JP2020110836A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法 - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法 Download PDFInfo
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Description
第一の側面の情報処理装置は、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、を有する。
第二の側面に係る第1の情報処理方法は、
情報処理装置が、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、ことを含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
を有する情報処理システムであってもよい。
また、本明細書の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない場合がある。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、鋳型又は消失模型に塗布する塗型剤の濃度の調整管理をその塗布作業現場で行うための装置である。情報処理装置は、作業現場に設置されるコントローラ20によって実現される。
はじめに、鋳型に塗型剤を塗布する作業を行う作業現場の概要について説明する。
図1は、鋳型に塗型剤を塗布する作業現場の構成と配管の例を示す図である。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらないと思しき部分の構成については省略してあり、図示されていない。作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、濾過槽216と、処理槽220とが設けられており、各槽の間には配管が設けられており、塗型剤又は溶媒が各配管を通って各槽の間で移送される。
図2は、本実施形態のコントローラ20のハードウェア構成を示すブロック図である。
コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、ストレージ23と、I/O(Input/Output)24と、通信I/F(InterFace)25と、操作部(図中、「SW」(SWitch)と示す)26と、表示部27と、を有する。
図3は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置100は、取得部102と、処理部104と、を備える。
取得部102は、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値D1を取得する。
処理部104は、センサ90の測定値D1を用いて、鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つ(以後、算出値D2とも呼ぶ。)を算出する。
次に、塗型剤と塗型剤の塗布方法について説明する。
鋳造用塗型剤とは、鋳型や中子の表面に塗布されるスラリー状の材料である。塗型剤を塗布する目的は、鋳物の溶湯と鋳型材料との間に塗布することにより、砂粒間に溶湯が侵入するのを防ぐこと、物理的または化学的な焼着を防ぐこと、鋳型から発生したガスを遮蔽することにより、鋳物にガス欠陥が生じるのを防ぐことで、鋳肌を良好にすること等である。また、消失模型に塗布する消失模型鋳造法の塗型用途では、溶湯の熱により消失模型が熱分解した後の空間に溶湯が充填される際に、模型が熱分解して発生したガスを適切に排出するとともに、溶湯が充填された際に、鋳型への溶湯の侵入を防ぐ目的で塗布する。
塗型剤は、上記の材料を混合したものを高固形分のペースト、又は濃厚分散液の形態で準備され、塗布作業での使用前に溶媒で希釈して所定の濃度を有するスラリー状にする。塗型剤の塗布方法、鋳型の形状、砂粒度、鋳物材質、作業現場の環境(気温、液温、湿度等)等によって最適な濃度が異なるため、作業現場で適切な値に調整する必要がある。
ボーメ度は、センサ90の測定値D1(本実施形態では、比重、又は比重に相関性をする値)から算出される算出値D2である。図4(b)に示すように、塗型剤の濃度(算出値D2)と比重(測定値D1)の関係は非線形の関係を有する。
センサ90は、例えば、X線又はγ線源を用いた透過式の密度計であり、配管の外側に取り付けて測定でき、配管内を流れる液体の密度を非接触に計測できるものを用いる。なお、本実施形態では、センサ90としてγ線源を用いた透過式の密度計を用いるものとするが、これに限定されず、振動式のものでもよく、振動式の密度計の場合は、配管の内側にセンシング部が露出し、塗型剤と接触する。
センサ90は、例えば、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである。
作業現場では、塗布作業中と濃度調整中で塗型剤が流れる配管の流路が切り換えられる。
図1と同様に、図6は、鋳型に塗型剤を塗布する作業現場の構成と配管の例を示す図である。図1は塗型剤を塗布作業中の例であり、図6は塗型剤を調整中の例である。
作業現場の作業手順について説明する。図7は、塗型剤の調整工程ST1および塗布工程ST2の手順の一例を示すフローチャートである。図中、実線で示すステップは情報処理装置100の処理手順を示し、破線で示すステップは情報処理装置100の処理以外の作業工程又は処理手順を示している。塗型剤の調整工程ST1はステップS101〜ステップS107を有し、塗布工程ST2はステップS111〜ステップS117を有する。
まず、塗型剤の調整工程ST1について図6と図7を用いて説明する。
ステップS101において、調整槽212に図示されない塗型剤のペースト又は濃厚分散液が作業者によって投入される。塗型剤を希釈する溶媒は溶媒槽210に収容されている。そして、ポンプP1を稼働させて溶媒槽210から調整槽212に溶媒が一定量ずつ投入される。溶媒の投入量は、ポンプP1の動作によって制御される。溶媒の投入量の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
流路が切り換えられた後、塗型剤の塗布工程ST2に移る。図1と図7を用いて塗布工程ST2について説明する。
調整工程ST1で濃度調整された塗型剤は調整槽212から撹拌槽214に移送され、撹拌槽214に収容される(ステップS111)。また、塗布工程ST2中であっても、撹拌槽214内の塗型剤がなくなった場合は、ポンプP2を動作させ、バルブVcを開けて調整槽212の塗型剤を撹拌槽214に補給する。塗型剤が撹拌槽214に所定量収容されたらポンプP2を停止してバルブVcも閉じる。
図7において、情報処理装置100は、塗型剤が流れる配管に取り付けられ、塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値D1を取得し、センサ90の測定値D1を用いて、塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する(ステップS103、ステップS113)。
図8は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、算出したボーメ度をコントローラ20の表示部27に表示する構成を有する点以外は上記実施形態と同じである。
図12は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、表示したボーメ度の履歴を記録する構成を有する点以外は、図3又は図8の上記実施形態と同じである。図12の構成例では、図8の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
