JP2020110293A - 枕 - Google Patents

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達也 直里
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【課題】簡単な構成によって安価かつ容易に製作できるとともに、例えば仰臥時から横臥時に容易かつ円滑に寝返りでき、その際の労力を軽減し横寝時の自然な寝姿勢を維持して楽な寝姿勢を得られ、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得るようにした枕を提供する。【解決手段】頭部5の載置面を備えた枕本体1に頭部と係合可能な複数の凸部2,3を設けた枕である。前記枕本体1の使用者4の横臥方向に沿う一側に小高の一対の凸部を対向配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、簡単な構成によって安価かつ容易に製作できるとともに、例えば仰臥時から横臥時に容易かつ円滑に寝返りでき、その際の労力を軽減し横寝時の自然な寝姿勢を維持して楽な寝姿勢を得られ、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得るようにした枕に関する。
快適な睡眠は健康の維持に不可欠であり、そのための枕には優れた使用感と機能性が求められている。すなわち、枕は頭部を載置し頸椎と接触して沈み込み、仰向け寝や横向き寝の寝姿勢に対応しているが、睡眠時には頭部や頸椎に様々な応力が生じて肩こりや寝違えの原因となっている。
このため、枕には睡眠時におけるストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止して快適な睡眠を得られるものが望まれ、そのための提案が種々なされている。
例えば、充填材を多めに収納して高く形成した一対の側枕と、充填材を少なめに収納して低く形成した中央枕を備え、これらを平面視コ字形状に配置し、枕本体の側枕と中央枕との間に凹状の切欠部を形成し、該切欠部に後頭部支持枕と複数の頸椎支持枕を隣接して配置し、仰臥時に枕本体と後頭部支持枕上に後頭部を載せ、頸椎支持枕上に頸椎を載せ、横臥時に側頭部を載せて、各部を支持するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この枕は側枕の高さと、枕本体と後頭部支持枕または頸椎支持枕の各高さとの間に段差があるため、仰臥時から横臥時に寝返りをする際、前記段差を乗り越えて移動するため移動に労力を要し、また首部の移動の自由度が抑えられて捩れを起こし、側頭部や頸椎にストレスが掛かる問題があった。
しかも、横臥時には頸部が肩幅の分だけ位置が高くなるため、背骨が水平位置から頸部に向かって下降し、頸椎から頭部に向かって上向きに傾く不自然な姿勢になって、肩こりや寝違えを起こしたりする等の問題があった。
また他の枕に、枕の両側に突出部を設け、これらを凹状の連結部で連結し、仰臥時に後頭部を連結部に載せ、横臥時に側頭部を載せて、各部を支持するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記枕は仰臥時から横臥時に寝返りをする際、突出部と連結部との段差を乗り越えて移動するため、移動に労力を要し、また首部の自由度が抑えられて捩れを起こし、側頭部や頸椎にストレスが掛かる問題があった。
更に、横臥時には頸部が肩幅の分だけ位置が高くなるため、背骨が水平位置から頸部に向かって下降し、頸椎から頭部に向かって上向きに傾く不自然な姿勢になって、肩こりや寝違えを起こしたりする等の問題があった。
また別の枕に、低反発ウレタンによって平面視略U字形状の肉厚の板状に成形し、平坦な上面の中央に低い凹部を形成するとともに、左右両端部の内側面に湾曲面状の凹溝を形成し、仰臥時に後頭部を前記凹部に載せ、横臥時に側頭部を上面に載せ、下側の肩部を前記凹溝に収容するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、この枕は形状が複雑で成形に安定した品質を得られず、また仰臥時から横臥時に寝返りをする際、段部を乗り越えて上面に移動し、この移動に首部の移動が抑えられて捩れを起こし、側頭部や頸椎にストレスが掛かる問題があった。
しかも、横臥時には頸部が肩幅の分だけ位置が高くなるため、背骨が水平位置から頸部に向かって下降し、頸椎から頭部に向かって上向きに傾く不自然な姿勢になって、肩こりや寝違えを起こしたりする等の問題があった。
このような問題を解決するものとして、発泡ポリウレタンによって平面視肉厚の矩形板状に形成し、その中央部に後頭部載置用の窪み部を形成し、その両側に耳部載置用の窪み部を形成し、手前側を前下がりの傾斜面に形成し、板体の四隅の前後に半球面状の前頭部隆起部と顎部隆起部を形成し、仰臥時に後頭部を前記後頭部載置用の窪み部に載せ、横臥時に側頭部を耳部載置用の窪み部上に載せるようにしたものがある(例えば、特許文献4参照)。
