JP2020110836A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塗型剤の塗布作業現場で塗型剤の濃度を適切に管理できる技術を提供する。【解決手段】情報処理装置100は、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値D1を取得する取得部102と、センサ90の測定値D1を用いて、鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部104と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法に関し、特に、鋳型用塗型剤の供給管理を行う情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム、管理方法、および製造方法に関する。
鋳型の表面に塗布する塗型剤の濃度調整を行う装置の一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された装置では、塗型剤の濃度を、塗型剤循環中のダイヤフラムポンプの振動回数を検出し、検出した振動回数を塗型剤濃度に変換し、得られた塗型剤濃度に応じて、希釈媒体又は濃縮媒体を塗型剤に供給して濃度を調整している。
また、特許文献2には、容器内の流体の密度をγ線により測定することが記載されている。この特許文献2に記載のシステムでは、流体により後方散乱される複数のγ線を検出し、検出されたγ線後方散乱を一の密度値に変換している。
特開2002−307142号公報 特開2008−139302号公報
塗型剤の塗布作業を行う現場では、塗型剤の濃度を示す単位として、ボーメ度と呼ばれる単位が用いられることが多い。一方で、流体の密度を計測するセンサは、流体の密度や比重が測定値として出力されるのが一般的である。
塗型剤の粘度は、得られる塗膜の表面の平滑性、厚み、鋳型内部への浸透深さに影響を及ぼすため、作業現場での塗型剤の濃度の管理が鋳型及びそれにより得られる鋳物の品質に大きく左右する。また、塗型剤は耐火性骨材、バインダー、および溶媒を含み、各成分の構成によって、比重とボーメ度の関係が変わる。さらに、塗型剤は、塗布方法、鋳型の形状、砂粒度、鋳物材質、作業現場の環境(気温、液温、湿度等)等によって最適な濃度が異なる。このように様々な条件によって、塗布作業に最適な塗型剤の濃度は異なるため、作業現場で濃度調整を行う際には、塗型剤毎に濃度の設定変更を行う必要があり、作業が煩雑であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、塗型剤の塗布作業現場で塗型剤の濃度を適切に管理できる技術を提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、情報処理装置に関する。
第一の側面の情報処理装置は、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、を有する。
第二の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
第二の側面に係る第1の情報処理方法は、
情報処理装置が、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第二の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
さらに、本発明の他の側面としては、上記情報処理装置と、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
を有する情報処理システムであってもよい。
また、本発明の他の側面としては、上記情報処理装置を用いて塗型剤の濃度を管理する方法であってもよいし、当該管理する方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する方法であってもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、塗型剤の塗布作業現場で塗型剤の濃度を適切に管理できる技術を提供できる。
塗型剤の塗布作業現場の構成と配管の例において塗型剤を塗布作業中の例を示す図である。 本発明の実施形態のコントローラのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 塗型剤の濃度と比重の変換ルールを説明するための図である。 センサの配管への取り付け例を示す断面図である。 塗型剤の塗布作業現場の構成と配管の例において塗型剤を調整中の例を示す図である。 塗型剤の調整工程および塗布工程の手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 コントローラの表示部に表示される通常時の画面の一例を示す図である。 コントローラの表示部に表示されるアラーム画面の一例を示す図である。 コントローラの設定画面の一例を示す図である。 第3の実施形態の情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 図12の情報処理装置が履歴情報を記憶する履歴記憶部のデータ構造の例を示す図である。 コントローラの表示部に表示される運転履歴画面の一例を示す図である。 第4の実施形態の情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 図15の情報処理装置が塗型剤の履歴情報を送信する管理サーバを含む情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 第5の実施形態の情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 図17の情報処理装置における濃度調整処理の手順の一例を示すフローチャートである。 塗型剤の塗布作業現場の構成と配管の例を示す図である。 塗型剤の塗布作業現場の構成と配管の例を示す図である。 塗型剤の塗布作業現場の構成と配管の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
また、本明細書の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない場合がある。
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、鋳型又は消失模型に塗布する塗型剤の濃度の調整管理をその塗布作業現場で行うための装置である。情報処理装置は、作業現場に設置されるコントローラ20によって実現される。
<塗型剤塗布作業現場の概要>
はじめに、鋳型に塗型剤を塗布する作業を行う作業現場の概要について説明する。
図1は、鋳型に塗型剤を塗布する作業現場の構成と配管の例を示す図である。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらないと思しき部分の構成については省略してあり、図示されていない。作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、濾過槽216と、処理槽220とが設けられており、各槽の間には配管が設けられており、塗型剤又は溶媒が各配管を通って各槽の間で移送される。
溶媒槽210は、塗型剤を希釈する溶媒を収容する容器である。溶媒は、メタノール等のアルコール、水のいずれかを含む。調整槽212は、塗型剤と溶媒槽210から溶媒を投入して混合し、塗型剤を所定の濃度に調整して準備するための容器である。撹拌槽214は、調整済みの塗型剤を収容し、使用するまで貯留する容器である。塗型剤は、撹拌槽214から吐出させて塗布作業に使用される。処理槽220は、撹拌槽214から吐出された塗型剤を鋳型に流しかける容器である。塗型剤は鋳型に流しかけられた後、処理槽220の底部に設けられた孔から撹拌槽214に排出される。手動弁Vdが閉じている場合に、撹拌槽214から吐出された塗型剤は濾過槽216に移送された後、撹拌槽214に戻される。
<コントローラのハードウェア構成>
図2は、本実施形態のコントローラ20のハードウェア構成を示すブロック図である。
コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、ストレージ23と、I/O(Input/Output)24と、通信I/F(InterFace)25と、操作部(図中、「SW」(SWitch)と示す)26と、表示部27と、を有する。
CPU21は、コントローラ20の各要素とバス28を介して接続され、各要素とともにコントローラ20全体を制御する。ストレージ23は、例えば、ROM(Read Only Memory)であり、コントローラ20を動作させるためのプログラム29や、そのプログラム29が動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する。メモリ22は、例えば、RAM(Random Access Memory)であり、プログラム29が動作するための作業領域や、送受信データを一時的記憶する領域を有する。
なお、メモリ22およびストレージ23は、フラッシュメモリやディスクドライブ等、他のメモリやストレージデバイスであってもよい。
I/O24は、CPU21と、コントローラ20内の他の要素間、または、コントローラ20と他の装置間のデータおよび制御信号の入出力制御を行う。他の装置とは、たとえば、コントローラ20に接続される配管内の塗型剤の比重を計測するセンサ90、各ポンプ、各バルブ、および各モータを制御する制御盤(不図示)、温度計等の各センサ(不図示)等と、これらの装置とコントローラ20のインタフェースとを含む。さらに、I/O24は、他の記録媒体の読み取りまたは書き込み装置(不図示)とのデータの入出力制御を行ってもよい。
通信I/F25は、コントローラ20と外部の装置との通信を行うためのネットワーク接続用インタフェースである。通信I/F25は、有線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよいし、無線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよい。本実施形態では、コントローラ20は、通信I/F25により携帯電話通信網、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、VPN(Virtual Private Network)、LAN(Local Area Network)、およびWAN(Wide Area Network)等の少なくともいずれか1つのネットワークに接続し、ゲートウェイ(GW:Gate Way)14を介して管理サーバと通信する。管理サーバについては後述する実施形態で説明する。
操作部26は、キー、ボタン、スイッチ、ダイヤルなどを含む。操作部26は、ユーザによる操作部26の操作を受け付け、CPU21に通知する。表示部27は、LED(Light Emitting Diode)表示器、ランプ、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示部27は、CPU21からの指示に従い、各表示器の点灯、点滅、又は消灯の制御や各種表示を行う。
<情報処理装置100の処理構成>
図3は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置100は、取得部102と、処理部104と、を備える。
取得部102は、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値D1を取得する。
処理部104は、センサ90の測定値D1を用いて、鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つ(以後、算出値D2とも呼ぶ。)を算出する。
また、実施形態において「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を得ること(能動的な取得)、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)の少なくとも一方を含む。能動的な取得の例は、他の装置にリクエストまたは問い合わせしてその返信を受信すること、及び、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等がある。また、受動的な取得の例は、配信(または、送信、プッシュ通知等)される情報を受信すること等がある。さらに、「取得」とは、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することであってもよい。
図3の情報処理装置100の各構成要素は、図2のコントローラ20を実現するコンピュータのCPU21、メモリ22、メモリ22にロードされた図3の構成要素を実現するプログラム29、そのプログラム29を格納するストレージ23、ネットワーク接続用インタフェース(通信I/F25)を中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
本実施形態のコンピュータプログラム29は、情報処理装置100を実現させるためのコンピュータ(コントローラ20)に、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値を取得する手順、センサ90の測定値を用いて、鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラム29は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム29は、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
コンピュータプログラム29を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータが使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム29が、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置100を実現する情報処理方法を実行させる。
なお、コントローラ20は、情報処理装置100の機能以外に、制御盤と接続され、各ポンプ、各バルブ、各モータを制御する機能も有してもよい。あるいは、情報処理装置100の機能以外は、他のコントローラで行う構成としてもよい。
<鋳造用塗型剤と塗布方法>
次に、塗型剤と塗型剤の塗布方法について説明する。
鋳造用塗型剤とは、鋳型や中子の表面に塗布されるスラリー状の材料である。塗型剤を塗布する目的は、鋳物の溶湯と鋳型材料との間に塗布することにより、砂粒間に溶湯が侵入するのを防ぐこと、物理的または化学的な焼着を防ぐこと、鋳型から発生したガスを遮蔽することにより、鋳物にガス欠陥が生じるのを防ぐことで、鋳肌を良好にすること等である。また、消失模型に塗布する消失模型鋳造法の塗型用途では、溶湯の熱により消失模型が熱分解した後の空間に溶湯が充填される際に、模型が熱分解して発生したガスを適切に排出するとともに、溶湯が充填された際に、鋳型への溶湯の侵入を防ぐ目的で塗布する。
塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する方法としては、例えば、塗型剤に浸漬する(ドブ漬け法)、刷毛を用いて塗る、スプレー塗布する、および塗型剤を流し塗る(ブッカケ法)等の方法がある。本実施形態では、ブッカケ法を用いて塗型剤を塗布する現場を例として説明するが、これに限定されない。他の方法を用いてもよく、設備環境、鋳物形状等によって選択することができる。
塗型剤は、耐火性骨材、バインダー、および溶媒を含む。塗型剤は、さらに、添加剤として分散剤および界面活性剤を含んでもよい。
耐火性骨材は、例えば、ジルコン、シリカ、タルク、アルミナ、ムライト、マグネシアおよび黒鉛のうち少なくとも1つを含む。耐火性骨材は、平均粒径が0.5μm〜50μ程度を有する。また、耐火性骨材は、増粘剤を含んでもよく、それによりチキソトロピック性を有する。
バインダーは例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、澱粉、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム等の水溶性高分子やアクリル系樹脂エマルション、ウレタン系樹脂エマルション、酢酸ビニル系樹脂エマルション等の各種の樹脂エマルション、アラビアガム、多糖類などの天然高分子、フェノール樹脂、フラン樹脂、ロジン、石油樹脂のような有機高分子類、エチルシリケート、ケイ酸ソーダなどの無機粘結剤の1種又は複数種を用いることができる。
