JP2020109549A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】第二筐体が第二位置で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化がより抑制されやすい新規な構成の電子機器を得る。【解決手段】電子機器1は、ディスプレイ筐体3(第二筐体)に設けられY方向(第一方向)に延びた第一アンテナ素子51と、ベース筐体2(第一筐体)に設けられ第一アンテナ素子51に沿って延びた第一部分10aを含みディスプレイ筐体3が第三展開位置P3(第二位置)に位置された状態において第一部分10aが第一アンテナ素子51と電磁結合する位置に配置された無給電素子10と、を有したアンテナユニット5を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、第一筐体と、第一筐体にヒンジを介して、表示画面が第一面と面する第一位置と、表示画面が第一面とは反対側を向く第二位置と、の間で回転可能に支持された第二筐体と、第二筐体に設けられたスロットアンテナと、を備え、第一筐体に第二筐体が第二位置に位置された状態でスロットアンテナのスロットと連通するスロットが設けられた、電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−228982号公報
この種の電子機器では、例えば、第二筐体が第二位置で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化がより抑制されやすい新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、第二筐体が第二位置で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化がより抑制されやすい新規な構成の電子機器を得ることである。
本発明の第一態様にかかる電子機器は、第一面を有した第一筐体と、表示画面を有し、前記第一筐体にヒンジを介して、前記表示画面が前記第一面と面する第一位置と、前記表示画面が前記第一面とは反対側を向く第二位置と、の間で回転可能に支持された第二筐体と、前記第一筐体および前記第二筐体のうち一方に設けられ前記表示画面に沿う第一方向に延びた第一アンテナ素子と、前記第一筐体および前記第二筐体のうち他方に設けられ前記第一アンテナ素子に沿って延びた第一部分を含み前記第二筐体が前記第二位置に位置された第一状態において前記第一部分が前記第一アンテナ素子と電磁結合する位置に配置された無給電素子と、を有したアンテナユニットと、を備える。
また、前記第一部分は、前記第一状態において前記表示画面と交差した第二方向に見た場合に前記第一アンテナ素子と重なって配置されるかまたは前記第一アンテナ素子の前記ヒンジとは反対側にずれて配置される。
また、前記アンテナユニットは、前記第一アンテナ素子と分岐部を介して接続され、前記第一アンテナ素子とは異なる周波数帯域に対応した第二アンテナ素子を有し、前記第二アンテナ素子は、前記第一状態において前記第二方向に見た場合に前記第一部分と前記第一方向にずれて配置される。
また、前記無給電素子は、前記第一部分における前記分岐部側の端部から前記ヒンジに近づくように延び、前記他方と接地された第二部分を有している。
また、前記無給電素子の電気長は、前記第一アンテナ素子の電気長よりも短い。
本発明の上記態様によれば、第二筐体が第二位置で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化がより抑制されやすい新規な構成の電子機器を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が閉位置に位置された状態の図である。 図2は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第一展開位置に位置された状態の図である。 図3は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第二展開位置に位置された状態の図である。 図4は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第三展開位置に位置された状態の図である。 図5は、図4のV−V断面図である。 図6は、図4のアンテナユニットのマルチバンドアンテナ近傍のフロントカバーを取り外した状態の平面図である。 図7は、図6のマルチバンドアンテナの例示的な斜視図である。 図8は、実施形態の電子機器および比較例における、第二筐体が第二位置で使用される場合のアンテナユニットの放射効率と周波数との関係が示された例示的な図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、電子機器1の正面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が閉位置P0に位置された状態の図である。図2は、電子機器1の正面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第一展開位置P1に位置された状態の図である。なお、以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、ベース筐体2の奥行(前後方向)に沿い、Y方向は、ベース筐体2の幅(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、ベース筐体2の厚さ(上下方向)に沿う。また、以下の説明では、X方向は後方、X方向の反対方向は前方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される場合がある。
