JP2020106254A - アプリケーションプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱調理器から離れた、或いは、離れそうになっているタイミングで、バーナが点火状態にあることをユーザに確実に知らせることができるアプリケーションプログラムを提供する。【解決手段】通信状態監視機能と、バーナ状態取得機能と、報知情報表示機能とを、コンピュータに実現させ、報知情報表示機能は、通信状態監視部で監視している通信状態が、携帯端末機器Sと通信ユニット2とが正常に接続されている状態から携帯端末機器Sと通信ユニットとの接続が途切れた状態、又は、信号強度が予め定めた所定値よりも低い状態になった場合、且つ、通信状態が変化した直前にバーナ状態取得機能によって取得されたガスバーナ1の状態が点火状態である場合に、携帯端末機器Sの表示部12に報知情報を表示する。【選択図】図1
Description
本発明は、加熱調理器の通信手段と無線通信が可能な携帯端末機器においてコンピュータに実現させるアプリケーションプログラムに関する。
設備機器の一種であるガスコンロ(加熱調理器)において、当該ガスコンロでの調理中にガスコンロの傍を離れ、火を消し忘れてしまうことは火災に繋がる虞があり、極めて危険であるため、火の消し忘れを防止するための様々な対策がなされている。例えば、バーナの燃焼中において、点火スイッチを突出させて目立たせたり、点火中であることを知らせるランプを点灯させたり、点火中であることを知らせる表示をガスコンロの表示部に表示したりといった対策がなされている。しかしながら、ガスコンロから離れた、即ち、点火スイッチやランプ、表示部を視認することができない距離に移動したユーザに対して、バーナが点火状態にあることを知らせることは困難である。
ところで、近年、ガスコンロなどの設備機器に無線通信機能を持たせ、この無線通信機能を利用して、各種電子機器と信号をやりとりすることで、設備機器にエラーが発生したことなどを各種電子機器を介してユーザに報知する技術の開発に注目が集まっている。
例えば、特許文献1には、Bluetooth Low Energy(BLE)通信を用いて、画像形成装置とユーザの端末装置との間で無線通信可能に構成し、画像形成装置でのエラー発生を示す情報をアドバタイズ信号に含ませ、当該アドバタイズ信号を周期的に送信し、アドバタイズ信号を受信した端末装置を介してユーザにエラー発生を示す情報を通知できる技術が提案されている。
また、特許文献2には、同じくBLE通信のアドバタイズ信号を利用し、画像形成装置と無線通信可能な端末装置を介してユーザにエラー情報を知らせる画像形成装置が開示されており、当該画像形成装置においては、発生したエラーの種類に応じて、画像形成装置から送信するアドバタイズ信号の信号強度を変えることにより、エラー内容に応じて通知範囲を制御でき、適切な範囲でエラー通知を行うことができる。
上記特許文献1や特許文献2に記載の技術を加熱調理器に適用することで、加熱調理器に発生したエラーをユーザに知らせることは可能となる。
しかしながら、加熱調理器において、バーナが点火状態にあることは、加熱調理器が正常に動作している状態であって、何らかのエラーが発生している状態ではなく、単にバーナが点火状態にあることをユーザに通知するようにしたのでは、加熱調理器の前で調理を行っているにもかかわらず、常に通知がなされることになり、ユーザが煩わしさを感じる。
上述したように、バーナの消し忘れが問題となるのは、加熱調理器が正常に動作している状態であるにもかかわらず、バーナの火を消し忘れてユーザが加熱調理器の傍を離れた場合であることからすれば、バーナの消し忘れを防止するためには、バーナが点火状態である場合にユーザがガスコンロから離れた、或いは、離れそうになっているタイミングで、バーナが点火状態にあることをユーザに通知することが肝要である。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであり、バーナの消し忘れを防止すべく、加熱調理器から離れた、或いは、離れそうになっているタイミングで、バーナが点火状態にあることをユーザに確実に知らせることができるアプリケーションプログラムの提供を、その目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るアプリケーションプログラムの特徴構成は、
加熱調理器の通信手段と無線通信が可能な携帯端末機器においてコンピュータに実現させるアプリケーションプログラムであって、
前記携帯端末機器と前記通信手段との間の信号の送受信状況を基に、前記通信手段との通信状態を監視する通信状態監視機能と、
前記加熱調理器に設けられた少なくとも1つのバーナの状態を、前記無線通信を介して取得するバーナ状態取得機能と、
前記携帯端末機器の表示部に、前記バーナが点火状態にあることを知らせる報知情報を表示する報知情報表示機能とを、前記コンピュータに実現させ、
前記報知情報表示機能は、
前記通信状態監視機能で監視している通信状態が、前記携帯端末機器と前記通信手段とが正常に接続されている状態から前記携帯端末機器と前記通信手段との接続が途切れた状態、又は、信号強度が予め定めた所定値よりも低い状態になった場合、且つ、前記通信状態が変化した直前に前記バーナ状態取得機能によって取得された前記バーナの状態が点火状態である場合に、前記携帯端末機器の表示部に前記報知情報を表示する点にある。
加熱調理器の通信手段と無線通信が可能な携帯端末機器においてコンピュータに実現させるアプリケーションプログラムであって、
前記携帯端末機器と前記通信手段との間の信号の送受信状況を基に、前記通信手段との通信状態を監視する通信状態監視機能と、
前記加熱調理器に設けられた少なくとも1つのバーナの状態を、前記無線通信を介して取得するバーナ状態取得機能と、
前記携帯端末機器の表示部に、前記バーナが点火状態にあることを知らせる報知情報を表示する報知情報表示機能とを、前記コンピュータに実現させ、
前記報知情報表示機能は、