溶媒は、メタノール、エタノール、プロピルアルコール等のアルコール、水のいずれかを含み、塗型剤を塗布した後、着火乾燥して除去されるか、バーナー・熱風等で加熱乾燥して鋳型から除去される。
<塗型剤の濃度調整>
塗型剤は、上記の材料を混合したものを高固形分のペースト、又は濃厚分散液の形態で準備され、塗布作業での使用前に溶媒で希釈して所定の濃度を有するスラリー状にする。塗型剤の塗布方法、鋳型の形状、砂粒度、鋳物材質、作業現場の環境(気温、液温、湿度等)等によって最適な濃度が異なるため、作業現場で適切な値に調整する必要がある。
また、塗型剤に含まれている溶媒の蒸発等により、塗布作業中に塗型剤の濃度が徐々に濃くなる場合もある。塗型剤の濃度が変わると塗型剤の粘度も変わる。塗型剤の粘度は、得られる塗膜の表面の平滑性、厚み、鋳型内部への浸透深さに影響を及ぼすため、作業を通して塗型剤の濃度を一定に保つための調整が必要となる。塗型剤の濃度が所定値より高くなった場合には、作業途中でも溶媒で希釈して調整する。一方、所定値より濃度が低くなった場合は、ペースト又は濃厚分散液を加えて調整する。
本実施形態では、塗型剤の濃度を示す値として、ボーメ度を使用する。ボーメ度とは、液体の比重を示す計量単位の一つであるが、所謂比重とは異なる。一般的にボーメ計を直接塗液に浮かべて、ボーメ度は測定されるが、比重だけでなく、塗液の粘度の影響も受けうるものである。
ボーメ度は、センサ90の測定値D1(本実施形態では、比重、又は比重に相関性をする値)から算出される算出値D2である。図4(b)に示すように、塗型剤の濃度(算出値D2)と比重(測定値D1)の関係は非線形の関係を有する。
この塗型剤の濃度と比重の関係は、塗型剤の成分や温度によって異なる。そこで、本実施形態の情報処理装置100は、計測された塗型剤の比重の測定値D1をボーメ度(算出値D2)に変換する変換ルールとして変換テーブル106(図4(a))を有する。変換テーブル106は、塗型剤の濃度(ボーメ度)と比重とが対応付けられている。例えば、変換テーブル106は、塗型剤の成分構成別(種類別)に準備される。処理部104は、鋳造用塗型剤に対応する変換テーブル106を用いて鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する。
また、変換ルールは、変換テーブル106の他に、変換テーブル106から作成されるグラフであってもよい。処理部104は、変換テーブル106から作成されるグラフを用いて測定値D1を算出値D2に変換してもよい。
さらに、情報処理装置100は、温度に応じた補正表(不図示)を変換ルールとしてさらに含んでもよい。処理部104は、変換テーブル106を用いてセンサ90の測定値D1から塗型剤のボーメ度を算出した後、さらに、補正表を用いてボーメ度の補正を行い、算出値D2を求めてもよい。
他の実施形態では、処理部104は、センサ90の測定値D1から塗型剤の比重や粘度を算出してもよい。センサ90の測定値D1と塗型剤の濃度を示す値の関係が線形である場合は、変換テーブル106を用いなくてもよく、演算式を用いて算出してもよい。
塗型剤の種類別(成分構成別)に紐付けされた複数の変換ルールが、コントローラ20のストレージ23に予め保持されてよい。あるいは、使用する塗型剤に合わせて、都度ストレージ23に記憶されてもよい。変換ルールは、記録媒体から読み出されてストレージ23又はメモリ22に書き込まれてもよいし、ネットワークを介してストレージ23又はメモリ22にダウンロードされてもよい。複数の変換ルールをストレージ23に保持している場合は、コントローラ20の設定画面で、使用する塗型剤の種類又は変換ルールを作業者が選択できる構成とする。塗型剤の種類を作業者が選択した場合は、選択された塗型剤の種類に対応する変換ルールを用いる構成とする。
センサ90が計測する測定値D1である鋳造用塗型剤の物性値に関する指標とは、例えば、密度、比重、および比重に相関する値の少なくともいずれか1つである。本実施形態では、指標は比重である。センサ90から出力される値は、アナログ出力値、又はデジタルデータ値のいずれでもよい。
<センサ>
センサ90は、例えば、X線又はγ線源を用いた透過式の密度計であり、配管の外側に取り付けて測定でき、配管内を流れる液体の密度を非接触に計測できるものを用いる。なお、本実施形態では、センサ90としてγ線源を用いた透過式の密度計を用いるものとするが、これに限定されず、振動式のものでもよく、振動式の密度計の場合は、配管の内側にセンシング部が露出し、塗型剤と接触する。
センサ90は、例えば、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである。
図5は、センサ90の配管への取り付け例を示す断面図である。センサ90が取り付けられる配管94は、塗型剤を貯留する撹拌槽214(貯留槽)と処理槽220が設置されている、塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ。これは塗型剤の塗布作業時の流路である。一方、塗型剤の調整時には、配管94の流路が切り替えられて、調整槽212内の塗型剤が循環する。
γ線源92とセンサ90は配管94の両側から挟持するように取り付けられる。配管94の一方にγ線源92を配置し、配管94を挟んでγ線源92と対面する他方にセンサ90を配置する。
配管94は、例えば、内径が15〜100mmの範囲が好ましい。塗型剤の物性測定の行いやすさの観点から、20〜50mmがより好ましい。内径が小さい方が、γ線の照射線量も少なくすることができる。また、内径が大きい方がセンサ90の測定誤差も小さくできる。
<作業現場の配管例>
作業現場では、塗布作業中と濃度調整中で塗型剤が流れる配管の流路が切り換えられる。
図1と同様に、図6は、鋳型に塗型剤を塗布する作業現場の構成と配管の例を示す図である。図1は塗型剤を塗布作業中の例であり、図6は塗型剤を調整中の例である。
塗型剤又は溶媒が通る配管には複数のポンプと複数のバルブが設けられており、バルブの開閉とポンプの動作と停止制御によって塗型剤の流路が切り換えられる。また、調整槽212と撹拌槽214には槽内の塗型剤を撹拌する撹拌羽根202が設けられ、撹拌羽根202には回転制御するモータがそれぞれ設けられている。
制御盤には、バルブの開閉制御、ポンプ又はモータの動作と停止制御を行う操作スイッチが設けられている。作業者は操作スイッチを操作することで各バルブ、各ポンプ、又は各モータの動作を制御できる。また、制御盤はコントローラ20により制御されてもよい。コントローラ20から制御盤にバルブの開閉指示、あるいは、ポンプ又はモータのオンオフ指示を送信して制御してもよい。あるいは、制御盤を介さず、コントローラ20がバルブ、ポンプ、又はモータを制御する構成としてもよい。
図1の塗布作業中は、配管の途中にある各バルブのうち、バルブVaはすべて開けられ、バルブVbはすべて閉じられる。また、図6の塗型剤の調整中の例では、バルブVaはすべて閉じられ、バルブVbはすべて開けられる。また、図1および図6において、バルブVcは、作業者又はコントローラ20からの開閉指示により制御される。
<作業手順>
作業現場の作業手順について説明する。図7は、塗型剤の調整工程ST1および塗布工程ST2の手順の一例を示すフローチャートである。図中、実線で示すステップは情報処理装置100の処理手順を示し、破線で示すステップは情報処理装置100の処理以外の作業工程又は処理手順を示している。塗型剤の調整工程ST1はステップS101〜ステップS107を有し、塗布工程ST2はステップS111〜ステップS117を有する。
<塗型剤の調整工程ST1>
まず、塗型剤の調整工程ST1について図6と図7を用いて説明する。
ステップS101において、調整槽212に図示されない塗型剤のペースト又は濃厚分散液が作業者によって投入される。塗型剤を希釈する溶媒は溶媒槽210に収容されている。そして、ポンプP1を稼働させて溶媒槽210から調整槽212に溶媒が一定量ずつ投入される。溶媒の投入量は、ポンプP1の動作によって制御される。溶媒の投入量の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
