JP2020109385A - 移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この円筒状製品COの直径データは、その都度測定してコンピュータ内に入力するほか、円筒状製品COの製造時等に測定することによって、予めコンピュータ内に入力(例えば、円筒状製品COの個体識別番号に紐付けして入力。)しておくことができる。
このようにして、割り出された円筒状製品COが2点で安定的に当接して居座るようにできる位置を基に、自動クレーンCRの目標座標を設定し、自動クレーンCRで移動体スキッドSKに円筒状製品COを自動積載するようにする。
例えば、製紙工場や製鉄所等の薄物製品をロール状に巻き付けた円筒状製品COを製品置場から、外部に搬出する際、ある程度決められた範囲に移動体TR及びその上に搭載された移動体スキッドSKが停止し、配置される。
自動クレーンCRは、円筒状製品COをリフタCLで自動把持し、製品置場から移動体スキッドSKが配置された方向(進行方向TF)に向かって自動で移動運搬する。
移動体スキッドSKの代表例としては、図2(a)に示すような、移動体TRの平台車に2本の角形状の移動体スキッドSKが配置されたもの、図2(b)に示すような、移動体TRの荷台にV字形状の溝が切られて移動体スキッドSKとしているもの等があるが、それ以外の形状のものもあり、あらゆる形状の移動体スキッドSKに対してセンターリングできることが求められる。
なお、移動体TRの走行安定性を確保するため、移動体TRの中心線TC(移動体TRの中心を通る鉛直線)の付近に移動体スキッドSKの中心位置が位置するように移動体スキッドSKが配置されている場合が多いので、これを前提に以下説明するが、2列に移動体スキッドSKが配置されているものなど、その他のものについても、対応することができる。
この横ずれ防止用ストッパSPの後方に円筒状製品COを積載するので、横ずれ防止用ストッパSPの後方の移動体TRの高さデータを水平X方向列のデータ列でピックアップする。
続いて、横ずれ防止用ストッパSPの後方の水平X方向列のデータ列の中心線TCの上方に積載予定の円筒状製品COの直径データから導出した仮想円VCを中心線CC(仮想円VCの中心を通る鉛直線)を合わせて配置する。
この時、SDRとSDLの数値の大きい側(図4の場合は左側L)に仮想円VCを水平X方向に移動させながら、SDRとSDLの数値を比較する。この時、SDRとSDLの値が同じ値になる点が、移動体スキッドSKに円筒状製品COを置いたときに安定する点となる。
具体的には、コンピュータ内でデジタル処理をするので、仮想円VCは、一定ピッチ間隔で移動させる。したがって、ピッチ移動を繰り返すうちにSDRとSDLが等しくなる点を通り過ぎてしまう。この通り過ぎた時、SDRとSDLの数値の大小が反転するので、この反転した点の少し手前にSDRとSDLが等しくなる点が存在し、反転した点の前後のうちSDRとSDLの数値の数値が小さい方(この点を、SDRとSDLの数値の大小が反転した位置の直近位置とする。)を、移動体スキッドSKに円筒状製品COを置いたときに安定する点とする。
それに横ずれ防止用ストッパSPの位置との相関関係からZ軸座標を決定し、当該X、Y、Z軸座標を目標に自動クレーンCRを自動運行させ、自動積載を行う。
また、円筒状製品COが移動体スキッドSKに安定的に配置されると算出された位置の仮想円VCの中心線CCと移動体TRの中心線TCの位置が大きくずれていた場合(この判定は、例えば、移動体TRの幅寸法の10〜30%程度の範囲で任意に設定することができる。)は、移動体TRの重心がずれて移動に危険が生じるおそれがある。
このため、このような場合は、自動積載を中断し、移動体スキッドSKにかませ物をして調整するようにオペレータにガイダンスをする。
また、移動体スキッドSKに円筒状製品COが2点で安定的に当接して居座るようにできないとの判断や、移動体TRの走行安定性が損なわれるとの判断を、移動体スキッドSKに円筒状製品COを自動積載するときに行うことが可能となり、作業性及び安全性を向上することができる。
MS 広域距離センサ
CO 円筒状製品
TR 移動体
SK 移動体スキッド
SP 横ずれ防止用ストッパ
CL リフタ
TF 自動クレーンの進行方向
SC 広域測距センサ走査線
A 移動体の端部から移動体スキッド中心位置距離
B 広域距離センサの取付位置の寸法
α 移動距離の寸法