前記通信状態監視機能で監視している通信状態が、前記携帯端末機器と前記通信手段とが正常に接続されている状態から前記携帯端末機器と前記通信手段との接続が途切れた状態、又は、信号強度が予め定めた所定値よりも低い状態になった場合、且つ、前記通信状態が変化した直前に前記バーナ状態取得機能によって取得された前記バーナの状態が点火状態である場合に、前記携帯端末機器の表示部に前記報知情報を表示する点にある。
上記特徴構成によれば、通信状態監視機能が携帯端末機器と加熱調理器の通信手段との間の通信状態を監視するとともに、バーナ状態取得機能が加熱調理器のバーナの状態を無線通信を介して取得し、通信状態監視機能で監視している通信状態が、携帯端末機器と通信手段とが正常に接続されている状態から、携帯端末機器と通信手段との接続が途切れた状態、又は、信号強度が予め定めた所定値よりも低い状態になった直前にバーナ状態取得機能で取得したバーナの状態が点火状態である場合に、バーナが点火状態にあることを知らせる報知情報を携帯端末機器の表示部に表示させる。
即ち、上記特徴構成によれば、本発明に係るアプリケーションプログラムがユーザの所持する携帯端末機器においてコンピュータに実現され、アプリケーションが起動している場合において、通信状態が、携帯端末機器と加熱調理器の通信手段とが正常に接続されている状態から携帯端末機器を所持したユーザが無線通信の圏外に移動したことで正常な接続が途切れた状態やユーザが加熱調理器から徐々に離れることで信号強度が徐々に低下して当該信号強度が所定値よりも低い状態になった時点の直前に取得されたバーナの状態が点火状態であるときに、バーナが点火状態であることを知らせる報知情報が携帯端末機器の表示部に表示される。したがって、ユーザがバーナの火を消すことなく加熱調理器から一定距離離れた場所に移動したような場合に、バーナの状態が点火状態にあることがアプリケーションの機能によって表示部に表示され、ユーザは、当該表示を確認することでバーナが点火状態にあることを知ることができる。
また、本発明に係るアプリケーションプログラムの更なる特徴構成は、前記通信手段と前記携帯端末機器とは、BLE(Bluetooth Low Energy)による近距離無線通信が可能である点にある。
BLEによる近距離無線通信は、省電力・省コストを実現した通信モードである。
上記特徴構成によれば、このBLE通信により、通信手段と携帯端末機器とが無線通信を行うため、省電力・省コストを実現することが可能である。
上記特徴構成によれば、このBLE通信により、通信手段と携帯端末機器とが無線通信を行うため、省電力・省コストを実現することが可能である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について、加熱調理器GCと、当該加熱調理器GCと無線通信が可能な携帯端末機器Sとからなる調理システムの一部として使用される場合を例にとって説明する。尚、本実施形態において、加熱調理器GCはガスコンロである。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について、加熱調理器GCと、当該加熱調理器GCと無線通信が可能な携帯端末機器Sとからなる調理システムの一部として使用される場合を例にとって説明する。尚、本実施形態において、加熱調理器GCはガスコンロである。
図1に示すように、加熱調理器GCは、調理機器を加熱する1つのガスバーナ1(バーナ)と、ユーザが所有する携帯端末機器Sの通信ユニット11と無線通信可能な通信ユニット2(通信手段)と、各種情報処理を行う制御装置3とを備えている。
加熱調理器GCには、バーナ操作部(図示せず)が設けられており、当該バーナ操作部を押し操作及び回転操作等することより、ガスバーナ1の点火、消火及び火力調節等を行うことができるようになっている。尚、ガスバーナ1の点火及び消火を行うための操作が行われた場合、点火操作があったことを知らせる信号(バーナ点火信号)又は消火操作があったことを知らせる信号(バーナ消火信号)が制御装置3に送信されるようになっている。
本実施形態において、通信ユニット2,11は、近距離無線通信の一種である、Bluetooth Low Energy(BLE)通信及びBluetooth(登録商標)通信を相互に行うように構成される。尚、本実施形態においては、BLEのペリフェラルとして動作する加熱調理器GCの通信ユニット2から周囲に送信された(ブロードキャストされた)アドバタイズ信号を、BLEのセントラルとして動作する携帯端末機器Sの通信ユニット11が受信するようになっている。
本実施形態においては、加熱調理器GCの通信ユニット2からブロードキャストされたアドバタイズ信号を通信ユニット11が受信した携帯端末機器Sとの間で機器登録(ペアリング)が既に済んでいるものとする。また、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とは、機器登録が済んでいる状態において、加熱調理器GCの通信ユニット2からブロードキャストされたアドバタイズ信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11が受信し、所定のアプリケーションが起動している状態(バックグラウンドで起動している状態を含む)にある携帯端末機器Sの通信ユニット11からアドバタイズ信号を受信したことを知らせる信号が送信されることで、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とがデータ信号を送受信可能な状態(以下、「正常に接続されている状態」ともいう)となる。尚、正常に接続されている状態においては、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2と間で、接続状態を確認するためのデータ信号(接続状態確認信号)が一定間隔で送受信されるようになっており、後述する通信状態監視部5は、この接続状態確認信号の送受信状況を監視している。一方、アプリケーションが停止したり、携帯端末機器Sが通信圏外に出た場合には、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でデータ信号を送受信できない状態(接続が途切れた状態)となる。尚、アドバタイズ信号は、データ信号を送受信できる状態(正常に接続されている状態)では送信されない。
