JP2020108310A - ケーブル接続構造体、その製造方法およびその交換方法 - Google Patents

ケーブル接続構造体、その製造方法およびその交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えばボルトコネクタに代表される、締結式で複数のケーブルを接続するケーブル接続構造体において、その交換時期を適切に把握することができるケーブル接続構造体およびその製造方法、ならびにこのようなケーブル接続構造体を用いたケーブル接続構造体の交換方法を提供すること。【解決手段】本発明に係るケーブル接続構造体は、挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル接続構造体、その製造方法およびその交換方法に関する。
従来より、ケーブル同士を接続するために、その接続部においてコネクタを用いて圧縮や圧着を行い、そのケーブル同士を接続し、さらにその周囲に例えば黒色のテープを巻いて被覆し、ケーブル接続構造体を構成している。
このようにしてケーブル接続構造体を構成するにあたって、圧縮や圧着には専用の治具が必要であり、また手間もかかることから、施工現場での作業効率の向上を図ってボルトコネクタが用いられる場合がある(例えば、特許文献1など)。このボルトコネクタは、ボルトを用いてケーブルを留めるものであり、ボルトを締めて、所定のトルクが印加されるとそのボルトの頭部が破断して落脱するように構成されている。そして、その周囲に例えば黒色のテープを巻いて絶縁被覆し、ケーブル接続構造体を構成している。そして、耐久性などの観点から、ケーブル接続構造体は、各種ケースで覆って使用している。このようなボルトコネクタは、専用の治具を必要とせずに、ボルトの締め付け作業だけでケーブルを固定することができ、施工現場での作業効率の向上を図ることができる。また、ボルトは、所定のトルクで締め付けた後に、頭部が破断して落脱することで、ケーブル接続構造体の小型化を図れるなどの利点を有している。
特開2016−162628号公報
しかしながら、ボルトコネクタは、ボルトの締め付けによってケーブルを固定しているため、ケーブルに通電を繰り返すと、発熱による膨張と冷却による収縮を繰り返すこととなり、これによって次第にボルトに緩みが生じ、接触不良等が生じて、電気抵抗が増加しやすくなり、効率的な通電ができなくなる。さらに緩みが増大すると、発熱が生じてケーブルの許容を超えてしまうことも懸念される。したがって、交換時期を適切に把握する必要があった。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、例えばボルトコネクタに代表される、締結式で複数のケーブルを接続するケーブル接続構造体において、その交換時期を適切に把握することができるケーブル接続構造体およびその製造方法、ならびにこのようなケーブル接続構造体を用いたケーブル接続構造体の交換方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、締結部材の頂面を覆う絶縁部材として可視光透過性を有するものを用いるか、感温着色を有する絶縁部材または樹脂で覆うことにより、そのケーブル接続構造体の交換時期を適切に把握することができることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は、以下のとおりである。
(1)挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を被覆する部分が、可視光透過性を有することを特徴とするケーブル接続構造体。
(2)前記絶縁部材が、感温着色性を有する、(1)に記載のケーブル接続構造体。
(3)前記樹脂の少なくとも一部を収容する、可視光透過性を有するケースをさらに有する、(1)または(2)に記載のケーブル接続構造体。
(4)前記ケースが、感温着色性を有する、(3)に記載のケーブル接続構造体。
(5)挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、前記絶縁部材は、少なくともその一部が感温着色性を有することを特徴とするケーブル接続構造体。
(6)前記締結部材の頂面を被覆する前記絶縁部材の外面位置に貼られたサーモラベルをさらに有する、(1)〜(5)のいずれか1つに記載のケーブル接続構造体。
(7)前記締結部材の頂面に、外部から視認できるアイマークを有する、(1)〜(6)のいずれか1つに記載のケーブル接続構造体。
(8)前記アイマークが、感温着色性を有する、(7)に記載のケーブル接続構造体。
(9)前記感温着色性は、少なくとも40℃以上90℃以下の範囲において着色の変化が起こる特性である、(3)〜(8)のいずれか1項に記載のケーブル接続構造体。
