JP2020106075A - 自動変速機 - Google Patents

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弘一 小辻
Kouichi Kotsuji
弘一 小辻
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Nissan Motor Co Ltd
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【課題】油圧回路の複雑化およびコストの増加を抑制し、走行レンジから非走行レンジへの切換え時のショックを低減可能な自動変速機を提供する。【解決手段】自動変速機は、複数の締結要素と、油圧源と前記締結要素との作動油の連通もしくは遮断を、走行レンジあるいは非走行レンジへのセレクトレバーの操作に連動して切換えるマニュアル弁6と、前記マニュアル弁と締結要素FWDC、REVBを連通する油路204、202に配置され、マニュアル弁との連通ポート106、116、前記締結要素との連通ポート107、117、ドレンポート108、118を備える流量制御弁100、110と、前記流量制御弁を制御するコントローラCUを備え、前記コントローラは、前記セレクトレバーの走行レンジから非走行レンジへの操作時の前記締結要素の作動油の排出時には、あらかじめ設定した特性に基づき、前記流量制御弁のドレンポートの開度を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバのセレクトレバー操作により走行レンジあるいは非走行レンジを切換える自動変速機に関する。
特許文献1には、DレンジからNレンジへの切換え時のショックを低減するために、Nレンジ時に、クラッチよりオイルを排出することが可能なソレノイドバルブとこのソレノイドバルブをバイパスしてクラッチより作動油を排出することが可能なオリフィスを備えた排出油路とを備えた自動変速機が開示されている。
特開平10−252876号公報
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、ソレノイドバルブに加え、オリフィスを備える排出油路が必要なため、油圧回路が複雑になり、コストが増加するおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、油圧回路の複雑化およびコストの増加を抑制し、走行レンジから非走行レンジへの切換え時のショックを低減可能な自動変速機を提供することを目的とする。
本発明の自動変速機では、複数の締結要素と、油圧源と前記締結要素との作動油の連通もしくは遮断を、走行レンジあるいは非走行レンジへのセレクトレバーの操作に連動して切換えるマニュアル弁と、前記マニュアル弁と締結要素を連通する油路に配置され、マニュアル弁との連通ポート、前記締結要素との連通ポート、ドレンポートを備える流量制御弁と、前記流量制御弁を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、前記セレクトレバーの走行レンジから非走行レンジへの操作時の前記締結要素の作動油の排出時には、あらかじめ設定した特性に基づき、前記流量制御弁のドレンポートの開度を制御するようにした。
よって、油圧回路の複雑化およびコストの増加を抑制し、走行レンジから非走行レンジへの切換え時のショックを低減することできる。
実施形態1の油圧回路を示す図である。 (a)は、実施形態1の作動油が低温時の作動を説明する油圧回路図、(b)は、作動油が高温時の作動を説明する油圧回路図である。 実施形態1の走行レンジから非走行レンジへ切り換えられたときの制御処理を示すフローチャートである。 実施形態1の非走行レンジから走行レンジへ切り換えられたときの制御処理を示すフローチャートである。 実施形態2の油圧回路を示す図である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1の油圧回路を示す図である。
セレクトソレノイド弁30は、コントロールバルブボディ内に設けられ、自動変速機コントロールユニット(コントローラ)CUからの指令により、発進クラッチであるフォワードクラッチFWDCと、リバースブレーキREVBに供給する締結油圧を調圧し、調圧された作動油を供給する。
セレクトソレノイド弁30は、同軸上に配置されたスプール31と、スプール31を図示右方向に付勢するスプリング35と、スプール31を図示左方向に押圧するソレノイド32とから構成されている。
また、ソレノイド32は、可動子33とコイル34とから構成され、コイル34を励磁し、スプール31と当接している可動子33を移動させることで、スプール31を図示左方向に押圧する。
油路300は、不図示の油圧源としてのオイルポンプから吐出された作動油をプレッシャレギュレータバルブにより調圧された油圧(ライン圧)を所定値に減圧した油圧Paの作動油をセレクトソレノイド弁30の吸入ポートに元圧として供給する油路である。
セレクトソレノイド弁30は、元圧としての供給された油圧Paの作動油の吸入ポートから油路301と接続する吐出ポートへの流入量とこの吐出ポートからドレン油路36と接続するドレンポートへの作動油の排出量との割合を制御することにより、フォワードクラッチFWDCと、リバースブレーキREVBに供給する締結油圧に調圧し、油路301を介して、調圧した作動油をマニュアル弁6へ供給する。
マニュアル弁6は、ドライバのセレクトレバー操作に連動する不図示のリンク機構と係合する係合部61と、第1ランド63と第2ランド64を備えるスプール62で構成されている。第1ランド63は、リバース油路202の接続先を切換え、第1ドレン油路201と油路301との間を切換える。第2ランド64は、フォワード油路204の接続先を切換え、第2ドレン油路207と油路301との間を切換える。
このため、第2ランド64は、走行レンジであるD(前進走行)レンジ位置になると、第2ドレン油路207とフォワード油路204との間を遮断し、フォワード油路204と油路301を接続し、Dレンジ以外の非走行レンジであるP(駐車)レンジ,走行レンジであるR(後進走行)レンジ,非走行レンジであるN(ニュートラル)レンジの各位置になると、図1に示すように、フォワード油路204が第2ドレン油路207と連通し、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13の作動油を排出する。