尚、「データ信号」とは、送信するデータを含むデータ部や、接続相手(即ち、携帯端末機器Sにとっての加熱調理器GC、加熱調理器GCにとっての携帯端末機器S)を判別するアクセスアドレスなどからなるデータパケットである。一方、「アドバタイズ信号」とは、送信するデータや送信側のデバイス情報(即ち、加熱調理器GC側のデバイス情報)を含むデータ部や、所定の固定値であるアクセスアドレスなどからなるアドバタイズパケットである。
制御装置3は、ガスバーナ1の状態を取得するバーナ状態取得部4と、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の信号の送受信状況を基に、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の通信状態を監視する通信状態監視部5と、通信ユニット2を制御する通信制御部6を備えるとともに、バーナ状態取得部4で取得されるガスバーナ1の状態や通信状態監視部5で監視される通信状態などが格納される記憶部7を備えている。尚、特に図示はしないが、加熱調理器GCの各部の動作を制御する各種機能部も備えている。
本実施形態において、バーナ状態取得部4は、制御装置3に送信されるバーナ点火信号又はバーナ消火信号を基に、ガスバーナ1の状態(点火状態・消火状態)を取得する機能部であり、取得したガスバーナ1の状態を記憶部7に逐次送信する。
通信状態監視部5は、ペアリング済みの携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされるデータ信号(接続状態確認信号)の送受信状況(信号強度を含む)を基に、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の通信状態を監視し、通信状態を記憶部7に逐次送信する。尚、通信状態監視部5は、携帯端末機器Sの通信ユニット11からの接続状態確認信号を一定時間ごとに受信している場合に正常に接続されている状態と判断し、接続状態確認信号を一定時間受信していない場合に接続が途切れている状態と判断する。
通信制御部6は、記憶部7を参照して、通信状態が、正常に接続されている状態から接続が途切れた状態に変化したか否かを判定するとともに、同じく記憶部7を参照して、通信状態が変化した時点でのガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、通信状態が変化し、且つ、ガスバーナ1の状態が点火状態である場合には、通信状態の変化に応じて、所定の信号強度のアドバタイズ信号を報知信号として携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信するように加熱調理器GCの通信ユニット2の動作を制御する。尚、この場合に報知信号として送信されるアドバタイズ信号のデータ部には、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせるデータが含まれている。
また、通信制御部6は、一定間隔で記憶部7を参照して、ガスバーナ1の状態に関する情報を含むデータ信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信するように加熱調理器GCの通信ユニット2の動作を制御する。
ところで、加熱調理器GCの通信ユニット2から携帯端末機器Sの通信ユニット11に報知信号が送信されたとしても、報知信号が送信された時点で携帯端末機器Sが報知信号の届くエリアから既に出てしまっていた場合や報知信号の届くエリア内に携帯端末機器Sが位置しているにもかかわらず、何らかの要因で携帯端末機器Sの通信ユニット11で正常に受信されなかった場合には、報知信号が送信されているにもかかわらず、携帯端末機器S側で報知信号を受信できていないがゆえに、ガスバーナ1が点火状態であることをユーザが知ることができないという不都合が生じ得る。
そこで、本実施形態において、通信制御部6は、報知信号としてのアドバタイズ信号を送信した後、一定時間経過しても携帯端末機器Sの通信ユニット11から報知信号を受信したことを知らせる信号(応答信号)が送信されていない場合には、前回送信時より高い信号強度のアドバタイズ信号を報知信号として再度送信するように加熱調理器GCの通信ユニット2の動作を制御する。尚、応答信号は、例えば、携帯端末機器Sが報知信号を受信した時点で自動的に送信されるものであっても良いし、携帯端末機器Sで起動しているアプリケーション上でユーザが確認ボタンを操作することで送信されるものであっても良い。
次に、本実施形態における携帯端末機器Sについて説明する。図1に示すように、携帯端末機器Sは、加熱調理器GCの通信ユニット2(通信手段)と無線通信可能な通信ユニット11と、所定の情報を表示可能な表示部12と、加熱調理器GCの遠隔操作や運転状態の確認に用いるアプリケーションプログラムの実行や携帯端末機器Sの動作に関する各種情報処理を行う制御装置15とを備えている。
通信ユニット11は、上述したように、BLE通信及びBluetooth通信を加熱調理器GCの通信ユニット2との間で行うように構成される。
制御装置15は、CPUやROM、RAMなどから構成されており、図1に示すように、アプリケーションプログラムを実行するための機能部としての通信状態監視部17、バーナ状態取得部18及び報知情報表示部19や、各種情報が記憶される記憶部20などを備えている。
