JP2020109020A - 温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム - Google Patents

温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020109020A
JP2020109020A JP2019234425A JP2019234425A JP2020109020A JP 2020109020 A JP2020109020 A JP 2020109020A JP 2019234425 A JP2019234425 A JP 2019234425A JP 2019234425 A JP2019234425 A JP 2019234425A JP 2020109020 A JP2020109020 A JP 2020109020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
measurement information
unit
cold insulation
logger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019234425A
Other languages
English (en)
Inventor
田辺 徹
Toru Tanabe
徹 田辺
リチャード コイケ,
Koike Richard
リチャード コイケ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Tech Corp
Publication of JP2020109020A publication Critical patent/JP2020109020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/206Cooling means comprising thermal management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1917Control of temperature characterised by the use of electric means using digital means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser

Abstract

【課題】収容空間の温度管理を簡易に行うことを目的とする。【解決手段】所定空間において測定された温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を格納する記憶部と、前記記憶部に格納される前記所定空間の前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記所定空間で維持されるべき温度帯を判定する、温度管理部と、を備える、温度管理装置とする。【選択図】図1

Description

本発明は、温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システムに関する。
米国食品安全強化法(FSMA:Food Safety Modernization Act)の施行等により、
食品の品質管理の重要性が高まっている。食品の品質管理の項目の一つとして、温度管理がある。
特開2001−206452号公報
保冷ボックス(収容器)内に食品を入れて、輸送トラック等により目的地まで輸送する際、保冷ボックス内にある食品がどのような温度の状態であったかを管理することが求められる。通常、運搬する保冷ボックスは多数個あり、運搬者が各保冷ボックスの内部の温度管理をすることは、運搬者にとって過大な負荷となる。そこで、運搬者に過大な負荷を負わせることなく、個々の保冷ボックスの内部の温度管理をすることが求められる。
1つの輸送トラックにおいて、保冷ボックスを用いて様々な食品を運搬する場合、食品によって異なる温度タイプで管理することが求められる。各温度タイプには、維持すべき温度帯(温度範囲)があらかじめ対応付けられている。温度タイプには、例えば、冷蔵タイプ(Chilled、温度帯:0℃以上10℃未満)、冷凍タイプ(Frozen、温度帯:−20
℃以上−10℃未満)、超冷凍タイプ(Deep Frozen、温度帯:−25℃未満)がある。
運搬者(例えば、輸送トラックの運転手)は、温度タイプ毎に保冷ボックスを用意し、温度タイプ毎に異なる保冷剤を保冷ボックスに入れる。各温度タイプには対応する保冷剤が存在する。指定された温度タイプに対応する保冷剤を、保冷ボックスに入れることにより、保冷ボックスの内部の温度が、温度タイプで指定される温度帯に維持される。運搬者には、各保冷ボックスがどの温度タイプで管理されているかを確認することが求められるが、多くの保冷ボックスの温度タイプを管理することは運搬者にとって負担となる。
本発明は、所定空間の温度管理を簡易に行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
所定空間において測定された温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を格納する記憶部と、
前記記憶部に格納される前記所定空間の前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記所定空間で維持されるべき温度帯を判定する、温度管理部と、
を備える、
温度管理装置とする。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されて
もよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的または個別に実行される処理を含む。プログラムを記述するステップの一部が省略されてもよい。
本発明によれば、所定空間の温度管理を簡易に行うことができる。
図1は、実施形態の温度管理システムの構成例を示す図である。 図2は、利用者端末の機能ブロックの構成例を示す図である。 図3は、保冷ボックスの構成例を示す図である。 図4は、保冷ボックスの蓋が開けられた状態の例を示す図である。 図5は、保冷ボックスの1つの面部の構成例を示す図である。 図6は、温度ロガーの機能ブロックの構成例を示す図である。 図7は、温度ロガーを含む保冷ボックスの断面図の例を示す図である。 図8は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 図9は、実施形態の温度管理システムの動作シーケンスの例を示す図である。 図10は、利用者端末の動作フローの例を示す図である。 図11は、温度ロガーの動作フローの例を示す図である。 図12は、温度ロガーが測定する温度の時間変化のグラフの例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態〕
(構成例)
図1は、本実施形態の温度管理システムの構成例を示す図である。図1の温度管理システム10は、利用者端末100、第1保冷ボックス200A、第2保冷ボックス200B、第1温度ロガー300A、第2温度ロガー300Bを含む。第1温度ロガー300Aは、第1保冷ボックス200Aの内部に設置される。第2温度ロガー300Bは、第2保冷ボックス200Bの内部に設置される。第1保冷ボックス200A及び第2保冷ボックス200Bは、同様の構成を有する。各保冷ボックスを区別しない場合には、単に、保冷ボックス200という。また、第1温度ロガー300A及び第2温度ロガー300Bは、同様の構成を有する。第1温度ロガー300A及び第2温度ロガー300Bを区別しない場合には、単に、温度ロガー300という。保冷ボックス200と温度ロガー300とをまとめて、保冷ボックスともいう。利用者端末100は、ネットワーク等を介して、サーバ等の他の情報処理装置に接続されてもよい。ここでは、保冷ボックス200及び温度ロガー300を2組としているが、保冷ボックス200及び温度ロガー300の数はこれに限定されるものではない。保冷ボックス200の内部は、食品等を収容する収容空間である
。保冷ボックス200は、収容器の一例である。温度ロガー300は、記録装置の一例である。利用者端末100は、温度管理装置の一例である。
