JP2020112614A - 射出瞳拡張素子、導波部材 - Google Patents

射出瞳拡張素子、導波部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2020112614A
JP2020112614A JP2019001726A JP2019001726A JP2020112614A JP 2020112614 A JP2020112614 A JP 2020112614A JP 2019001726 A JP2019001726 A JP 2019001726A JP 2019001726 A JP2019001726 A JP 2019001726A JP 2020112614 A JP2020112614 A JP 2020112614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exit pupil
light
waveguide
plane
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019001726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7363031B2 (ja
Inventor
登山 伸人
Nobuto Toyama
登山  伸人
大八木 康之
Yasuyuki Oyagi
康之 大八木
俊 安達
Takashi Adachi
俊 安達
翔 畠山
Sho Hatakeyama
翔 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2019001726A priority Critical patent/JP7363031B2/ja
Publication of JP2020112614A publication Critical patent/JP2020112614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7363031B2 publication Critical patent/JP7363031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】導波部の端部に到達する迷光を低減することができる射出瞳拡張素子、導波部材を提供する。【解決手段】射出瞳拡張素子1は、互いに平行な第1平面10b及び第2平面10cを有する平板状に構成され光を導波する導波部10aと、導波部10a上に配置、又は、導波部10aと一体に構成され、射出瞳を複数に分けて拡張して出射する拡張部と仕手の機能を有する出射部22とを備え、導波部10aの端部の少なくとも一部に設けられ、端部に到達する光を、導波部10aの外へ出射させる、又は、吸収させる、の少なくとも一方の機能を有する迷光低減部25とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、射出瞳拡張素子、導波部材に関するものである。
ヘッドマウントディスプレイのような近接ディスプレイでは、映像を表示する仕組みの一つとして射出瞳(出射瞳)の拡張が行われる。この射出瞳の拡張に用いられる射出瞳拡張素子では、導波部と2種又は3種の回折格子とを備えて構成され、入射部の回折格子により映像等の光を回折させて一次回折光を導波部に入射させる。導波部内では、光が全反射により伝播し、出射部の回折格子では、光が一次回折して出射するとともに、ゼロ次回折反射伝播して、出射部の回折格子で一次回折出射とゼロ次回折反射伝播を繰り返すことで射出瞳を拡張する。
また、射出瞳を二次元的に拡張するために、入射部から伝播された光を特定の角度で一次回折反射するとともにゼロ次回折反射伝播で伝播する機能を備える回折格子(以下、第2拡張部とも呼ぶ)を入射部の回折格子と出射部の回折格子との間に設ける場合もある。
この場合、上記第2拡張部の回折格子では、伝播光は一次回折反射光とゼロ次回折反射伝播光に別れ、一次回折反射光は出射部の回折格子へ向かい、ゼロ次回折反射伝播光は、裏面で全反射して、再び第2拡張部の回折格子にて一次回折反射光とゼロ次回折反射伝播光に別れることを第2拡張部の回折格子で繰り返す(例えば、特許文献1参照)。
このような射出瞳拡張素子では、導波部内を光が全反射を繰り返して進み出射部(拡張部)から出射するが、出射部から出射することなく導波部の端部にまで到達してしまう光(迷光)も存在する。そのような光が端部において反射する等して出射部に到達して出射してしまうと、本来の映像光とは異なる光路を進んだ光が本来の映像光とともに観察されてしまうこととなり、観察される映像の劣化が生じてしまうおそれがあった。
また、射出瞳拡張素子に限らず、導波部を備えて光を導波する導波部材において、端部に到達する不要な迷光を低減したい場合があった。
特表2006−510059号公報