(10)コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、前記コネクタの外面全体を絶縁部材で被覆し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有することを特徴とするケーブル接続構造体の製造方法。
(11)コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、前記コネクタの外面全体を絶縁部材で被覆し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、感温着色性を有することを特徴とするケーブル接続構造体の製造方法。
(12)(1)〜(9)のいずれか1つに記載のケーブル接続構造体において、前記締結部材の緩みを外部から感知した場合に、別のケーブル接続構造体に交換することを特徴とする、ケーブル接続構造体の交換方法。
本発明によれば、例えばボルトコネクタに代表されるコネクタで複数のケーブルを接続するケーブル接続構造体において、その交換時期を適切に把握することができるケーブル接続構造体およびその製造方法、ならびにこのようなケーブル接続構造体を用いたケーブル接続構造体の交換方法を提供することできる。
第1の実施形態に係るケーブル接続構造体の概略平面図である。 図1に示すケーブル接続構造体のI−I断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態のケーブル接続構造体]
本実施形態に係るケーブル接続構造体は、挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有することを特徴とする。
図1は、第1の実施形態に係るケーブル接続構造体の外観の模式図である。また、図2は、図1に示すケーブル接続構造体のI−I断面図である。この図1及び図2に示されるケーブル接続構造体1は、2本のケーブル11a,11bを挿入して、コネクタ12により電気的に接続して構成されるものである。コネクタ12は、2本の締結部材13a,13bをそれぞれ受け入れるための締結穴を有している。そして、これら2本の締結部材13a,13bにより、それぞれのケーブル11a,11bが締結固定される。
そして、ケーブル接続構造体1において、コネクタ12は、その外面全体が絶縁部材14により被覆されている。これによって、コネクタ12が絶縁される。また、絶縁部材は、締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有している。
さらに、絶縁部材14の外周が可視光透過性を有するケース15で覆われている。
このように、コネクタ12の周囲を、可視光透過性を有する材料で覆うことにより、目視によって締結部材13a,13bの緩みを確認することができる。
以下、ケーブル接続構造体1のそれぞれの構成部位について、詳細に説明する。
(ケーブル11a,11b)
ケーブル11aおよび11bは、電気の流路であり、両者を電気的に接続することで、電気をより遠距離まで供給することができる。
なお、以下では便宜上、主としてケーブルとして2本を接続する場合について説明するが、1つのボルトコネクタにおいて接続するケーブルの本数としては、2本以上であれば特に限定されない。
ケーブル11aおよび11bは、コネクタ12の内部において少なくともケーブルの導体(金属)が露出し、且つ両者が電気的に接続されていれば特に限定されない。例えば、ケーブル11aおよび11bとしては、導体を樹脂などで絶縁被覆したものを用いることができる。
ケーブルの導体の材質としては、導電性を有する金属や合金であれば特に限定されないが、導電性、耐久性および経済性の観点から、銅またはアルミニウムを用いることが好ましい。2本以上のケーブルがある場合に、それぞれのケーブルの金属は同一でも、異なっていてもよい。例えばケーブルを2本用いる場合には、銅/銅、アルミニウム/アルミニウム、銅/アルミニウムの組合せが好ましい。
(コネクタ12)
コネクタ12は、2本のケーブル11a,11bの接続部の周囲を囲むようにして配置されるものである。また、コネクタ12は、その内部に2本のケーブル11a,11bを電気的に接続するための導通手段を有している。さらに、コネクタ12は、締結部材13a,13bそれぞれを受け入れるための締結部材穴を有しており、この締結部材穴から締結部材13a,13bを通して、それぞれのケーブル11a,11bを締結固定する。
コネクタ12は、それぞれ異なる挿入口から2本のケーブル11a,11bを挿入して、その内部においてそれらを電気的に接続させるものである。2本のケーブル11a,11bは、直接接触して接続されていてもよいし、コネクタ12を介して間接的に接触して接続されていてもよい。2本のケーブル11a,11bが直接接触していない場合、コネクタ12の少なくとも内部に、金属などの導電性を有する導電性材料を用い、その導電性材料を介して2本のケーブル11a,11bを電気的に接続することができる。
