じて照明光の輝度を設定することにより、充分な明るさの透過表示を行うことができる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…液晶表示素子、2…第2基板、3…第1基板、3a…張出部、4…画素電極、5…TFT、6…画素電極、6a…細長電極部、7R、7G、7B…カラーフィルタ、8、9…配向膜、10…シール材、12…液晶層、13、14…偏光板、13a、14a…吸収軸、15…表示ドライバ、16…面光源、17…導光板、18…入射端面、19…出射面、20…反射膜、21…光源、22…拡散シート、23…プリズムアレイ、24…光学異方性拡散層、25…第1光学部材、26…第2光学部材、25a、26a…反射軸、25b、26b…透過軸。

Claims (7)

  1. 間隙を設けて対向配置されるとともに互いに向き合う面の少なくとも一方に複数の電極が形成された一対の基板と、前記一対の基板間の間隙に封入された液晶層と、前記一対の基板を互いの間に挟むように配置された一対の偏光板とを有する液晶表示素子と、
    前記液晶表示素子の一方の前記偏光板に対向して配置され、前記液晶表示素子へ向けて照明光を照射するとともに、前記液晶表示素子を介して入射された光を前記液晶表示素子へ向けて反射させる面光源と、
    光の振動面が互いに直交する2つの直線偏光のうちの一方の直線偏光を反射する第1反射軸と他方の直線偏光を透過させる第1透過軸とを有し、前記液晶表示素子と前記面光源との間において、一方の前記偏光板の吸収軸に対して前記第1反射軸が平行となるように配置された第1光学部材と、
    光の振動面が互いに直交する2つの直線偏光のうちの一方の直線偏光を反射する第2反射軸と他方の直線偏光を透過させる第2透過軸とを有し、前記第1光学部材と前記面光源との間において、前記第1光学部材の前記第1反射軸に対して前記第2反射軸が0°から90°の範囲の角度で交差するように配置された第2光学部材と、
    前記第1光学部材と前記液晶表示素子との間に配置され、所定の方位から所定の範囲角度で入射する成分の光を、前記所定の方位および前記所定の範囲角度以外で入射する成分の光よりも強く拡散する光学異方性を有する光学異方性拡散層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記光学異方性拡散層は、前記液晶表示素子の他方の前記偏光板側からの入射光に対して弱く拡散し、前記第2光学部材および前記面光源にて反射された光に対しては強く拡散するように光学異方性を備えていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記光学異方性拡散層へ光が入射する角度と透過率との関係は、前記液晶表示素子の他方の前記偏光板から前記光学異方性拡散層の法線方向と略平行に入射する光の入射角を0°としたときに、0°の一方側から入射する光に対して最大透過率のピークを持ち、0°の他方側から入射する光に対して最小透過率のピークを持つことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 前記光学異方性拡散層と前記第1光学部材との間に配置された第1粘着層を備え、前記第1光学部材と前記光学異方性拡散層とは、前記第1粘着層を介して互いに貼り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の液晶表示装置。
  5. 前記液晶表示素子と前記光学異方性拡散層との間に配置された第2粘着層を備え、前記光学異方性拡散層と前記液晶表示素子とは、前記第2粘着層を介して互いに貼り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に配置された第3粘着層を備え、前記第1光学部材と前記第2光学部材とは、前記第3粘着層を介して互いに貼り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の液晶表示装置。
  7. 前記第3粘着層は、拡散機能を有する拡散粘着層であることを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
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