JP2020106092A - 断熱材の作製方法及びそれを用いて作製された断熱材を備える冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明なモノリス状のエアロゲルを用いた断熱材の作製方法を提供する。【解決手段】四角形の第1及び第2の保護フィルムで包装された透明なモノリス状のエアロゲル101を備える断熱材の作製方法であって、エアロゲル101を、エアバキューム105で吸着して保持し、第1の保護フィルム103上に配置し、エアロゲル101及び第1の保護フィルム103上に第2の保護フィルム107を配置し、第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の3辺を熱融着して製袋する断熱材の作製方法を提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、透明なモノリス状のエアロゲルを備える断熱材の作製方法に関する。また、本発明は、透明なモノリス状のエアロゲルを備える断熱材の作製方法を用いて作製された断熱材を備える冷蔵庫に関する。
冷蔵庫をはじめとするさまざまな箇所で必要とされる断熱材の開発が、盛んに行われ、その中でエアロゲルは、断熱材の芯材として期待される新規な材料である。このエアロゲルを芯材として、包装材で包装した断熱材が考案されている。
特許文献1には、エアロゲルを密閉容器に充填して断熱材とすることが開示されている。また、密閉容器が気密性フィルムからなること、密閉容器内の圧力が101〜104Paの範囲にあることが開示されている。
一方、近年、エアロゲルの中でも透明なモノリス状のエアロゲルが得られるようになってきている。このようなエアロゲルは、多孔質であり、比重が軽い。また、エアロゲルは、細孔径が数十nmと小さく気孔率が数十%を超えると、透明で断熱性に優れたものが得られる。現在、このような透明なモノリス状のエアロゲルは、幅数十cm角で厚さ数mmのものが得られている。
しかしながら、透明なモノリス状のエアロゲルを用いた断熱材の作製方法に関しては十分に検討されていなかった。エアロゲルは、非常にもろいという性質がある。また、エアロゲルの断熱性を向上させるために真空断熱材にする必要があるが、適当な真空度が見出されていなかった。
そこで、本発明は、透明なモノリス状のエアロゲルを用いた断熱材の作製方法を提供することを目的とする。また、本発明は、保護フィルムの袋の中の透明なモノリス状のエアロゲルを固定して真空引きする断熱材の作製方法を提供することを目的とする。また、本発明は、透明な外箱と透明な内箱との間に、透明な断熱材を備えることで、外から庫内の保存物を見ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、
四角形の第1及び第2の保護フィルムで包装された透明なモノリス状のエアロゲルを備える断熱材の作製方法であって、
前記エアロゲルを、エアバキュームで吸着して保持し、前記第1の保護フィルム上に配置し、
前記エアロゲル及び前記第1の保護フィルム上に前記第2の保護フィルムを配置し、
前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの3辺を熱融着して製袋する断熱材の作製方法を特徴とする。
四角形の第1及び第2の保護フィルムで包装された透明なモノリス状のエアロゲルを備える断熱材の作製方法であって、
前記エアロゲルを、エアバキュームで吸着して保持し、前記第1の保護フィルム上に配置し、
前記エアロゲル及び前記第1の保護フィルム上に前記第2の保護フィルムを配置し、
前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの3辺を熱融着して製袋する断熱材の作製方法を特徴とする。
モノリス状のエアロゲルは、非常にもろいため取り扱いが難しい。エアロゲルは、機械で持ち上げると壊してしまう虞があるため、エアバキュームで持ち上げることができる。モノリス状のエアロゲルは、製袋状態の保護フィルムに封入されるのではなく、第1の保護フィルム状に配置された後、第2の保護フィルムが配置される。その後、第1の保護フィルムと第2の保護フィルムの3辺を熱融着して製袋することで、モノリス状エアロゲルを壊すことがない。
本発明の断熱材の作製方法は、
さらに、
製袋された前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの融着されていない第4の辺の一部を熱融着し、
前記第4の辺の融着されていない箇所から真空引きし、袋の内部を大気圧から10kPaの間に減圧し、
前記第4の辺を熱融着して密閉することを特徴とする。
さらに、
製袋された前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの融着されていない第4の辺の一部を熱融着し、