本発明の課題は、導波部の端部に到達する迷光を低減することができる射出瞳拡張素子、導波部材を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、互いに平行な第1平面(10b)及び第2平面(10c)を有する平板状に構成され光を導波する導波部(10a)と、前記導波部(10a)上に配置、又は、前記導波部(10a)と一体に構成され、射出瞳を複数に分けて拡張して出射する拡張部(22、22B、23)と、を備え、前記導波部(10a)の端部の少なくとも一部に設けられ、前記端部に到達する光を、前記導波部(10a)の外へ出射させる、又は、吸収させる、の少なくとも一方の機能を有する迷光低減部(25、225)と、を備える射出瞳拡張素子(1、1B)である。
第2の発明は、第1の発明に記載の射出瞳拡張素子(1、1B)において、前記迷光低減部(25、225)は、前記導波部(10a)の前記第1平面(10b)及び前記第2平面(10c)の少なくとも一方に対して傾斜した斜面部(25a、25b)を有すること、を特徴とする射出瞳拡張素子(1、1B)である。
第3の発明は、第2の発明に記載の射出瞳拡張素子(1、1B)において、前記第1平面(10b)と同じ側に設けられた前記斜面部を第1斜面部(25a)とし、前記第2平面(10c)と同じ側に設けられ、前記第1斜面部(25a)と対向して設けられた前記斜面部を第2斜面部(25b)とし、前記第1平面(10b)と前記第1斜面部(25a)とがなす角をδ1とし、前記第2平面(10c)と前記第2斜面部(25b)とがなす角をδ2とし、前記導波部(10a)を導波する光が前記第1平面(10b)の法線となす角をθとし、前記導波部(10a)の屈折率をn1としたときに、0°≦δ1<90°であり、0°≦δ2<90°であるものとし、δ1=0°の場合には、前記第1斜面部(25a)は、前記第1平面(10b)と同一平面であり、δ2=0°の場合には、前記第2斜面部(25b)は、前記第2平面(10c)と同一平面であり、前記第1斜面部(25a)と前記第2斜面部(25b)との少なくとも一方を備えており、δ1<θ−asin(1/n1)及びδ2<θ−asin(1/n1)の双方を満たすこと、を特徴とする射出瞳拡張素子(1、1B)である。
第4の発明は、第2の発明から第3の発明までのいずれかに記載の射出瞳拡張素子(1、1B)において、前記斜面部(25a、25b)には、光吸収作用を有する光吸収層が設けられていること、を特徴とする射出瞳拡張素子(1、1B)である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかに記載の射出瞳拡張素子(1、1B)において、入射した光が進む向きを偏向させて前記拡張部(22B)へ進め、前記拡張部(22B)が光を拡張する向きと交差する向きに射出瞳を拡張する第2拡張部(23)をさらに備えること、を特徴とする射出瞳拡張素子(1、1B)である。
第6の発明は、互いに平行な第1平面(10b)及び第2平面(10c)を有する平板状に構成され光を導波する導波部(10a)と、前記導波部(10a)の端部の少なくとも一部に設けられ、前記端部に到達する光を、前記導波部(10a)の外へ出射させる、又は、吸収させる、の少なくとも一方の機能を有する迷光低減部(25、225)と、を備える導波部材である。
本発明によれば、導波部の端部に到達する迷光を低減することができる射出瞳拡張素子、導波部材を提供することができる。
本発明による射出瞳拡張素子1の第1実施形態を示す図である。 射出瞳拡張素子1を図1中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。 迷光低減部25の部分を拡大した断面図である。 シミュレーションを行った比較例と実施例との形状を示す図である。 シミュレーションを行った条件と結果を示す図である。 本発明による射出瞳拡張素子1Bの第2実施形態を示す図である。 射出瞳拡張素子1Bを図16中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。 射出瞳拡張素子1Bを図16中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。 シミュレーション条件を説明する図である。 シミュレーションにより得られた映像を迷光低減部225の有無で並べて比較する図である。 図10において矢印で示したライン上の輝度分布をグラフ化して示す図である。 輝度を数値化して示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による射出瞳拡張素子1の第1実施形態を示す図である。
図2は、射出瞳拡張素子1を図1中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、シート面とは、各シートにおいて、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであるとする。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。例えば、仮に可視光を透過しないものであっても、赤外線を透過するものであれば、赤外線用途に用いる場合においては、透明として取り扱うものとする。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において規定する具体的な数値には、一般的な誤差範囲は含むものとして扱うべきものである。すなわち、±10%程度の差異は、実質的には違いがないものであって、本件の数値範囲をわずかに超えた範囲に数値が設定されているものは、実質的には、本件発明の範囲内のものと解釈すべきである。