また、第1ランド63は、Rレンジ位置になると、第1ドレン油路201とリバース油路202との間を遮断し、リバース油路202と油路301を接続し、Rレンジ以外のP,N,Dレンジ位置になると、図1に示すように、リバース油路202が第1ドレン油路201と連通し、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15の作動油を排出する。
マニュアル弁6とフォワードクラッチ圧室13間のフォワード油路204には、流量制御弁100が配置されている。
流量制御弁100は、ドライバのセレクトレバーのDレンジからNレンジあるいはPレンジへの操作が行われると、作動油の温度を検出する油温センサ400からの油温情報を取得する自動変速機コントロールユニットCUからの指令により、発進クラッチであるフォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13内の作動油の排出速度を調整する。
同様に、マニュアル弁6とリバースクラッチ圧室15間のリバース油路202には、流量制御弁110が配置されている。
流量制御弁110は、ドライバのセレクトレバーのRレンジからNレンジあるいはPレンジへの操作が行われると、作動油の温度を検出する油温センサ400からの油温情報を取得する自動変速機コントロールユニットCUからの指令により、発進クラッチであるリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の作動油の排出速度を調整する。
流量制御弁100は、同軸上に配置されたスプール101と、スプール101を図示下方向に付勢するスプリング105と、スプール101を図示上方向に押圧するソレノイド102とから構成されている。
また、ソレノイド102は、可動子103とコイル104とから構成され、コイル104を励磁し、スプリング105の付勢力に対抗して、スプール101と当接している可動子103を移動させることで、スプール101を図示上方向に押圧する。
これにより、コイル104を非励磁とすると、スプリング105の付勢力により、スプー101は、フォワード油路204と連通する連通ポート106とフォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13と連通する連通ポート107とを連通する位置となる。
また、コイル104を最大電流値で励磁すると、スプリング105の付勢力に対抗して、可動子103がスプール101を図示上方向へ移動させ、ドレンポート108と連通ポート107とを連通する位置となる。
さらに、図1に示すように、コイル104を最大電流値の半分程度で励磁すると、可動子103がスプール101を図示上方向へ移動させ、連通ポート107がドレンポート108とも連通ポート106の両方に連通しない位置となる。
すなわち、コイル104に与える電流値を変化させ、スプール101の位置を変更することで、連通ポート107と、連通ポート106あるいはドレンポート108との連通する開度を連続的に変化させることができる。
なお、流量制御弁100の各ポートは、マニュアル弁との連通ポート204、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13との連通ポート107、ドレンポート108の順に配置されている。
これにより、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13との連通ポート107が、マニュアル弁との連通ポート204、ドレンポート108の両ポートと連通しない位置にすることができ、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13内の油圧を保持することができる。
同様に、流量制御弁110は、同軸上に配置されたスプール111と、スプール111を図示下方向に付勢するスプリング115と、スプール111を図示上方向に押圧するソレノイド112とから構成されている。
また、ソレノイド112は、可動子113とコイル114とから構成され、コイル114を励磁し、スプリング115の付勢力に対抗して、スプール111と当接している可動子113を移動させることで、スプール111を図示上方向に押圧する。
これにより、コイル114を非励磁とすると、スプリング115の付勢力により、スプー111は、図示するように、リバース油路202と連通する連通ポート116とリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15と連通する連通ポート117とを連通する位置となる。
また、コイル114を最大電流値で励磁すると、スプリング115の付勢力に対抗して、可動子113がスプール111を図示上方向へ移動させ、ドレンポート118と連通ポート117とを連通する位置となる。
さらに、図1に示すように、コイル114を最大電流値の半分程度で励磁すると、可動子113がスプール111を図示上方向へ移動させ、連通ポート117がドレンポート118とも連通ポート116の両方に連通しない位置となる。
すなわち、コイル114に与える電流値を変化させ、スプール111の位置を変更することで、連通ポート117と、連通ポート116あるいはドレンポート118との連通する開度を連続的に変化させることができる。
なお、流量制御弁110の各ポートは、マニュアル弁との連通ポート114、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15との連通ポート117、ドレンポート118の順に配置されている。
これにより、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15との連通ポート117が、マニュアル弁との連通ポート214、ドレンポート118の両ポートと連通しない位置にすることができ、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の油圧を保持することができる。