しかし、この枕は形状が複雑で成形が難しく、また仰臥時から横臥時に寝返りをする際、後頭部載置用と耳部載置用の窪み部を乗り越えて身体を横転させて、顎部を顎部隆起部に当接させ、背骨から頭部にかけて水平状態を維持させ、楽な寝姿勢を維持させているため、身体の移動に大きな労力を要するとともに、前頭部を前頭部隆起部に当接させて頭部の移動を制止させて、横臥時における身体の自然な屈曲姿勢を阻止して垂直な寝姿勢に矯正しているため、却って疲労を助長し、しかも前頭部隆起部上における側頭部の位置は不安定で、横臥時の寝姿勢が不安定になる等の問題があった。
実用新案登録第3077473号公報 実開平6−38937号公報 意匠登録第1537378号公報 特開2005−118397号公報
本発明はこのような問題を解決し、簡単な構成によって安価かつ容易に製作できるとともに、例えば仰臥時から横臥時に容易かつ円滑に寝返りでき、その際の労力を軽減し横寝時の自然な寝姿勢を維持して楽な寝姿勢を得られ、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得るようにした枕を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、頭部の載置面を備えた枕本体に頭部と係合可能な複数の凸部を設けた枕において、前記枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側に小高の一対の凸部を対向配置し、枕本体の構成を簡潔にし容易かつ安価に製作できるとともに、一対の凸部の間に使用者の首部や頸椎部の配置を促して、快適な寝姿勢を形成するとともに、寝返りの労力を軽減し容易に寝返りを行なえるようにしている。
請求項2の発明は、一対の凸部の間に使用者の首部ないし頸椎部を配置し、睡眠時における首部や頸椎部の移動を規制し、安定した寝姿勢を形成し得るようにしている。
請求項3の発明は、凸部の対向部を外側に高さが漸増するテーパ面または湾曲面に形成し、枕本体の凹凸部の段差が大きな従来のものに比べ、寝返り時に頭部を円滑かつ容易に移動することができ、寝返り時の労力を軽減するようにしている。
請求項4の発明は、載置面からの凸部の高さを枕本体の厚さと略同一またはそれ以下に形成し、凸部ないし枕本体の小形軽量化を図るとともに、睡眠時に載置面に頭部を載置して枕本体が下向きに緩やかに湾曲した際、凸部を側頭部の同高位置に位置付けて、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消するとともに、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すようにしている。
請求項5の発明は、凸部の横臥方向に沿う外端部の長さを、枕本体の同方向の長さの約1/2以下に形成し、凸部ないし枕本体の小形軽量化を図るとともに、寝返り時に頭部や頬部との接触を極力回避して、容易に寝返りを行なえるようにしている。
請求項6の発明は、凸部と枕本体を一体成形し、枕本体の量産化と均質化を図るとともに、部品点数を低減して枕の製作と使用を簡便に行なえるようにしている。
請求項7の発明は、凸部と枕本体を分離して構成し、凸部と枕本体の個別かつ自由な製作を図るとともに、凸部と枕本体の一体成形による高価な設備費の負担を解消し、安価かつ容易に製作し得るようにしている。
請求項8の発明は、凸部と枕本体を一体成形するとともに、一対の袋状のポケットを備えた枕ケースを設け、前記ポケットに凸部を収容可能にし、枕本体に枕ケースを被着した使用を図り、枕の汚損や損傷を防止するようにしている。
請求項9の発明は、凸部と枕本体を分離して構成し、それらを袋状ケースに充填材を充填して形成し、凸部と枕本体の個別かつ自由な製作を図るとともに、それらの一体成形による高価な設備費の負担を解消し、安価かつ容易に製作し得るようにしている。
請求項10の発明は、一対の凸部の間の載置面上に頭部を載置する仰向け寝時、一対の凸部の間の載置面を下向きに緩やかに湾曲形成し、凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にし、仰向け寝時における凸部の高さ位置を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すようにしている。
請求項11の発明は、枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にして、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止するようにしている。
請求項12の発明は、一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、前記一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にし、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な使用と仰向け寝を得られるともに、枕本体の外端部の突出を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消して、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すようにしている。
