JP2020108736A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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また、パンツ型使い捨ておむつの外面には、腹側部と背側部とで異なる色や絵柄が施されていたり、背側部におむつを廃棄形態にするための廃棄用テープが設けられていたり、あるいは腹側部と背側部とでウエスト開口部近傍に位置する弾性部材の色を異ならせている。このように、腹側部と背側部とでおむつの外面の外観を異ならせると、パンツ型使い捨ておむつの前後の履き間違えを防止し得るが、暗室でおむつを交換する場合や、目の不自由な人がおむつを着用する場合は、有効ではない。また、おむつの外面の外観に統一感がなくなり美観を損なうばかりか、おむつ独特の印象が強調されてしまうので、特に大人用おむつを使用する着用者が、おむつを履くことに抵抗感を感じることがある。
特許文献1〜3は、尿や軟便の漏れを効果的に防止すると共に、おむつの外観を損なうことなく履き間違えを防止する技術を開示するものではない。
上述したおむつ1を例に挙げて説明すると、おむつ1のサイドシール部Sを引き剥がして、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1から吸収性本体2を取り除く。次に、吸収性本体2を取り除いた伸長させた状態の外装体3から、伸縮応力の測定対象部位を、平面視長方形形状の測定サンプルとして切り出す。先ず、長手方向Xにおいて、最もウエスト開口部WH側に位置する第1弾性部材41よりもウエスト開口部WH側に5mm離間した位置と、最も股下部C側の第1弾性部材41よりも股下部C側に5mm離間した位置との間の領域を切り出し、これを第1伸縮領域40の測定サンプルとする。長手方向Xにおいて、最もウエスト開口部WH側に位置する第1弾性部材41と、ウエスト開口部WHとの間の長さが5mm未満である場合、第1伸縮領域40の測定サンプルは、ウエスト開口部WHの周縁端から切り出す。次に、最もウエスト開口部WH側に位置する第2弾性部材46よりもウエスト開口部WH側に5mm離間した位置と、最も股下部C側に位置する第2弾性部材よりも股下部C側に5mm離間した位置との間の領域を切り出し、これを第2伸縮領域45の測定サンプルとする。長手方向Xにおいて、最も股下部C側に位置する第2弾性部材と、レッグ開口部との間の長さが5mm未満である場合、第2伸縮領域45の測定サンプルは、レッグ開口部の周縁端から切り出す。また、最も股下部C側に位置する第1弾性部材と、最もウエスト開口部側に位置する第2弾性部材46との間隔が10mm未満である場合、該間隔を二等分する中央線を、第1伸縮領域40と第2伸縮領域との境界線とし、これら両領域の測定サンプルを該境界線で切り出すこととする。
切り出した各測定サンプルに関し、おむつ1の長手方向(X方向)に対応する方向の長さと、幅方向(Y方向)に対応する方向の長さ、即ちサイドシール部S,S間の全長とを測定しておく。次に、測定サンプルを、該測定サンプルの幅方向(Y方向)と引張方向とが一致するように、引張試験機(例えば、オリエンテック社製の「RTA−100」等)のチャック間に固定する。チャック間距離は、100mmとする。そして、チャック間に測定サンプルを固定し、300mm/minの速度で、チャック間距離を、測定サンプルの伸長度が80となる長さまで増大させた後、測定サンプルの伸長度が71となる長さまで減少させたときの引張り荷重(N)を測定し、これを測定サンプルの応力(N)とする。測定サンプルの伸長度は、サイドシール部S,S間の幅方向(Y方向)の全長を100としたとき、該全長に対する、幅方向に伸長させた測定サンプルの幅方向の長さの比率である。即ち、伸長度100の測定サンプルの幅方向の長さは、サイドシール部S,S間の幅方向(Y方向)の全長と等しい。例えば、前記全長が350mmである場合、伸長度80の測定サンプルの幅方向の長さは280mmであり、伸長度71の測定サンプルの幅方向の長さは250mmである。そして、得られた応力(N)を予め測定した長手方向(X方向)の長さで除して得られる値を、当該測定サンプルの伸縮応力(N/mm)とする。
上記と同様の観点から、長手方向Xにおけるウエスト開口部の周縁端WEと吸収体23の端部23aとの間の長さをL3(図3参照)とし、ウエスト開口部の周縁端WEと腹側接合部50の下方端部50aとの間の長さをL5(図3参照)としたとき、L3及びL5の長さは以下の範囲であることが好ましい。
前記L3に対する前記L5の比率L5/L3は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.03以上であり、また好ましくは0.85以下、より好ましくは0.75以下であり、また好ましくは0.01以上0.85以下、より好ましくは0.03以上0.75以下である。