本実施形態の射出瞳拡張素子1は、ヘッドマウントディスプレイに用いられて射出瞳を複数に分けて拡張する光学的機能を備えたシート状の素子であり、基材層10と、賦型層20とが層状に重ねられた構成となっている。なお、射出瞳拡張素子1は、フィルム状、又は、板状に構成されていてもよい。
基材層10は、射出瞳拡張素子1を製造するときにベースとして用いられ、また、光が導波する導波部の主要な部分を構成する層である。
賦型層20は、基材層10の表面側に積層されている。賦型層20は、その表面に入射部21及び出射部22を備えている。
基材層10及び賦型層20は、入射部21から入射された映像光等の光を出射部22側に向けて導波させるための導波部(コア)10aを構成する。したがって、基材層10及び賦型層20は、導波する光に対する屈折率が実質的に同一、又は、屈折率が非常に近い材料により構成される。また、入射部21と出射部22が構成されている部分も含めて、光を導波(伝播)する領域を導波部10aと呼ぶこととする。この導波部10aは、互いに平行な2つの平面(第1平面10b及び第2平面10c)を有し、平板状に構成されており、内部において反射を繰り返して光を導波する。
基材層10を構成する材料としては、例えば、光学ガラス、PET、ポリカーボネート、アクリル系樹脂等が挙げられる。また、賦型層20を構成する材料としては、例えば、アクリル系紫外線硬化樹脂等の紫外線硬化性樹脂材料等が挙げられる。基材層10を構成する材料及び賦型層20を構成する材料は、いずれも、導波する光に対して透明である。
本実施形態において、基材層10及び賦型層20がコア(導波部10a)を構成し、その周囲に位置する空気(大気)がクラッドを構成することで、基材層10及び賦型層20を導波部10aとして光を導波することができる。したがって、基材層10及び賦型層20を構成する材料としては、クラッドを構成する空気(大気)よりも屈折率の大きい材料が用いられる。これにより、基材層10及び賦型層20により構成されるコアと空気(大気)により構成されるクラッドとの界面で反射しながら光を効率的に導波させることができる。
本実施形態では、入射部21は、3レベルの回折格子により構成されている。入射部21の回折格子は、一定のピッチPで繰り返し配列され、かつ、その配列の方向(図1から図3中の左右方向)と直交する一方向(図1中の上下方向、図2及び図3中の紙面奥行き方向)に延在する高屈折率部211を備えている。
また、入射部21の回折格子は、高屈折率部211の間に形成され、高屈折率部211よりも屈折率が低い低屈折率部212を有する。本実施形態では、上述したように、低屈折率部212は、空気により構成されているが、屈折率が高屈折率部211よりも十分に低い材料でこの領域を埋める構成としてもよい。
射出瞳拡張素子1のシート面に対して垂直に進み入射部21へ入射する光は、入射部21の回折格子によって回折した回折光が基材層10(導波部10a)内に進む。そして、この回折光の回折角θが導波部10aの全反射条件を満たすように回折格子のピッチPが設定されている。具体的には、入射部21の回折格子のピッチPは、導波する光の波長λよりも短く構成されている。
導波部10aで光が伝播する条件は、全反射条件を満たす必要があるので、コア:導波部10a(基材層10及び賦型層20)の屈折率をn1、クラッド(空気部分)の屈折率をn2とし、全反射臨界角をθとすると、sin(θ)=n2/n1であり、全反射をする条件としては、以下の式を満たす必要がある。
θ>asin(n2/n1)
sin(θ)>n2/n1・・・式(1)
一方、入射部21に入射した光の回折角をθとすると、回折格子の公式から、波長λとピッチPと回折角θとの関係を以下の式により表すことができる。
n1×sin(θ)=λ/P
sin(θ)=λ/(P×n1)・・・式(2)
この式(2)を上記式(1)の全反射条件に代入すると、以下の関係式が得られる。
λ/(P×n1)>n2/n1
λ>P×n2
ここで、n2=1(空気の屈折率)であるので、P<λとなり、入射部21の回折格子のピッチPを、導波する光の波長λよりも短くすることにより、入射部21に垂直に入射する光は、導波部10a内を全反射しながら導波することが可能となる。
導波部10a内を導波した光は、出射部22に到達する。ここで、図2に示すように、出射部22にも回折格子が構成されており、この出射部22の回折格子により、導波部10a内を導波してきた光は出射部22から出射する。
出射部22の回折格子は、入射部21の回折格子と同様な3レベルの回折格子により構成されている。また、出射部22の回折格子は、一定のピッチPで繰り返し配列され、かつ、その配列の方向と直交する一方向(入射部21の回折格子が延在する方向と同一方向)に延在する高屈折率部221を有している。さらに、出射部22の回折格子は、導波部10a内を導波してきた光を出射させるために、多段階の凹凸形状の向きが、入射部21の回折格子とは反対向きに配置されている。
