JP2020109234A - 可搬式スロープ - Google Patents
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Abstract
Description
図1に、本実施形態に係る可搬式スロープ1の平面図を示し、図2に、その正面図を示す。図1及び図2は、可搬式スロープ1が段差5の正面下方側に設置されたときの様子を示している。段差5は、これに限られないが、例えば、1段又は2段以上のステップを有する階段である。これらの図に示すように、可搬式スロープ1は、ある高さの第1位置P1と、これよりも鉛直方向に高い第2位置P2との間を結ぶ通路を形成する。この通路は、緩やかに傾斜しており、これに限られないが、典型的には、車椅子が段差5を乗り越えるのに使用される。第1位置P1は、段差5を降りてすぐの位置の側方にあり、第2位置P2は、段差5を登ってすぐの位置である。
<2−1.踊り場装置>
図3は、踊り場装置30を上方から視た斜視図であり、図4は、これを下方から視た斜視図である。これらの図に示されるように、踊り場装置30は、天板31を有する他、天板を下方から支持する複数本の脚40を含む。これに限定されないが、本実施形態の天板31は、平面視において概ね正方形の板状であり、脚40は、天板31の底面31bの4つのコーナー近傍に配置されている。脚40は、各々、同じ構造を有しており、底面31bに固定された直線状の軸部41と、軸部41の下端部に取り付けられた車輪42とを有する。車輪42は、踊り場装置30の可搬性を向上させる。脚40には、使用時に踊り場装置30の位置を安定させるべく、車輪42の回転をロックするためのロック機構が取り付けられていることが好ましい。このようなロック機構の構造としては、様々知られているため、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、第1スロープ10及び第2スロープ20について説明する。本実施形態では、これらのスロープ10及び20は、互いに同じ構造を有する。従って、以下では、第1スロープ10についてのみ説明する。ただし、第1スロープ10及び第2スロープ20のスロープ長さは、異なっていてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
上記実施形態では、踊り場装置30の天面31aを概ね正方形としたが、天面31aの形状はこれに限られず、三角形や、五角形以上の多角形、扇形等とすることができる。また、このような例からも明らかなとおり、スロープ10及び20が取り付けられる第1辺L1と第2辺L2との為す角度は、90°より小さくてもよいし、90°より大きくてもよい。また、スロープ10及び20が取り付けられる第1辺L1と第2辺L2が、天面31aにおいて隣接した辺でなくてもよい。
上記実施形態では、天板31に2つのスロープ10及び20が連結されたが、3つ以上のスロープを連結可能としてもよい。
上記実施形態では、スロープ10及び20は、踊り場装置30に対し着脱自在に構成されたが、一部又は全部のスロープが取り外しできないように構成されていてもよい。この場合、例えば、スロープを天面31aに対し折り畳むことができる折り畳み式とすることができる。
踊り場装置30とスロープ10及び20とを連結するための構成は、上述したものに限られない。例えば、スロープ側にスロットを形成し、踊り場装置30の天板31側にこれに挿入される引っ掛け部を形成してもよい。あるいは、天板31においてスロットに代えて、同様の位置に上方に突出する突出部を形成し、上述した引っ掛け部とこの突出部とが互いに引っ掛かり合うことで、スロープが固定されるようにしてもよい。あるいは、スロープ及び踊り場装置30の一方にフックを取り付け、他方にこのフックに引っ掛けられるリング又は孔を形成してもよい。あるいは、スロープ10及び20側の滑り止め14及び15のような端部の部位を、単に天板31の第1辺L1及び第2辺L2の近傍の部位の上に載置することにより、踊り場装置30とスロープ10及び20とを連結してもよい。
ロック機構50の構成は、上述したものに限られない。例えば、ペダル532、521及び532の少なくとも1つを省略することができる。また、上記したような付勢部材55に代えて、回動軸512の周りに、レバー部材51をロック状態に付勢するような回転バネを取り付けてもよい。
上記実施形態では、車椅子がターンテーブル33に乗り上げたことを分かり易くするための突出部39が、ターンテーブル33に配置された。しかしながら、これに代えて又は加えて、本体部32の上面32a上の、ターンテーブル33の外周縁近傍において、当該外周縁に沿って、上方へ突出する突出部を形成してもよい。
10 第1スロープ
20 第2スロープ
30 踊り場装置
31 天板
31a 天面
32 本体部
32a 上面
33 ターンテーブル
33a 上面
331 貫通孔(被ロック部)
39 突出部
50 ロック機構
51 レバー部材
52、53 操作部
54 ロック部
55 付勢部材
40 脚
L1 第1辺
L2 第2辺
P1 第1位置
P2 第2位置
Claims (9)
- 天面を有する天板と、前記天板を下方から支持する脚とを含む踊り場装置と、
第1スロープと、
第2スロープと
を備え、
前記天板は、