前記L3(図3参照)は、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また好ましくは130mm以下、より好ましくは150mm以下であり、また好ましくは10mm以上150mm以下、より好ましくは15mm以上100mm以下である。
前記L5(図3参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは5mm以上であり、また好ましくは95mm以下、より好ましくは128mm以下であり、また好ましくは2mm以上128mm以下、より好ましくは5mm以上95mm以下である。
上記と同様の観点から、ウエスト開口部の周縁端WEと非接合部53の股下部C側の端部53aとの間の長さ、即ち腹側部Aにおける外層折り返し部32aの長手方向Xの長さをL7(図3参照)としたとき、当該L7は以下の範囲内であることが好ましい。
前記L3に対する前記L7の比率L7/L3は、好ましくは0.02以上、より好ましくは0.06以上であり、また好ましくは1以下、より好ましくは0.98以下であり、また好ましくは0.02以上1以下、より好ましくは0.06以上0.98以下である。
前記L7(図3参照)は、好ましくは4mm以上、より好ましくは8mm以上であり、また好ましくは100mm以下、より好ましくは130mm以下であり、また好ましくは4mm以上130mm以下、より好ましくは8mm以上100mm以下である。
前記L10(図8参照)に対する前記L9(図3参照)の比率はL9/L10は、好ましくは1以上、より好ましくは1.05以上であり、また好ましくは64以下、より好ましくは38以下であり、また好ましくは1以上64以下、より好ましくは1.05以上38以下である。
前記L9(図3参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上であり、また好ましくは128mm以下、より好ましくは97mm以下であり、また好ましくは2mm以上150mm以下、より好ましくは9mm以上100mm以下である。
前記L10(図8参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは2.5mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下であり、また好ましくは2mm以上10mm以下、より好ましくは2.5mm以上8mm以下である。前記L10の測定方法を以下に示す。腹側接合部50における幅方向Yに沿う断面視において、任意の外層折り返し部32aの襞、及び該襞と幅方向Yに隣り合う外層非折り返し部33aの襞の組み合わせを2組選択し、外層折り返し部32aの襞の頂点t1と、外層非折り返し部33aの襞の頂点t2との間の長さを、マイクロスコープ(KEYENCE社製VH-Z 20 UR)を用いて測定し、これらの平均値を前記のL10とする。前記断面視により測定し難い場合には、大きさ25mm×25mm、厚み2mmのアルミプレートを、その中心が襞の各頂点に一致するように置き、非接触式レーザー変位計(KEYENCE社製レーザーヘッドLK−2100、変位計RV 3-55 R)を用い、サンプルの厚みを測定する。厚み測定時の圧力は0.5g/cm2とする。
構成(1):第1弾性部材41の太さは、第2弾性部材46の太さよりも細い。
構成(2):第1弾性部材41の伸長倍率が、第2弾性部材46の伸長倍率よりも低い。
構成(3):長手方向Xにおける第1弾性部材41間の間隔が、同方向Xにおける第2弾性部材46間の間隔よりも長い。
ウエスト開口部の周縁端WEから股下部C側に向かって順次、前記構成(1)の弾性部材の太さ、前記構成(2)の弾性部材の伸長倍率、又は前記構成(3)の弾性部材間の間隔を測定する。
前記構成(1)については、測定対象とする弾性部材f2の太さが、直前に測定した弾性部材f1の太さよりも太くなった場合、ウエスト開口部の周縁端WEに最も近い弾性部材から、前記の直前に測定した弾性部材f1までの領域を第1伸縮領域として特定する。また、前記の測定対象とする弾性部材f2から最も股下部C側に位置する弾性部材までの領域を第2伸縮領域として特定する。「弾性部材の太さ」は、弾性部材の非伸長状態における太さをいい、弾性部材が糸状である場合には、その断面の直径で表すものである。弾性部材が複数の弾性繊維の束で構成されている場合には、外装体から弾性部材を一定の長さ(例:100mm)で切り出したものをサンプルとし、該サンプルの長さとその質量から、単位長さ当りの重さを「弾性部材の太さ(繊度)」として表してもよい。
伸長倍率(%)=(L0/L1)×l00・・・〔1〕
長手方向Xにおける第1伸縮領域40の長さをL12とし、ウエスト開口部の周縁端WEと腹側接合部50の下方端部50aとの間の長さをL5としたとき、L5に対するL12の比率L12/L5は、好ましくは1.0以上5.0以下、より好ましくは1.2以上4.0以下である。
長手方向Xにおける第2伸縮領域45の長さをL14としたとき、非接合部53の長手方向Xの長さL9に対するL14の比率L14/L9は、好ましくは1.0以上20以下、より好ましくは1.5以上18以下である。