保冷ボックス200は、内部に温度管理を求められる食品等を収容することができる。食品等を収容する保冷ボックス200は、輸送トラックのコンテナ等に搭載されて運搬される。温度ロガー300は、保冷ボックス200の内部の温度を測定し、記録する。また、温度ロガー300は、記録した温度のデータを利用者端末100に送信する。利用者端末100は、保冷ボックスを運搬する運転手等により携帯され、温度ロガー300によって記録された保冷ボックス内の温度のデータを温度ロガー300から取得し、記録する。運転手は、食品等を保冷ボックス200に収容し、保冷ボックス200を輸送トラックに搭載して運搬し、所定の荷受人に、保冷ボックス200から取り出した食品等を引き渡す。
図2は、利用者端末の機能ブロックの構成例を示す図である。利用者端末100は、制御部110、記憶部120、通信部130、出力部140、入力部150を含む。
制御部110は、温度ロガー300から取得した時刻ごとの温度データを記憶部120から取得する。制御部110は、利用者端末100を制御する。制御部110は、温度管理部の一例である。
記憶部120は、利用者端末100で使用されるデータ、テーブル、プログラム等を格納する。記憶部120は、各温度ロガー300から取得した温度を示すデータを格納する。記憶部120は、温度を示すデータに、温度を測定した時刻(測定時刻)のデータ、温度ロガー300を識別する識別子等を対応付けられて格納されている。記憶部120は、端末記憶部の一例である。
通信部130は、ネットワークを介して、温度ロガー300などの他の装置等と、データ、信号の送受信(通信)を行う。通信部130は、温度ロガー300から温度ロガー300の識別子を受信する。通信部130は、温度ロガー300に温度データを含む測定情報の送信を要求する。利用者端末100と温度ロガー300との間の通信には、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線通信が使用される。利用者端末100と温度ロガー30
0との間の通信には、他の通信方式が使用されてもよい。通信部130は、端末通信部の一例である。
通信部130は、サーバ(図示なし)等とネットワークを介して接続し、温度ロガー300から取得した温度等のデータを当該サーバに送信して、当該サーバが当該データを保存するようにしてもよい。
出力部140は、取得した温度データを、利用者端末100の利用者等に向けて表示するディスプレイを含む。
入力部150は、利用者から、保冷ボックス200を識別する識別子や、保冷ボックス200に入れられている食品等を識別する識別子の入力などを受け付ける入力手段を含む。入力手段は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、バーコードリーダーなどである。
上記の制御部110等の機能部のうち複数の機能部が1つの機能部として動作してもよい。
利用者端末100は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話、タブ
レット型端末、カーナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ワークステーション(WS、Work Station)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
図3は、保冷ボックスの構成例を示す図である。保冷ボックス200の外形は、直方体であり、内部に食品等を収容する直方体の空間を有する。保冷ボックス200は、底面部210、前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250、上面部260を備える。底面部210、前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250、上面部260は、長方形の板状である。底面部210は、底部の一例である。底面部210は、前端部211、右端部212、後端部213、左端部214を含む。前端部211及び後端部213は、互いに対向する端部である。右端部212及び左端部214は、互いに対向する端部である。前面部220は、下端部221、右端部222、上端部223、左端部224を含む。下端部221及び上端部223は、互いに対向する端部である。右端部222及び左端部224は、互いに対向する端部である。右側面部230は、下端部231、前端部232、上端部233、後端部234を含む。下端部231及び上端部233は、互いに対向する端部である。前端部232及び後端部234は、互いに対向する端部である。背面部240は、下端部241、右端部242、上端部243、左端部244を備える。下端部241及び上端部243は、互いに対向する端部である。右端部242及び左端部244は、互いに対向する端部である。左側面部250は、下端部251、前端部252、上端部253、後端部254を含む。下端部251及び上端部253は、互いに対向する端部である。前端部252及び後端部254は、互いに対向する端部である。上面部260は、前端部261、右端部262、後端部263、左端部264を含む。前端部261及び後端部263は、互いに対向する端部である。右端部262及び左端部264は、互いに対向する端部である。
ここでは、直方体の保冷ボックスとしているが、他の形状(例えば、三角柱形状や円柱形状)であってもよい。底面部210と上面部260とは、平行であることが好ましい。底面部210と上面部260とが平行であることによって、保冷ボックス200を積み重ねることができる。底面部210は、収容空間の外形を画定する。
前面部220は、底面部210の内側(保冷ボックス200の収容空間側)の面の前端部211側で、前面部220の下端部221と接続し、底面部210から立設する。右側面部230は、底面部210の内側の面の右端部212側で、右側面部230の下端部231と接続し、底面部210に対して立設する。背面部240は、底面部210の内側の面の後端部213側で、背面部240の下端部241と接続し、底面部210から立設する。左側面部250は、底面部210の内側の面の左端部214側で、左側面部250の下端部251と接続し、底面部210から立設する。前面部220及び背面部240は互いに対向し、右側面部230及び左側面部250は互いに対向する。前面部220は、上面部260の内側の面の前端部261側で、前面部220の上端部223と当接する。右側面部230は、上面部260の内側の面の右端部262側で、右側面部230の上端部233と当接する。背面部240は、上面部260の内側の面の後端部263側で、背面部240の上端部243と当接する。左側面部250は、上面部260の内側の面の左端部264側で、左側面部250の上端部253と当接する。底面部210、前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250は、箱体の一例である。底面部210、前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250による箱体は、内部に被収容物を収容可能な収容空間を形成し、当該収容空間に対する被収容物の収容及び取り出しが可能な開口部を有する。前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250は、箱体の側壁部の一例である。上面部260は蓋部の一例である。前面部220の上端部223、右側面部230の上端部233、背面部240の上端部243、左側面部250の上端部253は、箱体の開口部の開放端面を形成する。上面部260は、箱体
の開口部を開閉可能にする。箱体の開口部の開放端面は、上面部260が閉じられた状態で上面部260の収容空間側と当接し、上面部260が開けられた状態で上面部260の収容空間側と離反する。
上面部260は、背面部240の上端部243側と接続する、収容空間側の面の後端部263側を軸として回動し、保冷ボックス200の蓋として機能する。上面部260の収容空間側の面が、開口部の各上端部と当接するとき、保冷ボックス200の蓋が閉じられている状態となる。上面部260の収容空間側の面が、開口部の各上端部223と離反するとき、保冷ボックス200の蓋が開けられている状態となる。また、上面部260と、他の部分(底面部210、前面部220、右側面部230、背面部240、左側面部250による箱体)とは、分離してもよい。