そして、モータM1によって撹拌羽根202が回転制御されて塗型剤と溶媒が混合される。さらに、ポンプP2を稼働させて調整槽212内の塗型剤を配管に吐出させ、センサ90が取り付けられている配管内を通過させる。そして、塗型剤はセンサ90を経由して調整槽212に戻り循環する。
ステップS103において、センサ90は、調整槽212から吐出して配管内を流れる塗型剤の比重を計測する。そして、取得部102は、センサ90から測定値D1を取得する。処理部104は、変換テーブル106を用いて比重(測定値D1)をボーメ度(算出値D2)に変換する。
ボーメ度が設定値(又は設定値の許容範囲内)になるまでは(ステップS105のNO)、ポンプP1を稼働させて溶媒を一定量ずつ溶媒槽210から調整槽212に投入させる。ボーメ度の設定値には、さらに誤差の許容範囲の幅が設定されてもよく、ステップS105では、ボーメ度が設定値の許容範囲内か否かで、ボーメ度が設定値か否かが判定されてもよい。
ボーメ度が設定値(又は設定値の許容範囲内)になったら(ステップS105のYES)、ポンプP1とポンプP2を停止させ、ステップS107に進む。ステップS107では、各バルブの開閉を切り換えて、図6の流路から図1の流路に切り換える。
また、溶媒投入による塗型剤の濃度変化がセンサ90の測定値D1に反映されるまでには一定の時間がかかる場合には、ステップS105の判定は、測定値D1が安定するのに必要な時間が経過した後に行うのが望ましい。例えば、取得部102は、ポンプP1の稼働信号と停止信号を制御盤から取得し、ポンプP1の稼働信号を受信した後、ポンプP1の停止信号を受信した時から所定時間が経過してから、センサ90の測定値D1を取得する。
なお、調整工程ST1中、撹拌槽214内に塗型剤が収容されている場合は、後述する塗布工程ST2と同様に処理槽220で鋳型に塗型剤を流しかける塗布作業を行うことができる。
<塗型剤の塗布工程ST2>
流路が切り換えられた後、塗型剤の塗布工程ST2に移る。図1と図7を用いて塗布工程ST2について説明する。
調整工程ST1で濃度調整された塗型剤は調整槽212から撹拌槽214に移送され、撹拌槽214に収容される(ステップS111)。また、塗布工程ST2中であっても、撹拌槽214内の塗型剤がなくなった場合は、ポンプP2を動作させ、バルブVcを開けて調整槽212の塗型剤を撹拌槽214に補給する。塗型剤が撹拌槽214に所定量収容されたらポンプP2を停止してバルブVcも閉じる。
また、作業中に容器内で塗型剤の濃度が偏らないように、モータM2によって回転制御される撹拌羽根202によって撹拌槽214内の塗型剤は適宜撹拌される。
次に、ポンプP3を稼働させて撹拌槽214内の塗型剤を配管に吐出させ、センサ90が取り付けられている配管内を通過させる。そして、塗型剤はセンサ90を経由してさらに、濾過槽216を経由して撹拌槽214に戻り循環する。
ステップS113において、センサ90は、撹拌槽214から吐出して配管内を流れ、処理槽220へ移送される塗型剤、すなわち、塗布作業に使用される塗型剤の比重を計測する。そして、取得部102は、センサ90から測定値D1を取得する。処理部104は、変換テーブル106を用いて測定値D1をボーメ度(算出値D2)に変換する。
ボーメ度が設定値(又は設定値の許容範囲内)である間(ステップS117のYES)は、撹拌槽214内の塗型剤を用いて処理槽220内で鋳型に塗布作業を行う(ステップS115)。塗布作業は処理槽220内で行われる。処理槽220において、撹拌槽214で準備された塗型剤が手動弁Vd(所謂蛇口)の開閉によってホースから流入出し、鋳型に塗型剤を流しかける作業が行われる。鋳型にかけられた塗型剤の残りは処理槽220の底部の孔から排出されて撹拌槽214に戻される。また、手動弁Vdが閉じられている間は、塗型剤は濾過槽216に移送された後、撹拌槽214に戻される。
塗型剤のボーメ度が設定値(又は設定値の許容範囲)から逸脱した場合(ステップS117のNO)は、塗布工程ST2を一端終了する。なお、塗布作業中の塗型剤の調整については後述する実施形態で説明する。各ポンプと各モータを停止する。
<情報処理装置100の情報処理方法>
図7において、情報処理装置100は、塗型剤が流れる配管に取り付けられ、塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90から測定値D1を取得し、センサ90の測定値D1を用いて、塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する(ステップS103、ステップS113)。
以上説明したように、本実施形態において、取得部102によりセンサ90から塗型剤の物性値に関連する指標を示す測定値D1が取得され、処理部104により測定値D1がボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つの算出値D2に変換される。この構成によれば、センサ90から取得される塗型剤の物性値と、作業現場で作業を行っている作業者が使用している塗型剤の濃度を示す値(例えば、ボーメ度)が違う場合に、作業者が使用している値(ボーメ度)に変換することができる。
また、本実施形態によれば、塗型剤の種類別(成分構成別)に変換ルール(変換テーブル106やグラフ)を設けるので、使用する塗型剤に変換ルールを換えるだけで塗型剤の濃度を作業者が使用している値(ボーメ度)に変換することができる。
(第2の実施の形態)
図8は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、算出したボーメ度をコントローラ20の表示部27に表示する構成を有する点以外は上記実施形態と同じである。
図8の情報処理装置100は、図3の上記実施形態と同じ取得部102と、処理部104を備えるとともに、さらに、表示処理部110を備える。表示処理部110は、コントローラ20の表示部27に図9〜図11等の各画面を表示させる。また、本実施形態の情報処理装置100は、後述する他の実施形態のいずれかとも矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
図9は、コントローラ20の表示部27に表示される通常時の画面300の一例を示す図である。画面300は、処理部104が算出したボーメ度(算出値D2)を計測値として表示する測定値表示部302を有する。画面300は、さらに、ボーメ度の設定値を表示する設定値表示部304と、設定値の変更を受け付ける上下矢印とセットの操作ボタン部306とを含む。
さらに、画面300は、さらに、現在の工程を表示する工程表示部310と、塗型剤の温度を表示する温度表示部312と、ボーメ度が設定値の許容範囲内に入っているか否かを表示する状態表示部314と、撹拌槽214内の塗型剤の推定量を表示する残量表示部316と、を含む。また、画面300は、センサからの入力信号の情報を表示する画面に移行するセンサボタン318と、設定画面に移行する設定ボタン320と、ボーメ度の履歴グラフ画面に移行するグラフボタン322とを含む。
図10は、塗型剤のボーメ度の算出値D2が設定値の許容範囲外になった時の画面300を示している。工程表示部310は、図9の「循環中」から「異常停止」に変わっている。また、状態表示部314は、図9の「ボーメ正常」から「ボーメ高」に変わっている。
図11は、コントローラ20の設定画面330の一例を示す図である。表示処理部110が図9の設定ボタン320の押下を受け付けると設定画面330に移行する。設定画面330は、コントローラ20によって制御される溶媒(図中、「希釈液」と示される)の設定値が表示されている例を示している。設定画面330で設定されるボーメ許容誤差の値を用いて設定値の許容範囲内か否かの判定(図7のステップS105、およびステップS117)が行われてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、表示処理部110により、塗型剤の濃度を、センサ90の測定値D1の比重ではなく、処理部104によって算出された算出値D2(例えば、ボーメ度)で表示部27に表示させる。これにより、作業者は、センサ90の測定値D1ではなく、ボーメ度で塗型剤の濃度を確認することができる。塗型剤の調整工程および塗布工程のいずれでも塗型剤の濃度をコントローラ20の画面で確認しながら作業を行うことができる。塗型剤の濃度を適切な値に保持することができるので、塗布された塗型剤の層にムラが生じにくく鋳肌を良好に保つことができるとともに、安定的に同条件にて塗布することができるため、鋳型の品質、さらには鋳物の品質も保つことができる。