長手方向Xにおける第1伸縮領域40の長さL12は、好ましくは10mm以上50mm以下、より好ましくは12mm以上45mm以下である。
長手方向Xにおける第2伸縮領域45の長さL14は、好ましくは15mm以上100mm以下、より好ましくは18mm以上90mm以下である。
画像解析ソフト(例えば、Wayne Rasband社製の「Image J」)を用いて、外層折り返し部及び内層折り返し部のカラーデジタル画像における各画素のH(色相)を測定する。H(色相)は、8ビットの信号により0〜255の256段階で表したときの平均段階値とする。外層折り返し部のH(色相)の平均段階値と、内層折り返し部のH(色相)の平均段階値との差が±20ポイント以内である場合を、「色相が近似する」と判断する。前記H(色相)は1周すると元の色に戻る関係で、H(色相)の平均段階値0とH(色相)の平均段階値255とは大変近い色味となることを意味する。例えば、H(色相)の平均段階値が5であった場合、それと色相が近似するとは、H(色相)の平均段階値が、241〜255又は0〜25であることを意味する。
図1ないし図8に示す実施形態においては、おむつ1の外装体は、外層シート31と、外層シート31の肌対向面側に配された内層シート36と、外層シート31と内層シート36との間に配された複数の弾性部材41,46とを有していたが、これに代えて、図9に示す伸縮シートからなる外装体を用いることができる。図9に示す伸縮シート130は、互いに交差せずに一方向に延びるように配列した複数の弾性フィラメント131が、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布132,133に接合されているものである。
例えば上述した実施形態のおむつは、内層シート36がウエスト開口部の周縁端WEに沿って肌対向面側に折り返されていたが、内層シート36は、折り返されていなくともよい。この場合、外層シート31は、内層シート36の長手方向Xの端縁から延出し、内層シート36の肌対向面側に折り返される。
また、上述した実施形態のおむつは、展開且つ伸長状態において、外装体3が腹側部A、股下部C及び背側部Bにわたって連続していたが、外装体3は、着用者の背側に配される背側外装体と腹側に配される腹側外装体とに分割されたものであってもよい。この場合、吸収性本体が、背側外装体と腹側外装体との間に架け渡して固定される。
更に、上述した実施形態において、第2伸縮領域45は、長手方向Xにおける吸収体23の端部23aよりも股下部C側に位置していたが、第2伸縮領域45の一部が、該吸収体23の端部23aよりもウエスト開口部の周縁端WE側に位置していてもよい。
<1>
吸収体を有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを有し、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
前記外装体は、前記幅方向に沿って伸縮可能になっており、
前記外装体は、少なくとも前記腹側部に、前記ウエスト開口部寄りに形成され前記幅方向に伸縮する第1伸縮領域と、該第1伸縮領域よりも前記股下部側に位置し、前記幅方向の伸縮応力が該第1伸縮領域よりも大きい第2伸縮領域とを有しており、
前記外層シートは、前記背側部及び前記腹側部のそれぞれに、前記ウエスト開口部の周縁端に沿って肌対向面側に折り返された外層折り返し部を有しており、
前記背側部における前記外層折り返し部は、その前記股下部側の端部が、前記吸収性本体の肌対向面上に接合されており、
前記腹側部における前記外層折り返し部は、該外層折り返し部と相対向する部材に接合された接合部と、該接合部よりも股下部側に位置し、該外層折り返し部と相対向する部材に接合されていない非接合部とを有しており、
前記接合部の前記股下部側の端部が、前記第1伸縮領域に位置している、パンツ型使い捨ておむつ。
前記外装体は、前記使い捨ておむつの外面を形成する非肌対向面側の外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配された内層シートと、該外層シートと該内層シートとの間に前記幅方向に沿って配された複数の弾性部材とを有している、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記外装体は、互いに交差せずに一方向に延びるように配列した複数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されている伸縮シートを備え、
前記伸縮シートは、前記弾性フィラメントが、前記幅方向と一致するように前記外装体に備えられている、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
