JP2020110255A - 医療用容器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉末状の薬剤の曝露を防ぐことが可能な医療用容器の製造方法、を提供する。【解決手段】医療用容器の製造方法は、開口部18が設けられた可撓性の袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を通じて袋体11に粉末状の薬剤を供給する工程と、薬剤が供給された袋体11から被覆部材20を分離する工程とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は、医療用容器の製造方法に関する。
たとえば、特開2017−145029号公報(特許文献1)には、可撓性シートからなり、粉体状の医薬品等の内容物を収容する袋本体と、袋本体の周縁に設けられ、内容物を流出させる流出ポートとを有するパウチ容器が開示されている。
特開2017−145029号公報
上述の特許文献1に開示されるように、粉末状の薬剤を収容する可撓性の袋体を備えた医療用容器が知られている。
このような医療用容器の製造工程においては、袋体に設けられた開口部を通じて、袋体の内部に粉末状の薬剤が供給される。しかしながら、袋体への粉末状の薬剤の供給時、薬剤が外部空間を舞って、袋体の外表面に付着する可能性がある。特に、薬剤の供給に伴って可撓性を有する袋体が変形すると、袋体の内外で気流が発生するため、薬剤が外部空間を舞い易い。袋体の外表面に薬剤が付着した医療用容器が医療現場に出されると、薬剤の曝露が問題となる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、粉末状の薬剤の曝露を防ぐことが可能な医療用容器の製造方法を提供することである。
この発明に従った医療用容器の製造方法は、開口部が設けられた可撓性の袋体を被覆部材により覆いつつ、開口部を通じて袋体に粉末状の薬剤を供給する工程と、薬剤が供給された袋体から被覆部材を分離する工程とを備える。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、袋体への粉末状の薬剤の供給時に袋体を被覆部材により覆うことによって、袋体の外表面に薬剤が付着することを防止できる。また、そのあとに袋体から被覆部材を分離することによって、薬剤が付着した被覆部材を回収することができる。したがって、医療用容器において薬剤の曝露が生じることを防止できる。
また好ましくは、医療用容器の製造方法は、袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の後であって、袋体から被覆部材を分離する工程の前に、袋体を被覆部材により覆いつつ、開口部を閉塞する工程をさらに備える。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、薬剤が袋体の外表面に付着することをより確実に防ぐことができる。
また好ましくは、医療用容器の製造方法は、袋体から被覆部材を分離する工程の後に、開口部を閉塞する工程をさらに備える。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、袋体から被覆部材が分離されているため、開口部を閉塞する工程時の作業性が良好となる。
また好ましくは、医療用容器の製造方法は、袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の前に、袋体を、被覆部材を構成する第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置する工程をさらに備える。袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程は、第1帯状シートおよび第2帯状シートを、第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置された袋体とともに所定方向に送り出すことによって、袋体を薬剤供給ポジションに搬送する工程と、薬剤供給ポジションに位置決めされた袋体に薬剤を供給する工程とを含む。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、袋体が第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置された状態において、袋体に薬剤を供給することによって、袋体の外表面に薬剤が付着することを防止できる。
また好ましくは、袋体を第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置する工程は、複数の袋体が所定方向に並んで設けられたシートを、第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置する工程を含む。医療用容器の製造方法は、袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の後に、シートを切断することによって、複数の袋体を互いに分割する工程をさらに備える。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、複数の医療用容器を効率的に製造することができる。