通信状態監視部17は、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の通信状態を監視する(通信状態監視機能)。具体的に、通信状態監視部17は、ペアリング済みの携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされる接続状態確認信号の送受信状況(信号強度を含む)を基に、両者の間の通信状態を監視し、通信状態を報知情報表示部19に送信する。尚、通信状態監視部17は、加熱調理器GCの通信ユニット2からの接続状態確認信号を一定時間ごとに受信している場合に正常に接続されている状態と判断し、接続状態確認信号を一定時間受信していない場合に接続が途切れている状態と判断する。
バーナ状態取得部18は、加熱調理器GCに設けられた1つのガスバーナ1の状態を、無線通信を介して取得する(バーナ状態取得機能)。具体的に、バーナ状態取得部18は、加熱調理器GCからガスバーナ1の状態に関する情報を含むデータ信号を通信ユニット11が受信した場合に、当該通信ユニット11が受信したデータ信号中のガスバーナ1の状態に関する情報を基にガスバーナ1の状態を取得する。尚、バーナ状態取得部18は、取得したガスバーナ1の状態を、記憶部20に逐次送信する。
報知情報表示部19は、携帯端末機器Sの表示部12に、加熱調理器GCのガスバーナ1が点火状態であることを知らせる報知情報を表示する(報知情報表示機能)。具体的に、本実施形態における報知情報表示部19は、加熱調理器GCの通信ユニット2と携帯端末機器Sの通信ユニット11とが正常に接続されている状態から、接続が途切れた状態に変化したか否かを判定するとともに、通信状態が変化したと判定した直前にバーナ状態取得部18で取得されたガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態である場合に、報知情報を表示部12に表示させる。
尚、本実施形態において、通信状態監視部17による通信状態監視機能、バーナ状態取得部18によるバーナ状態取得機能及び報知情報表示部19による報知情報表示機能は、上記加熱調理器GCの遠隔操作や運転状態の確認を行うアプリケーションの機能の一部として組み込まれており、特に図示はしないが、制御装置15には、通信状態監視部17、バーナ状態取得部18、報知情報表示部19の他、上記遠隔操作や運転状態の確認を行うための機能を実行するための機能部が設けられている。
次に、第1実施形態において、加熱調理器GCにおける通信制御部6での処理について、図2を参照しつつ説明する。
まず、通信制御部6は、工程#1で、記憶部7を参照して、格納された最新の通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態であるか否かを判定し、正常に接続されている状態であれば工程#2に移行し、正常に接続されていない場合には、工程#1を繰り返す。
ついで、工程#2において、記憶部7を参照して、格納された最新の通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との接続が途切れた状態であるか否かを判定し、接続が途切れた状態であれば工程#3に移行し、接続が途切れていない場合には工程#2を繰り返す。
次に、工程#3において、記憶部7を参照して、通信状態が正常に接続されている状態から接続が途切れた状態に変化したと判定した時点でのガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態であれば工程#4に移行し、点火状態でない場合には処理を終了する。
工程#4において、記憶部7を参照して、通信状態が、信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れたか否かを判定し、信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れたと判定した場合には、工程#5に移行し、接続時のデータ信号よりも信号強度が高いアドバタイズ信号を報知信号として送信するように通信ユニット2の動作を制御し、工程#7に移行する。尚、「信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れた」とは、具体的に、連続した信号強度のデータが下がり傾向であり、且つ限界信号強度(例えば−60dBm〜−70dBmの範囲)に達した後に接続が途切れた場合をいう。
一方、工程#4において、信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れたわけでない、即ち、突然接続が途切れたと判定した場合には、工程#6に移行し、接続時のデータ信号と同程度の信号強度のアドバタイズ信号を報知信号として送信するように通信ユニット2の動作を制御し、工程#7に移行する。
ついで、工程#7において、報知信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信してから一定時間(例えば、1秒)経過するまでに携帯端末機器Sから送信された応答信号を受信したか否かを判定し、受信した場合には処理を終了する。一方、工程#7において、応答信号を受信していないと判定した場合には、工程#8に移行し、前回送信時よりも信号強度が高いアドバタイズ信号を報知信号として送信するように通信ユニット2の動作を制御した後、処理を終了する。
次に、第1実施形態における携帯端末機器Sにおいて、通信状態監視機能、バーナ状態取得機能及び報知情報表示機能が実行される場合のアプリケーションプログラムの動作フローについて、図3を参照しつつ説明する。
まず、携帯端末機器S上でアプリケーションが起動された状態において、通信状態監視部17は、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の通信状態の監視を開始し(工程#11)、工程#12に移行する。
工程#12において、報知情報表示部19は、通信状態監視部17から送信された通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態であるか否かを判定し、正常に接続されている状態であれば工程#13に移行し、正常に接続されていない場合には、工程#12を繰り返す。