保冷ボックス200の内部は、冷蔵タイプ(Chilled、温度帯:0℃以上10℃未満)
、冷凍タイプ(Frozen、温度帯:−20℃以上−10℃未満)、超冷凍タイプ(Deep Frozen、温度帯:−25℃未満)のいずれかの温度タイプの温度帯で維持される。保冷ボッ
クス200には、保冷ボックス200の内部を所定の温度帯に維持するために、所定の保冷剤が入れられる。保冷ボックス200の内部には、所定の保冷剤を収容するポケットが設けられてもよい。温度タイプは、ここに挙げたものに限定されるものではなく、ここに挙げたもの以外であってもよい。
図4は、保冷ボックスの蓋が開けられた状態の例を示す図である。図4の例では、保冷ボックス200の上面部260が後端部263側で背面部240の上端部243側と接続する。上面部260は、当該接続部分を軸として回動して、保冷ボックス200の収容空間を開閉する。ここでは、上面部260の収容空間側と前面部220の上端部223とが離反した状態となっている。前面部220には、凹部225及び溝部226が設けられる。凹部225は、前面部220の上端部223に形成され、温度ロガー300の本体部を収容する空間である。溝部226は、前面部220の上端部223から収容空間に連通する孔状の経路を形成する。凹部225及び溝部226は、温度ロガー300を収容する空間である。温度ロガー300は、凹部225及び溝部226に固定される。温度ロガー300を収容する凹部225が上端部223に設けられることで、温度ロガー300の取り出し、収容が容易になる。凹部225は、収納凹部の一例である。溝部226のうち前面部220の上端部223に形成される部分は、開放端溝部の一例である。溝部226のうち前面部220の収容空間側の面(内壁面)に形成される部分は、内壁溝部の一例である。センサ部320は、収容空間内の温度を測定するため、溝部226内ではなく、収容空間内に配置されてもよい。
ここでは、凹部225、溝部226は、前面部220に設けられるとしているが、凹部225、溝部226は、右側面部230、背面部240、左側面部250、または、上面部260に設けられてもよい。凹部225、溝部226は、保冷ボックス200の蓋が開けられたときに、温度ロガー300が保冷ボックス200の外部の装置と通信できる位置に設けられればよい。
図5は、保冷ボックスの1つの面部の構成例を示す図である。保冷ボックス200の各面部は、板状である。保冷ボックス200の各面部は、板状の内側断熱部材、真空断熱部材、板状の外側断熱部材、アルミシートを含む。アルミシートの代わりに他の金属製シートが使用されてもよい。アルミシート、金属製シートは、金属材料の一例である。各面部の真空断熱部材は、内側断熱部材と外側断熱部材に挟まれて固定される。内側断熱部材、真空断熱部材、外側断熱部材を含む各面部は、全体を、アルミシートに覆われている。内側断熱部材は、保冷ボックス200の内側に配置される。外側断熱部材は、保冷ボックス200の外側に配置される。内側断熱部材、真空断熱部材、外側断熱部材をまとめて、断
熱部材ともいう。断熱部材は、保冷ボックス200の内側(収容空間側)から外側に向かって、内側断熱部材、真空断熱部材、外側断熱部材の3層構造を有する。板状の断熱部材は、一方の面と他方の面との間を断熱する。保冷ボックス200の各面部は、ここに記載した3層構造を有する板状の断熱部材に限定されるものではなく、他の構造を有する断熱部材が使用されてもよい。また、保冷ボックス200の各面部は、保冷ボックス200の外側の表面となる部分のみ、金属シートで被覆されていてもよい。
内側断熱部材及び外側断熱部材は、例えば、発泡スチロールや発泡ウレタン等による板状の発泡樹脂である。発泡樹脂の代わりに他の断熱材が使用されてもよい。当該断熱部材は、非金属部材である。真空断熱部材は、内部に密閉空間を有する板状の金属部材である。真空断熱部材の内部の密閉空間は、あらかじめ真空にされている真空層である。真空断熱部材は、真空層を含む。真空断熱部材は、内部に真空の密閉空間を有することで、内部断熱材側と外部断熱材側との間を断熱する。また、各面部の真空断熱部材の周囲は、内側断熱部材等と同様の断熱材によって覆われてもよい。
前面部220の凹部225は、前面部220の外側断熱部材に設けられる。前面部220の凹部225は、前面部220の上端部223側に設けられる。また、溝部226は、凹部225から前面部220の真空断熱部材の周囲、内側断熱部材にわたって設けられる。凹部225と溝部226とは連通している。凹部225は、真空層を有する真空断熱部材と干渉しない位置に形成される。また、真空断熱部材は、前面部220の横断面において、凹部225よりも収容空間側の位置に設けられる。
保冷ボックス200は、使用されていない場合、コンパクトに折り畳めるようにされていてもよい。
図6は、温度ロガーの機能ブロックの構成例を示す図である。温度ロガー300は、本体部310、センサ部320、本体部310とセンサ部320とを接続する接続ケーブル330とを備える。本体部310は、制御部312、記憶部314、通信部316、電源部318を含む。温度ロガー300は、保冷ボックス200の前面部220の凹部225及び溝部226に設置される。温度ロガー300は、温度センサにより測定した温度を記録するデータロガーである。ロガーは、記録計、データレコーダともいう。
制御部312は、センサ部320から周辺温度(温度)を取得する。制御部312は、取得した温度を時刻情報と対応付けて測定情報として記憶部314に格納する。制御部312は、記憶部314の容量がいっぱいであるため新たな温度データを記憶部314に格納できない場合、記憶部314に格納される最も古い温度データを削除してもよい。
記憶部314は、温度ロガー300で使用されるデータ、テーブル、プログラム等を格納する。記憶部314は、温度ロガー300を識別する固有の識別子を格納する。記憶部314は、センサ部320が測定した温度データ等を格納する。
通信部316は、利用者端末100と、データ、信号の送受信(通信)を行う。また、通信部316は、利用者端末100に向けて、温度ロガー300の識別子を送信する。通信部316は、利用者端末100から、温度データを含む測定情報の送信の要求を受信する。通信部316は、要求に基づいて、利用者端末100に温度データを含む測定情報を送信する。通信部316は、センサ部320と接続ケーブル330を介して接続され、センサ部320で測定された温度を受信する。
電源部318は、温度ロガー300を駆動する電源である。電源部318は、例えば、一次電池、二次電池等である。温度ロガー300は、電源部318によって電力の供給を
受ける。
センサ部320は、所定時間毎に、もしくは、連続して、周囲の温度を測定する温度センサである。センサ部320は、例えば、熱電対である。センサ部320として、他の種類の温度センサが使用されてもよい。センサ部320は、接続ケーブル330を介して、本体部310に接続される。接続ケーブル330は、配線の一例である。
上記の制御部312等の機能部のうち複数の機能部が1つの機能部として動作してもよい。
図7は、温度ロガーを含む保冷ボックスの断面図の例を示す図である。図7の断面図では、底面部210の両端に前面部220及び背面部240が対向して直立しており、前面部220及び背面部240の上には、上面部260が載っている。図7の保冷ボックス200は、蓋(上面部260)が閉じられた状態である。各面部は、内部断熱部材、真空断熱部材、外部断熱材を含む。前面部220の外部断熱材には、凹部225が設けられ、前面部220の真空断熱部材の上端と、内部断熱材には、溝部226が設けられている。凹部225には、温度ロガー300の本体部310が収容され、溝部226には、温度ロガー300のセンサ部320と接続ケーブル330とが収容されている。センサ部320は、保冷ボックス200の内部に面している。温度ロガー300は、保冷ボックス200に対して脱着可能である。