前記接合部の前記股下部側の端部が、前記長手方向において、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間に位置している、前記<1>〜<3>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
前記長手方向における前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間の長さをL3とし、前記ウエスト開口部の周縁端と前記接合部の下方端部との間の長さをL5としたとき、
前記L3に対する前記L5の比率L5/L3が0.01以上0.85以下、好ましくは0.03以上0.75以下である、前記<4>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
前記非接合部の前記股下部側の端部が、前記長手方向において、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間に位置している、前記<1>〜<5>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記長手方向における前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間の長さをL3とし、前記ウエスト開口部の周縁端と前記非接合部の前記股下部側の端部との間の長さをL7としたとき、
前記L3に対する前記L7の比率L7/L3が0.02以上1以下、好ましくは0.06以上0.98以下である、前記<6>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
前記接合部が、溶着によって形成されている、前記<1>〜<7>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記外層シートにおける、前記吸収性本体の非肌対向面側に位置する非折り返し部及び前記外層折り返し部が、前記弾性部材の収縮により、前記長手方向に沿う襞を複数形成するようになされており、
前記非接合部の前記長手方向の長さが、前記外層折り返し部の襞の頂点と、前記非折り返し部の襞の頂点との間の前記外装体の厚み方向に沿う長さよりも長い、前記<1>〜<8>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記非接合部の前記長手方向の長さをL9とし、前記外装体の厚み方向における、前記外層折り返し部の襞の頂点と前記外層非折り返し部の襞の頂点との間の長さをL10としたとき、
前記L10に対する前記L9の比率L9/L10が1以上64以下、好ましくは1.05以上38以下である、前記<9>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記第1伸縮領域における前記弾性部材の太さが、前記第2伸縮領域における前記弾性部材の太さよりも細い、前記<1>〜<10>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
前記第1伸縮領域における前記弾性部材の伸長倍率が、前記第2伸縮領域における前記弾性部材の伸長倍率よりも低い、前記<1>〜<11>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
前記内層シートは、前記腹側部に、前記吸収性本体の前記長手方向の端部より外方において肌対向面側に折り返された、内層折り返し部を有しており、
前記内層折り返し部は、少なくとも前記股下部側の端部が、該内層折り返し部と相対向する部材と接合されている、前記<1>〜<12>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
前記外層シートの坪量が、30g/m2以下であり、好ましくは11g/m2以上30g/m2以下、より好ましくは15g/m2以上20g/m2以下である、前記<1>〜<13>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<15>
前記内層シートは、前記腹側部に、前記吸収性本体の前記長手方向の端部より外方において肌対向面側に折り返された、内層折り返し部を有しており、
少なくとも前記腹側部において、前記外層折り返し部と前記内層折り返し部との色が互いに異なっている、前記<1>〜<14>のいずれか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
2 吸収性本体
23 吸収体
3 外装体
31 外層シート
32 外層折り返し部
33 外層非折り返し部
36 内層シート
37 内層折り返し部
38 内層非折り返し部
40 第1伸縮領域
41 第1弾性部材
45 第2伸縮領域
46 第2弾性部材
50 接合部(腹側接合部)
50a 下方端部
53 非接合部
55 背側接合部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
WE ウエスト開口部の周縁端
X 長手方向
Y 幅方向
Claims (12)