図1,2に示されるように、電子機器1は、例えば、クラムシェル型(ノートブック型)のパーソナルコンピュータとして構成されており、ベース筐体2と、ディスプレイ筐体3と、を備えている。ベース筐体2には、キーボード4(入力装置)や、不図示の基板等が収容され、ディスプレイ筐体3には、アンテナユニット5や、ディスプレイユニット6等が収容されている。ベース筐体2は、第一筐体の一例であり、ディスプレイ筐体3は、第二筐体の一例である。なお、電子機器1は、この例には限定されず、例えば、携帯電話や、スマートフォン、電子手帳、電子辞書、ゲーム機等、ディスプレイ筐体3がベース筐体2にヒンジ7を介して回転可能に接続された種々の電子機器1として構成することができる。
ベース筐体2は、例えば、キーボード4が露出する上面2a1と、上面2a1とは反対側を向いた下面2b1と、を有する。キーボード4は、上方から操作可能な状態に、ベース筐体2に支持されている。また、ベース筐体2内には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の複数の電子部品が実装された基板が設けられている。基板内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路の少なくとも一部が構成されている。
ディスプレイ筐体3は、例えば、ディスプレイユニット6の表示画面6aが露出する前面3a1と、前面3a1とは反対側を向いた後面3b1と、を有する。ディスプレイユニット6は、表示画面6aが前方から視認可能な状態に、ディスプレイ筐体3に支持されている。また、前面3a1の一部および表示画面6aは、タッチパネル9の透明部によって覆われている。
アンテナユニット5は、例えば、ディスプレイ筐体3の上端部3jの二つの隅部に設けられている。アンテナユニット5は、それぞれケーブルを介して、基板の通信チップと電気的に接続されている。アンテナユニット5は、ダイバーシティアンテナの一例である。本実施形態によれば、複数のアンテナユニット5で受信した同一の無線信号について、電波状況の優れたアンテナユニット5の信号を優先的に用いたり、受信した信号を合成してノイズを除去したりすることによって、通信の質や信頼性の向上を図ることができる。なお、アンテナユニット5は、この例には限定されず、例えば、片側の隅部のみに設けられてもよい。
図3は、電子機器1の背面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第二展開位置P2に位置された状態の図である。図4は、電子機器1の背面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態の図である。本実施形態では、電子機器1は、図2に示されるノートブックモードや、図3に示されるテントモード(スタンドモード)、図4に示されるスレートモード(タブレットモード)等、複数のモードで使用可能に構成されている。
具体的には、ディスプレイ筐体3は、ベース筐体2にY方向に沿って延びる二つの回転中心Ax1,Ax2(回転軸)を有したヒンジ7を介して回転可能に支持されている。ディスプレイ筐体3は、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2回りに回転することで、閉位置P0(図1)と、第一展開位置P1(図2)と、第二展開位置P2(図3)と、第三展開位置P3(図4)と、の間で移動可能である。
図1に示されるように、ディスプレイ筐体3が閉位置P0に位置された状態では、ベース筐体2の上面2a1およびキーボード4と、ディスプレイ筐体3の前面3a1およびディスプレイユニット6の表示画面6aとが対向する。よって、閉位置P0では、キーボード4やタッチパネル9等は、ベース筐体2およびディスプレイ筐体3によって隠れるため、操作不能である。閉位置P0は、第一位置の一例であり、上面2a1は、第一面の一例である。また、閉位置P0は、初期位置や、第一折り畳み位置等とも称される。
図2に示されるように、ディスプレイ筐体3が第一展開位置P1に位置された状態では、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが対向せず、上面2a1、キーボード4、前面3a1、および表示画面6aが露出する。第一展開位置P1におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、例えば、90°〜170°である。第一展開位置P1では、所謂ノートブックモードとして使用され、ベース筐体2が不図示の机や台等の載置部に載せられた状態でキーボード4によって操作が行われる。第一展開位置P1は、第一使用位置等とも称される。
図3に示されるように、ディスプレイ筐体3が第二展開位置P2に位置された状態では、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが互いに反対側を向く。第二展開位置P2におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、例えば、270°〜350°である。第二展開位置P2では、所謂テントモード(スタンドモード)として使用され、ベース筐体2およびディスプレイ筐体3が不図示の載置部に立てられた状態でタッチパネル9によって操作が行われる。第二展開位置P2は、第二使用位置等とも称される。