図15は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、履歴記憶部120に蓄積した履歴情報を管理サーバに送信する構成を有する点以外は、いずれかの上記実施形態と同じである。図15の構成例では、図12の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
送信部124は、履歴記憶部120に記憶された履歴情報を管理サーバ40に送信する。履歴情報は、管理サーバ40により集中管理される。本実施形態では、送信部124は、履歴記憶部120に記憶された履歴情報を送信しているが、これに限定されない。例えば、取得部102がセンサ90に蓄積された測定値の履歴情報を用いて処理部104がそれぞれ算出した算出値の履歴情報を送信部124が送信してもよい。
情報処理システムは、複数の鋳造工場9(顧客ユーザ(図中、ユーザU1、U2、U3、・・・と示す))に様々なサービスの提供を行う。
管理サーバ40は、さらに、ユーザ毎に情報を管理する。例えば、鋳造工場9毎に、ユーザ情報を登録する。
ウェブサーバ50は、ユーザ専用のウェブページをウェブサイト52に構築し、各ユーザがユーザ端末32を用いてログインすることで、ユーザ専用ページにアクセスし、各種サービスを受けることができる。
図17は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、塗布作業中に塗型剤の濃度を調整する構成を有する点以外は、いずれかの上記実施形態と同じである。図17の構成例では、図3の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
この構成によれば、塗型剤の濃度を調整することで一定の値に保つことができる。よって、塗型剤の濃度を適切な値に保持することができるので、鋳肌を良好に保つことができ、鋳型の品質も保つことができる。
たとえば、本発明によれば、他の実施形態として、上記実施形態のいずれかの情報処理装置100と、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90と、を有する情報処理システムが提供されてもよい。
図19は、溶媒希釈により撹拌槽214内の塗型剤の濃度調整制御を行う構成例を示している。図19の例では、作業現場には、溶媒槽210と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。つまり、この例では、図1の調整槽212と濾過槽216とが含まれていない。バルブVbは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
図20は、塗型剤の濃度を濃くするための調整制御を行う構成例を示している。図20の例では、作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。言い換えれば、図19の例にさらに調整槽212が追加されている。調整槽212には、撹拌槽214内の塗型剤より高い濃度の塗型剤が収容されている。バルブVbとバルブVcは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
図21は、調整槽212にて塗型剤の濃度調整制御を行う構成例を示している。図21の例では、作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。つまり、この例では、図1の濾過槽216が含まれていない。図20の例では、撹拌槽214で塗布作業用の塗型剤が準備されていたが、この例では、調整槽212に塗布作業用に濃度調整された塗型剤が準備されて、塗布前又は塗布作業中に調整槽212から撹拌槽214に塗型剤が投入される点で図20の例とは相違する。また、図1の例では、撹拌槽214内の塗型剤の濃度も測定されているが、この例では調整槽212の塗型剤の濃度のみを測定することもできる点が図1の例と相違する。バルブVbは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
1. 鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
を備える情報処理装置。
2. 1.に記載の情報処理装置において、
前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理装置。
3. 1.または2.に記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理装置。
4. 1.から3.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理装置。
5. 1.から4.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理装置。
6. 5.に記載の情報処理装置において、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理装置。
7. 1.から6.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理装置。
8. 1.から7.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理装置。
9. 1.から8.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理装置。
10. 1.から9.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理装置。
11. 1.から10.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理装置。
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。
13. 12.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値を表示部に表示する情報処理方法。
14. 12.または13.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値の履歴を記憶部に記憶し、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理方法。
15. 12.から14.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値の履歴をサーバ方法に送信し、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ方法により集中管理される、情報処理方法。
16. 12.から15.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理方法。
17. 16.に記載の情報処理方法において、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理方法。
18. 12.から17.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理方法。
19. 12.から18.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記情報処理装置が、
当該指標をボーメ度に変換する情報処理方法。