また好ましくは、医療用容器の製造方法は、袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の前に、被覆部材を構成する第1シートおよび第2シートを袋体に接着する工程をさらに備える。袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程は、袋体に第1シートおよび第2シートが接着された状態において、袋体に薬剤を供給する工程を含む。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、袋体に第1シートおよび第2シートが接着された状態において、袋体に薬剤を供給することによって、袋体の外表面に薬剤が付着することを防止できる。
また好ましくは、第1シートおよび第2シートを袋体に接着する工程は、袋体の第1部分において、第1シートおよび第2シートを袋体に接着する工程を含む。医療用容器の製造方法は、袋体から被覆部材を分離する工程の前に、袋体の第2部分において、開口部を閉塞する工程をさらに備える。袋体から被覆部材を分離する工程は、第2部分の少なくとも一部を袋体に残し、第1部分を袋体から分離するように、第1シート、袋体および第2シートを切断する工程を含む。
このように構成された医療用容器の製造方法によれば、袋体から第1シートおよび第2シートが分離され、開口部が閉塞された医療用容器を、簡易な工程で得ることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、粉末状の薬剤の曝露を防ぐことが可能な医療用容器の製造方法を提供することができる。
シングルバッグタイプの医療用容器を示す斜視図である。 図1中のII−II線上の矢視方向に見た医療用容器を示す断面図である。 医療用容器の製造方法の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態1における医療用容器の製造方法の工程を示す斜視図である。 図4中の医療用容器の製造方法の工程のうちの薬剤供給工程を示す上面図である。 図4中の医療用容器の製造方法の工程のうちの開口部の閉塞工程を示す上面図である。 ダブルバッグタイプの医療用容器を示す斜視図である。 図7中のVIII−VIII線上の矢視方向に見た医療用容器を示す断面図である。 実施の形態2における医療用容器の製造方法の工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第1工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第1工程を示す上面図である。 この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第2工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第3工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第1工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第2工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第3工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第4工程を示す斜視図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、シングルバッグタイプの医療用容器を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線上の矢視方向に見た医療用容器を示す断面図である。まず、実施の形態1、ならびに、後述する実施の形態3および実施の形態4における医療用容器の製造方法によって製造される医療用容器の構造について説明する。
図1および図2を参照して、医療用容器10は、1つの収容空間13を備えたシングルバッグタイプである。
医療用容器10は、袋体11を有する。袋体11は、可撓性を有する。袋体11には、粉末状の薬剤が収容されている。袋体11には、たとえば、粉末状の抗がん剤が収容されている。
袋体11は、互いに接合された2枚のシート材12(12S,12T)から構成されている。シート材12(12S,12T)の材質は、特に限定されないが、代表的な例として、樹脂製フィルムが用いられている。
シート材12Sおよびシート材12Tは、同一の平面形状を有する。シート材12Sおよびシート材12Tは、矩形の平面形状を有する。シート材12Sおよびシート材12Tは、各シート材12の厚み方向が揃うように重ね合わされている。シート材12Sおよびシート材12Tは、互いに接合されることによって、粉末状の薬剤を収容する収容空間13を形成している。
より具体的に説明すると、袋体11は、その平面視において、周縁部14と、接合部16とを有する。周縁部14および接合部16は、袋体11の周縁に設けられている。周縁部14は、シート材12が有する矩形の平面形状の3辺に沿って設けられている。接合部16は、シート材12が有する矩形の平面形状の残る一辺に沿って設けられている。
シート材12Sおよびシート材12Tは、周縁部14および接合部16において互いに接合されている。シート材12Sおよびシート材12Tは、周縁部14および接合部16において互いに熱溶着されている。収容空間13は、周縁部14および接合部16に取り囲まれて区画形成されている。
続いて、本実施の形態における医療用容器の製造方法について説明する。図3は、医療用容器の製造方法の流れを示すフローチャート図である。図4は、実施の形態1における医療用容器の製造方法の工程を示す斜視図である。
図3および図4を参照して、本実施の形態における医療用容器の製造方法は、開口部18が設けられた可撓性の袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を通じて袋体11に粉末状の薬剤を供給する工程(S102)と、薬剤が供給された袋体11から被覆部材20を分離する工程(S104)とを備える。