出射部22の回折格子は、回折効率が100%ではないので、出射部22の回折格子に最初に到達する光のうちの一部だけが出射し、残る光は、さらに反射を続けて導波方向の下流側(入射部21から遠ざかる方向であり、図2中の右側)へさらに進み、再び出射部22の回折格子に到達する。この再び出射部22の回折格子に到達する光も、一部だけが出射し、残る光は、さらに反射を続ける。これを繰り返すことにより、射出瞳が複数形成されて、射出瞳の拡張作用を得ることができる。このように、本実施形態では、出射部22は、射出瞳を拡張する拡張部としての機能も兼ねている。射出瞳が拡張(複数に分割)されることにより、観察位置(目の位置)が移動しても、いずれかの射出瞳が観察可能となり、目の位置が特定の位置に限定されずに使い勝手を向上できる。なお、図2では、3つの射出瞳に分けられるように簡素化して示しているが、実際にはより多くの射出瞳に拡張(分割)される。
ここで、出射部22の回折格子から出射する回折光の量は、光が到達した位置の回折格子の回折効率に応じた分量だけ出射し、出射できなかった光がさらに導波される。よって、光の導波方向の下流側になるほど回折格子に到達する光の光量は少なくなるが、出射部22から出射できずに、導波部10aの端部に到達する光(迷光)が存在する。この迷光が、端部で反射して出射部22へ向けて戻ると、本来の映像光とともに迷光が出射し、観察される映像のコントラストが低下する等、映像が劣化してしまうおそれがある。
この迷光を低減するために、本実施形態の射出瞳拡張素子1は、迷光低減部25を備えている。
図3は、迷光低減部25の部分を拡大した断面図である。
本実施形態の迷光低減部25は、導波部10aの端部の全てに設けられている。迷光低減部25は、導波部10aの第1平面10b及び第2平面10cに対して傾斜した第1斜面部25aと第2斜面部25bとの2つの斜面部を有した断面形状が楔形状に構成されている。迷光低減部25では、迷光を図25に示すように、一回斜面部で全反射させたのち、対向する斜面部から外部へ迷光を出射することにより、迷光が出射部22へ戻ることを防止することにより、出射部22から出射する迷光を低減する。この効果を有効に発揮するためには、迷光低減部25は、以下の条件を満たすことが望ましい。
第1平面10bと同じ側に設けられた斜面部を第1斜面部25aとし、第2平面10cと同じ側に設けられ、第1斜面部25aと対向して設けられた斜面部を第2斜面部25bとする。また、第1平面10bと第1斜面部25aとがなす角をδ1とし、第2平面10cと第2斜面部25bとがなす角をδ2とし、導波部10aを導波する光が前記第1平面の法線となす角(すなわち、導波する光の反射角)をθとし、導波部10aの屈折率をn1とする。
ここで、0°≦δ1<90°であり、0°≦δ2<90°であるものとすると、δ1=0°の場合には、第1斜面部25aは、第1平面10bと同一平面であり、δ2=0°の場合には、第2斜面部25bは、第2平面10cと同一平面である。迷光低減部25は、第1斜面部25aと第2斜面部25bとの少なくとも一方を備えているものとする。この条件において、迷光低減部25は、
δ1<θ−asin(1/n1)・・・式(3)
及び
δ2<θ−asin(1/n1)・・・式(4)
の双方を満たせば、図3に例示するように迷光を適切に外部へ出射させることができる。
上記式(3)及び式(4)は、第1斜面部25a及び第2斜面部25bにおける全反射条件、
θ−δ1>asin(1/n1)
及び
θ−δ2>asin(1/n1)
から導かれるものである。
なお、第1斜面部25a及び第2斜面部25bの表面に屈折率n2の膜(層)が設けられていても、上記式(3)及び式(4)を満たせば、同様な効果を得ることができる。
そこで、第1斜面部25a及び第2斜面部25bの表面に光吸収層を設けてもよい。この光吸収層を設けることにより、第1斜面部25a及び第2斜面部25bから出射する光を吸収でき、外部から観察したときに端部が光って見えることを抑えることが可能である。
ここで、迷光低減部25の効果を検証するシミュレーションを行った。このシミュレーションは、ビーム伝播法(「回折光学素子の数値解析とその応用」丸善出版、小舘香椎子監修)により行った。
図4は、シミュレーションを行った比較例と実施例との形状を示す図である。
図5は、シミュレーションを行った条件と結果を示す図である。
図5において、戻り率(%)は、導波部10aの端部へ向けて進んだ光が逆方向へ戻る割合を示している。
比較例1では、迷光低減部25を構成していないことから、戻り率は、3.79%と高い値を示していた。
比較例2では、迷光低減部25の形状を備えているが、迷光低減部25の寸法が、式(3)及び式(4)を満たしていないことから、戻り率は、1.32%であった。この結果は、比較例よりは良好な結果を示しているものの、映像光の劣化を防ぐためには、戻り率1.0%未満とすることが望ましい。
実施例1及び実施例2では、式(3)及び式(4)を満たしており、戻り率は、それぞれ、0.46%及び0.47%という、非常に良好な結果を得られている。また、実施例1及び実施例2の結果に実質的に差がないことからも、式(3)及び式(4)を満たしていれば、迷光が効果的に外部に出射されることが確認できる。よって、迷光低減部25の形状を必要以上に長くする必要がない。