請求項13の発明は、一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時から、枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に対応する枕本体上に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にし、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な寝返りを得られるとともに、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止するようにしている。
請求項14の発明は、前記枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側の表裏部に、小高の一対の凸部を対向配置し、枕本体の構成を簡潔にし容易かつ安価に製作できるとともに、一対の凸部の間に使用者の首部や頸椎部の配置を促して、快適な寝姿勢を形成するとともに、容易に寝返りを行なえるようにしている。
請求項15の発明は、表裏部の凸部の高さを、前記枕本体の片面に突設した凸部の高さの約1/2に形成し、使用時に下位に設置する凸部を圧縮変位し、上位に位置する凸部の圧縮を解放して、枕本体の両端部の高さを枕本体の一側に一対の凸部を配置する使用と同等な使用と仰向け寝を得られるとともに、枕本体の外端部の突出を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すようにしている。
請求項16の発明は、前記上側の一対の凸部の間の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、下側の一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にし、枕本体の外端部の突出を抑制して枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すようにしている。
請求項17の発明は、仰向け寝時における上側の凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にし、枕本体の外端部の突出を抑制して枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し得るようにしている。
請求項18の発明は、仰向け寝時から枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を上側の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にし、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な寝返りを得られるとともに、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止するようにしている。
請求項1の発明は、枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側に小高の一対の凸部を対向配置したから、枕本体の構成を簡潔にし容易かつ安価に製作できるとともに、一対の凸部の間に使用者の首部や頸椎部の配置を促し、快適な寝姿勢を形成できるとともに、寝返りの労力を軽減し容易に寝返りを行なうことができる。
請求項2の発明は、一対の凸部の間に使用者の首部ないし頸椎部を配置可能にしたから、睡眠時における首部や頸椎部の移動を規制し、安定した寝姿勢を形成することができる
請求項3の発明は、凸部の対向部を外側に高さが漸増するテ−パ面または湾曲面に形成したから、枕本体の凹凸部の段差が大きな従来のものに比べ、寝返り時に頭部を円滑かつ容易に移動することができ、寝返り時の労力を軽減することができる。
請求項4の発明は、載置面からの凸部の高さを枕本体の厚さと略同一またはそれ以下に形成したから、凸部ないし枕本体の小形軽量化を図れるとともに、睡眠時に載置面に頭部を載置して枕本体が下向きに緩やかに湾曲した際、凸部を頭部の同高位置に位置付けて、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消するとともに、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すことができる。
請求項5の発明は、凸部の横臥方向に沿う外端部の長さを、枕本体の同方向の長さの約1/2以下に形成したから、凸部ないし枕本体の小形軽量化を図れるとともに、寝返り時に頭部や頬部との接触を極力回避して、容易に寝返りを行なうことができる。
請求項6の発明は、凸部と枕本体を一体成形したから、枕本体の量産化と均質化を図れるとともに、部品点数を低減して枕の製作と使用を簡便に行なうことができる。