医療用容器の製造方法は、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)の後であって、袋体11から被覆部材20を分離する工程(S104)の前に、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を閉塞する工程(S103)をさらに備える。
医療用容器の製造方法は、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)の前に、袋体11を、被覆部材20を構成する第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置する工程(S101)をさらに備える。袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)は、第1帯状シート21および第2帯状シート26を、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置された袋体11とともに所定方向(矢印210に示す方向)に送り出すことによって、袋体11を薬剤供給ポジションに搬送する工程と、薬剤供給ポジションに位置決めされた袋体11に薬剤を供給する工程とを含む。
袋体11を第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置する工程は、複数の袋体11が所定方向(矢印210に示す方向)に並んで設けられたシート30を、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置する工程を含む。医療用容器の製造方法は、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)の後に、シート30を切断することによって、複数の袋体11を互いに分割する工程(S105)をさらに備える。
より具体的に説明すると、シート30は、一方向に長い帯形状を有する。シート30は、複数の袋体11(11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H)を含む。複数の袋体11は、シート30の長手方向に並び、互いに繋がっている。複数の袋体11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11Hは、挙げた順に、シート30の搬送方向(矢印210に示す方向)における上流側から下流側に並んでいる。
なお、図4中では、図示の便宜上、袋体11A〜11Hのみが示されているが、シート30に含まれる複数の袋体11の数は任意である。
各袋体11には、開口部18が設けられている。開口部18は、図1中の接合部16に替わって、シート材12が有する矩形の平面形状の一辺に沿って設けられている。収容空間13は、開口部18を通じて外部空間に開放されている。
医療用容器の製造装置は、シート30の搬送手段として、一対の上流側送り出しローラ38と、一対の下流側送り出しローラ39とを有する。上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39は、シート30の搬送方向において互いに離れて設けられている。上流側送り出しローラ38は、シート30の搬送方向における上流側に設けられ、下流側送り出しローラ39は、シート30の搬送方向における下流側に設けられている。
一対の上流側送り出しローラ38は、ローラの回転軸が互いに平行となり、かつ、ローラの回転軸の半径方向において互いに当接するように設けられている。一対の下流側送り出しローラ39は、ローラの回転軸が互いに平行となり、かつ、ローラの回転軸の半径方向において互いに当接するように設けられている。上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39は、モータ(不図示)からの回転が入力されることによって回転駆動する。
シート30は、一対の上流側送り出しローラ38間および一対の下流側送り出しローラ39間に順に挟持されながら、矢印210に示す方向に搬送される。シート30の搬送方向(矢印210に示す方向)は、シート30の長手方向、すなわち、複数の袋体11の並び方向に対応している。
医療用容器の製造装置は、被覆部材20をさらに有する。被覆部材20は、袋体11を覆うことが可能であり、かつ、袋体11から分離可能な部材から構成されている。代表的な例として、被覆部材20は、樹脂製である。被覆部材20は、袋体11とともに加熱された場合であっても、袋体11と熱溶着しない材料から構成されている。被覆部材20が樹脂製である場合に、被覆部材20の溶融温度は、袋体11の溶融温度よりも低いことが好ましい。
被覆部材20は、第1帯状シート21および第2帯状シート26から構成されている。第1帯状シート21および第2帯状シート26は、一方向に長い帯形状を有する。シート30の搬送方向(矢印210に示す方向)は、第1帯状シート21および第2帯状シート26の長手方向と対応している。
第1帯状シート21および第2帯状シート26の各シートの、その長手方向における長さは、シート30のその長手方向における長さ以上であることが好ましい。第1帯状シート21および第2帯状シート26の各シートの、その短手方向における長さは、シート30のその短手方向における長さ以上であることが好ましい。