ついで、工程#13において、バーナ状態取得部18が、加熱調理器GCの通信ユニット2から逐次送信されるデータ信号中のガスバーナ1の状態に関する情報に基づいてガスバーナ1の状態の取得を開始し、工程#14に移行する。
工程#14において、報知情報表示部19は、通信状態監視部17から送信された通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との接続が途切れた状態であるか否かを判定し、接続が途切れた状態であれば工程#15に移行し、接続が途切れていない場合には工程#14を繰り返す。
工程#15において、報知情報表示部19は、記憶部20を参照して、通信状態が正常に接続されている状態から途切れた状態に変化したと判定した直前にバーナ状態取得部18で取得されたガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態であれば、工程#16に移行して、ガスバーナ1が点火状態であることを知らせる報知情報を表示部12に表示する。一方、工程#15において、点火状態でないと判定した場合には、処理を終了する。
尚、本実施形態においては、加熱調理器GCから送信された報知信号を通信ユニット11が正常に受信した場合、携帯端末機器Sの表示部12には、報知信号に係る通知が表示されるとともに、内容が重複する、即ち、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせる報知情報も合わせて表示される。
このように、第1実施形態において、加熱調理器GCは、通信状態が、正常に接続されている状態から接続が途切れた状態に変化した時点でガスバーナ1が点火状態にある場合に、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせるための報知信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信することができる。
即ち、第1実施形態においては、ユーザが携帯端末機器Sを所持したまま加熱調理器GCからのデータ信号が届かない圏外に移動して、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態から接続が途切れた状態になった時点で、ユーザの所持する携帯端末機器Sの通信ユニット11に報知信号が送信され、報知信号を受信した携帯端末機器Sでは、報知信号に係る通知(ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせる通知)が表示部12に表示される。したがって、加熱調理器GCから一定距離離れたユーザは、携帯端末機器Sの表示部12に表示された通知を見ることで、ガスバーナ1が点火状態にあることを知ることができる。
また、携帯端末機器Sで起動していたアプリケーションが何らかの要因で不意に停止して、当該携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の接続が突然途切れた場合にも、途切れた時点で携帯端末機器Sの表示部12に報知信号に係る通知を表示させることができるため、その後にユーザが加熱調理器GCから離れたような場合であっても事前に送信された報知信号に係る表示を確認することで、ユーザは、ガスバーナ1が点火状態にあることを知ることができる。
また、報知信号を送信してから一定時間経過するまでに携帯端末機器Sの通信ユニット11から応答信号が送信されていない場合に、前回送信時より信号強度を高くして報知信号を再度送信するようにしていることで、通信障害等によって携帯端末機器Sの通信ユニット11が報知信号を正常に受信できなかった場合や、携帯端末機器Sが前回送信した報知信号が届くエリアの外側にある場合であっても、再度送信された報知信号を受信できれば、報知信号に係る通知を表示部12に表示でき、ガスバーナ1が点火状態にあることをユーザに知らせることができ、ガスバーナ1が点火状態にあることをユーザがしれなくなるといった不都合を生じ難くできる。
また、第1実施形態において、携帯端末機器Sでは、アプリケーションプログラムによって、通信状態監視機能、バーナ状態取得機能及び報知情報表示機能が実現され、通信状態が、正常に接続されている状態から接続が途切れた状態に変化し、且つ、通信状態が変化した直前にバーナ状態取得部18によって取得されたガスバーナ1の状態が点火状態である場合に、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせるための報知情報を携帯端末機器Sの表示部12に表示させることができる。
即ち、第1実施形態においては、ユーザが携帯端末機器Sを所持したまま加熱調理器GCからのデータ信号が届かない圏外に移動して、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態から接続が途切れた状態になった時点で、携帯端末機器Sの表示部12に報知情報が表示される。したがって、加熱調理器GCから一定距離離れたユーザは、携帯端末機器Sの表示部12を見ることで、ガスバーナ1が点火状態にあることを知ることができる。
また、何らかの要因によって、加熱調理器GCから送信された報知信号を携帯端末機器S側が正常に受信できなかった場合であっても、表示部12に報知情報が表示されるため、加熱調理器GCから一定距離離れたユーザに、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、主として、加熱調理器GCの通信制御部6が、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定し、この判定結果を基に、報知信号を送信するように通信ユニット2を制御する点が第1実施形態と異なっている。以下、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、主として、加熱調理器GCの通信制御部6が、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定し、この判定結果を基に、報知信号を送信するように通信ユニット2を制御する点が第1実施形態と異なっている。以下、第2実施形態について説明する。