保冷ボックス200の周囲は、アルミシートで被覆されている。このため、保冷ボックス200の蓋を閉じられた状態では、温度ロガー300から送信される信号は、アルミシートで遮断され、保冷ボックス200の外の装置(利用者端末100等)に届かない。即ち、温度ロガー300と利用者端末100との間の通信は遮断される。一方、保冷ボックス200の蓋を開けられた状態では、温度ロガー300から送信される信号は、保冷ボックス200の外の装置(利用者端末100等)に届き得る。即ち、保冷ボックス200の周囲を被覆するアルミシートによる温度ロガー300と利用者端末100との間の通信の遮断が解除される。本体部310が外部断熱部材内(真空断熱部材の外側)に配置されることで、本体部310は保冷ボックス200の内部の温度の影響を受けにくい。本体部310には、電源部318が含まれるため、低温(例えば、−10℃以下)にならないことが望ましい。電源部318の性能は、より低い温度になるほど、低下するからである。
温度ロガー300は、前面部220の凹部225、溝部226ではなく、上面部260等の保冷ボックス200内の他の位置に収容されてもよい。
図8は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図8に示すコンピュータは、一般的なコンピュータの構成を有している。利用者端末100、温度ロガー300は、図8に示すようなコンピュータ90によって実現される。図8のコンピュータ90は、プロセッサ91、メモリ92、記憶部93、入力部94、出力部95、通信制御部96を有する。メモリ92はプロセッサ91と直接接続し、メモリ92以外は互いにバスによって接続される。記憶部93は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図8に示される例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
コンピュータ90は、プロセッサ91が記録媒体に記憶されたプログラムおよび各種データや各種テーブルをメモリ92の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。
メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。メモリ92は、主記憶装置とも呼ばれる。
記憶部93は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスク
ドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、記憶部93は、リムーバブルメデ
ィア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。記憶部93は、二次記憶装置とも呼ばれる。
記憶部93は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。記憶部93には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。記憶部93に格納される情報は、メモリ92に格納されてもよい。また、メモリ92に格納される情報は、記憶部93に格納されてもよい。
オペレーティングシステムは、ソフトウェアとハードウェアとの仲介、メモリ空間の管理、ファイル管理、プロセスやタスクの管理等を行うソフトウェアである。オペレーティングシステムは、通信インタフェースを含む。通信インタフェースは、通信制御部96を介して接続される他の外部装置等とデータのやり取りを行うプログラムである。外部装置等には、例えば、他のコンピュータ、外部記憶装置等が含まれる。
入力部94は、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、タッチパネル等を含む。また、入力部94は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。
出力部95は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パ
ネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等の表示装置、プリンタ等の出力装置を含む。また、出力部95は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
通信制御部96は、他の装置と接続し、コンピュータ90と他の装置との間の通信を制御する。通信制御部96は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボード、無線通信のための無線通信回路、有線通信のための通信回路である。LANインタフェースボードや無線通信回路は、インターネット等のネットワークに接続される。
利用者端末100を実現するコンピュータは、プロセッサが補助記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能部としての機能を実現する。一方、利用者端末100の記憶部は、主記憶装置または補助記憶装置の記憶領域に設けられる。
温度ロガー300を実現するコンピュータは、プロセッサが補助記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能部としての機能を実現する。一方、温度ロガー300の記憶部は、主記憶装置または補助記憶装置の記憶領域に設けられる。
(動作例)
〈温度管理システムの動作〉
図9は、本実施形態の温度管理システムの動作シーケンスの例を示す図である。温度管理システム10では、第1保冷ボックス200A内に第1温度ロガー300Aが設置され、第2保冷ボックス200B内に第2温度ロガー300Bが設置されている。各温度ロガー300は、自身の識別子を含む信号を常時送信している。保冷ボックス200の蓋が閉じられている場合、利用者端末100は、温度ロガー300から送信される信号を受信しない。利用者端末100は、保冷ボックス200の蓋を開閉する利用者によって携帯される。温度ロガー300では、常時、保冷ボックス200の内部の温度がセンサ部320によって測定されている。温度ロガー300は、測定した温度を、温度を測定した時刻と対応付けて、測定情報として記憶部314に格納する。測定情報には、温度ロガー300を識別する識別子が含まれてもよい。ここでは、主に、利用者端末100と温度ロガー300との間の動作について、説明し、それぞれの装置における動作については、後に説明する。
SQ101では、利用者によって、第1温度ロガー300Aが設置される第1保冷ボックス200Aの蓋が開けられる。
SQ102では、第1温度ロガー300Aの制御部312は、通信部316を介して、自身の識別子(第1温度ロガー300Aを識別する識別子)を含む信号を、利用者端末100に向けて送信する。ここでは、第1保冷ボックス200Aの蓋が開けられているため、当該信号は、利用者端末100の通信部130によって、受信される。第1保冷ボックス200Aの蓋が開けられていないとき、当該信号は、利用者端末100の通信部130によって、受信されない。
SQ103では、利用者端末100の制御部110は、通信部130を介して、第1温度ロガー300Aの識別子を含む信号を受信すると、通信部130を介して、第1温度ロガー300Aに対して、温度データ及び時刻データを含む測定情報を送信することを要求する信号(要求信号)を送信する。第1温度ロガー300Aは、利用者端末100から、当該要求信号を、通信部316を介して受信する。
SQ104では、第1温度ロガー300Aの制御部312は、通信部316を介して、要求信号を受信すると、記憶部314に格納される温度データと、当該温度データに対応付けられる時刻データとを含む測定情報を、通信部316を介して、利用者端末100に送信する。利用者端末100の制御部110は、通信部130を介して、温度データ及び時刻データを含む測定情報を受信する。
SQ102からSQ104までの動作は、利用者端末100の利用者が保冷ボックス200の蓋を開けてから、食品等の出し入れ等を行い、蓋を閉じるまでの時間に対して十分短い時間で行うことができる。
SQ105では、利用者端末100の制御部110は、受信した温度データ及び時刻データを含む測定情報を、第1温度ロガー300Aの識別子とともに、記憶部120に格納する。また、利用者端末100の制御部110は、現在時刻を、第1温度ロガー300Aが設置される保冷ボックス200の蓋が開けられた時刻として、記憶部120に格納する。