前記天面の一部を構成する上面を有し、平面視において第1辺と、前記第1辺に対し角度を為す第2辺とを有する本体部と、
前記天面の一部を構成する上面を有し、平面視において前記本体部に囲まれるように配置され、前記本体部に対し前記天面に平行な面内を回転可能なターンテーブルと
を含み、
前記第1スロープは、前記第1辺と第1位置との間に架け渡され、
前記第2スロープは、前記第2辺と前記第1位置よりも高い第2位置との間に架け渡される、
可搬式スロープ。 - 前記第1スロープの一端は、前記本体部の前記第1辺の近傍の部位に着脱自在に連結され、
前記第2スロープの一端は、前記本体部の前記第2辺の近傍の部位に着脱自在に連結される、
請求項1に記載の可搬式スロープ。 - 前記本体部の前記上面と、前記ターンテーブルの前記上面とは、実質的に面一である、
請求項1又は2に記載の可搬式スロープ。 - 前記ターンテーブル及び前記本体部の少なくとも一方には、前記ターンテーブルの外周縁に沿って、上方へ突出する突出部が形成されている、
請求項1から3のいずれかに記載の可搬式スロープ。 - 前記第1辺と前記第2辺とは、実質的に直交する、
請求項1から4のいずれかに記載の可搬式スロープ。 - 前記踊り場装置は、
前記本体部に対する前記ターンテーブルの回転を止めるロック状態と、前記本体部に対する前記ターンテーブルの回転を許容するアンロック状態とを切り替えるロック機構
をさらに含む、
請求項1から5のいずれかに記載の可搬式スロープ。 - 前記ロック機構は、
操作部と、
前記操作部に連結され、前記操作部に対し外力が加えられたときに、前記ロック状態に対応する位置から前記アンロック状態に対応する位置に回動するレバー部材と、
前記レバー部材を前記ロック状態に対応する位置に付勢する付勢部材と
を含む、
請求項6に記載の可搬式スロープ。 - 前記レバー部材は、ロック部を有し、
前記ターンテーブルは、前記ロック部に引っ掛けられる複数の被ロック部が形成されており、
前記複数の被ロック部は、前記ターンテーブルの回転軸周りに、前記第1辺と前記第2辺との為す前記角度の間隔を開けて配置される、
請求項7に記載の可搬式スロープ。 - 第1スロープ及び第2スロープとともに使用される踊り場装置であって、
天面を有する天板と、
前記天板を下方から支持する脚と
を備え、
前記天板は、
前記天面の一部を構成する上面を有し、平面視において第1辺と、前記第1辺に対し角度を為す第2辺とを有する本体部と、
前記天面の一部を構成する上面を有し、平面視において前記本体部に囲まれるように配置され、前記本体部に対し前記天面に平行な面内を回転可能なターンテーブルと
を含み、
前記本体部の前記第1辺の近傍の部位は、前記第1スロープの一端に連結可能に構成されており、
前記本体部の前記第2辺の近傍の部位は、前記第2スロープの一端に連結可能に構成されている、
踊り場装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2019000455A JP7206917B2 (ja) | 2019-01-07 | 2019-01-07 | 可搬式スロープ |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2019000455A JP7206917B2 (ja) | 2019-01-07 | 2019-01-07 | 可搬式スロープ |
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JP7206917B2 JP7206917B2 (ja) | 2023-01-18 |
Family
ID=71569975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019000455A Active JP7206917B2 (ja) | 2019-01-07 | 2019-01-07 | 可搬式スロープ |
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Country | Link |
---|---|
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SG (1) | SG10201910082YA (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2019
- 2019-01-07 JP JP2019000455A patent/JP7206917B2/ja active Active
- 2019-10-30 SG SG10201910082YA patent/SG10201910082YA/en unknown
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Publication number | Publication date |
---|---|
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SG10201910082YA (en) | 2020-08-28 |
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