以上説明したように、第1実施形態によれば、射出瞳拡張素子1は、迷光低減部25を備えることにより、出射部22へ戻る迷光を効果的に低減することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明による射出瞳拡張素子1Bの第2実施形態を示す図である。
図7は、射出瞳拡張素子1Bを図16中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
図8は、射出瞳拡張素子1Bを図16中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
また、図6から図8中には、方向が明確になるように、X,Y,Zの直交座標軸を示した。
先に説明した第1実施形態の射出瞳拡張素子1では、一方向(1次元方向:図1中の左右方向)についてのみ射出瞳を拡張する形態の素子であった。これに対して、第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、直交する2方向(2次元方向)で射出瞳を拡張する構成となっている。
第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、基本的な構成が同様な3枚の射出瞳拡張素子1B−1、射出瞳拡張素子1B−2、射出瞳拡張素子1B−3を間に空気層を挟んで組み合わせた構成となっている。3枚の射出瞳拡張素子1B−1、射出瞳拡張素子1B−2、射出瞳拡張素子1B−3を保持する構成は、フレームで支えてもよいし、部分的に接着してもよいし、これらの他にさらに保護板等を積層してもよい。
射出瞳拡張素子1B−1と、射出瞳拡張素子1B−2と、射出瞳拡張素子1B−3とでは、回折して導波及び瞳拡張する対象の光の波長がそれぞれ異なっており、そのために、回折格子のピッチがそれぞれ異なっている。回折格子は、波長選択性が高く、対象とする波長以外の光には、回折作用を及ぼさない。よって、それぞれの射出瞳拡張素子1B−1、射出瞳拡張素子1B−2、射出瞳拡張素子1B−3が、赤、青、緑の3原色の波長の回折を行うように構成されることにより、カラー画像の射出瞳拡張を行うことが可能である。
なお、ピッチ以外の点については、射出瞳拡張素子1B−1、射出瞳拡張素子1B−2、射出瞳拡張素子1B−3は、いずれも同様な構成となっているので、以下の説明では、特にこれら3枚を区別することなく、射出瞳拡張素子1Bとして説明する。
第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、第1実施形態の射出瞳拡張素子1と同様に、基材層10と、賦型層20とを備えている。
第2実施形態の賦型層20は、その表面に入射部21と、第2拡張部23と、出射部22Bを備えている。
入射部21は、第1実施形態の入射部21と同様である。
第2拡張部23は、2レベルの回折格子により構成されており、入射部21から導波された光が進む向きに対して、45°傾いた向きに高屈折率部231が延在して配置されている。第2拡張部23は、入射部21から入射した光が進む向きを90°偏向させて出射部22Bへ進め、出射部22(第1拡張部)が光を拡張する向きと90°交差する向き、すなわち図中のX軸方向に射出瞳を拡張する(図6参照)。なお、図6では、射出瞳が3本に拡張されるように描いているが、実際は、第2拡張部23において反射を繰り返す数に応じた本数に射出瞳が分割されて拡張される。また、図6では、入射部21から入射した光が、45傾いた第2拡張部23により90°偏向させて出射部22Bに光が進むとしているが、角度や配置は、これに限ったものではない。
出射部22Bは、配置位置が異なる点と、高屈折率部221Bの配列方向が異なる点とが、第1実施形態の出射部22と異なっている。出射部22Bには、第2拡張部23によって偏向及び拡張された光が到達し、第1実施形態の出射部22と同様に、光を順次出射しながら射出瞳を分割して拡張する(図8参照)。出射部22Bが射出瞳を拡張する方向は、第2拡張部23が射出瞳を拡張する方向と直交する方向、具体的には、図中のY軸方向に射出瞳を拡張する。
また、第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、第1実施形態と同様に導波部10aの端部に、迷光低減部225を備えている。迷光低減部225の構成は、第1実施形態の迷光低減部25と同様である。
第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bの構成について、画像の見え方をシミュレーションして、その効果を確認したので、以下に説明する。このシミュレーションは光線追跡法(「回折光学素子の数値解析とその応用」丸善出版、小舘香椎子監修)により行った。
図9は、シミュレーション条件を説明する図である。
シミュレーションは、射出瞳拡張素子1Bの他、光源LSと、パターンPTと、レンズL1と、レンズL2と、スクリーンSとを配置する構成について行った。
射出瞳拡張素子1Bは、入射部21が0.5mm×0.5mm、第2拡張部23が1mm×2mm、出射部22Bが2mm×2mmの大きさであり、入射部21と第2拡張部23との中心間距離が5mm、第2拡張部23と出射部22Bとの中心間距離が4mmである。また、射出瞳拡張素子1Bは、基材層10が厚さ0.3mmで、10mm×10mmの大きさとした。