さらに、利用者端末100の制御部110は、出力部140に、蓋を開けた第1保冷ボックス200Aの識別子の入力を促す表示をしてもよい。第1保冷ボックス200の識別子は、保冷ボックス200にあらかじめ割り当てられる固有の識別子である。第1保冷ボックス200の識別子は、例えば、保冷ボックス200にあらかじめ記載されている。こ
のとき、利用者端末100の制御部110は、入力部150により、第1保冷ボックス200Aの識別子の入力を受け付けてもよい。利用者端末100の制御部110は、第1保冷ボックス200Aの識別子が入力されると、入力された識別子と、第1温度ロガー300Aの識別子とを対応付けて、記憶部120に格納する。これにより、温度管理システム10は、第1温度ロガー300Aが設置される第1保冷ボックス200Aの内部の温度を管理することができる。ここで、第1保冷ボックス200Aの識別子の代わりに、蓋を開けた第1保冷ボックス200Aから取り出した食品(または、第1保冷ボックス200Aに入れた食品)等の識別子であってもよい。この場合、温度管理システム10は、第1温度ロガー300Aで温度を測定している食品の温度を管理することができる。利用者端末100は、第1保冷ボックス200Aの蓋が開けられたとき、第1温度ロガー300Aとの通信を開始する。
SQ106からSQ110までは、第2保冷ボックス200Bが開けられた場合の動作シーケンスである。第2保冷ボックス200Bが開けられた場合の動作シーケンスは、第1保冷ボックス200Aが開けられた場合の動作シーケンス(SQ101からSQ105まで)と同様である。ここでは、説明を省略する。
これにより、利用者端末100は、保冷ボックス200の蓋が開けられた場合に、保冷ボックス200の内部の温度データ(温度履歴)を取得することができる。また、利用者端末100の利用者が、蓋を開けたときに、蓋を開けた保冷ボックス200の識別子を入力することで、保冷ボックス200と温度ロガー300との対応付けを容易に行うことができる。利用者端末100は、保冷ボックス200の蓋が開けられているときに、当該保冷ボックス200に設置される温度ロガー300と通信する。また、利用者端末100は、保冷ボックス200の蓋が開けられていないときに、当該保冷ボックス200に設置される温度ロガー300と通信しない。
〈利用者端末の動作〉
図10は、利用者端末の動作フローの例を示す図である。利用者端末100は、食品等を入れられた保冷ボックス200を運搬する輸送トラックの運転手等(利用者)に携帯される。
S101では、利用者端末100の制御部110は、通信部130で温度ロガー300の識別子を含む信号を受信したか否かを確認する。受信した場合(S101;YES)、処理がS102に進む。受信していない場合(S101;NO)、S101の処理を繰り返す。
S102では、利用者端末100の制御部110は、通信部130を介して、温度ロガー300の識別子を含む信号を受信すると、通信部130を介して、当該温度ロガー300に対して、温度データを含む測定情報を送信することを要求する信号(要求信号)を送信する。
S103では、利用者端末100の制御部110は、通信部130で温度ロガー300から温度データを含む信号を受信したか否かを確認する。受信した場合(S103;YES)、処理がS104に進む。受信していない場合(S103;NO)、S103の処理を繰り返す。
S104では、利用者端末100の制御部110は、通信部130を介して、温度データ及び温度を測定した時刻を示す時刻データを含む測定情報を含む信号を受信する。利用者端末100の制御部110は、温度データ及び時刻データを含む測定情報をS102で受信した温度ロガー300の識別子とともに、記憶部120に格納する。利用者端末10
0の制御部110は、現在時刻を、温度ロガー300が設置される保冷ボックス200の蓋が開けられた時刻(蓋が開閉された時刻)として、記憶部120に格納する。
さらに、利用者端末100の制御部110は、出力部140に、蓋を開けた保冷ボックス200の識別子の入力を促す表示をしてもよい。このとき、利用者端末100の制御部110は、入力部150により、保冷ボックス200の識別子の入力を受け付けてもよい。利用者端末100の制御部110は、保冷ボックス200の識別子が利用者によって入力されると、入力された識別子と、温度ロガー300の識別子とを対応付けて、記憶部120に格納する。これにより、温度管理システム10は、温度ロガー300が設置される個々の保冷ボックス200の内部の温度を管理することができる。また、保冷ボックス200の識別子の代わりに、蓋を開けた保冷ボックス200から取り出した食品(または、保冷ボックス200に入れた食品)等の識別子であってもよい。
S105では、利用者端末100の制御部110は、保冷ボックス200の内部の温度タイプを判定する。制御部110は、記憶部120から格納した測定情報を抽出し、抽出した温度データの温度から、最も低い温度である最低温度を抽出する。制御部110は、抽出した温度が、−10℃以上10℃未満である場合、冷蔵タイプであり、−25℃以上−10℃未満である場合、冷凍タイプであり、−25℃未満である場合、超冷凍タイプであると判定する。なお、各温度帯と温度タイプの閾値は任意に設定されてもよい。制御部110は、判定した温度タイプを、測定情報に対応付けて、記憶部120に格納する。制御部110は、最低温度に基づいて、温度タイプの代わりに、温度タイプに対応する温度帯を判定して、判定した温度帯を測定情報に対応付けて記憶部120に格納してもよい。温度タイプ(冷蔵タイプ、冷凍タイプ、超冷凍タイプ)によって、保冷ボックス200の収容空間の最低温度の範囲は、異なる。よって、制御部110は、最低温度を検出することで、保冷ボックス200の収容空間の温度タイプ(温度帯)を判定することができる。温度タイプ(温度帯)と当該温度タイプ(温度帯)に対応する最低温度の温度範囲とは、対応付けられて、例えば、記憶部120に格納されている。このとき、制御部11は、記憶部120に格納されている温度タイプと最低温度の温度範囲の対応付けに基づいて、温度タイプを判定する。
各温度タイプに対応する保冷剤は、可能な限り長時間、収容空間の温度を各温度タイプの温度帯に維持するようにされている。そのため、各保冷剤は、収容空間に入れられた直後に、収容空間の温度を温度タイプで指定される温度帯の温度よりも低い温度にすることがある。したがって、ここで温度タイプを判定する際の温度帯は、温度タイプで指定される温度帯よりも広い範囲となることがある。例えば、冷蔵タイプでは、収容空間を0℃以上10℃未満に維持することが求められるが、冷蔵タイプに対応する保冷剤を収容空間に入れた直後には0℃未満になることもあるので、冷蔵タイプと判定する際の最低温度は、−10℃以上10℃未満としている。
S106では、利用者端末100の制御部110は、温度ロガー300から取得した測定情報に含まれる温度データを、温度が測定された時刻を示す時刻データとともに、出力部140に表示させる。また、制御部110は、S105で判定した温度タイプを、出力部140に表示させる。出力部140は、利用者端末100の利用者等に向けて、温度データ、時刻データ、温度タイプをディスプレイ等に表示する。また、制御部110は、S105でいずれの温度タイプとも判定されなかった場合、通知を出力部140に表示させる。S105でいずれの温度タイプとも判定されない場合として、保冷ボックス200に保冷剤を入れていない場合などが考えられる。出力部140は、利用者端末100の利用者等に向けて、温度が異常である(所定温度以上である)旨等を通知する通知をディスプレイ等に表示する。利用者端末100の利用者等は、保冷ボックス200の内部の温度履歴(温度の時間変化)、通知を確認することができる。利用者端末100の制御部110
は、保冷ボックス200の蓋が開けられた時刻を表示させてもよい。