コネクタ12として、金属コネクタを用いる場合、その金属コネクタの材質としては、導電性を有する金属であれば特に限定されないが、導電性、耐久性および経済性の観点から、銅またはアルミニウムを用いることが好ましい。
コネクタ12の形状としては、特に限定されず、例えば、直線状、二叉状(例えば、U字状、V字状)、三叉状(例えば、Y字状)、四叉状(例えば、X字状)などが挙げられる。
[締結部材13a,13b]
締結部材13a,13bはそれぞれ、ケーブル11a,11bを締結固定するものであり、より具体的にはボルトなどを例示することができる。このように締結部材13a,13bを用いてケーブル11a,11bを固定する構造を有しているため、圧縮や圧着と比較して特殊な治具を必要とせず簡易に接続構造を形成することができ、施工現場における作業性を高めることができるという利点を有する。一方で、締結部材13a,13bを用いると、熱膨張と収縮によってその締結に緩みが生じることがあり、このようにして生じた緩みにより通電効率の低下などが想定されるため、早期にケーブル接続構造体を交換する必要があり、交換時期を適切に感知することが重要である。
締結部材13a,13bの材質としては、特に限定されず、各種の金属や合金などを用いることができる。なお、締結部材13a,13bについては、それ自身が導電性を有していても、有していなくてもよい。
また、締結部材13a,13bとしては、その頭部が落脱するものに限定されず、トルクを印加しても頭部が落脱せずに、残存するものであってもよい。締結部材構造を用いている以上、頭部の有無にかかわらず、締結部材13a,13bの緩みは生じ得る。なお、頭部が脱落するボルトは、「シェアボルト」や「スクリューボルト」と呼ばれることもある。
締結部材の数としては、それぞれのケーブルを少なくとも1本で固定すれば特に限定されず、それぞれのケーブルを複数本で固定してもよい。
(絶縁部材14)
絶縁部材14は、絶縁性を有する部材であり、コネクタの外面全体を被覆して配置される。また、絶縁部材14は、少なくとも締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有している。ここで、「可視光」とは、360〜830nmの範囲に波長を有する光をいう。また、「可視光透過性」とは、これらの範囲のうち少なくとも一部の範囲の波長の透過性をいう。
このように、絶縁部材14として、少なくとも締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有していることにより、目視にて締結部材13a,13bの緩みを確認することができる。
なお、締結部材13a,13bの緩みの感知方法としては特に限定されないが、正確に交換時期を感知するために、外部から視認することができるアイマーク16(「合いマーク」と記載されることもある。)を有することができる。以下、コネクタ12と締結部材13aとに付すアイマーク16を例として説明するが、コネクタ12と締結部材13bとについても同様である。アイマーク16は、緩みのない状態(締結部材13aを締め付けた状態)で、コネクタ12のアイマークと締結部材13aのアイマークが直線状となるようにそれらのマークを付す。当該ケーブル接続構造体の使用を開始した後、通電に伴い上述したように、コネクタ12や締結部材13aが発熱し、それらの膨張および収縮が繰り返され、経時とともに締結部材13aが徐々に回転して、緩みが生じる。そして、締結部材13aに回転が生じるが、その一方でコネクタ12には回転が生じないので、アイマーク16は直線状ではなくなる。このようにして、締結部材13aの緩みを感知することができる。
アイマーク16としては、特に限定されず、インク、刻印、テープなどを用いることができ、また、詳細は後述するが、締結部材に対し、感温着色性を示す化合物やインクを塗布したものを用いてもよい。
絶縁部材14は、上述したとおり、少なくとも締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有していればよいが、締結部材の頂面を覆う部分以外の部分も可視光透過性を有していてもよい。
絶縁部材14としては、絶縁性および可視光透過性を有するものであれば特に限定されず、例えば、絶縁性のテープや絶縁性のチューブなどを用いることができる。より具体的に、絶縁部材14の材質としては、例えばビニールやポリエチレンなどが挙げられる。
また、上述した絶縁性のテープや絶縁性のチューブの外面を、さらに可視光透過性を有する樹脂などで覆い、適切な形状に成形してもよい。このようにして絶縁性のテープや絶縁性のチューブの外面をさらに樹脂で覆うことにより、防水性を高めることができる。このような樹脂としては、例えばシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴムなどが挙げられる。このような場合、絶縁部材14は、テープやチューブと、樹脂とからなる構成である。