前記第4の辺の融着されていない箇所から真空引きし、袋の内部を大気圧から10kPaの間に減圧し、
前記第4の辺を熱融着して密閉することを特徴とする。
本発明は、上記の特徴に加え、第1の保護フィルムと第2の保護フィルムの残りの1辺を、一部をのこして熱融着し、真空引きすることにより、モノリス状のエアロゲルが袋から出てしまうことがない。また、エアロゲルの包装内を適度に減圧することによって、断熱性能を向上させることができる。
本発明の断熱材の作製方法は、前記真空引きする工程において、前記第2の保護フィルムの上に平板を当てて前記エアロゲルを抑えることを特徴とする。
本発明は、上記の特徴に加え、真空引きの際にモノリス状のエアロゲルを平板で抑えることで、第1の保護フィルム及び第2の保護フィルムにおけるエアロゲルの位置を決め、固定できる。
本発明の断熱材の作製方法は、前記エアロゲルは、ロール状の前記第1の保護フィルム上に配置されることを特徴とする。
ロール状の第1の保護フィルムにエアロゲルを配置してから製袋するため、エアロゲルに余分な力がかからない。そのため、もろいエアロゲルを壊すことなく袋に詰められる。また、第1の保護フィルムがロール状であることは、大量生産に向いている。
本発明の冷蔵庫は、透明な外箱と透明な内箱との間に上記に記載の断熱材の作製方法で作製された断熱材を備えることを特徴とする。
透明な外箱と透明な内箱との間に、透明な断熱材を備えることで、外から庫内の保存物を見ることができる透明な冷蔵庫を提供できる。
本発明は、透明なモノリス状のエアロゲルを用いた断熱材の作製方法を提供できる。また、本発明は、保護フィルムの袋の中の透明なモノリス状のエアロゲルを固定して真空引きする断熱材の作製方法を提供できる。また、本発明は、透明な外箱と透明な内箱との間に、透明な断熱材を備えることで、外から庫内の保存物を見ることができる冷蔵庫を提供できる。
以下、本発明を実施するための様々な実施の形態を、図面を参照して説明する。要点の説明または理解の容易性を考慮して、異なる図面で便宜上符号を同一にして示す。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施の形態を分けて示すが、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。実施の形態2以降では、実施の形態1と要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施の形態を分けて示すが、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。
(エアロゲルを袋に入れる工程)
図1は、エアバキュームでエアロゲルを保護フィルム上に配置する模式図である。図2の(a)は、第1の保護フィルムとエアロゲル上に第2の保護フィルムを配置する模式図と、(b)は、四角形の保護フィルムの3辺を融着してエアロゲルを入れて製袋した上面図である。図1及び図2を参照して、本発明のエアロゲルを袋に入れる工程を説明する。
図1は、エアバキュームでエアロゲルを保護フィルム上に配置する模式図である。図2の(a)は、第1の保護フィルムとエアロゲル上に第2の保護フィルムを配置する模式図と、(b)は、四角形の保護フィルムの3辺を融着してエアロゲルを入れて製袋した上面図である。図1及び図2を参照して、本発明のエアロゲルを袋に入れる工程を説明する。
図1に示すように、エアバキューム105で透明なモノリス状のエアロゲル101を吸着して保持し、第1の保護フィルム103上に配置する。
透明なモノリス状のエアロゲル101は、例えば平均細孔が40nm以下で、気孔率が80%を超えるものである。また、エアロゲル101は、1辺20cmの正方形で、5mm程度の厚さであることができる。この大きさは例示であり、透明なモノリス状のエアロゲルは、さらに大きくてもよい。
第1の保護フィルム103は、モノリス状のエアロゲル101の周囲を超える大きさである。第1の保護フィルム103の大きさは、エアロゲル101の厚みと後の工程で熱融着する部分を考慮して決められる。
透明な第1の保護フィルム103は、例えば、膜厚が30μm以上50μm以下の高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンまたは無延伸ポリプロピレンと、膜厚12μm以上18μm以下の透明蒸着フィルムと、膜厚が12μm以上28μm以下の2軸延伸ポリプロピレン、2軸延伸ナイロンまたはポリエチレンテレフタレートと、を含む積層であることができる。