20. 12.から19.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記情報処理装置が、
前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。
21. 12.から20.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する情報処理方法。
22. 12.から21.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理方法。
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する手順、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、を実行させるためのプログラム。
24. 23.に記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出される算出値を表示部に表示する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
25. 23.または24.に記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値の履歴を記憶部に記憶する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、プログラム。
26. 23.から25.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、プログラム。
27. 23.から26.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記指標は、比重に相関性を有し、
当該指標をボーメ度に変換する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
28. 23.から27.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
29. 23.から28.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
を備え、
前記情報処理装置は、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
を備える情報処理システム。
31. 30.に記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理システム。
32. 30.または31.に記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理システム。
33. 30.から32.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理システム。
34. 30.から33.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理システム。
35. 34.に記載の情報処理システムにおいて、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理システム。
36. 30.から35.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理システム。
37. 30.から36.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理システム。
38. 30.から37.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理システム。
39. 30.から38.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理システム。
40. 30.から39.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理システム。
42. 30.から40.のいずれか一つに記載の情報処理システムを用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
43. 41.に記載の方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
5 インターネット
7 クラウドデータセンタ
9 鋳造工場
10 鋳型製造装置
20 コントローラ
21 CPU
22 メモリ
23 ストレージ
24 I/O
25 通信I/F
26 操作部
27 表示部
28 バス
29 プログラム
30 事務所
32 ユーザ端末
40 管理サーバ
42 データベース
50 ウェブサーバ
52 ウェブサイト
60 メンテナンス部門
62 コンピュータ
70 管理部門
80 営業販売部門
90 センサ
92 γ線源
94 配管
100 情報処理装置
102 取得部
104 処理部
106 変換テーブル
110 表示処理部
120 履歴記憶部
122 履歴記録部
124 送信部
130 制御部
200 画面
202 撹拌羽根
210 溶媒槽
210 一定量ずつ溶媒槽
212 調整槽
214 撹拌槽
216 濾過槽
220 処理槽
300 画面
302 測定値表示部
304 設定値表示部
306 操作ボタン部
310 工程表示部
312 温度表示部
314 状態表示部
316 残量表示部
318 センサボタン
320 設定ボタン
322 グラフボタン
330 設定画面
340 運転履歴画面
342 操作ボタン部
D1 測定値
D2 算出値
M1、M2 モータ
P1、P2、P3 ポンプ
U1、U2、U3 ユーザ
Va、Vb、Vc バルブ
Vd 手動弁
Claims (17)
- 鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
を備える情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置において、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理装置。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理装置。 - 請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理装置。 - 情報処理装置が、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。 - コンピュータに、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する手順、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、を実行させるためのプログラム。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
を備える情報処理システム。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置を用いて塗型剤の濃度を管理する方法。
- 請求項14に記載の情報処理システムを用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
- 請求項15に記載の方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
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