第2実施形態において、通信制御部6は、記憶部7を参照して、通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態から信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定するとともに、同じく記憶部7を参照して、通信状態が変化した時点でのガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、通信状態が変化し、且つ、ガスバーナ1の状態が点火状態である場合に、データ信号を報知信号として携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信するように加熱調理器GCの通信ユニット2の動作を制御する。
また、第1実施形態と同じく、通信制御部6は、報知信号としてのデータ信号を送信した後、一定時間経過しても携帯端末機器Sの通信ユニット11から応答信号が送信されていない場合には、前回送信時より高い信号強度のデータ信号を報知信号として再度送信するように加熱調理器GCの通信ユニット2の動作を制御する。
第2実施形態における通信制御部6での処理について、図4を参照しつつ説明する。
まず、通信制御部6は、工程#21で、記憶部7を参照して、格納された最新の通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態であるか否かを判定し、正常に接続されている状態であれば工程#2に移行し、正常に接続されていない場合には、工程#21を繰り返す。
ついで、工程#22において、記憶部7を参照して、格納された最新の通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされるデータ信号(接続状態確認信号)の信号強度が所定値よりも低い状態であるか否かを判定し、所定値より低い状態であれば工程#23に移行し、所定値以上の状態であれば工程#22を繰り返す。
次に、工程#23において、記憶部7を参照して、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が所定値よりも低い状態に変化したと判定した時点でのガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態であれば工程#24に移行し、接続時のデータ信号と同程度の信号強度のデータ信号を報知信号として送信するように通信ユニット2の動作を制御し、工程#25に移行する。一方、工程#23において、点火状態でないと判定した場合には処理を終了する。
ついで、工程#25において、報知信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信してから一定時間(例えば、1秒)経過するまでに携帯端末機器Sから送信された応答信号を受信したか否かを判定し、受信した場合には処理を終了する。一方、工程#25において、応答信号を受信していないと判定した場合には、工程#26に移行し、前回送信時よりも信号強度が高いデータ信号を報知信号として送信するように通信ユニット2の動作を制御した後、処理を終了する。
このように、第2実施形態において、加熱調理器GCは、通信状態が、正常に接続されている状態からデータ信号の信号強度が所定値よりも低い状態に変化した時点でガスバーナ1が点火状態にある場合に、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせるための報知信号を携帯端末機器Sの通信ユニット11に送信することができる。
即ち、第2実施形態においては、ユーザが携帯端末機器Sを所持したまま加熱調理器GCからのデータ信号が届かない圏外に移動しようとして加熱調理器GCから離れ、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされているデータ信号の信号強度が所定値よりも低い状態になった時点で、ユーザの所持する携帯端末機器Sの表示部12に報知信号に係る通知(ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせる通知)を表示させることができ、加熱調理器GCから一定距離離れたユーザに、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせることができる。
また、接続が途切れた場合に報知信号を送信する場合には、携帯端末機器Sを持ったユーザの移動速度によっては、報知信号を送信する段階で、既に報知信号の届くエリアから遥かに離れた位置に携帯端末機器Sが位置し、携帯端末機器Sの通信ユニット11が報知信号を受信することができなくなる可能性があるが、データ信号の信号強度が所定値より低い状態になった時点で報知信号を送信することで、携帯端末機器Sの通信ユニット11が報知信号を受信できなくなる可能性が低くなり、ガスバーナ1が点火状態にあることをより確実にユーザに知らせることが可能となる。
更に、第1実施形態と同様に、報知信号を送信してから一定時間経過するまでに携帯端末機器Sの通信ユニット11から応答信号が送信されていない場合に、前回送信時より信号強度を高くして報知信号を再度送信するようにしていることで、通信障害等によって携帯端末機器Sの通信ユニット11が報知信号を正常に受信できなかった場合や、携帯端末機器Sが前回送信した報知信号が届くエリアの外側にある場合であっても、再度送信された報知信号を受信できれば、報知信号に係る通知を表示部12に表示でき、ガスバーナ1が点火状態にあることをユーザに知らせることができ、ガスバーナ1が点火状態にあることをユーザがしれなくなるといった不都合を生じ難くできる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、主として、携帯端末機器Sの報知情報表示部19が、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定し、この判定結果を基に、報知情報を表示部12に表示させる点が第1実施形態と異なっている。以下、第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、主として、携帯端末機器Sの報知情報表示部19が、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定し、この判定結果を基に、報知情報を表示部12に表示させる点が第1実施形態と異なっている。以下、第3実施形態について説明する。