- 吸収体を有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを有し、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
前記外装体は、前記幅方向に沿って伸縮可能になっており、
前記外装体は、少なくとも前記腹側部に、前記ウエスト開口部寄りに形成され前記幅方向に伸縮する第1伸縮領域と、該第1伸縮領域よりも前記股下部側に位置し、前記幅方向の伸縮応力が該第1伸縮領域よりも大きい第2伸縮領域とを有しており、
前記外層シートは、前記背側部及び前記腹側部のそれぞれに、前記ウエスト開口部の周縁端に沿って肌対向面側に折り返された外層折り返し部を有しており、
前記背側部における前記外層折り返し部は、その前記股下部側の端部が、前記吸収性本体の肌対向面上に接合されており、
前記腹側部における前記外層折り返し部は、該外層折り返し部と相対向する部材に接合された接合部と、該接合部よりも股下部側に位置し、該外層折り返し部と相対向する部材に接合されていない非接合部とを有しており、
前記接合部の前記股下部側の端部が、前記第1伸縮領域に位置している、パンツ型使い捨ておむつ。 - 前記外装体は、前記使い捨ておむつの外面を形成する非肌対向面側の外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配された内層シートと、該外層シートと該内層シートとの間に前記幅方向に沿って配された複数の弾性部材とを有している、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記外装体は、互いに交差せずに一方向に延びるように配列した複数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されている伸縮シートを備え、
前記伸縮シートは、前記弾性フィラメントが、前記幅方向と一致するように前記外装体に備えられている、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記接合部の前記股下部側の端部が、前記長手方向において、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間に位置している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記非接合部の前記股下部側の端部が、前記長手方向において、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の端部との間に位置している、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記接合部が、溶着によって形成されている、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記外層シートにおける、前記吸収性本体の非肌対向面側に位置する非折り返し部及び前記外層折り返し部が、前記弾性部材の収縮により、前記長手方向に沿う襞を複数形成するようになされており、
前記非接合部の前記長手方向の長さが、前記外層折り返し部の襞の頂点と、前記非折り返し部の襞の頂点との間の前記外装体の厚み方向に沿う長さよりも長い、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記第1伸縮領域における前記弾性部材の太さが、前記第2伸縮領域における前記弾性部材の太さよりも細い、請求項1ないし7のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記第1伸縮領域における前記弾性部材の伸長倍率が、前記第2伸縮領域における前記弾性部材の伸長倍率よりも低い、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内層シートは、前記腹側部に、前記吸収性本体の前記長手方向の端部より外方において肌対向面側に折り返された、内層折り返し部を有しており、
前記内層折り返し部は、少なくとも前記股下部側の端部が、該内層折り返し部と相対向する部材と接合されている、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記外層シートの坪量が、30g/m2以下である、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記内層シートは、前記腹側部に、前記吸収性本体の前記長手方向の端部より外方において肌対向面側に折り返された、内層折り返し部を有しており、
少なくとも前記腹側部において、前記外層折り返し部と前記内層折り返し部との色が互いに異なっている、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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