透明でない第1の保護フィルム103は、例えば、膜厚が30μm以上50μm以下の高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンまたは無延伸ポリプロピレンと、膜厚が12μm以上18μm以下のアルミ蒸着フィルムまたは膜厚が6.5μm以上9μm以下のアルミ箔と、膜厚が12μm以上28μm以下の2軸延伸ポリプロピレン、2軸延伸ナイロンまたはポリエチレンテレフタレートと、を含む積層であることができる。
第1の保護フィルム103が透明であれば、透明な断熱材を作製できる。また、第1の保護フィルム103が透明でなくてもエアロゲル101の断熱性が高いため、断熱性のよい断熱材を作製できる。
また、第1の保護フィルム103は、ロール状になっていることが好ましい。ロール状の第1の保護フィルム103にエアロゲル101を配置してから製袋すると、エアロゲル101に余分な力がかからない。そのため、もろいエアロゲル101を壊すことなく袋に詰められる。また、第1の保護フィルム103がロール状であることは、大量生産に向いている。
エアバキューム105は、空気を吸引して、エアロゲル101を吸着して保持する。エアロゲル101は、軽いためそれほど吸引力がなくてもよい。このようにすることで機械的な力でエアロゲル101を壊してしまう虞がない。
次に、図2(a)に示すように、第1の保護フィルム103とエアロゲル101上に第2の保護フィルム107を配置する。
第2の保護フィルム107は、4辺あればよく、好ましくは四角形状、さらに好ましくは正方形をしている。第2の保護フィルム107は、エアロゲル101の周囲を超える大きさである。第2の保護フィルム107の大きさは、エアロゲル101の厚みと後の工程で熱融着する部分を考慮して決められる。第2の保護フィルム107は、第1の保護フィルム103と同じものを使う。
次に図2(b)に示すように、四角形の第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の3辺を融着してエアロゲル101を入れた状態で製袋する。
第1の辺109、第2の辺111、第3の辺113は、熱融着され、実線で示される。第4の辺115は、熱融着されていないため点線で示される。
モノリス状のエアロゲル101は、非常にもろいため取り扱いが難しい。エアロゲル101は、機械で持ち上げると壊してしまう虞があるため、エアバキューム105で持ち上げることができる。モノリス状のエアロゲル101は、製袋状態の保護フィルムに封入されるのではなく、第1の保護フィルム状103に配置された後、その上から第2の保護フィルム107が配置される。その後、第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の3辺を熱融着して製袋することで、モノリス状エアロゲル101が壊れない。本発明は、透明なモノリス状のエアロゲル101を用いた断熱材の作製方法を提供できる。
(エアロゲルを入れた袋を真空引きする工程)
図3は、第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の残りの1辺を、一部をのこして熱融着した状態を示す上面図である。図4は、エアロゲル101に平板を当てて抑えることを示す模式図である。図3を参照して、エアロゲル101を入れた袋を真空引きする工程を説明する。
図3は、第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の残りの1辺を、一部をのこして熱融着した状態を示す上面図である。図4は、エアロゲル101に平板を当てて抑えることを示す模式図である。図3を参照して、エアロゲル101を入れた袋を真空引きする工程を説明する。
図3に示すように、第1の辺109、第2の辺111、及び第3の辺113は、熱融着され、製袋された第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の融着されていない第4の辺115の一部117も熱融着される。第4の辺115の熱融着されていない箇所119を点線で示す。
第4の辺115の熱融着されていない箇所119から真空引きできる。第1の保護フィルム103と第2の保護フィルム107の残りの1辺を、一部をのこして熱融着し、真空引きすることにより、モノリス状のエアロゲル101が袋から出ることがない。
真空引きする際に、図4に示すように、第2の保護フィルム107の上に平板121を当ててエアロゲル101を載置台123に押しつけ、抑えてもよい。真空引きの際にモノリス状のエアロゲル101を平板で抑えることで、第1の保護フィルム103及び第2の保護フィルム107におけるエアロゲル101の位置を決め、固定できる。
次に、第4の辺115の熱融着されていない箇所119から真空引きし、袋の内部を大気圧から10kPaの間に減圧する。最後に、第4の辺115を熱融着して密閉する。エアロゲル101の包装内を適度に減圧することによって、断熱性能を向上させることができる。