第3実施形態において、報知情報表示部19は、加熱調理器GCの通信ユニット2と携帯端末機器Sの通信ユニット11とが正常に接続されている状態から、信号強度が予め設定した所定値よりも低い状態に変化したか否かを判定するとともに、通信状態が変化したと判定した直前にバーナ状態取得部18で取得されたガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態である場合に、報知情報を表示部12に表示させる。
第3実施形態における携帯端末機器Sにおいて、通信状態監視機能、バーナ状態取得機能及び報知情報表示機能が実行される場合のアプリケーションプログラムの動作フローについて、図5を参照しつつ説明する。
まず、携帯端末機器S上でアプリケーションが起動された状態において、通信状態監視部17は、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間の通信状態の監視を開始し(工程#31)、工程#32に移行する。
工程#32において、報知情報表示部19は、通信状態監視部17から送信された通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが正常に接続されている状態であるか否かを判定し、正常に接続されている状態であれば工程#33に移行し、正常に接続されていない場合には、工程#32を繰り返す。
ついで、工程#33において、バーナ状態取得部18が、加熱調理器GCの通信ユニット2から逐次送信されるデータ信号中のガスバーナ1の状態に関する情報を基づくガスバーナ1の状態の取得を開始し、工程#34に移行する。
工程#34において、報知情報表示部19は、通信状態監視部17から送信された通信状態が、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされるデータ信号(接続状態確認信号)の信号強度が所定値よりも低い状態であるか否かを判定し、所定値より低い状態であれば工程#35に移行し、所定値より低くない場合には工程#34を繰り返す。
工程#35において、報知情報表示部19は、記憶部20を参照して、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が所定値よりも低い状態に変化したと判定した直前にバーナ状態取得部18で取得されたガスバーナ1の状態が点火状態であるか否かを判定し、点火状態であれば、工程#36に移行して、ガスバーナ1が点火状態であることを知らせる報知情報を表示部12に表示する。一方、工程#35において、点火状態でないと判定した場合には、処理を終了する。
このように、第3実施形態において、携帯端末機器Sでは、アプリケーションプログラムによって、通信状態監視機能、バーナ状態取得機能及び報知情報表示機能が実現され、通信状態が、正常に接続されている状態から信号強度が所定値より低い状態に変化し、且つ、通信状態が変化した直前にバーナ状態取得部18によって取得されたガスバーナ1の状態が点火状態である場合に、ガスバーナ1が点火状態にあることを知らせるための報知情報を携帯端末機器Sの表示部12に表示させることができる。
即ち、第3実施形態においては、ユーザが携帯端末機器Sを所持したまま加熱調理器GCからのデータ信号が届かない圏外に移動しようとして加熱調理器GCから離れ、携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2との間でやりとりされているデータ信号の信号強度が所定値よりも低い状態になった時点で、携帯端末機器Sの表示部12に報知情報を表示される。したがって、加熱調理器GCから一定距離離れたユーザは、携帯端末機器Sの表示部12を見ることで、ガスバーナ1が点火状態にあることを知ることができる。
〔別実施形態〕
〔1〕上記各実施形態においては、報知信号を送信した後に一定時間経過するまで携帯端末機器Sから送信された応答信号を受信していない場合に、前回送信時より信号強度を高くして報知信号を再度送信させるようにしているが、これに限られるものではなく、応答信号を受信していない場合でも報知信号を再度送信しないようにしても良いし、報知信号を再度送信する際に、前回送信時と同程度の信号強度の報知信号を送信するようにしても良い。
〔1〕上記各実施形態においては、報知信号を送信した後に一定時間経過するまで携帯端末機器Sから送信された応答信号を受信していない場合に、前回送信時より信号強度を高くして報知信号を再度送信させるようにしているが、これに限られるものではなく、応答信号を受信していない場合でも報知信号を再度送信しないようにしても良いし、報知信号を再度送信する際に、前回送信時と同程度の信号強度の報知信号を送信するようにしても良い。
〔2〕上記各実施形態では、BLE通信により携帯端末機器Sの通信ユニット11と加熱調理器GCの通信ユニット2とが無線通信可能に構成されているが、たとえば、ワイヤレスLANやWifi通信で無線通信可能に構成しても良い。
〔3〕上記各実施形態では、バーナ点火信号及びバーナ消火信号を基に、バーナ状態取得部4がガスバーナ1の状態を取得する構成としたが、これに限られるものではなく、ガスバーナ1の炎を検出する炎センサなど検出結果を基に、ガスバーナ1の状態を取得する構成としても良い。