第1帯状シート21および第2帯状シート26は、シート30(複数の袋体11)を挟んでその表裏に配置されている。第1帯状シート21および第2帯状シート26は、シート30をその厚み方向において挟持するように設けられている。第1帯状シート21および第2帯状シート26の各シートの一方の面は、弱粘着性を有し、シート30の外表面に接着される接着面である。第1帯状シート21および第2帯状シート26は、シート30から再剥離が可能である。
医療用容器の製造装置は、上流側巻き取りシャフト22,27と、下流側巻き取りシャフト23,28とをさらに有する。
上流側巻き取りシャフト22,27は、シート30の搬送方向における上流側に設けられ、下流側巻き取りシャフト23,28は、シート30の搬送方向における下流側に設けられている。上流側巻き取りシャフト22および下流側巻き取りシャフト23は、シート30を挟んだ一方の側(図4におけるシート30の手前側)に設けられ、上流側巻き取りシャフト27および下流側巻き取りシャフト28は、シート30を挟んだ他方の側(図4におけるシート30の奥側)に設けられている。上流側巻き取りシャフト22および下流側巻き取りシャフト23は、シート30の外表面から離れた位置に設けられている。
上流側巻き取りシャフト22,27および下流側巻き取りシャフト23,28は、モータ(不図示)からの回転が入力されることによって回転駆動する。上流側巻き取りシャフト22,27および下流側巻き取りシャフト23,28の回転駆動は、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の回転駆動と同期している。
第1帯状シート21は、上流側巻き取りシャフト22に巻回されている。上流側巻き取りシャフト22に巻回された第1帯状シート21の終端は、一対の上流側送り出しローラ38の間と、一対の下流側送り出しローラ39の間とを順に通されて、下流側巻き取りシャフト23に止め付けられている。
第2帯状シート26は、下流側巻き取りシャフト27に巻回されている。下流側巻き取りシャフト27に巻回された第2帯状シート26の終端は、一対の上流側送り出しローラ38の間と、一対の下流側送り出しローラ39の間とを順に通されて、下流側巻き取りシャフト28に止め付けられている。
上流側巻き取りシャフト22および下流側巻き取りシャフト23が回転駆動することにより、上流側巻き取りシャフト22に巻回された第1帯状シート21が、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の間の区間を通って、下流側巻き取りシャフト23に巻き取られる。上流側巻き取りシャフト27および下流側巻き取りシャフト28が回転駆動することにより、上流側巻き取りシャフト27に巻回された第2帯状シート26が、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の間の区間を通って、下流側巻き取りシャフト28に巻き取られる。
シート30は、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の間の区間において、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置されている。シート30は、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の間の区間において、被覆部材20(第1帯状シート21,第2帯状シート26)によって覆われている。
図5は、図4中の医療用容器の製造方法の工程のうちの薬剤供給工程を示す上面図である。図6は、図4中の医療用容器の製造方法の工程のうちの開口部の閉塞工程を示す上面図である。
図4から図6を参照して、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39の間の区間には、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)が実行される薬剤供給ポジションと、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を閉塞する工程(S103)が実行される閉塞ポジションとが設けられている。
薬剤供給ポジションは、閉塞ポジションよりもシート30の搬送方向における上流側に位置している。図中では、シート30に設けられた複数の袋体11のうちの袋体11Dが、閉塞ポジションに位置決めされ、シート30に設けられた複数の袋体11のうちの袋体11Eが、薬剤供給ポジションに位置決めされている。
図4および図5を参照して、医療用容器の製造装置は、薬剤供給パイプ31と、吸着ノズル33,34とをさらに有する。薬剤供給パイプ31および吸着ノズル33,34は、上記の薬剤供給ポジションに設けられている。
薬剤供給パイプ31は、粉末状の薬剤を貯留するタンクに繋がっており、袋体11に対してその薬剤を供給可能なように構成されている。薬剤供給パイプ31は、パイプ形状を有し、袋体11(11E)の開口部18の直上で開口している。
吸着ノズル33および吸着ノズル34は、袋体11(11E)を挟んだ一方の側と、袋体11(11E)を挟んだ他方の側とにそれぞれ設けられている。吸着ノズル33および吸着ノズル34は、それぞれ、第1帯状シート21および第2帯状シート26越しに、袋体11(11E)の開口部18と対向して設けられている。吸着ノズル33および吸着ノズル34は、それぞれ、第1帯状シート21および第2帯状シート26に吸着して、第1帯状シート21および第2帯状シート26が接着する袋体11(11E)のシート材12Sおよびシート材12Tを引き離す。
図4および図6を参照して、医療用容器の製造装置は、加熱パッド36,37をさらに有する。加熱パッド36,37は、上記の閉塞ポジションに設けられている。