図2(a)は、実施形態1の作動油が低温時の作動を説明する油圧回路図、(b)は、作動油が高温時の作動を説明する油圧回路図である。
図2(a)に示すように、油温センサ400からの油温情報により、作動油が低温であるときには、作動油の粘度が高く排出速度が遅いので、流量制御弁100のドレンポート108と連通ポート107とをその開度が大きくなるようにして連通させて、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13内の作動油の排出速度を速くし、フォワードクラッチFWDCを解放するようにしている。
すなわち、マニュアル弁6の第2ドレン油路207より上流側の流量制御弁100のドレンポート108を大きく開口して、フォワードクラッチ圧室13内の作動油を排出することにより、排出速度をより速くすることができる。
なお、流量制御弁110も同様に、流量制御弁110のドレンポート118と連通ポート117とをその開度が大きくなるようにして連通させて、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の作動油の排出速度を速くし、リバースブレーキREVBを解放するようにしている。
図2(b)に示すように、油温センサ400からの油温情報により、作動油が高温であるときには、作動油の粘度が低く排出速度が速いので、流量制御弁100のドレンポート108と連通ポート107とをその開度が小さくなるようにして連通させて、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13内の作動油の排出速度を遅くし、フォワードクラッチFWDCを解放するようにしている。
すなわち、マニュアル弁6の第2ドレン油路207より上流側の流量制御弁100のドレンポート108を小さく開口して、フォワードクラッチ圧室13内の作動油を排出することで、排出速度をより遅くすることができる。
なお、流量制御弁110も同様に、流量制御弁110のドレンポート118と連通ポート117とをその開度が小さくなるようにして連通させて、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の作動油の排出速度を遅くし、リバースブレーキREVBを解放するようにしている。
なお、油温センサ400に代えて、直接、粘度センサにより作動油の粘度を測定してもよい。
また、油温センサ400または粘度センサに加えて、エンジン回転数に応じて、排出速度を設定してもよい。
例えば、エンジン回転数が所定回転数より高い場合には、Dレンジ→Nレンジ→Rレンジへのドライバによるセレクトレバーの操作が行われる可能性が高いので、排出速度をより高くする。
これにより、作動油の温度に応じて、流量制御弁100のドレンポート108と連通ポート107とを連通する開度を設定しているので、排出速度を調整でき、作動油の温度にかかわらずショックとタイムラグを両立することができる。
図3は、実施形態1の走行レンジから非走行レンジへ切り換えられたときの制御処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、所定の演算周期で繰り返し実行される。
ステップS1では、走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)から非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったか否かを判定する。
走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)から非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったときには、ステップS2へ進み、走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)から非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作がないときには、ステップS6へ進む。
ステップS2では、油温センサ400からの作動油の温度情報を取得し、あらかじめ設定した特性である油温―ドレンポート開度のマップより、目標ドレンポート開度を取得する。
ステップS3では、取得した目標ドレンポート開度になるように流量制御弁100または流量制御弁110に、自動変速機コントロールユニットCUが指令を出し、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の作動油の排出を開始し、流量制御弁100または流量制御弁110による排出の過渡制御(流量制御)を実行する。
ステップS4では、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の作動油の排出が完了し、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの解放が完了したか否かを判定する。
締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの解放が完了しているときには、ステップS5へ進み、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの解放が完了していないときには、ステップS3へ戻る。
ステップS5では、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの解放制御(油圧=0)を実行する。
ステップS6では、走行レンジであるため、セレクトソレノイド弁30による調圧制御によって、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの締結制御(圧力制御)を継続する。
これにより、作動油の温度に応じて、流量制御弁100のドレンポート108と連通ポート107を連通する開度あるいは、流量制御弁110のドレイポート118と連通ポート117を連通する開度を設定しているので、排出速度を調整でき、作動油の温度にかかわらず、解放によるショックとタイムラグを両立することができる。