〔4〕上記各実施形態では、ガスバーナ1が1つである構成を採用したが、ガスバーナの数を複数であっても良く、この場合、火の消し忘れを防止するという観点から、複数のガスバーナのうち、少なくとも1つのガスバーナが点火状態である場合に報知信号を送信するようにすることが好ましい。
〔5〕上記各実施形態では、加熱調理器GCから送信された報知信号を通信ユニット11が正常に受信した場合、携帯端末機器Sの表示部12に、報知信号に係る通知が表示されるとともに、報知情報も合わせて表示されるようしているが、いずれか一方のみが選択的に表示されるようにしても良い。
〔6〕上記第1実施形態では、通信制御部6において、信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れたか否かを判定するようにしているが、単に接続が途切れた状態であるか否か、ガスバーナ1が点火状態にあるか否かを判定し、接続が途切れ、且つ、ガスバーナ1が点火状態にある場合に、報知信号が送信されるように通信ユニット2の動作を制御するようにしても良い。
〔7〕上記第1実施形態では、通信状態が正常に接続されている状態から接続が途切れた状態に変化した場合に報知信号を送信し、第2実施形態では、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が所定値よりも低い状態に変化した場合に報知信号を送信するようにしているが、通信状態が正常に接続されている状態から信号強度が所定値よりも低い状態に変化した場合に報知信号し、その後、接続が途切れた状態に変化した場合に、更に報知信号を送信するようにしても良い。
〔8〕上記第1実施形態においては、信号強度が徐々に低下した後に接続が途切れた場合に、接続時のデータ信号よりも高い信号強度のアドバタイズ信号を送信するようしているが、信号強度が徐々に低下したか否かにかかわらず、接続が途切れた場合に一律に、接続時のデータ信号よりも高い信号強度のアドバタイズ信号を送信するようにしても良い。
〔9〕上記各実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、バーナの消し忘れを防止すべく、加熱調理器から離れた、或いは、離れそうになっているタイミングで、バーナが点火状態にあることをユーザに確実に知らせることができる加熱調理器に利用できる。
1 ガスバーナ(バーナ)
2 通信ユニット(通信手段)
11 通信ユニット
12 表示部
15 制御装置
17 通信状態監視部
18 バーナ状態取得部
19 報知情報表示部
GC 加熱調理器
S 携帯端末機器
2 通信ユニット(通信手段)
11 通信ユニット
12 表示部
15 制御装置
17 通信状態監視部
18 バーナ状態取得部
19 報知情報表示部
GC 加熱調理器
S 携帯端末機器
Claims (2)
- 加熱調理器の通信手段と無線通信が可能な携帯端末機器においてコンピュータに実現させるアプリケーションプログラムであって、
前記携帯端末機器と前記通信手段との間の信号の送受信状況を基に、前記通信手段との通信状態を監視する通信状態監視機能と、
前記加熱調理器に設けられた少なくとも1つのバーナの状態を、前記無線通信を介して取得するバーナ状態取得機能と、
前記携帯端末機器の表示部に、前記バーナが点火状態にあることを知らせる報知情報を表示する報知情報表示機能とを、前記コンピュータに実現させ、
前記報知情報表示機能は、
前記通信状態監視機能で監視している通信状態が、前記携帯端末機器と前記通信手段とが正常に接続されている状態から前記携帯端末機器と前記通信手段との接続が途切れた状態、又は、信号強度が予め定めた所定値よりも低い状態になった場合、且つ、前記通信状態が変化した直前に前記バーナ状態取得機能によって取得された前記バーナの状態が点火状態である場合に、前記携帯端末機器の表示部に前記報知情報を表示するアプリケーションプログラム。 - 前記通信手段と前記携帯端末機器とは、BLE(Bluetooth Low Energy)による近距離無線通信が可能である請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018247936A JP2020106254A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | アプリケーションプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018247936A JP2020106254A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | アプリケーションプログラム |
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ID=71448776
Family Applications (1)
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JP2018247936A Pending JP2020106254A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | アプリケーションプログラム |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
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JP2005282920A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Osaka Gas Co Ltd | 加熱調理装置 |
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-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018247936A patent/JP2020106254A/ja active Pending
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