(第3の実施の形態)
図12は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、表示したボーメ度の履歴を記録する構成を有する点以外は、図3又は図8の上記実施形態と同じである。図12の構成例では、図8の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
図12の情報処理装置100は、図8の上記実施形態と同じ取得部102と、処理部104と、表示処理部110とを備えるとともに、さらに、履歴記録部122を備える。履歴記録部122は、処理部104が算出した算出値D2を履歴記憶部120に記憶する。
履歴記憶部120は、例えば、コントローラ20のストレージ23に含まれてもよいし、他の記憶媒体であってもよい。
図13は、履歴記憶部120のデータ構造の例を示す図である。図13(a)の例では、日時情報に、ボーメ度の計測値(処理部104の算出値D2)と、ボーメ度の設定値と、塗型剤の温度とが対応付けて履歴記憶部120に記憶されている。図13(b)の例では、当該塗型剤を使用して塗布作業をしている鋳型の識別情報(図中、「鋳型ID」と示す)に履歴情報を紐付けて履歴記憶部120に記憶している。
本実施形態において、表示処理部110は、履歴記憶部120の履歴情報を読み出して表示部27に表示する。図14は、運転履歴画面340の一例を示す図である。表示処理部110が図9の画面300のグラフボタン322の押下を受け付けると運転履歴画面340に移行する。運転履歴画面340には、ボーメ度の算出値D2と設定値と塗型剤の温度の履歴がグラフ表示される。運転履歴画面340は、履歴の日時を変更するための操作ボタン部342や、ボーメ度又は温度のスケールを変更するための操作ボタン部344も含んでもよい。
本実施形態において、履歴記録部122により塗型剤の濃度を示す算出値D2の履歴が履歴記憶部120に蓄積される。さらに、履歴情報は、当該塗型剤を用いて製造された鋳型の識別情報に紐付けられて蓄積される。この構成によれば、鋳型の識別情報に履歴情報を紐付けて記憶することで、当該鋳型を用いて製造される鋳物の履歴情報として管理することができる。
(第4の実施の形態)
図15は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、履歴記憶部120に蓄積した履歴情報を管理サーバに送信する構成を有する点以外は、いずれかの上記実施形態と同じである。図15の構成例では、図12の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
図15は、図12の上記実施形態と同じ取得部102と、処理部104と、表示処理部110と、履歴記録部122と、履歴記憶部120と、を備えるとともに、さらに、送信部124を備える。
送信部124は、履歴記憶部120に記憶された履歴情報を管理サーバ40に送信する。履歴情報は、管理サーバ40により集中管理される。本実施形態では、送信部124は、履歴記憶部120に記憶された履歴情報を送信しているが、これに限定されない。例えば、取得部102がセンサ90に蓄積された測定値の履歴情報を用いて処理部104がそれぞれ算出した算出値の履歴情報を送信部124が送信してもよい。
図16は、本実施形態の塗型剤の履歴情報を送信する管理サーバ40を含む情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。
情報処理システムは、複数の鋳造工場9(顧客ユーザ(図中、ユーザU1、U2、U3、・・・と示す))に様々なサービスの提供を行う。
情報処理システムは、複数の鋳造工場9の鋳型製造装置10における鋳造を支援する管理サーバ40およびウェブサーバ50と、各鋳造工場9の事務所30で顧客が利用するユーザ端末32と、を含む。
管理サーバ40およびウェブサーバ50は、クラウドデータセンタ7(以下、クラウド7とも呼ぶ)に含まれる。クラウドデータセンタ7は、多数のコンピュータを含む。
各鋳造工場9の鋳型製造装置10は、複数のコントローラ20を含む。各コントローラ20は、有線ケーブルで互いに接続され、ゲートウェイ(GW)14等の通信ユニットを経由して携帯電話通信網3に接続する。そして、各コントローラ20と管理サーバ40は携帯電話通信網3を介して互いに通信する。管理サーバ40は、コントローラ20から鋳型製造装置10に関する情報を受信する。受信した情報は、データベース42に格納される。
管理サーバ40およびウェブサーバ50は、各鋳造工場9から収集した情報を用いて、顧客ユーザ(鋳造工場9)に鋳型製造に関連する様々な情報およびサービスを提供する。また、管理サーバ40およびウェブサーバ50が収集した情報は、情報処理システムの各部門(メンテナンス部門60、管理部門70、営業販売部門80)にも提供される。
各部門は、情報処理システムの顧客ユーザに、各部門の専門分野に関わる様々なサービスを提供する。例えば、メンテナンス部門60は、鋳造工場9の鋳型製造装置10の警報および保守管理に関するサービスを顧客に提供する。管理部門70は、各鋳造工場9の顧客管理を行うとともに、鋳型製造装置10の稼働情報の管理を行う。営業販売部門80は、鋳型製造装置10、および材料の販売に関するサービスを顧客に提供する。
各部門は、それぞれコンピュータ62、72、82を有する。各コンピュータはインターネット5等のネットワークを介してクラウド7にアクセスする。
なお、各部門のシステム構成は、様々考えられ、限定されない。例えば、コンピュータは、サーバやパーソナルコンピュータ等を含む。さらに、スタッフが携帯して利用する携帯端末、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)等を含んでもよい。
顧客ユーザの事務所30のユーザ端末32は、上記スマートフォンなどを含むが、これらに限定されない。ユーザ端末32は、インターネット5を介してウェブサーバ50に接続される。
各鋳造工場9は、情報処理システムのサービス利用開始の際、予めユーザ登録を行う。
管理サーバ40は、さらに、ユーザ毎に情報を管理する。例えば、鋳造工場9毎に、ユーザ情報を登録する。
ウェブサーバ50は、ユーザ専用のウェブページをウェブサイト52に構築し、各ユーザがユーザ端末32を用いてログインすることで、ユーザ専用ページにアクセスし、各種サービスを受けることができる。
なお、各装置間を接続するネットワークは図16の構成例に限定されない。また、ネットワークの種類に応じて、適宜、ユーザIDとパスワードによるログイン後に通信可能とする構成としたり、通信時に送受信する情報を暗号化処理したりすること等により、セキュリティを確保するのが望ましい。
このように本実施形態によれば、塗型剤の履歴情報を管理サーバ40に送信し、集中管理させることができるので、例えば、塗型剤の販売に関するサービスを提供している営業販売部門80が、履歴情報にアクセスして活用することも可能となる。
(第5の実施の形態)
図17は、本実施形態の情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、塗布作業中に塗型剤の濃度を調整する構成を有する点以外は、いずれかの上記実施形態と同じである。図17の構成例では、図3の構成と組み合わせた構成としている。本実施形態の情報処理装置100は、上記実施形態および後述する他の実施形態のいずれかと矛盾のない範囲で組み合わせることができる。
図17の情報処理装置100は、図3の上記実施形態と同じ取得部102と、処理部104とを備えるとともに、さらに、制御部130を備える。制御部130は、算出値D2を用いて、鋳造用塗型剤の算出値D2を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する。