加熱パッド36および加熱パッド37は、袋体11(11D)を挟んだ一方の側と、袋体11(11D)を挟んだ他方の側とにそれぞれ設けられている。加熱パッド36および加熱パッド37は、それぞれ、第1帯状シート21および第2帯状シート26越しに、袋体11(11E)の開口部18と対向して設けられている。加熱パッド36および加熱パッド37は、第1帯状シート21および第2帯状シート26越しに袋体11(11E)の開口部18を加圧しつつ、加熱する。
図3から図6を参照して、医療用容器の製造時においては、上流側送り出しローラ38および下流側送り出しローラ39を回転駆動させるとともに、これらに同期させて、上流側巻き取りシャフト22および下流側巻き取りシャフト23を回転駆動させる。第1帯状シート21および第2帯状シート26を、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置された袋体11とともに矢印210に示す方向に送り出すことによって、各袋体11を薬剤供給ポジションおよび閉塞ポジションに順に搬送する。
この際、袋体11は、上流側送り出しローラ38を通過することによって、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置される。袋体11は、被覆部材20(第1帯状シート21,第2帯状シート26)により被覆される。これにより、袋体11を、被覆部材20を構成する第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置する工程(S101)を実行する。
次に、薬剤供給ポジションにおいて、吸着ノズル33および吸着ノズル34が、袋体11のシート材12Sおよびシート材12Tを引き離すことによって、袋体11は、開口部18の開口面積が増大するように変形する。次に、薬剤供給パイプ31から開口部18を通じて袋体11に薬剤を供給する。次に、吸着ノズル33および吸着ノズル34による第1帯状シート21および第2帯状シート26の吸着を解除する。これにより、袋体11は、開口部18の開口面積が減少するように変形する。以上により、開口部18が設けられた可撓性の袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を通じて袋体11に粉末状の薬剤を供給する工程(S102)を実行する。
次に、閉塞ポジションにおいて、加熱パッド36および加熱パッド37が、第1帯状シート21および第2帯状シート26越しに袋体11の開口部18を加圧しつつ、加熱することによって、袋体11のシート材12Sおよびシート材12Tを熱溶着させる。これにより、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を閉塞する工程(S103)を実行する。袋体11における開口部18は、閉塞されることによって、図1および図2中の接合部16に置き換わる。
次に、袋体11が下流側送り出しローラ39を通過することによって、袋体11から第1帯状シート21および第2帯状シート26が離間する。これにより、薬剤が供給された袋体11から被覆部材20を分離する工程(S104)を実行する。
複数の袋体11への薬剤の供給と、開口部18の閉塞とが全て完了した後、シート30を図4中のシート30に示される2点鎖線220に沿って切断する。これにより、シート30を切断することによって、複数の袋体11を互いに分割する工程(S105)を実行する。以上の工程により、図1に示される医療用容器10が完成する。
本実施の形態では、袋体11への粉末状の薬剤の供給時、薬剤が袋体11の外部に舞って袋体11の外表面に付着する可能性がある。特に、吸着ノズル33および吸着ノズル34による袋体11の吸着を解除することによって、袋体11が開口部18の開口面積が減少するように変形する。このタイミングで袋体11の内部から外部に向けた気流が生じることによって、薬剤が袋体11から舞い出る現象が発生する。
これに対して、袋体11への薬剤の供給時、袋体11を被覆部材20(第1帯状シート21、第2帯状シート26)により覆うことによって、袋体11の外表面に薬剤が付着することを防止できる。また、薬剤の供給の後、袋体11から被覆部材20(第1帯状シート21、第2帯状シート26)を分離することによって、薬剤が付着した被覆部材20(第1帯状シート21、第2帯状シート26)を回収することができる。これにより、医療用容器10において薬剤の曝露が生じることを防止できる。
また、袋体11から被覆部材20(第1帯状シート21、第2帯状シート26)を分離する前に、袋体11の開口部18を閉塞している。このような構成によれば、袋体11から舞い出た薬剤が袋体11の外表面に付着することを、より確実に防ぐことができる。
また、第1帯状シート21および第2帯状シート26を、第1帯状シート21および第2帯状シート26の間に配置された袋体11とともに矢印210に示す方向に送り出すことによって、袋体11を薬剤供給ポジションに搬送する。このような構成によれば、袋体11を被覆部材20により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程の自動化を容易に実現することができる。
また、複数の袋体11が矢印210に示す方向に並んで設けられたシート30が用いられている。このような構成により、複数の袋体11に順次、薬剤を供給することが可能となるため、複数の医療用容器10を効率的に製造することができる。