請求項7の発明は、凸部と枕本体を分離して構成したから、凸部と枕本体の個別かつ自由な製作を図れるとともに、凸部と枕本体の一体成形による高価な設備費の負担を解消し、安価かつ容易に製作することができる。
請求項8の発明は、凸部と枕本体を一体成形するとともに、一対の袋状のポケットを備えた枕ケースを設け、前記ポケットに凸部を収容可能にしたから、枕本体に枕ケースを被着した使用を図れ、枕の汚損や損傷を防止することができる。
請求項9の発明は、凸部と枕本体を分離して構成し、それらを袋状ケースに充填材を充填して形成し、凸部と枕本体の個別かつ自由な製作を図れるとともに、それらの一体成形による高価な設備費の負担を解消し、安価かつ容易に製作することができる。
請求項10の発明は、一対の凸部の間の載置面上に頭部を載置する仰向け寝時、一対の凸部の間の載置面を下向きに緩やかに湾曲形成し、凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にしたから、仰向け寝時における凸部の高さ位置を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すことができる。
請求項11の発明は、枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にしたから、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止して、肩こりや寝違えを防止することができる。
請求項12の発明は、一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、前記一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にしたから、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な使用と仰向け寝を得られるともに、枕本体の外端部の突出を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消して、頭部周辺の通気性と自由度を維持し快適な睡眠を促すことができる
請求項13の発明は、一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時から、枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に対応する枕本体上に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にしたから、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な寝返りを得られるとともに、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止して、肩こりや寝違えを防止することができる。
請求項14の発明は、枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側の表裏部に、小高の一対の凸部を対向配置したから、枕本体の構成を簡潔にし容易かつ安価に製作できるとともに、一対の凸部の間に使用者の首部や頸椎部の配置を促して、快適な寝姿勢を形成するとともに、容易に寝返りを行なうことができる。
請求項15の発明は、表裏部の凸部の高さを、前記枕本体の片面に突設した凸部の高さの約1/2に形成したから、使用時に下位に設置する凸部を圧縮変位し、上位に位置する凸部の圧縮を解放して、枕本体の両端部の高さを枕本体の一側に一対の凸部を配置する使用と同等な使用と仰向け寝を得られるとともに、枕本体の外端部の突出を抑制し、枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すことができる。
請求項16の発明は、前記上側の一対の凸部の間の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、下側の一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にしたから、枕本体の外端部の突出を抑制して枕本体による圧迫感や窮屈感を解消し、頭部周辺の通気性と自由度を維持して快適な睡眠を促すことができる。
請求項17の発明は、仰向け寝時における上側の凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にしたから、枕本体の外端部の突出を抑制して枕本体による圧迫感や窮屈感を解消することができる。
請求項18の発明は、仰向け寝時から枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を上側の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にしたから、枕本体の上位に一対の凸部を配置する使用と同等な寝返りを得られるとともに、横向き寝の楽な寝姿勢と自然な寝姿勢を維持し、首部の捩れや頸部のストレスを防止して、肩こりや寝違えを防止することができる。