上記したように、塗布作業中にも撹拌槽214内の塗型剤の濃度は変化するため、濃度が設定値又は設定値の許容範囲から逸脱することがある。制御部130は、塗型剤の濃度が設定値又は設定値の許容範囲内となるように、撹拌槽214に希釈するための溶媒を追加したり、溶媒の流量を制御したりする。または、制御部130は、溶媒の手動添加を作業者に指示を通知してもよい。塗型剤の濃度が設定値より低くなった場合には、撹拌槽214内の塗型剤より高い濃度の塗型剤を、図示されない容器から配管を通じて撹拌槽214に添加させる構成としてもよい。また、制御部130は、塗型剤のペーストの手動添加を作業者に指示を通知してもよい。溶媒又は高濃度の塗型剤の投入は、一定量ずつ、所定間隔毎に行ってもよい。
作業者への通知は、例えば、表示処理部110により表示部27に調整の指示(溶媒や高い濃度の塗型剤の種類や添加量)を表示させたり、濃度が高い又は低いことを表示させたりすることにより行う。
図18は、情報処理装置100における濃度調整処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローは、図7のステップS117でボーメ度が設定値又は設定値の許容範囲から逸脱した時(ステップS117のNO)に開始される。
まず、処理部104によって算出された算出値D2(ここでは、ボーメ度)が設定値又は設定値の許容範囲を超えている場合(ステップS201のYES)、制御部130は、表示処理部110に、ボーメ度が高いことを通知する内容を表示部27に表示させる(ステップS203)。例えば、図10の画面200がその例である。
そして、制御部130は、溶媒槽210から濾過槽216に通じる配管上のバルブVaを開き、ポンプP1を稼働させて、撹拌槽214に溶媒を追加させる(ステップS205)。
一方、処理部104によって算出された算出値D2(ここでは、ボーメ度)が設定値又は設定値の許容範囲を超えていない場合(ステップS201のNO)、さらに、ボーメ度が設定値又は設定値の許容範囲を下回っているか否かを判定する(ステップS207)。ボーメ度が設定値又は設定値の許容範囲を下回っている場合(ステップS207のYES)、制御部130は、表示処理部110に、ボーメ度が低いことを通知する内容を表示部27に表示させる(ステップS209)。
そして、制御部130は、図示されない容器から、濃度の高い塗型剤を撹拌槽214に流す配管上のポンプを稼働させ、バルブを開けて、高濃度の塗型剤を撹拌槽214に追加させる(ステップS211)。
ボーメ度が設定値又は設定値の許容範囲を下回っていない場合(ステップS207のNO)、ステップS205、およびステップS211のいずれかの後、ステップS213で、制御部130は、ボーメ度が設定値又は設定値の許容範囲内か否かを判定する。設定範囲内の場合(ステップS213のYES)、図7のステップS113に戻る。一方、設定範囲内でない場合(ステップS213のNO)、ステップS201に戻る。
本実施形態において、制御部130により、塗布作業中も塗型剤の濃度が設定値又は設定値の許容範囲内に収まるように監視し、設定値又は設定値の許容範囲から逸脱した場合は、溶媒や高濃度の塗型剤を撹拌槽214に添加することで、濃度の調整を行うことができる。
この構成によれば、塗型剤の濃度を調整することで一定の値に保つことができる。よって、塗型剤の濃度を適切な値に保持することができるので、鋳肌を良好に保つことができ、鋳型の品質も保つことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、本発明によれば、他の実施形態として、上記実施形態のいずれかの情報処理装置100と、鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサ90と、を有する情報処理システムが提供されてもよい。
また、本発明によれば、他の実施形態として、上記実施形態の情報処理装置100を用いて塗型剤の濃度を管理する方法が提供されてもよい。
また、本発明によれば、他の実施形態として、上記情報処理システムを用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法が提供されてもよい。
さらに、本発明によれば、他の実施形態として、上記塗型剤の濃度を管理する方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法が提供されてもよい。
また、上記実施形態の図1の作業現場の構成と配管例以外にも、以下に示す例が考えられるが、これら限定されない。図19〜図21は、鋳型に塗型剤を塗布する作業現場の構成と配管の例を示す図である。これらの例でも、上記した実施形態と同様に、制御部130により溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量が制御される。また、上記した例では、配管を塗型剤の塗布作業中(図1)と塗型剤の調整中(図6)で切り替えていたが、以下の例は、切り替えは不要である。
(構成例1)
図19は、溶媒希釈により撹拌槽214内の塗型剤の濃度調整制御を行う構成例を示している。図19の例では、作業現場には、溶媒槽210と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。つまり、この例では、図1の調整槽212と濾過槽216とが含まれていない。バルブVbは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
塗型剤の塗布作業中は、ポンプP3を稼働させて撹拌槽214内の塗型剤が手動弁Vd(所謂蛇口)の開閉によってホースから流入出し、鋳型に塗型剤を流しかける作業が行われる。鋳型にかけられた塗型剤の残りは処理槽220の底部の孔から排出されて撹拌槽214に戻される。また、作業中に容器内で塗型剤の濃度が偏らないように、モータM2によって回転制御される撹拌羽根202によって撹拌槽214内の塗型剤は適宜撹拌される。
また、塗布作業に使用される塗型剤、つまり、撹拌槽214に収容されている塗型剤の比重を計測するために、ポンプP4を稼働させて撹拌槽214内の塗型剤を配管に吐出させ、センサ90が取り付けられている配管内を通過させる。そして、塗型剤はセンサ90を経由して撹拌槽214に戻り循環する。センサ90により、配管内を流れる塗型剤の比重が計測される。ポンプP4の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
撹拌槽214内の塗型剤の濃度を希釈するために、ポンプP1を稼働させて溶媒槽210から撹拌槽214に溶媒が一定量ずつ投入される。溶媒の投入量は、ポンプP1の動作によって制御される。溶媒の投入量の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
このようにして、図19の例では、撹拌槽214内の塗型剤を溶媒により希釈することにより濃度調整制御を行う。
(構成例2)
図20は、塗型剤の濃度を濃くするための調整制御を行う構成例を示している。図20の例では、作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。言い換えれば、図19の例にさらに調整槽212が追加されている。調整槽212には、撹拌槽214内の塗型剤より高い濃度の塗型剤が収容されている。バルブVbとバルブVcは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
塗型剤の塗布作業中における、撹拌槽214から処理槽220への塗型剤の移送と、撹拌槽214内の塗型剤の濃度を計測のための、塗型剤の移送については、上記した図19と同じである。
撹拌槽214内の塗型剤の濃度を濃くするための調整制御は、バルブVcを開閉により高濃度の塗型剤を調整槽212から撹拌槽214に投入することにより行われる。また、塗型剤の濃度を薄めるための調整制御は上記の溶媒の投入により行われる。濃度調整中には、モータM2によって回転制御される撹拌羽根202によって撹拌槽214内の塗型剤は適宜撹拌される。また、調整槽212内の高濃度の塗型剤を調整する際、又は、容器内で塗型剤の濃度が偏らないように、モータM1によって回転制御される撹拌羽根202によって調整槽212内の塗型剤は適宜撹拌される。
このようにして、図20の例では、撹拌槽214内に高濃度の塗型剤を投入することにより塗型剤の濃度調整制御を行う。
(構成例3)