射出瞳拡張素子1Bは、迷光低減部225を備える本実施形態と、迷光低減部225を備えず平坦な端面とした比較例とを用意した。迷光低減部225を備える形態では、その形状は、第1実施形態の図4(c)と同様な形状とした。
入射光学系として、光源LSには、LED光源を想定し、波長530nmの単波長光を、透過性の白黒チェック柄のパターンPTを透過させる。光源LSとパターンPTとの距離は0.1mmである。この光路下流側に、レンズL1を配置した。レンズL1は、焦点距離が4mmとし、パターンPTとレンズL1との距離は、4mmである。また、レンズL1と入射部21との距離は、1mmである。
出射光学系として、レンズL2は、焦点距離が8mmであり、出射部22BとレンズL2との距離は、2mmである。レンズL2を透過した光は、スクリーンSに投影される。スクリーンSは、レンズL2から8mmの位置に配置した。
図10は、シミュレーションにより得られた映像を迷光低減部225の有無で並べて比較する図である。
迷光低減部225を備えた結果の図10(b)の画像の方が、迷光低減部225を備えない結果の図10(a)の画像よりも明らかにコントラストが向上して観察された。ただし、図10の印刷画像では、その違いがわかりにくいので、図10中に矢印で示した位置のデータを抽出して、より詳細に数値化して説明する。
図11は、図10において矢印で示したライン上の輝度分布をグラフ化して示す図である。
図12は、輝度を数値化して示す図である。
図11中において矢印で示した範囲aの輝度の積算値をAとし、範囲bの輝度の積算値をBとし、範囲cの輝度の積算値をCとして図12に示した。また、図12には、((A+C)/2)/Bを演算した結果についても示した。
図10において白色の領域と黒色の領域との輝度差が大きい程、コントラストの高い画像であるといえる。((A+C)/2)/Bの演算値は、黒色範囲を基準とした場合の白色範囲の大きさを表すものであり、この値が大きい程、コントラストが高いと判断できる。図12の結果を見ると、迷光低減部を設けた方が迷光低減部を設けていないものと比べて、コントラストが高いことが明らかであり、迷光の低減効果を確認できた。
以上説明したように、第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、迷光低減部225を備えたことにより、第1実施形態と同様に、導波部の端部に到達する迷光を低減することができる。
また、第2実施形態の射出瞳拡張素子1Bは、出射部(第1拡張部)22と、第2拡張部23とを備えているので、直交する2方向に射出瞳を拡張することができ、映像等をより観やすい環境を提供可能である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、3レベルの回折格子、及び、2レベルの回折格子を例示して説明した。これに限らず、例えば、4レベル以上の多段階の凹凸形状を備えた回折格子に本発明を適用してもよい。
(2)各実施形態において、射出瞳拡張素子は、ヘッドマウントディスプレイに用いられる例を挙げて説明したが、射出瞳拡張素子の用途は、ヘッドマウントディスプレイに限らず、どのような用途であってもよい。
(3)各実施形態において、射出瞳拡張素子に迷光低減部を設ける例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、射出瞳拡張効果を持たない導波部材の端部に迷光低減部を備えてもよい。
(4)各実施形態において、迷光低減部が全ての端部に設けられている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、迷光低減部は、一部の端部に設ける形態としてもよい。
(5)各実施形態において、迷光低減部は、第1斜面部と第2斜面部との2つの対向する長さの等しい斜面を有し、断面形状が2等辺三角形形状に構成されている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、第1斜面部と第2斜面部との長さが異なっていてもよいし、斜面部が一方のみに設けられている形状としてもよい。さらに、斜面部は、断面形状が直線に限らず、断面形状が曲線、すなわち、曲面で構成された斜面であってもよい。さらに、迷光低減部の形状は、3つ以上の斜面部を備えていてもよい。さらに、迷光低減部は、先端が尖っている必要はなく、R面取りやC面取りされていたりしてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1,1B 射出瞳拡張素子
10 基材層
10a 導波部
10b 第1平面
10c 第2平面
20 賦型層
21 入射部
22,22B 出射部
23 第2拡張部
25 迷光低減部
25a 第1斜面部
25b 第2者面部
211,221,221B,231 高屈折率部
212,222,222B,232 低屈折率部
225 迷光低減部

Claims (6)

  1. 互いに平行な第1平面及び第2平面を有する平板状に構成され光を導波する導波部と、
    前記導波部上に配置、又は、前記導波部と一体に構成され、射出瞳を複数に分けて拡張して出射する拡張部と、
    を備え、