本発明は、保護フィルムの袋の中の透明なモノリス状のエアロゲル101を固定して真空引きする断熱材の作製方法を提供できる。
(本発明の透明な断熱材を冷蔵庫に適用した例)
図5は、本発明の透明な断熱材を用いた冷蔵庫501の正面図である。図6は、本発明の透明な断熱材を用いた冷蔵庫501の側面図である。図5及び図6を参照して、本発明の透明な断熱材を冷蔵庫501に適用した例を説明する。
図5は、本発明の透明な断熱材を用いた冷蔵庫501の正面図である。図6は、本発明の透明な断熱材を用いた冷蔵庫501の側面図である。図5及び図6を参照して、本発明の透明な断熱材を冷蔵庫501に適用した例を説明する。
図5、図6に示すように、冷蔵庫501は、冷蔵室503と野菜室504と冷凍室505とを備える。冷蔵室503のドア513は、把手507を備える。図示しないが、冷凍室505のドアにも把手が設けられる。冷蔵室503は、透明なガラスまたは樹脂からなる外箱509と内箱511とを備える。冷凍室505は、同様に透明な外箱と透明な内箱を備える。
図5に示すように、ドア513の中には複数の透明な断熱材515が設けられる。透明な断熱材の1つの大きさは、20cm四方の正方形であるため、ドア513は、透明な断熱材515が、冷蔵庫501の縦と横に並べて敷き詰められる。ここでは、すべてを図示しているわけではなく、代表の透明な断熱材が描かれる。
本実施の形態の冷蔵庫501のドアは、透明なガラスまたは樹脂からなる。したがって、透明なドアと透明な断熱材とにより、庫内の保存物がドアを通して視認できる。図示しないが、冷凍室505のドアは、同様に透明なガラスまたは樹脂からなり、同様に透明な断熱材が敷き詰められる。したがって、冷凍室505は、庫内の保存物がドアを通して視認できる。
図5と図6に示すように、冷蔵庫501の左側面517の内箱と外箱の間に、透明な断熱材519が備えられる。図6に示すように、左側面517は、ドア513と同様に透明な断熱材519が冷蔵庫501の縦と横に複数並べて敷き詰められる。ここでは、左側面について述べたが、右側面も同様に、透明な断熱材が冷蔵庫501の縦と横に複数並べて敷き詰められる。
本実施の形態の冷蔵庫501は、透明な内箱と透明な外箱との間に透明な断熱材523が備えられるため、側面からも庫内の保存物が視認できる。
図6に示すように、冷蔵庫501の背面521にも透明な断熱材523が備えられてもよい。冷蔵庫501の背面521は、マルチダクトなどの構造物と、透明でないコンデンサ537、エバポレータ541、及び配管539とが設けられる。また、冷蔵庫501の背面521は、壁に向けて設置されることが多い。そのため、透明にしなくてもよい。
図5及び図6に示すように、天板525にも透明な断熱材527が設置されてもよい。高さの低い冷蔵庫であれば、上面から庫内の保存物を視認できる。図5及び図6に示すように、底板529にも透明な断熱材531が、設置されてもよい。
図6に示すように、中仕切り533は、透明な部材が用いられる。中仕切りの間にも透明な断熱材535が設けられる。また、冷蔵室503と野菜室504の間は、透明なガラスまたは樹脂で区切られている。したがって、冷蔵室503と野菜室504と冷凍室505とは、お互いの庫内の保存物を視認できる。
本実施の形態の冷蔵庫501は、内箱と外箱を備えていたが、内箱が省略されて断熱材が庫内に配置されている形態も取ることができる。また、透明なモノリス状のエアロゲル101が、冷蔵庫501のドアや外壁と比較して小さい場合に、断熱材を複数並べることを例示したが、モノリス状のエアロゲル101が、冷蔵庫501のドアや外壁と比較して十分に大きい場合、1つの断熱材として用いることもできる。
このように、本発明は、透明なモノリス状のエアロゲル101を断熱材として用いた冷蔵庫501を提供できる。特に、本発明は、透明な外箱と、透明な内箱との間に、透明な断熱材を備えることで、外から庫内の保存物を見ることができる透明な冷蔵庫501を提供できる。
また、従来の透明な冷蔵庫は、積層ガラスで仕切られていた。そのため重量が重かった。エアロゲル101は、非常に軽いため透明な冷蔵庫501の重量を軽くできる。
本発明は、冷蔵庫等、至る所で必要とされる断熱材に利用できる。特に透明な性質が必要な窓、冷蔵庫に利用できる。
101 エアロゲル
103 第1の保護フィルム
105 エアバキューム
107 第2の保護フィルム
109 第1の辺
111 第2の辺
113 第3の辺
115 第4の辺
117 第4の辺の一部
119 第4の辺の熱融着されていない箇所
121 平板
123 載置台
501 冷蔵庫
503 冷蔵室
504 野菜室
505 冷凍室
507 把手
509 外箱
511 内箱
513 ドア
515 断熱材
517 左側面
519 断熱材
521 背面
523 断熱材
525 天板
527 断熱材
529 底板
531 断熱材
533 中仕切り