図21は、調整槽212にて塗型剤の濃度調整制御を行う構成例を示している。図21の例では、作業現場には、溶媒槽210と、調整槽212と、撹拌槽214と、処理槽220とが設けられている。つまり、この例では、図1の濾過槽216が含まれていない。図20の例では、撹拌槽214で塗布作業用の塗型剤が準備されていたが、この例では、調整槽212に塗布作業用に濃度調整された塗型剤が準備されて、塗布前又は塗布作業中に調整槽212から撹拌槽214に塗型剤が投入される点で図20の例とは相違する。また、図1の例では、撹拌槽214内の塗型剤の濃度も測定されているが、この例では調整槽212の塗型剤の濃度のみを測定することもできる点が図1の例と相違する。バルブVbは、塗型剤の調整時に開けられ、塗型剤の塗布作業中は閉じられる。
塗型剤の塗布作業中における、撹拌槽214から処理槽220への塗型剤の移送については、上記した図19と同じである。また、濃度計測は、撹拌槽214内の塗型剤ではなく、調整槽212内の塗型剤について行う。ポンプP2を稼働させて調整槽212内の塗型剤を配管に吐出させ、センサ90が取り付けられている配管内を通過させる。そして、塗型剤はセンサ90を経由して調整槽212に戻り循環する。センサ90により、塗型剤の比重が計測される。ポンプP2の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
次に、塗型剤の濃度調整は、溶媒又は高濃度の塗型剤を調整槽212に投入することにより行う。溶媒による希釈処理時は、ポンプP1を稼働させて溶媒槽210から調整槽212に溶媒が一定量ずつ投入される。溶媒の投入量は、ポンプP1の動作によって制御される。溶媒の投入量の制御は、コントローラ20による自動制御にするか、作業者による制御盤の操作スイッチの手動操作にするか選択できてよい。
塗型剤の濃度を高くするための制御は上記した第5実施形態と同様な制御により行われる。すなわち、図示されない容器から、高濃度の塗型剤が調整槽212に投入される。調整槽212内に高濃度の塗型剤又は溶媒が投入される際、又は、容器内で塗型剤の濃度が偏らないように、モータM1によって回転制御される撹拌羽根202によって調整槽212内の塗型剤は適宜撹拌される。
このようにして、図21の例では、調整槽212内で塗型剤の濃度調整制御が行なわれ、調整後の塗型剤が、調整槽212から撹拌槽214に移されて塗布作業に使用される。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
を備える情報処理装置。
2. 1.に記載の情報処理装置において、
前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理装置。
3. 1.または2.に記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理装置。
4. 1.から3.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理装置。
5. 1.から4.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理装置。
6. 5.に記載の情報処理装置において、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理装置。
7. 1.から6.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理装置。
8. 1.から7.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理装置。
9. 1.から8.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理装置。
10. 1.から9.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理装置。
11. 1.から10.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理装置。
12. 情報処理装置が、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。
13. 12.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値を表示部に表示する情報処理方法。
14. 12.または13.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値の履歴を記憶部に記憶し、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理方法。
15. 12.から14.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値の履歴をサーバ方法に送信し、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ方法により集中管理される、情報処理方法。
16. 12.から15.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理方法。
17. 16.に記載の情報処理方法において、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理方法。
18. 12.から17.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理方法。
19. 12.から18.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記情報処理装置が、
当該指標をボーメ度に変換する情報処理方法。
20. 12.から19.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記情報処理装置が、
前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。
21. 12.から20.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
前記測定値から算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する情報処理方法。
22. 12.から21.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理方法。
23. コンピュータに、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する手順、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、を実行させるためのプログラム。
24. 23.に記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出される算出値を表示部に表示する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
25. 23.または24.に記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値の履歴を記憶部に記憶する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、プログラム。
26. 23.から25.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、プログラム。
27. 23.から26.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記指標は、比重に相関性を有し、
当該指標をボーメ度に変換する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
28. 23.から27.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
29. 23.から28.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記測定値から算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
30. 情報処理装置と、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