図4は、実施形態1の非走行レンジから走行レンジへ切り換えられたときの制御処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、所定の演算周期で繰り返し実行される。
ステップS11では、非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったか否かを判定する。
非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったときには、ステップS12へ進み、非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作がないときには、ステップS16へ進む。
ステップS12では、油温センサ400からの作動油の温度情報を取得し、あらかじめ設定した特性である油温―締結要素との連通ポート開度のマップより、目標連通ポート開度を取得する。
ステップS13では、取得した目標連通ポート開度になるように流量制御弁100または流量制御弁110に、自動変速機コントロールユニットCUが指令を出し、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内への作動油の供給を開始し、流量制御弁100または流量制御弁110による供給の過渡制御(流量制御)を実行する。
その際、前記フォワードクラッチ圧室13またはリバースブレーキ圧室15へ供給される作動油の圧力を、セレクトソレノイド弁30で調圧制御する。
ステップS14では、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内への作動油の供給が完了し、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの締結が完了したか否かを判定する。
締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの締結が完了しているときには、ステップS15へ進み、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの締結が完了していないときには、ステップS13へ戻る。
ステップS15では、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBのセレクトソレノイド弁30による締結制御(圧力制御)を継続する。
ステップS16では、非走行レンジであるため、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBの解放制御(油圧=0)を継続する。
これにより、作動油の温度に応じて、流量制御弁100の連通ポート106と連通ポート107を連通する開度あるいは、流量制御弁110の連通ポート116と連通ポート117を連通する開度を設定しているので、供給速度を調整でき、作動油の温度にかかわらず、締結によるショックとタイムラグを両立することができる。
以上説明したように、実施形態1にあっては下記の作用効果が得られる。
(1)マニュアル弁6とフォワードクラッチ圧室13間のフォワード油路204あるいは、マニュアル弁6とリバースクラッチ圧室15間のリバース油路202には、流量制御弁100あるいは流量制御弁110を配置し、走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)から非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったときには、作動油の温度を検出する油温センサ400からの油温情報を取得する自動変速機コントロールユニットCUからの指令により、発進クラッチであるフォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13あるいはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内からの作動油の排出速度を調整するようにした。
よって、作動油の温度に応じて、流量制御弁100のドレンポート108と連通ポート107を連通する開度あるいは、流量制御弁110のドレイポート118と連通ポート117を連通する開度を設定しているので、排出速度を調整でき、作動油の温度にかかわらず、解放によるショックとタイムラグを両立することができる。
(2)マニュアル弁6とフォワードクラッチ圧室13間のフォワード油路204あるいは、マニュアル弁6とリバースクラッチ圧室15間のリバース油路202には、流量制御弁100あるいは流量制御弁110を配置し、非走行レンジ(PレンジまたはNレンジ)から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)へのドライバのセレクトレバーの操作があったときには、作動油の温度を検出する油温センサ400からの油温情報を取得する自動変速機コントロールユニットCUからの指令により、発進クラッチであるフォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13あるいはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内への作動油の供給速度を調整するようにした。
よって、作動油の温度に応じて、流量制御弁100の連通ポート106と連通ポート107を連通する開度あるいは、流量制御弁110の連通ポート116と連通ポート117を連通する開度を設定しているので、供給速度を調整でき、作動油の温度にかかわらず、締結によるショックとタイムラグを両立することができる。
(3)流量制御弁100の各ポートは、マニュアル弁との連通ポート204、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13との連通ポート107、ドレンポート108の順に配置し、流量制御弁110の各ポートは、マニュアル弁との連通ポート114、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15との連通ポート117、ドレンポート118の順に配置するようにした。