本発明の第1の実施形態を適用した枕を使用した仰向け寝時の状況を示す平面図である。 図1の正面図である。 図1の右側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。
図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 図1のD−D線に沿う断面図である。 図1のE−E線に沿う断面図である。 図1のF−F線に沿う断面図である。 図1の枕による仰向け寝時の状況を示す背面図である。
図1の枕による横向き寝時の状況を示す平面図である。 図11の左側面図である。 (a)〜(d)は第1の実施形態に適用可能な種々の凸部を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態を適用した枕の要部を分解して示す斜視図である
本発明の第3の実施形態を適用した枕の平面図である。 図15の正面図である。 図15の右側面図である。 第3の実施形態を適用した枕による仰向け寝時の状況を示す平面図である 第3の実施形態を適用した枕の使用直前の状況を示す説明図である。 第3の実施形態を適用した枕による仰向け寝時の状況を示す背面図である
第3の実施形態を適用した枕による寝返り後の横向き寝の状況を示す平面図である。 図21の左側面図である。 本発明の第4の実施形態を適用した枕の平面図である。 図23の正面図である。
図23の背面図である。 図23の右側面図である。 第4の実施形態を適用した枕による仰向け寝時の状況を示す背面図である 第4の実施形態を適用した枕による寝返り後の横向き寝の状況を示す平面図である。 図28の左側面図である。
以下、本発明を適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図13において1は発泡ポリウレタン製の柔軟な枕本体で、その平面視が縦a、横bの横長矩形の肉厚板状に形成され、使用時は汚損や破損防止から、望ましくは後述する袋状の枕ケース(図示略)を被着している。実施形態では、前記aを30〜60cm、bを45〜80cmに形成している。
前記枕ケースは枕本体1を収容可能な布製の袋状に形成され、その所定位置に略扇形の二つのポケット(図示略)を縫着して突設し、このポケットに後述する二つの凸部を収容している。
前記枕本体1の上面と底面は概ね平坦面に形成され、その一側上面の手前側に貝殻状の凸部2,3を対称位置に配置している。
前記凸部2,3は平面が略扇形に形成され、その端縁に沿う扇辺c,d(c<d)の長さは、扇辺cが枕本体1の縦幅aの1/2以下に形成され、扇辺dが枕本体1の横幅bの1/2以下に形成され、その周面は緩やかな湾曲面に形成されている。
実施形態では、前記cを15cm以下、dを15cm以上に形成している。
前記凸部2,3の枕本体1上面からの高さeは、枕本体1の厚さfと略同一かそれ以下に形成され、枕本体1上面に使用者4の頭部5を載置した際、耳6の下部位置と同高かそれ以下の小高に形成されている。
実施形態では、前記eとfの比率を2:1〜1:3に構成し、かつこの場合、前記fの寸法を無負荷時に1〜15cm、頭部重量相当の負荷時に1〜7cmに構成している。
前記凸部2,3の相対する裾部の間ないし谷間に、頭部5と頸椎7周辺と首部9を載置する平坦な安置部10を形成し、その形状は後方に幅が漸増する漏斗状に形成し、その手前側の最小寸法gを、枕本体1の横幅bから凸部2,3の各扇辺dを差し引いた長さに形成し、首部6の外径hよりも幅広に形成している。
図中、11は枕本体1に隣接して配置した敷布団で、該敷布団11に肩部12が載置され、横向き寝時には片側の頬部を凸部2または3の中高部に載置し、かつ片側の肩部12を敷布団11に載置して、身体を略垂直に立位させ、背骨から頭部にかけて水平状態を維持させて、楽な寝姿勢を維持可能にしている。
なお、枕本体1を発泡ポリウレタンによって一体成形する代わりに、例えば前記ポケットを備えた袋ケースを縫製し、この袋ケース内に適宜な素材を詰めて所定形状に成形することも可能である。
このように構成した実施形態の枕を製作する場合は、発泡ポリウレタンによって枕本体1を一体に樹脂成形する。
この場合、枕本体1の硬さは、枕本体1の厚さfの寸法が無負荷時に1〜15cm、頭部重量相当の負荷時に1〜7cm、つまり負荷時に枕本体1の厚さが約1/2になるように、発泡ポリウレタンの材質および性状を選択し充填量を調節して調整する。
前記枕本体1は、上面と底面を概ね平坦面に形成し、その一側上面の手前側に貝殻状の凸部2,3を対称位置に配置する。
前記凸部2,3は平面を略扇形に形成し、その端縁に沿う扇辺c,d(c<d)の長さを、扇辺cは縦幅aの1/2以下に、扇辺dは横幅bの約1/2以下にそれぞれ形成し、その周面を緩やかな湾曲面に形成する。
前記凸部2,3の枕本体1上面からの高さeは、枕本体1の厚さfと略同一かそれ以下に形成し、枕本体1上面に頭部5を載せて仰向け寝した際、図10のように凸部2,3が耳6の下部位置と同高かそれ以下の小高に形成する。