を備え、
前記情報処理装置は、
鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
を備える情報処理システム。
31. 30.に記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理システム。
32. 30.または31.に記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理システム。
33. 30.から32.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理システム。
34. 30.から33.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理システム。
35. 34.に記載の情報処理システムにおいて、
前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理システム。
36. 30.から35.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理システム。
37. 30.から36.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記指標は、比重に相関性を有し、
前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理システム。
38. 30.から37.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理システム。
39. 30.から38.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理システム。
40. 30.から39.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理システム。
41. 1.から11.のいずれか一つに記載の情報処理装置を用いて塗型剤の濃度を管理する方法。
42. 30.から40.のいずれか一つに記載の情報処理システムを用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
43. 41.に記載の方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
3 携帯電話通信網
5 インターネット
7 クラウドデータセンタ
9 鋳造工場
10 鋳型製造装置
20 コントローラ
21 CPU
22 メモリ
23 ストレージ
24 I/O
25 通信I/F
26 操作部
27 表示部
28 バス
29 プログラム
30 事務所
32 ユーザ端末
40 管理サーバ
42 データベース
50 ウェブサーバ
52 ウェブサイト
60 メンテナンス部門
62 コンピュータ
70 管理部門
80 営業販売部門
90 センサ
92 γ線源
94 配管
100 情報処理装置
102 取得部
104 処理部
106 変換テーブル
110 表示処理部
120 履歴記憶部
122 履歴記録部
124 送信部
130 制御部
200 画面
202 撹拌羽根
210 溶媒槽
210 一定量ずつ溶媒槽
212 調整槽
214 撹拌槽
216 濾過槽
220 処理槽
300 画面
302 測定値表示部
304 設定値表示部
306 操作ボタン部
310 工程表示部
312 温度表示部
314 状態表示部
316 残量表示部
318 センサボタン
320 設定ボタン
322 グラフボタン
330 設定画面
340 運転履歴画面
342 操作ボタン部
D1 測定値
D2 算出値
M1、M2 モータ
P1、P2、P3 ポンプ
U1、U2、U3 ユーザ
Va、Vb、Vc バルブ
Vd 手動弁

Claims (17)

  1. 鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する取得部と、
    前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記処理部の算出値を表示部に表示する表示処理部をさらに備える情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記処理部により算出された算出値の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記記憶部には、さらに、前記算出値の前記鋳造用塗型剤を使用して製造される鋳型の識別情報と、前記履歴とが紐付けられている、情報処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記処理部により算出された算出値の履歴をサーバ装置に送信する送信部をさらに備え、
    前記算出値の履歴は、さらに前記サーバ装置により集中管理される、情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記センサはガンマ線透過式のセンサである、情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記センサは、3.7メガベクレル以下のガンマ線源を用いるセンサである、情報処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記塗型剤中の骨材粒子の平均粒径は、0.5μm〜50μの耐火性骨材粒子を含む塗型剤を用いる、情報処理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記指標は、比重に相関性を有し、
    前記処理部は、当該指標をボーメ度に変換する情報処理装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記指標を前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つに変換する変換ルールは、前記鋳造用塗型剤毎に異なり、
    前記処理部は、前記鋳造用塗型剤に対応する前記変換ルールを用いて前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記処理部により算出された算出値を用いて、前記鋳造用塗型剤の前記算出値を調整するために溶媒又は高濃度の塗型剤の添加量又は流量を制御する制御部をさらに備える情報処理装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記センサが取り付けられる前記配管は、前記鋳造用塗型剤を貯留する貯留槽と、前記鋳造用塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する処理エリアを結ぶ、情報処理装置。
  12. 情報処理装置が、
    鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得し、
    前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する、情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサから測定値を取得する手順、
    前記センサの測定値を用いて、前記鋳造用塗型剤のボーメ度、比重、および粘度の少なくとも一つを算出する手順、を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    鋳造用塗型剤が流れる配管に取り付けられ、前記鋳造用塗型剤の物性値に関連する指標を測定するセンサと、
    を備える情報処理システム。
  15. 請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置を用いて塗型剤の濃度を管理する方法。
  16. 請求項14に記載の情報処理システムを用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
  17. 請求項15に記載の方法を用いて管理された塗型剤を鋳型又は消失模型に塗布する鋳型又は消失模型の製造方法。
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