535 断熱材
537 コンデンサ
539 配管
541 エバポレータ
103 第1の保護フィルム
105 エアバキューム
107 第2の保護フィルム
109 第1の辺
111 第2の辺
113 第3の辺
115 第4の辺
117 第4の辺の一部
119 第4の辺の熱融着されていない箇所
121 平板
123 載置台
501 冷蔵庫
503 冷蔵室
504 野菜室
505 冷凍室
507 把手
509 外箱
511 内箱
513 ドア
515 断熱材
517 左側面
519 断熱材
521 背面
523 断熱材
525 天板
527 断熱材
529 底板
531 断熱材
533 中仕切り
535 断熱材
537 コンデンサ
539 配管
541 エバポレータ
Claims (5)
- 四角形の第1及び第2の保護フィルムで包装された透明なモノリス状のエアロゲルを備える断熱材の作製方法であって、
前記エアロゲルを、エアバキュームで吸着して保持し、前記第1の保護フィルム上に配置し、
前記エアロゲル及び前記第1の保護フィルム上に前記第2の保護フィルムを配置し、
前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの3辺を熱融着して製袋する断熱材の作製方法。 - さらに、
製袋された前記第1の保護フィルムと前記第2の保護フィルムの融着されていない第4の辺の一部を熱融着し、
前記第4の辺の融着されていない箇所から真空引きし、袋の内部を大気圧から10kPaの間に減圧し、
前記第4の辺を熱融着して密閉する請求項1に記載の断熱材の作製方法。 - 前記真空引きする工程において、前記第2の保護フィルムの上に平板を当てて前記エアロゲルを抑える、請求項2に記載の断熱材の作製方法。
- 前記エアロゲルは、ロール状の前記第1の保護フィルム上に配置される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の断熱材の作製方法。
- 透明な外箱と透明な内箱との間に請求項1乃至4のいずれか1項に記載の断熱材の作製方法で作製された断熱材を備える冷蔵庫。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245870A JP2020106092A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 断熱材の作製方法及びそれを用いて作製された断熱材を備える冷蔵庫 |
PCT/CN2019/123953 WO2020134993A1 (zh) | 2018-12-27 | 2019-12-09 | 隔热材料的制作方法、用该方法制作的隔热材料及冰箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245870A JP2020106092A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 断熱材の作製方法及びそれを用いて作製された断熱材を備える冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020106092A true JP2020106092A (ja) | 2020-07-09 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018245870A Withdrawn JP2020106092A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 断熱材の作製方法及びそれを用いて作製された断熱材を備える冷蔵庫 |
Country Status (2)
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JP (1) | JP2020106092A (ja) |
WO (1) | WO2020134993A1 (ja) |
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JPH06281089A (ja) * | 1993-03-25 | 1994-10-07 | Meisei Kogyo Kk | 真空断熱材 |
JP2001287291A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱材および断熱部材 |
JP5431972B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2014-03-05 | バードエアー,インコーポレイティド | 建築用膜構造体およびその製造方法 |
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