樹脂は、意匠性の観点から、例えば、型に流し込んで適切な形状に成形してもよく、また、後述するケース15の中に流し込んで、絶縁性のテープや絶縁性のチューブとケース15との間に配置してもよい。
なお、このような絶縁部材14は、感温着色性を有していることが好ましい。なお、「感温着色性」とは、所定の温度を超えた場合に不可逆的に着色するか、着色が変化するか、着色が消失する性質をいう。ここで、締結部材13a,13bに緩みが生じると、その緩みが抵抗となり、通電に際し発熱し、コネクタ12およびその周囲の温度が上昇する。したがって、絶縁部材14が感温着色性を有すると、このような温度上昇に伴い着色して、締結部材13a,13bの緩みを検知することができる。
このような着色の変化が起こる温度範囲としては、特に限定されないが、少なくとも、40℃以上90℃以下で着色の変化が起こることが好ましく、50℃以上90℃以下で着色の変化が起こることがより好ましく、60℃以上90℃以下で着色の変化が起こることがさらに好ましい。上記温度範囲において、下限値以上であると、締結部材13a,13bの緩みに起因した発熱による絶縁部材14の温度変化と、ケーブル接続構造体の設置環境の温度変化に依存する絶縁部材14の温度変化とを区別することができる。また、上記の上限値以下であると、絶縁部材14の温度による劣化を抑制することができる。一度でも上記温度範囲に達した場合、締結部材13a,13bに大きな緩みが生じていると判断することができるため、上述の範囲で変化が起こることにより、上記温度範囲に達したか否かを着色により感知することができる。なお、温度の変化に伴い、多段階で着色の変化が起こる場合、少なくともそのうちの一段階の変化温度が上述した温度範囲に含まれていればよい。
このような着色の具体的手段としては、上記温度範囲で感温着色性を示す染料などを樹脂に含浸させたものや、上記温度範囲で感温着色性を示す樹脂などが挙げられる。
なお、このような感温着色性を有するインク化するなどして、コネクタ12および締結部材13a,13bに付すアイマークに用いてもよい。
このように、締結部材13a,13bのアイマークなど外部からの視認性に加えて、例えば化学変化を利用した感温着色性を利用することにより、より正確に締結部材の緩みを感知することができる。
(ケース15)
必須の態様ではないが、上述したように、絶縁部材14の樹脂の少なくとも一部を収容する、可視光透過性を有するケース15を設けてもよい。このようなケース15を設けることにより、締結部材13a,13bの視認性を維持しながら、防水性を高めることができる。
ケース15の材質としては、例えばシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴムなどが挙げられる。
また、ケース15においても、絶縁部材14と同様に、感温着色性を有していることが好ましい。感温着色性の定義や温度範囲、着色の具体的方法については、絶縁部材14について説明したことと同様であるため、ここでの記載は省略する。
(サーモラベル)
必須の態様ではないが、ケーブル接続構造体1は、締結部材13a,13bの頂面を被覆する絶縁部材の外面位置に貼られたサーモラベル(「サーモテープ」とも呼ばれる。いずれも登録商標である。)をさらに有することができる。
サーモラベルは、温度にしたがいその表面の色が変化するようにしたテープ状の示温材であり、可逆的な変化をするものと、不可逆的な変化をするもののいずれもが市販されているが、上述した感温着色と同様に、不可逆的な変化をするものを用いる。
このようなサーモラベルを用いることにより、一度でも所定温度に達したときには色が変化して、締結部材13a,13bの緩みを検知することができる。
このような着色の変化が起こる温度範囲としては、特に限定されないが、少なくとも、40℃以上90℃以下で着色の変化が起こることが好ましく、50℃以上90℃以下で着色の変化が起こることがより好ましく、60℃以上90℃以下で着色の変化が起こることがさらに好ましい。一度でも上記温度範囲に達した場合、締結部材13a,13bに大きな緩みが生じていると判断することができるため、上述の範囲で変化が起こることにより、上記温度範囲に達したか否かを着色により感知することができる。なお、温度の変化に伴い、多段階で着色の変化が起こる場合、少なくともそのうちの一段階の変化温度が上述した温度範囲に含まれていればよい。
なお、サーモラベルの位置としては、コネクタ12からの発熱が十分に到達する箇所であれば、特に限定されない。
(他の部材)
絶縁部材14よりも外側(絶縁部材14から見てコネクタ12と逆側)には、ケース15以外にも適宜、他の部材を配置することができるが、少なくとも締結部材の頂面を覆う部分の全面には、可視光透過性を有しない部材を配置しないことが好ましい。このような部材を配置すると、締結部材13a,13bの視認性が失われ、少なくとも目視によっては緩みを感知できなくなるおそれがある。