S107では、利用者端末100の制御部110は、温度ロガー300から取得した測定情報に含まれる温度(保冷ボックス200の内部の温度)が、所定時間以上、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超えるかまたは下限値未満になるかを判定する。当該所定時間は、保冷ボックス200に入れられる食品等の品質に悪影響を与える時間等に基づいて決められる。ここで、判定する対象は、S105で抽出された最低温度が測定された時刻以降に測定された温度とする。最低温度になる前は、保冷剤を保冷ボックス200に入れた直後であると考えられ、所定の温度タイプの温度帯に達する前であって、異常でないとみなされるからである。所定時間は、例えば、1時間である。制御部110は、例えば、温度の測定間隔が3分であり、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超える温度が20回連続して測定されている場合、1時間(=3分×20=60分間)、温度帯の上限値を超えていたと判定する。保冷ボックス200の収容空間が、所定時間以上、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超えたり、下限値未満になったりすることは、保冷剤の異常(保冷剤の種類や量の間違い等)、保冷ボックス200の異常(損傷等)であることが考えられる。温度が所定時間以上、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超えるまたは下限値未満になる場合(S107;YES)、処理がS108に進む。温度が所定時間以上、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超えることも下限値未満になることもない場合(S107;NO)、処理がS101に戻る。
S108では、利用者端末100の制御部110は、保冷ボックス200の収容空間の温度が、所定時間以上、S105で判定された温度タイプの温度帯の上限値を超えたまたは下限値未満であったことを通知する出力を出力部140にさせる。出力部140は、利用者端末100の利用者等に向けて、所定時間以上、温度帯の範囲外であったことを示す通知(画像、文章等)を、ディスプレイ等に表示する。出力部140は、S106で表示する測定情報とともに、当該通知や警告を表示してもよい。その後、処理が、S101に戻る。
利用者は、温度履歴や通知・警告を確認することで、例えば、保冷ボックス200に入れられた食品等の品質を保証したり、食品等の引き渡し中止の判断を行ったりすることができる。また、制御部110は、温度データ等を、通信部130を介して、サーバ等の他の情報処理装置に送信してもよい。
〈温度ロガーの動作〉
図11は、温度ロガーの動作フローの例を示す図である。温度ロガー300は、保冷ボックス200の内部に設置されている。各保冷ボックス200の収容空間には、原則として、いずれかの温度タイプに対応する保冷剤が入れられているとする。
S201では、温度ロガー300の制御部312は、センサ部320により、周囲の温度を測定する。温度の測定は、所定時間毎(例えば、1分毎)であってもよい。
S202では、温度ロガー300の制御部312は、測定した温度を、温度を測定した時刻(現在時刻)とともに、記憶部314に格納する。
S203では、温度ロガー300の制御部312は、通信部316を介して、自身の識別子(温度ロガー300を識別する識別子)を含む信号を、利用者端末100に向けて送信する。当該信号は、保冷ボックス200の蓋が閉められている場合、利用者端末100で受信されない。
S204では、温度ロガー300の制御部312は、通信部316で利用者端末100から温度データを含む測定情報を送信することを要求する信号(要求信号)を受信したか否かを確認する。受信した場合(S204;YES)、処理がS205に進む。受信していない場合(S204;NO)、処理がS201に戻る。
S205では、温度ロガー300の制御部312は、記憶部314に格納される温度データと、当該温度データに対応付けられる時刻データとを含む測定情報を、通信部316を介して、利用者端末100に送信する。その後、処理がS201に戻る。
これにより、温度ロガー300は、保冷ボックス200の内部の温度を測定し、保冷ボックス200の蓋が開いたときに、温度データ等を利用者端末100に送信することができる。
温度ロガー300は、常時、保冷ボックス200内の温度を測定しつつ、測定した温度を示す温度データを含む測定情報を送信してもよい。測定情報は、保冷ボックス200の蓋が開けられたときに、外部に送信される。このとき、利用者端末100は、測定情報の送信を要求する要求信号を送信せずに、温度ロガー300から測定情報を受信してもよい。利用者端末100は、利用者が蓋を開けた保冷ボックス200の測定情報(温度履歴)を取得することができる。また、このとき、利用者端末100が受信する測定情報が利用者が蓋を開けた保冷ボックス200の測定情報であることが明らかであるので、温度ロガー300は、温度ロガー300を識別する識別子を送信しなくてもよい。
(測定例)
図12は、温度ロガーが測定する温度の時間変化のグラフの例を示す図である。図12のグラフの横軸は時間であり、縦軸は温度(℃)である。図12のグラフは、S106で出力部140に表示される温度データ、時刻データの例である。温度ロガー300は、保冷ボックス200内に入れられているとする。温度ロガー300が測定する温度は、保冷ボックス200の収容空間の温度である。図12の温度変化は、一例であって、保冷ボックス200の収容空間の温度が、図12のように変化するとは限らない。時刻0で、所定の保冷剤が保冷ボックス200に入れられたとする。また、時刻0で、温度ロガー300の電源スイッチが入れられる、温度ロガー300がリセットされる等により、温度ロガー300は、保冷ボックス200の収容空間の温度の測定を開始する。ここでは、冷蔵タイプ(0℃以上10℃未満)に対応する保冷剤が保冷ボックス200に入れられるとする。
図12において、時刻0からしばらくの間は、保冷ボックス200は冷却されていないため、保冷ボックス200の収容空間の温度は、冷蔵タイプの温度帯(0℃以上10℃未満)よりも高い温度である。保冷剤により保冷ボックス200内が冷却されると、保冷ボックス200の収容空間の温度は、徐々に下がる。時刻T1では、保冷ボックス200の収容空間の温度は、最低温度に達している。その後、保冷ボックス200の収容空間の温度は、徐々に上昇する。時刻T2になると、収容空間の温度が冷蔵タイプの温度帯の上限値を超え、この状態が時刻T3まで継続している。冷蔵タイプの温度帯の上限値を超えた時間(T3−T2)がS107の所定時間以上である場合(S107;YES)、S108で通知が出力される。時刻T4では、保冷ボックス200の蓋が開けられる。保冷ボックス200の蓋が開けられたとき、利用者端末100と温度ロガー300との間の通信が行われ、利用者端末100で測定情報が受信される。その後、利用者端末100は、測定情報を出力したり、所定の条件(S107等)に基づいて通知を出力したりする。図12では、温度タイプが冷蔵タイプの例を示したが、温度タイプが他の温度タイプであっても同様である。また、各温度帯の温度タイプの値は任意に設定されることがある。
(実施形態の作用、効果)
温度管理システム10は、食品等を入れられた保冷ボックス200の内部の温度管理を行う。温度ロガー300は、保冷ボックス200の内部の温度を測定する。保冷ボックス200の内部の温度は、保冷ボックス200に入れられた食品等の温度とみなすことができる。利用者端末100の利用者が保冷ボックス200から食品等を取り出す際に、利用者端末100は、温度ロガー300から温度データを取得する。利用者端末100は、取得した温度データ、温度タイプ等を出力することにより、利用者に食品等の温度履歴、温度タイプ等を確認させることができる。食品等を入れられた保冷ボックス200は、輸送トラック等によって運搬されてもよい。このとき、例えば、利用者端末100の利用者(輸送トラックの運転手等)は、食品等の荷受け先で、運搬時の、食品等の温度履歴を確認することができる。また、利用者端末100の利用者は、食料品等の荷受け先で、運搬時の、保冷ボックス200の温度タイプを確認することができる。また、利用者端末100の利用者は、保冷ボックス200で異常があったときに通知が出力されることで、当該異常を認識することができる。