なお、袋体11から被覆部材20(第1帯状シート21、第2帯状シート26)を分離する工程の後に、袋体11の開口部18を閉塞してもよい。この場合、袋体11から第1帯状シート21および第2帯状シート26が分離されているため、開口部18を閉塞する工程時の作業性が良好となる。また、第1帯状シート21および第2帯状シート26越しに開口部18を閉塞する必要がないため、開口部18の閉塞方法やシート材料の選択の幅が広がる。
(実施の形態2)
図7は、ダブルバッグタイプの医療用容器を示す斜視図である。図8は、図7中のVIII−VIII線上の矢視方向に見た医療用容器を示す断面図である。まず、実施の形態2における医療用容器の製造方法によって製造される医療用容器の構造について、実施の形態1における医療用容器10と異なる構成を中心にして説明する。
図7および図8を参照して、医療用容器110は、2つの収容空間113,143を備えたダブルバッグタイプである。
医療用容器110は、袋体111を有する。袋体111には、抗がん剤などの粉末状の薬剤と、溶解液とが別々に収容されている。袋体111は、互いに接合された2枚のシート材12(12S,12T)から構成されている。シート材12Sおよびシート材12Tは、互いに接合されることによって、粉末状の薬剤を収容する収容空間113と、溶解液を収容する収容空間143とを形成している。
より具体的に説明すると、袋体111は、その平面視において、周縁部114と、接合部116とを有する。シート材12Sおよびシート材12Tは、周縁部114および接合部116において互いに接合されている。シート材12Sおよびシート材12Tは、周縁部114および接合部116において互いに熱溶着されている。収容空間113は、周縁部114と、接合部116と、後述する隔壁部141とに取り囲まれて区画形成されている。収容空間143は、周縁部114と、後述する隔壁部141とに取り囲まれて区画形成されている。
袋体111は、その平面視において、隔壁部141(図7中のハッチング領域)をさらに有する。隔壁部141は、収容空間113および収容空間143の間に設けられている。シート材12Sおよびシート材12Tは、隔壁部141において、圧力を受けた場合に剥離可能な程度の強度で互いに接合されている。
医療用容器110の使用時、袋体111の外部から収容空間143が手で押されることによって、シート材12Sおよびシート材12Tが、隔壁部141において剥離する。これにより、収容空間113および収容空間143の間が連通して、粉末状の薬剤を溶解液に溶解させることが可能となる。
医療用容器110は、ポート146をさらに有する。ポート146は、収容空間143と繋がって設けられている。ポート146には、医療用容器110の使用時に輸液セットのスパイク針などが穿刺されるゴム栓が設けられている。
図9は、実施の形態2における医療用容器の製造方法の工程を示す斜視図である。図9を参照して、本実施の形態における医療用容器の製造方法は、基本的には、実施の形態1における医療用容器の製造方法と同じである。
本実施の形態では、実施の形態1におけるシート30に替わって、シート130を矢印210に示す方向に搬送する。シート130は、複数の袋体111(111A,111B,111C,111D,111E,111F)を含む。各袋体111には、実施の形態1における開口部18に替わって、開口部118が設けられている。収容空間113は、開口部118を通じて外部空間に開放されている。
図中では、シート130に設けられた複数の袋体111のうちの袋体111Cが、閉塞ポジションに位置決めされ、シート130に設けられた複数の袋体111のうちの袋体111Dが、薬剤供給ポジションに位置決めされている。
薬剤供給ポジションにおいて、開口部118が設けられた可撓性の袋体111を被覆部材20(第1帯状シート21,第2帯状シート26)により覆いつつ、開口部118を通じて袋体111の収容空間113に粉末状の薬剤を供給する工程(S102)を実行する。次に、閉塞ポジションにおいて、袋体111を被覆部材20(第1帯状シート21,第2帯状シート26)により覆いつつ、開口部118を閉塞する工程(S103)を実行する。袋体111における開口部118は、閉塞されることによって、図7および図8中の接合部116に置き換わる。複数の袋体111への薬剤の供給と、開口部118の閉塞とが全て完了した後、シート130を適切な位置で切断することによって、複数の袋体111を互いに分割する工程(S105)を実行する。
このように構成された、この発明の実施の形態2における医療用容器の製造方法によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態3)
図10は、この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第1工程を示す斜視図である。図11は、この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第1工程を示す上面図である。図12は、この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第2工程を示す斜視図である。図13は、この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法の第3工程を示す斜視図である。
本実施の形態における医療用容器の製造方法は、実施の形態1における医療用容器の製造方法と比較して、基本的には同様の構成を備える。以下、重複する構成については、その説明を繰り返さない。
図3および図10から図13を参照して、本実施の形態における医療用容器の製造方法は、開口部18が設けられた可撓性の袋体11を被覆部材60により覆いつつ、開口部18を通じて袋体11に粉末状の薬剤を供給する工程(S102)と、薬剤が供給された袋体11から被覆部材60を分離する工程(S104)とを備える。