なお、締結部材13a,13bの頂面を覆う部分以外にも、適切な部分に可視光透過性を有する絶縁部材を用い、その部分に、例えば、内部に施工年月日や施工業者名、業者の連絡先などを記載することで、施工や保守点検の利便性を向上させることができる。また、接続部が異形の場合にケーブルサイズや施工に際しての注意点を記載することで、施工のミスを抑制することもできる。
[第1の実施形態のケーブル接続構造体の製造方法]
本実施形態に係るケーブル接続構造体の製造方法は、コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、前記コネクタの外面全体を絶縁部材で被覆し、前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有することを特徴とする。なお、以下において、図1及び図2を用いてこの実施形態のケーブル接続構造体の製造方法の具体例を説明するが、この具体例においては、絶縁部材14として、絶縁テープまたはチューブ14aおよび樹脂14bの二重構造を構成する例を説明する。
具体的に、まず、コネクタ12に複数のケーブル11a,11bを挿入し、その後締結部材13a,13bを用いて各ケーブル11a,11bを固定し、電気的な接続を可能とする。この際、締結部材13a,13bとしては、例えばボルト式でケーブル11a,11bを固定することができるので、施工現場での作業効率の向上を図ることができる。
次に、コネクタ12の外面全体を、可視光透過性を有する絶縁部材14で被覆する。より具体的に、絶縁部材14として、絶縁テープを用いる場合、少なくともコネクタ周囲に絶縁テープを巻きつける。また、絶縁チューブを用いる場合、その絶縁チューブ内にコネクタを挿入する。絶縁チューブとの密着性をより高める場合には、例えば、熱収縮性のチューブを用いてもよい。このように、絶縁テープや絶縁チューブを用いることで、コネクタ12からの絶縁性を図るとともに、ケーブル11a,11bのコネクタ12からの抜けなどに対する強度を高めることができる。そして、本実施形態のケーブル接続構造体の製造方法においては、少なくとも締結部材13の頂面を覆う部分に、可視光透過性を有する絶縁テープや絶縁チューブを用いる。
その後、少なくともコネクタ12の一部を、可視光透過性を有するケース15に収容する。このケース15は、可視光投稿性を有する樹脂14bの原料を注入するための樹脂注入口151を有しており、ここから、樹脂14bの原料を注入する。充分な量の樹脂を注入したら、樹脂14bの原料に対し、例えば熱処理や光照射処理などの硬化処理を施して硬化した樹脂14bを得る。なお、樹脂14bおよびケース15を用いる場合、少なくとも締結部材13a,13bの頂面を覆う部分に、可視光透過性を有する材料を用いる。
[第2の実施形態のケーブル接続構造体]
本実施形態に係るケーブル接続構造体は、挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、少なくとも前記締結部材の頂面を被覆する絶縁部材を有し、前記絶縁部材は、感温着色性を有することを特徴とする。
ケーブル、コネクタおよび締結部材については、第1の実施形態のケーブル接続構造体について説明したことと同様であるため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態において、絶縁部材については、第1の実施形態のケーブル接続構造体と異なり、締結部材の頂面を覆う部分に、可視光透過性を有する絶縁部材を用いても、用いなくてもよいが、締結部材は、少なくとも締結部材の頂面を覆う部分が、感温着色性を有している。感温着色についても、第1の実施形態のケーブル接続構造体について説明したことと同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。このように、締結部材に緩みが生じて締結部材の近傍が高温になった場合、その締結部材を被覆している絶縁部材が感温着色性を有することにより、着色変化して所定の温度まで上昇したことを感知することができる。
なお、絶縁部材14として、テープやチューブと、樹脂とを併用する構造とする場合、少なくともいずれかが締結部材の頂面を覆う部分に、可視光透過性を有していればよく、また、テープやチューブと樹脂の両方が可視光透過性を有していてもよい。
[第2の実施形態のケーブル接続構造体の製造方法]
本実施形態に係るケーブル接続構造体の製造方法は、コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、少なくとも前記締結部材の頂面を、少なくともその一部が感温着色性を有する絶縁部材で被覆することを特徴とする。