また、仰向け寝から寝返り後の横寝時には、図11のように片側の頬部を凸部2または3の中高部に載置し、かつ片側の肩部12を敷布団11に載置して、身体を略垂直に立設させ、背骨から頭部にかけて水平状態を維持させ、楽な寝姿勢を維持可能にする。
前記凸部2,3の相対する裾部の間ないし谷間に、頭部5と頸椎7周辺と首部9を載置する平坦な安置部10を形成し、その形状は後方に幅が漸増する漏斗状に形成し、その手前側の最小寸法gを、枕本体1の横幅bから凸部2,3の各扇辺dを差し引いた長さに形成し、首部6の外径hよりも幅広に形成する。
このように枕本体1の構成は簡単であるから、その成形金型の構成も簡単で安価に製作でき、枕本体1を均質かつ安価に製作できる。
なお、本発明の枕を使用時は、枕本体1の汚損や破損防止から袋状の枕ケース(図示略)を被着させることが望ましい。
その場合、枕ケースを枕本体1を収容可能な布製の袋状に形成し、その所定位置に略扇形の二つのポケット(図示略)を縫着して突設し、このポケットに二つの凸部2,3を収容する。
こうして製作した枕本体1を使用する場合は、枕本体1に枕ケース(図示略)を被着し、この枕本体1に隣接して敷布団11を配置する。その際、凸部2,3は敷布団11側に隣接して配置する。
そして、使用者4の身体を敷布団11上に載置し、頭部5を凸部2,3の間の安置部10上に載置する。このような仰向け寝の状況は図1および図10のようである。
前記仰向け寝時には、頭部5が枕本体1の中央に位置し、首部9および頸椎7の周辺が凸部2,3間の安置部10上に位置して若干沈み込み、首部9周辺が凸部2,3の裾部に近接して収容される。
したがって、仰向け寝時の安心感を抱かせるとともに、首部9周辺が凸部2,3から離間して通気性を維持し、凸部2,3間の窮屈感を払拭して自由度を有するから、開放感があり、不快な接触や発熱、蒸れ、発汗を防止し、快適な睡眠を得られる。
このような仰向け寝時に発熱や蒸れ、睡眠の窮屈感を感じて、頭部5を約90°横転させて寝返りを打つと、頭部5が凸部2または凸部3、図11では凸部2の緩やかな湾曲面を移動し、該凸部2の中高部位置に片側の頬が接触して静止する。
その際、頭部5は前記横転に伴ない自重によって若干下向きに変位し、前記頬の接触を促す。
前記寝返り時には、前述のように頭部5が凸部2の緩やかな湾曲面を移動するが、凸部2の枕本体1上面からの高さeは、枕本体1の厚さfと略同一かそれ以下の小高であり、また湾曲面は頭部5の重量によって若干沈み込むため、頭部5が安置部10から凸部2の中高部位置へ移動する労力は僅少で、速やかに移動する。
したがって、従来の枕本体のように、頭部の載置位置から移動位置までの高い段差を乗り越え、または複数の窪みを乗り越えて移動する寝返り時の労力を大幅に低減する。
一方、寝返り時には上半身が頭部5の横転に同動し、片側の肩部12が敷布団11上を移動して、上半身が略垂直に位置する。
この状況は図12のようで、片側の頬が凸部2の中高部位置に位置し、頭部5の下向き姿勢を阻止して、背骨から頭部にかけて水平状態を維持し、横向き寝の楽な寝姿勢ないし自然な寝姿勢を維持して、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止する。
図13(a)〜(d)は扇形に代わる凸部2,3の種々の形態を示す応用形態で、(a)は凸部2,3を四角錘台形状に形成し、扇形の湾曲面の代わりにテーパ状の角錘面に形成し、寝返り時における頭部5の横転移動の労力を軽減するようにしている。(b)は凸部2,3を円錐台形状に形成し、扇形の湾曲面の代わりにテーパ状の円錐面に形成している。(c)は凸部2,3を楕円錐台形状に形成し、扇形表面の湾曲面の代わりにテーパ状の楕円錐面に形成し、(d)は凸部2,3を四角錐状に形成し、扇形の湾曲面の代わりにテーパ状の四角錐面に形成している。
図14乃至図29は本発明の他の実施形態を示し、前述の実施形態と対応する構成部分に同一の符号を用いている。
このうち、図14は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は枕本体1と凸部2,3を一体成形する代わりに、これらを分離して成形し、成形後、これらを前記枕ケースに収容して使用するようにしている。
このように構成することで、枕本体1と凸部2,3の金型を別々に製作し、それらの金型代の節減を図るとともに、枕本体1と凸部2,3の形状変更に容易に応じられるようにしている。
前記第2の実施形態は、枕本体1と凸部2,3を別々に成形する場合に限らず、枕本体1と凸部2,3を袋状ケースに適宜な充填材を充填して個別に形成し、これらを前記枕ケースに収容して構成する場合も含まれる。
したがって、前記の構成では成形用金型や成形作業が不要になり、設備費や製作費が低廉になるとともに、製作が容易になる利点がある。
図15乃至図22は本発明の第3の実施形態を示し、この実施形態は枕本体1と凸部2,3を一体成形し、凸部2,3を枕本体1の他側、すなわち下面の対称位置に突設している。
前記凸部2,3は、貝殻形状の代わりに隅角部を頂点にした略円錐形状に形成し、その周面を湾曲面の代わりに円錐面に形成している。