医療用容器の製造方法は、袋体11を被覆部材60により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)の後であって、袋体11から被覆部材60を分離する工程(S104)の前に、袋体11を被覆部材60により覆いつつ、開口部18を閉塞する工程(S103)をさらに備える。
医療用容器の製造方法は、袋体11を被覆部材60により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)の前に、被覆部材60を構成する第1シート61および第2シート66を袋体11に接着する工程(S101)をさらに備える。袋体11を被覆部材60により覆いつつ、袋体11に薬剤を供給する工程(S102)は、袋体11に第1シート61および第2シート66が接着された状態において、袋体11に薬剤を供給する工程を含む。
より具体的に説明すると、図10および図11に示されるように、第1シート61を袋体11のシート材12Sの外表面に接着し、第2シート66を袋体11のシート材12Tの外表面に接着することによって、第1シート61および第2シート66により袋体11を被覆する。これにより、被覆部材60を構成する第1シート61および第2シート66を袋体11に接着する工程(S101)を実行する。
第1シート61および第2シート66は、互いに同一の平面形状を有する。第1シート61および第2シート66は、袋体11と同一の矩形の平面形状を有する。第1シート61および第2シート66は、袋体11よりも大きい平面形状を有してもよい。第1シート61および第2シート66の各シートの一方の面は、弱粘着性を有し、袋体11の外表面に接着される接着面である。第1シート61および第2シート66は、袋体11から再剥離が可能である。
次に、袋体11の開口部18を広げて、開口部18を通じて袋体11に薬剤を供給する。これにより、開口部18が設けられた可撓性の袋体11を被覆部材20により覆いつつ、開口部18を通じて袋体11に粉末状の薬剤を供給する工程(S102)を実行する。この際、袋体11を被覆部材60(第1シート61,第2シート66)により覆うことによって、袋体11の外表面に薬剤が付着することを防止できる。
図12を参照して、次に、開口部18において、袋体11のシート材12Sおよびシート材12Tを熱溶着させる。これにより、袋体11を被覆部材60(第1シート61,第2シート66)により覆いつつ、開口部18を閉塞する工程(S103)を実行する。袋体11における開口部18は、閉塞されることによって、図1および図2中の接合部16に置き換わる。
図13を参照して、次に、袋体11から第1シート61および第2シート66を剥離する。これにより、薬剤が供給された袋体11から被覆部材60(第1シート61,第2シート66)を分離する工程(S104)を実行する。以上の工程により、図1に示される医療用容器10が完成する。
このように構成された、この発明の実施の形態3における医療用容器の製造方法によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態4)
図14は、この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第1工程を示す斜視図である。図15は、この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第2工程を示す斜視図である。図16は、この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第3工程を示す斜視図である。図17は、この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法の第4工程を示す斜視図である。
本実施の形態における医療用容器の製造方法は、実施の形態3における医療用容器の製造方法と比較して、基本的には同様の構成を備える。以下、重複する構成については、その説明を繰り返さない。
本実施の形態においては、第1シート61および第2シート66を袋体11に接着する工程(S101)は、袋体11の第1部分260において、第1シート61および第2シート66を袋体11に接着する工程を含む。医療用容器の製造方法は、袋体11から被覆部材60(第1シート61,第2シート66)を分離する工程(S104)の前に、袋体11の第2部分270において、開口部18を閉塞する工程(S103)をさらに備える。袋体11から被覆部材60(第1シート61,第2シート66)を分離する工程(S104)は、第2部分270の少なくとも一部を袋体11に残し、第1部分260を袋体11から分離するように、第1シート61、袋体11および第2シート66を切断する工程を含む。
より具体的に説明すると、図14に示されるように、袋体11の第1部分260において、第1シート61および第2シート66を袋体11に接着する(S101)。第1部分260は、開口部18が開口する袋体11の端辺19に沿って帯状に延在している。端辺19からの第1部分260の幅は、H1である。
図15を参照して、次に、袋体11の開口部18を広げて、開口部18を通じて袋体11に薬剤を供給する(S102)。この際、袋体11を被覆部材60(第1シート61,第2シート66)により覆うことによって、袋体11の外表面に薬剤が付着することを防止できる。
図16を参照して、次に、袋体11の第2部分270において、袋体11のシート材12Sおよびシート材12Tを熱溶着させることによって、開口部18を閉塞する(S103)。第2部分270は、袋体11の端辺19に沿って帯状に延在している。端辺19からの第2部分270の幅は、H1よりも大きいH2である(H2>H1)。