よって、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13との連通ポート107が、マニュアル弁との連通ポート204、ドレンポート108の両ポートと連通しない位置にすることができ、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13内の油圧を保持することができるとともに、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15との連通ポート117が、マニュアル弁との連通ポート214、ドレンポート118の両ポートと連通しない位置にすることができ、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15内の油圧を保持することができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2の油圧回路を示す図である。
実施形態1とは異なり、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBに供給する締結油圧を調圧するセレクトソレノイド弁30を廃止し、流量制御弁100あるいは流量制御弁110に、調圧機能を付加している。
すなわち、締結油圧を高めるときには、フォワード油路204と連通する連通ポート106またはリバース油路202と連通する連通ポート116と、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13と連通する連通ポート107またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15と連通する連通ポート117と連通し、締結油圧を低めるときには、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室13と連通する連通ポート107またはリバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室15と連通する連通ポート117と、ドレンポート108またはドレンポート118と連通することにより、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBに供給する締結油圧を調圧するようにした。
その他の構成は実施形態1と同じであるため、実施形態1と共通する構成については実施形態1と同じ符号を付して、説明を省略する。
次に、作用効果を説明する。
実施形態2にあっては、実施形態1の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
(1)流量制御弁100あるいは流量制御弁110に、調圧機能を付加するようにした。
これにより、実施形態1では、セレクトソレノイド弁30によって、実行していた締結要素の締結制御(圧力制御)や、開放状態の締結要素を締結する際の供給過渡制御中の圧力制御も、流量制御弁100あるいは流量制御弁110によって行う。
よって、締結要素であるフォワードクラッチFWDCまたはリバースブレーキREVBに供給する締結油圧を調圧するセレクトソレノイド弁30を廃止することができるので、コストを抑えることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態を実施形態に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施形態に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
6 マニュアル弁
100 流量制御弁
106 マニュアル弁との連通ポート
107 フォワードクラッチとの連通ポート
108 ドレンポート
110 流量制御弁
116 マニュアル弁との連通ポート
117 リバースブレーキとの連通ポート
118 ドレンポート
202 マニュアル弁とリバースブレーキを連通する油路
204 マニュアル弁とフォワードクラッチを連通する油路
CU 自動変速機コントロールユニット(コントローラ)
FWDC フォワードクラッチ(締結要素)
REVB リバースブレーキ(締結要素)

Claims (5)

  1. 複数の締結要素と、
    油圧源と前記締結要素との作動油の連通もしくは遮断を、走行レンジあるいは非走行レンジへのセレクトレバーの操作に連動して切換えるマニュアル弁と、
    前記マニュアル弁と締結要素を連通する油路に配置され、マニュアル弁との連通ポート、前記締結要素との連通ポート、ドレンポートを備える流量制御弁と、
    前記流量制御弁を制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、前記セレクトレバーの走行レンジから非走行レンジへの操作時の前記締結要素の作動油の排出時には、あらかじめ設定した特性に基づき、前記流量制御弁のドレンポートの開度を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記コントローラは、前記セレクトレバーの非走行レンジから走行レンジへの操作時の前記締結要素への作動油の供給時には、あらかじめ設定した特性に基づき、前記流量制御弁の前記締結要素との連通ポートの開度を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記流量制御弁は、マニュアル弁との連通ポート、前記締結要素との連通ポート、ドレンポートを備え、
    マニュアル弁との連通ポート、前記締結要素との連通ポート、ドレンポートの順に配置されている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記あらかじめ設定した特性は、前記作動油の温度、または、前記作動油の粘度に基づき設定されている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記流量制御弁は、調圧機能を有し、前記締結要素へ供給する作動油の圧力を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機。
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