    前記導波部の端部の少なくとも一部に設けられ、前記端部に到達する光を、前記導波部の外へ出射させる、又は、吸収させる、の少なくとも一方の機能を有する迷光低減部と、
    を備える射出瞳拡張素子。
  2. 請求項1に記載の射出瞳拡張素子において、
    前記迷光低減部は、前記導波部の前記第1平面及び前記第2平面の少なくとも一方に対して傾斜した斜面部を有すること、
    を特徴とする射出瞳拡張素子。
  3. 請求項2に記載の射出瞳拡張素子において、
    前記第1平面と同じ側に設けられた前記斜面部を第1斜面部とし、
    前記第2平面と同じ側に設けられ、前記第1斜面部と対向して設けられた前記斜面部を第2斜面部とし、
    前記第1平面と前記第1斜面部とがなす角をδ1とし、
    前記第2平面と前記第2斜面部とがなす角をδ2とし、
    前記導波部を導波する光が前記第1平面の法線となす角をθとし、
    前記導波部の屈折率をn1としたときに、
    0°≦δ1<90°であり、0°≦δ2<90°であるものとし、
    δ1=0°の場合には、前記第1斜面部は、前記第1平面と同一平面であり、
    δ2=0°の場合には、前記第2斜面部は、前記第2平面と同一平面であり、
    前記第1斜面部と前記第2斜面部との少なくとも一方を備えており、
    δ1<θ−asin(1/n1)
    及び
    δ2<θ−asin(1/n1)
    の双方を満たすこと、
    を特徴とする射出瞳拡張素子。
  4. 請求項2から請求項3までのいずれかに記載の射出瞳拡張素子において、
    前記斜面部には、光吸収作用を有する光吸収層が設けられていること、
    を特徴とする射出瞳拡張素子。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の射出瞳拡張素子において、
    入射した光が進む向きを偏向させて前記拡張部へ進め、前記拡張部が光を拡張する向きと交差する向きに射出瞳を拡張する第2拡張部をさらに備えること、
    を特徴とする射出瞳拡張素子。
  6. 互いに平行な第1平面及び第2平面を有する平板状に構成され光を導波する導波部と、
    前記導波部の端部の少なくとも一部に設けられ、前記端部に到達する光を、前記導波部の外へ出射させる、又は、吸収させる、の少なくとも一方の機能を有する迷光低減部と、
    を備える導波部材。
JP2019001726A 2019-01-09 2019-01-09 射出瞳拡張素子、導波部材 Active JP7363031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001726A JP7363031B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 射出瞳拡張素子、導波部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001726A JP7363031B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 射出瞳拡張素子、導波部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020112614A true JP2020112614A (ja) 2020-07-27
JP7363031B2 JP7363031B2 (ja) 2023-10-18

Family

ID=71666867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001726A Active JP7363031B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 射出瞳拡張素子、導波部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7363031B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024678A1 (en) * 2022-07-26 2024-02-01 Sony Group Corporation Light guide plate unit and image display device

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07270614A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Central Glass Co Ltd ホログラフィック表示装置
JP2004157520A (ja) * 2002-07-17 2004-06-03 Crf Soc Consortile Per Azioni ヘッド・マウント型若しくはヘッド・アップ型表示装置用光ガイド部材
JP2008523433A (ja) * 2004-12-13 2008-07-03 ノキア コーポレイション 表示装置において近焦点で光線拡張するシステム及び方法
JP2012168427A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Seiko Epson Corp 虚像表示装置