図16および図17を参照して、次に、第2部分270の少なくとも一部を袋体11に残し、第1部分260を袋体11から分離するように、第1シート61、袋体11および第2シート66を切断する(S104)。以上の工程により、図1に示される医療用容器10が完成する。
第1シート61、袋体11および第2シート66の切断ライン280は、袋体11の端辺19に沿って直線状に延びている。端辺19から切断ライン280までの長さは、H1よりも大きく、H2よりも小さいH3である(H1<H3<H2)。袋体11に残された第2部分270の部分が、図1および図2中の接合部16に対応している。
このような構成によれば、袋体11から第1シート61および第2シート66が分離され、開口部18が閉塞された医療用容器10を、簡易な工程により得ることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態4における医療用容器の製造方法によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、粉末状の薬剤を収容する医療用容器の製造に適用される。
10,110 医療用容器、11,11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H,111,111A,111B,111C,111D,111E,111F 袋体、12,12S,12T シート材、13,113,143 収容空間、14,114 周縁部、16,116 接合部、18,118 開口部、19 端辺、20,60 被覆部材、21 第1帯状シート、22,27 上流側巻き取りシャフト、23,28 下流側巻き取りシャフト、26 第2帯状シート、30,130 シート、31 薬剤供給パイプ、33,34 吸着ノズル、36,37 加熱パッド、38 上流側送り出しローラ、39 下流側送り出しローラ、61 第1シート、66 第2シート、141 隔壁部、146 ポート、260 第1部分、270 第2部分、280 切断ライン。

Claims (7)

  1. 開口部が設けられた可撓性の袋体を被覆部材により覆いつつ、前記開口部を通じて前記袋体に粉末状の薬剤を供給する工程と、
    薬剤が供給された前記袋体から前記被覆部材を分離する工程とを備える、医療用容器の製造方法。
  2. 前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の後であって、前記袋体から被覆部材を分離する工程の前に、前記袋体を前記被覆部材により覆いつつ、前記開口部を閉塞する工程をさらに備える、請求項1に記載の医療用容器の製造方法。
  3. 前記袋体から被覆部材を分離する工程の後に、前記開口部を閉塞する工程をさらに備える、請求項1に記載の医療用容器の製造方法。
  4. 前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の前に、前記袋体を、前記被覆部材を構成する第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置する工程をさらに備え、
    前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程は、
    前記第1帯状シートおよび前記第2帯状シートを、前記第1帯状シートおよび前記第2帯状シートの間に配置された前記袋体とともに所定方向に送り出すことによって、前記袋体を薬剤供給ポジションに搬送する工程と、
    前記薬剤供給ポジションに位置決めされた前記袋体に薬剤を供給する工程とを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用容器の製造方法。
  5. 前記袋体を第1帯状シートおよび第2帯状シートの間に配置する工程は、
    複数の前記袋体が前記所定方向に並んで設けられたシートを、前記第1帯状シートおよび前記第2帯状シートの間に配置する工程を含み、
    前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の後に、前記シートを切断することによって、複数の前記袋体を互いに分割する工程をさらに備える、請求項4に記載の医療用容器の製造方法。
  6. 前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程の前に、前記被覆部材を構成する第1シートおよび第2シートを前記袋体に接着する工程をさらに備え、
    前記袋体を被覆部材により覆いつつ、袋体に薬剤を供給する工程は、
    前記袋体に前記第1シートおよび前記第2シートが接着された状態において、前記袋体に薬剤を供給する工程を含む、請求項1に記載の医療用容器の製造方法。
  7. 前記第1シートおよび第2シートを袋体に接着する工程は、
    前記袋体の第1部分において、前記第1シートおよび前記第2シートを前記袋体に接着する工程を含み、
    前記袋体から被覆部材を分離する工程の前に、前記袋体の第2部分において、前記開口部を閉塞する工程をさらに備え、
    前記袋体から被覆部材を分離する工程は、
    前記第2部分の少なくとも一部を前記袋体に残し、前記第1部分を前記袋体から分離するように、前記第1シート、前記袋体および前記第2シートを切断する工程を含む、請求項6に記載の医療用容器の製造方法。
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