また、図4に示されるように、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態においても、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが互いに反対側を向く。第三展開位置P3におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、360°である。第三展開位置P3では、所謂スレートモード(タブレットモード)として使用され、ベース筐体2が不図示の載置部に載せられた状態あるいはベース筐体2が載置部から持ち上げられた状態でタッチパネル9によって操作が行われる。第三展開位置P3は、第二位置の一例である。
なお、第三展開位置P3(第二位置)は、この例には限定されず、例えば、互いに交差(直交)する二つの回転中心を有したヒンジによって、ベース筐体2の上面2a1(図2参照)側でディスプレイ筐体3の表示画面6aが上面2a1とは反対側を向くように重ねられてもよい。第三展開位置P3は、第三使用位置や、第二折り畳み位置等とも称される。
図1〜4に示されるように、ディスプレイ筐体3は、例えば、一方向(図1ではZ方向)に扁平な直方体状に構成されている。ディスプレイ筐体3は、前壁3aや、後壁3b、複数の側壁3c〜3f等を有している。前壁3aは、前面3a1を含み、後壁3bは、後面3b1を含む。前壁3aは、四角形状の枠状に構成され、後壁3bは、四角形状の板状に構成されている。
図2に示されるように、側壁3cおよび側壁3eは、それぞれ、ディスプレイ筐体3の下端部3hおよび上端部3jを構成している。下端部3hは、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と隣接(近接)している。上端部3jは、下端部3hよりもヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と離間している。また、側壁3dおよび側壁3fは、それぞれ、ディスプレイ筐体3の左端部3iおよび右端部3kを構成している。
また、ディスプレイ筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、ディスプレイ筐体3は、例えば、フロントカバー31と、リヤカバー32と、を有している。フロントカバー31は、前壁3aと、側壁3c〜3fのそれぞれの一部と、を含む。リヤカバー32は、後壁3bと、側壁3c〜3fのそれぞれの一部と、を含む。フロントカバー31とリヤカバー32とは、爪やネジ等によって互いに結合されている。
ベース筐体2は、例えば、Z方向に扁平な直方体状の箱型に構成されている。ベース筐体2は、上壁2aや、下壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f等の複数の壁部を有している。前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fは、側壁や、周壁、立壁等とも称される。
上壁2aおよび下壁2bは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。上壁2aは、上面2a1を含み、下壁2bは、下面2b1を含む。下面2b1には、ベース筐体2を不図示の載置部から離間した状態に支持する複数の支持部2p(図3参照)が設けられている。支持部2pは、脚やゴム脚等とも称される。
前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cは、上壁2aおよび下壁2bのX方向の反対方向の端部の間に亘り、後壁2eは、上壁2aおよび下壁2bのX方向の端部の間に亘っている。
前壁2cおよび後壁2eは、それぞれ、ベース筐体2の前端部2hおよび後端部2jを構成している。前端部2hは、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と離間している。後端部2jは、前端部2hよりもヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と隣接(近接)している。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁2dは、上壁2aおよび下壁2bのY方向の端部の間に亘り、右壁2fは、上壁2aおよび下壁2bのY方向の反対方向の端部の間に亘っている。左壁2dおよび右壁2fは、それぞれ、ベース筐体2の左端部2iおよび右端部2kを構成している。
また、ベース筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、ベース筐体2は、例えば、トップカバー21と、ボトムカバー22と、を有している。トップカバー21は、上壁2aと、前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fのそれぞれの一部と、を含む。ボトムカバー22は、下壁2bと、前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fのそれぞれの一部と、を含む。トップカバー21とボトムカバー22とは、爪やネジ等によって互いに結合されている。
図5は、図4のV−V断面図である。図5に示されるように、ディスプレイ筐体3のリヤカバー32は、第一部材32Tと、第二部材32Uと、を有している。第一部材32Tは、合成樹脂材料によって構成され、第二部材32Uは、マグネシウム合金等の金属材料によって構成されている。第一部材32Tと第二部材32Uとは、例えば、インサート成形(ハイブリット成形)等によって製造され、互いに接合(一体化)されている。