温度ロガー300は、保冷ボックス200内に配置され、保冷ボックス200の収容空間の温度を測定する。温度ロガー300は、保冷ボックス200の蓋が開けられたときに、保冷ボックス200の外の装置と通信可能になる。温度ロガー300は、保冷ボックス200の蓋が開けられているときに、利用者端末100に温度データを含む測定情報を送信する。利用者端末100は、利用者が蓋を開けた保冷ボックス200の内部の温度履歴を取得することができる。また、利用者端末100は、保冷ボックス200の内部の温度履歴(最低温度)から、保冷ボックス200の温度タイプを判定することができる。また、利用者端末100は、温度タイプに基づいて、保冷ボックス200の内部の異常(温度が所定の温度帯の範囲外である等)を判定することができる。
温度管理システム10は、保冷ボックス200の内部の温度履歴を取得するとともに、当該保冷ボックス200の蓋を開けた時刻を取得することができる。輸送トラック等の運転手が荷受け先に食品等を引き渡す際に、保冷ボックス200は開けられる。このため、温度管理システム10は、荷受け先に食品等を引き渡した時刻と、保冷ボックス200の蓋が開けられた時刻とを対応付けることで、食品等の温度履歴を取得することができる。また、このとき、温度管理システム10は、どの保冷ボックス200にどの食品等を収容しているかを対応付けられていれば、温度ロガー300と当該温度ロガー300を収容する保冷ボックスと対応付けることができる。
以上の実施形態等の構成は、可能な限り組み合わせて実施され得る。
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
10 :温度管理システム
90 :コンピュータ
91 :プロセッサ
92 :メモリ
93 :記憶部
94 :入力部
95 :出力部
96 :通信制御部
100 :利用者端末
110 :制御部
120 :記憶部
130 :通信部
140 :出力部
150 :入力部
200 :保冷ボックス
200A :第1保冷ボックス
200B :第2保冷ボックス
210 :底面部
211 :前端部
212 :右端部
213 :後端部
214 :左端部
220 :前面部
221 :下端部
222 :右端部
223 :上端部
224 :左端部
225 :凹部
226 :溝部
230 :右側面
231 :下端部
232 :前端部
233 :上端部
234 :後端部
240 :背面部
241 :下端部
242 :右端部
243 :上端部
244 :左端部
250 :左側面
251 :下端部
252 :前端部
253 :上端部
254 :後端部
260 :上面部
261 :前端部
262 :右端部
263 :後端部
264 :左端部
300 :温度ロガー
300A :第1温度ロガー
300B :第2温度ロガー
310 :本体部
312 :制御部
314 :記憶部
316 :通信部
318 :電源部
320 :センサ部
330 :接続ケーブル

Claims (8)

  1. 所定空間において測定された温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納される前記所定空間の前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記所定空間で維持されるべき温度帯を判定する、温度管理部と、
    を備える、
    温度管理装置。
  2. 前記温度管理部は、前記測定情報に含まれる前記温度が、判定された前記温度帯の範囲外であった時間が所定時間以上である場合、それぞれ、前記温度帯の範囲外であった時間が所定時間以上であることを示す通知を出力する、
    請求項1に記載の温度管理装置。
  3. 前記温度管理部は、前記最低温度が、前記複数の温度帯に対応する前記最低気温の所定温度範囲に含まれない場合、前記最低温度が前記所定温度範囲内でないことを示す通知を出力する、
    請求項1または2に記載の温度管理装置。
  4. 前記温度管理部は、前記測定情報の前記温度を測定した装置の識別子を、前記測定情報、及び、前記温度管理部が判定した温度タイプと対応付けて前記記憶部に格納する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の温度管理装置。
  5. 前記所定空間は、収容器の内部の被収容物を収容可能な収容空間である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の温度管理装置。
  6. コンピュータが、
    所定空間において測定された温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を格納する記憶部に格納される前記所定空間の前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記所定空間で維持されるべき温度帯を判定する、
    ことを実行する温度管理方法。
  7. コンピュータが、
    所定空間において測定された温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を格納する記憶部に格納される前記所定空間の前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記所定空間で維持されるべき温度帯を判定する、
    ことを実行するための温度管理プログラム。
  8. 複数の収容器と、温度管理装置とを含む温度管理システムであって、
    前記収容器は、
    内部に被収容物を収容可能な収容空間が形成され、当該収容空間に対する前記被収容物の収容および取り出しが可能な開口部を有する箱体と、
    前記開口部を開閉可能な蓋部と、
    前記収容空間内の温度と前記温度の測定時刻とを含む測定情報を記憶する第1記憶部と前記測定情報を前記温度管理装置に送信する第1通信部とを有し、前記蓋部、前記箱体または前記収容空間内に設けられた記録装置と、
    を備え、
    前記蓋部および前記箱体の外側の表面は、前記第1通信部と前記温度管理装置との間の通信を遮断する金属材料で被覆されており、前記蓋部が開けられた際に前記金属材料による前記第1通信部と前記温度管理装置との間の通信の遮断が解除され、
    前記温度管理装置は、
    前記記録装置から前記測定情報を受信する第2通信部と、
    前記第2通信部が受信した前記測定情報を格納する第2記憶部と、
    前記第2記憶部に格納される前記測定情報に含まれる温度のうち、最も低い温度である最低温度を抽出し、前記最低温度に基づいて、互いに異なる複数の温度帯のうち、前記収容空間で維持されるべき温度帯を判定する、温度管理部とを備える、
    温度管理システム。
JP2019234425A 2019-01-04 2019-12-25 温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム Pending JP2020109020A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/239,729 US20200218318A1 (en) 2019-01-04 2019-01-04 Temperature control apparatus, temperature control method, non-transitory computer readable medium and temperature control system
US16/239,729 2019-01-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020109020A true JP2020109020A (ja) 2020-07-16

Family

ID=71405014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019234425A Pending JP2020109020A (ja) 2019-01-04 2019-12-25 温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20200218318A1 (ja)
JP (1) JP2020109020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4246517A1 (en) 2022-03-14 2023-09-20 FUJIFILM Corporation Magnetic tape management device, magnetic tape cartridge, magnetic tape, magnetic tape system, magnetic tape management method, and program