このように構成した枕本体1を使用する場合は、その表面に枕ケ−スを被着し、その凸部2,3を下向きにして枕本体1を設置し、この枕本体1の上面の手前側に頭部5を載せる。この状況は図19のようである。
このようにすると枕本体1と凸部2,3が頭部5の重量によって押圧され、枕本体1が下方へ湾曲するとともに、凸部2,3が押し曲げられて斜辺部が設置面に接触し、その弾性によって枕本体1の両側を支持する。この状況は図20のようである。
このような仰向け寝時には、頭部5が若干沈み込んだ枕本体1の湾曲した谷間の中央に位置し、首部9および頸椎7の周辺が同様に湾曲した谷間に位置し、その両側に緩やかに湾曲した枕本体1の端部が耳6の下部と略同高に位置して、頭部5を開放的に包容する。
したがって、仰向け寝の安心感を抱かせ、また首部9周辺が枕本体1の両端部から離間して自由度を維持し、通気性を有するから開放感があり、不快な接触や発熱、蒸れ、発汗を防止し、快適な睡眠を得られる。
このような仰向け寝時に発熱や蒸れ、睡眠の窮屈感等を感じて、頭部5を約90°横転させて寝返りを打つと、頭部5が枕本体1の緩やかな円錐面のテーパ面を移動して端部に差し掛かり、片側の頬が接触して静止する。
その際、頭部5は前記横転に伴ない自重によって若干下向きに変位し、前記頬の接触を促す。この状況は図21、22のようである。
このような寝返り時には、前述のように頭部5が枕本体1の緩やかなテーパ面を移動するが、その移動高さは枕本体1の厚さfまたはそれ以下の小高で、枕本体1の湾曲面と凸部2の円錐面は頭部5の重量によって若干沈み込むため、頭部5が枕本体1の端部へ移動する労力は僅少で、速やかに移動する。
したがって、従来の枕本体のように、頭部の載置位置から移動位置までの高い段差を乗り越え、または複数の窪みを乗り越えて移動する寝返り時の労力を大幅に低減する。
一方、前記寝返り時には上半身が頭部5の横転に同動し、片側の肩部12が敷布団11上を移動して、上半身が略垂直に位置する。
この状況は図22のようで、片側の頬が枕本体1の端部上に位置し、頭部5の下向き姿勢を阻止して、背骨から頭部にかけて水平状態を維持し、横向き寝の楽な寝姿勢ないし自然な寝姿勢を維持して、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止する。
図23乃至図29は本発明の第4の実施形態を示し、この実施形態は枕本体1の上下面の手前側の両端部に、同様な凸部2,3,13,14を一体成形し、上面の凸部2,3と、下面の凸部13,14をそれぞれ対称位置に突設している。
前記凸部2,3,13,14は、第3の実施形態と同様に隅角部を頂点にした略円錐形状に形成し、その周面を円錐面に形成している。
前記凸部2,3,13,14の高さiは、前記実施形態の凸部2,3の高さeの約1/2に形成され、対応する上下側の凸部2,13または3,14によって同一の変位を形成可能にしている。したがって、枕本体1の上下面の形態を同一に構成している。
このように構成した枕本体1を使用する場合は、その表面に枕ケースを被着する。この場合、枕ケースは上下面の対応位置に浅めのポケットを突設し、これらのポケットに凸部2,3,13,14を収納し、この一方の凸部13,14を下向きにして枕本体1を設置し、この枕本体1の上面の手前側に頭部5を載せて仰向け寝する。この状況は図23および27のようである。
このようにすると枕本体1と凸部2,3,13,14が頭部5の重量によって押圧され、枕本体1が若干沈み込んで下方へ湾曲するとともに、凸部2,3,13,14が若干沈み込んで押し曲げられて下側の斜辺部が設置面に接触し、その弾性によって枕本体1の両側を支持する。この状況は図27のようである。
このような仰向け寝時には、頭部5が枕本体1の湾曲した谷間の中央に位置し、首部9および頸椎7の周辺が同様に湾曲した谷間に位置し、その両側に緩やかに湾曲した枕本体1の端部が耳6の下部と略同高に位置して、頭部5を開放的に包容する。
この場合、凸部2,3,13,14の高さiは、前述の実施形態の凸部2,3の高さeの約1/2に形成されているから、下側の凸部13,14の押し縮み変位が前述の実施形態の凸部2,3の約1/2になり、一方、上側の凸部2,3は頭部5に圧縮されないから、枕本体1の端部は、前記実施形態の枕本体1の端部高さと略同高に位置し、前記実施形態と同様に頭部5を開放的に包容する。
したがって、仰向け寝時の安心感を得られ、また首部9周辺が枕本体1の両端部から離間して自由度を維持し、通気性を有するから開放感があり、不快な接触や発熱、蒸れ、発汗を防止し、快適な睡眠を得られる。
このような仰向け寝時に発熱や蒸れ、睡眠の窮屈感等を感じて、頭部5を約90°横転させて寝返りを打つと、頭部5が枕本体1の緩やかなテーパ面を移動して端部に差し掛かり、片側の頬が接触して静止する。
その際、頭部5は前記横転に伴ない自重によって若干下向きに変位し、前記頬の接触を促す。この状況は図28、29のようである。
このような寝返り時には、前述のように頭部5が枕本体1の緩やかなテーパ面を移動するが、その移動高さは枕本体1の厚さfと略同一またはそれ以下の小高であるため、頭部5が枕本体1の端部へ移動する労力は僅少で、速やかに移動する。