また、ディスプレイ筐体3のフロントカバー31は、第一部材31Aと、第二部材31Bと、を有している。第一部材31Aは、合成樹脂材料によって構成され、第二部材31Bは、ゴムやエラストマ等によって構成されている。第二部材31Bは、第一部材31Aおよびタッチパネル9よりも後壁3bとは反対側に突出している。これにより、ディスプレイ筐体3が閉位置P0(図1参照)に位置された状態において、第一部材31Aおよびタッチパネル9とベース筐体2とが接触するのを防止している。
また、第一部材31A,32Tは、アンテナユニット5の第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52(図6,7参照)とディスプレイ筐体3の厚さ方向(図5ではZ方向)に重なって位置されている。第一部材31A,32Tは、合成樹脂材料によって構成されているので、第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52は、第一部材31A,32Tを介して電波を送受信することができる。アンテナユニット5は、例えば、無線WAN(Wide Area Network)用である。なお、アンテナユニット5は、無線WAN用以外のものであってもよい。
また、図5に示されるように、ベース筐体2のトップカバー21およびボトムカバー22についても、それぞれ、第一部材21F,22Fと、第二部材21R,22Rと、を有している。第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、互いに材料が異なる。第一部材21F,22Fを構成する第一材料は、合成樹脂材料であり、第二部材21R,22Rを構成する第二材料は、マグネシウム合金等の金属材料である。第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、例えば、インサート成形(ハイブリット成形)等によって製造され、互いに接合(一体化)されている。
第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、それぞれ、X方向に並んでいる。言い換えると、第二部材21R,22Rは、第一部材21F,22Fよりも前端部2hから離れて位置されている。本実施形態では、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態では、第一部材21F,22Fが第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52とZ方向に重なって位置されている。これにより、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用されるような場合にも、第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52は、合成樹脂材料で構成された第一部材21F,22Fを介して電波を送受信することができる。
次に、アンテナユニット5についてより詳しく説明する。図6は、図4のアンテナユニット5のマルチバンドアンテナ50近傍のフロントカバー31を取り外した状態の平面図である。図7は、図6のマルチバンドアンテナ50の斜視図である。図6,7に示されるように、アンテナユニット5は、例えば、マルチバンドアンテナ50と、無給電素子10と、を有している。
マルチバンドアンテナ50および無給電素子10は、それぞれ、Y方向に沿って延びており、少なくとも一部がZ方向に重なり合って配置されている。本実施形態では、マルチバンドアンテナ50は、ディスプレイ筐体3に収容され、無給電素子10は、ベース筐体2(図5参照)に収容されている。Y方向は、第一方向の一例であり、Z方向は、第二方向の一例である。
なお、アンテナユニット5は、この例には限定されず、例えば、マルチバンドアンテナ50がベース筐体2側に設けられ、無給電素子10がディスプレイ筐体3側に設けられてもよい。また、無給電素子10は、例えば、ベース筐体2あるいはディスプレイ筐体3における第一部材22F,32Tの外面側に露出して設けられてもよい。この場合、無給電素子10は、第一部材22F,32Tにテープ等によって固定されてもよいし、印刷等によって形成されてもよい。
図7に示されるように、マルチバンドアンテナ50は、例えば、第一アンテナ素子51と、第二アンテナ素子52と、分岐部53と、接地部54と、支持部材55と、を有している。支持部材55は、Z方向に所定の厚さを有し、X方向およびY方向に沿って延びるとともにY方向に横長な帯板状である。支持部材55は、合成樹脂材料によって構成されている。
第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52は、支持部材55の前面55aおよび側面55bに支持されている。第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52は、それぞれ、支持部材55に沿ってY方向に延びるとともに分岐部53を介して互いに接続されている。第一アンテナ素子51は、分岐部53よりもY方向の反対方向に位置され、第二アンテナ素子52は、分岐部53よりもY方向に位置されている。言い換えると、第一アンテナ素子51は、分岐部53からY方向の反対方向に延び、第二アンテナ素子52は、分岐部53からY方向に延びている。
第一アンテナ素子51は、第一周波数帯域に対応し、第二アンテナ素子52は、第一周波数帯域とは異なる第二周波数帯域に対応している。第一周波数帯域は、例えば、800〜900MHz帯であり、第二周波数帯域は、例えば、1.7GHz帯や、2GHz帯である。第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52は、熱溶着やねじ等の結合部材56によって支持部材55の側面55bに固定されている。