CN106226902A (zh) * 2016-07-18 2016-12-14 深圳珑璟光电技术有限公司 用于增强现实显示的交互头戴显示设备
WO2018110849A2 (ko) * 2016-12-14 2018-06-21 주식회사 엘지화학 차광막이 형성되어 있는 도파관 및 이의 제조방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10061124B2 (en) 2016-04-29 2018-08-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Robust architecture for large field of view components

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07270614A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Central Glass Co Ltd ホログラフィック表示装置
JP2004157520A (ja) * 2002-07-17 2004-06-03 Crf Soc Consortile Per Azioni ヘッド・マウント型若しくはヘッド・アップ型表示装置用光ガイド部材
JP2008523433A (ja) * 2004-12-13 2008-07-03 ノキア コーポレイション 表示装置において近焦点で光線拡張するシステム及び方法
JP2012168427A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Seiko Epson Corp 虚像表示装置
CN106226902A (zh) * 2016-07-18 2016-12-14 深圳珑璟光电技术有限公司 用于增强现实显示的交互头戴显示设备
WO2018110849A2 (ko) * 2016-12-14 2018-06-21 주식회사 엘지화학 차광막이 형성되어 있는 도파관 및 이의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024678A1 (en) * 2022-07-26 2024-02-01 Sony Group Corporation Light guide plate unit and image display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP7363031B2 (ja) 2023-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102493252B1 (ko) 도파관 구조체
JP2021517265A (ja) 射出瞳拡大器
JP2021512357A (ja) 格子ミラーを有する回折ディスプレイ要素
JP2005524096A5 (ja)
JP2020507798A (ja) 静的マルチビューディスプレイ及び方法
KR20200110183A (ko) 회절 도광판
JPWO2017030207A1 (ja) 光学デバイス
WO2022206561A1 (zh) 衍射波导及电子设备
JP6418065B2 (ja) 光デバイス
WO2013035791A1 (ja) 導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置
JP7363031B2 (ja) 射出瞳拡張素子、導波部材
JP6316940B2 (ja) 波長選択性を有する光学素子及びこれを用いた灯具装置
CN218567743U (zh) 光学装置和近眼显示设备
JP7293593B2 (ja) 射出瞳拡張素子
KR102157554B1 (ko) 회절 도광판 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
KR102486664B1 (ko) 회절 도광판 모듈
JP2021033252A (ja) 光学部材及び表示装置
KR102601442B1 (ko) 홀로그래픽 도광판
KR102486828B1 (ko) 회절 도광판 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
JP5363535B2 (ja) 導光板
WO2023188657A1 (ja) 光学系、及び、画像表示装置
TW202109138A (zh) 繞射光導板以及包括其之顯示器裝置
WO2022259757A1 (ja) 光学系、及び、画像表示装置
KR102486832B1 (ko) 회절 도광판 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
JP7275296B2 (ja) 回折導光板およびこれを含むディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7363031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150