したがって、従来の枕本体のように、頭部の載置位置から移動位置までの高い段差を乗り越え、または複数の窪みを乗り越えて移動する、寝返り時の労力を大幅に低減し得る。
一方、寝返り時には上半身が頭部5の横転に同動し、片側の肩部12が敷布団11上を移動して、上半身が略垂直に位置する。
この状況は図29のようで、片側の頬が枕本体1の端部上に位置し、頭部5の下向き姿勢を阻止して、背骨から頭部にかけて水平状態を維持し、横向き寝の楽な寝姿勢ないし自然な寝姿勢を維持して、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得る。
このように本発明の枕は、枕本体1の上下側の少なくとも一側面に、小形かつ小高の一対の凸部を離間して配置し、仰向け寝の際は、一対の凸部の間に首部や頸椎部周辺を配置して首部周辺を包容し、仰向け寝の安心感を得られるとともに、寝返り時における頭部の上下および水平移動を低減して労力の負担を軽減する。
しかも、側頭部を凸部の中高部に載置して、背骨から頭部にかけて水平状態を維持し、横向き寝の楽な寝姿勢ないし自然な寝姿勢を維持して、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得るようにしたものである。
このように本発明の枕は、簡単な構成によって安価かつ容易に製作できるとともに、例えば仰臥時から横臥時に容易かつ円滑に寝返りでき、その際の労力を軽減して横寝時の自然な寝姿勢を維持して楽な寝姿勢を得られ、首部の捩れや頸部のストレスを防止し、肩こりや寝違えを防止し得るようにしている。
1 枕本体
2,3 凸部
4 使用者
5 頭部
7 頸椎部
9 首部

Claims (18)

  1. 頭部の載置面を備えた枕本体に頭部と係合可能な複数の凸部を設けた枕において、前記枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側に小高の一対の凸部を対向配置したことを特徴とする枕。
  2. 前記一対の凸部の間に使用者の首部ないし頸椎部を配置可能にした請求項1記載の枕。
  3. 前記凸部の対向部を外側に高さが漸増するテ−パ面または湾曲面に形成した請求項1記載の枕。
  4. 前記載置面からの凸部の高さを枕本体の厚さと略同一またはそれ以下に形成した請求項1記載の枕。
  5. 前記凸部の横臥方向に沿う外端部の長さを、枕本体の同方向の長さの約1/2以下に形成した請求項1記載の枕。
  6. 前記凸部と枕本体を一体成形した請求項1記載の枕。
  7. 前記凸部と枕本体を分離して構成した請求項1記載の枕。
  8. 前記凸部と枕本体を一体成形するとともに、一対の袋状のポケットを備えた枕ケースを設け、前記ポケットに凸部を収容可能にした請求項1記載の枕。
  9. 前記凸部と枕本体を分離して構成し、それらを袋状ケースに充填材を充填して形成した請求項1記載の枕。
  10. 一対の凸部の間の前記載置面上に頭部を載置する仰向け寝時、一対の凸部の間を下向きに緩やかに湾曲形成し、凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にした請求項1記載の枕。
  11. 前記枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にした請求項4記載の枕。
  12. 前記一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、前記一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にした請求項1記載の枕。
  13. 前記一対の凸部を下位に設置し、上位の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時から、枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を一方の凸部の中高部に対応する枕本体上に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にした請求項11記載の枕。
  14. 前記枕本体の使用者の横臥方向に沿う一側の表裏部に、小高の一対の凸部を対向配置した請求項1記載の枕。
  15. 前記表裏部の凸部の高さを、前記枕本体の片面に突設した凸部の高さの約1/2に形成した請求項14記載の枕。
  16. 前記上側の一対の凸部の間の枕本体上に頭部を載置する仰向け寝時、下側の一対の凸部を介して枕本体を下方に緩やかに湾曲形成可能にし、該湾曲面の谷部に頭部を載置可能にした請求項14記載の枕。
  17. 仰向け寝時における上側の凸部の外端部の高さを使用者の耳部の下部位置と略同高に形成可能にした請求項16記載の枕。
  18. 前記仰向け寝時から枕本体の上面に側頭部を載置する横向き寝に移行時、片側の頬部を上側の凸部の中高部に載置可能にし、背骨から頭部にかけて水平状態を維持可能にした請求項16記載の枕。
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