分岐部53は、支持部材55の側面55bに支持されている。分岐部53は、Y方向に所定の幅を有し、側面55bに沿ってX方向に延びている。分岐部53におけるX方向の一端部は、接地部54と接続され、X方向の他端部は、第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52と接続されている。第一アンテナ素子51、第二アンテナ素子52、分岐部53、および接地部54は、一つもしくは複数の金属部材によって構成されている。
接地部54は、複数の折り曲げ部を有した板状に構成され、支持部材55よりもX方向に延びている。接地部54は、リヤカバー32(図5参照)における第二部材32Uの内面に接触した状態で、アルミテープ等によって第二部材32Uに固定されている。これにより、第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52と第二部材32Uとが接地部54を介して電気的に接続され、第二部材32Uがマルチバンドアンテナ50のグランド部材として機能する。マルチバンドアンテナ50は、例えば、逆Fアンテナ等によって構成されている。
図6に示されるように、無給電素子10は、例えば、第一部分10aと、第二部分10bと、を有している。第一部分10aは、第一アンテナ素子51に沿ってY方向に細長く延びている。第二部分10bは、第一部分10aのY方向の一端部、すなわち分岐部53側の端部と接続されている。第二部分10bは、第一部分10aからX方向、すなわちヒンジ7(図4参照)に近づくように延びている。無給電素子10は、互いに接続された第一部分10aおよび第二部分10bによって、略L字状に構成されている。
また、第二部分10bは、ボトムカバー22(図5参照)における第二部材22Rの内面に接触した状態で、アルミテープ等によって第二部材22Rに固定されている。これにより、第一部分10aと第二部材22Rとが第二部分10bを介して電気的に接続され、第二部材22Rが無給電素子10のグランド部材として機能する。無給電素子10は、例えば、黄銅等の金属材料によって構成されている。
そして、本実施形態では、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3(図6参照)に位置された状態において、Z方向に見た場合に第一部分10aが第一アンテナ素子51と重なって配置されている。すなわち、第一部分10aは、第一アンテナ素子51の電波によって共振する(電流が流れる)位置、言い換えると第一アンテナ素子51と電磁結合する位置に配置されている。これにより、第一部分10aは、第一アンテナ素子51の一部として機能する。
なお、第一部分10aは、この例には限定されず、第一アンテナ素子51と電磁結合する位置であればよく、例えば、第一アンテナ素子51のヒンジ7とは反対側、すなわちX方向の反対方向にずれて配置されてもよい。本実施形態では、第一アンテナ素子51と第一部分10aとの間の距離D(図5参照)は、0.1波長以内に設定されている。
また、本実施形態では、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3(図6参照)に位置された状態において、Z方向に見た場合に第二アンテナ素子52が第一部分10aとY方向にずれて配置されるとともに、第二部分10bが分岐部53と重なって配置されている。これにより、第一部分10aによる第二アンテナ素子52への影響や、第二部分10bによる第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52への影響が抑制されている。
また、本実施形態では、無給電素子10の電気長は、第一アンテナ素子51の電気長よりも短く設定されている。具体的には、無給電素子10の電気長は、第一アンテナ素子51の電気長(1/4波長)の約1.25分の1に設定されている。これにより、第一アンテナ素子51の共振周波数の約1.25倍の周波数で無給電素子10が共振するように設定されている。
図8は、実施形態の電子機器1および比較例における、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用される場合のアンテナユニット5の放射効率と周波数との関係が示された図である。図8において、破線は、無給電素子10を有さず第一アンテナ素子51のみを有した比較例における特性を示し、実線は、無給電素子10および第一アンテナ素子51を有した本実施形態の電子機器1における特性を示している。
図8の破線に示されるように、比較例では、第一周波数帯域のうち周波数が比較的高い帯域において放射効率が基準値を下回っている。これは、第一展開位置P1で使用される場合と比べて、第三展開位置P3で使用される場合には、ベース筐体2側の影響等により、第一アンテナ素子51の帯域幅が狭くなるとともに共振周波数が低めにシフトするためである。
これに対して、図8の実線に示されるように、比較例に対して無給電素子10を追加した本実施形態では、第一周波数帯域のうち周波数が比較的高い帯域、すなわち比較例で基準値を下回っていた帯域の放射効率が基準値を上回り、改善されている。このように、本実施形態によれば、第一アンテナ素子51と電磁結合された無給電素子10の共振を利用することにより、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、ディスプレイ筐体3(第二筐体)に設けられY方向(第一方向)に延びた第一アンテナ素子51と、ベース筐体2(第一筐体)に設けられ第一アンテナ素子51に沿って延びた第一部分10aを含みディスプレイ筐体3が第三展開位置P3(第二位置)に位置された状態において第一部分10aが第一アンテナ素子51と電磁結合する位置に配置された無給電素子10と、を有したアンテナユニット5を備える。