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112158472B (zh) * 2020-09-27 2022-04-19 中国科学院云南天文台 一种提高恒温箱精度的方法
CN117234254B (zh) * 2023-09-08 2024-04-26 宁波天骄智能科技有限公司 一种基于视觉识别的自动节能无人舱控制方法及系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2662357B2 (ja) * 1993-06-02 1997-10-08 株式会社ジャパンエナジー 石油製品分析試験の完全自動化システム
US10640425B2 (en) * 1996-01-19 2020-05-05 Romeo Ilarian Ciuperca Method for predetermined temperature profile controlled concrete curing container and apparatus for same
US8474386B2 (en) * 2009-10-28 2013-07-02 Anthony J. DelloRusso, JR. Fire resistant containment system having a light weight portable removable enclosure
US8424335B2 (en) * 2009-12-17 2013-04-23 Minnesota Thermal Science, Llc Cascading series of thermally insulated passive temperature controlled containers
CN203637051U (zh) * 2011-01-13 2014-06-11 菲利尔系统公司 混凝土柱体养护箱
JP2014178106A (ja) * 2013-02-18 2014-09-25 Cbc Est Co Ltd 温度管理搬送ボックス
US10430750B2 (en) * 2013-08-09 2019-10-01 Klatu Networks, Inc. System-independent data logging
US10207804B1 (en) * 2015-03-18 2019-02-19 Amazon Technologies, Inc. Temperature-controlled payload container
US11006657B2 (en) * 2015-10-04 2021-05-18 Claus Schmitz Meat aging chamber and system utilizing a communications network
US10738271B2 (en) * 2015-12-18 2020-08-11 Caron Products And Services, Inc. System and method for vaporized hydrogen peroxide cleaning of an incubation chamber
US20180299192A1 (en) * 2017-04-17 2018-10-18 Todd Victor Clark Perishable food storage locker
US11026532B2 (en) * 2018-10-26 2021-06-08 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Method for operating a temperature controlled delivery box
US20200216254A1 (en) * 2019-01-04 2020-07-09 Hitachi High-Technologies Corporation Temperature control apparatus, temperature control method, non-transitory computer readable medium and temperature control system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4246517A1 (en) 2022-03-14 2023-09-20 FUJIFILM Corporation Magnetic tape management device, magnetic tape cartridge, magnetic tape, magnetic tape system, magnetic tape management method, and program
US11869545B2 (en) 2022-03-14 2024-01-09 Fujifilm Corporation Magnetic tape management device, magnetic tape cartridge, magnetic tape, magnetic tape system, magnetic tape management method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
US20200218318A1 (en) 2020-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020109020A (ja) 温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム
JP2020109347A (ja) 温度管理装置、温度管理方法、温度管理プログラム、温度管理システム
JP6693494B2 (ja) 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム
JP4487799B2 (ja) 恒温輸送容器
US20100287963A1 (en) Temperature-controlled storage device, particularly a cooling and freezing container for blood products
JP2019522596A (ja) 遠隔監視能力を有する輸送容器
CN107235230A (zh) 一种智能移动冷藏箱及管理方法
US10274251B2 (en) Systems and methods for cooling products during transportation
KR20010095150A (ko) 저장고
US8191380B2 (en) Portable active cryo container
JP2016044913A (ja) 保冷庫および保冷庫監視システム
JP2015147607A (ja) 通い箱、及び、それを用いた集配管理システム
JP6458636B2 (ja) 冷凍コンテナ管理システム
JP6403032B2 (ja) 管理システム及び管理プログラム
JP2020109019A (ja) 収容器、温度管理システム
US8131421B2 (en) System and method for tracking media
JP5067431B2 (ja) 恒温輸送容器
JP7426626B2 (ja) 真空断熱体の管理システム
JP7080374B2 (ja) 物品管理装置、物品管理システム、エリア選択方法及びプログラム
JP2018063085A (ja) 収容庫
JP6571299B1 (ja) 冷蔵庫・冷凍庫デジタル監視・警報システム
KR20220001079A (ko) 배송물품 상태정보 센싱장치 및 이를 포함하는 시스템
JP2005333688A (ja) 使用電力量管理システム
KR20150007636A (ko) 세포 운송기 및 세포 운송기의 이송 관리 시스템
KR102104343B1 (ko) 공기 필터를 관리하는 장치 및 방법