X 水平方向(X軸)
Y 鉛直方向(Y軸)
Z 奥行き方向(Z軸)
TDP 広域距離センサによる測定ドットポイント
W 移動体の幅寸法
FL フロアレベル
VC 仮想円
CDP 仮想円の円周上のドットポイント
R 右側
L 左側
SDR 右側鉛直方向最短距離部
SDL 左側鉛直方向最短距離部
TC 移動体の中心線
CC 仮想円の中心線
この時、SDRとSDLの数値の大きい側(図4の場合は左側L)に仮想円VCを水平X方向に移動させながら、SDRとSDLの数値を比較する。この時、SDRとSDLの値が同じ値になる点が、移動体スキッドSKに円筒状製品COを置いたときに安定する点となる。
具体的には、コンピュータ内でデジタル処理をするので、仮想円VCは、一定ピッチ間隔で移動させる。したがって、ピッチ移動を繰り返すうちにSDRとSDLが等しくなる点を通り過ぎてしまう。この通り過ぎた時、SDRとSDLの数値の大小が反転するので、この反転した点の少し手前にSDRとSDLが等しくなる点が存在し、反転した点の前後のうちSDRとSDLの数値の差が小さい方の点(この点が、SDRとSDLの数値の大小が反転した位置の直近位置となる。)を、移動体スキッドSKに円筒状製品COを置いたときに安定する点とする。
Claims (4)
- 自動クレーンを用いて移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法において、
広域距離センサを用いて移動体スキッドの形状及び位置を測定し、
該測定したデータ上に、円筒状製品の直径データから導出した仮想円を配置し、
該仮想円の右半分の円弧と移動体スキッドの鉛直方向の距離が最も小さい位置と、仮想円の左半分の円弧と移動体スキッドの鉛直方向の距離が最も小さい位置とを割り出し、
当該位置の左右の鉛直方向の距離が等しくなるように仮想円を水平方向に移動させて、左右の鉛直方向の距離が等しくなる仮想円の水平方向の位置を割り出し、
当該割り出された仮想円の水平方向の位置を、移動体スキッドに円筒状製品が2点で安定的に当接して居座るようにできる位置として、自動クレーンで移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するようにすることを特徴とする移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法。 - 前記左右の鉛直方向の距離が等しくなるように仮想円を水平方向に移動する際に、左右の鉛直方向の距離の数値を比較して、当該数値が大きい方向に仮想円を移動させ、左右の鉛直方向の距離の数値が等しくなった位置、又は、左右の鉛直方向の距離の数値の差が反転した位置の直近位置を、移動体スキッドに円筒状製品が2点で安定的に当接して居座るようにできる位置として、自動クレーンで移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するようにすることを特徴とする請求項1に記載の移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法。
- 前記割り出された左右の鉛直方向の距離が等しくなる仮想円の水平方向の位置における左右の鉛直方向の距離が最も小さい位置が、仮想円の中心を通る鉛直線付近に存在したときに、移動体スキッドに円筒状製品が2点で安定的に当接して居座るようにできないと判断するようにすることを特徴とする請求項1に記載の移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法。
- 前記割り出された左右の鉛直方向の距離が等しくなる仮想円の水平方向の位置における仮想円の中心を通る鉛直線と、移動体スキッドが設置された移動体の中心を通る鉛直線とが大きくずれていたときに、移動体の走行安定性が損なわれると判断するようにすることを特徴とする請求項1に記載の移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法。
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2019
- 2019-01-07 JP JP2019000776A patent/JP7005835B2/ja active Active
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