具体的な操作は、上述した第1の実施形態のケーブル接続構造体の製造方法と同様であるが、締結部材の頂面を覆う部分に、可視光透過性を有する絶縁部材を用いても、用いなくてもよい。その代わり、絶縁部材として、絶縁テープや絶縁チューブを用いる場合、例えば、それらに塗布するか、またはそれらの原料に感温着色性を有する化合物やインクを混合することで、感温着色性を有する絶縁テープや絶縁チューブを得ることができる。また、樹脂やケースについても同様に、それらに塗布するか、またはそれらの原料に感温着色性を有する化合物やインクを混合することで、感温着色性を有する樹脂やケースを得ることができる。
[ケーブル接続構造体の交換方法]
本実施形態に係るケーブル接続構造体の交換方法は、第1または第2の実施形態のケーブル接続構造体のいずれかにおいて、前記締結部材の緩みを外部から感知した場合に、別のケーブル接続構造体に交換することを特徴とする。
上述したとおり、第1および第2の実施形態のケーブル接続構造体においては、締結部材の頂面を覆う絶縁部材として可視光透過性を有するものを用いるか、感温着色を有する絶縁部材または樹脂で覆うことにより、締結部材の緩みを外部から感知することができる。したがって、締結部材の緩みを感知した場合、ケーブル接続構造体の交換時期と判断して、別のケーブル接続構造体と交換する。
より具体的には、例えばアイマークを用いて交換時期を確認する場合、アイマークのズレが所定の角度以上となった場合に交換時期と判断することができる。また、絶縁部材やケースなどの感温着色性またはサーモラベルを用いて交換時期を確認する場合、所定の着色が起ったら、すなわち、その周囲が所定の温度に達した場合に、そのケーブル接続構造体について交換時期と判断することができる。
1 ケーブル接続構造体
11a,11b ケーブル
12 コネクタ
13a,13b 締結部材
14 絶縁部材
15 ケース
151 樹脂注入口
16 アイマーク

Claims (12)

  1. 挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、
    前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、
    前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を被覆する部分が、可視光透過性を有することを特徴とするケーブル接続構造体。
  2. 前記絶縁部材が、感温着色性を有する、請求項1に記載のケーブル接続構造体。
  3. 前記樹脂の少なくとも一部を収容する、可視光透過性を有するケースをさらに有する、請求項1または2に記載のケーブル接続構造体。
  4. 前記ケースが、感温着色性を有する、請求項3に記載のケーブル接続構造体。
  5. 挿入されたケーブルを固定する締結部材をもち、複数のケーブル同士を接続するコネクタを有するケーブル接続構造体であって、
    前記コネクタの外面全体を被覆する絶縁部材を有し、
    前記絶縁部材は、少なくともその一部が感温着色性を有することを特徴とするケーブル接続構造体。
  6. 前記締結部材の頂面を被覆する前記絶縁部材の外面位置に貼られたサーモラベルをさらに有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のケーブル接続構造体。
  7. 前記締結部材の頂面に、外部から視認できるアイマークを有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のケーブル接続構造体。
  8. 前記アイマークが、感温着色性を有する、請求項7に記載のケーブル接続構造体。
  9. 前記感温着色性は、少なくとも40℃以上90℃以下の範囲において着色の変化が起こる特性である、請求項3〜8のいずれか1項に記載のケーブル接続構造体。
  10. コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、前記コネクタの外面全体を絶縁部材で被覆し、
    前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、可視光透過性を有することを特徴とするケーブル接続構造体の製造方法。
  11. コネクタに複数のケーブルを挿入し、締結部材で固定することによって複数のケーブル同士を接続した後、前記コネクタの外面全体を絶縁部材で被覆し、
    前記絶縁部材は、少なくとも前記締結部材の頂面を覆う部分が、感温着色性を有することを特徴とするケーブル接続構造体の製造方法。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のケーブル接続構造体において、前記締結部材の緩みを外部から感知した場合に、別のケーブル接続構造体に交換することを特徴とする、ケーブル接続構造体の交換方法。
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