このような構成によれば、例えば、無給電素子10の共振周波数を調整することにより、第一周波数帯域のうち基準値を下回る所望の周波数帯域の放射効率を補完することができる。よって、例えば、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用される場合に生じるアンテナ特性の劣化がより抑制されやすい。また、例えば、無給電素子10によってマルチバンドアンテナ50の大きさひいてはディスプレイ筐体3の大きさを拡大することなく、アンテナ特性の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、第一部分10aは、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態においてZ方向(第二方向)に見た場合に第一アンテナ素子51と重なって配置されている。
このような構成によれば、例えば、第一部分10aが第一アンテナ素子51のヒンジ7側にずれて配置された場合と比べて、第一部分10aと無給電素子10の接地部分(第二部分10bの端部)との距離をより長く確保できるため、アンテナユニット5の通信性能の低下がより抑制されやすい。
また、本実施形態では、アンテナユニット5は、第一アンテナ素子51と分岐部53を介して接続され、第一アンテナ素子51とは異なる周波数帯域に対応した第二アンテナ素子52を有し、第二アンテナ素子52は、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態においてZ方向に見た場合に第一部分10aとY方向にずれて配置されている。
このような構成によれば、例えば、第一部分10aによる第二アンテナ素子52への影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、無給電素子10は、第一部分10aにおける分岐部53側の端部からヒンジ7に近づくように延び、ベース筐体2と接地された第二部分10bを有している。
このような構成によれば、例えば、第二部分10bによって無給電素子10を第一アンテナ素子51の延在方向と同じ方向(順方向)に併走させて設けることができるため、アンテナ特性の劣化を抑制することができる。また、例えば、第二部分10bがZ方向に見た場合に分岐部53と重なって配置されることにより、第二部分10bによる第一アンテナ素子51および第二アンテナ素子52への影響を抑制できる。
また、本実施形態では、無給電素子10の電気長は、第一アンテナ素子51の電気長よりも短い。
このような構成によれば、例えば、無給電素子10によって、第一アンテナ素子51の共振周波数よりも高い周波数帯域で基準値を下回る所望の放射効率を改善することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…電子機器、2…ベース筐体(第一筐体)、2a1…上面(第一面)、3…ディスプレイ筐体(第二筐体)、5…アンテナユニット、6a…表示画面、7…ヒンジ、10…無給電素子、10a…第一部分、10b…第二部分、51…第一アンテナ素子、52…第二アンテナ素子、53…分岐部、P0…閉位置(第一位置)、P3…第三展開位置(第二位置)、Y…第一方向、Z…第二方向。

Claims (5)

  1. 第一面を有した第一筐体と、
    表示画面を有し、前記第一筐体にヒンジを介して、前記表示画面が前記第一面と面する第一位置と、前記表示画面が前記第一面とは反対側を向く第二位置と、の間で回転可能に支持された第二筐体と、
    前記第一筐体および前記第二筐体のうち一方に設けられ前記表示画面に沿う第一方向に延びた第一アンテナ素子と、前記第一筐体および前記第二筐体のうち他方に設けられ前記第一アンテナ素子に沿って延びた第一部分を含み前記第二筐体が前記第二位置に位置された第一状態において前記第一部分が前記第一アンテナ素子と電磁結合する位置に配置された無給電素子と、を有したアンテナユニットと、
    を備えた、電子機器。
  2. 前記第一部分は、前記第一状態において前記表示画面と交差した第二方向に見た場合に前記第一アンテナ素子と重なって配置されるかまたは前記第一アンテナ素子の前記ヒンジとは反対側にずれて配置された、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記アンテナユニットは、前記第一アンテナ素子と分岐部を介して接続され、前記第一アンテナ素子とは異なる周波数帯域に対応した第二アンテナ素子を有し、
    前記第二アンテナ素子は、前記第一状態において前記第二方向に見た場合に前記第一部分と前記第一方向にずれて配置された、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記無給電素子は、前記第一部分における前記分岐部側の端部から前記ヒンジに近づくように延び、前記他方と接地された第二部分を有した、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記無給電素子の電気長は、前記第一アンテナ素子の電気長よりも短い、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。

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